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JP3495458B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3495458B2
JP3495458B2 JP12402995A JP12402995A JP3495458B2 JP 3495458 B2 JP3495458 B2 JP 3495458B2 JP 12402995 A JP12402995 A JP 12402995A JP 12402995 A JP12402995 A JP 12402995A JP 3495458 B2 JP3495458 B2 JP 3495458B2
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JP
Japan
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voltage
memory cell
standby
bar
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JP12402995A
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洋 高野
昭一郎 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH08321177A publication Critical patent/JPH08321177A/ja
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  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に係り、
詳しくは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRA
M:Static Random Access Memory)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、SRAMには高抵抗負荷型メモ
リセル又はCMOS型メモリが用いられている。図18
に示すように、高抵抗負荷型メモリセル150は、Nチ
ャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジス
タという)151,152、トランスファゲート15
3,154、及び高抵抗155,156により構成され
ている。NMOSトランジスタ151,152のドレイ
ン端子はそれぞれ高抵抗155,156を介して高電位
側電源Vccに接続され、ソース端子は低電位側電源Vss
に接続されている。NMOSトランジスタ151,15
2のゲート端子は互いに他方のNMOSトランジスタ1
51,152のドレイン端子に接続されたクロスカップ
ル接続されている。高抵抗155とNMOSトランジス
タ151間のノードN21と、高抵抗156とNMOS
トランジスタ152間のノードN22はそれぞれトラン
スファゲート153,154を介してビット線対BL,バ
ーBLに接続されている。トランスファゲート153,1
54のゲート端子はワード線WLに接続されている。
【0003】データを記憶させる場合、高抵抗負荷型メ
モリセル150が選択されると、先ず、ワード線WLがL
レベルからHレベルに立ち上がる。すると、トランスフ
ァゲート153,154がオンとなり、ノードN21,
N22がそれぞれビット線対BL,バーBLに接続される。
ビット線対BL,バーBLには書き込むデータが転送され、
トランスファゲート153,154を介して当該メモリ
セル150にデータが書き込まれる。
【0004】例えば書き込むデータに対応してビット線
BLがHレベル、反転ビット線バーBLがLレベルとする
と、ノードN21はHレベル、ノードN22はLレベル
となる。すると、NMOSトランジスタ151はオフと
なり、NMOSトランジスタ152はオンとなる。その
結果、ノードN21の電位は、NMOSトランジスタ1
51のオフ抵抗と高抵抗155との分圧抵抗により決定
される電位に落ち着く。一方、ノードN22の電位は、
NMOSトランジスタ152のオン抵抗と高抵抗156
との分圧抵抗により決定される電位に落ち着く。
【0005】NMOSトランジスタ152のオン抵抗値
をRON、NMOSトランジスタ151のオフ抵抗値をR
OFF 、高抵抗155,156の抵抗値をRR とすると、
ON<RR <ROFF となる。その結果、ノードN21の
電位はNMOSトランジスタ152のしきい値よりも高
くなり、ノードN22の電位はNMOSトランジスタ1
51のしきい値よりも低くなる。そのため、ワード線WL
がLレベルとなってスタンバイ状態となっても、NMO
Sトランジスタ151がオフ、NMOSトランジスタ1
52がオンに保持されて、データが記憶される。
【0006】逆に、書き込むデータによってビット線BL
がLレベル、反転ビット線バーBLがHレベルとすると、
ノードN21はLレベル、ノードN22はHレベルとな
るので、NMOSトランジスタ151はオン、NMOS
トランジスタ152はオフとなる。その結果、ノードN
21の電位はNMOSトランジスタ151のオン抵抗と
高抵抗155との分圧抵抗により決定される電位に、ノ
ードN22の電位はNMOSトランジスタ152のオフ
抵抗と高抵抗156との分圧抵抗により決定される電位
に落ち着く。そして、NMOSトランジスタ151がオ
ン、NMOSトランジスタ152がオフに保持されてデ
ータが記憶される。
【0007】データを読み出す場合、データを書き込む
場合と同様に、当該メモリセル150が選択され、ワー
ド線WLがLレベルからHレベルに立ち上がり、トランス
ファゲート153,154がオンとなり、ノードN2
1,N22がそれぞれビット線対BL,バーBLに接続され
る。ビット線対BL,バーBLは、その電位がノードN2
1,N22の電位に応じて相補的にLレベル又はHレベ
ルに変化してデータが読み出される。
【0008】例えば、記憶されたデータに対応してNM
OSトランジスタ151がオフ、NMOSトランジスタ
152がオンに保持されている場合、ノードN21の電
位はノードN22の電位よりも高くなっている。従っ
て、接続されたビット線BLはHレベル方向に駆動され、
反転ビット線バーBLはLレベル方向に駆動されて、当該
メモリセル150に記憶されたデータがビット線対BL,
バーBLに伝達され読み出される。
【0009】逆に、記憶されたデータに対応してNMO
Sトランジスタ151がオン、NMOSトランジスタ1
52がオフに保持されている場合、ビット線BLはLレベ
ル方向に駆動され、反転ビット線バーBLはHレベル方向
に駆動されて、当該メモリセル150に記憶されたデー
タがビット線対BL,バーBLに伝達され読み出される。
【0010】読み出しが終了すると、ワード線WLはLレ
ベルとなりトランスファゲート153,154はオフと
なる。この時、書き込み時と同様に、ノードN21,N
22の電位は、それぞれNMOSトランジスタ151,
152のオン又はオフ抵抗により決定される電位に保持
される。
【0011】図19に示すように、CMOS型メモリセ
ル160は、PMOSトランジスタ161,162とN
MOSトランジスタ163,164とからなる2個のC
MOSインバータ回路の入力端子と出力端子とを互いに
接続したフリップフロップ回路と、トランスファゲート
165,166により構成されている。そして、書き込
み時には、ビット線対BL,バーBLに伝達されたデータを
トランスファゲート165,166を介してフリップフ
ロップ回路にラッチさせることによりデータを記憶す
る。逆に、読み出し時には、フリップフロップ回路にラ
ッチされたデータをトランスファゲート165,166
を介してビット線対BL,バーBLに伝達させることにより
データを読み出す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高抵抗負荷
型メモリセル150の高抵抗155,156は、ポリシ
リコン等により形成され、その面積はNMOSトランジ
スタ151,152、トランスファゲート153,15
4に比べて小さくなる。また、高抵抗155,156
は、NMOSトランジスタ151,152、トランスフ
ァゲート153,154の上層に形成することができ
る。そのため、高抵抗負荷型メモリセル150のメモリ
セル面積は、NMOSトランジスタ151,152とト
ランスファゲート153,154を形成するのに必要な
面積となる。一方、CMOS型メモリセル160は、同
一メモリセル内にPMOSトランジスタ161,162
とNMOSトランジスタ163,164及びトランスフ
ァゲート165,166を形成する必要があるととも
に、PMOSトランジスタ161,162とNMOSト
ランジスタ163,164及びトランスファゲート16
5,166とを分離するため分離領域が必要となる。そ
のため、高抵抗負荷型メモリセル150は、CMOS型
メモリセル160に比べてメモリセル面積を小さくする
ことができる。また、高抵抗負荷型メモリセル150
は、CMOS型メモリセル160に比べて少ない工程数
で形成することができるので、その分製造コストが少な
くなる。
【0013】しかし、高抵抗負荷型メモリセル150
は、スタンバイ時にデータを記憶しておくためにデータ
保持電流(高抵抗155,156からオンとなったNM
OSトランジスタ151,152を介して流れる電流)
が必要である。一方、CMOS型メモリセル160は、
