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JP2005036561A - 便器の床固定構造及び固定装置 - Google Patents

便器の床固定構造及び固定装置 Download PDF

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JP2005036561A JP2003276143A JP2003276143A JP2005036561A JP 2005036561 A JP2005036561 A JP 2005036561A JP 2003276143 A JP2003276143 A JP 2003276143A JP 2003276143 A JP2003276143 A JP 2003276143A JP 2005036561 A JP2005036561 A JP 2005036561A
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浩二 三輪
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Abstract

【課題】便器を確実に床面に固定することができる便器の床固定構造及び固定装置を提供する。
【解決手段】台座部2の前部は、固定装置16によって床面F上に固定されている。固定装置16は、台座部2の前部に設けられたフック係合部材26に係合するフック部材18と、該フック部材18のフック係合部材26への接近移動を案内する案内部材20と、該フック部材18のフック係合部材26からの退動を阻止する退動阻止機構22と、該フック部材18をフック係合部材26に向って引張るための引張部材24とを備えている。床面Fに固定装置16を取り付け、台座部2を床面F上に載置した後、引張部材24を引張ってフック部材18をフック係合部材26に係合させる。
【選択図】図6

Description

本発明は便器を床面に固定した構造に係り、特に洋風便器の前部を床面に固定する場合に好適な構造に関するものである。
洋風便器を床面に固定するにはビス留めが簡便且つ強固であり、好適である。ただし、この場合、ビスが露見すると見栄えが悪いので、トイレ使用者から視認され易い洋風便器前部についてはビス以外の固定手段が望まれている。
実開平5−10587号公報には、床面にビス留めしたハネ上げ片を洋風便器台座部内壁面に設けたスリットに係合させて洋風便器前部を床面に固定する構造が記載されている。
実開平7−20377号公報には、床面にゴム製固定具をビス留めしておき、このゴム製固定具を洋風便器台座部の内面の水平突片に係合させて洋風便器前部を床面に固定した構造が記載されている。
実開平5−10587号公報 実開平7−20377号公報
上記従来のハネ上げ片及びゴム製固定具は、それぞれ洋風便器台座部のスリットや突片に正しく係合するならば、洋風便器前部を固定することができる。しかしながら、洋風便器は陶器(焼き物)製であるため、寸法精度のバラツキが大きい。(因みに、JIS A5207では、洋風便器の寸法誤差を±5%以下と規定している。)この寸法のバラツキにより、ハネ上げ片やゴム製固定具の係止が甘くなり、洋風便器前部の固定が緩くなるおそれがある。
本発明は、便器を確実に床面に固定することができる便器の床固定構造及び固定装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の便器の床固定構造は、台座部を有する便器が床面上に載置され、該床面に対し固定手段によって固定された便器の床固定構造において、該固定手段は、該床面に沿って移動可能なフック部材と、該台座部に設けられたフック係合部と、該フック係合部に係合した該フック部材の退動を阻止する退動阻止手段とを有することを特徴とするものである。
本発明(請求項4)の便器固定装置は、かかる固定構造を構成しうるものであり、便器の台座部に設けられたフック係合部に対し係合するフック部材と、該床面に取り付けられ、該フック部材のフック係合部への接近移動を案内する案内部材と、該フック部材が該案内部材に沿って該フック係合部から離反することを阻止するための退動阻止手段と、該フック部材に連なっており、引張力が加えられることにより該フック部材を該案内部材に沿って移動させてフック係合部に係合させ、且つ所定以上の引張力が加えられると断裂するか又は該フック部材から分離する引張部材とを備えてなるものである。
