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JP2005003742A - 鍵位置検出装置 - Google Patents

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JP2005003742A
JP2005003742A JP2003164236A JP2003164236A JP2005003742A JP 2005003742 A JP2005003742 A JP 2005003742A JP 2003164236 A JP2003164236 A JP 2003164236A JP 2003164236 A JP2003164236 A JP 2003164236A JP 2005003742 A JP2005003742 A JP 2005003742A
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JP2003164236A
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Inventor
Kenji Kamata
健二 鎌田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】外乱光の影響を除去し、鍵盤の鍵の位置を正確に検出することができる鍵位置検出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】鍵盤の鍵(101)に向けて発光するための発光素子(201)と、鍵盤の鍵からの反射光を受光し、該反射光を電気信号に変換するための受光素子(202)と、交流電気信号により発光素子を発光させるための発光手段と、受光素子により変換された電気信号に応じて鍵盤の鍵の位置を検出するための検出手段とを有する鍵位置検出装置が提供される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵位置検出装置に関し、特に光を用いた鍵位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
下記の特許文献1には、キーセンサが発光ダイオード(LED)とフォトダイオードにより構成され、キーに取付けられたシャッターがLEDの光を遮光するか否かにより、キーのオン/オフイベントを検出することが開示されている。
【0003】
下記の特許文献2には、鍵を押鍵すると、鍵に設けられたシャッターが発光ヘッドから受光ヘッドへ向かう光路に進入し、フォトトランジスタの受光量が減少し、押鍵を検出することが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−173570号公報
【特許文献2】
特開平9−152871号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
自動演奏ピアノは、自動演奏に対応して、鍵盤の鍵が動く。鍵盤の鍵を正確に動かすには、鍵盤の鍵の位置を検出する必要がある。フォトセンサを用いて、鍵盤の鍵の位置を検出しようとすると、外乱光(環境光)の影響を受け、正確な鍵の位置を検出することが困難である。
【0006】
本発明の目的は、外乱光の影響を除去し、鍵盤の鍵の位置を正確に検出することができる鍵位置検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、鍵盤の鍵に向けて発光するための発光素子と、鍵盤の鍵からの反射光を受光し、該反射光を電気信号に変換するための受光素子と、交流電気信号により発光素子を発光させるための発光手段と、受光素子により変換された電気信号に応じて鍵盤の鍵の位置を検出するための検出手段とを有する鍵位置検出装置が提供される。
【0008】
受光素子には、鍵盤の鍵からの反射光の他に、外乱光が入射される。外乱光は、受光素子により電気信号に変換されると、直流成分となって現れるものがほとんどである。仮に直流電気信号により発光素子を発光させると、鍵からの反射光と外乱光とが混在した電気信号が生成され、それらを分離することが困難になる。これに対し、交流電気信号により発光素子を発光させると、受光素子により鍵からの反射光が交流電気信号に変換される。鍵からの反射光が交流電気信号に変換され、外乱光が直流電気信号に変換されるので、両者を分離することが容易になる。受光素子により変換された電気信号から直流成分を除去すれば、外乱光成分が除去され、正確な鍵の位置を検出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態による自動演奏ピアノの構成例を示す。この自動演奏ピアノは、自動演奏に対応して、鍵盤の鍵101をソレノイドコイル105により動かす。