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JP2005041539A - 包装材料 - Google Patents

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JP2005041539A
JP2005041539A JP2003278757A JP2003278757A JP2005041539A JP 2005041539 A JP2005041539 A JP 2005041539A JP 2003278757 A JP2003278757 A JP 2003278757A JP 2003278757 A JP2003278757 A JP 2003278757A JP 2005041539 A JP2005041539 A JP 2005041539A
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JP
Japan
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heat
layer
packaging material
lid
pressure
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Pending
Application number
JP2003278757A
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English (en)
Inventor
Kazunori Yamada
山田  和範
Kaoru Katagiri
薫 片桐
Shogo Sasaki
昌吾 佐々木
Shiyunichi Ushino
俊一 牛野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Aluminum Foil Co Ltd
Original Assignee
Tokai Aluminum Foil Co Ltd
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Application filed by Tokai Aluminum Foil Co Ltd filed Critical Tokai Aluminum Foil Co Ltd
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Abstract

【課題】ほぼ完全にヒートシールすることが可能で且つ再粘着性が優れた包装材料を提供すること、及び加工が簡単な蓋材を提供すること。
【解決手段】基材の一方の表面に粘着剤層が形成され、さらに粘着剤層の上にヒートシール剤層が形成されたヒートシール用の包装材料。粘着剤層とヒートシール剤層の接着強度はヒートシール剤層とヒートシールの対象となる層とのヒートシール強度よりも小さい。粘着剤としては、スチレン1〜50質量%とジエン系炭化水素99〜50質量%からなるランダム共重合体の水素添加物を含んでなるものが好ましい。ヒートシール剤はラッカータイプのものが好ましい。本発明の包装材料は蓋材や包装袋の用途に適している。
【選択図】図1

