JP2004512330A - 殺虫活性を有するチアゾール誘導体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
a)Xが脱離基である、式(II)の化合物を、ハロゲン化剤と反応させ、Wがハロゲン原子である、式(III)の化合物を得、;そして
b)得られた式(III)の化合物を、R1 、R2 、Y、Z、及びQが請求項1において定義された通りである、式(IV)の化合物と反応させ;ここで方法のステップa)による式(III)の化合物の製造が、形成した反応物を酸性のpH範囲の水で処理する精製ステップを含む、を含む前記製造方法;上述の方法a)による式(III)の化合物の製造方法及び上で詳述された方法中の式(II)、(III)及び(IV)の化合物の使用が記載される。
Description
本発明は、各場合において遊離の形態又は塩の形態にある、以下の式:
【化7】
{式中、
QはCH又はNであり;
YはNO2 又はCNであり;
ZはCHR3 、O、NR3 又はSであり;
R1 及びR2 は互いに独立にH、非置換又はR4 −置換C1 −C8 アルキルであるか、或いは一緒になって2又は3の炭素原子を有するアルキレン橋を形成し、上記アルキレン橋は、場合によりNR5 、O及びSからなる群から選ばれるヘテロ原子を含み、
R3 はH或いは非置換又はR4 −置換C1 −C12アルキルであり、
R4 は非置換又は置換アリール或いはヘテロアリールであり、そして
R5 はH又はC1 −C12アルキルである。}により表される化合物、そして場合により、そのE/Z−異性体、E/Z−異性体混合物及び/又は互変異性体の製造方法であって、以下のステップ:
a)以下の式:
【化8】
{これは、既知であるか又は既知の方法によって製造可能なものであり、そしてXは脱離基である。}により表される化合物を、ハロゲン化剤と反応させて、各場合において遊離の形態又は塩の形態にある、以下の式:
【化9】
{式中、Wがハロゲン原子である。}により表される化合物又は場合により互変異性体を得;そして
b)得られた式(III)の化合物を、以下の式:
【化10】
{式中、R1 、R2 、Y、Z及びQが上記の式(I)の化合物について与えられた意味を有する。}により表される化合物と反応させ、;
ここで方法のステップa)による式(III)の化合物の製造が、形成した粗生成物を酸性のpH範囲の水で処理する精製ステップを含む、を含む前記製造方法、上記の方法a)による式(III)の化合物の製造方法、及び上で詳述された、方法中の式(II)、(III)及び(IV)の化合物の使用に関する。
【0002】
式(1)の化合物は、有益な殺虫剤として知られており、それらの製造法は、文献に記載されている。特別には、式(III)の重要な化合物の多様な製造方法が記載されている。しかし、文献により知られているこれらの製造方法については、得られた上記の式(III)の化合物及び殺虫効果を有する式(I)の化合物についてもその純度に関する重大な問題が生じることが発見された。式(III)の化合物の副生成物は、大きな生成物の損失を伴う蒸留、そして複雑で時間のかかる測定方法のみによってしか分離除去することができない。それらは、式(III)の化合物の温度安定性を深刻に損ない、そしてそれは、重大な問題及び製造作業における長時間のサイクルに導く。さらに、式(III)の化合物の増加した純度は続くステージにおいて達成される収率にも正の効果を有する。同様の既知の方法は、例えば、収率、式(III)の化合物の保存安定性、合成サイクルの耐性、体積収率、生態学的及び毒物学的見地から問題となる廃棄物質の処分、未反応の出発物質の再利用等の他のパラメーターに関して決定的な不利益を有する。したがって、式(I)の化合物の製造法、そして特には式(III)の化合物の製造法の改良法を提供する必要がある。
【0003】
式(III)の化合物の精製のためには、文献中に多様な方法が提案されている、そのようなものには例えば、有機溶媒中での化合物(III)の塩酸塩の形成、続く濾過及び例えば塩基を加えることによる上記化合物の遊離、;式(III)の粗化合物を好適な溶媒から結晶化することによる精製;溶媒の蒸発及び続く減圧下での分留により精製すること;大量の水性塩基による有機生成物相の洗浄;又はその他の大量の水による固体有機生成物相の洗浄がある。
【0004】
これらの方法には、しばしば式(III)の化合物の収率を比較的低くする、及びその品質が続くステージで使用するのに適当でない、という不利益を有する。例えば、分留中に、式(III)の化合物に類似した沸騰による2次成分を分離除去することはできない。仮りに反応物を高pHの大量の水と接触させると、望ましくない加水分解生成物が生成し、そしてそれが今度は収率の決定的な損失へと導く可能性がある。加えて、特には、式(I)の殺虫活性のある化合物に関しては権威的な取り決めがないことがわかっている。:式(III)の化合物の製造において高収率及び高純度であったとしても、化合物(III)のこれまでに既知の精製方法の使用は続くステージにおいて、非常に著しい茶色のそして比較的低収率の形態の式(I)の化合物を生じる。驚くべきことに、本発明によって権利を主張されている式(III)の化合物の精製方法は、生成物の外観は純白からベージュでなければならない、とする判定基準を直接的に満足させるものであることがわかった。
【0005】
上記の分離除去の困難な副生成物は、中でも、以下の式:
【化11】
により表される2,5,5−トリクロロ−5,6−ジヒドロ−4H−〔1,3〕チアジン;そして、以下の式:
【化12】
により表される2,5−ジクロロ−6H−〔1,3〕チアジンである。
【0006】
式(V)の化合物は、通常、式(III)の化合物の製造中に生成する最も重要な副生成物である。それは、しばしば式(III)の化合物に基づいて重量で6〜10%の量で形成される。式(V)及び(VI)の化合物は多段単層又は分画カラムを用いた蒸留によっても不適切にしか分離されないことがわかっている。それらは式(III)の化合物の合成を妨害し、その収率及び品質を低下させる。
【0007】
驚くべきことに、我々は、式(III)の化合物の製造中に形成する副生成物を比較的簡単に分離除去できる単純な方法を発見した。上記方法は、本質的には、式(III)の化合物及びおそらく、以下の式:
