JP2004272944A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速なビット線のプリチャージを実現できる半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】DRAMが備えるセンスアンプにはセンスアンプ活性化信号線35を介してL側用電源電位VSNが、センスアンプ活性化信号線36を介してH側用電源電位VSPが入力されている。センスアンプ活性化信号線35は、NチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ43と接続されている。センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ41,43を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。また、センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ42を介して内部電源電圧VCCに接続されている。
【選択図】 図5
【解決手段】DRAMが備えるセンスアンプにはセンスアンプ活性化信号線35を介してL側用電源電位VSNが、センスアンプ活性化信号線36を介してH側用電源電位VSPが入力されている。センスアンプ活性化信号線35は、NチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ43と接続されている。センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ41,43を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。また、センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ42を介して内部電源電圧VCCに接続されている。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、詳しくは半導体記憶装置のビット線プリチャージの高速化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図16は従来のダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、DRAM)のビット線プリチャージ方式を示す回路図である。
【0003】
DRAMは、マトリックス状のメモリセルアレイ91を中心に構成されている。メモリセルアレイ91は、行方向と列方向に配列されたメモリセル92を備えており、該メモリセル92には記憶の最小単位である1ビット(「H」又は「L」)のデータが記憶されている。メモリセル92は内部にキャパシタを備えており、該キャパシタに電荷が蓄えられているか否かでデータを記憶している。
【0004】
メモリセル92が「H」のデータを記憶している時、メモリセル92の電位はVCCを示し、メモリセル92が「L」のデータを記憶している時、メモリセル92の電位はVSS(=0V)を示す。
【0005】
メモリセル92はワード線WL及びビット線が接続されている。1本のビット線BL1にはそれに対応する1本のビット線BL2が設けられ、ビット線BL1とビット線BL2とで、1組のビット線対BLが構成されている。メモリセル92の電位(データ)は、該メモリセル92の電位と、ビット線対に予め与えられたプリチャージ電位とを比較することによって判断されている。プリチャージ電位は、該プリチャージ電位とメモリセル92のデータとの差が「H」の時と「L」の時とで略等しくするためにVCC/2に設定されている。
【0006】
ワード線WLは行デコーダ93に接続されており、該行デコーダ93に選択されることによって活性化される。ワード線WLが活性化すると、該ワード線WLに接続されたメモリセル92のデータがビット線BL1に出力される。
【0007】
ビット線対BLは、センスアンプ94に接続されている。ビット線対BLにおいて、ビット線BL1とビット線BL2との信号レベルはセンスアンプ94の活性化時に相補的に変化しており、該センスアンプ94によって信号が差動増幅されている。
【0008】
センスアンプ94は、センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路95、イコライズ素子96及びプリチャージ素子97に接続されている。プリチャージ素子97にはプリチャージ電位発生回路98の出力が接続されている。
【0009】
電源供給制御回路95は、ワード線WLが活性化されると、ビット線BL1,BL2に電位が出力されるタイミングに合わせてセンスアンプ94を活性化する。センスアンプ94はI/Oトランスファゲート(I/OTG)99を介してデータ線100に接続されている。I/OTG99は必要に応じてデータ線100にデータを読み出したり、データ線100のデータでセンスアンプ94のデータを書き換えたりする。
【0010】
メモリセル92のデータの読み出し動作が完了すると、行デコーダ93はワード線WLを非活性化する。この時、ビット線対BLは片側がVCCに、もう片側がVSS(=0V)となっており、メモリセルはこれらの電位に基づいてリストアが行われる。その後、次のメモリセル92の読み出し動作に備えてプリチャージイコライズ信号PEQを活性化し、イコライズ素子96とプリチャージ素子97により、ビット線BL1,BL2をプリチャージ電位にプリチャージする。この際ビット線BL1とビット線BL2との寄生容量はほぼ同一であるので、イコライズ素子96の活性化を行うと、両者の電位はほぼVCC/2となる。
【0011】
その後、ビット線対BLの電位を確実にプリチャージ電位にするためにプリチャージ素子97によりビット線対BLの電位を調整する。この際、イコライズ素子96によりビット線対BLの電位はほぼVCC/2となっているため、プリチャージ電位発生回路98の駆動能力は通常小さいものを使用する。
【0012】
ところが、メモリセル92にリストアを行う際に、H側の書き込み電位をVCC、L側の書き込み電位をVSS(=0V)とするには、メモリセル92が備えるトランジスタの特性によって、ワード線WLの活性化時の電位を調整する必要があることが知られている。具体的には、例えばメモリセル92がNチャネルMOSトランジスタとキャパシタとで構成されている場合には、ワード線WLの活性化時の電位から|Vtn|(|Vtn|はNチャネルMOSトランジスタのしきい値の絶対値)だけ低下した電位しかメモリセル92に書き込むことができないことが知られている。即ち、メモリセル92にVCCの電位を書き込むためには、ワード線WLの活性化時の電位をVCC+|Vtn|となるよう行デコーダを構成する必要がある。
【0013】
また、例えばメモリセル92がPチャネルMOSトランジスタとキャパシタとで構成されている場合には、ワード線WLの活性化時の電位から|Vtp|(|Vtp|はPチャネルMOSトランジスタのしきい値の絶対値)だけ増加した電位がメモリセル92に書き込まれることが知られている。即ち、メモリセル92にVSSの電位を書き込むためには、ワード線WLの活性化時の電位をVSS−|Vtp|となるよう行デコーダを構成する必要がある。
【0014】
しかしながら、近年トランジスタの微細化に伴って薄く形成されているゲート酸化膜では、ワード線WLの活性化時の電位をVCC+|Vtn|としたり、VSS−|Vtp|としたりするとゲート・ソース又はゲート・ドレイン間の耐圧が不足し、DRAMの信頼性を損なう場合があった。そのためDRAMの信頼性を確保するためにワード線WLの活性時の電位は、メモリセルにNチャネルMOSトランジスタが用いられている場合にはVCC、メモリセルにPチャネルMOSトランジスタが用いられている場合にはVSSに設定されている。
【0015】
ところが、メモリセルにNチャネルMOSトランジスタを用いた時にワード線WLの活性化時の電位をVCCとすると、リストアデータは「L」側はVSSとなるが、「H」側はVCC−|Vtn|程度の電位しか書き込まれない。また同様に、メモリセルにPチャネルMOSトランジスタを用いた時にワード線WLの活性化時の電位をVSSとすると、リストアデータは「H」側はVCCとなるが、「L」側はVSS+|Vtp|程度となる。
【0016】
従って、プリチャージ電位とメモリセル92のデータとの差が「H」の時と「L」の時とで略等しくなるためには、メモリセル92にNチャネルMOSトランジスタを用いた場合、プリチャージ電位を(VCC−|Vtn|)/2に設定する必要がある。また、メモリセル92にPチャネルMOSトランジスタを用いた場合、プリチャージ電位を(VCC+|Vtp|)/2に設定する必要がある。
【0017】
ここで、メモリセル92にNチャネルMOSトランジスタを用いた場合について述べると、プリチャージ電位を(VCC−|Vtn|)/2とするためには、ビット線対の「H」側のリストアデータをVCC−|Vtn|としてやればよい。そして、そのためにはセンスアンプの「H」側電源電位をVCC−|Vtn|に降圧する技術が知られている。(例えば、特許文献1参照)
【0018】
【特許文献1】
特開平6−238855号公報(第3頁−第4頁)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1ではセンスアンプの振幅が小さくなるために、今後電源電圧が低電圧化されるに伴い、センスアンプの増幅時間が長くなったり、I/OTGを介したデータ線への読み出し時にセンスアンプのデータが破壊されたりするおそれがあるという問題があった。
【0020】
そこで、ビット線対BLの振幅をVCCとVSS(=0V)としたままで、ビット線のイコライズ後の電位VCC/2をプリチャージ電位(=(VCC−|Vtn|)/2)に調整するという方法が考えられる。しかし、イコライズ後の電位VCC/2をプリチャージ電位(=(VCC−|Vtn|)/2)に調整するためにはプリチャージ電位発生回路98の駆動力を大きくする必要があり、そのために非常に大きいチップ面積が必要となるという問題が発生する。また、それに伴いプリチャージ電位発生回路98のスタンバイ電流が増大するなどの問題も発生する。
【0021】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、高速なビット線のプリチャージを実現できる半導体記憶装置を提供することにある。また、本発明の別の目的は、小型の半導体記憶装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、半導体記憶装置において、複数のワード線と複数の相補構成のビット線対とを有するメモリセルアレイと、前記ビット線対間の差動増幅を行うセンスアンプと、前記センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路と、前記ビット線のプリチャージ及びイコライズを行う素子と、前記プリチャージ及びイコライズを行う素子の制御を行う制御手段と、前記電源供給制御回路が供給する電源電位をデータの読み出し動作の終了後にメモリセルの書き込み電位に一致するように切り替えるセンスアンプ電源電位切り替え手段と、を備えた。
【0023】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ビット線対は前記メモリセルアレイと前記センスアンプとの間で分割され、前記メモリセルアレイと前記センスアンプとを常時ゲート電圧がオン状態であるMOSトランジスタで接続した。
【0024】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記センスアンプ電源電位切り替え手段は、センスアンプ「L」側電源電位を、センスアンプ「L」側電源電位にメモリセルを構成するトランジスタのしきい値の絶対値を加算した電位とした。
【0025】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記センスアンプ電源電位切り替え手段は、センスアンプ「H」側電源電位を、センスアンプ「H」側電源電位から、メモリセルを構成するトランジスタのしきい値の絶対値を減算した電位とした。
【0026】
請求項5に記載の発明は、半導体記憶装置において、複数のワード線と複数の相補構成のビット線対とを有するメモリセルアレイと、前記ビット線対間の作動増幅を行うセンスアンプと、前記センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路と、前記ビット線のプリチャージ及びイコライズを行う素子と、前記プリチャージ及びイコライズを行う素子の制御を行う制御手段と、を備え、前記ビット線対は前記メモリセルアレイと前記センスアンプとの間で分割され、前記メモリセルアレイと前記センスアンプとを常時ゲート電圧がオン状態であるMOSトランジスタで接続した。
【0027】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、電源供給制御回路が供給する電源電位は、データの読み出し動作の終了後にメモリセルの書き込み電位に一致するように切り替えられる。従って、ビット線対のイコライズを行うことでビット線対の電位はプリチャージ電圧に近い値となり、イコライズ後のプリチャージ電圧の調整に時間を要さない。
【0028】
請求項2に記載の発明によれば、電源供給制御回路が供給する電源電位は、データの読み出し動作の終了後にメモリセルの書き込み電位に一致するように切り替えられる。また、メモリセルアレイとセンスアンプとの間をMOSトランジスタで接続することにより、該MOSトランジスタの両側でMOSトランジスタのしきい値分の電位差を作り出すことができ、メモリセル側のビット線対の電圧をMOSトランジスタのしきい値により適宜制御することができる。そのため、MOSトランジスタの両側でそれぞれビット線対の電圧がそれぞれ制御される。このようにMOSトランジスタの両側で互いに制御されたビット線対はイコライズを行うことでビット線対の電位はプリチャージ電圧に近い値となり、イコライズ後のプリチャージ電圧の調整に時間を要さない。
【0029】
請求項3に記載の発明によれば、メモリセルを構成するトランジスタにPチャネルMOSトランジスタを用いた際にイコライズ後の電位をほぼプリチャージ電圧とすることができビット線のプリチャージが高速に行われる。
【0030】
請求項4に記載の発明によれば、メモリセルを構成するトランジスタにNチャネルMOSトランジスタを用いた際にイコライズ後の電位をほぼプリチャージ電圧とすることができビット線対のプリチャージが高速に行われる。
【0031】
請求項5に記載の発明によれば、メモリセルアレイとセンスアンプとの間をMOSトランジスタで接続することにより、該MOSトランジスタの両側でMOSトランジスタのしきい値分の電位差を作り出すことができる。そのため、メモリセルアレイ側のビット線対の電圧をMOSトランジスタのしきい値により適宜制御することでイコライズ後のビット線対の電位をほぼプリチャージ電位に近付けることができ、ビット線のプリチャージが高速に行われる。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明にかかる半導体記憶装置として、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の第1の実施の形態を図1〜図6に従って説明する。
【0033】
図1は、DRAMの基本構成を示す概略図である。DRAM1は、メモリセル2がマトリックス状に形成されたメモリセルアレイ3、各メモリセル2にアクセスするために行及び列アドレスを指定するためのアドレス指定部4、メモリデータの入出力部5を備えている。また、DRAM1は、各メモリセル2との間でデータの書き込み及び読み出しを行う際にそのデータの増幅及び保持等を行うセンスアンプ部8、当該記憶装置の外部から入力される各種制御信号から内部制御信号を生成する信号発生回路9等を備えて構成される。
