JP2004363224A - 半導体チップの接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】短冊状のボンディングパッドを狭い間隔で形成した場合でも、熱圧着で潰されたバンプが隣のバンプと接触し難くなるようにする。
【解決手段】バンプ3の形成位置を、ボンディングパッド2をなす長方形の長辺方向の一端または他端とし、隣り合うボンディングパッド2でバンプ3の形成位置を変える。
【選択図】 図1
【解決手段】バンプ3の形成位置を、ボンディングパッド2をなす長方形の長辺方向の一端または他端とし、隣り合うボンディングパッド2でバンプ3の形成位置を変える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップ上に形成された複数のボンディングパッドと、基板側の複数の電極とが、それぞれ突起状電極で接続されている半導体チップの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体チップを基板上に取り付けて電気的に接続する方法として、従来より「バンプ」と称される突起状電極を用いた方法が行われている。この方法では、半導体チップ上に複数の電極(ボンディングパッド)を形成するとともに、これに対応する複数の電極を基板側(基板またはリード等)に形成する。そして、いずれかの電極上にバンプを形成した後、両電極間の位置を合わせてバンプを熱圧着する。これにより、両電極間がバンプにより接着固定されて、電気的に接続される。
【0003】
近年の半導体素子の小型・高集積化に伴って、半導体チップ上に多数のボンディングパッドを高密度で形成することが要求されている。この要求に応えるために、例えば、ワイヤボンディング法では、正方形のボンディングパッドを半導体チップの周辺に沿って二重に配置し、外側に配置された複数のボンディングパッドの隙間の位置に内側のボンディングパッドが配置されるように(所謂「千鳥配置」に)している。
【0004】
上記要求に応えるために、隣り合うボンディングパッドの間隔を狭くすると、バンプを用いた方法では、熱圧着で潰されたバンプが隣のバンプと接触し易くなる。この問題を解決するために、下記の特許文献1には、テープキャリア方式の接続構造で、ボンディングパッドを半導体チップの周辺に千鳥配置にすることが記載されている。この接続構造では、図7に示すように、ボンディングパッド2を半導体チップ1の周辺部に千鳥配置し、一つのボンディングパッド2上に、ボンディングパッド2とほぼ同じ大きさのバンプ3を形成している。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−152154号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、半導体素子の更なる小型・高集積化に対応する目的で、半導体チップ上に短冊状(細長い長方形、例えば長辺が短辺の2倍以上長い長方形)のボンディングパッドを形成することも行われているが、前記特許文献1には、このような場合にバンプを用いた接続を行う際の対策については記載されていない。
【0007】
本発明は、半導体素子の更なる小型・高集積化に対応する目的で半導体チップ上に短冊状のボンディングパッドを形成する場合に、バンプを用いた接続方法が有する課題(隣り合うボンディングパッドの間隔が狭くなると、熱圧着で潰されたバンプが隣のバンプと接触し易くなる。)を解決するためになされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、半導体チップ上に形成された複数のボンディングパッドと、基板側の複数の電極とが、それぞれ突起状電極で接続されている半導体チップの接続構造において、各ボンディングパッドは、長辺と短辺とからなる平行四辺形に形成され、隣り合うボンディングパッドをなす平行四辺形の長辺を揃えて並列に配置され、前記突起状電極は、隣り合うボンディングパッド間で、前記長辺方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする半導体チップの接続構造を提供する。
【0009】
前記平行四辺形には、四つの内角が直角である長方形と四つの内角が直角でない狭義の平行四辺形、およびこれらと略同じ形状(例えば、角部が丸くなっていたり、四辺のいずれかが厳密には非直線になっている形状)が含まれる。
本発明によれば、前記平行四辺形のボンディングパッドに対する突起状電極の配置を、「隣り合うボンディングパッド間で、ボンディングパッドをなす前記平行四辺形の長辺方向の異なる位置」とすることにより、狭い間隔で前記形状のボンディングパッドを形成した場合でも、熱圧着で潰されたバンプが隣のバンプと接触し難くなる。
【0010】