【化13】
で表される未反応の化合物を含む反応物を酸性のpH範囲にある水と接触させ、そしてその後、目的とする式(III)の化合物を単離することを含む。このために、水性の酸又は単に水を酸性の反応系に加えた。以下の2つの特別な実施態様が、特に重要である。すなわち、それらは、
【0008】
a1):式(III)の化合物の合成に続いて、反応物を水性の酸、好ましくは濃塩酸で処理する。使用された溶媒が水溶性ならば特に、いくらかの又はそうでなければすべての溶媒の蒸発に続いて有利に実行される。式(III)の化合物を塩酸塩として形成する反応混合物から酸性の水相中へ移行させる。容易に加水分解される副生成物が分解されるが、目的とする生成物は分解されない。この精製過程においては、上記生成物はその後、例えば水性の生成物相のpHを高めること、例として水による希釈又はいくらかの塩基を加えること、そして遊離した式(III)の化合物を有機相にとり込むことによって回収される。特別に好ましい実施態様においては、得られた式(II)の化合物はその後、蒸留される。又は
【0009】
a2):式(III)の化合物の製造の前に、場合によりいくらかの溶媒の蒸留の後、水を反応物に加える。式(II)の化合物と塩素化剤との反応中に遊離される酸によって、この操作の間、水相では低pHが確立される。上記水相はその後再び有機相から分離され、又は相分離することなく溶媒とともに蒸留により除去されることができる。特別に好ましい実施態様においては、ごく少量の水しか加えられないため、その量は、存在する加水分解可能な副生成物を低揮発性の化合物に変換するのに満足なものである。この変法中では、したがって溶媒から水を分離除去する必要がないか又は共沸蒸留によって溶媒から除去される。特別に好ましい実施態様においては、得られた式(II)の化合物はその後、蒸留される。のいずれかである。
【0010】
式(I)〜(IV)のいくつかの化合物は、不斉炭素原子を含み、その結果、上記化合物は光学活性を有する形態で生成する。式(I)〜(IV)はこれらの可能な異性体及びそれらの混合物を含むことを意味しており、例としてラセミ体又はE/Z−異性体混合物がある。
【0011】
別に定義されない限り、以上及び以下に使用される一般的な用語は、以下に列記される意味を有する:
【0012】
他の方法で定義されない限り、炭素を含む基及び化合物は各場合において1〜8(含む)、好ましくは1〜6(含む)、主に1〜4(含む)、特別には1又は2の炭素原子を有する。
【0013】
アルキル−それ自体が基として並びにハロアルキル、アリルアルキル又はヒドロキシアルキルのような他の基及び化合物の構造的要素として−は、場合ごとにそれが含まれる対応する基又は化合物中に存在する炭素原子数を各場合において適切に考慮して、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルのような直鎖、或いは例えばイソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル又はイソヘキシルのような分枝である。
【0014】
アルケニル−それ自体が基として並びにハロアルキル又はアリルアルケニルのような他の基及び化合物の構造的要素として−は、場合ごとにそれが含まれる対応する基又は化合物中に存在する炭素原子数を各場合において適切に考慮して、例えばビニル、1−メチルビニル、アリル、1−ブテニル又は2−ヘキシル或いは例えばイソプロペニルのような分枝である。
【0015】
アルキニル−それ自体が基として並びにハロアルキニルのような他の基及び化合物の構造的要素として−は、場合ごとにそれが含まれる対応する基又は化合物中に存在する炭素原子数を各場合において適切に考慮して、例えばプロパルギル、2−ブチニル又は5−ヘキシニルのような直鎖或いは例えば2−エチニルプロピル又は2−プロパルギルイソプロピルのような分枝である。
【0016】
C3 −C6 シクロアルキルはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルであり、特別にはシクロヘキシルである。
【0017】
アリールはフェニル又はナフチルであり、特別にはフェニルである。
【0018】
ヘテロアリールは、単環の芳香5〜7員環であって、N、O及びS、特別にはN及びSから成る群から選ばれる1〜3のヘテロ原子を有するものを、或いは2環式ヘテロアリールであって、それぞれが互いに独立に、N、O及びSから選ばれる1又はそれより多いヘテロ原子を例えば、キノリニル、キノキサリニル、インドリニル、ベンゾチオフェニル又はベンゾフラニルのように1つの環のみに又はそうでなければ例えば、プテリジニル又はプリニルのように両方の環に含むことができるものを意味すると理解される。好ましくは、ピリジル、ピリミジニル、チアゾイル又はベンゾチアゾイルである。
【0019】
ハロゲン−それ自体が基として並びにハロアルキル、ハロアルケニル及びハロアルキニルのような他の基及び化合物の構造的要素として−は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素であり、特にフッ素、塩素又は臭素であって、特別には塩素又は臭素、非常に特別には塩素である。
【0020】
ハロアルキル又はハロアルケニルのようなハロゲンで置換された炭素を含む基又は化合物は、部分的にハロゲン化又は過ハロゲン化されることができ、複数回のハロゲン化の場合には、ハロゲン置換基は同一又は異なる。ハロアルキル−それ自体が基として並びに他の基及び化合物の構造的要素として−の例は、CHF2 又はCF3 のようなフッ素、塩素及び/又は臭素で1〜3置換されたメチル、;CH2 CF3 、CF2 CF3 、CF2 CCl3 、CF2 CHCl2 、CF2 CHF2 、CF2 CFCl2 、CF2 CHBr2 、CF2 CHClF、CF2 CHBrF又はCClFCHClFのようなフッ素、塩素及び/又は臭素で1〜5置換されたエチル;CH2 CHBrCH2 Br、CF2 CHFCF3 、CH2 CF2 CF3 又はCH(CF3 )2 のようなフッ素、塩素及び/又は臭素で1〜7置換されたプロピル又はイソプロピル;及びCF(CF3 )CHFCF3 又はCH2 (CF2 )2 CF3 のようなフッ素、塩素及び/又は臭素で1〜9置換されたブチル又はその異性体の1のようなハロアルケニルである。ハロアルケニルは例えばCH2 CH=CHCl、CH2 CH=CCl2 、CH2 CF=CF2 又はCH2 CH=CHCH2 Brである。
