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JP2004535506A - 水性着色料調製物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、A)の少なくとも1つの有機および/または無機顔料および/または少なくとも1つの有機着色料0.1から50重量%と、B)少なくとも1つのナフトールオキシアルキレートスルホプロピルエーテル、1つのアルカノールオキシアルキレートスルホプロピルエーテルまたは1つのアルキルフェノールオキシアルキレートスルホプロピルエーテル0.01から80重量%と、C)少なくとも1つの有機溶媒0から30重量%と、D)他の標準的な添加剤0から20重量%、および、E)水10から90重量%(それぞれ、着色料調製物の全体重量(100重量%)と関連する)を含有する水性着色料調製物に関する。本発明は、また、前記調製物の印刷インキ、特にインキジェット印刷インキにおける用途に関する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、水性着色料分散物、それらを製造する方法、特にインキジェット印刷法のための記録用流体としてのそれらの用途、そしてまた、特に重合トナーである電子写真用トナー、粉体塗料およびカラーフィルターにおけるそれらの用途に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、電子写真(レーザープリンタおよび複写機)のようなインキジェット印刷法は、ノンインパクトプリンティング法であり、コンピュータの使用が増加しているために、特に小さな事務所、ホームオフィス(ソーホー)部門においてますます重要になってきている。
【0003】
インキジェット印刷技術は、いわゆる連続印刷法と、当該の滴がコンピュータ制御の電気信号によって発生されるインキ滴であるドロップオンディマンド法とを区別している。ドロップオンディマンドインキジェット法には、基本的に2つの種類、すなわち、バブルジェットとしても知られるサーマルインキジェットおよび圧電式インキジェットがある。サーマルインキジェットにおいて、プリントヘッドのノズルからのインキの滴の排除をもたらす圧力波は、加熱エレメントによる熱エネルギーの入力によって発生するが、圧電式ジェット印刷は、必要な圧力波を発生する電圧信号の印加による圧電性結晶の自発的形態変化を利用する。圧電式およびサーマルインキジェットは、どちらも、高い光学特性のカラーイメージまたはフォトクオリティでさえつくる高い技術基準が卓越したものであり、また、大型の印刷を高速の印刷スピードで生産するのに適している。
【0004】
サーマルおよび圧電式インキジェットは、これまで、水溶性染料溶液系のインキを採用してきており、そのため印刷物は高い輝度および光学濃度を保有しているが、耐光性が不十分であり、耐水性も劣る。染料系インキジェットインキのこれらの不利な点は、特別の紙を使用することによって一部を克服できるのみである。染料系インキの前記の不利な点を克服する1つの方法は、顔料着色したインキを使用することであろう。
【0005】
インキジェット印刷用の顔料着色のインキは、一連の必要条件をすべて満足しなければならない。それらは、印刷に適した粘度および表面張力を持たなければならず、それらは、貯蔵中安定でなければならず、すなわちそれらは凝結すべきでなく、分散した顔料は沈降してはならず、顔料粒子を含むインキの場合特に問題となるプリンタノズルの詰りを起こしてはならず、そして、それらは環境に優しい、すなわち、実質的に水性であってごく低濃度の有機溶媒しか含有していないことが必要である。同様に、調製物の純度は、高度の必要条件を満たさなければならない。なぜなら、過剰濃度の無機または有機の塩およびイオン、特に塩化物イオンは、プリントヘッドの腐食、したがって、早すぎる破損をもたらし、あるいは、バブルジェットプリンタの場合は加熱エレメント上の有害な堆積物となる。
【0006】
高い基準は、特に顔料および印刷物の、色強度、色相、輝度、透明度、および例えば耐光性、耐水性、耐久接着性(crockfastness)などの定着特性が必要である。高い耐光性は、インキジェット法を写真品質または屋外用の印刷物を作るのに使用しなければならないとき特に重要である。
【0007】
インキジェット印刷用の顔料調製物にとって分散粒子が微細状態であることは、基本的必須条件であって、ノズル詰りを避けるためには、平均の顔料粒径が200nmを超えず、粒径分布が狭く、その結果最大粒径が500nmを超えないことが必要である。分散粒子が微細状態であることと並んで、インキジェット調製物の非常に重要な品質基準は、特にフロキュレーション耐性であって、顔料粒子の結晶成長または凝結を適当な添加剤によって効果的に防がなければならないのはそのためである。これは、通常、ある一定の分散助剤によって達成することができる。顔料粒子は、延長された貯蔵の間に、その温度が室温と比べて高くても低くても、凝固してはならないため、そのフロキュレーション耐性と密接に関係する顔料分散性とは、その貯蔵中の安定性を指す。印刷している間に顔料着色インキは、著しい熱応力および機械応力を受けるが、分散助剤は、このような状況においても顔料分散安定性を確保しなければならない。サーマルインキジェットにおいては、500℃までの一時的温度の急上昇が起こる。このような条件においても顔料は、プリンタの加熱エレメント上で凝集または焦げ付いたり(cogate)(沈積)せず、プリンタのノズルを詰まらせたりしてはならない。印刷中、顔料を用いるインキは狭いノズルの中を突進し、極めて高いせん断応力がプロセスの中で起こるが、それらは分散助剤を顔料表面から剥ぎ取るようなことを起こしてはならない。
【0008】
