JP2004294257A - ナビゲーション装置並びに該装置用プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】目的地までの経路を探索して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置であって、地図を表示するとき(ステップS31)、走行している場所や環境、状況に応じて決定されるマークの表示条件を判定し(ステップS32)、該表示条件で表示するマークを決定し(ステップS33、S34)、地図データ及びマークデータに基づき表示条件により決定されたマークを地図上に表示する(ステップS35)。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目的地までの経路を探索して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置並びに該装置用プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーション装置においては、目的地までの最適経路を探索し、その探索された経路にしたがって目的地までの経路案内を行うが、経路探索を行うための目的地や経由地などの地点入力、現在地の確認、探索経路の確認、探索された経路にしたがった経路案内などを行う際に地図が表示され、その地図上には、ガソリンスタンドやコンビニ、公共施設などのアイコン(ランドマーク)を表示することによって、各種施設情報の認識が容易になるようにしている。
【0003】
上記ランドマークを表示する場合、ランドマークの数が少なすぎると、地図として見栄えが悪く、情報も不足しがちになり、逆に多くなりすぎると、ランドマーク同士が重なってしまったり、本来の地図の表示部分が極端に少なくなってしまう。そこで、例えば特許文献1では、1つの領域内において表示可能なランドマークの数が所定数を越えるか否かを判定して、ランドマークの数が所定数を越えた場合には、越えた分のランドマークを表示しないようにし、どの階層の地図においても適度な数のランドマークで見栄えのよい地図を表現できるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
実開平7−29410号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のナビゲーション装置では、いずれにしても、ユーザが表示設定できるランドマークをジャンルで決めているだけで、走行している場所や環境、状況によって表示されるランドマークのジャンルを自由に設定、変更できない。そのため、走行している場所や環境、状況に応じたユーザの好みによりランドマークの表示を変えようとしても、その都度設定変更を行わなければならいため、面倒で現実には採用に値しない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するものであって、走行している場所や環境、状況に応じて表示されるランドマークのジャンルを自由に設定できるようにするものである。
【0007】
そのために請求項1に係る発明は、目的地までの経路を探索して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置において、地図データ及びマークデータを格納する記憶手段と、マークの表示条件を判定する条件判定手段と、前記表示条件で表示するマークを決定する決定手段と、前記記憶手段に格納された地図データ及びマークデータに基づき前記条件判定手段により判定された表示条件により前記決定手段により決定されたマークを地図上に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、現在位置を検出する現在位置検出手段と、地図データ及び施設のマークデータを含む施設データを格納する記憶手段と、マークを表示すべき施設のジャンルを指定する指定手段と、表示するマークを決定する決定手段と、決定されたマークを地図上に表示する表示制御手段とを備え、前記記憶手段は、施設のジャンル毎に、車両の現在地から所定距離以上離れた場合においてマークデータを表示するか否かのデータを格納し、前記決定手段は、指定されたジャンル及び車両と施設間の距離に基づいて前記記憶手段から表示すべきマークを決定することを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、目的地を入力する入力手段と、地図データ及び施設のマークデータを含む施設データを格納する記憶手段と、表示するマークを決定する決定手段と、決定されたマークを地図上に表示する表示制御手段とを備え、前記記憶手段は、各施設毎に、該施設が過去に目的地として選択されたか否かのデータを格納し、前記決定手段は、過去に目的地として選択