JP2004523377A - シート状金属面の片面で隠された記号 - Google Patents
シート状金属面の片面で隠された記号 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、飲料缶のシート状金属面における覆われた記号の付与法に関する。記号を、シート状金属の片面でスタンプ処理するが、その刻印は反対側又はシート状金属面に現れない。記号(7)をシート状金属(6a)の片面に施して、認識可能且つ読み取り可能とする。スタンプ処理の反対側のシート状金属側(6b)に記号が付与されるシート状金属の領域は、次いで、後スタンプ処理(10;11;12;13)されて、最初のスタンプ処理中に行われた記号付与(7)が片面において認識可能で且つ読み取り可能のままとするが、最初のスタンプ処理による刻印(8)を、後スタンプ処理(10)の結果として、シート状金属の逆側で覆い隠すか、又は読み取り不能にする。
Description
【0001】
本発明は、特に2つの構成部の飲料缶における薄い金属板(シート状金属)又は類似の表面で記号を覆い隠す方法、並びにかかる刻印のされた金属板に関する。
【0002】
特徴のある記号又は他の暗号を、特に飲料液用の、胴部と蓋部を作製するために使用される薄いシートにエンボス加工する(又は別の方法で刻印する)ことは屡々行われている。好ましい方法は、型押し法(スタンプ法(stamping))、又は引掻刻印(scratch impression)法である。この方法による不都合の1つは、記号、標識又は暗号の像が薄い金属の裏面に現れることである。鏡像であっても、これを容易に解読可能である。これは、屡々望ましくない。
【0003】
従って、本発明の目的は、薄いシートに覆われた記号(覆い隠し記号)を付与する方法であって、薄い金属板の片面で刻印された、好ましくはエンボス加工又はその他の方法で施された記号を形成することを特徴とする方法を提案することにある。金属板の反対側に現れる像は、本発明によると出現しない。
【0004】
上記目的は、請求項1〜14に記載の方法により達成される。次いで、像の現れる薄い金属の裏面(逆側)を2回目のエンボス加工処理に付して、片面でエンボス加工された記号の認識性及び読み取り性を損なわないようにし、一方、シートの裏面にて、像が、その後のエンボス加工により覆われ、これ以上の読み取り及び解読を不可能にする。
【0005】
次のエンボス加工は、その後に像を確実に覆う金属板の裏面で(エンボス加工する)織り込み(組織化:textural)、パターン化又はハッチングの刻印を付与する特定表面構造スタンプ(specially surface structured stamp)を用いることによって行われる。
【0006】
最初の刻印を、例えば、その内側面が密閉缶の内側に折れ曲がるように薄い金属蓋部の内側に施すことが可能である。その後、2回目のスタンプ処理を、密閉缶の認識可能な面の一部である蓋部の外側に施す。
【0007】
引き起こし型タブ(tear−up tab)の末端を、薄いシート状金属の賦形タブで屡々開口可能となる。これは、(表面に侵入する)エンボス加工模様又は刻印を取り外し可能なタブの底部側に配置可能となり、これにより認識不可能となるという点で有効である(請求項17)。タブの上側面に現れる記号の像は、上側面での2回目の刻印により覆われ得る。この2回目の操作に使用されるスタンプを、織り込み、パターン化又はハッチング処理可能である(請求項11)。
【0008】
本発明は、請求項1又は請求項14により保持される必要があるか、又はエンボス加工後に実際に保持される、薄い金属板から作製される蓋部(請求項10)又はかかる表面の一部分(請求項16)にも適用され得る。この操作の各工程は、どのようにして表面の一部が刻印後に現れるかを直接的に示している。
【0009】
両面の構造を変化させるエンボス加工処理は、侵入深さと側部の範囲に関して異なっている(請求項6)。この2回目の刻印により、最初のエンボス加工による像を覆い隠すべき表面の性質、滑らかさ又は品質を変化させる。この最初の変形は、局所的に更に明瞭となり、表面材料により深く侵入し、2回目の刻印後でも依然として認識可能となる。像の表面における品質は、最初のエンボス加工による影響を受けない表面の隣接部分に匹敵する。
【0010】
表面の伸長と小さな深度の両方により、2回目の刻印は、最初のエンボス加工模様を隠す課題を、これを変化させることなく達成可能となる(請求項8)。
【0011】