鍵101は、支点102を中心にして回動可能に支持されており、鍵盤の複数の鍵のうちの1つである。ソレノイドコイル105は、鍵101を上下方向に移動させ、押鍵及び離鍵の動きを制御することができる。フォトセンサ103は、発光素子及び受光素子を有する。発光素子は、制御部104から電気信号を入力し、鍵101に向けて発光する。受光素子は、鍵101からの反射光を受光し、該反射光を電気信号に変換し、制御部104に出力する。制御部104は、その電気信号を基にフォトセンサ103と鍵101との間の距離d(t)を検出する。距離d(t)は、時間tの関数として表現可能である。距離d(t)が小さいほど、フォトセセンサ103が受光する反射光が強く、制御部104が入力する電気信号が大きくなる。制御部104は、その電気信号を基に距離d(t)を検出し、ソレノイドコイル105に電気信号を供給する。ソレノイドコイル105は、電気信号に応じて、鍵101の位置d(t)を制御する。すなわち、制御部104は、鍵の位置d(t)を目標値に向けてフィードバック制御する。
【0010】
図2は、フォトセンサ103の機能を説明するための図である。フォトセンサ103は、発光素子201及び受光素子202を有し、IC(integrated circuit)により構成される。基板206上に、フォトセンサ103が配置される。発光素子201は、鍵盤の鍵101に向けて光203を発光する。受光素子202は、鍵盤の鍵101からの反射光204を受光し、反射光204を電気信号に変換する。受光素子202は、反射光204の他に、外乱光(環境光)205を受光する。外乱光205は、鍵101の位置を検出する際には不要な成分である。本実施形態では、外乱光205の影響を除去するために、交流電気信号により発光素子201を発光させる。照射光203は交流成分を有し、反射光204も交流成分を有する。
【0011】
図3は、フォトセンサ103の電気回路例を示す。フォトセンサ103は、発光素子201及び受光素子202を有する。発光素子201は、例えば発光ダイオード(LED)である。受光素子202は、例えばフォトトランジスタである。発振器301は、発光ダイオード201のアノード端子A及びカソード端子K間に接続され、交流電気信号(例えば正弦波)を供給する。すると、発光ダイオード201は、光(例えば赤外線)203を鍵101に向けて照射する。鍵101の反射光204は、フォトトランジスタ202に入射する。すると、コレクタ電流Ic(t)が、フォトトランジスタ202のコレクタ端子C及びエミッタ端子E間に流れ、制御部104(図1)に出力される。
【0012】
図2において、受光素子202には、鍵盤の鍵101からの反射光204の他に、外乱光205が入射される。外乱光205は、受光素子202により電気信号に変換されると、直流成分となって現れるものがほとんどである。仮に直流電気信号により発光素子201を発光させると、鍵101からの反射光204と外乱光205とが混在した電気信号が生成され、それらを分離することが困難になる。これに対し、交流電気信号により発光素子201を発光させると、受光素子202により鍵101からの反射光204が交流電気信号に変換される。鍵101からの反射光204が交流電気信号に変換され、外乱光205が直流電気信号に変換されるので、両者を分離することが容易になる。受光素子202により変換された電気信号から直流成分を除去すれば、外乱光205の成分が除去され、正確な鍵101の位置を検出することができる。以下、その詳細を説明する。
【0013】
まず、直流電気信号により発光ダイオード201を発光させる場合を説明する。外乱光205が定常的に放射されていると、フォトトランジスタ202は、反射光204及び外乱光205を受光し、式(1)のコレクタ電流Ic(t)を流す。
【数1】
Figure 2005003742
【0014】
ここで、d(t)はフォトセンサ103と鍵101との間の距離であり、Avは発光ダイオード201の輝度、D(t)は外乱光205を示す。
【0015】
このように、コレクタ電流Ic(t)は、距離d(t)及び外乱光D(t)に依存した関数になる。そこで、外乱光D(t)と反射光204とを、識別可能な状態にすれば、信号処理によって反射光204のみを取り出すことが可能になる。ここで、外乱光D(t)の性質を考察してみると、外乱光D(t)は激しい変動はなく、おおよそ一定の光量であると言える。ならば、発光ダイオード201の発光に対して何らかの変調を行い、受光した光の電気信号を復調すれば、反射光204のみを得ることができるはずである。
【0016】
図3に示すように、発振器301により正弦波の変調を行った交流電気信号を発光ダイオード201に供給すると、コレクタ電流Ic(t)は式(2)で表される。
【数2】
Figure 2005003742
【0017】
式(2)の両辺を1階微分すると、式(3)になる。
【数3】
