JP2005059214A - インク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置およびインク・ジェット・プリンタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】白色のインクを上記インク・ジェット・ノズルから射出する第1のインク・ヘッドと、上記光照射手段と、白色とは異なる色彩のインクを上記インク・ジェット・ノズルから射出する第2のインク・ヘッドとを有し、上記媒体上を移動する際の進行方向における最も先頭側に位置するように上記第1のインク・ヘッドを配設し、上記進行方向における上記第1のインク・ヘッドの後段に位置するように上記第1のインク・ヘッドに隣接して上記光照射手段を配設し、上記進行方向における上記光照射手段の後段に位置するように上記光照射手段に隣接して上記第2のインク・ヘッドを配設した。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置およびインク・ジェット・プリンタに関し、さらに詳細には、数値制御により記録紙などの媒体上に印刷、例えば、高解像度でのカラー印刷などを行う際に用いて好適なインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置およびインク・ジェット・プリンタに関する。
【0002】
なお、本明細書において「媒体」とは、普通紙などの紙類よりなる各種の記録紙は勿論のこと、OHPシートあるいはPVCシートなどのような各種の厚さの薄い媒体や各種の厚さの厚い媒体をも含むものとする。
【0003】
【従来の技術】
従来より、マイクロ・コンピューターによって全体の動作を制御され、給紙装置によって供給された記録紙上に記録紙の幅方向(なお、本明細書のおいては、当該記録紙の幅方向を、「主走査方向」と適宜称することとする。)で移動するインク・ヘッドを用い、インク・ジェット方式により所定の印刷を行うにしたインク・ジェット・プリンタが知られている。
【0004】
また、インクジェット方式であって、白色インクと他色インクとをそれぞれ吐出する吐出口を有する装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−81091号公報
図1には、上記したようなインク・ジェット・プリンタの一例を示す概略構成説明図が示されており、このインク・ジェット・プリンタ100は、主走査方向に延長して配設された固定系のベース部材112と、ベース部材112の左右両端でベース部材112に直交して配設された側方部材114L、114Rと、側方部材114R内に配設された5つのインク・カートリッジ116と、5つのインク・カートリッジ116のそれぞれから延長された5本のインク・チューブ118と、5本のインク・チューブ118を内部に挿通して支持する管状のインク・チューブ・ガイド120と、左右2つの側方部材114L、114Rを連結する中央壁122と、中央壁122の壁面よりベース部材112に平行して突設されインク・チューブ・ガイド120を支持する板状のインク・チューブ・ガイド受け部材123と、中央壁122の壁面に平行して主走査方向に移動自在に配設されたワイヤー124と、ワイヤー124に固定的に配設されたインク・ヘッド・ホルダー130とを有して構成されている。
【0006】
なお、こうしたインク・ジェット・プリンタ100の全体の動作は、マイクロ・コンピュータ(図示せず)によって制御されている。
【0007】
ここで、インク・ヘッド・ホルダー130には、5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18と2つの紫外線ランプ20,22とが記録紙に対向するようにして配設されている。
【0008】
5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18はいずれも同一の構成を備えており、インク・ヘッド10,12,14,16,18の下面には、インクを記録紙に対して射出する射出口としてのインク・ジェット・ノズル(図示せず)が複数個配設されている。
【0009】
そして、インク・ヘッド10,12,14,16,18にはそれぞれ、5つのインク・カートリッジ116のそれぞれに収容された液体状のインクが、インク・チューブ118によって搬送されて供給されるものである。こうしてインク・ヘッド10,12,14,16,18に供給されたインクがインク・ジェット・ノズルから射出され、インク・ジェット・ノズルから射出されたインクの飛滴が記録紙上に落下してドットが形成されて、所定の印刷が行われるものである。
【0010】
なお、5つのインクカートリッジ116のそれぞれに収容されている液体状のインクは、紫外線で硬化するUVインクであり、それぞれ異なる色彩のインクである。具体的には、インク・カートリッジ116からインク・チューブ118によって搬送されて、インク・ヘッド10には白色のインクが供給され、インク・ヘッド12には黒色のインクが供給され、インク・ヘッド14には青色(シアン)のインクが供給され、インク・ヘッド16には赤色(マゼンタ)のインクが供給され、インク・ヘッド18には黄色(イエロー)のインクが供給されるようになされている。
【0011】