されたことのある施設を表示するマークとして決定することを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、地図データ及び施設のマークデータを含む施設データを格納する記憶手段と、マークを表示すべき施設のジャンルを指定する指定手段と、表示するマークを決定する決定手段と、決定されたマークを地図上に表示する表示制御手段と、マークの表示条件を編集する表示条件編集手段とを備え、前記記憶手段は、施設のジャンル毎に、表示条件編集手段によって編集された表示条件を記憶し、前記決定手段は、指定されたジャンル及び編集された表示条件に基づいて前記記憶手段から表示すべきマークを決定することを特徴とするものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、目的地までの経路を探索して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置用プログラムであって、走行している場所や環境、状況に応じて決定されるマークの表示条件を判定し、該表示条件で表示するマークを決定し、地図データ及びマークデータに基づき前記表示条件により決定されたマークを地図上に表示する各処理ステップを有することを特徴とするものである。
【0012】
請求項6に係る発明は、目的地までの経路を探索して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置用記録媒体であって、地図データ及びマークデータと、走行している場所や環境、状況に応じて決定されるマークの表示条件を判定し、該表示条件で表示するマークを決定し、地図データ及びマークデータに基づき前記表示条件により決定されたマークを地図上に表示する各処理ステップを有するプログラムとを記録したことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係るナビゲーション装置の実施の形態を示す図であり、経路案内に関する情報を入力する入力装置1、自車両の現在位置に関する情報を検出する現在位置検出装置2、経路の算出に必要なナビゲーション用データおよび案内に必要な表示案内データ、ナビゲーション用プログラム等が記憶されている情報記憶装置3、経路探索処理や経路案内に必要な表示案内処理を行うと共にシステム全体の制御を行う中央処理装置4、ナビゲーションに必要なデータを蓄積し、運転者の要求により通信回線を介して提供される情報センターや、予め地図データや目的地データなどの運転者固有のデータが記憶されている電子手帳などの情報源との間でデータのやりとりを行う情報送受信装置5、経路案内に関する情報を出力する出力装置6から構成したものである。まず、それぞれの構成について説明する。
【0014】
入力装置1は、目的地を入力したり、運転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面により出力できるように、運転者の意志によりナビゲーション処理を中央処理装置4に指示する機能を有するものであり、その機能を実現するための手段として、目的地を電話番号や地図上の座標などにて入力したり、経路案内をリクエストしたりするタッチスイッチや操作スイッチを有する。勿論、リモートコントローラ等の入力装置でもよい。ここで、音声入力を可能にするための音声認識装置やICカードや磁気カードに記録されたデータを読み取るための記録カード読み取り装置を付加することもできる。
【0015】
情報送受信装置5は、交通情報取得手段であるVICS(道路交通情報システム;Vehicle Information & Communication Sistem)受信装置やデータ送受信装置から構成される。VICSは、道路交通情報をリアルタイムでFM多重(文字放送)、電波ビーコン、光ビーコンによって車両に伝送するもので、FM多重は広いエリアにわたり粗い情報を伝送し、電波ビーコン及び光ビーコンの情報は、ビーコンを中心として半径10km程度以内の狭いエリアの詳細な情報であって、車両がビーコンを通過すると受信できるようになっている。VICS送信データは、各道路毎に付けられたリンク番号に対して、渋滞度(例えば、通行不可、渋滞、混雑、交通量多い、平常などの混雑の度合い)、渋滞先頭位置、渋滞長、通行規制(工事情報、通行止めなど)、旅行時間(所定速度での所要時間)から構成されている。また、データ送受信装置は、例えば携帯電話やパソコンであり、運転者の要求により交通情報センター(例えばATIS)との間でナビゲーションに必要な情報のやりとりを行うものである。
【0016】
