JP2004268628A - 車両の乗員保護装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価で、通常時は消費電流が節約されかつ衝突時は乗員保護に関する車載機器を確実に作動させる制御用ECUを含む車両の乗員保護装置を提供することである。
【解決手段】車両の乗員保護装置は、車両に取り付けられ衝突が予測されるとき危険信号を出力する衝突予告手段15と、通常はスリープ作動状態にあり衝突予告手段からの予測信号により通常作動状態に復帰する制御用ECU35と、制御ECUの復帰後所定の駆動信号の入力により乗員の保護に関する車載機器を作動させる駆動手段43L、43R、44L、44Rと、から成る。
【選択図】図3
【解決手段】車両の乗員保護装置は、車両に取り付けられ衝突が予測されるとき危険信号を出力する衝突予告手段15と、通常はスリープ作動状態にあり衝突予告手段からの予測信号により通常作動状態に復帰する制御用ECU35と、制御ECUの復帰後所定の駆動信号の入力により乗員の保護に関する車載機器を作動させる駆動手段43L、43R、44L、44Rと、から成る。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の乗員保護装置、特に制御用ECUの消費電流が低減されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の乗員保護装置は一般に、ガードレール等の障害物への車両の衝突をGセンサで検知し、エアーバッグECUが駆動装置を作動させ、エアーバッグが展開される。車両の衝突はいつ発生するか予測困難である。走行開始から短時間で発生する場合も、長時間経過しても発生しない場合もあるので、イグニッションキーがオンされた後はバッテリからエアーバッグECUに常時電流を流し、作動状態にしておく必要がある。
【0003】
しかし、長時間経過しても衝突が発生しない場合が大半であり、エアーバッグECUへの常時給電は車両における消費電力の増加になっている。バッテリの電力で種々の電子機器を制御している近年の車両では、バッテリの容量拡大等の処置が行われている。
【0004】
従来の乗員保護装置(特許文献1参照)では、エアーバッグECUに流れる電流を制限している。即ち、センタECU及びサイドECUを持つ乗員保護装置において、両方のECU間に電流制限回路を設け、通常時(非衝突時)は電流量を少なくし、衝突時は電流量を多くしている。これにより、通常時におけるバッテリの電力消費がある程度抑制できる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−20600号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
電力消費を抑えるには、各種装置の電力消費を抑えることが重要である。しかし、上記乗員保護装置では、車両の衝突をGセンサで検知している。良く知られているように、Gセンサは車両の加速度の急激な変化を検知するので、車両が実際に障害物に衝突した時でなければ大きな出力変化は得られない。
【0007】
作動停止や動作クロックを下げる等で電力消費低減を行う場合、衝突発生後、乗員がインパネ等に打ち付けられるまでの時間は数分の一秒(0.2から0.5秒)であり、この短時間内にシステムを起動しエアーバッグ駆動装置を作動させエアーバッグを展開させることは容易ではない。確実な作動、展開を達成するためには、高性能のエアーバッグECU(特にCPUや内部電圧昇圧回路)が必要となり、コストが上昇する。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、比較的安価でありながら、通常時は消費電流が節約され、かつ衝突時は瞬時に駆動手段を作動させる制御用ECUを含む車両の乗員保護装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願の発明者は、プリクラッシュセンサ等衝突予告手段の出力信号を利用して制御用ECUの電流量を変更することを思い付いて、本発明を完成した。
【0010】
本発明による車両の乗員保護装置は、請求項1に記載したように、車両に取り付けられ衝突が予測されるとき危険信号を出力する衝突予告手段と、乗員の保護に関する車載機器を作動させる駆動手段と、衝突予告手段からの危険信号によりスリープ作動状態から通常作動状態に復帰し所定信号により駆動手段を駆動する制御用ECUと、から成る。
【0011】