2個のCMOSインバータ回路よりなるフリップフロッ
プ回路によりデータを記憶しているので、データ保持電
流は極めて少なくなる。従って、高抵抗負荷型メモリセ
ル150は、CMOS型メモリセル160に比べてスタ
ンバイ時に消費電流が多くなる。
【0014】即ち、高抵抗負荷型メモリセル150とC
MOS型メモリセル160とを比べた場合、高抵抗負荷
型メモリセル150には消費電流が大きいという問題が
あり、CMOSメモリセル160にはメモリセル面積が
大きく製造コストがかかるという問題がある。
【0015】また、近年では、省面積化のためにCMO
S型メモリセル160のPMOSトランジスタ161,
162をTFT(Thin Film Transistor)で形成したも
のが提案されている。TFTで形成されるPMOSトラ
ンジスタ161,162はNMOSトランジスタ16
3,164,トランスファゲート165,166の上に
形成することができるため、メモリセル面積を小さくす
ることができる。また、CMOSインバータ回路による
フリップフロップ回路によりデータを記憶するので、消
費電流を少なくすることができる。しかしながら、TF
Tを形成するためのプロセスの工程数が一般的なCMO
S型メモリセル160に比べて増加するするので、製造
コストが増加するという問題がある。
【0016】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、チップ面積を小さく
し、かつ消費電流の増加を抑えることができる半導体記
憶装置を提供することにある。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【課題を解決するための手段】 請求項に記載の発明
は、クロスカップル接続された2つのトランジスタと、
ワード線WLに接続され前記両トランジスタをビット線
対にそれぞれ接続するトランスファゲートとから構成さ
れたメモリセルを備えたメモリセルアレイと、ビット線
対に接続され、スタンバイ時に該ビット線対をプリチャ
ージするプリチャージ回路と、ワード線に接続され、ア
クティブ時には外部から指定されるロウアドレスに基づ
いて一本のワード線を選択し、スタンバイ時には全ての
ワード線に対して前記トランスファゲートが負荷抵抗と
して動作するスタンバイ電圧を供給するロウデコーダ
と、前記トランスファゲートに供給されるスタンバイ電
圧を生成するスタンバイ電圧生成回路を備えたことを要
旨とする。
【0024】 請求項に記載の発明は、請求項に記
載の半導体記憶装置において、スタンバイ電圧生成回路
は、前記メモリセルの実質的にHレベルまたはLレベル
のノードの電位と実質的に同じ電位を生成するモニタセ
ルを備え、そのモニタセルを構成するトランジスタに供
給される電圧が所定の電圧となるようにスタンバイ電圧
を制御するようにしたことを要旨とする。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【作用】 請求項に記載の発明によれば、メモリセルア
レイはクロスカップル接続された2つのトランジスタ
と、ワード線WLに接続され両トランジスタをビット線
対にそれぞれ接続するトランスファゲートとから構成さ
れたメモリセルが備えられている。ビット線対にはプリ
チャージ回路が接続され、スタンバイ時にビット線対が
プリチャージされる。ワード線はロウデコーダに接続さ
れ、アクティブ時には外部から指定されるロウアドレス
に基づいて一本のワード線が選択され、スタンバイ時に
は全てのワード線に対してトランスファゲートが負荷抵
抗として動作するスタンバイ電圧が供給される。そし
て、スタンバイ電圧生成回路は、トランスファゲートに
供給されるスタンバイ電圧が生成される。
【0032】 請求項に記載の発明によれば、スタン
バイ電圧生成回路には前記メモリセルの実質的にHレベ
ルまたはLレベルのノードの電位と実質的に同じ電位を
生成するモニタセルが備えられ、そのモニタセルを構成
するトランジスタに供給される電圧が所定の電圧となる
ようにスタンバイ電圧が制御されて出力される。
【0033】
【実施例】
(第一実施例)以下、本発明を具体化した第一実施例を
図1〜図11に従って説明する。
【0034】図3に示すように、SRAM1には、メモ
リセルアレイ(メモリセルマトリックス)2が設けられ
ている。メモリセルアレイ2は二次元(行方向と列方
向)に配列されたメモリセル3から構成されている。メ
モリセルアレイ2のうち、行方向(図3では横方向)に
配列されたメモリセル3はワード線WLに接続され、列方
向(図3では縦方向)に配列されたメモリセル3はビッ
ト線BLと反転ビット線バーBL間に接続されている。ビッ
ト線BLと反転ビット線バーBLとで1組のビット線対BL,
バーBLを構成している。
【0035】各ワード線WLはロウ(行)デコーダ4に接
続されている。ロウデコーダ4にはロウアドレスバッフ
ァ5が接続されている。ロウデコーダ4にはチップイネ
ーブル信号バーCEが入力されている。チップイネーブル
信号バーCEはSRAM1の状態を切り換えるための信号
である。SRAM1は、チップイネーブル信号バーCEが
Lレベルのときに入力データDinの書き込み動作と出力
データDout の読み出し動作が可能な状態(アクティ
ブ)となり、チップイネーブル信号バーCEがHレベルの
ときにデータを保持する待機状態(スタンバイ)とな
る。
【0036】アクティブのときに外部からロウアドレス
RAが指定されると、そのロウアドレスRAはロウアドレス
バッファ5からロウデコーダ4へ与えられる。ロウデコ
ーダ4は、アクティブの時に与えられたロウアドレスRA
に対応する一本のワード線WLを選択する。
【0037】また、ロウデコーダ4には昇圧電圧VPP
びスタンバイ電圧VSTが供給されている。昇圧電圧VPP
は高電位側電源Vccより高い電圧であって、昇圧回路6
により生成され供給されている。スタンバイ電圧VST
高電位側電源Vccと低電位側電源Vssとの間の所定の電
圧であって、スタンバイ電圧生成回路7によって所定の
電圧に制御され供給されている。ロウデコーダ4は、ア
クティブ時に選択したワード線WLに対して入力した昇圧
電圧VPPを供給する。一方、スタンバイのとき、ロウデ
コーダ4は、全てのワード線WLに対してスタンバイ電圧
STを供給するようになっている。
【0038】各ビット線対BL,バーBLは、各カラムスイ
ッチ8を介してデータバス線対DB,バーDBに接続されて
いる。各カラムスイッチ8は一対のNMOSトランジス
タにより構成されている。その一対のNMOSトランジ
スタのゲート端子は互いに接続されるとともに、カラム
(列)デコーダ9に接続されている。外部からカラムア
ドレスCAが指定されると、そのカラムアドレスCAはカラ
ムアドレスバッファ10からカラムデコーダ9へ与えら
れる。カラムデコーダ9によって、そのカラムアドレス
CAに対応するカラムスイッチ8にHレベルの活性化信号
YSを送出する。すると、カラムスイッチ8は、活性化信
号YSによりオンとなる。そのオンとなったカラムスイッ
チ8を介してビット線対BL,バーBLとデータバス線対D
B,バーDBとが接続されて、カラムアドレスCAに対応す
る1組のビット線対BL,バーBLが選択される。
【0039】また、各ビット線対BL,バーBLは、各プリ
チャージ回路11を介して高電位側電源Vccに接続され
ている。各プリチャージ回路11は、一対のNMOSト
ランジスタにより構成されている。その一対のNMOS
トランジスタのゲート端子は互いに接続されるととも
に、チップイネーブル信号バーCEが入力されている。従
って、アクティブの時には各プリチャージ回路11はオ
フとなって各ビット線対BL,バーBLは高電位側電源Vcc
と切り離され、スタンバイのときには各プリチャージ回
路11はオンとなって各ビット線対BL,バーBLは高電位
側電源Vccと接続される。その結果、SRAM1がスタ
ンバイになると、各ビット線対BL,バーBLはHレベルと
なるプリチャージが行われる。
【0040】データバス線対DB,バーDBは入出力回路1
2に接続されている。入出力回路12は、ライトイネー
ブル信号バーWEとチップイネーブル信号バーCEを入力し
ている。ライトイネーブル信号バーWEはアクティブのと
きにデータの読み出し動作と書き込み動作とを切り換え
るための信号である。SRAM1は、ライトイネーブル
信号バーWEがLレベルのときに入力した入力データDin
を記憶する書き込み動作を行い、ライトイネーブル信号
バーWEがHレベルのときに出力データDout を出力する
読み出し動作を行うようになっている。
【0041】外部からの入力データDinは入出力回路1
2に入力される。入出力回路12は、アクティブであっ
て書き込み動作の時に入力データDinに応じてデータバ
ス線対DB,バーDBのレベルを相補的に変化させる。その
データバス線対DB,バーDBのレベルの変化は、カラムス
イッチ8を介して選択されたビット線対BL,バーBLに伝
達される。その結果、入力データDinは選択されたワー
ド線WLとレベルが変化したビット線対BL,バーBLとの交
点のメモリセル3に対して書き込まれる。
【0042】一方、ビット線対BL,バーBLのレベルは、
所定のメモリセル3に記憶されたデータにより相補的に
変化する。そのビット線対BL,バーBLのレベルの変化
は、活性化信号YSによりオンとなったカラムスイッチ8
を介してデータバス線対DB,バーDBに伝達される。そし
て、入出力回路12は、アクティブであって読み出し動
作の時に、データバス線対DB,バーDBのレベルの変化に
応じた出力データDoutを外部へ出力する。
【0043】図1に示すように、メモリセル3は、NM
