JP2005050385A - コントローラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 相対座標モードと絶対座標モードとの入力装置を同時に使用することができず、特に文字入力等を正確に行うことができなかった。
【解決手段】 パッドタイプの第1コントローラ2とスティックタイプの第2コントローラ3を、ノート型のコンピュータに設ける。第1コントローラ2では絶対座標データと相対座標データとを出力させ、第2コントローラ3では相対座標データのみを出力させる。絶対座標データを出力させる場合には、相対座標データのフォーマットを前記絶対座標データと同一のフォーマットに変換し、且つ前記相対座標データのフォーマットの一部に絶対座標データと識別できる識別情報を出力させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 パッドタイプの第1コントローラ2とスティックタイプの第2コントローラ3を、ノート型のコンピュータに設ける。第1コントローラ2では絶対座標データと相対座標データとを出力させ、第2コントローラ3では相対座標データのみを出力させる。絶対座標データを出力させる場合には、相対座標データのフォーマットを前記絶対座標データと同一のフォーマットに変換し、且つ前記相対座標データのフォーマットの一部に絶対座標データと識別できる識別情報を出力させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えばノートタイプのコンピュータに内蔵されたパッドタイプの入力装置とスティックタイプの入力装置のように操作態様の相違する入力装置からの情報をソフトウエア上で処理可能なコントローラに関する。
従来のノートタイプのコンピュータの入力装置(コントローラ)としては、例えばパッドタイプやスティックタイプのものが使用されている。
前記パッドタイプの入力装置は、平板状のパッドがキーボードの近傍に設けられ、使用時にはパッド上で指を摺動させることにより画面上に表示されたポインタ(マウスカーソル)をX,Y軸方向(画面と平行な方向)へ移動させる情報を入力することができる。またパッド上部を指でたたくなどの操作をすることによりZ軸方向の情報を入力することができる。
前記スティックタイプの入力装置は、小径のスティックがキーボードのキー配列の中心部近傍に設けられ、前記スティックを指で所望の方向へ倒す動作をすることにより画面上に表示されたポインタをX,Y軸方向へ移動させる情報を入力することができる。
前記パッドタイプの入力装置では、コンピュータに対して相対座標データおよび絶対座標データを出力することができ、前記スティックタイプの入力装置は、相対座標データのみを出力させることができる。前記相対座標データは、コンピュータの画面上でカーソルなどを移動させるモードであり、前記絶対座標データは、カーソル移動または文字や図形などを手書きで書き込むときなどに使用されるモードである。
一般に、各入力装置での相対座標データは、図4に示すように、通常3バイトのフォーマットの信号で処理され、各バイトの1バイト目の領域ではオーバーフロービット(YO,XO)、サインビット(YS,XS)、ボタン情報等のデータが得られ、2バイト目、3バイト目の領域ではそれぞれXカウント、YカウントからなるX,Y座標上の可変情報が得られる。
また絶対座標データは、図5に示すように、6バイトのフォーマットの信号で処理され、各バイトの1バイト目の領域では、外部入力装置(例えばマウス)との識別をするための識別情報、2,3,4,5,6バイト目の領域ではそれぞれXカウント、Xカウント及びボタン情報、Yカウント及びボタン情報、Yカウント、Zカウントからなる情報が得られる。
特開平6-70383号公報
しかしながら、上記従来のパーソナルコンピュータ装置では、ノートタイプのコンピュータにパッドタイプとスティックタイプの入力装置の両方を同時に使用することができず、以下に示す問題があった。
すなわち、パッドタイプの入力装置を使用して絶対座標データを入力する(例えばサイン等の文字を書く)場合、指やペン等でパッド上面を摺動させることにより入力が可能になるが、このとき文字を構成する線と線の切れ目などで指やペン等を一旦パッド上面から離してしまうと、再度パッド上面に指やペン等を触れる場合にその触れる位置が分からなくなる場合があり、これによって文字のバランスが崩れたりまたは認識できない文字になるなど再度入力し直さなければならないことがある。