金属板の「薄さ」は、本発明者等がシート状の材料を取り扱うか、又は薄いシート状金属の概念(ドイツ語で“Blech”(金属板))が、実際にこれが薄い金属板であることを示すのに十分であることを意味する。より薄い金属板が作製されたとはいえ、ジュース用胴部に使用される種類の厚さは、0.3mmを超えない(請求項15)。金属の厚さは、最初の刻印の侵入度に関して見出され得るものであった。像が裏面に現れる場合のみ、材料を「薄い」と見なし、2回目の操作がこれを覆い隠すために必要とされる。
【0012】
塗料等の保護層を用いることによる表面の変化は、実際に変化された面(altered surface)でない。外側層を表面に結合されていると見なすことは可能であるが、これを除去可能である。しかしながら、圧力により形成される表面の変形は、金属板又はPET若しくはプラスチック等の他の材料から除去不可能である表面への直接侵入を構成する。
【0013】
変形の方向は、表面を変化させる垂直圧を用いる刻印に関する別の利点を含んでいる。なぜなら、胴部又は蓋部を仕上げ処理する場合に容易に刻印可能だからである。横方向の動きを直接適用可能であるが、かかる動きは必要とされない。
【0014】
本発明により、仕上げ処理製品において覆い隠される、確実に読み取り可能な記号が得られる。例えば、この記号をエンボス加工する利点は、印刷記号の場合には可能であったが、これを除去不可能なことである。刻印された記号は、金属板の認識可能面に鏡像を必ず残すが、これをスクランブル処理可能であり、これにより記号が完全に覆い隠されることを保証する。粗い表面が像に亘って刻印され、これを完全に覆い(隠し)、そして殆ど判読できないようにする。
【0015】
「スクランブル」スタンプを作製する一法は、放電加工を用いることである。これは、最初のエンボス加工(模様)の裏面に伸長するであろう。最初の刻印の反対側での2回目の表面変化として、放電加工を裏面の像に直接適用することも可能である(請求項14)。この処理は、表面に侵入するため圧力変形に相当する研磨紙を用いた処理か、又は表面粒子を除去する放電加工に匹敵可能である;これにより、表面侵入変化(surface penetrating change)を構成する場合もある。
【0016】
実験に基づく実施例では、1/100〜2/100mmの侵入度が蓋部とタブループの正確な金属厚さにより得られることを示している。侵入度は、エンボス加工が加圧、引掻、彫刻又はカッティングにより行われても、又は行われなくても、最初に刻印される面で適度に大きくなる。この深さは、4/100〜5/100mmの範囲である。
【0017】
滑らかな高品質面の反射率と比較して、記号の像を浮き彫りにしなくても、これの認識性により表面の粗い部分において、光の反射は損なわれる。
【0018】
実施例における略図を用いることにより、本発明を更に説明する。
【0019】
各図面において、
図1は、ループ型の柄を備えた引き起こし型タブを有する、例えば飲料用の缶の上側部に関する部分透視図を表し;
図2は、引き起こし型タブ用に使用され得るループ型の柄におけるグリップエンドの上側の要部拡大図を表し;
図3は、裏面に関して図2の切り抜き部を示したものであり;
図4は、本発明の操作による2回目の刻印で記号の像を覆った後の図3における要部拡大図であり;
図4a、図4bは、最初の刻印と2回目の刻印後の表面の変化を説明する図4における断面図であり;
図5は、略図的に示したスタンプ20の裏面において逆の外形として、いずれかの像に組み合わさられた、2回目の処理における刻印の種々の考え得る別の手段について概略的に図示したものであり;
図6、図7、図8は、実際の金属部分における断面を示している。
【0020】
図1に示されている容器は、薄いシート状の金属から構成されており、薄い金属板から構成されている蓋部3で密閉されている。後者は、蓋部のタブ3aの領域の継ぎ目に表れ、タブを端から端に、少なくとも部分的に引き起こすことにより、開口可能となる。引き起こし開口を開始し、そして進めるために、リベット4によって、蓋部のタブ3aの一端近傍に固定される輪(ループ)5を形成する。他端におけるグリップ部6を持ち上げ、引き起こし、そして開口に押し込むことが可能である。
【0021】
グリップ式ループ5のグリップ6における一端の拡張部(図1を参照)は、下から見出されるように、図2に示されている。従って、この部分は、表面6a、即ち下からグリップ式ループの末端が見える。エンボス加工の記号を、グリップ末端近傍の表面に刻印した。この場合、数字を表した暗号が、3種類の独立したシステム7a、7b及び7cを領域3a’に配置して含む表面に彫刻又は引掻された。