【0034】
メモリセルアレイ3は、複数のビット線対BL、該ビット線対BLに交差する複数のワード線WL、及び各ビット線とワード線WLとの交差部に設けられた複数のメモリセル2等を備えて構成されている。
【0035】
アドレス指定部4は行アドレスバッファ10、行デコーダ11、列アドレスバッファ12、列デコーダ13等を備えて構成されている。
このうち、行アドレスバッファ10は、外部から与えられるアドレス信号A0〜Anを受け、行アドレス信号XAを出力する。そして、行デコーダ11は、この行アドレス信号XAに応答して、上記複数のワード線WLのいずれかを選択する。
【0036】
また、列アドレスバッファ12は、外部から与えられるアドレス信号A0〜Anを受け、列アドレス信号YAを出力する。そして、列デコーダ13は、この列アドレス信号YAに応答して、上記複数のビット線対BLのいずれかを選択する。
【0037】
センスアンプ部8は、センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路14及び電源供給制御回路14により制御されるセンスアンプ15を備えている。センスアンプ15は、上記各ビット線対BL毎に設けられ、電源供給制御回路14から出力される活性化信号に基づいてビット線対BLの電位差の増幅等を行う。電源供給制御回路14は、信号発生回路9から出力される制御信号SG,XSに基づいて駆動制御されている。
【0038】
センスアンプ15にはアドレス指定されたメモリセル2への書き込みデータを蓄えるデータ入力バッファ16及び同メモリセル2からの読み出しデータを蓄えるデータ出力バッファ17が接続されている。上記入出力部5は、これらデータ入力バッファ16及びデータ出力バッファ17を有して構成されている。
【0039】
信号発生回路9は、外部から行アドレスストローブ信号/RAS、列アドレスストローブ信号/CAS、出力イネーブル信号/OE、書き込みイネーブル信号/WE等が入力されている。
【0040】
上記信号発生回路9は、上記制御信号/RAS,/CAS,/OEに基づいて制御信号SG,XS及びデータ出力活性化信号を出力する。そして上記データ出力バッファ17は、データ出力活性化信号に応答して、センスアンプ15により増幅されたデータを、出力データDoutとして出力する。
【0041】
また、信号発生回路9は、上記制御信号/RAS,/CAS,/WEに応答してデータ入力活性化信号を出力する。そして上記データ入力バッファ16は、データ入力活性化信号に応答して、外部から与えられる入力データDinをセンスアンプ15に入力する。
【0042】
図2(a)はセンスアンプの制御信号を決定する論理回路である。電源供給制御回路14はNAND回路14a,14b、NOR回路14c,14d、インバータ14e,14fを備えている。
【0043】
詳述すると、NOR回路14cには制御信号SG,XSが入力されており、出力端子からは制御信号φP1を出力する。NAND回路14aにはインバータ14eを介して制御信号SGが入力されるとともに制御信号XSが入力されており、出力端子からは制御信号φP2を出力する。NOR回路14dはインバータ14eを介して制御信号SGが入力されるとともに制御信号XSが入力されており、出力端子からは制御信号φN1を出力する。NAND回路14bは制御信号SG,XSが入力されている。NAND回路14bから出力された信号はインバータ14fを介して制御信号φN2として出力される。
【0044】
このように形成された電源供給制御回路14の動作を図2(b)の真理値表及び図6のタイムチャートに基づいて説明する。尚、真理値表の値「1」及び値「0」は、それぞれタイムチャートではHレベル及びLレベルで表している。
【0045】
図6に示すように、電源供給制御回路14の制御信号SG,XSが共にLレベルであるとき、制御信号φP1,φP2がHレベルとなり、同φN1,φN2がLレベルとなる。
【0046】
上述した状態から制御信号XSがLレベルのままで制御信号SGがHレベルとなると、制御信号φP1がLレベルとなるとともに同φN1がHレベルとなる。
次に、制御信号XSがHレベルとなると、即ち電源供給制御回路14の制御信号SG,XSがともにHレベルとなると、制御信号φN1がLレベルとなるとともに同φN2がHレベルとなる。
【0047】
続けて、制御信号XSがHレベルのままで制御信号SGがLレベルとなると、制御信号φN2がLレベルとなるとともに同φP2がLレベルとなる。
最後に、制御信号XSがLレベルとなり、電源供給制御回路14の制御信号SG,XSが共にLレベルとなると、制御信号φP1がHレベルとなるとともに同φP2がHレベルとなり、制御信号φP1,φP2,φN1,φN2は図6のタイムチャートにおいてそれぞれ元の信号レベルに戻る。
【0048】
図3及び図4に示すように、ワード線WLとビット線BLaには、メモリセル2が接続されている。メモリセル2はPチャネルMOSトランジスタ21とキャパシタ22とから構成されている。トランジスタ21のゲートはワード線WLに接続されており、トランジスタ21のドレイン及びソースは一方がビット線BLaに接続され、他方がキャパシタ22に接続されている。そして、キャパシタ22の電極のうち、トランジスタ21に接続されている側とは反対側の電極は、セルプレート電位に接続されている。メモリセル2はキャパシタ22に電荷が蓄えられているか否かで記憶の最小単位である1ビット(「H」又は「L」)のデータが記憶されている。
【0049】
図3に示すように、ビット線BLaにはそれに対応するビット線BLbが設けられ、その対応関係にあるビット線BLaとビット線BLbとで、1組のビット線対BLが構成されている。ビット線対BLにおいて、ビット線BLaとビット線BLbの信号レベルはセンスアンプ15の活性化時に相補的に変化する。
【0050】
ビット線BLaとビット線BLbとの間には、NチャネルMOSトランジスタ23からなるイコライズ素子24と、NチャネルMOSトランジスタ25,26からなるプリチャージ素子27が接続されている。各トランジスタ23,25,26のゲートはイコライズ信号線28に接続されており、該イコライズ信号線28には図示しない制御手段から出力されたプリチャージイコライズ信号PEQが入力されている。トランジスタ25,26の間のノードはプリチャージ電位発生回路29に接続されている。プリチャージ電位発生回路29からはプリチャージ電位が出力されている。
【0051】
尚、プリチャージ電位は、メモリセル2のデータが「H」の時にワード線WLが活性化されることによりビット線BLaに出力される電位との差と、メモリセル2のデータが「L」の時にワード線WLが活性化されることによりビット線BLaに出力される電位との差と、が等しくなるように設定されている。即ち、プリチャージ電位はワード線WLを活性化した際に、データ「H」を読み出した時に発生する電位の変化量と、データ「L」を読み出した時に発生する電位の変化量と、が同程度となるように設定されている。
【0052】
ここで、PチャネルMOSトランジスタ21が用いられたメモリセル2におけるプリチャージ電位について説明する。一般に、データをキャパシタ22から読み出した後に該キャパシタ22にリストアされる電圧は、キャパシタ22のデータが「H」であった場合にはVCCに、キャパシタ22のデータが「L」であった場合にはトランジスタ21のしきい値を加えた値であるVSS+|Vtp|になることが知られている。尚、VSSは低電位側電源電圧を示し、本実施の形態においては0Vであるとする。
【0053】
従って、本実施形態においては、キャパシタ22の容量をCS、そのキャパシタ22の接続されているビット線BLaの容量をCB、プリチャージ電位をVBLPとすると、キャパシタ22に「H」データが蓄積されていた場合のビット線BLaの電位の変化量Vshは式(1)に示すようになる。
【0054】
Vsh=(VCC−VBLP)×CS/(CB+CS)……(1)
また、キャパシタ22に「L」データが蓄積されていた場合のビット線BLaの電位の変化量Vslは式(2)に示すようになる。
【0055】
Vsl=(VBLP−|Vtp|)×CS/(CB+CS)……(2)
従って、式(1),(2)によって示される電位の変化量Vsh及びVslを等しくするために、プリチャージ電位は(VCC+|Vtp|)/2に設定されている。
【0056】
ビット線BLaとビット線BLbとの間には、クロスカップルラッチ形のセンスアンプ15が接続されている。センスアンプ15は、プルダウン側センスアンプ15aとプルアップ側センスアンプ15bとから構成されている。プルダウン側センスアンプ15aは各NチャネルMOSトランジスタ31,32から構成され、プルアップ側センスアンプ15bは各PチャネルMOSトランジスタ33,34から構成されている。
【0057】
各トランジスタ31,33のドレインはビット線BLbに接続され、各トランジスタ32,34のドレインはビット線BLaに接続されている。また、各トランジスタ31,33のゲートはビット線BLaに接続され、各トランジスタ32,34のゲートはビット線BLbに接続されている。そして、各トランジスタ31,32のソースはセンスアンプ活性化信号線35に接続されており、L側用電源電位VSNが入力されている。また、各トランジスタ33,34のソースはセンスアンプ活性化信号線36に接続されており、H側用電源電位VSPが入力されている。L側用電源電位VSN及びH側用電源電位VSPは電源供給制御回路14により制御されている。
【0058】
ビット線対BLはデータ線37に接続されている。データ線37は第1データ線37aと第2データ線37bとを備えており、第1データ線37aはNチャネルMOSトランジスタ38を介してビット線BLaと接続されている。また、第2データ線37bはNチャネルMOSトランジスタ39を介してビット線BLbと接続されている。各トランジスタ38,39のゲートは列選択信号線YSに接続されている。トランジスタ38とトランジスタ39とはI/Oトランスファゲート(I/OTG)40を構成しており、該I/OTG40は列選択信号線YSをHレベル或いはLレベルに変化させることでビット線BLa,BLbとデータ線37a,37bとの接続を制御している。I/OTG40はビット線BLa,BLbとデータ線37a,37bとの接続をオンオフすることによりセンスアンプ15にて増幅されたデータをデータ線37a,37bに転送し、データ出力バッファ17(図1参照)より出力する。
【0059】
図5に示すように、センスアンプ活性化信号線35は、センスアンプ電源電位切り替え手段としてのNチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ43と接続されている。センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ41,43を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。また、センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ42を介して内部電源電圧VCCに接続されている。
【0060】
トランジスタ41,42のゲートにはそれぞれ制御信号φN1,φN2が入力されており、トランジスタ43のゲートには制御信号φP2が入力されている。
センスアンプ活性化信号線36は、PチャネルMOSトランジスタ44を介して内部電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ44のゲートには制御信号φP1が入力されている。
【0061】
次に、このように形成されたDRAM1のデータの読み出し動作を説明する。読み出し動作は以下の順序で行われる。
1)ビット線対BLをプリチャージ電位に設定する。
【0062】
即ち、プリチャージイコライズ信号PEQをHレベルにして、各トランジスタ23,25,26をオンさせる。トランジスタ23がオンすることにより、ビット線BLaとビット線BLbとが短絡されて両者の電位は等しくなる。さらに、各トランジスタ25,26がオンすることにより、ビット線BLaおよびビット線BLbはプリチャージ電位発生回路29に接続されてプリチャージ電位がプリチャージされる。
【0063】
2)行アドレスストローブ信号/RASをLレベルにしてワード線の選択を開始する。
3)プリチャージイコライズ信号PEQをLレベルにして、各トランジスタ23,25,26をオフさせる。
【0064】
4)選択した任意のワード線WL(即ち、データを読み出したい任意のメモリセル2が接続されたワード線WL)を活性化電位にする。すると、ワード線WLに接続されているトランジスタ21がオンする。そのため、当該トランジスタ21と接続されているキャパシタ22に蓄積されていた電位(Hデータの場合は内部電源電圧VCC、Lデータの場合はグランド電圧VSS=0V)がビット線BLaに転送される。その結果、ビット線BLaとビット線BLbとの間に電位差ΔVが現れる。
【0065】
5)信号発生回路9が電源供給制御回路14の制御信号SGを立ち上げる。(図6参照)
6)電源供給制御回路14は制御信号SGの立ち上がりに応じて制御信号φP1をLレベルにするとともに、制御信号φN1をHレベルにする。即ち、トランジスタ44をオンさせセンスアンプ活性化信号線36にVCCを供給すると同時に、トランジスタ41をオンさせ、センスアンプ活性化信号線35にVSS(=0V)を供給する。すると、プルダウン側センスアンプ15aとプルアップ側センスアンプ15bとが共に動作し、ビット線対BL間の電位差ΔVが増幅される。
【0066】
ところで、各センスアンプ15a,15bはそれぞれ、各センスアンプ活性化信号線35,36のレベルに対応して対称に動作するようになっている。つまり、プルダウン側センスアンプ15aはセンスアンプ活性化信号線35のレベルに応じて、ビット線対BLのうち低い方の電位をさらに引き下げる(即ち、プルダウンする)。また、プルアップ側センスアンプ15bはセンスアンプ活性化信号線36のレベルに応じて、ビット線対BLのうち高い方の電位をさらに引き上げる(即ち、プルアップする)。従って、各センスアンプ15a,15bが動作した後のビット線対BLの電位は、各センスアンプ活性化信号線35,36の電位VSN,VSPに対応したものになる。
【0067】
ここでは、各センスアンプ活性化信号線35,36が同時にLまたはHのいずれかのレベルになるため、ビット線対BLの電位も同時にLまたはHのいずれかのレベルになる。即ち、ビット線対BLは内部電源電圧VCCとグランド電圧VSS(=0V)との間でフルスイングする。
【0068】
7)ビット線対BLの電位が確定したら、列選択信号線YSをHレベルにする。すると、I/OTG40がオンし、ビット線BLa,BLbとデータ線37a,37bとがそれぞれ接続される。これにより、メモリセル2のキャパシタ22から読み出されて増幅されたデータは、データ線37a,37bに転送される。
【0069】
8)メモリセル2のデータがデータ線37a,37bに転送されたら、列選択信号線YSをLレベルにする。するとI/OTG40がオフし、ビット線BLaとデータ線37a、ビット線BLbとデータ線37bとがそれぞれ切り離される。
【0070】
9)行アドレスストローブ信号/RASをHレベルにしてリストア動作を行う。即ち、前記4)において、蓄積されていた電位をビット線BLaに転送したキャパシタ22(即ち、データが読み出されたキャパシタ22)に元の電位を蓄積する(即ち、元のデータを書き込む)。
【0071】
そして、HまたはLのいずれかのデータがリストアされたキャパシタ22と接続されているトランジスタ21をオフさせる。これにより、HまたはLのいずれかのデータがリストアされたキャパシタ22とビット線BLaとが切り離され、リストア動作は終了する。
【0072】
10)信号発生回路9が電源供給制御回路14の制御信号XSを立ち上げる。
(図6参照)
