JP2005030415A - クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レリーズ力を変化させることがなく、組付性に優れたクラッチレリーズ軸受装置を提供する。
【解決手段】レリーズフォークRFの揺動に応じて、クリップ50は、長孔22aに沿って移動するので、単一のクリップのように突っ張ることもなく、レリーズ力が変化しないので、運転者に違和感を与えることがない。各クリップ50は、レリーズフォークRFを図2に示すようにセットした後、端部51を長孔22aに嵌入させつつ、レリーズフォークRFを挟むように組み込めばよく、単一のクリップを曲げながら組み込む場合と比べると、組み込み時の手間が軽減される。
【選択図】 図2
【解決手段】レリーズフォークRFの揺動に応じて、クリップ50は、長孔22aに沿って移動するので、単一のクリップのように突っ張ることもなく、レリーズ力が変化しないので、運転者に違和感を与えることがない。各クリップ50は、レリーズフォークRFを図2に示すようにセットした後、端部51を長孔22aに嵌入させつつ、レリーズフォークRFを挟むように組み込めばよく、単一のクリップを曲げながら組み込む場合と比べると、組み込み時の手間が軽減される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に用いられるクラッチレリーズ軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載され摩擦板を用いた動力断続装置であるクラッチを動作させる場合において、入力部材であるレリーズフォークでクラッチカバーのダイヤフラムスプリングを軸線方向に押圧することにより、スプリングの付勢力を摩擦板から解除して動力伝達の切り離しが行なわれている。
【0003】
ところで、レリーズフォークは車体等の固定側に通常配置されているが、クラッチカバーはエンジンのフライホイール等に取り付けられてそれと一体的に回転するようになっている。従って、クラッチカバーのダイヤフラムスプリングをレリーズフォークが直に押圧するとなると、当接部の摩耗を招来することとなる。
そこで、ダイヤフラムスプリングに当接して一体的に回転する回転輪を含むクラッチレリーズ軸受と、この軸受を所定の状態に保持すると共にレリーズフォークからの入力を受けるようになっている回転しない軸受保持部材とからなるクラッチレリーズ軸受装置を、ダイヤフラムスプリングとレリーズフォークとの間に設けている(特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開平8−4785号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に開示されたクラッチレリーズ軸受装置においては、クラッチレリーズ軸受装置とレリーズフォークとの間に、ワイヤを折り曲げてなるクリップ部材を配置することで、両者の密着を高め異音等の発生を抑制するようにしている。しかしながら、かかる従来技術のクラッチレリーズ軸受装置においては、レリーズフォークの二股を、1本のワイヤを用いてガイドスリーブに連結しているため、ワイヤがガイドスリーブと干渉しレリーズフォークの揺動動作に追従しきれず、例えばレリーズ動作中に突っ張るなどしてレリーズ力を変化させてしまうという問題がある。レリーズ力が変化すると、運転者に違和感を与える恐れがある。又、複雑に曲げた単一のクリップは、組み付けにくいという問題もある。
【0005】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、レリーズ力を変化させることがなく、組付性に優れたクラッチレリーズ軸受装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明のクラッチレリーズ軸受装置は、
互いに同心的に配置されかつ相対回転する内輪及び外輪を含み、一方の輪が固定され、回転する他方の輪がクラッチ装置の回転部材に当接するようになっているクラッチレリーズ軸受と、ガイド軸上に摺動自在に嵌合された軸受保持部材と、該軸受保持部材に対して、該クラッチレリーズ軸受の該一方の輪を半径方向に移動可能となるよう保持する連結部材と、クラッチレリーズ力を入力する入力部材と前記軸受保持部材とを連結するワイヤ部材とからなっているクラッチレリーズ軸受装置において、
前記ワイヤ部材は複数本設けられており、各ワイヤ部材の一端は、前記軸受保持部材に形成された孔もしくは凹部に係合していることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本発明のクラッチレリーズ軸受装置によれば、前記ワイヤ部材は複数本設けられており、各ワイヤ部材の一端は、前記軸受保持部材に形成された孔もしくは凹部に係合しているので、従来のように単一のワイヤ部材によりクラッチレリーズ軸受装置と入力部材(レリーズフォーク)とを連結した場合に比べ、レリーズ動作時に前記ワイヤ部材が突っ張ったりせず、レリーズ力を変化させる恐れが低い。又、ワイヤ部材を複数本とすれば、形状を単純化でき組付性も向上する。
