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JP2004271182A - センシング材料、センシングシールおよびセンシングシステム - Google Patents

センシング材料、センシングシールおよびセンシングシステム Download PDF

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JP2004271182A JP2003057760A JP2003057760A JP2004271182A JP 2004271182 A JP2004271182 A JP 2004271182A JP 2003057760 A JP2003057760 A JP 2003057760A JP 2003057760 A JP2003057760 A JP 2003057760A JP 2004271182 A JP2004271182 A JP 2004271182A
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Abstract

【課題】従来から鮮度センシングは酵素、染料、色素等の反応によって、色等で判定していたが、センサおよび装置、操作が煩雑で、高価格であるという課題を有していた。そこで、磁性体粉末の環境による磁気特性変化を利用し、さらに高感度な磁気インピーダンスセンサ等による磁場強度検出することで、安価で簡便な鮮度センシングシステムを提供する。例えば、鮮度などを安価かつ簡単に検出することができるセンシングシールを提供する。
【解決手段】置かれた環境によって磁気特性が変化する磁性体粉末をシール内に混ぜ込むかまたは表面部分に塗布したシールを鮮度センシングシールとし、このシールを被検体に貼ることで、被検体が置かれた環境条件によって変化する磁気特性を磁気インピーダンスセンサ等で測定して、環境条件を知る磁気センシングシステムで、安価に簡便に鮮度を知ることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、食品や医薬品等の鮮度を検知するための、鮮度センシング材料、シール、およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鮮度センシングに関しては、酵素、染料、色素等の反応を利用して、鮮度を検知している。
例えば、特開平3−282248号公報によれば(特許文献1参照)、食肉の鮮度を調べるのに、被検体である食肉を熱抽出法または溶媒抽出法で処理し、これによって得た肉汁を2つに分岐された流路を通して、一方では、イノシン酸とイノシンとヒポキサンチンが酵素によって分解され、他方ではイノシンとヒポキサンチンが酵素によって分解され、それぞれその量が反応管中で反応時に消費する酸素量を酸素電極で計測して求められ(酵素センサー)、後者を前者で割った値が鮮度指数K値となって、被検体の鮮度が判定される。
また、鮮度を左右する環境温度を表示する管理ラベルが提案されている。すなわち、特開2001−41830号公報によると(特許文献2参照)、青果物や生鮮品の温度管理をするために、温度によって色変化する示温材料であって、これは温度によって色変化する様子が視覚で判断できるものである。この色変化する材料の中で不可逆タイプが熱履歴を残すので、温度管理用に向いている。この示温材料は電子供与性化合物(例えばロイコ染料)と電子受容性化合物(例えば顕色剤)と可逆材よりなる基本系に示温特性制御剤とバインダ樹脂を加えたものからなっている。これらの発色機構は、まずこれらの混合物は加熱されて可逆材と示温特性制御剤が融点以上に加熱されると流動状態になって顕色剤を取り込み、急冷されて取り込んだまま固化する。固化状態は非結晶状態(消色状態)で不安定で、測定環境に置かれると相分離が進行して結晶状態になり、相分離した示温特性制御剤は結晶状態が安定なのでロイコ染料と顕色剤との反応の場となり、高温暴露でガラス転移温度以上になると顕色剤が分離して拡散を始めロイコ染料と結合して発色状態となる。このようにして、温度管理が発色を視認すことでできる。