JP2004301031A - 風車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明による風車は、風力により回転する翼車を支持するナセルと、前記ナセルを支えるタワーと、前記タワーと前記ナセルを連結し、前記ナセルを前記タワーに対して相対的に回転可能にするヨーを備え、前記ヨーは、前記ナセル側に設けられた、前記ヨーの回転中心軸線回りを回転するリング状の回転子と、前記タワー側に、前記回転子と対向して設けられたリング状の固定子を有する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は風車に関し、特に風車の翼車の向きを風向に応じて回転させるためのヨーを有する風車に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に従来の風車の構成を示す。風車は、風力により水平な回転軸の回りに回転するブレード1と、ブレード1と一体に回転するハブ2と、ブレード1とハブ2から構成される翼車21が取り付けられたナセル3と、翼車21を変動する風向に対向させるためのヨー4と、ナセル3に搭載され、翼車21の回転を増速する変速機5と、変速機5により増速された回転数で駆動される発電機6と、発電機6で発生させた電力を送るケーブル7と、翼車21とナセル3を支持し、鉛直方向に伸びるタワー8と、ケーブル7により送られた電力を変換する電力変換機9と、風車全体を制御する制御装置10とを備える。電力変換機9は系統連系に接続され、電力を供給する。一般に風力発電用風車は、タワー8の頂上に発電機6を収納したナセル3を配し、発電機6のシャフトは伝達系を介して翼車21に連結されている。制御装置10は計測された風向と翼車21の向きの差を検出し、ヨー4の回転機構を制御して、翼車21の回転面を変動する風向に追尾させる方位制御を行う。この方位制御機構は、ナセル3を翼車21と共に垂直軸まわりに回転させて、翼車21の水平な回転軸と風向との偏差角を任意の角度内に調整する。なお、風車の保護や出力制御のために方位制御を行うこともある。
【0003】
図7に従来の風力発電用風車のヨーのナセルとタワーとの連結部分の部分断面図を示す。ナセル3側にモータ11を配し、ベアリング12を介して、モータ11によって回転軸13に設置した歯車14とタワー8の円筒内部に切った歯15を噛み合わせて回転させている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】
このような従来の翼車21の方位制御では、翼車21を保持し、変速機5や発電機6等を搭載するナセル3を回転させるため、過大なトルクを必要とする。このため、方位制御用のモータ11や変速機に過大なトルクがかかる。さらに、歯車14やベアリング12にも大きな負荷が掛かり、消耗が加速される。
【0005】
したがって、翼車21を方位制御するには、過大なトルクを有するモータ11や変速機が必要であり、これらのモータ11や変速機のシャフトには過大なトルクがかかり、シャフトが破断することがあった。
【0006】
そこで本発明は、過大なトルクに耐えられ、また、摩耗することがなく、永く使用できる翼車の方位制御機構を備える風車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の風車は、例えば図1、図3に示すように、風力により回転する翼車21を支持するナセル3と、前記ナセル3を支えるタワー8と、前記タワー8と前記ナセル3を連結し、前記ナセル3を前記タワー8に対して相対的に回転可能にするヨー4を備え、前記ヨー4は、前記ナセル側4aに設けられた、前記ヨー4の回転中心軸線AX回りを回転するリング状の回転子16と、前記タワー側4bに、前記回転子16と対向して設けられたリング状の固定子17を有する。このように構成すると、過大なトルクに耐えられ、また、摩耗することがなく永く使用できる翼車21の方位制御機構を備える風車を提供できる。
【0008】
また、請求項2に記載のように、請求項1に記載の風車において、例えば図2に示すように、前記回転子16は、突極構造の櫛歯18を有し、前記固定子17は突極構造の櫛歯20を有し、前記翼車の垂直軸まわりの方位制御をステッピングモータによるマイクロステップ駆動により行っても良い。このように構成すると、安定した翼車の方位制御機構を比較的簡易な構成で実現できる。
【0009】
また、請求項3に記載のように、請求項1に記載の風車において、前記ステッピングモータは、直流パルス又は低周波交流で前記回転子16又は前記固定子17の一方に設けられた電磁石19を電流駆動して、前記一方の櫛歯18(又は20)の突極に磁極を形成し、前記回転子16又は前記固定子17の他方の櫛歯20(又は18)の突極に磁極を誘導して、前記方位制御を行うようにしても良い。このように構成すると、回転子16を歯厚の数分の1の単位で円周上を小刻みに移動でき、滑らかな動きで、高精度の方位制御を実現できる。