その結果、半導体素子の更なる小型・高集積化に対応する目的で、半導体チップ上に短冊状のボンディングパッドを狭い間隔で形成し、このボンディングパッドと基板側をバンプを用いた方法で接続する実装工程を、容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1乃至4を用いて、本発明の一例(一実施形態)に相当する半導体チップの接続構造について説明する。
図1は、この接続構造を構成する半導体チップのパターン形成面の一部(ボンディングパッド形成部分)を示す平面図である。図1のA−A線断面図を図2に示す。図3は、この接続構造を構成する基板の回路形成面の一部を示す平面図である。図4は、この接続構造を示す断面図である。
【0012】
図1に示すように、この実施形態では、半導体チップ1のパターン形成面の周辺部に、複数個のボンディングパッド2が並列に配置されている。各ボンディングパッド2は、同じ大きさの長方形であって、その長辺は基準線Lと平行な直線である。この基準線Lは、半導体チップ1の縁を示す直線11と垂直な直線である。各ボンディングパッド2は、隣り合うボンディングパッド2をなす長方形の長辺を揃えて並列に配置されている。
【0013】
この半導体チップ1の各ボンディングパッド2(2a〜2d)には、ボンディングパッド2をなす長方形の長辺の一端または他端に、バンプ(突起状電極)3が形成されている。前記長辺方向でのバンプ3の位置は、隣り合うボンディングパッド2で異なり、交互に同じ位置になっている。すなわち、図1の最も左側では縦長の長方形に形成されたボンディングパッド2aの上端に、その一つ右では同じ形状のボンディングパッド2bの下端に、更に一つ右では同じ形状のボンディングパッド2cの上端に、更に一つ右では同じ形状のボンディングパッド2bの下端にバンプ3が形成されている。
【0014】
その結果、この実施形態では、ボンディングパッド2をなす長方形の上端および下端でそれぞれ、バンプ3が、ボンディングパッド2の配置間隔の2倍の配置間隔で形成されている。
この半導体チップ1は図2に示す断面構造を有する。この実施形態では、各バンプ3を以下の方法で形成した。
【0015】
先ず、半導体チップ1上にアルミニウム薄膜を形成した後に、この薄膜をパターニングすることで各ボンディングパッド2a〜2dを形成した。次に、絶縁層4を形成した後に、この絶縁層4をパターニングすることでバンプ3形成用の孔41を形成した。この孔41は、各ボンディングパッド2のバンプ3形成位置でボンディングパッド2が露出するように形成されている。次に、無電解ニッケルメッキ法により、絶縁層4の各孔41にニッケル層を成長させて、ニッケルからなるバンプ3を形成した。なお、図1では絶縁層4が省略されている。
【0016】
図3に示すように、基板5の回路形成面には、バンプ3によって半導体チップ1のボンディングパッド2と直接接続される位置に、電極6が形成されている。この基板5の上に、図1及び2に示す半導体チップ1を、バンプ3形成面を基板5側に向け、バンプ3と電極6の位置を合わせて配置した後に、バンプ3を熱圧着した。これにより、各ボンディングパッド2とこれに対応する電極6との間がそれぞれバンプ3により接着固定されて、電気的に接続された。図4はこの状態を示す。図4に示す基板5の断面は図3のB−B線断面に相当する。
【0017】
この実施形態における半導体チップの接続構造によれば、隣り合うボンディングパッド2でバンプ3の形成位置が異なる(長方形の長辺方向一端と他端になっている)ため、ボンディングパッド2を狭い間隔で配置した場合でも、熱圧着で潰されたバンプ3が隣のバンプ3と接触し難くなる。
なお、この実施形態では、縦長の長方形に形成されたボンディングパッド2の上端または下端にバンプ3を配置しているが、前記長方形の長辺方向でのバンプ3の形成位置が隣同士で同じにならなければこれに限定されず、前記長辺方向での中間位置と上端または下端との組み合わせ等であってもよい。また、ボンディングパッド2の形状は狭義の平行四辺形であってもよい。
【0018】
また、バンプの形成方法は上述のような無電解メッキ法に限定されず、例えば金線の先端を溶融して表面張力によりボール状にした後、この金ボールをボンディングパッドに超音波圧着する方法でもよい。その場合の一例について図5および図6を用いて説明する。
図5はこの場合の半導体チップのパターン形成面の一部(ボンディングパッド形成部分)を示す平面図である。図6はこの半導体チップを図3の基板と接続した状態を示す断面図であって、図4と同様の断面を示す。すなわち、図6における半導体チップ1の断面は、図5の半導体チップ1を左右を反対にして絶縁層4側を下に向けた状態での図5のC−C線断面を示す。
【0019】
この例では、バンプ3形成用の孔41を、バンディングパッド2a〜2dより少し小さい長方形とした。そして、この長方形の長辺の一端または他端に、ボール状の金製のバンプ3を形成した。前記長辺方向でのバンプ3の位置は、隣り合うボンディングパッド2で異なり、交互に同じ位置になっている。すなわち、この例では、ボンディングパッド2の上端よりも少し下の位置およびボンディングパッド2の下端よりも少し上の位置に金ボールからなるバンプ3が形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体チップのパターン形成面の一部を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】基板の回路形成面の一部を示す平面図である。