従来のパッドタイプの入力装置を用いて文字入力を行うことはすでに行われているが、その場合得られる操作データのフォーマットの信号が相対座標データと絶対座標データとでは異なるため、絶対座標データの入力モードで操作しているときに入力する位置が認識できなくなった場合に相対座標データの入力モードに切替えるなど、相対座標データの入力と絶対座標データの入力とを切替えて操作している。しかしながら、この場合も相対座標データと絶対座標データの入力モードの切替えを必要に応じて行わなければならず、しかもこのとき相対座標データと絶対座標データとを切替えるためのソフトウエアを使用してその都度使用者が切替え、場合によってはコンピュータを起動し直さなければならないなど操作性の点で問題があった。
本発明は、相対座標データを入力する入力装置と、絶対座標データを入力する入力装置とで、信号のフォーマットを共通化して、入力装置からの入力があったときに信号処理を簡単にするとともに、両入力装置の識別を容易にしたコントローラを提供することを目的としている。
本発明は、表面に触れたことを検出するとともに前記表面での接触位置を検出し、絶対座標データを出力するパッドタイプ入力装置と、スティック部分の操作量を検出し、相対座標データを出力するスティックタイプ入力装置とを有し、
パッドタイプ入力装置から得られる前記絶対座標データと、スティックタイプ入力装置から得られる前記相対座標データを、同じデータ長のフォーマットデータとして出力する出力部を有することを特徴とするものである。
パッドタイプ入力装置から得られる前記絶対座標データと、スティックタイプ入力装置から得られる前記相対座標データを、同じデータ長のフォーマットデータとして出力する出力部を有することを特徴とするものである。
例えば、前記絶対座標データはX,Y,Zの立体座標上の可変情報を出力するもので、前記相対座標データは、X,Yの平面座標上の可変情報を出力するものであり、前記相対座標データは、前記絶対座標データのZ座標情報の領域に、絶対座標データと相対座標データとを識別する固定情報が付加されたものである。
さらに、前記パッドタイプ入力装置は、前記絶対座標データのデータ長よりも短い相対座標データを出力することが可能である。
この場合に、前記パッドタイプ入力装置から得られる相対座標データは3バイトのデータであり、前記絶対座標データは3バイトの前記相対座標データよりもバイト数の多いフォーマットデータである。
また、前記パッドタイプ入力装置から得られる前記絶対座標データと、パッドタイプ入力装置から得られる前記相対座標データとを切換えて出力する切換え部が設けられているものとして構成される。
上記手段により、2つの入力装置を使用用途または操作性に応じて使い分けることができるため操作性を向上させることができる。
これにより、パッドタイプ入力装置ではサインや文字等の入力と、X方向およびY方向の移動データの出力とが可能となり、スティックタイプ入力装置ではX方向およびY方向の相対座標データの出力が可能となり、多様な入力データを生成することができ、操作性の向上に応じて選択可能とすることができる。
上記手段により、異なる種類の入力装置を例えばノートタイプのコンピュータに組込んで使用することにより、使用者は各入力装置を切替えずに同時操作が可能になる。この場合、例えば2つの異なる入力装置を使用するとき、両入力装置からは同一のフォーマットを有する信号が出力部から出力されなければ前記ドライバ等が組込まれている処理部での処理が複雑になり、また出力された信号がどちらの入力装置を操作して得られた信号であるかの区別も困難になる。そこで前記区別ができるように一方の入力装置のフォーマットの一部に他方の入力装置とを区別するための識別情報を入れることにより両入力装置の識別が可能になる。
例えば、前記出力部では、前記パッドタイプ入力装置からX,Y,Zの立体座標上の可変情報が得られたときに、6バイトの絶対座標上のデータが生成されて前記処理部に与えられ、前記スティックタイプ入力装置からX,Y座標上の可変情報が得られたときに、3バイトの相対移動データが6バイトのデータに変換され、この6バイトのデータのうちのZ情報の領域に固定情報が付加される。
さらに詳しくは、前記出力部から前記処理部に与えられる6バイトのデータは、各バイトがそれぞれ、識別情報、Xカウント情報、Xカウント及びボタン情報、Yカウント及びボタン情報、Yカウント情報およびZカウント情報を示す領域であり、前記一方の入力装置からの可変情報が得られたときには、前記Zカウント情報が操作に応じた可変データとなり、前記他方の入力装置からの可変情報が得られたときには、前記Zカウント情報が固定情報となる。