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−282248号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2001−41830号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の酵素センサ(酸素電極)では、被検体自体からサンプリングしなければならないこと、酵素が高価であること、さらに酵素の保管管理が煩雑であることという課題があり、また示温材料では、ガラス転移温度以下でも顕色剤がわずかずつ拡散しており発色が徐々に進行するということ、このために使用前にサーマルヘッドなどの装置を用いて加温して消色状態にする必要があり、それをしても完全に消去は難しいという課題があった。これらの課題を解決するためには、センサおよび処理装置や測定装置が取り扱い易く、安価であることが重要である。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、例えば鮮度などを安価かつ高感度で簡単に検出することができる、センシング材料、センシングシールおよびセンシングシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるセンシング材料は、磁性体粉末から成り、該磁性体粉末が、置かれた環境で磁気特性変化を起こすセンシング材料である。このセンシング材料では、磁性体粉末が置かれた環境で磁気特性変化を起こし、該磁気特性変化を、磁気インピーダンスセンサで検出して、鮮度センシングするように形成されることが好ましい。
この発明にかかるセンシングシールは、シール基材およびシール基材の表面に塗られた磁性体を有するセンシングシールであって、置かれた環境で磁性体の磁気特性が変化する、センシングシールである。このセンシングシールでは、磁性体を覆うように保護シートが仮着され、シール基材の裏面に粘着剤層が形成されることが好ましい。
さらに、この発明にかかるセンシングシールは、シール基材およびシール基材の内部に混ぜ込まれた磁性体を有するセンシングシールであって、置かれた環境で磁性体の磁気特性が変化する、センシングシールである。このセンシングシールでは、シール基材の表面に保護シートが仮着され、シール基材の裏面に粘着剤層が形成されることが好ましい。
また、この発明にかかるセンシングシステムは、シール基材の表面に磁性体が塗られまたはシール基材の内部に磁性体が混ぜ込まれたセンシングシールであって置かれた環境で磁性体の磁気特性が変化するセンシングシールにおいて、置かれた環境による磁性体の磁気特性の変化を、磁気インピーダンスセンサで検出するようにした、センシングシステムである。
【0008】
この発明にかかるセンシング材料、センシングシールおよびセンシングシステムでは、置かれた環境による磁性体の磁気特性の変化が検出され、それによって、その環境に置かれた時間等がモニターされる。そのため、その環境に置かれた、例えば食品等の鮮度を簡便に検知することができる。
【0009】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明にかかる鮮度センシングシールの一例を示す断面図解図である。図1に示す鮮度センシングシール10は、魚などの生鮮食料品の鮮度を検知するもので、例えば幅5mm、長さ15mmの矩形のシール基材12を含む。シール基材12は、例えば合成樹脂または紙で形成される。
【0011】
シール基材12の表面には、磁性体層14が形成される。磁性体層14は、置かれた環境で磁気特性変化を起こす磁性体粉末を、バインダと混合してシール基材12の表面に塗ることによって形成される。
磁性体粉末としては、例えば硬磁性のSmFe17系磁石粉末やNdFe14B系希土類磁石粉末が用いられる。この磁性体粉末は、酸素あるいは水に接触すると、酸化や分解が始まり、酸化や分解された部分が非磁性のSmまたはNdと軟磁性のαFeとに分解し、飽和磁化等の硬磁気特性が低下するものである。
また、バインダとして、例えばウレタン樹脂が用いられる。
【0012】
磁性体層14の表面には、保護層たる酸素や水を通しにくい保護シート16が仮着される。保護シート16としては、例えば、アルミ箔や、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)、MXD−6(メタキシリレンダイアミン/アジビン酸)、塩化ビニリデンをコートしたPVA、OPP、PET、ONY、アルミニウムを蒸着したCPP、PET、ONY、シリカを蒸着したPETなどの樹脂シートが用いられる。保護シート16は、磁性体層14の表面を剥離処理し、剥離処理された磁性体層14の表面に再剥離型粘着剤で仮着される。
保護シート16は、磁性体層14中の磁性体粉末が大気中の酸素で酸化されることを防止するためのものである。
【0013】