OSトランジスタ21,22及びトランスファゲート2
3,24により構成されている。NMOSトランジスタ
21,22のゲート端子は、互いに他のNMOSトラン
ジスタ21,22のドレイン端子に接続されたクロスカ
ップル接続となっている。NMOSトランジスタ21,
22のソース端子は低電位側電源Vssに接続されてい
る。また、NMOSトランジスタ21,22のドレイン
端子は、それぞれトランスファゲート23,24を介し
てビット線対BL,バーBLに接続されている。トランスフ
ァゲート23,24のゲート端子はワード線WLに接続さ
れている。
【0044】チップイネーブル信号バーCEがLレベルで
あってアクティブの時、選択されたワード線WLにはロウ
デコーダ4を介して昇圧電圧VPPが供給されている。そ
の昇圧電圧VPPはトランスファゲート23,24のゲー
ト端子に入力され、トランスファゲート23,24はオ
ンとなる。そして、ビット線対BL,バーBLは、書き込み
動作のときに入力データDinに応じたレベルに相補的に
変化している。例えば、入力データDinに応じてビット
線BLがLレベル、反転ビット線バーBLがHレベルとする
と、ノードN1はLレベルとなり、ノードN2はHレベ
ルとなる。すると、NMOSトランジスタ21はそのゲ
ート端子がHレベルとなってオンとなり、NMOSトラ
ンジスタ22はそのゲート端子がLレベルとなってオフ
となる。その結果、入力データDinはメモリセル3に書
き込まれる。
【0045】次に、チップイネーブル信号バーCEがHレ
ベルとなってスタンバイになると、全てのワード線WLに
はスタンバイ電圧VSTが供給される。そのスタンバイ電
圧V STはトランスファゲート23,24のゲート端子に
入力される。スタンバイ電圧VSTは高電位側電源Vccと
低電位側電源Vss間の所定の電圧に制御されている。従
って、トランスファゲート23,24は、スタンバイ電
圧VSTに応じたオン抵抗となる。その結果、トランスフ
ァゲート23,24は、図2に示すように、負荷抵抗と
しての高抵抗25,26として動作するようになる。
【0046】このとき、ビット線対BL,バーBLはプリチ
ャージ回路11によってHレベル(高電位側電源Vcc)
にプリチャージされている。従って、ノードN1,N2
は、高抵抗25,26を介してそれぞれ高電位側電源V
ccに接続されるのと等価となる。そして、図2に示すメ
モリセル3は、従来の高抵抗負荷型メモリセル150に
おいて、トランスファゲート153,154がオフ、即
ちスタンバイの時と同様の構成及び接続となる。
【0047】ところで、スタンバイの時、前記した従来
の高抵抗負荷型メモリセル150のノードN21,N2
2は、高抵抗155,156とNMOSトランジスタ1
51,152のオン抵抗(オフ抵抗)との分圧抵抗によ
って決定される電位にそれぞれ落ち着く。そのノードN
21,N22の電位によりNMOSトランジスタ15
1,152がオン又はオフに保持されて、メモリセル1
50に書き込まれたデータが保持される。
【0048】従って、本実施例のメモリセル3において
も同様に、ノードN1,N2の電位は、トランスファゲ
ート23,24よりなる高抵抗25,26と、NMOS
トランジスタ21,22のオン抵抗(オフ抵抗)との分
圧抵抗により決定される電位にそれぞれ落ち着く。そし
て、ノードN1,N2の電位によりNMOSトランジス
タ21,22がオン又はオフに保持されて、当該メモリ
セル3に書き込まれたデータが保持される。
【0049】アクティブとなってデータを読み出す場
合、データを書き込む場合と同様に、選択されたワード
線WLにはロウデコーダ4を介して昇圧電圧VPPが供給さ
れ、トランスファゲート23,24はオンとなる。ノー
ドN1,N2はオンとなったトランスファゲート23,
24を介してビット線対BL,バーBLにそれぞれ接続され
る。そして、ビット線対BL,バーBLの電位は、ノードN
1,N2の電位に応じて相補的に変化してデータが読み
出される。
【0050】次に、メモリセル3に供給される昇圧電圧
PP、スタンバイ電圧VSTの供給方法、生成に付いて詳
述する。先ず、各電圧VPP,VSTの供給について詳述す
る。図5は、ロウデコーダ4の一部回路図であって、1
本のワード線WLを選択するためのワード線デコーダ4a
である。即ち、ワード線デコーダ4aは各ワード線WLに
対応して設けられている。
【0051】ワード線デコーダ4aは、ナンド回路3
1、インバータ回路32、ノア回路33、及びNMOS
トランジスタ34〜37により構成されている。ナンド
回路31は複数の入力端子を有しており、各入力端子に
はロウアドレスRAが入力されている。ナンド回路31の
出力端子は、インバータ回路32の入力端子に接続され
ている。インバータ回路32の出力端子はNMOSトラ
ンジスタ34のソース端子に接続され、NMOSトラン
ジスタ34のドレイン端子はNMOSトランジスタ35
のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタ
34のゲート端子は高電位側電源Vccに接続されてい
る。NMOSトランジスタ35のソース端子には昇圧電
圧VPPの配線に接続され、ドレイン端子はワード線WLに
接続されている。
【0052】また、インバータ回路32の出力端子は、
ノア回路33の一方の入力端子に接続され、ノア回路3
3の他方の入力端子にはチップイネーブル信号バーCEが
入力されている。ノア回路33の出力端子はNMOSト
ランジスタ36のゲート端子に接続されている。NMO
Sトランジスタ36のソース端子は低電位側電源Vssに
接続され、ドレイン端子はワード線WLに接続されてい
る。
【0053】また、チップイネーブル信号バーCEはNM
OSトランジスタ37のゲート端子に入力されている。
NMOSトランジスタ37のソース端子にはスタンバイ
電圧VSTの配線に接続され、ドレイン端子はワード線WL
に接続されている。
【0054】ワード線デコーダ4aは、ロウアドレスRA
とチップイネーブル信号バーCEとに基づいて、NMOS
トランジスタ35〜37のうちの1つをオンに制御す
る。そして、ワード線WLには、オンに制御されたNMO
Sトランジスタ35〜37を介して昇圧電圧VPP、低電
位側電源Vss、又はスタンバイ電圧VSTが供給されるよ
うになっている。
【0055】ロウアドレスRAは、スタンバイ時にはロウ
アドレスバッファ5によって全てLレベルとなるので、
ナンド回路31はHレベルの信号を出力する。そのHレ
ベルの信号はインバータ回路32及びNMOSトランジ
スタ34を介してNMOSトランジスタ35のゲート端
子に入力される。従って、NMOSトランジスタ35は
スタンバイ時にオフとなる。
【0056】また、ロウアドレスRAはアクティブ時に当
該ワード線WLが選択されるアドレス、又はワード線WLが
選択されないアドレス(他のワード線デコーダ4aのワ
ード線WLが選択される)となる。以下、当該ワード線WL
が選択されるアドレスを選択アドレスといい、ワード線
WLが選択されないアドレスを非選択アドレスという。ナ
ンド回路31は、ロウアドレスRAが選択アドレスの場合
にはLレベルの信号を出力し、ロウアドレスRAが非選択
アドレスの場合にはHレベルの信号を出力するようにな
っている。そのナンド回路31から出力される信号はイ
ンバータ回路32及びNMOSトランジスタ34を介し
てNMOSトランジスタ35のゲート端子に入力され
る。従って、NMOSトランジスタ35は、ロウアドレ
スRAが選択アドレスの場合にはオンとなり、ロウアドレ
スRAが非選択アドレスの場合にはオフとなる。そして、
オンとなったNMOSトランジスタ35を介してワード
線WLには昇圧電圧VPPが供給される。
【0057】また、ナンド回路31の出力は、インバー
タ回路32を介してノア回路33に入力される。ノア回
路33にはチップイネーブル信号バーCEが入力されてい
る。従って、ノア回路33はチップイネーブル信号バー
CEがHレベル(スタンバイ)の時にはLレベルの信号を
出力し、チップイネーブル信号バーCEがLレベルのとき
には、インバータ回路32を介して入力したナンド回路
31の出力を反転させた信号を出力する。
【0058】上記したように、ナンド回路31はロウア
ドレスRAが選択アドレスの場合にはHレベル、ロウアド
レスRAが非選択アドレスの場合にはLレベルの信号を出
力する。従って、スタンバイ時には、ノア回路33は常
にLレベルの信号を出力する。一方、アクティブ時に
は、ノア回路33はロウアドレスRAが選択アドレスの時
にLレベルの信号を出力し、ロウアドレスRAが非選択ア
ドレスの時にHレベルの信号を出力する。
【0059】NMOSトランジスタ36はそのゲート端
子にノア回路33からの信号を入力し、その信号がHレ
ベルの時にオンとなり、信号がLレベルの時にオフとな
る。従って、NMOSトランジスタ36は、アクティブ
であってロウアドレスRAが非選択アドレスの場合にのみ
オンとなり、ワード線WLは低電位側電源Vssに接続され
てLレベルとなる。
【0060】また、チップイネーブル信号バーCEはNM
OSトランジスタ37のゲート端子に直接入力される。
従って、NMOSトランジスタ37は、アクティブのと
きにオフとなり、スタンバイのときにオンとなる。
【0061】即ち、アクティブの時、ワード線WLにはロ
ウアドレスRAが選択アドレスのときに昇圧電圧VPPが供
給され、ロウアドレスRAが非選択アドレスのときには低
電位側電源Vss(Lレベル)となる。一方、スタンバイ
の時、ワード線WLにはスタンバイ電圧VSTが供給され
る。
【0062】次に、昇圧電圧VPPを生成するための昇圧