したがって、使用する分散助剤は、それが、例えば分散物の表面張力および粘度などの物理的性質を決定するばかりでなく、それが、貯蔵経過中のフロキュレーションおよび印刷作業が行われている間の変質に対してインキを安定化するので決定的に重要である。
【0009】
従来技術のインキジェット印刷用の顔料着色した調製物は、印刷業者の要求を満たすのにしばしば失敗しているが、それらは、細分化、熱安定性および貯蔵安定性の欠陥によるものである。
特に、顔料着色のインキジェットインキの安定性の問題は、水性有機溶液中の顔料粒子の適切な安定化と密接に結びついている。
【0010】
WO99/01517、US 6 077 339、およびEP 1 054 045 A1から、特にフェノール−スチレン縮合物のアルコキシル化物およびイオン変性した、すなわち、三酸化硫黄またはクロロスルホン酸を使用して硫酸モノエステルに完全または部分的に転化し、アルカリ剤で中和したそれらの誘導体が、インキジェットインキ用の顔料調製物の製造に適する分散助剤として有用であることが知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、本発明の目的は、容易に分散することができ貯蔵が安定であり、特にインキジェット印刷法における良好な印刷適性を有する着色料調製物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この目的は、意外にも、着色料調製物中の分散剤として水溶性のアルキル化ナフトール、アルカノールまたはアルキルフェノールのスルホプロピルエーテルを使用することによって達成される。
【0013】
これらのスルホプロピル化した分散物は、例えば、WO99/01517、US 6 077 339、またはEP 1 054 045 A1に記載されているアルコキシル化フェノール−スチレン縮合物の硫酸モノエステルよりも、高温においてさえも顔料調製物の貯蔵安定性が十分に改良されているので、インキジェット印刷用顔料調製物を製造するのにそれより格段に適している。さらに、スルホプロピルエーテルは、硫酸モノエステルと比較して、合成の種類が異なるために非常に純粋であり、その結果、それらは無機塩が殆んどなく、特にハロゲン化物含量が非常に低い。ハロゲン化物イオン、特に塩化物イオンの濃度が低いことによりプリントヘッドの腐食が減少する。さらなる利点は、本発明の分散剤が、曇り点を持たないこと、すなわち、高温においてこれらの分散剤には相分離およびフロキュレーションのリスクがないことである。
【0014】
本発明は、したがって、本質的に
A)少なくとも1つの有機および/または無機顔料および/または少なくとも1つの有機染料0.1から50重量%、好ましくは、1から30重量%と、
B)少なくとも1つのナフトールアルコキシレートスルホプロピルエーテル、アルカノールアルコキシレートスルホプロピルエーテルまたはアルキルフェノールアルコキシレートスルホプロピルエーテル0.01から80重量%、好ましくは、0.1から50重量%と、
C)少なくとも1つの有機溶媒0から30重量%、好ましくは、0.1から15重量%と、
D)さらなる通常の添加剤0から20重量%、好ましくは、0.1から5重量%と、
E)水10から90重量%、好ましくは、20から60重量%含む(ただし、各百分率は、着色料調製物の全体重量(100重量%)を基準とする)、からなる着色料調製物を提供する。
【0015】
成分(A)は、細かく粉砕した有機または無機顔料および/または有機染料または様々な有機および/または無機顔料および/または有機染料の混合物である。顔料は、乾燥粉末の形だけでなく水で湿ったプレスケーキも使用することができる。
【0016】
有用な有機顔料としては、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、アゾレーキ顔料、β−ナフトール顔料、ナフトールAS顔料、ベンゾイミダゾロン顔料、ジスアゾ縮合顔料、アゾ金属錯体顔料または多環式顔料、例えば、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、チアジンインジゴ顔料、チオインジゴ顔料、アンサンスロン顔料、アントラキノン顔料、フラバンスロン顔料、インダンスロン顔料、イソビオラントロン顔料、ピラントロン顔料、ジオキサジン顔料、キノフタロン顔料、イソインドリノン顔料、イソインドリン顔料またはジケトピロロピロール顔料またはカーボンブラック等が挙げられる。
【0017】
有用な無機顔料としては、例えば、二酸化チタン、硫化亜鉛、酸化鉄、酸化クロム、群青、ニッケルまたはクロムアンチモンチタン酸化物、酸化コバルト、バナジン酸ビスマス等が挙げられる。
【0018】
有用な有機染料としては、酸性染料、直接染料または反応性染料が挙げられ、反応性染料の場合は、求核試薬と反応した染料を同様に使用することができる。
【0019】
使用する顔料は、非常に細かく粉砕されているべきであって、顔料粒子の好ましくは95%、より好ましくは99%が、粒径≦500nmを有する。平均粒径は、好ましくは、<200nmである。使用する顔料によって、顔料粒子の形態は、広く変化し得るので、顔料調製物の粘度挙動は、粒子の形状が要因となって幅広く変化し得る。調製物の好ましい粘度挙動を得るためには粒子は、好ましくは、立方形または球形の形状を有するべきである。
【0020】