【0022】
使用されるシート状の金属が極めて薄いので、暗号7の刻印によるタブの像8(図2を参照)を裏面に形成することは避けられない。この場合、図形8a、8b及び8cが、領域3a’に見出され得るため、図3により上側6bに現れる。グリップループにエンボス加工される暗号7を覆い隠す、即ちグリップ領域6の下側であるけれども、これらを、図3に示すように、外側から直接解読可能である。
【0023】
図4は、この像が、織り込み、パターン化又は斜交平行線の陰影付与(ハッチング)による2回目の刻印によって覆われたことを示している。グリップループのグリップ末端6における認識可能な外側6bを再び示す。暗号7がエンボス加工されたグリップ部の下側の位置に対応して、上側を、図4の10’で示したように、2回目の刻印10により織り込む。この場合、織り込みは、簡易な(細い)ハッチング処理である。
【0024】
次の(2回目の)刻印は、織り込みされた場所の表面において対応するパターンを示す特定構造化(特定パターン化)スタンプ10’を用いて作製される。
【0025】
織り込みにより、保護層を表面に施すことなく表面を変化させる。塗料又は他の被膜を像8上に載置しないが、表面における織り込みそれ自体を変化させ(構造化、ハッチング、又はその他の侵入賦形処理(penetrating shaping process))、これにより、削り取り又はその他の方法での除去を不可能にする。この織り込みによる変化は、事前の刻印7の像8が、例えば図4に示される規則的に線引きされる領域10’に見出される領域に限定される。この領域は、グリップエンド(部分6)を含む、強化されたエッジ部6c(例えば、シート状金属ループの新形態エッジ)内に配置する。
【0026】
表面変化の説明に関して、図4aにおいて、部分3a’の断面について説明する。像の右半分は、最初の刻印7が施され、裏面、即ち外側面6bに明確な像8a’、8a”を形成したことを示している。図4aにおける左半分の像は、外側(6b)での表面変化が図3のものに対応していることを示している。本明細書において、本発明者等は、構造11の形での織り込みを有している(図5で更に説明される)。この表面への侵入度t11を示している。
【0027】
最初の刻印7a’、7a”の侵入度t7は明らかである。シート状金属の断面構造を変化させ、そして像を反対側に押圧する。この像を浮き彫りにすることも可能であり、又は変化された内部構造により、別の方法での滑らかな表面を通して像を認識可能となる。図3の8aに対応する認識可能な像8a’、8a”を覆う又は不鮮明にする(obscuring)ために、像の側において、2回目の表面変化を必要とする。これを表面上に強固に設定し、これにより、直接的に誘導される表面変化により、関連する領域において不規則性を生じさせる意味において、表面の結合性、滑らかさ、又は品質を変化させる。像を覆い隠すことについて上述した侵入度t11は、本質的にt7より小さい。
【0028】
2種類の侵入度間の割合は、6b側のより強固な最初の刻印11が6a側において依然として認識可能となるようにする。しかしながら、織り込み11により覆い隠されているため、予め形成された像8a’、8a”をこれ以上認識することはできない。
【0029】
2回目の表面変化は、深度が低いばかりでなく、最初の変化と比較して、表面により重点を置いている。最初の刻印を更に強く局在化させて、記号を識別可能にする。2回目の変化は、記号を覆い隠すための表面に限定される。しかしながら、これらの両方により、表面に対して直ちにかつ直接的に影響を与え、これにより、当該領域と恒久的に固定されかつ結合される。片面(6a)から見ると、記号は明瞭であるが、逆側(6b)から見ると、覆われている。本発明者等は、主として、シート状の金属部品にたずさわっているが、プラスチック又は表面構造に新形態をとらせることの可能な他の物質等のその他の材料にも適用可能である。刻印の概念は、最初と2回目の侵入割り込み(penetrating intrusion)に関する操作を憶えることにより適当な処理にも適用され得る。
【0030】
