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JP2005073328A - 電気車輌用電源装置 - Google Patents

電気車輌用電源装置 Download PDF

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JP2005073328A JP2003297228A JP2003297228A JP2005073328A JP 2005073328 A JP2005073328 A JP 2005073328A JP 2003297228 A JP2003297228 A JP 2003297228A JP 2003297228 A JP2003297228 A JP 2003297228A JP 2005073328 A JP2005073328 A JP 2005073328A
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Abstract

【課題】 バッテリの補水を頻繁に行わなくてもバッテリの性能を維持でき、電気車輌が必要とする電力を安定して供給できる電気車輌用電源装置を提供する。
【解決手段】 バッテリ2には、負荷回路4に必要な電力容量より小さい電池容量のシール型バッテリユニットを複数個直列接続したものを用いる。シール型バッテリユニットの接続個数は、負荷回路4に必要な電力容量と出力電圧を提供できるエネルギー量を蓄積するのに十分な個数である。シール型バッテリ2は電気車輌との間に漏洩電流が漏れる虞が無いので、シール型バッテリ2の充電回路には絶縁型トランスを用いる必要は無く、トランスレスのDC/DCコンバータ14が採用される。DC/DCコンバータ14は、バッテリの充電を制御するだけでなく、負荷回路20を駆動するときにバッテリ2の高い電圧をより低い適切な出力電圧に降圧して負荷回路20に供給する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、バッテリフォークリフトなどの電気車輌に搭載され、充電式バッテリからの給電で電気車輌内の各種回路を駆動するための電気車輌用電源装置に関する。
従来より、バッテリフォークリフトなどの電気車輌には、充電式のバッテリ及びバッテリからモータ等の負荷回路への電力供給を制御するDC/DCコンバータなどを備えた電気車輌用電源装置が搭載されている。バッテリには、通常、電解液を補充するための開口が設けられた開放型バッテリが用いられている。開放型バッテリの製品は電池容量の種類が豊富である(例えば、電池容量が160〜600Ahの範囲で45種類以上の製品が存在する)ため、電気車輌の種類や最大パワー等に応じて最適な電池容量のバッテリを選ぶことができる。
しかしながら、開放型バッテリはその構造上及び原理上の要因により、電解液に対して頻繁に補水を行わないと、バッテリのパワーが低下したり、充電しても充分なパワーが得られなかったりして、バッテリの寿命がかなり短くなるという問題がある。
さらに、開放型バッテリは、電解液注入口からバッテリケーシング表面に渡って導電性の汚れが付着していたりすると、充電時に、その導電性の汚れを通ってバッテリから電気車輌の金属製フレームへと電流が漏れることがある。従来、この漏電を防止するために充電器に絶縁トランスを設けているが、絶縁トランスが大型で大重量であるという問題がある。
尚、バッテリの寿命が短いという問題に関連して、特許文献1に、汎用の鉛蓄電池(つまり、開放型バッテリ)とDC/DCコンバータの組を複数組並列接続し、それぞれのバッテリの実容量に応じて負荷電流を分担しながら負荷の電動機へ高負荷電流を供給する技術が開示されている。この技術によれば、バッテリ容量に応じて最適な電流分担を行うのでそれぞれのバッテリの寿命を延ばすことができると共に、1つのバッテリ系統のみが早くダウンすることがなくなるので、システム全体から見たバッテリ寿命を延ばすことができる。
また、バッテリが供給できるパワーが充分でないという問題に関連して、特許文献2には、バッテリの時定数より時定数の小さい大容量コンデンサをバッテリに並列に接続し、大容量コンデンサがバッテリの応答速度より早い応答速度で負荷のモータに電力を供給することにより、バッテリの容量が負荷容量より小さくても所望の負荷電流を供給することができる技術が開示されている。例えば、モータ負荷を急変したときには過度的に大容量コンデンサからモータへ電力を供給し、定常時はバッテリからモータへ電力を供給することによって、比較的小さな容量のバッテリでも安定して負荷へ所望の電力を供給することができる。
特開2002−312762号公報(段落番号0017〜0033、及び図1参照) 特開2002−315109号公報(段落番号0015〜0027、及び図1参照)
しかし、特許文献1及び2に記載のいずれの技術によっても、開放型バッテリがその構造上及び原理上もっている補水を頻繁に行わないと性能が低下するという問題を解決することはできないし、また、充電時の漏洩電流の問題も解消できない。
本発明の目的は、バッテリに対して補水などのメンテナンスを頻繁に行わなくてもバッテリの性能を維持でき、電気車輌が必要とする電力を安定して供給できる電気車輌用電源装置を提供することにある。
本発明一つの態様に従う電気車輌用電源装置は、特定の電池容量をもつシール型バッテリユニットを複数個直列に接続して構成された充電式のバッテリと、前記バッテリの出力電圧を入力し、入力電圧を降圧して出力する電流制御型のDC/DCコンバータと、負荷回路に所望の電力が供給されるよう前記DC/DCコンバータの出力電圧を制御するコントローラとを備える。
