JP2005021244A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】床面の塵埃の飛散を防止するとともに排気効率を向上できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】モータ室16に隣接するコードリール室17に電動送風機19の排気を供給してコードリール室17の冷却を行う電気掃除機1において、モータ室16及びコードリール室17の後方を覆う後部カバー13を備え、電源コード21を引き出すコード出口23を後部カバー13の上部に設けるとともに、コードリール20に対面する傾斜面13bをコード出口23よりも下方に設け、外部に連通する通気孔24を傾斜面13bに形成した。
【選択図】 図5
【解決手段】モータ室16に隣接するコードリール室17に電動送風機19の排気を供給してコードリール室17の冷却を行う電気掃除機1において、モータ室16及びコードリール室17の後方を覆う後部カバー13を備え、電源コード21を引き出すコード出口23を後部カバー13の上部に設けるとともに、コードリール20に対面する傾斜面13bをコード出口23よりも下方に設け、外部に連通する通気孔24を傾斜面13bに形成した。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機に関し、特に電気掃除機の背面を覆う後部カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機は、電動送風機が配されるモータ室とコードリールが配されるコードリール室とが隔壁を介して隣接して設けられる。モータ室及びコードリール室は背面が後部カバーにより覆われている。後部カバーにはコードリールにより巻き取られる電源コードを引き出すコード出口が設けられている。
【0003】
コード出口が下方に設けられると電源コードと容易に引き出すことができない。このため、特許文献1にはコード出口を後部カバーの上部に配した電気掃除機が開示されている。これにより、ユーザーが容易に電源コードを引き出すことができ、電気掃除機の使用性の向上が図られている。
【0004】
また、コードリール室はモータ室に連通し、電動送風機の駆動により発生する空気流がコードリール室内を流通する。これにより、電源コードの発熱によって温度上昇するコードリール室内を冷却して、電気掃除機の安全性が確保されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−225929号公報(第3頁−第5頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電気掃除機によると、コードリール室内を冷却する空気流は充分な冷却効果を得るために空気量が多くなっている。また、コード出口は開口面積が狭いため、コードリール室内を流通してコード出口から排気される空気の流速は速くなる。このため、コード出口から流出する空気によって床面の塵埃が撒き散らされ、効率良く掃除ができない問題や環境の悪化を招く問題があった。
【0007】
また、コードリールの上方を流通する空気流はコード出口から略接線方向に流出するが、コードリールの下方を流通する空気流はコード出口付近で後方へ屈曲される。このため、排気の圧力損失が大きくなり、電気掃除機の排気効率が低下して吸引力の低下や騒音が生じる問題もあった。
【0008】
本発明は、床面の塵埃の飛散を防止できる電気掃除機を提供することを目的とする。また本発明は、排気効率を向上できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、電動送風機が配されるモータ室と、前記モータ室に隣接して連通口を介して連通するとともに電源コードを巻き取るコードリールを有するコードリール室と、前記モータ室及び前記コードリール室の後方を覆う後部カバーとを備え、後方へ前記電源コードを引き出すコード出口を前記後部カバーの上部に設けるとともに、前記コードリールに対面する傾斜面を前記コード出口よりも下方の前記後部カバーに設け、外部に連通する通気孔を前記傾斜面に形成したことを特徴としている。
【0010】
この構成によると、電動送風機の排気はモータ室から連通口を介してコードリール室に流入する。コードリールの上方を流通する空気は後部カバーの上部に配されたコード出口より排気される。コードリールの下方を流通する空気はコードリールに対面してコード出口の下方に設けられる傾斜面に沿って流通し、通気孔から上方に排気される。これにより、コード出口及び通気孔から排気された空気が合流して水平よりも上方へ送出される。
【0011】
傾斜面がコードリールと同心の円筒面等の曲面から成ると空気がよりスムーズに流通して圧力損失を低減できる。また、傾斜面を鏡面仕上げして面粗さを細かくすることにより傾斜面に沿ってよりスムーズに空気が流通する。