上記のように構成すると、相対座標データの3バイトのフォーマットを6バイトのフォーマットに変換して見かけ上絶対座標データのフォーマットと同一のフォーマットに変換する処理が前記出力部で行われ、前記処理部へ通知される。この場合、相対座標データのフォーマット用に設けられているZ軸方向に関するデータが出力されるデータ領域は、もともと座標データ等を入れる必要のない領域であるため、前記領域に前記絶対座標データとを識別する識別情報が出力される。このとき、例えば前記識別情報を出力させる領域で通常00h〜7Fhの範囲で使用されるとすると、絶対座標データのZの可変情報が割り当てられる領域には00h〜7Ehが割り当てられ、残りの7Fhが相対座標データの前記領域に割り当てられる。前記7Fhのデータが出力部から出力されて処理部のドライバ等へ通知された場合には、X,Yの可変情報のみを出力する入力装置であると認識される。
例えばパッドタイプの入力装置を用いて絶対座標データおよび相対座標データを出力させ、スティックタイプの入力装置を用いて相対座標データを出力させることができる。この場合パッドタイプの入力装置では、パッド面で指やペン等を使用してサインや文字等を入力すること、すなわちドットデータの軌跡により絶対座標データを入力でき、またパッド面で指等を摺動させることによりX,Y方向の相対座標データ(移動データ)を出力できる。またスティックタイプの入力装置では、スティック状の操作体を所望の方向へ倒すことにより、X,Y方向の相対座標データを出力できる。
前記相対座標データの出力では、表示部に表示されたポインタ(カーソル)を所望の方向へ移動させることができる。また絶対座標データの入力モードでは、表示部に表示された所定の領域の選択ができ、絶対座標データの出力では、文字を入力する等のサイン認証を行うことができる。
しかも両入力装置を同時に使用することができ、両入力装置が相対座標データの入力モードである場合には、使用者は入力装置の切替え操作を行うことなく同時に両入力装置を使用できる。また相対座標データと絶対座標データが出力可能である場合でも、使用者は入力装置の切替え操作を行うことなく同時に両入力装置を使用することができる。この場合、両入力装置を同時に使用している場合、出力された座標データは例えば交互に処理部に設けられたドライバに通知され、所定の処理が行われる。
上記手段により、例えばパッドタイプの入力装置を使用して、パッド面に対して指やペンを摺動させて文字入力を行っている場合、一旦パッド面から指等を離して次にパッド面に指等を降ろす場合にその降ろす位置が認識できなくなることがあり、その場合スティックタイプの入力装置を操作し、その降ろす位置までポインタを移動させて位置決めをした後に文字入力を始めることにより、正確な文字入力を行うことができる。
さらに、前記出力部には、前記他方の入力装置から得られた可変情報を、前記の6バイトのデータに変換する経路と、前記可変情報を3バイトのデータとして出力する経路とを切り換える切換部が設けられているものとすることができる。
このように構成すると、前記両入力装置が相対座標データが出力されている場合、少なくとも他方の入力装置は3バイトのフォーマットで処理され、処理部へ通知することができる。
上述した本発明のコントローラは、パッドタイプとスティックタイプの2つの入力装置の組み合わせだけでなく、さらに外部装置としてマウスタイプの入力装置を接続して3つの入力装置を組み合わせて、処理部に設けられた共通のドライバにより処理できるようにしてもよい。この場合、例えばパッドタイプの入力装置では文字入力を可能にする絶対座標データを出力させ、スティックタイプの入力装置ではワープロや表計算などの編集画面を上下左右にスクロールさせるスクロールデータを出力させ、前記マウスタイプの入力装置ではポインタ(カーソル)を移動させる相対座標データを出力させてもよい。
また、前記識別情報は、その位置や内容は変更してもよい。
また、前記識別情報は、その位置や内容は変更してもよい。
以上説明したように本発明は、異なる種類の入力装置を切替え操作を行うことなくしかも同時に使用できる。特に、パッドタイプの入力装置を用いて指やペン等で文字入力等の絶対座標データを出力させる場合、次に指やペン等を降ろす位置が認識できなくなった場合でも、入力装置の切替え操作を行うことなく前記とは別の種類の入力装置を用いて相対座標データを出力させることにより、文字等の入力を正確に行うことができる。
