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JP2005044439A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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JP2005044439A
JP2005044439A JP2003277623A JP2003277623A JP2005044439A JP 2005044439 A JP2005044439 A JP 2005044439A JP 2003277623 A JP2003277623 A JP 2003277623A JP 2003277623 A JP2003277623 A JP 2003277623A JP 2005044439 A JP2005044439 A JP 2005044439A
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Katsuhisa Urabe
活寿 卜部
Yoshikazu Miyawaki
好和 宮脇
Satoru Kishida
悟 岸田
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Abstract

【課題】 製造パラメータの影響を受けることなく、不揮発性メモリセルのプログラム動作を、しきい値電圧のばらつきを抑制しつつ効率的に行なう。
【解決手段】 メモリセルアレイ(1)の選択列(BL1,BL2)に対しプログラム動作時一定の大きさの定電流を定電流バイアス回路(10)より供給する。定電流チャネル電流により、常時、チャネルホットエレクトロンを生成してフローティングゲートに注入することにより、電子注入効率を改善して効率的に、メモリセルのプログラムを実行する。
【選択図】 図2

Description

この発明は不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、チャネルホットエレクトロンを利用してフローティングゲートへの電子の注入を行なう不揮発性半導体記憶装置に関する。
メモリセルがフローティングゲートを有する1個の積層ゲート型トランジスタで構成され、記憶データの電気的に書込/消去可能な不揮発性半導体記憶装置はフラッシュメモリと呼ばれている。このようなフラッシュメモリは、情報を不揮発的に記憶することができるため、携帯電話およびPDA(パーソナル・デジタル・アシスタンツ)などの携帯機器においてコード記憶用途などに多く利用されている。
フラッシュメモリにおける書込/消去は、周囲と絶縁膜により絶縁されたフローティングゲートに高電界を印加し、フローティングゲートに対する電子の注入/放出を行なってメモリセルを構成するトランジスタのしきい値電圧を変化させることにより行なわれる。読出は、コントロールゲートに所望の電圧レベルの読出電圧を印加し、そのときにメモリセルを流れる電流の大小に従って記憶データを判定することにより行なわれる。
このようなフラッシュメモリは、例えば、特許文献1(特開平11−273386号公報)および特許文献2(特開平11−330432号公報)に示されている。
特許文献1は、チャネルホットエレクトロン(CHE)書込方式のフラッシュメモリを開示する。CHE方式においては、データの書込(プログラム)は、以下のようにして行なわれる。書込時(プログラム時)に、メモリセルトランジスタにチャネル電流を流す。このチャネル電流の電子がドレイン高電界により加速されてホットエレクトロンとなり、このホットエレクトロンがドレイン−コントロールゲート間に印加される高電界により加速されてフローティングゲート内に注入される。フローティングゲートに電子が注入される状態ではメモリセルトランジスタのしきい値電圧が高くなる。このメモリセルの状態は、書込み状態(プログラム状態)と呼ばれる。
特許文献1は、この書込時において、メモリセルへ供給されるドレイン電流を参照電流と比較し、このドレイン電流が参照電流以下になるまでメモリセルへの書込を行なう。この後、読出用のセンスアンプを利用して、メモリセルの書込みデータに対するベリファイ動作を行なうことにより、メモリセルトランジスタのしきい値電圧のバラツキを低減することを図る。
特許文献2は、多値データを1つのメモリセルに記憶させる多値不揮発性半導体記憶装置において、データ書込時、書込データに応じた大きさのドレイン電流をメモリセルに供給する構成を開示する。各レベルのデータの書込み時にドレイン電流の大きさを制御する(クランプする)ことにより、データ書込開始時にメモリセルに過大電流が流れてトンネル絶縁膜が破壊されるのを防止することを図る。
特開平11−273386号公報 特開平11−330432号公報
フローティングゲートに電子が注入されると、メモリセルを構成するトランジスタ(メモリセルトランジスタと以下称す)のしきい値電圧が上昇し、メモリセルを介して流れる電流(セル電流)が減少する。したがって、プログラム(書込)時において、セル電流から生成されるチャネルホットエレクトロンがフローティングゲートに注入されるにつれて、メモリセルトランジスタのしきい値電圧が上昇し、セル電流が漸減する。
