JP2004361730A - 万華鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】万華鏡使用者がより美しい模様を見ることができるようにした万華鏡を提供する。
【解決手段】筒状体(1)にミラーシステム(3)を内設し、該筒状体の後端には覗き窓(5)を設け、該筒状体の前端には密閉容器(11)を備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体(13)(15)により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクト(23)を移動自在に配設してなる万華鏡において、前記密閉容器内を前後方向の隔壁(19)により相互に独立した複数個の収納室(21)に区画し、各収納室内に多数のオブジェクトを他の収納室内のオブジェクトと混ざり合わないように移動自在に配設したことを特徴とする万華鏡。密閉容器は筒状体に対し回転自在であってもよい。
【選択図】図1
【解決手段】筒状体(1)にミラーシステム(3)を内設し、該筒状体の後端には覗き窓(5)を設け、該筒状体の前端には密閉容器(11)を備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体(13)(15)により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクト(23)を移動自在に配設してなる万華鏡において、前記密閉容器内を前後方向の隔壁(19)により相互に独立した複数個の収納室(21)に区画し、各収納室内に多数のオブジェクトを他の収納室内のオブジェクトと混ざり合わないように移動自在に配設したことを特徴とする万華鏡。密閉容器は筒状体に対し回転自在であってもよい。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は万華鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
万華鏡としては、筒状体にミラーシステムを内設し、該筒状体の後端には覗き窓を設け、該筒状体の前端には密閉容器を備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクトを移動自在に配設してなるものが既に知られている。
【0003】
上記従来の万華鏡を使用する際には、筒状体を手で持ち、該筒状体の後端に設けられた覗き窓を覗いた状態で該筒状体を回転させるのである。しかるときは、密閉容器は筒状体と共に回転し、密閉容器内に配設された多数のオブジェクトは種々の態様で密閉容器内を移動し、万華鏡使用者は刻々と変化する模様を見ることができる。
【0004】
一方、特開平11−223794号公報は、上記密閉容器を筒状体に対し回転自在となした万華鏡を開示している。
【0005】
同公報に示す万華鏡を使用する際には、覗き窓を有する筒状体を回転させることなく、密閉容器のみを回転させればよいため、該万華鏡は使い勝手が良好である。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−223794号公報(請求項1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の万華鏡においては、筒状体又は密閉容器を回転させたときには、密閉容器内に配設された多数のオブジェクトは無秩序に混ざり合うため、万華鏡使用者は必ずしも美しい模様を見ることができないという問題がある。
【0008】
本発明は、上記従来の万華鏡における上述の如き問題を解決し、万華鏡使用者がより美しい模様を見ることができるようにした万華鏡を提供しようとしてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は下記の万華鏡を提供する。
【0010】
(1)筒状体にミラーシステムを内設し、該筒状体の後端には覗き窓を設け、該筒状体の前端には密閉容器を備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクトを移動自在に配設してなる万華鏡において、
前記密閉容器内を前後方向の隔壁により相互に独立した複数個の収納室に区画し、各収納室内に多数のオブジェクトを他の収納室内のオブジェクトと混ざり合わないように移動自在に配設したことを特徴とする万華鏡(請求項1)。
【0011】
