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JP2004259882A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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JP2004259882A
JP2004259882A JP2003047923A JP2003047923A JP2004259882A JP 2004259882 A JP2004259882 A JP 2004259882A JP 2003047923 A JP2003047923 A JP 2003047923A JP 2003047923 A JP2003047923 A JP 2003047923A JP 2004259882 A JP2004259882 A JP 2004259882A
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diode
type
layer
voltage
silicon layer
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JP2003047923A
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Teruo Takizawa
照夫 瀧澤
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
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    • H10D62/80Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers characterised by the materials
    • H10D62/82Heterojunctions
    • H10D62/822Heterojunctions comprising only Group IV materials heterojunctions, e.g. Si/Ge heterojunctions
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • HELECTRICITY
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    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D8/00Diodes
    • H10D8/01Manufacture or treatment
    • H10D8/045Manufacture or treatment of PN junction diodes

Abstract

【課題】ダイオードの電圧−電流特性を改善して、ダイオードの順方向により大きな電流を流すことができるようにした半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】p型SiGe層13と、当該p型SiGe層13に接合するn型Si層15とからなるpnダイオード5aを備えたものである。従来方式と比べて、pnダイオードのビルトインポテンシャルを下げることができ、低インピーダンスなダイオード特性を得ることができる。また、このpnダイオード5a等でブリッジ整流回路を構成することによって、交流電圧を直流電圧に効率よく変換することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、特に、IC(integrated circuit)カード等に内蔵される装置であって、ブリッジ整流回路、平滑コンデンサ、不揮発性メモリ、CPU(central processing unit)等が1チップ化された半導体デバイスに適用して好適な半導体装置とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高度情報社会の高まりに伴い、ICカードが個人認証用や、電子マネーとして使われ始めている。この種のICカードには、ブリッジ整流回路、平滑コンデンサ、不揮発性メモリ、CPU等が1チップ化された半導体デバイスが内蔵されている。
【0003】
この半導体デバイスでは、コイルアンテナと、ブリッジ整流回路と、平滑コンデンサとで電源回路部を構成している。ICカードの外部から磁界を受けることによってコイルアンテナに交流の起電力を生じ、この起電力をブリッジ整流回路で直流に全波整流し、整流した電圧を平滑コンデンサで定電圧に平滑化する。そして、この平滑化した直流電圧をCPUや不揮発性メモリ等に電源として供給する。
【0004】
このような電源回路部では、CPUの演算処理や、不揮発性メモリへの書き込み、読み出し処理など、その処理動作を実行するために、コイルアンテナで生じた交流電圧をブリッジ整流回路で直流に変換する必要がある。