このような構成の電気車輌用電源装置によれば、シール型バッテリを使用しているので補水などのメンテナンス作業を頻繁に行わなくてもバッテリの性能を維持できる。また、シール型バッテリは、その構造上、電気車輌の金属製フレームから実質的に完全に絶縁され、充電時に漏洩電流が流れるおそれがない。そのため、バッテリの充電器をトランスレスにして、電気車輌用電源装置を小型軽量化することができる。複数個のシール型バッテリユニットを直列接続して高い出力電圧をもつバッテリを構成し、このバッテリの出力電圧をDC/DCコンバータで降圧して出力し、そして、所望の電力を負荷回路に供給できるようDC/DCコンバータの出力電圧を制御することにうより、バッテリの寿命を長期化して安定して負荷に電力を供給できる。直列接続されるシール型バッテリユニットの個数を選ぶことで、特定種類のシール型バッテリを用いて種々の電気車輌の負荷容量に対応できる電源装置を構成することができる。
上述したバッテリとDC/DCコンバータの組を並列又は直列に複数組備えるようにしてもよい。このような組を並列に複数組設けた場合、バッテリの出力電圧を(よってDC/DCコンバータの耐圧も)ことさら高くすることなしに電力容量を増大させることができる。また、この場合、それぞれのバッテリの出力電流を対応するDC/DCコンバータによって個別に制御することができるので、複数組のバッテリをバランスよく使用することができる。一方、上記の組を直列に複数組設けた場合、出力電圧の可変範囲を拡大することができる。
また、上記コントローラは、バッテリの充電状態を検出し、検出された充電状態に応じてDC/DCコンバータの出力電圧又は出力電流を制御するようにすることができる。これにより、バッテリの充電状態に応じて電気車輌の作業能力を調節して、バッテリを酷使することを防止できるので、バッテリの性能劣化を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明における電気車輌用電源装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる電気車輌用電源装置の全体的な概略構成を示す。
図1に示すように、バッテリフォークリフトなどの電気車輌1上に、充電式バッテリ2や充電・電源制御回路3などからからなる電気車輌用電源装置10と、モータドライバ/コントロールパネル/その他種々の車輌機能用回路(以下、モータドライバ等という)4及びモータ5などを含む負荷回路20が搭載されている。
なお、電気車輌用電源装置10の出力電圧は、モータドライバ等4に含まれる種々の回路の多くの定格電源電圧(例えば、48V、12V、5Vなど)よりも高く設定されている(加えて、後述するように、所定の電圧範囲で意図的に増減される)ため、電気車輌用電源装置10の出力電圧からモータドライバ等4内のそれぞれの回路の電源電圧を生成するためのレギュレータが必要であるが、それらレギュレータは図1ではモータドライバ等4のブロックに含まれているものとして、図示省略してある。
図1において、充電・電源制御回路3は、バッテリ2から負荷回路20への電力供給(負荷回路20からの電力回生も含む)を制御したり、バッテリ2への充電電流の制御を行なったりするものである。充電・電源制御回路3は、バッテリ2と負荷回路20との間に接続されており、また、充電時に工場等の所定の外部電源、例えば3相200V交流電源6、のソケット9に差し込むためのプラグ8を有している。電気車輌1の動作時には、充電・電源制御回路3は、バッテリ2からモータドライバ等4へ車輌動作に必要な電力を供給する。また、バッテリ2の充電時には、充電・電源制御回路3は、工場等に設けられた3相200V交流電源6と接続して、バッテリ2へ充電電力を供給する。充電・電源制御回路3は、絶縁型トランスを用いたバッテリ充電回路は有しておらず、代わりに、トランスを用いないDC/DCコンバータ14(図2)を用いたバッテリ充電回路を有しており、その詳細な構成は後に説明する。このDC/DCコンバータ14(図2)は、電流制御型のものであって、負荷回路20が必要とする出力電圧と電池容量を作り出すために、以下に説明するバッテリ2と組み合わさって重要な役割を果たす。
図1において、バッテリ2は、開放型バッテリではなく、シール型(密閉型)バッテリユニットを複数個直列接続したものである。因みに、シール型バッテリには、鉛、ニッケル水素、リチウムイONなどの幾つかのタイプがある。これらのシール型バッテリユニットは、バッテリ内部が実質的に密閉されて外部から実質的に完全に絶縁されている(バッテリ呼吸用の微小開口はあるが、バッテリ内部と外部との間で電流が漏れる虞のあるような開口は全くない)。そのため、シール型バッテリユニットを直列接続してなるバッテリ2は、バッテリ2と車輌フレーム間に漏洩電流が流れる虞は無く、また、開放型バッテリのように補水等のメンテナンスを頻繁に行わないと性能が低下するという問題もない。
しかし、シール型バッテリユニットには、市場に出ている製品群の電池容量の種類が極めて少なく、かつ、その電池容量は電気車輌が必要とする電池容量よりかなり小さいという問題がある。例えば、ある種の電気車輌は400Ah程度の電池容量を必要とするところ、シール型の鉛電池ユニットの場合は、通常、28Ah、38Ah、60Ah、及び150Ahの4種類程度の小さい電池容量の製品しか市場に存在ない。そのため、電気車輌の種類や走行パワーに対応して最適な電池容量のシール型バッテリを選択することが現実的に不可能である。また、今後、電気車輌の種類に応じて最適な電池容量をもつシール型バッテリの種類を開発することは、開発コストが増大したり、市場のニーズがあるか否かが不明であるなど、リスクが大きいので得策とはいえない。