この便器固定装置によって便器を床面に固定するには、まず案内部材を床面にビス等によって固定する。この案内部材には、予めフック部材が装着されているか、又は案内部材の床面への固定後にフック部材を案内部材に装着する。このフック部材には引張部材の基端側が連なっている。
次に、便器を床面上に載置する。この際、引張部材の先端側が台座部と床面との間を通って便器外方に延出するようにしておく。便器の後部側などの適所をビス等の固定具によって床面に固定した後、引張部材の先端側を掴んで引張る。これにより、フック部材が案内部材に沿って移動し、フック係合部に係合する。その後、なおも強く引張部材を引張ると、引張部材が断裂するか又はフック部材から分離し、除去される。なお、断裂箇所が便器内部(台座部内部)となるように、予め引張部材に切れ目やミシン目、細幅部等を設けておくのが好ましい。
このようにフック部材がフック係合部に係合した後は、退動阻止手段がフック部材の退動を阻止するため、フック部材はフック係合部に係合したままとなる。
このように、この便器の床固定構造及び固定装置によると、便器に寸法誤差があってもフック部材をフック係合部に確実に係合するまで移動させることができ、便器を床面に確実に固定することができる。
上記の引張部材としては、台座部と床面との隙間を通り易いシート片が好適である。
本発明(請求項6)の便器の床固定構造は、台座部を有する便器が床面上に載置され、該床面に対し固定手段によって固定された便器の床固定構造において、該固定手段は、該台座部に設けられたフック係合部と、該床面に対し回動可能に取り付けられ、該フック係合部に対し係合したフック部材とを備えてなり、該フック部材は磁性材料よりなり、台座部の外側から加えられた磁力によって該フック係合部に係合するように回動可能であることを特徴とするものである。
かかる便器の床固定構造においても、フック部材がフック係合部に確実に係合するように回動させることができるので、便器を床面に確実に固定することができる。
本発明(請求項7)の便器の床固定構造は、台座部を有する便器が床面上に載置され、該床面に対し固定手段によって固定された便器の床固定構造において、該固定手段は、該台座部に設けられたフック係合部と、該フック係合部に係合したフック部材と、先端側が該フック部材に接続され、後端側が巻取手段に巻き取られた線状体と、該床面に固定されており、該線状体の途中部分が挿通された線状体挿通部材とを備えてなることを特徴とするものである。
この便器の床固定構造にあっては、例えば、線状体挿通部材を床面に固定し、この線状体挿通部材に線状体を挿通する。次いで、フック部材をフック係合部に係合させて便器を床面に載置し、その後巻取手段で線状体を巻き取る。これにより、フック部材が線状体によって下方に引張られ、フック係合部を介して便器台座部が強く下方に押圧され、便器が床面に固定される。
この巻取手段としてウィンチを便器後方に配置したときには、線状体の巻取り作業が容易となる。
巻取手段は、便器の後部を床面に固定するためのビスであり、該ビスに線状体の後端側が巻き付けられている構成としてもよい。このようにすれば、巻取手段が外部に露見せず、見栄えが良好となる。また、ビスによる便器固定作業によって併せてフック部材による便器固定が行われることになる。
本発明によると、便器を確実に床面に固定することができる便器の床固定構造及び固定装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は本発明の実施の形態に係る便器固定装置により構成された便器の床固定構造を示す洋風便器の側面図(ただし、洋風便器台座部の前半側は縦断面にて図示。)、第2図はこの便器固定装置の分解斜視図、第3図(a),(b)はそれぞれ第2図のA−A線及びB−B線に沿う断面図、第3図(c),(d)はそれぞれ第3図(a)のC−C線及び第3図(b)のD−D線に沿う断面図、第4図は便器固定装置の斜視図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図である。また、第6図及び第7図は、それぞれ、この便器固定装置による便器固定前及び固定後における洋風便器前部の縦断面図である。