11)電源供給制御回路14は制御信号XSの立ち上がりに応じて制御信号φN1をLレベルにするとともに、制御信号φN2をHレベルにする。即ち、トランジスタ41をオフしてトランジスタ42をオンし、センスアンプ活性化信号線35にVCC−|Vtn|の電圧を供給する。尚、VtnはNチャネルトランジスタのしきい値を表す。
【0073】
12)信号発生回路9が電源供給制御回路14の制御信号SGを立ち下げる。
13)電源供給制御回路14は制御信号SGの立ち下がりに応じて制御信号φN2をLレベルにするとともに、制御信号φP2をLレベルにする。即ち、トランジスタ42をオフすると同時にトランジスタ43をオンし、センスアンプ活性化信号線35に|Vtp|の電圧を供給する。これにより、ビット線対BLは片側がVCC、もう片側が|Vtp|となる。
【0074】
14)信号発生回路9が電源供給制御回路14の制御信号XSを立ち下げる。電源供給制御回路14は制御信号XSの立ち下がりに応じて制御信号φP1をHレベルにするとともに、制御信号φP2をHレベルにする。そして、両センスアンプ活性化信号線35,36の間及びビット線対BLの間でイコライズを行う。この際、両センスアンプ活性化信号線35,36の間の寄生容量及びビット線対BLの間の寄生容量はほぼ同一であるので、両センスアンプ活性化信号線35,36及びビット線対BLの電位は共にほぼ(VCC+|Vtp|)/2となる。
【0075】
15)プリチャージ電位発生回路29を駆動することによりビット線対BLの電位をプリチャージ電位に設定する。即ち、センスアンプ活性化信号線35,36の電圧をともに(VCC+|Vtp|)/2にし、次のワード線WLの活性化に備える。
【0076】
以上詳述したように、第1の実施の形態によれば以下に示す効果が得られる。
(1)プリチャージ電位発生回路29を活性化する前に、ビット線対BLの電位の片側をVCCにもう片側を|Vtp|に制御する。そのため、ワード線WLの活性化後にビット線対BLを再びプリチャージ電位に設定するのに、ビット線対BLは、該ビット線対BL間に接続されたイコライズ素子24を活性化するのみでほぼプリチャージ電位に設定される。従って、プリチャージ電位発生回路29の駆動時間が短くて済み、高速にプリチャージを行うことができる。
【0077】
(2)プリチャージ電位発生回路29を活性化する前に、ビット線対BLの電位の片側をVCCにもう片側を|Vtp|に制御する。そのため、ワード線WLの活性化後にビット線対BLを再びプリチャージ電位に設定するのに、ビット線対BLは、該ビット線対BL間に接続されたイコライズ素子24を活性化するのみでほぼプリチャージ電位に設定される。従って、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力は小さくてよく、該プリチャージ電位発生回路に用いるチップ面積を小さくすることでDRAM1を小型化することができる。
【0078】
(3)プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を小さく済ますことによりプリチャージ電位発生回路29のスタンバイ電流を小さくすることができる。
(4)データの読み出しはVCCとVSSとの間のフルスイングによって行うことができるので、データの読み出し速度を早くすることができる。また、データ線37への読み出しの際にデータの破壊を抑制することができる。
【0079】
(第2の実施の形態)
以下、本発明にかかる半導体記憶装置として、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の第2の実施の形態を図7及び図8に従って説明する。
【0080】
尚、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部材については同一の部材番号を付して表し、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、ビット線対BLはメモリセルアレイ3とセンスアンプ15との間で分割されており、メモリセルアレイ3とセンスアンプ15とはそれぞれPチャネルMOSトランジスタ51,52により接続されている。PチャネルMOSトランジスタ51,52はゲートがグランド電圧VSS(=0V)に接続されており、常時オン状態に設定されている。
【0081】
センスアンプ15は電源供給制御回路53に接続されており、該電源供給制御回路53から出力されるL側用電源電位VSN及びH側用電源電位VSPにより駆動が制御されている。
【0082】
図8に示すようにセンスアンプ活性化信号線35は、NチャネルMOSトランジスタ54を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。トランジスタ54のゲートには制御信号φN11が入力されている。
【0083】
センスアンプ活性化信号線36は、PチャネルMOSトランジスタ55を介して内部電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ55のゲートには制御信号φP11が入力されている。
【0084】
このように構成された電源供給制御回路53は、制御信号φN11及び制御信号φP11をHレベル或いはLレベルとすることで各トランジスタ54,55をオンオフ状態に制御しており、センスアンプ活性化信号線35,36からセンスアンプ15に駆動信号を出力している。
【0085】
このように形成されたDRAM1aは、トランジスタ54,55がオンされると、センスアンプ15にはセンスアンプ活性化信号線35からVSS(=0V)が供給され、センスアンプ活性化信号線36からVCCが供給される。
【0086】
この際、トランジスタ51,52よりもセンスアンプ側(図7において右側)に配設されたビット線対BLの電位は片側がVCC、もう片側がVSS(=0V)となる。しかし、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側(図7において左側)に配設されたビット線対BLの電位は片側がVCC、もう片側が|Vtp|となる。従って、イコライズ素子24を活性化するとビット線対BLの電位は、トランジスタ51,52よりもセンスアンプ側に配設されたビット線対BLをイコライズした場合の電位と、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLをイコライズした場合の電位との間の値となる。この値は、更に詳しくはトランジスタ51,52よりもセンスアンプ15側に配設されたビット線対BLの寄生容量と、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ3側に配設されたビット線対BLの寄生容量との割合により決定される。
【0087】
そして、ビット線対BLの電位は、イコライズ素子24によるイコライズ後にプリチャージ電位発生回路29が駆動されることによりプリチャージ電位に設定される。
【0088】
以上詳述したように、第2の実施の形態によれば第1の実施の形態で得られた(3),(4)の作用効果に加えて以下に示す効果が得られる。
(1)イコライズ素子24を活性化することによって得られるビット線対BLの電位はトランジスタ51,52よりもセンスアンプ側に配設されたビット線対BLの寄生容量と、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの寄生容量との割合により決定される。そのため、例えばメモリセル2を多く備えたメモリセルアレイ3のようにメモリセルアレイ3の配線が長くなるDRAMにおいては、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されるビット線対BLの寄生容量の方がセンスアンプ15側に配設されるビット線対BLの寄生容量よりも大きくなる。
【0089】
従って、ビット線対BLのイコライズ後の電位はトランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ3側に配設されたビット線対BLの電位の影響を強く受け、ほぼ(VCC+|Vtp|)/2とすることができ、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を小さく抑えることができる。そのため、プリチャージ電位発生回路29のチップ面積を小さくすることができ、そのスタンバイ電流を小さくすることができる。
【0090】
(2)ビット線対BLのイコライズ後の電位は所望のほぼ(VCC+|Vtp|)/2となるため、高速にビット線をプリチャージ電位にすることができる。
(3)トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの電位の振幅はVCCとVSSのフル振幅とならず、VCCと|Vtp|の振幅で抑えることが可能となり、低消費電力化を実現することができる。
【0091】
(第3の実施の形態)
以下、本発明にかかる半導体記憶装置として、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の第3の実施の形態を図9に従って説明する。
【0092】
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に示したDRAM1のメモリセルアレイ3とセンスアンプ15との間に第2の実施の形態に示したPチャネルMOSトランジスタ51,52を接続したものである。従って、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の部材については同一の部材番号を付して表し、その詳細な説明を省略する。
【0093】
図9に示すように、ビット線対BLはメモリセルアレイ3とセンスアンプ15との間で分割されており、メモリセルアレイ3とセンスアンプ15とはそれぞれPチャネルMOSトランジスタ51,52により接続されている。PチャネルMOSトランジスタ51,52はゲートがグランド電圧VSS(=0V)に接続されており、常時オン状態に設定されている。
【0094】
このように形成されたDRAM1bは、第1の実施の形態に示すように電源供給制御回路14のセンスアンプ活性化信号線35から|Vtp|が供給され、センスアンプ活性化信号線36からVCCが供給される。また、センスアンプ活性化信号線35,36からVCC及び|Vtp|が供給されると、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側(図9において左側)に配設されたビット線対BLの電位も片側がVCC、もう片側が|Vtp|となる。
【0095】
また、ビット線BLaとビット線BLbとの寄生容量はほぼ同一であるので、イコライズ素子24を活性化した際にビット線対BLの電位はほぼ(VCC+|Vtp|)/2となる。イコライズ素子24の活性化後は、プリチャージ電位発生回路29を駆動することによりビット線対BLの電位が確実にプリチャージ電位に設定される。
【0096】
以上詳述したように、第3の実施の形態によれば第1の実施の形態で得られた(1)〜(4)の作用効果に加えて以下に示す効果が得られる。
(1)トランジスタ51,52の両側においてビット線対BLは一方の電位がVCCとなり、他方の電位が|Vtp|となる。そのため、ビット線対BLのイコライズ後の電位をより(VCC+|Vtp|)/2に近付けることができる。従って、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を更に小さく抑えることができる。そのため、プリチャージ電位発生回路29のチップ面積を更に小さくすることができ、そのスタンバイ電流も小さくすることができる。
【0097】
(2)ビット線対BLのイコライズ後の電位をより(VCC+|Vtp|)/2に近付けることができるため、更に高速にビット線をプリチャージ電位にすることができる。
【0098】
(3)トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの電位の振幅はVCCとVSSのフル振幅とならず、VCCと|Vtp|の振幅で抑えることが可能となり、低消費電力化を実現することができる。
【0099】
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・上記第1の実施の形態において、電源供給制御回路14はNチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ43,44を備えていた。そして、センスアンプ活性化信号線35にはNチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ43が接続されていた。しかし、図10に示すように、電源供給制御回路61をNチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ44のみで構成してもよい。
【0100】
センスアンプ活性化信号線35はNチャネルMOSトランジスタ41,42と接続されている。センスアンプ活性化信号線35はトランジスタ41を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されており、トランジスタ42を介して内部電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ41,42のゲートにはそれぞれ制御信号φN21,φN22が入力されている。また、センスアンプ活性化信号線36はトランジスタ44を介して内部電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ44のゲートには制御信号φP21が入力されている。
【0101】
このように形成された電源供給制御回路61はメモリセルのデータの読み出し後にセンスアンプ活性化信号線36から供給するH側用電源電位VSPをVCCに、センスアンプ活性化信号線35から供給するL側用電源電位VSNを|Vtp|に制御する。
詳述すると、電源供給制御回路61は制御信号φP21をLレベルにする、即ちトランジスタ44をオンにすることによりH側用電源電位VSPをVCCに設定する。一方、電源供給制御回路61は制御信号φN22をHレベルにする時間、即ちトランジスタ42をオンにする時間を適宜制御することによりL側用電源電位VSNを|Vtp|に設定する。
【0102】
ここで、L側用電源電位VSNの電位の変化について説明する。メモリセルのデータの読み出し時において、電源供給制御回路61は制御信号φN21をHレベルに、φN22をLレベルに制御し、L側用電源電位VSNにVSSを供給する。データの読み出しが終わると電源供給制御回路61は制御信号φN21をLレベルに、φN22をHレベルに切り替える。すると、VCCに接続されたトランジスタ42がオンされて、L側用電源電位VSNはVSSから|Vtp|を介してVCCまで徐々にその電位が変化する。従って、φN22をHレベルにしてトランジスタ42をオンする時間を適宜制御することによってL側用電源電位VSNを|Vtp|に制御することができる。
【0103】
このように電源供給制御回路61を構成することによりDRAMを構成する部品点数の増加を抑制することができる。
・上記第1の実施の形態において、メモリセル2を構成するトランジスタをPチャネルMOSトランジスタ21としたが、図11に示すように、トランジスタ21に換えてNチャネルMOSトランジスタ62を用いてメモリセル63を形成してもよい。
【0104】
この場合、メモリセル63から「H」のデータが読み出された際のビット線BLaの電位の変化量Vshと、メモリセル63から「L」のデータが読み出された際のビット線BLaの電位の変化量Vslとが等しくなるようにプリチャージ電位を設定する。尚、NチャネルMOSトランジスタが用いられたメモリセル63においては、キャパシタ64のデータが「H」である場合のリストア電圧はVCC−|Vtn|に、キャパシタ64のデータが「L」である場合のリストア電圧はVSS(=0V)となることが知られている。
【0105】