シート基材12の裏面には、粘着剤層18が形成される。粘着剤層18は、鮮度センシングシール10を、鮮度を検知しようとする生鮮食料品の包装材等に接着するためのものである。なお、粘着剤層18の表面には、その表面を保護するための公知の剥離台紙20が仮着される。
【0014】
図1に示す鮮度センシングシール10は、保護シート16が剥がされた状態で、大気中に置かれると、磁性体層14中の磁性体粉末が徐々に酸化される。そのため、図1に示す鮮度センシングシール10は、保護シート16が剥がされると、大気中に置かれた時間(時間)と磁場強度減少量(%)との関係を示す図2のグラフのように、磁場強度が時間経過にともなって減少する。
【0015】
したがって、この鮮度センシングシール10では、置かれた環境による磁性体の磁気特性の変化を検出することによって、その環境に置かれた時間をモニターすることができる。
そのため、この鮮度センシングシール10では、その環境に置かれた、例えば生鮮食料品等の鮮度を検知することができる。
【0016】
次に、図3を参照して、上述の鮮度センシングシール10と磁気インピーダンスセンサ(愛知製鋼製MIチップ)30とを用いた鮮度センシングシステム100によって魚類の鮮度を検知ないしは測定する例について説明する。
【0017】
まず、生鮮食料品、例えば、魚を入れたケースCの内側に鮮度センシングシール10を貼り、魚と同じ環境変化を鮮度センシングシール10が受けるようにする。この鮮度センシングシール10では、シール基材12の表面に磁性体粉末が塗布されて磁性体層14が形成されており、この磁性体粉末は、鮮度センシングシール10が貼られ保護シート16が剥離されると同時に、空気と接触を始め、磁性体粉末は徐々に酸化を開始する。
シート基材12の裏面には、粘着剤層18が形成される。粘着剤層18は、鮮度センシングシール10を、鮮度を検知しようとする生鮮食料品の包装材等に接着するためのものである。なお、粘着剤層18の表面には、その表面を保護するための公知の剥離台紙20が仮着されるが、鮮度センシングシール10を貼る前に剥離台紙20を取り除き、被検体に粘着剤層18にて接着する。
磁性体粉末は磁性体層材料(バインダ)に包まれているが、酸素は徐々に磁性体層材料(バインダ)を透過するので、磁性体粉末に到達した酸素は磁性体粉末と接触して酸化が始まる。
磁性体粉末たる硬磁性のSmFe17系希土類磁石粉末やNdFe14B系希土類磁石粉末は、該粉末の表面部分から酸化されるが、酸化された部分は、非磁性のSmまたはNdと、軟磁性のαFeに分解するため、硬磁気特性は低下する。
【0018】
鮮度を検知ないし測定するにあたっては、鮮度センシングシール10を貼る前に鮮度センシングシール10表面に出ている磁場の強さを測定する。すなわち、鮮度センシングシステム100の検出器32を鮮度センシングシール10の表面に当てて、磁気インピーダンスセンサ30で測定しておき、初期値とする。
その後、鮮度センシングシール10が貼られ保護シート16が剥がされて、磁性体粉末は酸化が進むが、ある時期に至り鮮度を知る必要が出た時に、鮮度センシングシール10の表面の磁場強度を磁気インピーダンスセンサ30で測定することで、初期値からの磁気特性の変化に基づく磁場強度の変化量が分る。その変化量は時間の経過長さの対数値に比例するので、予め求めておいたデータから、経過時間を知ることができる。
鮮度センシングシール10の磁性体粉末は予め着磁しておくか、または磁気インピーダンスセンサ30で測定する前に着磁すると、例えば硬磁性のSmFe17粉末から磁場が出るので、磁気インピーダンスセンサ30でその磁場強度を測定することが出来る。
磁気インピーダンスセンサ30は、地磁気程度の磁場強度(数ガウス)の1000分の1の検出感度を有し微弱な磁場強度まで測定でき、従来簡易な測定器では測定が出来なかった磁場強度変化を高感度で測定できる磁気センサである。
【0019】
前記したように、鮮度センシングシール10の磁性体粉末は、鮮度センシングシール10を貼り、保護シートを剥がすことから始まる酸化によって、それから出る磁場強度が徐々に変化(減少)する。この微少な磁場強度変化を高感度な磁気インピーダンスセンサで測定することで、大気中に置かれた時間の長さを知ることが出来る。その経過時間はすなわち直接鮮度を表す。
【0020】
簡易型のセンシングシステムとして、シール前面に磁性流体膜シールを貼り付け、センシングシールより発生する磁束(磁場強度)を磁性流体の凝集形態の変化により視認するシステムも用いうる。