回路6について説明する。昇圧回路6は、高電位側電源
Vccよりも正の方向に高い電圧を生成するための回路で
あって、例えばブートストラップ回路により構成されて
いる。昇圧回路6は、メモリセル3を構成するトランス
ファゲート23,24のしきい値電圧による電圧降下
や、読み出し動作等の速度の低下を防ぐために設けられ
ている。
【0063】次に、スタンバイ電圧VSTを生成するため
のスタンバイ電圧生成回路7について詳述する。図4に
示すように、スタンバイ電圧生成回路7は、モニタセル
制御回路41とモニタセル42とからなるモニタ電圧生
成部43、リファレンス電圧生成部44、差動アンプ4
5、PMOSトランジスタ46、及び抵抗47により構
成されている。
【0064】モニタ制御回路41には、チップイネーブ
ル信号バーCEとスタンバイ電圧VSTとが入力されてい
る。モニタ制御回路41には、疑似ビット線対MBL,バー
MBL 及び疑似ビット線対MBL,バーMBL を介してモニタセ
ル42が接続されている。モニタ制御回路41は、スタ
ンバイ時にモニタセル42を駆動制御し、モニタセル4
2は、その駆動制御に基づいてモニタ電圧Vmon を生成
し出力する。即ち、モニタ電圧生成部43は、チップイ
ネーブル信号バーCEとスタンバイ電圧VSTとに基づいて
モニタ電圧Vmon を生成する。そのモニタ電圧Vmon
差動アンプ45へ出力される。
【0065】リファレンス電圧生成部44は、予め設定
されたリファレンス電圧Vref を生成し、差動アンプ4
5へ出力するようになっている。差動アンプ45は、モ
ニタ電圧Vmon とリファレンス電圧Vref とを入力す
る。そして、差動アンプ45は、両電圧Vmon ,Vref
を比較し、その比較結果に基づいた信号を出力するよう
になっている。PMOSトランジスタ46と抵抗47
は、高電位側電源Vccと低電位側電源Vssとの間に直列
に接続され、PMOSトランジスタ46のゲート端子は
差動アンプ45の出力端子に接続されている。PMOS
トランジスタ46は、差動アンプ45から出力される信
号、即ちモニタ電圧Vmon とリファレンス電圧Vref と
の比較結果に基づいてオンオフされる。そして、PMO
Sトランジスタ46と抵抗47との間の接続点であるノ
ードN5からスタンバイ電圧VSTを出力するようになっ
ている。モニタセル制御回路41はスタンバイ電圧VST
を入力し、そのスタンバイ電圧VSTに基づいてモニタセ
ル42を駆動制御してモニタ電圧Vmon を生成する。従
って、スタンバイ電圧VSTは、モニタセル制御回路4
1、モニタセル42、差動アンプ45、PMOSトラン
ジスタ46によってフィードバック制御されるようにな
っている。
【0066】図7に示すように、モニタセル制御回路4
1は、インバータ回路51〜53、第1の遅延回路5
4、第2の遅延回路55、及びNMOSトランジスタ5
6,57により構成されている。インバータ回路51の
入力端子にはチップイネーブル信号バーCEが入力され、
出力端子はNMOSトランジスタ56を介して疑似ワー
ド線MWL に接続されている。また、インバータ51の出
力端子には第1,第2の遅延回路54,55が接続され
ている。第1の遅延回路54は直列に接続された2個の
インバータ回路58,59により構成されている。第1
の遅延回路54にはインバータ回路51を介してチップ
イネーブル信号バーCEが入力されている。第1の遅延回
路54は、入力した信号を2個のインバータ回路58,
59により決定される遅延時間だけ遅らせて出力するよ
うになっている。このインバータ回路58,59により
決定される遅延時間を第1の遅延時間という。そして、
第1の遅延回路54は、インバータ回路51を介してチ
ップイネーブル信号バーCEを入力する。従って、第1の
遅延回路54は、チップイネーブル信号バーCEがLレベ
ルからHレベルに立ち上がると、第1の遅延時間だけ遅
れてLレベルの信号をNMOSトランジスタ56のゲー
ト端子に出力する。逆に、チップイネーブル信号バーCE
がHレベルからLレベルに立ち下がると、第1の遅延回
路54は、第1の遅延時間だけ遅れてHレベルの信号を
NMOSトランジスタ56のゲート端子に出力する。
【0067】NMOSトランジスタ56は、そのゲート
端子にHレベルの信号を入力するとオンとなり、Lレベ
ルの信号を入力するとオフとなる。すると、オンとなっ
たNMOSトランジスタ56を介してインバータ回路5
1により反転されたチップイネーブル信号バーCEが疑似
ワード線MWL に伝達される。
【0068】第2の遅延回路55は、直列に接続された
4個のインバータ回路60〜63及びノア回路64によ
り構成されている。ノア回路64の一方の入力端子には
インバータ回路51により反転されたチップイネーブル
信号バーCEがインバータ回路60〜63を介して入力さ
れ、他方の入力端子にはインバータ回路51により反転
されたチップイネーブル信号バーCEが直接入力される。
ノア回路64の出力端子は、NMOSトランジスタ57
のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタ
57のドレイン端子は疑似ワード線MWL に接続され、ソ
ース端子にはスタンバイ電圧VSTが供給されている。
【0069】第2の遅延回路55は、入力した信号がL
レベルからHレベルに立ち上がると直ちにLレベルの信
号を出力し、入力した信号がHレベルからLレベルに立
ち下がるとインバータ回路60〜63により決定される
遅延時間だけ遅らせてLレベルからHレベルに立ち上が
る信号を出力する。このインバータ回路60〜63によ
り決定される遅延時間を第2の遅延時間という。そし
て、第2の遅延回路55は、インバータ回路51を介し
てチップイネーブル信号バーCEを入力する。従って、第
2の遅延回路55は、チップイネーブル信号バーCEがL
レベルからHレベルに立ち上がると第2の遅延時間だけ
遅れてHレベルの信号をNMOSトランジスタ57のゲ
ート端子に出力する。逆に、チップイネーブル信号バー
CEがHレベルからLレベルに立ち下がると、第2の遅延
回路55は、直ちにLレベルの信号をNMOSトランジ
スタ57のゲート端子に出力する。
【0070】NMOSトランジスタ57は、そのゲート
端子にHレベルの信号を入力するとオンとなり、Lレベ
ルの信号を入力するとオフとなる。すると、オンとなっ
たNMOSトランジスタ57を介してスタンバイ電圧V
STが疑似ワード線MWL に伝達される。
【0071】尚、第1の遅延回路54は、その第1の遅
延時間がチップイネーブル信号バーCEがHレベルとなっ
た後にHレベルであって疑似ワード線MWL が確実にLレ
ベルとなるように設定されている。第2の遅延回路55
は、その第2の遅延時間が第1の遅延回路54の第1の
遅延時間よりも長くなるように設定されている。即ち、
チップイネーブル信号バーCEがHレベルに立ち上がって
NMOSトランジスタ56がオフとなった後にNMOS
トランジスタ57がオンとなるように設定されている。
従って、チップイネーブル信号バーCEがLレベルからH
レベルに立ち上がってスタンバイ状態になると、NMO
Sトランジスタ56は疑似ワード線MWLが確実にLレベ
ルとなった後にオフとなる。次に、NMOSトランジス
タ57がオンとなって、疑似ワード線MWL にはスタンバ
イ電圧VSTが供給される。そして、チップイネーブル信
号バーCEがHレベルからLレベルに立ち下がると、直ち
にNMOSトランジスタ57がオフとなって疑似ワード
線MWL へのスタンバイ電圧VSTの供給が停止される。
【0072】疑似ビット線MBL にはインバータ回路5
2,53を介してチップイネーブル信号バーCEが供給さ
れ、疑似ビット線バーMBL は高電位側電源Vccに接続さ
れている。従って、チップイネーブル信号バーCEがLレ
ベルからHレベルに立ち上がってスタンバイ状態になる
と、疑似ビット線バーMBL はHレベルとなる。そして、
チップイネーブル信号バーCEがHレベルからLレベルに
立ち下がってアクティブ状態になると、疑似ビット線バ
ーMBL はLレベルとなる。尚、疑似ビット線MBLは常に
Hレベルとなっている。
【0073】図6に示すように、モニタセル42は、メ
モリセル3と同様に、NMOSトランジスタ71,72
及びトランスファゲート73,74により構成されてい
る。NMOSトランジスタ71,72は、メモリセル3
を構成するNMOSトランジスタ21,22と同じ形状
に形成されている。従って、両セル3,42を構成する
NMOSトランジスタ21,22,71,72は電気的
特性が同じとなっている。
【0074】トランスファゲート73,74は、メモリ
セル3を構成するトランスファゲート23,24と同じ
形状に形成されている。従って、両セル3,42を構成
するトランスファゲート23,24,73,74は電気
的特性が同じとなっている。
【0075】モニタセル42を構成するNMOSトラン
ジスタ71,72のゲート端子は、互いに他のNMOS
トランジスタ71,72のドレイン端子に接続されてい
る。また、NMOSトランジスタ71,72のドレイン
端子は、トランスファゲート73,74を介してそれぞ
れ疑似ビット線対MBL,バーMBL に接続されている。NM
OSトランジスタ71,72のソース端子は低電位側電
源Vssに接続されている。トランスファゲート73,7
4のゲート端子は疑似ワード線MWL に接続されている。
そして、トランスファゲート74とNMOSトランジス
タ72との間のノードN4からモニタ電圧Vmon を生成
し出力するようになっている。
【0076】図8に示すように、リファレンス電圧生成
部44は、抵抗75とNMOSトランジスタ76とから