そこで、図1に示した電気車輌用電源装置10では、特定の小さい電池容量をもつシール型バッテリユニットを複数個直列に接続してバッテリ2を構成するとともに、このバッテリ2に、DC/DCコンバータを内蔵した充電・電源制御回路3(その具体的な構成例は図2に示されている)を接続し、この充電・電源制御回路3内のDC/DCコンバータ14(図2)によって、バッテリ2から、負荷回路20が必要とする出力電力と電池容量を作り出すようにしている。
すなわち、負荷回路20が必要とする電池容量と出力電圧を実現するために必要なエネルギー量を満たすのに必要な個数の小容量シール型バッテリユニットを直列に接続してバッテリ2を構成する。すると、バッテリ2の出力電圧は、負荷回路20が必要な出力電圧よりもかなり高い電圧になる。そこで、このバッテリ2の高い出力電圧を、充電・電源制御回路3内のDC/DCコンバータにより、負荷回路20が必要とする低い出力電圧に変換して負荷回路20に供給する。
ここに一つの具体例を挙げる。一般的な開放型鉛蓄電池を用いた従来の電気車輌用電源装置の出力電圧は例えばDC48Vであり、電池容量は例えば400Ahであるが、これと同じ能力を図1の電気車輌用電源装置10で実現する場合を例に挙げる。この場合、バッテリ2に蓄積されるべきエネルギー量Pkは、
Pk=400Ah×48V=19200VAh
である。ここで、バッテリ2を構成するために、例えば電池容量が60Ahで出力電圧が12Vであるシール型鉛蓄電池ユニットを用いることとする。1個のシール型鉛蓄電池ユニットの蓄積エネルギー量Psは、
Ps=60Ah×12V=720VAh
である。よって、負荷回路20に必要なエネルギー量を満足させるシール型鉛蓄電池ユニットの直列個数Sは、
S=19200VAh÷720VAh≒27(個)
となる。すなわち、電池容量が60Ahで出力電圧が12Vのシール型鉛蓄電池ユニットを27個直列に接続することで、バッテリ2が構成される。このバッテリ2の出力電圧Eは、
E=12V×27(個)=324V
となる。このバッテリ2の出力電圧324Vを、充電・電源制御回路3内のDC/DCコンバータ14(図2)によって、負荷回路20に供給すべき48Vに降圧して出力する。なお、この例では、車両用電源装置10の出力電圧を仮にDC48Vとして説明したが、実際には、後述するように、出力電圧は或る電圧範囲内で意図的に増減されるようになっており、この出力電圧の増減も充電・電源制御回路3内のDC/DCコンバータ14(図2)によって行われるようになっている。
上記構成によれば、単一種類の小容量シール型バッテリユニットを用いて、所望の電力容量と出力電圧を実現することができる。すなわち、単一種類の小容量シール型バッテリユニットを用いて、能力の異なる複数種類の電気車輌用電源装置を構成することができる。従って、シール型バッテリの製品群が限定されていても問題は無く、特定の電気車輌に専用の能力を持つシール型バッテリを新たに開発する必要は無い。
さて、図1の構成において、バッテリ2を充電する際には、交流電源6に充電・電源制御回路3が接続されるが、このとき、電気車輌1の金属製のフレームが交流電源6側の接地ラインに接続されて接地電位となるようになっている。もし、充電中にバッテリ2と電気車輌1のフレームへと漏洩電流が流れたならば、例えば数十mA程度の僅かな漏洩電流が流れただけで、交流電源7側の漏電遮断器7が作動して交流電源6からの電流路を遮断してしまう。この問題を解決するために従来は絶縁型トランスを用いた充電器が使用されていた。これに対し、本実施形態にかかる電気車輌用電源装置10では、バッテリ2として、外部から実質的に完全に絶縁されたシール型バッテリが用いられているため、バッテリ2と車輌フレームとの間に漏洩電流が流れる虞がなく、よって、上記のような漏電遮断器7が作動する問題が生じない。それ故に、充電・電源制御回路3の充電回路には、絶縁型トランスを用いる必要がなく、それに代えて、トランスレスのDC/DCコンバータが用いられている。その結果、充電・電源制御回路3は小型軽量になることができる。
さらに、DC/DCコンバータを採用することで、設定した時間の範囲内で満充電を完了させるような充電制御を行うことが可能になる。すなわち、DC/DCコンバータは微細な充電制御を行うことができるという特徴をもつ。例えば、DC/DCコンバータは、複数段階の定電流制御によって充電を行うことができ、1段階目の充電電流値はバッテリの電極を損傷させない範囲内でかなり自由に設定することができる。この特徴を利用して、充電・電源制御回路3は、充電開始前にユーザに所望の充電時間を設定させ、その充電時間で満充電が完了するように各段階の充電電流を自動計算し設定した上で充電を開始して、各段階の充電電流を対応する設定値に制御することができる。例えば、1段階目の充電電流値を高く設定して短時間で満充電にすることもできるし、1段階目の充電電流値を比較的低く設定して長時間で満充電にすることもできる。このように、あらかじめ所望の充電時間を設定しておけば、充電・電源制御回路3が、所望の充電時間以内に満充電となるように1段階目又はそれ以降の段階の充電電流値を自動的に決めて制御することができる。
また、電流容量の大きい急速充電対応のシール型バッテリを採用した場合、急速充電対応の開放型バッテリを採用した場合に比べて、充電開始から車輌稼動開始までの実質的な充電時間がより短くなるという利点も得られる。すなわち、開放型バッテリは、急速充電を行うと大量の熱が発生するため、充電完了後にかなりの長時間(例えば、充電に要した時間と同程度の長さの時間)冷却を行わないと、車輌稼動を開始できないのに対して、シール型バッテリの場合は急速充電しても大した熱は発生しないので、充電完了後に冷却せずに実質的に直ちに車輌稼動を開始できる。そのため、急速充電を作業の都合に合わせて随時に(例えば、作業者の休憩時間などに)繰り返しながら、車輌を実質的に24時間継続的に稼動させることができる。