以下、本発明のコントローラの一例を図面を参照して説明する。図1は本発明のコントローラを内蔵したノート型コンピュータの外観を示す斜視図、図2はコントローラ内部の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すコントローラ1は、ノート型のコンピュータに組込まれて使用される。前記コントローラ1は、筐体8の上面にキーボード6が配設され、前記キーボード6の中央部近傍にスティックタイプの歪みセンサー3aを使用する第2コントローラ(第2の入力装置)3が設けられ、さらに前記キーボード6の手前に四角平板状のパッドタイプのセンサー2aを用いる第1コントローラ(第1の入力装置)2が設けられている。また前記第1コントローラ2の手前側には、ボタン型のスイッチ4,4が左右独立に設けられている。
前記第2コントローラ3では、相対座標データのみの入力がなされ、前記第1コントローラ2では、相対座標データと絶対座標データの双方の入力が可能である。なお、前記第1コントローラ2は、静電容量方式または感圧方式のどちらの方式で構成してもよい。
また筐体8には、開閉可能な液晶パネルからなる表示部5が設けられ、前記表示部5上に表示されたポインタ(カーソル)7を移動させる相対座標データを、第1コントローラ2ではパッド表面を指やペン等で所望の方向へ摺動させることにより、また第2コントローラ3ではスティックの頭部を指等で所望の方向へ押圧することにより入力できる。また、第1コントローラ2ではパッド表面でサイン、文字、図形等を入力することにより、前記サイン、文字、図形等が入力された軌跡が絶対座標データとして入力でき、前記サイン等が表示部5に表示される。
図2に示すブロック図は、第1コントローラ2と第2コントローラ3とホストPC26とで構成されている。スティックタイプの入力装置である歪みセンサー3aおよびパッドタイプの入力装置であるセンサー2aおよびこれに関連するハード以外のブロックは、筐体8に組み込まれた電子回路により構成されていてもよいし、あるいは前記入力装置以外の前記ブロックが、ホストPC26内にソフトウエアとして組み込まれているものであってもよい。また前記入力装置およびこれに関連するハード以外の各ブロックが本発明での出力部に相当し、またホストPC26内に組み込まれたデバイスドライバーが本発明での処理部に相当する。
第1コントローラ2と第2コントローラ3は、それぞれインターフェース14と24とで接続されている。さらにホストPC(パーソナルコンピュータ)26と第2コントローラ3は、インターフェース25を介して接続されている。この場合、第1コントローラ2からの出力データと第2コントローラ3からの出力データとが、前記インターフェース25に設けられた1つの出力ポート25aから出力され、その結果ホストPC26内のデバイスドライバは、第1コントローラ2と第2コントローラ3とを別々の処理部とせずに1つの処理部のみで信号処理される。すなわちホストPC26内に設けられたデバイスドライバーは、第1コントローラ2および第2コントローラ3からの信号を処理する共通の処理部となっている。前記デバイスドライバで処理された信号は、OS(オペレーティングシステム)等で所定の処理が行われ、表示部5へ出力するための信号に変換される。
前記第1コントローラ2には、パッド表面に指やペン等が触れたことを検出するパッドタイプの入力装置であるセンサー2a、および指やペン等が触れている場所を検出する座標検出部2bが設けられている。
また第1コントローラ2には、操作データを相対座標データに変換する相対移動量(座標)変換部11aと操作データを絶対座標データに変換する絶対座標変換部11bとが設けられ、それぞれが前記座標検出部2bと並列に接続されている。前記相対移動量変換部11aと絶対座標変換部11bは、それぞれインターフェース14に接続されている。さらに前記インターフェース14にはフォーマット切替制御部12が接続され、インバータ13を介して前記座標検出部2bと相対移動量変換部11aおよび絶対座標変換部11bとの間に設けられた切替部12a,12bが制御される。
前記フォーマット切替制御部12は、ホストPC26からの指令に基づいて、センサー2aを用いて図4に示す3バイトの相対座標データを入力する場合と、同じくセンサー2aを用いて図5に示す6バイトの絶対座標データを入力する場合とを切り換えるためのものである。前記座標検出部2bから相対座標データを入力する場合には、切替部12aがONとなり、切替部12bがOFFとなる。また前記座標検出部2bから絶対座標データが入力される場合には、切替部12bがONとなり、切替部12aがOFFとなる。