特に好ましい有機顔料の選択は、カーボンブラック顔料、例えば、ランプブラックまたはファーネスブラック;モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料およびベンゾイミダゾロン顔料、特に、カラーインデックス顔料の、Pigment Yellow 17、Pigment Yellow 74、Pigment Yellow 83、Pigment Yellow 97、Pigment Yellow 120、Pigment Yellow 128、Pigment Yellow 139、Pigment Yellow 151、Pigment Yellow 155、Pigment Yellow 180、Pigment Yellow 213、Pigment Red 57:1、Pigment Red 146、Pigment Red 176、Pigment Red 184、Pigment Red 185またはPigment Red 269;フタロシアニン顔料、特にカラーインデックス顔料の、Pigment Blue 15、Pigment Blue 15:3またはPigment Blue 15:4およびキナクリドン顔料、特にカラーインデックス顔料の、Pigment Red 122またはPigment Violet 19である。
【0021】
特に好ましい有機染料の選択は、カラーインデックス染料の、Acid Yellow 17、Acid Yellow 23、Direct Yellow 86、Direct Yellow 98、Direct Yellow132、Reactive Yellow 37、Acid Red 52、Acid Red 289、Reactive Red 23、Reactive Red 180、Acid Blue 9およびDirect Blue 199である。
【0022】
本発明による着色料調製物の成分(B)は、完全または部分的にスルホプロピル化した水溶性のアルコキシル化ナフトール、アルカノールまたはアルキルフェノールに基づく少なくとも1つの水溶性分散助剤を含む。
【0023】
好ましい分散助剤は、式(II)の化合物、そしてまた、それらの式(I)の化合物との混合物である。
【0024】
【化1】
Figure 2004535506
式中、
R1およびR2は、同じものまたは異なるものであって、それぞれ、アルコール基、アミン基、ケト基、アミド基またはエステル基等の極性基を含有していてよいC〜C12アルキル基であるか、または、それぞれ、フェニル基またはHであり、
R3は、C〜Cアルキル基またはフェニル基、好ましくはメチルであり、
mは、0から50、好ましくは0から30、特に1から20であり、
nは、n≧mの条件で、1〜100、好ましくは2から50、特に5から30であり、
Xは、例えば、Li、Na、K、RbまたはCs等のアルカリ金属イオン、水素イオン、アンモニウムイオンまたはモノ−、ジ−、トリ−またはテトラアルキルアンモニウムイオンであるプラスの単一荷電イオンである。
【0025】
式(I)および(II)の好ましい化合物は、そのアルコキシ鎖がナフトールのβ位にあるもの(β−ナフトール)である。アルコキシ基、−(CH−CHR−O−)および−(CH−CH−O−)は、分子鎖中にブロックとしてまたはランダム分布として存在することができる。
分散助剤は、好ましくは、式(I)の分子を0から50重量%と式(II)の分子を50から100重量%含有する。
特に好ましい式(I)および(II)の化合物は、式(III)および(IV)の化合物である。
【0026】
【化2】
Figure 2004535506
式中、m、nおよびXは、それぞれ上で規定したものである。
好ましい分散助剤は、式(III)の分子を0から50重量%と式(IV)の分子を50から100重量%含有する。
【0027】
完全または部分的にスルホプロピル化したアルコキシル化ナフトールと同様に、完全または部分的にスルホプロピル化したアルコキシル化アルカノールまたは完全または部分的にスルホプロピル化したアルコキシル化アルキルフェノールもまた分散助剤として使用することが可能である。これらの化合物においてもまた、スルホプロピル基の使用は、従来使用されている末端カルボン酸塩基、リン酸塩基または硫酸塩基と比較して、格段に優れた貯蔵安定性および粘度特性を確保する。
【0028】
本発明による着色料調製物は、したがって、式(VI)の化合物およびそれらの式(V)の化合物との混合物もまた含むことができる。
【0029】
【化3】
Figure 2004535506
式中、m、nおよびXは、それぞれ上で規定したものであり、
R4は、R5または
【0030】
【化4】
Figure 2004535506
であり、式中、R5は、アルコール基、アミン基、ケト基、アミド基またはエステル基等の極性基を含有していてよい直鎖または分岐C〜C24アルキル基である。
【0031】
上記の分散助剤は、式(V)の分子を0から50重量%と式(VI)の分子を50から100重量%含有することができる。
【0032】
本発明によって使用される分散助剤の合成は、それ自体文献で知られており、2つの段階で行われる。最初の段階は、アニオン重合により、ナフトール、アルカノールまたはアルキルフェノールを対応するナフトキシド、アルコキシドまたはアルキルフェノキシドとアルキレンオキシドとを昇温させて反応させることによりアルコキシル化させる。この合成段階は、EP 0 065 751 A1に記載されているアルコキシル化ノボラックのスルホコハク酸モノエステルの調製に含まれる段階に類似しており、あるいは、イオン変性フェノール−スチレンポリグリコールエーテルの調製に関するDE 196 44 077 A1に記載されているアルコキシル化の段階と類似している。2番目の段階において、アルコキシル化したナフトール、アルカノールまたはアルキルフェノールを、比較的穏やかな弱い塩基性条件下で、1,3−プロパンスルトンを用いて対応するスルホプロピル化したアルコキシル化ナフトール、アルカノールまたはアルキルフェノールに転化する(D.R.Karsa編:Industrial Applications of Surfactants IV;、The Royal Society of Chemistry、1999年、の中のPeter Koberle著「Sulphobetaines and Ethersulfonates: Unique Surfactants via Sulfopropylation Reactions」)。
【0033】