更に、磁気インピーダンスセンサのかわりに、磁場強度の変化を磁気抵抗の変化として検知する磁気抵抗型のセンサ等、各種磁気センサを用いうる。
磁気センサで検知される測定結果は、記録計やブラウン管上等に表示することもできる。ま、磁性流体の集まり(凝集)の形態に視認することもできる。
【0021】
【実施例1】
キャストコート紙からなるシール基材の表面に、バインダとしてのウレタン樹脂に硬磁性のSmFe17系磁石粉末の混入量が50質量%となるよう混合し、該材料を塗布して磁性体層を形成する。更に、シール基材の裏面にアクリル系粘着剤を塗布する。センシングシールの厚さは0.1mmで、幅は5mm、長さ15mmである。塗布後は、シールの垂直方向に磁化器で着磁した。
更に、酸化を防ぐために酸素を通しにくい保護層を構成する樹脂シート(ポリ塩化ビニリデン)でカバーしておき、魚がケースに入れられた時にこの鮮度センシングシールを、該樹脂シートを剥がしてケースの内側に貼った。
鮮度センシングシールの大気中保持時間と磁場強度の減少量との関係は予め、測定しておく。本実施例で用いた鮮度センシングシールの場合の大気中保持時間(時間)と磁場強度減少量(%)の関係を図2の直線1に示す。
ある時間経ったところで、磁気インピーダンスセンサ(愛知製鋼製MIチップ)の検出器32をシール表面に接着させて、磁場強度を測定した。
その結果は、初期値に比べて7.4%減少していた。この減少量は、図2の直線1から、経過時間が80時間であることを示しており、一方時間経過を時計で計時していたがその結果とほぼ一致した。なお、実施例1では、磁性体層はシール基材の表面に形成したが、シール基材の裏面、例えば、シール基材と粘着剤層との間に形成してもよい。
【0022】
図4はこの発明にかかる鮮度センシングシールの他の例を示す断面図解図である。
図4に示す鮮度センシングシール110は、図1に示す鮮度センシングシール10と比べて、シール基材112の表面に磁性体層14が形成されていない代わりに、シール基材112に磁性体粉末が混ぜ込まれている。
磁性体粉末としては、例えば硬磁性のSmFe17系希土類磁石粉末やNdFe14B系希土類磁石粉末が用いられる。この磁性体粉末は、酸素に接触すると、酸化が始まり、酸化された部分が非磁性のSmまたはNdと軟磁性のαFeとに分解し、硬磁気特性が低下するものである。
この場合、シール基材112の材料としてのポリエチレン樹脂に硬磁性のSmFe17系希土類磁石粉末を混合して混練し、公知のシート成形装置によりシート化して、シール基材12が形成される。
このシール基材112は、厚さ0.5mm、幅5mm、長さ15mmに成形される。
【0023】
シール基材112の表面には、保護層たる酸素を通しにくい保護シート116が仮着される。保護シート116としては、アルミ箔や、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)、MXD−6(メタキシリレンダイアミン/アジビン酸)、塩化ビニリデンをコートしたPVA、OPP、PET、ONY、アルミニウムを蒸着したCPP、PET、ONY、シリカを蒸着したPETなどの樹脂シートが用いられる。保護シート116は、シール基材112の表面を剥離処理し、剥離処理されたシール基材112の表面に再剥離型粘着剤で仮着される。
保護シート116は、磁性体層14中の磁性体粉末が大気中の酸素で酸化されることを防止するためのものである。
【0024】
シール基材112の裏面には、粘着剤層118が形成される。粘着剤層118は、鮮度センシングシール110を、鮮度を検知しようとする生鮮食料品の包装材等に接着するためのものである。なお、粘着剤層118の表面には、その表面を保護するための公知の剥離台紙120が仮着される。
【0025】
図4に示す鮮度センシングシール110は、保護シート116が剥がされた状態で、大気中に置かれると、シール基材112中の磁性体粉末が徐々に酸化される。そのため、図4に示す鮮度センシングシール110は、保護シート116が剥がされると、大気中に置かれた時間(時間)と磁場強度減少量(%)との関係を示す図2の直線2のように、磁場強度が時間経過にともなって減少する。
【0026】
したがって、この鮮度センシングシール110では、置かれた環境による磁性体の磁気特性の変化を検出することによって、その環境に置かれた時間をモニターすることができる。
そのため、この鮮度センシングシール110では、その環境に置かれた、例えば生鮮食料品等の鮮度を検知することができる。
【0027】
