JP2004313507A

JP2004313507A - 額縁

Info

Publication number: JP2004313507A
Application number: JP2003112725A
Authority: JP
Inventors: Naosato Yamashita; 尚里山下
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-04-17
Filing date: 2003-04-17
Publication date: 2004-11-11

Abstract

【課題】額縁本体内に収納した写真に関連する装飾的効果を向上し、イメージ的に面白味のある額縁を提供する。
【解決手段】額縁本体１に、各種写真Ｐを収納可能とし且つ収納した写真Ｐの内容に応じた立体的または平面的な関連装飾物４を収容可能とした装飾物収容空間部Ｑを備える。関連装飾物４は、紙材、木材、リボン、紐材、金属材、合成樹脂材、自然物材その他の造形材料等によって風景、建物、家具類、アルバム等のモチーフを呈するように立体的または平面的に造形して、装飾物収容空間部Ｑ内に配置して成り、関連装飾物４には立体的または平面的なキャラクターを含むものとする。また関連装飾物４は、装飾物収容空間部Ｑ内における平面的な絵柄模様等の背景面部３に対しそれぞれ異なる高さに浮き出した状態となるようにして複数を立体的に配置し、しかも関連装飾物４には前記写真Ｐを収納可能とした写真収納空間部Ｒを備える。
【選択図】図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばブライダル・祝い事・行事・思い出もの等に関連する各種の写真を収納可能にした写真立てとなる額縁に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、例えば誕生祝い、七五三祝い、入学祝い、卒業祝い、就職祝い等の祝い事の写真、旅行・イベントその他の行事に関連する写真、ブライダル写真、記念や思い出事の写真等の各種の写真を写真立てに入れて例えば机上に、あるいは額縁に収納して、壁掛け等として使用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来における写真立てや額縁では、単に写真を収納するだけのスペースしかなく、収納されている写真以外には何等の装飾的効果があるものではなく、しかも平面的で立体感も乏しく、色々と飾っておいても飽きられやすいものであった。
【０００４】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、額縁本体内に収納した写真に関連する装飾的効果を向上させ、写真のイメージアップにつながり、更には関連する小間物類をも収納可能な新規な写真立てともなる額縁を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、額縁本体１に、ブライダル・祝い事・行事・思い出もの等の各種写真Ｐを収納可能とし、且つ収納された写真Ｐの内容に応じた立体的または平面的な関連装飾物４を収容可能とした装飾物収容空間部Ｑを備えたものである。
関連装飾物４は、紙材、木材、リボン、紐材、金属材、合成樹脂材、自然物材その他の造形材料等によって造形された風景、建物、家具類、アルバムその他の関連対象物を象ったモチーフを立体的または平面的に装飾物収容空間部Ｑ内に配置されて成るものとし、さらに関連装飾物４には、立体的なキャラクターを含むものとすることができる。
関連装飾物４は、装飾物収容空間部Ｑ内における平面的な絵柄模様等の背景面部３に対し、それぞれ異なる高さに浮き出された状態となるように複数にして立体的に配置されているものとすることができ、また関連装飾物４には、前記写真Ｐを収納可能とした写真収納空間部Ｒを備えたものとすることができる。
【０００６】
以上のように構成された本発明に係る額縁にあって、装飾物収容空間部Ｑは、ここに写真Ｐの内容に応じた関連装飾物４を収容させることで、写真Ｐに関連する立体的または平面的な装飾的効果を現出させる。
関連装飾物４は、写真の内容に応じた具体的イメージを現出させ、また、背景面部３に対し立体的に配置されることで、写真Ｐに関連する奥行き感のある立体的な装飾的効果を現出させる。