この5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18は、主走査方向と一致する方向に一列に並んでインク・ヘッド・ホルダー130に配設されている。より詳細には、インク・ヘッド・ホルダー130に配設された5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18のうち、インク・ヘッド10が主走査方向における最も左方側に配設され、インク・ヘッド18が主走査方向における最も右方側に配設され、左方側から右方側に向かう順で、インク・ヘッド10の右方側に隣接してインク・ヘッド12が配設され、インク・ヘッド12の右方側に隣接してインク・ヘッド14が配設され、インク・ヘッド14の右方側に隣接してインク・ヘッド16が配設され、インク・ヘッド16の右方側に隣接してインク・ヘッド18が配設されている。
【0012】
一方、紫外線ランプ20,22はいずれも同一の構成を備えており、インク・ヘッド10,12,14,16,18のインク・ジェット・ノズルから射出されるUVインクの飛滴が落下する記録紙上に紫外線を照射して、記録紙上においてUVインクを硬化させるものである。
【0013】
2つの紫外線ランプ20,22は、5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18とともに、主走査方向と一致する方向に一列に並んでインク・ヘッド・ホルダー130に配設されている。より詳細には、5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18のうち主走査方向における最も左方側に配設されたインク・ヘッド10の左方側に隣接して紫外線ランプ20が配設され、5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18のうち主走査方向における最も右方側に配設されたインク・ヘッド18の右方側に隣接して紫外線ランプ22が配設されている。
【0014】
つまり、5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18と2つの紫外線ランプ20,22とは、主走査方向における左方側から、紫外線ランプ20、インク・ヘッド10、インク・ヘッド12、インク・ヘッド14、インク・ヘッド16、インク・ヘッド18、紫外線ランプ22の順で、インク・ヘッド・ホルダー130に配設されているものである。
【0015】
ここで、ワイヤー124に固定的に配設されたインク・ヘッド・ホルダー130は、ワイヤー124がモーターなどの駆動装置(図示せず)によって巻き取られて主走査方向に移動すると、このワイヤー124の移動に伴って中央壁122の壁面に沿って主走査方向に移動する。
【0016】
このため、インク・ヘッド・ホルダー130に固定的に配設されたインク・ヘッド10,12,14,16,18ならびに紫外線ランプ20,22も、インク・ヘッド・ホルダー130の移動に伴って記録紙上を主走査方向に移動する。即ち、側方部材114R側からインク・ジェット・プリンタ100の中央を経て側方部材14L側へと主走査方向における行き方向で移動するとともに、側方部材114L側からインク・ジェット・プリンタ100の中央を経て側方部材114R側へと主走査方向における帰り方向で移動する。
【0017】
以上の構成において、このインク・ジェット・プリンタ100を用いて記録紙上に印刷を行う場合を説明する。ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動に伴って、インク・ヘッド・ホルダー130に配設されたインク・ヘッド10,12,14,16,18と紫外線ランプ20,22とが一体的に、給紙装置(図示せず)によってベース部材112上に供給された記録紙上を、主走査方向における行き方向および帰り方向に往復移動する。
【0018】
この際、主走査方向における行き方向と帰り方向との双方向において往復移動するインク・ヘッド10,12,14,16,18は、それぞれのインク・ジェット・ノズルからインクチューブ118によって搬送されたインクを射出し、射出されたインクの飛滴が記録紙上の所定の位置に落下して、記録紙上の所定の位置にドットが形成され、双方向印刷により所定の印刷が行われる。
【0019】
ここで、インク・ジェット・プリンタ100においては、インク・ヘッド・ホルダー130が主走査方向における行き方向に移動する場合には、主走査方向における右方側から左方側へ移動する往路の進行方向の最も先頭側にインク・ヘッド10が位置するようになり、このインク・ヘッド10から順にインクが射出されて印刷が行われる(図2参照)。
【0020】
具体的には、主走査方向における行き方向において移動するインク・ヘッド10から白色のインクが射出され、次に、インク・ヘッド12から黒色のインクが射出され、次に、インク・ヘッド14から青色のインクが射出され、次に、インク・ヘッド16から赤色のインクが射出され、次に、インク・ヘッド18から黄色のインクが射出される。
【0021】
こうして、インク・ヘッド10,12,14,16,18のそれぞれから射出されたインクの飛滴は、記録紙上の所定の位置に落下する。その後、インク・ヘッド18に隣接して配設され往路の進行方向の最も後段側に位置する紫外線ランプ22によって、インクの飛滴が落下した記録紙上に紫外線が照射されるので、インク・ヘッド10,12,14,16,18から射出されたUVインクが記録紙上において硬化する。
【0022】
一方、インク・ヘッド・ホルダー130が主走査方向における帰り方向に移動する場合には、主走査方向における左方側から右方側へ移動する復路の進行方向の最も先頭側にインク・ヘッド18が位置するようになり、このインク・ヘッド18から順にインクが射出させれて印刷が行われる(図2参照)。
【0023】
具体的には、主走査方向における行き方向において移動するインク・ヘッド18から黄色のインクが射出され、次に、インク・ヘッド16から赤色のインクが射出され、次に、インク・ヘッド14から青色のインクが射出され、次に、インク・ヘッド12から黒色のインクが射出され、次に、インク・ヘッド10から白色のインクが射出される。
