[go: up one dir, main page]

JP2004506104A - サイジング用分散液 - Google Patents

サイジング用分散液 Download PDF

Info

Publication number
JP2004506104A
JP2004506104A JP2002517895A JP2002517895A JP2004506104A JP 2004506104 A JP2004506104 A JP 2004506104A JP 2002517895 A JP2002517895 A JP 2002517895A JP 2002517895 A JP2002517895 A JP 2002517895A JP 2004506104 A JP2004506104 A JP 2004506104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sizing
aqueous
starch
sulfonate
dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002517895A
Other languages
English (en)
Inventor
リンドグレン エリック
フロリヒ  ステン
ペルッソン ミハエル
モーガン ニコラス スチュアート
ダンリアベイ ラス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akzo Nobel NV
Original Assignee
Akzo Nobel NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27440066&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2004506104(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Akzo Nobel NV filed Critical Akzo Nobel NV
Publication of JP2004506104A publication Critical patent/JP2004506104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/76Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by choice of auxiliary compounds which are added separately from at least one other compound, e.g. to improve the incorporation of the latter or to obtain an enhanced combined effect
    • D21H23/765Addition of all compounds to the pulp
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/16Sizing or water-repelling agents
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/21Macromolecular organic compounds of natural origin; Derivatives thereof
    • D21H17/24Polysaccharides
    • D21H17/28Starch
    • D21H17/29Starch cationic
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/33Synthetic macromolecular compounds
    • D21H17/46Synthetic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H17/47Condensation polymers of aldehydes or ketones

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

サイズ剤と、芳香族基を有する澱粉と、縮合スルホネートとを含み、該澱粉が95重量%未満のアミロペクチンを含有している水性サイジング用分散液および水性サイジング用分散液を少なくとも0.5mS/cmの導電率を有するセルロース分散液に添加することを含む紙のサイジング方法。