この実施の形態では、洋風便器1がトイレルームの床面F上に固定設置されている。この洋風便器1は陶器(焼き物)製のものである。第1図に示すように、この洋風便器1は、床面F上に載置された台座部2と、その前部に設けられた鉢部4と、その後部上面に設けられたロータンク(図示略)の載置部6とを有している。符号8は、該鉢部4の上部内周面に設けられたリム通水路を示している。該台座部2は、外周壁10によって外殻が構成された無底中空状体であり、その内部には、鉢部4に連なるトラップ部(図示略)等の排水設備などが配置されている。
台座部2の後部には、該外周壁10の下辺部から床面Fに沿うように後方に向って延出した略水平な足片部12が形成されている。この足片部12には、台座部2固定用のビス14を挿通するための孔(図示略)が該足片部12を上下方向に貫通するように設けられている。台座部2の後部にあっては、この孔を通して床面Fにビス14が螺じ込まれることにより、足片部12が床面Fに固定されている。該ビス14の頭部には化粧キャップ14aが装着されている。
台座部2の前部は、便器固定装置16によって床面Fに固定されている。この固定装置16は、該台座部2の前部に設けられた後述のフック係合部材26に係合するフック部材18と、該フック部材18のフック係合部材26への接近移動を案内するレール状の案内部材20と、該フック部材18のフック係合部材26からの退動(離反移動)を阻止する退動阻止機構22(第5図)と、該フック部材18をフック係合部材26に接近させるように引張るための引張部材24とを備えている。
なお、この実施の形態では、台座部2の前部において、外周壁10の裏側(台座部2の内部側)には、該外周壁10との間に間隔をおいて略上下方向に延在する上下方向壁10aが形成されている。この上下方向壁10aは、第1図に示すように、上端部が鉢部4の底面と連続しており、下端部が外周壁10の下辺部付近と連続している。この上下方向壁10aに、前記フック部材18が係合するフック係合部材26が取り付けられている。
該フック係合部材26は、上下方向壁10aの内向き面(台座部2の内部側を向く面)に沿って配置された基片26aと、該基片26aから台座部2の内部側に向って突設された突片26bとからなる。該基片26aは反転ボルト28によって上下方向壁10aに固着されている。第4図の符号26cは、該基片26aに設けられた反転ボルト28挿通用の孔を示している。この実施の形態では、該突片26bの上面は、台座部2の内部側に向って下り勾配となる傾斜面となっている。
前記案内部材20は、台座部2の内部において床面Fに沿って前後方向に延在し、且つその前端側が該フック係合部材26の下方に位置するように配置され、ビス30等によって該床面Fに固定されている。第2図の符号20aは、該案内部材20の前端側に設けられたビス30挿通用の孔を示している。
フック部材18は、第3図(a),(c)に示すように、該案内部材20の上側に配置された本体部32と、該本体部32の前部から前方に突設された押え片34と、該本体部32の左右両側部からそれぞれ案内部材20の左右の側面に沿うように下方に垂設された脚状部36,36と、該脚状部36,36同士の対向面からそれぞれ内向きに突設された、前後方向に延在する凸条38,38と、該脚状部36,36の下辺部からそれぞれ床面Fに沿うように外向きに張り出した足状片40,40と、該案内部材20の上面に形成された後述の鋸歯状部48に噛合するように該本体部32の下面側に配置された噛合体42と、該噛合体42を下方に向って弾性的に付勢するバネ44とを備えている。
該押え片34の下面は、フック係合部材26の突片26bの上面に略平行に対面するように傾斜しており、本体部32がフック係合部材26に接近移動したときには、該押え片34はこの突片26bの上面に乗り上げるようにして該突片26bと係合し、該突片26bを下方に押圧する。
案内部材20の長手方向の中途部から前端側の左右の側面には、それぞれ、該凸条38,38が摺動可能に係合する凹条46,46が前後方向に延設されている。また、案内部材20の該中途部には、この凹条46,46にそれぞれ凸条38,38を出し入れするための出し入れ部46a,46aが設けられている。この出し入れ部46a,46aは、案内部材20の該中途部において、該案内部材20の上面の左右両側縁部をそれぞれ該凹条46,46に至るまで下方に切り欠くようにして形成されている。
