JP2004350043A - サーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
サーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】サーバからクライアントに対してコンテンツを提供し、クライアントにおいて再生するシステムにおいて、クライアントがサーバに対するコンテンツ要求に変速再生要求を設定して送信することで、サーバが指定情報に基づく変速再生コンテンツデータを生成してクライアントに送信する。クライアントは、サーバからの受信コンテンツに対して、通常のコンテンツ再生と同様の処理を実行するのみで、コンテンツの変速再生データを出力することができる。
【選択図】 図14
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、サーバからクライアントに対して提供するコンテンツの変速再生を実現するサーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のデータ通信ネットワークの普及に伴い、家庭内においても家電機器やコンピュータ、その他の周辺機器をネットワーク接続し、各機器間での通信を可能とした、いわゆるホームネットワークが浸透しつつある。ホームネットワークは、ネットワーク接続機器間で通信を行なうことにより各機器のデータ処理機能を共有したり、機器間でコンテンツの送受信を行なう等、ユーザに利便性・快適性を提供するものであり、今後、ますます普及することが予測される。
【0003】
このようなホームネットワークの構成に適するプロトコルとしてユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP:Universal Plug and Play)が知られている。ユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)は、複雑な操作を伴うことなく容易にネットワークを構築することが可能であり、困難な操作や設定を伴うことなくネットワーク接続された機器において各接続機器の提供サービスを受領可能とするものである。また、UPnPはデバイス上のOS(オペレーティングシステム)にも依存せず、容易に機器の追加ができるという利点を持つ。
【0004】
UPnPは、接続機器間で、XML(eXtensible Markup Language)に準拠した定義ファイルを交換し、機器間において相互認識を行なう。UPnPの処理の概要は、以下の通りである。
(1)IPアドレス等の自己のデバイスIDを取得するアドレッシング処理。
(2)ネットワーク上の各デバイスの検索を行ない、各デバイスから応答を受信し、応答に含まれるデバイス種別、機能等の情報を取得するディスカバリ処理。
(3)ディスカバリ処理で取得した情報に基づいて、各デバイスにサービスを要求するサービス要求処理。
【0005】
上記処理手順を行なうことで、ネットワーク接続された機器を適用したサービスの提供および受領が可能となる。ネットワークに新たに接続される機器は、上記のアドレッシング処理によりデバイスIDを取得し、ディスカバリ処理によりネットワーク接続された他のデバイスの情報を取得して、取得情報に基づいて他の機器にサービスの要求が可能となる。
【0006】
例えばサーバに格納された音楽データ、画像データ等のコンテンツをクライアント側デバイスにおいて再生しようとする場合には、クライアントは、サーバの保有するコンテンツについての情報を取得する。サーバは、コンテンツを記憶部に格納するとともに、格納コンテンツに対する属性情報を併せて格納している。属性情報には、例えばコンテンツとしての例えば曲や映画のタイトル、アーティスト名、記録日時、さらにデータの圧縮態様等に関する情報など様々である。これらの属性情報はメタデータあるいはメタ情報と呼ばれる。
【0007】
サーバに格納された音楽データ、画像データ等のコンテンツをクライアントにおいて再生しようとする場合、クライアントは、まず、サーバに格納されたコンテンツに対応するコンテンツ情報、例えば曲や映画のタイトルやアーティスト名、さらにデータの変換情報(ATRAC:adaptive transform acoustic coding, MPEG:moving picture experts group等)など、様々なコンテンツ情報をサーバから取得する。
【0008】
サーバは、クライアントからのコンテンツ情報取得要求を受信すると、サーバの保有するコンテンツに関するメタデータ(属性情報)に基づいてコンテンツ情報を生成し、クライアントに送信する。クライアントは、サーバから取得したメタデータに基づいて所定の表示プログラムに従ってクライアントのディスプレイにコンテンツ情報を表示する。例えばアーティスト名、タイトル等からなるコンテンツリストなどがディスプレイに表示される。ユーザは、表示情報に基づいて、再生対象コンテンツを確認あるいは選択して、コンテンツの送信要求をサーバに送信する。サーバはクライアントからのコンテンツリクエストを受信し、受信リクエストに応じてサーバからクライアントに対するコンテンツの送信が行われ、クライアント側において受信コンテンツの再生が行われる。
【0009】
ネットワーク接続されたコンテンツ利用機器としてのクライアントは、コンテンツ情報の取得のための処理として、サーバに対する検索(サーチ)要求や閲覧(ブラウズ)要求を行うことが可能である。また、クライアントは、コンテンツ識別子を設定したコンテンツ要求をサーバに送信することで特定のコンテンツをサーバから取得し再生することができる。
【0010】
このようなサーバクライアントシステムにおいて、例えば、映画、ビデオ、ユーザ撮影映像等の動画コンテンツをサーバから受信し、クライアントにおいて再生する場合、コンテンツの通常再生処理ではなく、変速再生、すなわち早送り再生や、スロー再生などを実行したいといった要求がある。
【0011】
VTRなどのメディア再生機器においては、このような変速再生は、ごく一般的な処理として実行されるが、サーバに格納したコンテンツをネットワークを介してクライアントが受信して再生を行うシステムにおいては、コンテンツを保持管理するのはサーバであり、再生を行うのはネットワーク接続されたクライアントであるので、変速再生処理を行おうとすると、クライアントとサーバ間での指示情報の送受信、サーバのクライアントからの受信情報に基づく処理が必要となる。
【0012】
クライアントがサーバに対してコンテンツ要求を行い、サーバから順次送信されるコンテンツをクライアントで再生するいわゆるストリーミング再生を行う場合、クライアントは、サーバに対してコンテンツ識別子(例えばコンテンツURL(Uniform Resource Locators))を指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のGETメソッドを生成してサーバに送信する。サーバはクライアントからの受信URLに基づいて特定されるコンテンツをクライアントに送信する。
【0013】
このようなコンテンツ再生処理において、サーバは、自己のハードディスクからクライアントから指定されたコンテンツURLに対応するコンテンツを取得し、クライアントに対して通常の再生速度での送信処理を実行するのみである。サーバクライアント間でデータ転送を伴うコンテンツ再生処理についての変速再生処理については、未だ標準化された技術が存在しないというのが現状である。
【0014】
例えば特許文献1は、汎用ネットワークを使用して複数の機器間でコンテンツを伝送する構成において、コンテンツの送受信を実行する機器間で、コンテンツの転送プロトコルを機器間で調整し、最適なプロトコルに基づくコンテンツ送信処理を実現する構成を開示し、コマンドとして、一時停止や変速再生等のコマンドを適用可能であると言及している。
【0015】
しかし、この特許文献1は、一時停止や変速再生等のコマンドを適用可能であることを述べているのみで、変速再生処理おけるサーバクライアント間の通信処理や、サーバにおけるコンテンツの送信制御についての具体的記載はない。
【0016】
【特許文献1】
特許公開2002−304333号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、サーバからクライアントに対してコンテンツを送信する際に、クライアント側のユーザの望む再生速度でサーバがコンテンツをクライアントに提供することを可能とし、クライアントの処理負荷を過大にすることなくコンテンツの変速再生処理を可能としたサーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面は、
クライアントに対するデータ提供処理を実行するサーバ装置であり、
クライアントとのデータ送受信を実行する通信部と、
コンテンツと、コンテンツに対応するメタデータとしてのコンテンツ情報を記憶した記憶部と、
コンテンツの変速再生コンテンツデータを生成する変速再生コンテンツ生成部とを有し、
前記通信部を介して受信するクライアントからのコンテンツ要求に基づき、前記記憶部からコンテンツを取得するとともに、該コンテンツ要求に変速再生要求が設定されていることを条件として前記変速再生コンテンツ生成部において、変速再生コンテンツデータを生成し、該変速再生コンテンツデータをクライアントに送信する処理を実行する構成を有することを特徴とするサーバ装置にある。
【0019】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記記憶部に格納したコンテンツ情報には、コンテンツに対応して許容される変速再生態様を示す変速再生情報を含み、前記サーバ装置は、前記通信部を介して受信するクライアントからのコンテンツ情報要求に基づき、前記変速再生情報のクライアントに対する提供処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0020】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記変速再生情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報、または、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報の少なくともいずれかを含む情報であることを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記サーバ装置は、クライアントからのコンテンツ要求パケットからコンテンツ識別子、および変速再生要求情報を取得し、前記コンテンツ識別子に基づいて前記記憶部からコンテンツ識別子に対応するコンテンツを取得するとともに、前記変速再生要求情報に含まれる再生態様指定情報に基づき、前記変速再生コンテンツ生成部において指定態様に応じた変速再生コンテンツデータを生成する構成であることを特徴とする。
【0022】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記サーバ装置は、変速再生コンテンツデータをクライアントに送信する際に、送信コンテンツの変速再生態様情報を付加情報として設定し送信する構成であることを特徴とする。
