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JP2004295569A - 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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JP2004295569A JP2003088010A JP2003088010A JP2004295569A JP 2004295569 A JP2004295569 A JP 2004295569A JP 2003088010 A JP2003088010 A JP 2003088010A JP 2003088010 A JP2003088010 A JP 2003088010A JP 2004295569 A JP2004295569 A JP 2004295569A
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Yasuaki Honda
康晃 本田
Toshihiro Morita
利広 森田
Toshiaki Kusakabe
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Abstract

【課題】ランダムオーダによるコンテンツ再生処理をクライアントの負担を減少させて効率的に実行する装置および方法を提供する。
【解決手段】クライアントからの要求に基づいてサーバ側でコンテンツの再生順をランダムに設定したリストを生成し、クライアントに送信する。サーバで保持するコンテンツに対応するプロパティ情報にコンテンツ再生リストのリスト順設定情報に対応するランダムオーダ情報を格納し、クライアントからのブラウズ要求等に応じて、指定フォルダ内のコンテンツのランダムオーダ情報のシャッフル入れ替え処理を実行して入れ替えたランダムオーダ情報に対応するリスト順を設定したコンテンツ再生リストを生成してクライアントに送信する。本構成により、ユーザおよびクライアント側でシャッフル処理を行う必要が排除される。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、コンテンツ提供サーバの有するコンテンツの再生をクライアント側で実行する場合に、クライアント側に負担を発生させることなく、コンテンツの再生シーケンスを適宜、変更して再生することを可能とした情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のデータ通信ネットワークの普及に伴い、家庭内においても家電機器やコンピュータ、その他の周辺機器をネットワーク接続し、各機器間での通信を可能とした、いわゆるホームネットワークが浸透しつつある。ホームネットワークは、ネットワーク接続機器間で通信を行なうことにより各機器のデータ処理機能を共有したり、機器間でコンテンツの送受信を行なう等、ユーザに利便性・快適性を提供するものであり、今後、ますます普及することが予測される。
【0003】
このようなホームネットワークの構成に適するプロトコルとしてユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP:Universal Plug and Play)が知られている。ユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)は、複雑な操作を伴うことなく容易にネットワークを構築することが可能であり、困難な操作や設定を伴うことなくネットワーク接続された機器において各接続機器の提供サービスを受領可能とするものである。また、UPnPはデバイス上のOS(オペレーティングシステム)にも依存せず、容易に機器の追加ができるという利点を持つ。
【0004】
UPnPは、接続機器間で、XML(eXtensible Markup Language)に準拠した定義ファイルを交換し、機器間において相互認識を行なう。UPnPの処理の概要は、以下の通りである。
(1)IPアドレス等の自己のデバイスIDを取得するアドレッシング処理。
(2)ネットワーク上の各デバイスの検索を行ない、各デバイスから応答を受信し、応答に含まれるデバイス種別、機能等の情報を取得するディスカバリ処理。
(3)ディスカバリ処理で取得した情報に基づいて、各デバイスにサービスを要求するサービス要求処理。
【0005】
上記処理手順を行なうことで、ネットワーク接続された機器を適用したサービスの提供および受領が可能となる。ネットワークに新たに接続される機器は、上記のアドレッシング処理によりデバイスIDを取得し、ディスカバリ処理によりネットワーク接続された他のデバイスの情報を取得して、取得情報に基づいて他の機器にサービスの要求が可能となる。
【0006】
例えばサーバに格納された音楽データ、画像データ等のコンテンツをクライアント側デバイスにおいて再生しようとする場合には、クライアントは、サーバの保有するコンテンツについての情報を取得する。サーバは、コンテンツを記憶部に格納するとともに、格納コンテンツに対する属性情報を併せて格納している。属性情報には、例えばコンテンツとしての例えば曲や映画のタイトル、アーティスト名、記録日時、さらにデータの圧縮態様等に関する情報など様々である。これらの属性情報はメタデータあるいはメタ情報と呼ばれる。
【0007】
例えばサーバに格納された音楽データ、画像データ等のコンテンツをクライアント側デバイスにおいて再生しようとする場合には、クライアント側からサーバに対してサーバに格納されたコンテンツ情報、例えば曲や映画のタイトルやアーティスト名、さらにデータの圧縮態様情報(ATRAC:adaptive transform acoustic coding, MPEG:moving picture experts group等)、さらに必要に応じて著作権情報などの様々なコンテンツの属性情報の取得要求を送信する。
【0008】
サーバは、クライアントからの要求に応じてサーバの保有するコンテンツに関するメタデータ(属性情報)をクライアントに送信する。クライアントは、サーバから取得したメタデータに基づいて所定の表示プログラムに従ってクライアントデバイスのディスプレイにコンテンツ情報を表示する。例えばアーティスト名、タイトル等からなる曲目リストなどがディスプレイに表示される。ユーザは、表示情報に基づいて、再生対象コンテンツを確認あるいは選択して、コンテンツの送信要求をサーバに送信する。サーバはクライアントからのコンテンツリクエストを受信し、受信リクエストに応じてサーバからクライアントに対するコンテンツの送信が行われ、クライアント側において受信コンテンツの再生が行われる。
【0009】
このようにサーバに格納されたコンテンツは、ネットワーク接続された他の機器(クライアント)から検索を行い、特定のコンテンツを指定して再生することが可能となる。
【0010】
例えば、1つの音楽コンテンツのみを再生対象としてクライアントが選択した場合は、その1つの音楽コンテンツの識別子を含むコンテンツ送信要求がサーバに送信されて、サーバが指定コンテンツを記憶部から取得してクライアントに送信しクライアントにおいて再生され、処理が終了する。複数の音楽コンテンツが再生対象としてクライアントにより選択されると、コンテンツ毎に送信要求がクライアントからサーバに送信され、各音楽コンテンツがサーバからクライアントに順次、提供されて、クライアント側において再生されることになる。
【0011】
サーバに格納されるコンテンツフォルダには、複数の音楽コンテンツを格納したコンテンツフォルダ、例えばユーザがお気に入りの曲のみを集めて生成したフォルダ、あるいは特定のアーティスト、ジャンル等の複数の音楽コンテンツを格納したフォルダ等を設定可能であり、クライアント側のユーザはこれらの特定のフォルダを指定してフォルダに格納された複数のコンテンツ(曲)をシーケンシャルに再生する処理が可能である。
【0012】
複数の曲からなる集合体を記録再生装置から、携帯装置等の端末に転送する際に、コンテンツおよびその管理データを併せて送信する構成については、例えば特許文献1に記載されている。
【0013】
複数コンテンツの格納されたフォルダをクライアントが再生対象としてフォルダ内の複数コンテンツ再生を実行する場合、曲の再生順が常に一定の順番で行われると、コンテンツを聞く側のユーザの楽しみが減退する。そこで、複数のコンテンツ再生の順番の変更処理、すなわち複数のコンテンツ再生順をシャッフルして再生順を変更することが行われる。
【0014】
従来、このようなコンテンツ再生シーケンスの変更処理は、サーバからクライアントに送信されてきた複数コンテンツに関する曲目等のデータリストに基づいて、ユーザが再生順の決定処理を行うか、あるいは、クライアント側の機器に格納した再生シーケンス決定プログラムによって再生順を決定するなどの処理が行われていた。すなわち、クライアント側が主導的にコンテンツ再生順を決定し、決定したコンテンツ再生順に従ってクライアントがサーバにコンテンツ要求を送信する。サーバは、単にクライアントからの要求情報に基づいて、コンテンツを順次送信するという処理を行っているのが一般的であった。
【0015】
このような構成では、コンテンツの再生順の設定あるいはシャッフル等、複数コンテンツの再生順を変更する処理をクライアント側で実行することが必要となり、ユーザまたはクライアント側の負担が発生するという問題があった。
【0016】
【特許文献1】
特許公開2001−216766号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザまたはクライアント側に負担を発生させることなく、コンテンツの再生シーケンスを適宜、変更して再生することを可能とした情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面は、
コンテンツ情報送信処理を実行する情報処理装置であり、
コンテンツまたはデータフォルダの少なくともいずれかを含むオブジェクトと、前記オブジェクトの属性情報としてのプロパティ情報を記憶した記憶部と、
コンテンツ情報要求装置としてのクライアントとのデータ送受信処理を実行するデータ送受信部と、
前記プロパティ情報に基づいて、クライアントに送信するコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成部とを有し、
前記プロパティ情報は、コンテンツ再生リストのリスト順設定情報に対応する書き換え可能なランダムオーダ情報を有し、
前記コンテンツ情報生成部は、
クライアントからのコンテンツ再生リスト要求に応じて、前記ランダムオーダ情報の入れ替え再設定処理としての更新処理を実行し、更新情報に従ったリスト順情報を持つコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行する構成を有することを特徴とする情報処理装置にある。
