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JP2005063945A - スイッチの接点構造及びスイッチ接点の製造方法 - Google Patents

スイッチの接点構造及びスイッチ接点の製造方法 Download PDF

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JP2005063945A JP2004191780A JP2004191780A JP2005063945A JP 2005063945 A JP2005063945 A JP 2005063945A JP 2004191780 A JP2004191780 A JP 2004191780A JP 2004191780 A JP2004191780 A JP 2004191780A JP 2005063945 A JP2005063945 A JP 2005063945A
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Abstract

【課題】安定した導通を得ることができるスイッチの接点構造を提供する。
【解決手段】スイッチ1は、インシュレータ10に互いに離間配置された第1の固定接点11及び第2の固定接点12と、第1及び第2の固定接点11,12の両者と接離可能に配置された弾性変形可能な可動接点13とを備える。第1及び第2の固定接点11,12は可動接点13に接触されると、可動接点13に設けられた金属線15により電気的に導通する。可動接点13は、第1の固定接点11と接触する第1の接触面13aと第2の固定接点12と接触する第2の接触面13bとを有しており、第1の接触面13aと第2の接触面13bとを分離する凹部14が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチの接点構造及びスイッチ接点の製造方法に関するものである。
従来、基板上に設けられた固定接点に対して可動接点が対向配置されて、可動接点が固定接点に対して接離されることでスイッチ動作が行われるスイッチの接点構造がある。このスイッチの接点構造において、固定接点と可動接点との間に異物が入り込むと固定接点と可動接点との間が導通されず、スイッチ動作に不具合を生じる場合があるという問題があった。そこで、特許文献1において、ゴム材を挟んで上面及び下面に形成された導電膜間を結ぶ金属線が埋め込まれた可動接点を用いたスイッチの接点構造が提案されている。これにより、固定接点の可動接点との接触面上に異物が堆積していても、金属線が異物を貫通して固定接点に接触することができるため、確実に可動接点の金属線は固定接点と導通することができ安定した導通を得ることができる。
特開2001―126565号公報
しかしながら、上記従来の構成であると、固定接点に異物が堆積している場合は金属線が異物の堆積層を貫いて固定接点に接触するため、確実に導通させることはできるが、一旦固定接点上に異物が堆積されると可動接点の金属線は押圧される度に異物の堆積層を貫くこととなり、その動作に伴う部材の摩耗等により耐久性が低下することが懸念される。また、固定接点上の堆積物は増えることはあっても減ることはないため、固定接点上の堆積層の厚みが、可動接点に設けられた金属線が貫通することのできる厚みを超えてしまうと正常なスイッチ動作が行われないという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、安定した導通を得ることができるスイッチの接点構造を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、基板上に互いに離間配置された第1の固定接点及び第2の固定接点と、前記第1及び第2の固定接点の両者と接離可能に配置された弾性変形可能な可動接点とを備え、前記第1及び第2の固定接点は前記可動接点に接触されると、該可動接点に設けられた導通性部材により電気的に導通するように構成されたスイッチの接点構造において、前記可動接点は、前記第1の固定接点と接触する第1の接触面と前記第2の固定接点と接触する第2の接触面とを有しており、前記第1の接触面と第2の接触面とを分離する凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、基板上に離間配置された第1及び第2の固定接点に可動接点を接触させると、第1及び第2の固定接点は、可動接点に設けられた導通性部材により電気的に導通されると共に、可動接点と接触する面が可動接点の第1及び第2の接触面によりワイピングされて異物が除去される。