図10(A)は第1の従来例に係るブリッジ整流回路80の構成例を示す回路図である。図10(A)に示すように、このブリッジ整流回路80は、4個のpnダイオード90a〜90dによって構成されている。
【0005】
図10(B)は、ブリッジ整流回路80に組み込まれるpnダイオード90aの構成例を示す断面図である。図10(B)において、91はシリコン基板、93はp型シリコン(Si)層、95はn型シリコン(Si)層、96は素子分離層、97は層間絶縁膜、99a及び99bはAl配線である。p型Si層93の不純物はボロンであり、その濃度は1020cm−3程度である。n型Si層95の不純物はリンであり、その濃度は1019cm−3程度である。
図示しないが、ブリッジ整流回路80を構成する他のpnダイオード90b〜90dも、図10(B)に示すpnダイオード90aと同様の構造を有している。このpnダイオード90aでは、p型Si層93に接続しているAl配線99aがアノード端子であり、n型Si層95に接続しているAl配線99bがカソード端子である。
【0006】
また、上述したブリッジ整流回路を、4個のpnダイオードではなく、4個のMOSトランジスタで構成する方法も知られている。図11は第2の従来例に係るブリッジ整流回路80´を示す回路図である。図11に示す4個のMOSトランジスタ90a´〜90d´は、シリコン基板上に形成されたエンハンスメント型のpMOSトランジスタであり、いずれも同一の構造を有している。
【0007】
これらのMOSトランジスタ90a´〜90d´は、閾値の設定が容易に行なえる為、順方向の電流を流しやすいという利点がある。その一方で、pnダイオードは不純物濃度の設定によりなだれ降伏が起きにくくすることができる。このような背景から、ブリッジ整流回路は、順方向特性を重視する場合には、MOSトランジスタで構成され、逆方向特性を重視する場合には、pnダイオードで構成されてきた。
【0008】
図12は、pnダイオード90aのバンドダイアグラムである。図12の左側がp型Si層93のエネルギーバンドを示し、右側がn型Si層95のエネルギーバンドを示す。図12において、p型Si層93とn型Si層95とが熱平衡状態にあるとき、その接合部にはビルトインポテンシャル(built−in potential)φ´が生じている。このビルトインポテンシャルφ´は1.05eV程度であることが知られている。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−153628号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来例に係る半導体デバイスによれば、交流電圧を直流に全波整流するブリッジ整流回路80には、p型Si層93とn型Si層95等からなるpnダイオード90a〜90dを用いていた。
しかしながら、このpnダイオード90a〜90dのビルトインポテンシャルφ´は1.05eV程度あり、pnダイオード90a〜90dの順方向に電流を流すためには、実際には、0.8V以上の順方向電圧Vが必要であった。このため、ブリッジ整流回路で扱う交流電圧に対して、pnダイオード90a〜90dのインピーダンスは高く、交流電圧を直流電圧に効率よく変換することができないという問題があった。
【0011】
そこで、この発明はこのような問題を解決したものであって、ダイオードの電圧−電流特性を改善して、ダイオードの順方向により大きな電流を流すことができるようにした半導体装置及びその製造方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明に係る第1の半導体装置は、p型シリコン層と、当該p型シリコン層に接合するn型シリコン層とからなるダイオードを備え、このp型シリコン層には、ゲルマニウムが含まれていることを特徴とするものである。
【0013】
ここで、p型シリコン層とn型シリコン層を接触させると、これら両層のキャリアが相互に拡散して平衡状態になり、フェルミ準位が一致する。このとき、p型シリコン層とn型シリコン層との間には、ビルトインポテンシャルと呼ばれる電位差が生じる。このビルトインポテンシャルは、p型シリコン層の伝導バンドと、n型シリコン層の伝導バンドとのエネルギー準位差に対応している。本発明は、シリコン層にゲルマニウムを導入すると、シリコン層のバンドギャップが縮小する点に着目して、ダイオードのp型シリコン層にゲルマニウムを導入したものである。
【0014】
本発明に係る第2の半導体装置は、p型シリコン層と、当該p型シリコン層に接合する高純度のi型シリコン層と、該i型シリコン層に接合するn型シリコン層とからなるダイオードを備え、このp型シリコン層には、ゲルマニウムが含まれていることを特徴とするものである。
本発明に係る第3の半導体装置は、上述した第1または第2の半導体装置において、このダイオードは絶縁性の基板、または絶縁層上に設けられていることを特徴とするものである。
【0015】