Description

【0001】
本発明は、芳香族基を有すると共に95重量%未満のアミロペクチンを含有する澱粉と、縮合スルホネートとを含むサイズ剤の水性分散液に関する。本発明は、更に水性分散液の製造方法および水性分散液を紙料又は表面サイズとして使用することに関する。
【0002】
発明の背景
サイズ剤の水性分散液又はエマルジョンは、種々の液体による濡れおよび浸透に対し良好な抵抗を紙又は板紙に持たせるために製紙に使用されている。
【0003】
サイズ剤の分散液は一般に水性相と、それに分散されたサイズ剤の微粒子又は液滴とを含んでいる。この分散液は通常、水性相にて、サイズ剤又は水不溶性材料を分散剤の存在下で大きい剪断力および可なり高い温度を用いて均質化することにより製造される。ここで従来用いられている分散剤としては、アニオン性、両性およびカチオン性高分子量ポリマー、例えばリグノスルホネート、澱粉、ポリアミン、ポリアミドアミン、ビニル付加ポリマーなどが挙げられる。これらポリマーは単独或いは他の化合物との組み合わせで使用することができ、それにより分散系が形成される。この分散系の成分の全体的荷電次第で、このサイズ分散液はアニオン性又はカチオン性のものとなる。このサイズ分散液は通常、セルロース性繊維、任意のフィラーおよび種々の添加剤を含む水性懸濁液に添加される。
【0004】
このセルロース懸濁液は非繊維物質を或る程度含んでいる。例えば、フィラー、コロイド様物質、荷電ポリマーおよび種々の荷電汚染物質、すなわちアニオン性侠雑物、電解質、荷電ポリマーなどを含んでいる。この荷電汚染物質はサイジング効率に影響を及ぼし、一般にサイジング能を阻害する。この懸濁液中の荷電汚染物の高い含量、例えば塩の高い含量はサイズを行うことをますます困難にし、満足なサイズ特性を有する紙を得ることを困難にする。懸濁液中に含まれるサイズを悪化させる他の化合物は、種々の親油性木材エキスであり、これはリサイクルされた繊維および砕木パルプからもたらされることもある。サイズ剤の添加量を増大させることによりサイジング能を改善させることがしばしば可能であるが、コストの増大につながり、白水中のサイズ剤の蓄積を増大させる。懸濁液中の非繊維物質並びに他の成分の蓄積は、製紙プロセスに導入される新鮮な水の量を僅かした状態で白水を多く再循環させるような工場でより顕著なものとなる。従って、本発明の目的はサイジング効率をより改善することである。本発明の他の目的は、高い導電性を有するセルロース懸濁液に対しサイズ剤を適用した場合におけるサイジング効率を改善することである。本発明の更に他の目的は、サイズ剤分散液の安定性を改善することである。更に他の目的は以下の説明で明らかになるであろう。
【0005】
本発明の説明
本発明によれば、特許請求の範囲に記載した水性分散液を用いることにより、改善されたサイジングが得られることが意外にも見出された。より具体的に述べると、本発明は、サイズ剤と、芳香族基を有すると共に95重量%未満のアミロペクチンを含有する澱粉と、芳香族スルホン酸とアルデヒドとの縮合スルホネートとを含むサイズ剤の水性分散液を提供するものである。更に、本発明は、水性分散液の製造方法および水性分散液の紙料および表面サイズとして使用をも包含するものである。
【0006】
本発明による分散液中のサイズ剤は公知の任意のサイズ剤であってもよい。例えば、不均化ロジン、水素化ロジン、ポリマー化ロジン、ホルムアルデヒド処理ロジン、エステル化ロジン、強化ロジン、又はこのように処理されたロジンの混合物などのロジン類;脂肪酸エステルおよびアミド(例えばビス‐ステアラミド)などの脂肪酸およびその誘導体;炭化水素樹脂、樹脂酸、樹脂酸エステルおよびアミドなどの樹脂およびその誘導体;粗製又は精製パラフィンワックス、合成ワックス、天然ワックスなどのワックス類などの非セルロース反応性サイズ剤、および/又はセルロース反応性サイズ剤を使用することができる。これらサイズ剤の内、セルロース反応性サイズ剤が好ましい。このサイズ剤分散液に含まれるセルロース反応性サイズ剤は公知の任意のものから選択することができる。特に、疎水性ケテンダイマー、ケテンマルチマー、酸無水物、有機イソシアナート、カルバモイルクロリドおよびこれらの混合物からなる群から選ばれるサイズ剤が好ましく、この内、より好ましいものはケテンダイマーおよび酸無水物であり、最も好ましいものはケテンダイマーである。好ましいケテンダイマーの例としては、以下に示す一般式(I)を有するものである。この一般式(I)において、RおよびRは飽和又は不飽和炭化水素基を表すが、通常、飽和炭化水素基であって、その炭化水素基が8ないし36個の炭素原子を有するもの、通常、12ないし20個の炭素原子を有する直鎖又は枝分れ鎖アルキル基を有するもの、例えばヘキサデシル基、オクタデシル基などを表す。このケテンダイマーは周囲温度、すなわち、25℃、好ましくは20℃で液体であってもよい。好ましい酸無水物の例としては、以下に示す一般式(II)により特徴づけられるものである。この一般式(II)において、RおよびRは同一又は異なるものであって、それぞれ好ましくは8ないし36個の炭素原子を有する飽和又は不飽和炭化水素基を表すか、あるいはRおよびRは−C−O−C−部分と一緒になって5ないし6員環を形成するものであって、適宜、炭素原子数30以下の炭化水素基で置換されていてもよい。市販されている酸無水物の例としては、アルキルおよびアルケニル琥珀酸無水物および特にイソオクタデセニル琥珀酸無水物を挙げることができる。
【0007】
【化3】
Figure 2004506104
【0008】
適当なケテンダイマー、酸無水物および有機イソシアナートの例は、米国特許No.4,522,686(参照としてここに組み込まれるものとする)に開示されている化合物が含まれる。適当なカルバモイルクロリドの例は、米国特許No.3,887,427(参照としてここに組み込まれるものとする)に開示されている化合物が含まれる。
【0009】
本発明による分散液中の澱粉は芳香族基を有すると共に、95重量%未満のアミロペクチンを含有する。澱粉は主として2つの成分、すなわち、アミロースとアミロペクチンを含有する。アミロースは線状ポリマーであり、他方、アミロペクチンはアミロースの分子量よりも可なり大きい分子量を有する枝分れポリマーである。好ましくは、芳香族澱粉は92重量%未満のアミロペクチン、より好ましくは90重量%未満、最も好ましくは85重量%未満のアミロペクチンを含有する。本発明による分散液中の澱粉は好ましくは芳香族基を有するカチオン性澱粉である。すなわち、カチオン性澱粉は少なくとも1つの芳香族基および少なくとも1つのカチオン基を有し、このカチオン基は好ましくは第三級アミノ基又は好ましくは第四級アンモニウム基である。この澱粉は更に1又はそれ以上のアニオン基を含むものであってもよく、このアニオン基の例として、ホスフェート基、ホスホネート基、スルフェート基、スルフォネート基又はカルボン酸基を挙げることができる。この内、好ましいものはホスフェート基である。このアニオン基は、もし存在する場合、天然のもの、或いは従来の方法による化学的処理により導入することができる。天然のジャガイモ澱粉は可なりの量の二重結合ホスフェートモノエステル基を含有する。両性澱粉においては、カチオン基が圧倒的に多いことが好ましい。
【0010】
前記澱粉の芳香族基は、ヘテロ原子、例えば窒素原子又は酸素原子に結合させることができ、このヘテロ原子は、それが例えば窒素原子の場合は適宜、荷電されていてもよい。この芳香族基は更に、ヘテロ原子を含む基、例えばアミド、エステル又はエーテルへ結合させることができ、これらの基は澱粉の多糖の主鎖へ、例えば原子鎖を介して結合していてもよい。好ましい芳香族基および芳香族基を含む基の例としては、アリール基およびアラル基、例えばフェニル基、フェニレン基、ナフチル基、フェニレン基、キシリレン基、ベンジル基およびフェニルエチル基;窒素含有芳香族(アリール)基、例えばピリジニウムおよびキノリニウム基又はこれら基の誘導体を挙げることができ、ここで上記芳香族基に結合した1又はそれ以上の置換基はヒドロキシ基、ハロゲン化物、例えば塩化物、ニトロ基、および1ないし4個の炭素原子を有する炭化水素基から選択することができる。
【0011】
サイズ剤分散液に含まれる特に適当な澱粉として以下の一般式(I)を有するものを挙げることができる。
【0012】
【化4】
Figure 2004506104
【0013】