この乗員保護装置において、制御用ECUはイグニッションキーのオン後所定時間経過後から、衝突予告手段により危険信号が出力されるまではスリープ作動状態にある。危険信号が入力されると通常作動状態に復帰し、その後所定信号の入力により駆動手段を駆動及び制御する。これにより、乗員保護に関する車載機器が作動し、乗員を保護する。
【0012】
請求項2の乗員保護装置は、請求項1の衝突予告手段はプリクラッシュセンサ又はメーデ装置のスイッチである。請求項3の乗員保護装置は、請求項1の車載機器はエアーバッグ、シートベルト、ブレーキ及び/又はメーデ装置である。請求項4の乗員保護装置は、請求項1において、制御ECUは、駆動手段を制御するCPUと、CPUの機能を抑制する機能抑制部とを含む。請求項5の乗員保護装置は、請求項4の制御用ECUは更に、所定信号を発するGセンサを含む。請求項6の乗員保護装置は、請求項4の制御用ECUは、スリープ作動状態となる前に、衝突予告手段の正常作動性を確認する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の乗員保護装置は少なくとも、衝突予告手段、駆動手段及び制御用ECUを含む。
<衝突予告手段>
本発明の「衝突予告手段」はクラッシュ(衝突)を前もって検出し予告するセンサであり、プリクラッシュセンサである。プリクラッシュセンサ(近接センサも含む)は、車両の前面や左右側面に配置され、障害物(ガードレール、電柱、他人の車両等)に向かって超音波や電波を発信し、障害物で反射した超音波等を受信する。発信から受信までの時間に基づき障害物との距離を算定し、算定時間が所定時間よりも短いときは、危険(衝突)信号を発信する。
【0014】
メーデ装置は乗員によるスイッチ操作や、エアーバッグECUからの衝突信号により作動し、その車両の位置情報を発信するものである。
<車載機器、駆動手段>
乗員の保護に関する「車載機器」はエアーバッグ、シートベルト、ブレーキ及びメーデ装置である。よって、その「駆動手段」はエアーバッグ駆動装置、シートベルト装置、ブレーキ装置及びメーデ装置等である。このうち、エアーバッグ及びその駆動装置については実施例で詳述する。
【0015】
シートベルト装置は通常の作動の他、衝突が予測される緊急時は、衝突予告手段からの出力によりシートベルトのたるみを吸収し、乗員をシートにしっかり拘束する。ブレーキ装置は、通常のブレーキ作動の他、緊急時はブレーキサーボ圧を通常よりも上昇させ、制動力を大きくする。メーデ装置はスイッチ操作に基づく通常の作動の他、緊急時はスイッチ操作がなくても、所在地情報を発信する。
<制御用ECU>
「制御用ECU」は上記車載機器の駆動手段を駆動及び制御する。例えばエアーバッグの展開を駆動及び制御するときはエアーバッグECUを、シートベルトを駆動及び制御するときはシートベルトECUを意味する。但し、単一の制御用ECUにより2つ以上の駆動手段を駆動及び制御することもできる。
【0016】
制御用ECUは少なくともCPU及び機能抑制部を含む。CPUは入力される信号に基づき、駆動手段を駆動及び制御する。機能抑制部はロジックIC又は通信制御ICを含み、CPUの周波数を下げたり又は機能を停止させる。例えば、プリクラッシュセンサからの信号に基づき、特定のポートのポートレベルを反転させると機能を停止させる。また、CPUが内部に逓倍回路を持つ場合、内部の逓倍回路を無効にすることにより動作周波数を下げても良い。
【0017】
制御用ECUは、自己の動作や、エアーバッグ駆動装置の状態確認を実施し、問題がないことを確認した後、CPUの特定ポートのレベルに基づき、通常作動状態からスリープ作動状態に移行する。その際、衝突予告手段が正常に作動するか否かをチェックすることが望ましい。
【0018】
制御用ECUは、衝突予告手段からの信号によりスリープ作動状態から通常作動状態に復帰する。つまり、本発明では衝突予告手段の出力を制御用ECUの復帰に利用している。なお、復帰のためには、通常作動状態からスリープ作動状態への移行と逆の操作を行えばよい。即ち、ロジックIC等により特定のポートのポートレベルを当初状態に戻したり、逓倍回路を有効にすれば良い。
【0019】
制御用ECUは通常状態に復帰後、所定信号により駆動手段を駆動及び制御する。所定信号は例えば、制御用ECUに内蔵されたGセンサが検知し、CPUに出力される車両の急激な加速度の変化である。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1に車両の平面図を示し、図2に各要素の接続関係を示す。図1において、車両の前面の幅方向中央部に前方プリクラッシュセンサ15が配置され、左側面の前方寄りに左面プリクラッシュセンサ20Lが配置され、右側面の前方寄りに右面プリクラッシュセンサ20Rが配置されている。前面プリクラッシュセンサ15は、前方に向かって超音波を発信し、障害物で反射した超音波を受信する。その結果をエアーバッグECU35に出力する。