フック部材18を案内部材20に装着するに際しては、該案内部材20の上方から該出し入れ部46a,46a内にそれぞれ凸条38,38を入り込ませるようにして脚状部36,36をそれぞれ案内部材20の左右の側面に沿わせ、次いで、フック部材18を案内部材20に沿って前方に移動させて該凸条38,38をそれぞれ凹条46,46に係合させる。
該案内部材20の上面には、前後方向に連続した鋸歯状部48が形成されており、この鋸歯状部48に前記噛合体42が弾性的に噛合している。この実施の形態では、これらの鋸歯状部48と噛合体42とにより、フック部材18のフック係合部材26への接近移動を許容し、且つ該フック部材18のフック係合部材26からの退動を阻止する前記退動阻止機構22が構成されている。
該噛合体42は、本体部32の下面に形成された凹所よりなる噛合体収容部32a内に上下方向移動可能に収容されている。この噛合体収容部32a内において、該噛合体32の上部と噛合体収容部32aの天井面との間にバネ44が蓄力状態にて配置されており、該噛合体42は、このバネ44によって下方に付勢されることにより、弾性的に鋸歯状部48に噛合している。
各鋸歯状部48は、前方に向って上り勾配となっている傾斜面と、該傾斜面の前端(各鋸歯状部48の頂点)から下方に向って略鉛直に延在した略鉛直面とを有している。フック部材18が案内部材20に沿って前方移動(フック係合部材26に対し接近移動)する際には、噛合体42が該傾斜面によって上方に押し上げられて該フック部材18の前方移動を許容するようになり、フック部材18が案内部材20に沿って後方移動(フック係合部材26から退動)しようとした場合には、噛合体42が該略鉛直面に前方から当接して該フック部材18の後方移動を阻止する。
このフック部材18をフック係合部材26に接近させるように引張るための引張部材24は、この実施の形態では、厚みのごく小さいシート片よりなる。この引張部材24は、第2図及び第4図に示すように、便器設置作業者が掴む基片部24aと、該基片部24aの後辺の左右両端側から後方に延出した細幅の索状部24b,24bとを有している。この索状部24b,24bは、第4図に示すように、それぞれ案内部材20の左右両サイドを通って後方に引き回され、該案内部材20に装着されたフック部材18の足状片40,40に各々の先端部が接続されている。
各索状部24b,24bは、案内部材20に装着されたフック部材18が該案内部材20に対し後退限(出し入れ部46a)付近に位置している状態において台座部2がこの案内部材20に被さるように床面F上に載置されたときに、基片部24aが台座部2の底面(外周壁10の下辺)と床面Fとの間を通って該台座部2の外部に延出することを許容する長さとなっている。
なお、各索状部24bの該先端付近には、該索状部24bに所定以上の引張力が加えられたときに断裂して該索状部24bと足状片40とを分離させる断裂予定部(図示略)が設けられている。図示はしないが、この断裂予定部は、索状部24bに切れ目やミシン目、細幅部等を設けることにより形成されている。また、この断裂予定部は、引張部材24によってフック部材18が前方に引張られてフック係合部材26への係合を完了した状態において、台座部2の内部に位置するように配置されている。
ただし、本発明においては、各索状部24bにこのような断裂予定部を設ける代りに、各索状部24bに所定以上の引張力が加えられたときに、各索状部24bの先端が前記足状片40から離脱して両者が分離するように構成してもよい。
このように構成された固定装置16を用いて洋風便器1を床面Fに固定設置するに当っては、まず、フック係合部材26を台座部2の前部の上下方向壁10aに反転ボルト28によって固定すると共に、固定装置16の案内部材20を床面Fにビス30等によって固定する。そして、この案内部材20に対し、前述のようにしてフック部材18を装着する。ただし、案内部材20を床面Fに固定するのに先立ち、予めフック部材18を案内部材20に装着しておいてもよい。該フック部材18は、案内部材20に対し後退限(出し入れ部46a)付近に位置するよう配置される。
また、床面Fのうち、台座部2を該床面Fに載置したときに足片部12のビス14挿通用の孔と重なる位置には、該ビス14を螺じ込むための下穴(図示略)を穿設する。