織り込み(構造化又はハッチング)を、図4に示される方法よりも別の方法で形成することも可能である。スタンプ20の刻印面に関する幾つかの例示を図5に示す。11において、鋸状の織り込み模様をエンボス加工する。部分12において、極めて小さな十字状の強固に充填されている刻印から構成されている織り込み模様を示している。13において、交差したハッチングを示しており、これは、2回目の刻印後、反対に現れる。図5における全ての織り込みを組み合わせた形態で描き、そしてこれを施した場合、領域10”全体を覆って、6b側の表面構造を変化させる。境界10”の範囲は、3種類の像8a、8b及び8cを含むように計算され、そして図4で説明したように、境界10’を含む四辺形に既に近づけた規則正しい境界(境界線)を形成するように計算される。
【0031】
図2〜4に示したように、グリップループの領域3a’上に暗号及び2回目の刻印を配置する代わりに、蓋部のタブ3aは、対応するエンボス加工処理暗号を有することも可能であるが、この場合、蓋部の外側における適当な領域を、2回目の刻印により織り込むか、又はハッチングする必要もある。
【0032】
この処理は、薄い表面領域に刻印される暗号又は記号を覆い隠す目的である任意の領域に適用可能である。
【0033】
図6では、肉眼で見える側(認識側)における暗号7、7’、7”についての例を示している。像8、8’、8”は、図7において見られる。本発明者等は、図8において、円形の織り込み刻印11(図5のパターンに類似)についての例を示しているが、下側の暗号番号8をまだ刻印していない。
【0034】
図7と図8を組み合わせることにより、「暗号化」された刻印となる。織り込み11を、暗号7、7’、7”の最大幅に亘って伸びている限定外側領域10”’に形成する。境界線は規則的であり、円形に配置された7本の刻印線の形状と異なっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、ループ型の柄を備えた引き起こし型タブを有する、例えば飲料用の缶の上側部に関する部分透視図を表す。
【図2】
図2は、引き起こし型タブ用に使用され得るループ型の柄におけるグリップエンドの上側の要部拡大図を表す。
【図3】
図3は、裏面に関して図2の切り抜き部を示したものである。
【図4】
図4は、本発明の操作による2回目の刻印で記号の像を覆った後の図3における要部拡大図である。
【図4a】
図4aは、最初の刻印と2回目の刻印後の表面の変化を説明する図4における断面図である。
【図4b】
図4bは、最初の刻印と2回目の刻印後の表面の変化を説明する図4における断面図である。
【図5】
図5は、略図的に示したスタンプ20の裏面において逆の外形として、いずれかの像に組み合わさられた、2回目の処理における刻印の種々の考え得る別の手段について概略的に図示したものである。
【図6】
図6は、実際の金属部分における断面を示している。
【図7】
図7は、実際の金属部分における断面を示している。
【図8】
図8は、実際の金属部分における断面を示している。
本発明は、特に2つの構成部の飲料缶における薄い金属板(シート状金属)又は類似の表面で記号を覆い隠す方法、並びにかかる刻印のされた金属板に関する。
【0002】
特徴のある記号又は他の暗号を、特に飲料液用の、胴部と蓋部を作製するために使用される薄いシートにエンボス加工する(又は別の方法で刻印する)ことは屡々行われている。好ましい方法は、型押し法(スタンプ法(stamping))、又は引掻刻印(scratch impression)法である。この方法による不都合の1つは、記号、標識又は暗号の像が薄い金属の裏面に現れることである。鏡像であっても、これを容易に解読可能である。これは、屡々望ましくない。
【0003】
従って、本発明の目的は、薄いシートに覆われた記号(覆い隠し記号)を付与する方法であって、薄い金属板の片面で刻印された、好ましくはエンボス加工又はその他の方法で施された記号を形成することを特徴とする方法を提案することにある。金属板の反対側に現れる像は、本発明によると出現しない。
【0004】
上記目的は、請求項1〜14に記載の方法により達成される。次いで、像の現れる薄い金属の裏面(逆側)を2回目のエンボス加工処理に付して、片面でエンボス加工された記号の認識性及び読み取り性を損なわないようにし、一方、シートの裏面にて、像が、その後のエンボス加工により覆われ、これ以上の読み取り及び解読を不可能にする。
【0005】
次のエンボス加工は、その後に像を確実に覆う金属板の裏面で(エンボス加工する)織り込み(組織化:textural)、パターン化又はハッチングの刻印を付与する特定表面構造スタンプ(specially surface structured stamp)を用いることによって行われる。
【0006】
最初の刻印を、例えば、その内側面が密閉缶の内側に折れ曲がるように薄い金属蓋部の内側に施すことが可能である。その後、2回目のスタンプ処理を、密閉缶の認識可能な面の一部である蓋部の外側に施す。