(2)筒状体にミラーシステムを内設し、該筒状体の後端には覗き窓を設け、該筒状体の前端には密閉容器を該筒状体に対し回転自在に備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクトを移動自在に配設してなる万華鏡において、
前記密閉容器内を前後方向の隔壁により相互に独立した複数個の収納室に区画し、各収納室内に多数のオブジェクトを他の収納室内のオブジェクトと混ざり合わないように移動自在に配設したことを特徴とする万華鏡(請求項2)。
【0012】
特許請求の範囲を含む本明細書における「ミラーシステム」とは、内面を反射面とし、筒状体の長さ方向に配設されたミラー組立であって、下記のものが含まれるものとする。
【0013】
(イ)2枚のミラーと1枚の光吸収板とを三角筒状に組み合わせてなるもの(ツーミラーシステム)
【0014】
(ロ)3枚のミラーを三角筒状に組み合わせてなるもの(スリーミラーシステム)
【0015】
(ハ)3枚のミラーと1枚の光吸収板とを四角筒状に組み合わせてなるもの(レクタンギュラーミラーシステム)
【0016】
(ニ)4枚のミラーを四角筒状に組み合わせてなるもの(フォーミラーシステム)
【0017】
(ホ)4枚のミラーを菱形筒状に組み合わせてなるもの、即ち光吸収板を有しないツーミラーシステムを二つ組み合わせてなるもの(ツインミラーシステム)
【0018】
(ヘ)3枚又は4枚のミラーを截頭三角錐状又は截頭四角錐状に組み合わせてなるもの(テーパードミラーシステム)
【0019】
(ト)円筒状のミラーよりなるもの(サークルミラーシステム)
【0020】
特許請求の範囲を含む本明細書における「前」とは、万華鏡使用者から離れる方向をいい、「後」とは万華鏡使用者に近づく方向をいうものとする。また、特許請求の範囲を含む本明細書における「万華鏡」には、密閉容器内にオブジェクトのみを配設したドライタイプのみならず、密閉容器内にオブジェクトをオイル等の液体と共に封入したオイルタイプ等も含まれるものとする。
【0021】
【作用】
[請求項1の発明]
請求項1の万華鏡を使用する際には、筒状体を手で持ち、該筒状体の後端に設けられた覗き窓を覗いた状態で該筒状体を回転させる。
【0022】
しかるときは、密閉容器は筒状体と共に回転するが、密閉容器内の各収納室は相互に独立しており、各収納室内に配設された多数のオブジェクトは他の収納室内のオブジェクトと混ざり合うことがない。即ち、各収納室内のオブジェクトは当該収納室内でのみ移動し、当該収納室内のオブジェクトとのみ相互に混ざり合う。従って、例えば各収納室内にそれぞれ同系色のオブジェクトを配設したときには、これらのオブジェクトが他の収納室内の異系色のオブジェクトと混ざり合うことがない。更に、各区画室内のオブジェクトは他の区画室内のオブジェクトとは異なる動きを示す。その結果、密閉容器内のオブジェクトの動きは極めて複雑になり、万華鏡使用者は各収納室毎に刻々と変化する美しい模様を見ることができる。
【0023】
なお、密閉容器内は前後方向の隔壁により複数個の収納室に区画されているため、各収納室の前後両端は密閉容器の前後両端部に形成された透光体に臨むことになる。
【0024】
[請求項2の発明]
請求項2の万華鏡を使用する際には、覗き窓を有する筒状体を回転させることなく、密閉容器のみを回転させればよい。その他の点においては、請求項2の万華鏡は前記請求項1の万華鏡と同様の作用を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0026】
符号1に示すものは筒状体である。筒状体1は好ましくは円筒状体とする。
【0027】
筒状体1にミラーシステム3を内設する。図示の事例におけるミラーシステム3は、2枚のミラー3a、3aと1枚の光吸収板3bとを三角筒状に組み合わせてなるツーミラーシステムである。光吸収板3bとしては、例えば黒色板が用いられる。
【0028】
筒状体1の後端には覗き窓5を設ける。覗き窓5は筒状体1の後端を塞ぐ後端板7の中央部に形成し、該覗き窓5の内側にはレンズ9を備えさせる。
【0029】
筒状体1の前端には密閉容器(セル)11を備えさせる。
【0030】
密閉容器11の前後両端部をそれぞれ透光体13、15により形成する。透光体13、15は一例としてガラス板とする。なお、図1に示す事例においては、筒状体1の前端にも透光体17を備えさせている。この透光体17も一例としてガラス板とする。
【0031】