本発明による着色料調製物は、成分(C)として、有機溶媒または有機溶媒の混合物を含むことができ、その場合、これらの溶媒は、必要な場合は、水を保持する作用を持つことができる。有用な溶媒としては、例えば、一価または多価アルコール、そのエーテルおよびエステル、例えば、特に炭素原子1から4のアルカノール、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール;特に炭素原子2から6の二価または三価アルコール、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセロール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール;多価アルコールの低級アルキルエーテル、例えば、エチレングリコールモノメチルまたはエチルまたはブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルまたはエチルエーテル;ケトンおよびケトンアルコール、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルペンチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール;アミド、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチルピロリドンが挙げられる。
【0034】
本発明による着色料調製物は、成分(D)として、さらに、特にインキジェットインキ用および印刷およびコーティング産業において通例となっている添加剤、例えば、防腐剤、酸化防止剤、カチオン性、アニオン性、両性または非イオン性界面活性物質(界面活性剤および湿潤剤)、脱ガス剤/消泡剤、そしてまた、粘度調整用試薬、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体または水溶性天然または人造樹脂、およびポリマー等であって、接着性および耐摩耗性を高めるためのフィルム形成材またはバインダとしての樹脂およびポリマー等、をさらに含む。使用されるpH調製剤としては、有機または無機塩基および酸が含まれる。好ましい有機塩基は、例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン,N,N−ジメチルエタノールアミン、ジイソプロピルアミン、アミノメチルプロパノールまたはジメチルアミノメチルプロパノールである。好ましい無機塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムまたはアンモニアである。さらなる成分としては、水親和性(hydrotropic)化合物、例えば、ホルムアミド、尿素、テトラメチル尿素、ε−カプロラクタム、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ブチルグリコール、メチルセロソルブ、グリセロール、糖、N−メチルピロリドン、1,3−ジエチル−2−メチルイミダゾリジノン、チオジグリコール、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウムまたは硫酸ブチルモノグリコールナトリウムが挙げられる。
【0035】
着色料調製物用に使用する水、成分(E)は、好ましくは、蒸留水または脱イオン水の形で使用する。
【0036】
本発明は、さらに、本発明による着色料調製物を製造する方法を提供し、それは少なくとも1つの粉末またはプレスケーキの着色料(成分A)を、少なくとも1つの分散助剤(成分B)、場合により、少なくとも1つの有機溶媒(成分C)、そして場合により、好ましくは脱イオン水(成分E)中のその他の添加剤(成分D)と共にペースト状にする第1の段階を含み、その後、ディゾルバまたは他のどれか適当な装置を使用して均一化し、予備分散させる。
適切であれば、ビーズミルまたは他の適当な分散機械を使用した冷却しながらの所望の粒径分布までの微分散の作業が続く。微分散作業の後、分散物は、脱イオン水で所望の着色料の濃度まで希釈することができる。
【0037】
本発明は、さらに、少なくとも1つの調製物が、本発明による調製物であることを特徴とする、黒、シアン、マゼンタ、および黄の各色の少なくとも1つの着色料調製物を含む着色料調製物のセットを提供する。
【0038】
好ましくは、顔料調製物のセットは、以下のことを特徴とする。
黒の着色料調製物の着色料が、特に、ランプブラックまたはファーネスブラックであるカーボンブラックであり、
シアンの着色料調製物の着色料が、特に、カラーインデックス顔料の、P.Blue 15、P.Blue 15:3またはP.Blue 15:4であるフタロシアニン顔料の群からの顔料であり、
マゼンタの着色料分散物の着色料が、好ましくは、カラーインデックスの、P.Red 122またはP.Violet 19であるキナクリドン顔料の群からの顔料であるか、または、特に、カラーインデックスの、P.Red 57:1、P.Red 146、P.Red 176、P.Red 184、P.Red 185またはP.Red 269である、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、イソインドリン顔料またはベンゾイミダゾロン顔料の群からの顔料であり、そして
黄の着色料調製物の着色料が、好ましくは、特に、カラーインデックス顔料の、Pigment Yellow 17、P.Yellow 74、P.Yellow 83、P.Yellow 97、P.Yellow 120、P.Yellow 128、P.Yellow 139、P.Yellow 151、P.Yellow 155、P.Yellow 180またはP.Yellow 213である、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、イソインドリン顔料またはベンゾイミダゾロン顔料の群からの顔料である。