本発明に係る第4の半導体装置は、上述した第1〜第3の半導体装置において、このダイオードを複数個備え、当該ダイオードによって、所定の交流電圧を直流電圧に整流するブリッジ整流回路が構成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る第5の半導体装置は、上述した第4の半導体装置において、ブリッジ整流回路の一方の側に接続されるコイルアンテナと、当該ブリッジ整流回路の他方の側に接続される平滑コンデンサとを備え、電磁誘導によってこのコイルアンテナに交流電圧が発生し、当該交流電圧がこのブリッジ整流回路に供給されて直流電圧に整流され、該直流電圧がこの平滑コンデンサに供給されて定電圧に平滑化されることを特徴とするものである。
【0016】
本発明に係る第1〜第5の半導体装置によれば、従来型の半導体装置と比べて、ダイオードを構成するp型シリコン層のバンドギャップが縮小化されている。従って、このダイオードにおけるp型シリコン層とn型シリコン間のビルトインポテンシャルを下げることができ、ダイオードを低インピーダンス化することができる。
【0017】
これにより、ダイオードの電圧−電流特性を改善することができ、ダイオードの順方向により大きな電流を流すことができる。また、このダイオードでブリッジ整流回路を構成することによって、交流電圧を直流電圧に効率よく変換することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、p型シリコン層と、当該p型シリコン層に接合するn型シリコン層とからなるダイオードの製造方法であって、このp型シリコン層にゲルマニウムを導入して、シリコンゲルマニウム混晶を形成することを特徴とするものである。
【0018】
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、p型シリコン層とn型シリコンとの接合部位に生じるビルトインポテンシャルを下げることができ、ダイオードを低インピーダンス化することができる。これにより、ダイオードの電圧−電流特性を改善することができ、ダイオードの順方向に大電流を流すことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。
(1)第1実施形態
図1は、本発明の実施形態に係る半導体デバイス100の構成例を示す回路図である。この半導体デバイス100は、例えば非接触式のIDカード等に内蔵されるものであり、電磁誘導によって得られる交流電圧を直流電圧に変換すると共に、この直流電圧を電源(Vdd)に用いて所定の演算処理を実行したり、記憶したりする装置である。
【0020】
この半導体デバイス100は、コイルアンテナ1に接続するブリッジ整流回路50と、このブリッジ整流回路50に接続する平滑コンデンサ3と、ブリッジ整流回路50及び平滑コンデンサ3の両方と接続するCPUや不揮発性メモリ(図示せず)等とから構成されている。
図1において、給電装置70はICカードの外部にある機器であり、この給電装置70のコイルに所定の電流を流すことによって磁界を発生する。コイルアンテナ1は、この磁界を受けて交流の起電力を発生する。この起電力は、図13(A)に示すように、正電位と負電位とを繰り返す正弦波形を有している。
【0021】
ブリッジ整流回路50は、図13(A)に示した交流電圧を図13(B)に示すように全波整流するものである。このブリッジ整流回路50は、例えばコイルアンテナ1で得られた交流電圧の負の波形を正の波形に反転させて、交流電圧を正の直流電圧に変換する。
図1に示すように、このブリッジ整流回路50は、例えば4個のpnダイオード5a〜5dで構成されている。これら4個のpnダイオード5a〜5dは、いずれも同一の構造を有している。これらのpnダイオード5a〜5dの構造については、後で詳細に説明する。
【0022】
図1に示すブリッジ整流回路50への入力電圧が正の波形の場合は、pnダイオード5a、5dを通って電流が流れ、平滑コンデンサ3の両端に正の波形が現れる。また、このブリッジ整流回路50への入力電圧が負の波形の場合は、pnダイオード5b、5cを通って電流が流れ、平滑コンデンサ3の両端にやはり正の波形が現れる。
【0023】
平滑コンデンサ3は、ブリッジ整流回路50によって正の波形に整流された整流電圧を受けて充放電を繰り返し、図13(C)の2点鎖線で示すように、整流電圧を定電圧に平滑化するものである。
図1に示すVdd端子には、図示しないCPUや不揮発性メモリ等が接続されている。平滑コンデンサ3によって定電圧に平滑化された整流電圧はVdd端子に供給され、CPUや不揮発性メモリの電源として用いられる。この半導体デバイス100では、ブリッジ整流回路50と、平滑コンデンサ3と、図示しないCPUや不揮発性メモリ等が1チップ化されている。
【0024】
図2(A)及び(B)は、pnダイオード5aの構造例を示す平面図とX1−X2矢視断面図である。上述したように、このpnダイオード5aは、ブリッジ整流回路50を構成する4つのpnダイオードのうちの一つである。図示しないが、他の3つのpnダイオード5b〜5dも、pnダイオード5aと同様の構造を有している。以下、このpnダイオード5aの構造について説明する。