関連装飾物４に設けられた写真収納空間部Ｒは、写真Ｐの内容に関連した立体的もしくは平面的なイメージ状態を具現化させる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施の形態を説明すると、図において示される符号１は、例えば誕生祝い、七五三祝い、入学祝い、卒業祝い、就職祝い等の祝い事の写真、旅行・イベント等の行事に係る写真、ブライダル写真、記念や思い出事の写真等の各種の写真Ｐを収納可能にしたほぼボックス状、例えば木製、合成樹脂製等の額縁本体である。この額縁本体１は、図１に示すように、前面側を内側から透明板２によって塞いで成る前側開口部１Ａを備えた全体が略箱枠状に形成されており、後面側には後述する複数の関連装飾物４がそれぞれ異なる高さに浮き出された状態となるようにして立体的に配置されて成る矩形板状の背景面部３を矩形枠状のスぺーサー１０を介して縁部側で当接係止した状態で配置し、背景面部３の背面側を裏板５で押さえて保持可能にした後側開口部１Ｂを備えたものとしてある。
【０００８】
スぺーサー１０は、これの上下左右方向の幅員が透明板２の上下左右方向の幅員と同じ大きさを有することで透明板２を内側から保持できるようにしてあり、また奥行き方向の幅員は額縁本体１の奥行き方向の幅員よりも若干小さくすることで、後側開口部１Ｂの端縁部とスぺーサー１０の端縁部との間に段差を設け、この段差により背景面部３を係止した状態で配置できるようにしてある。尚、この段差の奥行き方向の長さは背景面部３と裏板５とを合わせた厚み幅分と略同じ大きさを有している。
【０００９】
これによって、額縁本体１内に収納された写真Ｐの内容に応じた立体的な関連装飾物４を収容可能とした装飾物収容空間部Ｑが形成され、前面側の透明板２を通して写真Ｐと共に複数の関連装飾物４が互いに浮き出された状態で見れるようにしてある。尚、後側開口部１Ｂの例えば上下左右における枠縁部の各中央位置には、当該後側開口部１Ｂに係止された裏板５を保持固定するための回動爪状のフック部６を設けてある。また、後側開口部１Ｂの例えば左右における枠縁部の中央よりも若干上側に位置する両箇所には、壁掛け用の例えば紐材、金属材、合成樹脂材、自然物材その他の造形材料等の掛け具７の両端を結び付けるための環状締結部８を木ネジ等によって取り付けてある。
【００１０】
関連装飾物４は、図２に示すように、例えばクラフトペーパー等の紙材、布帛材、ベニヤ板等の木材、リボン、紐材、金属材、合成樹脂材、植物材・鉱物材等の自然物材その他の各種の造形材料等を使用することで、写真Ｐの内容に応じた例えば風景、建物、家具類、アルバムの小物類、その他の関連対象物を象ったモチーフによって造形されており、写真Ｐの周囲で立体的に囲繞配置させるものとしてある。尚、関連装飾物４としては、立体的に配置されたものに限らず、装飾物収容空間部Ｑ内に平面的に配置されていても良く、また関連装飾物４の他の応用例として例えば人形、動物、乗り物等のように立体的に造形されたキャラクターを使用しても良い。また、この関連装飾物４の素材は各種のものとでき、それらの素材を適当な色彩の絵の具等の彩色材によって着色することも良く、場合によっては写真Ｐ内容に対応した思い出の小物類自体であったり、その小物類を加工したものであったりしても良く、特に限定されるものではない。
【００１１】
具体的には、図３に示すように、例えばブライダル関係の写真Ｐを例えば接着材等によって略中央位置に貼着してある例えば青空風景等の絵柄模様等を施した平面的な背景面部３に対し、例えばポリウレタンフォーム等によって形成した円柱状の複数の取付用脚部９を介してそれぞれ異なる高さに浮き出された状態となるようにして、例えば樹木や、チャペル、手摺等に造形された各種の関連装飾物４が立体的に配置されている。
【００１２】
またチャペル形状に造形された関連装飾物４には、前記写真Ｐを収納可能とした例えば矩形枠部に囲繞されて成る開口窓状の写真収納空間部Ｒを備えている。写真Ｐは、チャペル形状に造形されている関連装飾物４の開放された左右両扉の内側の矩形枠部によって形成された写真収納空間部Ｒに臨むように配置されており、これによってチャペルの開放された左右両扉から、例えば新郎新婦のカップルを写し出した写真Ｐが露出し、額縁本体１の外側から透明板２を介して当該写真Ｐが見えるようにしてある。
【００１３】
関連装飾物４の他の造形例としては、例えば花嫁の写真Ｐを臨ませる写真収納空間部Ｒを鏡に対応する部分に備えたドレッサー用の化粧鏡に造形したり、犬の写真Ｐを臨ませる写真収納空間部Ｒを犬の出入口に対応する部分に備え、庭を造形する関連装飾物４内に配置されている犬小屋に造形したり、乳幼児の写真Ｐを臨ませる写真収納空間部Ｒを乳幼児を乗せる位置に対応した部分に備えた揺りかごに造形したり、子供のクリスマス行事に係る写真Ｐを臨ませる写真収納空間部Ｒを頁欄に対応する部分に備えたアルバムもしくは絵本等として造形したり等することができる。
【００１４】
次に本発明に係る構成における組立、使用方法について説明する。先ず、絵柄模様等を施した平面的な背景面部３の例えば略中央位置に例えば接着材等によって写真Ｐを貼着すると共に、この平面的な背景面部３に対し、円柱状の複数の取付用脚部９を介してそれぞれが異なる高さに浮き出された状態となるように各種の関連装飾物４を立体的に配置固定する。このとき写真Ｐは、関連装飾物４の矩形枠部に囲繞されて成る写真収納空間部Ｒ内に臨むように配置される。