このようにした後、足片部12のビス14挿通用の孔とこの下穴とが重なるように台座部2を床面F上に載置する。この際、台座部2の前部においては、第6図に示すように、引張部材24の基片部24aが台座部2の底面と床面Fとの間を通って該台座部2の外部に延出するようにしておく。それから、足片部12のビス14挿通用の孔を通して床面Fの前記下穴にビス14を螺じ込み、該足片部12を床面Fに固定する。そして、このビス14の頭部に化粧キャップ14aを装着する。
その後、該基片部24aを掴んで前方に引張る。これにより、第7図に示すように、フック部材18が案内部材20に沿ってフック係合部材26に対し接近移動し、押え片34が突片26bの上面に重なるようにして係合する。その後、なおも強く引張部材24を引張って該引張部材24の各索状部24bを断裂予定部において断裂させ、フック部材18から引張部材24を分離除去する。
なお、このようにフック部材18がフック係合部材26に係合した後は、退動阻止機構22によってフック部材18のフック係合部材26からの退動が阻止されるので、フック部材18はフック係合部材26に係合したままとなる。
このように、この固定装置16によって構成された便器の床固定構造にあっては、フック部材18が床面Fに沿ってフック係合部材26に対し接近移動して該フック係合部材26と係合するので、例えば台座部2に寸法誤差があった場合でも、該フック部材18の移動によってこの誤差が吸収され、フック部材18とフック係合部材26とが確実に係合するようになる。これにより、洋風便器1(台座部2)を確実に床面Fに固定することができる。
この実施の形態では、台座部2の前部を固定した後の固定装置16は、全体が該台座部2内に配置されているため、台座部2の外部に金具等が露見せず、見栄えが良好である。
なお、この実施の形態では台座部2の後部はビス14によって床面Fに固定されているが、台座部2の後部も、台座部2の前部と同様に、固定装置16によって床面Fに固定するよう構成してもよい。
第8図は本発明の別の実施の形態に係る便器の床固定構造を示す洋風便器台座部の前部付近の縦断面図であり、第9図はこの便器の床固定構造のフック部材の斜視図である。
この実施の形態では、洋風便器の台座部2の前部において外周壁10の裏側に形成された上下方向壁10aにフック係合部として開口50が設けられており、床面Fに対し前後方向に回動可能に設けられたフック部18Aの押え片54が台座部2の内部側から該開口50に係合することにより、該台座部2の前部が床面Fに固定されている。
このフック部18Aは、下部を回動中心として前後方向に回動可能な本体部52と、該本体部52の上部から前方に突設されており、該本体部52が前方に回動したときに前記開口50に入り込んで該開口50の下縁部を下方に押圧する押え片54と、該本体部52の下部を前後方向に回動可能に保持したベース部56とを備えている。該本体部52は、磁性材料よりなる。(この実施の形態では、該押え片54が磁石のN極となる如く磁力を帯びている。)
該ベース部56は、床面Fに沿って配置される基片部56aと、該基片部56aから本体部52の左右の側面にそれぞれ沿うように上方に立設された起立部56b,56bと、該起立部56b,56b同士の間に架設されており、本体部52の下部を前後方向に回動可能に枢支した回動軸56cと、該本体部52の後方への回動を規制するストッパ56dとからなる。該基片部56aは、ビス56fにより床面Fに固定されている。第9図の符号56eは、該基片部56aに穿設されたビス56f挿通用の孔を示している。
この台座部2を備えた洋風便器のその他の構成及びこの台座部2の後部の床面Fへの固定構造は、前述の第1〜7図の洋風便器1と同様となっている。
このように構成された便器の床固定構造によって台座部2の前部を床面Fに固定するに当っては、まず、フック部材18Aのベース部56をビス56fにより床面Fに固定する。この際、第8図において二点鎖線にて示すように、本体部52を便器後方に傾けておく。次に、台座部2を床面F上に載置する。そして、台座部2の外側からこのフック部材18Aにマグネット58を近づける。(この実施の形態では、該本体部52の押え片54がN極に帯極しているので、該マグネット58のS極側をフック部材18Aに近づける。)