【0010】
また、請求項4に記載のように、請求項2又は3に記載の風車において、前記ステッピングモータは、直流励磁で前記回転子16をブレーキ制動するようにしても良い。このように構成すると、前記方位制御におけるブレーキ制動を確実に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一部分には同一符号を付して、重複した説明は省略する。
【0012】
図1の部分断面図を参照して風車の全体構造を説明する。なおタワーの下部は図示を省略してある。複数枚のブレード1はほぼ水平な軸の回りを回転するハブ2に放射状に取り付けられて、複数枚のブレード1とハブ2で翼車21を構成している。ハブ2は変速機5の低速側の入力軸に取り付けられ、変速機5の出力軸は発電機6aの回転軸とカップリングにより連結されている。変速機5と発電機6aは、ナセル3の中に収納されている。
【0013】
ナセル3は鉛直方向に立設されたタワー8の頂部に、ほぼ鉛直方向に向いた回転軸線AX回りに回転可能に支持されている。タワー8とナセル3との間には、ヨー4が配設されている。ヨー4は、ナセル側部分4aとタワー側部分4bを含んで構成されている。ナセル側部分4aはタワー側部分4bに対して、ほぼ垂直な回転中心軸線AX回りに、相対的に回転可能に構成されている。図示しない制御装置10は計測された風向と翼車21の向きの差を検出し、ヨー4の回転機構を制御して、翼車21の回転面を変動する風向に追尾させる方位制御を行う。
【0014】
図2の部分断面図に、本発明の実施の形態によるヨーの回転子と固定子の構成を示す。図2において、16はヨー4のナセル側部分4aに固設される回転子、17はヨー4のタワー側部分4bに固設される固定子である。ヨー4は回転子16、固定子17及びその回転子16を回転中心軸線AX回りに回転させる回転機構から構成される。回転子16は突極構造の櫛歯18を有し、軟鉄製でリング状に成型されている。軟鉄製鉄芯の周囲にコイルが巻かれ、直流パルスまたは低周波の交流電流で電流駆動されることにより、電磁石19として作用する。電磁石19が電流駆動されると、櫛歯18の突極に磁極が形成される。固定子17は突極構造の櫛歯20を有し、軟鉄製でリング状に成型されている。回転子16の櫛歯18の突極に形成された磁極により、櫛歯20の突極に磁極が誘導されて、磁気回路が構成される。
【0015】
翼車21の方位制御機構のうち、ヨー4の回転機構はステッピングモータで構成される。ステッピングモータは、回転子16、固定子17の双方に突極構造の櫛歯18,20と溝を形成し、その一方に設けられた電磁石19を電流駆動して、双方の櫛歯18,20の突極に磁極を形成し、その両者に働く磁気的吸引力、反発力の進行方向成分を推力とする。大きな推力を得るためにステップ長を小さくし、マイクロステップ駆動を行う多極構造とする。電磁石19の駆動は、直流パルスまたは低周波の交流電流で行う。直流パルスで駆動した場合、回転子16のステッピングによる回転は入力パルス信号に同期して進行するから、回転子16の移動速度は入力パルス周波数に、移動距離は入力パルス数によってそれぞれ決定される。
【0016】
固定子17の櫛歯20は等間隔に形成されている。回転子16の櫛歯18は3枚1組で1個の電磁石19の先端に形成され、櫛歯18の間隔は、電磁石19内において固定子17の櫛歯20の間隔と等しい。電磁石19間には一定間隔の空間が設けられ、電流駆動されている電磁石19の櫛歯18と固定子の櫛歯20とが整合がとれた状態で対向している時に、隣接する電磁石19の櫛歯18は1/3歯厚分円周方向遠方にずれて固定子17の櫛歯20と対向した状態にあり、その次に隣接する電磁石19の櫛歯18は2/3歯厚分円周方向遠方にずれて固定子17の櫛歯20と対向した状態にある。その次に隣接する電磁石19は、最初の電磁石と同時に電流駆動されている電磁石で、電磁石19の櫛歯18と固定子17の櫛歯20が整合がとれた状態で対向している。以下、これらの状態が繰り返される。全体で36個の電磁石19が配置されており、A、B、C各12個ずつの3グループにわけて、電流駆動される。36個の電磁石は、Aグループ、Bグループ、Cグループ、Aグループ、・・・のように、同じグループが2つおきに並ぶように配置される。
【0017】
各電磁石19の駆動コイルには直流パルス電流を印加する直流電源(図示しない)、又は低周波の交流電流を印加する交流電源(図示しない)に電気接続されている。
【0018】