【0021】
以上及び以下において、脱離基Xは、当業者において知られているように、化学反応において慣用されているすべての好適な開裂可能な基を意味すると理解されている;特にフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、−O−C(=O)−A、−O−P(=O)(−A)2 、−O−Si(C1 −C8 アルキル)3 、−O−(C1 −C8 アルキル)、−O−アリール、−O−S(=O)2 A、−S−P(=O)(−A)2 、−S−P(=S)(−A)2 、−S−(C1 −C8 アルキル)、−S−アリール、−S(=O)A、−S(=O2 )A、又は−O−C(=O)−Aのようなハロゲンであって、ここでAは、場合により置換C1 −C8 アルキル、置換C2 −C8 アルケニル、置換C2 −C8 アルキニル、場合により置換されたアリール、場合により置換ベンジル、置換C1 −C8 アルコキシ又は置換ジ−(C1 −C8 アルキル)アミンであって、ここでアルキル基は相互に独立であり;NO3 、NO2 又は硫酸塩、亜硫酸塩、リン酸塩、亜リン酸塩、カルボン酸塩、イミノエステル、N2 或いはカーバメートである。
【0022】
式(I)〜(IV)の化合物のうちのいくつかは互変異性体として存在することができる。したがって、各場合においてそれが特別に言及されていなくても、上記及び下記のこれらの化合物は対応する互変異性体をも意味すると理解される。
【0023】
少なくとも1の塩基性の中心を有する式(I)〜(IV)の化合物は、例えば酸付加塩を形成することができる。これらは、例えば、鉱酸のような強い無機酸、例として過塩素酸、硫酸、硝酸、亜硝酸、リン酸もしくはハロゲン化水素酸、場合により例えばハロゲン−置換C1 −C4 アルカンカルボン酸のような強い有機カルボン酸、例として酢酸、場合により不飽和のジカルボン酸のような強い有機カルボン酸、例としてシュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸もしくはフタル酸、ヒドロキシカルボン酸のような強い有機カルボン酸、例えばアスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸もしくはクエン酸、又は安息香酸のような強い有機カルボン酸、或いは場合により例えばハロゲン−置換C1 −C4 アルカン−又はアリールスルホン酸のような有機スルホン酸、例としてメタン−又はp−トルエンスルホン酸と反応して形成される。加えて、少なくとも1の酸基を有する式(I)〜(IV)の化合物は塩基と塩を形成することができる。塩基と反応して形成される好適な塩は、例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属のような金属塩、例えばナトリウム、カリウム又はマグネシウム塩、或いは、モルフォリン、ピペリジン、ピロリジン、モノ−、ジ−もしくはトリヒドロキシ−低級アルキルアミン、例えばエチル−、ジエチル−、トリエチル−もしくはジメチル−プロピルアミン又はモノ−、ジ−又はトリヒドロキシ−低級アルキルアミン、例えばモノ−、ジ−又はジメチル−トリエタノールアミンのようなアンモニアを有する塩又は有機アミンである。さらに、所定の場合には対応する内部の塩が形成されることができる。以上及び以下において、式(I)〜(IV)の化合物は式(I)〜(IV)の化合物の遊離の形態及び対応する塩の形態の両者を意味すると理解される。同様の記述が式(I)〜(IV)の化合物の互変異性体及びその塩にあてはまる。式(I)及び(III)の化合物の場合、一般に各場合において遊離の形態の製造過程について好ましい形態が与えられる。
【0024】
本発明の範囲内においては、以下の:
(1)式(I)の化合物の製造方法であって、ここで式(I)及び(IV)の化合物においてR1 及びR2 は、互いに独立なH又はC1 −C4 アルキル、或いは一緒になって2又は3の炭素原子を有するアルキレン橋であって、場合によりNR5 、O及びSから成る群からのヘテロ原子を含み、R5 がC1 −C4 アルキルであるものを形成し;
特には水素又は一緒になって2又は3の炭素原子を有するアルキレン橋であって、場合によりNR5 及びOから成る群からのヘテロ原子を含み、R5 がC1 −C4 アルキルであるもの;
特別にはR1 及びR2 は一緒になって−CH2 −O−CH2 −、−CH2 −CH2 −CH2 −又は−CH2 −CH2 −であり;
(2)式(I)の化合物の製造のための上記の位置(1)による方法であって、ここでQがNであり;
【0025】
(3)式(I)の化合物の製造のための上記の位置(1)及び(2)による方法であって、ここでYがNO2 であり;
(4)式(I)の化合物の製造のための上記の位置(1)〜(3)による方法であって、ここでZがNR3 であってR3 がH又はC1 −C4 アルキルであり;
(5)上記の位置(1)〜(4)による方法であって、ここで方法のステップa)において反応温度が−30℃から溶媒の沸点までの範囲にあり;特には−20℃〜+60℃;特別には+40℃と+60℃の間であって、同様に好ましくは+10℃〜+30℃であり、
【0026】
(6)上記の位置(1)〜(5)による方法であって、ここで式(II)の化合物中のXがフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、のようなハロゲン、−O−C(=O)−A、−O−P(=O)(−A)2 、−O−S(=O)2 A、−S−P(=O)(−A)2 、−S−P(=S)(−A)2 、−S(=O)A、又は−S(=O)2 Aであって、ここでAが場合により置換C1 −C8 アルキル、置換C2 −C8 アルケニル、置換C2 −C8 アルキニル、場合により置換アリール、場合により置換ベンジル、置換C1 −C8 アルコキシ又は置換ジ−(C1 −C8 アルキル)アミンであって、上記のアルキル基が相互に独立しており;特にはXが塩素、臭素又はヨウ素であり;特別には塩素又は臭素であり;非常に特別には好ましくはXは塩素であり;
