JP2004356689A - 圧電発振器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧電振動板3を搭載する搭載台13と、IC2を収納する第1の凹部11を具備してなるベース基板1に蓋体4を被せて気密封止してなる圧電発振器であって、当該第1の凹部の底面には、前記収納されたICの周縁部の少なくとも一部に沿って第2の凹部114が形成されてなり、当該第2の凹部に樹脂接着剤を介在させた状態で前記ICをベース基板の収納部に固着されてなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は圧電発振器のパッケージ構造に関するものであり、当該パッケージの回路素子の搭載構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧電発振器は、安定して精度の高い発振周波数を得ることができるため、携帯電話等の通信機器あるいは電子機器等に用いられる等、多種の分野で使用され、また近年はセラミックパッケージ等を用いた表面実装タイプが主流となっている。例えば表面実装用圧電発振器パッケージの内部には、圧電振動板と当該圧電振動板とともに発振回路を構成するICあるいは圧電発振器の特性を調整する回路素子が収納されている。
【0003】
このような圧電発振器では、従来、特許文献1に示すように、ベースの底面にICが導電性樹脂接着剤、あるいは絶縁性樹脂接着剤等により接着固定し、パッケージに形成された電極端子に対してワイヤボンディング工法を用いて接続し、圧電振動板やパッケージの外部端子等と電気的に接続されたものが採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−163670号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、電子部品の小型化、低背化に伴い、パッケージ内部に収納される圧電振動板、ICおよび回路素子も小型化、薄型化されることが求められており、特に、ICの薄型化による、圧電発振器パッケージの低背化の貢献度は大きいものであった。
【0006】
例えば、パッケージが小型化に対応して、従来のような厚肉のICを採用すれば、ICのボンディングワイヤと圧電振動板の励振電極とが近接するので、位相ノイズ特性が劣化するといった問題がある。このように、パッケージの小型化・低背化に伴って、圧電発振器の性能を低下させない為にもIC自体の薄型化は必要不可欠のものとなっている。
【0007】
しかしながら、薄型のICをパッケージに搭載し、前述のように樹脂接着剤により接着固定すると、当該樹脂接着剤がIC側端面からIC上面側にあるワイヤボンディングの領域まで這い上がり、樹脂接着剤に含まれる溶剤の影響で、ICのボンディングパッド電極が汚染され、ボンディングの接合強度を極端に低下させることがあった。樹脂接着剤が導電性の場合は、短絡の問題も生じていた。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、圧電発振器の小型化、低背化に伴って、ICをベース基板へ接着固定するための樹脂接着剤がIC上面側に這い上がることによって電気的特性に悪影響を与えないより信頼性の高い圧電発振器を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による圧電発振器は請求項1に示すように、圧電振動板を搭載する搭載台と、ICを収納する第1の凹部を具備してなる絶縁性ベース基板に蓋体を被せて気密封止してなる圧電発振器であって、当該第1の凹部の底面には、前記収納されたICの周縁部の少なくとも一部に沿って第2の凹部が形成されてなり、当該第2の凹部に樹脂接着剤を介在させた状態で前記ICをベース基板の収納部に固着されてなることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に示すように、圧電振動板を搭載する搭載台と、ICを収納する第1の凹部を具備してなる絶縁性ベース基板に蓋体を被せて気密封止してなる圧電発振器であって、当該第1の凹部の底面には、前記IC搭載部と、当該搭載部を囲み前記ICの周縁部に沿った第2の凹部が形成されてなり、当該第2の凹部と前記搭載部に樹脂接着剤を介在させた状態で前記ICをベース基板の収納部に固着されてなることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に示すように、前記第1の凹部底面は、当該第1の凹部側壁と接続される主底面部、前記ICの底面の幅寸法以下で形成された搭載部、当該搭載部を囲み前記ICの周縁部に沿った第2の凹部、および前記主底面部と搭載部との連結部とが形成されてなることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に示すように、前記ICはワイヤボンディングによりベース基板と電気的に接続され、当該ICのボンディングパッド電極が形成された下方の領域に、前記第2の凹部が形成されてなることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