従って、キャパシタ64の容量をCS、そのキャパシタ64の接続されているビット線BLaの容量をCB、プリチャージ電位をVBLPとすると、キャパシタ64に「H」データが蓄積されていた場合のビット線BLaの電位の変化量Vshは式(11)に示すようになる。
【0106】
Vsh=(VCC−|Vtn|−VBLP)×CS/(CB+CS)……(11)
また、キャパシタ22に「L」データが蓄積されていた場合のビット線BLaの電位の変化量Vslは式(12)に示すようになる。
【0107】
Vsl=(VBLP−VSS)×CS/(CB+CS)……(12)
従って、式(11),(12)によって示される電位の変化量Vsh及びVslを等しくするために、プリチャージ電位は(VCC−|Vtn|)/2に設定されている(VSS=0Vの場合)。
【0108】
また、メモリセル63が備えるトランジスタがNチャネルMOSトランジスタ62となることにより、第1の実施の形態における電源供給制御回路14に代えて図12に示す電源供給制御回路65が用いられる。
【0109】
詳述すると、電源供給制御回路65はPチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ68,69を備えている。センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ69を介してグランド電圧VSSに接続されている。また、センスアンプ活性化信号線36は、PチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ68と接続されている。トランジスタ66,67のゲートにはそれぞれ制御信号φP31,φP32が入力されており、トランジスタ68のゲートには制御信号φN32が入力されている。
【0110】
センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ69を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。トランジスタ69のゲートには制御信号φN31が入力されている。
【0111】
このように形成されたDRAMは、上記第1の実施の形態と同様にワード線WLの活性化を行った後、ビット線対BL間の電位差ΔVを増幅し、そのデータをデータ線37a,37b(図3参照)に転送する。そして、電源供給制御回路65を用いることによってプリチャージ電位発生回路29を活性化する前にビット線対BLの電位の片側をVCC−|Vtn|にもう片側をVSS(=0V)に制御する。
【0112】
詳述すると、まず、φP31をLレベルにするとともに、制御信号φN31をHレベルにする。即ち、トランジスタ66をオンさせセンスアンプ活性化信号線36にVCCを供給すると同時に、トランジスタ69をオンさせ、センスアンプ活性化信号線35にVSS(=0V)を供給する。
【0113】
次に、制御信号φP31をHレベルにするとともに、制御信号φP32をLレベルにする。即ち、トランジスタ66をオフしてトランジスタ67をオンし、センスアンプ活性化信号線36に|Vtp|の電圧を供給する。
【0114】
次に、制御信号φP32をHレベルにするとともに、制御信号φN32をHレベルにする。即ち、トランジスタ67をオフすると同時にトランジスタ68をオンし、センスアンプ活性化信号線36にVCC−|Vtn|の電圧を供給する。
【0115】
これにより、ビット線対BLは片側がVCC−|Vtn|、もう片側がVSS(=0V)となる。従って、ビット線対BLの電位はイコライズ素子24の活性化のみでともにほぼ(VCC−|Vtn|)/2となる。その後プリチャージ電位発生回路29を駆動することによりビット線対BLの電位が確実にプリチャージ電位に設定される。
【0116】
また、上記別例において電源供給制御回路65はPチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ68,69を備えて構成されていた。そして、センスアンプ活性化信号線36にはPチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ68が接続されていた。しかし、図13に示すように、電源供給制御回路70をPチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ69のみで構成してもよい。
【0117】
センスアンプ活性化信号線36はPチャネルMOSトランジスタ66,67と接続されている。センスアンプ活性化信号線36はトランジスタ66を介して内部電源電圧VCCに接続されており、トランジスタ67を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。トランジスタ66,67のゲートにはそれぞれ制御信号φN41,φN42が入力されている。また、センスアンプ活性化信号線35はトランジスタ69を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。トランジスタ69のゲートには制御信号φN41が入力されている。
【0118】
このように形成された電源供給制御回路70はメモリセルのデータの読み出し後にセンスアンプ活性化信号線36から供給するH側用電源電位VSPをVCC−|Vtn|に、センスアンプ活性化信号線35から供給するL側用電源電位VSNをVSSに制御する。
【0119】
詳述すると、電源供給制御回路70は制御信号φN41をHレベルにする、即ちトランジスタ69をオンにすることによりL側用電源電位VSNをVSSに設定する。一方、電源供給制御回路70は制御信号φN42をLレベルにする時間、即ちトランジスタ67をオンにする時間を適宜制御することによりH側用電源電位VSPをVCC−|Vtn|に設定する。
【0120】
ここで、H側用電源電位VSPの電位の変化について説明する。メモリセルのデータの読み出し時において、電源供給制御回路70は制御信号φP41をLレベルに、φP42をHレベルに制御し、H側用電源電位VSPにVCCを供給する。データの読み出しが終わると電源供給制御回路70は制御信号φP41をHレベルに、φP42をLレベルに切り替える。すると、VSSに接続されたトランジスタ67がオンされて、H側用電源電位VSPはVCCからVCC−|Vtn|を介して|Vtp|まで徐々にその電位が変化する。従って、φP42をLレベルにしてトランジスタ67をオンする時間を適宜制御することによってL側用電源電位VSNをVCC−|Vtn|に制御することができる。
【0121】
このように電源供給制御回路70を構成することによりDRAMを構成する部品点数の増加を抑制することができる。
・上記第2の実施の形態において、メモリセル2を構成するトランジスタをPチャネルMOSトランジスタ21とし、メモリセルアレイ3とセンスアンプ15とをPチャネルMOSトランジスタ51,52を介して接続していた。しかし、図11に示すように、NチャネルMOSトランジスタ62を用いてメモリセル63を構成し、図14に示すようにメモリセルアレイ72とセンスアンプ15との間に介在するトランジスタをNチャネルMOSトランジスタ73,74としてDRAM1cを構成してもよい。尚、この場合メモリセル63を構成するトランジスタがNチャネルMOSトランジスタ62であるため、ビット線対BLのプリチャージ電位は上述したように、(VCC−|Vtn|)/2に設定されている。
【0122】
トランジスタ73,74は、ゲートがVCCに接続されており、常時オン状態に設定されている。従って、センスアンプ活性化信号線35,36に電源供給制御回路53からVCC及びVSS(=0V)が供給されると、トランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ側(図14において左側)のビット線対BLの電位は片側がVCC−|Vtn|、もう片側がVSS(=0V)となる。
【0123】
従って、イコライズ素子24を活性化するとビット線対BLの電位は、トランジスタ73,74よりもセンスアンプ側に配設されたビット線対BLをイコライズした場合の電位と、トランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ72側に配設されたビット線対BLをイコライズした場合の電位との間の値となる。この値は、更に詳しくはトランジスタ73,74よりもセンスアンプ側に配設されたビット線対BLの寄生容量と、トランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの寄生容量との割合により決定される。従って、メモリセルアレイ側の寄生容量を大きくすることにより、ビット線対BLのイコライズ後の電位をほぼ(VCC−|Vtn|)/2とすることができ、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を小さく抑えることができる。そのため、プリチャージ電位発生回路29のチップ面積を小さくすることができ、そのスタンバイ電流を小さくすることができる。
【0124】
また、イコライズ後の電位とプリチャージ電位との差が小さいため高速にビット線対BLをプリチャージ電位にすることができる。また、トランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ72側に配設されたビット線対の電位の振幅はVCCとVSSのフル振幅とならず、(VCC−|Vtn|)とVSSの振幅で抑えることが可能となり、低消費電力化を実現することができる。
【0125】
・上記第3の実施の形態において、メモリセル2を構成するトランジスタをPチャネルMOSトランジスタ21とし、メモリセルアレイ3とセンスアンプ15とをPチャネルMOSトランジスタ51,52を介して接続していた。しかし、図15に示すようにDRAM1dを形成してもよい。DRAM1dは、図11に示すNチャネルMOSトランジスタ62にてメモリセル63を構成するとともに、図14に示すようにメモリセルアレイ72とセンスアンプ15との間にNチャネルMOSトランジスタ73,74を接続している。また、電源供給制御回路は、図12に示すように形成している。尚、この場合メモリセル63を構成するトランジスタがNチャネルMOSトランジスタであるため、ビット線対BLのプリチャージ電位は上述したように、(VCC−|Vtn|)/2に設定されている。
【0126】
トランジスタ73,74は、ゲートがVCCに接続されており、常時オン状態に設定されている。電源供給制御回路65からはセンスアンプ活性化信号線35,36を介してVCC−|Vtn|とVSS(=0V)とが出力される。VCC−|Vtn|とVSS(=0V)とが出力されるとトランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの電位は片側がVCC−|Vtn|、もう片側がVSS(=0V)となる。
【0127】
また、ビット線BLaとビット線BLbとの寄生容量はほぼ同一であるので、イコライズ素子24を活性化した際にビット線対BLの電位はほぼ(VCC−|Vtn|)/2となる。イコライズ素子24の活性化後は、プリチャージ電位発生回路29を活性化することによりビット線対BLの電位を確実にプリチャージ電位に設定する。
【0128】
このようにDRAMを形成することにより、ビット線対BLのイコライズ後の電位をより(VCC−|Vtn|)/2に近付けることができ、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を更に小さく抑えることができる。そのため、プリチャージ電位発生回路29のチップ面積を更に小さくすることができ、そのスタンバイ電流も小さくすることができる。
【0129】
また、ビット線対BLのイコライズ後の電位もより(VCC−|Vtn|)/2に近付けることができるため、更に高速にビット線をプリチャージ電位にすることができる。また、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ3側に配設されたビット線対BLの電位の振幅はVCCとVSSのフル振幅とならず、(VCC−|Vtn|)とVSSの振幅で抑えることが可能となり、低消費電力化を実現することができる。
【0130】
また、センスアンプ15の振幅は一旦VCCとVSSのフル振幅で動作されるので、増幅時間に長時間を要したり、I/OTG40を介したデータ線37への読み出し時にセンスデータが破壊されたりするおそれもない。また、センスデータの読み出し時にデータが破壊されることもない。
【0131】
・上記各実施形態においては、センスアンプ活性化時の電源は「H」側が内部電源電圧VCC、「L」側がグランド電圧VSSで説明したが、VCC及びVSS、或いはVCC若しくはVSSは別回路で生成した昇圧電圧や降圧電圧であってもよい。
【0132】
上記実施形態から把握できる技術思想を以下に記載する。
(イ)前記MOSトランジスタはメモリセルを構成するトランジスタと同一型であることを特徴とする請求項2又は5に記載の半導体記憶装置。この構成によるとMOSトランジスタよりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対の電位がメモリセルの書き込み電位に一致する。従って、ビット線対のイコライズを行うことでビット線対の電位はプリチャージ電圧に近い値となり、イコライズ後のプリチャージ電圧の調整に時間を要さない。
【0133】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば高速なビット線のプリチャージを実現できる半導体記憶装置を提供することができる。また、小型の半導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DRAMの基本構成を示す概略図。
【図2】(a)は制御信号を決定する論理回路、(b)はその真理値表。
【図3】DRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図4】メモリセルの回路図。
【図5】電源供給制御回路の回路図。
【図6】電源供給制御回路のタイムチャート。
【図7】第2の実施の形態のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図8】第2の実施の形態の電源供給制御回路の回路図。
【図9】第3の実施の形態のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図10】別例の電源供給制御回路の回路図。
【図11】別例のメモリセルの回路図。
【図12】別例の電源供給制御回路の回路図。
【図13】別例の電源供給制御回路の回路図。
【図14】別例のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図15】別例のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図16】従来のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【符号の説明】
BL…ビット線対、WL…ワード線、3…メモリセルアレイ、14…電源供給制御回路、15…センスアンプ、24…イコライズ素子、27…プリチャージ素子、41〜43…センスアンプ電源電位切り替え手段としてのトランジスタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、詳しくは半導体記憶装置のビット線プリチャージの高速化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図16は従来のダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、DRAM)のビット線プリチャージ方式を示す回路図である。
【0003】
DRAMは、マトリックス状のメモリセルアレイ91を中心に構成されている。メモリセルアレイ91は、行方向と列方向に配列されたメモリセル92を備えており、該メモリセル92には記憶の最小単位である1ビット(「H」又は「L」)のデータが記憶されている。メモリセル92は内部にキャパシタを備えており、該キャパシタに電荷が蓄えられているか否かでデータを記憶している。