(7)上記の位置(1)〜(6)による方法であって、式(III)の化合物の反応混合物の調製中に水相が4未満のpH;好ましくは2未満;特別には1未満であり;
【0027】
(8)上記の位置(1)〜(7)による方法であって、ここで調製の変法a1)中の式(III)の化合物の抽出が水性の塩酸臭化水素酸又はヨード化水素酸、リン酸、硫酸、硝酸或いは過塩素酸中で行なわれ;10〜50重量%濃度の塩酸水溶液、特には30〜40重量%、特別には37重量%が特別に好適である。式(III)の化合物のWの基に対応するアニオンを有するハロゲン化水素酸を使用することも好ましく;
【0028】
(9)位置(1)〜(7)による方法であって、ここで調製の変法a2)の場合、使用された式(II)の化合物に基づいて500モル%まで、特には100モル%、好ましくは30モル%までの水;非常に特には、使用された式(II)の化合物に基づいて20モル%までの水;特に好ましくは、式(II)の化合物に基づいて10モル%までの水が反応混合物に加えられ;
(10)上記の位置(1)〜(9)による方法であって、ここで式(III)の化合物中のWが塩素であり;
(11)PCT出願公開第WO98/32747号により知られているチアメトキサム;及びヨーロッパ特許出願第EP−A−446913号により知られているTi−435(クロチアニジン)の製造のための上記の位置(1)〜(10)による方法。
が好ましい。
【0029】
方法のステップa):
以上及び以下に記載された方法のステップa)の反応は、必要な場合には、密封容器中、圧力下、不活性ガス大気中及び/又は無水条件下で実行される。特に有益な反応条件を実施例中に示す。
【0030】
好適な塩素化剤は、特には塩素、POCl3 、PCl3 、PCl5 又はSO2 Cl2 であり;好ましくは塩素又はSO2 Cl2 、非常に特別には塩素とSO2 Cl2 の混合物又は塩素とSO2 の混合物である。
【0031】
反応物質は各場合において、そのままで、つまり溶媒又は希釈剤の添加をすることなく、例えば溶解物として1ずつ反応させることができる。しかしながら、ほとんどの場合において、非プロトン性の反応条件下、不活性の溶媒又は希釈剤又はそれらの混合物を添加することは有益である。言及することのできるそのような溶媒又は希釈剤の例は:ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、テトラリン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン、ニトロベンゼン、ニトロメタン、ニトロエタン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン;ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン又はテトラクロロエテンのような芳香族の、脂肪族の及び脂環式の炭化水素及びハロゲン化された炭化水素;ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジメトキシジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエーテル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン又はヘキソメチルホスホラミドのようなアミド;アセトニトリル又はプロピオニトリルのようなニトリル;及びジメチルスルホキシドのようなスルホキシド;ニトロメタン又はニトロベンゼンのようなニトロ化合物;又はそのような溶媒の混合物である。
【0032】
特に好ましい溶媒は、水と混和できない、無極性−非プロトン性の溶媒であって、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、1,2−ジクロロエテン、1−クロロプロパン、クロロベンゼン又は1,2−ジクロロベンゼンのようなハロゲン化されたアルカン及びハロゲン化された芳香族化合物のようなハロゲン化された炭化水素、又はそのような溶媒の混合物である。しかし、つけ加えると、無極性−非プロトン性の溶媒もまた好適であり;例えばニトロメタン又はニトロベンゼン;アセトニトリル、プロピオニトリル又はブチロニトリルのようなカルボニトリル;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又は1−メチルピロリドン−2−オンのようなカルボキサミド;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド;スルホラン;ヘキサメチルホスホラミド;1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン;テトラメチルウレアのような尿素誘導体;又はそのような溶媒の混合物である。
【0033】
仮りに方法のステップa)による反応が水と混和できる溶媒中で実行された場合、変法a1)による酸による抽出のために、水と混和できない、そして酸に対して不活性な追加の溶媒が加えられなくてはならない。この目的のための好適な溶媒は、中でも特に、好ましいとされた上述の水と混和できない溶媒であり、そして例えばベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族の溶媒もまた好ましい。
【0034】
好ましくは、抽出の後はさらなる精製ステップ、例えば蒸留又は結晶化によって精製前の式(III)の生成物の精製、が続く。
【0035】
閉環しない副生成物及び塩基性の窒素基を有しない化合物が溶媒中に残っており、溶媒によって分離除去されうることが発見された。この点については、抽出はバッチ式で又はそうでなければ、向流の抽出カラム中で連続的に実行することができる。水相からの式(III)の生成物の逆抽出は、例えば不活性の、水と混和できない溶媒によって実行することができる。逆抽出もまたバッチ式で又は連続的に行うことができる。上記溶媒は結果的に減圧下で蒸留により除去され、残った生成物の溶解物は引き続く合成ステージのために直接的に使用されるか、又は仮りに必要であれば例えば蒸留のようなさらなる精製操作がその後実行される。