【0007】
引き起こし型タブ(tear−up tab)の末端を、薄いシート状金属の賦形タブで屡々開口可能となる。これは、(表面に侵入する)エンボス加工模様又は刻印を取り外し可能なタブの底部側に配置可能となり、これにより認識不可能となるという点で有効である(請求項17)。タブの上側面に現れる記号の像は、上側面での2回目の刻印により覆われ得る。この2回目の操作に使用されるスタンプを、織り込み、パターン化又はハッチング処理可能である(請求項11)。
【0008】
本発明は、請求項1又は請求項14により保持される必要があるか、又はエンボス加工後に実際に保持される、薄い金属板から作製される蓋部(請求項10)又はかかる表面の一部分(請求項16)にも適用され得る。この操作の各工程は、どのようにして表面の一部が刻印後に現れるかを直接的に示している。
【0009】
両面の構造を変化させるエンボス加工処理は、侵入深さと側部の範囲に関して異なっている(請求項6)。この2回目の刻印により、最初のエンボス加工による像を覆い隠すべき表面の性質、滑らかさ又は品質を変化させる。この最初の変形は、局所的に更に明瞭となり、表面材料により深く侵入し、2回目の刻印後でも依然として認識可能となる。像の表面における品質は、最初のエンボス加工による影響を受けない表面の隣接部分に匹敵する。
【0010】
表面の伸長と小さな深度の両方により、2回目の刻印は、最初のエンボス加工模様を隠す課題を、これを変化させることなく達成可能となる(請求項8)。
【0011】
金属板の「薄さ」は、本発明者等がシート状の材料を取り扱うか、又は薄いシート状金属の概念(ドイツ語で“Blech”(金属板))が、実際にこれが薄い金属板であることを示すのに十分であることを意味する。より薄い金属板が作製されたとはいえ、ジュース用胴部に使用される種類の厚さは、0.3mmを超えない(請求項15)。金属の厚さは、最初の刻印の侵入度に関して見出され得るものであった。像が裏面に現れる場合のみ、材料を「薄い」と見なし、2回目の操作がこれを覆い隠すために必要とされる。
【0012】
塗料等の保護層を用いることによる表面の変化は、実際に変化された面(altered surface)でない。外側層を表面に結合されていると見なすことは可能であるが、これを除去可能である。しかしながら、圧力により形成される表面の変形は、金属板又はPET若しくはプラスチック等の他の材料から除去不可能である表面への直接侵入を構成する。
【0013】
変形の方向は、表面を変化させる垂直圧を用いる刻印に関する別の利点を含んでいる。なぜなら、胴部又は蓋部を仕上げ処理する場合に容易に刻印可能だからである。横方向の動きを直接適用可能であるが、かかる動きは必要とされない。
【0014】
本発明により、仕上げ処理製品において覆い隠される、確実に読み取り可能な記号が得られる。例えば、この記号をエンボス加工する利点は、印刷記号の場合には可能であったが、これを除去不可能なことである。刻印された記号は、金属板の認識可能面に鏡像を必ず残すが、これをスクランブル処理可能であり、これにより記号が完全に覆い隠されることを保証する。粗い表面が像に亘って刻印され、これを完全に覆い(隠し)、そして殆ど判読できないようにする。
【0015】
「スクランブル」スタンプを作製する一法は、放電加工を用いることである。これは、最初のエンボス加工(模様)の裏面に伸長するであろう。最初の刻印の反対側での2回目の表面変化として、放電加工を裏面の像に直接適用することも可能である(請求項14)。この処理は、表面に侵入するため圧力変形に相当する研磨紙を用いた処理か、又は表面粒子を除去する放電加工に匹敵可能である;これにより、表面侵入変化(surface penetrating change)を構成する場合もある。
【0016】
実験に基づく実施例では、1/100〜2/100mmの侵入度が蓋部とタブループの正確な金属厚さにより得られることを示している。侵入度は、エンボス加工が加圧、引掻、彫刻又はカッティングにより行われても、又は行われなくても、最初に刻印される面で適度に大きくなる。この深さは、4/100〜5/100mmの範囲である。
【0017】
滑らかな高品質面の反射率と比較して、記号の像を浮き彫りにしなくても、これの認識性により表面の粗い部分において、光の反射は損なわれる。
【0018】
実施例における略図を用いることにより、本発明を更に説明する。
【0019】
各図面において、