(ここで、Pは澱粉多糖の残部;Aは上記多糖残部にNを結合させる基であって、好ましくは炭素原子および水素原子を含む原子鎖、更に適宜、酸素および/又は窒素原子を含むものであってもよく、通常は炭素原子を2ないし18個、好ましくは2ないし8個を有するアルキレン基であり、適宜、1又はそれ以上のヘテロ原子、例えば酸素原子又は窒素原子により介入ないし置換されたもの、例えばアルキレンオキシ基又はヒドロキシプロピレン基(−CH−CH(OH)−CH−);RおよびRはそれぞれ水素原子又は好ましくはアルキル基などの炭化水素基であって1ないし3個、好ましくは1又は2個の炭素原子を有するもの;Rはアラルキルを含む芳香族炭化水素基、例えばベンジル基およびフェニルエチル基;nは約2ないし約300,000、好ましくは5ないし200,000、更に好ましくは6ないし125,000の整数;あるいはR、RおよびRは窒素原子と一緒になって炭素原子数5ないし12の芳香族基を形成するもの;Xはアニオン性対イオンであり、通常は塩化物などのハロゲン化物である)
【0014】
芳香族基変性カチオン性又は両性澱粉は、広い範囲に亘って変化する置換度を有し;カチオン性置換度(DS)が0.01ないし0.5、好ましくは0.02ないし0.3、より好ましくは0.025ないし0.2の範囲であり、芳香族置換度(DS)が0.01ないし0.5、好ましくは0.02ないし0.3、より好ましくは0.025ないし0.2の範囲であり、アニオン性置換度(DS)が0ないし0.2、好ましくは0ないし0.1、より好ましくは0ないし0.05の範囲である。
【0015】
この澱粉は、カチオン基および/又は芳香族基を有する1又はそれ以上の薬剤を用い公知の方法に従って澱粉をカチオン変性又は芳香族化変性を行うことにより、例えば、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物のようなアルカリ物質の存在下で澱粉を上記薬剤と反応させることにより製造することができる。このカチオン変性又は芳香族化変性されるべき澱粉は、非イオン性、アニオン性、両性又はカチオン性であってもよい。この場合の適当な改質剤としては、非イオン系改質剤として、例えば芳香族置換無水コハク酸;ベンジルクロリドおよびベンジルブロミドのようなハロゲン化アラルキル;上述のような芳香族基を含む少なくとも1個の置換基を有するジアルキルアミンとエピクロロヒドリンとの反応生成物、例えば3−ジアルキルアミノー1,2−エポキシプロパンなどを挙げることができ;カチオン系改質剤として、例えば上述のような芳香族基を含む置換基を少なくとも1個有する第三級アミン、例えばトリアルキルアミン、アルカリルジアルキルアミンなどとエピクロロヒドリンとの反応生成物、例えばジメチルベンジルアミン;アリールアミン、例えばピリジンおよびキノリンなどを挙げることができる。この種のカチオン系改質剤の適当な例としては、2,3−エポキシプロピルトリアルキルアンモニウムハロゲン化物およびハロヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウムハロゲン化物、例えばN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−N−(疎水性アルキル)−N,N−ジ(低級アルキル)アンモニウム塩化物およびN−グリシジル−N−(疎水性アルキル)−N,N−ジ(低級アルキル)アンモニウムクロリド(ここで芳香族基は上記定義の通りであり、特にオクチル、デシルおよびドデシルであり、低級アルキルはメチル又はエチルである);およびハロヒドロキシプロピル−N,N−ジアルキル−N−アルキルアンモニウムハロゲン化物およびN−グリシジル−N−(アルカリル)−N,N−ジアルキルアンモニウムクロリド、例えばN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−N−(アルカリル)−N,N−ジ(低級アルキル)アンモニウムクロリド(ここでアルカリルおよび低級アルキルは上記定義の通りである)、特にN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド;およびN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)ピリジニウムクロリドを挙げることができる。一般に、非イオン系芳香族改質剤を使用する場合、澱粉は疎水性改質の前後に公知の任意のカチオン系改質剤を使用することにより適当にカチオン性にすることができる。適当なカチオン系および/又は芳香族改質剤、芳香族基変性澱粉の例およびそれらの製造方法としては、米国特許No.4,687,519およびNo.5,483,127;国際特許出願WO94/24169、欧州特許出願No.189 935;S.P.Patel,R.G.PatelおよびV.S.Patel,Starch/Starke,41(1989),No.5,pp.192−196(参照としてここに組み込まれるものとする)に開示されているものを使用することができる。
【0016】
澱粉、好ましくはカチオン性又は両性のものは分散液中に広い範囲でその含量を変化させることができるが、それは特にその化合物の分子量、その化合物のイオン置換度、すなわち荷電密度、分散液の所望とする総荷電および使用される疎水性物質などに依存する。例えば、澱粉は疎水性物質の重量に基づいて計算して、100重量%までの範囲、好ましくは0.1ないし35重量%の範囲、より好ましくは1ないし30重量%の範囲で分散液中に添加させることができる。
【0017】
本発明による分散液には、更に縮合スルホネート、例えば芳香族スルホン酸とアルデヒドとの縮合生成物を含ませることができる。ここで縮合スルホネートとは、縮合反応により得られるスルホネート、好ましくは重合スルホネートを意味する。好ましくは、この分散液は芳香族スルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物を含むものである。この縮合生成物は一般に高分子電解質であり、水に容易に溶解する。この場合、広範な種類の芳香族スルホン酸を使用することができる。例えば、通常、6個の炭素原子を有する芳香環を含有する芳香族スルホン酸、6個の炭素原子を有する芳香環を2以上含有する芳香族スルホン酸、融解芳香族スルホン酸などを使用することができる。好ましくは、この芳香族スルホン酸はナフタレン、クレゾールと反応させたナフタレン、ジフェニルエーテル、トルエン、イソプロピルベンゼン、クレゾール、フェノールなどから選択されるものを有する。一般に、この縮合生成物は芳香族化合物を硫酸と反応させてスルホン酸を生成させ、ついでアルデヒドを添加することにより縮合生成物を得ることができる。なお、時折、亜硫酸ナトリウムをこの反応に加えることもある。本発明の好ましい態様において、この水性分散液はナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物、すなわち縮合ナフタレンスルホン酸塩と呼ばれる縮合ポリマーを具備してなるものである。
【0018】
この分散液中の縮合スルホネ−トの量は広い範囲で変化させることができるが、それは特に紙料の種類、並びにこの水性分散液中に存在する他の化合物、例えば安定剤、分散剤、サイズ剤などに依存する。しかし通常は、この分散液は縮合スルホネ−トをサイズ剤の重量に基づいて計算して、約1ないし約20重量%の範囲、好ましくは約1ないし約15重量%の範囲、より好ましくは約2ないし約10重量%の範囲で含有する。
【0019】
本発明による分散液は、アニオン性でも、或いはカチオン性でもよいが、それは澱粉および/又は分散/安定化剤および保護用化合物などの更なる添加剤の分散液中の含量に依存することになる。アニオン性或いはカチオン性分散液ということは、分散液がアニオン性或いはカチオン性であること、すなわち、総合的荷電がアニオン性であるか或いはカチオン性であるかを指すものである。この分散剤(分散系)とは、荷電ポリマー(高分子電解質)および界面活性剤など、分散液/エマルジョンの形成を容易にする分散液中の全ての化合物を指すものである。好ましい添加剤として、公知の任意の分散/安定化剤および保護剤を使用することができる。例えば、非イオンポリマー、天然資源から誘導されるカチオン性、アニオン性および両性ポリマー、すなわち、多糖類、例えば澱粉、グアガム、セルロース、キチン、キトサン、グリカン、ガラクタン、グルカン、キサンタンガム、マンナン、デキストリンなど、および縮合生成物などの合成有機ポリマー、例えばアニオン性ポリウレタンおよびナフタレンに基づく高分子量アニオン化合物、例えば縮合ナフタレンスルホネート、更にアニオン基を有するモノマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸、ビニルスルホン酸、スルホン化スチレンおよびヒドロキシアルキルアクリレートおよびメタクリレートのリン酸塩から形成されたビニル付加ポリマーなどを使用することができ、これらポリマーは適宜、非イオンモノマーと共重合されていてもよく、そのモノマーの例としてアクリルアミド、アルキルアクリレート、スチレン、アクリロニトリルおよびこのようなモノマーの誘導体、ビニルエステルなどを挙げることができる。