密閉容器11内を前後方向の隔壁19により相互に独立した複数個の収納室21、21・・・に区画し、各収納室21内に多数のオブジェクト23、23・・・を他の収納室21、21・・・内のオブジェクト23、23・・・と混ざり合わないように移動自在に配設する。図示の事例においては、密閉容器11内に2個の収納室21、21が設けられている。
【0032】
オブジェクト23、23・・・としては、例えばガラス、紙、宝石、合成樹脂等の小片を用いる。
【0033】
密閉容器11は、図4に示すように、筒状体1に回転不能に固定してもよいが、図1に示す事例においては密閉容器11は筒状体1に対し回転自在である。
【0034】
図1に示す事例においては、密閉容器11を筒状体1に対し回転自在となすために、筒状体1の前端に環状軸受25を設けると共に密閉容器11の後端に突縁27を設け、該環状軸受25に突縁27を回転自在に支持させている。符合29に示すものはパテである。
【0035】
図5は、密閉容器11内に2個の収納室21、21が設けられている万華鏡において、覗き窓5を介して見える模様の一例を示すものである。なお、この模様は密閉容器11の回転に伴って刻々と変化するものである。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、密閉容器内の各収納室は相互に独立しており、各収納室内に配設された多数のオブジェクトは他の収納室内のオブジェクトと混ざり合うことがない。即ち、各収納室内のオブジェクトは当該収納室内でのみ移動し、当該収納室内のオブジェクトとのみ相互に混ざり合う。従って、例えば各収納室内にそれぞれ同系色のオブジェクトを配設したときには、これらのオブジェクトが他の収納室内の異系色のオブジェクトと混ざり合うことがない。更に、各区画室内のオブジェクトは他の区画室内のオブジェクトとは異なる動きを示す。その結果、密閉容器内のオブジェクトの動きは極めて複雑になり、万華鏡使用者は各収納室毎に刻々と変化する美しい模様を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による万華鏡の一例を拡大して示す断面図である。
【図2】同上万華鏡の正面図である。
【図3】図1のIII−III線における断面図である。
【図4】同上万華鏡の別の一例を示す断面図である。
【図5】同上万華鏡において、覗き窓を介して見える模様の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 筒状体
3 ミラーシステム
3a ミラー
3b 光吸収板
5 覗き窓
7 後端板
9 レンズ
11 密閉容器
13 透光体
15 透光体
17 透光体
19 隔壁
21 収納室
23 オブジェクト
25 環状軸受
27 突縁
29 パテ
【発明の属する技術分野】
本発明は万華鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
万華鏡としては、筒状体にミラーシステムを内設し、該筒状体の後端には覗き窓を設け、該筒状体の前端には密閉容器を備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクトを移動自在に配設してなるものが既に知られている。
【0003】
上記従来の万華鏡を使用する際には、筒状体を手で持ち、該筒状体の後端に設けられた覗き窓を覗いた状態で該筒状体を回転させるのである。しかるときは、密閉容器は筒状体と共に回転し、密閉容器内に配設された多数のオブジェクトは種々の態様で密閉容器内を移動し、万華鏡使用者は刻々と変化する模様を見ることができる。
【0004】
一方、特開平11−223794号公報は、上記密閉容器を筒状体に対し回転自在となした万華鏡を開示している。
【0005】
同公報に示す万華鏡を使用する際には、覗き窓を有する筒状体を回転させることなく、密閉容器のみを回転させればよいため、該万華鏡は使い勝手が良好である。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−223794号公報(請求項1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の万華鏡においては、筒状体又は密閉容器を回転させたときには、密閉容器内に配設された多数のオブジェクトは無秩序に混ざり合うため、万華鏡使用者は必ずしも美しい模様を見ることができないという問題がある。
【0008】
本発明は、上記従来の万華鏡における上述の如き問題を解決し、万華鏡使用者がより美しい模様を見ることができるようにした万華鏡を提供しようとしてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は下記の万華鏡を提供する。
