JP2004332672A - 太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発電するための燃料を不要とし、また、物を燃焼させずに発電させることで、二酸化炭素(CO2 )を発生させないこと。さらに、発電と同時に温水供給も可能にすること。
【解決手段】太陽光熱を集光熱するフレネルレンズ1と、このフレネルレンズ1にて集光熱した約600℃から約2000℃の熱源を所定の場所に導く石英ガラス製の光導ファイバー3と、この光導ファイバー3からの熱源にて駆動されるスターリングエンジン4と、このスターリングエンジン4により駆動される発電機5とで構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】太陽光熱を集光熱するフレネルレンズ1と、このフレネルレンズ1にて集光熱した約600℃から約2000℃の熱源を所定の場所に導く石英ガラス製の光導ファイバー3と、この光導ファイバー3からの熱源にて駆動されるスターリングエンジン4と、このスターリングエンジン4により駆動される発電機5とで構成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料が不要な太陽光を用いた太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より種々な発電装置が提供されてきており、一般的には燃料をガソリンとした内燃機関の発電装置がある。また、この内燃機関とは異なり点火ノイズが無く運転が静かなスターリングエンジンも研究開発されている。
このスターリングエンジンの基本原理は、シリンダに封入した作動流体(作動ガス)を加熱したり、冷却することにより、圧力変動を起こさせてピストンを上下動させ、このピストンの上下運動を回転運動に変換して発電させるものである。
【0003】
上記スターリングエンジンを加熱する場合、燃料をバーナーで燃やし、その熱を加熱部に与えるのであるが、ガソリンなどの燃料を燃やすと二酸化炭素(CO2 )を発生させることになる。
そこで、スターリングエンジンの加熱部に供給する熱エネルギーとして太陽光が考えられる。この場合、一面に太陽光を反射させる反射面を形成した円板状の反射板を多数配設して全体を碗状に形成し、その放物面上に配置した多数(例えば、32枚)の反射板(鏡)の焦点にスターリングエンジンを配置している。
【0004】
多数の反射板に反射された光が集光し、その熱エネルギーがスターリングエンジンの加熱部に供給されることで、該スターリングエンジンの加熱部を加熱していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多数の反射板を配置して、その反射光を1点に集光させるには反射板の設置が難しく、思うように集光させることができず、また、装置全体が大掛かりとなり、非常にコストが高いという問題があった。
また、太陽光を反射板にて一旦反射させて集光させるために、反射効率も悪くなり、スターリングエンジンの加熱部の温度も約750℃であり、それ以上の温度を上げることができないという問題もあった。そのため、発電機出力も約7.5kWという低出力の発電しか出来なかった。
【0006】
さらに、スターリングエンジンの発電出力を上げるために、該スターリングエンジンの加熱部の温度を例えば、1000℃まで上げようとした場合、反射板の数をさらに増加させる必要がある。そのため、反射板の設置上の困難さと共に、莫大なコストがかかり、ランニングコストが増大し、デメリットばかりの発電装置となる。
【0007】
【特許文献1】
特開平2001−13357
【0008】
ところで、上記特許文献1は、本出願人がすでに出願したものであるが、この特許文献1には、レンズを用いて太陽光の熱エネルギーを取り入れるようにしたものである。しかし、かかる場合にも、レンズにて集光した太陽光によりスラグを燃やしてしまい、その燃やした熱エネルギーにて、例えば、水蒸気タービンによる発電を行なう旨の記載がある。
しかしながら、スラグを燃やすと上記と同様に二酸化炭素が発生し、地球温暖化の原因となり、二酸化炭素(CO2 )を減らしていこうとする最近の動向に反することになる。
【0009】
特に、化石型燃料を燃焼した熱を熱源としたスターリングエンジン発電装置は、多々あるが、化石型燃料を燃焼させるために、地球環境汚染や地球温暖化ガスの排出で大いに問題となっているのが現状である。
【0010】
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を備えた太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置を提供するものである。
▲1▼ 発電するための燃料を不要とすること。