【0023】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記変速再生態様情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報であることを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、前記サーバ装置は、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報と、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報とを対応付けた変換テーブルを有し、クライアントからのコンテンツ要求に設定されている変速再生要求が変速再生態様に応じたレベル情報である場合に、前記変換テーブルに基づいて再生速度倍率を取得し、該再生速度倍率情報をクライアントに対するコンテンツ送信に際して送信する構成であることを特徴とする。
【0025】
さらに、本発明のサーバ装置の一実施態様において、クライアントからのコンテンツ要求は、コンテンツURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づくHTTPリクエストであり、前記サーバ装置は、該HTTPリクエストに対応するHTTPレスポンスとして、前記変速再生コンテンツデータおよび変速再生態様情報をクライアントに送信する構成であることを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明の第2の側面は、
サーバに対するコンテンツ要求を実行するクライアントとしての情報処理装置であり、
サーバとのデータ送受信を実行する通信部と、
サーバに対する要求コンテンツに対応するコンテンツ識別子と、コンテンツの変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を生成する処理を実行するコンテンツ要求処理部とを有し、
前記コンテンツ要求処理部において生成した変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を前記通信部を介してサーバに送信する構成を有することを特徴とする情報処理装置にある。
【0027】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記変速再生指定情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報、または、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報のいずれかを含む情報であることを特徴とする。
【0028】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、サーバから受信する変速再生コンテンツデータのディスプレイに対する表示処理に併せて、サーバから受信するコンテンツの変速再生態様情報の表示処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0029】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記変速再生態様情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報であることを特徴とする。
【0030】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ要求処理部は、サーバに対するコンテンツ要求として、コンテンツ識別子としてのコンテンツURIを設定するとともに、変速再生指定情報を設定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づくHTTPリクエストを生成する構成であることを特徴とする。
【0031】
さらに、本発明の第3の側面は、
クライアントに対するデータ提供処理を実行する情報処理方法であり、
クライアントからのコンテンツ要求を受信する要求受信ステップと、
前記コンテンツ要求に基づき記憶部からコンテンツを取得するコンテンツ取得ステップと、
前記コンテンツ要求に変速再生要求が設定されていることを条件として前記記憶部からの取得コンテンツに対応する変速再生コンテンツデータを生成する変速再生コンテンツ生成ステップと、
前記変速再生コンテンツデータをクライアントに送信するコンテンツ送信ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
【0032】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法において、さらに、クライアントからのコンテンツ情報要求を受信するステップと、前記コンテンツ情報要求に基づき記憶部から、コンテンツに対応して許容される変速再生態様を示す変速再生情報を取得し、クライアントに送信するステップと、を有することを特徴とする。
【0033】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記変速再生情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報、または、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報の少なくともいずれかを含む情報であることを特徴とする。
【0034】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、クライアントからのコンテンツ要求パケットからコンテンツ識別子、および変速再生要求情報を取得するステップと、前記コンテンツ識別子に基づいて前記記憶部からコンテンツ識別子に対応するコンテンツを取得するステップと、前記変速再生要求情報に含まれる再生態様指定情報に基づき、指定態様に応じた変速再生コンテンツデータを生成するステップと、を有することを特徴とする。
【0035】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、変速再生コンテンツデータをクライアントに送信する際に、送信コンテンツの変速再生態様情報を付加情報として設定し送信することを特徴とする。
【0036】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記変速再生態様情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報であることを特徴とする。
【0037】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、クライアントからのコンテンツ要求に設定されている変速再生要求が変速再生態様に応じたレベル情報である場合に、変速再生態様に応じたレベル情報と、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報とを対応付けた変換テーブルに基づいて再生速度倍率を取得し、該再生速度倍率情報をクライアントに対するコンテンツ送信に際して送信するステップを有することを特徴とする。
【0038】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、クライアントからのコンテンツ要求は、コンテンツURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づくHTTPリクエストであり、前記コンテンツ送信ステップは、HTTPリクエストに対応するHTTPレスポンスとして、前記変速再生コンテンツデータおよび変速再生態様情報をクライアントに送信するステップであることを特徴とする。
【0039】
さらに、本発明の第4の側面は、
サーバに対するコンテンツ要求を実行する情報処理方法であり、
サーバに対する要求コンテンツに対応するコンテンツ識別子と、コンテンツの変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を生成するコンテンツ要求生成ステップと、
前記コンテンツ要求生成ステップにおいて生成した変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を通信部を介してサーバに送信する送信ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
【0040】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記変速再生指定情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報、または、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報のいずれかを含む情報であることを特徴とする。
【0041】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、サーバから受信する変速再生コンテンツデータのディスプレイに対する表示処理に併せて、サーバから受信するコンテンツの変速再生態様情報の表示処理を実行するステップを有することを特徴とする。
【0042】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記変速再生態様情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報であることを特徴とする。
【0043】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ要求生成ステップは、サーバに対するコンテンツ要求として、コンテンツ識別子としてのコンテンツURIを設定するとともに、変速再生指定情報を設定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づくHTTPリクエストを生成することを特徴とする。
【0044】
さらに、本発明の第5の側面は、
クライアントに対するデータ提供処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
クライアントからのコンテンツ要求を受信する要求受信ステップと、
前記コンテンツ要求に基づき記憶部からコンテンツを取得するコンテンツ取得ステップと、
前記コンテンツ要求に変速再生要求が設定されていることを条件として前記記憶部からの取得コンテンツに対応する変速再生コンテンツデータを生成する変速再生コンテンツ生成ステップと、
前記変速再生コンテンツデータをクライアントに送信するコンテンツ送信ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0045】
さらに、本発明の第6の側面は、
サーバに対するコンテンツ要求を実行するコンピュータ・プログラムであり、サーバに対する要求コンテンツに対応するコンテンツ識別子と、コンテンツの変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を生成するコンテンツ要求生成ステップと、
前記コンテンツ要求生成ステップにおいて生成した変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を通信部を介してサーバに送信する送信ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0046】
【作用】
本発明の構成によれば、サーバからクライアントに対してコンテンツを提供し、クライアントにおいて再生するシステムにおいて、クライアントがサーバに対するコンテンツ要求に変速再生要求を設定して送信することで、サーバが指定情報に基づく変速再生コンテンツデータを生成してクライアントに送信する構成としたので、クライアントは、サーバからの受信コンテンツに対して、通常のコンテンツ再生と同様の処理を実行するのみで、コンテンツの変速再生データを出力することができる。このようにクライアントは、サーバに対して変速再生の指定を行うのみでよく、クライアント側に変速再生処理の実行機能を持つことなく通常の表示処理機能、ディスプレイを備えた構成であれば、変速再生コンテンツを表示することが可能となる。