【0008】
更に、前記ワイヤ部材は、前記入力部材の動作に応じて、前記クラッチレリーズ軸受の軸線と交差する方向(特に入力部材であるレリーズフォークの揺動軸線に直交する方向であると好ましい)に変位可能となっていると、レリーズ動作時に前記ワイヤ部材が適宜変位することで、レリーズ力を変化させる恐れがより低い。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。図2は、図1の構成をII−II線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。図3は、図1の構成をIII方向に見た図である。
【0010】
図2において、クラッチレリーズ軸受装置は、クラッチレリーズ軸受10と、軸受保持部材であるガイドスリーブ20と、連結部材であるばね部材30と、補強部材40とからなる。クラッチレリーズ軸受10は、左方端を当接部11aとする略円管状の内輪11と、内輪11を同心的に内包する短い円管状の外輪12と、内輪11と外輪12との間に転動自在に配置された複数のボール15と、ボール15を所定間隔で保持する保持器16と、ボール15の軸線方向両側で内輪11と外輪12とにより画成される空間を防塵油密的に密封するシール17、18とからなる。内輪11は外輪12に対して回転自在に支持されている。また内輪11の当接部11aは、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムスプリングに当接するようになっている。
【0011】
一方、ガイドスリーブ20はモールド成形された樹脂製であって、円管状の本体21と、本体21の中央近傍の外周から半径方向に延在するフランジ部22と、フランジ部22の半径方向外周から軸線方向に延在する制限部23とが形成されている。本体21の内方には図示しないガイド軸が延在しており、本体21はガイド軸上を摺動自在となっている。なお、本体21の内方には拡径部24が設けられている。この拡径部24は、本体21がガイド軸上を摺動する際に異物を噛みこまないように機能するものである。また、クラッチレリーズ軸受10を半径方向に移動可能とするため、制限部23と外輪12との間には隙間27が形成されている。尚、補強部材40に設けられたバレ止め部45(図1)は、組み付けられたばね部材30と、ガイドスリーブ20のフランジ部22との間に挟持され、ガイドスリーブ20から補強部材40が分離することを防止する機能を有する。
【0012】
図1より明らかなように、同一形状のものが2つ設けられたばね部材30は、クラッチレリーズ軸受10をガイドスリーブ20に対して取り付ける機能を有する。図4は、ばね部材30の斜視図である。ばね部材30は、一枚のSK5等のばね鋼板をプレスで打ち抜いた後折り曲げその後焼入処理することによって形成されている。ばね部材30は、ガイドスリーブ20のフランジ部に当接するベース部31と、軸受の外輪12に当接する押圧部32と、ベース部31と押圧部32との間に設けられ、押圧部32に外輪12を付勢するための弾性力を付与する梁部33とからなっている。押圧部32はシール17に接触しないように、またばね部材30の組付を容易にすべく、外方に傾斜した傾斜部32aを有する。
【0013】
更にばね部材30は、梁部33の略中間において、半径方向に突出するように形成された凸部34を有し、この凸部34は、ガイドスリーブ20のフランジ部22(図2)の端部に係合している。また、ベース部31の両側部31aにおける下方端近傍においては、切欠き37が形成され、更にベース部31の中央には矩形開口38が形成されている。
【0014】
補強部材40は、円筒部41と、円筒部41に連結された円板状のアンビル部42とからなり、比較的肉厚の板をプレスし、その後焼入処理することによって形成される。これにより、入力部材であるレリーズフォークとの接触部にて著しい摩耗が発生しないようにしている。また、アンビル部42をチタンコーティングすることにより著しい摩耗を防ぐこともできる。円筒部41は、ガイドスリーブ20に取り付けられた際に本体21に丁度嵌合する内径を有し、それにより補強部材40の半径方向の位置決めが達成されるようになっている。
【0015】