【0012】
通気孔の鉛直方向においてコード出口の上方を開放するように後部カバーを形成すると、通気孔から流出した空気が遮られずにコード出口から流出した空気と合流する。また、コード出口の開口面積を通気孔の開口面積よりも広くするとコード出口からの流量が多くなり、排気が上方に向けられる角度が抑制される。
【0013】
下方に開口部を有するハウジングにより電動送風機を覆い、連通口をコードリール室の下部に設けると、該開口部からコードリール室の下部に空気が流入する。これにより、後部カバーの上部に設けられたコード出口及び通気孔から排気されるまでの間にコードリール室内の全体に空気が循環する。
【0014】
また、イオンを発生するイオン発生装置を備えると、フィルター等との接触による消滅を生じることなくコード出口及び通気孔からイオンが放出され、床面との衝突による消滅が抑制される。これにより、イオンが室内に流通してリラクゼーション効果や除菌効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の電気掃除機を示す構成図である。電気掃除機1は本体部2に接続ホース3及び延長パイプ4を介して吸込口体5が接続されている。接続ホース3と延長パイプ4との間にはユーザが把持するハンドル6が設けられている。本体部2は電動送風機19(図2参照)を備え、電動送風機19の駆動によって吸込口体5に設けられた吸気口(不図示)から塵埃とともに空気が吸引される。
【0016】
図2、図3は本体部2の内部を示す側面断面図及び上面断面図である。また、図4は図3よりも下方の断面を示す上面断面図である。本体部2は上部、下部及び背面を夫々上部カバー11、下部カバー12及び後部カバー13により覆われている。下部カバー12には車輪14が回転可能に支持され、本体部2を容易に移動可能になっている。
【0017】
本体部2の前部にはサイクロン集塵機18が配される集塵室15が設けられる。集塵室15の後方にはモータ室16及びコードリール室17が隔壁22を介して横方向に隣接して設けられる。モータ室16には電動送風機19が配され、コードリール室17には電源コード21を巻き取るコードリール20が配される。
【0018】
サイクロン集塵機18は電動送風機19による吸気が下部から流入して旋回する。旋回気流が壁面に衝突することにより脱落した塵埃が捕集される。塵埃が除去された空気は流出口18aを介して上部に導かれ、ダクト27を介してモータ室16に流入するようになっている。
【0019】
電動送風機19はハウジング19aで覆われており、コードリール室17の方向に向けてハウジング19aの下部に設けられた流出口19bから空気が流出するようになっている。後部カバー13のモータ室17背面側(以下、「背面部13c」という)には複数の排気孔13a(図6参照)が形成される。後部カバー13には排気孔13aを覆うフィルター(不図示)が取付けられている。これにより、電動送風機19の流出口19bから流出した空気はフィルターを介して清浄化され、背面部の排気孔13aから排気される。
【0020】
また、モータ室16の後部のコードリール室17側にはイオンを発生するイオン発生装置26が配されている。これにより、マイナスイオンを排気孔13aから室内に送出することによってリラクゼーション効果を得ることができる。また、マイナスイオンとプラスイオンとを排気孔13aから室内に送出することによって浮遊菌の除菌効果を得ることができるようになっている。
【0021】
モータ室16とコードリール室17とを隔離する隔壁22には下部及び上部に連通口(不図示)が形成さている。流出口19bから流出した空気は連通口を介してコードリール室17に流入する。これにより、電源コード21の発熱によって温度上昇するコードリール室17内が冷却される。隔壁22の下部に設けられた連通口によって電動送風機19の下部の流出口19bから流出した空気が容易にコードリール室17内に流入する。これにより、圧力損失の増加が抑制されるようになっている。
【0022】
図5はコードリール室17を示す側面断面図である。上部カバー11及び下部カバー12の内面はコードリール20と同心の円筒面に近似した曲面によりコードリール20を覆うように形成されている。後部カバー13には曲面から成る傾斜面13bがコードリール20に対向するように形成されている。傾斜面13bの上方には電源コード21を引き出すコード出口23が後方に向けて開口している。
【0023】
図6〜図8は後部カバー13を示す背面図、上面図及び側面断面図である。コード出口23は電源コード21を容易に取り出せるように後部カバー13の上部に設けられている。また、後部カバー13の後端面13dよりもコード出口23が前方に形成されている。これにより、電源コード21の収納時にプラグ21a(図5参照)が後端面13dから突出しないようになっている。
【0024】