【0021】
図1及び図3に示すように、左シート21Lの前方に左前方エアーバッグ46L及びその駆動装置43Lが配置され、右シート21Rの前方に右前方エアーバッグ46R及びその駆動装置43Rが収容されている。
【0022】
左面プリクラッシュセンサ20L及び右面プリクラッシュセンサ20Rはそれぞれ左方及び右方に向かって超音波を発信及び受信し、結果をエアーバッグECU35に出力する。図1及び図3に示すように、左シート21Lの左方に左方エアーバッグ47L及びその駆動装置44Lが配置され、右シート21Rの右方に右方エアーバッグ47R及びその駆動装置44Rが収容されている。
【0023】
車両の左側面の後方寄りのプリテンショナ位置に左シートベルト装置25Lが、右側面の後方寄りのプリテンショナ位置に右シートベルト装置25Rが、それぞれ配置されている。両方のシートベルト装置25L及び25Rは、通常は着席した乗員がバックルを嵌めたとき、シートベルトを巻き取って乗員を緩やかに拘束する。
【0024】
図2に示すように、プリクラッシュセンサ15、20L及び20Rの出力信号が左右のシートベルト装置25L及び25Rに入力されている。シートベルト装置25L及び25Rは、プリクラッシュセンサ15等から危険信号が入力されると、モータが回転してシートベルトのたるみを吸収し、乗員をシート21L及び21Rにしっかり拘束する。
【0025】
図1において、幅方向中央部には前方寄りにブレーキ装置30が配置されている。ブレーキ装置30は、通常は運転者のブレーキ操作に基づきブレーキサーボ圧を発生し、車輪を制動するものである。図2に示すように、プリクラッシュセンサ15の出力信号がブレーキ装置30に入力されている。ブレーキ装置30は、プリクラッシュセンサ15から危険信号が入力されると、ブレーキサーボ圧が通常よりも上昇し、制動力が大きくなる。またブレーキ装置30の出力信号が左右のシートベルト装置25L及び25Rに入力されている。シートベルトのたるみを巻き取り、急ブレーキ時の乗員の前方への倒込みを防止するためである。
【0026】
図1において、車両の前後方向の中央部かつ左右方向の中央部にエアーバッグECU35が配置されバッテリ(不図示)から供給される電力により作動する。図3に示すように、エアーバッグECU35は、Gセンサ37、ロジックIC39及びCPU41を含む。このうち、Gセンサ37は加速度の急変から衝突を検知し、検知結果をCPU41に出力するものである。ロジックIC39はプリクラッシュセンサラッシュセンサ15からの入力に基づき、CPU41にスリープクロック低下及び解除の指示を出すものである。CPU41は、所定条件が充足されたときは駆動装置43L、43R,44L及び/又は44Rに作動信号を出力し、これによりエアーバッグ46L、46R、47L及び/又は47Rが展開される。
【0027】
図2に示すように、プリクラッシュセンサ15の出力信号がエアーバッグECU35のロジックIC39に入力されている。また、エアーバッグECU35の出力信号がシートベルト装置25L、25Rに入力されている。
【0028】
図1において、車室内のインパネにはメーデ装置50が装備されている。メーデ装置50は通常は乗員によるスイッチ55の操作に基づく操作信号により作動し、その車両の所在地情報を発信するものである。図2に示すように、プリクラッシュセンサ15の出力信号及びエアーバッグECU35からの出力信号がメーデ装置50に入力されている。また、乗員の体調が乗車中に急変したときに発信できるようにスイッチ55の操作信号が入力されている。
(作動)
図3を参照しつつこの実施例の作動を説明する。上半分はエアーバッグECU35の作動状態を示し、下半分はプリクラッシュセンサ15の作動状態を示す。プリクラッシュセンサ15は常時作動状態にあり、いつでも障害物の接近を検知することができる。これに対して、エアーバッグECU35は本発明に従って通常作動状態とスリープ作動状態とに切り換わる。
【0029】
詳述すると、時間t1でイグニッションキーをオンすると、バッテリから所定値の電流が流れ、エアーバッグECU35のCPU41は時間t2〜t3で所定のダイアグチェックを実施する。エアーバッグECU35と危険信号の発信元であるプリクラッシュセンサ15とが接続され、時間t2〜t3で作動状態を確認する。チェックの実施及び状態の確認に要する時間時間t1〜t3は実際は非常に短い。
【0030】