【0020】
好ましくは、本分散液はセルロース反応性サイズ剤を含むものであって、そのサイズ剤の含量は約0.1ないし約50重量%の範囲、好ましくは20重量%を超えるものとする。本発明によるケテンダイマーサイズ剤を含む分散液の場合は、そのケテンダイマーの含量を約5ないし約50重量%の範囲、好ましくは約10ないし約35重量%の範囲とする。本発明による酸無水物サイズ剤を含む分散液又はエマルジョンの場合は、その酸無水物の含量を約0.1ないし約30重量%の範囲、通常は約1ないし約20重量%の範囲とする。非セルロース反応性サイズ剤を含む分散液の場合は、そのサイズ剤の含量を約5ないし約50重量%の範囲、好ましくは約10ないし約35重量%の範囲とする。
【0021】
“分散液”の用語は、分散液およびエマルジョンの双方を意味し、それはサイズ剤の物理的状態に依存する。
【0022】
本発明による分散液は、サイズ剤を、好ましくは加圧下で、水性相および澱粉の共存下で好ましくは該サイズ剤が液状であるような温度で均質化することにより製造することができる。このようにして得られた直径0.1ないし3.5μmのサイズ剤の液滴を含む水性エマルジョンはついで冷却される。ケテンダイマーサイズ剤についての適当な温度は約55℃ないし95℃の範囲であり、これに対し、酸無水物についてはより低い温度が使用できる。
【0023】
本発明の分散液は、任意のタイプのセルロース繊維を用いた製紙において従来同様の方法に基づきサイズ剤として使用することができ、又、これは表面サイズおよび内部又は紙料サイズの双方に対し使用することができる。ここで使用される“紙”とは、紙だけでなく、シート状およびウェブ状の全てのタイプのセルロース系製品、例えばボードおよび板紙を含むものである。この紙料は、セルロース繊維を含み(時折、鉱物質充填剤との組合せで)、そのセルロース繊維の含量は通常、乾燥紙料に基づいて少なくとも50重量%である。従来の鉱物質充填剤の例としては、カオリン、白土、二酸化チタン、石膏、タルク、および天然又は合成炭酸カルシウム、例えば白亜、粉砕大理石、沈降炭酸カルシウムなどを挙げることができる。
【0024】
紙料に添加されるサイズ剤の量は、セルロース繊維の乾燥重量(適宜、充填剤を含めて)に基づいて、0.01ないし5重量%の範囲、好ましくは0.05ないし1.0重量%の範囲でよいが、その具体的添加量はサイズされるべきパルプ又は紙の品質、使用されるサイズ剤および所望とするサイジングの程度に主として依存することになる。
【0025】
更に、本発明の分散剤は高導電性のセルロース繊維(適宜、充填剤を含めて)を含む紙料から紙を製造する場合に好ましく使用される。この紙料の導電性は通常、少なくとも0.20mS/cm、好ましくは少なくとも0.5mS/cm、より好ましくは少なくとも3.5mS/cmとする。紙料の導電性レベルが5.0mS/cm、より好ましくは7.5mS/cmを超えたときに非常に良好なサイジングの結果が観察されている。この導電性は標準的装置を用いることにより測定することができる。例えばChristian Berne社から市販されているWTW LF 539により測定することができる。上記の値は、好ましくは製紙機のヘッドボックスに供給され、又は存在するセルロース懸濁液の導電性を測定することにより、あるいは懸濁液の脱水により得られる白水の導電性を測定することにより適切に判定することができる。導電性レベルが高いということは、塩(電解質)の含量が高いことを意味するもので、この場合の塩として、1価、2価および多価カチオン、例えばアルカリ金属(例えばNaおよびK)、アルカリ土類金属(例えばCa2+およびMg2+)、アルミニウムイオン(例えばAl3+およびAl(OH)2+)、ポリアルミニウムイオン、および1価、2価および多価アニオン、例えばハロゲン化物(例えばCl)、硫酸塩(例えばSO 2−およびHSO )、炭酸塩(例えばCO 2−およびHCO )、ケイ酸塩および低級有機酸などの種々の塩を挙げることができる。この分散液は、2価および多価カチオンの塩の含量が高く、通常、このカチオンの含量が少なくとも200ppm、好ましくは少なくとも300ppm、より好ましくは少なくとも400ppmである紙料から紙を製造する場合に特に有用である。これら塩は、セルロース繊維および紙料を作るために使用される充填剤から誘導されるものであっても良く、これは特に、一貫製紙工場、すなわち、パルプミルからの濃縮水性繊維懸濁液が通常、水と混合され製紙工場での製紙に適した希薄懸濁液を形成するようにした工場の場合に言えることである。更に、この塩は、紙料に導入される種々の添加剤から誘導されるもの、あるいはこのプロセスに供給される新鮮な水から得られるものであっても良く、更に意図的に添加してもよい。更に、塩の含量は通常、白水が多く再循環されるプロセスにおいてより高くなり、これはプロセスにおける水の循環において塩の可なりの蓄積を生じさせる。
【0026】
本発明を更に以下の実施例を参照して説明するが、これは本発明を制限することを意図するものではない。なお、以下に記載する“部”および“%”は特に断りのない限り、それぞれ“重量部”および“重量%”を意味するものである。
【0027】
実施例1
8.9%の市販のアルキルケテンダイマーと、0.89%の芳香族基置換カチオン系澱粉であってDSが0.065でベンジル基を有するものと、0.22%の縮合ナフタレンスルホネート(商品名、Tamolとして市販されている)とを含有してなるアニオンサイズ剤分散液を製造した。このアニオン分散液を、表1に示すようにケテンダイマーに基づいてそれぞれ0.0125%(テスト1)および0.0140%(テスト2)の割合(乾燥ベース)となるようにしてセルロース懸濁液(乾燥ベースで、30%のマツ類、30%のブナ類、40%のユーカリ類とからなり、更に15%の沈降CaCOとを含有してなる)に添加した。この懸濁液の導電率は500μS/cmであった。この懸濁液に対し、更にDSが0.065(5kg/メートルトン(乾燥紙料))のベンジル置換澱粉と、縮合ナフタレンスルホネート(0.120kg/メートルトン(乾燥紙料))(商品名、Tamolとして市販されている)とを含有するサイジング促進剤を添加した。
【0028】
【表1】
Figure 2004506104
【0029】
実施例2
この実施例においては、実施例1と同様のアニオン系サイズ剤分散液が使用された。更に実施例1と同様にDSが0.065(5kg/メートルトン(乾燥紙料))のベンジル置換澱粉と、縮合ナフタレンスルホネート(0.120kg/メートルトン(乾燥紙料))(商品名、Tamolとして市販されている)とを含有するサイジング促進剤を使用した。このアニオン系サイズ剤分散液を上記同様のセルロース懸濁液に添加した。しかし、この懸濁液の導電率は500μS/cmでなく5000μS/cmであった。
【0030】
【表2】
Figure 2004506104
【0031】
実施例3
従来技術によるカチオンサイズ剤のサイズ度性能をcobb 60テストを用いて評価した。この場合、サイズ剤分散液はカチオン系澱粉であって芳香族基を有しないものおよびリグノスルホネートをAKD含量が15重量%(分散液全体に基づいて)の溶融AKDと混合することにより製造した。又、製紙用紙料は、85%のスルフェートパルプ(マツ類:シラカンバ:ユーカリ類=30%:30%:40%)と、15%の沈降カルシウムであってCaClを添加したものとからなるものであった。この紙料のコンシスタンシーは2.5g/Lで、pHは8.1、導電率は500μS/cmであった。この分散液は、DSが0.065のカチオン系芳香族基変性澱粉であってベンゼン基を有するものと、縮合ナフタレンスルホネートとを有するものからなり、これらを紙料に別々に添加したものからなる保持および脱水システムとの関連で使用した。このカチオン系芳香族基変性澱粉は乾燥紙料に基づいて5kg/メートルトンの割合で添加し、縮合ナフタレンスルホネートは0.5kg/メートルトンの割合で夫々添加した。
【0032】
【表3】
Figure 2004506104
【0033】
実施例4
この実施例においては、サイズ剤分散液、脱水および保持システムなどの条件は実施例3と同一としたが、紙料の導電率はCaClの添加により5000μSとなった。
【0034】
【表4】
Figure 2004506104