特許文献1に示される書込電流検知型書込方式は、このセル電流の低減を利用して、書込電流を参照電流と比較することによりメモリセルトランジスタのしきい値電圧が所定値に到達したかを判定する。しかしながら、この方式では、しきい値電圧のバラツキの抑制は可能であるものの、上述の書込時において、フローティングゲートに注入される電子量が、電子の注入に従って減少するという問題は解消されないため、フローティングゲートへの電子の注入効率は悪く、プログラムに長時間を要するという問題が生じる。
特許文献2に示される構成においては、書込データの値に応じて電流源を選択して、選択メモリセルに書込みデータの値に応じた大きさの電流を供給する。この電流発生の構成として配下の構成が利用される。しきい値電圧または抵抗値の異なる負荷素子を並列に設け、書込データの値に応じて負荷素子を選択し、この選択負荷素子に書込電圧を供給し、書込み電圧を電流供給源として、負荷素子を介して選択メモリセルへ電流を供給する。
この電流供給の構成でも、フローティングゲートへの電子の注入に従って、メモリセルトランジスタのしきい値電圧が上昇した場合、応じてメモリセルへの供給電流もセル電流の減少に伴って減少し、応じてフローティングゲートへの注入電子量も低下する。従って、この特許文献2に示される構成においても、プログラム効率(プログラム時の電子の注入効率)が低く、プログラムに要する時間が長いという問題が生じる。
また、特許文献2に示される構成では、プログラム動作の終了は、セル電流供給開始から所定時間経過後に設定されている。メモリセルトランジスタは、製造時におけるパラメータのバラツキの影響から、書込前のしきい値電圧の値および書込速度にもバラツキが発生する。したがって、一定の期間、書込電流を供給する構成では、メモリセルトランジスタのしきい値電圧のバラツキが大きいという問題が生じる。このしきい値電圧のバラツキが大きい場合、特許文献1に示されるように、ベリファイ動作を行なってそのしきい値電圧のバラツキを小さくすることが考えられる。しかしながら、しきい値電圧のバラツキが大きい場合、ベリファイ動作の回数が多くなり、ベリファイ時間が長くなる。またベリファイ回数の上限値を設定した場合、しきい値電圧の状態が、正常な値と異なる場合が生じ、正確に、データを記憶することができなくなるという問題が生じる。
それゆえ、この発明の目的は、フローティングゲートへの電子の注入を効率的に行なうことのできる不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
この発明の他の目的は、メモリセル特性のバラツキの影響を受けることなくフローティングゲートへの電子の注入後のしきい値電圧のバラツキを低減することのできる不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、行列状に配列されかつ各々がフローティングゲートを有する複数の不揮発性メモリセルと、これらの複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのフローティングゲートへの電子の注入を行なう動作モード時、出力ノードを介して選択メモリセルへ一定の大きさの電流を供給する定電流バイアス回路と、アドレス信号に従って選択メモリセルが接続される列線を定電流バイアス回路の出力ノードに結合する列選択回路とを含む。
選択メモリセルトランジスタのフローティングゲートへの電子の注入時、一定の大きさの電流を選択メモリセルトランジスタへ供給する。メモリセルトランジスタのしきい値電圧が上昇し、セル電流が低下するとき、そのドレインバイアス電圧が、供給電流により上昇し、定電流バイアス回路から供給される一定の大きさの電流がメモリセルトランジスタを介して流れる。常時、一定の大きさのチャネル電流(セル電流)が流れ、効率的にチャネルホットエレクトロンを生成してフローティングゲートへ注入することができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1において、不揮発性半導体記憶装置は、行列状に配列される複数の不揮発性メモリセルを有するメモリセルアレイ1と、外部からの動作モード指示CMDに従って、指定された動作実行に必要な内部制御信号を生成する制御回路2と、制御回路2の制御の下に、各種内部電圧VPW、VPY、VPDおよびVPBを生成する内部電圧発生回路3と、制御回路2の制御の下に活性化され、アドレス信号ADに従ってメモリセルアレイ1のアドレス指定された行を選択状態へ駆動する行選択回路4と、制御回路2の制御の下に動作し、アドレス信号ADに従ってメモリセルアレイ1のアドレス指定された列を選択する列選択回路5と、制御回路2の下にメモリセルアレイ1のメモリセルのソースおよび基板(バックゲート)の電圧を設定するソース/基板電圧設定回路6と、外部とデータの入出力を行なう入出力回路7と、データ書込動作モード時、制御回路2の下に動作し、データ書込に必要な電圧を発生し、列選択回路5を介して選択列上に書込電圧を印加する書込電圧印加回路8を含む。
電圧VPWは、行選択回路4へ与えられ、電圧VPYが列選択回路5へ与えられる。電圧VPBおよびVPDが書込電圧印加回路8へ与えられる。この書込電圧印加回路8は、その構成は後に詳細に説明する様に、プログラム対象のメモリセルに対して、一定の大きさのドレイン定電流を供給する定電流バイアス回路を含む。プログラム動作時に、メモリセルトランジスタのしきい値電圧が上昇しても、一定のセル電流を生成して、フローティングゲートへの電子注入効率を改善する。