【0036】
変法a2)による調製の場合、式(III)の化合物の合成中に形成する反応混合物は好ましくは20〜60℃で水と混合される。この調製の変法の場合においてもまた、溶媒はその後有利に減圧下で蒸留により除去され、残った生成物の溶解物は引き続く合成ステージのために直接的に使用されるか、又は例えばオーバヘッド蒸留のようなさらなる精製操作により後処理される。
【0037】
方法のステップb):
反応物質は各場合において、そのままで、つまり溶媒又は希釈剤の添加をすることなく、例えば溶解物として、1ずつ反応させることができる。しかしながら、ほとんどの場合において、不活性の溶媒又は希釈剤又はそれらの混合物を添加することは有益である。そのような溶媒又は希釈剤の例は:ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、テトラリン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン、ニトロベンゼン、ニトロメタン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエテン又はテトラクロロエテンのような芳香族の、脂肪族の及び脂環式の炭化水素又はハロゲン化された炭化水素;エチルアセテート、メチルアセテート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エトキシエチルアセテート、メトキシエチルアセテート、エチルホルメートのようなエステル;ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジメトキシジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエーテル;アセトン、メチルエチルケトン又はメチルイソブチルケトンのようなケトン;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール又はグリセロールのようなアルコール;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルホスホラミドのようなアミド;アセトニトリル又はプロピオニトリルのようなニトリル;及びジメチルスルホキシドのようなスルホキシド;又はそのような溶媒の混合物である。仮りに各反応が塩基の存在下で行なわれ、塩基が過剰に用いられた場合、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルフォリン又はN,N−ジエチルアニリンのようなものも溶媒又は希釈剤として働くことができる。各場合における好適な溶媒は実施例において示される。例えば相転換触媒のような触媒の添加もまた有益である。
【0038】
上記反応は好ましくはほぼ0℃〜ほぼ+180℃の温度、特には約+10℃〜約+80℃、多くの場合では室温と溶媒の還流温度の間で行なわれる。特に好ましい方法のステップb)の実施態様においては、式(IV)の1の化合物を0℃〜120℃で、特には20℃〜80℃で、好ましくは30℃〜70℃で、エステル中、特にはジメチルカーボネート、かつ好ましくは塩基、特にはK2 CO3 、の存在下で反応させる。
【0039】
好ましくは反応は大気圧下で行なわれる。反応時間は決定的なものではない;0.1〜48時間、特には0.5〜12時間の反応時間が好ましい。生成物は、例えば濾過、結晶化、蒸留又はクロマトグラフィー、或いはそのような方法のいずれかの好適な組合わせである慣用方法を用いて単離される。達成された収率は通常は良好である。理論値である80%の収率はしばしば達成することができる。反応が行なわれる好ましい条件は実施例に示す。
【0040】
式(I)〜(IV)の化合物の塩はそれ自体知られている方法によって製造される。したがって、例えば酸付加塩は、好適な酸又は好適なイオン交換剤で処理することにより得られ、塩基付加塩は好適な塩基又は好適なイオン交換剤で処理することにより得られる。
【0041】
式(I)〜(IV)の化合物の塩は、慣用方法により、遊離の式(I)〜(IV)の化合物に変換されることができ、酸付加塩は、例えば好適な塩基性試剤又は好適なイオン交換樹脂による処理によって、そして塩基付加塩は、例えば好適な酸又は好適なイオン交換剤による処理によって遊離の形態に変換されることができる。
【0042】
式(I)〜(IV)の化合物の塩を、それ自体知られた方法により、式(I)〜(IV)の化合物の他の塩に変換することができ、酸付加塩を、例えば塩酸のような無機酸の塩をナトリウム、バリウム、又は銀塩のような好適な金属塩、例えば酢酸銀のような酸で、例えば塩化銀のような無機塩を形成する好適な溶媒中で処理することにより、他の酸付加塩に変換することができ、これは不溶であるため、反応混合物から沈澱する。
【0043】
方法及び反応条件によって、塩−形成性の式(I)〜(IV)の化合物を遊離の形態又は塩の形態で得ることが可能である。
【0044】
各場合において遊離の形態又は塩の形態である、式(I)〜(IV)の化合物及び各場合において任意にその互変異体であるものは、可能な異性体の1又はそれらの混合物の形態であることができ、例えば数次第で、非対称の炭素原子の絶対的及び相対的な立体配置が分子中に発生し、及び/又は分子中に発生した非芳香性の二重結合の立体配置次第で、鏡像異性体及び/又はジアステレオマーのような純粋の異性体、又はエナンチオマー混合物のような異性体混合物、例えばラセミ体、ジアステレオマー混合物又はラセミ体混合物、となり;本発明は純粋な異性体及びすべての可能な異性体混合物に関し、したがって、以上及び以下において、各場合で立体化学的な詳細が特別に示されなくてもそれは理解されるものである。
【0045】
式(I)〜(IV)の化合物又はその塩のジアステレオマー混合物及びラセミ体混合物であって出発物質及び手順の選択によって上記方法又は別の方法によって得ることのできるものは、例えば分別再結晶、蒸留及び/又はクロマトグラフィーという既知の方法により成分の物理化学的相違に基いて純粋のジアステレオマー又はラセミ体に分けることができる。
【0046】