【0024】
こうして、インク・ヘッド10,12,14,16,18のそれぞれから射出されたインクの飛滴は、記録紙上の所定の位置に落下する。その後、インク・ヘッド10に隣接して配設され復路の進行方向の最も後段側に位置する紫外線ランプ20によって、インクの飛滴が落下した記録紙上に紫外線が照射されるので、インク・ヘッド10,12,14,16,18から射出されたUVインクが記録紙上において硬化する。
【0025】
ところで、従来のインク・ジェット・プリンタ100を用いて、上記した行き方向と帰り方向との双方向において印刷が行われる双方向印刷によって所定の印刷が行われるときに、行き方向における印刷では、往路の進行方向の最も先頭側に位置するインク・ヘッド10から順にインクが射出させれて印刷が行われるので、白色のインクが射出された後に、黒色のインク、青色のインク、赤色のインクならびに黄色のインクが射出され、インクが射出された後に紫外線ランプ22によって紫外線が照射されることになる。
【0026】
その結果、紫外線ランプ22によって記録紙上に紫外線が照射される前であって、白色のインクが硬化していないうちに、黒色のインク、青のインク、赤色のインクならびに黄色のインクが射出されてしまうので、記録紙上において白色のインクと白色とは異なる色彩のインクとが混濁してしまい、混色によって各色彩が不鮮明になり、印刷の品質の劣化を招く恐れがあるという問題点があった。
【0027】
また、帰り方向における印刷では、復路の進行方向の最も先頭側に位置するインク・ヘッド18から順にインクが射出させれて印刷が行われるので、黒色のインク、青色のインク、赤色のインクならびに黄色のインクが射出され後に、白色のインクが射出された、インクが射出された後に紫外線ランプ20によって紫外線が照射されることになる。
【0028】
その結果、行き方向における印刷と同様に、紫外線ランプ20によって記録紙上に紫外線が照射される前であって、黒色のインク、青色のインク、赤色のインクならびに黄色のインクが硬化していないうちに、白色のインクが射出されてしまうので、記録紙上において白色のインクと白色とは異なる色彩のインクとが混濁してしまい、混色によって各色彩が不鮮明になり、印刷の品質の劣化を招く恐れがあるという問題点があった。
【0029】
さらに、白色のインクは、記録紙上に白地のベースを作成し、その白地ベースの上に白色とは異なる色彩を重ねて印刷するために使用されるものであり、黒色のインク、青色のインク、赤色のインクならびに黄色のインクによって記録紙上にドットが形成された後に、白色のインクの飛滴が記録紙上に落下してドットが形成されたのでは、白色とは異なる色彩の上に白地ベースが重なるようになってしまい、記録紙上の印刷に視覚的な違和感が生起されてしまうという問題点があった。
【0030】
上記したような問題点、即ち、記録紙上において白色のインクと白色とは異なる色彩のインクとが混濁してしまうことや、白色とは異なる色彩の上に白地ベースが重なってしまうことを解消するために、インク・ヘッド10による白色のインクでのベタ印刷を、白色とは異なる色彩での印刷に先だって予め行うようにすることも考えられる。
【0031】
しかしながら、インク・ヘッド10による白色のインクでのベタ印刷を行った後に、記録紙を搬送し直し、改めてインク・ヘッド12,14,16,18による白色とは異なる色彩での印刷を行うことになるので、作業が煩雑になるとともに、印刷スピードが低下してしまうという新たな問題点が招来されることになる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インク・ジェット方式により記録紙上に印刷を行うに際して、記録紙上に滴下されたインクが混濁することを防止して、良好な印刷結果を得ることができるようにしたインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置およびインク・ジェット・プリンタを提供しようとするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、複数の色彩のインクをそれぞれインク・ジェット・ノズルから射出する複数のインク・ヘッドと、上記インク・ヘッドの上記インク・ジェット・ノズルから射出されたインクの飛滴が落下する媒体上に光を照射し、上記媒体上においてインクを硬化させる光照射手段とを有し、上記インク・ヘッドと上記光照射手段とが一体的に上記媒体上を移動しながらインク・ジェット方式により印刷を行うインク・ヘッド装置であって、白色のインクを上記インク・ジェット・ノズルから射出する第1のインク・ヘッドと、上記光照射手段と、白色とは異なる色彩のインクを上記インク・ジェット・ノズルから射出する第2のインク・ヘッドとを有し、上記媒体上を移動する際の進行方向における最も先頭側に位置するように上記第1のインク・ヘッドを配設し、上記進行方向における上記第1のインク・ヘッドの後段に位置するように上記第1のインク・ヘッドに隣接して上記光照射手段を配設し、上記進行方向における上記光照射手段の後段に位置するように上記光照射手段に隣接して上記第2のインク・ヘッドを配設したものである。