【0025】
図2(B)において、11はSOI(silicon on insulator)基板、13はp型のシリコンゲルマニウム混晶層(以下で、p型SiGe層という)、15はn型のシリコン層(以下で、n型Si層という)、16は素子分離層、17は層間絶縁膜、19a及び19bはAl配線である。
SOI基板11は、シリコン基板11aと、シリコン酸化膜等からなる絶縁層11bと、当該絶縁層11b上に形成された単結晶シリコン層11cとから構成されている。このようなSOI基板はSIMOX(Separation by Implant Oxygen)法、或いは貼り合わせ法などにより作成される。また、素子分離層16は、SOI基板11上の素子形成領域以外のシリコン層11cが熱酸化されて形成されたものである。
【0026】
このSOI基板11によって、pnダイオード90aを他の素子から完全に素子分離することができ、半導体デバイス100におけるラッチアップを防止することができる。また、このSOI基板11によって、pnダイオード90aの寄生容量を低減することができ、半導体デバイス100の動作速度を向上することができる。
【0027】
p型SiGe層13と、n型Si層15は、この素子分離層16によって囲まれた領域の半導体層11cに設けられている。図2(B)に示すように、これらのp型SiGe層13と、n型Si層15は横方向で隣り合うよう形で接合している。
層間絶縁膜17は、例えばCVD(chemical vapor deposition)によってSOI基板11上に設けられたシリコン酸化膜である。この層間絶縁膜17の上面はCMP(chemical mechanical polish)等によって平坦化されている。また、この層間絶縁膜17には、p型SiGe層13上と、n型Si層15上を開口するようなコンタクトホールが設けられている。
【0028】
Al配線19a及び19bは、平坦化処理された層間絶縁膜17上に設けられている。図2(A)に示すように、Al配線19aは、コンタクトホール21aを通って、p型SiGe層13と接続している。このAl配線19aはアノード端子としての役割を果たすものである。また、Al配線19bは、コンタクトホール21bを通って、n型Si層15と接続している。このAl配線19bはカソード端子としての役割を果たすものである。
【0029】
図2(B)において、p型SiGe層13に含まれる不純物イオンは、例えばボロン(B)であり、その濃度は1020〜1021cm−3程度である。また、n型Si層15に含まれる不純物イオンは、例えばリン(P)であり、その濃度は1019〜1020cm−3程度である。このようなp型SiGe層13とn型Si層15の接合型は、例えば片側階段接合型である。
【0030】
図9は、pnダイオード5aのバンドダイアグラムである。図9の左側がp型SiGe層13のエネルギーバンドを示し、右側がn型Si層15のエネルギーバンドを示す。図9において、Eは価電子バンドのエネルギー準位、Eは導電バンドのエネルギー準位、Eはフェルミ準位である。また、Vは伝導バンドとフェルミ準位間の電位差、Vは価電子バンドとフェルミ準位間の電位差、φはビルトインポテンシャルを示す。
【0031】
図9に示すように、p型SiGe層におけるフェルミ準位Eは価電子バンドE側にあり、n型Si層におけるフェルミ準位Eは伝導バンド側E側にある。そして、熱平衡状態において両層のフェルミ準位Eはつりあっている。
このpnダイオード5aにおいて、pn接合間のビルトインポテンシャル(built−in potential)φは、▲1▼式で表される。
【0032】
Figure 2004259882
▲1▼式において、E(Si)はシリコン(Si)結晶における伝導バンドのエネルギー準位であり、E(SiGe)はシリコンゲルマニウム(SiGe)混晶における価電子バンドのエネルギ−準位である。また、E(Si)はSi結晶における価電子バンドのエネルギ−準位であり、ΔE (SiGe)は、SiGe混晶のシリコン結晶に対する価電子バンドの不連続量である。
【0033】
ここで、p型SiGe層13の不純物濃度を1020cm−3、n型Si層15における不純物濃度を1019cm−3とすると、φpn(Si)は、約1.05[eV]程度である。一方、ΔE(SiGe)は▲2▼式で表されることが知られている。
ΔE(SiGe)=0.84−2.41(a−5.43)[eV] …▲2▼
▲2▼式において、aはSiGe混晶の格子定数である。例えば、SiGe混晶におけるGe組成比が60%であり、格子定数が5.50Åの場合には、a=5.50を▲2▼式に代入して、
Figure 2004259882
ΔE(SiGe)=0.67[eV]、φpn(Si)=1.05[eV]を▲1▼式に代入すると

Figure 2004259882
図5はpnダイオード5a及び90aの電圧−電流特性を示す比較図である。図5において、横軸は順方向電圧Vを示し、縦軸は順方向電流Iを示す。また、曲線Aは本発明のpnダイオード5aの電圧−電流特性であり、曲線Bは従来型のダイオード90aの電圧−電流特性である。曲線CはMOSトランジスタ90a´の電圧−電流特性である。