したがってラセミ体のような、得ることの可能なエナンチオマーは、既知の方法によって光学鏡像異性体に分割することができ、その例は、光学活性のある溶媒からの再結晶、例えばアセチルセルロース上の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)であるキラル吸着剤上でのクロマトグラフィー、好適な微生物の助けによるものであって例えばキラルクラウンエーテルを用いる、包接化合物の形成、ここではただ1つのエナンチオマーのみが配位される、を介した、特異的な固定化酵素による分割、又は例えば塩基性の最終基質ラセミ体を光学活性を有する酸と反応させる、ジアステレオ異性の塩への変換であり、光学活性を有する酸には例えばショウノウ酸、酒石酸又はリンゴ酸であるカルボン酸、例えばカンホスルホン酸であるスルホン酸のようなものがある。そしてこの方法、例えばそれらの溶解性の相違に基いた分別再結晶、によりジアステレオマー混合物のジアステレオマーへの分離が行なわれ、上記ジアステレオマーから好適な、例えば塩基性の試剤の作用によって望ましいエナンチオマーを遊離することが可能である。
【0047】
対応する異性体混合物の分離により得られることとは別に、一般に知られたジアステレオ選択的又はエナンチオ選択的な合成方法を用いて、例えば立体化学的に妥当で適切な出発物質を用いて本発明による方法を実行することによって、本発明にしたがって純粋のジアステレオマー又はエナンチオマーを得ることも可能である。
【0048】
式(I)〜(IV)の化合物及びその塩を、その水和物の形態及び/又は使用された他の溶媒を含む形態で得ることが可能であり、例えば、場合により固体の形態で存在する化合物の結晶化のためである。
【0049】
本発明は、それに従って、そのいかなる過程のステージにおいても出発物質又は中間生成物として化合物を得ることができ、そしてすべての又はいくつかの残りのステップが実行され、又は出発物質が誘導体又は塩及び/又はそのラセミ体又は鏡像異性体又は、特別には反応条件下の形態で使用されるところの上記方法のすべての実施態様に関する。
【0050】
上記方法又はその他の方法によって得られる式(I)、(III)及び(IV)の化合物は、それ自体知られた方法によって、他の対応する化合物に変換されることができる。
【0051】
本発明による方法において、最初に特に価値があると記述された式(I)の化合物又はその塩に導く出発物質及び中間物質を各場合において遊離の形態又は塩の形態で使用することが好ましい。
【0052】
本発明は上述のように方法のステップa)によって式(II)の化合物から式(III)の化合物を製造する方法をさらに提供する。
【0053】
特別には、本発明は実施例に記載された製造方法に関する。
【0054】
式(II)及び(IV)の化合物は、例えば殺虫剤の製造のための中間体として知られており、またはそれらはそれ自体知られている方法によって製造することができる。
【0055】
製造の実施例
実施例H1:3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジンの製造
H1a)2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
31.4gの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール及び8.9gの2−クロロ−3−チオシアネート−1−プロペンを含む40gの予備試験の蒸留からの中間の分画を160gのクロロベンゼン中に導入し、110℃に加熱し、110℃で1時間撹拌する(2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペン中の2−クロロ−3−チオシアネート−1−プロペンの変換)。反応混合物を45〜50℃に冷却し、125.3gの新たな2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペン及び100gのクロロベンゼンを追加する。45〜50℃において、139gの塩化スルフリルを5時間以上計量して加え、その後混合物をさらに45〜50℃で1時間撹拌する。そして圧力を120mbar、温度を50〜55℃に調整し、1時間撹拌することによって反応を完結し、その後すべての溶媒を反応物から蒸留によって除去する。そして40gの中間分画を採取し、これを続くバッチに再導入する。粗生成物を115℃/5〜10mbarで分留すると124.4gの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを94.5%の含量で得、これは新たに使用された2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンに基づいて理論値の74.6%の収率にあたる。
H1b)3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジン
スルホン化フラスコに400gのジメチルカーボネート中100%の184gの3−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジン、168gの100%の2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール、これは実施例H1a)に記載された方法によって製造されたものである、を加える。混合物を65℃に加熱する。60℃〜70℃で撹拌しながら、350gのジメチルカーボネート、4gのテトラメチルアンモニウムハイドロオキシドペンタハイドレート及び242gの炭酸カリウム粉末から成る混合物を60分間、計量して加える。2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールの変換が99%より多くなるまで反応混合物を撹拌する(液体クロマトグラフィーでチェックする)。
【0056】
その後、反応混合物を冷却し、そこへ600gの水を加える。32%の塩酸約260gを使用し、pHを6.5に調整し、相分離するように静置し、そして有機相を分離する。有機相を60℃、減圧下で蒸発により、最終重量600gとなるまで濃縮する。混合物をゆっくりと0〜5℃まで冷却し、この温度で1時間保つ。形成する懸濁液をその後濾過し得られた固体生成物を乾燥する。得られた生成物の含量は97.5〜98.5%、色は濃い茶色である。収率は、理論値の70%である。