Claims (26)

  1. サイズ剤と、芳香族基を有する澱粉と、縮合スルホネートとを含み、該澱粉が95重量%未満のアミロペクチンを含有していることを特徴とする水性サイジング用分散液。
  2. 該澱粉が90重量%未満のアミロペクチンを含有している請求項1記載の水性サイジング用分散液。
  3. 該縮合スルホネートが、芳香族スルホン酸とアルデヒドとの縮合生成物である請求項1記載の水性サイジング用分散液。
  4. 該縮合スルホネートが、芳香族スルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物である請求項1記載の水性サイジング用分散液。
  5. 該縮合スルホネートが、ナフタレン、ナフタレンとクレゾール、ジフェニルエーテル、イソプロピルベンゼン、クレゾール、およびフェノールの内から選択される芳香族化合物から誘導される縮合生成物である請求項1記載の水性サイジング用分散液。
  6. 該縮合スルホネートが、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物である請求項1記載の水性サイジング用分散液。
  7. 該サイズ剤が、セルロース反応性サイズ剤である請求項1記載の水性サイジング用分散液。
  8. サイズ剤と、芳香族基を有すると共に95重量%未満のアミロペクチンを含有する澱粉と、縮合スルホネートとを含む水性サイジング用分散液を、セルロース繊維を含有する水性懸濁液に添加し、これをワイヤー上にて紙層成形、除水することからなり、該水性懸濁液が少なくとも0.5mS/cmの導電率を有することを特徴とする紙のサイジング方法。
  9. 該水性懸濁液が少なくとも4.5mS/cmの導電率を有することを特徴とする請求項8記載の紙のサイジング方法。
  10. 該澱粉が90重量%未満のアミロペクチンを含有している請求項8記載の紙のサイジング方法。
  11. 該縮合スルホネートが、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物である請求項8記載の紙のサイジング方法。
  12. 該サイズ剤が、セルロース反応性サイズ剤である請求項8記載の紙のサイジング方法。
  13. サイズ剤と、下記一般式(I)を有する澱粉と、縮合スルホネートとを含み、該澱粉が95重量%未満のアミロペクチンを含有していることを特徴とする水性サイジング用分散液:
    Figure 2004506104
    ここで、Pは澱粉の残部、Aは炭素原子および水素原子を含む原子鎖であって多糖残部にNを結合させるもの、RおよびRはそれぞれ水素原子又は炭化水素基、Rは芳香族炭化水素基、nは2ないし300000の整数、Xはアニオン性対イオン。
  14. 該澱粉が90重量%未満のアミロペクチンを含有している請求項13記載の水性サイジング用分散液。
  15. 該縮合スルホネートが、芳香族スルホン酸とアルデヒドとの縮合生成物である請求項13記載の水性サイジング用分散液。
  16. 該縮合スルホネートが、芳香族スルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物である請求項13記載の水性サイジング用分散液。
  17. 該縮合スルホネートが、ナフタレン、ナフタレンとクレゾール、ジフェニルエーテル、イソプロピルベンゼン、クレゾール、およびフェノールの内から選択される芳香族化合物から誘導される縮合生成物である請求項13記載の水性サイジング用分散液。
  18. 該縮合スルホネートが、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物である請求項13記載の水性サイジング用分散液。
  19. およびRが少なくとも2つの炭素原子を有するアルキル基であり、Rがベンジル基およびフェニルエチル基を含むアラルキル基である請求項13記載の水性サイジング用分散液。
  20. サイズ剤が、セルロース反応性サイズ剤である請求項13記載の水性サイジング用分散液。
  21. サイズ剤が、ケテンダイマーおよび酸無水物から選択されるものである請求項13記載の水性サイジング用分散液。
  22. サイズ剤と、下記一般式(I)を有すると共に95重量%未満のアミロペクチンを含有する澱粉と、縮合スルホネートとを具備してなる水性サイジング用分散液を、セルロース繊維を含有する水性懸濁液に添加し、これをワイヤー上にて紙層成形、除水することを含み、該水性懸濁液が少なくとも0.5mS/cmの導電率を有することを特徴とする紙のサイジング方法:
    Figure 2004506104
    ここで、Pは澱粉の残部、Aは炭素原子および水素原子を含む原子鎖であって多糖残部にNを結合させるもの、RおよびRはそれぞれ水素原子又は炭化水素基、Rは芳香族炭化水素基、nは2ないし300000の整数、Xはアニオン性対イオン。
  23. 該水性懸濁液が少なくとも4.5mS/cmの導電率を有する請求項22記載の紙のサイジング方法。
  24. 該澱粉が90重量%未満のアミロペクチンを含有している請求項22記載の紙のサイジング方法。
  25. 該縮合スルホネートが、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物である請求項22記載の紙のサイジング方法。
  26. サイズ剤が、セルロース反応性サイズ剤である請求項22記載の紙のサイジング方法。
JP2002517895A 2000-08-07 2001-08-02 サイジング用分散液 Pending JP2004506104A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP00850137 2000-08-07
EP00850135 2000-08-07
EP00850136 2000-08-07
EP00850195 2000-11-16
PCT/SE2001/001700 WO2002012624A1 (en) 2000-08-07 2001-08-02 Sizing dispersion