出力装置6は、運転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面により出力したり、中央処理装置4ににより処理されたデータなどをプリント出力する機能を備えており、その機能を実現するための手段として、入力データを画面表示したり、運転者のリクエストに応じ自動的に経路案内を画面で表示するディスプレイ、中央処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータをプリント出力するプリンタおよび経路案内を音声で出力するスピーカなどを備えている。
【0017】
ディスプレイは、カラーCRTやカラー液晶表示器により構成されており、中央処理装置4が処理する地図データや案内データに基づく経路設定画面、区間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必要なすべての画面をカラー表示出力すると共に、本画面に経路案内の設定および経路案内中の案内や画面の切り換え操作を行うためのボタンが表示される。特に、通過交差点名などの通過交差点情報は、随時、区間図画面にポップアップでカラー表示される。このディスプレイは、例えば運転席近傍のインストルメントパネル内に設けられており、運転者は区間図を見ることにより自車両の現在位置を確認し、またこれからの経路についての情報を得ることができる。
【0018】
現在位置検出装置2は、車両の現在位置に関する情報を検出する装置であり、例えば地磁気センサなどで構成される絶対方位センサ、ステアリングセンサ、ジャイロなどで構成される相対方位センサ、車輪の回転数から走行距離を検出する距離センサ、衛星航法システム(GPS)を利用したGPS受信装置を備えている。
【0019】
情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えばCD−ROMなどの記録媒体である。プログラムは、地図描画部、経路探索部、経路案内部、現在位置計算部、目的地設定操作制御部等からなりナビゲーションの信号出力処理を行うアプリケーション部及びOS部等で構成され、ここに、経路探索などの処理を行うためのプログラムや経路案内に必要な表示出力制御、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータ、さらには経路案内及び地図表示に必要な表示情報データが格納されている。また、データは、経路案内に必要な地図データ(道路地図、住宅地図、建造物形状地図等)、交差点データ、ノードデータ、道路データ、写真データ、登録地点データ、目的地点データ、案内道路データ、形状データ、案内データ、行き先データ、行き先方向データ、詳細目的地データ、目的地読みデータ、電話番号データ、住所データ、ランドマークデータ、その他のデータのファイルからなりナビゲーション装置に必要なすべてのデータが記憶されている。
【0020】
中央処理装置4は、種々の演算処理を実行するCPU、重要な情報(例えば経路探索や経路案内を実行するプログラムや条件設定を行うデータ、各種パラメータのデータなど)を不揮発的に記憶するための書き換え可能なROM(書き換え可能な不揮発性記憶手段)であるフラッシュメモリ(例えば電気的に消去可能なEEPROM:Electrically Erasable and Programable ROM) 、フラッシュメモリのプログラムチェック、更新処理を行うためのプログラム(プログラム読み込み手段)を格納した不揮発性記憶手段であるROM、運転者の操作により任意の地点の情報を登録するメモリ地点、学習機能により蓄積される頻度情報、各種検出手段の誤差修正情報などの個人別に記憶される情報を、一時的(揮発的)に格納する読み書き自在な揮発性記憶手段であるRAM(例えば、一時的に記憶した情報を電気的に保持できるSRAM:Static RAM)を備えている。さらには、ディスプレイへの画面表示に使用する画像データが記憶された画像メモリ、CPUからの表示出力制御信号に基づいて画像メモリから画像データを取り出し、画像処理を施してディスプレイに出力する画像プロセッサ、CPUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカに出力する音声プロセッサなどを備えている。
【0021】
なお、ナビゲーション用のプログラム及びデータは、情報送受信装置5を介して外部から読み込むようなシステムとしてもよい。このように情報送受信装置5を介して必要なナビゲーション用のプログラム及びデータを外部から読み込むようにすることにより、CD−ROMに代えてDVDなどの記録媒体を情報記憶装置3に用いて必要なプログラムや最新のデータを適宜更新して格納できるようにすることができ、また、情報記憶装置3を省き直接中央処理装置4のフラッシュメモリやRAMに格納することもできる。
【0022】