【図4】半導体チップが図1の場合の接続構造を示す断面図である。
【図5】半導体チップのパターン形成面の一部を示す平面図である。
【図6】半導体チップが図5の場合の接続構造を示す断面図である。
【図7】ボンディングパッドの従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…半導体チップ、2(2a〜2d)…ボンディングパッド、3…バンプ(突起状電極)、4…絶縁層、41…孔、5…基板、6…基板側の電極。
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップ上に形成された複数のボンディングパッドと、基板側の複数の電極とが、それぞれ突起状電極で接続されている半導体チップの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体チップを基板上に取り付けて電気的に接続する方法として、従来より「バンプ」と称される突起状電極を用いた方法が行われている。この方法では、半導体チップ上に複数の電極(ボンディングパッド)を形成するとともに、これに対応する複数の電極を基板側(基板またはリード等)に形成する。そして、いずれかの電極上にバンプを形成した後、両電極間の位置を合わせてバンプを熱圧着する。これにより、両電極間がバンプにより接着固定されて、電気的に接続される。
【0003】
近年の半導体素子の小型・高集積化に伴って、半導体チップ上に多数のボンディングパッドを高密度で形成することが要求されている。この要求に応えるために、例えば、ワイヤボンディング法では、正方形のボンディングパッドを半導体チップの周辺に沿って二重に配置し、外側に配置された複数のボンディングパッドの隙間の位置に内側のボンディングパッドが配置されるように(所謂「千鳥配置」に)している。
【0004】
上記要求に応えるために、隣り合うボンディングパッドの間隔を狭くすると、バンプを用いた方法では、熱圧着で潰されたバンプが隣のバンプと接触し易くなる。この問題を解決するために、下記の特許文献1には、テープキャリア方式の接続構造で、ボンディングパッドを半導体チップの周辺に千鳥配置にすることが記載されている。この接続構造では、図7に示すように、ボンディングパッド2を半導体チップ1の周辺部に千鳥配置し、一つのボンディングパッド2上に、ボンディングパッド2とほぼ同じ大きさのバンプ3を形成している。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−152154号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、半導体素子の更なる小型・高集積化に対応する目的で、半導体チップ上に短冊状(細長い長方形、例えば長辺が短辺の2倍以上長い長方形)のボンディングパッドを形成することも行われているが、前記特許文献1には、このような場合にバンプを用いた接続を行う際の対策については記載されていない。
【0007】
本発明は、半導体素子の更なる小型・高集積化に対応する目的で半導体チップ上に短冊状のボンディングパッドを形成する場合に、バンプを用いた接続方法が有する課題(隣り合うボンディングパッドの間隔が狭くなると、熱圧着で潰されたバンプが隣のバンプと接触し易くなる。)を解決するためになされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、半導体チップ上に形成された複数のボンディングパッドと、基板側の複数の電極とが、それぞれ突起状電極で接続されている半導体チップの接続構造において、各ボンディングパッドは、長辺と短辺とからなる平行四辺形に形成され、隣り合うボンディングパッドをなす平行四辺形の長辺を揃えて並列に配置され、前記突起状電極は、隣り合うボンディングパッド間で、前記長辺方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする半導体チップの接続構造を提供する。
【0009】
前記平行四辺形には、四つの内角が直角である長方形と四つの内角が直角でない狭義の平行四辺形、およびこれらと略同じ形状(例えば、角部が丸くなっていたり、四辺のいずれかが厳密には非直線になっている形状)が含まれる。
本発明によれば、前記平行四辺形のボンディングパッドに対する突起状電極の配置を、「隣り合うボンディングパッド間で、ボンディングパッドをなす前記平行四辺形の長辺方向の異なる位置」とすることにより、狭い間隔で前記形状のボンディングパッドを形成した場合でも、熱圧着で潰されたバンプが隣のバンプと接触し難くなる。
【0010】