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004506104A true JP2004506104A (ja) 2004-02-26

Family

ID=27440066

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002517894A Pending JP2004514796A (ja) 2000-08-07 2001-08-02 紙のサイジング方法
JP2002517893A Pending JP2004506103A (ja) 2000-08-07 2001-08-02 紙のサイジング方法
JP2002517895A Pending JP2004506104A (ja) 2000-08-07 2001-08-02 サイジング用分散液
JP2002517897A Pending JP2004506105A (ja) 2000-08-07 2001-08-02 紙の製造方法

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002517894A Pending JP2004514796A (ja) 2000-08-07 2001-08-02 紙のサイジング方法
JP2002517893A Pending JP2004506103A (ja) 2000-08-07 2001-08-02 紙のサイジング方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002517897A Pending JP2004506105A (ja) 2000-08-07 2001-08-02 紙の製造方法

Country Status (17)

Country Link
EP (4) EP1309756B1 (ja)
JP (4) JP2004514796A (ja)
KR (4) KR100520230B1 (ja)
CN (4) CN1302176C (ja)
AR (4) AR031982A1 (ja)
AT (2) ATE553259T1 (ja)
AU (6) AU2001280359B2 (ja)
BR (4) BR0112907B1 (ja)
CA (4) CA2418400C (ja)
CZ (1) CZ304877B6 (ja)
ES (3) ES2382790T5 (ja)
MX (5) MX252220B (ja)
NO (1) NO332614B1 (ja)
NZ (1) NZ523956A (ja)
PT (3) PT1309756E (ja)
TR (1) TR200300157T2 (ja)
WO (4) WO2002012622A1 (ja)