▲2▼ 物を燃焼させずに発電させることで、二酸化炭素(CO2 )を発生させないこと。
▲3▼ 発電と同時に温水供給も可能にすること。
▲4▼ 従来の発電装置よりも低コスト化な発電装置を提供すること。
▲5▼ 上記の燃料が不要であり、二酸化炭素(CO2 )を発生させないことから環境保全型の発電装置を提供すること。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の請求項1記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置では、太陽光熱を集光熱するフレネルレンズ1と、このフレネルレンズ1にて集光熱した約600℃から約2000℃の熱源を所定の場所に導く石英ガラス製の光導ファイバー3と、この光導ファイバー3からの熱源にて駆動されるスターリングエンジン4と、このスターリングエンジン4により駆動される発電機5とで構成されていることを特徴としている。
【0012】
かかる構成とすることで、発電機5にて発電するための燃料は太陽光としているので、燃料は不要であり、しかも、従来のように物を燃焼させるのではないため、二酸化炭素(CO2 )を発生させることもない。そのため、理想的な環境保全型の発電装置を提供することができる。また、燃焼自体はコストが全く不要なため、ランニングコストが非常に低く、従来の発電装置よりも低コストな発電装置を提供することができる。さらに、本装置のスターリングエンジン4の稼働中は、給水パイプ44からの冷却部42にて冷却した水は高温水となって排出パイプ45から排出されるので、発電と同時に温水供給も可能となる。
【0013】
請求項2記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置では、太陽光熱を追尾する追尾装置2を備えていることを特徴としている。
これにより、太陽光熱を有効に、且つ確実に利用することができる。
【0014】
請求項3記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置では、前記フレネルレンズ1からの太陽光熱を受ける光導ファイバー3の受光部31は、フレネルレンズ1側に至るほど径を大きくした略円錐状に形成されていることを特徴としている。
これにより、光導ファイバー3の受光部31をフレネルレンズ1の集光方向と同方向に移動させることで、光導ファイバー3の受光部31の受光面32での集光面積を変えることができて、例えば、約600〜約2000℃の所望の温度の熱源を容易に得ることができる。そのため、スターリングエンジン4の出力に応じて光導ファイバー3を移動させることで、種々の出力のスターリングエンジン4に対応することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明は、地球環境汚染や地球温暖化ガスの排出を解決すべく、地球環境にやさしいクリーンな太陽光熱を熱源に利用して、スターリングエンジンに熱を与え、スターリングエンジンの出力により駆動する発電機で発電するようにしたものである。
【0016】
図1は本発明のシステム構成図を示し、太陽光熱を集光熱した熱源を利用するために、アクリル製のフレネルレンズ1で集光熱し、フレネルレンズ1による集光部分からその集光方向に沿って600℃から2000℃の任意の温度を得るようにしている。
また、3は石英ガラス製の光導ファイバーであり、この光導ファイバー3により上記フレネルレンズ1にて集光熱した熱源を確実に、安全に、ロス無く、目的の場所に導くようにしている。
【0017】
前記フレネルレンズ1及び光導ファイバー3により発生する熱源によってスターリングエンジン4を駆動し、このスターリングエンジン4の出力によって発電機5を発電駆動するようになっている。
【0018】
ここで、太陽光熱を有効に、且つ確実に集光熱するために追尾装置2が設けられており、昼間の時刻と共に太陽の位置が変化するのを図外のセンサにて検出し、太陽の位置変化に応じてフレネルレンズ1の方位角と仰角を制御している。これにより、フレネルレンズ1の集光面を太陽に向けて太陽光熱を有効且つ確実に集光熱している。
なお、追尾装置2は、フレネルレンズ1だけでなく、光導ファイバー3、スターリングエンジン4、発電機5を一体に動かして制御している。この追尾装置2を備えていることで、太陽光熱を有効に、且つ確実に利用することができるものである。
【0019】
本発明で用いているスターリングエンジン4自体は公知なので詳細な説明は省略するが、基本原理は密閉容器内に一定量の気体が封入されており、この気体を作動流体と呼んでおり、水素、ヘリウム、空気などが用いられる。