【0034】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、複数の色彩のインクをそれぞれインク・ジェット・ノズルから射出する複数のインク・ヘッドと、上記インク・ヘッドのインク・ジェット・ノズルから射出されたインクの飛滴が落下する媒体上に光を照射し、上記媒体上においてインクを硬化させる複数の光照射手段とを有し、上記インク・ヘッドと上記光照射手段とが一体的に前媒体上を往復移動しながらインク・ジェット方式により印刷を行うインク・ヘッド装置であって、白色のインクを上記インク・ジェット・ノズルから射出する第1のインク・ヘッドと、白色のインクを上記インク・ジェット・ノズルから射出する第2のインク・ヘッドと、第1の光照射手段と、第2の光照射手段と、白色とな異なる色彩のインクを上記インク・ジェット・ノズルから射出する第3のインク・ヘッドとを有し、上記媒体上を移動する際の往路の進行方向における最も先頭側に位置するように上記第1のインク・ヘッドを配設し、上記往路の進行方向における上記第1のインク・ヘッドの後段に位置するように上記第1のインク・ヘッドに隣接して上記第1の光照射手段を配設し、上記媒体上を移動する際の復路の進行方向における最も先頭側に位置するように上記第2のインク・ヘッドを配設し、上記復路の進行方向における上記第2のインク・ヘッドの後段に位置するように上記第2のインク・ヘッドに隣接して上記第2の光照射手段を配設し、上記第1の光照射手段と上記第2の光照射手段との間に位置するように上記第3のインク・ヘッドを配設したものである。
【0035】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の発明において、上記インク・ヘッドの上記インク・ジェット・ノズルから射出されるインクはUVインクであり、上記光照射手段は紫外線ランプであるようにものである。
【0036】
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置と、上記インク・ヘッド装置を、上記進行方向における一方の端部から他方の端部へ向かう第1の方向で移動可能であるとともに、上記進行方向における上記他方の端部から上記一方の端部へ向かう第2の方向で移動可能な移動手段とを有し、上記移動手段によって第1の方向で上記インク・ヘッド装置が移動された場合には、上記第1のインク・ヘッドの上記インク・ジェット・ノズルから射出された白色のインクが上記第1の光照射手段によって硬化されるとともに、上記第3のインク・ヘッドの上記インク・ジェット・ノズルから射出された白色とは異なる色彩のインクが上記第2の光照射手段によって硬化され、上記移動手段によって第2の方向で上記インク・ヘッドが移動された場合には、上記第2のインク・ヘッドの上記インク・ジェット・ノズルから射出された白色のインクが上記第2の光照射手段によって硬化されるとともに、上記第3のインク・ヘッドの上記インク・ジェット・ノズルから射出された白色とは異なる色彩のインクが上記第1の光照射手段によって硬化されるようにものである。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明によるインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置およびインク・ジェット・プリンタの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0038】
図3には、本発明によるインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置を有するインク・ジェット・プリンタの実施の形態の一例の概略構成説明図が示されおり、図4には、図3の要部を模式的に示した説明図が示されている。
【0039】
なお、図3乃至図4において、図1乃至図2と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図2において用いた符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0040】
また、本発明によるインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置を有するインク・ジェット・プリンタにおいても、媒体としては、記録紙を用いるものとする。
【0041】
ここで、本発明によるインク・ジェット・プリンタ200と、「従来の技術」の項で説明した従来のインク・ジェット・プリンタ100とを比較すると、従来のインク・ジェット・プリンタ100においては、5つのインク・ヘッド10,12,14,16,18と2つの紫外線ランプ20,22とがインク・ヘッド・ホルダー130に配設されていたのに対して、本発明によるインク・ジェット・プリンタ200においては、6つのインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と2つの紫外線ランプ20,22とがインク・ヘッド・ホルダー130に配設されている点において、両者は異なっている。
【0042】
即ち、本発明によるインク・ジェット・プリンタ200のインク・ヘッド・ホルダー30には、6つのインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と2つの紫外線ランプ20,22とが記録紙に対向するようにして配設されている。
【0043】
6つのインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18はいずれも同一の構成を備えており、インク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18の下面には、インクを記録紙に対して射出する射出口としてのインク・ジェット・ノズル(図示せず)が複数個配設されている。
【0044】