Figure 2005003742
【0018】
ここで、外乱光D(t)には激しい変動がないとすれば、dD(t)/dt≒0が成り立つので、式(3)は式(4)になる。
【数4】
Figure 2005003742
【0019】
式(4)では、外乱光D(t)が除去される。式(4)の両辺の絶対値を取ると、式(5)になる。
【数5】
Figure 2005003742
【0020】
式(5)の両辺に負荷抵抗Rを掛けて、積分すれば、式(6)に示すように、電流Ic(t)から電圧V(t)に変換することができる。
【数6】
Figure 2005003742
【0021】
上記の積分により、高周波数成分を除去することができ、制御が容易になる。この電圧V(t)を基に鍵101の位置を検出すれば、外乱光D(t)の影響がなく、正確な鍵101の位置を検出することができる。
【0022】
図4は、2つの近接した鍵101a及び101bに2つのフォトセンサ103a及び103bを設けた構成例を示す。フォトセンサ103a及び103bは、図2のフォトセンサ103と同じ構成を有し、発光素子201及び受光素子202を有する。各発光素子201は、光203を鍵101a,101bに向けて発光する。各受光素子202は、反射光204の他に、外乱光205を受光する。
【0023】
ここで、2つの鍵101a及び101bが近接し、2つのフォトセンサ103a及び103bが近接すると、フォトセンサ103a及び103bの光が干渉する。すなわち、フォトセンサ103aはフォトセンサ103bの照射光203の影響を受ける。フォトセンサ103bはフォトセンサ103aの照射光203の影響を受ける。これでは、正確な鍵101a及び101bの位置を検出することができない。以下、その解決方法を説明する。
【0024】
図5は、隣接する4つの鍵101a〜101d及びそれに対応する4つのフォトセンサ103a〜103dの構成例を示す。4つのフォトセンサ103a,103b,103c,103dは、基本的に図2のフォトセンサ103と同じ構成を有する。ただし、奇数番目の鍵101a,101cに設けられる奇数番目のフォトセンサ103a,103cは、sin(ωt)で変調された交流電気信号(例えば周波数が1kHz)で発光し、復調する。それに対し、偶数番目の鍵101b,101dに設けられる偶数番目のフォトセンサ103b,103dは、sin(2ωt)で変調された交流電気信号(例えば周波数が2kHz)で発光し、復調する。すなわち、偶数番目のフォトセンサ103b、103dの変調及び復調の周波数は、奇数番目のフォトセンサ103a,103cのものの2倍である。このように、隣接する鍵に対応するフォトセンサは、発光素子の交流電気信号の周波数が異なるので、光の干渉を防止し、鍵101a〜101dの正確な位置を検出することができる。
【0025】
図6は、本実施形態による鍵位置検出装置の構成例を示す。正弦波発振器601は、正弦波電圧信号を生成する。上記の奇数番目のフォトセンサ103a,103cでは1kHzの正弦波電圧信号を生成し、偶数番目のフォトセンサ103b,103dでは2kHzの正弦波電圧信号を生成する。電圧電流変換器602は、正弦波電圧信号を正弦波電流信号に変換し、発光ダイオード603に供給する。発光ダイオード603は、交流的に発光する。
【0026】
フォトトランジスタ604は、上式(2)に示すように、受光した光を電気信号(図7(A)参照)に変換する。微分器(直流成分除去手段)605は、上式(3)に示すように、変換された電気信号を微分し、直流成分を除去した電気信号(図7(B)参照)を出力する。これにより、外乱光D(t)成分等の直流成分は除去される。バンドパスフィルタ(BPF)606は、正弦波発振器601の周波数に応じて、微分された電気信号を所定の周波数領域で通過させるようにフィルタリングする。上記の奇数番目のフォトセンサ103a,103cでは1kHz変調信号を通過させるためのフィルタリングをし、偶数番目のフォトセンサ103b,103dでは2kHz変調信号を通過させるためのフィルタリングをする。
【0027】
周波数f=ω/2πのバンドパスフィルタの伝達関数G(s)は、次式になる。
G(s)=2ξωs/(s+2ξωs+ω
【0028】
絶対値化手段607は、例えば全波整流器であり、上式(5)に示すように、フィルタリングした電気信号を絶対値化し、その電気信号(図7(C)参照)を出力する。積分器(高周波成分除去手段)608は、上式(6)に示すように、絶対値化した電気信号を積分し、高周波成分を除去した電気信号(図7(D)参照)を出力する。駆動回路609は、積分された電気信号を基に、鍵101の位置d(t)を検出し、鍵101が目標値に達するように、ソレノイドコイル105を駆動する。
【0029】
なお、高周波成分除去手段608は、積分器の代わりに、定期的なピークホールド処理を行うことにより、高周波成分を除去するようにしてもよい。また、微分器605及びバンドパスフィルタ606を、1つのフィルタで構成してもよい。