図1に示すように、スターリングエンジン4内は、加熱部41と冷却部42に大別され、作動流体を加熱部41(高温側)と冷却部42(低温側)の間を交互に移動させる。これによってピストン43を動かすことができ、動力を取り出すことができる。このピストン43の一端側の上下動の動きを他端側で回転運動に変換し、このピストン43の回転運動で発電機5を駆動する。これにより発電機5が駆動されて電気出力を得ている。なお、図1では図示していないが、スターリングエンジン4の加熱部41と冷却部42の間に、再生熱交換器が設けられていて熱効率を上げている。
【0020】
スターリングエンジン4の冷却部42には、該冷却部42を冷却させるための冷却水を冷却部42内に入れるために給水パイプ44が接続配管されており、また、冷却部42を冷却した冷却水を排出させるための排出パイプ45が冷却部42に接続配管されている。
給水パイプ44から冷却部42内に流入した冷却水は冷却部42を冷却することで高温水となり、この冷却後の高温水は排出パイプ45から外部へ排出される。
【0021】
そして、スターリングエンジン4のシリンダ内に一定量のガス(例えば、ヘリウムガス)を密封し、等容加熱→等温膨張→等容冷却→等温収縮を繰り返す基本熱サイクルのスターリングエンジン4を活用しているため、熱交換器の給水を加熱して高温水を得ることができる。このスターリングエンジン4にて得られた高温水を施設内等で種々利用することができる。
【0022】
フレネルレンズ1は直径が約1m(メートル)から約20m(メートル)までの任意の直径のものを用いるようにしているが、本実施形態では、直径は約20mのフレネルレンズ1を用いている。これは、スターリングエンジン4の出力を約55kWのものを用いているからであり、スターリングエンジン4の加熱部41を加熱する温度が約1000℃ほど必要であるからである。
【0023】
また、フレネルレンズ1で集光され、該集光熱した熱源を導く略円柱状の光導ファイバー3の受光部31は略円錐状に形成されており、この受光部31は先端に至るほど径を大きくしている。そして、受光部31の先端面の受光面32は平坦面となっている。
この光導ファイバー3の受光面32から流入した熱源は該フレネルレンズ1を介して放出部33まで導かれる。放出部33の先端の面は略平坦面となっていて、放出部33の先端面はスターリングエンジン4の加熱部41の熱供給部に接触ないし近接して配置されている。
【0024】
ここで、光導ファイバー3の受光部31の形状を略円錐状に形成しているのは以下の理由による。すなわち、直径が約20mのフレネルレンズ1では焦点付近では約2000℃の温度を得ることができ、また、スターリングエンジン4の出力に応じて約600℃から約2000℃までの任意の温度が必要な場合が生じる。
【0025】
そこで、図2に示すように、光導ファイバー3をフレネルレンズ1の集光方向と同方向に移動可能にしておき、例えば、光導ファイバー3の受光面32の位置が図2のAに示す位置では集光温度が約600℃、Bに示す位置では集光温度が約1000℃、Cに示す位置では集光温度が約2000℃となるようにしておくことで、スターリングエンジン4の出力に応じて光導ファイバー3の集光温度を任意に設定することが可能となる。
図3(a)〜(c)は、図2のA,B,Cの位置に対応した集光面積34を示しており、この集光面積34が小さいほど集光温度は高い。また、温度が高いほど集光面積34が光導ファイバー3の受光面32の面積に対して小さくなるので、集光した熱源が光導ファイバー3の周囲に漏れることがないので、安全性を向上させている。
【0026】
これにより、光導ファイバー3の受光部31をフレネルレンズ1の集光方向と同方向に移動させることで、光導ファイバー3の受光部31の受光面32での集光面積を変えることができて、例えば、約600〜約2000℃の所望の温度の熱源を容易に得ることができる。そのため、スターリングエンジン4の出力に応じて光導ファイバー3を移動させることで、種々の出力のスターリングエンジン4に対応することができる。
【0027】
そして、フレネルレンズ1にて太陽光熱を集光熱した熱源は光導ファイバー3を介してスターリングエンジン4の加熱部41へ供給され、スターリングエンジン4の加熱部41と冷却部42との間で作動流体が交互に移動してピストン43を駆動し、発電機5を駆動する。この発電機5が駆動されることで、所望の電気出力が得られる。
なお、光導ファイバー3は上述したように石英ガラスを用いているので、集光熱の損失はほとんどなくスターリングエンジン4の加熱部41へ供給することができる。
【0028】
また、本装置のスターリングエンジン4の稼働中は、給水パイプ44からの冷却部42にて冷却した水は高温水となって排出パイプ45から排出されので、発電と同時に温水供給も可能となる。