図1は、ループ型の柄を備えた引き起こし型タブを有する、例えば飲料用の缶の上側部に関する部分透視図を表し;
図2は、引き起こし型タブ用に使用され得るループ型の柄におけるグリップエンドの上側の要部拡大図を表し;
図3は、裏面に関して図2の切り抜き部を示したものであり;
図4は、本発明の操作による2回目の刻印で記号の像を覆った後の図3における要部拡大図であり;
図4a、図4bは、最初の刻印と2回目の刻印後の表面の変化を説明する図4における断面図であり;
図5は、略図的に示したスタンプ20の裏面において逆の外形として、いずれかの像に組み合わさられた、2回目の処理における刻印の種々の考え得る別の手段について概略的に図示したものであり;
図6、図7、図8は、実際の金属部分における断面を示している。
【0020】
図1に示されている容器は、薄いシート状の金属から構成されており、薄い金属板から構成されている蓋部3で密閉されている。後者は、蓋部のタブ3aの領域の継ぎ目に表れ、タブを端から端に、少なくとも部分的に引き起こすことにより、開口可能となる。引き起こし開口を開始し、そして進めるために、リベット4によって、蓋部のタブ3aの一端近傍に固定される輪(ループ)5を形成する。他端におけるグリップ部6を持ち上げ、引き起こし、そして開口に押し込むことが可能である。
【0021】
グリップ式ループ5のグリップ6における一端の拡張部(図1を参照)は、下から見出されるように、図2に示されている。従って、この部分は、表面6a、即ち下からグリップ式ループの末端が見える。エンボス加工の記号を、グリップ末端近傍の表面に刻印した。この場合、数字を表した暗号が、3種類の独立したシステム7a、7b及び7cを領域3a’に配置して含む表面に彫刻又は引掻された。
【0022】
使用されるシート状の金属が極めて薄いので、暗号7の刻印によるタブの像8(図2を参照)を裏面に形成することは避けられない。この場合、図形8a、8b及び8cが、領域3a’に見出され得るため、図3により上側6bに現れる。グリップループにエンボス加工される暗号7を覆い隠す、即ちグリップ領域6の下側であるけれども、これらを、図3に示すように、外側から直接解読可能である。
【0023】
図4は、この像が、織り込み、パターン化又は斜交平行線の陰影付与(ハッチング)による2回目の刻印によって覆われたことを示している。グリップループのグリップ末端6における認識可能な外側6bを再び示す。暗号7がエンボス加工されたグリップ部の下側の位置に対応して、上側を、図4の10’で示したように、2回目の刻印10により織り込む。この場合、織り込みは、簡易な(細い)ハッチング処理である。
【0024】
次の(2回目の)刻印は、織り込みされた場所の表面において対応するパターンを示す特定構造化(特定パターン化)スタンプ10’を用いて作製される。
【0025】
織り込みにより、保護層を表面に施すことなく表面を変化させる。塗料又は他の被膜を像8上に載置しないが、表面における織り込みそれ自体を変化させ(構造化、ハッチング、又はその他の侵入賦形処理(penetrating shaping process))、これにより、削り取り又はその他の方法での除去を不可能にする。この織り込みによる変化は、事前の刻印7の像8が、例えば図4に示される規則的に線引きされる領域10’に見出される領域に限定される。この領域は、グリップエンド(部分6)を含む、強化されたエッジ部6c(例えば、シート状金属ループの新形態エッジ)内に配置する。
【0026】
表面変化の説明に関して、図4aにおいて、部分3a’の断面について説明する。像の右半分は、最初の刻印7が施され、裏面、即ち外側面6bに明確な像8a’、8a”を形成したことを示している。図4aにおける左半分の像は、外側(6b)での表面変化が図3のものに対応していることを示している。本明細書において、本発明者等は、構造11の形での織り込みを有している(図5で更に説明される)。この表面への侵入度t11を示している。
【0027】
最初の刻印7a’、7a”の侵入度t7は明らかである。シート状金属の断面構造を変化させ、そして像を反対側に押圧する。この像を浮き彫りにすることも可能であり、又は変化された内部構造により、別の方法での滑らかな表面を通して像を認識可能となる。図3の8aに対応する認識可能な像8a’、8a”を覆う又は不鮮明にする(obscuring)ために、像の側において、2回目の表面変化を必要とする。これを表面上に強固に設定し、これにより、直接的に誘導される表面変化により、関連する領域において不規則性を生じさせる意味において、表面の結合性、滑らかさ、又は品質を変化させる。像を覆い隠すことについて上述した侵入度t11は、本質的にt7より小さい。