本発明の特許請求項1によれば、圧電発振器のパッケージに収納されたICの周縁部の少なくとも一部の下側には、第2の凹部が形成されているので、この領域ではICの周縁部とベース基板の底面とを一定の間隔で隔離することができる。この隔離された部分に樹脂接着剤をためて、ICとベース基板との固着強度を向上させる。
【0014】
また、第2の凹部が存在する領域では、樹脂接着剤の余分が当該第2の凹部に収納されるので、IC底面の樹脂接着剤の付着量をコントロールすることができ、樹脂接着剤がIC上面側に這い上がることが抑制される。従って、ICの薄型化が容易に実現でき、圧電発振器の小型化、低背化が行え、電気的特性に悪影響を与えないより信頼性の高い圧電発振器を得ることができる。
【0015】
本発明の特許請求項2によれば、IC搭載部を囲み、ICの周縁部に沿った第2の凹部が形成されるので、ICの周縁部とベース基板の底面とを一定の間隔で周状に隔離することができる。この隔離された部分に樹脂接着剤をためて、ICとベース基板との固着強度をより向上させる。
【0016】
また、IC搭載部を囲み、ICの周縁部に沿った第2の凹部が形成されるので、ICの周縁部では、樹脂接着剤の余分が当該第2の凹部に収納されるので、IC底面の樹脂接着剤の付着量をコントロールすることができ、樹脂接着剤がIC上面側に這い上がることがさらに抑制される。従って、ICの薄型化が容易に実現でき、圧電発振器の小型化、低背化が行え、電気的特性に悪影響を与えないより信頼性の高い圧電発振器を得ることができる。
【0017】
本発明の特許請求項3により、上述の作用効果に加え、ICの底面の幅寸法以下で搭載部が形成されているので、IC底面と搭載部上面に介在する樹脂接着剤の余分が第2の凹部へ流れ込みやすくなるので、IC底面の樹脂接着剤の付着量をより一層コントロールすることができ、樹脂接着剤がIC上面側に這い上がることがなくなった。また、前記収納されたICの周縁部を横切る主底面部と搭載部との連結部が形成されているので、ICがベース基板の搭載部への傾きなど生じることなく安定して搭載できる。また、ベース基板をセラミック多層基板で作成する場合、主底面部、搭載部、第2の凹部、および連結部を一体的に容易に作成できる。
【0018】
本発明の特許請求項4により、上述の作用効果に加え、ICのボンディングパッド電極が形成された下方の領域に第2の凹部を形成することで、樹脂接着剤がIC上面側のボンディングパッド電極に這い上がることによる悪影響をなくすことができる。つまり、樹脂接着剤に含まれる溶剤の影響によってICのボンディングパッド電極が汚染され、ボンディングの接合強度を極端に低下させたり、短絡するといった問題が一切なくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態につき、水晶発振器を例にとり模式図面とともに説明する。図1は本発明の第1の実施形態にかかる水晶発振器の分解斜視図であり、図2は、図1の各構成部材を組立た状態のA−A線(セラミック多層基板の長辺)に沿った断面図であり、図3は第1の実施形態のセラミック多層基板の上面図である。
【0020】
水晶発振器は、セラミック多層基板1(絶縁性ベース基板)と、当該セラミック多層基板内に格納されるIC2、水晶振動板(圧電振動子)3と、セラミック多層基板を気密封止する金属蓋体4とからなる。
【0021】
セラミック多層基板1はアルミナ等のセラミックスからなり、平面方形状であり上方に開口した構成であり、2段の凹部が形成されている。下側の凹部11は、IC2の収納部(第1の凹部)であり、その内部には、水晶振動板3を収納する上側の凹部12と、水晶振動板3を搭載する搭載台13とが形成されており、凹部11,12、および搭載台13の周囲には、側壁14が形成されている。
【0022】
前記凹部11の短辺側の側壁には、IC2とワイヤボンディングにて接続される電極端子15、15、・・・が形成された端子台111、111が形成されるとともに、凹部の底面には、前記端子台の形成された側壁と接続される主底面部112、前記ICの搭載部113、当該搭載部113を囲み、ICの周縁部に沿った第2の凹部114、および前記主底面部と搭載部との連結部115とが形成されている。このとき、前記搭載部113の表面の幅寸法は、IC2底面の幅寸法とほぼ同一か若干小さいものが好ましい(100%〜80%ぐらいが好ましい)。前記搭載部の表面の幅寸法がIC底面の幅寸法とほぼ同一であれば、ICを前記搭載部に搭載する場合に前記搭載部とIC周縁部とを位置決めしやすい。また、前記搭載部の表面の幅寸法がIC底面の幅寸法より若干小さければ、ICの周縁部での後述する余分な樹脂接着剤が全て第2の凹部に収納されるので、樹脂接着剤がIC上面側に這い上がることが一切なくなる。しかしながら、搭載部の表面の幅寸法がIC底面の幅寸法に対して80%より小さくなると、後述する樹脂接着剤が硬化する際の縮み応力の影響を受けやすくなり、ICに曲げ応力が加わるので、回路動作のしきい値が変わり、回路設計値が変わると言った悪影響が発生する。なお、この搭載部の幅寸法を決定する場合、後述するIC上面にワイヤボンディングすることを考慮して、ICのボンディングパッド電極の真下の領域に少なくとも搭載部が存在するように設計する必要がある。