そして、インク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18にはそれぞれ、5つのインク・カートリッジ116のそれぞれに収容されたそれぞれ異なる色彩の液体状のUVインクが、インク・チューブ118によって搬送されて供給されるものである。
【0045】
具体的には、インク・カートリッジ116からインク・チューブ118によって搬送されて、インク・ヘッド10−1ならびにインク・ヘッド10−2には白色のインクが供給され、インク・ヘッド12には黒色のインクが供給され、インク・ヘッド14には青色(シアン)のインクが供給され、インク・ヘッド16には赤色(マゼンタ)のインクが供給され、インク・ヘッド18には黄色(イエロー)のインクが供給されるようになされている。
【0046】
こうしてインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18に供給されたインクがインク・ジェット・ノズルから射出され、インク・ジェット・ノズルから射出されたインクの飛滴が記録紙上に落下してドットが形成されて、所定の印刷が行われるものである。
【0047】
一方、紫外線ランプ20,22はいずれも同一の構成を備えており、インク・ヘッド10ー1,10−2,12,14,16,18のインク・ジェット・ノズルから射出されるUVインクの飛滴が落下する記録紙上に紫外線を照射して、記録紙上においてUVインクを硬化させるものである。なお、この実施の形態においては、紫外線ランプ20,22は印刷中は常時点灯するように設定されている。
【0048】
そして、2つの紫外線ランプ20,22は、6つのインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18とともに、主走査方向と一致する方向に一列に並んでインク・ヘッド・ホルダー130に配設されている。
【0049】
より詳細には、インク・ヘッド・ホルダー130に配設された6つのインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18のうち、インク・ヘッド10−1が主走査方向における最も左方側に配設され、インク・ヘッド10−2が主走査方向における最も右方側に配設され、左方側から右方側に向かう順で、インク・ヘッド10−1の右方側に隣接して紫外線ランプ20が配設され、紫外線ランプ20の右方側に隣接してインク・ヘッド12が配設され、インク・ヘッド12の右方側に隣接してインク・ヘッド14が配設され、インク・ヘッド14の右方側に隣接してインク・ヘッド16が配設され、インク・ヘッド16の右方側に隣接してインク・ヘッド18が配設され、インク・ヘッド18の右方側に隣接して紫外線ランプ22が配設され、紫外線ランプ22の右方側に隣接してインク・ヘッド10−1が配設されている。
【0050】
つまり、紫外線ランプ20は、白色とは異なる色彩のインクが供給される4つのインク・ヘッド12,14,16,18のうち主走査方向における最も左方側に配設されたインク・ヘッド12の左方側に隣接するとともに、白色のインクが供給されるインク・ヘッド10−1の右方側に隣接するようにして、インク・ヘッド12とインク・ヘッド10−1との間に配設されている。一方、紫外線ランプ22は、白色とは異なる色彩のインクが供給される4つのインク・ヘッド12,14,16,18のうち主走査方向における最も右方側に配設されたインク・ヘッド18の右方側に隣接するとともに、白色のインクが供給されるインク・ヘッド10−2の左方側に隣接するようにして、インク・ヘッド18とインク・ヘッド10−2との間に配設されている。
【0051】
ここで、ワイヤー124に固定的に配設されたインク・ヘッド・ホルダー130は、ワイヤー124がモーターなどの駆動装置(図示せず)によって巻き取られて主走査方向に移動すると、このワイヤー124の移動に伴って中央壁122の壁面に沿って主走査方向に移動する。
【0052】
このため、インク・ヘッド・ホルダー130に固定的に配設されたインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18ならびに紫外線ランプ20,22も、インク・ヘッド・ホルダー130の移動に伴って記録紙上を主走査方向に移動する。即ち、側方部材114R側からインク・ジェット・プリンタ200の中央を経て側方部材14L側へと主走査方向における行き方向で移動するとともに、側方部材114L側からインク・ジェット・プリンタ200の中央を経て側方部材114R側へと主走査方向における帰り方向で移動する。
【0053】
以上の構成において、このインク・ジェット・プリンタ200を用いて記録紙上に印刷を行う場合を説明すると、ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動に伴って、インク・ヘッド・ホルダー130に配設されたインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と紫外線ランプ20,22とが一体的に、給紙装置(図示せず)によってベース部材112上に供給された記録紙上を、主走査方向における行き方向および帰り方向に往復移動する。
【0054】
この際、主走査方向における行き方向と帰り方向との双方向において往復移動するインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18は、それぞれのインク・ジェット・ノズルからインクチューブ118によって搬送されたインクを射出し、射出されたインクの飛滴が記録紙上の所定の位置に落下して、記録紙上の所定の位置にドットが形成され、双方向印刷により所定の印刷が行われる(図5ならびに図6参照)。
【0055】