【0028】
2種類の侵入度間の割合は、6b側のより強固な最初の刻印11が6a側において依然として認識可能となるようにする。しかしながら、織り込み11により覆い隠されているため、予め形成された像8a’、8a”をこれ以上認識することはできない。
【0029】
2回目の表面変化は、深度が低いばかりでなく、最初の変化と比較して、表面により重点を置いている。最初の刻印を更に強く局在化させて、記号を識別可能にする。2回目の変化は、記号を覆い隠すための表面に限定される。しかしながら、これらの両方により、表面に対して直ちにかつ直接的に影響を与え、これにより、当該領域と恒久的に固定されかつ結合される。片面(6a)から見ると、記号は明瞭であるが、逆側(6b)から見ると、覆われている。本発明者等は、主として、シート状の金属部品にたずさわっているが、プラスチック又は表面構造に新形態をとらせることの可能な他の物質等のその他の材料にも適用可能である。刻印の概念は、最初と2回目の侵入割り込み(penetrating intrusion)に関する操作を憶えることにより適当な処理にも適用され得る。
【0030】
織り込み(構造化又はハッチング)を、図4に示される方法よりも別の方法で形成することも可能である。スタンプ20の刻印面に関する幾つかの例示を図5に示す。11において、鋸状の織り込み模様をエンボス加工する。部分12において、極めて小さな十字状の強固に充填されている刻印から構成されている織り込み模様を示している。13において、交差したハッチングを示しており、これは、2回目の刻印後、反対に現れる。図5における全ての織り込みを組み合わせた形態で描き、そしてこれを施した場合、領域10”全体を覆って、6b側の表面構造を変化させる。境界10”の範囲は、3種類の像8a、8b及び8cを含むように計算され、そして図4で説明したように、境界10’を含む四辺形に既に近づけた規則正しい境界(境界線)を形成するように計算される。
【0031】
図2〜4に示したように、グリップループの領域3a’上に暗号及び2回目の刻印を配置する代わりに、蓋部のタブ3aは、対応するエンボス加工処理暗号を有することも可能であるが、この場合、蓋部の外側における適当な領域を、2回目の刻印により織り込むか、又はハッチングする必要もある。
【0032】
この処理は、薄い表面領域に刻印される暗号又は記号を覆い隠す目的である任意の領域に適用可能である。
【0033】
図6では、肉眼で見える側(認識側)における暗号7、7’、7”についての例を示している。像8、8’、8”は、図7において見られる。本発明者等は、図8において、円形の織り込み刻印11(図5のパターンに類似)についての例を示しているが、下側の暗号番号8をまだ刻印していない。
【0034】
図7と図8を組み合わせることにより、「暗号化」された刻印となる。織り込み11を、暗号7、7’、7”の最大幅に亘って伸びている限定外側領域10”’に形成する。境界線は規則的であり、円形に配置された7本の刻印線の形状と異なっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、ループ型の柄を備えた引き起こし型タブを有する、例えば飲料用の缶の上側部に関する部分透視図を表す。
【図2】
図2は、引き起こし型タブ用に使用され得るループ型の柄におけるグリップエンドの上側の要部拡大図を表す。
【図3】
図3は、裏面に関して図2の切り抜き部を示したものである。
【図4】
図4は、本発明の操作による2回目の刻印で記号の像を覆った後の図3における要部拡大図である。
【図4a】
図4aは、最初の刻印と2回目の刻印後の表面の変化を説明する図4における断面図である。
【図4b】
図4bは、最初の刻印と2回目の刻印後の表面の変化を説明する図4における断面図である。
【図5】
図5は、略図的に示したスタンプ20の裏面において逆の外形として、いずれかの像に組み合わさられた、2回目の処理における刻印の種々の考え得る別の手段について概略的に図示したものである。
【図6】
図6は、実際の金属部分における断面を示している。
【図7】
図7は、実際の金属部分における断面を示している。
【図8】
図8は、実際の金属部分における断面を示している。
Claims (18)
- 薄い金属板、好ましくは飲料用の缶に隠された記号を付与する方法であって、
認識可能で且つ読み取りやすい記号(7)をシート状金属の片面(6a)にエンボス加工によって付与し、