【0047】
さらに、本発明の構成によれば、サーバは、コンテンツに対応して許容される変速再生態様を示す変速再生情報をコンテンツのメタデータとして設定して格納し、クライアントにこれらの情報を提供する構成としたので、クライアントはコンテンツ各々についての変速再生可能な態様情報を取得することができ、取得情報に基づく変速再生要求を行うことができる。
【0048】
さらに、本発明の構成によれば、サーバは、変速再生コンテンツデータをクライアントに送信する際に、送信コンテンツの変速再生態様情報を付加情報として設定して送信する構成としたので、クライアントはサーバからの受信コンテンツがどのような変速再生データであるかを知ることが可能となる。
【0049】
さらに、本発明の構成によれば、変速再生指定情報は、コンテンツURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドの拡張ヘッダを設定して指定する構成としたので、クライアントは、通常のコンテンツ取得と同様のコンテンツ要求としてのHTTPリクエストに基づいて変速再生コンテンツを受信し、再生することができる。
【0050】
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
【0051】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明のサーバ装置、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
【0053】
[システム概要]
まず、図1を参照して、本発明の適用可能なネットワーク構成例について説明する。図1は、様々なクライアント装置からの処理要求に応じて処理を実行するサーバ101と、サーバ101に対して処理要求を行なうクライアント装置としてのPC121,モニター122,携帯電話123、再生機124、PDA125がネットワーク100を介して接続された構成、例えばホームネットワーク構成を示している。クライアント装置としては、この他にも様々な電子機器、家電機器が接続可能である。
【0054】
サーバ101がクライアントからの要求に応じて実行する処理は、例えばサーバ101の保有するハードディスク等の記憶手段に格納されたコンテンツの提供、あるいはサーバの実行可能なアプリケーションプログラムの実行によるデータ処理サービス等である。なお、図1においては、サーバ101と、クライアント装置とを区別して示しているが、クライアントからの要求に対するサービスを提供する機器をサーバとして示しているものであり、いずれのクライアント装置も、自己のデータ処理サービスを他のクライアントに提供する場合には、サーバとしての機能を提供可能となる。従って、図1に示すネットワーク接続されたクライアント装置もサーバとなり得る。
【0055】
ネットワーク100は、有線、無線等いずれかのネットワークであり、各接続機器は、例えばイーサネット(登録商標)フレーム等の通信パケットをネットワーク100を介して送受信する。すなわち、クライアントは、イーサネットフレームのデータ部に処理要求情報を格納したフレームをサーバ101に送信することにより、サーバ101に対するデータ処理要求を実行する。サーバ101は、処理要求フレームの受信に応じて、データ処理を実行し、必要に応じてデータ処理結果としての結果データを通信パケットのデータ部に格納し、各クライアントに送信する。
【0056】
ネットワーク接続機器は、例えばユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP:Universal Plug and Play)対応機器によって構成される。従って、ネットワークに対する接続機器の追加、削除が容易な構成である。ネットワークに新たに接続する機器は、
(1)IPアドレス等の自己のデバイスIDを取得するアドレッシング処理。(2)ネットワーク上の各デバイスの検索を行ない、各デバイスから応答を受信し、応答に含まれるデバイス種別、機能等の情報を取得するディスカバリ処理。
(3)ディスカバリ処理で取得した情報に基づいて、各デバイスにサービスを要求するサービス要求処理。
上記処理手順を行なうことで、ネットワーク接続された機器を適用したサービスを受領することが可能となる。
【0057】
図1に示すサーバおよびクライアント装置を構成する情報処理装置の一例としてPCのハードウェア構成例について図2を参照して説明する。
【0058】
CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202、またはHDD204等に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行し、データ処理手段、あるいは通信制御処理手段として機能する。RAM203には、CPU201が実行するプログラムやデータが適宜記憶される。CPU201、ROM202、およびRAM203、HDD204は、バス205を介して相互に接続されている。
【0059】
バス205には、入出力インタフェース206が接続されており、この入出力インタフェース206には、例えば、ユーザにより操作されるキーボード、スイッチ、ボタン、あるいはマウス等により構成される入力部207、ユーザに各種の情報を提示するLCD、CRT、スピーカ等により構成される出力部208が接続される。さらに、データ送受信手段として機能する通信部209、さらに、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体211を装着可能で、これらのリムーバブル記録媒体211からのデータ読み出しあるいは書き込み処理を実行するドライブ210が接続される。
【0060】
図2に示す構成は、図1に示すネットワーク接続機器の一例としてのサーバ、パーソナルコンピュータ(PC)の例であるが、ネットワーク接続機器はPCに限らず、図1に示すように携帯電話、PDA等の携帯通信端末、その他、再生装置、ディスプレイ等の様々な電子機器、情報処理装置によって構成することが可能である。従って、それぞれの機器固有のハードウェア構成を持つことが可能であり、そのハードウェアに従った処理を実行する。
【0061】
[オブジェクト管理およびメタデータ]
次にクライアントに提供するコンテンツを管理するサーバのコンテンツを含むオブジェクト管理構成、およびメタデータについて説明する。サーバは、自己の記憶部に格納した静止画、動画等の画像データ、音楽等の音声データ等のコンテンツに関する情報を各コンテンツに対応する属性情報(メタデータ)として保有している。
【0062】
なお、サーバの保有する静止画、動画等の画像データ、音楽等の音声データ等のコンテンツを総称してAVコンテンツと呼ぶ。サーバにおいて、AVコンテンツは、階層構成を有するコンテンツ管理ディレクトリによってサーバ内のCDS(コンテンツディレクトリサービス)において管理される。
【0063】
サーバのCDS(コンテンツディレクトリサービス)において管理されるコンテンツ管理ディレクトリの構成例を図3に示す。階層構成は図3に示すように分岐ツリー状の図として示すことができる。図3に示す各円の各々が個々のオブジェクトである。この階層構成は、サーバが記憶部に格納し管理するコンテンツに対応する論理的な管理構成を示すものである。
【0064】
コンテンツ管理ディレクトリの個々の要素、すなわち、個々のAVコンテンツあるいは複数のAVコンテンツを格納したフォルダ、メタデータ格納フォルダの各々はオブジェクト(Object)と呼ばれる。なお、オブジェクトとは、サーバによって処理されるデータ単位の総称であり、個々のAVコンテンツあるいは複数のAVコンテンツを格納したフォルダ、メタデータ格納フォルダ以外にも様々なオブジェクトが存在する。
【0065】
AVコンテンツの最小単位、すなわち1つの楽曲データ、1つの動画データ、1つの静止画データ等をアイテム(item)とよぶ。
【0066】
また、アイテムの集合として規定されるアイテムの上位オブジェクトをコンテナ(Container)と呼ぶ、集合の単位は、例えば各オブジェクトの物理的な記憶位置に基づく集合、各オブジェクトの論理的関係に基づく集合、カテゴリに基づく集合等、様々に設定され得る。
【0067】
オブジェクトは、その種類、例えば音楽(Audio)、ビデオ(Video)、写真(Photo)等、その種類によりクラスに分類されクラスラベリングがなされる。クライアントは、例えば特定のクラスを指定して、特定の分類に属するオブジェクトのみを対象とした「サーチ」を要求し実行することができる。また特定のフォルダ等のオブジェクトを指定して、そのフォルダに関する情報のみを要求する「ブラウズ」を要求し特定フォルダに関する情報の取得処理をすることが可能である。なお、サーバにおいては、クラスも階層構成で管理されており、1つのクラスの下にサブクラスの設定が可能である。
【0068】
メタデータは、サーバの持つコンテンツに対応した属性情報、クラスの定義情報、コンテンツ管理ディレクトリを構成する階層構成に関する情報等を含むさまざまな管理情報である。個々のオブジェクトに対応付けて定義されたコンテンツの属性情報としてのメタデータには、例えばコンテンツURL等のコンテンツ識別子(ID)、データサイズ、リソース情報、タイトル、アーティスト名、著作権情報等、様々な情報が含まれる。メタデータに含まれる個々の情報をプロパティまたはプロパティ情報と呼ぶ。なお、音楽(Audio)、ビデオ(Video)、写真(Photo)、ライブストリーミングデータ等、前述したクラス毎にどのようなプロパティからなるメタデータを持つかが予め規定されている。
【0069】
図3において、最上位はルートコンテナ301と呼ばれる。ルートコンテナの下位に例えば音楽(ミュージック)コンテナ302、動画コンテナ303、静止画コンテナ304等が設定される。音楽(ミュージック)コンテナ302の下位には、ジャンル305、ジャンルの下位には、アーティスト306などのフォルダまたはアイテム等のオブジェクトの設定がなされる。
【0070】
動画コンテナ303の下位には、ジャンル307、さらにその下位にコンテンツに対応するアイテムとしてのビデオカプセル308が設定される。例えばビデオカプセル308は、サーバ内のハードディスク等の記憶部に格納されたビデオコンテンツに対応し、そのビデオコンテンツに対応した属性情報(メタデータ)を持つ。メタデータには、クライアントがコンテンツを取得するためのコンテンツ識別子、すなわちコンテンツの所在を示すアドレス情報としてのコンテンツのURL(Uniform Resource Locators)あるいはコンテンツURI(Uniform Resource Identifier)が含まれる。なお、URIはURLの上位概念である。
【0071】
クライアントは、コンテンツ情報取得手続きによりビデオカプセル308の識別子として例えばビデオカプセルURLを取得し、ビデオカプセルURLを指定したコンテンツ要求をサーバに送信することでビデオカプセルに対応するビデオコンテンツをサーバから受信して再生することができる。
【0072】
コンテンツ検索を実行しようとするクライアントは、コンテンツ管理ディレクトリの階層やオブジェクト集合に対応するクラスを指定した「サーチ」、あるいは、特定のオブジェクトの指定としての「ブラウズ」をサーバに要求することで、コンテンツの情報を取得することが可能である。クライアントは、サーバから受信するコンテンツ情報を記述したXMLデータに基づいてコンテンツ情報をディスプレイに表示する。