ここで、以下の説明においては、書込動作は、データ“0”および“1”を書込む動作を示し、プログラム動作は、フローティングゲートへ電子を注入する動作を示す。データ“0”および“1”とプログラム状態および消去状態(フローティングゲートから電子が引抜かれた状態)との対応は任意であるが、以下の説明においては、データ“1”をプログラム状態に対応させる。
図2は、図1に示す不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ1、行選択回路4、列選択回路5および書込電圧印加回路8の構成の一例を示す図である。図2を参照して、メモリセルアレイ1において、行列状にメモリセルMCが配置される。図2においては、2行2列に配置されるメモリセルMCaからMCdを代表的に示す。行方向に整列するメモリセルのコントロールゲートが共通にワード線WLに接続され、列方向に整列するメモリセルが共通にビット線BLに接続される。図2に示す配置においては、メモリセルMCaおよびMCbのコントロールゲートがワード線WL1に接続され、メモリセルMCcおよびMCdのコントロールゲートがワード線WL2に接続される。メモリセルMCaおよびMCcのドレインが共通にビット線BL1に接続され、メモリセルMCbおよびMCdのドレインが共通にビット線BL2に接続される。
これらのメモリセルMCaからMCdのソースノードは共通にソース線SLに接続され、またバックゲート(基板領域)が共通に、共通バックゲート線PWに接続される。通常、データの書込はセクタ単位で行なわれるため、このセクタ単位でソース線SLおよび共通バックゲート線PWが配置される。この共通バックゲート線PWは、これらのメモリセルMCaからMCdが形成されるウェル領域で構成される。
行選択回路4は、図示しない行デコーダからのワード線デコード信号W1とプログラム制御信号PGとを受けるゲート回路AG1と、ゲート回路AG1の出力信号のHレベルをレベル変換してワード線WL1へ伝達するレベルシフタLS1と、ワード線デコード信号W2とプログラム制御信号PGとを受けるゲート回路AG2と、ゲート回路AG2の出力信号のHレベルをレベル変換してワード線WL2に伝達するレベルシフタLS2を含む。
ゲート回路AG1およびAG2は、一例として、ANDゲートで構成され、プログラム制御信号PGがHレベルであり、かつ対応のワード線デコード信号W1およびW2がHレベルのときに、Hレベルの信号を出力する。ゲート回路AG1およびAG2は、動作電源電圧として図示しない電源電圧VCCを受ける。
レベルシフタLS1およびLS2は、動作電源電圧VW(VPW)を受け、ゲート回路AG1およびAG2からの電源電圧(VCC)レベルの信号をワード線電圧VWのレベルに変換する。このワード線電圧VWは、その電圧レベルは、動作モードに応じて異なる。プログラム動作モード時においては、このワード線電圧VWは、たとえば9Vのプログラムゲート電圧VPWに設定される。
消去動作時においては、選択ワード線上には、負電圧(たとえば−10V)が伝達される。この場合、消去パルス信号に従って選択ワード線に対し、対応のレベルシフタから負電圧が供給される。図2に示される構成では、セクタ単位で消去が行われ、ワード線WL1およびWL2に対して同時に、レベルシフタLS1およびLS2から負電圧が供給される。ワード線単位で消去が行われてもよいが、図2においては図面を簡略化するため、この消去動作に関連する部分は、明確には示していない。
データ読出時においては、単に、レベルシフタLS1およびLS2へ供給されるワード線電圧VWが、読出電圧(たとえば1、0V)に設定され、選択ワード線上に、読出電圧が、ワード線デコード信号に従って選択ワード線に対応して配置されるレベルシフタを介して供給される(プログラム制御信号PGを、データ読出時にHレベルに維持する)。
列選択回路5は、図示しない列デコーダからのビット線選択信号Yのレベル変換を行なうレベルシフタLS3と、レベルシフタLS3からの列選択信号に従ってビット線BL1を内部データ線BD1に接続する列選択ゲートCSG1と、レベルシフタLS3からの列選択信号に従ってビット線BL2を内部データ線BD2に接続する列選択ゲートCSG2を含む。
このレベルシフタLS3の動作電源電圧VYは、プログラムモード時には、電圧VPYに設定される。内部データ線BD1およびBD2は、同時に書込が行なわれるメモリセルのビット数に応じて配置される。したがって、たとえば8ビット単位でデータの書込が行なわれる場合には、この内部データ線は8本設けられ、ワード線単位でデータの書込が行なわれる場合には、内部データ線は、各ビット線に対応して配置される。
なお、メモリセルアレイ1において、共通ソース線SLおよび共通バックゲート線PWは、それぞれ、図1に示すソース/基板電圧設定回路6により、その電圧レベルが設定される。すなわち、消去動作時には、共通ソース線SLおよび共通バックゲート線PWは、例えば、10Vにそれぞれ設定され、データ読出時には、共通ソース線SLおよび共通バックゲート線PWは、接地電圧(0V)に設定される。プログラム時においては、データ読出時と同様、これらの共通ソース線SLおよび共通バックゲート線PWは、接地電圧GNDレベルに維持される。