【0004】
メモリセル92が「H」のデータを記憶している時、メモリセル92の電位はVCCを示し、メモリセル92が「L」のデータを記憶している時、メモリセル92の電位はVSS(=0V)を示す。
【0005】
メモリセル92はワード線WL及びビット線が接続されている。1本のビット線BL1にはそれに対応する1本のビット線BL2が設けられ、ビット線BL1とビット線BL2とで、1組のビット線対BLが構成されている。メモリセル92の電位(データ)は、該メモリセル92の電位と、ビット線対に予め与えられたプリチャージ電位とを比較することによって判断されている。プリチャージ電位は、該プリチャージ電位とメモリセル92のデータとの差が「H」の時と「L」の時とで略等しくするためにVCC/2に設定されている。
【0006】
ワード線WLは行デコーダ93に接続されており、該行デコーダ93に選択されることによって活性化される。ワード線WLが活性化すると、該ワード線WLに接続されたメモリセル92のデータがビット線BL1に出力される。
【0007】
ビット線対BLは、センスアンプ94に接続されている。ビット線対BLにおいて、ビット線BL1とビット線BL2との信号レベルはセンスアンプ94の活性化時に相補的に変化しており、該センスアンプ94によって信号が差動増幅されている。
【0008】
センスアンプ94は、センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路95、イコライズ素子96及びプリチャージ素子97に接続されている。プリチャージ素子97にはプリチャージ電位発生回路98の出力が接続されている。
【0009】
電源供給制御回路95は、ワード線WLが活性化されると、ビット線BL1,BL2に電位が出力されるタイミングに合わせてセンスアンプ94を活性化する。センスアンプ94はI/Oトランスファゲート(I/OTG)99を介してデータ線100に接続されている。I/OTG99は必要に応じてデータ線100にデータを読み出したり、データ線100のデータでセンスアンプ94のデータを書き換えたりする。
【0010】
メモリセル92のデータの読み出し動作が完了すると、行デコーダ93はワード線WLを非活性化する。この時、ビット線対BLは片側がVCCに、もう片側がVSS(=0V)となっており、メモリセルはこれらの電位に基づいてリストアが行われる。その後、次のメモリセル92の読み出し動作に備えてプリチャージイコライズ信号PEQを活性化し、イコライズ素子96とプリチャージ素子97により、ビット線BL1,BL2をプリチャージ電位にプリチャージする。この際ビット線BL1とビット線BL2との寄生容量はほぼ同一であるので、イコライズ素子96の活性化を行うと、両者の電位はほぼVCC/2となる。
【0011】
その後、ビット線対BLの電位を確実にプリチャージ電位にするためにプリチャージ素子97によりビット線対BLの電位を調整する。この際、イコライズ素子96によりビット線対BLの電位はほぼVCC/2となっているため、プリチャージ電位発生回路98の駆動能力は通常小さいものを使用する。
【0012】
ところが、メモリセル92にリストアを行う際に、H側の書き込み電位をVCC、L側の書き込み電位をVSS(=0V)とするには、メモリセル92が備えるトランジスタの特性によって、ワード線WLの活性化時の電位を調整する必要があることが知られている。具体的には、例えばメモリセル92がNチャネルMOSトランジスタとキャパシタとで構成されている場合には、ワード線WLの活性化時の電位から|Vtn|(|Vtn|はNチャネルMOSトランジスタのしきい値の絶対値)だけ低下した電位しかメモリセル92に書き込むことができないことが知られている。即ち、メモリセル92にVCCの電位を書き込むためには、ワード線WLの活性化時の電位をVCC+|Vtn|となるよう行デコーダを構成する必要がある。
【0013】
また、例えばメモリセル92がPチャネルMOSトランジスタとキャパシタとで構成されている場合には、ワード線WLの活性化時の電位から|Vtp|(|Vtp|はPチャネルMOSトランジスタのしきい値の絶対値)だけ増加した電位がメモリセル92に書き込まれることが知られている。即ち、メモリセル92にVSSの電位を書き込むためには、ワード線WLの活性化時の電位をVSS−|Vtp|となるよう行デコーダを構成する必要がある。
【0014】
しかしながら、近年トランジスタの微細化に伴って薄く形成されているゲート酸化膜では、ワード線WLの活性化時の電位をVCC+|Vtn|としたり、VSS−|Vtp|としたりするとゲート・ソース又はゲート・ドレイン間の耐圧が不足し、DRAMの信頼性を損なう場合があった。そのためDRAMの信頼性を確保するためにワード線WLの活性時の電位は、メモリセルにNチャネルMOSトランジスタが用いられている場合にはVCC、メモリセルにPチャネルMOSトランジスタが用いられている場合にはVSSに設定されている。
【0015】
ところが、メモリセルにNチャネルMOSトランジスタを用いた時にワード線WLの活性化時の電位をVCCとすると、リストアデータは「L」側はVSSとなるが、「H」側はVCC−|Vtn|程度の電位しか書き込まれない。また同様に、メモリセルにPチャネルMOSトランジスタを用いた時にワード線WLの活性化時の電位をVSSとすると、リストアデータは「H」側はVCCとなるが、「L」側はVSS+|Vtp|程度となる。
【0016】
従って、プリチャージ電位とメモリセル92のデータとの差が「H」の時と「L」の時とで略等しくなるためには、メモリセル92にNチャネルMOSトランジスタを用いた場合、プリチャージ電位を(VCC−|Vtn|)/2に設定する必要がある。また、メモリセル92にPチャネルMOSトランジスタを用いた場合、プリチャージ電位を(VCC+|Vtp|)/2に設定する必要がある。
【0017】
ここで、メモリセル92にNチャネルMOSトランジスタを用いた場合について述べると、プリチャージ電位を(VCC−|Vtn|)/2とするためには、ビット線対の「H」側のリストアデータをVCC−|Vtn|としてやればよい。そして、そのためにはセンスアンプの「H」側電源電位をVCC−|Vtn|に降圧する技術が知られている。(例えば、特許文献1参照)
【0018】
【特許文献1】
特開平6−238855号公報(第3頁−第4頁)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1ではセンスアンプの振幅が小さくなるために、今後電源電圧が低電圧化されるに伴い、センスアンプの増幅時間が長くなったり、I/OTGを介したデータ線への読み出し時にセンスアンプのデータが破壊されたりするおそれがあるという問題があった。
【0020】
そこで、ビット線対BLの振幅をVCCとVSS(=0V)としたままで、ビット線のイコライズ後の電位VCC/2をプリチャージ電位(=(VCC−|Vtn|)/2)に調整するという方法が考えられる。しかし、イコライズ後の電位VCC/2をプリチャージ電位(=(VCC−|Vtn|)/2)に調整するためにはプリチャージ電位発生回路98の駆動力を大きくする必要があり、そのために非常に大きいチップ面積が必要となるという問題が発生する。また、それに伴いプリチャージ電位発生回路98のスタンバイ電流が増大するなどの問題も発生する。
【0021】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、高速なビット線のプリチャージを実現できる半導体記憶装置を提供することにある。また、本発明の別の目的は、小型の半導体記憶装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、半導体記憶装置において、複数のワード線と複数の相補構成のビット線対とを有するメモリセルアレイと、前記ビット線対間の差動増幅を行うセンスアンプと、前記センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路と、前記ビット線のプリチャージ及びイコライズを行う素子と、前記プリチャージ及びイコライズを行う素子の制御を行う制御手段と、前記電源供給制御回路が供給する電源電位をデータの読み出し動作の終了後にメモリセルの書き込み電位に一致するように切り替えるセンスアンプ電源電位切り替え手段と、を備えた。
【0023】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ビット線対は前記メモリセルアレイと前記センスアンプとの間で分割され、前記メモリセルアレイと前記センスアンプとを常時ゲート電圧がオン状態であるMOSトランジスタで接続した。
【0024】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記センスアンプ電源電位切り替え手段は、センスアンプ「L」側電源電位を、センスアンプ「L」側電源電位にメモリセルを構成するトランジスタのしきい値の絶対値を加算した電位とした。
【0025】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記センスアンプ電源電位切り替え手段は、センスアンプ「H」側電源電位を、センスアンプ「H」側電源電位から、メモリセルを構成するトランジスタのしきい値の絶対値を減算した電位とした。
【0026】
請求項5に記載の発明は、半導体記憶装置において、複数のワード線と複数の相補構成のビット線対とを有するメモリセルアレイと、前記ビット線対間の作動増幅を行うセンスアンプと、前記センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路と、前記ビット線のプリチャージ及びイコライズを行う素子と、前記プリチャージ及びイコライズを行う素子の制御を行う制御手段と、を備え、前記ビット線対は前記メモリセルアレイと前記センスアンプとの間で分割され、前記メモリセルアレイと前記センスアンプとを常時ゲート電圧がオン状態であるMOSトランジスタで接続した。
【0027】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、電源供給制御回路が供給する電源電位は、データの読み出し動作の終了後にメモリセルの書き込み電位に一致するように切り替えられる。従って、ビット線対のイコライズを行うことでビット線対の電位はプリチャージ電圧に近い値となり、イコライズ後のプリチャージ電圧の調整に時間を要さない。
【0028】
請求項2に記載の発明によれば、電源供給制御回路が供給する電源電位は、データの読み出し動作の終了後にメモリセルの書き込み電位に一致するように切り替えられる。また、メモリセルアレイとセンスアンプとの間をMOSトランジスタで接続することにより、該MOSトランジスタの両側でMOSトランジスタのしきい値分の電位差を作り出すことができ、メモリセル側のビット線対の電圧をMOSトランジスタのしきい値により適宜制御することができる。そのため、MOSトランジスタの両側でそれぞれビット線対の電圧がそれぞれ制御される。このようにMOSトランジスタの両側で互いに制御されたビット線対はイコライズを行うことでビット線対の電位はプリチャージ電圧に近い値となり、イコライズ後のプリチャージ電圧の調整に時間を要さない。
【0029】
請求項3に記載の発明によれば、メモリセルを構成するトランジスタにPチャネルMOSトランジスタを用いた際にイコライズ後の電位をほぼプリチャージ電圧とすることができビット線のプリチャージが高速に行われる。
【0030】
請求項4に記載の発明によれば、メモリセルを構成するトランジスタにNチャネルMOSトランジスタを用いた際にイコライズ後の電位をほぼプリチャージ電圧とすることができビット線対のプリチャージが高速に行われる。
【0031】
請求項5に記載の発明によれば、メモリセルアレイとセンスアンプとの間をMOSトランジスタで接続することにより、該MOSトランジスタの両側でMOSトランジスタのしきい値分の電位差を作り出すことができる。そのため、メモリセルアレイ側のビット線対の電圧をMOSトランジスタのしきい値により適宜制御することでイコライズ後のビット線対の電位をほぼプリチャージ電位に近付けることができ、ビット線のプリチャージが高速に行われる。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明にかかる半導体記憶装置として、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の第1の実施の形態を図1〜図6に従って説明する。
【0033】
図1は、DRAMの基本構成を示す概略図である。DRAM1は、メモリセル2がマトリックス状に形成されたメモリセルアレイ3、各メモリセル2にアクセスするために行及び列アドレスを指定するためのアドレス指定部4、メモリデータの入出力部5を備えている。また、DRAM1は、各メモリセル2との間でデータの書き込み及び読み出しを行う際にそのデータの増幅及び保持等を行うセンスアンプ部8、当該記憶装置の外部から入力される各種制御信号から内部制御信号を生成する信号発生回路9等を備えて構成される。
【0034】
メモリセルアレイ3は、複数のビット線対BL、該ビット線対BLに交差する複数のワード線WL、及び各ビット線とワード線WLとの交差部に設けられた複数のメモリセル2等を備えて構成されている。
【0035】
アドレス指定部4は行アドレスバッファ10、行デコーダ11、列アドレスバッファ12、列デコーダ13等を備えて構成されている。
このうち、行アドレスバッファ10は、外部から与えられるアドレス信号A0〜Anを受け、行アドレス信号XAを出力する。そして、行デコーダ11は、この行アドレス信号XAに応答して、上記複数のワード線WLのいずれかを選択する。
【0036】
また、列アドレスバッファ12は、外部から与えられるアドレス信号A0〜Anを受け、列アドレス信号YAを出力する。そして、列デコーダ13は、この列アドレス信号YAに応答して、上記複数のビット線対BLのいずれかを選択する。
【0037】
センスアンプ部8は、センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路14及び電源供給制御回路14により制御されるセンスアンプ15を備えている。センスアンプ15は、上記各ビット線対BL毎に設けられ、電源供給制御回路14から出力される活性化信号に基づいてビット線対BLの電位差の増幅等を行う。電源供給制御回路14は、信号発生回路9から出力される制御信号SG,XSに基づいて駆動制御されている。
【0038】
センスアンプ15にはアドレス指定されたメモリセル2への書き込みデータを蓄えるデータ入力バッファ16及び同メモリセル2からの読み出しデータを蓄えるデータ出力バッファ17が接続されている。上記入出力部5は、これらデータ入力バッファ16及びデータ出力バッファ17を有して構成されている。
【0039】
信号発生回路9は、外部から行アドレスストローブ信号/RAS、列アドレスストローブ信号/CAS、出力イネーブル信号/OE、書き込みイネーブル信号/WE等が入力されている。
【0040】
上記信号発生回路9は、上記制御信号/RAS,/CAS,/OEに基づいて制御信号SG,XS及びデータ出力活性化信号を出力する。そして上記データ出力バッファ17は、データ出力活性化信号に応答して、センスアンプ15により増幅されたデータを、出力データDoutとして出力する。
【0041】
また、信号発生回路9は、上記制御信号/RAS,/CAS,/WEに応答してデータ入力活性化信号を出力する。そして上記データ入力バッファ16は、データ入力活性化信号に応答して、外部から与えられる入力データDinをセンスアンプ15に入力する。
【0042】
図2(a)はセンスアンプの制御信号を決定する論理回路である。電源供給制御回路14はNAND回路14a,14b、NOR回路14c,14d、インバータ14e,14fを備えている。