【0034】
一般に、pnダイオードの順方向電流Iは▲3▼式で表されることが知られている。
=α{eq(VF−φ)/kT−1} …▲3▼
▲3▼式において、αは定数、Kはボルツマン定数、Tは絶対温度である。
【0035】
上述したように、p型SiGe層13とn型Si層15とから構成されるpnダイオード5aのビルトインポテンシャルφは0.38[eV]程度であり、従来型のpnダイオード90aのビルトインポテンシャルφ´は1.05[eV]程度である。
このため、▲3▼式から明らかなように、従来型のpnダイオード90aでは、理論上、順方向電圧Vが1.05[V]に達した時点で順方向電流Iが流れ始めるのに対して、本発明のpnダイオード5aではVが僅か0.38[V]でIが流れ始める。
【0036】
従って、図5に示すように、pnダイオード5aは、従来型のpnダイオード90aと比べて、そのビルトインポテンシャルφを1/2以下にすることができるので、順方向電圧Vに対する順方向電流Iの立ち上がりを早く、より大きな電流を流すことができる。
また、MOSトランジスタ90a´の順方向電流Iは▲4▼式で表されることが知られている。
【0037】
=α(V−Vth …▲4▼
ここでVthはMOSトランジスタ90a´の閾値電圧である。従って、pnダイオードの順方向電流Iは電圧に対して指数関数的に増加するのに対して、MOSトランジスタ90a´の順方向電流Iは電圧の自乗で増加する。それゆえ、本発明のpnダイオード5aはMOSトランジスタ90a´と比較した場合でも、より大きな電流を流すことができる。
【0038】
このように、本発明に係る半導体デバイス100によれば、従来方式と比べて、
pnダイオードにおけるp型Si層とn型Si層間のビルトインポテンシャルφを下げることができ、pnダイオードを低インピーダンス化することができる。従って、pnダイオードの電圧−電流特性を改善することができ、pnダイオードの順方向により大きな電流を流すことができる。
【0039】
また、半導体デバイス100では、このような低インピーダンスなpnダイオード5a〜5dによってブリッジ整流回路50が構成されているので、交流電圧を直流電圧に効率よく変換することができる。それゆえ、コイルアンテナに生じる起電力が低電圧の場合でも、ICカード内のCPU等を動作させることができ、ICカードの非接触認証距離の向上等に寄与することができる。
【0040】
この第1実施形態では、p型SiGe層13が本発明のp型シリコン層に対応し、n型Si層15が本発明のn型シリコン層に対応している。また、pnダイオード5a〜5dが本発明のダイオードに対応し、SOI基板11を構成する絶縁層11bが本発明の絶縁性の基板、または絶縁層に対応している。さらに、半導体デバイス100が本発明の半導体装置に対応している。
【0041】
次に、上述したpnダイオード5aの製造方法について、図3(A)〜図4(C)を参照しながら説明する。まず、図3(A)に示すように、シリコン基板11a上にシリコン酸化膜11bを介して単結晶シリコン層11cが形成されているようなSOIウェハ11を用意する。
次に、LOCOS(local oxidation of silicon:局所酸化素子分離法)によって素子形成領域以外のSOI基板上に素子分離層16を形成する。即ち、まず始めに、SOIウェハ11の単結晶シリコン層11c上にシリコン窒化膜を堆積させる。このシリコン窒化膜23の堆積は、例えばCVDによって行う。次に、図3(B)に示すように、フォトリソグラフィとドライエッチングによって、素子形成領域以外のシリコン窒化膜23を除去する。そして、このシリコン窒化膜23下から露出した単結晶シリコン層11cのみを熱酸化して、素子分離層16を形成する。その後、このシリコン窒化膜23を熱リン酸でウエットエッチングして、図3(C)に示すように、SOI基板11上から除去する。
【0042】
次に、図4(A)に示すように、素子分離層16を形成した後の単結晶シリコン層11cにリン(P)をイオン注入する。このリンのイオン注入条件は、例えば、打ち込みエネルギーが約40keV、ドーズ量が1×1014〜1015cm−2程度である。
次に、図4(B)に示すように、フォトリソグラフィによって、p型層を形成する領域(以下で、p型形成領域という)のみを開口するようなレジストパターン25をSOI基板11上に形成する。そして、このレジストパターン25をマスクにして、単結晶シリコン層11cにボロン(B)をイオン注入する。このボロンのイオン注入条件は、例えば、打ち込みエネルギーが約17keV、ドーズ量が1×1015〜5×1015cm−2程度である。
【0043】
さらに、このレジストパターン25をマスクにして、ボロンをイオン注入した単結晶シリコン層11cにゲルマニウム(Ge)をイオン注入する。このゲルマニウムのイオン注入条件は、例えば、打ち込みエネルギーが約20keV、ドーズ量が1×1014〜5×1015cm−2程度である。このゲルマニウムのイオン注入後に、レジストパターン25をアッシングして除去する。