【0019】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記ランダムオーダ情報は、複数のコンテンツの集合として設定されるコンテンツフォルダに含まれる各コンテンツに対応する各プロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであり、コンテンツフォルダに含まれるコンテンツ数nに対してn個のランダムオーダ番号が重複することなく設定された情報であり、前記コンテンツ情報生成部は、コンテンツ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行することを特徴とする。
【0020】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記ランダムオーダ情報は、コンテンツ再生リストを格納したコンテンツ再生リストフォルダに対応するプロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであり、前記コンテンツ情報生成部は、シャッフル対象となるフォルダ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行しフォルダ単位でのリスト順設定処理を実行することを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、クライアントからのコンテンツ再生リストの要求データにランダムオーダによるコンテンツ再生リスト生成要求があるか否かを判定し、ランダムオーダによるコンテンツ再生リスト生成要求があるとの判定を条件として、前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0022】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持する構成であることを特徴とする。
【0023】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持するとともに、該記憶保持期間に、クライアントからのコンテンツ再生リスト要求の再要求に応じて、該記憶保持したランダムオーダ情報に基づくコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ情報生成部は、前記コンテンツ再生リスト情報をXML(eXtended Markup Language)データとして生成する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0025】
さらに、本発明の第2の側面は、
コンテンツ情報の取得処理を行う情報処理装置であり、
コンテンツ情報を保有するサーバとのデータ送受信処理を実行するデータ送受信部と、
前記サーバに対してランダムオーダに設定したコンテンツ再生リストの要求処理を実行するコンテンツ情報要求処理部と、
前記データ送受信部を介して前記サーバから受信するコンテンツ情報に基づいて、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成するコンテンツ情報解析部と、
前記コンテンツ情報解析部の生成したコンテンツ再生リストを表示する表示部と、
コンテンツ再生リストのリスト順に従ってコンテンツ取得要求を前記サーバに送信するとともに、該サーバから受信したコンテンツの再生制御処理を実行するコンテンツ再生制御部と、
を有することを特徴とする情報処理装置にある。
【0026】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ情報要求処理部は、複数のコンテンツを格納したコンテンツフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0027】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ情報要求処理部は、複数のコンテンツ再生リストフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0028】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ再生制御部は、コンテンツ再生リストのリスト順に従って、サーバから受信したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ対応URLを設定したコンテンツ要求を前記サーバに、順次送信する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0029】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記サーバから受信するコンテンツ情報は、コンテンツ対応のプロパティ情報を記述したXML(eXtended Markup Language)データであり、前記コンテンツ情報解析部は、前記XMLデータの解析により、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0030】
さらに、本発明の第3の側面は、
コンテンツ情報送信処理を実行する情報処理方法であり、
クライアントからのコンテンツ情報取得要求を受信するコンテンツ情報取得要求受信ステップと、
コンテンツに対応するプロパティ情報中に格納されたコンテンツ再生リストのリスト順設定情報としてのランダムオーダ情報の更新処理を実行するランダムオーダ情報更新ステップと、
更新されたランダムオーダ情報に従ったリスト順情報を持つコンテンツ再生リスト情報を生成するリスト生成ステップと、
生成リストをクライアントに送信するステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
【0031】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記ランダムオーダ情報は、複数のコンテンツの集合として設定されるコンテンツフォルダに含まれる各コンテンツに対応する各プロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであってコンテンツフォルダに含まれるコンテンツ数nに対してn個のランダムオーダ番号が重複することなく設定された情報であり、前記ランダムオーダ情報更新ステップは、コンテンツ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行することを特徴とする。
【0032】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記ランダムオーダ情報は、コンテンツ再生リストを格納したコンテンツ再生リストフォルダに対応するプロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであり、前記ランダムオーダ情報更新ステップは、シャッフル対象となるフォルダ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行しフォルダ単位でのリスト順設定処理を実行することを特徴とする。
【0033】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、クライアントからのコンテンツ再生リストの要求データにランダムオーダによるコンテンツ再生リスト生成要求があるか否かを判定するステップを有し、ランダムオーダによるコンテンツ再生リスト生成要求があるとの判定を条件として、前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行することを特徴とする。
【0034】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持するステップを有することを特徴とする。
【0035】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持するとともに、該記憶保持期間に、クライアントからのコンテンツ再生リスト要求の再要求に応じて、該記憶保持したランダムオーダ情報に基づくコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行することを特徴とする。
【0036】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ情報生成ステップは、前記コンテンツ再生リスト情報をXML(eXtended Markup Language)データとして生成する処理を実行することを特徴とする。
【0037】
さらに、本発明の第4の側面は、
コンテンツ取得処理を行う情報処理方法であり、
コンテンツ情報を保有するサーバに対してランダムオーダに設定したコンテンツ再生リストの要求処理を実行するコンテンツ情報要求処理ステップと、
前記サーバから受信するコンテンツ情報に基づいて、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成するコンテンツ情報解析ステップと、
前記コンテンツ情報解析ステップにおいて生成したコンテンツ再生リストを表示する表示ステップと、
コンテンツ再生リストのリスト順に従ってコンテンツ取得要求を前記サーバに送信するとともに、該サーバから受信したコンテンツの再生制御処理を実行するコンテンツ再生制御ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
【0038】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ情報要求処理ステップは、複数のコンテンツを格納したコンテンツフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行することを特徴とする。
【0039】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ情報要求処理ステップは、複数のコンテンツ再生リストフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行することを特徴とする。
【0040】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ再生制御ステップは、コンテンツ再生リストのリスト順に従って、サーバから受信したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ対応URLを設定したコンテンツ要求を前記サーバに、順次送信する処理を実行することを特徴とする。