書込電圧印加回路8は、プログラム制御信号PGBとデータ信号D1とを受けるゲート回路AG3と、プログラム制御信号PGBとデータ信号D2を受けるゲート回路AG4と、動作電源電圧VBPBを受け、ゲート回路AG3およびAG4の出力信号の振幅を変換するレベルシフタLS4およびLS5と、レベルシフタLS4およびLS5の出力信号に従って、電圧源VPDから内部データ線BD1およびBD2へ、一定の大きさの電流を供給する定電流バイアス回路10を含む。ここで、電圧源VPDおよびVPBとそこに与えられる電圧とを同一参照符号で示す。
データ信号D1が内部データ線BD1に接続されるメモリセルに対する書込データを示し、データ信号D2が、内部データ線BD2に接続されるメモリセルに対する書込データを表わす。
定電流バイアス回路10は、定電流をプログラム対象のメモリセルへ供給するため、プログラム電圧VPDは、プログラム対象のメモリセルに常に一定のセル電流を流すことのできる電圧レベルに設定される。レベルシフタLS4およびLS5に与えられる電圧VPBは、この定電流バイアス回路10の内部構成に応じてその電圧レベルは設定される。これらの電圧VPBおよびVPDは、常時所定の電圧レベルに維持されてもよいが、好ましくは、消費電流を低減するため、プログラムモード時に所定の電圧レベルに設定され、それ以外の動作モード時には、接地電圧または電源電圧レベルに維持される。
図3は、図2に示す定電流バイアス回路10の構成を概略的に示す図である。図3において、定電流バイアス回路10は、内部データ線BD1の電圧をモニタする電圧モニタ16aと、図2に示すレベルシフタLS4の出力信号と電圧モニタ16aの出力信号MN1とを受けるゲート回路12aと、ゲート回路12aの出力信号を制御ノードa1に受け、電圧源VPDから内部データ線BD1へ一定の大きさの定電流を供給する定電流供給回路14aを含む。定電流供給回路14aは、電流源ノードb1が電圧源VPDに結合され、出力ノードc1が内部データ線BD1に結合される。
定電流バイアス回路10は、さらに、内部データ線BD2の電圧レベルをモニタする電圧モニタ16bと、図2に示すレベルシフタLS5の出力信号と電圧モニタ16bの出力信号MN2とを受けるゲート回路12bと、ゲート回路12bの出力信号を制御ノードa2に受け、電圧源VPDに結合されるノードb2から出力ノードc2を介して内部データ線BD2に一定の大きさの定電流を供給する定電流供給回路14bを含む。
電圧モニタ16aおよび16bは、それぞれ、内部データ線BD1およびBD2の電圧レベルが所定の電圧(リミット電圧)に到達すると、その出力信号MN1およびMN2を非活性状態へ駆動し、それぞれ、内部データ線BD1およびBD2への電流供給動作を停止させる。
定電流供給回路14aおよび14bは、対応のゲート回路12aおよび12bの出力信号がHレベルの活性状態のときに、たとえば10μAの大きさの定電流を供給する。
図4は、図2に示す不揮発性半導体記憶装置のデータ書込モード時のプログラム動作を示す信号波形図である。以下、図4を参照して、図2および図3に示す不揮発性半導体記憶装置のプログラム動作について説明する。ここで、図4においては、ワード線WL1とビット線BL1の交差部に対応して配置されるメモリセルMCaへのプログラム動作を行なう際の信号波形が示される。
データ書込時においては、まず、行選択回路の電圧源VWへ供給されるプログラムゲート電圧VPWの電圧レベルが、たとえば10Vに設定され、またプログラム電圧VPDも、その電圧レベルが高くされる。この電圧VPDは、選択メモリセルのドレインに定電流バイアスを印加するため、プログラム時に選択メモリセルのドレイン電圧を一定電圧に設定する際に用いられる電圧(たとえば5V)よりも高い電圧レベルに設定される。
次いで、図1に示す行選択回路4および列選択回路5によるデコード動作が行なわれ、ワード線デコード信号W1およびビット線選択信号Yが選択状態へ駆動される。このビット線選択信号Yに従って図2に示す列選択ゲートCSG1およびCSG2がオン状態となり、内部データ線BD1およびBD2がビット線BL1およびBL2にそれぞれ接続される。プログラムモード時においては、共通ソース線SLおよび共通バックゲート線PWは、図1に示すソース/基板電位設定回路6により接地電圧レベルのLレベルに維持される。
列選択ゲートCSG1およびCSG2を介してビット線BL1およびBL2が、それぞれ内部データ線BD1およびBD2に接続される。続いて、データ信号D1がHレベルとなり、またプログラムバイアス制御信号PGBがHレベルヘ駆動され、図2に示すゲート回路AG3の出力信号がHレベルとなる。応じて、定電流バイアス回路10において、図3に示すゲート回路12aの出力信号がHレベルとなり、定電流供給回路14aが活性化され、電圧源VPDから内部データ線BD1に一定の大きさの電流を供給し、内部データ線BD1およびビット線BL1の電圧レベルが上昇する。
データ信号D2はLレベルであり、定電流供給回路14bは、非活性状態を維持し、その供給電流は0Aである。したがって、メモリセルMCbのドレイン電圧(ビット線BL2の電圧)は上昇せず、メモリセルMCbへのプログラムは行なわれない。