即ち、可動接点は弾性変形可能であり、第1の固定接点と接触する第1の接触面と第2の固定接点と接触する第2の接触面との間には両接触面を分離する凹部が形成されているため、第1及び第2の固定接点に向けて押圧されると、第1及び第2の固定接点に接触した後、第1の接触面と第2の接触面が離間する方向に凹部が拡がる。この変形により第1及び第2の接触面は第1及び第2の固定接点の表面において滑動し、第1及び第2の固定接点の表面をワイピングすることとなる。従って、スイッチの接点構造を構成する第1及び第2の固定接点及び可動接点の表面において安定した導通を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチの接点構造において、前記導通性部材は、少なくとも一部分が金属線とされていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、導通性部材の少なくとも一部分が金属線とされるため、可動接点は第1及び第2の固定接点に接触した状態で押圧されて弾性変形する際にスムーズに弾性変形することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチの接点構造において、前記金属線は、前記可動接点が前記第1及び第2の固定接点と接触したときに、端面が前記第1及び第2の固定接点にそれぞれ当接するように設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、金属線の端面が第1及び第2の固定接点にそれぞれ当接するため、ワイピングが良好に行われると共により確実に安定した導通を得ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうち何れか1項に記載のスイッチの接点構造において、前記可動接点において、前記導通性部材は、前記第1及び第2の接触面に少なくとも一部分を露出させて同可動接点に埋設されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のうち何れか1項に記載の発明の作用に加えて、可動接点の金属線は、第1及び第2の固定接点に接触する部分以外は可動接点に埋設されて保護されるため、金属線の可動接点からの剥離や金属線の損傷を防止することができ、スイッチの接点構造の耐久性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうち何れか1項に記載のスイッチの接点構造において、前記可動接点において、前記第1及び第2の接触面に前記導通性部材が所定の長さを有して配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のうち何れか1項に記載の発明の作用に加えて、可動接点の導通性部材の第1及び第2の固定接点に接触する部分は所定の長さを有しているので、第1及び第2の接触面に設けられた金属線全体で第1及び第2の固定接点の表面をワイピングすることとなる。このため、可動接点に設けられた金属線のワイピングによる摩耗等が軽減し、スイッチの接点構造の耐久性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、基板上に互いに離間配置された第1の固定接点及び第2の固定接点と、前記第1及び第2の固定接点の両者と接離可能に配置された弾性変形可能な可動接点とを備え、前記第1及び第2の固定接点は前記可動接点に接触されると、該可動接点に設けられた金属線により電気的に導通するように構成されたスイッチ接点の製造方法であって、長尺状の弾性部材の少なくとも一面に、該弾性部材の軸方向と直交する方向に沿って金属線を設ける金属線配設工程と、前記弾性部材を軸方向と直交する方向に切断する切断工程と、前記切断工程にて切断された弾性部材を可動接点の第1及び第2の固定接点に接触する接点部とする可動接点形成工程とを有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、長尺状の弾性部材に同長尺状部材の軸方向に直交する方向に沿って金属線を設け、同じく長尺状の弾性部材の軸方向と直交する方向(金属線の配列方向)に切断することで、複数の可動接点の接点部を製造することができる。
本発明によれば、安定した導通を得ることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1乃至図3に従って説明する。
図1(a)に示すように、本実地形態のスイッチ1は、基板を備えたインシュレータ10に離間配置された第1の固定接点11及び第2の固定接点12と、第1及び第2の固定接点11,12に対向配置された可動接点13とを備える。