【0041】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記サーバから受信するコンテンツ情報は、コンテンツ対応のプロパティ情報を記述したXML(eXtended Markup Language)データであり、前記コンテンツ情報解析ステップは、前記XMLデータの解析により、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成する処理を実行することを特徴とする。
【0042】
さらに、本発明の第5の側面は、
コンテンツ情報送信処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
クライアントからのコンテンツ情報取得要求を受信するコンテンツ情報取得要求受信ステップと、
コンテンツに対応するプロパティ情報中に格納されたコンテンツ再生リストのリスト順設定情報としてのランダムオーダ情報の更新処理を実行するランダムオーダ情報更新ステップと、
更新されたランダムオーダ情報に従ったリスト順情報を持つコンテンツ再生リスト情報を生成するリスト生成ステップと、
生成リストをクライアントに送信するステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0043】
さらに、本発明の第6の側面は、
コンテンツ取得処理を行うコンピュータ・プログラムであり、
コンテンツ情報を保有するサーバに対してランダムオーダに設定したコンテンツ再生リストの要求処理を実行するコンテンツ情報要求処理ステップと、
前記サーバから受信するコンテンツ情報に基づいて、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成するコンテンツ情報解析ステップと、
前記コンテンツ情報解析ステップにおいて生成したコンテンツ再生リストを表示する表示ステップと、
コンテンツ再生リストのリスト順に従ってコンテンツ取得要求を前記サーバに送信するとともに、該サーバから受信したコンテンツの再生制御処理を実行するコンテンツ再生制御ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0044】
【作用】
本発明の構成によれば、クライアントからの要求に基づいてサーバ側でコンテンツの再生順をランダムに設定したリストを生成し、クライアントに送信する構成としたので、クライアントは、サーバから受信するリストに従って再生処理を行うのみで、ランダムな再生シーケンスに従ってコンテンツ再生を楽しむことが可能となり、ユーザおよびクライアント側でシャッフル処理を行う必要が排除される。
【0045】
さらに、本発明の構成によれば、サーバで保持するコンテンツに対応するプロパティ情報中にコンテンツ再生リストのリスト順設定情報に対応する書き換え可能なランダムオーダ情報を格納し、クライアントからのブラウズ要求等のコンテンツ情報取得要求に応じて、指定フォルダ内のコンテンツに対応するプロパティ情報を取得してランダムオーダ情報のシャッフル入れ替え処理を実行して入れ替えたランダムオーダ情報に対応するリスト順を設定したコンテンツ再生リストを生成してクライアントに送信する構成としたので、サーバ側の処理負担も大きくすることなく、クライアントは、サーバ側の処理に依存したコンテンツ再生シーケンス設定を行うことが可能となる。
【0046】
さらに、本発明の構成によれば、サーバは、再設定されたランダムオーダNo.に基づいてランダムオーダNo.順のコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持し、記憶保持期間に、クライアントからのコンテンツ再生リスト要求の再要求があった場合は、記憶保持したランダムオーダ情報に基づくコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行する構成としたので、クライアントは特定フォルダ内のコンテンツを、ランダムシーケンスに従って重複なく再生することが可能となる。
【0047】
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
【0048】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
【0050】
[システム概要]
まず、図1を参照して、本発明の適用可能なネットワーク構成例について説明する。図1は、様々なクライアント装置からの処理要求に応じて処理を実行するサーバ101と、サーバ101に対して処理要求を行なうクライアント装置としてのPC121,モニター122,携帯電話123、再生機124、PDA125がネットワーク100を介して接続された構成、例えばホームネットワーク構成を示している。クライアント装置としては、この他にも様々な電子機器、家電機器が接続可能である。
【0051】
サーバ101がクライアントからの要求に応じて実行する処理は、例えばサーバ101の保有するハードディスク等の記憶手段に格納されたコンテンツの提供、あるいはサーバの実行可能なアプリケーションプログラムの実行によるデータ処理サービス等である。なお、図1においては、サーバ101と、クライアント装置とを区別して示しているが、クライアントからの要求に対するサービスを提供する機器をサーバとして示しているものであり、いずれのクライアント装置も、自己のデータ処理サービスを他のクライアントに提供する場合には、サーバとしての機能を提供可能となる。従って、図1に示すネットワーク接続されたクライアント装置もサーバとなり得る。
【0052】
ネットワーク100は、有線、無線等いずれかのネットワークであり、各接続機器は、例えばイーサネット(登録商標)フレーム等の通信パケットをネットワーク100を介して送受信する。すなわち、クライアントは、イーサネットフレームのデータ部に処理要求情報を格納したフレームをサーバ101に送信することにより、サーバ101に対するデータ処理要求を実行する。サーバ101は、処理要求フレームの受信に応じて、データ処理を実行し、必要に応じてデータ処理結果としての結果データを通信パケットのデータ部に格納し、各クライアントに送信する。
【0053】
ネットワーク接続機器は、例えばユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP:Universal Plug and Play)対応機器によって構成される。従って、ネットワークに対する接続機器の追加、削除が容易な構成である。ネットワークに新たに接続する機器は、
(1)IPアドレス等の自己のデバイスIDを取得するアドレッシング処理。
(2)ネットワーク上の各デバイスの検索を行ない、各デバイスから応答を受信し、応答に含まれるデバイス種別、機能等の情報を取得するディスカバリ処理。
(3)ディスカバリ処理で取得した情報に基づいて、各デバイスにサービスを要求するサービス要求処理。
上記処理手順を行なうことで、ネットワーク接続された機器を適用したサービスを受領することが可能となる。
【0054】
図1に示すサーバおよびクライアント装置を構成する情報処理装置の一例としてPCのハードウェア構成例について図2を参照して説明する。
【0055】
CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202、またはHDD204等に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行し、データ処理手段、あるいは通信制御処理手段として機能する。RAM203には、CPU201が実行するプログラムやデータが適宜記憶される。CPU201、ROM202、およびRAM203、HDD204は、バス205を介して相互に接続されている。
【0056】
バス205には、入出力インタフェース206が接続されており、この入出力インタフェース206には、例えば、ユーザにより操作されるキーボード、スイッチ、ボタン、あるいはマウス等により構成される入力部207、ユーザに各種の情報を提示するLCD、CRT、スピーカ等により構成される出力部208が接続される。さらに、データ送受信手段として機能する通信部209、さらに、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体211を装着可能で、これらのリムーバブル記録媒体211からのデータ読み出しあるいは書き込み処理を実行するドライブ210が接続される。
【0057】
図2に示す構成は、図1に示すネットワーク接続機器の一例としてのサーバ、パーソナルコンピュータ(PC)の例であるが、ネットワーク接続機器はPCに限らず、図1に示すように携帯電話、PDA等の携帯通信端末、その他、再生装置、ディスプレイ等の様々な電子機器、情報処理装置によって構成することが可能である。従って、それぞれの機器固有のハードウェア構成を持つことが可能であり、そのハードウェアに従った処理を実行する。
【0058】
[メタデータ]
次にクライアントに提供するコンテンツを格納したサーバが保有するメタデータについて説明する。サーバは、自己の記憶部に格納した静止画、動画等の画像データ、音楽等の音声データ等のコンテンツ各々に対応する属性情報をメタデータとして保有している。なお、メタデータの構成要素をプロパティ情報と呼ぶ。
【0059】
なお、サーバの保有する静止画、動画等の画像データ、音楽等の音声データ等のコンテンツを総称してAVコンテンツと呼ぶ。サーバにおいて、AVコンテンツは、階層構成を有するコンテンツディレクトリによって管理される。
【0060】
コンテンツディレクトリは、個々のAVコンテンツあるいは複数のAVコンテンツを格納したフォルダによって構成される階層構成を持つ。コンテンツディレクトリの個々の要素、すなわち、個々のAVコンテンツあるいは複数のAVコンテンツを格納したフォルダの各々はオブジェクト(Object)と呼ばれる。なお、オブジェクトとは、サーバによって処理されるデータ単位の総称であり、個々のAVコンテンツあるいは複数のAVコンテンツを格納したフォルダ以外にも様々なオブジェクトが存在する。
【0061】
また、オブジェクトの集合をコンテナ(Container)と呼ぶ、集合の単位は、例えば各オブジェクトの物理的な記憶位置に基づく集合、各オブジェクトの論理的関係に基づく集合、カテゴリに基づく集合等、様々に設定され得る。なお、AVコンテンツの最小単位、すなわち1つの楽曲データ、1つの動画データ、1つの静止画データ等をアイテム(item)とよぶ。
【0062】