構成されている。NMOSトランジスタ76はモニタセ
ル42を構成するNMOSトランジスタ71,72とし
きい値電圧等の電気的特性が同じとなるように形成され
ている。また、モニタセル42を構成するNMOSトラ
ンジスタ71,72は、メモリセル3を構成するNMO
Sトランジスタ21,22と同じ形状に形成され、電気
的特性が同じとなっている。従って、リファレンス電圧
生成部44のNMOSトランジスタ76は、メモリセル
3を構成するNMOSトランジスタ21,22と同じ電
気的特性となる。これらのNMOSトランジスタ21,
22,71,72,76のしきい値電圧をVthとする。
【0077】NMOSトランジスタ76はドレイン端子
とゲート端子が互いに接続されている。また、NMOS
トランジスタ76のドレイン端子は抵抗75を介して高
電位側電源Vccに接続され、ソース端子は低電位側電源
Vssに接続されている。従って、NMOSトランジスタ
76は、高電位側電源Vccが供給されるとオンとなり、
そのNMOSトランジスタ76のゲート端子の電圧、即
ちドレイン端子の電圧は、抵抗75の抵抗値が十分に大
きいときにしきい値電圧Vthと同じ電圧になる。従っ
て、抵抗75の抵抗値を調節することにより、NMOS
トランジスタ76のドレイン端子の電圧をVth+αに設
定することができる。このαは、スタンバイ時にメモリ
セル3を構成するNMOSトランジスタ21,22がオ
ンに保たれるのに充分な電圧として設定され、本実施例
ではわずかな電圧となっている。従って、NMOSトラ
ンジスタ76のソース端子の電位は、しきい値電圧Vth
よりわずかに高い電圧となる。そして、このNMOSト
ランジスタ76のドレイン端子の電位(=Vth+α)が
リファレンス電圧Vref として出力される。
【0078】図4に示すように、差動アンプ45は、そ
のプラス入力端子にリファレンス電圧生成部44から出
力されるリファレンス電圧Vref を入力し、マイナス側
入力端子にモニタセル42から出力されるモニタ電圧V
mon を入力し、モニタ電圧Vmon とリファレンス電圧V
ref とを比較する。そして、差動アンプ45は、モニタ
電圧Vmon がリファレンス電圧Vref より高い場合にH
レベルの信号を、モニタ電圧Vmon がリファレンス電圧
Vref よりも低い場合にはLレベルの信号をPMOSト
ランジスタ46のゲート端子へ出力する。
【0079】PMOSトランジスタ46は、そのゲート
端子にLレベルの信号を入力するとオンとなり、PMO
Sトランジスタ46と抵抗47との間のノードN5から
スタンバイ電圧VSTが出力される。このスタンバイ電圧
STは、モニタセル制御回路41に供給される。そし
て、スタンバイ電圧VSTは、モニタセル制御回路41に
よってスタンバイの時に疑似ワード線MWL を介してモニ
タセル42を構成するトランスファゲート73,74の
ゲート端子に入力される。
【0080】例えば、モニタ電圧Vmon がリファレンス
電圧Vref よりも高くなると、差動アンプ45はHレベ
ルの信号を出力し、そのHレベルの信号によってPMO
Sトランジスタ46はオフとなる。その結果、スタンバ
イ電圧VSTは降下する。逆に、モニタ電圧Vmon がリフ
ァレンス電圧Vref よりも低くなると、差動アンプ45
はLレベルの信号を出力し、そのLレベルの信号によっ
てPMOSトランジスタ46はオンとなる。その結果、
スタンバイ電圧VSTは上昇する。
【0081】上述したように、スタンバイ電圧VSTは、
スタンバイの時にモニタセル制御回路41によって疑似
ワード線MWL を介してモニタセル42を構成するトラン
スファゲート73,74のゲート端子に供給される。ト
ランスファゲート73,74は、供給されるスタンバイ
電圧VSTに応じたオン抵抗となる。そして、トランスフ
ァゲート74とNMOSトランジスタ72との間のノー
ドN4の電位がモニタ電圧Vmon として出力される。従
って、スタンバイ電圧VSTは、モニタ電圧Vmon がリフ
ァレンス電圧生成部44によって生成されるリファレン
ス電圧Vref と同じ電圧となるように制御される。
【0082】ところで、アクティブの時に、疑似ビット
線MBL にはチップイネーブル信号バーCE(Lレベル)が
供給され、疑似ビット線バーMBL には高電位側電源Vcc
が供給されている。従って、ノードN3はLレベル、ノ
ードN4はHレベルとなっている。すると、NMOSト
ランジスタ71はオン、NMOSトランジスタ72はオ
フとなる。
【0083】次に、スタンバイになると、トランスファ
ゲート73,74は供給されたスタンバイ電圧VSTに応
じたオン抵抗となる。従って、ノードN3の電位は、ト
ランスファゲート73のオン抵抗とNMOSトランジス
タ71のオン抵抗との分圧抵抗によって決定される電位
に落ち着く、また、ノードN4の電位は、トランスファ
ゲート74のオン抵抗とNMOSトランジスタ72のオ
フ抵抗との分圧抵抗によって決定される電位に落ち着
く。このとき、ノードN4の電位はNMOSトランジス
タ71,72のしきい値電圧よりもわずかに高い電位と
なる。そして、NMOSトランジスタ71はノードN4
の電位によってオンに保たれ、ノードN3はLレベルに
保たれ、NMOSトランジスタ72はノードN3の電位
によってオフに保たれる。そして、モニタ電圧生成部4
3は、ノードN4の電位をモニタ電圧Vmon として出力
する。
【0084】そして、モニタセル42のノードN4の電
位は、入力データDinに応じてビット線対BL,バーBLが
それぞれLレベル,HレベルのときにはノードN2と同
じとなり、逆にビット線対BL,バーBLがそれぞれHレベ
ル,LレベルのときにはノードN1と同じとなる。即
ち、モニタセル42はメモリセル3にデータが書き込ま
れたのと同じ状態となっている。そして、スタンバイに
なると、メモリセル3を構成するトランスファゲート2
3,24と同様に、モニタセル42を構成するトランス
ファゲート73,74はスタンバイ電圧VSTに応じたオ
ン抵抗となる。従って、ノードN4から出力されるモニ
タ電圧Vmon は、メモリセル3のノードN2の電位と同
じとなる。即ち、モニタセルのノードN4の電位によ
り、メモリセル3のノードN1,N2の電位を検出して
いることになる。
【0085】そして、スタンバイ電圧VSTはメモリセル
3のノードN2の電位がリファレンス電圧生成部44に
より生成されるリファレンス電圧Vref と同じ電位なる
ように制御される。そして、リファレンス電圧Vref
は、NMOSトランジスタ76のしきい値電圧Vth+
α、即ちメモリセル3を構成するNMOSトランジスタ
23,24のしきい値電圧Vth+αとなっている。従っ
て、リファレンス電圧Vref はメモリセル3を構成する
NMOSトランジスタ21,22のしきい値電圧Vthよ
りわずかに高い電圧となる。そして、ノードN1,N2
の電位はオンとなったNMOSトランジスタ21,22
のしきい値電圧Vthよりわずかに高い電圧となるので、
そのオンとなったNMOSトランジスタ21,22に流
れる電流は最小となる。即ち、スタンバイ時にメモリセ
ル3に流れるデータ保持電流が最小となる。
【0086】次に、上記のように構成されたSRAM1
の作用を説明する。データを書き込む場合、図10に示
すように、外部から指定されたロウアドレスRAはロウア
ドレスバッファ5を介してロウデコーダ4へ、カラムア
ドレスCAはカラムアドレスバッファ10を介してカラム
デコーダ9へそれぞれ選択アドレスとして与えられる。
チップイネーブル信号バーCEがLレベルに立ち下がる
と、選択アドレスに対応したワード線デコーダ4aが活
性化し、ワード線WLに昇圧電圧VPPが供給されてそのワ
ード線WLのレベルが立ち上がる。
【0087】次に、ライトイネーブル信号バーWEが立ち
下がると、入出力回路12は、外部から入力データDin
を入力する。そして、入出力回路12は、データバス線
対DB,バーDBを入力データDinに対応したレベルに相補
的に変化させる。このデータバス線対DB,バーDBのレベ
ルの変化は、カラムアドレスCAに応じて出力された活性
化信号YSによりオンとなったカラムスイッチ8を介して
選択されたビット線対BL,バーBLに伝達される。そのビ
ット線対BL,バーBLと、昇圧電圧VPPが供給されたワー
ド線WLとの交点に接続されたメモリセル3に対して入力
データDinが書き込まれる。
【0088】次に、スタンバイ状態になると、各ビット
線対BL,バーBLは、チップイネーブル信号バーCEがHレ
ベルであるので、プリチャージ回路11によってそれぞ
れ高電位側電源Vccが供給されHレベルとなる。各ワー
ド線WLには、ロウデコーダ4からスタンバイ電圧VST
供給され、その各ワード線WLはメモリセル3を構成する
トランスファゲート23,24のゲート端子に接続され
ている。従って、トランスファゲート23,24は、そ
れぞれゲート端子に供給されるスタンバイ電圧VSTに応
じたオン抵抗となる。すると、トランスファゲート2
3,24は、図2に示すように、NMOSトランジスタ
21,22のドレイン端子とビット線対BL,バーBLとの
間に接続された高抵抗25,26として動作する。
【0089】この時、各ビット線対BL,バーBLには高電
位側電源Vccが供給されている。従って、ノードN1の
電位は、高電位側電源Vccと低電位側電源Vss間の電位
を、NMOSトランジスタ21のオン抵抗(又はオフ抵
抗)と高抵抗25とからなる分圧抵抗により分圧された
電位に落ち着く。一方、ノードN2の電位は、NMOS
トランジスタ22のオフ抵抗(又はオン抵抗)と高抵抗
26とからなる分圧抵抗により分圧された電位に落ち着