図2は、本実施形態にかかる電気車輌用電源装置10の回路構成を示す。尚、図2は、バッテリ充電のために電気車輌用電源装置10が3相200V交流電源6に接続された状態を示しているが、勿論、充電時以外の時には、電気車輌用電源装置10は3相200V交流電源6から切り離されている。
図2に示される電気車輌用電源装置10において、バッテリ2を除いた部分が図1に示した充電・電源制御回路3に相当する部分であり、これは、バッテリ2から電気車輌に電力を供給するための電源制御系統と、バッテリ2を充電するための充電系統とから構成されている。
電気車輌用電源装置10の電源制御系統には、シール型バッテリ2と、このバッテリ20と負荷回路20との間に接続されたDC/DCコンバータ14と、DC/DCコンバータ14の負荷回路20側端子に負荷回路20と並列に(つまり、負荷回路20から見るとDC/DCコンバータ14と並列に)接続された大容量コンデンサ15と、DC/DCコンバータ14の動作を制御するためのコントローラ18が含まれている。
DC/DCコンバータ14は、半導体スイッチング素子を用いたトランスレスの構成を有する双方向に電力変換可能な回路であって(その具体的構成例については後に説明する)、車輌動作時には、バッテリ20の出力電圧を、所定の電圧範囲内の電圧に変換して負荷回路20側へ出力し、そして、図2中の矢印bに示すようにバッテリ2から負荷回路20への電力を供給するとき(例えば、モータ5の力行時)、及び図2中の矢印aに示すように負荷回路2からバッテリ2へ電力が返還されるとき(例えば、モータ5の回生時)の双方のときの電力変換制御を、スイッチング素子の働きにより行う。
コントローラ18は、負荷回路20と同様、DC/DCコンバータ14から電源を得て動作する。なお、DC/DCコンバータ14の出力電圧からコントローラ18の定格電源電圧(例えば、12V、5Vなど)を生成するためのレギュレータは、図2ではコントローラ20のブロックに含まれているものとして、図示省略してある。このコントローラ18は、負荷回路20の状態やその他の図示しない運転指示情報やセンサ情報等に基づいて、DC/DCコンバータ14が電力制御を適切に行うよう、DC/DCコンバータ14の状態やスイッチング素子のデューティ(通電率:一周期内のON時間の割合)を制御して、DC/DCコンバータ14の出力電圧を制御する。
大容量コンデンサ15は、例えばファラッドオーダの容量をもつもので、負荷急変時(負荷回路20へ供給すべき電力又は負荷回路20から返還される電力の急変時)に、負荷回路20へ所望電力を急速放出したり、負荷回路20から返される電力を急速吸収したりするためのものである。なお、この大容量コンデンサ15による電力の放出/吸収を効果的に行うために、コントローラ18は、DC/DCコンバータ14を制御してその出力電圧を所定の電圧範囲で意図的に増減することができる。例えば、出力電圧の可変範囲の最低値がEで最高値が2Eである場合、大容量コンデンサ15に蓄積可能な最大エネルギー量に対する大容量コンデンサ15から放出させたり吸収させたりして利用することができるエネルギー量の比率(大容量コンデンサ15の使用効率)は75%程度という非常に高い値である。
電気車輌用電源装置10の充電系統には、3相200V交流電源6に接続するためのプラグ8と、充電時のみON状態にされる充電スイッチ11と、3相200Vを整流して直流電圧を生成する整流器12と、整流器12からの直流電圧を入力してこれをバッテリ充電に必要な所定の目的電圧に降圧又は昇圧して出力する降圧/昇圧器13とが含まれる。さらに、この充電系統には、上述したDC/DCコンバータ14及びコントローラ18と、充電時に降圧/昇圧器13及びDC/DCコンバータ14などの3相200V交流電源6に接続された回路から負荷回路20やコントローラ18を切り離すための保護スイッチ16と、保護スイッチ16をバイパスするように設けられた絶縁型DC/DCコンバータ19が含まれる。
降圧/昇圧器13の出力端子は、DC/DCコンバータ14の負荷回路20側の端子に接続されている。そして、バッテリ充電時、DC/DCコンバータ14は、図2中矢印aに示すように降圧/昇圧器13からバッテリ2へと電流を流すように動作して、バッテリ2の充電を行なう。その際、DC/DCコンバータ14は、バッテリ2の充電電流が所定の設定電流値に一致するように定電流制御を行なう。
保護スイッチ16は、車輌動作時にはON状態になっていてDC/DCコンバータ14及び大容量コンデンサ15を負荷回路20及びコントローラ18に接続しているが、バッテリ充電時にはOFF状態になって、降圧/昇圧器13やDC/DCコンバータ14などの3相200V交流電源6に接続された回路と負荷回路20及びコントローラ18との間の電気的接続を遮断する(つまり、前者から後者を電気的に絶縁する)。
絶縁型DC/DCコンバータ19は、高周波自励発振回路と高周波絶縁型トランスを用いた小型軽量の小容量DC/DCコンバータであって、充電時に保護スイッチ16がOFF状態にあるとき、降圧/昇圧器13の出力電圧を、負荷回路20中の充電中も作動している必要がある所定回路(例えば、コントロールパネル等の所定のパイロットランプなど)やコントローラ18の駆動に必要な電圧(例えば48V)に変換して負荷回路20及びコントローラ18に供給し、それにより、充電時においてコントローラ18が充電制御を行ったり負荷回路20中の上記パイロットランプ等の所定回路が作動することができようにする。高周波絶縁型トランスにより、絶縁型DC/DCコンバータ19の入力側(降圧/昇圧器13側)と出力側(負荷回路20及びコントローラ18側)は互いに電気的に絶縁されている。