オブジェクトは、その種類、例えば音楽(Audio)、ビデオ(Video)、写真(Photo)等、その種類によりクラスに分類されクラスラベリングがなされる。クライアントは、例えば特定のクラスを指定して、特定の分類に属するオブジェクトのみを対象とした「サーチ」を要求し実行することができる。また特定のフォルダ等のオブジェクトを指定して、そのフォルダに関する情報のみを要求する「ブラウズ」を要求し特定フォルダに関する情報の取得処理をすることが可能である。なお、サーバにおいては、クラスも階層構成で管理されており、1つのクラスの下にサブクラスの設定が可能である。
【0063】
メタデータは、サーバの持つコンテンツに対応した属性情報、クラスの定義情報、コンテンツディレクトリを構成する階層構成に関する情報等を含むさまざまな管理情報である。個々のオブジェクトに対応付けて定義されたコンテンツの属性情報としてのメタデータには、コンテンツの識別子(ID)、データサイズ、リソース情報、タイトル、アーティスト名、著作権情報等、様々な情報が含まれる。メタデータに含まれる個々の情報をプロパティと呼ぶ。なお、音楽(Audio)、ビデオ(Video)、写真(Photo)等、前述したクラス毎にどのようなプロパティからなるメタデータを持つかが予め規定されている。
【0064】
[クライアントによるコンテンツ再生処理]
例えばコンテンツを再生しようとするクライアントは、サーバに対してコンテンツ要求を行い、要求コンテンツをサーバから受信してコンテンツの再生を行うことができる。一般的なコンテンツ再生の手順について図3を参照して説明する。まず、ステップS11において、クライアントは、サーバの保有するコンテンツ情報の取得要求を行う。ステップS12で、サーバは、クライアントの要求に従ってコンテンツ対応のメタデータに基づいて、タイトル、アーティスト名などのコンテンツ情報をXML(eXtended Markup Language)データにより生成してクライアントに送信する。
【0065】
クライアントは、ステップS13において、受信XML情報に従って、コンテンツ情報をディスプレイに表示する。例えば音楽コンテンツであれば、サーバの保有する複数の音楽に対応する曲名、アーティスト名、再生時間等からなるリストとして表示される。
【0066】
次に、クライアントはステップS14において、クライアント装置において、サーバから受信し再生する曲を選択し、コンテンツ指定情報(例えばコンテンツID)をサーバに送信する。サーバは受信したコンテンツ指定情報に基づいてコンテンツを記憶手段から取得して、送信する。ステップS16において、クライアントはサーバから受信したコンテンツを再生する。なお、コンテンツがATRAC、MPEG等の圧縮処理がなされている場合は、クライアント側で復号処理を行った後に再生処理を行う。
【0067】
通常のコンテンツ再生手順は、上述したとおりである。クライアントは、様々なコンテンツ属性情報、すなわち、サーバの保有するコンテンツ対応のメタデータに含まれるプロパティ情報を取得し、プロパティ情報に基づいてクライアントにコンテンツリスト等のUIを表示し、コンテンツを選択しサーバに要求することができる。
【0068】
図3に示すステップS11における処理、すなわち、クライアントがサーバの保有するコンテンツ情報を取得する際、クライアントは、例えばタイトルにワードとして「クリスマス」の入ったコンテンツ情報を要求するといったコンテンツ検索、いわゆるサーチ処理により、特定のコンテンツ情報を選択して取得することが可能である。あるいは、特定のフォルダ、例えばユーザがお気に入りの曲のみを集めて生成したフォルダ、あるいは特定のアーティスト、ジャンル等の複数の音楽コンテンツを格納したフォルダ等を指定してフォルダに格納された複数コンテンツのコンテンツ情報を取得することが可能である。
【0069】
前述したように、サーバでは、管理コンテンツとしてのオブジェクトを、その種類、例えば音楽(Audio)、ビデオ(Video)、写真(Photo)等、さらに、アーティスト、アルバムなど、様々なカテゴリ(種類)によりクラスに分類して管理しており、階層構成でクラスの管理を行っている。
【0070】
サーバにおける管理クラスの一例を図4に示す。図4の例は音楽コンテンツ関連のクラス例である。図4に示すように、曲、アルバム、ジャンル、複数のアルバムを集積したアルバムキャビネットなど、様々なクラスが設定され、サーバは、各クラスでのコンテンツおよびコンテンツ属性情報としてのメタデータ、プロパティ情報の管理を行っている。
【0071】
サーバの管理するクラスの階層構成例を図5に示す。階層構成は図5に示すように分岐ツリー状の図として示すことができる。図5に示す各円の各々が個々のクラスに対応する。この階層構成は、サーバが記憶部に格納し管理するコンテンツに対応する論理的な管理構成を示すものである。各クラスに対応して属性情報としてのメタデータが設定される。
【0072】
図5において、最上位はルートコンテナ301と呼ばれる。ルートコンテナの下位に例えば音楽(ミュージック)クラス302、動画クラス303、静止画クラス304等が設定される。音楽(ミュージック)クラス302の下位には、ジャンル305、ジャンルの下位には、アーティスト306などのクラス設定がなされる。
【0073】
コンテンツ検索を実行しようとするクライアントは、クラスを指定して、特定のクラス分類に属するオブジェクトのみを対象としたサーチを要求し実行することができる。また、特定のオブジェクトの指定、例えば複数コンテンツを格納したフォルダ等を指定してフォルダに格納されたコンテンツの情報を取得することが可能である。クライアントは、サーバから受信するコンテンツ情報を記述したXMLデータに基づいてコンテンツ情報をディスプレイに表示する。
【0074】
コンテンツ情報リストの表示処理例を図6に示す。図6に示す例では、コンテンツNo、タイトル、アーティスト名・・をリスト化したデータ構成を持つコンテンツ情報リスト357をディスプレイ350に表示した例を示している。
【0075】
これらのコンテンツ情報は、サーバの管理するコンテンツ対応のメタデータの構成要素としてのプロパティ情報に基づいて生成される。サーバはクライアントから受信したサーチまたはブラウズ要求に基づいて条件に一致するコンテンツのメタデータ中のプロパティ情報を取得し、取得したプロパティ情報に基づいてXMLデータを生成し、クライアントに送信する。
【0076】
クライアントは、サーバによって抽出されたコンテンツに対応するプロパティ情報に基づくXMLデータを受信し、受信XMLデータに基づいて図6に示すような表示データを生成し、クライアントのディスプレイに表示する。
【0077】
クライアント側のユーザはこれらのリストから再生対象コンテンツを選択し、選択コンテンツ情報をサーバに送信することで、サーバからコンテンツ、すなわち音楽や映画、あるいは写真等、様々なコンテンツが送信されクライアント側で再生、出力が実行される。
【0078】
[コンテンツ再生シーケンス設定処理]
上述したように、クライアントは、サーバに格納されたコンテンツをブラウズまたはサーチにより選択した後、再生要求コンテンツをサーバに指定してコンテンツの実体、すなわち音楽や画像データ等を取得し、クライアントにおいて再生、出力することが可能となる。
【0079】
例えば、1つの音楽コンテンツのみを再生対象としてクライアントが選択した場合は、その1つの音楽コンテンツの識別子を含むコンテンツ送信要求がサーバに送信されて、サーバが指定コンテンツを記憶部から取得してクライアントに送信しクライアントにおいて再生され、処理が終了する。複数の音楽コンテンツが再生対象としてクライアントにより選択されると、コンテンツ毎に送信要求がクライアントからサーバに送信され、各音楽コンテンツがサーバからクライアントに順次、提供されて、クライアント側において再生されることになる。
【0080】
サーバに格納されるコンテンツフォルダには、複数の音楽コンテンツを格納したコンテンツフォルダ、例えばユーザがお気に入りの曲のみを集めて生成したフォルダ、あるいは特定のアーティスト、ジャンル等の複数の音楽コンテンツを格納したフォルダ等を設定可能であり、クライアント側のユーザはこれらの特定のフォルダに格納されたコンテンツのリストを上述したブラウズまたはサーチによりサーバから取得することができる。クライアントは、ディスプレイにコンテンツリストを表示して、リストに従った順に順次コンテンツ要求をサーバに送信する設定とすることで、複数コンテンツの連続再生が可能となる。
【0081】
しかし、従来技術の欄で説明したように、フォルダ内の複数コンテンツ再生を実行する場合、曲の再生順が常に一定の順番で行われると、コンテンツを聞く側のユーザの楽しみが減退する。そこで、複数のコンテンツ再生の順番の変更処理、すなわち複数のコンテンツ再生順をシャッフルして再生順を変更することが行われる。従来、コンテンツ再生シーケンスの変更処理は、サーバからクライアントに送信されてきたコンテンツリストをユーザ側でシャッフルして、リストの順番を変更し、変更したリストに従ってコンテンツ要求をサーバに送信することで実行していた。しかし、この処理はユーザまたはクライアント側における負担を発生させることになる。
【0082】
本発明の構成においては、例えばクライアントから特定フォルダを指定したコンテンツリストの要求に際し、サーバ側において、ランダムなシーケンスに設定したコンテンツ再生リスト情報を含むコンテンツ情報を生成して、クライアントに送信する。クライアントは、サーバから受信するコンテンツ情報(XMLデータ)に基づいてコンテンツ再生リスト(コンテンツプレイリスト)をクライアント側ディスプレイに表示する。クライアント側ディスプレイには、サーバ側で設定したランダムオーダ順のコンテンツ再生リストが表示される。従って、クライアント側では、サーバから受信したコンテンツ再生リストに従った順番でコンテンツ再生要求を行うのみで、シャッフルされた、すなわちランダムシーケンスでのコンテンツ再生が可能となる。
【0083】
図7を参照して、コンテンツのランダムシーケンス再生処理を実行する場合の処理手順について説明する。まず、ステップS31において、クライアントは、サーバからのコンテンツ情報取得処理を実行する。
【0084】
クライアントは、複数コンテンツを格納したフォルダをサーチまたはブラウズによって特定して、フォルダを指定したコンテンツ情報の取得処理を要求するものとする。このコンテンツ情報要求において、クライアントは、複数コンテンツを格納したフォルダの指定情報とともにフォルダ内のコンテンツ再生リストの設定をランダムシーケンスに設定して送信することを要求する。
【0085】
図8に、クライアントからサーバに対して送信するコンテンツ再生リストの設定をランダムシーケンスに設定して送信することの要求データ例を示す。図8に示す例は、クライアントが特定のフォルダを指定したブラウズ要求に際して送信するデータ例を示している。
【0086】
送信データには、要求がブラウズ要求であることを示す要求識別子401、フォルダ識別情報402、コンテンツ再生リストのソート処理としてランダムオーダでのソートを希望していることを示すソート指定情報403、さらにコンテンツ再生リストに含めるリストデータの範囲を示すリスト情報404が含まれる。