Description

本発明は、再粘着可能な包装材料に関する。
カップ等の容器は、シート状の蓋がヒートシールされているものが多い。しかしながら、ヒートシールされたものは、消費者等がこれを剥してしまうと再び接着することはできない。そのため、中身の一部を残して保存する場合等は、ラップ等で容器全体を包んだりする必要があり、極めて不便である。
これを解決する技術として、基材にヒートシール層が形成されさらにその上に再粘着可能な層を形成するか、ヒートシール性と再粘着性を同時に有する層が形成された包装材料が知られている(特許文献1)。しかしながら、ヒートシール層の上に再粘着可能な層を形成する場合は、ヒートシール時に再粘着層が完全に排除されず、ヒートシールが不完全となる虞がある。ヒートシール性と再粘着性を同時に有する層を形成する場合はヒートシールを完全にした場合容器と蓋の分離が難しくなる可能性がある。
また、特許文献2には、外層樹脂層、粘着剤樹脂中間層及び内層ヒ−トシ−ル性樹脂層より構成された蓋材が開示されている。しかしながらこの蓋材は、内層ヒートシ−ル性樹脂層にヒートシール部に沿って易開封加工部を設けなければならず加工工程が複雑化するという問題がある。
特開2003−112768号公報 特開平11−171250号公報
本発明の目的は、ほぼ完全にヒートシールすることが可能で且つ再粘着性が優れた包装材料を提供することである。本発明の他の目的は加工が簡単な蓋材を提供することである。
本発明者は、粘着剤層とヒートシール剤層の層間接着強度と、ヒートシール剤層とヒートシールの対象となる層とのヒートシール強度を適宜調整することにより上記の目的を達成できることに想到し、本発明を完成した。
即ち、本発明は以下のとおりである。
1.基材の少なくとも一方の表面の全部又は一部に粘着剤層が形成され、さらに該粘着剤層の上の全部又は一部にヒートシール剤層が形成されたヒートシール用の包装材料であって、粘着剤層とヒートシール剤層の接着強度はヒートシール剤層とヒートシールの対象となる層とのヒートシール強度よりも小さい包装材料。
2.粘着剤はスチレン1〜50質量%とジエン系炭化水素99〜50質量%からなるランダム共重合体の水素添加物を含んでなるものである前記1の包装材料。
3.ヒートシール剤はラッカータイプである前記1又は2の包装材料。
4.前記1、2又は3の包装材料よりなる再粘着性を有する蓋材。
本発明の包装材料は、ヒートシール強度が優れており、かつ一旦剥離した後も容易に再粘着可能である。また、容器の蓋材として用いる場合に易封加工部を設けることが不要で製造加工が容易である。また、蓋のみならず袋等の包装材料としても使用することができる。
以下に本発明を詳細に説明する
なお、本発明において、ヒートシールとは熱伝導を利用して加熱・接着する狭義のヒートシールのみならず、超音波シール、高周波シールのような熱融着でシールするものは全て含むものとする。
本発明においては、粘着剤層ヒートシール剤層との層間接着強度はヒートシール剤層とヒートシールの対象となる層とのヒートシール強度よりも相対的に小さくなるように、ヒートシール剤と粘着剤を選択する。特に粘着剤の選択が重要である。
このような粘着剤としては、例えば、スチレン1〜50質量%とジエン系炭化水素99〜50質量%からなるランダム共重合体の水素添加物が例示できる。好ましくはASTM D1238(230℃、2.16kg)によるメルトフロー・インデックスが2〜10のものである。ジエン系炭化水素としてはブタジエン、イソプレン等が例示できる。このようなスチレン・ジエンランダム共重合体の水素添加物としては、例えばJSR株式会社のDYNARON(登録商標)HSBRシリーズが挙げられる。このようなスチレンとジエン系炭化水素からなるランダム共重合体の水素添加物は、一旦粘着させた後剥離したものを、再度粘着させても、粘着強度はあまり変化せず、粘着と剥離を繰り返し行うことができる。スチレン・ジエンランダム共重合体の水素添加物は、ポリオレフィン樹脂のブレンド等により変性されていてもよい。ポリオレフィン樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンとα−オレフィンの共重合体、エチレン−メチル(メタ)アクリレート共重合体、アイオノマー等が用いられる。スチレン・ジエンランダム共重合体の水素添加物とポリオレフィン樹脂の比率は、質量比で100〜60:0〜40が好ましい。
ヒートシール層として用いられる樹脂としては、所謂ヒートシールラッカーが好ましい。ヒートシールラッカーとはコーティングタイプのヒートシール剤であり、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等のヒートシール性樹脂の乳化液、懸濁液、溶液等の非溶剤型または溶剤型のものが例示できる。ヒートシールラッカーを用いると、ヒートシール剤層自体の強度は大きくなくまた層を薄く形成することが可能であるので、容器の蓋材として用いた場合、格別に易開封加工部を設けなくてもヒートシール部の境界で切断し、開封が容易となる。
本発明における基材としては、紙、プラスチック、金属等のシート、フィルム、箔等が用いられる。プラスチックとしては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等が例示できる。基材は積層材であってもよい。例えば、異種プラスチック同士、プラスチックとアルミニウム箔、プラスチックと紙等の積層材が挙げられるが、これらに限定されない。また、基材にはアルミニウム等の蒸着が施されてあってもよい。