第1及び第2の固定接点11,12は、可動接点13に接触されると、電気的に導通するように構成されている。
可動接点13は、略角柱形状をしており、インシュレータ10の上面に設けられた支持部16に、可撓部17を介して支持されている。支持部16、可撓部17及び可動接点13は、合成樹脂により一体的に形成されており、これらの部材は押圧されると弾性変形可能である。可動接点13は、可撓部17に支持されており、図中下方向に押圧されると可撓部17が撓むことで押圧方向に移動し、押圧力が解除されると元の位置に戻る。可動接点13は、この動作により第1及び第2の固定接点11,12に接離可能とされている。可動接点13は、第1及び第2の固定接点11,12に接触する際、押圧方向に押圧されると、第1の接触面13aが第1の固定接点11に接触し、第2の接触面13bが第2の固定接点12に接触する。また、可動接点13において、第1の接触面13aと第2の接触面13bとの間には、第1の接触面13aと第2の接触面13bとを分離するように凹部14が形成されている。なお、可動接点13は、後述する接点部213が一体成形されて形成されている。
可動接点13には、図1(a)〜(c)に示すように、導通性部材としての金属線15が設けられている。金属線15は、可動接点13において、第1の固定接点11と接触する第1の接触面13aと、第2の固定接点12と接触する第2の接触面13bとの間を繋ぐ方向、図中に示す導通方向d1に配列されている。そして、金属線15の両側の端面15aは、第1及び第2の接触面13a,13bと略同一面となるように設けられている。これにより、可動接点13が第1及び第2の固定接点11,12に接触するとき、金属線15の端面15aが第1及び第2の固定接点11,12に当接する。なお、金属線15は、例えば、ステンレスやベリリウム銅等に銀や金等のメッキが施されて形成されている。
次に、上記の構成のスイッチ1の作用について説明する。
図2に示すように、スイッチ1の可動接点13を図中下方に押圧力F1により押圧すると、可撓部17が撓んで可動接点13は押圧方向に移動する。そして、可動接点13の第1の接触面13aが第1の固定接点11に、第2の接触面13bが第2の固定接点12に接触する。そして、可動接点13は凹部14が押し広げられ、第1の接触面13a付近の部分及び第2の接触面13b付近の部分が互いに離間する方向に変形力f1,f2を受ける。このように、可動接点13は、第1の接触面13aと第2の接触面13bとが離間する方向に移動するように弾性変形する。
このとき、可動接点13に設けられた金属線15の両側の端面15aは第1及び第2の固定接点11,12に接触する。また、その状態で可動接点13は第1の接触面13aと第2の接触面13bとが離間する方向に弾性変形するため、第1及び第2の接触面13a,13bと略同一面とされた金属線15の端面15aは第1及び第2の固定接点11,12に確実に接続されながら表面を良好にワイピングすることとなる。これにより、可動接点13は、第1及び第2の固定接点11,12上の異物を取り除くだけでなく、表面酸化などの劣化状態による異物をも取り除くことができる。
次に、上記の構成のスイッチ1の製造方法の一例について説明する。
ここでは、スイッチ1において、可動接点13の製造方法について説明する。他の部分については、公知の技術により行われるものとする。
先ず、図3(a)に示すように、合成樹脂により長尺状の直方体形状の弾性部材113を形成する。そして、その弾性部材113の軸方向に沿った方向の一面に、断面V字形状の凹部14を形成する。弾性部材113は、凹部14が形成されることで、凹部14を挟んで第1の接触面13aと第2の接触面13bとが形成されている。
そして、弾性部材113の凹部14が形成された面に、弾性部材113の軸方向と直交する方向、つまり図1における導通方向d1に沿って、金属線15を接着剤等により貼り付ける(金属線配設工程)。このとき、金属線15は、両側の端面15aを第1及び第2の接触面13a,13bと略同一面とし、凹部14の面に沿って設けられる。