く。即ち、トランスファゲート23,24は、スタンバ
イ時に従来の高抵抗負荷型メモリセル150を構成する
高抵抗155,156と同様の高抵抗25,26として
動作し、その高抵抗25,26とNMOSトランジスタ
21,22のオン抵抗(又はオフ抵抗)によりデータが
保持される。
【0090】従って、従来のCMOS型メモリセル16
0のように、PMOSトランジスタ161,162を設
ける必要がなく、NMOSトランジスタ21,22とト
ランスファゲート23,24のみでデータを保持するこ
とができる。その結果、メモリセル3のメモリセル面積
を従来のCMOS型メモリセル160のメモリセル面積
に比べて小さくすることができる。
【0091】この時、スタンバイ電圧VSTは、モニタ電
圧Vmon とリファレンス電圧Vrefとが同じ電圧となる
ようにフィードバック制御される。そして、モニタセル
42を構成するNMOSトランジスタ71,72は、メ
モリセル3を構成するNMOSトランジスタ21,22
と同じ形状に形成され、それらの電気的特性は同じとな
っている。また、リファレンス電圧生成部44を構成す
るNMOSトランジスタ76は、メモリセル3を構成す
るNMOSトランジスタ21,22と同じ電気的特性と
なるように形成されている。即ち、NMOSトランジス
タ21,22,71,72,76は、それらのしきい値
電圧Vthが同じになっている。
【0092】そして、スタンバイ電圧VSTは、モニタ電
圧Vmon がリファレンス電圧Vrefと一致するように制
御されている。そのため、高抵抗25,26、即ちトラ
ンスファゲート23,24のオン抵抗は、ノードN1,
N2の電位がリファレンス電圧Vref (モニタ電圧Vmo
n )となるように制御される。すると、ノードN1,N
2の電位はNMOSトランジスタ21,22のしきい値
電圧Vthよりわずかに高い電圧となるので、オンとなっ
たNMOSトランジスタ21,22を介して流れるデー
タ保持電流は最小となる。
【0093】ところで、従来の高抵抗負荷型メモリセル
150を構成する高抵抗155,156の抵抗値は、プ
ロセスのばらつきや温度変化により、必要なデータ保持
電流が変わってもデータが保持されるように、ある程度
のマージンを持たせた抵抗値として設定されている。一
方、本実施例のSRAM1では、メモリセル3を構成す
るNMOSトランジスタ21,22のドレイン電圧が当
該トランジスタ21,22のしきい値電圧Vthよりわず
かに高い電圧となるように制御したスタンバイ電圧VST
により、トランスファゲート23,24を高抵抗25,
26として動作させるようにした。従って、トランスフ
ァゲート23,24とオンとなったNMOSトランジス
タ21,22を介して流れるデータ保持電流は、従来の
高抵抗負荷型メモリセル150に必要なデータ保持電流
に比べて少なくなる。その結果、SRAM1の消費電流
は従来の高抵抗負荷型メモリセル150よりなるSRA
Mに比べて少なくなる。
【0094】データを読み出す場合、図9に示すよう
に、書き込みと同様に、チップイネーブル信号バーCEが
Lレベルに立ち下がると、外部から指定されたロウアド
レスRAに基づいて選択されたワード線WLに昇圧電圧VPP
が供給されてそのワード線WLのレベルが立ち上がる。す
ると、各ビット線対BL,バーBLは、昇圧電圧VPPが供給
されたワード線WLに接続されたメモリセル3に記憶され
たデータに応じたレベルに変化する。
【0095】このとき、チップイネーブル信号バーCEの
立ち下がりによってカラムアドレスCAによって出力され
た活性化信号YSによって、選択されたビット線対BL,バ
ーBLとデータバス線対DB,バーDBとがカラムスイッチ8
を介して接続される。そして、その選択されたビット線
対BL,バーBLのレベルの変化がデータバス線対DB,バー
DBに伝達される。入出力回路12は、そのデータバス線
対DB,バーDBのレベルの変化に応じた出力データDout
を外部へ出力する。
【0096】以上記述したように、本実施例によれば、
スタンバイ時にトランスファゲート23,24のゲート
端子にスタンバイ電圧VSTを印加して、高電位側電源V
ccにプリチャージされたビット線対BL,バーBLに接続さ
れた高抵抗25,26として動作させるようにした。そ
の結果、メモリセル3をNMOSトランジスタ21,2
2、及びトランスファゲート23,24により構成する
ことができるので、従来のCMOS型メモリセル160
に比べてメモリセル面積を小さくすることができる。ま
た、従来の高抵抗負荷型メモリセル150と比べた場
合、高抵抗155,156と高電位側電源Vcc、NMO
Sトランジスタ151,152と接続するためのコンタ
クトホールなどを形成するための面積の分本実施例のメ
モリセル3のメモリセル面積を小さくすることができ
る。更に、従来の高抵抗負荷型メモリセル150の高抵
抗155,156を省略することができるので、その分
プロセスの工程数を少なくすることができる。
【0097】また、スタンバイの時に、トランスファゲ
ート23,24のゲート端子に印加するスタンバイ電圧
STを制御して、ノードN1,N2の電位をリファレン
ス電圧Vref 、即ちNMOSトランジスタ21,22の
しきい値電圧Vthよりわずかに高い電圧とするようにし
た。その結果、メモリセル3に流れるデータ保持電流を
最小にすることができるので、従来の高抵抗負荷型メモ
リセル150に比べて消費電流を少なくすることができ
る。 (第二実施例)以下、本発明を具体化した第二実施例を
図12〜図16に従って説明する。
【0098】尚、本実施例において、第一実施例と同じ
構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を
省略し、第一実施例と異なる点についてのみ詳述する。
本実施例において、第一実施例と異なる点は、メモリセ
ル3に代えて図12に示すメモリセル90が設けられて
いる。そのメモリセル90の変更にともなって、モニタ
セル制御回路41に代えて図16に示すモニタセル制御
回路110が設けられ、モニタセル42に代えて図14
に示すモニタセル120が設けられている。また、リフ
ァレンス電圧生成部44に代えて図15に示すリファレ
ンス電圧生成部130が設けられている。そして、図4
に示すスタンバイ電圧生成回路7は、スタンバイ電圧V
ST1 を生成し出力するようになっている。そのスタンバ
イ電圧VST1 は、スタンバイ時にロウデコーダ4、各ワ
ード線WLを介して各メモリセル90に供給されるように
なっている。
【0099】先ず、メモリセル90について説明する。
図12に示すように、メモリセル90は、PMOSトラ
ンジスタ91、NMOSトランジスタ92、及びトラン
スファゲート93,94により構成されている。PMO
Sトランジスタ91のソース端子は高電位側電源Vccに
接続され、ドレイン端子はNMOSトランジスタ92の
ゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタ9
2のソース端子は低電位側電源Vssに接続され、ドレイ
ン端子はPMOSトランジスタ91のゲート端子に接続
されている。PMOSトランジスタ91のドレイン端子
とNMOSトランジスタ92のゲート端子との間のノー
ドN6は、トランスファゲート93を介してビット線BL
に接続されている。PMOSトランジスタ91のゲート
端子とNMOSトランジスタ92のドレイン端子との間
のノードN7は、トランスファゲート94を介して反転
ビット線バーBLに接続されている。トランスファゲート
93,94はNMOSトランジスタよりなり、両トラン
スファゲート93,94のゲート端子はワード線WLに接
続されている。
【0100】ビット線対BL,バーBLにはプリチャージ回
路100が接続されている。プリチャージ回路100は
一対のNMOSトランジスタにより構成され、両NMO
Sトランジスタのゲート端子は互いに接続されるととも
に、チップイネーブル信号バーCEが入力されている。ス
タンバイ状態となってHレベルのチップイネーブル信号
バーCEが入力されると、両NMOSトランジスタはオン
となる。すると、ビット線BLは低電位側電源Vssに接続
され、反転ビット線バーBLは高電位側電源Vccに接続さ
れる。その結果、ビット線BLはLレベルに、反転ビット
線バーBLはHレベルにプリチャージされる。
【0101】上記のように構成されたメモリセル90に
対して、第一実施例と同様にアクティブの時、選択され
たワード線WLにはロウデコーダ4を介して昇圧電圧VPP
が供給されている。その昇圧電圧VPPはトランスファゲ
ート93,94のゲート端子に入力され、そのトランス
ファゲート93,94はオンとなる。そして、ビット線
対BL,バーBLは、書き込み動作のときに入力データDin
に応じたレベルに相補的に変化している。例えば、入力
データDinに応じてビット線BLがHレベル、反転ビット
線バーBLがLレベルとすると、ノードN6はHレベルと
なり、ノードN7はLレベルとなる。すると、PMOS
トランジスタ91は、そのソース端子がLレベルとなっ
てオンとなり、NMOSトランジスタ92はそのゲート
端子がHレベルとなってオンとなる。その結果、入力デ
ータDinはメモリセル90に書き込まれる。
【0102】次に、スタンバイになると、全てのワード
線WLにはスタンバイ電圧VST1 が供給され、トランスフ
ァゲート93,94は、スタンバイ電圧VST1 に応じた
オン抵抗となる。その結果、図13に示すように、両ト
ランスファゲート93,94は、それぞれ高抵抗95,
96として動作するようになり、メモリセル90はPM
OSトランジスタ91、NMOSトランジスタ92、及