図3に示すように、ガイドスリーブ20とレリーズフォークRFとを連結するクリップ50が2つ(図3においては1つのみ図示)設けられている。各クリップ50は、図2に示すように、フランジ部22の外周に軸線に直交する方向に形成された長孔22aに係合(嵌入)した端部51と、端部51に対して略直角に折り曲げられ、フランジ部22からレリーズフォークRFに向かって延在する連結部52と、連結部52に対して略直角に折り曲げられ、レリーズフォークRFの溝RFaに係合する係合部53と、係合部53に対して略直角に折り曲げられた短い係止部54とからなる。2つのクリップ50は、その弾性力により、二股状のレリーズフォークRFがアンビル部42に密着するように保持する機能を有する。
【0016】
次に、本発明の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置の動作につき以下に説明する。図1において、レリーズフォークRFが枢動して、その先端が補強部材40のアンビル部42に当接して一定の荷重を印加する。補強部材40の板厚は比較的厚くその剛性も十分であるため、レリーズフォークRFより受ける大荷重を支持することができる。レリーズフォークRFとアンビル部42とは滑り接触をするが、上述したようにアンビル部42はチタンコーティング又は焼入処理されているので摩耗は小さく抑えられる。クラッチレリーズ軸受装置は、レリーズフォークRFからの入力により図示しないガイド軸上を軸線方向に摺動して、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムスプリング(クラッチ装置の回転部材)に内輪11の当接部11aを当接させる。ダイヤフラムスプリングが回転していても、内輪11は回転自在であるので、当接後にダイヤフラムスプリングと一体で回転することとなり、更に軸受装置が軸線方向に移動することによりダイヤフラムスプリングが押圧されてクラッチが動作されるようになっている。
【0017】
ばね部材30は適切な板厚となっていて、ガイドスリーブ20に対してクラッチレリーズ軸受10を、押圧部32と外輪12との間に作用する摩擦力のみで支持しているため、クラッチレリーズ軸受10はガイドスリーブ20に対して半径方向に移動可能となっている。従って、内輪11の当接部11aがダイヤフラムスプリングに当接したとき、両者の間に偏心があれば、クラッチレリーズ軸受10を同心に位置させようとする公知の力が生じ、それによりクラッチレリーズ軸受10は半径方向に移動して、自動調心が達成されることとなる。本実施の形態において、制限部23は、クラッチレリーズ軸受10が所定量以上半径方向外方に移動しないよう制限する機能を有する。
【0018】
更に、本実施の形態によれば、レリーズフォークRFの揺動に応じて、クリップ50は、長孔22aに沿って移動するので、単一のクリップのように突っ張ることもなく、レリーズ力が変化しないので、運転者に違和感を与えることがない。
【0019】
クラッチレリーズ軸受装置の組付方法について説明すると、ガイドスリーブ20の本体21の周囲に、クラッチレリーズ軸受10および補強部材40を配置した後、図1の斜め右上方、斜め右下方から2つのばね部材30を、ガイドスリーブ20に対し補強部材40のバレ止め部45を抑えつつ挿入する。ばね部材30は外周の一方向から挿入できるようにしているため、組付が容易となっている。
ばね部材30は、ガイドスリーブ20のフランジ部22に設けた軸線方向突起22cを弾性変形しながら乗り越えて、切欠き37が突起22cに係合し、且つ開口38がガイドスリーブ20のフランジ部22に設けたストッパ22gに当接することで、組み付けが完了する。
【0020】
又、各クリップ50は、レリーズフォークRFを図2に示すようにセットした後、端部51を長孔22aに嵌入させつつ、レリーズフォークRFを挟むように組み込めばよく、単一のクリップを曲げながら組み込む場合と比べると、組み込み時の手間が軽減される。一旦組み込まれた後は、係止部54がレリーズフォークRFからのクリップ50の不用意な脱落を阻止するようになっている。
【0021】
図5は、第2の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。図6は、図5の構成をVI−VI線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。図7は、図5の構成をVII方向に見た図である。
【0022】
図5〜7の実施の形態は、図1〜3の実施の形態に対し、ガイドスリーブ20のフランジ部22に長孔を形成する代わりに、それに対応する凹部である段部22a’を形成している点が異なっている。段部22a’と、補強部材40のアンビル部42とは、その間にクリップ50の端部51が取り付けられて係合したとき、軸線に直交する方向にのみ変位を許容するようになっているので、レリーズフォークRFの揺動に応じて、クリップ50は、段部22a’に沿って移動するため、上述の効果を得ることができる。その他の構成については、上述した実施の形態と同様であるため、同じ符号を付すことで説明を省略する。