また、発電機5にて発電するための燃料は太陽光としているので、燃料は不要であり、しかも、従来のように物を燃焼させるのではないため、二酸化炭素(CO2 )を発生させることもない。そのため、理想的な環境保全型の発電装置を提供することができる。また、燃焼自体はコストが全く不要なため、ランニングコストが非常に低く、従来の発電装置よりも低コストな発電装置を提供することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置によれば、発電機にて発電するための燃料は太陽光としているので、燃料は不要であり、しかも、従来のように物を燃焼させるのではないため、二酸化炭素(CO2 )を発生させることもない。そのため、理想的な環境保全型の発電装置を提供することができる。また、燃焼自体はコストが全く不要なため、ランニングコストが非常に低く、従来の発電装置よりも低コストな発電装置を提供することができる。さらに、本装置のスターリングエンジンの稼働中は、給水パイプからの冷却部にて冷却した水は高温水となって排出パイプから排出されるので、発電と同時に温水供給も可能となる。
【0030】
請求項2記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置によれば、太陽光熱を追尾する追尾装置を備えているので、太陽光熱を有効に、且つ確実に利用することができる。
【0031】
請求項3記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置によれば、光導ファイバーの受光部をフレネルレンズ1の集光方向と同方向に移動させることで、光導ファイバーの受光部の受光面での集光面積を変えることができて、例えば、約600〜約2000℃の所望の温度の熱源を容易に得ることができる。そのため、スターリングエンジンの出力に応じて光導ファイバーを移動させることで、種々の出力のスターリングエンジン4に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における光導ファイバーの受光面における集光面積の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態における光導ファイバーの受光面における集光面積の説明図である。
【符号の説明】
1 フレネルレンズ
2 追尾装置
3 光導ファイバー
4 スターリングエンジン
5 発電機
31 受光部
32 受光面
41 加熱部
42 冷却部
44 給水パイプ
45 排出パイプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料が不要な太陽光を用いた太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より種々な発電装置が提供されてきており、一般的には燃料をガソリンとした内燃機関の発電装置がある。また、この内燃機関とは異なり点火ノイズが無く運転が静かなスターリングエンジンも研究開発されている。
このスターリングエンジンの基本原理は、シリンダに封入した作動流体(作動ガス)を加熱したり、冷却することにより、圧力変動を起こさせてピストンを上下動させ、このピストンの上下運動を回転運動に変換して発電させるものである。
【0003】
上記スターリングエンジンを加熱する場合、燃料をバーナーで燃やし、その熱を加熱部に与えるのであるが、ガソリンなどの燃料を燃やすと二酸化炭素(CO2 )を発生させることになる。
そこで、スターリングエンジンの加熱部に供給する熱エネルギーとして太陽光が考えられる。この場合、一面に太陽光を反射させる反射面を形成した円板状の反射板を多数配設して全体を碗状に形成し、その放物面上に配置した多数(例えば、32枚)の反射板(鏡)の焦点にスターリングエンジンを配置している。
【0004】
多数の反射板に反射された光が集光し、その熱エネルギーがスターリングエンジンの加熱部に供給されることで、該スターリングエンジンの加熱部を加熱していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多数の反射板を配置して、その反射光を1点に集光させるには反射板の設置が難しく、思うように集光させることができず、また、装置全体が大掛かりとなり、非常にコストが高いという問題があった。
また、太陽光を反射板にて一旦反射させて集光させるために、反射効率も悪くなり、スターリングエンジンの加熱部の温度も約750℃であり、それ以上の温度を上げることができないという問題もあった。そのため、発電機出力も約7.5kWという低出力の発電しか出来なかった。
【0006】
さらに、スターリングエンジンの発電出力を上げるために、該スターリングエンジンの加熱部の温度を例えば、1000℃まで上げようとした場合、反射板の数をさらに増加させる必要がある。そのため、反射板の設置上の困難さと共に、莫大なコストがかかり、ランニングコストが増大し、デメリットばかりの発電装置となる。