【0073】
コンテンツ情報リストの表示処理例を図4に示す。図4に示す例では、コンテンツNo、タイトル、アーティスト名、コンテンツURLをリスト化したデータ構成を持つコンテンツ情報リスト357をディスプレイ350に表示した例を示している。
【0074】
例えばビデオカプセルに対応するメタデータに基づいて表示されるコンテンツ情報は、図4中のコンテンツNo.[0001]のコンテンツであり、コンテンツ指定情報としてのコンテンツ識別子、すなわちビデオカプセルURLが含まれる。
【0075】
これらのコンテンツ情報は、サーバの管理するコンテンツ対応のメタデータの構成要素としてのプロパティ情報に基づいて生成される。サーバはクライアントから受信した「サーチ」または「ブラウズ」要求に基づいて条件に一致するコンテンツのメタデータ中のプロパティ情報を取得し、取得したプロパティ情報に基づいてXMLデータを生成し、クライアントに送信する。
【0076】
クライアントは、サーバによって抽出されたコンテンツに対応するプロパティ情報に基づくXMLデータを受信し、受信XMLデータに基づいて図4に示すような表示データを生成し、クライアントのディスプレイに表示する。
【0077】
クライアント側のユーザはこれらのリストから再生対象コンテンツを選択し、選択コンテンツ指定情報、例えばコンテンツURLをサーバに送信することで、サーバからコンテンツ、すなわち音楽や映画、あるいは写真等、様々なコンテンツが送信されクライアント側で再生、出力が実行される。
【0078】
前述したように、クライアントに送信されるコンテンツ情報には、コンテンツの所在を示すアドレス情報としてのコンテンツのURL(Uniform Resource Locators)が含まれる。クライアントディスプレイに表示されたコンテンツURLあるいはリンクデータをユーザが指定(クリック)したことを条件として、クライアントデバイスにおいて、コンテンツ取得要求であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッドを生成してサーバに送信し、サーバがコンテンツURLに対応するコンテンツをクライアントに送信する。
【0079】
[クライアントによるコンテンツ再生処理]
例えばコンテンツを再生しようとするクライアントは、サーバに対してコンテンツ要求を行い、要求コンテンツをサーバから受信してコンテンツの再生を行うことができる。一般的なコンテンツ再生の手順について図5を参照して説明する。まず、ステップS11において、クライアントは、サーバの保有するコンテンツ情報の取得要求を行う。これは例えばサーチ(検索)、あるいはブラウズ(閲覧)要求として実行することができる。ステップS12で、サーバは、クライアントの要求に従ってコンテンツ対応のメタデータに基づいて、タイトル、アーティスト名などのコンテンツ情報をXML(eXtended Markup Language)データにより生成してクライアントに送信する。
【0080】
クライアントは、ステップS13において、受信XML情報に従って、コンテンツ情報をディスプレイに表示する。例えば音楽コンテンツであれば、サーバの保有する複数の音楽に対応する曲名、アーティスト名、再生時間等からなるリストとして表示される。
【0081】
次に、クライアントはステップS14において、クライアント装置において、サーバから受信し再生する曲を選択し、コンテンツ指定情報(例えばコンテンツID)をサーバに送信する。サーバは受信したコンテンツ指定情報に基づいてコンテンツを記憶手段から取得して、送信する。ステップS16において、クライアントはサーバから受信したコンテンツを再生する。なお、コンテンツがATRAC、MPEG等の圧縮処理がなされている場合は、クライアント側で復号処理を行った後に再生処理を行う。
【0082】
通常のコンテンツ再生手順は、上述したとおりである。クライアントは、様々なコンテンツ属性情報、すなわち、サーバの保有するコンテンツ対応のメタデータに含まれるプロパティ情報を取得し、プロパティ情報に基づいてクライアントにコンテンツリスト等のUIを表示し、コンテンツを選択しサーバに要求することができる。
【0083】
クライアントが、動画像、音楽データ等の時系列データからなるコンテンツをサーバから受信し、受信に並行してクライアントのディスプレイ、スピーカ等において出力再生する処理をストリーミング再生と呼ぶ。ストリーミング再生処理の1例としてHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に基づくストリーミング再生がある。
【0084】
HTTPは一般的にファイル転送に使用されるが、クライアントがオーディオ、ビデオ等のコンテンツの時系列データを受信しながら、同時に再生をおこなうことで、ストリーミング再生が可能である。ストリーミング再生は、クライアントがファイルをダウンロードしてから再生する場合に比べ、再生開始するのにダウンロード完了を待つ必要がなく、また、クライアントはハードディスクなどのストレージは不要となるメリットがある。MPEG(moving picture experts group)ビデオコンテンツを例として、HTTPによるストリーミング再生の行う場合の処理例について、図6を参照して説明する。
【0085】
サーバ410のハードディスク411には、動画像データとしてのMPEGファイル412が格納され、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に従ったパケット解析およびデータ処理を実行するHTTPサーバ413を有する。一方、クライアント420は、HTTPのリクエストパケットを生成し、受信パケットに基づく処理を実行するHTTPクライアント422と、サーバ410からの受信パケットに格納されているMPEGデータの復号処理を実行するMPEGデコーダ421を備えている。
【0086】
クライアント420は、すでにサーバの格納コンテンツに対するコンテンツ情報を前述のブラウズやサーチ処理に基づいて取得しており、サーバから取得したコンテンツ情報には、コンテンツの所在を示すアドレス情報としてのコンテンツのURL(Uniform Resource Locators)が含まれる。HTTPクライアント422は、再生対象とするコンテンツに対応するコンテンツURLを設定したコンテンツ取得要求であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッドを生成してリクエストとして、サーバ410に送信する。
【0087】
サーバ410のHTTPサーバ413は、クライアントから受信するHTTP−GETメソッドに基づいて、指定コンテンツURLに基づいてサーバ内のハードディスク411から指定コンテンツに対応するMPEGファイル412を取得してクライアント420に送信する。
【0088】
クライアント420に送信されるコンテンツはMPEGストリームを構成する時系列データである。例えば映像や音声などの個別データストリームであるPES(Packetized Elementary Stream)パケットを複数結合し、さらに制御情報をヘッダに格納したパック(Pack)を1つの処理単位としたMPEG−2システムに従ったストリームデータとして配信される。
【0089】
クライアント420のHTTPクライアント422は、受信パケット内の制御情報に従ってパケットに格納されたMPEG圧縮コンテンツを取得してMPEGデコーダ421に出力し、MPEGデコーダ421においてMPEG復号処理がなされ、ディスプレイやスピーカを介して出力される。
【0090】
HTTPストリーミングでは上述したようにGETメソッドを使用する。図7にサーバクライアント間のHTTPストリーミングに基づくコンテンツのストリーミング配信の処理シーケンスを示す。
【0091】
HTTPに基づくデータトランザクションでは1つのTCP/IPコネクションが使用される。HTTPクライアントからの1つのHTTPリクエストに対して、HTTPサーバは1つのHTTPレスポンスを返信する。
【0092】
HTTPクライアントは、HTTPリクエストの送信前にステップS21において、TCP/IPコネクションをオープンする。その後、クライアントは、ステップS22において、再生対象とするコンテンツに対応するコンテンツURLを設定したコンテンツ取得要求であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッドを生成してサーバに送信する。
【0093】
サーバは、コンテンツURLに基づいてコンテンツを取得し、ステップS23において、HTTPレスポンスとしてコンテンツをボデイとして格納したパケットをシーケンシャルにクライアントに送信する。
【0094】
ステップS24において、クライアントは受信パケットに基づく復号、再生処理を開始し、サーバからのレスポンスデータ受信終了に伴い、ステップS25において再生処理を終了する。サーバからのレスポンスの送信が終了したら、ステップS26において、HTTPサーバはそのTCP/IPコネクションをクローズする。
【0095】
HTTPストリーミングの場合は、HTMLなどのファイル転送に比べて、レスポンスでは比較的大きなデータが転送される。このデータ転送はTCP/IPのフロー制御によっておこなわれ、HTTPサーバモジュールはレスポンスのデータを転送し続けようとするが、HTTPクライアントがデータを受信できない状態の場合は(例えば受信バッファがフル)、データ転送は待たされる。HTTPストリーミングはこの仕組みを利用して、クライアントは受信したデータを随時、デコーダーモジュールに転送して再生し、それによりデータが消費されたら、そのつど、サーバからのデータを受信する。
【0096】
クライアントは、レスポンスのデータ受信を一時的に停止することで、HTTPストリーミング再生の一時停止(PAUSE)を行うことが可能である。また、クライアントがTCPコネクションを切断することにより、HTTPストリーミング再生の停止(STOP)を行うことができる。
【0097】
さらに、クライアントは、サーバに対して変速再生の要求を行うことができる。以下、コンテンツの変速再生処理の詳細について説明する。
【0098】
[コンテンツ変速再生処理]
上述したように、動画コンテンツは、サーバからクライアントに送信され、クライアントにおいて再生される。
【0099】
クライアントは、コンテンツURI等のコンテンツ識別子を指定してコンテンツの取得、再生を行うことができるが、クライアントがコンテンツURIのみを指定したコンテンツ取得要求をサーバに対して送信した場合、サーバは通常の再生速度でのコンテンツの送信を行うのみである。
【0100】
クライアントがHTTPストリーミングの変速再生の指定をサーバに行うには、サーバに対するコンテンツ要求として送信するHTTP−GETメソッドに拡張ヘッダを設定し、変速再生要求であることを示す情報を付加したコンテンツ要求を送信する。
【0101】
変速再生要求であることを示す拡張ヘッダを[X−Scale]とする。拡張ヘッダを[X−Scale]の後に具体的な再生速度の指示データを設定する。
【0102】
クライアントは、コンテンツ指定情報としてのコンテンツURIを設定したHTTP−GETメソッドに変速再生要求であることを示す拡張ヘッダ[X−Scale]と具体的な再生速度の指示データを設定したコンテンツリクエストをサーバに送信する。変速再生をサポートしているサーバは、[X−Scale]の指定に従ってコンテンツのストリーミングデータを加工して、クライアントが通常再生(正方向・等倍速)をおこなった場合、早送り、早戻し、スローで見える(もしくは聞こえる)ようにデータをストリーミングする。