この後、プログラムパルスに従って、ワード線WL1が選択状態へ駆動され、メモリセルMCaおよびMCbのコントロールゲート電圧が、プログラムゲート電圧VPWレベルに駆動される。このとき、ビット線BL1においては、既に供給された一定電流により、メモリセルMCaのドレイン電圧は十分に高くなっており、定電流バイアス回路10から供給される一定電流がセル電流として流れ、チャネルホットエレクトロンが生成されて、フローティングゲートへ注入される。メモリセルMCaのしきい値電圧が上昇すると、ドレイン定電圧バイアスの場合、チャネル電流(セル電流)が低下する。しかしながら、定電流バイアス回路10の定電流供給回路14aからは、一定電流が供給されており、ビット線BL1の電圧レベルが高くなり、すなわち、ドレインバイアス電圧が高くなり、メモリセルMCaには、一定のセル電流が流れる。
この定電流供給により、ビット線BL1の電圧レベルが所定電圧レベル(リミット電圧)Vmに到達すると、電圧モニタ16aの出力信号MN1が非活性状態となり、定電流供給回路14aが電流供給を停止する。これにより、メモリセルのドレイン電圧が耐圧を超え、メモリセルトランジスタの絶縁破壊が生じるのを防止する。
所定時間tpが経過すると、プログラムパルスによりプログラム制御信号PGが非活性化され、またプログラムバイアス制御信号PGBも非活性化され、プログラム動作が完了する。この後、選択状態のワード線デコード信号W1およびビット線選択信号Yが非活性状態となり、またデータ信号D1が非活性化される。内部データ線BD1およびビット線BL1は、プログラム電圧VPDの非活性化(接地電圧レベル)への駆動により、同様、接地電圧レベルへ駆動される。この後、ビット線選択信号Yが非選択状態へ駆動される。これら一連の動作により、データのプログラム動作が完了する。
図5(A)は、メモリセルMCの印加電圧およびセル電流を規定する図である。図5(A)に示すように、メモリセルMCのコントロールゲートへ、ゲート電圧Vgが与えられる。メモリセルMCのドレインは、ビット線BLに接続されて、ドレイン電圧VDが与えられ、このメモリセルMCには、ドレイン電流(セル電流)Idが流れる。
図5(B)は、この発明の実施の形態1におけるメモリセルMCのプログラム時のドレイン電圧Vd、ゲート電圧Vgおよびドレイン電流Idの変化を、時間軸を一致させて示す図である。図5(B)においては、横軸に時間tを示す。
プログラムパルスが発生される時刻taにおいては、既にドレイン電流Idは一定の大きさで供給されており、ドレイン電圧Vdは、ある電圧レベルに到達している。このとき、ゲート電圧Vgとして、プログラムゲート電圧VPWレベルが印加されると、メモリセルMCが導通し、セル電流が流れる。このメモリセルMCのセル電流により、チャネルホットエレクトロンが生成され、フローティングゲートへ電子が注入され、メモリセルMCのしきい値電圧Vthが上昇する。通常、ドレイン電圧Vdが一定であれば、しきい値電圧Vthが上昇すると、メモリセルMCのセル電流が減少する。ゲート電圧Vgへ印加されるプログラムゲート電圧VPWは、通常、9Vであり、またドレイン電圧Vdは、5V程度である(定電圧書込方式の場合)。したがって、メモリセルMCを非飽和領域で動作させることにより、ドレイン電圧Vdの電圧レベルの上昇に従って、メモリセルMCを流れるセル電流Idが上昇するため、一定の大きさのセル電流を供給することができる。
時刻tbにおいて、ドレイン電圧Vdがリミット電圧Vmに到達すると、ドレイン電圧Vdが耐圧を超え、メモリセルMCが破壊される可能性があるため、セル電流Idの供給を停止する。
図6は、特性の異なるメモリセルのプログラム動作を、より詳細に示す図である。図6において、(a)は、ゲート電圧Vgを示し、(b)は、プログラム開始時の初期しきい値電圧Vthが電圧VsaのメモリセルAのプログラム動作を示し、(c)は、プログラム開始時の初期しきい値電圧が電圧Vsbであるメモリセルのプログラム動作を、それぞれ、時間軸を一致させて示す。メモリセルAの初期しきい値電圧Vsaよりも、このメモリセルBの初期しきい値電圧Vsbは、高い電圧レベルである。
図6において、ゲート電圧Vgとして、所定電圧レベルのプログラムゲート電圧VPWが供給される前に、一定の大きさのセル電流Idが供給される。時刻t0においてゲート電圧Vgが、プログラムゲート電圧VPWに上昇する。図6(b)に示すメモリセルAにおいては、その初期しきい値電圧Vsaが低いため、セル電流Idに従ってそのドレイン電圧Vdが徐々に上昇し、ドレイン電圧Vdが、リミット電圧Vmに到達する時刻t2においてセル電流Idの供給が停止される。このときのメモリセルAのしきい値電圧Vthは、電圧Vthaに到達している。
一方、図6(c)に示すように、メモリセルBは、その初期しきい値電圧Vspが、比較的高いため、一定の大きさのセル電流Idを供給されると、ドレイン電圧Vdが急速に上昇し、ドレイン電圧Vdが、時刻t2より早い時刻t1においてリミット電圧Vmに到達し、しきい値電圧Vthが電圧Vthbに設定される。