コード出口23の下方の傾斜面13bには複数の小孔から成る通気孔24が形成されている。コード出口23の開口面積は通気孔24の開口面積よりも広くなっている。通気孔24を単一の開口により形成してもよい。
【0025】
図5において、モータ室16からコードリール室17に流入する空気は一部の電源コード21が巻回されたコードリール20の周囲を図中、時計回り及び反時計回りに矢印A1、B1に示すように流通する。上部カバー11に沿って時計回りに流通する空気はコードリール室17の後方上部に配されたコード出口23から矢印A2に示すようにコードリール20の略接線方向に流出する。
【0026】
下部カバー12に沿って反時計回りに流通する空気は矢印B2に示すように傾斜面13bに沿って流通し、矢印B3に示すように通気孔24から上方に向けて流出する。そして、コード出口23から流出した空気と通気孔24から流出した空気とが合流し、矢印Cに示すように上方に向けて排気される。
【0027】
これにより、コード出口23から流出する空気による床面の塵埃の飛散が防止される。従って、効率良く掃除することができるとともに環境の悪化を防止することができる。この時、コード出口23の開口面積が通気孔24の開口面積よりも広いので鉛直上方に近い向きに排気されず、水平よりもやや上方に排気される。従って、鉛直上方に近い向きへの排気による机上の書類の飛散を防止することができる。また、排気がユーザーの顔に当たることによる不快感を防止することができる。
【0028】
また、コードリール室17内を反時計回りに流通して矢印B4に示すようにコード出口23から流通する空気は前方から後方に向きを変えられるために圧力損失が大きい。本実施形態では反時計回りに流通する空気の大部分は通気孔24から流出し、矢印B4のようにコード出口23から流出する空気量が減少する。従って、排気の圧力損失を低減して電気掃除機1の吸引力の向上や低騒音化を図ることができる。
【0029】
更に、通気孔24の鉛直上方を遮蔽すると遮蔽部材と通気孔24から流出する空気とが衝突し、コード出口23付近で乱流が生じる。本実施形態では、図7、図8に示すように、コード出口23の上方が開放され、通気孔24の鉛直方向が遮蔽されない。従って、乱流の発生を防止して排気の圧力損失をより低減することができる。
【0030】
また、後部カバー13は樹脂成形品から成り、傾斜面13bは金型を鏡面加工して鏡面仕上げされている。これにより、傾斜面13bに沿って空気がスムーズに流通し、圧力損失が更に低減される。傾斜面13bを平面により形成してもよいが、曲面に形成するとよりスムーズに空気を流通させることができる。コードリール20と同心の円筒面に形成するとより望ましい。
【0031】
尚、隔壁22の連通口を下部に設けることによりコードリール室17の下方から流入した空気はコードリール室17の上方に設けたコード出口23及び通気孔24に導かれて排気される。従って、コードリール室17内を空気が循環して効率良く冷却することができる。
【0032】
また、イオン発生装置26により発生するイオンは空気とともにコードリール室17に流入してコード出口23及び通気孔24から室内に送出される。後部カバー13の背面部からフィルターを介して送出されるイオンはフィルターとの衝突によって消失する場合がある。
【0033】
しかし、コード出口23及び通気孔24にはフィルターが設けられないためイオンの消失が抑制される。更に、イオンが上方に向けて放出されるため、床面との衝突が低減される。これにより、床面との衝突によるイオンの消失を低減し、より多くのイオンを室内に流通させることができる。
【0034】
また、コード出口23は電源コード21の先端のプラグ21aよりも小さく構成されているため、電源コード21の冷却後の風が狭い開口面積を通過する。これにより、排気の風速が速くなるためイオンをより遠くまで搬送することができ、広範囲にイオンを拡散させることができる。従って、リラクゼーション効果や除菌効果を向上させることができる。
【0035】
本実施形態において、傾斜面13bを後部カバー13の外壁により形成しているが、後部カバー13の外壁の前方にリブ等により形成した傾斜面13bを設けてもよい。また、後部カバー13を上部カバー11や下部カバー12と一体に形成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によると、コードリールに対面する傾斜面を上部に設けたコード出口よりも下方の後部カバーに設け、外部に連通する通気孔を傾斜面に形成したので、コードリールの上方を流通してコード出口から流通する空気と、コードリールの下方を流通して通気孔から流通する空気とが合流して上方に向けて排気される。
【0037】