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では電磁石に直流パルス電流を印加するものとする。今、図2において、回転子16側では、Aグループの電磁石19aが直流パルス電流で電流駆動されているものとする。このとき、Aグループの電磁石19aの櫛歯18aにはN極が形成され、対向する固定子17aの櫛歯20aにはS極が誘導されているものとする。この状態で、Aグループの電磁石19aの櫛歯18aと対向する固定子17の櫛歯20aとが磁力を受けて引き合うため、電磁石19aの櫛歯18aと固定子の櫛歯20aとが整合がとれた状態で対向している。なお、この状態でAグループの電磁石19aに、直流電流又は直流パルス電流が継続的に印加されれば、回転子16は固定子17に対して静止状態に保持される。すなわちナセル3はタワー8に対して静止状態に保たれる(図2(a)参照)。
【0019】
ところで、磁気的バランスから、A,B,C各グループの電磁石について、半分にN極が形成され、他の半分にS極が形成されるように電流駆動されるものとする。これは、電磁石の半分についてはコイルの巻き方を反対にすれば良い。本実施の形態では、同じグループで隣り合う電磁石の磁極が反対になるように、また、全体でも隣り合う電磁石の磁極が反対になるように電流駆動されるものとする。
【0020】
次に、Aグループの電磁石19aのパルス電流が遮断され、Bグループの電磁石19bが直流パルス電流で電流駆動されると、Bグループの電磁石19bの櫛歯18bにはS極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20bにはN極が誘導される。この状態で、Bグループの電磁石19bの櫛歯18bと対向する固定子17の櫛歯20bとが磁力を受けて引き合うため、これらの櫛歯18b、20b同士が整合がとれた状態で対向する状態が安定になり、回転子16は1/3歯厚分右方向に回転する(図2(b)参照)。
【0021】
次に、Bグループの電磁石19bのパルス電流が遮断され、Cグループの電磁石19cが直流パルス電流で電流駆動されると、Cグループの電磁石19cの櫛歯18cにはN極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20cにはS極が誘導される。この状態で、Cグループの電磁石19cの櫛歯18cと対向する固定子17の櫛歯20cとが磁力を受けて引き合うため、これら櫛歯18c、20c同士が整合がとれて対向する状態が安定になり、回転子はさらに1/3歯厚分右方向に回転する(図2(c)参照)。
【0022】
次に、Cグループの電磁石19cのパルス電流が遮断され、Cグループに隣り合うAグループの電磁石19a’が直流パルス電流で電流駆動されると、Aグループの電磁石19a’の櫛歯18a’にはS極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20a’にはN極が誘導される。この状態で、Aグループの電磁石19a’の櫛歯と対向する固定子17の櫛歯20a’とが磁力を受けて引き合うため、再びこれら櫛歯18a’、20a’同士が整合がとれて対向する状態が安定になり、さらに回転子16は1/3歯厚分右方向に回転し、積算すると1歯分右方向に回転する(電磁石19a’、櫛歯18a’、20a’は図示されない)。このとき、元のAグループの電磁石19aの櫛歯18aにはN極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20aにはS極が誘導されるが、同様に櫛歯18a、20a同士が整合がとれて対向する状態が安定になる。このように順次、隣り合う電磁石19にパルス電流を移動していくことにより、回転子16は順次右方向に回転することとなる。
【0023】
今度は、図2(a)の状態から、Aグループの電磁石19aのパルス電流が遮断され、Cグループの電磁石19cが直流パルス電流で電流駆動されるものとする。Cグループの電磁石19cの櫛歯にはS極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20cにはN極が誘導される。この状態で、Cグループの電磁石19cの櫛歯18cと対向する固定子17の櫛歯20cとが磁力を受けて引き合うため、これら櫛歯18c、20c同士が整合がとれて対向する状態が安定になり、回転子16は1/3歯厚分左方向に回転する。
【0024】
さらにBグループの電磁石19b、これに隣り合うAグループの電磁石19aにパルス電流を印加していく(同時に他のAグループの電磁石にもパルス電流が印加される)ことにより、回転子は順次左方向に回転することとなる。
【0025】
回転子16および固定子17の外周は約5mであり、双方の櫛歯18、20間に磁力が強く作用し、かつスムーズに回転するように、回転子16の櫛歯18と固定子17の櫛歯20との間に約1mmのギャップが設けられている。