び高抵抗95,96により構成される。
【0103】このとき、ビット線対BL,バーBLはプリチ
ャージ回路100によって、それぞれLレベル(低電位
側電源Vss),Hレベル(高電位側電源Vcc)にプリチ
ャージされている。従って、ノードN6は高抵抗95を
介して低電位側電源Vssに接続され、ノードN7は高抵
抗96を介して高電位側電源Vccに接続されるのと等価
となる。そして、両MOSトランジスタ91,92がオ
ンであるので、ノードN6,N7は、それぞれHレベ
ル,Lレベルに保持されて、当該メモリセル90に書き
込まれたデータが保持される。
【0104】一方、入力データDinに応じてビット線BL
がLレベル、反転ビット線バーBLがHレベルの場合、ノ
ードN6はLレベルとなり、ノードN7はHレベルとな
る。すると、PMOSトランジスタ91はそのゲート端
子がHレベルとなってオフとなり、NMOSトランジス
タ92はそのゲート端子がLレベルとなってオフとな
る。そして、スタンバイになると、トランスファゲート
93,94はそれぞれスタンバイ電圧VST1 に応じた抵
抗値の高抵抗95,96として動作する。また、ビット
線対BL,バーBLはプリチャージ回路100によって、そ
れぞれLレベル,Hレベルにプリチャージされ、ノード
N6は高抵抗95を介して低電位側電源Vssに接続さ
れ、ノードN7は高抵抗96を介して高電位側電源Vcc
に接続されるのと等価となる。そして、ノードN6の電
位は、PMOSトランジスタ91のオフ抵抗とトランス
ファゲート93よりなる高抵抗95との分圧抵抗により
決定される電位に落ち着き、ノードN7の電位は、トラ
ンスファゲート94よりなる高抵抗96と、NMOSト
ランジスタ92のオフ抵抗との分圧抵抗により決定され
る電位に落ち着く。
【0105】このとき、PMOSトランジスタ91のし
きい値電圧をVtp、NMOSトランジスタ92のしきい
値電圧をVtnとし、ノードN6,N7の電位をそれぞれ
VN6,VN7とすると、VN6<Vtn,Vcc−|Vtp|<V
N7となる。その結果、両MOSトランジスタ91,92
はオフに保持されて当該メモリセル90に書き込まれた
データが保持される。
【0106】尚、アクティブになってメモリセル90の
保持されたデータを読み出す場合の動作は第一実施例と
同じであるので、説明を省略する。次に、スタンバイ電
圧VST1 の供給、生成について詳述する。
【0107】図16に示すように、モニタセル制御回路
110は、第一実施例のモニタセル制御回路41と比べ
てインバータ回路52,53が省略されており、疑似ビ
ット線MBL は低電位側電源Vssに接続されている。従っ
て、疑似ビット線MBL は常にLレベル、疑似ビット線バ
ーMBL 常にHレベルとなる。そして、第一実施例と同様
に、疑似ワード線MWL は、アクティブのときにHレベル
となり、スタンバイのときにスタンバイ電圧VST1 が供
給される。
【0108】図14に示すように、モニタセル120
は、メモリセル90と同様に、PMOSトランジスタ1
21、NMOSトランジスタ122、及びトランスファ
ゲート123,124により構成されている。また、モ
ニタセル120を構成する各トランジスタ121,12
2、トランスファゲート123,124は、メモリセル
90を構成する各トランジスタ91,92、トランスフ
ァゲート93,94とそれぞれ同じ形状に形成されてい
る。従って、モニタセル120はメモリセル90と電気
的特性が同じとなっている。そして、モニタセル120
は、PMOSトランジスタ121のゲート端子とNMO
Sトランジスタ122のドレイン端子との間のノードN
9からモニタ電圧Vmon1を出力する。
【0109】図15に示すように、リファレンス電圧生
成部130は、抵抗131,132により構成され、抵
抗131,132は、高電位側電源Vccと低電位側電源
Vssとの間に直列に接続されている。リファレンス電圧
生成部130は、抵抗131,132間のノードN10
から、高電位側電源Vccと低電位側電源Vss間の電圧を
抵抗131,132の分圧抵抗による電圧をリファレン
ス電圧Vref1として出力する。
【0110】抵抗131,132の値は、抵抗分割によ
りノードN10の電位、即ちリファレンス電圧Vref1
が、PMOSトランジスタ121のしきい値電圧をVtp
とすると、Vref1>Vcc−|Vtp|となるように設定さ
れている。尚、本実施例では、リファレンス電圧Vref1
がVcc−|Vtp|をわずかに上回るように設定されてい
る。
【0111】第一実施例と同様に、図4に示す差動アン
プ45は、モニタセル120から出力されるモニタ電圧
Vmon1と、リファレンス電圧生成部130から出力され
るリファレンス電圧Vref1とを比較し、その比較結果に
基づいてPMOSトランジスタ46がオンオフ制御され
る。そして、PMOSトランジスタ46と抵抗47間の
ノードN5からスタンバイ電圧VST1 が出力される。ス
タンバイ電圧VST1 はロウデコーダ110によってスタ
ンバイ時にワード線WLと疑似ワード線MWL に供給され、
そのスタンバイ電圧VST1 に基づいてモニタ電圧Vmon1
が生成される。
【0112】即ち、スタンバイ電圧VST1 は、モニタ電
圧Vmon1が印加されるPMOSトランジスタ121がわ
ずかなオフとなるように制御され、ロウデコーダ110
を介してスタンバイ状態のときに各ワード線WLに供給さ
れる。各メモリセル90を構成するトランスファゲート
93,94は、そのワード線WLに供給されるスタンバイ
電圧VST1 によって図13に示すように抵抗95,96
として動作する。従って、メモリセル90のノードN7
の電位は、モニタセル120のノードN9の電位、即ち
モニタ電圧Vmon1と等しくなる。その結果、第一実施例
と同様に、メモリセル90に書き込まれたデータは、ス
タンバイ時においても保持される。
【0113】このとき、メモリセル90を構成するPM
OSトランジスタ91は、モニタセル120を構成する
PMOSトランジスタ121と同じ形状に形成されてい
るので、それらのしきい値電圧は同じとなる。これらの
PMOSトランジスタ91,121のしきい値電圧をし
きい値電圧Vtpとする。そして、メモリセル90のノー
ドN7の電位は、モニタ電圧Vmon1と等しい電位、即ち
高電位側電源VccとPMOSトランジスタ121のしき
い値電圧Vtpとにより、Vcc−|Vtp|よりわずかに高
い電位となる。そして、モニタセル120を構成するP
MOSトランジスタ121とメモリセル90を構成する
PMOSトランジスタ91は同じ特性となっている。従
って、オンとなったPMOSトランジスタ91とトラン
スファゲート93よりなる高抵抗95を介して流れる電
流、即ちデータ保持電流は最小となる。従って、スタン
バイ時の消費電流を抑えることができる。
【0114】このように、本実施例においても、第一実
施例と同様に、メモリセル90をPMOSトランジスタ
91、NMOSトランジスタ92、及びトランスファゲ
ート93,94により構成することができる。その結
果、第一実施例のNMOSトランジスタ21に比べてP
MOSトランジスタ91の方が素子が占める面積が大き
いのでメモリセル面積が大きくなるものの、従来のCM
OS型メモリセル160に比べてメモリセル面積を小さ
くすることができる。また、スタンバイの時に、データ
を保持するためのデータ保持電流をトランスファゲート
123,124のゲート端子に印加するスタンバイ電圧
ST1 を制御することにより最小にすることができるの
で、従来の高抵抗負荷型メモリセル150に比べて消費
電流を少なくすることができる。 (第三実施例)以下、本発明を具体化した第三実施例を
図17に従って説明する。
【0115】尚、本実施例において、第一実施例と同じ
構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を
省略する。図17に示すように、第一実施例の各メモリ
セル3を構成するNMOSトランジスタ21,22のソ
ース端子は共通接続されるとともに、コンデンサ141
の一端に接続され、コンデンサ141の他端は低電位側
電源Vssに接続されている。コンデンサ141は、比較
的大容量となるように形成され、本実施例では1nF程
度となっている。コンデンサ141には並列にNMOS
トランジスタ142,143が接続されている。即ち、
NMOSトランジスタ142,143のドレイン端子
は、NMOSトランジスタ142,143のソース端子
とコンデンサ141との間のノードN11に接続され、
NMOSトランジスタ142,143のソース端子は低
電位側電源Vssに接続されている。NMOSトランジス
タ142のゲート端子にはインバータ回路144を介し
てチップイネーブル信号バーCEが入力されている。NM
OSトランジスタ143は、ゲート端子とドレイン端子
が互いに接続されている。
【0116】スタンバイになると、NMOSトランジス
タ142のゲート端子にはインバータ回路144により
反転されたチップイネーブル信号バーCEが入力されてい
るので、NMOSトランジスタ142はオフとなる。
【0117】例えば、書き込まれた入力データDinに応
じてNMOSトランジスタ21はオン、NMOSトラン
ジスタ22はオフとする。このとき、トランスファゲー
ト23,24は、それぞれゲート端子にスタンバイ電圧
STが印加されて、第一実施例の図2に示す高抵抗2
5,26として動作する。そして、ノードN1の電位
は、高抵抗25とNMOSトランジスタ21のオン抵抗
との分圧抵抗によって決定される電位となり、ノードN
2の電位は、高抵抗26とNMOSトランジスタ23の
オフ抵抗との分圧抵抗によって決定される電位となる。