初期しきい値電圧が異なる場合、ドレイン電圧Vdの変化態様が異なるものの、ドレイン電圧Vdがリミット電圧Vmに到達した時点で、定電流供給動作が停止され、メモリセルにおけるフローティングゲートへの電子の注入が停止される。したがって、メモリセルのしきい値電圧は、すべて、このリミット電圧Vmにドレイン電圧Vdが設定されたときの電圧レベルに設定され、メモリセルAのしきい値電圧VthaおよびメモリセルBのしきい値電圧Vthbの偏差は十分に小さくすることができ、メモリセルの特性のバラツキに起因するしきい値電圧のバラツキを抑制することができる。
また、初期しきい値電圧が同じ電圧レベルであっても、電子の注入効率が異なるメモリセルの場合においても、それぞれ定電流供給時間が応じて調整されるため、同様、最終のしきい値電圧を、リミット電圧Vmにドレイン電圧Vdが到達したときの電圧レベルに設定することができる。したがって、ドレイン定電圧バイアス下でのプログラムに比べて、ドレイン定電流バイアスによりプログラムを行うことにより、ドレインへ供給される電流を有効に利用して効率的にプログラムを行ない、またしきい値電圧のバラツキを抑制することができる。
図7は、図3に示す定電流供給回路14aおよび14bの構成の一例を示す図である。図7においては、これらの定電流供給回路14aおよび14bは同一構成を有するため、これらの定電流供給回路14aおよび14bを、定電流供給回路14で示す。
図7において、定電流供給回路14は、図3に示すゲート回路12aまたは12bの出力する活性化信号EN(EN1またはEN2)を制御ノードa(a1、a2)を介して受けるインバータ20と、電圧VPB供給ノードとノード29aの間に接続されかつそのゲートにインバータ20の出力信号/ENを受けるPチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)21と、ノード29aとノード29bの間に接続されかつそのゲートに基準電圧Vrefを受けるPチャネルMOSトランジスタ22と、ノード29bと接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノード29bに接続されるNチャネルMOSトランジスタ23と、ノード29cと接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノード29bに接続されるNチャネルMOSトランジスタ24を含む。
この定電流供給回路14は、さらに、電圧VPD供給ノード30とノード29cの間に接続されかつそのゲートがノード29cに接続されるPチャネルMOSトランジスタ25と、電圧VPD供給ノード30と出力ノードc(c1、c2)の間に接続されかつそのゲートがノード29cに接続されるPチャネルMOSトランジスタ26と、活性化信号ENの非活性化時(Lレベルのとき)、ノード29cに電圧VPDを伝達するPチャネルMOSトランジスタ27と、補のプログラムバイアス制御信号/PGBがHレベルのときに導通し、出力ノードcを接地電圧レベルに維持するNチャネルMOSトランジスタ28を含む。出力ノードcが内部データ線BD(BD1またはBD2)に結合される。
電流供給ノードb(b1、b2)が、電圧VPD供給ノード30に結合される。補のプログラムバイアス制御信号/PGBは、プログラムバイアス制御信号PGBの反転信号であり、プログラム動作時にLレベルに設定される。
この図7に示す定電流供給回路14において、制御ノードaに与えられる活性化信号ENがHレベルのときには、インバータ20の出力する補の活性化信号/ENがLレベルとなる。この状態においては、MOSトランジスタ21が導通し、ノード29aが、電圧VPB供給ノードに結合される。MOSトランジスタ22は、定電流源として動作し、ノード29aの電圧(VPB)と基準電圧Vrefの差に応じて一定の電流を供給する。MOSトランジスタ23が、このMOSトランジスタ22から供給される電流を放電する。
MOSトランジスタ23および24はカレントミラー回路を構成しており、MOSトランジスタ24には、MOSトランジスタ23を介して流れる電流のミラー電流が流れる。このMOSトランジスタ24へは、MOSトランジスタ25から電流が供給される。活性化信号ENはHレベルであり、MOSトランジスタ27はオフ状態にある。MOSトランジスタ25が、MOSトランジスタ26とカレントミラー回路を構成し、MOSトランジスタ26は、このMOSトランジスタ25が駆動する電流のミラー電流が流れる。したがって、MOSトランジスタ23および24で構成されるカレントミラー回路のミラー比とMOSトランジスタ25および26で構成されるカレントミラー回路のミラー比を適当な値に設定することにより、出力ノードcから内部データ線BDに、所望の大きさの定電流を供給することができる。
MOSトランジスタ28は、補のプログラムバイアス制御信号/PGBがLレベルでありオフ状態である。従って、内部データ線BDへ供給された電流が、分流することなく選択ビット線へ供給される。
活性化信号ENがLレベルとなると、インバータ20の出力する補の活性化信号/ENがHレベルとなり、MOSトランジスタ21がオフ状態となる。またMOSトランジスタ27がオン状態となり、ノード29cが、電圧VPD供給ノード30に結合され、応じてMOSトランジスタ26および25がオフ状態となる。また、MOSトランジスタ21がオフ状態となると、ノード29bはMOSトランジスタ23により放電され、MOSトランジスタ23および24がオフ状態となる(駆動電流量は0)。