【0007】
【特許文献1】
特開平2001−13357
【0008】
ところで、上記特許文献1は、本出願人がすでに出願したものであるが、この特許文献1には、レンズを用いて太陽光の熱エネルギーを取り入れるようにしたものである。しかし、かかる場合にも、レンズにて集光した太陽光によりスラグを燃やしてしまい、その燃やした熱エネルギーにて、例えば、水蒸気タービンによる発電を行なう旨の記載がある。
しかしながら、スラグを燃やすと上記と同様に二酸化炭素が発生し、地球温暖化の原因となり、二酸化炭素(CO2 )を減らしていこうとする最近の動向に反することになる。
【0009】
特に、化石型燃料を燃焼した熱を熱源としたスターリングエンジン発電装置は、多々あるが、化石型燃料を燃焼させるために、地球環境汚染や地球温暖化ガスの排出で大いに問題となっているのが現状である。
【0010】
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を備えた太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置を提供するものである。
▲1▼ 発電するための燃料を不要とすること。
▲2▼ 物を燃焼させずに発電させることで、二酸化炭素(CO2 )を発生させないこと。
▲3▼ 発電と同時に温水供給も可能にすること。
▲4▼ 従来の発電装置よりも低コスト化な発電装置を提供すること。
▲5▼ 上記の燃料が不要であり、二酸化炭素(CO2 )を発生させないことから環境保全型の発電装置を提供すること。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の請求項1記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置では、太陽光熱を集光熱するフレネルレンズ1と、このフレネルレンズ1にて集光熱した約600℃から約2000℃の熱源を所定の場所に導く石英ガラス製の光導ファイバー3と、この光導ファイバー3からの熱源にて駆動されるスターリングエンジン4と、このスターリングエンジン4により駆動される発電機5とで構成されていることを特徴としている。
【0012】
かかる構成とすることで、発電機5にて発電するための燃料は太陽光としているので、燃料は不要であり、しかも、従来のように物を燃焼させるのではないため、二酸化炭素(CO2 )を発生させることもない。そのため、理想的な環境保全型の発電装置を提供することができる。また、燃焼自体はコストが全く不要なため、ランニングコストが非常に低く、従来の発電装置よりも低コストな発電装置を提供することができる。さらに、本装置のスターリングエンジン4の稼働中は、給水パイプ44からの冷却部42にて冷却した水は高温水となって排出パイプ45から排出されるので、発電と同時に温水供給も可能となる。
【0013】
請求項2記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置では、太陽光熱を追尾する追尾装置2を備えていることを特徴としている。
これにより、太陽光熱を有効に、且つ確実に利用することができる。
【0014】
請求項3記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置では、前記フレネルレンズ1からの太陽光熱を受ける光導ファイバー3の受光部31は、フレネルレンズ1側に至るほど径を大きくした略円錐状に形成されていることを特徴としている。
これにより、光導ファイバー3の受光部31をフレネルレンズ1の集光方向と同方向に移動させることで、光導ファイバー3の受光部31の受光面32での集光面積を変えることができて、例えば、約600〜約2000℃の所望の温度の熱源を容易に得ることができる。そのため、スターリングエンジン4の出力に応じて光導ファイバー3を移動させることで、種々の出力のスターリングエンジン4に対応することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明は、地球環境汚染や地球温暖化ガスの排出を解決すべく、地球環境にやさしいクリーンな太陽光熱を熱源に利用して、スターリングエンジンに熱を与え、スターリングエンジンの出力により駆動する発電機で発電するようにしたものである。
【0016】
図1は本発明のシステム構成図を示し、太陽光熱を集光熱した熱源を利用するために、アクリル製のフレネルレンズ1で集光熱し、フレネルレンズ1による集光部分からその集光方向に沿って600℃から2000℃の任意の温度を得るようにしている。
また、3は石英ガラス製の光導ファイバーであり、この光導ファイバー3により上記フレネルレンズ1にて集光熱した熱源を確実に、安全に、ロス無く、目的の場所に導くようにしている。
【0017】