図4に示す鮮度センシングシール10を用いても、図1に示す鮮度センシングシール10を用いた場合と同様に、例えば食品等の鮮度を検知ないしは測定することができる。
次に、図3を参照して、上述の鮮度センシングシール110と磁気インピーダンスセンサ(愛知製鋼製MIチップ)30とを用いた鮮度センシングシステム100によって魚類の鮮度を検知ないしは測定する例について説明する。
【0028】
まず、生鮮食料品、例えば、魚を入れたケースCの内側に鮮度センシングシール110を貼り、魚と同じ環境変化を鮮度センシングシール110が剥離台紙から剥されて受けるようにする。この鮮度センシングシール110では、シール基材112に磁性体粉末が混ぜ込まれており、この磁性体粉末は鮮度センシングシール110が貼られ、保護シート116が剥離されると同時に空気と接触を始め、磁性体粉末は徐々に酸化を開始する。
磁性体粉末はシールの基材材料に包まれているが、酸素は徐々にシール基材の材料を透過するので、磁性体粉末に到達した酸素は磁性体粉末と接触して酸化が始まる。
磁性体粉末たる硬磁性のSmFe17系希土類磁石粉末やNdFe14B系希土類磁石粉末は、該粉末の表面部分から酸化されるが、酸化された部分は、非磁性のSmまたはNdと、軟磁性のαFeに分解するため、硬磁気特性は低下する。
【0029】
鮮度を検知ないし測定するにあたっては、鮮度センシングシール110を貼る前に鮮度センシングシール110表面に出ている磁場の強さを測定する。すなわち、鮮度センシングシステム100の検出器32を鮮度センシングシール110の表面に当てて、磁気インピーダンスセンサ30で測定しておき、初期値とする。
その後、鮮度センシングシール110が貼られて、磁性体粉末は酸化が進むが、ある時期に至り鮮度を知る必要が出た時に、鮮度センシングシール110の表面の磁場強度を磁気インピーダンスセンサ30で測定することで、初期値からの変化量が分る。その変化量は時間の経過長さの対数値に比例するので、予め求めておいたデータから、経過時間を知ることができる。
鮮度センシングシール10の磁性体粉末は予め着磁しておくか、または磁気インピーダンスセンサ30で測定する前に着磁すると、例えば硬磁性のSmFe17粉末から磁場が出るので、磁気インピーダンスセンサ30でその磁場強度を測定することが出来る。
磁気インピーダンスセンサ30は、地磁気程度の磁場強度(数ガウス)の1000分の1の検出感度を有し微弱な磁場強度まで測定でき、従来簡易な測定器では測定が出来なかった磁場強度変化を高感度で測定できる磁気センサである。
【0030】
上記したように、鮮度センシングシール110の磁性体粉末は、鮮度センシングシール110を貼ることから始まる酸化によって、それから出る磁場強度が徐々に変化(減少)する。この微少な磁場強度変化を高感度な磁気インピーダンスセンサで測定することで、大気中に置かれた時間の長さを知ることが出来る。その経過時間はすなわち直接鮮度を表す。
【0031】
【実施例2】
シール材料としてのポリエチレン樹脂に硬磁性のSmFe17系希土類磁石粉末の含有量が20質量%となるよう混合して混練し、公知の溶融押出成形機(SHI モダンマシナリー製)にてシート化して、シート基材を成形する。
次に、シート基材の裏面に、アクリル系粘着剤を塗布する。
シール基材の厚さは0.5mmで、幅は5mm、長さ15mmである。
更に、酸化を防ぐために酸素を通しにくい保護層たる樹脂シート(アルミ箔)でカバーしておき、魚がケースに入れられた時にこの鮮度センシングシールを、該樹脂シートを剥がしてケースの内側に貼った。
鮮度センシングシールの大気中保持時間と磁場強度の減少量との関係は予め、測定しておく。本実施例で用いた鮮度センシングシールの場合の大気中保持時間(時間)と磁場強度減少量(%)の関係を図2の直線2に示す。
ある時間経ったところで、磁気インピーダンスセンサ(愛知製鋼製MIチップ)の検出器32をシール表面に接着させて、磁場強度を測定した。
その結果は、初期値に比べて6.1%減少していた。この減少量は、図2の直線2から、経過時間が90時間であることを示しており、一方時間経過を時計で計時していたがその結果とほぼ一致した。
【0032】
次に、前記図1図示鮮度センシングシールの変形例について、主として図5に基づいて説明する。
この鮮度センシングシール210においては、磁性体粉末として、軟磁性体であるフェライト酸化物磁性体Co1−XZnFeの粉末を用い、シール基材212の表面に磁性体層214が形成された。このフェライト酸化物は、室温付近に磁気消失温度(キュリー点)を有する。そしてZn量(X)を変えることで、そのキュリー点を変えることができる。