【0023】
図8は、第3の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。図9は、図8の構成をIX−IX線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。図10は、図8の構成をX方向に見た図である。
【0024】
図8〜10の実施の形態は、図1〜3の実施の形態に対し、ガイドスリーブ20のフランジ部22に長孔を形成する代わりに、フランジ部22の半径方向に隆起した部位の側面に、クラッチレリーズ軸受の軸線に直交する方向に延在する円筒孔22a”を設けている。2つのクリップ150の各々は、円筒孔22a”に係合(嵌入)した端部151と、端部151に対して略直角に折り曲げられ、フランジ部22の隆起した部位の側面に沿って延在する第1直線部152(図8)と、第1直線部151に対して略直角に折り曲げられ、フランジ部22の隆起した部位の外周面に沿って延在する第2直線部153(図8)と、第2直線部153に対して略直角に折り曲げられ、そこからレリーズフォークRFに向かって延在する連結部154(図9)と、連結部154に対して略直角に折り曲げられ、レリーズフォークRFの溝RFaに係合する係合部155(図9)と、係合部155に対して略直角に折り曲げられた短い係止部156(図9)とからなる。
【0025】
本実施の形態によれば、各クリップ150の端部151は、円筒孔22a”に差し込まれているだけなので、レリーズフォークRFの揺動に応じて、クリップ150は、円筒孔22a”の軸線方向に移動でき、単一のクリップのように突っ張ることもなく、レリーズ力が変化しないので、運転者に違和感を与えることがない。又、組み付け時には、各クリップ150は、レリーズフォークRFを図10に示すようにセットした後矢印方向から挿入することで、端部151を円筒孔22a”に嵌入させるようにして、レリーズフォークRFの反対側から組み込めるので、単一のクリップを曲げながら組み込む場合と比べると、組み込み時の手間が軽減されると共に、軸線方向・径方向のクリップ寸法がコンパクトになる。
【0026】
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
【0027】
【発明の効果】
本発明のクラッチレリーズ軸受装置によれば、ワイヤ部材が複数本設けられており、各ワイヤ部材の一端は、前記軸受保持部材に形成された孔もしくは凹部に係合しているので、従来のように単一のワイヤ部材によりクラッチレリーズ軸受装置と入力部材(レリーズフォーク)とを連結した場合に比べ、レリーズ動作時に前記ワイヤ部材が突っ張ったりせず、レリーズ力を変化させる恐れが低い。又、ワイヤ部材を複数本とすれば、形状を単純化でき組付性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図2】図1の構成をII−II線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【図3】図1の構成をIII方向に見た図である。
【図4】バネ部材の斜視図である。
【図5】第2の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図6】図5の構成をVI−VI線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【図7】図5の構成をVII方向に見た図である。
【図8】第3の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図9】図8の構成をIX−IX線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【図10】図8の構成をX方向に見た図である。
【符号の説明】
10 クラッチレリーズ軸受
20 ガイドスリーブ
30 ばね部材
40 補強部材
50,150 クリップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に用いられるクラッチレリーズ軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載され摩擦板を用いた動力断続装置であるクラッチを動作させる場合において、入力部材であるレリーズフォークでクラッチカバーのダイヤフラムスプリングを軸線方向に押圧することにより、スプリングの付勢力を摩擦板から解除して動力伝達の切り離しが行なわれている。
【0003】
ところで、レリーズフォークは車体等の固定側に通常配置されているが、クラッチカバーはエンジンのフライホイール等に取り付けられてそれと一体的に回転するようになっている。従って、クラッチカバーのダイヤフラムスプリングをレリーズフォークが直に押圧するとなると、当接部の摩耗を招来することとなる。