正常作動が確認されれば、時間t3においてロジックIC39がCPU41の特定のポートのレベルを反転させて機能を停止させ又は動作周波数を低下させ、その結果エアーバッグECU35はスリープ作動状態に切り換わる。これにより、バッテリからCPU41に供給される電流の電流値は通常よりも減少する。時間t3〜t4ではエアーバッグECU35はスリープ作動状態にあり、衝突が発生しない限り、イグニッションキーのオフまで継続する。
【0031】
時間t4において車両に前方から障害物が接近すると時間t5でプリクラッシュセンサ15が作動し、超音波の発信から受信までの時間に基づきエアーバッグECU35が前方の障害物との距離を算定する。算定時間が所定時間よりも短いとき、危険信号をエアーバッグECU35に出力する。危険信号が所定条件を満たすとき、時間t6においてロジックIC39がCPU41の特定のポートレベルを当初の状態に戻し、エアーバッグECU35が通常作動状態に復帰する。
【0032】
その後、実際の衝突(クラッシュ)が時間t7でGセンサ37により検知され、衝突信号をCPU41に送る。これに基づき、CPU41が前方駆動装置43L、43Rを作動させ、左右前方エアーバッグ46L、46Rが展開される。これと同時にメーデ装置50が作動し、衝突車両の緊急情報等を発信する。
(効果)
この実施例によれば、以下の効果が得られる。まず、エアーバッグECU35における消費電力が減少する。スリープ作動状態にあるエアーバッグECU35の電流消費量は通常作動状態の数分の一である。加えて、エアーバッグECU35がスリープ作動状態にあるときは、電磁ノイズの発生も少なく、関連機器の誤作動が防止される。これらは、イグニッションキーをオンした後エアーバッグ47L、47Rが展開するまでの時間の大部分において、エアーバッグECU35をスリープ作動状態にしたことによる。
【0033】
第2に、エアバッグECU35のスリープ作動状態から通常作動状態への復帰が確実になされる。これは、スリープ作動状態への移行前にプリクラッシュセンサ14が正常に作動するかどうかは確認していることによる。正常作動が確認されたときのみ、エアバッグECU35はスリープ作動状態に移行する。
【0034】
第3に、エアーバッグECU35を含む乗員保護装置のコストの上昇が抑えられる。プリクラッシュセンサ15は車両に搭載されつつあり、またエアーバッグECU35に新たに追加したのはロジックIC37のみだからである。
【0035】
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明の車両の乗員保護装置によれば、イグニッションキーのオンから衝突予告手段により危険信号が出力されるまでの大半の時間、制御用ECUはスリープ作動状態にある。その結果、消費電力が半減し、電磁ノイズの発生が減少するのみならず、余裕が生じた電力を他の電子機器の制御に利用することができる。加えて、元々車両に搭載されている衝突予告手段を利用すれば、制御用ECUを少し改変するのみで良く、コストはそれ程上昇しない。
【0036】
請求項2の乗員保護装置によれば、車両が障害物に異常接近した場合はプリクラッシュセンサ等により衝突が確実に予告される。請求項3の乗員保護装置によれば、衝突予告手段が危険信号を出力したときは、エアーバッグの展開、シートベルトのたるみに吸収等が確実になされる。請求項4の乗員保護装置によれば、簡単な構成で制御用ECUのスリープ作動状態への移行及び通常作動状態への復帰が達成される。
【0037】
請求項5の乗員保護装置によれば、制御用ECUの通常作動状態への復帰が確実に成される。請求項6の乗員保護装置によれば、制御ECUの通常作動状態への復帰後、Gセンサの検知によりエアーバッグが確実に展開し、インパネへの打ち付け等から乗員を保護する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体平面図である。
【図2】センサと各装置との関係を示すブロック図である。
【図3】同じく説明図である。
【図4】時間の経過とエアーバッグECU及びプリクラッシュセンサとの関係を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
15:前面プリクラッシュセンサ
20L,20R:側面プリクラッシュセンサ
25L,25R:シートベルト装置
30:ブレーキ装置 35:エアーバッグECU
37:ロジックIC 39:Gセンサ
41:CPU
43L、43R;44L,44R:駆動装置
44L,44R;47L,47R:エアーバッグ