【0039】
本発明は、さらに、黒、シアン、マゼンタ、および黄の各色の少なくとも1つの印刷インキを含み、さらに、少なくとも1つの印刷インキが、本発明による着色料調製物を、さらなる添加剤を加えるかまたは加えないで生のまままたは希釈した形で、含むことを特徴とする印刷インキのセットを提供する。
【0040】
本発明は、なおさらに、本発明による着色料調製物の、インキ、特にインキジェットインキ、電子写真用トナー、特に重合トナー、粉体塗料およびカラーフィルターへの着色料としての使用を提供する。
【0041】
インキジェットインキとは、水性インキ(ミクロエマルジョンインキを含む)ばかりでなく、溶剤型インキ、UV硬化型インキおよびホットメルトインキも意味する。
【0042】
水性インキジェットインキは、基本的に、本発明による1つまたは複数の着色料調製物を、0.5から30重量%、好ましくは、1から15重量%と、水を70から95重量%と、1つまたは複数の水親和性、すなわち含水性、化合物および/または有機溶媒を0から30重量%含む。水性インキジェットインキは、場合によっては、水溶性バインダおよびさらなる添加剤、例えば、界面活性剤および湿潤剤、脱気剤/消泡剤、防腐剤、酸化防止剤等をさらに含むことができる。
ミクロエマルジョンインキは、有機溶媒、水および場合により界面の媒体(界面活性剤)として作用する追加の物質に基づくものである。ミクロエマルジョンインキは、本発明による1つまたは複数の着色料調製物を、0.5から30重量%、好ましくは、1から15重量%と、水を、0.5から95重量%と、有機溶媒および/または界面媒体を、0.5から95重量%含む。
【0043】
溶剤型インキジェットインキは、基本的に、本発明による1つまたは複数の着色料調製物の0.5から30重量%と、有機溶媒および/または水親和性化合物の70から95重量%からなる。必要な場合は、溶剤型インキジェットインキは、溶媒に可溶性の担体物質およびバインダ、例えば、ポリオレフィン、天然および合成ゴム、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ワックス/ラテックス系、またはそれらの組み合わせを含むことができる。
【0044】
UV硬化性インキは、基本的に、本発明による1つまたは複数の着色料分散物を0.5から30重量%と、水を0.5から95重量%と、有機溶媒を0.5から95重量%と、放射線硬化性バインダを0.5から50重量%と、場合により、光開始剤を0から10重量%含む。
【0045】
ホットメルトインキは、通常、室温で固体であって、加熱によって液化する、ワックス、脂肪酸、脂肪アルコールまたはスルホンアミド系であり、その好ましい融解範囲は、約60℃と約140℃の間である。本発明は、基本的に、ワックスの20から90重量%および本発明による1つまたは複数の着色料調製物の1から15重量%からなるホットメルトインキジェットインキもまた提供する。それはさらに、追加のポリマー(「染料溶解剤」として)を0から20重量%と、分散助剤を0から5重量%と、粘度調節剤を0から20重量%と、可塑剤を0から20重量%と、粘着付与剤を0から10重量%と、透明性安定化剤(例えば、ワックスの結晶化を防ぐ)を0から10重量%と、そしてまた酸化防止剤を0から2重量%含むことができる。代表的な添加剤および補助剤が、例えば、US−A−5,560,760に記載されている。
本発明によるインキジェットインキは、着色料調製物を、ミクロエマルジョン媒体に、または水性または非水性媒体に、またはUV硬化性インキを製造するための媒体に、またはホットメルトインキジェットインキを製造するためのワックスに分散させることによって製造することができる。
【0046】
本発明による着色料調製物は、紙はもちろん、天然および合成繊維材料、フィルムまたはプラスチックの印刷と同様に、コーティングしたまたはコーティングしていない基材の印刷、例えば、ボール紙、厚紙、木材および木材系材料、金属材料、半導体材料、セラミック材料、ガラス、ガラスおよびセラミック繊維、建築の無機材料、コンクリート、なめし皮、食料品、化粧品、皮膚および髪の印刷に使用することができる。基材は、2次元の平面または空間に広がる、すなわち、3次元のものであることができ、完全にまたはほんの一部だけを印刷またはコートすることができる。
【0047】
本発明による着色料調製物は、全く有利な実用特性を有しており、前述の事務所およびインキジェット印刷の必要条件を最大限充足する。粘度は、室温だけでなく60℃における1週間の保存を経過しても安定を保ち、粒径分布は、貯蔵中ほんの少しばかり変化するに過ぎない。その調製物から生まれるインキは、貯蔵中およびインキジェット印刷作業中の良好な安定性による極めて優れたインキジェット印刷の挙動が特に顕著である。さらに、生産された印刷物は、それらの高い耐光性及び耐水性が注目に値する。
【0048】
本発明による着色料調製物はまた、例えば、1成分系または2成分系粉体トナーまたは現像剤、磁性トナー、液体トナー、重合トナーおよびさらにその他の特殊トナー等、電子写真用トナーおよび現像剤の着色料として有用である。一般的なトナーのバインダは、付加重合樹脂、ポリ付加およびポリ縮合樹脂、例えば、スチレン、スチレン−アクリル、スチレン−ブタジエン、アクリル、ポリエステルまたはフェノールエポキシ樹脂、ポリスルホンおよびポリウレタン等の個々または組み合わせ、そしてまた、ポリエチレンおよびポリプロピレンであり、それは、なおさらなる成分、例えば、荷電調整剤、ワックスまたはフロー剤を含むことができ、または、後からそれらに加えてもらってもよい。
【0049】