鮮度に重要に関わる温度は、対象とする被検体の性質による。この実施の形態では、ほとんど冷蔵されて運搬される食肉の場合において、途中で保冷庫から次の保冷庫に移されたりするため、食肉自体が昇温した最高温度を知るために貼る鮮度センシングシールが形成された。
磁性体層214の裏面には、粘着剤層218が形成され、粘着剤層218の表面には剥離台紙220が仮着されている。
【0033】
【実施例3】
まず、上記のCo1−XZnFe粉末からなるコバルトフェライトで、組成Xを0.700、0.693、0.686、0.679と変えて、キュリー点が0℃、5℃、10℃、15℃となった4種類の磁性体粉末を準備し、各コバルトフェライト粉末をその含有量が50質量%となるよう、ウレタン樹脂を混合して磁性塗料を作製した。該磁性塗料を図5に示すように、シール基材たるキャストコート紙に5mm幅で塗布して磁性体層を形成した。シートは厚さ0.1mm、幅45mm、長さ55mmに形成される。
ここで用いた流性体粉末では、室温前後の温度では、酸化等による不可逆的変化はほとんど起こらないので、保護シールは貼らなくてよい。
ここでは4種類のキュリー点を有した帯状磁性層を温度検知部と称する。
【0034】
この鮮度センシングシールを被検体の食肉のパックに貼る前に、鮮度センシングシールを磁化器で垂直方向に着磁し、その後この着磁された鮮度センシングシールに鉄のアトマイズ粉末を振りかけて4種類の温度検知部に吸着させた。温度検知部以外は磁場が弱いので、鉄のアトマイズ粉末は鮮度センシングシールを振ることによって振り落とされる。このとき鮮度センシングシールは零度以下に冷やしておいて、0℃に昇温する前に上述の操作を終えておくことが必要である。
その後、鉄アトマイズ粉末が4種類の温度検知部に吸着していることを確認して、被検体の食肉のパックの表面に貼る。
この後、被検体のパックを含んだ食肉は冷蔵状態で配送されたが、最終の食肉販売店に着いたところで、鮮度センシングシールをチェックした。この時点では4つの温度検知部には鉄アトマイズ粉末が吸着されたままであったので、配送中は零度以下に保たれていたことが判明した。その後、鮮度センシングシールの付いたパックを取り出して、そのまま常温に放置しておいたところ、鮮度センシングシールの0℃と5℃の温度検知部の鉄アトマイズ粉末が落下していた。これから5℃以上、10℃未満に温度が上がったことが分かった。
【0035】
この鮮度センシングシールの動作の原理は、温度検知部のコバルトフェライトがキュリー点以下の温度では強磁性であり、コバルトフェライトから出る磁場が鉄アトマイズ粉末を吸着する。温度が上がって温度検知部のコバルトフェライトがキュリー点以上になると強磁性から常磁性になってコバルトフェライトから出る磁場がなくなるので、この温度検知部の表面では磁場がなくなって鉄アトマイズ粉末を吸着しておくことができなくなり、落下してしまう。
再度温度が下がって、この部分が再び強磁性になっても、各コバルトフェライト粉末の磁化の方向がばらばらであるので、表面にあらわれる磁場は実質的に0となり、落下して離れた鉄アトマイズ粉末は吸着されない。この場合、温度検知部は、温度を検知するのみならず、表示の機能をも有する。
これで最高に上がった温度を記憶することになる。
【0036】
なお、図1に示す鮮度センシングシール10では、磁性体層14がシール基材12の表面全面に形成されているが、磁性体層14はシール基材12の表面に部分的に形成されてもよい。また、シール基材12の表面には、磁気特性異なった複数の磁性体層を複数の領域に分けて別々に形成してもよい。
【0037】
また、図4に示す鮮度センシングシール110では、磁性体粉末がシール基材112の全体に混ぜ込まれているが、磁性体粉末はシール基材112に部分的に混ぜ込まれてもよい。また、シール基材112には、磁気特性が異なった複数の磁性体層を複数の領域に分けて別々に混ぜ込んでもよい。
【0038】
さらに、図1に示す鮮度センシングシール10および図4に示す各鮮度センシングシール110では、磁性体として例えば硬磁性のSmFe17系希土類磁石やNdFe14B系希土類磁石が用いられているが、この発明では、磁性体としてコバルトフェライト、バリウムフェライトまたはストロンチウムフェライトなどのフェライトが用いられてもよい。
【0039】