そこで、ダイヤフラムスプリングに当接して一体的に回転する回転輪を含むクラッチレリーズ軸受と、この軸受を所定の状態に保持すると共にレリーズフォークからの入力を受けるようになっている回転しない軸受保持部材とからなるクラッチレリーズ軸受装置を、ダイヤフラムスプリングとレリーズフォークとの間に設けている(特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開平8−4785号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に開示されたクラッチレリーズ軸受装置においては、クラッチレリーズ軸受装置とレリーズフォークとの間に、ワイヤを折り曲げてなるクリップ部材を配置することで、両者の密着を高め異音等の発生を抑制するようにしている。しかしながら、かかる従来技術のクラッチレリーズ軸受装置においては、レリーズフォークの二股を、1本のワイヤを用いてガイドスリーブに連結しているため、ワイヤがガイドスリーブと干渉しレリーズフォークの揺動動作に追従しきれず、例えばレリーズ動作中に突っ張るなどしてレリーズ力を変化させてしまうという問題がある。レリーズ力が変化すると、運転者に違和感を与える恐れがある。又、複雑に曲げた単一のクリップは、組み付けにくいという問題もある。
【0005】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、レリーズ力を変化させることがなく、組付性に優れたクラッチレリーズ軸受装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明のクラッチレリーズ軸受装置は、
互いに同心的に配置されかつ相対回転する内輪及び外輪を含み、一方の輪が固定され、回転する他方の輪がクラッチ装置の回転部材に当接するようになっているクラッチレリーズ軸受と、ガイド軸上に摺動自在に嵌合された軸受保持部材と、該軸受保持部材に対して、該クラッチレリーズ軸受の該一方の輪を半径方向に移動可能となるよう保持する連結部材と、クラッチレリーズ力を入力する入力部材と前記軸受保持部材とを連結するワイヤ部材とからなっているクラッチレリーズ軸受装置において、
前記ワイヤ部材は複数本設けられており、各ワイヤ部材の一端は、前記軸受保持部材に形成された孔もしくは凹部に係合していることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本発明のクラッチレリーズ軸受装置によれば、前記ワイヤ部材は複数本設けられており、各ワイヤ部材の一端は、前記軸受保持部材に形成された孔もしくは凹部に係合しているので、従来のように単一のワイヤ部材によりクラッチレリーズ軸受装置と入力部材(レリーズフォーク)とを連結した場合に比べ、レリーズ動作時に前記ワイヤ部材が突っ張ったりせず、レリーズ力を変化させる恐れが低い。又、ワイヤ部材を複数本とすれば、形状を単純化でき組付性も向上する。
【0008】
更に、前記ワイヤ部材は、前記入力部材の動作に応じて、前記クラッチレリーズ軸受の軸線と交差する方向(特に入力部材であるレリーズフォークの揺動軸線に直交する方向であると好ましい)に変位可能となっていると、レリーズ動作時に前記ワイヤ部材が適宜変位することで、レリーズ力を変化させる恐れがより低い。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。図2は、図1の構成をII−II線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。図3は、図1の構成をIII方向に見た図である。
【0010】
図2において、クラッチレリーズ軸受装置は、クラッチレリーズ軸受10と、軸受保持部材であるガイドスリーブ20と、連結部材であるばね部材30と、補強部材40とからなる。クラッチレリーズ軸受10は、左方端を当接部11aとする略円管状の内輪11と、内輪11を同心的に内包する短い円管状の外輪12と、内輪11と外輪12との間に転動自在に配置された複数のボール15と、ボール15を所定間隔で保持する保持器16と、ボール15の軸線方向両側で内輪11と外輪12とにより画成される空間を防塵油密的に密封するシール17、18とからなる。内輪11は外輪12に対して回転自在に支持されている。また内輪11の当接部11aは、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムスプリングに当接するようになっている。
【0011】