【0043】
詳述すると、NOR回路14cには制御信号SG,XSが入力されており、出力端子からは制御信号φP1を出力する。NAND回路14aにはインバータ14eを介して制御信号SGが入力されるとともに制御信号XSが入力されており、出力端子からは制御信号φP2を出力する。NOR回路14dはインバータ14eを介して制御信号SGが入力されるとともに制御信号XSが入力されており、出力端子からは制御信号φN1を出力する。NAND回路14bは制御信号SG,XSが入力されている。NAND回路14bから出力された信号はインバータ14fを介して制御信号φN2として出力される。
【0044】
このように形成された電源供給制御回路14の動作を図2(b)の真理値表及び図6のタイムチャートに基づいて説明する。尚、真理値表の値「1」及び値「0」は、それぞれタイムチャートではHレベル及びLレベルで表している。
【0045】
図6に示すように、電源供給制御回路14の制御信号SG,XSが共にLレベルであるとき、制御信号φP1,φP2がHレベルとなり、同φN1,φN2がLレベルとなる。
【0046】
上述した状態から制御信号XSがLレベルのままで制御信号SGがHレベルとなると、制御信号φP1がLレベルとなるとともに同φN1がHレベルとなる。
次に、制御信号XSがHレベルとなると、即ち電源供給制御回路14の制御信号SG,XSがともにHレベルとなると、制御信号φN1がLレベルとなるとともに同φN2がHレベルとなる。
【0047】
続けて、制御信号XSがHレベルのままで制御信号SGがLレベルとなると、制御信号φN2がLレベルとなるとともに同φP2がLレベルとなる。
最後に、制御信号XSがLレベルとなり、電源供給制御回路14の制御信号SG,XSが共にLレベルとなると、制御信号φP1がHレベルとなるとともに同φP2がHレベルとなり、制御信号φP1,φP2,φN1,φN2は図6のタイムチャートにおいてそれぞれ元の信号レベルに戻る。
【0048】
図3及び図4に示すように、ワード線WLとビット線BLaには、メモリセル2が接続されている。メモリセル2はPチャネルMOSトランジスタ21とキャパシタ22とから構成されている。トランジスタ21のゲートはワード線WLに接続されており、トランジスタ21のドレイン及びソースは一方がビット線BLaに接続され、他方がキャパシタ22に接続されている。そして、キャパシタ22の電極のうち、トランジスタ21に接続されている側とは反対側の電極は、セルプレート電位に接続されている。メモリセル2はキャパシタ22に電荷が蓄えられているか否かで記憶の最小単位である1ビット(「H」又は「L」)のデータが記憶されている。
【0049】
図3に示すように、ビット線BLaにはそれに対応するビット線BLbが設けられ、その対応関係にあるビット線BLaとビット線BLbとで、1組のビット線対BLが構成されている。ビット線対BLにおいて、ビット線BLaとビット線BLbの信号レベルはセンスアンプ15の活性化時に相補的に変化する。
【0050】
ビット線BLaとビット線BLbとの間には、NチャネルMOSトランジスタ23からなるイコライズ素子24と、NチャネルMOSトランジスタ25,26からなるプリチャージ素子27が接続されている。各トランジスタ23,25,26のゲートはイコライズ信号線28に接続されており、該イコライズ信号線28には図示しない制御手段から出力されたプリチャージイコライズ信号PEQが入力されている。トランジスタ25,26の間のノードはプリチャージ電位発生回路29に接続されている。プリチャージ電位発生回路29からはプリチャージ電位が出力されている。
【0051】
尚、プリチャージ電位は、メモリセル2のデータが「H」の時にワード線WLが活性化されることによりビット線BLaに出力される電位との差と、メモリセル2のデータが「L」の時にワード線WLが活性化されることによりビット線BLaに出力される電位との差と、が等しくなるように設定されている。即ち、プリチャージ電位はワード線WLを活性化した際に、データ「H」を読み出した時に発生する電位の変化量と、データ「L」を読み出した時に発生する電位の変化量と、が同程度となるように設定されている。
【0052】
ここで、PチャネルMOSトランジスタ21が用いられたメモリセル2におけるプリチャージ電位について説明する。一般に、データをキャパシタ22から読み出した後に該キャパシタ22にリストアされる電圧は、キャパシタ22のデータが「H」であった場合にはVCCに、キャパシタ22のデータが「L」であった場合にはトランジスタ21のしきい値を加えた値であるVSS+|Vtp|になることが知られている。尚、VSSは低電位側電源電圧を示し、本実施の形態においては0Vであるとする。
【0053】
従って、本実施形態においては、キャパシタ22の容量をCS、そのキャパシタ22の接続されているビット線BLaの容量をCB、プリチャージ電位をVBLPとすると、キャパシタ22に「H」データが蓄積されていた場合のビット線BLaの電位の変化量Vshは式(1)に示すようになる。
【0054】
Vsh=(VCC−VBLP)×CS/(CB+CS)……(1)
また、キャパシタ22に「L」データが蓄積されていた場合のビット線BLaの電位の変化量Vslは式(2)に示すようになる。
【0055】
Vsl=(VBLP−|Vtp|)×CS/(CB+CS)……(2)
従って、式(1),(2)によって示される電位の変化量Vsh及びVslを等しくするために、プリチャージ電位は(VCC+|Vtp|)/2に設定されている。
【0056】
ビット線BLaとビット線BLbとの間には、クロスカップルラッチ形のセンスアンプ15が接続されている。センスアンプ15は、プルダウン側センスアンプ15aとプルアップ側センスアンプ15bとから構成されている。プルダウン側センスアンプ15aは各NチャネルMOSトランジスタ31,32から構成され、プルアップ側センスアンプ15bは各PチャネルMOSトランジスタ33,34から構成されている。
【0057】
各トランジスタ31,33のドレインはビット線BLbに接続され、各トランジスタ32,34のドレインはビット線BLaに接続されている。また、各トランジスタ31,33のゲートはビット線BLaに接続され、各トランジスタ32,34のゲートはビット線BLbに接続されている。そして、各トランジスタ31,32のソースはセンスアンプ活性化信号線35に接続されており、L側用電源電位VSNが入力されている。また、各トランジスタ33,34のソースはセンスアンプ活性化信号線36に接続されており、H側用電源電位VSPが入力されている。L側用電源電位VSN及びH側用電源電位VSPは電源供給制御回路14により制御されている。
【0058】
ビット線対BLはデータ線37に接続されている。データ線37は第1データ線37aと第2データ線37bとを備えており、第1データ線37aはNチャネルMOSトランジスタ38を介してビット線BLaと接続されている。また、第2データ線37bはNチャネルMOSトランジスタ39を介してビット線BLbと接続されている。各トランジスタ38,39のゲートは列選択信号線YSに接続されている。トランジスタ38とトランジスタ39とはI/Oトランスファゲート(I/OTG)40を構成しており、該I/OTG40は列選択信号線YSをHレベル或いはLレベルに変化させることでビット線BLa,BLbとデータ線37a,37bとの接続を制御している。I/OTG40はビット線BLa,BLbとデータ線37a,37bとの接続をオンオフすることによりセンスアンプ15にて増幅されたデータをデータ線37a,37bに転送し、データ出力バッファ17(図1参照)より出力する。
【0059】
図5に示すように、センスアンプ活性化信号線35は、センスアンプ電源電位切り替え手段としてのNチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ43と接続されている。センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ41,43を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。また、センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ42を介して内部電源電圧VCCに接続されている。
【0060】
トランジスタ41,42のゲートにはそれぞれ制御信号φN1,φN2が入力されており、トランジスタ43のゲートには制御信号φP2が入力されている。
センスアンプ活性化信号線36は、PチャネルMOSトランジスタ44を介して内部電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ44のゲートには制御信号φP1が入力されている。
【0061】
次に、このように形成されたDRAM1のデータの読み出し動作を説明する。読み出し動作は以下の順序で行われる。
1)ビット線対BLをプリチャージ電位に設定する。
【0062】
即ち、プリチャージイコライズ信号PEQをHレベルにして、各トランジスタ23,25,26をオンさせる。トランジスタ23がオンすることにより、ビット線BLaとビット線BLbとが短絡されて両者の電位は等しくなる。さらに、各トランジスタ25,26がオンすることにより、ビット線BLaおよびビット線BLbはプリチャージ電位発生回路29に接続されてプリチャージ電位がプリチャージされる。
【0063】
2)行アドレスストローブ信号/RASをLレベルにしてワード線の選択を開始する。
3)プリチャージイコライズ信号PEQをLレベルにして、各トランジスタ23,25,26をオフさせる。
【0064】
4)選択した任意のワード線WL(即ち、データを読み出したい任意のメモリセル2が接続されたワード線WL)を活性化電位にする。すると、ワード線WLに接続されているトランジスタ21がオンする。そのため、当該トランジスタ21と接続されているキャパシタ22に蓄積されていた電位(Hデータの場合は内部電源電圧VCC、Lデータの場合はグランド電圧VSS=0V)がビット線BLaに転送される。その結果、ビット線BLaとビット線BLbとの間に電位差ΔVが現れる。
【0065】
5)信号発生回路9が電源供給制御回路14の制御信号SGを立ち上げる。(図6参照)
6)電源供給制御回路14は制御信号SGの立ち上がりに応じて制御信号φP1をLレベルにするとともに、制御信号φN1をHレベルにする。即ち、トランジスタ44をオンさせセンスアンプ活性化信号線36にVCCを供給すると同時に、トランジスタ41をオンさせ、センスアンプ活性化信号線35にVSS(=0V)を供給する。すると、プルダウン側センスアンプ15aとプルアップ側センスアンプ15bとが共に動作し、ビット線対BL間の電位差ΔVが増幅される。
【0066】
ところで、各センスアンプ15a,15bはそれぞれ、各センスアンプ活性化信号線35,36のレベルに対応して対称に動作するようになっている。つまり、プルダウン側センスアンプ15aはセンスアンプ活性化信号線35のレベルに応じて、ビット線対BLのうち低い方の電位をさらに引き下げる(即ち、プルダウンする)。また、プルアップ側センスアンプ15bはセンスアンプ活性化信号線36のレベルに応じて、ビット線対BLのうち高い方の電位をさらに引き上げる(即ち、プルアップする)。従って、各センスアンプ15a,15bが動作した後のビット線対BLの電位は、各センスアンプ活性化信号線35,36の電位VSN,VSPに対応したものになる。
【0067】
ここでは、各センスアンプ活性化信号線35,36が同時にLまたはHのいずれかのレベルになるため、ビット線対BLの電位も同時にLまたはHのいずれかのレベルになる。即ち、ビット線対BLは内部電源電圧VCCとグランド電圧VSS(=0V)との間でフルスイングする。
【0068】
7)ビット線対BLの電位が確定したら、列選択信号線YSをHレベルにする。すると、I/OTG40がオンし、ビット線BLa,BLbとデータ線37a,37bとがそれぞれ接続される。これにより、メモリセル2のキャパシタ22から読み出されて増幅されたデータは、データ線37a,37bに転送される。
【0069】
8)メモリセル2のデータがデータ線37a,37bに転送されたら、列選択信号線YSをLレベルにする。するとI/OTG40がオフし、ビット線BLaとデータ線37a、ビット線BLbとデータ線37bとがそれぞれ切り離される。
【0070】
9)行アドレスストローブ信号/RASをHレベルにしてリストア動作を行う。即ち、前記4)において、蓄積されていた電位をビット線BLaに転送したキャパシタ22(即ち、データが読み出されたキャパシタ22)に元の電位を蓄積する(即ち、元のデータを書き込む)。
【0071】
そして、HまたはLのいずれかのデータがリストアされたキャパシタ22と接続されているトランジスタ21をオフさせる。これにより、HまたはLのいずれかのデータがリストアされたキャパシタ22とビット線BLaとが切り離され、リストア動作は終了する。
【0072】
10)信号発生回路9が電源供給制御回路14の制御信号XSを立ち上げる。
(図6参照)
11)電源供給制御回路14は制御信号XSの立ち上がりに応じて制御信号φN1をLレベルにするとともに、制御信号φN2をHレベルにする。即ち、トランジスタ41をオフしてトランジスタ42をオンし、センスアンプ活性化信号線35にVCC−|Vtn|の電圧を供給する。尚、VtnはNチャネルトランジスタのしきい値を表す。
【0073】
12)信号発生回路9が電源供給制御回路14の制御信号SGを立ち下げる。
13)電源供給制御回路14は制御信号SGの立ち下がりに応じて制御信号φN2をLレベルにするとともに、制御信号φP2をLレベルにする。即ち、トランジスタ42をオフすると同時にトランジスタ43をオンし、センスアンプ活性化信号線35に|Vtp|の電圧を供給する。これにより、ビット線対BLは片側がVCC、もう片側が|Vtp|となる。
【0074】
14)信号発生回路9が電源供給制御回路14の制御信号XSを立ち下げる。電源供給制御回路14は制御信号XSの立ち下がりに応じて制御信号φP1をHレベルにするとともに、制御信号φP2をHレベルにする。そして、両センスアンプ活性化信号線35,36の間及びビット線対BLの間でイコライズを行う。この際、両センスアンプ活性化信号線35,36の間の寄生容量及びビット線対BLの間の寄生容量はほぼ同一であるので、両センスアンプ活性化信号線35,36及びビット線対BLの電位は共にほぼ(VCC+|Vtp|)/2となる。
【0075】
15)プリチャージ電位発生回路29を駆動することによりビット線対BLの電位をプリチャージ電位に設定する。即ち、センスアンプ活性化信号線35,36の電圧をともに(VCC+|Vtp|)/2にし、次のワード線WLの活性化に備える。
【0076】
以上詳述したように、第1の実施の形態によれば以下に示す効果が得られる。
(1)プリチャージ電位発生回路29を活性化する前に、ビット線対BLの電位の片側をVCCにもう片側を|Vtp|に制御する。そのため、ワード線WLの活性化後にビット線対BLを再びプリチャージ電位に設定するのに、ビット線対BLは、該ビット線対BL間に接続されたイコライズ素子24を活性化するのみでほぼプリチャージ電位に設定される。従って、プリチャージ電位発生回路29の駆動時間が短くて済み、高速にプリチャージを行うことができる。
【0077】
(2)プリチャージ電位発生回路29を活性化する前に、ビット線対BLの電位の片側をVCCにもう片側を|Vtp|に制御する。そのため、ワード線WLの活性化後にビット線対BLを再びプリチャージ電位に設定するのに、ビット線対BLは、該ビット線対BL間に接続されたイコライズ素子24を活性化するのみでほぼプリチャージ電位に設定される。従って、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力は小さくてよく、該プリチャージ電位発生回路に用いるチップ面積を小さくすることでDRAM1を小型化することができる。