その結果、半導体素子の更なる小型・高集積化に対応する目的で、半導体チップ上に短冊状のボンディングパッドを狭い間隔で形成し、このボンディングパッドと基板側をバンプを用いた方法で接続する実装工程を、容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1乃至4を用いて、本発明の一例(一実施形態)に相当する半導体チップの接続構造について説明する。
図1は、この接続構造を構成する半導体チップのパターン形成面の一部(ボンディングパッド形成部分)を示す平面図である。図1のA−A線断面図を図2に示す。図3は、この接続構造を構成する基板の回路形成面の一部を示す平面図である。図4は、この接続構造を示す断面図である。
【0012】
図1に示すように、この実施形態では、半導体チップ1のパターン形成面の周辺部に、複数個のボンディングパッド2が並列に配置されている。各ボンディングパッド2は、同じ大きさの長方形であって、その長辺は基準線Lと平行な直線である。この基準線Lは、半導体チップ1の縁を示す直線11と垂直な直線である。各ボンディングパッド2は、隣り合うボンディングパッド2をなす長方形の長辺を揃えて並列に配置されている。
【0013】
この半導体チップ1の各ボンディングパッド2(2a〜2d)には、ボンディングパッド2をなす長方形の長辺の一端または他端に、バンプ(突起状電極)3が形成されている。前記長辺方向でのバンプ3の位置は、隣り合うボンディングパッド2で異なり、交互に同じ位置になっている。すなわち、図1の最も左側では縦長の長方形に形成されたボンディングパッド2aの上端に、その一つ右では同じ形状のボンディングパッド2bの下端に、更に一つ右では同じ形状のボンディングパッド2cの上端に、更に一つ右では同じ形状のボンディングパッド2bの下端にバンプ3が形成されている。
【0014】
その結果、この実施形態では、ボンディングパッド2をなす長方形の上端および下端でそれぞれ、バンプ3が、ボンディングパッド2の配置間隔の2倍の配置間隔で形成されている。
この半導体チップ1は図2に示す断面構造を有する。この実施形態では、各バンプ3を以下の方法で形成した。
【0015】
先ず、半導体チップ1上にアルミニウム薄膜を形成した後に、この薄膜をパターニングすることで各ボンディングパッド2a〜2dを形成した。次に、絶縁層4を形成した後に、この絶縁層4をパターニングすることでバンプ3形成用の孔41を形成した。この孔41は、各ボンディングパッド2のバンプ3形成位置でボンディングパッド2が露出するように形成されている。次に、無電解ニッケルメッキ法により、絶縁層4の各孔41にニッケル層を成長させて、ニッケルからなるバンプ3を形成した。なお、図1では絶縁層4が省略されている。
【0016】
図3に示すように、基板5の回路形成面には、バンプ3によって半導体チップ1のボンディングパッド2と直接接続される位置に、電極6が形成されている。この基板5の上に、図1及び2に示す半導体チップ1を、バンプ3形成面を基板5側に向け、バンプ3と電極6の位置を合わせて配置した後に、バンプ3を熱圧着した。これにより、各ボンディングパッド2とこれに対応する電極6との間がそれぞれバンプ3により接着固定されて、電気的に接続された。図4はこの状態を示す。図4に示す基板5の断面は図3のB−B線断面に相当する。
【0017】
この実施形態における半導体チップの接続構造によれば、隣り合うボンディングパッド2でバンプ3の形成位置が異なる(長方形の長辺方向一端と他端になっている)ため、ボンディングパッド2を狭い間隔で配置した場合でも、熱圧着で潰されたバンプ3が隣のバンプ3と接触し難くなる。
なお、この実施形態では、縦長の長方形に形成されたボンディングパッド2の上端または下端にバンプ3を配置しているが、前記長方形の長辺方向でのバンプ3の形成位置が隣同士で同じにならなければこれに限定されず、前記長辺方向での中間位置と上端または下端との組み合わせ等であってもよい。また、ボンディングパッド2の形状は狭義の平行四辺形であってもよい。
【0018】
また、バンプの形成方法は上述のような無電解メッキ法に限定されず、例えば金線の先端を溶融して表面張力によりボール状にした後、この金ボールをボンディングパッドに超音波圧着する方法でもよい。その場合の一例について図5および図6を用いて説明する。
図5はこの場合の半導体チップのパターン形成面の一部(ボンディングパッド形成部分)を示す平面図である。図6はこの半導体チップを図3の基板と接続した状態を示す断面図であって、図4と同様の断面を示す。すなわち、図6における半導体チップ1の断面は、図5の半導体チップ1を左右を反対にして絶縁層4側を下に向けた状態での図5のC−C線断面を示す。
【0019】