これにより、コード出口から流出する空気による床面の塵埃の飛散が防止され、効率良く掃除することができるとともに環境の悪化を防止することができる。また、コード出口下方を流通する空気が通気孔から流出して圧力損失を低減することができる。従って、排気の圧力損失を低減して電気掃除機の吸引力の向上や低騒音化を図ることができる。
【0038】
また本発明によると、コード出口の開口面積が通気孔の開口面積よりも広いので、水平よりもやや上方に排気される。従って、鉛直上方に近い向きへの排気による机上の書類の飛散を防止できる。また、排気がユーザーの顔に当たることによる不快感を防止することができる。
【0039】
また本発明によると、イオン発生装置により発生するイオンがコード出口及び通気孔から上方に向けて放出されるので、床面との衝突によるイオンの消失を低減し、より多くのイオンを室内に流通させることができる。従って、リラクゼーション効果や除菌効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施形態の電気掃除機を示す斜視図である。
【図2】は、本発明の実施形態の電気掃除機の本体部を示す側面断面図である。
【図3】は、本発明の実施形態の電気掃除機の本体部を示す上面断面図である。
【図4】は、本発明の実施形態の電気掃除機の本体部を示す上面断面図である。
【図5】は、本発明の実施形態の電気掃除機のコードリール室を示す側面断面図である。
【図6】は、本発明の実施形態の電気掃除機の後部カバーを示す背面図である。
【図7】は、本発明の実施形態の電気掃除機の後部カバーを示す上面図である。
【図8】は、本発明の実施形態の電気掃除機の後部カバーを示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機
2 本体部
3 接続ホース
4 延長パイプ
5 吸込口体
6 ハンドル
11 上部カバー
12 下部カバー
13 後部カバー
13a 排気孔
13b 傾斜面
13c リブ
14 車輪
15 集塵室
16 モータ室
17 コードリール室
18 集塵パック
19 電動送風機
20 コードリール
21 電源コード
22 隔壁
23 コード出口
24 通気孔
26 イオン発生装置
27 ダクト
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機に関し、特に電気掃除機の背面を覆う後部カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機は、電動送風機が配されるモータ室とコードリールが配されるコードリール室とが隔壁を介して隣接して設けられる。モータ室及びコードリール室は背面が後部カバーにより覆われている。後部カバーにはコードリールにより巻き取られる電源コードを引き出すコード出口が設けられている。
【0003】
コード出口が下方に設けられると電源コードと容易に引き出すことができない。このため、特許文献1にはコード出口を後部カバーの上部に配した電気掃除機が開示されている。これにより、ユーザーが容易に電源コードを引き出すことができ、電気掃除機の使用性の向上が図られている。
【0004】
また、コードリール室はモータ室に連通し、電動送風機の駆動により発生する空気流がコードリール室内を流通する。これにより、電源コードの発熱によって温度上昇するコードリール室内を冷却して、電気掃除機の安全性が確保されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−225929号公報(第3頁−第5頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電気掃除機によると、コードリール室内を冷却する空気流は充分な冷却効果を得るために空気量が多くなっている。また、コード出口は開口面積が狭いため、コードリール室内を流通してコード出口から排気される空気の流速は速くなる。このため、コード出口から流出する空気によって床面の塵埃が撒き散らされ、効率良く掃除ができない問題や環境の悪化を招く問題があった。
【0007】
また、コードリールの上方を流通する空気流はコード出口から略接線方向に流出するが、コードリールの下方を流通する空気流はコード出口付近で後方へ屈曲される。このため、排気の圧力損失が大きくなり、電気掃除機の排気効率が低下して吸引力の低下や騒音が生じる問題もあった。
【0008】
本発明は、床面の塵埃の飛散を防止できる電気掃除機を提供することを目的とする。また本発明は、排気効率を向上できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、電動送風機が配されるモータ室と、前記モータ室に隣接して連通口を介して連通するとともに電源コードを巻き取るコードリールを有するコードリール室と、前記モータ室及び前記コードリール室の後方を覆う後部カバーとを備え、後方へ前記電源コードを引き出すコード出口を前記後部カバーの上部に設けるとともに、前記コードリールに対面する傾斜面を前記コード出口よりも下方の前記後部カバーに設け、外部に連通する通気孔を前記傾斜面に形成したことを特徴としている。