コントローラ18は、充電時には、上述の充電スイッチ11、保護スイッチ16及びDC/DCコンバータ14などを制御する。すなわち、充電を開始しようとする際には、コントローラ18は、予め設定された充電時間でバッテリ2の満充電を完了するように、設定された充電時間に基づいて充電の複数段階の充電電流値を自動計算して設定する。そして、コントローラ18は、保護スイッチ16をターンOFFし、続いて充電スイッチ11をターンONすることにより、充電を開始する。充電中は、コントローラ18は、充電中の複数段階における充電電流がそれぞれの段階の設定電流値に一致するようにDC/DCコンバータ14のスイッチング素子のデューティを制御する。充電が完了すると、コントローラ18は、充電スイッチ11をターンOFFし、続いて保護スイッチ16をターンONすることにより、充電を終了する。
尚、図2に示すように、この実施形態では、大容量コンデンサ15が保護スイッチ16よりもDC/DCコンバータ14の側に配置されているが、これに代えて、大容量コンデンサ15を保護スイッチ16よりも負荷回路20側に配置してもよい。しかし、図示のように大容量コンデンサ15が保護スイッチ16よりDC/DCコンバータ14側に配置された場合には、充電時にバッテリ2だけでなく大容量コンデンサ15も充電されることになるので都合が良い。
充電が終わった後電気車輌1が動作するときには、保護スイッチ16がONで充電スイッチ11がOFFになっている状態で、コントローラ18は、制御信号S2によってDC/DCコンバータ14を制御して、DC/DCコンバータ14の電流方向が力行時に図の矢印bの方向になるように、また回生時には図の矢印aの方向になるようにするとともに、DC/DCコンバータ14を流れる電流を所望値に制御する。負荷の急変は、大容量コンデンサ15によって即応されるので、負荷回路20は常に安定した動作を行うことができる。
図3は、本発明の第2の実施の形態にかかる電気車輌用電源装置10´の回路構成図である。この電気車輌用電源装置10´も、図1に示した電気車輌用電源装置10と同様に電気車輌1上に搭載される。
図3に示す電気車輌用電源装置10´は、図2に示したものと同様の構成のシール型バッテリとDC/DCコンバータの組を複数個並列に大容量コンデンサに接続したものである。すなわち、或る一つの種類のシール型バッテリユニットを所定の複数個数だけ直列接続してなる第1のバッテリ21及びこれに接続された第1のDC/DCコンバータ22の組と、同種類のシール型のバッテリユニットを同個数だけ直列接続してなる第2のバッテリ23及びこれに接続された第2のDC/DCコンバータ24の組が、共通の大容量コンデンサ15に対して並列に接続されている。保護スイッチ16は、図2に示した保護スイッチ16と同じ働きをする。コントローラ28は、図2に示したコントローラ18と同様に、負荷回路20等の状態に応じて、DC/DCコンバータ22、24及び保護スイッチ25などを制御する。なお、図3では2組のバッテリ及びDC/DCコンバータを並列接続したが、負荷回路20が必要とする電力容量に応じて、さらに多くのバッテリ及びDC/DCコンバータの組を並列接続することもできる。
図3に示す構成によれば、図2に示した構成を採用した場合に比べて、同程度の電池容量を得るために必要な個々のバッテリ22、24の出力電圧を(よって、DC/DCコンバータの耐圧レベルも)低くすることが可能であり、或いは、個々のバッテリ22、24の出力電圧を(よってDC/DCコンバータの耐圧レベルも)ことさら高くすることなく電池容量を増大させることができる。
また、図3に示す構成においては、複数のバッテリ21、24の相互間の出力電圧、蓄電量又は劣化状態のバラツキ又はアンバランスが多少なりとも存在するが、このバラツキ又はアンバランスが一層助長されないように、或いは、これをより平衡な状態に是正できるように、コントローラ28は、複数のバッテリ21、24の状態に応じて複数のDC/DCコンバータ22、24の駆動状態を個別に調節できることが望ましい。
また、図3に示す構成において、図示省略されているが、図2に示した充電スイッチ11、整流器12及び降圧/昇圧器13と同様の充電回路も、複数のDC/DCコンバータ22、24に対して共通に又は個別に設けられる。バッテリ21,23を充電する場合、それぞれ対応するDC/DCコンバータ22,24が個別に定電流制御を行い、それぞれのバッテリ21,23の充電を個別に制御する。この場合、コントローラ28は、それぞれのバッテリ21,23のSOC(State Of Charge:充電状態又は蓄電状態)を検出し、それぞれのバッテリ21,23の出力電圧及び温度上昇などに基づいて、DC/DCコンバータ22,24の充電電流を個別に最適値に制御する。また、図2に示した小容量の絶縁型DC/DCコンバータ19と同様のコンバータも、図示省略されているが、図3に示した構成に設けられている。
また、第1のバッテリ21及びDC/DCコンバータ22の組と第2のバッテリ23及びDC/DCコンバータ24の組のいずれか一方を大容量コンデンサ25から切り離し、切り離された方の組のバッテリに対して充電を行ないつつ、接続されている方の組を用いて電気車輌1を駆動制御するというように、それぞれの組ごとに独立した動作を行わせることもできる。
ところで、図3に示した構成では、複数のシール型バッテリとDC/DCコンバータの組を並列に大容量コンデンサに接続することで、個々のバッテリの出力電圧をことさら高くせずに電池容量を増大することができる。これに対し、複数のシール型バッテリとDC/DCコンバータの組を直列に大容量コンデンサ15に接続することにより、出力電圧の可変範囲をより大きくすることができる。また、これら並列接続の構成と直列接続の構成とを組み合わせることもできる。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る電気車両用電源装置の、特に、バッテリに接続されたDC/DCコンバータの部分を詳細に示したものである。