本発明による着色料調製物は、さらに、粉体塗料、特に、例えば、金属、木材、プラスチック、ガラス、セラミック、コンクリート、織物材料、紙またはゴム等でできた物品に表面コーティングをするために使用する、摩擦電気または静電気でスプレーする粉体塗料の着色料として有用である。有用な粉体塗料用樹脂としては、一般的に、常用の硬化剤を含んだ、エポキシ樹脂、カルボキシル基および水酸基含有ポリエステル樹脂、ポリウレタンおよびアクリル樹脂が挙げられる。樹脂の組み合わせも使用される。例えば、エポキシ樹脂は、カルボキシル基および水酸基含有ポリエステル樹脂との組み合わせで頻繁に使用される。一般的な硬化剤成分(樹脂系に依存する)は、例えば、酸無水物、イミダゾールならびにジシアンジアミドおよびそれらの誘導体、キャップしたイソシアナート、ビスアシルウレタン、フェノールおよびメラミン樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート、オキサゾリン、ジカルボン酸等である。
【0050】
本発明による着色料調製物は、また、カラーフィルター用そして添加剤ならびに減法混色の原色発生用の着色料として有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0051】
(実施例)
I 顔料調製物の製造(一般的処方):
粉末またはプレスケーキの顔料を、分散剤、有機溶媒、およびその他の添加剤と共に、脱イオン水中でペースト状にし、その後ディゾルバを使用して均一化し、予備分散させた。その後の微分散は、ビーズミルを使用して、冷却しながらその粉砕が、所望の顔料粒径分布に達するまで行って成し遂げた。その後、分散物を、脱イオン水で所望の最終顔料濃度になるように調整した。
【0052】
以下の実施例に記載した顔料調製物は、上記の方法によって製造した。
(実施例1〜4)(表1参照)
以下を含むインキジェット調製物:
顔料 15重量%
分散剤1 5重量%
プロピレングリコール 10重量%
消泡剤[Cognis社製Dehydran(登録商標)975] 1重量%
水 69重量%
【0053】
【表1】
Figure 2004535506
【0054】
分散剤1は、式(III)のアルコキシル化ナフトールおよび式(IV)のスルホプロピル化したアルコキシル化ナフトールの混合物からなる。
【0055】
【化5】
Figure 2004535506
【0056】
パラメータm、nおよびXの条件は以下の通りである。
m=平均2.5
n=平均14
X=カリウムイオン
合成(スルホプロピル化反応)により、分散剤1は、式(III)の分子を約20重量%と、式(IV)の分子を約80重量%含有する。
(実施例5〜8)(表2参照)
以下を含むインキジェット調製物:
顔料 15重量%
分散剤2 5重量%
プロピレングリコール 10重量%
消泡剤[CONDEA社製SERDAS(登録商標)7010] 1重量%
水 69重量%
【0057】
【表2】
Figure 2004535506
【0058】
(実施例9〜12)(表3参照)
以下を含むインキジェット調製物:
顔料 15重量%
分散剤3 5重量%
プロピレングリコール 10重量%
消泡剤[CONDEA社製SERDAS(登録商標)7010] 1重量%
水 69重量%
【0059】
【表3】
Figure 2004535506
【0060】
分散剤2および3は、それぞれ、式(V)のアルコキシル化アルカノールおよび式(VI)のスルホプロピル化したアルコキシル化アルカノールの混合物からなる。
【0061】
【化6】
Figure 2004535506
【0062】
合成(スルホプロピル化反応)により、分散剤2および3は、式(V)の分子を約15重量%と、式(VI)の分子を約85重量%含有する。分散剤2の条件は:
R4=トリデカニル(C1327)が約60重量%と、テトラデカニル(C1429)が約10重量%と、ペンタデカニル(C1531)が約30重量%の混合物
m=0
n=平均7
X=カリウムイオン
一方分散剤3の条件は以下の通り:
R4=トリデカニル(C1327)が約60重量%と、テトラデカニル(C1429)が約10重量%と、ペンタデカニル(C1531)が約30重量%の混合物
m=0
n=平均11
X=カリウムイオン
II 実施例1〜12で示した顔料調製物の物理特性の調査
顔料調製物の物理特性を以下の方法と装置を用いて調査した。
【0063】
II.1 粘度測定(動的粘度)
Haake(Roto Visco 1)コーンプレート型粘度計(チタンコーン:φ60mm、1°)を使用して、0と700(1/秒)の間の範囲におけるせん断速度への粘度の依存性を調査することによって粘度を測定した。表に示した粘度の値は、400(1/秒)のせん断速度で測定したものである。分散物の貯蔵安定性を評価するため、貯蔵時間および貯蔵温度の粘度に及ぼす影響を調査した。この目的のため、(1)調製物を製造した直後、(2)室温(25℃)で1週間貯蔵した後、および(3)60℃で1週間貯蔵後に粘度を測定した。
【0064】
II.2 粒径
25℃または60℃における貯蔵を1週間追って、調製物の粒径(D50値)を、キャピラリー流体力学式粒度分布測定(CHDF)法によって測定した。安定な分散物の場合、顔料粒子の凝結は、貯蔵条件に関わりなく起こってはならない。とりわけ、貯蔵温度は、多少あるとしても、粒径に影響があってはならない。
【0065】
以下の表4は、実施例で示した様々な顔料調製物の物理特性の全体像を示している。
【0066】
【表4】
Figure 2004535506
【0067】
表4に掲げた本発明による顔料調製物の実施例はすべて、優れた流動性を保有する。それらの貯蔵中の安定性を評価するため、最初に新しく製造した調製物の粘度η[25℃]を測定した(表5参照)。その後、調製物をそれぞれ25℃または60℃で1週間貯蔵し、その後25℃および60℃で貯蔵した分散物の粘度η[25℃]1 weekおよびη[60℃]1 weekをそれぞれ再測定した。非常に安定な分散物の場合、粘度は、当初の粘度から変化してはならない。表4の測定結果は、貯蔵の結果非常にわずかの粘度変化が起こるのみで、分散物はしたがってすべて安定であることを示している。