【0078】
(3)プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を小さく済ますことによりプリチャージ電位発生回路29のスタンバイ電流を小さくすることができる。
(4)データの読み出しはVCCとVSSとの間のフルスイングによって行うことができるので、データの読み出し速度を早くすることができる。また、データ線37への読み出しの際にデータの破壊を抑制することができる。
【0079】
(第2の実施の形態)
以下、本発明にかかる半導体記憶装置として、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の第2の実施の形態を図7及び図8に従って説明する。
【0080】
尚、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部材については同一の部材番号を付して表し、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、ビット線対BLはメモリセルアレイ3とセンスアンプ15との間で分割されており、メモリセルアレイ3とセンスアンプ15とはそれぞれPチャネルMOSトランジスタ51,52により接続されている。PチャネルMOSトランジスタ51,52はゲートがグランド電圧VSS(=0V)に接続されており、常時オン状態に設定されている。
【0081】
センスアンプ15は電源供給制御回路53に接続されており、該電源供給制御回路53から出力されるL側用電源電位VSN及びH側用電源電位VSPにより駆動が制御されている。
【0082】
図8に示すようにセンスアンプ活性化信号線35は、NチャネルMOSトランジスタ54を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。トランジスタ54のゲートには制御信号φN11が入力されている。
【0083】
センスアンプ活性化信号線36は、PチャネルMOSトランジスタ55を介して内部電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ55のゲートには制御信号φP11が入力されている。
【0084】
このように構成された電源供給制御回路53は、制御信号φN11及び制御信号φP11をHレベル或いはLレベルとすることで各トランジスタ54,55をオンオフ状態に制御しており、センスアンプ活性化信号線35,36からセンスアンプ15に駆動信号を出力している。
【0085】
このように形成されたDRAM1aは、トランジスタ54,55がオンされると、センスアンプ15にはセンスアンプ活性化信号線35からVSS(=0V)が供給され、センスアンプ活性化信号線36からVCCが供給される。
【0086】
この際、トランジスタ51,52よりもセンスアンプ側(図7において右側)に配設されたビット線対BLの電位は片側がVCC、もう片側がVSS(=0V)となる。しかし、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側(図7において左側)に配設されたビット線対BLの電位は片側がVCC、もう片側が|Vtp|となる。従って、イコライズ素子24を活性化するとビット線対BLの電位は、トランジスタ51,52よりもセンスアンプ側に配設されたビット線対BLをイコライズした場合の電位と、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLをイコライズした場合の電位との間の値となる。この値は、更に詳しくはトランジスタ51,52よりもセンスアンプ15側に配設されたビット線対BLの寄生容量と、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ3側に配設されたビット線対BLの寄生容量との割合により決定される。
【0087】
そして、ビット線対BLの電位は、イコライズ素子24によるイコライズ後にプリチャージ電位発生回路29が駆動されることによりプリチャージ電位に設定される。
【0088】
以上詳述したように、第2の実施の形態によれば第1の実施の形態で得られた(3),(4)の作用効果に加えて以下に示す効果が得られる。
(1)イコライズ素子24を活性化することによって得られるビット線対BLの電位はトランジスタ51,52よりもセンスアンプ側に配設されたビット線対BLの寄生容量と、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの寄生容量との割合により決定される。そのため、例えばメモリセル2を多く備えたメモリセルアレイ3のようにメモリセルアレイ3の配線が長くなるDRAMにおいては、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されるビット線対BLの寄生容量の方がセンスアンプ15側に配設されるビット線対BLの寄生容量よりも大きくなる。
【0089】
従って、ビット線対BLのイコライズ後の電位はトランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ3側に配設されたビット線対BLの電位の影響を強く受け、ほぼ(VCC+|Vtp|)/2とすることができ、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を小さく抑えることができる。そのため、プリチャージ電位発生回路29のチップ面積を小さくすることができ、そのスタンバイ電流を小さくすることができる。
【0090】
(2)ビット線対BLのイコライズ後の電位は所望のほぼ(VCC+|Vtp|)/2となるため、高速にビット線をプリチャージ電位にすることができる。
(3)トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの電位の振幅はVCCとVSSのフル振幅とならず、VCCと|Vtp|の振幅で抑えることが可能となり、低消費電力化を実現することができる。
【0091】
(第3の実施の形態)
以下、本発明にかかる半導体記憶装置として、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の第3の実施の形態を図9に従って説明する。
【0092】
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に示したDRAM1のメモリセルアレイ3とセンスアンプ15との間に第2の実施の形態に示したPチャネルMOSトランジスタ51,52を接続したものである。従って、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の部材については同一の部材番号を付して表し、その詳細な説明を省略する。
【0093】
図9に示すように、ビット線対BLはメモリセルアレイ3とセンスアンプ15との間で分割されており、メモリセルアレイ3とセンスアンプ15とはそれぞれPチャネルMOSトランジスタ51,52により接続されている。PチャネルMOSトランジスタ51,52はゲートがグランド電圧VSS(=0V)に接続されており、常時オン状態に設定されている。
【0094】
このように形成されたDRAM1bは、第1の実施の形態に示すように電源供給制御回路14のセンスアンプ活性化信号線35から|Vtp|が供給され、センスアンプ活性化信号線36からVCCが供給される。また、センスアンプ活性化信号線35,36からVCC及び|Vtp|が供給されると、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側(図9において左側)に配設されたビット線対BLの電位も片側がVCC、もう片側が|Vtp|となる。
【0095】
また、ビット線BLaとビット線BLbとの寄生容量はほぼ同一であるので、イコライズ素子24を活性化した際にビット線対BLの電位はほぼ(VCC+|Vtp|)/2となる。イコライズ素子24の活性化後は、プリチャージ電位発生回路29を駆動することによりビット線対BLの電位が確実にプリチャージ電位に設定される。
【0096】
以上詳述したように、第3の実施の形態によれば第1の実施の形態で得られた(1)〜(4)の作用効果に加えて以下に示す効果が得られる。
(1)トランジスタ51,52の両側においてビット線対BLは一方の電位がVCCとなり、他方の電位が|Vtp|となる。そのため、ビット線対BLのイコライズ後の電位をより(VCC+|Vtp|)/2に近付けることができる。従って、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を更に小さく抑えることができる。そのため、プリチャージ電位発生回路29のチップ面積を更に小さくすることができ、そのスタンバイ電流も小さくすることができる。
【0097】
(2)ビット線対BLのイコライズ後の電位をより(VCC+|Vtp|)/2に近付けることができるため、更に高速にビット線をプリチャージ電位にすることができる。
【0098】
(3)トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの電位の振幅はVCCとVSSのフル振幅とならず、VCCと|Vtp|の振幅で抑えることが可能となり、低消費電力化を実現することができる。
【0099】
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・上記第1の実施の形態において、電源供給制御回路14はNチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ43,44を備えていた。そして、センスアンプ活性化信号線35にはNチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ43が接続されていた。しかし、図10に示すように、電源供給制御回路61をNチャネルMOSトランジスタ41,42及びPチャネルMOSトランジスタ44のみで構成してもよい。
【0100】
センスアンプ活性化信号線35はNチャネルMOSトランジスタ41,42と接続されている。センスアンプ活性化信号線35はトランジスタ41を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されており、トランジスタ42を介して内部電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ41,42のゲートにはそれぞれ制御信号φN21,φN22が入力されている。また、センスアンプ活性化信号線36はトランジスタ44を介して内部電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ44のゲートには制御信号φP21が入力されている。
【0101】
このように形成された電源供給制御回路61はメモリセルのデータの読み出し後にセンスアンプ活性化信号線36から供給するH側用電源電位VSPをVCCに、センスアンプ活性化信号線35から供給するL側用電源電位VSNを|Vtp|に制御する。
詳述すると、電源供給制御回路61は制御信号φP21をLレベルにする、即ちトランジスタ44をオンにすることによりH側用電源電位VSPをVCCに設定する。一方、電源供給制御回路61は制御信号φN22をHレベルにする時間、即ちトランジスタ42をオンにする時間を適宜制御することによりL側用電源電位VSNを|Vtp|に設定する。
【0102】
ここで、L側用電源電位VSNの電位の変化について説明する。メモリセルのデータの読み出し時において、電源供給制御回路61は制御信号φN21をHレベルに、φN22をLレベルに制御し、L側用電源電位VSNにVSSを供給する。データの読み出しが終わると電源供給制御回路61は制御信号φN21をLレベルに、φN22をHレベルに切り替える。すると、VCCに接続されたトランジスタ42がオンされて、L側用電源電位VSNはVSSから|Vtp|を介してVCCまで徐々にその電位が変化する。従って、φN22をHレベルにしてトランジスタ42をオンする時間を適宜制御することによってL側用電源電位VSNを|Vtp|に制御することができる。
【0103】
このように電源供給制御回路61を構成することによりDRAMを構成する部品点数の増加を抑制することができる。
・上記第1の実施の形態において、メモリセル2を構成するトランジスタをPチャネルMOSトランジスタ21としたが、図11に示すように、トランジスタ21に換えてNチャネルMOSトランジスタ62を用いてメモリセル63を形成してもよい。
【0104】
この場合、メモリセル63から「H」のデータが読み出された際のビット線BLaの電位の変化量Vshと、メモリセル63から「L」のデータが読み出された際のビット線BLaの電位の変化量Vslとが等しくなるようにプリチャージ電位を設定する。尚、NチャネルMOSトランジスタが用いられたメモリセル63においては、キャパシタ64のデータが「H」である場合のリストア電圧はVCC−|Vtn|に、キャパシタ64のデータが「L」である場合のリストア電圧はVSS(=0V)となることが知られている。
【0105】
従って、キャパシタ64の容量をCS、そのキャパシタ64の接続されているビット線BLaの容量をCB、プリチャージ電位をVBLPとすると、キャパシタ64に「H」データが蓄積されていた場合のビット線BLaの電位の変化量Vshは式(11)に示すようになる。
【0106】
Vsh=(VCC−|Vtn|−VBLP)×CS/(CB+CS)……(11)
また、キャパシタ22に「L」データが蓄積されていた場合のビット線BLaの電位の変化量Vslは式(12)に示すようになる。
【0107】
Vsl=(VBLP−VSS)×CS/(CB+CS)……(12)
従って、式(11),(12)によって示される電位の変化量Vsh及びVslを等しくするために、プリチャージ電位は(VCC−|Vtn|)/2に設定されている(VSS=0Vの場合)。
【0108】
また、メモリセル63が備えるトランジスタがNチャネルMOSトランジスタ62となることにより、第1の実施の形態における電源供給制御回路14に代えて図12に示す電源供給制御回路65が用いられる。
【0109】
詳述すると、電源供給制御回路65はPチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ68,69を備えている。センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ69を介してグランド電圧VSSに接続されている。また、センスアンプ活性化信号線36は、PチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ68と接続されている。トランジスタ66,67のゲートにはそれぞれ制御信号φP31,φP32が入力されており、トランジスタ68のゲートには制御信号φN32が入力されている。
【0110】
センスアンプ活性化信号線35は、トランジスタ69を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。トランジスタ69のゲートには制御信号φN31が入力されている。
【0111】
このように形成されたDRAMは、上記第1の実施の形態と同様にワード線WLの活性化を行った後、ビット線対BL間の電位差ΔVを増幅し、そのデータをデータ線37a,37b(図3参照)に転送する。そして、電源供給制御回路65を用いることによってプリチャージ電位発生回路29を活性化する前にビット線対BLの電位の片側をVCC−|Vtn|にもう片側をVSS(=0V)に制御する。
【0112】
詳述すると、まず、φP31をLレベルにするとともに、制御信号φN31をHレベルにする。即ち、トランジスタ66をオンさせセンスアンプ活性化信号線36にVCCを供給すると同時に、トランジスタ69をオンさせ、センスアンプ活性化信号線35にVSS(=0V)を供給する。
【0113】