ここで、インク・ジェット・プリンタ200においては、インク・ヘッド・ホルダー130が主走査方向における行き方向において移動する場合には、主走査方向における右方側から左方側へ移動する往路の進行方向の最も先頭側にインク・ヘッド10−1が位置するようになり、このインク・ヘッド10−1から順にインクが射出されて印刷が行われる。
【0056】
具体的には、主走査方向における行き方向において移動するインク・ヘッド10−1から白色のインクが射出され(図5(a)参照)、次に、インク・ヘッド12から黒色のインクが射出され(図5(b)参照)、次に、インク・ヘッド14から青色のインクが射出され(図5(c)参照)、次に、インク・ヘッド16から赤色のインクが射出され(図5(d)参照)、次に、インク・ヘッド18から黄色のインクが射出される(図5(e)参照)。
【0057】
こうして、インク・ヘッド10−1,12,14,16,18のそれぞれから射出されたインクの飛滴は、記録紙上の所定の位置(図5(a)〜(f)において一点鎖線で示す領域参照)に落下して、記録紙上の所定の位置にドット(図5(a)〜(f)参照)を形成し、双方向印刷における行き方向における印刷が行われる。
【0058】
ここで、行き方向におけるインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と紫外線ランプ20,22との移動に伴い、図5(a)に示すようにしてインク・ヘッド10−1から白色のインクが射出された後には、インク・ヘッド10−1に隣接して配設され往路の進行方向におけるインク・ヘッド10−1の後段に位置する紫外線ランプ20によって、インクの飛滴が落下した記録紙上に紫外線が照射されるようになる(図5(b)に示す状態参照)。つまり、インク・ヘッド10−1から射出され記録紙上に落下した白色のインクには、紫外線ランプ20からの紫外線が直ちに照射され、白色のUVインクが記録紙上において硬化する。
【0059】
こうして白色のインクが硬化した後に、インク・ヘッド12,14,16,18のそれぞれから、黒色のインク、青色のインク、赤色のインクならびに黄色のインクが射出される(図5(b)(c)(d)(e)に示す状態参照)。
【0060】
そして、行き方向におけるインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と紫外線ランプ20,22との移動に伴い、インク・ヘッド18に隣接して配設され往路の進行方向におけるインク・ヘッド18の後段に位置する紫外線ランプ22によって、記録紙上に紫外線が照射され、記録紙上に落下した白色とは異なる色彩のUVインクが記録紙上において硬化する(図5(f)に示す状態参照)。
【0061】
一方、インク・ジェット・プリンタ200において、インク・ヘッド・ホルダー130が主走査方向における帰り方向において移動する場合には、主走査方向における左方側から右方側へ移動する往路の進行方向の最も先頭側にインク・ヘッド10−2が位置するようになり、このインク・ヘッド10−2から順にインクが射出されて印刷が行われる。
【0062】
具体的には、主走査方向における帰り方向において移動するインク・ヘッド10−2から白色のインクが射出され(図6(a)参照)、次に、インク・ヘッド18から黄色のインクが射出される(図6(b)参照)、次に、インク・ヘッド16から赤色のインクが射出され(図6(c)参照)、次に、インク・ヘッド14から青色のインクが射出され(図6(d)参照)、次に、インク・ヘッド12から黒色のインクが射出される(図6(e)参照)。
【0063】
こうして、インク・ヘッド10−1,12,14,16,18のそれぞれから射出されたインクの飛滴は、記録紙上の所定の位置(図6(a)〜(f)において一点鎖線で示す領域参照)に落下して、記録紙上の所定の位置にドット(図6(a)〜(f)参照)を形成し、双方向印刷における行き方向における印刷が行われる。
【0064】
ここで、帰り方向におけるインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と紫外線ランプ20,22との移動に伴い、図6(a)に示すようにしてインク・ヘッド10−2から白色のインクが射出された後には、インク・ヘッド10−2に隣接して配設され復路の進行方向におけるインク・ヘッド10−2の後段に位置する紫外線ランプ22によって、インクの飛滴が落下した記録紙上に紫外線が照射されるようになる(図6(b)に示す状態参照)。つまり、インク・ヘッド10−2から射出され記録紙上に落下した白色のインクには、紫外線ランプ22からの紫外線が直ちに照射され、白色のUVインクが記録紙上において硬化する。
【0065】
こうして白色のインクが硬化した後に、インク・ヘッド12,14,16,18のそれぞれから、黒色のインク、青色のインク、赤色のインクならびに黄色のインクが射出される(図6(b)(c)(d)(e)に示す状態参照)。
【0066】
そして、帰り方向におけるインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と紫外線ランプ20,22との移動に伴い、インク・ヘッド12に隣接して配設され往路の進行方向におけるインク・ヘッド12の後段に位置する紫外線ランプ20によって、記録紙上に紫外線が照射され、記録紙上に落下した白色とは異なる色彩のUVインクが記録紙上において硬化する(図6(f)に示す状態参照)。
【0067】
そして、所定の印刷が終了したならば、ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動に伴い、図示しないオートカッターのカッターの刃部を記録紙上に当接させた状態で移動させるようにして、所定の印刷が行われた部分の記録紙を切り離なせばよい。