このようにすると、該本体部52がこのマグネット58の磁力(押え片54(N極)とマグネット58(S極)との吸引力)によって前方に回動し、押え片54が上下方向壁10aの開口50に係合する。
この便器の床固定構造にあっては、例えば洋風便器の台座部2に寸法誤差があった場合でも、押え片54が開口50に係合するまで本体部52が前方に回動することにより、この誤差が吸収され、押え片54が確実に開口50に係合するようになる。これにより、確実に洋風便器の台座部2を床面Fに固定することができる。
第10図は本発明のさらに別の実施の形態に係る便器の床固定構造を示す洋風便器台座部の前部付近の縦断面図であり、第11図はこの便器の床固定構造のフック部材の斜視図である。
この実施の形態では、洋風便器の台座部2の前部において外周壁10の裏側に形成された上下方向壁10aの内向き面(台座部2の内部側を向く面)にフック係合部として凹所60が設けられており、床面Fに対し前後方向に進退可能に設けられたフック部18Bの横木体64が台座部2の内部側から該凹所60に係合することにより、該台座部2の前部が床面Fに固定されている。該凹所60内の上下方向壁側面に沿ってマグネット62が配置されている。該横木体64は、このマグネット62に張り付き可能な磁性材料よりなる。
このフック部18Bは、前後方向に進退可能な棒状の横木体64と、該横木体64を前後方向に進退可能に保持したベース体66とを有している。該横木体64は、前後方向に略水平に延在し、且つ該前後方向に進退(変位)しうるように、ベース体66の上部に設けられた横木体保持孔66a内に挿通されている。ベース体66の下部には、該ベース体66の左右の側面からそれぞれ床面Fに沿うように側方に略水平に張り出した足状片66b,66bが設けられており、ベース体66は、各足状片66bに穿設された孔66cを通して床面Fにビス68が螺じ込まれることにより該床面Fに固定されている。
この台座部2を備えた洋風便器のその他の構成及びこの台座部2の後部の床面Fへの固定構造は、前述の第1〜7図の洋風便器1と同様となっている。
このように構成された便器の床固定構造によって台座部2の前部を床面Fに固定するに当っては、まず、フック部材18Bのベース体66をビス68により床面Fに固定する。この際、第10図において二点鎖線にて示すように、横木体64を便器後方に退動させておく。次に、台座部2を床面F上に載置する。
このようにすると、該横木体64がマグネット62の磁力によって前進して凹所60内に係合する。凹所60内に係合した横木体64は、先端がマグネット62に張り付いて該凹所60内に係合したままとなる。
この便器の床固定構造にあっては、例えば洋風便器の台座部2に寸法誤差があった場合でも、横木体64がマグネット62に張り付くまで前進することによりこの誤差が吸収されるため、横木体64が確実に凹所60内に係合するようになる。これにより、確実に洋風便器の台座部2を床面Fに固定することができる。
第12図は本発明の異なる実施の形態に係る便器の床固定構造を示す洋風便器の側面図(ただし、洋風便器台座部の前半側及び後部付近は縦断面にて図示。)であり、第13図はこの便器の床固定構造を示す斜視図である。
この実施の形態では、洋風便器1の台座部2の前部において外周壁10の裏側に形成された上下方向壁10aにフック係合部として開口70が設けられており、この開口70の下縁部に鉤状のフック(フック部材)72が掛けられている。
このフック72の後端にワイヤ(線状体)74の先端が接続されている。このワイヤ74の後端は、線状体巻取手段としてのウィンチ76に巻き取られている。このウィンチ76は、第12図に示すように、台座部2の後方において床面F上に設置されている。即ち、該ワイヤ74は、台座部2の前部側から後部側に向って台座部2内を引き回され、次いで該台座部2の後部に設けられたワイヤ引出口10bを通して該台座部2の後方に引き出された後、ウィンチ76に巻き取られている。
該ワイヤ74の途中部分は、台座部2の内部において床面F上に設置されたワイヤ挿通部材78に挿通されている。このワイヤ挿通部材78は、上下方向壁10aの開口70に掛けられたフック部材72の下方に位置するように配置されている。