次に、動作を説明する。図2は本実施形態に係るナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明するための図である。上記構成のナビゲーションでは、中央処理装置4のCPUにより経路案内システムのプログラムが起動されると、図2に示すようにまず現在位置検出装置2により現在位置を検出し現在位置を中心としてその周辺地図を表示し(ステップS1)、次に、電話番号や住所、施設名称、メモリ地点等を用いて目的地を設定する(ステップS2)。そして、現在位置から目的地までの経路探索を行う(ステップS3)。経路が決まると、現在位置検出装置2による現在位置追跡を行いながら、目的地に到着するまで経路案内・表示を繰り返し行う(ステップS4)。
【0023】
図3は道路案内データ等の構成例を示す図である。案内道路データファイルは、図3(A)に示すように、経路探索により探索された経路の道路数nのそれぞれに対して、道路番号、長さ、道路属性データ、形状データのアドレス、サイズおよび案内データのアドレス、サイズの各データからなり、経路探索により求められ経路案内を行うために必要なデータとして格納される。
【0024】
形状データは、図3(B)に示すように、各道路の複数のノード(節)で分割したとき、ノード数mのそれぞれに対して東経、北緯からなる座標データを有している。案内データは、図3(C)に示すように、交差点(または分岐点)名称、注意点データ、道路名称データ、道路名称音声データのアドレス、サイズおよび行き先データのアドレス、サイズの各データからなる。
【0025】
行き先データは、図3(D)に示すように、行き先道路番号、行き先名称、行き先名称音声データのアドレス、サイズおよび行き先方向データ、走行案内データからなる。行き先データのうち、行き先方向データは、図3(E)に示すように、無効(行き先方向データを使用しない)、不要(案内しない)、直進、右方向、斜め右方向、右に戻る方向、左方向、斜め左方向、左に戻る方向の情報を示すデータである。
【0026】
本実施形態に係るナビゲーション装置では、ステップS1やS2、S4により地図を表示し、その地図上にランドマークを表示する場合に、その表示している場所や環境、状況に応じて表示されるランドマークのジャンルを予め設定している。図4は本実施形態に係るナビゲーション装置による表示ジャンル設定処理の例を説明するための図、図5は表示条件の指定処理の例を説明するための図、図6は条件項目と条件内容の例を説明するための図、図7は案内地図の表示処理の例を説明するための図、図8は各表示条件に対応して表示するジャンルの設定例を示す図、図9は交通に関するランドマークを場所連動型表示した例を示す図である。
【0027】
本実施形態に係るナビゲーション装置による表示ジャンル設定処理では、例えば図4に示すように表示ジャンルの指定を行って(ステップS11)、その指定された表示ジャンルについて表示条件の指定を行う(ステップS12)。表示ジャンルは、例えば食事や店、車、宿泊、遊び、公共、交通、文化、その他などに分類され、それぞれ食事の分類であれば、例えばレストラン、ファミリーレストラン、ファーストフード、フランス料理、中華、喫茶店など、店の分類であれば、例えばコンビニエンスストア(全て、各店)、デパート、薬、スポーツ用品、電化製品、家具・インテリア、書籍、ゴルフショップなど、車の分類であれば、ガソリンスタンド(全て、各スタンド)、駐車場、カー用品、カーディーラー、レンタカー、自転車・バイクなど、宿泊の分類であれば、宿泊全て、ホテル・旅館など、遊びの分類であれば、旅行、スポーツ施設、動植物園、水族館、ゴルフ場、温泉、遊園地、キャンプ場など、公共の分類であれば、役所、警察署、図書館、病院、公園など、交通の分類であれば、駅、空港、港、IC・SA・PA、道の駅など、文化の分類であれば、名所・旧跡、神社・寺・教会、城・城跡、美術館・博物館・資料館、ホールなど、その他の分類であれば、美容院・理容店、クリーニング、写真、銀行(全て、各銀行)、郵便局、式場などの各施設項目が提示される。これらのデータは、小分類毎に表示条件が決まっており、例えば図8の「レストラン」は早朝には表示されずに朝、昼、夜に表示されることを示している。なおこれらの表示条件は図6の条件内容毎にそれぞれ決まっている。
【0028】
表示条件の指定処理では、指定された1乃至複数の表示ジャンル毎に、例えば図5に示すように走行している場所や環境、状況に関する条件項目、つまり、時刻、車両からの取得情報に連動する条件項目からなる表示条件の一覧を表示することにより(ステップS21)、その中から条件項目を選択して(ステップS22)、条件項目について条件内容を指定する(ステップS23)。この処理を指定したい各条件項目に関して条件内容の指定が終了するまで繰り返し行う(ステップS24)。
【0029】