一方、ガイドスリーブ20はモールド成形された樹脂製であって、円管状の本体21と、本体21の中央近傍の外周から半径方向に延在するフランジ部22と、フランジ部22の半径方向外周から軸線方向に延在する制限部23とが形成されている。本体21の内方には図示しないガイド軸が延在しており、本体21はガイド軸上を摺動自在となっている。なお、本体21の内方には拡径部24が設けられている。この拡径部24は、本体21がガイド軸上を摺動する際に異物を噛みこまないように機能するものである。また、クラッチレリーズ軸受10を半径方向に移動可能とするため、制限部23と外輪12との間には隙間27が形成されている。尚、補強部材40に設けられたバレ止め部45(図1)は、組み付けられたばね部材30と、ガイドスリーブ20のフランジ部22との間に挟持され、ガイドスリーブ20から補強部材40が分離することを防止する機能を有する。
【0012】
図1より明らかなように、同一形状のものが2つ設けられたばね部材30は、クラッチレリーズ軸受10をガイドスリーブ20に対して取り付ける機能を有する。図4は、ばね部材30の斜視図である。ばね部材30は、一枚のSK5等のばね鋼板をプレスで打ち抜いた後折り曲げその後焼入処理することによって形成されている。ばね部材30は、ガイドスリーブ20のフランジ部に当接するベース部31と、軸受の外輪12に当接する押圧部32と、ベース部31と押圧部32との間に設けられ、押圧部32に外輪12を付勢するための弾性力を付与する梁部33とからなっている。押圧部32はシール17に接触しないように、またばね部材30の組付を容易にすべく、外方に傾斜した傾斜部32aを有する。
【0013】
更にばね部材30は、梁部33の略中間において、半径方向に突出するように形成された凸部34を有し、この凸部34は、ガイドスリーブ20のフランジ部22(図2)の端部に係合している。また、ベース部31の両側部31aにおける下方端近傍においては、切欠き37が形成され、更にベース部31の中央には矩形開口38が形成されている。
【0014】
補強部材40は、円筒部41と、円筒部41に連結された円板状のアンビル部42とからなり、比較的肉厚の板をプレスし、その後焼入処理することによって形成される。これにより、入力部材であるレリーズフォークとの接触部にて著しい摩耗が発生しないようにしている。また、アンビル部42をチタンコーティングすることにより著しい摩耗を防ぐこともできる。円筒部41は、ガイドスリーブ20に取り付けられた際に本体21に丁度嵌合する内径を有し、それにより補強部材40の半径方向の位置決めが達成されるようになっている。
【0015】
図3に示すように、ガイドスリーブ20とレリーズフォークRFとを連結するクリップ50が2つ(図3においては1つのみ図示)設けられている。各クリップ50は、図2に示すように、フランジ部22の外周に軸線に直交する方向に形成された長孔22aに係合(嵌入)した端部51と、端部51に対して略直角に折り曲げられ、フランジ部22からレリーズフォークRFに向かって延在する連結部52と、連結部52に対して略直角に折り曲げられ、レリーズフォークRFの溝RFaに係合する係合部53と、係合部53に対して略直角に折り曲げられた短い係止部54とからなる。2つのクリップ50は、その弾性力により、二股状のレリーズフォークRFがアンビル部42に密着するように保持する機能を有する。
【0016】
次に、本発明の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置の動作につき以下に説明する。図1において、レリーズフォークRFが枢動して、その先端が補強部材40のアンビル部42に当接して一定の荷重を印加する。補強部材40の板厚は比較的厚くその剛性も十分であるため、レリーズフォークRFより受ける大荷重を支持することができる。レリーズフォークRFとアンビル部42とは滑り接触をするが、上述したようにアンビル部42はチタンコーティング又は焼入処理されているので摩耗は小さく抑えられる。クラッチレリーズ軸受装置は、レリーズフォークRFからの入力により図示しないガイド軸上を軸線方向に摺動して、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムスプリング(クラッチ装置の回転部材)に内輪11の当接部11aを当接させる。ダイヤフラムスプリングが回転していても、内輪11は回転自在であるので、当接後にダイヤフラムスプリングと一体で回転することとなり、更に軸受装置が軸線方向に移動することによりダイヤフラムスプリングが押圧されてクラッチが動作されるようになっている。
【0017】