ウィンチ76は、床面Fに沿って配置され、ビス80によって固定されたベースプレート76aと、該ベースプレート76a上に配置されたワイヤ巻取リール76bと、該ワイヤ巻取リール76bを回転駆動する駆動装置(図示略)とを備えている。この駆動装置は、電動式であってもよく、手動式であってもよい。ただし、この駆動装置を省略し、レンチ(図示略)等の工具を用いて直接的に該ワイヤ巻取リール76bを回転させてワイヤ74を巻き取るようにしてもよい。第13図の符号76cは、ベースプレート76aに設けられたビス80挿通用の孔を示している。
ワイヤ挿通部材78は、床面Fに沿って配置され、ビス82によって該床面Fに固定されたベースプレート78aと、該ベースプレート78a上に設けられたバー78bとからなる。該バー78bは、略門形(下向きコ字形)に延在したものであり、その両端が該ベースプレート78aに固着されている。第13図の符号78cは、該ベースプレート78aに穿設されたビス挿通用の孔を示している。ワイヤ74は、このバー78bの下側をくぐって台座部2の後部側に引き回されている。
この台座部2を備えた洋風便器のその他の構成及びこの台座部2の後部の床面Fへの固定構造は、前述の第1〜7図の洋風便器1と同様となっている。
このように構成された便器の床固定構造によって台座部2の前部を床面Fに固定するに当っては、まず、予めウィンチ76とワイヤ挿通部材78とを床面Fに取り付けておき、該ウィンチ76からワイヤ74を引き出して台座部2の後部のワイヤ引出口10bに引き通し、次いでワイヤ挿通部材78のバー78bの下側をくぐらせる。そして、このワイヤ74の先端に取り付けられたフック72を台座部2の前部の開口70の下縁部に引掛ける。
次に、台座部2を床面Fに載置し、前述の第1〜7図の実施の形態と同様に、ビス14によって該台座部2の後部の足片部12を床面Fに固定する。
その後、ウィンチ76によってワイヤ74を巻き取る。こうすることにより、フック72が下方に引張られて台座部2の前部を下方に付勢するようになり、台座部2の前部が床面Fに固定される。
この便器の床固定構造にあっては、例えば台座部2に寸法誤差があった場合でも、ウィンチ76によるワイヤ74の巻き取りによりこの誤差が吸収されるため、確実に台座部2を床面Fに固定することができる。
この実施の形態では、ワイヤ74の巻取手段としてウィンチ76を採用しているが、ワイヤ74の巻取手段はこれに限られるものではない。例えば、第14図の実施の形態の如く、台座部2の後部の足片部12を床面Fに固定するためのビス14にワイヤ74の後端を巻き付けておき、このビス14が床面Fに螺着されるのに伴ってワイヤ74が該ビス14によって巻き取られるよう構成してもよい。
なお、第14図の符号84は、このビス14の螺着に伴ってワイヤ74に過度に張力が加えられることを防止するための張力緩和機構を示している。この張力緩和機構としては、例えば、図示はしないが、ワイヤ74の途中部分にコイルスプリングを介在させ、ビス14によってワイヤ74が所定長さ以上巻き取られたときに該コイルスプリングが伸長してワイヤ74に過度に張力が加えられることが防止されるよう構成したものなどが挙げられる。
この第14図の便器の床固定構造のその他の構成は第12,13図の便器の床固定構造と同様となっている。
このように構成された第14図の便器の床固定構造にあっては、ワイヤ74の巻取手段が外部に露見せず、見栄えが良好となる。また、ビス14により台座部2の後部(足片部12)を固定する作業を行うことにより、併せてフック72による台座部2の前部の固定が行われることになるため、作業効率が極めて高い。
上記の各実施の形態はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態では便器として洋風便器を採用しているが、他の形態の便器であってもよい。
実施の形態に係る便器固定装置により構成された便器の床固定構造を示す洋風便器の側面図である。 図1の便器の床固定構造を構成する便器固定装置の分解斜視図である。 図2の便器固定装置の断面図である。 図2の便器固定装置の斜視図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 図2の便器固定装置による便器固定前の洋風便器前部の縦断面図である。 図2の便器固定装置による便器固定後の洋風便器前部の縦断面図である。 別の実施の形態に係る便器の床固定構造を示す洋風便器台座部の前部付近の縦断面図である。 図8の便器の床固定構造のフック部材の斜視図である。 さらに別の実施の形態に係る便器の床固定構造を示す洋風便器台座部の前部付近の縦断面図である。 図10の便器の床固定構造のフック部材の斜視図である。 異なる実施の形態に係る便器の床固定構造を示す洋風便器の側面図である。 図12の便器の床固定構造を示す斜視図である。 さらに異なる実施の形態に係る便器の床固定構造を示す洋風便器の側面図である。