【0087】
ソート方式としては、ランダムオーダの他にアーティスト順、曲名順などの指定も可能である。リスト情報404に指定するコンテンツ再生リストに含めるリストデータの範囲は任意に設定可能であり、例えば100曲の音楽コンテンツが格納されたフォルダであれば、リストデータとして10曲を指定し、ソート処理としてランダムオーダを指定した場合は、サーバ側で設定したランダムシーケンスのコンテンツ100曲から先頭の10曲が選択されてリストが生成されクライアントに送信されることになる。
【0088】
図7のシーケンスに戻り、説明を続ける、ステップS31において、クライアントから、図8に示すように、コンテンツ再生リストのソート処理としてランダムオーダでのソートを希望していることを示すソート指定情報を含むコンテンツ情報取得要求が送信され、サーバがこれを受信すると、ステップS32において、サーバは、クライアントから指定されたフォルダに格納されたコンテンツに対応するプロパティ情報をそれぞれ取得し、プロパティ情報に設定されたランダムオーダNo.の設定を行う。
【0089】
図9を参照してサーバの保有するコンテンツ対応のプロパティ情報、およびランダムオーダNo.について説明する。サーバは、記憶手段に格納したコンテンツに対応する属性情報(プロパティ情報)をコンテンツに対応して記憶部に格納している。
【0090】
例えばサーバが、コンテンツA421、コンテンツB422、・・コンテンツN423の複数コンテンツを格納したコンテンツフォルダ420をサーバ内のハードディスク等の記憶部に保持している場合、サーバは、各コンテンツA〜Nに対応するプロパティ情報425,426,427をコンテンツに対応付けて記憶部に保持している。
【0091】
プロパティ情報は、コンテンツに対応する情報であり、コンテンツのクリエータ、アーティスト、再生時間等の様々な情報を含んだコンテンツの属性情報である。本発明の構成では、コンテンツに対応するプロパティ情報として図に示すように、ランダムオーダNo.が設定される。
【0092】
ランダムオーダNo.は、各コンテンツ各々に設定されるランダムオーダ情報としてのナンバリングデータ(番号)である。これは、コンテンツ再生リストのリスト順設定情報に対応する書き換え可能なランダムオーダ情報である。サーバは、クライアントから、先に説明した図8に示すような、コンテンツ再生リストのソート処理としてランダムオーダでのソートを希望していることを示すソート指定情報を含むコンテンツ情報取得要求を受信すると、指定フォルダに含まれるコンテンツのプロパティ情報中のランダムオーダNo.の入れ替え、再設定処理を行う。
【0093】
ランダムオーダNo.は、複数のコンテンツの集合として設定されるコンテンツフォルダに含まれるコンテンツに対応する各プロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであり、コンテンツフォルダに含まれるコンテンツ数nに対してn個のランダムオーダ番号が重複することなく設定された情報である。
【0094】
例えば100曲の音楽コンテンツが含まれるコンテンツフォルダでは、1〜100の番号が、各コンテンツのプロパティ情報中のランダムオーダNo.として設定される。これは、クライアントからのランダムオーダでのソート要求毎に実行され、処理毎に1〜100のランダムオーダNo.が各コンテンツのプロパティ情報として再設定される。
【0095】
設定されたランダムオーダNo.がコンテンツ再生リストのシーケンスとなり、再生シーケンスとして設定される。
【0096】
図7に戻り、コンテンツ再生シーケンス設定について説明を続ける。ステップS32において、サーバは、上述したようにクライアントから指定されたフォルダに含まれるコンテンツに対応するプロパティ情報中のランダムオーダNo.のシャッフルを実行してランダムオーダNo.を設定し、設定したランダムオーダNo.に基づいてコンテンツ再生リストを生成するための構成情報としてのXML情報を生成し、ステップS33においてリスト情報を含むコンテンツ情報をクライアントに送信する。
【0097】
クライアントに送信されるコンテンツ情報には、コンテンツのタイトル、アーティスト名などのコンテンツ情報に加え、コンテンツの所在を示すアドレス情報としてのコンテンツのURL(Uniform Resource Locators)情報等が含まれる。これらをXML(eXtended Markup Language)データにより生成してクライアントに送信する。
【0098】
ステップS34で、クライアントは、サーバから受信したコンテンツ情報に基づいて、コンテンツ再生リストをディスプレイに表示する。クライアントは、サーバによって抽出されたコンテンツに対応するプロパティ情報に基づくXMLデータを受信し、受信XMLデータに基づいて図10に示すようなコンテンツ再生リストを生成し、クライアントのディスプレイに表示する。
【0099】
図10に示すように、コンテンツ再生リストは、再生順にコンテンツ情報を示したリストとして表示される。図に示す例では、表示情報として、再生シーケンス番号、コンテンツ名、タイトル、アーティスト名・・再生時間を、再生順にリスト化したデータ構成を持つコンテンツ情報リスト481をディスプレイ480に表示した例を示している。
【0100】
これらのコンテンツ情報は、サーバの管理するコンテンツ対応のメタデータの構成要素としてのプロパティ情報に基づいて生成される。再生シーケンス番号は、サーバが設定したランダムオーダNo.に相当する値として設定されることになる。
【0101】
クライアントは、図10に示すようなコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生を行うことが可能となる。例えば図10に示す再生ボタン482をクリックすることで、再生が開始され、連続再生設定ボタン483をクリックして有効状態に設定することで、各再生コンテンツの再生時間を考慮した制御の下にリスト順にコンテンツ要求がサーバに、順次送信され、クライアント側では、サーバからリスト順にコンテンツを受信し再生することが可能となる。
【0102】
なお、コンテンツの再生処理において実行するコンテンツ送信要求、コンテンツの受信、コンテンツの復号、出力処理等の一連のシーケンスは、クライアント側のコンテンツ再生プログラムに従って実行される。コンテンツ再生プログラムは、サーバからのコンテンツ情報としてリストとともに受信しているコンテンツ識別子を設定したコンテンツ要求、例えばコンテンツURLを設定したコンテンツ取得要求であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッドをサーバにリストに従って順次、送信し、リストの順番に従ってコンテンツを順次サーバから受信し、再生処理を実行する。なお、ユーザはリストから特定のコンテンツのみを指定して指定コンテンツのみを再生することも可能である。
【0103】
連続再生処理を有効にした場合は、クライアント側のコンテンツ再生プログラムが、コンテンツの再生時間を考慮してリスト順に従って、順次コンテンツ要求、すなわちコンテンツURLを切り替えたHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッドを生成してサーバに送信する処理を実行する。サーバは、リスト順に送られてくるコンテンツ要求(HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)GETメソッド)に従って指定URLに基づいてコンテンツをクライアントに送信する。
【0104】
図7に示すシーケンス図において、クライアント側のステップS35およびサーバ側のステップS36の処理が、上述の一連の処理に対応する。
【0105】
クライアントは、リストにあるコンテンツの再生が終了した場合には、同一フォルダ内の残りのコンテンツに対応するリストを要求し、サーバから受信することができる。サーバでは、クライアント側でコンテンツ再生処理が実行されている間、すなわち、クライアントに対するコンテンツ送信およびクライアントでの再生時間を考慮した時間内において、各コンテンツのランダムオーダNo.の設定を変更せずに保持している。
【0106】
クライアントからの新たなコンテンツ再生リスト要求、例えば、図8に示すデータにおいて、プレイリストNo.=11〜20等の指定のあるリスト要求があった場合に、各コンテンツのプロパティ情報(図9参照)に設定済みのランダムオーダNo.に基づいて、No.11〜20のランダムオーダNo.を持つコンテンツのプロパティ情報に基づいてコンテンツ再生リスト情報を設定してクライアントに送信する。
【0107】
クライアントは、新たに送信されたコンテンツ再生リストをディスプレイに表示して表示したコンテンツ再生リストに従って、コンテンツの再生を行うことが可能となる。
【0108】
このように、本発明の構成では、クライアントからの要求に基づいてサーバ側でコンテンツの再生順をランダムに設定したリストを生成し、クライアントに送信する構成としたので、クライアントは、サーバから受信するリストに従って再生処理を行うのみで、ランダムな再生シーケンスに従ってコンテンツ再生を楽しむことが可能となり、ユーザおよびクライアント側でシャッフル処理を行う必要が排除される。
【0109】
クライアントおよびサーバ各々における処理シーケンスについて、図11、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0110】
まず、図11を参照して、クライアントの処理手順について説明する。ステップS101において、クライアントは、サーバに対して再生リストを要求する。これは、サーバに対するフォルダを指定したブラウズ要求に伴って行われ、先に図8を参照して説明したように、サーバに対する要求データにソート処理をランダムオーダとして実行することを要求することができる。
【0111】
サーバは、クライアント要求に応じて、上述したように指定フォルダに含まれるコンテンツに対応するプロパティ情報中のランダムオーダNo.のシャッフルを実行してランダムオーダNo.を再設定し、設定したランダムオーダNo.に基づいてコンテンツ再生リストを生成しクライアントに送信する。クライアントは、ステップS102において、この再生リストを含むコンテンツ情報を受信し、受信したコンテンツ再生リストをディスプレイに表示する。
【0112】
ステップS103において、クライアント側のユーザは、コンテンツの再生を開始する。この際、上述したように連続再生を指定した場合は、クライアント側の再生処理プログラムがコンテンツ再生リスト順に、順次コンテンツURLを設定したコンテンツ要求をサーバに送信する。