前記第2コントローラ3には、スティック部分の歪みを検出するスティックタイプの入力装置である歪みセンサー3aと、歪み量検出部3bが設けられている。前記歪み量検出部3bから得られた操作検出値は相対移動量(座標)変換部3cによって相対移動量のデータに変換される。
前記相対移動量変換部3cは、累積カウンタ15、そしてフォーマット変換部16に接続されている。前記累積カウンタ15では、相対移動量変換部3cから連続して入力される相対移動量のデータが累積され、フォーマット変換部16にて図4に示す3バイトの相対座標データ用のフォーマットが生成される。そして、前記データはインターフェース25を介してホストPC26のデバイスドライバに通知され、所定の処理が行われる。
また前記相対移動量変換部3cは、3バイトバッファ21aおよび6バイトフォーマット変換部22aに接続されている。バッファ21aにより相対移動量変換部3cから通知された相対移動量のデータが一時的に保持され、前記フォーマット変換部22aでは、相対移動量変換部3cから与えられた相対移動量のデータが図5に示す6バイトフォーマットの相対座標データに変換されるとともに、前記6バイトフォーマットの一部に識別情報としての識別フラグが付加される。デバイス選択部23での回路が閉じられたときに、フォーマット変換部22aから、6バイトの相対座標データがインターフェース25を介してホストPC26へ通知される。
また第1コントローラ2の相対移動量変換部11aから与えられる相対移動量のデータは、インターフェース14からインターフェース24に通知され、ラインL2を通って、デバイス選択部20から前記累積カウンタ15を通り、そして前記フォーマット変換部16へ通知可能となっている。
また第1コントローラ2の絶対座標変換部11bからインターフェース24に通知された絶対座標のデータは、6バイトバッファ21bにおいて一時的に保持され、フォーマット変換部22bにより図5に示す6バイトのフォーマットに変換される。そして、デバイス選択部23がONになったときに、前記バッファ21bから6バイトフォーマットの絶対座標データがインターフェース25を介してホストPC26に通知される。
また第2コントローラ3の相対移動量変換部3cから前記累積カウンタ15に至るラインL0、前記相対移動量変換部3cから3バイトバッファ21aに至るラインL1、および第1コントローラ2からインターフェース24を介して6バイトバッファ21bに至るラインL3には、それぞれ切替部17a,17b,17cが設けられている。前記切替部17aはフォーマット切替制御部17により制御され、切替部17b,17cは、フォーマット切替制御部17によりインバータ18を介して制御される。
上記のようにして構成された本発明のコントローラ1は、パッドタイプのセンサー2aからの入力と、スティックタイプの歪みセンサー3aからの入力を、共に図4に示す3バイトフォーマットの相対座標データとしてホストPC26に通知することができるし、さらにパッドタイプのセンサー2aからの絶対座標入力と、スティックタイプの歪みセンサー3aからの相対座標入力を、共に図5に示す6バイトフォーマットの信号としてホストPC26に与えることもできる。
この3バイトと6バイトの選択、およびパッドタイプのセンサー2aからの入力を相対座標入力とするか絶対座標入力とするかの選択は、専用のソフトウエアを操作して行ってもよく、あるいはキーボード6などで直接切替えられてもよく、適宜変更することができる。
パッドタイプのセンサー2aからの入力と、スティックタイプの歪みセンサー3aからの入力を、共に3バイトフォーマットの相対座標データとして使用するときには、フォーマット切替制御部17により第1コントローラ2と第2コントローラ3は全て3バイトフォーマットの処理を行うように切り換えられる。すなわち、切替部17aはON、インバータ18を介して切替部17bと17cはOFFに制御される。
このときホストPC26からの切替信号が、インターフェース25,ラインL4,インターフェース24,インターフェース14,ラインL6を順に通ってフォーマット切替制御部12に通知され、切替部12aがONとなり、切替部12bがOFFとなる。これにより、第1コントローラ2のセンサー2aから得られるデータ(指座標データ)は相対移動量変換部11aに通知され、この相対移動量変換部11aで変換された相対座標のデータは、インターフェース14を介して第2コントローラ3のインターフェース24に通知される。