ばね部材30は適切な板厚となっていて、ガイドスリーブ20に対してクラッチレリーズ軸受10を、押圧部32と外輪12との間に作用する摩擦力のみで支持しているため、クラッチレリーズ軸受10はガイドスリーブ20に対して半径方向に移動可能となっている。従って、内輪11の当接部11aがダイヤフラムスプリングに当接したとき、両者の間に偏心があれば、クラッチレリーズ軸受10を同心に位置させようとする公知の力が生じ、それによりクラッチレリーズ軸受10は半径方向に移動して、自動調心が達成されることとなる。本実施の形態において、制限部23は、クラッチレリーズ軸受10が所定量以上半径方向外方に移動しないよう制限する機能を有する。
【0018】
更に、本実施の形態によれば、レリーズフォークRFの揺動に応じて、クリップ50は、長孔22aに沿って移動するので、単一のクリップのように突っ張ることもなく、レリーズ力が変化しないので、運転者に違和感を与えることがない。
【0019】
クラッチレリーズ軸受装置の組付方法について説明すると、ガイドスリーブ20の本体21の周囲に、クラッチレリーズ軸受10および補強部材40を配置した後、図1の斜め右上方、斜め右下方から2つのばね部材30を、ガイドスリーブ20に対し補強部材40のバレ止め部45を抑えつつ挿入する。ばね部材30は外周の一方向から挿入できるようにしているため、組付が容易となっている。
ばね部材30は、ガイドスリーブ20のフランジ部22に設けた軸線方向突起22cを弾性変形しながら乗り越えて、切欠き37が突起22cに係合し、且つ開口38がガイドスリーブ20のフランジ部22に設けたストッパ22gに当接することで、組み付けが完了する。
【0020】
又、各クリップ50は、レリーズフォークRFを図2に示すようにセットした後、端部51を長孔22aに嵌入させつつ、レリーズフォークRFを挟むように組み込めばよく、単一のクリップを曲げながら組み込む場合と比べると、組み込み時の手間が軽減される。一旦組み込まれた後は、係止部54がレリーズフォークRFからのクリップ50の不用意な脱落を阻止するようになっている。
【0021】
図5は、第2の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。図6は、図5の構成をVI−VI線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。図7は、図5の構成をVII方向に見た図である。
【0022】
図5〜7の実施の形態は、図1〜3の実施の形態に対し、ガイドスリーブ20のフランジ部22に長孔を形成する代わりに、それに対応する凹部である段部22a’を形成している点が異なっている。段部22a’と、補強部材40のアンビル部42とは、その間にクリップ50の端部51が取り付けられて係合したとき、軸線に直交する方向にのみ変位を許容するようになっているので、レリーズフォークRFの揺動に応じて、クリップ50は、段部22a’に沿って移動するため、上述の効果を得ることができる。その他の構成については、上述した実施の形態と同様であるため、同じ符号を付すことで説明を省略する。
【0023】
図8は、第3の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。図9は、図8の構成をIX−IX線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。図10は、図8の構成をX方向に見た図である。
【0024】
図8〜10の実施の形態は、図1〜3の実施の形態に対し、ガイドスリーブ20のフランジ部22に長孔を形成する代わりに、フランジ部22の半径方向に隆起した部位の側面に、クラッチレリーズ軸受の軸線に直交する方向に延在する円筒孔22a”を設けている。2つのクリップ150の各々は、円筒孔22a”に係合(嵌入)した端部151と、端部151に対して略直角に折り曲げられ、フランジ部22の隆起した部位の側面に沿って延在する第1直線部152(図8)と、第1直線部151に対して略直角に折り曲げられ、フランジ部22の隆起した部位の外周面に沿って延在する第2直線部153(図8)と、第2直線部153に対して略直角に折り曲げられ、そこからレリーズフォークRFに向かって延在する連結部154(図9)と、連結部154に対して略直角に折り曲げられ、レリーズフォークRFの溝RFaに係合する係合部155(図9)と、係合部155に対して略直角に折り曲げられた短い係止部156(図9)とからなる。
【0025】
本実施の形態によれば、各クリップ150の端部151は、円筒孔22a”に差し込まれているだけなので、レリーズフォークRFの揺動に応じて、クリップ150は、円筒孔22a”の軸線方向に移動でき、単一のクリップのように突っ張ることもなく、レリーズ力が変化しないので、運転者に違和感を与えることがない。又、組み付け時には、各クリップ150は、レリーズフォークRFを図10に示すようにセットした後矢印方向から挿入することで、端部151を円筒孔22a”に嵌入させるようにして、レリーズフォークRFの反対側から組み込めるので、単一のクリップを曲げながら組み込む場合と比べると、組み込み時の手間が軽減されると共に、軸線方向・径方向のクリップ寸法がコンパクトになる。