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ304557B6 (cs) * 2000-08-07 2014-07-09 Akzo Nobel N. V. Způsob výroby papíru
CA2418400C (en) * 2000-08-07 2010-10-26 Akzo Nobel N.V. Process for sizing paper
AU2001292966B2 (en) 2000-10-04 2007-06-28 James Hardie Technology Limited Fiber cement composite materials using sized cellulose fibers
CA2424699C (en) 2000-10-17 2010-04-27 James Hardie Research Pty Limited Method and apparatus for reducing impurities in cellulose fibers for manufacture of fiber reinforced cement composite materials
ATE359245T1 (de) * 2001-03-09 2007-05-15 James Hardie Int Finance Bv Faserverstärkte zementmaterialien unter verwendung von chemisch abgeänderten fasern mit verbesserter mischbarkeit
BR0314868A (pt) * 2002-10-01 2005-08-02 Akzo Nobel Nv Produto de polissacarìdeo cationizado
US7993570B2 (en) 2002-10-07 2011-08-09 James Hardie Technology Limited Durable medium-density fibre cement composite
US7303654B2 (en) 2002-11-19 2007-12-04 Akzo Nobel N.V. Cellulosic product and process for its production
JP2006518323A (ja) 2003-01-09 2006-08-10 ジェイムズ ハーディー インターナショナル ファイナンス ベスローテン フェンノートシャップ 漂白セルロース繊維を使用した繊維セメント複合材料
FI20030490L (fi) * 2003-04-01 2004-10-02 M Real Oyj Menetelmä kuitukoostumuksen valmistamiseksi
US20050022956A1 (en) * 2003-07-29 2005-02-03 Georgia-Pacific Resins Corporation Anionic-cationic polymer blend for surface size
JP4574271B2 (ja) * 2003-07-31 2010-11-04 花王株式会社 粉末状抄紙用組成物
US7658819B2 (en) 2004-12-30 2010-02-09 Akzo Nobel N.V. Composition
US7604715B2 (en) 2005-11-17 2009-10-20 Akzo Nobel N.V. Papermaking process
PT1960601E (pt) 2005-12-14 2012-06-25 Akzo Nobel Nv Processo de fabrico de papel
US7682485B2 (en) 2005-12-14 2010-03-23 Akzo Nobel N.V. Papermaking process
CA2648966C (en) 2006-04-12 2015-01-06 James Hardie International Finance B.V. A surface sealed reinforced building element
CN101553360A (zh) * 2006-12-01 2009-10-07 阿克佐诺贝尔股份有限公司 包装层合材料
CA2671038A1 (en) 2006-12-01 2008-06-05 Akzo Nobel N.V. Packaging laminate
CA2682924A1 (en) 2007-04-05 2008-10-16 Akzo Nobel N.V. Process for improving optical properties of paper
EP2239370B1 (en) 2009-04-09 2012-06-20 Kompetenzzentrum Holz GmbH Dry and wet strength improvement of paper products with cationic tannin
US8632659B2 (en) * 2009-12-18 2014-01-21 Hercules Incorporated Paper sizing composition
KR20130059317A (ko) 2010-03-29 2013-06-05 아크조 노벨 케미칼즈 인터내셔널 비.브이. 셀롤로스 섬유 웹의 제조 방법
CA2791620A1 (en) 2010-03-29 2011-10-06 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Process of producing a cellulosic fibre web
EP2402503A1 (en) 2010-06-30 2012-01-04 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Process for the production of a cellulosic product
US8852400B2 (en) 2010-11-02 2014-10-07 Ecolab Usa Inc. Emulsification of alkenyl succinic anhydride with an amine-containing homopolymer or copolymer
WO2012090496A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 星光Pmc株式会社 水分散性サイズ剤、紙の製造方法及び板紙の製造方法
CN102493275A (zh) * 2011-12-08 2012-06-13 山东轻工业学院 一种稳定的asa造纸施胶乳液及其制备方法
DE102011088201B4 (de) * 2011-12-10 2017-02-02 Friedrich-Schiller-Universität Jena Verfahren zur Prozesswasserreinigung in der Papierindustrie
CN102864686A (zh) * 2012-09-29 2013-01-09 上海东升新材料有限公司 施胶剂乳液及其制备方法
BR112015010135B1 (pt) * 2012-11-08 2021-11-09 Solenis Technologies Cayman, L.P. Composição de dispersantes latentes, processo de fabricação de papel ou papelão, papel ou papelão assim obtido, bem como revestido e processo para aumentar capacidade de nova formação de polpa de papel ou papelão
CN104822459A (zh) 2012-12-20 2015-08-05 阿克佐诺贝尔化学国际公司 在钾碱矿的泡沫浮选方法中作为抑制剂的聚季铵聚合物
NL2011609C2 (en) 2013-10-14 2015-04-16 Univ Delft Tech Extracellular polymers from granular sludge as sizing agents.
CN106917324B (zh) 2015-12-25 2019-11-08 艺康美国股份有限公司 一种造纸施胶方法及其制备的纸张
FR3059345B1 (fr) * 2016-11-29 2020-06-12 Centre Technique De L'industrie, Des Papiers, Cartons Et Celluloses Composition liante a base de fibres vegetales et de charges minerales, sa preparation et son utilisation
CN107164993A (zh) * 2017-04-14 2017-09-15 南通强生石墨烯科技有限公司 石墨烯施胶剂组合物及其制备方法
CN107574721B (zh) * 2017-10-27 2020-05-26 齐鲁工业大学 一种具有吸脱附硼酸功能的滤纸及其制备方法
CN110485199A (zh) * 2018-05-15 2019-11-22 上海东升新材料有限公司 脱氢枞酸基木质素乳化剂及用该乳化剂制备的akd乳液
CN110685187A (zh) * 2019-09-10 2020-01-14 佛山市顺德区文达创盈包装材料科技有限公司 一种纸浆内部施胶组合物及其使用方法和应用
CN114573755B (zh) * 2022-05-05 2022-07-29 山东奥赛新材料有限公司 一种松香胶用阳离子乳化剂的制备方法
KR102658058B1 (ko) * 2022-05-25 2024-04-15 주식회사 써모랩코리아 펄프몰드 패키징
WO2024105160A1 (en) * 2022-11-17 2024-05-23 Sca Forest Products Ab Production of hydrophobic paper

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1177512A (en) * 1966-04-15 1970-01-14 Nalco Chemical Co Improved Papermaking Process
US3409500A (en) 1966-10-28 1968-11-05 American Cyanamid Co Method of sizing paper with cationic polyamine and carboxylic anhydride
US3499824A (en) 1967-02-27 1970-03-10 American Cyanamid Co Aqueous cationic emulsions of papersizing isocyanates and manufacture of paper therewith
CA1044859A (en) 1974-07-31 1978-12-26 Emil D. Mazzarella Method of sizing paper
GB1588416A (en) * 1976-09-08 1981-04-23 Laporte Industries Ltd Process and compositions for the treatment of cellulosic materials
US4374673A (en) 1980-12-31 1983-02-22 Hercules Incorporated Stable dispersions of fortified rosin
JPS57161197A (en) * 1981-03-27 1982-10-04 Arakawa Rinsan Kagaku Kogyo Kk Ketene dimer type size agent
DE3203189A1 (de) 1982-01-30 1983-08-04 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Leimungsmittel und seine verwendung
US4687519A (en) * 1985-12-20 1987-08-18 National Starch And Chemical Corporation Paper size compositions
JPS6414397A (en) * 1987-02-02 1989-01-18 Nissan Chemical Ind Ltd Papermaking method
KR0159921B1 (ko) * 1988-10-03 1999-01-15 마이클 비. 키한 양이온성 및 음이온성 중합체의 혼합물, 그 제법 및 종이용 건조강도 개선 첨가제로서의 용도
GB8920456D0 (en) * 1989-09-11 1989-10-25 Albright & Wilson Active sizing compositions
US5595629A (en) * 1995-09-22 1997-01-21 Nalco Chemical Company Papermaking process
DE19540998A1 (de) * 1995-11-03 1997-05-07 Basf Ag Wäßrige Alkyldiketen-Dispersionen und ihre Verwendung als Leimungsmittel für Papier
JP3496906B2 (ja) * 1996-04-09 2004-02-16 ハイモ株式会社 板紙の濾水性向上方法
GB9610955D0 (en) 1996-05-24 1996-07-31 Hercules Inc Sizing composition
TW577875B (en) * 1997-01-31 2004-03-01 Shionogi & Co Pyrrolidine derivatives with inhibitory activity for phospholipase A2
SE9704931D0 (sv) * 1997-02-05 1997-12-30 Akzo Nobel Nv Sizing of paper
US6033524A (en) * 1997-11-24 2000-03-07 Nalco Chemical Company Selective retention of filling components and improved control of sheet properties by enhancing additive pretreatment
EP0953680A1 (en) 1998-04-27 1999-11-03 Akzo Nobel N.V. A process for the production of paper
JPH11315491A (ja) * 1998-04-30 1999-11-16 Japan Pmc Corp 製紙用樹脂組成物及び製紙方法
CN1306547A (zh) * 1998-06-24 2001-08-01 阿克佐诺贝尔公司 离子型聚氨酯
FI109218B (fi) 1998-09-04 2002-06-14 Kemira Chemicals Oy Paperin tai kartongin neutraaliliimaukseen käytettävä liimausseos ja menetelmä paperin tai kartongin valmistamiseksi
AU6333599A (en) 1998-10-16 2000-05-08 Basf Aktiengesellschaft Aqueous sizing agent dispersions adjusted to be anionic or cationic and designedfor paper sizing
EP1104495A4 (en) * 1999-05-28 2002-07-24 Nalco Chemical Co SELECTIVE RETENTION OF LOAD COMPONENTS AND IMPROVED CONTROL OF SHEET PROPERTIES BY PRE-TREATMENT WITH ADDITIVES
CA2418400C (en) * 2000-08-07 2010-10-26 Akzo Nobel N.V. Process for sizing paper