表示条件の一覧としては、例えば図6に示すように時間帯、時期、地域、道路種別、天候などの条件項目の一覧が表示される。そして、これらの条件項目の一覧から、例えば時間帯が選択されると、早朝、朝、昼、夜、深夜、指定のいずれかが指定され、指定では、何時から何時までのように具体的な時間帯が入力される。また、早朝、朝、昼、夜、深夜のそれぞれの具体的な時間帯の設定にも使われる。時期、地域、道路種別、天候などの条件項目についても同様である。
【0030】
上記のような設定に基づく案内地図の表示では、例えば図7に示すようにまず現在地を検出して現在地を中心とする地図を表示し(ステップS31)、ランドマーク表示のための時間帯、時期、地域、道路種別、天候などの条件項目に対応する現在のステータスをチェックする(ステップS32)。そして、地図の表示範囲よりランドマークの検索範囲を決定して(ステップS33)、各ステータス毎に表示条件を読み出し目印情報を検索し(ステップS34)、検索した目印情報を基に地図上に目印を描画することによって、地図上にランドマークを表示する(ステップS35)。
【0031】
次に、具体的な設定事例により説明する。条件項目の時間帯や時期は、時刻やカレンダーに連動し選択しておいたランドマークを表示する、所謂時刻(時間)連動型であり、例えば深夜は、24時間営業のコンビニを表示し、昼や食事時間帯は、レストラン、ファミリーレストランなどを表示し、週末や祝祭日は、レジャー、観光施設関係を表示するという表示ジャンルの設定がある。
【0032】
また、条件項目の地域は、場所によって選択しておいたランドマークを表示する、所謂場所連動型であり、市街地では、公共施設を表示し、あまり知らない場所では、ガソリンスタンドなど経路に沿って目につきやすい施設のランドマークを表示し、自宅から一定の距離範囲のランドマークは表示しないようにするという表示ジャンルの設定がある。また、場所連動型の別の例として自車位置からの距離が所定範囲以内では全ての施設を表示し、所定範囲以上離れた場所にある施設は、例えばジャンルとして店舗を指定している場合には大型デパート、公共施設をしている場合には都道府県庁や市役所のように走行の目安になるような施設を表示することも可能である。この例の場合、図8で例えると大型デパートや都道府県庁、市役所の表示条件内容の「距離」が○とされることにより、これらは距離が遠方でも表示されるということになる。図9は交通に関するランドマークを場所連動型表示した図であり、自車位置近辺ではバス停のような小型施設が表示されるが、遠方では駅や空港のような比較的大型の施設のみ表示される。また、一度目的地として設定したことのある施設、つまり使用者が利用したことのある施設も表示するようにする。この場合、各施設データ毎に目的地として設定されたことがあるか否かのデータが格納されるようになっており、過去に目的地として設定されたことのある施設は使用者にとって場所の目安となる地点として表示される。このような制御により、自車位置近辺では詳細な施設情報が得られると共に、進行方向の目安となる遠方の施設も確認でき、さらに画面全体のマーク表示の量を低減するという効果もある。条件項目の道路種別もこれに類し、IC・SA・PAは、高速道路で表示し、その他の道路では表示しないなどの表示ジャンルの設定がある。
【0033】
条件項目の天候は、センサや通信によって車両が取得する情報をもとに、選択しておいたランドマークを表示する、所謂車両情報連動型であり、例えば雨天の場合には屋内レジャー施設のランドマークを表示し、晴天の場合には屋外レジャー施設のランドマークを表示する。その他、ガソリンの残量の情報をもとに、ガソリンスタンドのランドマークを表示し、渋滞情報をもとに、表示するランドマークを増やすなどの表示ジャンルの設定がある。
【0034】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、それぞれの設定に基づき表示するランドマークを決定したが、営業時間や営業日をデータに有するときは、その営業時間や営業日外となるランドマークは表示から除くようにしてもよい。また、ランドマークの表示条件をユーザが編集可能にしてもよい。この場合には、ユーザが施設のジャンル毎にどのような条件でランドマークを表示するか設定可能になる。例えば図8に示す実施形態の場合では、まず、いつどのジャンルの施設を表示するのかユーザが好みに応じてデータの編集を行い、早朝からレストランが表示されるようにしたり、夜にファーストフードが表示されるようにしたりすることができる。なお、編集した表示条件データは、施設データが記憶されている記憶媒体に直接格納してもよいし、別の記憶媒体に記憶してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、時間帯、時期、地域、道路種別、天候などの条件項目に対応する現在のステータスをチェックして、それぞれのステータスの設定にしたがってランドマークを表示するので、走行している場所や環境、状況に応じて表示されるランドマークのジャンルを自由に設定し表示できる。したがって、各種状況に応じたユーザ好みのランドマークの表示が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るナビゲーション装置の実施の形態を示す図である。