【0068】
表4に記録されているD50の値は、すべての場合でほんのわずかの平均粒径の変化が起こっていることを示している。したがって、顔料粒子は、貯蔵の途中で凝固せず、分散物の部分については貯蔵中の非常に良好な安定性を示している。さらに、分散物のいくつかについては、60℃で4週間貯蔵して(例えば、実施例1、2、3および4の顔料調製物)、分散物の凝集が観察されるケースはなかった。室温ではさらに長い貯蔵期間について調査した。ここで、3ヶ月後でさえ沈降らしいもの兆候は何もなく、製造した分散物の部分について非常に高い安定性を示した。これらの顔料濃縮物を顔料の含量を3%まで水で希釈してさえ、同様の安定性の特徴を示す。
【0069】
III 顔料調製物の印刷適性の試験
顔料調製物だけの物理特性の知見では、それらのインキジェット印刷への適合性について述べるには十分ではない。サーマルインキジェット(バブルジェット)印刷においては特に印刷工程中のノズル中の顔料分散物の挙動が重要である。例えば、分散剤分子が顔料表面から脱着すると、これが顔料粒子のアグロメレーションを引き起こすので、短いけれども大きい熱応力が、顔料分散物の分解を引き起こしてはならない。上記の分解過程は、分解生成物のために、一方では焦げ付きを、他方では、時間がたつと、ノズル詰りを起こす。
【0070】
顔料調製物のインキジェット法用インキ製造の適合性は、したがって、印刷試験を行うことによってのみ判断できる。顔料調製物の印刷適性を評価するために、その調製物を使用して、試験インキを作製し、サーマルインキジェットプリンタを使用して印刷適性を調査した(表5参照)。
【0071】
試験インキを作製するため、顔料調製物は、最初に1μmフィルターを通して精細にろ過し、粉砕媒体のアトリタスおよび粗い部分を除去した。その後ろ過した調製物を水で希釈し、さらに低分子量のアルコールおよびポリオールと混合した。
そのときの試験インキは以下の組成を有する:
顔料調製物(実施例1〜12) 33.33%
脱無機物水 46.67%
エチレングリコール 10%
ジエチレングリコール 10%
試験インキの組成は、粘度が1.5から5mPaの範囲に入るように選択した。インキの表面張力を最適の印刷性能に必要な値に調整するために、少量の界面活性剤を必要な場合添加してもよい。
【0072】
試験インキは、以下の方法および装置を使用して特性を調べた。
【0073】
III.1 インキのプリントヘッドでのジェット形成挙動
HP社のHP420サーマルインキジェットプリンタを使用して試験インキのインキジェット印刷における挙動を調べるために、Vision Jet社Optica Systemを有するHP社プリント装置(RIG)を使用した。印刷作業中のインキジェットプリントヘッドの個々のノズルにおけるインキジェットの挙動を調べるために、ビデオカメラを使用することができる。ビデオの画像は、インキジェットの形成の過程で顔料着色インキがどのように挙動するか、インキがプリントヘッドのノズルからまっすぐな線のジェットの形でプリントヘッドのノズルから噴射するかどうか、個別の滴が形成されているかどうか、またはその滴が付随体を持っていないかどうかについての情報を提供する。調査は、インキの滴の形状についてのさらなる情報を提供し、滴形成の例えば個々のノズルの詰りによる不規則性を示す。
【0074】
調査したインキは、個々のインキジェットが平行であり、表面から直角にノズルを離れる事実から認められるように非常に良好なジェット形成挙動を保有する。詰まったノズルはない。ジェットおよび滴の形成は非常に均一で、個々の滴は、インキジェットから時間を経て形成され、それより小さい付随の小滴は観察されない。
【0075】
III.2 印刷挙動の調査
さらに、HP420プリンタを使用して、市場で入手できる通常の紙(コピー用紙)およびHP社からの特別な紙(高級紙)に、試験画像を印刷した。印刷した画像の品質および仕上がりに関する印刷物の評価は、純粋の視覚検査により行った。紙が極端に湿ったかどうか、顔料が紙に浸透したかどうか、または顔料が紙の表面に突き刺さったままになっていたかどうかを記録した。さらにどの程度まで細い線が完全に再現されたか、インキが紙の上に広がって低解像をもたらしたか、または高解像印刷の生産が可能だったかどうかを記録した。印刷の延長した一時停止の後の印刷の開始の挙動を、直ちに良好で完璧な印刷が確保できたか、あるいは、個々のノズルの導管がインキの乾燥によって詰り、貧弱な印刷画像になったかを見るために調査した。
【0076】
基準(III.1)および(III.2)を使用してインキの印刷品質を次の1から6の尺度で評価した(表5参照)。
1−非常に良好な印刷画像、すばらしく均一なジェットおよび滴の形成
2−非常に良好な印刷画像、均一なジェットであるが滴の形成が不均一
3−良好な印刷画像、不均一なジェットおよび滴の形成
4−不均一で不明瞭な印刷画像、インキジェットおよび滴の方向がランダム
5−粗末ですじ入りの印刷画像、個々のノズルが詰まる
6−インキが印刷できず、すべてのノズルが非常に早急に詰まる
【0077】
【表5】
Figure 2004535506
【0078】
顔料調製物は、かくして、物理特性および印刷特性に関するインキジェット印刷の必要条件を完全に満たし、それゆえ、特にインキジェット印刷において利用するのに役立つ。

Claims (10)

  1. A)少なくとも1つの有機および/または無機顔料および/または少なくとも1つの有機染料0.1から50重量%と、
    B)少なくとも1つのナフトールアルコキシレートスルホプロピルエーテル、アルカノールアルコキシレートスルホプロピルエーテルまたはアルキルフェノールアルコキシレートスルホプロピルエーテル0.01から80重量%と、
    C)少なくとも1つの有機溶媒0から30重量%と、
    D)さらなる通常の添加剤0から20重量%と、