【0103】
クライアントは、サーバに対してコンテンツの変速再生をリクエストするには、HTTPリクエストに拡張ヘッダ[X−Scale]を設定し、拡張ヘッダ[X−Scale]に続いて変速再生指定情報を設定する。
【0104】
変速再生指定情報の設定態様としては、通常速度に対する倍率情報を設定する倍率(ratio)設定方式と、予めサーバが設定した複数の速度レベルから選択したレベルを設定するレベル(level)設定方式の2つがある。クライアントは[X−Scale]ヘッダに、倍率(ratio)設定方式、あるいはレベル(level)設定方式のいずれかであることを示す情報と値を設定する。
【0105】
例えば、倍率(ratio)設定方式の場合は、
X−Scale ratio=30
X−Scale ratio=−2.5
X−Scale ratio=0.5
などの設定が可能である。
【0106】
[X−Scale ratio=30]は、正方向(Forward)に正規の再生速度の30倍速での早送り再生を指定した情報である。[X−Scale ratio=−2.5]は、逆方向(Reverse)に2.5倍速での早送り巻き戻し再生を指定した情報である。[X−Scale ratio=0.5]は、正方向(Forward)に正規の再生速度の0.5倍速でのスロー再生を指定した情報である。
【0107】
このように、倍率(ratio)設定方式を適用した場合、クライアントは直接、再生速度の倍率を指定する。ratio=1は等倍速再生になる。負号(−)がない場合は正方向、負号があった場合は逆方向の再生をおこなう。
【0108】
レベル(level)設定方式の場合は、例えば、
X−Scale level=FAST1
X−Scale level=Fast4
X−Scale level=Slow2
X−Scale level=−Fast1
X−Scale level=−Slow2
等の設定が可能である。
【0109】
レベル(level)設定方式を適用する場合、クライアントは再生速度のレベルを指定する。レベルは予めサーバにおいて設定されたレベルであり、例えば早送り(FAST)とスロー(SLOW)正方向(Forward)と逆方向(Reverse)の組み合わせで4種類の変速再生の仕方、すなわち正方向早送り再生(FastForward)、逆方向早送り再生(FastReverse)、正方向スロー再生(SlowFoward)、逆方向スロー再生(SlowReverse)があり、それぞれに各4段階のレベルが設定される。レベルに対する再生速度の倍率はコンテンツ提供処理を実行するサーバにおいて設定される速度として規定される。
【0110】
例えば、クライアントは、コンテンツ指定情報としてのコンテンツURIを設定したコンテンツリクエスト(HTTP−GETメソッド)に、[X−Scale level=FastForward1]を指定した場合は、サーバの規定する正方向早送り再生(FastForward)レベル1に応じた速度での正方向早送り再生コンテンツを受信することができる。[X−Scale level=SlowReverse2]を指定した場合は、サーバの規定する逆方向スロー再生(SlowReverse)レベル2に応じた速度での逆方向スロー再生コンテンツを受信することができる。
【0111】
倍率(ratio)設定方式を適用した場合であっても、レベル(level)設定方式を適用した場合であっても、コンテンツの送信側であるサーバにおいて、クライアントの指定に基づくコンテンツ送信制御を実行してコンテンツをクライアントに送信するので、クライアント側では、サーバからの受信コンテンツを通常のコンテンツ受信、再生処理と同様の処理を実行するのみで、クライアントの指定した再生速度および方向でのコンテンツ再生が実行される。
【0112】
具体的なコンテンツリクエストの例を図8に示す。図8(a)の例は、倍率(ratio)設定方式を適用したであり、下記のデータ構成を持つ。
【0113】
[HTTP Requst]
GET url HTTP/1.1
HOST: 192.168.1.1
X−Scale: ratio=30
【0114】
[GET url HTTP/1.1]にコンテンツのURI(URL)が設定される。HTTP1.1はバージョンを示す。[HOST: 192.168.1.1]はHTTPリクエストを送信しているクライアントのIPアドレスである。[X−Scale: ratio=30]は変速再生要求であることを示す情報ヘッダ[X−Scale]と、指定情報[ratio=30]であり、速度倍率30倍での正方向早送りの指定であることを示している。
【0115】
図8(b)の例は、レベル(level)設定方式を適用した例であり、下記のデータ構成を持つ。
【0116】
[HTTP Requst]
GET url HTTP/1.1
HOST: 192.168.1.1
X−Scale: level=Fast1
【0117】
[GET url HTTP/1.1]にコンテンツのURI(URL)が設定される。HTTP1.1はバージョンを示す。[HOST: 192.168.1.1]はHTTPリクエストを送信しているクライアントのIPアドレスである。[X−Scale: level=FastForward1]は変速再生要求であることを示す情報ヘッダ[X−Scale]と、指定情報[level=FastForward1]であり、正方向早送りレベル1での正方向早送りの指定であることを示している。
【0118】
コンテンツの変速再生をサポートしているサーバがクライアントからのコンテンツ要求に変速再生指定情報、すなわち、上述の拡張ヘッダ[X−Scale]を持つコンテンツリクエストを受け取ると、クライアントの指定情報に基づいて速度制御を実行してクライアントに対するコンテンツ送信を実行する。
【0119】
サーバは、拡張ヘッダ[X−Scale]を持つコンテンツリクエストに対する応答であり、速度制御がなされたコンテンツ送信であることを示すために、クライアントに送信するHTTPレスポンスに拡張ヘッダ[X−Scale]に対応する拡張ヘッダ[X−Content−Scale]を設定したレスポンスを生成して送信する。
【0120】
拡張ヘッダ[X−Content−Scale]に続いて、送信コンテンツの制御速度情報が設定される。例えば、
X−Content−Scale ratio=30
X−Content−Scale ratio=−2.5
X−Content−Scale ratio=0.5
などの情報が設定される。
【0121】
倍率(ratio)設定方式を適用したコンテンツ要求の場合でも、レベル(level)設定方式を指定したコンテンツ要求の場合でも、サーバのレスポンスに設定する送信コンテンツの制御速度情報では、速度倍率情報の値を返す。倍率(ratio)設定方式を適用したコンテンツ要求に対しては、リクエストと同じ値になるが、レベル(level)設定方式を指定したコンテンツ要求の場合は、指定されたレベル(Level)に対応した実際の速度倍率が返される。
【0122】
クライアントは、この情報に基づいて、クライアントで再生されるコンテンツの実際の再生速度倍率、および方向を知ることができる。
【0123】
サーバがクライアントに対して送信するレスポンスデータの構成例を図9に示す。下記のデータ構成を持つ。
【0124】
[HTTP Response]
HTTP/1.1 200 OK
X−Content−Scale:ratio=30
(画像データ)
【0125】
[HTTP/1.1 200 OK]はクライアントからのHTTPリクエストの処理が実行されたことを示す。[X−Content−−Scale:ratio=30]は送信データとしてのコンテンツが再生速度制御されたコンテンツすなわち変速再生コンテンツであること、および、変速倍率が30倍の正方向早送りコンテンツであることを示している。
【0126】
クライアントは、例えばこの速度情報をクライアントのディスプレイにコンテンツとともに表示し、再生速度を確認した再生処理を実行する。
【0127】
図10にクライアントにおける変速再生コンテンツの表示字例を示す。ディスプレイ500に変速再生コンテンツ501が表示されるとともに、変速再生コンテンツ501の再生速度情報表示部502が設定され、コンテンツの再生速度情報[30倍]が表示され、クライアント側のユーザは、サーバから受信するコンテンツの再生速度を知ることができる。
【0128】
なお、このクライアント側でのデータ表示処理は、サーバの提供コンテンツの利用処理を実行するアプリケーションプログラムの下で動作する表示処理プログラムに基づいて実行される。
【0129】
次に、サーバにおいて、クライアントから変速再生要求に従って実行する再生速度制御コンテンツの生成処理について説明する。サーバは、クライアントからの再生速度指定情報に基づいてMPEGデータの変速再生データを生成する処理を実行し、生成データをクライアントに送信する。
【0130】
MPEGデータの変速再生用データの生成処理は、従来からMPEGデータの再生器において実行されている処理を適用可能である。図11を参照して、サーバで実行するMPEGデータの変速再生データの生成処理について説明する。
【0131】
図11は、サーバに設けられた変速再生画像データ生成部520の処理構成を説明するブロック図である。サーバは、クライアントからの変速再生条件を設定したコンテンツ要求(HTTP−GETメソッド)を受信すると、パケット解析部511において、コンテンツ指定情報としてのコンテンツURIをコンテンツ取得部514に渡し、[X−Scale ratio=30]、[X−Scale: level=FastForward1]等の変速再生要求データを変速再生条件解析部512に出力する。
【0132】
変速再生条件解析部512では、変速再生要求データに基づいて、MPEG変速再生データを生成するためのパラメータを設定して変速再生画像データ生成部520のAC係数調整部523に出力する。
【0133】
なお、クライアントからの変速再生指定が、倍率(ratio)設定方式を適用した[X−Scale ratio=30]のような設定値を持つ場合は、倍率として設定された値からパラメータを直接設定可能であるが、クライアントからのリクエストが、レベル(level)設定方式を指定したコンテンツ要求である場合は、レベルに対応する再生速度倍率を求め、その求めた倍率に対応するパラメータを出力する。
【0134】
変速再生条件解析部512は、レベル(level)と倍率(ratio)との対応データを格納した変換テーブルを有する。例えば、図12に示すようなテーブルである。レベル(level)として正方向早送り再生(Fast Forward)レベル1〜4、正方向スロー再生(Slow Forward)レベル1〜4、逆方向早送り再生(Fast Reverse)レベル1〜4、逆方向スロー再生(Slow Reverse)レベル1〜4の各々に対応する速度倍率、すなわち通常再生速度に対する再生速度倍率が設定されたテーブルである。なお、ここではそれぞれに4段階の設定をした例を示しているが、これは一例であり、さらに細分化した多段階設定や、少ない設定数としてもよい。
【0135】
変速再生条件解析部512は、クライアントからのリクエストが、レベル(level)設定方式を指定したコンテンツ要求である場合は、例えば図12に示す変換テーブルに基づいてレベルに対応する再生速度倍率を求め、その求めた倍率に対応するパラメータを出力する。
【0136】