【0026】
図3(a)部分断面図にヨー4のナセル3とタワー8との連結部分の構成例を示す。図において、16は回転子、17は固定子である。回転子16は櫛歯18を内向きにしてナセル3に取り付けられ、固定子17はタワー8に櫛歯20を外向きにして取り付けられて、互いに櫛歯18、20を対向させて設置されている。ベアリング12は内輪と外輪及びその間に配列されたボールを含んでボールベアリングを構成している。本実施の形態では内輪がナセル3側に、外輪がタワー8側に固定されている。ボールベアリング12はラジアル力の他にスラスト力も支えることができる構造を有し、翼車21、ナセル3などの重力によるスラスト力と風力によるラジアル力を支えることができる。ボールベアリング12は、回転子16、固定子17の外側にこれらと回転中心軸線AXを同じくしてリング状に配置され、回転子16と固定子17間の回転がスムーズに行われるよう補助する役目を有する。又、ヨー4の回転中心軸線AXは翼車21の垂直軸線にもなっている。ナセル3側に回転子16が固設され、タワー8側に固定子17が固設されるが、回転子16、固定子17のいずれを内側にしても良く、いずれを外側にしても良い。
【0027】
図3(b)の断面図にヨー4のナセル3とタワー8との連結部分の別の構成例を示す。図において、16は回転子、17は固定子である。回転子16は櫛歯18を下向きにしてナセル3に取り付けられ、固定子17はタワー8に櫛歯20を上向きにして取り付けられて、互いに櫛歯18、20を対向させて設置されている。12はベアリングであり、配置は図3(a)の場合と同様である。
【0028】
図4の平面図に回転子と固定子の配置例を示す。いずれも、図3(a)における櫛歯が半径方向(内向き、外向き)に対向した形状である。図4(a)は、回転子16が1ブロックに、N極になる電磁石かS極になる電磁石のいずれか一方を有している態様である。図4(b)は回転子16が1ブロックにN極になる電磁石とS極になる電磁石をペアとして有している態様である。この場合でも同一グループ内では回転子16側でN極になる電磁石の櫛歯とS極になる電磁石の櫛歯の間隔を等しくかつ両者が共に固定子17の櫛歯と整合するように櫛歯を配し、他のグループでは例えば1/3歯厚分、さらに他のグループでは2/3歯厚分ずれるように構成すれば良い。固定子17側でも櫛歯に誘起される磁極がN、S二種になるが、回転のメカニズムは1ブロック1電磁石の場合と同様である。
【0029】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では電磁石に低周波の交流電流を印加するものとする。交流は3相とする。回転子16及び固定子17の構成は第1の実施の形態と同じであり、電磁石19のグループ分けも同じである。電磁石19の駆動電流が異なるだけである。駆動電流が交流なので、1つの電磁石にかかる電流は正負交互に変化し、これにより磁極もN極とS極が交互に形成される。A,B,C各グループの電磁石については、同じグループであれば、同じ位相で駆動されるものとする。
【0030】
図5に、3相交流の位相の関係を示す。今、回転子16側では、Aグループの電磁石19aが交流電流で電流が正側で最大で位相が合ったところで電流駆動されているものとする。このとき、Bグループの電磁石19bに流れる交流は120度位相が遅れており、Cグループの電磁石19cに流れる交流は240度位相が遅れている(120度位相が進んでいるともいえる)。この状態では、Aグループの電磁石19aの磁力が最大であり、Aグループの電磁石19aの櫛歯18aにはN極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20aにはS極が誘導され、互いに吸引し合う。したがって、Aグループの回転子16の櫛歯18aと固定子17の櫛歯20aとが整合し合う状態になる。
【0031】
次に、Aグループの電磁石19aの交流電流の位相が60度進むと、Cグループの電磁石19cの交流電流の位相が180度遅れ、負側で最大となる。このとき、Bグループの電磁石19bの交流の位相は60度遅れているので、Cグループの電磁石19cの磁力が他のグループの磁力より勝り、Cグループの電磁石19cの櫛歯18cにはS極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20cにはN極が誘導される。この状態で、Cグループの電磁石19cの櫛歯18cと対向する固定子17の櫛歯20cとが磁力を受けて引き合うため、これら櫛歯18c、20c同士が整合がとれて対向する状態が安定になり、回転子は1/3歯厚分左方向に回転する。
【0032】