Also Published As

Publication number Publication date
CZ304877B6 (cs) 2014-12-29
BR0112907A (pt) 2003-06-24
NO20030559L (no) 2003-02-04
BR0112906B1 (pt) 2012-03-20
ES2382790T3 (es) 2012-06-13
WO2002012622A1 (en) 2002-02-14
ES2384994T3 (es) 2012-07-16
AR031982A1 (es) 2003-10-22
AU2001280359B2 (en) 2005-04-07
BR0112905B1 (pt) 2011-09-20
EP1309756B1 (en) 2012-06-13
CN1237228C (zh) 2006-01-18
MX255774B (es) 2008-03-31
BR0112906A (pt) 2003-06-24
AU2001280361B2 (en) 2004-07-22
MXPA03001056A (es) 2004-09-10
CA2418424A1 (en) 2002-02-14
CN1449465A (zh) 2003-10-15
WO2002012624A1 (en) 2002-02-14
KR100560239B1 (ko) 2006-03-10
CA2418424C (en) 2008-10-28
BR0112905A (pt) 2003-06-24
CN1215221C (zh) 2005-08-17
AR030314A1 (es) 2003-08-20
CA2418416A1 (en) 2002-02-14
CN1449464A (zh) 2003-10-15
MXPA03000869A (es) 2004-12-13
CN1302176C (zh) 2007-02-28
CN1446282A (zh) 2003-10-01
KR20030042445A (ko) 2003-05-28
BR0112907B1 (pt) 2011-10-18
ES2382790T5 (es) 2016-03-09
WO2002012623A1 (en) 2002-02-14
AU2001280360A1 (en) 2002-02-18
JP2004506105A (ja) 2004-02-26
AU2001282751A1 (en) 2002-02-18
PT1309756E (pt) 2012-09-05
EP1309758B1 (en) 2012-04-11
EP1309755A1 (en) 2003-05-14
MX252220B (es) 2007-12-09
AR030438A1 (es) 2003-08-20
BR0112904A (pt) 2003-07-01
NZ523956A (en) 2004-02-27
CZ2003371A3 (cs) 2004-03-17
KR20030074587A (ko) 2003-09-19
AU8035901A (en) 2002-02-18
EP1309755B2 (en) 2015-11-18
NO20030559D0 (no) 2003-02-04
ES2388659T3 (es) 2012-10-17
ATE547562T2 (de) 2012-03-15
EP1309757A1 (en) 2003-05-14
JP2004506103A (ja) 2004-02-26
CA2418400C (en) 2010-10-26
KR20030042447A (ko) 2003-05-28
EP1309758A1 (en) 2003-05-14
KR20030042444A (ko) 2003-05-28
MX259234B (es) 2008-08-01
KR100520230B1 (ko) 2005-10-11
MX275177B (es) 2010-04-14
MXPA03000790A (es) 2004-11-01
CA2418400A1 (en) 2002-02-14
EP1309756A1 (en) 2003-05-14
AR030313A1 (es) 2003-08-20
TR200300157T2 (tr) 2004-12-21
CN1455834A (zh) 2003-11-12
WO2002012626A1 (en) 2002-02-14
CA2418413C (en) 2009-05-12
JP2004514796A (ja) 2004-05-20
CA2418413A1 (en) 2002-02-14
ATE553259T1 (de) 2012-04-15
PT1309758E (pt) 2012-07-09
PT1309755E (pt) 2012-05-25
EP1309755B1 (en) 2012-02-29
AU8036101A (en) 2002-02-18
NO332614B1 (no) 2012-11-19
MXPA03000677A (es) 2004-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004506104A (ja) サイジング用分散液
US6846384B2 (en) Process for sizing paper
RU2169224C2 (ru) Пропитка бумаги
DE69908938T2 (de) Verfahren zur herstellung von papier
US6165259A (en) Aqueous dispersions of hydrophobic material
AU2001280359A1 (en) Process for sizing paper
JP3400803B2 (ja) 疎水性材料の水性分散液
JP3998638B2 (ja) 紙のサイジング方法及びサイジング組成物
US20020096275A1 (en) Sizing dispersion
US20030019599A1 (en) Sizing dispersion
RU2243306C2 (ru) Способ изготовления шлихтованной бумаги
EP1338699A1 (en) Sizing dispersion
TW593839B (en) Sizing dispersion
RU2245408C2 (ru) Способ шлихтования бумаги

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051019

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060117

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060621