コンテンツ取得部514はコンテンツリクエストに含まれるコンテンツURIに基づいて対応するコンテンツをコンテンツ記憶部513から取得し、変速再生画像データ生成部520のIピクチャ抽出部521に取得コンテンツの映像データを出力する。Iピクチャ抽出部521は、入力された映像信号からIピクチャのみを抽出し、可変長復号部522に出力する。可変長復号部522は、入力されたIピクチャを復号し、AC係数調整部523に出力する。
【0137】
いま、図13に示されるように、Iピクチャの1つのマクロブロック(16×16画素で構成される)は、4つの輝度信号ブロック(8×8画素)Y0乃至Y3および2つの色差信号ブロック(8×8画素)Cb,Crで構成されているものとする。各ブロックは、1個のDC係数と、63個のAC係数の、合計64個のDCT係数で構成されている。AC係数は、量子化テーブルの量子化スケール値で割った値が0でないAC係数のみ表記されており、さらに、上述したように、AC係数は63個あるが、説明の便宜上、輝度信号ブロックY0乃至Y3では、3個、4個、1個または3個とされ、色差信号ブロックCb,Crでは、2個または4個とされている。
【0138】
AC係数調整部523は、変速再生情報解析部512から入力する再生速度設定パラメータに基づいて、変速再生用画像データのビット量の調整を実行する。例えば、図13に示すように、IピクチャのブロックのDCT係数のうち、DC係数および低域側のn個のAC係数を採用し、それ以外の高域側のAC係数を除去する処理などを実行して、ビット量の調整を実行する。
【0139】
データ量の調整が実行されたDCT係数は、再び、可変長符号化部524にて、符号化され、映像信号構成部525にて、変速再生用画像データが生成され、パケット生成部531において、変速再生用画像データを格納したパケットが生成されて、クライアントに送信される。なお、図11に示す変速再生用画像データの生成処理構成は一例であり、この他の変速再生画像データ生成処理構成を適用してもよい。
【0140】
このパケットを受信したクライアントは、通常のコンテンツ再生と同様の処理を実行するのみで、コンテンツの変速再生データを出力することができる。従って、クライアントは、サーバに対して変速再生の指定を行うのみでよく、クライアントは通常の表示処理プログラムを備え、ディスプレイを備えた構成であれば、変速再生コンテンツを表示することが可能となる。
【0141】
クライアントは、サーバからのコンテンツ情報取得により、再生対象コンテンツに対して適用可能な変速再生態様についての情報を取得することができる。
【0142】
再生対象コンテンツに対する変速再生態様情報の取得を伴うコンテンツ取得処理シーケンスについて、図14を参照して説明する。
【0143】
クライアントは、ステップS31において、サーバに対してコンテンツ変速再生情報取得要求を行う。この情報取得要求は、サーバのコネクションマネージャに対するコーデック情報の取得要求として実行される。サーバのコーデック情報は、サーバのコンテンツ提供処理において適用するコーデックであり、サーバにおいては、コーデックに対応して許容される変速再生態様が設定されている。
【0144】
サーバは、ステップS32において、クライアントからのコンテンツ変速再生情報取得要求を受信すると、コーデック情報を取得し、コーデックに対応して設定された変速再生情報を取得して、クライアントに送信する。
【0145】
この変速再生情報は、コーデックに対する前述の倍率(ratio)設定方式、またはレベル(level)設定方式に対応したデータである。例えば、倍率(ratio)=30,60,90,150、−30,・・0.5,・・−0.5・・、あるいはレベル(level)=FAST1,FAST2,・・SLOW1,・・−FAST1,・・−SLOW4などの情報をクライアントは取得する。サーバの保有するコンテンツのメタデータには、コンテンツのコーデック情報が記述されており、これと取得した変速再生情報を照らし合わせることにより、そのコンテンツに指定可能な変速再生指定情報を知ることができる。
【0146】
なお、レベルの値の、FASTは正方向早送り再生(FastForward)、SLOWは正方向スロー再生(SlowFoward)、−FASTは逆方向早送り再生(FastReverse)、−SLOWは逆方向スロー再生(SlowReverse)であり、その後にレベル値が設定されている。
【0147】
ステップS33において、クライアントは、サーバから受信するコンテンツ変速再生情報をディスプレイに表示するなどして確認し、クライアント側のユーザが変速再生を希望する場合は、ステップS34において、変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求をサーバに送信する。
【0148】
サーバは、変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求をクライアントから受信すると、ステップS35において変速再生指定情報に基づいてパラメータを設定して変速再生用コンテンツデータを生成し、ステップS36において変速再生コンテンツをクライアントに送信する。ステップS37においてクライアントは受信コンテンツを再生する。
【0149】
なお、図14の処理シーケンスにおいては、コンテンツを指定したコンテンツ変速再生情報取得要求に基づいて、サーバがコンテンツ変速再生情報をクライアントに提供する処理例を説明したが、サーバは、クライアントからのコンテンツ閲覧(ブラウズ)、あるいは検索(サーチ)に応じてクライアントに提供するコンテンツ情報にコンテンツ変速再生情報をクライアントに提供する処理を実行してもよい。
【0150】
次に、図15、図16を参照してコンテンツ変速再生を実行する際のサーバおよびクライアントにおける処理手順について説明する。
【0151】
まず、図15を参照してサーバにおける処理について説明する。サーバは、ステップS101においてクライアントからコンテンツ要求を受信する。コンテンツ要求はコンテンツ識別子としてのコンテンツURIを設定したHTTP−GETメソッドである。
【0152】
サーバは、ステップS102においてコンテンツ要求に含まれるコンテンツURIに基づいてコンテンツ記憶部からコンテンツを取得する。ステップS103において、クライアントからのコンテンツ要求に変速再生指定、すなわち、[X−Scale ratio=30]、[X−Scale: level=FastForward1]等の変速再生指定データが含まれるか否かを判定する。
【0153】
変速再生指定が含まれない場合、ステップS107において、コンテンツURIに基づいて取得したコンテンツをクライアントに送信する。
【0154】
変速再生指定が含まれる場合は、ステップS104に進み、変速再生指定情報、すなわち、[X−Scale ratio=30]、[X−Scale: level=Fast1]に基づいて、変速再生コンテンツデータの生成に適用するパラメータを決定する。
【0155】
ステップS105において、決定パラメータに基づく変速再生コンテンツの生成を行う。変速再生コンテンツの生成は、例えば先に図11を参照して説明した構成によって行われる。
【0156】
変速再生コンテンツデータの生成後、ステップS106において、変速再生コンテンツのクライアントに対する送信が実行される。なお、ステップS105のデータ生成処理と、ステップS106のデータ送信処理は、並列に実行され、生成データが順次クライアントに送信される。
【0157】
次に、図16を参照してクライアント側のコンテンツ変速再生を行う場合の処理シーケンスについて説明する。
【0158】
クライアントは、ステップS201においてコンテンツ情報を受信する。このコンテンツ情報には、コンテンツ識別子としてのコンテンツURIと、コンテンツに対応して実行可能な変速再生処理態様情報を含むものとする。ステップS202においてクライアント側のユーザはコンテンツの変速再生を実行するか否かを決定し、変速再生を行わない場合は、ステップS211において、コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子(コンテンツURI)を設定したコンテンツ要求(HTTP−GETメソッド)をサーバに送信し、ステップS212で通常再生速度のコンテンツを受信し、ステップS205において受信コンテンツを再生する。
【0159】
ステップS202においてクライアント側のユーザがコンテンツの変速再生を実行すると決定した場合は、ステップS203において、コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別子(コンテンツURI)を設定し、さらに、変速再生指定、すなわち、[X−Scale ratio=30]、[X−Scale: level=FastForward1]等の変速再生指定データを含めたコンテンツ要求(HTTP−GETメソッド)を生成してサーバに送信する。
【0160】
ステップS204で、クライアント指定に応じた変速再生コンテンツを受信し、ステップS205において受信コンテツを再生する。ステップS205の再生は通常コンテンツ再生とほぼ同じであり、違いはユーザに再生スピードを提示する処理が追加されることなどである。
【0161】
このように、クライアントはサーバからの受信コンテンツに対しては、通常のコンテンツ再生と同様の処理を実行するのみで、コンテンツの変速再生データを出力することができる。クライアントは、サーバに対して変速再生の指定を行うのみでよく、クライアントは通常の表示処理プログラムを備え、ディスプレイを備えた構成であれば、変速再生コンテンツを表示することが可能となる。
【0162】
[サーバおよびクライアントの機能構成]
サーバおよびクライアント装置のハードウェア構成については、先に図2を参照して説明した通りであり、上述した各種の処理は、サーバクライアントそれぞれの記憶部に格納されたプログラムに従って制御部(CPU等)の制御の下に実行される。
【0163】
CPUによって実行される処理は、例えばサーバ側では、クライアントからの要求に従って、コンテンツ対応のメタデータを取得しXMLデータに基づくコンテンツ情報を生成しクライアントに送信する処理、クライアントからのコンテンツ取得要求に変速再生が含まれるか否かを判定し、変速再生指定が含まれる場合は、指定情報に従って変速再生用のコンテンツデータを生成する処理、クライアントにコンテンツを送信する処理などである。
【0164】
クライアント側の処理としては、サーバから受信するXMLデータからなるコンテンツ情報に基づいてディスプレイにコンテンツ情報を表示する処理、コンテンツ情報に従って、コンテンツURIを設定し、必要に応じて変速再生指定情報を設定したコンテンツ取得要求(HTTP−GETメソッド)を生成しサーバに送信する処理、コンテンツをサーバから受信し出力する処理、受信コンテンツのデータ復号、変換、再生処理などである。
【0165】
基本的にこれらの処理は、サーバ、クライアント装置の制御部としてのCPUの制御の下に実行されるが、上述した処理を実行するために必要となるサーバの機能構成とクライアントの機能構成について図17および図18を参照して説明する。
【0166】
図17は、サーバの主要機能構成を示すブロック図である。パケット送受信部601は、クライアントに対するパケット、クライアントからのパケットを受信する。パケット生成、解析部602は、送信パケットの生成処理、受信パケットの解析処理を行う。パケットのアドレス設定、アドレス認識、データ部に対するデータ格納、データ部からのデータ取得処理などである。
【0167】
コンテンツ記憶部603は、サーバの保有するコンテンツを格納する。これらのコンテンツはコンテンツ識別子(コンテンツURI)によって取得可能である。メタデータ記憶部604はコンテンツ記憶部603に格納されたコンテンツに対応する属性情報としてのメタデータを格納する。コンテンツメタデータには各コンテンツに許容される変速再生情報が含まれる。なお、コンテンツおよびコンテンツメタデータのいずれもコンテンツ管理ディレクトリ(図3参照)に基づいて管理されている。