【0010】
(1)筒状体にミラーシステムを内設し、該筒状体の後端には覗き窓を設け、該筒状体の前端には密閉容器を備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクトを移動自在に配設してなる万華鏡において、
前記密閉容器内を前後方向の隔壁により相互に独立した複数個の収納室に区画し、各収納室内に多数のオブジェクトを他の収納室内のオブジェクトと混ざり合わないように移動自在に配設したことを特徴とする万華鏡(請求項1)。
【0011】
(2)筒状体にミラーシステムを内設し、該筒状体の後端には覗き窓を設け、該筒状体の前端には密閉容器を該筒状体に対し回転自在に備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクトを移動自在に配設してなる万華鏡において、
前記密閉容器内を前後方向の隔壁により相互に独立した複数個の収納室に区画し、各収納室内に多数のオブジェクトを他の収納室内のオブジェクトと混ざり合わないように移動自在に配設したことを特徴とする万華鏡(請求項2)。
【0012】
特許請求の範囲を含む本明細書における「ミラーシステム」とは、内面を反射面とし、筒状体の長さ方向に配設されたミラー組立であって、下記のものが含まれるものとする。
【0013】
(イ)2枚のミラーと1枚の光吸収板とを三角筒状に組み合わせてなるもの(ツーミラーシステム)
【0014】
(ロ)3枚のミラーを三角筒状に組み合わせてなるもの(スリーミラーシステム)
【0015】
(ハ)3枚のミラーと1枚の光吸収板とを四角筒状に組み合わせてなるもの(レクタンギュラーミラーシステム)
【0016】
(ニ)4枚のミラーを四角筒状に組み合わせてなるもの(フォーミラーシステム)
【0017】
(ホ)4枚のミラーを菱形筒状に組み合わせてなるもの、即ち光吸収板を有しないツーミラーシステムを二つ組み合わせてなるもの(ツインミラーシステム)
【0018】
(ヘ)3枚又は4枚のミラーを截頭三角錐状又は截頭四角錐状に組み合わせてなるもの(テーパードミラーシステム)
【0019】
(ト)円筒状のミラーよりなるもの(サークルミラーシステム)
【0020】
特許請求の範囲を含む本明細書における「前」とは、万華鏡使用者から離れる方向をいい、「後」とは万華鏡使用者に近づく方向をいうものとする。また、特許請求の範囲を含む本明細書における「万華鏡」には、密閉容器内にオブジェクトのみを配設したドライタイプのみならず、密閉容器内にオブジェクトをオイル等の液体と共に封入したオイルタイプ等も含まれるものとする。
【0021】
【作用】
[請求項1の発明]
請求項1の万華鏡を使用する際には、筒状体を手で持ち、該筒状体の後端に設けられた覗き窓を覗いた状態で該筒状体を回転させる。
【0022】
しかるときは、密閉容器は筒状体と共に回転するが、密閉容器内の各収納室は相互に独立しており、各収納室内に配設された多数のオブジェクトは他の収納室内のオブジェクトと混ざり合うことがない。即ち、各収納室内のオブジェクトは当該収納室内でのみ移動し、当該収納室内のオブジェクトとのみ相互に混ざり合う。従って、例えば各収納室内にそれぞれ同系色のオブジェクトを配設したときには、これらのオブジェクトが他の収納室内の異系色のオブジェクトと混ざり合うことがない。更に、各区画室内のオブジェクトは他の区画室内のオブジェクトとは異なる動きを示す。その結果、密閉容器内のオブジェクトの動きは極めて複雑になり、万華鏡使用者は各収納室毎に刻々と変化する美しい模様を見ることができる。
【0023】
なお、密閉容器内は前後方向の隔壁により複数個の収納室に区画されているため、各収納室の前後両端は密閉容器の前後両端部に形成された透光体に臨むことになる。
【0024】
[請求項2の発明]
請求項2の万華鏡を使用する際には、覗き窓を有する筒状体を回転させることなく、密閉容器のみを回転させればよい。その他の点においては、請求項2の万華鏡は前記請求項1の万華鏡と同様の作用を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0026】
符号1に示すものは筒状体である。筒状体1は好ましくは円筒状体とする。
【0027】
筒状体1にミラーシステム3を内設する。図示の事例におけるミラーシステム3は、2枚のミラー3a、3aと1枚の光吸収板3bとを三角筒状に組み合わせてなるツーミラーシステムである。光吸収板3bとしては、例えば黒色板が用いられる。