    E)水10から90重量%を含む(各百分率は、着色料調製物の全体重量(100重量%)を基準とする)、水性着色料調製物。
  2. 成分(A)が、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、アゾレーキ顔料、β−ナフトール顔料、ナフトールAS顔料、ベンゾイミダゾロン顔料、ジスアゾ縮合顔料、アゾ金属錯体顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、チアジンインジゴ顔料、チオインジゴ顔料、アンサンスロン顔料、アントラキノン顔料、フラバンスロン顔料、インダンスロン顔料、イソビオラントロン顔料、ピラントロン顔料、ジオキサジン顔料、キノフタロン顔料、イソインドリノン顔料、イソインドリン顔料またはジケトピロロピロール顔料またはカーボンブラック顔料であることを特徴とする請求項1に記載の水性着色料調製物。
  3. 成分(A)が、カラーインデックス染料の、Acid Yellow 17、Acid Yellow 23、Direct Yellow 86、Direct Yellow 98、Direct Yellow 132、Reactive Yellow 37、Acid Red 52、Acid Red 289、Reactive Red 23、Reactive Red 180、Acid Blue 9、Direct Blue 199またはこれらの混合物であることを特徴とする請求項1に記載の水性着色料調製物。
  4. 成分Bが、式(II)の化合物または式(II)の化合物と式(I)の化合物との混合物
    Figure 2004535506
    (式中、
    R1およびR2は、同じものまたは異なるものであって、それぞれ、アルコール基、アミン基、ケト基、アミド基またはエステル基等の極性基を含有していてよいC〜C12アルキル基であるか、または、それぞれ、フェニル基またはHであり、
    R3は、C〜Cアルキル基またはフェニル基であり、
    mは、0から50であり、
    nは、n≧mの条件で、1〜100であり、
    Xは、好ましくは、アルカリ金属イオン、水素イオン、アンモニウムイオンまたはモノ−、ジ−、トリ−またはテトラアルキルアンモニウムイオンであるプラスの単一荷電イオンである)であることを特徴とする請求項1乃至3の一項または複数項に記載の水性着色料調製物。
  5. 成分Bが、式(VI)の化合物または式(VI)の化合物と式(V)の化合物との混合物
    Figure 2004535506
    (式中、
    R4は、R5または
    Figure 2004535506
    であり、
    R5は、アルコール基、アミン基、ケト基、アミド基またはエステル基等の極性基を含有していてよいC〜C24アルキル基であり、
    mは、0から50であり、
    nは、1〜100であり、
    Xは、好ましくは、アルカリ金属イオン、水素イオン、アンモニウムイオンまたはモノ−、ジ−、トリ−またはテトラアルキルアンモニウムイオンであるプラスの単一荷電イオンである)であることを特徴とする請求項1乃至3の一項または複数項に記載の水性着色料調製物。
  6. 成分Aを、少なくとも1つの分散剤(成分B)、場合により、少なくとも1つの有機溶媒(成分C)、そして場合により、水(成分E)中のその他の添加剤(成分D)と共にペースト状にすることと、該混合物を均一化し、且つ適切である場合は、微細に分散させることとを含む請求項1乃至5の一項または複数項に記載の水性着色料調製物を製造する方法。
  7. 特にインキジェットインキ用である印刷インキ用、特に重合トナーである電子写真トナー用、粉体塗料用およびカラーフィルター用の着色料としての、請求項1乃至5の一項または複数項に記載の水性着色料調製物の使用。
  8. 少なくとも1つの調製物が、請求項1乃至5の一項または複数項に記載の水性着色料調製物であることを特徴とする、黒、シアン、マゼンタ、および黄の各色の少なくとも1つの着色料調製物を含む着色料調製物のセット。
  9. 黒の着色料調製物の着色料がカーボンブラック、好ましくは、ランプブラックまたはファーネスブラックであり、
    シアンの着色料調製物の着色料がフタロシアニン顔料群からの顔料、好ましくは、カラーインデックスの、P.Blue 15、P.Blue 15:3またはP.Blue 15:4であり、
    マゼンタの着色料調製物の着色料がキナクリドン顔料群からの顔料、好ましくは、カラーインデックスの、P.Red 122またはP.Violet 19であるか、またはモノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、イソインドリン顔料またはベンゾイミダゾロン顔料の群からの顔料、好ましくは、カラーインデックスの、P.Red 57:1、P.Red 146、P.Red 176、P.Red 184、P.Red 185またはP.Red 269であり、そして
    黄の着色料調製物の着色料がモノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、またはベンゾイミダゾロン顔料の群からの顔料、好ましくは、カラーインデックスの、P.Yellow 17、P.Yellow 74、P.Yellow 83、P.Yellow 97、P.Yellow 120、P.Yellow 128、P.Yellow 139、P.Yellow 151、P.Yellow 155、P.Yellow 180またはP.Yellow 213であることを特徴とする請求項8に記載のセット。
  10. それぞれの着色料調製物が、印刷インキ、特にインキジェットインキであることを特徴とする請求項8または9に記載のセット。
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