【0168】
コンテンツ情報生成部605は、クライアントからのサーチ、ブラウズ等のコンテンツ情報取得要求、あるいは図14を参照して説明したコンテンツ変速再生情報取得要求に応じて、メタデータ記憶部604内からコンテンツ情報取得し、クライアントに送信するコンテンツ情報を生成する。
【0169】
変速再生コンテンツ生成部606は、先に図11を参照して説明した処理に従って変速再生コンテンツを生成する処理を実行する。コンテンツ送信制御部607は、変速再生コンテンツ生成部606の生成した変速再生コンテンツあるいは通常再生コンテンツのクライアントに対する送信制御を行う。
【0170】
データ変換部608は、送信コンテンツデータの符号化処理等、復号処理等を実行し、クライアントに送信するコンテンツあるいは静止画像のデータ変換を実行する。例えばATRAC3、MPEG4、JPEG等に基づくデータ変換を実行する。なお、クライアントはコンテンツ要求をサーバに対して実行する際、クライアントの許容するデータ形式をサーバに通知することができ、サーバは、クライアントの要求に従ってデータ変換を行ったコンテンツを送信する。
【0171】
次に、クライアント装置の機能構成について、図18を参照して説明する。パケット送受信部701は、サーバに対するパケット送信および、サーバからのパケット受信処理を実行する。パケット生成、解析部702は、送信パケットの生成処理、受信パケットの解析処理を行う。パケット内の格納データ解析のみならず、パケットのアドレス設定、アドレス認識、データ部に対するデータ格納、データ部からのデータ取得処理なども含む。
【0172】
コンテンツ情報要求処理部703は、サーバに対してコンテンツ情報要求の要求データ、例えばサーチ要求やブラウズ要求の要求データ、図14を参照して説明したコンテンツ対応のコンテンツ変速再生情報取得要求等を生成する。
【0173】
コンテンツ要求処理部704は、サーバに対するコンテンツ要求パケット、すなわち、コンテンツURIを指定し、変速再生指定情報を含むHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドを生成する処理を実行する。記憶部705は、サーバから受信したパケットに含まれるコンテンツ、コンテンツ情報等を格納する。
【0174】
出力部706は、コンテンツ再生処理に適用するスピーカ、ディスプレイを含む。なお、ディスプレイは、コンテンツおよびコンテンツ情報の出力に利用される。入力部707は、例えば、サーバに対する取得データの選択情報、サーバに対するデータ取得要求の送信、コンテンツ再生の開始、終了、その他再生制御設定情報の入力、その他のデータ入力手段として利用される。
【0175】
コンテンツ情報解析部708は、サーバから受信したXMLデータからなるメタデータを解析し、解析データに基づいて、コンテンツ情報の表示情報を生成し、出力部としてのディスプレイに出力する処理を実行する。例えば、コンテンツ識別子(URI)または識別子にリンクする表示データ、図14を参照して説明したコーデックに対応する変速再生情報の取得要求に応じてサーバから取得した変速再生情報に対応する表示情報の生成処理を実行する。
【0176】
データ再生制御処理部709は、サーバから受信したコンテンツ、変速再生コンテンツ等の出力部706に対する出力制御処理を実行する。データ変換部710は、サーバから受信したコンテンツ、静止画データの復号等、各種データ変換処理を実行する。
【0177】
サーバ、およびクライアントは、機能的には図17、図18に示す各機能を有し、上述した各処理を実行する。ただし、図17、図18に示すブロック図は、機能を説明するブロック図であり、サーバクライアントが図17、図18に示すブロックに対応するハードウェアを有することは必須ではない。具体的には、図2に示すPC等の構成におけるCPUの制御の下に各種の処理プログラムが実行され、図17、図18に示す各ブロックを参照して説明した処理、あるいは上述の発明の詳細な説明において説明した各処理が実行される。
【0178】
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0179】
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
【0180】
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0181】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
【0182】
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0183】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の構成によれば、サーバからクライアントに対してコンテンツを提供し、クライアントにおいて再生するシステムにおいて、クライアントがサーバに対するコンテンツ要求に変速再生要求を設定して送信することで、サーバが指定情報に基づく変速再生コンテンツデータを生成してクライアントに送信する構成としたので、クライアントは、サーバからの受信コンテンツに対して、通常のコンテンツ再生と同様の処理を実行するのみで、コンテンツの変速再生データを出力することができる。このようにクライアントは、サーバに対して変速再生の指定を行うのみでよく、クライアント側に変速再生処理の実行機能を持つことなく通常の表示処理機能、ディスプレイを備えた構成であれば、変速再生コンテンツを表示することが可能となる。
【0184】
さらに、本発明の構成によれば、サーバは、コンテンツに対応して許容される変速再生態様を示す変速再生情報をコンテンツのメタデータとして設定して格納し、クライアントにこれらの情報を提供する構成としたので、クライアントはコンテンツ各々についての変速再生可能な態様情報を取得することができ、取得情報に基づく変速再生要求を行うことができる。
【0185】
さらに、本発明の構成によれば、サーバは、変速再生コンテンツデータをクライアントに送信する際に、送信コンテンツの変速再生態様情報を付加情報として設定して送信する構成としたので、クライアントはサーバからの受信コンテンツがどのような変速再生データであるかを知ることが可能となる。
【0186】
さらに、本発明の構成によれば、変速再生指定情報は、コンテンツURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドの拡張ヘッダを設定して指定する構成としたので、クライアントは、通常のコンテンツ取得と同様のコンテンツ要求としてのHTTPリクエストに基づいて変速再生コンテンツを受信し、再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用可能なネットワーク構成例を示す図である。
【図2】ネットワーク接続機器の構成例について説明する図である。
【図3】サーバにおけるコンテンツ管理ディレクトリ構成について説明する図である。
【図4】コンテンツ情報表示例を示す図である。
【図5】コンテンツデータ再生処理におけるサーバクライアント間の処理シーケンスについて説明する図である。
【図6】ストリーミング再生処理について説明する図である。
【図7】ストリーミング再生処理について説明する図である。
【図8】変速再生指定を含むコンテンツ要求データについて説明する図である。
【図9】変速再生指定を含むコンテンツ要求データに対応するレスポンスについて説明する図である。
【図10】変速再生指定コンテンツのクライアントにおける表示処理例について説明する図である。
【図11】サーバにおける変速再生コンテンツの生成処理構成について説明する図である。
【図12】サーバの保有する変速再生レベル、倍率の変換テーブルの構成例を示す図である。
【図13】サーバにおける変速再生コンテンツの生成処理構成について説明する図である。
【図14】コンテンツ対応の変速再生情報の取得、コンテンツ取得処理を伴うサーバクライアント間の処理シーケンスを示す図である。
【図15】サーバにおける変速再生コンテンツ送信に対応した処理手順について説明する図である。
【図16】クライアントにおける変速再生コンテンツ受信、再生に対応した処理手順について説明する図である。
【図17】サーバの処理機能を説明するブロック図である。
【図18】クライアントの処理機能を説明するブロック図である。
【符号の説明】
100 ネットワーク
101 サーバ
121 PC
122 モニター
123 携帯電話
124 再生機
125 PDA
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDD
205 バス
206 入出力インタフェース
207 入力部
208 出力部
209 通信部
210 ドライブ
211 リムーバブル記録媒体
301 ルートコンテナ
302〜307 コンテナ(フォルダ)
308 ビデオカプセル
350 ディスプレイ
357 コンテンツ情報
410 サーバ
411 ハードディスク
412 MPEGファイル
413 HTTPクライアント
420 クライアント
421 MPEGデコーダ
422 HTTPクライアント
500 ディスプレイ
501 変速再生コンテンツ
502 再生速度情報表示部
511 パケット解析部
512 変速再生情報解析部
513 コンテンツ記憶部
514 コンテンツ取得部
520 変速再生画像データ生成部
521 Iピクチャ抽出部
522 可変長復号部
523 AC係数調整部
524 可変長符号化部
525 映像信号構成部
531 パケット生成部
601 パケット送受信部
602 パケット生成、解析部
603 コンテンツ記憶部
604 メタデータ記憶部
605 コンテンツ情報生成部
606 変速再生コンテンツ生成部
607 コンテンツ送信制御部
608 データ変換部
701 パケット送受信部
702 パケット生成、解析部
703 コンテンツ情報要求処理部
704 コンテンツ要求処理部
705 記憶部
706 出力部
707 入力部
708 コンテンツ情報解析部
709 コンテンツ再生制御処理部
710 データ変換部
Claims (28)
- クライアントに対するデータ提供処理を実行するサーバ装置であり、
クライアントとのデータ送受信を実行する通信部と、
コンテンツと、コンテンツに対応するメタデータとしてのコンテンツ情報を記憶した記憶部と、
コンテンツの変速再生コンテンツデータを生成する変速再生コンテンツ生成部とを有し、
前記通信部を介して受信するクライアントからのコンテンツ要求に基づき、前記記憶部からコンテンツを取得するとともに、該コンテンツ要求に変速再生要求が設定されていることを条件として前記変速再生コンテンツ生成部において、変速再生コンテンツデータを生成し、該変速再生コンテンツデータをクライアントに送信する処理を実行する構成を有することを特徴とするサーバ装置。 - 前記記憶部に格納したコンテンツ情報には、コンテンツに対応して許容される変速再生態様を示す変速再生情報を含み、
前記サーバ装置は、
前記通信部を介して受信するクライアントからのコンテンツ情報要求に基づき、前記変速再生情報のクライアントに対する提供処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記変速再生情報は、