次に、Aグループの電磁石19aの交流電流の位相が120度進むと、Bグループの電磁石19bの交流電流の位相が合致する。このとき、Cグループの電磁石19cの交流の位相は120度遅れているので、Bグループの電磁石19bの磁力が他のグループの磁力より勝り、Bグループの電磁石19bの櫛歯18bにはN極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20bにはS極が誘導される。この状態で、Bグループの電磁石19bの櫛歯18bと対向する固定子17の櫛歯20bとが磁力を受けて引き合うため、これら櫛歯18b、20b同士が整合がとれて対向する状態が安定になり、回転子はさらに1/3歯厚分左方向に、積算すると2/3歯厚分左方向に回転する。
【0033】
次に、Bグループの電磁石19bの交流電流の位相が60度進むと、Aグループの電磁石19aの交流電流の位相が180度遅れ、負側で最大となる。このとき、Cグループの電磁石19cの交流の位相は60度遅れているので、Aグループの電磁石の磁力が他のグループの磁力より勝り、Aグループの電磁石19aの櫛歯18aにはS極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20aにはN極が誘導される。この状態で、Aグループの電磁石19aの櫛歯18aと対向する固定子17の櫛歯20aとが磁力を受けて引き合うため、これら櫛歯18a、20a同士が整合がとれて対向する状態が安定になり、回転子はさらに1/3歯厚分左方向に、積算すると1歯厚分左方向に回転する。
【0034】
次に、Bグループの電磁石19bの交流電流の位相が120度進み、Cグループの電磁石19cの交流電流の位相が合致する。このとき、Aグループの電磁石19aの交流の位相は120度遅れているので、Cグループの電磁石19cの磁力が他のグループの磁力より勝り、Cグループの電磁石19cの櫛歯18cにはN極が形成され、対向する固定子17の櫛歯20cにはS極が誘起される。この状態で、Cグループの電磁石19cの櫛歯18cと対向する固定子17の櫛歯20cとが磁力を受けて引き合うため、これら櫛歯18c、20c同士が整合がとれて対向する状態が安定になり、回転子はさらに1/3歯分左方向に、積算すると4/3歯分左方向に回転する。
【0035】
このように、交流の位相の変化により、回転子16の移動が行われる。交流の位相の変化を逆にすると、回転子16は逆方向に回転する。
【0036】
ところで、制御装置10は計測された風向と翼車21の向きの差を検出し、ヨー4の回転機構を制御して、翼車21の回転面を変動する風向に追尾させる方位制御を行う。この方位制御機構は、ヨー4の回転子16をナセル3及び翼車21と共に、回転中心軸線AX(すなわち翼車21の垂直軸)まわりに回転させて、翼車21の水平な回転軸と風向との偏差角を小さくするように調整する。すなわち、偏差角が小さくなる方向に回転するようにヨー4の回転機構を制御して、電磁石19に流すパルス電流を、或いは交流の位相を順次変化させていく。
【0037】
翼車21を搭載したナセル3の慣性が大きいため、センサは風向が1分以上同じ方向に継続した時に制御装置10に信号を送る。制御装置10は、センサからの信号を受信し、風向きと翼車21の向きの差から、回転子16の回転すべき角度と回転方向を算出して、翼車21の方位制御を行い、翼車21が風向きに対向するように回転子16を回転させる。
【0038】
風向きと翼車21の方向がほぼ一致した時に、センサは制御装置10に停止信号を送る。定常の直流電流を電磁石19に流すと、回転子16と固定子17の磁極の状態が不変のため、制動機能が働く。そこで、翼車21の方向が風向方向にほぼ合致した時、制御装置10は電磁石19への直流パルスを定常の直流電流に切り替える。あるいは交流の供給を停止して、定常の直流電流を供給する。しかし、ナセル3に慣性があるために、すぐには制動が効かず、行き過ぎてしまう場合がある。
【0039】
このような行き過ぎを防止するため、制御装置10は、上記偏差角が所定の角度に近づいた時から、徐々に制動を掛けるものとする。直流パルス電流のパルス幅を大きくしたり、パルスの間隔を大きくしたり、或いは交流の周期を長くしたりして、徐々に制動を掛け、最終的に偏差角が0になったら、止まるまで直流を流して、きちんと静止させるようにする。
【0040】
本実施の形態では、このように、ステッピングモータで翼車21の方位制御をするため、モータを構成する回転子16や固定子17に摩擦が生じず、回転がスムーズである。また、ヨー4を駆動するステッピングモータが、リング状の回転子16と固定子17とで構成されているので、中心に回転軸を有するモータ11や変速機に比してトルクに強い構造になっている。
【0041】