この例では、バンプ3形成用の孔41を、バンディングパッド2a〜2dより少し小さい長方形とした。そして、この長方形の長辺の一端または他端に、ボール状の金製のバンプ3を形成した。前記長辺方向でのバンプ3の位置は、隣り合うボンディングパッド2で異なり、交互に同じ位置になっている。すなわち、この例では、ボンディングパッド2の上端よりも少し下の位置およびボンディングパッド2の下端よりも少し上の位置に金ボールからなるバンプ3が形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体チップのパターン形成面の一部を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】基板の回路形成面の一部を示す平面図である。
【図4】半導体チップが図1の場合の接続構造を示す断面図である。
【図5】半導体チップのパターン形成面の一部を示す平面図である。
【図6】半導体チップが図5の場合の接続構造を示す断面図である。
【図7】ボンディングパッドの従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…半導体チップ、2(2a〜2d)…ボンディングパッド、3…バンプ(突起状電極)、4…絶縁層、41…孔、5…基板、6…基板側の電極。
Claims (1)
- 半導体チップ上に形成された複数のボンディングパッドと、基板側の複数の電極とが、それぞれ突起状電極で接続されている半導体チップの接続構造において、
各ボンディングパッドは、長辺と短辺とからなる平行四辺形に形成され、隣り合うボンディングパッドをなす平行四辺形の長辺を揃えて並列に配置され、
前記突起状電極は、隣り合うボンディングパッド間で、前記長辺方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする半導体チップの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003157853A JP2004363224A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 半導体チップの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003157853A JP2004363224A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 半導体チップの接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004363224A true JP2004363224A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34051439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003157853A Pending JP2004363224A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 半導体チップの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004363224A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007027481A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Seiko Epson Corp | 半導体装置 |
JP2007043071A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-02-15 | Seiko Epson Corp | 半導体装置 |
JP2007165744A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Epson Imaging Devices Corp | 半導体装置、実装構造体、電気光学装置、半導体装置の製造方法、実装構造体の製造方法、電気光学装置の製造方法、及び、電子機器 |
US7777334B2 (en) | 2005-07-06 | 2010-08-17 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor device having active element formation region provided under a bump pad |
US8878365B2 (en) | 2005-07-13 | 2014-11-04 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor device having a conductive layer reliably formed under an electrode pad |
-
2003
- 2003-06-03 JP JP2003157853A patent/JP2004363224A/ja active Pending
Cited By (7)
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