【0057】
実施例H2:3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジンの製造
H2a):2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
31.4gの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール及び8.9gの2−クロロ−3−チオシアネート−1−プロペンを含む40gの予備試験の蒸留からの中間の分画を160gのクロロベンゼン中に導入し、110℃に加熱し、110℃で1時間撹拌する。反応混合物を45〜50℃に冷却し、125.3gの新たな2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペン及び100gのクロロベンゼンを追加する。45〜50℃において、139gの塩化スルフリルを5時間以上計量して加え、その後混合物をさらに45〜50℃で1時間撹拌する。そして圧力を120mbar、温度を50〜55℃に調整し、これらの条件下で1時間撹拌することによって反応を完結する。溶媒の半量をその後60〜65℃/20〜30mbarで蒸留により反応物から除去する。50〜55℃で7gの水を反応物に加え、混合物をこの温度でさらに1時間撹拌する。その後、60〜65℃/20〜30mbarにおいて、残った溶媒を蒸留により除去し、そして40gの中間分画を得て、最終的に粗生成物を115℃/5〜10mbarで得る。これにより121gの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを98%の含量で得て、2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンに基づいてこれは理論値の70.5%の収率にあたり、一方、新たに使用された2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンに関しては理論値の75%の収率にあたる。
【0058】
H2b):3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジン
最終生成物の製造は、実施例H2a)において記載された方法によって製造された2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを用いて実施例H1b)において記載されたのと同じ方法で行う。得られた生成物の含量は98〜99%であって、色は薄いベージュである。収率は理論値の74〜75%である。
【0059】
実施例H3:3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジンの製造
H3a):2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
87.7gの2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンを100mlのアセトニトリルに20℃で導入し、そして反応混合物に8.9gの塩化スルフリル(0.05mol)を加える。41.5gの塩素をその後2時間以上、過剰の出発物質がもはや検出されなくなるまで導入し、反応溶液をさらに1時間40℃で撹拌し、室温に冷却する。塩化水素ガスを減圧下、放散し、アセトニトリルを蒸留により除去する。これにより、91%含量の2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを112g、2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンに基づいて理論値の84%の収率で得る。
H3b):3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジン
最終生成物の製造は、実施例H3a)において記載された方法によって製造された2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを用いて実施例H1b)において記載されたのと同じ方法で行う。得られた生成物の含量は92〜94%、色は濃い茶色である。収率は理論値の50〜55%である。
【0060】
実施例H4:3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジンの製造
H4a):2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
87.7gの2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンを20℃で100mlのアセトニトリル中へ導入し、8.9gの塩化スルフリル(0.05mol)を反応混合物に加える。41.5gの塩素をその後2時間以上、過剰の出発物質がもはや検出されなくなるまで導入し、反応溶液をさらに1時間、40℃で撹拌し、その後アセトニトリルとHClを、最終的に20mbarに減圧されるまで、大きく蒸留により除去する。残った粗融解物に200mlのトルエンを加え、生成物のトルエン溶液を総量で250mlの37%塩酸で4回に分けて抽出する。2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールハイドロクロライドを含む水性の抽出物を精製し、そして、200mlのトルエンを加えた後、250gの30%水酸化ナトリウム溶液で部分的に中和する。トルエン、そして2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールが上部で最終的に5〜10mbarに減圧されるまで、連続的にトルエン相から蒸留される。これにより、86gの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを98%の含量で得る。収率:2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンに基づいて理論値の76%。