【0010】
この構成によると、電動送風機の排気はモータ室から連通口を介してコードリール室に流入する。コードリールの上方を流通する空気は後部カバーの上部に配されたコード出口より排気される。コードリールの下方を流通する空気はコードリールに対面してコード出口の下方に設けられる傾斜面に沿って流通し、通気孔から上方に排気される。これにより、コード出口及び通気孔から排気された空気が合流して水平よりも上方へ送出される。
【0011】
傾斜面がコードリールと同心の円筒面等の曲面から成ると空気がよりスムーズに流通して圧力損失を低減できる。また、傾斜面を鏡面仕上げして面粗さを細かくすることにより傾斜面に沿ってよりスムーズに空気が流通する。
【0012】
通気孔の鉛直方向においてコード出口の上方を開放するように後部カバーを形成すると、通気孔から流出した空気が遮られずにコード出口から流出した空気と合流する。また、コード出口の開口面積を通気孔の開口面積よりも広くするとコード出口からの流量が多くなり、排気が上方に向けられる角度が抑制される。
【0013】
下方に開口部を有するハウジングにより電動送風機を覆い、連通口をコードリール室の下部に設けると、該開口部からコードリール室の下部に空気が流入する。これにより、後部カバーの上部に設けられたコード出口及び通気孔から排気されるまでの間にコードリール室内の全体に空気が循環する。
【0014】
また、イオンを発生するイオン発生装置を備えると、フィルター等との接触による消滅を生じることなくコード出口及び通気孔からイオンが放出され、床面との衝突による消滅が抑制される。これにより、イオンが室内に流通してリラクゼーション効果や除菌効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の電気掃除機を示す構成図である。電気掃除機1は本体部2に接続ホース3及び延長パイプ4を介して吸込口体5が接続されている。接続ホース3と延長パイプ4との間にはユーザが把持するハンドル6が設けられている。本体部2は電動送風機19(図2参照)を備え、電動送風機19の駆動によって吸込口体5に設けられた吸気口(不図示)から塵埃とともに空気が吸引される。
【0016】
図2、図3は本体部2の内部を示す側面断面図及び上面断面図である。また、図4は図3よりも下方の断面を示す上面断面図である。本体部2は上部、下部及び背面を夫々上部カバー11、下部カバー12及び後部カバー13により覆われている。下部カバー12には車輪14が回転可能に支持され、本体部2を容易に移動可能になっている。
【0017】
本体部2の前部にはサイクロン集塵機18が配される集塵室15が設けられる。集塵室15の後方にはモータ室16及びコードリール室17が隔壁22を介して横方向に隣接して設けられる。モータ室16には電動送風機19が配され、コードリール室17には電源コード21を巻き取るコードリール20が配される。
【0018】
サイクロン集塵機18は電動送風機19による吸気が下部から流入して旋回する。旋回気流が壁面に衝突することにより脱落した塵埃が捕集される。塵埃が除去された空気は流出口18aを介して上部に導かれ、ダクト27を介してモータ室16に流入するようになっている。
【0019】
電動送風機19はハウジング19aで覆われており、コードリール室17の方向に向けてハウジング19aの下部に設けられた流出口19bから空気が流出するようになっている。後部カバー13のモータ室17背面側(以下、「背面部13c」という)には複数の排気孔13a(図6参照)が形成される。後部カバー13には排気孔13aを覆うフィルター(不図示)が取付けられている。これにより、電動送風機19の流出口19bから流出した空気はフィルターを介して清浄化され、背面部の排気孔13aから排気される。
【0020】
また、モータ室16の後部のコードリール室17側にはイオンを発生するイオン発生装置26が配されている。これにより、マイナスイオンを排気孔13aから室内に送出することによってリラクゼーション効果を得ることができる。また、マイナスイオンとプラスイオンとを排気孔13aから室内に送出することによって浮遊菌の除菌効果を得ることができるようになっている。
【0021】
モータ室16とコードリール室17とを隔離する隔壁22には下部及び上部に連通口(不図示)が形成さている。流出口19bから流出した空気は連通口を介してコードリール室17に流入する。これにより、電源コード21の発熱によって温度上昇するコードリール室17内が冷却される。隔壁22の下部に設けられた連通口によって電動送風機19の下部の流出口19bから流出した空気が容易にコードリール室17内に流入する。これにより、圧力損失の増加が抑制されるようになっている。
【0022】