【0118】このとき、ビット線BLから高抵抗25(ト
ランスファゲート23)とオンとなったNMOSトラン
ジスタ21を介して流れるデータ保持電流は、コンデン
サ141の電極に流れ込み、そのコンデンサ141に蓄
えられるので、消費電流とはならない。従って、第一実
施例に比べて更に消費電流を少なくすることができる。
【0119】ところで、SRAMを製造するためのプロ
セスのマージン等によりスタンバイ電圧VSTが変動し
て、メモリセル3に流れるデータ保持電流が増加する場
合がある。この場合にも、同様にビット線BLから高抵抗
25とオンとなったNMOSトランジスタ21を介して
流れるデータ保持電流は、コンデンサ141の電極に流
れ込み、そのコンデンサ141に蓄えられるので、消費
電流とはならない。
【0120】NMOSトランジスタ143はコンデンサ
141に蓄えられる電荷により上昇する電位の上限(リ
ミット)を設定するために設けられている。そして、N
MOSトランジスタ143のしきい値電圧はメモリセル
3を構成するNMOSトランジスタ21,22のしきい
値電圧よりも小さくなるように設定され形成されてい
る。従って、ビット線BL(バーBL)から流れ込むデータ
保持電流によってノードN11の電位が上昇した場合、
NMOSトランジスタ21,22よりも先にNMOSト
ランジスタ143がオンとなる。
【0121】ノードN11の電位がNMOSトランジス
タ21,22のしきい値電圧よりも高くなると、NMO
Sトランジスタ21,22はオンとなる。すると、ノー
ドN1,N2の電位が低くなって、メモリセル3に書き
込まれたデータが破壊される。NMOSトランジスタ1
43がオンになると、コンデンサ141からNMOSト
ランジスタ143を介して電流が流れてノードN11の
電位の上昇を制限する。その結果、ノードN11の電位
が、NMOSトランジスタ21,22がオンするまで上
昇しないので、メモリセル3に書き込まれたデータは破
壊されることなく保持される。次に、アクティブになる
と、NMOSトランジスタ142のゲート端子には、イ
ンバータ回路144により反転されたチップイネーブル
信号バーCE、即ちHレベルの信号が入力されるので、N
MOSトランジスタ142はオンとなる。すると、ノー
ドN11はNMOSトランジスタ142を介して低電位
側電源Vssに接続され、コンデンサ141に蓄えられた
電荷は放電される。その結果、メモリセル3を構成する
NMOSトランジスタ21,22のソース端子には低電
位側電源Vssが印加される。そして、メモリセル3に
は、第一実施例と同様にビット線対BL,バーBLのレベル
の変化によって入力データDinが書き込まれる。
【0122】以上記述したように、本実施例によれば、
第一実施例の効果に加えて、プロセスの変動等によりス
タンバイ電圧VSTが変化しても、消費電流の増加を抑え
ることができる。
【0123】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、以下のように実施してもよい。 1)上記各実施例において、メモリセルアレイ2を複数
のブロックに分割し、それらのブロック毎にスタンバイ
電圧生成回路7を設ける。そして、ブロック内に含まれ
るメモリセルに供給するスタンバイ電圧VSTをそれぞれ
のスタンバイ電圧生成回路7により生成する。この構成
によると、チッ面積が増加するもののスタンバイ時にメ
モリセル3,90のデータ保持電流を各ブロック毎に制
御可能であるため、チップ内のばらつきによる消費電流
の増大を抑えることができる。
【0124】2)上記第三実施例において、リミッタと
なるNMOSトランジスタ143を複数の直列に接続し
たMOSトランジスタにより構成する。すると、ノード
N11の電位が上昇するリミットを細かく設定すること
が可能となる。
【0125】3)第三実施例において、メモリセルアレ
イ2を複数のブロックに分割し、各ブロックに対応する
コンデンサ141を形成する。そして、ブロックに含ま
れるメモリセル3をそれぞれ対応するコンデンサ141
に接続して実施する。
【0126】4)上記第一実施例において、スタンバイ
時にスタンバイ電圧VSTに基づいてトランスファゲート
23,24がオフとなるように形成して実施する。ま
た、第二実施例においても同様に、スタンバイ時にスタ
ンバイ電圧VST1 に基づいてトランスファゲート93,
94がオフとなるように形成して実施する。
【0127】5)上記各実施例において、プリチャージ
回路11,100を一対のPMOSトランジスタにより
構成し、両PMOSトランジスタのゲート端子に反転し
たチップイネーブル信号バーCEを供給する。
【0128】6)上記各実施例において、バイポーラト
ランジスタを用いたSRAMに応用する。 尚、本明細書において、発明の構成に係る部材は、以下
のように定義されるものとする。
【0129】トランジスタとは、電界効果トランジスタ
(FET)及びバイポーラトランジスタを含む。FET
には、MOSトランジスタのみならず、MIS構造の電
界効果トランジスタ(FET)、絶縁ゲート形FET
(IGFET)をのみならず、JFETを含む。バイポ
ーラトランジスタではNPN形トランジスタ、PNP形
トランジスタを含む。
【0130】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、チ
ップ面積を小さくし、かつ消費電流の増加を抑えること
ができるチップ面積の増加を抑えることが可能な半導体
記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した第一実施例のメモリセル
の回路図。
【図2】 第一実施例のメモリセルの等価回路図。
【図3】 SRAMのブロック回路図。
【図4】 スタンバイ電圧生成回路のブロック回路図。
【図5】 ロウデコーダの一部回路図。
【図6】 第一実施例のモニタセルの回路図。
【図7】 第一実施例のモニタセル制御回路の回路図。
【図8】 第一実施例のリファレンス電圧生成回路の回
路図。
【図9】 読み出し時の動作を説明するための波形図。
【図10】 書き込み時の動作を説明するための波形
図。
【図11】 スタンバイ電圧生成回路の動作を説明する
ための波形図。
【図12】 第二実施例のメモリセルの回路図。
【図13】 第二実施例のメモリセルの等価回路図。
【図14】 第二実施例のモニタセルの回路図。
【図15】 第二実施例のリファレンス電圧生成回路の
回路図。
【図16】 第二実施例のモニタセル制御回路の回路
図。
【図17】 第三実施例のメモリセルの回路図。
【図18】 高抵抗負荷型メモリセルの回路図。
【図19】 CMOS型メモリセルの回路図。
【符号の説明】
2 メモリセルアレイ 3 メモリセル 4 ロウデコーダ 21,22 NMOSトランジスタ 23,24 トランスファゲート 25,26 負荷抵抗としての高抵抗 40 スタンバイ電圧生成回路 41,110 モニタセル制御回路 42,120 モニタセル 43 モニタ電圧生成部 44,130 リファレンス電圧生成部 45 差動アンプ 46 PMOSトランジスタ 47 抵抗 91 PMOSトランジスタ 92 NMOSトランジスタ 93,94 トランスファゲート 95、96 負荷抵抗としての高抵抗 141 コンデンサ 142 NMOSトランジスタ 143 リミットトランジスタとしてのNMOSトラン
ジスタ BL,バーBL ビット線対 Vmon ,Vmon1 モニタ電圧 Vref ,Vref1 リファレンス電圧 VST,VST1 スタンバイ電圧 WL ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−172194(JP,A) 特開 昭62−3485(JP,A) 特開 昭61−255592(JP,A) 特開 平2−183495(JP,A) 特開 平5−342880(JP,A) 特開 昭62−76097(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/41 - 11/419

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロスカップル接続された2つのトラン
    ジスタと、ワード線WLに接続され前記両トランジスタ
    をビット線対にそれぞれ接続するトランスファゲートと
    から構成されたメモリセルを備えたメモリセルアレイ
    と、 ビット線対に接続され、スタンバイ時に該ビット線対を
    プリチャージするプリチャージ回路と、 ワード線に接続され、アクティブ時には外部から指定さ
    れるロウアドレスに基づいて一本のワード線を選択し、
    スタンバイ時には全てのワード線に対して前記トランス
    ファゲートが負荷抵抗として動作するスタンバイ電圧を
    供給するロウデコーダと、 前記メモリセルの実質的にHレベルまたはLレベルのノ
    ードの電位と実質的に同じ電位に基づいてトランスファ
    ゲートに供給するスタンバイ電圧を生成するスタンバイ
    電圧生成回路とを備えた半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 スタンバイ電圧生成回路は、前記メモリセルの実質的に
    HレベルまたはLレベルのノードと実質的に同じ電位を
    生成するモニタセルを備え、そのモニタセルを構成する
    トランジスタに供給する電圧が所定の電圧となるように
    スタンバイ電圧を制御するようにした半導体記憶装置。
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