その後、弾性部材113を断面方向(導通方向d1)に切断する(切断工程)と、図3(b)に示すように、接点部213が形成される。図示は省略するが、弾性部材113から複数の接点部213が形成される。そして、図3(c)に示すように、この接点部213が可動接点13に一体的にインサート形成される(可動接点形成工程)。これにより、スイッチ1における可動接点13が形成される。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、スイッチ1の可動接点13は、第1の固定接点11と接触する第1の接触面13aと前記第2の固定接点12と接触する第2の接触面13bとを有しており、第1の接触面13aと第2の接触面13bとを分離する凹部14が形成されている。これにより、インシュレータ10に離間配置された第1及び第2の固定接点11,12に可動接点13を接触させると、第1及び第2の固定接点11,12は、可動接点13に設けられた金属線15により電気的に導通される。それと共に、可動接点13と接触する面が可動接点13の第1及び第2の接触面13a,13bによりワイピングされて異物が除去される。つまり、可動接点13は弾性変形可能であり、第1の固定接点11と接触する第1の接触面13aと第2の固定接点12と接触する第2の接触面13bとの間には第1及び第2の接触面13a,13bを分離する凹部14が形成されている。このため、可動接点13は、第1及び第2の固定接点11,12に向けて押圧されると、第1及び第2の固定接点11,12に接触した後、第1の接触面13aと第2の接触面13bが離間する方向に凹部14が押し広げられる。この変形により第1及び第2の接触面13a,13bは第1及び第2の固定接点11,12の表面において滑動し、第1及び第2の固定接点11,12の表面をワイピングすることとなる。従って、スイッチ1の接点構造を構成する第1及び第2の固定接点11,12及び可動接点13の表面において安定した導通を得ることができる。
(2)本実施形態では、スイッチ1において、第1の固定接点11と第2の固定接点12との間を電気的に導通させるための導通性部材は金属線15とした。これにより、可動接点13は、第1及び第2の固定接点11,12に接触した状態で押圧されて弾性変形する際に、スムーズに弾性変形することができる。
(3)本実施形態では、金属線15は、両側の端面15aが第1及び第2の固定接点11,12にそれぞれ当接するように設けられている。これにより、金属線15の端面15aが確実に第1及び第2の固定接点11,12に接触することができるため、より一層安定した導通を得ることができる。また、金属線15の端面15aにより第1及び第2の固定接点11,12の表面は良好にワイピングされるため、第1及び第2の固定接点11,12の表面においてゴミ等の異物が取り除かれると共に表面グリスの酸化など表面劣化により発生する異物も取り除かれる。このため、表面を保護するためのコーティングを省略することができ、その分コスト削減することができる。
(4)本実施形態では、スイッチ1の製造方法において、可動接点13は金属線配設工程と切断工程と可動接点形成工程とを有する。金属線配設工程では、長尺状の弾性部材113の少なくとも一面に、該弾性部材113の軸方向と直交する方向に沿って金属線15を設ける。切断工程では、弾性部材113を軸方向と直交する方向に切断する。可動接点形成工程では、切断工程にて切断された接点部213を、第1及び第2の固定接点11,12に接触する接点部213として可動接点13に一体成形する。このように、長尺状の弾性部材113に同長尺状の弾性部材113の軸方向に直交する方向に金属線15を設け、同じく長尺状の弾性部材113の軸方向と直交する方向(金属線15の配列方向)に切断することで、複数の可動接点13の接点部213を製造することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、金属線15の両側の端面15aは第1及び第2の接触面13a,13bと略同一面とされており、可動接点13が押圧されると端面15aが第1及び第2の固定接点11,12に接触することで両者が電気的に導通するようにした。しかし、可動接点13において金属線15の設け方はこれに限定されず、例えば、図4に示すように、第1及び第2の接触面13a,13bにおいて金属線15が所定の長さを有する金属線15cとして配置されるようにしてもよい。そうすると、第1及び第2の接触面13a,13bに設けられた金属線15c全体で第1及び第2の固定接点11,12の表面をワイピングすることとなる。このため、可動接点13に設けられた金属線15のワイピングによる摩耗等が軽減し、スイッチ1の接点構造の耐久性を向上させることができる。
・上記実施形態では、可動接点13の表面に金属線15を接着剤等により貼り付けるものとしたが、金属線15の設け方はこれに何ら限定されない。例えば、図5に示すように、被覆部18を設けて金属線15を埋設してもよい。なお、この被覆部18は、上記実施形態の可動接点13の凹部14にシリコンゴムやエラストマー等を注入して設けられる。そうすると、金属線15は被覆部18に保護されるため、可動接点13からの剥離や損傷を防止される。従って、可動接点13の耐久性を向上させることができる。