図4に示されたDC/DCコンバータ34は、直並列チョッパ回路として構成され、2セットのバッテリ31、32(それぞれ、所定複数個のシール型バッテリユニットを直列接続したものである)と接続され、系統電圧ライン82、83(このライン82、83に大容量コンデンサ15が接続され、また図示省略されているが、図2又は図3に示したものと同様に保護スイッチ16を介して負荷回路20などが接続される)へ出力する電圧レベルを無段階に制御することができる。コントローラ38は、制御信号S2A、S2B、S2CによりDC/DCコンバータ34の出力電圧を制御する。図4中の充電回路11、12、13は、図2に示した充電スイッチ11、整流器12及び降圧/昇圧器13と同様の回路を1ブロックに纏めて示したものである。
DC/DCコンバータ34は、これら2セットのバッテリ31、32を直列に接続したり切り離したりするためのスイッチング素子、例えば第1のトランジスタ813を有し、これはコントローラ38からの制御信号S1Aにより高速周期でON/OFF駆動される。すなわち、第1のトランジスタ813のエミッタ−コレクタパスが、第1セットのバッテリ31のマイナス端子と第2セットのバッテリ32のプラス端子との間に結合され、また、そのベースが、コントローラ85の駆動出力端子に接続される。
また、第1セットのバッテリ31のプラス端子は第1のインダクタ814を介して、このDC/DCコンバータ34のプラス出力端子82(すなわち、プラスの系統電圧ライン82)に接続され、第2セットのバッテリ32のマイナス端子は第2のインダクタ815を介して、このDC/DCコンバータ34のマイナス出力端子83(即ち、マイナスの系統電圧ライン83)に接続される。また、このDC/DCコンバータ34のマイナス出力端子83と第1セットのバッテリ31のマイナス端子との間に、前者から後者へ向かう方向を順方向とするように第1のダイオード816が接続され、このDC/DCコンバータ34のプラス出力端子82と第2セットのバッテリ32のプラス端子との間に、後者から前者へ向かう方向を順方向とするように第2のダイオード817が接続される。
また、第2のトランジスタ826のエミッタ−コレクタパスが第1のダイオード816の両端子間に接続されていて、第2のトランジスタ826がONになると、第1のダイオード816の両端子間が短絡される。また、第3のトランジスタ827のエミッタ−コレクタパスが第2のダイオード817の両端子間に接続されていて、第3のトランジスタ827がONになると、第2のダイオード817の両端子間が短絡される。第2と第3のトランジスタ826、827のベースは、コントローラ38の2つの充電制御出力端子に夫々接続されていて、コントローラ38からの2つの制御信号S2B、S2Cによりそれそれ第2と第3のトランジスタ826、827がON/OFF動作するようになっている。さらに、このDC/DCコンバータ34のプラスとマイナスの出力端子間に、このDC/DCコンバータ34の出力電圧のノイズを除去するためのコンデンサ818が接続される。なお、ノイズ除去用コンデンサ818は、その容量は高々例えば数十マイクロファラッドであり、ファラッドオーダの容量を有する大容量コンデンサ15とは構成的にも機能的にも全く異質のものである。
上記のように構成されたDC/DCコンバータ34において、バッテリ31、32の充電時には、第2のトランジスタ826及び第3のトランジスタ827がコントローラ38により駆動されて、DC/DCコンバータ34の出力端子82、83に接続された充電器11、12、13からバッテリ31、32へ充電することができる。このとき、第2のトランジスタ826は第1セットのバッテリ31の充電を司り、そのデューティの調節により第1セットのバッテリ31の充電電流を制御することができる。また、第3のトランジスタ827は第2セットのバッテリ32の充電を司り、そのデューティの調節により第2セットのバッテリ32の充電電流を制御することができる。さらに、以下に説明する車輌の動作時において、負荷回路からエネルギーが回生された場合、第3のダイオード821及び第4のダイオード822を通してバッテリ31、32が充電される。
充電が終わった後、車輌の動作時には、第1のトランジスタ813はコントローラ38により駆動されて、所定の高速周期でON/OFF動作を繰り返す。第1のトランジスタ813のデューティは可変であり、コントローラ38によって制御される。第1のトランジスタ813がONのときには、第2セットのバッテリ32、トランジスタ813、第1セットのバッテリ31、第1のインダクタ814、プラス系統電圧ライン82、大容量コンデンサ15(又は負荷回路)、マイナス系統ライン83、第2のインダクタ815を順に通って電流が流れる。このとき、2セットのバッテリ31、32は直列に接続される。
一方、第1のトランジスタ813がOFFのときには、第1セットのバッテリ31、第1のインダクタ814、プラス系統電圧ライン82、大容量コンデンサ15(又は負荷回路)、マイナス系統ライン83、第1のダイオード816という経路を順に通って電流が流れるとともに、第2セットのバッテリ32、第2のダイオード817、プラス系統電圧ライン82、大容量コンデンサ15(又は負荷回路)、マイナス系統ライン83、第2のインダクタ815を順に通っても電流が流れる。このとき、2セットのバッテリ31、32は並列になる。