次いで、上記記号の付与された金属板の裏面を刻印(10,11,12,13)し、これにより上記片面の刻印記号(7)の認識性及び読み取り性を保持するが、最初の刻印により裏面に現れる鏡像(8)を次の刻印(10)により覆う、特に不鮮明にすることを特徴とする方法。 - 次いで、最初の刻印(7)による像(8)の裏面を、最初の刻印後に、織り込みにより又はハッチング処理による2回目の刻印によって覆う請求項1に記載の方法。
- 蓋部(3)のタブ(3a)の内側での最初の刻印が、蓋部のタブの対応領域を蓋部の外側からの刻印(10)により、覆われ、又は解読できないようにされる請求項1又は2に記載の方法。
- タブ(3)引き起こし用の、薄いシート状金属から作製されたグリップループ(5)のグリップ下側(6a)における最初の刻印(7)による像が、グリップ領域(6)の外側(6b)での2回目の刻印により覆われる請求項1又は2に記載の方法。
- シート状金属を薄くして、これにより最初の刻印(7a、7b、7c;7)によって、裏面から認識可能な像(8a、8b、8c;8)が、これをエンボス加工又は浮き彫りにしない場合であっても形成される請求項1に記載の方法。
- 2回目の刻印により、限定された領域(10’、10”、10”’)の表面を変化させ、これにより、像(8)に隣接する、最初の刻印による影響を受けない部分と比較して、表面の滑らかさ又は品質を低下させる請求項1に記載の方法。
- 最初の刻印で記号(7a、7’、7a’)を形成し、これが彫刻、引掻又はその他の方法で表面に侵入する請求項1に記載の方法。
- より幅広く伸び(10’)且つ表面の深度をより浅くする、裏面(6b)上の次の刻印と比較して、より強く局在化された領域(7a’、7a”)の表面に最初の刻印がより明瞭に侵入して、該表面を変化させる請求項1又は7に記載の方法。
- 次の刻印により、裏面の限定部分(10”’)にポイントパターン(11)を形成する請求項1に記載の方法。
- 当該缶の胴部、底部、蓋部(2)又は引き起こし型蓋部(2)に取り付けるための引き起こし型タブ(5)等の缶(1)における薄いシート状金属部分であって、
(i)認識可能で、読み取りやすい記号又は又は同一物(7)を、最初の刻印、特に刻み目付与により内面(6a)にエンボス加工し、
(ii)外側面(6b)に現れる最初の刻印による像(8、8’、8”)を表面刻印(10;11;12;13)により覆って、少なくとも実質上読み取り困難とすることを特徴とする薄いシート状の金属部分。 - 薄いシート状材料の部分、特に請求項10に記載のシート状金属製の缶用の蓋部(2)又はグリップループ(5)であって、覆い隠される内側の記号(7、7’、7”)に対する外側の像(8)を、表面(10;11;12;13)の構造を変化させる操作の意味での織り込み、パターン化又はハッチングにより次の刻印で表面を覆うことを特徴とする薄いシート状材料の部分。
- シート状の金属部分の読み取り困難性は、実際に読み取り不可能であることを意味する請求項10に記載の金属板部分。
- シート状の金属部分が飲料用の缶の一部である請求項10又は11に記載の金属板部分。
- 表面、特に飲用に適した液体(飲料)用の缶におけるシート状の金属面に隠された記号を付与する方法であって、
認識可能な記号(7)が、表面の少なくとも限定部分において、片面(6a)での最初の刻印を強固に侵入させることによって作製され、
2回目の弱侵入刻印が裏面(6b)で作製され、これにより、表面(10;11;12;13)を、
片面での最初の刻印により作製された記号(7)の認識性が保持され、
裏面での最初の刻印により形成される像(8)が、2回目の刻印(10;11l;12)により覆い隠され且つ本質的に判読不可能とされる、
程度に変化させることを特徴とする方法。 - シート状の金属の厚さが0.3mm未満である請求項1又は14に記載の方法。
- 請求項1又は14に記載の方法により得られる金属板の部分。
- グリップ(6)の薄い金属部分(3a’)に、賦形エッジ部(6c)により少なくとも3面で固定される引き起こし型ループ(5)を形成して、最初と2回目の刻印が各表面の反対側に設けられる請求項10,11又は16に記載の金属板部分。
- 最初の刻印による侵入度が、裏面での2回目の刻印による侵入度より高く、即ち2回目の刻印による侵入度(t11)が、最初の刻印による侵入度(t7)未満である請求項1又は14に記載の方法。
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