【0068】
上記したようにして、本発明によるインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置を有するインク・ジェット・プリンタ200においては、6つのインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と2つの紫外線ランプ20,22とを、主走査方向における左方側から、インク・ヘッド10−1、紫外線ランプ20、インク・ヘッド12、インク・ヘッド14、インク・ヘッド16、インク・ヘッド18、紫外線ランプ22、インク・ヘッド10−2の順で、インク・ヘッド・ホルダー130に配設したので、簡単な構成で、主走査方向の行き方向における印刷(図5(a)〜(f)参照)ならびに帰り方向における印刷(図6(a)〜(f)参照)のいずれの場合も、インク・ヘッド10−1,10−2から射出された白色のインクが紫外線ランプ20,22からの紫外線によって硬化された後に、黒色のインク、青のインク、赤色のインクならびに黄色のインクが射出されるようになり、記録紙上において白色のインクと白色とは異なる色彩のインクとが混濁せず、良好な印刷結果を得ることができる。
【0069】
また、本発明によれば、主走査方向の行き方向における印刷ならびに帰り方向における印刷のいずれの場合も、インク・ヘッド10−1,10−2から白色のインクが射出されてドットが形成された後に、インク・ヘッド12,14,16,18から白色とは異なる色彩のインクが射出されてドットが形成されるようになる。このため、従来のように、黒色のインク、青色のインク、赤色のインクならびに黄色のインクによって記録紙上にドットが形成された後に、白色のインクの飛滴が記録紙上に落下してドットが形成されるのを回避でき、白色のインクによって記録紙上に白地のベースを作成し、その白地ベースの上に白色とは異なる色彩を重ねて良好な印刷結果を得ることができ、記録紙上の印刷に視覚的な違和感がなくなる。
【0070】
さらに、本発明によれば、上記「従来の技術」の項に記載したようにインク・ヘッド10による白色のインクでのベタ印刷を、白色とは異なる色彩での印刷に先だって予め行う必要もないので、速い印刷スピードを維持でき、紫外線ランプ20,22によるインクの硬化で乾燥の時間も短縮さており高い作業効率を達成できる。
【0071】
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(4)に説明するように変形してもよい。
【0072】
(1)上記した実施の形態においては、6つのインク・ヘッド10−1,10−2,12,14,16,18と2つの紫外線ランプ20,22とを有するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、印刷に必要な色彩などの応じて、白色とは異なる色彩のインクを射出するインク・ヘッドの総数を増減させるなどしてもよい。
【0073】
また、上記した実施の形態においては、インク・ジェット・プリンタ200において双方向印刷を行うようにしたが、主走査方向における所定の一方向(行き方向か帰り方向のいずれか一方の方向)においてのみ移動するインク・ヘッドからインクを射出して単方向印刷を行うように、例えば、行き方向においてのみ印刷を行うようにするならば、少なくともインク・ヘッド10−1とインク・ヘッド12,14,16,18のいずれかと紫外線ランプ20とを配設すればよい。
【0074】
(2)上記した実施の形態においては、主走査方向の行き方向における印刷(図5(a)〜(f)参照)においては、インク・ヘッド10−2からは白色のインクを射出せず、帰り方向における印刷(図6(a)〜(f)参照)においては、インク・ヘッド10−1からは白色のインクを射出しないようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、白色の単色で印刷する場合などは混色の問題が生起されないので、行き方向の印刷においてインク・ヘッド10−2から白色のインクを射出したり、帰り方向における印刷においてインク・ヘッド10−1からは白色のインクを射出するようにしてもよい。こうすると、インク・ヘッド10−1,10−2の2つのインク・ヘッドによって、隠蔽性が比較的低い白色を厚く塗って良好な印刷結果を得ることできる。
【0075】
(3)上記した実施の形態においては、記録紙上に紫外線を照射する紫外線ランプ20,22とUVインクとを用いるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、紫外線とは異なる放射線の可視光や電子線あるいはその他の光を照射する手段を用い、記録紙上に照射される光によって固化あるいは増粘する性質を有する各種インクを用いるようにしてもよい。
【0076】
(4)上記した実施の形態ならびに上記(1)乃至(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、インク・ジェット方式により記録紙上に印刷を行うに際して、記録紙上に滴下されたインクが混濁することを防止して、良好な印刷結果を得ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインク・ジェット・プリンタを示す概略構成説明図である。
【図2】図1の要部を模式的に示した説明図である。
【図3】本発明によるインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置を有するインク・ジェット・プリンタの実施の形態の一例を示す概略構成説明図である。