図5はコードリール室17を示す側面断面図である。上部カバー11及び下部カバー12の内面はコードリール20と同心の円筒面に近似した曲面によりコードリール20を覆うように形成されている。後部カバー13には曲面から成る傾斜面13bがコードリール20に対向するように形成されている。傾斜面13bの上方には電源コード21を引き出すコード出口23が後方に向けて開口している。
【0023】
図6〜図8は後部カバー13を示す背面図、上面図及び側面断面図である。コード出口23は電源コード21を容易に取り出せるように後部カバー13の上部に設けられている。また、後部カバー13の後端面13dよりもコード出口23が前方に形成されている。これにより、電源コード21の収納時にプラグ21a(図5参照)が後端面13dから突出しないようになっている。
【0024】
コード出口23の下方の傾斜面13bには複数の小孔から成る通気孔24が形成されている。コード出口23の開口面積は通気孔24の開口面積よりも広くなっている。通気孔24を単一の開口により形成してもよい。
【0025】
図5において、モータ室16からコードリール室17に流入する空気は一部の電源コード21が巻回されたコードリール20の周囲を図中、時計回り及び反時計回りに矢印A1、B1に示すように流通する。上部カバー11に沿って時計回りに流通する空気はコードリール室17の後方上部に配されたコード出口23から矢印A2に示すようにコードリール20の略接線方向に流出する。
【0026】
下部カバー12に沿って反時計回りに流通する空気は矢印B2に示すように傾斜面13bに沿って流通し、矢印B3に示すように通気孔24から上方に向けて流出する。そして、コード出口23から流出した空気と通気孔24から流出した空気とが合流し、矢印Cに示すように上方に向けて排気される。
【0027】
これにより、コード出口23から流出する空気による床面の塵埃の飛散が防止される。従って、効率良く掃除することができるとともに環境の悪化を防止することができる。この時、コード出口23の開口面積が通気孔24の開口面積よりも広いので鉛直上方に近い向きに排気されず、水平よりもやや上方に排気される。従って、鉛直上方に近い向きへの排気による机上の書類の飛散を防止することができる。また、排気がユーザーの顔に当たることによる不快感を防止することができる。
【0028】
また、コードリール室17内を反時計回りに流通して矢印B4に示すようにコード出口23から流通する空気は前方から後方に向きを変えられるために圧力損失が大きい。本実施形態では反時計回りに流通する空気の大部分は通気孔24から流出し、矢印B4のようにコード出口23から流出する空気量が減少する。従って、排気の圧力損失を低減して電気掃除機1の吸引力の向上や低騒音化を図ることができる。
【0029】
更に、通気孔24の鉛直上方を遮蔽すると遮蔽部材と通気孔24から流出する空気とが衝突し、コード出口23付近で乱流が生じる。本実施形態では、図7、図8に示すように、コード出口23の上方が開放され、通気孔24の鉛直方向が遮蔽されない。従って、乱流の発生を防止して排気の圧力損失をより低減することができる。
【0030】
また、後部カバー13は樹脂成形品から成り、傾斜面13bは金型を鏡面加工して鏡面仕上げされている。これにより、傾斜面13bに沿って空気がスムーズに流通し、圧力損失が更に低減される。傾斜面13bを平面により形成してもよいが、曲面に形成するとよりスムーズに空気を流通させることができる。コードリール20と同心の円筒面に形成するとより望ましい。
【0031】
尚、隔壁22の連通口を下部に設けることによりコードリール室17の下方から流入した空気はコードリール室17の上方に設けたコード出口23及び通気孔24に導かれて排気される。従って、コードリール室17内を空気が循環して効率良く冷却することができる。
【0032】
また、イオン発生装置26により発生するイオンは空気とともにコードリール室17に流入してコード出口23及び通気孔24から室内に送出される。後部カバー13の背面部からフィルターを介して送出されるイオンはフィルターとの衝突によって消失する場合がある。
【0033】
しかし、コード出口23及び通気孔24にはフィルターが設けられないためイオンの消失が抑制される。更に、イオンが上方に向けて放出されるため、床面との衝突が低減される。これにより、床面との衝突によるイオンの消失を低減し、より多くのイオンを室内に流通させることができる。
【0034】
また、コード出口23は電源コード21の先端のプラグ21aよりも小さく構成されているため、電源コード21の冷却後の風が狭い開口面積を通過する。これにより、排気の風速が速くなるためイオンをより遠くまで搬送することができ、広範囲にイオンを拡散させることができる。従って、リラクゼーション効果や除菌効果を向上させることができる。
【0035】