MOSトランジスタ28は、オフ状態を維持しており、活性化信号ENの非活性化時、内部データ線BDには電流は供給されず、内部データ線BDは、そのときの電圧、すなわちリミット電圧レベルに維持される。
プログラム期間が完了すると、補のプログラムバイアス制御信号/PGBがHレベルとなり、MOSトランジスタ28がオン状態となり、内部データ線BDおよびビット線が接地電圧レベルに駆動される(まだ、列選択信号が活性状態にある)。
なお、MOSトランジスタ28は、インバータ20からの補の活性化信号/ENをゲートに受けて、ビット線および内部データ線がリミット電圧に到達すると非導通状態に駆動され、内部データ線BDが、接地電圧レベルに維持されてもよい。メモリセルにリミット電圧が印加される期間を短縮することができ、メモリセルトランジスタの特性劣化を抑制することができる。
内部データ線BDの電圧レベルが上昇しても、PチャネルMOSトランジスタ26のソースノードは、ノードb(b1,b2)であり、一定の大きさの電流を常時供給することができる。
なお、この図7に示す定電流供給回路14を利用する場合、電圧VPBは、電源電圧VCCであってもよい。したがって、この図7に示す定電流供給回路を利用する場合、特に、図2に示すレベルシフタLS4およびLS5を設けることは要求されない。
図8は、図3に示す電圧モニタ16aおよび16bの構成の一例を示す図である。これらの電圧モニタ16aおよび16bは同一構成を有するため、図8には、電圧モニタ16を、これらの電圧モニタ16aおよび16bの代表として示す。図8において、電圧モニタ16は、所定電圧レベルのリミット電圧Vmと出力ノードc上の電圧Vdとを、活性化時、比較する比較回路32と、プログラムバイアス制御信号PGBの活性化に従って比較回路32を活性化する活性化トランジスタ34を含む。
比較回路32は、活性化トランジスタ34の非活性化時、その出力信号MNをLレベルに維持する。活性化トランジスタ34がオン状態となり、比較回路32に動作電流が流れる経路が形成されると、比較回路32は、活性化されて比較動作を行なう。この比較動作時、リミット電圧Vmが出力ノードcの電圧、すなわち内部データ線BDまたはビット線BL上の電圧Vdよりも高いときに、その出力信号MNが、Hレベルに維持され、電圧Vdがリミット電圧Vmよりも高くなると、出力信号MNがLレベルに駆動される。
比較回路32は、リミット電圧Vmおよび出力ノードcの電圧Vdをそれぞれゲートに受ける差動段トランジスタを含み、比較動作時、出力ノードcからの電圧および電流に影響を及ぼすことなく比較動作を行なうことができる。従って、、出力ノードcの電圧をモニタすることにより、内部データ線BDおよびビット線BL上の電圧Vdの電圧レベルを判定し、その判定結果に基づいて出力信号MNをHレベルまたはLレベルに設定して、定電流ドレインバイアス供給動作を制御することができる。
図9は、図3に示す電圧モニタの変更例を示す図である。図9において、電圧モニタ16は、出力ノードcとノード41の間に直列に接続されるm個のダイオード素子列40と、ダイオード素子列40(ノード41)と接地ノードの間に接続される高抵抗抵抗素子42と、プログラムバイアス制御信号PGBを受けるインバータ44と、インバータ44の出力信号と抵抗42の一端のノード41上の信号とを受けて出力信号MNを生成するNOR回路46を含む。
ダイオード列40は、それぞれ、導通時、電圧Vfの電圧降下を生じさせる。したがって、出力ノードcの電圧Vdが、電圧m・Vf以上となると、ダイオード列40が導通し、ノード41へ電流が供給され、その電圧レベルがHレベルに設定される。プログラム動作時、プログラムバイアス制御信号PGBはHレベルであるため、NOR回路46がインバータとして動作し、このノード41上の信号を反転して出力信号MNを生成する。したがって、出力ノードcから供給される一定電流により内部データ線BDの電圧Vdが、電圧m・Vf以上のときに、定電流供給動作を停止させることができる。
この図9に示す電圧モニタ16の構成においては、出力ノードcの電圧Vd上の電圧のリミット電圧がm・Vfに設定され、電圧Vdが、リミット電圧を超えると、出力ノードcからダイオード列40を介して電流が流れる。しかしながら、定電流供給が停止されると、ダイオード列40に電流が流れず、その出力信号MNがLレベルに復帰し、電流供給を停止させることができなくなることが考えられる。このNORゲート46の出力信号MNに従ってリセットされるフリップフロップをその出力段に配置し、フリップフロップ出力信号を電圧モニタ出力信号として利用する事により、正確に、内部データ線がリミット電圧に到達した後に定電流供給動作を停止させることができる。
なお、停電流供給停止時に内部データ線を接地電圧レベルに駆動する構成の場合、図8に示す電圧モニタの出力信号に従ってリセット状態とされるフリップフロップを用い、このフリップフロップの出力信号を、図3に示すゲート回路12aまたは12bへ与える構成を利用することにより、正確に、メモリセルドレイン電圧(内部データ線電圧)がリミット電圧に到達したときに、定電流供給を停止させることができる。
以上のように、この発明に従えば、フローティングゲートへ電子の注入を行なうモード時、一定の電流をメモリセルに供給しており、電子の注入を効率的に行なって、高速でしきい値電圧を所望の値に設定することができる。