次に、制御信号φP31をHレベルにするとともに、制御信号φP32をLレベルにする。即ち、トランジスタ66をオフしてトランジスタ67をオンし、センスアンプ活性化信号線36に|Vtp|の電圧を供給する。
【0114】
次に、制御信号φP32をHレベルにするとともに、制御信号φN32をHレベルにする。即ち、トランジスタ67をオフすると同時にトランジスタ68をオンし、センスアンプ活性化信号線36にVCC−|Vtn|の電圧を供給する。
【0115】
これにより、ビット線対BLは片側がVCC−|Vtn|、もう片側がVSS(=0V)となる。従って、ビット線対BLの電位はイコライズ素子24の活性化のみでともにほぼ(VCC−|Vtn|)/2となる。その後プリチャージ電位発生回路29を駆動することによりビット線対BLの電位が確実にプリチャージ電位に設定される。
【0116】
また、上記別例において電源供給制御回路65はPチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ68,69を備えて構成されていた。そして、センスアンプ活性化信号線36にはPチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ68が接続されていた。しかし、図13に示すように、電源供給制御回路70をPチャネルMOSトランジスタ66,67及びNチャネルMOSトランジスタ69のみで構成してもよい。
【0117】
センスアンプ活性化信号線36はPチャネルMOSトランジスタ66,67と接続されている。センスアンプ活性化信号線36はトランジスタ66を介して内部電源電圧VCCに接続されており、トランジスタ67を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。トランジスタ66,67のゲートにはそれぞれ制御信号φN41,φN42が入力されている。また、センスアンプ活性化信号線35はトランジスタ69を介してグランド電圧VSS(=0V)に接続されている。トランジスタ69のゲートには制御信号φN41が入力されている。
【0118】
このように形成された電源供給制御回路70はメモリセルのデータの読み出し後にセンスアンプ活性化信号線36から供給するH側用電源電位VSPをVCC−|Vtn|に、センスアンプ活性化信号線35から供給するL側用電源電位VSNをVSSに制御する。
【0119】
詳述すると、電源供給制御回路70は制御信号φN41をHレベルにする、即ちトランジスタ69をオンにすることによりL側用電源電位VSNをVSSに設定する。一方、電源供給制御回路70は制御信号φN42をLレベルにする時間、即ちトランジスタ67をオンにする時間を適宜制御することによりH側用電源電位VSPをVCC−|Vtn|に設定する。
【0120】
ここで、H側用電源電位VSPの電位の変化について説明する。メモリセルのデータの読み出し時において、電源供給制御回路70は制御信号φP41をLレベルに、φP42をHレベルに制御し、H側用電源電位VSPにVCCを供給する。データの読み出しが終わると電源供給制御回路70は制御信号φP41をHレベルに、φP42をLレベルに切り替える。すると、VSSに接続されたトランジスタ67がオンされて、H側用電源電位VSPはVCCからVCC−|Vtn|を介して|Vtp|まで徐々にその電位が変化する。従って、φP42をLレベルにしてトランジスタ67をオンする時間を適宜制御することによってL側用電源電位VSNをVCC−|Vtn|に制御することができる。
【0121】
このように電源供給制御回路70を構成することによりDRAMを構成する部品点数の増加を抑制することができる。
・上記第2の実施の形態において、メモリセル2を構成するトランジスタをPチャネルMOSトランジスタ21とし、メモリセルアレイ3とセンスアンプ15とをPチャネルMOSトランジスタ51,52を介して接続していた。しかし、図11に示すように、NチャネルMOSトランジスタ62を用いてメモリセル63を構成し、図14に示すようにメモリセルアレイ72とセンスアンプ15との間に介在するトランジスタをNチャネルMOSトランジスタ73,74としてDRAM1cを構成してもよい。尚、この場合メモリセル63を構成するトランジスタがNチャネルMOSトランジスタ62であるため、ビット線対BLのプリチャージ電位は上述したように、(VCC−|Vtn|)/2に設定されている。
【0122】
トランジスタ73,74は、ゲートがVCCに接続されており、常時オン状態に設定されている。従って、センスアンプ活性化信号線35,36に電源供給制御回路53からVCC及びVSS(=0V)が供給されると、トランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ側(図14において左側)のビット線対BLの電位は片側がVCC−|Vtn|、もう片側がVSS(=0V)となる。
【0123】
従って、イコライズ素子24を活性化するとビット線対BLの電位は、トランジスタ73,74よりもセンスアンプ側に配設されたビット線対BLをイコライズした場合の電位と、トランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ72側に配設されたビット線対BLをイコライズした場合の電位との間の値となる。この値は、更に詳しくはトランジスタ73,74よりもセンスアンプ側に配設されたビット線対BLの寄生容量と、トランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの寄生容量との割合により決定される。従って、メモリセルアレイ側の寄生容量を大きくすることにより、ビット線対BLのイコライズ後の電位をほぼ(VCC−|Vtn|)/2とすることができ、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を小さく抑えることができる。そのため、プリチャージ電位発生回路29のチップ面積を小さくすることができ、そのスタンバイ電流を小さくすることができる。
【0124】
また、イコライズ後の電位とプリチャージ電位との差が小さいため高速にビット線対BLをプリチャージ電位にすることができる。また、トランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ72側に配設されたビット線対の電位の振幅はVCCとVSSのフル振幅とならず、(VCC−|Vtn|)とVSSの振幅で抑えることが可能となり、低消費電力化を実現することができる。
【0125】
・上記第3の実施の形態において、メモリセル2を構成するトランジスタをPチャネルMOSトランジスタ21とし、メモリセルアレイ3とセンスアンプ15とをPチャネルMOSトランジスタ51,52を介して接続していた。しかし、図15に示すようにDRAM1dを形成してもよい。DRAM1dは、図11に示すNチャネルMOSトランジスタ62にてメモリセル63を構成するとともに、図14に示すようにメモリセルアレイ72とセンスアンプ15との間にNチャネルMOSトランジスタ73,74を接続している。また、電源供給制御回路は、図12に示すように形成している。尚、この場合メモリセル63を構成するトランジスタがNチャネルMOSトランジスタであるため、ビット線対BLのプリチャージ電位は上述したように、(VCC−|Vtn|)/2に設定されている。
【0126】
トランジスタ73,74は、ゲートがVCCに接続されており、常時オン状態に設定されている。電源供給制御回路65からはセンスアンプ活性化信号線35,36を介してVCC−|Vtn|とVSS(=0V)とが出力される。VCC−|Vtn|とVSS(=0V)とが出力されるとトランジスタ73,74よりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対BLの電位は片側がVCC−|Vtn|、もう片側がVSS(=0V)となる。
【0127】
また、ビット線BLaとビット線BLbとの寄生容量はほぼ同一であるので、イコライズ素子24を活性化した際にビット線対BLの電位はほぼ(VCC−|Vtn|)/2となる。イコライズ素子24の活性化後は、プリチャージ電位発生回路29を活性化することによりビット線対BLの電位を確実にプリチャージ電位に設定する。
【0128】
このようにDRAMを形成することにより、ビット線対BLのイコライズ後の電位をより(VCC−|Vtn|)/2に近付けることができ、プリチャージ電位発生回路29の駆動能力を更に小さく抑えることができる。そのため、プリチャージ電位発生回路29のチップ面積を更に小さくすることができ、そのスタンバイ電流も小さくすることができる。
【0129】
また、ビット線対BLのイコライズ後の電位もより(VCC−|Vtn|)/2に近付けることができるため、更に高速にビット線をプリチャージ電位にすることができる。また、トランジスタ51,52よりもメモリセルアレイ3側に配設されたビット線対BLの電位の振幅はVCCとVSSのフル振幅とならず、(VCC−|Vtn|)とVSSの振幅で抑えることが可能となり、低消費電力化を実現することができる。
【0130】
また、センスアンプ15の振幅は一旦VCCとVSSのフル振幅で動作されるので、増幅時間に長時間を要したり、I/OTG40を介したデータ線37への読み出し時にセンスデータが破壊されたりするおそれもない。また、センスデータの読み出し時にデータが破壊されることもない。
【0131】
・上記各実施形態においては、センスアンプ活性化時の電源は「H」側が内部電源電圧VCC、「L」側がグランド電圧VSSで説明したが、VCC及びVSS、或いはVCC若しくはVSSは別回路で生成した昇圧電圧や降圧電圧であってもよい。
【0132】
上記実施形態から把握できる技術思想を以下に記載する。
(イ)前記MOSトランジスタはメモリセルを構成するトランジスタと同一型であることを特徴とする請求項2又は5に記載の半導体記憶装置。この構成によるとMOSトランジスタよりもメモリセルアレイ側に配設されたビット線対の電位がメモリセルの書き込み電位に一致する。従って、ビット線対のイコライズを行うことでビット線対の電位はプリチャージ電圧に近い値となり、イコライズ後のプリチャージ電圧の調整に時間を要さない。
【0133】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば高速なビット線のプリチャージを実現できる半導体記憶装置を提供することができる。また、小型の半導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DRAMの基本構成を示す概略図。
【図2】(a)は制御信号を決定する論理回路、(b)はその真理値表。
【図3】DRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図4】メモリセルの回路図。
【図5】電源供給制御回路の回路図。
【図6】電源供給制御回路のタイムチャート。
【図7】第2の実施の形態のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図8】第2の実施の形態の電源供給制御回路の回路図。
【図9】第3の実施の形態のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図10】別例の電源供給制御回路の回路図。
【図11】別例のメモリセルの回路図。
【図12】別例の電源供給制御回路の回路図。
【図13】別例の電源供給制御回路の回路図。
【図14】別例のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図15】別例のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【図16】従来のDRAMのビット線プリチャージ方式を示す回路図。
【符号の説明】
BL…ビット線対、WL…ワード線、3…メモリセルアレイ、14…電源供給制御回路、15…センスアンプ、24…イコライズ素子、27…プリチャージ素子、41〜43…センスアンプ電源電位切り替え手段としてのトランジスタ。
Claims (5)
- 複数のワード線と複数の相補構成のビット線対とを有するメモリセルアレイと、
前記ビット線対間の差動増幅を行うセンスアンプと、
前記センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路と、
前記ビット線のプリチャージ及びイコライズを行う素子と、
前記プリチャージ及びイコライズを行う素子の制御を行う制御手段と、
前記電源供給制御回路が供給する電源電位をデータの読み出し動作の終了後にメモリセルの書き込み電位に一致するように切り替えるセンスアンプ電源電位切り替え手段と、
を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記ビット線対は前記メモリセルアレイと前記センスアンプとの間で分割され、前記メモリセルアレイと前記センスアンプとは常時ゲート電圧がオン状態であるMOSトランジスタで接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記センスアンプ電源電位切り替え手段は、センスアンプ「L」側電源電位を、センスアンプ「L」側電源電位にメモリセルを構成するトランジスタのしきい値の絶対値を加算した電位とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
- 前記センスアンプ電源電位切り替え手段は、センスアンプ「H」側電源電位を、センスアンプ「H」側電源電位から、メモリセルを構成するトランジスタのしきい値の絶対値を減算した電位とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
- 複数のワード線と複数の相補構成のビット線対とを有するメモリセルアレイと、
前記ビット線対間の作動増幅を行うセンスアンプと、
前記センスアンプへの電源供給を制御する電源供給制御回路と、
前記ビット線のプリチャージ及びイコライズを行う素子と、
前記プリチャージ及びイコライズを行う素子の制御を行う制御手段と、
を備え、
前記ビット線対は前記メモリセルアレイと前記センスアンプとの間で分割され、前記メモリセルアレイと前記センスアンプとは常時ゲート電圧がオン状態であるMOSトランジスタで接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003058104A JP2004272944A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003058104A JP2004272944A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004272944A true JP2004272944A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33121296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003058104A Pending JP2004272944A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004272944A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008052810A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Nec Electronics Corp | イコライズ回路及びその制御方法 |
-
2003
- 2003-03-05 JP JP2003058104A patent/JP2004272944A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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