50:メーデ装置 55:スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の乗員保護装置、特に制御用ECUの消費電流が低減されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の乗員保護装置は一般に、ガードレール等の障害物への車両の衝突をGセンサで検知し、エアーバッグECUが駆動装置を作動させ、エアーバッグが展開される。車両の衝突はいつ発生するか予測困難である。走行開始から短時間で発生する場合も、長時間経過しても発生しない場合もあるので、イグニッションキーがオンされた後はバッテリからエアーバッグECUに常時電流を流し、作動状態にしておく必要がある。
【0003】
しかし、長時間経過しても衝突が発生しない場合が大半であり、エアーバッグECUへの常時給電は車両における消費電力の増加になっている。バッテリの電力で種々の電子機器を制御している近年の車両では、バッテリの容量拡大等の処置が行われている。
【0004】
従来の乗員保護装置(特許文献1参照)では、エアーバッグECUに流れる電流を制限している。即ち、センタECU及びサイドECUを持つ乗員保護装置において、両方のECU間に電流制限回路を設け、通常時(非衝突時)は電流量を少なくし、衝突時は電流量を多くしている。これにより、通常時におけるバッテリの電力消費がある程度抑制できる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−20600号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
電力消費を抑えるには、各種装置の電力消費を抑えることが重要である。しかし、上記乗員保護装置では、車両の衝突をGセンサで検知している。良く知られているように、Gセンサは車両の加速度の急激な変化を検知するので、車両が実際に障害物に衝突した時でなければ大きな出力変化は得られない。
【0007】
作動停止や動作クロックを下げる等で電力消費低減を行う場合、衝突発生後、乗員がインパネ等に打ち付けられるまでの時間は数分の一秒(0.2から0.5秒)であり、この短時間内にシステムを起動しエアーバッグ駆動装置を作動させエアーバッグを展開させることは容易ではない。確実な作動、展開を達成するためには、高性能のエアーバッグECU(特にCPUや内部電圧昇圧回路)が必要となり、コストが上昇する。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、比較的安価でありながら、通常時は消費電流が節約され、かつ衝突時は瞬時に駆動手段を作動させる制御用ECUを含む車両の乗員保護装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願の発明者は、プリクラッシュセンサ等衝突予告手段の出力信号を利用して制御用ECUの電流量を変更することを思い付いて、本発明を完成した。
【0010】
本発明による車両の乗員保護装置は、請求項1に記載したように、車両に取り付けられ衝突が予測されるとき危険信号を出力する衝突予告手段と、乗員の保護に関する車載機器を作動させる駆動手段と、衝突予告手段からの危険信号によりスリープ作動状態から通常作動状態に復帰し所定信号により駆動手段を駆動する制御用ECUと、から成る。
【0011】
この乗員保護装置において、制御用ECUはイグニッションキーのオン後所定時間経過後から、衝突予告手段により危険信号が出力されるまではスリープ作動状態にある。危険信号が入力されると通常作動状態に復帰し、その後所定信号の入力により駆動手段を駆動及び制御する。これにより、乗員保護に関する車載機器が作動し、乗員を保護する。
【0012】
請求項2の乗員保護装置は、請求項1の衝突予告手段はプリクラッシュセンサ又はメーデ装置のスイッチである。請求項3の乗員保護装置は、請求項1の車載機器はエアーバッグ、シートベルト、ブレーキ及び/又はメーデ装置である。請求項4の乗員保護装置は、請求項1において、制御ECUは、駆動手段を制御するCPUと、CPUの機能を抑制する機能抑制部とを含む。請求項5の乗員保護装置は、請求項4の制御用ECUは更に、所定信号を発するGセンサを含む。請求項6の乗員保護装置は、請求項4の制御用ECUは、スリープ作動状態となる前に、衝突予告手段の正常作動性を確認する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の乗員保護装置は少なくとも、衝突予告手段、駆動手段及び制御用ECUを含む。
<衝突予告手段>