また、定電流出力ノードの電圧が所定の電圧に到達すると定電流供給を停止しており、メモリセルのしきい値電圧は、この定電流出力ノードの電圧により決定され、しきい値電圧のバラツキを抑制することができる。また、メモリセルの耐圧特性を維持することができる。
なお、上述の説明においては、プログラムモードは、フローティングゲートに電子を注入するモードとして示されている。しかしながら、フローティングゲートへ電子を注入する動作モードが、消去モードと呼ばれる不揮発性半導体記憶装置においても本発明は適用可能である。
なお、不揮発性メモリセルは、上述の説明においては2値データを記憶している。しかしながら、メモリセルが多値データを記憶する場合、各記憶データの値に応じて供給する定電流の大きさを変更することにより、各データ値に対応する電流を一定電流で供給して効率的にデータの書込を行なうことができる。
以上のように、この発明に従えば、高速でしきい値電圧のバラツキを抑制してデータの書込を行なうことのできる不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
チャネルホットエレクトロンを利用してプログラムを行う不揮発性半導体記憶装置に対して本発明を適用することができ、携帯機用途などにおいて高速で大量のデータの書込を行うことのできるメモリを実現することができる。
この発明に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。 図1に示す不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。 図2に示す定電流バイアス回路の構成を概略的に示す図である。 この発明に従う不揮発性半導体記憶装置のプログラム時の動作を示す信号波形図である。 (A)は、メモリセルの各パラメータを規定するための図であり、(B)はプログラム時の各メモリセルパラメータの変化を示す図である。 この発明に従うプログラム動作時のメモリセルの各パラメータの変化を示す図である。 図3に示す定電流供給回路の構成の一例を示す図である。 図3に示す電圧モニタの構成の一例を示す図である。 図3に示す電圧モニタの変更例を示す図である。
符号の説明
1 メモリセルアレイ、2 制御回路、4 行選択回路、5 列選択回路、8 書込電圧印加回路、CSG1,CSG2 列選択ゲート、MCa−MCd メモリセル、BL1,BL2 ビット線、WL1,WL2 ワード線、10 定電流バイアス回路、14a,14b 定電流供給回路、16a,16b 電圧モニタ、21−28 MOSトランジスタ、32 比較回路、40 ダイオード列、42 抵抗素子、46 NOR回路。

Claims (5)

  1. 各々がフローティングゲートを有し、かつ行列状に配列される複数のメモリセル、
    前記メモリセルの選択メモリセルのフローティングゲートへの電子の注入を行なう動作モード時、出力ノードを介して前記選択メモリセルへ一定の大きさの電流を供給する定電流バイアス回路、および
    アドレス信号に従って前記選択メモリセルが接続される列線を前記定電流バイアス回路の出力ノードに結合する列選択回路を備える、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記定電流バイアス回路は、前記出力ノードの電圧をモニタし、前記出力ノードの電圧が所定値を超えると前記定電流供給を停止する電圧モニタ回路を含む、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記定電流バイアス回路は、
    定電流を発生する定電流発生回路と、
    前記定電流発生回路に結合され、少なくとも書込データに従ってイネ−ブルされ、前記定電流発生回路からの定電流に従って前記出力ノードに前記一定の大きさの定電流を供給する電流ドライブ回路とを含む、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 書込データと前記動作モードを指定する動作モード指示信号とに応答して、前記定電流バイアス回路の定電流供給を選択的に活性化する電流制御回路をさらに備える、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. チャネルホットエレクトロンを利用して不揮発性メモリセルのプログラムを行なう不揮発性半導体記憶装置において、前記プログラム時に選択メモリセルのドレインへ一定の大きさの定電流を印加する定電流バイアス回路を設けたことを特徴とする、不揮発性半導体記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010079977A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Toppan Printing Co Ltd 定電流型電源回路を有する不揮発性半導体メモリ装置
JP2012059333A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Toshiba Corp 不揮発性半導体メモリ

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