前記フレネルレンズ1及び光導ファイバー3により発生する熱源によってスターリングエンジン4を駆動し、このスターリングエンジン4の出力によって発電機5を発電駆動するようになっている。
【0018】
ここで、太陽光熱を有効に、且つ確実に集光熱するために追尾装置2が設けられており、昼間の時刻と共に太陽の位置が変化するのを図外のセンサにて検出し、太陽の位置変化に応じてフレネルレンズ1の方位角と仰角を制御している。これにより、フレネルレンズ1の集光面を太陽に向けて太陽光熱を有効且つ確実に集光熱している。
なお、追尾装置2は、フレネルレンズ1だけでなく、光導ファイバー3、スターリングエンジン4、発電機5を一体に動かして制御している。この追尾装置2を備えていることで、太陽光熱を有効に、且つ確実に利用することができるものである。
【0019】
本発明で用いているスターリングエンジン4自体は公知なので詳細な説明は省略するが、基本原理は密閉容器内に一定量の気体が封入されており、この気体を作動流体と呼んでおり、水素、ヘリウム、空気などが用いられる。
図1に示すように、スターリングエンジン4内は、加熱部41と冷却部42に大別され、作動流体を加熱部41(高温側)と冷却部42(低温側)の間を交互に移動させる。これによってピストン43を動かすことができ、動力を取り出すことができる。このピストン43の一端側の上下動の動きを他端側で回転運動に変換し、このピストン43の回転運動で発電機5を駆動する。これにより発電機5が駆動されて電気出力を得ている。なお、図1では図示していないが、スターリングエンジン4の加熱部41と冷却部42の間に、再生熱交換器が設けられていて熱効率を上げている。
【0020】
スターリングエンジン4の冷却部42には、該冷却部42を冷却させるための冷却水を冷却部42内に入れるために給水パイプ44が接続配管されており、また、冷却部42を冷却した冷却水を排出させるための排出パイプ45が冷却部42に接続配管されている。
給水パイプ44から冷却部42内に流入した冷却水は冷却部42を冷却することで高温水となり、この冷却後の高温水は排出パイプ45から外部へ排出される。
【0021】
そして、スターリングエンジン4のシリンダ内に一定量のガス(例えば、ヘリウムガス)を密封し、等容加熱→等温膨張→等容冷却→等温収縮を繰り返す基本熱サイクルのスターリングエンジン4を活用しているため、熱交換器の給水を加熱して高温水を得ることができる。このスターリングエンジン4にて得られた高温水を施設内等で種々利用することができる。
【0022】
フレネルレンズ1は直径が約1m(メートル)から約20m(メートル)までの任意の直径のものを用いるようにしているが、本実施形態では、直径は約20mのフレネルレンズ1を用いている。これは、スターリングエンジン4の出力を約55kWのものを用いているからであり、スターリングエンジン4の加熱部41を加熱する温度が約1000℃ほど必要であるからである。
【0023】
また、フレネルレンズ1で集光され、該集光熱した熱源を導く略円柱状の光導ファイバー3の受光部31は略円錐状に形成されており、この受光部31は先端に至るほど径を大きくしている。そして、受光部31の先端面の受光面32は平坦面となっている。
この光導ファイバー3の受光面32から流入した熱源は該フレネルレンズ1を介して放出部33まで導かれる。放出部33の先端の面は略平坦面となっていて、放出部33の先端面はスターリングエンジン4の加熱部41の熱供給部に接触ないし近接して配置されている。
【0024】
ここで、光導ファイバー3の受光部31の形状を略円錐状に形成しているのは以下の理由による。すなわち、直径が約20mのフレネルレンズ1では焦点付近では約2000℃の温度を得ることができ、また、スターリングエンジン4の出力に応じて約600℃から約2000℃までの任意の温度が必要な場合が生じる。
【0025】
そこで、図2に示すように、光導ファイバー3をフレネルレンズ1の集光方向と同方向に移動可能にしておき、例えば、光導ファイバー3の受光面32の位置が図2のAに示す位置では集光温度が約600℃、Bに示す位置では集光温度が約1000℃、Cに示す位置では集光温度が約2000℃となるようにしておくことで、スターリングエンジン4の出力に応じて光導ファイバー3の集光温度を任意に設定することが可能となる。
図3(a)〜(c)は、図2のA,B,Cの位置に対応した集光面積34を示しており、この集光面積34が小さいほど集光温度は高い。また、温度が高いほど集光面積34が光導ファイバー3の受光面32の面積に対して小さくなるので、集光した熱源が光導ファイバー3の周囲に漏れることがないので、安全性を向上させている。
【0026】