・上記実施形態では、可動接点13は略角柱形状をしており、断面V字形状の凹部14が形成されることで第1及び第2の接触面13a,13bが形成されるものとしたが、可動接点13の形状はこれに何ら限定されない。例えば、図6(a)及び(b)に示すように、本実施形態の可動接点13において、第1及び第2の接触面13a,13bの部分が曲面状の第1及び第2の接触面23a,23bとされ、更に、凹部14の部分が曲面状の凹部24とされた可動接点23としてもよい。そうすると、図7に示すように、可動接点23が押圧力F2により押圧されると、第1及び第2の接触面23a,23bが第1及び第2の固定接点11,12に接触した状態で変形力f12,f22を受け、その表面に接触しながら良好に滑動するように弾性変形する。このため、第1及び第2の固定接点11,12上の異物を良好にワイピングすることができる。
・上記実施形態では、可動接点13に設けられる金属線15は、可動接点13の表面に、第1の固定接点11及び第2の固定接点12とを繋ぐ方向(導通方向d1)に単層で設けられるものとしたが、可動接点に金属線を設ける態様はこれに何ら限定されない。例えば、図8(a)に示すように、金属線35を、両側の端面35aは第1及び第2の接触面33a,33bに露出させて(図8(c)参照)凹部34部分では可動接点33に埋設し、前記方向に複数の層をなすように設けてもよい。これにより、可動接点33が第1及び第2の固定接点11,12に接触した際に、確実に両者を電気的に導通させることができる。
・上記実施形態では、可動接点13に設けられる導通性部材は、第1の固定接点11と第2の固定接点12とを繋ぐように設けられた金属線15としたが、可動接点に設ける導通性部材はこれに何ら限定されない。例えば、図8(b)に示すように、金属線45を金属板46にて中継するように設けた導通性部材としてもよい。即ち、第1及び第2の接触面43a,43bに端面45aを露出させて(図8(c)参照)凹部44部分では第1の固定接点11と第2の固定接点12とを繋ぐ方向に金属線45を埋設すると共に、前記方向の略中央部において金属線45を金属板46で連結する。これにより、可動接点43の金属板46が設けられた部分は保持されて、その部位を基準として第1及び第2の接触面43a,43b付近の部分が、しなやかに両者が離間する方向に弾性変形する。このため、第1及び第2の固定接点11,12の表面おけるワイピングがスムーズに行われる。
・上記実施形態では、可動接点13において、第1の接触面13aと第2の接触面13bとを分離するように凹部14が形成されたものとしたが、凹部14は必ずしも形成しなくてもよい。つまり、可動接点において第1の接触面と第2の接触面とが連続していてもよい。
・上記実施形態では、導通性部材として金属線15を用いたが、図9(b)に示すように、金属線15に換えて金属線55を用いてもよい。即ち、金属線55は銅線56を備えており、この銅線56の外周面に金メッキ57が施されることにより形成されている。そうすると、スイッチ1の接点性能、即ち金属線55aと第1及び第2の固定接点11,12の表面とにおける導通をより安定させることができる。さらに、金属線55の両端にはそれぞれ第1及び第2の接触面13a,13bの導通方向d1において所定の長さを有する金属線55aを形成するようにしてもよい。例えば、図9(a)に示すように、金属線55の両端にそれぞれ第1及び第2の接触面13a,13bの導通方向d1における全長にわたって金属線55aを配置させる。
・上記実施形態では、導通性部材として金属線15を用いたが、図10に示すように、金属線15に換えて、金属板65を用いてもよい。金属板65は、100〜200μm程度の厚さの金属箔、又は0.2〜0.4mm程度の厚さの金属薄板であり、この金属板65は導通方向d1に直交する方向に対して所定の幅を有する。そうすると、金属板65と、第1及び第2の固定接点11,12との接触面積を増大させることができる。さらに、金属板65の両端にはそれぞれ第1及び第2の接触面13a,13bの導通方向d1において所定の長さを有する金属板65aを形成するようにしてもよい。例えば、図10に示すように、金属板65の両端にそれぞれ第1及び第2の接触面13a,13bの導通方向d1における全長にわたって金属板65aを配置させる。