【0113】
ステップS104では、サーバからコンテンツを受信し、ステップS105において受信コンテンツを再生する。なお、受信コンテンツがATRAC、MPEG等の圧縮処理がなされている場合は、クライアント側で復号処理を行った後に再生を行う。
【0114】
ステップS106において、リストされた全コンテンツの再生が終了したか否かを判定し、未再生コンテンツがある場合は、ステップS103以下の処理、すなわちコンテンツ要求、受信、再生を繰り返し実行する。現再生コンテンツの再生時間の終了前に、コンテンツ再生リストの次のコンテンツ要求がサーバに対して出力される。リスト中のコンテンツ再生が終了すると処理を終了する。なお、リストの末尾のコンテンツの再生が終了した後、さらにリストの先頭に戻って、繰り返し再生を行う処理も可能である。これらの処理は、クライアント側のコンテンツ再生処理プログラムの設定に基づいて実行される。
【0115】
次に、図12のフローチャートに基づいて、サーバ側の処理手順について説明する。ステップS201において、サーバが、クライアントからのコンテンツ情報要求を受信すると、サーバは、ステップS202において、コンテンツ再生リストの設定をランダムシーケンスとする要求をしているか否かを判定する。
【0116】
コンテンツ再生リストの設定をランダムシーケンスに設定して送信することの要求(図8参照)であれば、ステップS203に進み、そのような指定がない場合は、ステップS211に進む。ステップS211では、指定フォルダに格納されたコンテンツに予め設定されたシーケンスNo.に従ったデフォルトの再生リスト情報を生成してステップS205に進み生成したリスト情報を含むコンテンツ情報をクライアントに送信する。
【0117】
コンテンツ再生リストの設定をランダムシーケンスに設定して送信することの要求(図8参照)であれば、ステップS203に進み、サーバは、クライアントから指定されたフォルダに格納されたコンテンツに対応するプロパティ情報をそれぞれ取得し、プロパティ情報に設定されたランダムオーダNo.の設定を行う。すなわち、指定フォルダに含まれるコンテンツのプロパティ情報中のランダムオーダNo.をシャッフルして再設定処理を行う。
【0118】
ステップS204では、再設定されたランダムオーダNo.に基づいてランダムオーダNo.順のコンテンツ再生リスト情報を生成し、ステップS205において、コンテンツ再生リスト構成情報としてのXML情報を生成しクライアントに送信する。
【0119】
ステップS206において、サーバは、クライアントから例えばコンテンツ指定情報(例えばコンテンツURL)を含むコンテンツ要求を受信すると、指定情報に従ってコンテンツを抽出してステップS207においてコンテンツを送信する。なお、コンテンツ送信においては、クライアント側の仕様または要求に応じたデータ変換を行う場合もある。
【0120】
なお、ステップS206、ステップS207の処理は、クライアントがコンテンツ再生リストに従った連続再生を実行している場合には、繰り返し実行される。
【0121】
また、サーバは、再設定されたランダムオーダNo.に基づいてランダムオーダNo.順のコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持し、記憶保持期間に、クライアントからのコンテンツ再生リスト要求の再要求があった場合は、記憶保持したランダムオーダ情報に基づくコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行する。この処理により、クライアントは特定フォルダ内のコンテンツを、ランダムシーケンスに従って重複なく再生することが可能となる。
【0122】
なお、上述した実施例においては、コンテンツ個々のシャッフル処理について説明したが、コンテンツのプレイリストを格納したフォルダや、複数のコンテンツの集合としてのフォルダを単位としたシャッフル処理も可能である。
【0123】
図13を参照してフォルダ単位としたシャッフル処理例について説明する。サーバは、コンテンツのプレイリストを格納したフォルダや、複数のコンテンツの集合としてのフォルダフォルダに対応する属性情報(プロパティ情報)を記憶部に格納している。
【0124】
図13に示す例では、コンテンツのプレイリストを格納したフォルダA〜N491〜493の複数フォルダ、および各フォルダに対応するプロパティ情報495,496,497を示している。
【0125】
プロパティ情報は、フォルダに対応する属性情報であり、フォルダのクリエータ、アーティスト、再生時間等の様々な情報を含んでいる。本発明の構成では、フォルダに対応するプロパティ情報として図に示すように、ランダムオーダNo.が設定される。
【0126】
ランダムオーダNo.は、各フォルダ各々に設定されるランダムオーダ情報としてのナンバリングデータ(番号)である。これは、各フォルダに含まれるコンテンツ再生リストをフォルダ単位で再設定する書き換え可能なランダムオーダ情報である。サーバは、クライアントから、複数のフォルダのソートを希望していることを示すソート指定情報を含むコンテンツ情報取得要求を受信すると、指定された複数のフォルダのプロパティ情報中のランダムオーダNo.の入れ替え、再設定処理を行う。具体的には、シャッフル対象となるフォルダ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行する。
【0127】
なお、クライアントからの要求データは、図8に示す構成データにおいて、フォルダ識別情報402の変わりにコンテナ識別子、すなわち、複数のコンテンツ再生リストフォルダオブジェクトの上位オブジェクトとしてのコンテナの識別子情報を設定した構成、あるいは、複数のコンテンツ再生リストフォルダオブジェクトの複数の識別子情報を設定した構成となる。
【0128】
ランダムオーダNo.は、複数のフォルダの集合として設定されるたとえばコンテナに含まれる複数フォルダに対応する各プロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであり、コンテナに含まれるフォルダ数nに対してn個のランダムオーダ番号が重複することなく設定された情報である。
【0129】
例えば10のプレイリストフォルダが含まれるコンテナでは、1〜10の番号が、各プレイリストフォルダのプロパティ情報中のランダムオーダNo.として設定される。これは、クライアントからのランダムオーダでのソート要求毎に実行され、処理毎に1〜10のランダムオーダNo.が各フォルダのプロパティ情報として再設定される。
【0130】
フォルダ単位で再設定されたランダムオーダNo.に基づいて、例えば、プレイリストAフォルダ491にコンテンツa〜fのコンテンツプレイリストが含まれ、プレイリストNフォルダ493にコンテンツp〜zのコンテンツプレイリスト含まれる場合、シャッフルにより、図13に示すように、プレイリストNフォルダ493のランダムオーダNo.=1、プレイリストAフォルダ491のランダムオーダNo.=2として設定された場合は、プレイリストNフォルダ493のコンテンツp〜zをプレイリストAフォルダ491のコンテンツa〜fの先に設定したプレイリストが設定されて、コンテンツ再生が実行される。
【0131】
このように、本発明の構成においては、コンテンツのみならず、コンテンツまたはデータフォルダ等、サーバが記憶部に格納している様々なオブジェクトについて、オブジェクトの属性情報(メタデータ)として設定されるプロパティ情報に、ランダムオーダ情報を格納し、クライアントからの要求に応じてシャッフルを実行する構成としたので、コンテンツまたはフォルダ単位でのリスト順の再設定が可能となる。
【0132】
[サーバおよびクライアントの機能構成]
サーバおよびクライアント装置のハードウェア構成については、先に図2を参照して説明した通りであり、上述した各種の処理は、サーバクライアントそれぞれの記憶部に格納されたプログラムに従って制御部(CPU等)の制御の下に実行される。
【0133】
CPUによって実行される処理は、例えばサーバ側では、クライアントからの要求に従って、コンテンツ対応のメタデータを取得しプロパティ情報に基づくXMLデータを生成する処理、プロパティ情報のランダムオーダNo.のシャッフル処理、さらにクライアントからの要求データ態様に応じたコンテンツを送信する処理等である。クライアント側の処理としては、サーバから受信するプロパティ情報からなるXMLデータに基づいてディスプレイにコンテンツ再生リストを表示する処理、コンテンツ再生リストに従って、順次コンテンツURLを設定したコンテンツ要求をサーバに送信する処理、コンテンツを受信する処理、受信コンテンツのデータ変換、再生処理などである。
【0134】
基本的にこれらの処理は、サーバ、クライアント装置の制御部としてのCPUの制御の下に実行されるが、上述した処理を実行するために必要となるサーバの機能構成とクライアントの機能構成について図14および図15を参照して説明する。
【0135】
図14は、サーバの主要機能構成を示すブロック図である。パケット送受信部501は、クライアントに対するパケット、クライアントからのパケットを受信する。パケット生成、解析部502は、送信パケットの生成処理、受信パケットの解析処理を行う。パケットのアドレス設定、アドレス認識、データ部に対するデータ格納、データ部からのデータ取得処理などである。
【0136】
コンテンツ記憶部503は、サーバの保有するコンテンツを格納する。メタデータ記憶部504は、コンテンツに対応する属性情報としてのメタデータを格納した記憶部である。メタデータには、図9を参照して説明したランダムオーダNo.他のプロパティ情報が含まれる。
【0137】
プロパティ情報取得部505は、クライアントから受信したプロパティ情報取得要求、例えば、先に図8を参照して説明したデータ構成を持つブラウズ要求に基づいて、指定フォルダに対応するメタデータをメタデータ記憶部504から取り出す処理を実行する。
【0138】
ランダムオーダNo.設定部506は、クライアントからのコンテンツプロパティリストの要求にランダムオーダの指定がある場合に、対応コンテンツのプロパティ情報のランダムオーダNo.のシャッフル処理を実行する。
【0139】
コンテンツ情報生成部507は、プロパティ情報取得部505の取得したメタデータ、ランダムオーダNo.設定部506の設定した情報に基づいて、コンテンツ再生リストの構成情報を含むコンテンツ情報としてのXMLデータを生成する。コンテンツ情報生成部507は、例えばコンテンツ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行する。データ変換部508は、送信コンテンツデータの符号化処理等、復号処理を実行する。例えばATRAC3、MPEG4に基づくデータ変換を実行する。
【0140】