【図4】図3の要部を模式的に示した説明図である。
【図5】(a)(b)(c)(d)(e)(f)は主走査方向の行き方向における印刷を模式的に示した説明図である。
【図6】(a)(b)(c)(d)(e)(f)は主走査方向の帰り方向における印刷を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
10,10−1,10−2,12,14,16,18 インク・ヘッド
20,22 紫外線ランプ
112 ベース部材
114L、114R 側方部材
116 インク・カートリッジ
118 インク・チューブ
120 インク・チューブ・ガイド
122 中央壁
123 インク・チューブ・ガイド受け部材
124 ワイヤー
130 インク・ヘッド・ホルダー
100,200 インク・ジェット・プリンタ
Claims (4)
- 複数の色彩のインクをそれぞれインク・ジェット・ノズルから射出する複数のインク・ヘッドと、
前記インク・ヘッドの前記インク・ジェット・ノズルから射出されたインクの飛滴が落下する媒体上に光を照射し、前記媒体上においてインクを硬化させる光照射手段と
を有し、
前記インク・ヘッドと前記光照射手段とが一体的に前記媒体上を移動しながらインク・ジェット方式により印刷を行うインク・ヘッド装置であって、
白色のインクを前記インク・ジェット・ノズルから射出する第1のインク・ヘッドと、
前記光照射手段と、
白色とは異なる色彩のインクを前記インク・ジェット・ノズルから射出する第2のインク・ヘッドと
を有し、
前記媒体上を移動する際の進行方向における最も先頭側に位置するように前記第1のインク・ヘッドを配設し、
前記進行方向における前記第1のインク・ヘッドの後段に位置するように前記第1のインク・ヘッドに隣接して前記光照射手段を配設し、
前記進行方向における前記光照射手段の後段に位置するように前記光照射手段に隣接して前記第2のインク・ヘッドを配設した
ものであるインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置。 - 複数の色彩のインクをそれぞれインク・ジェット・ノズルから射出する複数のインク・ヘッドと、
前記インク・ヘッドのインク・ジェット・ノズルから射出されたインクの飛滴が落下する媒体上に光を照射し、前記媒体上においてインクを硬化させる複数の光照射手段と
を有し、
前記インク・ヘッドと前記光照射手段とが一体的に前媒体上を往復移動しながらインク・ジェット方式により印刷を行うインク・ヘッド装置であって、
白色のインクを前記インク・ジェット・ノズルから射出する第1のインク・ヘッドと、
白色のインクを前記インク・ジェット・ノズルから射出する第2のインク・ヘッドと、
第1の光照射手段と、
第2の光照射手段と、
白色とな異なる色彩のインクを前記インク・ジェット・ノズルから射出する第3のインク・ヘッドと
を有し、
前記媒体上を移動する際の往路の進行方向における最も先頭側に位置するように前記第1のインク・ヘッドを配設し、
前記往路の進行方向における前記第1のインク・ヘッドの後段に位置するように前記第1のインク・ヘッドに隣接して前記第1の光照射手段を配設し、
前記媒体上を移動する際の復路の進行方向における最も先頭側に位置するように前記第2のインク・ヘッドを配設し、
前記復路の進行方向における前記第2のインク・ヘッドの後段に位置するように前記第2のインク・ヘッドに隣接して前記第2の光照射手段を配設し、
前記第1の光照射手段と前記第2の光照射手段との間に位置するように前記第3のインク・ヘッドを配設した
ものであるインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置。 - 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のインク・ヘッド装置において、
前記インク・ヘッドの前記インク・ジェット・ノズルから射出されるインクはUVインクであり、
前記光照射手段は紫外線ランプである
インク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置。 - 請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のインク・ジェット・プリンタにおけるインク・ヘッド装置と、
前記インク・ヘッド装置を、前記進行方向における一方の端部から他方の端部へ向かう第1の方向で移動可能であるとともに、前記進行方向における前記他方の端部から前記一方の端部へ向かう第2の方向で移動可能な移動手段と
を有し、
前記移動手段によって第1の方向で前記インク・ヘッド装置が移動された場合には、前記第1のインク・ヘッドの前記インク・ジェット・ノズルから射出された白色のインクが前記第1の光照射手段によって硬化されるとともに、前記第3のインク・ヘッドの前記インク・ジェット・ノズルから射出された白色とは異なる色彩のインクが前記第2の光照射手段によって硬化され、
前記移動手段によって第2の方向で前記インク・ヘッドが移動された場合には、前記第2のインク・ヘッドの前記インク・ジェット・ノズルから射出された白色のインクが前記第2の光照射手段によって硬化されるとともに、前記第3のインク・ヘッドの前記インク・ジェット・ノズルから射出された白色とは異なる色彩のインクが前記第1の光照射手段によって硬化される
ものであるインク・ジェット・プリンタ。
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-
2003
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