【００１５】
一方、額縁本体１の前側開口部１Ａを塞ぐように内側から透明板２を挿入固定しておき、後側開口部１Ｂには前記した複数の関連装飾物４が立体的に配置されて成る背景面部３をスぺーサー１０を介して縁部側で当接係止した状態に配置し、これによって形成された装飾物収容空間部Ｑ内において立体的に臨み込むように当該関連装飾物４を配置する。そして背景面部３の背面側を裏板５で当てがってから、フック部６を回動させて裏板５を保持固定した後、環状締結部８によって取り付けられている壁掛け用の掛け具７でもって、所定の壁面にねじ込ませてある例えばＬ型状のネジ釘状のフック部材Ｓ等に掛架して吊しておけば良い。
【００１６】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の構成によれば、額縁本体１内に収納した写真Ｐに関連する装飾的効果を向上させ、写真Ｐのイメージアップにつながるばかりでなく、メモリアルアートとしての芸術的雰囲気を醸成でき、しかも例えばレストラン、披露宴会場、式場その他の各種催し物会場におけるショウ効果を備えた案内板として利用することも可能なものである。
【００１７】
すなわちこれは本発明が、額縁本体１に、ブライダル・祝い事・行事・思い出もの等の各種写真Ｐを収納可能とし、且つ収納された写真Ｐの内容に応じた立体的または平面的な関連装飾物４を収容可能とした装飾物収容空間部Ｑを備えたからであり、これにより、額縁本体１内に収納した写真Ｐに関連する関連装飾物４を立体的もしくは平面的に容易に配置させることができ、写真Ｐの装飾的効果を十分に発揮させることができる。
【００１８】
関連装飾物４は、紙材、木材、リボン、紐材、金属材、合成樹脂材、自然物材その他の造形材料等によって造形された風景、建物、家具類、アルバムその他の関連対象物を象ったモチーフを立体的または平面的に装飾物収容空間部Ｑ内に配置して成るので、例えば誕生祝い、七五三祝い、入学祝い、卒業祝い、就職祝い等の祝い事の写真、行事に係る写真、ブライダル写真、記念や思い出事の写真等の各種の写真Ｐに関連する装飾的効果を向上させることができる。
【００１９】
さらに関連装飾物４には、立体的なキャラクターを含むので、立体的な装飾的効果が一段と向上するばかりでなく、写真Ｐ内容に関連する各種の小物類を利用した造形物とすることで記念的な装飾効果を得ることができ、壁飾りとして、更には机上、棚部等に置かれる置物として利用することができる。
【００２０】
関連装飾物４は、装飾物収容空間部Ｑ内における平面的な絵柄模様等の背景面部３に対し、それぞれ異なる高さに浮き出された状態となるようにして複数にして立体的に配置されているので、装飾物収容空間部Ｑ内での関連装飾物４相互の奥行き感のある立体的イメージが十分に発揮され、写真Ｐのイメージアップを容易に図ることができる。
【００２１】
また関連装飾物４には、前記写真Ｐを収納可能とした写真収納空間部Ｒを備えたので、写真Ｐが当該写真Ｐに関連した関連装飾物４から露出して外側から透明板２を介して容易に見ることができ、これによって写真のイメージアップがいちだんと向上されたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図２】同じく使用状態の斜視図である。
【図３】同じく使用状態の断面図である。
【符号の説明】
Ｐ…写真Ｑ…装飾物収容空間部
Ｒ…写真収納空間部Ｓ…フック部材
１…額縁本体１Ａ…前側開口部
１Ｂ…後側開口部２…透明板
３…背景面部４…関連装飾物
５…裏板６…フック部
７…掛け具８…環状締結部
９…取付用脚部１０…スぺーサー

Claims

額縁本体に、ブライダル・祝い事・行事・思い出もの等の各種写真を収納可能とし、且つ収納された写真の内容に応じた立体的または平面的な関連装飾物を収容可能とした装飾物収容空間部を備えたことを特徴とする額縁。
関連装飾物は、紙材、木材、リボン、紐材、金属材、合成樹脂材、自然物材その他の造形材料等によって造形された風景、建物、家具類、アルバムその他の関連対象物を象ったモチーフを立体的または平面的に装飾物収容空間部内に配置されて成る請求項１記載の額縁。
関連装飾物には、立体的なキャラクターを含む請求項１または２記載の額縁。
関連装飾物は、装飾物収容空間部内における平面的な絵柄模様等の背景面部に対し、それぞれ異なる高さに浮き出された状態となるように複数にして立体的に配置されている請求項１乃至３のいずれか記載の額縁。
関連装飾物には、前記写真を収納可能とした写真収納空間部を備えた請求項１乃至４のいずれか記載の額縁。