次に、クライアント装置の機能構成について、図15を参照して説明する。パケット送受信部601は、サーバに対するパケット送信および、サーバからのパケット受信処理を実行する。パケット生成、解析部602は、送信パケットの生成処理、受信パケットの解析処理を行う。パケット内の格納データ解析のみならず、パケットのアドレス設定、アドレス認識、データ部に対するデータ格納、データ部からのデータ取得処理なども含む。
【0141】
コンテンツ情報要求処理部603は、サーバに対して送信するコンテンツ再生リストの要求データ(図8参照)を生成する。すなわち、複数のコンテンツを格納したコンテンツフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行する。
【0142】
記憶部604は、サーバから受信したパケットに含まれるコンテンツ、およびコンテンツ再生リストを含むコンテンツ情報等を格納する。
【0143】
出力部605は、コンテンツ再生処理に適用するスピーカ、ディスプレイを含む。なお、ディスプレイは、先に図7を参照して説明したコンテンツ情報リストの出力にも利用される。入力部606は、例えば、コンテンツ再生の開始、終了、その他再生制御設定情報の入力、その他のデータ入力手段として利用される。
【0144】
コンテンツ情報解析部607は、サーバから受信したプロパティ情報からなるXMLデータを解析し、解析データに基づいて、先に図10を参照して説明したコンテンツ再生リストを生成し、出力部としてのディスプレイに出力する処理を実行する。
【0145】
コンテンツ再生制御部608は、サーバから受信し、ディスプレイに表示したコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生処理を実行する。コンテンツの要求シーケンスをコンテンツ再生リストに従って決定し、再生リストに従ったコンテンツURLを順次パケット生成解析部602に送る。パケット生成解析部602では、コンテンツURLを設定したパケットを生成し、パケット送受信部601を介してサーバにコンテンツ要求を送信する。
【0146】
データ変換部609は、サーバから受信したコンテンツデータの復号当、各種データ変換処理を実行する。例えばATRAC3、MPEG4に基づくデータ変換を実行する。なお、復号データの再符号化処理を実行し、再符号化データを記憶部603に格納する処理を実行する構成としてもよい。
【0147】
サーバ、およびクライアントは、機能的には図14、図15に示す各機能を有し、上述した各処理を実行する。ただし、図14、図15に示すブロック図は、機能を説明するブロック図であり、実際には、図2に示すPC等のハードウェア構成におけるCPUの制御の下に各種の処理プログラムが実行される。
【0148】
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0149】
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
【0150】
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0151】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
【0152】
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0153】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の構成によれば、クライアントからの要求に基づいてサーバ側でコンテンツの再生順をランダムに設定したリストを生成し、クライアントに送信する構成としたので、クライアントは、サーバから受信するリストに従って再生処理を行うのみで、ランダムな再生シーケンスに従ってコンテンツ再生を楽しむことが可能となり、ユーザおよびクライアント側でシャッフル処理を行う必要が排除される。
【0154】
さらに、本発明の構成によれば、サーバで保持するコンテンツに対応するプロパティ情報中にコンテンツ再生リストのリスト順設定情報に対応する書き換え可能なランダムオーダ情報を格納し、クライアントからのブラウズ要求等のコンテンツ情報取得要求に応じて、指定フォルダ内のコンテンツに対応するプロパティ情報を取得してランダムオーダ情報のシャッフル入れ替え処理を実行して入れ替えたランダムオーダ情報に対応するリスト順を設定したコンテンツ再生リストを生成してクライアントに送信する構成としたので、サーバ側の処理負担も大きくすることなく、クライアントは、サーバ側の処理に依存したコンテンツ再生シーケンス設定を行うことが可能となる。
【0155】
さらに、本発明の構成によれば、サーバは、再設定されたランダムオーダNo.に基づいてランダムオーダNo.順のコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持し、記憶保持期間に、クライアントからのコンテンツ再生リスト要求の再要求があった場合は、記憶保持したランダムオーダ情報に基づくコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行する構成としたので、クライアントは特定フォルダ内のコンテンツを、ランダムシーケンスに従って重複なく再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用可能なネットワーク構成例を示す図である。
【図2】ネットワーク接続機器の構成例について説明する図である。
【図3】コンテンツデータ再生処理におけるサーバクライアント間の処理シーケンスについて説明する図である。
【図4】サーバにおける保持コンテンツの管理クラスの一例を示す図である。
【図5】サーバにおける設定クラスの階層構成について説明するズである。
【図6】サーバからクライアントに送信されるプロパティ情報からなるXMLデータに基づいてディスプレイに表示されるコンテンツ情報リストの例を示す図である。
【図7】コンテンツ再生順をランダムに設定してコンテンツ再生を実行する際のサーバクライアント間のデータ通信シーケンスを示す図である。
【図8】コンテンツ再生順をランダムに設定してコンテンツ再生を実行する際のクライアントからサーバに要求するコンテンツ再生リストの要求データ構成示す図である。
【図9】サーバの保有するコンテンツ対応のプロパティ情報について説明する図である。
【図10】コンテンツ再生リストの表示例を示す図である。
【図11】コンテンツ再生順をランダムに設定してコンテンツ再生を実行する際のクライアント側の処理を説明するフローチャートである。
【図12】コンテンツ再生順をランダムに設定してコンテンツ再生を実行する際のサーバ側の処理を説明するフローチャートである。
【図13】サーバの保有するフォルダ対応のプロパティ情報について説明する図である。
【図14】サーバの処理機能を説明するブロック図である。
【図15】クライアントの処理機能を説明するブロック図である。
【符号の説明】
100 ネットワーク
101 サーバ
121 PC
122 モニター
123 携帯電話
124 再生機
125 PDA
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDD
205 バス
206 入出力インタフェース
207 入力部
208 出力部
209 通信部
210 ドライブ
211 リムーバブル記録媒体
301 ルートコンテナ
302〜306 クラス
350 ディスプレイ
357 コンテンツ情報リスト
401 要求識別子
402 フォルダ識別子
403 ソート情報
404 リスト情報
420 コンテンツフォルダ
421〜423 コンテンツ
425〜427 プロパティ情報
480 ディスプレイ
481 コンテンツ再生リスト
482 再生ボタン
483 連続再生設定ボタン
491〜493 フォルダ
495〜497 プロパティ情報
501 パケット送受信部
502 パケット生成、解析部
503 コンテンツ記憶部
504 メタデータ記憶部
505 プロパティ情報取得部
506 ランダムオーダNo.設定部
507 コンテンツ情報生成部
508 データ変換部
601 パケット送受信部
602 パケット生成、解析部
603 コンテンツ情報要求処理部
604 記憶部
605 出力部
606 入力部
607 コンテンツ情報解析部
608 コンテンツ再生制御処理部
609 データ変換部

Claims (26)

  1. コンテンツ情報送信処理を実行する情報処理装置であり、
    コンテンツまたはデータフォルダの少なくともいずれかを含むオブジェクトと、前記オブジェクトの属性情報としてのプロパティ情報を記憶した記憶部と、
    コンテンツ情報要求装置としてのクライアントとのデータ送受信処理を実行するデータ送受信部と、
    前記プロパティ情報に基づいて、クライアントに送信するコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成部とを有し、
    前記プロパティ情報は、コンテンツ再生リストのリスト順設定情報に対応する書き換え可能なランダムオーダ情報を有し、
    前記コンテンツ情報生成部は、
    クライアントからのコンテンツ再生リスト要求に応じて、前記ランダムオーダ情報の入れ替え再設定処理としての更新処理を実行し、更新情報に従ったリスト順情報を持つコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行する構成を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ランダムオーダ情報は、複数のコンテンツの集合として設定されるコンテンツフォルダに含まれる各コンテンツに対応する各プロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであり、コンテンツフォルダに含まれるコンテンツ数nに対してn個のランダムオーダ番号が重複することなく設定された情報であり、
    前記コンテンツ情報生成部は、
    コンテンツ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ランダムオーダ情報は、コンテンツ再生リストを格納したコンテンツ再生リストフォルダに対応するプロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであり、
    前記コンテンツ情報生成部は、
    シャッフル対象となるフォルダ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行しフォルダ単位でのリスト順設定処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、