歪みセンサー3aから入力され相対移動量変換部3cで、歪み量から変換された相対移動量のデータと、第1コントローラ2の相対移動量変換部11aからラインL2を経て通知される同じく相対移動量のデータは、デバイス選択部20で選択される。P1側がONになると、パッドタイプのセンサー2aからの相対移動量のデータが累積カウンタ15に与えられ、P2側がONになるとスティックタイプの歪みセンサー3aからの相対移動量の座標データが累積カウンタ15に与えられる。前記デバイス選択部20は、いずれかのセンサー2aまたは3aが操作されたときに、ホストPC26からの制御により、使用センサーに応じて一方の側(P1またはP2)へ切り換えられる。あるいはデバイス選択部20は、短時間のサイクルでP1側とP2側に常に交互に切り換えられ、センサー2aが使用されたときと歪みセンサー3aが使用されたときとで、随時相対移動量のデータが累積カウンタ15に与えられるようにしてもよい。
累積カウンタ15で加算された移動量の累積値は、フォーマット変換部16で図4に示す3バイトのフォーマットにフォーマット変換され、インターフェース25を介してホストPC26へ通知される。前記ホストPC26には、コントローラ1専用のデバイスドライバが設けられており、このデバイスドライバに通知された相対座標データに基づいてOS等が所定の処理を行い、画面5に表示されたポインタ7を所望の方向へ移動させることができる(図1参照)。
第1コントローラ2を絶対座標の入力装置として使用するときは、第1コントローラ2からの入力信号と、第2コントローラ3からの入力信号が、共に図5に示す6バイトのデータとしてホストPC26に与えられる。
このとき、フォーマット切替制御部17により、切替部17aがOFFに制御され、インバータ18を介して切替部17b,17cがONに制御される。
また、第1コントローラ2のフォーマット切替制御部12により、切替部12aがOFF、切替部12bがONに制御される。
よって、第1コントローラ2のセンサー2aの操作により座標検出部2bで検出された座標情報は絶対座標変換部11bへ与えられた絶対座標のデータに変換される。前記絶対座標変換部11bで変換された絶対座標のデータはインターフェース14を介して第2コントローラ3側のインターフェース24に通知される。第2コントローラ3側に入力された絶対座標のデータは、ラインL3を通って6バイトバッファ21bで保持される。さらにフォーマット変換部22bで図5に示す6バイトフォーマットの絶対座標データが生成される。
また、第2コントローラ3の歪みセンサー3aの操作により歪み量検出部3bで検出された歪み量は、一旦、相対移動量変換部3cにより相対移動量のデータに変換される。この相対移動量のデータは3バイトバッファ21aに保持された後、フォーマット変換部22aにより、3バイトのデータから図5に示す6バイトフォーマットの相対座標データに変換される。さらにフォーマット変換部22aでは6バイトフォーマットの一部に相対座標データであることを識別する識別情報としての識別フラグが付加される。
第1コントローラ2からの入力に基づくフォーマット変換部22bからの絶対座標データと、第2コントローラ3からの入力に基づきフォーマット変換部22aでフォーマットされ且つ前記識別情報が付加された相対座標データは、デバイス選択部23により選択される。この選択は、センサー2aと歪みセンサー3aのいずれかを使用したときに、ホストPC26からの指令によりデバイス選択部23がP3側かP4側のいずれかに固定されて切り換えられる。
あるいは、前記第1コントローラ2と第2コントローラ3を併行して使用するモードでは、デバイス選択部23は、短時間のサイクルでP3側またはP4側へ交互に切替わる。
よって、センサー2aを使用しているときと、歪みセンサー3aを使用しているときとで、ホストPC26のデバイスドライバーへ、同じ6バイトフォーマットのデータが与えられる。
ここで、3バイトフォーマット変換部16により変換される3バイトの相対座標データのフォーマットは、図4に示す通りである。1バイト目は、オーバーフロービット(YO,XO)、サインビット(YS,XS)、ボタン情報等のデータ領域、2バイト目、3バイト目は、Xカウント、YカウントからなるX,Y座標上の可変情報の領域である。
フォーマット変換部22aとフォーマット変換部22bで変換される6バイトの座標データのフォーマットは図5に示す通りである。1バイト目は、外部入力装置(例えばマウス)との識別をするための識別情報の領域、2,3,4,5,6バイト目は、それぞれXカウント、Xカウント及びボタン情報、Yカウント及びボタン情報、Yカウント、Zカウントからなる情報の領域である。