【0030】
図8は、発光ダイオードの電流変調例を示す。正弦波発振器801は、正弦波電圧信号を生成する。直流バイアス回路802は、直流電圧信号を生成する。加算器803は、正弦波電圧信号及び直流電圧信号を加算する。電圧電流変換器804は、加算された電圧信号を電流信号(図9参照)に変換し、発光ダイオード805に供給する。発光ダイオード805は、直流バイアスされた正弦波電流信号を基に発光する。
【0031】
図9は、発光ダイオード805に供給する電流波形例を示す。横軸が時間であり、縦軸が電流値である。電流波形は、15mAの直流バイアスがされ、10mA〜20mAの間で正弦波振幅する。発光ダイオード805の輝度は、電流にほぼ比例しているため、電圧変調ではなく、電流変調を行う必要がある。また、直流バイアスをすることにより、電流波形は正弦波を形成することができる。同様に、フォトトランジスタの出力信号に対しても、直流バイアス点の制御を行えばよい。
【0032】
図10は、本実施形態による複数の鍵に対する鍵位置検出装置の構成例を示す。図5と同様に、4つの鍵101a〜101dに対応し、4つのフォトセンサ103a〜103dが設けられる。フォトセンサ103a〜103dは、基板206上に配置される。駆動回路1011は、フォトセンサ103a〜103dの発光ダイオードを駆動するための回路である。検出回路1012は、フォトセンサ103a〜103dのフォトトランジスタが出力する電気信号を基に、鍵101a〜101dの位置を検出する。
【0033】
まず、駆動回路1011について説明する。発振器1001aは、例えば1kHzの正弦波信号を生成する。発振器1001bは、例えば2kHzの正弦波信号を生成する。奇数番目の電流変調回路1002a及び1002cは、1kHzの正弦波信号を電流変調し、図9のような電流信号を奇数番目のフォトセンサ103a,103cに出力する。フォトセンサ103a,103cは、1kHzの正弦波電流信号に応じて発光する。偶数番目の電流変調回路1002b及び1002dは、2kHzの正弦波信号を電流変調し、図9のような電流信号を偶数番目のフォトセンサ103b,103dに出力する。フォトセンサ103b,103dは、2kHzの正弦波電流信号に応じて発光する。
【0034】
次に、検出回路1012について説明する。復調回路1003a〜1003dは、図6の微分器605、バンドパスフィルタ606、絶対値化手段607及び積分器608を含む。奇数番目の復調回路1003a,1003cは、1kHz変調信号のバンドパスフィルタを有する。偶数番目の復調回路1003b,1003dは、2kHz変調信号のバンドパスフィルタを有する。駆動回路1004は、復調された電気信号を基に、鍵101a〜101dの位置d(t)を検出し、鍵101a〜101dが目標値に達するように、ソレノイドコイル105(図1)を駆動する。なお、周波数の種類は、2種類に限定されず、3種類以上使用してもよい。
【0035】
以上のように、隣接する奇数番目の鍵101a,101c及び偶数番目の鍵101b,101dに対応し、奇数番目のフォトセンサ103a,103c及び偶数番目のフォトセンサ103b,103dが設けられる。奇数番目のフォトセンサ103a,103c及び偶数番目のフォトセンサ103b,103dは、発光素子の正弦波電流信号の周波数が異なる。これに対応し、奇数番目の復調回路1003a,1003c及び偶数番目の復調回路1003b,1003dは、フィルタリングするバンドパスフィルタの通過周波数帯域が異なる。
【0036】
本実施形態では、交流電気信号により発光素子を発光させる。受光素子は、鍵の反射光を受光し、電気信号を出力する。検出回路は、受光素子の出力電気信号に応じて、鍵盤の鍵の位置を検出することができる。交流電気信号により発光素子を発光させると、受光素子により鍵からの反射光が交流電気信号に変換される。鍵からの反射光が交流電気信号に変換され、外乱光が直流電気信号に変換されるので、両者を分離することが容易になる。受光素子により変換された電気信号から微分器等により直流成分を除去すれば、外乱光成分が除去され、正確な鍵の位置を検出することができる。
【0037】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、受光素子には、鍵盤の鍵からの反射光の他に、外乱光が入射される。外乱光は、受光素子により電気信号に変換されると、直流成分となって現れるものがほとんどである。仮に直流電気信号により発光素子を発光させると、鍵からの反射光と外乱光とが混在した電気信号が生成され、それらを分離することが困難になる。これに対し、交流電気信号により発光素子を発光させると、受光素子により鍵からの反射光が交流電気信号に変換される。鍵からの反射光が交流電気信号に変換され、外乱光が直流電気信号に変換されるので、両者を分離することが容易になる。受光素子により変換された電気信号から直流成分を除去すれば、外乱光成分が除去され、正確な鍵の位置を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による自動演奏ピアノの構成例を示す図である。