    クライアントからのコンテンツ再生リストの要求データにランダムオーダによるコンテンツ再生リスト生成要求があるか否かを判定し、ランダムオーダによるコンテンツ再生リスト生成要求があるとの判定を条件として、前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持するとともに、該記憶保持期間に、クライアントからのコンテンツ再生リスト要求の再要求に応じて、該記憶保持したランダムオーダ情報に基づくコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記コンテンツ情報生成部は、
    前記コンテンツ再生リスト情報をXML(eXtended Markup Language)データとして生成する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. コンテンツ情報の取得処理を行う情報処理装置であり、
    コンテンツ情報を保有するサーバとのデータ送受信処理を実行するデータ送受信部と、
    前記サーバに対してランダムオーダに設定したコンテンツ再生リストの要求処理を実行するコンテンツ情報要求処理部と、
    前記データ送受信部を介して前記サーバから受信するコンテンツ情報に基づいて、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成するコンテンツ情報解析部と、
    前記コンテンツ情報解析部の生成したコンテンツ再生リストを表示する表示部と、
    コンテンツ再生リストのリスト順に従ってコンテンツ取得要求を前記サーバに送信するとともに、該サーバから受信したコンテンツの再生制御処理を実行するコンテンツ再生制御部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記コンテンツ情報要求処理部は、
    複数のコンテンツを格納したコンテンツフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記コンテンツ情報要求処理部は、
    複数のコンテンツ再生リストフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記コンテンツ再生制御部は、
    コンテンツ再生リストのリスト順に従って、サーバから受信したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ対応URLを設定したコンテンツ要求を前記サーバに、順次送信する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 前記サーバから受信するコンテンツ情報は、コンテンツ対応のプロパティ情報を記述したXML(eXtended Markup Language)データであり、
    前記コンテンツ情報解析部は、
    前記XMLデータの解析により、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  13. コンテンツ情報送信処理を実行する情報処理方法であり、
    クライアントからのコンテンツ情報取得要求を受信するコンテンツ情報取得要求受信ステップと、
    コンテンツに対応するプロパティ情報中に格納されたコンテンツ再生リストのリスト順設定情報としてのランダムオーダ情報の更新処理を実行するランダムオーダ情報更新ステップと、
    更新されたランダムオーダ情報に従ったリスト順情報を持つコンテンツ再生リスト情報を生成するリスト生成ステップと、
    生成リストをクライアントに送信するステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  14. 前記ランダムオーダ情報は、複数のコンテンツの集合として設定されるコンテンツフォルダに含まれる各コンテンツに対応する各プロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであってコンテンツフォルダに含まれるコンテンツ数nに対してn個のランダムオーダ番号が重複することなく設定された情報であり、
    前記ランダムオーダ情報更新ステップは、
    コンテンツ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  15. 前記ランダムオーダ情報は、コンテンツ再生リストを格納したコンテンツ再生リストフォルダに対応するプロパティ情報に対して設定された番号としてのナンバリングデータであり、
    前記ランダムオーダ情報更新ステップは、
    シャッフル対象となるフォルダ数nに対応する1〜nのランダムオーダ情報のシャッフルを実行して各プロパティ情報に対して設定されたランダムオーダ情報の入れ替え処理を実行しフォルダ単位でのリスト順設定処理を実行することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  16. 前記情報処理方法は、さらに、
    クライアントからのコンテンツ再生リストの要求データにランダムオーダによるコンテンツ再生リスト生成要求があるか否かを判定するステップを有し、
    ランダムオーダによるコンテンツ再生リスト生成要求があるとの判定を条件として、前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  17. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持するステップを有することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  18. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記ランダムオーダ情報の更新処理を実行後、クライアントにおけるコンテンツ再生リストに従ったコンテンツ再生中、該ランダムオーダ情報を維持して記憶保持するとともに、該記憶保持期間に、クライアントからのコンテンツ再生リスト要求の再要求に応じて、該記憶保持したランダムオーダ情報に基づくコンテンツ再生リスト情報を生成してクライアントに送信する処理を実行することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  19. 前記コンテンツ情報生成ステップは、
    前記コンテンツ再生リスト情報をXML(eXtended Markup Language)データとして生成する処理を実行することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  20. コンテンツ取得処理を行う情報処理方法であり、
    コンテンツ情報を保有するサーバに対してランダムオーダに設定したコンテンツ再生リストの要求処理を実行するコンテンツ情報要求処理ステップと、
    前記サーバから受信するコンテンツ情報に基づいて、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成するコンテンツ情報解析ステップと、
    前記コンテンツ情報解析ステップにおいて生成したコンテンツ再生リストを表示する表示ステップと、
    コンテンツ再生リストのリスト順に従ってコンテンツ取得要求を前記サーバに送信するとともに、該サーバから受信したコンテンツの再生制御処理を実行するコンテンツ再生制御ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  21. 前記コンテンツ情報要求処理ステップは、
    複数のコンテンツを格納したコンテンツフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行することを特徴とする請求項20に記載の情報処理方法。
  22. 前記コンテンツ情報要求処理ステップは、
    複数のコンテンツ再生リストフォルダの指定情報とともに、コンテンツ再生リストの設定順ソート情報としてランダムオーダ設定情報を格納したコンテンツ情報要求データを生成する処理を実行することを特徴とする請求項20に記載の情報処理方法。
  23. 前記コンテンツ再生制御ステップは、
    コンテンツ再生リストのリスト順に従って、サーバから受信したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ対応URLを設定したコンテンツ要求を前記サーバに、順次送信する処理を実行することを特徴とする請求項20に記載の情報処理方法。
  24. 前記サーバから受信するコンテンツ情報は、コンテンツ対応のプロパティ情報を記述したXML(eXtended Markup Language)データであり、
    前記コンテンツ情報解析ステップは、
    前記XMLデータの解析により、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成する処理を実行することを特徴とする請求項20に記載の情報処理装置。
  25. コンテンツ情報送信処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    クライアントからのコンテンツ情報取得要求を受信するコンテンツ情報取得要求受信ステップと、
    コンテンツに対応するプロパティ情報中に格納されたコンテンツ再生リストのリスト順設定情報としてのランダムオーダ情報の更新処理を実行するランダムオーダ情報更新ステップと、
    更新されたランダムオーダ情報に従ったリスト順情報を持つコンテンツ再生リスト情報を生成するリスト生成ステップと、
    生成リストをクライアントに送信するステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  26. コンテンツ取得処理を行うコンピュータ・プログラムであり、
    コンテンツ情報を保有するサーバに対してランダムオーダに設定したコンテンツ再生リストの要求処理を実行するコンテンツ情報要求処理ステップと、
    前記サーバから受信するコンテンツ情報に基づいて、複数のコンテンツ情報からなるコンテンツ再生リストを生成するコンテンツ情報解析ステップと、
    前記コンテンツ情報解析ステップにおいて生成したコンテンツ再生リストを表示する表示ステップと、
    コンテンツ再生リストのリスト順に従ってコンテンツ取得要求を前記サーバに送信するとともに、該サーバから受信したコンテンツの再生制御処理を実行するコンテンツ再生制御ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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