ただし、前記フォーマット変換部22bで変換される絶対座標データでは、Zカウントのデータ領域30が、可変データとなるが、前記フォーマット変換部22aで変換される相対座標データでは、Zカウントのデータ領域30が、識別情報の固定値(識別フラグ)となる。
このコントローラ1が6バイトのフォーマットを形成するように動作しているとき、ホストPC26のデバイスドライバーには、歪みセンサー3aを操作したときの相対座標データと、センサー2aを操作したときの相対座標データが、共に同じ6バイトフォーマットの信号として与えられる。したがって、デバイスドライバーでの両データの処理が容易であり、またZカウントのデータ領域30が識別フラグのデータであるか否かを確認することにより、相対座標データか絶対座標データかを識別できる。
次に、ホストPC26に設けられた、デバイスドライバーの動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
デバイスドライバーでは、インターフェース25から与えられたデータ、さらには第3コントローラから与えられたデータをデコードする(ステップ1;ST1)。この場合の、第3コントローラは、図1に示すノート型のコンピュータの外部に接続されるマウスコントローラなどである。この第3コントローラは、例えば筐体の下部(または上部)に球体が設けられ且つ前記球体に接する2つの軸が設けられ、筐体を所望の方向へ移動させることで前記球体が回転し、それに伴う軸の回転力をエンコーダ等からなる検出部で検出する構造であり、これは相対座標の入力に用いられる。
図3に示すようにST2では、入力されデコードされた座標データが6バイトフォーマットを有するデータであるか確認される。ST2において、操作データが6バイトフォーマットではない場合(No)、ST8において3バイトフォーマットのデータとして処理される。このときに処理されるデータは、図2に示すコントローラが3バイトフォーマットの生成として動作しているとき、あるいは前記マウスなどの第3コントローラが操作されているときである。ST8での処理により、画面上でカーソル等を移動させる移動データ(トラッキングデータ)として処理される。
またST2において操作データが6バイトフォーマットを有するデータであると認識された場合(Yes)には、ST3において、Zデータの領域が識別フラグからなる固定値であるか否か確認され、識別フラグが検出されたときは、第2コントローラ3からの相対座標データであると認識され、ST7で6バイトフォーマットのデータが処理される。前記識別フラグが検出されなかったときは、第1コントローラ2からの絶対座標データであると認識され、ST4で6バイトフォーマットのデータが処理される。このデータはパッドを用いてサインや文字や図形を記載するデータである。
そしてそれぞれの処理データは、共通データ加工処理され(ST5)、OSなどのシステムに通知され、画面の表示処理などがなされる。
図2に示すコントローラからの座標データが図3に示すようにデバイスドライバーで処理されると、パッドタイプの第1コントローラ2では文字等の絶対座標の入力が可能で、またスティックタイプの第2コントローラ3ではワープロや表計算等の表示画面(ウインドウ)を上下にスクロールまたはトラッキングさせる相対座標の入力が可能であり、さらにマウスタイプの第3コントローラではカーソル(ポインタ)をトラッキングさせる相対座標を入力できる。
特に、パッドタイプのセンサー2aからの絶対座標データと、スティックタイプの歪みセンサー3aからの相対座標データを同じフォーマットとしてデバイスドライバーで処理できるため、例えばパッドタイプのセンサー2aで文字や図形などを途中まで入力して入力を止めたようなときに、スティックタイプの歪みセンサー3aを用いて、入力を止めた位置へカーソルを移動して位置を入力することにより、そのまま続けてパッドタイプのセンサー2aで図形などの続きを入力するような処理が容易になる。
本発明のコントローラは、上記実施の形態に限られることはなく、相対座標データの入力にはトラックボールタイプの入力装置を使用してもよい。また、相対座標データのフォーマットの一部に識別情報を付加したが、絶対座標データのフォーマット側に識別情報を付加してもよく、フォーマットの形式によって適宜変更することができる。
2 第1コントローラ
2a センサー
2b 座標検出部
3 第2コントローラ
3a 歪みセンサー
3b 歪み量検出部
3c 相対移動量変換部