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1〜5のうち何れか1項に記載のスイッチの接点構造において、前記可動接点の第1の接触面又は第2の接触面の少なくとも何れか1方が曲面状とされていることを特徴とする。これによれば、請求項1〜5のうち何れか1項に記載の発明の作用に加えて、可動接点の第1の接触面又は第2の接触面の少なくとも何れか1方が曲面状とされているため、曲面状の部分が第1の固定接点又は第2の固定接点に接触した状態で押圧されると、可動接点はその表面に接触し良好に滑動しながら弾性変形する。
一実施形態のスイッチの接点構造の(a)は断面図、(b)は(a)のA−A線矢視断面図、(c)は(a)の説明図。 同じくスイッチの接点構造の作用図。 可動接点の製造工程を説明する、(a)及び(b)は斜視図、(c)は断面図。 可動接点の別例を説明する斜視図。 可動接点の別例を説明する断面図。 スイッチの接点構造の別例を説明する、(a)は断面図、(b)は(a)の説明図。 同じくスイッチの接点構造の作用図。 可動接点の別例を説明する、(a)及び(b)は断面図、(c)は底面図。 (a)は可動接点の別例を説明する斜視図、(b)は(a)の金属線の断面図。 可動接点の別例を説明する斜視図。
符号の説明
1…スイッチ、10…インシュレータ(基板)、11…第1の固定接点、12…第2の固定接点、13…可動接点、13a…第1の接触面、13b…第2の接触面、113…弾性部材、213…接点部、14…凹部、15…金属線(導通性部材)、15a…端面、15c…金属線(導通性部材)、23…可動接点、23a…第1の接触面、23b…第2の接触面、24…凹部、25…金属線(導通性部材)、33…可動接点、33a…第1の接触面、33b…第2の接触面、34…凹部、35…金属線(導通性部材)、35a…端面、43…可動接点、43a…第1の接触面、43b…第2の接触面、44…凹部、45…金属線(導通性部材)、45a…端面、46…金属板(導通性部材)、55…金属線(導通性部材)、55a…金属線(導通性部材)、65…金属板(導通性部材)、113…弾性部材、213…接点部。

Claims (6)

  1. 基板上に互いに離間配置された第1の固定接点及び第2の固定接点と、
    前記第1及び第2の固定接点の両者と接離可能に配置された弾性変形可能な可動接点とを備え、
    前記第1及び第2の固定接点は前記可動接点に接触されると、該可動接点に設けられた導通性部材により電気的に導通するように構成されたスイッチの接点構造において、
    前記可動接点は、前記第1の固定接点と接触する第1の接触面と前記第2の固定接点と接触する第2の接触面とを有しており、
    前記第1の接触面と第2の接触面とを分離する凹部が形成されていることを特徴とするスイッチの接点構造。
  2. 前記導通性部材は、少なくとも一部分が金属線とされていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチの接点構造。
  3. 前記金属線は、前記可動接点が前記第1及び第2の固定接点と接触したときに、端面が前記第1及び第2の固定接点にそれぞれ当接するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチの接点構造。
  4. 前記可動接点において、前記導通性部材は、前記第1及び第2の接触面に少なくとも一部分を露出させて同可動接点に埋設されていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載のスイッチの接点構造。
  5. 前記可動接点において、前記第1及び第2の接触面に前記導通性部材が所定の長さを有して配置されていることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか1項に記載のスイッチの接点構造。
  6. 基板上に互いに離間配置された第1の固定接点及び第2の固定接点と、
    前記第1及び第2の固定接点の両者と接離可能に配置された弾性変形可能な可動接点とを備え、
    前記第1及び第2の固定接点は前記可動接点に接触されると、該可動接点に設けられた金属線により電気的に導通するように構成されたスイッチ接点の製造方法であって、
    長尺状の弾性部材の少なくとも一面に、該弾性部材の軸方向と直交する方向に沿って金属線を設ける金属線配設工程と、
    前記弾性部材を軸方向と直交する方向に切断する切断工程と、
    前記切断工程にて切断された弾性部材を可動接点の第1及び第2の固定接点に接触する接点部とする可動接点形成工程と
    を有することを特徴とするスイッチ接点の製造方法。
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