本発明の包装材料は、例えば以下のようにして製造することができる。
先ず基材のシート、フィルム、箔等の全面または一部の面に粘着性樹脂を押出しラミネート等によりラミネートする。次に所謂ヒートシールラッカーを粘着樹脂層表面にコーティングする。ヒートシールラッカーはヒートシールを要する部分にのみコーティングしても差し支えない。
上記方法は例示であって、いかなる方法を用いてもよい。
本発明の包装材料が接着する被接着材、例えば容器の材質はヒートシール剤によりヒートシール可能なものであれば差し支えなく、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、変性ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレン、ABS樹脂等のスチレン系樹脂等、あるいはこれらの1種以上を用いた積層材を例示できる。好ましくはスチレン系樹脂である。
図1(a)は本発明の蓋を用いた容器の断面図、図1(b)は蓋の一部を容器から剥離した状態の断面図である。
図において、蓋1の基材11には粘着剤層12が形成され、該粘着剤層の上にヒートシールラッカー剤層13がコーティング等により形成される。図では分かりやすいように基材、粘着剤、コーティング剤層の厚さはほぼ等しいように描いているが、実際にはコーティング剤層の厚さは約0.5 〜10μmでごく薄い。蓋1は容器2のフランジ部3にヒートシールされる。蓋にはタブ4が形成されており、このタブをつまんで引っ張ると、図1(b)に示すように粘着剤層とヒートシール剤層との界面で剥離が生じる。剥離した蓋を容器に被せて指等で圧着すると粘着剤層がフランジ部に再粘着し、再度封をすることができる。以後、剥離・粘着を繰り返すことが可能である。
以下、実施例で本発明を説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されない。
実施例1
ポリエステル(PET)と二軸延伸ポリプロピレン(OPP)のラミネートフィルム(厚さ50μm)のOPP面に、粘着剤としてスチレン10質量%とジエン系炭化水素90質量%からなるランダム共重合体の水素添加物(JSR株式会社 DYNARON1320P、メルトフロー・インデックス3.5)をTダイによる押出しラミネートにより25μmの厚さにラミネートした。ついで溶剤可溶型のアクリル系ヒートシールラッカー(大日本インキ化学株式会社製 ディックシールA415−3)をコーティングし、蓋材を得た。
この蓋材を、タブ付の円形に切り抜き、図1に示すような内口径80mm、フランジ幅5mmのポリスチレン容器にヒートシールした。シール条件は、温度200℃、圧力245kPa、時間1秒である。
引張試験機で蓋材の初回開封強度と再開封強度を測定した。再開封強度は一旦開封剥離した蓋材を再度容器に常温で圧着して粘着させた後の開封強度とした。測定は蓋材のタブを試験機のチャックに挟み、100mm/minの速度で引っ張ることにより行い、開封開始点、中央部と開封終点の強度を測定した。
結果は下記のとおりであった。
初回開封強度 :15.23N(開封開始点),3.33N(中央部),14.70N(開封終点)
再封後開封強度:2.25N(開封開始点),0.44N(中央部),1.76N(開封終点)
比較例1
実施例1と同様のフィルムのOPPの表面に直接アクリル系ヒートシールラッカーをコーティングし、蓋材を得た。
実施例1と同様にして容器にヒートシールして初回開封強度を測定した。この蓋材は再粘着せず、再封不可能であった。
本発明の包装材料は再粘着性に優れているので、一旦開封した後再度密閉を必要とするような容器の蓋材や包装袋として非常に有用である。
図1(a)は本発明の蓋を用いた容器の断面図、図1(b)は蓋の一部を容器から剥離した状態の断面図である。
符号の説明
1 蓋
2 容器
3 容器のフランジ部
4 蓋のタブ
11 基材
12 粘着剤層
13 ヒートシール剤層

Claims (4)

  1. 基材の少なくとも一方の表面の全部又は一部に粘着剤層が形成され、さらに該粘着剤層の上の全部又は一部にヒートシール剤層が形成されたヒートシール用の包装材料であって、粘着剤層とヒートシール剤層の接着強度はヒートシール剤層とヒートシールの対象となる層とのヒートシール強度よりも小さい包装材料。
  2. 粘着剤はスチレン1〜50質量%とジエン系炭化水素99〜50質量%からなるランダム共重合体の水素添加物を含んでなるものである請求項1の包装材料。
  3. ヒートシール剤はラッカータイプである請求項1又は2の包装材料。
  4. 請求項1、2又は3の包装材料よりなる再粘着性を有する蓋材。
JP2003278757A 2003-07-24 2003-07-24 包装材料 Pending JP2005041539A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100694A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Taketomo:Kk 蓋材の製造方法

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