本実施形態において、傾斜面13bを後部カバー13の外壁により形成しているが、後部カバー13の外壁の前方にリブ等により形成した傾斜面13bを設けてもよい。また、後部カバー13を上部カバー11や下部カバー12と一体に形成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によると、コードリールに対面する傾斜面を上部に設けたコード出口よりも下方の後部カバーに設け、外部に連通する通気孔を傾斜面に形成したので、コードリールの上方を流通してコード出口から流通する空気と、コードリールの下方を流通して通気孔から流通する空気とが合流して上方に向けて排気される。
【0037】
これにより、コード出口から流出する空気による床面の塵埃の飛散が防止され、効率良く掃除することができるとともに環境の悪化を防止することができる。また、コード出口下方を流通する空気が通気孔から流出して圧力損失を低減することができる。従って、排気の圧力損失を低減して電気掃除機の吸引力の向上や低騒音化を図ることができる。
【0038】
また本発明によると、コード出口の開口面積が通気孔の開口面積よりも広いので、水平よりもやや上方に排気される。従って、鉛直上方に近い向きへの排気による机上の書類の飛散を防止できる。また、排気がユーザーの顔に当たることによる不快感を防止することができる。
【0039】
また本発明によると、イオン発生装置により発生するイオンがコード出口及び通気孔から上方に向けて放出されるので、床面との衝突によるイオンの消失を低減し、より多くのイオンを室内に流通させることができる。従って、リラクゼーション効果や除菌効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施形態の電気掃除機を示す斜視図である。
【図2】は、本発明の実施形態の電気掃除機の本体部を示す側面断面図である。
【図3】は、本発明の実施形態の電気掃除機の本体部を示す上面断面図である。
【図4】は、本発明の実施形態の電気掃除機の本体部を示す上面断面図である。
【図5】は、本発明の実施形態の電気掃除機のコードリール室を示す側面断面図である。
【図6】は、本発明の実施形態の電気掃除機の後部カバーを示す背面図である。
【図7】は、本発明の実施形態の電気掃除機の後部カバーを示す上面図である。
【図8】は、本発明の実施形態の電気掃除機の後部カバーを示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機
2 本体部
3 接続ホース
4 延長パイプ
5 吸込口体
6 ハンドル
11 上部カバー
12 下部カバー
13 後部カバー
13a 排気孔
13b 傾斜面
13c リブ
14 車輪
15 集塵室
16 モータ室
17 コードリール室
18 集塵パック
19 電動送風機
20 コードリール
21 電源コード
22 隔壁
23 コード出口
24 通気孔
26 イオン発生装置
27 ダクト
Claims (7)
- 電動送風機が配されるモータ室と、前記モータ室に隣接して連通口を介して連通するとともに電源コードを巻き取るコードリールを有するコードリール室と、前記モータ室及び前記コードリール室の後方を覆う後部カバーとを備え、後方へ前記電源コードを引き出すコード出口を前記後部カバーの上部に設けるとともに、前記コードリールに対面する傾斜面を前記コード出口よりも下方の前記後部カバーに設け、外部に連通する通気孔を前記傾斜面に形成したことを特徴とする電気掃除機。
- 前記傾斜面が曲面から成ることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記傾斜面を鏡面仕上げしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
- 前記後部カバーは前記通気孔の鉛直方向において前記コード出口の上方が開放されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電気掃除機。
- 前記コード出口の開口面積を前記通気孔の開口面積よりも広くしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電気掃除機。
- 前記電動送風機は下方に開口部を有したハウジングにより覆われ、該開口部から流出した排気が前記コードリール室の下部に設けた前記連通口を介して前記コードリール室に流入することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電気掃除機。
- イオンを発生するイオン発生装置を備え、前記コード出口及び前記通気孔からイオンを放出できることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電気掃除機。
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