【0023】
また、本発明の第1の実施形態では、後述するICのボンディングパッド電極パッド21、21、・・・が形成された下方の主底面領域に第2の凹部を形成し、前記連結部115をICのボンディングパッド電極パッド21、21、・・・が形成されない領域に形成することで、樹脂接着剤がIC上面側に這い上がることによる影響をなくしている。すなわち、本形態では、ICのボンディングパッド電極パッド21、21、・・・をセラミック多層基板の短辺方向に配置し、ICの周縁部を前記第2の凹部によりほぼ囲み、連結部115を、セラミック多層基板の長辺方向に一部形成している。
【0024】
前記搭載台13の上面には、水晶振動板3と電気的に接続される2つの電極端子16、16が形成されている。前記各電極端子は、図示しないビア等によりセラミック多層基板の底面側へ導出され、必要な接続がなされている。
【0025】
また、前記セラミック多層基板の側壁14の上部には、封止用の金属膜18が形成されるとともに、セラミック多層基板の側面には複数のキャスタレーション(図示せず)が設けられ、キャスタレーション内部並びにセラミック多層基板底面には各々の外部電極端子19(一部のみ図示)が形成され、セラミック多層基板内部の水晶振動子とICで構成される水晶発振回路の出力端子、電源端子、アース端子が対応して引き出されている。
【0026】
このような凹部、搭載台、側壁、電極端子、ビア、金属膜、およびキャスタレーション等はセラミック多層技術により容易に作成できる。
【0027】
前記電極端子、金属膜、外部電極端子は、タングステン等からなるメタライズ層と、メタライズ層上に形成される金属層からなる。金属層は例えばニッケルメッキ、その上部に極薄の金メッキからなる。なお、ワイヤボンディングにて接続される電極端子15、15、・・・については、メタライズ層上に金属層として、例えばニッケルメッキ、その上部に極薄の金メッキが施される。
【0028】
IC2はワイヤボンディング対応のものであり、上面に複数のボンディングパッド電極21、21、・・・が形成されている。このIC2を前記凹部の搭載部113と第2の凹部114の間に例えばエポキシ系、あるいはイミド系の樹脂接着剤Sを介在させた状態でベース基板の収納部に固着し、前記ICの複数のボンディングパッド電極21、21、・・・と、前記セラミック多層基板の複数の電極端子15、15・・・とが、例えば金等のワイヤバンプWを介して電気的に接続される。このとき、搭載部113に塗布された樹脂接着剤Sの余分は、前記第2の凹部に収納されるので、IC底面の樹脂接着剤Sの付着量をコントロールすることができ、樹脂接着剤SがIC上面側に這い上がることが一切なくなる。
【0029】
水晶振動板3は矩形状のATカット水晶板からなり、図示しないが表裏面に励振電極並びに各引出電極が真空蒸着法、スパッタリング法等の薄膜形成手段にて形成され、前記2つの電極端子16、16に対して、例えばシリコン系の導電性樹脂接着剤Dを介して電気的に接続され、前記セラミック多層基板の搭載台13の上部で、かつ凹部12の内部に搭載される。
【0030】
金属蓋体4はコバール等の金属板の表裏にニッケルメッキされた構成であり、セラミック多層基板の開口周囲部分の金属膜18と例えばシーム溶接等の手段にて接合され、前記セラミック多層基板内を気密封止する。なお、前記金属膜18は前記アース端子に電気的接続されており、電磁シールド構成となっている。
【0031】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図4は本発明の第2の実施形態にかかる水晶発振器の断面図であり、図5は第2の実施形態のセラミック多層基板の上面図である。なお、上記実施形態と同様の部分には同番号を付して説明を割愛するとともに、相違点を中心に説明する。
【0032】
水晶発振器は、セラミック多層基板1と、当該セラミック多層基板内に格納されるIC2、水晶振動板(圧電振動子)3と、セラミック多層基板を気密封止する金属蓋体4とからなる。
【0033】
セラミック多層基板1はアルミナ等のセラミックスからなり、平面方形状であり上方に開口した構成であり、2段の凹部が形成されている。下側の凹部11は、IC2の収納部であり、その上部に水晶振動板3を収納する上側の凹部12と、水晶振動板3を搭載する搭載台13、13とが形成されており、凹部11,12、および搭載台13、13の周囲には、側壁14が形成されている。
【0034】
前記凹部11の長辺側の側壁には、IC2とワイヤボンディングにて接続される電極端子15、15、・・・が形成された端子台111、111が形成されるとともに、凹部の底面には、ICの搭載部113、前記収納されたICの周縁部の一部に沿った第2の凹部114が形成されている。本発明の第2の実施形態では、ICのボンディングパッド電極パッド21、21、・・・が形成された下方の主底面領域のみに第2の凹部を形成することで、樹脂接着剤がIC上面側に這い上がることによる影響をなくしているとともに、第2の凹部の形成領域がIC2形状や幅寸法に制限されることないので、より汎用性の高いセラミック多層基板となっている。さらに、搭載部113の短辺側の幅寸法がICの幅寸法より十分広くなるのでIC搭載の安定性が高まる。前記搭載台13、13の各上面には、水晶振動板3と電気的に接続される2つの電極端子16、16がそれぞれ形成されている。前記各電極端子は、図示しないビア等によりセラミック多層基板の底面側へ導出され、必要な接続がなされている。