【図2】本実施形態に係るナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明するための図である。
【図3】道路案内データ等の構成例を示す図である。
【図4】本実施形態に係るナビゲーション装置による表示ジャンル設定処理の例を説明するための図である。
【図5】表示条件の指定処理の例を説明するための図である。
【図6】条件項目と条件内容の例を説明するための図である。
【図7】案内地図の表示処理の例を説明するための図である。
【図8】各表示条件に対応して表示するジャンルの設定例を示す図である。
【図9】交通に関するランドマークを場所連動型表示した例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶装置、4…中央処理装置、5…情報送受信装置、6…出力装置
Claims (6)
- 目的地までの経路を探索して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置において、
地図データ及びマークデータを格納する記憶手段と、
マークの表示条件を判定する条件判定手段と、
前記表示条件で表示するマークを決定する決定手段と、
前記記憶手段に格納された地図データ及びマークデータに基づき前記条件判定手段により判定された表示条件により前記決定手段により決定されたマークを地図上に表示する表示制御手段と
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 現在位置を検出する現在位置検出手段と、
地図データ及び施設のマークデータを含む施設データを格納する記憶手段と、
マークを表示すべき施設のジャンルを指定する指定手段と、
表示するマークを決定する決定手段と、
決定されたマークを地図上に表示する表示制御手段と
を備え、前記記憶手段は、施設のジャンル毎に、車両の現在地から所定距離以上離れた場合においてマークデータを表示するか否かのデータを格納し、前記決定手段は、指定されたジャンル及び車両と施設間の距離に基づいて前記記憶手段から表示すべきマークを決定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 目的地を入力する入力手段と、
地図データ及び施設のマークデータを含む施設データを格納する記憶手段と、
表示するマークを決定する決定手段と、
決定されたマークを地図上に表示する表示制御手段と
を備え、前記記憶手段は、各施設毎に、該施設が過去に目的地として選択されたか否かのデータを格納し、前記決定手段は、過去に目的地として選択されたことのある施設を表示するマークとして決定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 地図データ及び施設のマークデータを含む施設データを格納する記憶手段と、
マークを表示すべき施設のジャンルを指定する指定手段と、
表示するマークを決定する決定手段と、
決定されたマークを地図上に表示する表示制御手段と、
マークの表示条件を編集する表示条件編集手段と
を備え、前記記憶手段は、施設のジャンル毎に、表示条件編集手段によって編集された表示条件を記憶し、前記決定手段は、指定されたジャンル及び編集された表示条件に基づいて前記記憶手段から表示すべきマークを決定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 目的地までの経路を探索して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置用プログラムであって、走行している場所や環境、状況に応じて決定されるマークの表示条件を判定し、該表示条件で表示するマークを決定し、地図データ及びマークデータに基づき前記表示条件により決定されたマークを地図上に表示する各処理ステップを有することを特徴とするナビゲーション装置用プログラム。
- 目的地までの経路を探索して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置用記録媒体であって、
地図データ及びマークデータと、
走行している場所や環境、状況に応じて決定されるマークの表示条件を判定し、該表示条件で表示するマークを決定し、地図データ及びマークデータに基づき前記表示条件により決定されたマークを地図上に表示する各処理ステップを有するプログラムと
を記録したことを特徴とするナビゲーション装置用記録媒体。
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