符号の説明
1 洋風便器
2 台座部
10 外周壁
12 足片部
14 ビス
16 固定装置
18,18A,18B フック部材
20 案内部材
22 退動阻止機構
24 引張部材
26 フック係合部材
26b 突片
32 本体部
34 押え片
42 噛合体
48 鋸歯状部
50 開口(フック係合部)
52 本体部
54 押え片
56 ベース部
58 マグネット
60 凹所(フック係合部)
62 マグネット
64 横木体
66 ベース体
70 開口(フック係合部)
72 フック(フック部材)
74 ワイヤ
76 ウィンチ
78 ワイヤ挿通部材
78b バー
84 張力緩和機構

Claims (9)

  1. 台座部を有する便器が床面上に載置され、該床面に対し固定手段によって固定された便器の床固定構造において、
    該固定手段は、該床面に沿って移動可能なフック部材と、
    該台座部に設けられたフック係合部と、
    該フック係合部に係合した該フック部材の退動を阻止する退動阻止手段と、
    を有することを特徴とする便器の床固定構造。
  2. 請求項1において、前記床面に前記フック部材の移動を案内する案内部材が取り付けられており、
    前記退動阻止手段は、前記フック部材の該案内部材に沿う退動を阻止するものであることを特徴とする便器の床固定構造。
  3. 請求項2において、該退動阻止手段は、
    該案内部材に該フック部材の移動方向に延設された鋸歯状部と、
    該フック部材に設けられた、該鋸歯状部に噛合する噛合体と、
    を有することを特徴とする便器の床固定構造。
  4. 便器を床面に固定するための固定装置において、
    便器の台座部に設けられたフック係合部に対し係合するフック部材と、
    該床面に取り付けられ、該フック部材のフック係合部への接近移動を案内する案内部材と、
    該フック部材が該案内部材に沿って該フック係合部から離反することを阻止するための退動阻止手段と、
    該フック部材に連なっており、引張力が加えられることにより該フック部材を該案内部材に沿って移動させてフック係合部に係合させ、且つ所定以上の引張力が加えられると断裂するか又は該フック部材から分離する引張部材と、
    を備えてなることを特徴とする便器固定装置。
  5. 請求項4において、該引張部材はシート片よりなることを特徴とする固定装置。
  6. 台座部を有する便器が床面上に載置され、該床面に対し固定手段によって固定された便器の床固定構造において、
    該固定手段は、
    該台座部に設けられたフック係合部と、
    該床面に対し回動可能に取り付けられ、該フック係合部に対し係合したフック部材と、
    を備えてなり、該フック部材は磁性材料よりなり、台座部の外側から加えられた磁力によって該フック係合部に係合するように回動可能であることを特徴とする便器の床固定構造。
  7. 台座部を有する便器が床面上に載置され、該床面に対し固定手段によって固定された便器の床固定構造において、
    該固定手段は、
    該台座部に設けられたフック係合部と、
    該フック係合部に係合したフック部材と、
    先端側が該フック部材に接続され、後端側が巻取手段に巻き取られた線状体と、
    該床面に固定されており、該線状体の途中部分が挿通された線状体挿通部材と、
    を備えてなることを特徴とする便器の床固定構造。
  8. 請求項7において、該巻取手段は、便器後方に設置されたウィンチであることを特徴とする便器の床固定構造。
  9. 請求項7において、該巻取手段は、該便器の後部を床面に固定するためのビスであり、該ビスに該線状体の後端側が巻き付けられていることを特徴とする便器の床固定構造。
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