【0026】
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
【0027】
【発明の効果】
本発明のクラッチレリーズ軸受装置によれば、ワイヤ部材が複数本設けられており、各ワイヤ部材の一端は、前記軸受保持部材に形成された孔もしくは凹部に係合しているので、従来のように単一のワイヤ部材によりクラッチレリーズ軸受装置と入力部材(レリーズフォーク)とを連結した場合に比べ、レリーズ動作時に前記ワイヤ部材が突っ張ったりせず、レリーズ力を変化させる恐れが低い。又、ワイヤ部材を複数本とすれば、形状を単純化でき組付性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図2】図1の構成をII−II線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【図3】図1の構成をIII方向に見た図である。
【図4】バネ部材の斜視図である。
【図5】第2の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図6】図5の構成をVI−VI線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【図7】図5の構成をVII方向に見た図である。
【図8】第3の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図9】図8の構成をIX−IX線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【図10】図8の構成をX方向に見た図である。
【符号の説明】
10 クラッチレリーズ軸受
20 ガイドスリーブ
30 ばね部材
40 補強部材
50,150 クリップ
Claims (2)
- 互いに同心的に配置されかつ相対回転する内輪及び外輪を含み、一方の輪が固定され、回転する他方の輪がクラッチ装置の回転部材に当接するようになっているクラッチレリーズ軸受と、ガイド軸上に摺動自在に嵌合された軸受保持部材と、該軸受保持部材に対して、該クラッチレリーズ軸受の該一方の輪を半径方向に移動可能となるよう保持する連結部材と、クラッチレリーズ力を入力する入力部材と前記軸受保持部材とを連結するワイヤ部材とからなっているクラッチレリーズ軸受装置において、
前記ワイヤ部材は複数本設けられており、各ワイヤ部材の一端は、前記軸受保持部材に形成された孔もしくは凹部に係合していることを特徴とするクラッチレリーズ軸受装置。 - 前記ワイヤ部材は、前記入力部材の動作に応じて、前記クラッチレリーズ軸受の軸線と交差する方向に変位可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のクラッチレリーズ軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192710A JP2005030415A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | クラッチレリーズ軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192710A JP2005030415A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | クラッチレリーズ軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005030415A true JP2005030415A (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=34204418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003192710A Withdrawn JP2005030415A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | クラッチレリーズ軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005030415A (ja) |
-
2003
- 2003-07-07 JP JP2003192710A patent/JP2005030415A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060707 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070604 |