これにより、光導ファイバー3の受光部31をフレネルレンズ1の集光方向と同方向に移動させることで、光導ファイバー3の受光部31の受光面32での集光面積を変えることができて、例えば、約600〜約2000℃の所望の温度の熱源を容易に得ることができる。そのため、スターリングエンジン4の出力に応じて光導ファイバー3を移動させることで、種々の出力のスターリングエンジン4に対応することができる。
【0027】
そして、フレネルレンズ1にて太陽光熱を集光熱した熱源は光導ファイバー3を介してスターリングエンジン4の加熱部41へ供給され、スターリングエンジン4の加熱部41と冷却部42との間で作動流体が交互に移動してピストン43を駆動し、発電機5を駆動する。この発電機5が駆動されることで、所望の電気出力が得られる。
なお、光導ファイバー3は上述したように石英ガラスを用いているので、集光熱の損失はほとんどなくスターリングエンジン4の加熱部41へ供給することができる。
【0028】
また、本装置のスターリングエンジン4の稼働中は、給水パイプ44からの冷却部42にて冷却した水は高温水となって排出パイプ45から排出されので、発電と同時に温水供給も可能となる。
また、発電機5にて発電するための燃料は太陽光としているので、燃料は不要であり、しかも、従来のように物を燃焼させるのではないため、二酸化炭素(CO2 )を発生させることもない。そのため、理想的な環境保全型の発電装置を提供することができる。また、燃焼自体はコストが全く不要なため、ランニングコストが非常に低く、従来の発電装置よりも低コストな発電装置を提供することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置によれば、発電機にて発電するための燃料は太陽光としているので、燃料は不要であり、しかも、従来のように物を燃焼させるのではないため、二酸化炭素(CO2 )を発生させることもない。そのため、理想的な環境保全型の発電装置を提供することができる。また、燃焼自体はコストが全く不要なため、ランニングコストが非常に低く、従来の発電装置よりも低コストな発電装置を提供することができる。さらに、本装置のスターリングエンジンの稼働中は、給水パイプからの冷却部にて冷却した水は高温水となって排出パイプから排出されるので、発電と同時に温水供給も可能となる。
【0030】
請求項2記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置によれば、太陽光熱を追尾する追尾装置を備えているので、太陽光熱を有効に、且つ確実に利用することができる。
【0031】
請求項3記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置によれば、光導ファイバーの受光部をフレネルレンズ1の集光方向と同方向に移動させることで、光導ファイバーの受光部の受光面での集光面積を変えることができて、例えば、約600〜約2000℃の所望の温度の熱源を容易に得ることができる。そのため、スターリングエンジンの出力に応じて光導ファイバーを移動させることで、種々の出力のスターリングエンジン4に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における光導ファイバーの受光面における集光面積の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態における光導ファイバーの受光面における集光面積の説明図である。
【符号の説明】
1 フレネルレンズ
2 追尾装置
3 光導ファイバー
4 スターリングエンジン
5 発電機
31 受光部
32 受光面
41 加熱部
42 冷却部
44 給水パイプ
45 排出パイプ
Claims (3)
- 太陽光熱を集光熱するフレネルレンズ(1)と、このフレネルレンズ(1)にて集光熱した約600℃から約2000℃の熱源を所定の場所に導く石英ガラス製の光導ファイバー(3)と、この光導ファイバー(3)からの熱源にて駆動されるスターリングエンジン(4)と、このスターリングエンジン(4)により駆動される発電機(5)とで構成されていることを特徴とする太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置。
- 太陽光熱を追尾する追尾装置(2)を備えていることを特徴とする請求項1記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置。
- 前記フレネルレンズ(1)からの太陽光熱を受ける光導ファイバー(3)の受光部(31)は、フレネルレンズ(1)側に至るほど径を大きくした略円錐状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光熱利用スターリングエンジン発電装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070612 |