【0035】
上記実施形態では、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、第2の凹部として、溝をあげているが、小孔を連続して形成した構造であっても同様の効果がある。また、封止構成として金属膜上に直接金属蓋をシーム封止するダイレクトシームに限らず、コバールリングを介してシーム封止したものでもよく、さらに、シーム封止に限らず、ビーム封止(レーザビーム、電子ビーム)やガラス封止等であってもよい。また、圧電振動子は水晶振動子のみならず圧電セラミックスやLiNbO3等の圧電単結晶材料を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す水晶発振器の分解斜視図。
【図2】図1を組立状態のA−A線に沿った断面図。
【図3】第1の実施形態のセラミック多層基板の上面図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す水晶発振器の断面図。
【図5】第2の実施形態のセラミック多層基板の上面図。
【符号の説明】
1 セラミック多層基板
2 IC
3 水晶振動板
4 金属蓋体
S 樹脂接着剤
D 導電性樹脂接着剤
W 金ワイヤーボンディング
Claims (4)
- 圧電振動板を搭載する搭載台と、ICを収納する第1の凹部を具備してなる絶縁性ベース基板に蓋体を被せて気密封止してなる圧電発振器であって、当該第1の凹部の底面には、前記収納されたICの周縁部の少なくとも一部に沿って第2の凹部が形成されてなり、当該第2の凹部に樹脂接着剤を介在させた状態で前記ICをベース基板の収納部に固着されてなることを特徴とする圧電発振器。
- 圧電振動板を搭載する搭載台と、ICを収納する第1の凹部を具備してなる絶縁性ベース基板に蓋体を被せて気密封止してなる圧電発振器であって、当該第1の凹部の底面には、前記IC搭載部と、当該搭載部を囲み前記ICの周縁部に沿った第2の凹部が形成されてなり、当該第2の凹部と前記搭載部に樹脂接着剤を介在させた状態で前記ICをベース基板の収納部に固着されてなることを特徴とする圧電発振器。
- 前記第1の凹部底面は、当該第1の凹部側壁と接続される主底面部、前記ICの底面の幅寸法以下で形成された搭載部、当該搭載部を囲み前記ICの周縁部に沿った第2の凹部、および前記主底面部と搭載部との連結部とが形成されてなることを特徴とする特許請求項2記載の圧電発振器。
- 前記ICはワイヤボンディングによりベース基板と電気的に接続され、当該ICのボンディングパッド電極が形成された下方の領域に、前記第2の凹部が形成されてなることを特徴とする特許請求項1〜3いずれか1項記載の圧電発振器。
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JP2003148585A JP2004356689A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 圧電発振器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274339A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Daishinku Corp | 表面実装型圧電振動デバイス |
JP2011233977A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-17 | Daishinku Corp | 圧電発振器 |
-
2003
- 2003-05-27 JP JP2003148585A patent/JP2004356689A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007274339A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Daishinku Corp | 表面実装型圧電振動デバイス |
JP2011233977A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-17 | Daishinku Corp | 圧電発振器 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070213 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070323 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070709 |