なお、本発明の風車は、上述の実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0042】
例えば、本実施の形態では、翼車21の方位制御をステッピングモータで駆動する例を説明したが、回転子16又は固定子17に誘導電流を誘起して誘導モータで駆動しても良く、回転子16又は固定子17に永久磁石を用いて同期モータで駆動しても良い。また、本実施の形態では、永久磁石を含まない構造であるバリアブルリラクタンス型の例を示したが、磁気回路内に永久磁石を含み歯同士が対向する構造のパーマネント型としても良い。いずれにしても、リニア駆動を行なうリニア誘導モータ、リニア同期モータ、リニアパルスモータを翼車21の方位制御に応用可能である。
【0043】
また、電磁石19を回転子16側に設け、固定子17側に磁極を誘導する構成を説明したが、電磁石19を固定子17側に設け、回転子16側に磁極を誘導する構成でも良い。また、磁極の形成は、A、B、C各グループにおいて、電磁石19の磁極の形成をどのような組み分けで行うかは、安定な磁気回路が形成されるようであれば良い。また、回転子16の隣り合う電磁石を対として、同一パルスで駆動し、同時にN極とS極が形成され、それぞれの対向する固定子の櫛歯にS極とN極が形成されて、協働して1ステップを動かすようにしても良い。
【0044】
また、本実施の形態では、ベアリングに半径方向の力が掛かるような例を示したが、上下方向に力が掛かるように構成しても良く、両者を併用しても良い。また、電磁石の数、櫛歯のピッチ、パルス間隔、等について種々変更が可能である。また、翼車の垂直軸とヨーの回転中心軸が一致しない場合にも使用できる。また、本発明は垂直軸風車にも使用できる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の風車は、風力により回転する翼車を支持するナセルと、前記ナセルを支えるタワーと、前記タワーと前記ナセルを連結し、前記ナセルを前記タワーに対して相対的に回転可能にするヨーを備え、前記ヨーは、前記ナセル側に設けられた、前記ヨーの回転中心軸線回りを回転するリング状の回転子と、前記タワー側に、前記回転子と対向して設けられたリング状の固定子を有するので、過大なトルクに耐えられ、また、摩耗することがなく永く使用できる翼車の方位制御機構を備える風車を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における風車の部分断面図である。
【図2】本実施の形態におけるヨーの回転子と固定子の部分断面図である。
【図3】本実施の形態におけるヨーのナセルとタワーとの連結部分の部分断面図である。
【図4】本実施の形態におけるヨーの回転子と固定子の部分の平面図である。
【図5】3相交流の位相関係を示す図である。
【図6】従来の風車の構成を示す図である。
【図7】従来の風車におけるヨーのナセルとタワーとの連結部分の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ブレード
2 ハブ
3 ナセル
4 ヨー
4a ヨーのナセル側部分
4b ヨーのタワー側部分
5 変速機
6、6a 発電機
7 ケーブル
8 タワー
9 電力変換機
10 制御装置
11 モータ
12 ベアリング
13 回転軸
14 歯車
15 歯
16 回転子
17 固定子
18、18a、18b、18c、18a’ 回転子の櫛歯
19、19a、19b、19c、19a’ 電磁石
20、20a、20b、20c、20a’ 固定子の櫛歯
21 翼車
AX 回転中心軸線
Claims (4)
- 風力により回転する翼車を支持するナセルと;
前記ナセルを支えるタワーと;
前記タワーと前記ナセルを連結し、前記ナセルを前記タワーに対して相対的に回転可能にするヨーを備え;
前記ヨーは、前記ナセル側に設けられた、前記ヨーの回転中心軸線回りを回転するリング状の回転子と;
前記タワー側に、前記回転子と対向して設けられたリング状の固定子を有する;
風車。 - 前記回転子は、突極構造の櫛歯を有し、前記固定子は突極構造の櫛歯を有し、前記翼車の垂直軸まわりの方位制御をステッピングモータによるマイクロステップ駆動で行う、請求項1に記載の風車。
- 前記ステッピングモータは、直流パルス又は低周波交流で前記回転子又は前記固定子の一方に設けられた電磁石を電流駆動して、前記一方の櫛歯の突極に磁極を形成し、前記回転子又は前記固定子の他方の櫛歯の突極に磁極を誘導して、前記方位制御を行う;
請求項2に記載の風車。 - 前記ステッピングモータは、直流励磁で前記回転子をブレーキ制動する;
請求項2又は3に記載の風車。
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