【0061】
H4b)3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジン
最終生成物の製造は、実施例H4a)において記載された方法によって製造された2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを用いて、実施例H1b)において記載されたのと同じ方法で行う。得られた生成物の含量は98〜99%であって色はベージュである。収率は理論値の76〜77%である。
【0062】
実施例H5:3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジンの製造
H5a)2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
139gの塩化スルフリルを260gのクロロベンゼン中133.6gの2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンの溶液中へ45〜50℃において、5時間以上、計量して加える。反応混合物をその後さらに1時間、45〜50℃で撹拌する。そして、圧力を120mbar、温度を50〜55℃に調整し、ガスを除くために、上記混合物をこれらの条件下で1時間撹拌する。反応混合物を20〜25℃に冷却し、総量460gの37%塩酸で4回に分けて抽出する。各回とも水相を分離する。併合した水相を580gの水で希釈し、そして生成物を総量170gのクロロベンゼンで2回に分けて、逆抽出する。溶媒をその後60〜65℃/20〜30mbarで蒸留し、粗生成物を115℃/5〜10mbarで蒸留する。これにより、117.1gの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールが99%の含量で得られ、これは、2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンに基づいて理論値に対して69%の収率にあたる。
【0063】
H5b):3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジン
最終生成物の製造は、実施例H5a)において記載された方法によって製造された2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを用いて、実施例H1b)において記載されたのと同じ方法で行う。得られた生成物の含量は98〜99%であって、色は薄いベージュである。収率は理論値の77〜78%である。
【0064】
実施例H6:3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジンの製造
H6a)2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
139gの塩化スルフリルを250gの1,2−ジクロロエタン中133.6gの2−クロロ−3−イソチオシアネート−1−プロペンの溶液中へ45〜50℃において4時間以上、計量して加える。反応混合物をその後さらに2時間45〜50℃で撹拌する。上記反応混合物を20〜25℃に冷却し、総量460gの37%塩酸で4回に分けて抽出する。各回とも水相を分離する。併合した水相を580gの水で希釈し、生成物を総量170gの1,2−ジクロロエタンで2回に分けて逆抽出する。溶媒をその後60〜65℃/20〜30mbarで蒸留し、粗生成物を115℃/5〜10mbarで蒸留する。これにより、119gの2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールが99%の含量で得られ、これは2−クロロ−3−イソチアシアネート−1−プロペンに基づいて理論値の70%の収率である。
【0065】
H6b):3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−4−ニトロイミノペルハイドロ−1,3,5−オキサジアジン
最終生成物の製造は、実施例H6a)において記載された方法によって製造された2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを用いて、実施例H1b)において記載されたのと同じ方法で行う。得られた生成物の含量は98〜99%であって、色は薄いベージュである。収率は理論値の77〜78%である。
Claims (5)
- 各場合において遊離の形態又は塩の形態にある、以下の式:
QはCH又はNであり;
YはNO2 又はCNであり;
ZはCHR3 、O、NR3 又はSであり;
R1 及びR2 は、互いに独立にH、非置換又はR4 −置換C1 −C8 アルキルであるか、或いは一緒になって2又は3の炭素原子を有するアルキレン橋を形成し、上記アルキレン橋は、場合によりNR5 、O及びSからなる群から選ばれるヘテロ原子を含み、
R3 はH或いは非置換又はR4 −置換C1 −C12アルキルであり、
R4 は非置換又は置換アリール或いはヘテロアリールであり、そして
R5 はH又はC1 −C12アルキルである。}により表される化合物、そして場合によりそのE/Z−異性体、E/Z−異性体混合物及び/又は互変異性体の製造方法であって、以下のステップ:
a)以下の式:
b)得られた式(III)の化合物を、以下の式:
ここで方法のステップa)による式(III)の化合物の製造が、形成した粗生成物を酸性のpH範囲の水で処理する精製ステップを含む、
を含む前記製造方法。 - 方法のステップa)における式(III)の化合物の調製が10及び50重量%の間の濃度の塩酸による式(III)の化合物の抽出を含む請求項1に記載の方法。
- 方法のステップa)における式(III)の化合物の調製が、使用された式(III)の化合物に基づき、500モル%までの水を、上記反応物に添加することを含む、請求項1に記載の方法。
- 方法のステップa)が無極性−非プロトン性の溶媒中で実施される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
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