【0028】
筒状体1の後端には覗き窓5を設ける。覗き窓5は筒状体1の後端を塞ぐ後端板7の中央部に形成し、該覗き窓5の内側にはレンズ9を備えさせる。
【0029】
筒状体1の前端には密閉容器(セル)11を備えさせる。
【0030】
密閉容器11の前後両端部をそれぞれ透光体13、15により形成する。透光体13、15は一例としてガラス板とする。なお、図1に示す事例においては、筒状体1の前端にも透光体17を備えさせている。この透光体17も一例としてガラス板とする。
【0031】
密閉容器11内を前後方向の隔壁19により相互に独立した複数個の収納室21、21・・・に区画し、各収納室21内に多数のオブジェクト23、23・・・を他の収納室21、21・・・内のオブジェクト23、23・・・と混ざり合わないように移動自在に配設する。図示の事例においては、密閉容器11内に2個の収納室21、21が設けられている。
【0032】
オブジェクト23、23・・・としては、例えばガラス、紙、宝石、合成樹脂等の小片を用いる。
【0033】
密閉容器11は、図4に示すように、筒状体1に回転不能に固定してもよいが、図1に示す事例においては密閉容器11は筒状体1に対し回転自在である。
【0034】
図1に示す事例においては、密閉容器11を筒状体1に対し回転自在となすために、筒状体1の前端に環状軸受25を設けると共に密閉容器11の後端に突縁27を設け、該環状軸受25に突縁27を回転自在に支持させている。符合29に示すものはパテである。
【0035】
図5は、密閉容器11内に2個の収納室21、21が設けられている万華鏡において、覗き窓5を介して見える模様の一例を示すものである。なお、この模様は密閉容器11の回転に伴って刻々と変化するものである。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、密閉容器内の各収納室は相互に独立しており、各収納室内に配設された多数のオブジェクトは他の収納室内のオブジェクトと混ざり合うことがない。即ち、各収納室内のオブジェクトは当該収納室内でのみ移動し、当該収納室内のオブジェクトとのみ相互に混ざり合う。従って、例えば各収納室内にそれぞれ同系色のオブジェクトを配設したときには、これらのオブジェクトが他の収納室内の異系色のオブジェクトと混ざり合うことがない。更に、各区画室内のオブジェクトは他の区画室内のオブジェクトとは異なる動きを示す。その結果、密閉容器内のオブジェクトの動きは極めて複雑になり、万華鏡使用者は各収納室毎に刻々と変化する美しい模様を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による万華鏡の一例を拡大して示す断面図である。
【図2】同上万華鏡の正面図である。
【図3】図1のIII−III線における断面図である。
【図4】同上万華鏡の別の一例を示す断面図である。
【図5】同上万華鏡において、覗き窓を介して見える模様の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 筒状体
3 ミラーシステム
3a ミラー
3b 光吸収板
5 覗き窓
7 後端板
9 レンズ
11 密閉容器
13 透光体
15 透光体
17 透光体
19 隔壁
21 収納室
23 オブジェクト
25 環状軸受
27 突縁
29 パテ
Claims (2)
- 筒状体にミラーシステムを内設し、該筒状体の後端には覗き窓を設け、該筒状体の前端には密閉容器を備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクトを移動自在に配設してなる万華鏡において、
前記密閉容器内を前後方向の隔壁により相互に独立した複数個の収納室に区画し、各収納室内に多数のオブジェクトを他の収納室内のオブジェクトと混ざり合わないように移動自在に配設したことを特徴とする万華鏡。 - 筒状体にミラーシステムを内設し、該筒状体の後端には覗き窓を設け、該筒状体の前端には密閉容器を該筒状体に対し回転自在に備えさせ、該密閉容器の前後両端部をそれぞれ透光体により形成し、該密閉容器内に多数のオブジェクトを移動自在に配設してなる万華鏡において、
前記密閉容器内を前後方向の隔壁により相互に独立した複数個の収納室に区画し、各収納室内に多数のオブジェクトを他の収納室内のオブジェクトと混ざり合わないように移動自在に配設したことを特徴とする万華鏡。
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