本発明の「衝突予告手段」はクラッシュ(衝突)を前もって検出し予告するセンサであり、プリクラッシュセンサである。プリクラッシュセンサ(近接センサも含む)は、車両の前面や左右側面に配置され、障害物(ガードレール、電柱、他人の車両等)に向かって超音波や電波を発信し、障害物で反射した超音波等を受信する。発信から受信までの時間に基づき障害物との距離を算定し、算定時間が所定時間よりも短いときは、危険(衝突)信号を発信する。
【0014】
メーデ装置は乗員によるスイッチ操作や、エアーバッグECUからの衝突信号により作動し、その車両の位置情報を発信するものである。
<車載機器、駆動手段>
乗員の保護に関する「車載機器」はエアーバッグ、シートベルト、ブレーキ及びメーデ装置である。よって、その「駆動手段」はエアーバッグ駆動装置、シートベルト装置、ブレーキ装置及びメーデ装置等である。このうち、エアーバッグ及びその駆動装置については実施例で詳述する。
【0015】
シートベルト装置は通常の作動の他、衝突が予測される緊急時は、衝突予告手段からの出力によりシートベルトのたるみを吸収し、乗員をシートにしっかり拘束する。ブレーキ装置は、通常のブレーキ作動の他、緊急時はブレーキサーボ圧を通常よりも上昇させ、制動力を大きくする。メーデ装置はスイッチ操作に基づく通常の作動の他、緊急時はスイッチ操作がなくても、所在地情報を発信する。
<制御用ECU>
「制御用ECU」は上記車載機器の駆動手段を駆動及び制御する。例えばエアーバッグの展開を駆動及び制御するときはエアーバッグECUを、シートベルトを駆動及び制御するときはシートベルトECUを意味する。但し、単一の制御用ECUにより2つ以上の駆動手段を駆動及び制御することもできる。
【0016】
制御用ECUは少なくともCPU及び機能抑制部を含む。CPUは入力される信号に基づき、駆動手段を駆動及び制御する。機能抑制部はロジックIC又は通信制御ICを含み、CPUの周波数を下げたり又は機能を停止させる。例えば、プリクラッシュセンサからの信号に基づき、特定のポートのポートレベルを反転させると機能を停止させる。また、CPUが内部に逓倍回路を持つ場合、内部の逓倍回路を無効にすることにより動作周波数を下げても良い。
【0017】
制御用ECUは、自己の動作や、エアーバッグ駆動装置の状態確認を実施し、問題がないことを確認した後、CPUの特定ポートのレベルに基づき、通常作動状態からスリープ作動状態に移行する。その際、衝突予告手段が正常に作動するか否かをチェックすることが望ましい。
【0018】
制御用ECUは、衝突予告手段からの信号によりスリープ作動状態から通常作動状態に復帰する。つまり、本発明では衝突予告手段の出力を制御用ECUの復帰に利用している。なお、復帰のためには、通常作動状態からスリープ作動状態への移行と逆の操作を行えばよい。即ち、ロジックIC等により特定のポートのポートレベルを当初状態に戻したり、逓倍回路を有効にすれば良い。
【0019】
制御用ECUは通常状態に復帰後、所定信号により駆動手段を駆動及び制御する。所定信号は例えば、制御用ECUに内蔵されたGセンサが検知し、CPUに出力される車両の急激な加速度の変化である。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1に車両の平面図を示し、図2に各要素の接続関係を示す。図1において、車両の前面の幅方向中央部に前方プリクラッシュセンサ15が配置され、左側面の前方寄りに左面プリクラッシュセンサ20Lが配置され、右側面の前方寄りに右面プリクラッシュセンサ20Rが配置されている。前面プリクラッシュセンサ15は、前方に向かって超音波を発信し、障害物で反射した超音波を受信する。その結果をエアーバッグECU35に出力する。
【0021】
図1及び図3に示すように、左シート21Lの前方に左前方エアーバッグ46L及びその駆動装置43Lが配置され、右シート21Rの前方に右前方エアーバッグ46R及びその駆動装置43Rが収容されている。
【0022】
左面プリクラッシュセンサ20L及び右面プリクラッシュセンサ20Rはそれぞれ左方及び右方に向かって超音波を発信及び受信し、結果をエアーバッグECU35に出力する。図1及び図3に示すように、左シート21Lの左方に左方エアーバッグ47L及びその駆動装置44Lが配置され、右シート21Rの右方に右方エアーバッグ47R及びその駆動装置44Rが収容されている。
【0023】
車両の左側面の後方寄りのプリテンショナ位置に左シートベルト装置25Lが、右側面の後方寄りのプリテンショナ位置に右シートベルト装置25Rが、それぞれ配置されている。両方のシートベルト装置25L及び25Rは、通常は着席した乗員がバックルを嵌めたとき、シートベルトを巻き取って乗員を緩やかに拘束する。