このように、一周期の動作内で、2セットのバッテリ31、32の直列接続と並列接続が切り替えられる。ここで、バッテリ31、32の各々の電圧をE、トランジスタ813のデューティをαとすると、DC/DCコンバータ34の実質的な出力電圧(つまり、実質的な系統電圧)Vsは、
Vs=(1+α)E
となり、系統電圧Vsは、Eから2Eまでの広い範囲で連続的に可変である。
コントローラ38は、系統電圧Vs、負荷回路20(図示省略)へ供給される負荷電流、DC/DCコンバータ34の出力電流、各バッテリ31、32の出力電流、及び負荷回路から入力される負荷回路の運転状態を表す運転信号(例えば、モータが運転か停止か、モータが力行運転か回生運転か、負荷回路が必要とする電力の大きさなどを表す信号)などを入力し、これらの入力信号に基づいて、第1のトランジスタ813のデューティを調節して系統電圧Vsを制御する。系統電圧Vsを上記Eから2Eまでの範囲で意図的に増減することで、大容量コンデンサ15を効率的に使用して、負荷回路を安定して駆動することができる。例えば、大容量コンデンサ15に蓄積可能な最大エネルギーの75%程度を、大容量コンデンサ15から放出させたり吸収させたりして有効に利用することができる。
上記の例から分かるように(実際はこれほど単純ではないが)、図4に示したDC/DCコンバータ34によれば、大容量コンデンサ15の使用効率が非常に高いという利点が得られる。この利点を生かして、例えば、次のように系統電圧Vsの制御を行うことができる。すなわち、モータの力行時のように負荷回路に大電力を供給する必要があるときには、第1のトランジスタ813のデューティを低めて系統電圧Vsを下げる。系統電圧Vsの低下により、大容量コンデンサ15内で余剰となったエネルギーが大容量コンデンサ15から放出され負荷回路に供給される。また、モータの回生時のように負荷回路から大電力を戻す必要があるときには、第1のトランジスタ813のデューティを高めて系統電圧Vsを上げる。系統電圧Vsの上昇により大容量コンデンサ15内で不足となったエネルギーが負荷回路20から大容量コンデンサ15へ戻される。
このように、負荷回路20が必要とする電力の大きさに応じて、系統電圧Vsを増減させることにより、大電力を大容量コンデンサ15から放出したり吸収したりすることで、DC/DCコンバータ34の出力電力は、大きく変動せずに済み、理想的には負荷回路20が必要とする激しく変動する電力の平均値を出力することになる。このように、DC/DCコンバータ34の出力電力を安定させることができるので、(系統電圧Vsは大きく変動するが、)バッテリ31、32の各々の出力電流も大きく変動せずに済む。
さらに、図4に示したDC/DCコンバータ34は、直並列チョッパ回路として構成されているため、バッテリ31、32の各々の出力電流を小さく抑えることができる。すなわち、DC/DCコンバータ34として直並列チョッパ回路を用いた場合、負荷が電力Pを要求するとき、各々出力電圧Eをもつバッテリ31、32の直列接続時にはP/2Eの負荷電流が、また並列接続時にはP/Eの負荷電流が流れるが、バッテリ一個(複数個のバッテリユニットの直接接続体一セット)あたりの最大電流は直列接続時も並列接続時もP/2Eとなる。つまり、どんな状態においても、バッテリ31、32及びDC/DCコンバータ34の構成素子には、最大でP/2Eの電流しか流れないことになる。このように最大電流が小さいことにより、DC/DCコンバータは小型にすることができき、また、バッテリ31、32の効率及び寿命も向上する。
ところで、図4に示した構成のDC/DCコンバータ34を複数個並列に大容量コンデンサ15に接続することにより、より大きな蓄電容量を得ることができる。また、複数個の同様のDC/DCコンバータ34を直列に大容量コンデンサ15に接続することにより、系統電圧Vsの可変範囲をより大きくすることができる。また、複数個のDC/DCコンバータ34の並列接続と直列接続とを組み合わせることもできる。
ところで、バッテリフォークリフトのような電気車輌には、一般に、電子車輌を走行させるための走行モータやリフトを持ち上げるための油圧ポンプモータ等が負荷回路として含まれているが、これらのモータは入力電圧が高いほど性能が上がる(例えば、リフト速度が速くなる)。しかし、モータの入力電圧を最大どこまで高くできるかは、バッテリ電圧に依存する。バッテリ電圧が低いときに高すぎる出力電圧を発生させようとしてバッテリの出力電流を過大にすると、バッテリの性能が早期に劣化してしまう。そこで、上述した複数の実施形態のいずれにおいても、コントローラがバッテリ電圧に応じてDC/DCコンバータによる出力電圧(モータ等の負荷回路への入力電圧)の調整して、バッテリ性能と電気車輌の作業性能との間に適切な調和をとるような制御を行うことが好ましい。例えば、バッテリが満充電に近くバッテリ電圧が高いときはパワフルモードとして出力電圧を高く制御して最大の作業性能を発揮させ、蓄電量が減ってバッテリ電圧が若干下がるとノーマルモードとして標準的な出力電圧で通常の作業能率を発揮させ、更に蓄電量が減ってバッテリ電圧が一層低くなるとエコノミーモードとして出力電圧を低く抑えて最小限の作業能力を発揮させるというようなモード切り替えを行うようにすることができる。この場合、バッテリ電圧に応じてオペレータの判断と操作によってモードスイッチを切り替えて、パワフルモード/ノーマルモード/エコノミーモードの選択を行うようにしてもよいし、これに代えて又はこれと組み合わせて、バッテリ電圧を検出して自動的又は強制的にモード切り替えを行うようにしてもよい。
図5は、このようなバッテリ電圧に応じた出力モードの変更制御の流れの一例を示す。
図5に示すように、コントローラが、モード制御を行うか否かを判断し(ステップS1)、モード制御を行う場合は(ステップS1でYesの場合)、モード制御を自動で行うか手動で行うかを判断する(ステップS2)。