通常再生速度に対応する再生速度倍率情報、または、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報の少なくともいずれかを含む情報であることを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。 - 前記サーバ装置は、
クライアントからのコンテンツ要求パケットからコンテンツ識別子、および変速再生要求情報を取得し、前記コンテンツ識別子に基づいて前記記憶部からコンテンツ識別子に対応するコンテンツを取得するとともに、前記変速再生要求情報に含まれる再生態様指定情報に基づき、前記変速再生コンテンツ生成部において指定態様に応じた変速再生コンテンツデータを生成する構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記サーバ装置は、
変速再生コンテンツデータをクライアントに送信する際に、送信コンテンツの変速再生態様情報を付加情報として設定し送信する構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記変速再生態様情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報であることを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
- 前記サーバ装置は、
前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報と、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報とを対応付けた変換テーブルを有し、クライアントからのコンテンツ要求に設定されている変速再生要求が変速再生態様に応じたレベル情報である場合に、前記変換テーブルに基づいて再生速度倍率を取得し、該再生速度倍率情報をクライアントに対するコンテンツ送信に際して送信する構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。 - クライアントからのコンテンツ要求は、コンテンツURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づくHTTPリクエストであり、前記サーバ装置は、該HTTPリクエストに対応するHTTPレスポンスとして、前記変速再生コンテンツデータおよび変速再生態様情報をクライアントに送信する構成であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
- サーバに対するコンテンツ要求を実行するクライアントとしての情報処理装置であり、
サーバとのデータ送受信を実行する通信部と、
サーバに対する要求コンテンツに対応するコンテンツ識別子と、コンテンツの変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を生成する処理を実行するコンテンツ要求処理部とを有し、
前記コンテンツ要求処理部において生成した変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を前記通信部を介してサーバに送信する構成を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記変速再生指定情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報、または、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報のいずれかを含む情報であることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、
サーバから受信する変速再生コンテンツデータのディスプレイに対する表示処理に併せて、サーバから受信するコンテンツの変速再生態様情報の表示処理を実行する構成であることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記変速再生態様情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報であることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
- 前記コンテンツ要求処理部は、
サーバに対するコンテンツ要求として、コンテンツ識別子としてのコンテンツURIを設定するとともに、変速再生指定情報を設定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づくHTTPリクエストを生成する構成であることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。 - クライアントに対するデータ提供処理を実行する情報処理方法であり、
クライアントからのコンテンツ要求を受信する要求受信ステップと、
前記コンテンツ要求に基づき記憶部からコンテンツを取得するコンテンツ取得ステップと、
前記コンテンツ要求に変速再生要求が設定されていることを条件として前記記憶部からの取得コンテンツに対応する変速再生コンテンツデータを生成する変速再生コンテンツ生成ステップと、
前記変速再生コンテンツデータをクライアントに送信するコンテンツ送信ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。 - 前記情報処理方法において、さらに、
クライアントからのコンテンツ情報要求を受信するステップと、
前記コンテンツ情報要求に基づき記憶部から、コンテンツに対応して許容される変速再生態様を示す変速再生情報を取得し、クライアントに送信するステップと、
を有することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。 - 前記変速再生情報は、
通常再生速度に対応する再生速度倍率情報、または、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報の少なくともいずれかを含む情報であることを特徴とする請求項15に記載の情報処理方法。 - 前記情報処理方法は、さらに、
クライアントからのコンテンツ要求パケットからコンテンツ識別子、および変速再生要求情報を取得するステップと、
前記コンテンツ識別子に基づいて前記記憶部からコンテンツ識別子に対応するコンテンツを取得するステップと、
前記変速再生要求情報に含まれる再生態様指定情報に基づき、指定態様に応じた変速再生コンテンツデータを生成するステップと、
を有することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。 - 前記情報処理方法は、さらに、
変速再生コンテンツデータをクライアントに送信する際に、送信コンテンツの変速再生態様情報を付加情報として設定し送信することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。 - 前記変速再生態様情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報であることを特徴とする請求項18に記載の情報処理方法。
- 前記情報処理方法は、さらに、
クライアントからのコンテンツ要求に設定されている変速再生要求が変速再生態様に応じたレベル情報である場合に、変速再生態様に応じたレベル情報と、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報とを対応付けた変換テーブルに基づいて再生速度倍率を取得し、該再生速度倍率情報をクライアントに対するコンテンツ送信に際して送信するステップを有することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。 - クライアントからのコンテンツ要求は、コンテンツURIを指定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づくHTTPリクエストであり、
前記コンテンツ送信ステップは、
HTTPリクエストに対応するHTTPレスポンスとして、前記変速再生コンテンツデータおよび変速再生態様情報をクライアントに送信するステップであることを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。 - サーバに対するコンテンツ要求を実行する情報処理方法であり、
サーバに対する要求コンテンツに対応するコンテンツ識別子と、コンテンツの変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を生成するコンテンツ要求生成ステップと、
前記コンテンツ要求生成ステップにおいて生成した変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を通信部を介してサーバに送信する送信ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。 - 前記変速再生指定情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報、または、前記サーバ装置において予め設定した各変速再生態様に応じたレベル情報のいずれかを含む情報であることを特徴とする請求項22に記載の情報処理方法。
- 前記情報処理方法は、さらに、
サーバから受信する変速再生コンテンツデータのディスプレイに対する表示処理に併せて、サーバから受信するコンテンツの変速再生態様情報の表示処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項22に記載の情報処理方法。 - 前記変速再生態様情報は、通常再生速度に対応する再生速度倍率情報であることを特徴とする請求項24に記載の情報処理方法。
- 前記コンテンツ要求生成ステップは、
サーバに対するコンテンツ要求として、コンテンツ識別子としてのコンテンツURIを設定するとともに、変速再生指定情報を設定したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)−GETメソッドに基づくHTTPリクエストを生成することを特徴とする請求項22に記載の情報処理方法。 - クライアントに対するデータ提供処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
クライアントからのコンテンツ要求を受信する要求受信ステップと、
前記コンテンツ要求に基づき記憶部からコンテンツを取得するコンテンツ取得ステップと、
前記コンテンツ要求に変速再生要求が設定されていることを条件として前記記憶部からの取得コンテンツに対応する変速再生コンテンツデータを生成する変速再生コンテンツ生成ステップと、
前記変速再生コンテンツデータをクライアントに送信するコンテンツ送信ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。 - サーバに対するコンテンツ要求を実行するコンピュータ・プログラムであり、サーバに対する要求コンテンツに対応するコンテンツ識別子と、コンテンツの変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を生成するコンテンツ要求生成ステップと、
前記コンテンツ要求生成ステップにおいて生成した変速再生指定情報を設定したコンテンツ要求を通信部を介してサーバに送信する送信ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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