5 表示部
7 ポインタ(カーソル)
11a 相対移動量変換部
11b 絶対座標変換部
12,17 フォーマット切替制御部
14,24,25 インターフェース
15 累積カウンタ
16,22a,22b フォーマット変換部
20,23 デバイス選択部
21a,21b バッファ
26 ホストPC
2a センサー
2b 座標検出部
3 第2コントローラ
3a 歪みセンサー
3b 歪み量検出部
3c 相対移動量変換部
5 表示部
7 ポインタ(カーソル)
11a 相対移動量変換部
11b 絶対座標変換部
12,17 フォーマット切替制御部
14,24,25 インターフェース
15 累積カウンタ
16,22a,22b フォーマット変換部
20,23 デバイス選択部
21a,21b バッファ
26 ホストPC
Claims (5)
- 表面に触れたことを検出するとともに前記表面での接触位置を検出し、絶対座標データを出力するパッドタイプ入力装置と、スティック部分の操作量を検出し、相対座標データを出力するスティックタイプ入力装置とを有し、
パッドタイプ入力装置から得られる前記絶対座標データと、スティックタイプ入力装置から得られる前記相対座標データを、同じデータ長のフォーマットデータとして出力する出力部を有することを特徴とするコントローラ。 - 前記絶対座標データはX,Y,Zの立体座標上の可変情報を出力するもので、前記相対座標データは、X,Yの平面座標上の可変情報を出力するものであり、前記相対座標データは、前記絶対座標データのZ座標情報の領域に、絶対座標データと相対座標データとを識別する固定情報が付加されたものである請求項1記載のコントローラ。
- 前記パッドタイプ入力装置は、前記絶対座標データのデータ長よりも短い相対座標データを出力することが可能である請求項1または2記載のコントローラ。
- 前記パッドタイプ入力装置から得られる相対座標データは3バイトのデータであり、前記絶対座標データは3バイトの前記相対座標データよりもバイト数の多いフォーマットデータである請求項3記載のコントローラ。
- 前記パッドタイプ入力装置から得られる前記絶対座標データと、パッドタイプ入力装置から得られる前記相対座標データとを切換えて出力する切換え部が設けられている請求項3または4記載のコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004332801A JP2005050385A (ja) | 1998-12-28 | 2004-11-17 | コントローラ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37331498 | 1998-12-28 | ||
JP2004332801A JP2005050385A (ja) | 1998-12-28 | 2004-11-17 | コントローラ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36906799A Division JP4236783B2 (ja) | 1998-12-28 | 1999-12-27 | コントローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005050385A true JP2005050385A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34276963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004332801A Pending JP2005050385A (ja) | 1998-12-28 | 2004-11-17 | コントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005050385A (ja) |
-
2004
- 2004-11-17 JP JP2004332801A patent/JP2005050385A/ja active Pending
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070622 |
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A02 | Decision of refusal |
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