また、図1に示す鮮度センシングシール10および図4に示す各鮮度センシングシール110では、磁性体として磁性体粉末が用いられているが、この発明では、磁性体として線状、箔状またはブロック状の磁性体が用いられてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によりセンシングシールを被検体に直接貼るか、またその入れ物に貼ることによって、被検体が大気中に置かれた時間を、知りたい時にすぐに測定でき、すぐさま知ることができる。これによって、被検体の鮮度を知ることが出来て、食品や医薬品などの時間管理が容易に出来る。
センシングシールは、わずかな量の磁性体粉末を含むだけであるので、シール価格は安価であり、また磁気インピーダンスセンサによる磁気センシング装置は、例えば、微小なセンサヘッド、表示パネルおよび数V程度の電源から構成された簡便なメータであるので、安価であると共に小型、可搬な装置である。これによって、従来からの高価、煩雑という課題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる鮮度センシングシールの一例を示す断面図解図である。
【図2】図1,図4に示す鮮度センシングシールにおける、大気中に置かれた時間(時間)と磁場強度減少量(%)との関係を示すグラフである。
【図3】図1に示す鮮度センシングシールおよび磁気インピーダンスセンサを用いた鮮度センシングシステムを示す図解図である。
【図4】この発明にかかる鮮度センシングシールの他の例を示す断面図解図である。
【図5】図1に示す鮮度センシングシールの変形例の斜視図解図である。
【符号の説明】
10,110,210 鮮度センシングシール
12,112,212 シール基材
14,214 磁性体層
16,116 保護シート
18,118,218 粘着剤層
20,120,220 剥離台紙
30 磁気インピーダンスセンサ
32 検出器
100 鮮度センシングシステム
C ケース

Claims (12)

  1. 磁性体粉末から成り、該磁性体粉末が、置かれた環境で磁気特性変化を起こすセンシング材料。
  2. 前記磁性体粉末が置かれた環境で磁気特性変化を起こし、該磁気特性変化を、磁気インピーダンスセンサで検出して、鮮度センシングするように形成された、請求項1に記載のセンシング材料。
  3. シール基材および前記シール基材の表面に塗られた磁性体を有するセンシングシールであって、置かれた環境で前記磁性体の磁気特性が変化する、センシングシール。
  4. 前記磁性体を覆うように保護層が仮着され、前記シール基材の裏面に粘着剤層が形成された、請求項3に記載のセンシングシール。
  5. シール基材および前記シール基材の内部に混ぜ込まれた磁性体を有するセンシングシールであって、置かれた環境で前記磁性体の磁気特性が変化する、センシングシール。
  6. 前記シール基材の表面に保護層が仮着され、前記シール基材の裏面に粘着剤層が形成された、請求項5に記載のセンシングシール。
  7. 磁性体が、置かれた環境で磁気特性変化を起こし、該磁気特性変化を、磁気インピーダンスセンサで検出して、鮮度センシングするように形成された、請求項3ないし6のいずれかに記載のセンシングシール。
  8. 磁性体が、置かれた環境で磁気特性変化を起こし、該磁気特性変化を、磁性流体の凝集形態として検出して、鮮度センシングするように形成された、請求項3ないし6のいずれかに記載のセンシングシール。
  9. シール基材の表面に磁性体が塗られまたはシール基材の内部に磁性体が混ぜ込まれて置かれた環境で前記磁性体の磁気特性が変化するセンシングシールにおける、置かれた環境による前記磁性体の磁気特性の変化を、磁気インピーダンスセンサで検出するようにした、センシングシステム。
  10. シールの内部または表面部に配置された磁性体または磁性体粉末が置かれた環境で磁気特性を変化させ、該磁気特性変化を、磁気インピーダンスセンサで検出して、鮮度センシングするように形成された、請求項9に記載のセンシングシステム。
  11. シール基材の表面に磁性体が塗られまたはシール基材の内部に磁性体が混ぜ込まれて置かれた環境で前記磁性体の磁気特性が変化するセンシングシールにおける、置かれた環境による前記磁性体の磁気特性の変化を、磁場強度変化で検出するようにした、センシングシステム。
  12. シールの内部または表面部に配置された磁性体または磁性体粉末が置かれた環境で磁気特性を変化させ、該磁気特性変化を、磁性流体の凝集形態として検出して鮮度センシングするように形成された、請求項11に記載のセンシングシステム。
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