モード制御を自動で行う場合は、コントローラは、バッテリの電圧やその他の状態(SOC)をチェックしてバッテリの蓄電量を判断して、その判断結果に応じて自動的にモードを設定する(ステップS3)。例えば、バッテリの電圧が所定の高閾値より高く蓄電量が100パーセントに近い高レベルにあると判断されればパワフルモードが設定され、バッテリの電圧が所定の高閾値と所定の低閾値との間であって蓄電量のパーセンテージが中レベルであると判断されればノーマルモードが設定され、また、バッテリの電圧が所定の低閾値より低く蓄電量のパーセンテージが低レベルであると判断されればエコノミーモードが設定される。
一方、また、モード制御を手動で行う場合は、コントローラは、上記の自動の場合と同様の判断方法によって推奨のモードを決定し、これをディスプレイやバッテリメータ等に表示するなどしてオペレータに知らせる(ステップS4)。オペレータは、この推奨モードを参考にして、所望のモードを手動で設定する(ステップS7)。ただし、バッテリの電圧等のSOCから蓄電量のパーセンテージが非常に低い、例えば20パーセント以下のように空に近い状態であると判断された場合には(ステップS5でYes)、コントローラは、オペレータにモードを選択させることなく、強制的に、エコノミーモードを設定する(ステップS6)。
このようにしてモードが設定されると、コントローラは、設定されたモードに対応した電圧(又は電圧範囲)にDC/DCコンバータの出力電圧を制御する(ステップS8〜S11)。例えば、エコノミーモードが設定されている場合は、DC/DCコンバータの出力電圧を所定の低出力電圧、例えばDC44Vに(又は、所定の低出力電圧範囲に)制御する(ステップS9)。また、ノーマルモードが設定されている場合は、DC/DCコンバータの出力電圧を所定の通常出力電圧、例えばDC48Vに(又は、所定の通常出力電圧範囲に)制御する(ステップS10)。また、パワフルモードが設定されている場合は、DC/DCコンバータの所定の高出力電圧、例えばDC60Vに(又は、所定の高出力電圧範囲に)制御(ステップS11)。
コントローラは、電気車輌用電源装置の動作中、図4に示した上記のモード制御処理を例えば定期的に繰り返し実行する(ステップS12)。その結果、バッテリの性能劣化が防止される。オペレータは、電池の放電に伴う電気車輌の作業性能の劣化を如実に体感しなくなる。また、蓄電量が非常に低くなったところで強制的にエコノミーモードにする制御が入っていることで、電池が空近くになるまで運転を続けてしなうことによる電気車輌の突然停止を防止ことができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、これらの実施形態のみに本発明の範囲を限定する趣旨ではない。従って、本発明は、その要旨を逸脱することなく、他の様々な形態で実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態において、バッテリ2を充電するための交流電源6として3相200Vを用いたが、これに限定されるものではない。例えば、単相200V、3相100、単相100Vなどの商用交流電源を使用することもできる。また、商用交流電源に限らず、自家発電機によって発電された交流電源を用いてもよい。また、図2に例示したような充電系統の整流器とDC/DCコンバータの構成は、単体のAC/DCコンバータに置き換えてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る電気車輌用電源装置の全体的な概略構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る電気車輌用電源装置の回路構成図。 本発明の第2の実施形態に係る電気車輌用電源装置の回路構成図。 本発明の第3の実施形態に係る電気車両用電源装置の、特に、バッテリ電力を変換するためのDC/DCコンバータの部分を詳細に示した回路構成図。 本発明の実施形態においてコントローラがバッテリ電圧に応じて出力モード変更を行う処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
2,21,23,31,32 シール型バッテリ
5,27 モータ
6 交流電源
7 漏電遮断器
8 コネクタ
10,10´ 電気車輌用電源装置
11 充電スイッチ
12 整流器
13 降圧/昇圧器
14,22,24,34 DC/DCコンバータ
15,25 コンデンサ
16 ドライバスイッチ
17,26 モータドライバ
18,28,38 コントローラ
19 絶縁型DC/DCコンバータ

Claims (3)

  1. 特定の電池容量をもつシール型バッテリユニットを複数個直列に接続して構成された充電式のバッテリ(2、21、23、31、32)と、
    前記バッテリ(2、21、23、31、32)の出力電圧を入力し、入力電圧を降圧して出力する電流制御型のDC/DCコンバータ(14、22、24、34)と、
    負荷回路(20)に所望の電力が供給されるよう前記DC/DCコンバータ(14、22、24、34)の出力電圧を制御するコントローラと
    を備えた電気車輌用電源装置。
  2. 前記バッテリ(21、23)と前記DC/DCコンバータ(22、24)の組を並列又は直列に複数組備えた請求項1記載の電気車輌用電源装置。
  3. 前記コントローラが、前記バッテリの充電状態を検出し、検出された充電状態に応じて前記DC/DCコンバータ(14、22、24、34)の出力電圧又は出力電流を制御する請求項1に記載の電気車輌用電源装置。
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