【0024】
図2に示すように、プリクラッシュセンサ15、20L及び20Rの出力信号が左右のシートベルト装置25L及び25Rに入力されている。シートベルト装置25L及び25Rは、プリクラッシュセンサ15等から危険信号が入力されると、モータが回転してシートベルトのたるみを吸収し、乗員をシート21L及び21Rにしっかり拘束する。
【0025】
図1において、幅方向中央部には前方寄りにブレーキ装置30が配置されている。ブレーキ装置30は、通常は運転者のブレーキ操作に基づきブレーキサーボ圧を発生し、車輪を制動するものである。図2に示すように、プリクラッシュセンサ15の出力信号がブレーキ装置30に入力されている。ブレーキ装置30は、プリクラッシュセンサ15から危険信号が入力されると、ブレーキサーボ圧が通常よりも上昇し、制動力が大きくなる。またブレーキ装置30の出力信号が左右のシートベルト装置25L及び25Rに入力されている。シートベルトのたるみを巻き取り、急ブレーキ時の乗員の前方への倒込みを防止するためである。
【0026】
図1において、車両の前後方向の中央部かつ左右方向の中央部にエアーバッグECU35が配置されバッテリ(不図示)から供給される電力により作動する。図3に示すように、エアーバッグECU35は、Gセンサ37、ロジックIC39及びCPU41を含む。このうち、Gセンサ37は加速度の急変から衝突を検知し、検知結果をCPU41に出力するものである。ロジックIC39はプリクラッシュセンサラッシュセンサ15からの入力に基づき、CPU41にスリープクロック低下及び解除の指示を出すものである。CPU41は、所定条件が充足されたときは駆動装置43L、43R,44L及び/又は44Rに作動信号を出力し、これによりエアーバッグ46L、46R、47L及び/又は47Rが展開される。
【0027】
図2に示すように、プリクラッシュセンサ15の出力信号がエアーバッグECU35のロジックIC39に入力されている。また、エアーバッグECU35の出力信号がシートベルト装置25L、25Rに入力されている。
【0028】
図1において、車室内のインパネにはメーデ装置50が装備されている。メーデ装置50は通常は乗員によるスイッチ55の操作に基づく操作信号により作動し、その車両の所在地情報を発信するものである。図2に示すように、プリクラッシュセンサ15の出力信号及びエアーバッグECU35からの出力信号がメーデ装置50に入力されている。また、乗員の体調が乗車中に急変したときに発信できるようにスイッチ55の操作信号が入力されている。
(作動)
図3を参照しつつこの実施例の作動を説明する。上半分はエアーバッグECU35の作動状態を示し、下半分はプリクラッシュセンサ15の作動状態を示す。プリクラッシュセンサ15は常時作動状態にあり、いつでも障害物の接近を検知することができる。これに対して、エアーバッグECU35は本発明に従って通常作動状態とスリープ作動状態とに切り換わる。
【0029】
詳述すると、時間t1でイグニッションキーをオンすると、バッテリから所定値の電流が流れ、エアーバッグECU35のCPU41は時間t2〜t3で所定のダイアグチェックを実施する。エアーバッグECU35と危険信号の発信元であるプリクラッシュセンサ15とが接続され、時間t2〜t3で作動状態を確認する。チェックの実施及び状態の確認に要する時間時間t1〜t3は実際は非常に短い。
【0030】
正常作動が確認されれば、時間t3においてロジックIC39がCPU41の特定のポートのレベルを反転させて機能を停止させ又は動作周波数を低下させ、その結果エアーバッグECU35はスリープ作動状態に切り換わる。これにより、バッテリからCPU41に供給される電流の電流値は通常よりも減少する。時間t3〜t4ではエアーバッグECU35はスリープ作動状態にあり、衝突が発生しない限り、イグニッションキーのオフまで継続する。
【0031】
時間t4において車両に前方から障害物が接近すると時間t5でプリクラッシュセンサ15が作動し、超音波の発信から受信までの時間に基づきエアーバッグECU35が前方の障害物との距離を算定する。算定時間が所定時間よりも短いとき、危険信号をエアーバッグECU35に出力する。危険信号が所定条件を満たすとき、時間t6においてロジックIC39がCPU41の特定のポートレベルを当初の状態に戻し、エアーバッグECU35が通常作動状態に復帰する。
【0032】
その後、実際の衝突(クラッシュ)が時間t7でGセンサ37により検知され、衝突信号をCPU41に送る。これに基づき、CPU41が前方駆動装置43L、43Rを作動させ、左右前方エアーバッグ46L、46Rが展開される。これと同時にメーデ装置50が作動し、衝突車両の緊急情報等を発信する。