【図2】フォトセンサの機能を説明するための図である。
【図3】フォトセンサの電気回路例を示す図である。
【図4】2つの近接した鍵に2つのフォトセンサを設けた構成例を示す図である。
【図5】隣接する4つの鍵及びそれに対応する4つのフォトセンサの構成例を示す図である。
【図6】本実施形態による鍵位置検出装置の構成例を示す図である。
【図7】図7(A)〜(D)は電気信号の復調処理例を示す図である。
【図8】発光ダイオードの電流変調例を示す図である。
【図9】発光ダイオードに供給する電流波形例を示す図である。
【図10】本実施形態による複数の鍵に対する鍵位置検出装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
101 鍵
102 支点
103 フォトセンサ
104 制御部
105 ソレノイドコイル
201 発光素子
202 受光素子
203 照射光
204 反射光
205 外乱光
206 基板
301 発振器
601 発振器
602 電圧電流変換器
603 発光ダイオード
604 フォトトランジスタ
605 微分器
606 バンドパスフィルタ
607 絶対値化手段
608 積分器
609 駆動回路
801 発振器
802 直流バイアス回路
803 加算器
804 電圧電流変換器
805 発光ダイオード
1001a,1001b 発振器
1002a〜1002d 電流変調回路
1003a〜1003d 復調回路
1004 駆動回路
1011 駆動回路
1012 検出回路

Claims (14)

  1. 鍵盤の鍵に向けて発光するための発光素子と、
    前記鍵盤の鍵からの反射光を受光し、該反射光を電気信号に変換するための受光素子と、
    交流電気信号により前記発光素子を発光させるための発光手段と、
    前記受光素子により変換された電気信号に応じて前記鍵盤の鍵の位置を検出するための検出手段と
    を有する鍵位置検出装置。
  2. 前記検出手段は、前記受光素子により変換された電気信号から直流成分を除去するための直流除去手段を有する請求項1記載の鍵位置検出装置。
  3. 前記直流除去手段は、微分器である請求項2記載の鍵位置検出装置。
  4. 前記検出手段は、さらに、前記直流成分が除去された電気信号を絶対値化するための絶対値化手段を有する請求項2又は3記載の鍵位置検出装置。
  5. 前記絶対値化手段は、全波整流器である請求項4記載の鍵位置検出装置。
  6. 前記検出手段は、さらに、前記絶対値化された電気信号の高周波成分を除去するための高周波除去手段を有する請求項4又は5記載の鍵位置検出装置。
  7. 前記高周波除去手段は、積分器である請求項6記載の鍵位置検出装置。
  8. 前記発光手段は、直流バイアスされた交流電気信号により前記発光素子を発光させる請求項1〜7のいずれか1項に記載の鍵位置検出装置。
  9. 前記発光手段は、
    交流電圧及び直流電圧を加算するための手段と、
    前記加算された電圧を電流に変換して前記発光素子を電流駆動する手段とを有する請求項8記載の鍵位置検出装置。
  10. 前記検出手段は、前記発光手段の交流電気信号の周波数に応じて、前記受光素子により変換された電気信号をフィルタリングするためのフィルタを有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の鍵位置検出装置。
  11. 鍵盤で隣接する第1の鍵及び第2の鍵に対応して、各鍵に、前記発光素子、前記受光素子、前記発光手段及び前記検出手段が設けられ、
    前記第1の鍵の発光手段の交流電気信号と前記第2の鍵の発光手段の交流電気信号とは、周波数が異なる請求項1〜10のいずれか1項に記載の鍵位置検出装置。
  12. 前記第1の鍵の検出手段及び前記第2の鍵の検出手段は、それぞれ、前記第1の鍵の発光手段及び前記第2の鍵の発光手段の交流電気信号の周波数に応じて、前記第1の鍵の受光素子及び前記第2の鍵の受光素子により変換された電気信号をフィルタリングするためのフィルタを有する請求項11記載の鍵位置検出装置。
  13. 前記発光素子は発光ダイオードであり、前記受光素子はフォトトランジスタである請求項1〜12のいずれか1項に記載の鍵位置検出装置。
  14. 前記発光手段の交流電気信号は、正弦波である請求項1〜13のいずれか1項に記載の鍵位置検出装置。
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