(効果)
この実施例によれば、以下の効果が得られる。まず、エアーバッグECU35における消費電力が減少する。スリープ作動状態にあるエアーバッグECU35の電流消費量は通常作動状態の数分の一である。加えて、エアーバッグECU35がスリープ作動状態にあるときは、電磁ノイズの発生も少なく、関連機器の誤作動が防止される。これらは、イグニッションキーをオンした後エアーバッグ47L、47Rが展開するまでの時間の大部分において、エアーバッグECU35をスリープ作動状態にしたことによる。
【0033】
第2に、エアバッグECU35のスリープ作動状態から通常作動状態への復帰が確実になされる。これは、スリープ作動状態への移行前にプリクラッシュセンサ14が正常に作動するかどうかは確認していることによる。正常作動が確認されたときのみ、エアバッグECU35はスリープ作動状態に移行する。
【0034】
第3に、エアーバッグECU35を含む乗員保護装置のコストの上昇が抑えられる。プリクラッシュセンサ15は車両に搭載されつつあり、またエアーバッグECU35に新たに追加したのはロジックIC37のみだからである。
【0035】
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明の車両の乗員保護装置によれば、イグニッションキーのオンから衝突予告手段により危険信号が出力されるまでの大半の時間、制御用ECUはスリープ作動状態にある。その結果、消費電力が半減し、電磁ノイズの発生が減少するのみならず、余裕が生じた電力を他の電子機器の制御に利用することができる。加えて、元々車両に搭載されている衝突予告手段を利用すれば、制御用ECUを少し改変するのみで良く、コストはそれ程上昇しない。
【0036】
請求項2の乗員保護装置によれば、車両が障害物に異常接近した場合はプリクラッシュセンサ等により衝突が確実に予告される。請求項3の乗員保護装置によれば、衝突予告手段が危険信号を出力したときは、エアーバッグの展開、シートベルトのたるみに吸収等が確実になされる。請求項4の乗員保護装置によれば、簡単な構成で制御用ECUのスリープ作動状態への移行及び通常作動状態への復帰が達成される。
【0037】
請求項5の乗員保護装置によれば、制御用ECUの通常作動状態への復帰が確実に成される。請求項6の乗員保護装置によれば、制御ECUの通常作動状態への復帰後、Gセンサの検知によりエアーバッグが確実に展開し、インパネへの打ち付け等から乗員を保護する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体平面図である。
【図2】センサと各装置との関係を示すブロック図である。
【図3】同じく説明図である。
【図4】時間の経過とエアーバッグECU及びプリクラッシュセンサとの関係を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
15:前面プリクラッシュセンサ
20L,20R:側面プリクラッシュセンサ
25L,25R:シートベルト装置
30:ブレーキ装置 35:エアーバッグECU
37:ロジックIC 39:Gセンサ
41:CPU
43L、43R;44L,44R:駆動装置
44L,44R;47L,47R:エアーバッグ
50:メーデ装置 55:スイッチ
Claims (6)
- 車両に取り付けられ、衝突が予測されるとき危険信号を出力する衝突予告手段と、
乗員の保護に関する車載機器を作動させる駆動手段と、
前記衝突予告手段からの危険信号によりスリープ作動状態から通常作動状態に復帰し、所定信号により前記駆動手段を駆動する制御用ECUと、
から成ることを特徴とする車両の乗員保護装置。 - 前記衝突予告手段はプリクラッシュセンサ又はメーデ装置のスイッチである請求項1に記載の乗員保護装置。
- 前記車載機器はエアーバッグ、シートベルト、ブレーキ及び/又はメーデ装置である請求項1に記載の乗員保護装置。
- 前記制御用ECUは、前記駆動手段を制御するCPUと、該CPUの機能を抑制する機能抑制部とを含む請求項1に記載の乗員保護装置。
- 前記制御用ECUは更に、所定信号を発するGセンサを含む請求項4に記載の乗員保護装置。
- 前記制御用ECUは、スリープ作動状態となる前に、前記衝突予告手段の正常作動性を確認する請求項4の乗員保護装置。
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2003
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