【0044】
次に、図4(C)に示すように、このゲルマニウムや、ボロン、リン等をイオン注入した単結晶シリコン層11cや、素子分離層16上に、シリコン酸化膜17aを所定の厚みだけ堆積する。そして、このシリコン酸化膜17aを堆積したSOI基板11に高温熱処理を施して、単結晶シリコン層11cにイオン注入したゲルマニウムや、ボロン、リン等の不純物を活性化させる。このシリコン酸化膜17aとは、例えば、TEOS膜であり、その厚みはおよそ1000Å程度である。また、高温熱処理とは、例えば、処理温度1040℃、処理時間30秒程度の高速高温熱処理である。
【0045】
次に、CVDによって、このシリコン酸化膜17a上にさらに、シリコン酸化膜を約8000Å程度堆積させる。そして、このシリコン酸化膜上をCMP等によって平坦化処理する。これにより、上述した層間絶縁膜17(図2参照)が形成される。さらに、フォトリソグラフィとドライエッチングによって、この層間絶縁膜17にコンタクトホール21a及び21b(図2参照)を形成する。
【0046】
その後、このコンタクトホール21a及び21bを形成した層間絶縁膜17上に、スパッタ法等によってAl膜を堆積する。そして、フォトリソグラフィとドライエッチングによって、このAl膜を配線形状にパターニングして、Al配線19a及び19b(図2参照)を形成する。これにより、図2(B)に示したpnダイオード5aを完成させる。
【0047】
このpnダイオード5aの全ての製造プロセスは、SOI基板11上に形成される他のpnダイオード5b〜5dや、CMOSトランジスタ、MOSキャパシタ等の製造プロセスと一括、または連続して行われるものであり、MOSの製造工程と統合性がある。このため、従来方式と比べて、製造コストの大幅な上昇を招くことなく、低インピーダンスなpnダイオード5a〜5dを形成することができる。
【0048】
尚、この実施形態では、p型形成領域の単結晶シリコン層11にゲルマニウムをイオン注入して、p型SiGe層13を形成する場合について説明したが、ゲルマニウムの導入方法はイオン注入法に限られることはない。例えば、超高真空エピタキシャル技術、MOCVD(metal organic CVD)技術、或いはMBE(molecular beam epitaxy)技術等によって、ゲルマニウムを単結晶シリコン層11c上に形成し、その後、高温熱処理して、p型SiGe層13を形成しても良い。この場合でも、pnダイオード5a〜5dのビルトインポテンシャルφを小さくすることができ、低インピーダンスなダイオード特性を得ることができる。(2)第2実施形態
上述の第1実施形態では、p型SiGe層13とn型Si層15とがそれぞれの片側でのみ接している構造のpnダイオード5a〜5dを用いて、ブリッジ整流回路50を構成する場合について説明した。しかしながら、これらのp型SiGe層13とn型Si層15の接合型は、片側接合に限られることはない。
【0049】
図6(A)及び(B)は本発明の第2実施形態に係るpnダイオード5a´の構成例を示す平面図と、X3−X4矢視断面図である。ここでは、p型SiGe層13の両側で、このp型SiGe層13とn型Si層15を接合させる場合を想定する。従って、図6(A)及び(B)において、上述したpnダイオード5aと同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。なお、図6(A)では、説明の便宜上から、層間絶縁膜やAl配線等の図示を省いている。
【0050】
図6(A)に示すように、このpnダイオード5a´では、n型Si層15の形状は例えばリング状であり、このn型Si層15のリングの中央部にp型SiGe層13が設けられている。従って、n型Si層15とp型SiGe層13との接合面積を増やすことができるので、図2に示したpnダイオード5aよりもさらに大きな電流を順方向に流すことができる。また、このpnダイオード5aを用いて、図1に示したブリッジ整流回路50を構成することによって、交流電圧から直流電圧への変換の効率をより一層高めることができる。
【0051】
次に、pnダイオード5a´の製造方法について説明する。図6(B)に示す第1層間絶縁膜17を形成する工程までは、上述したpnダイオード5aと同様である(但し、p型SiGe層13とn型Si層15の形成領域をそれぞれ画定するフォトマスクは、pnダイオード5aと異なる。)。第1層間絶縁膜17を形成した後に、フォトリソグラフィとドライエッチングとによって、n型Si層15上の第1層間絶縁膜17にコンタクトホールを形成する。そして、このコンタクトホールを埋め込むようにして、カソード端子用のAl配線19Bを形成する。
【0052】
次に、この第1層間絶縁膜17上にシリコン酸化膜等の絶縁膜を堆積し、平坦化処理して第2層間絶縁膜27を形成する。そして、フォトリソグラフィとドライエッチングとによって、p型SiGe層13上の層間絶縁膜17及び27にコンタクトホールを形成する。その後、このコンタクトホールを埋め込むようにして、アノード端子用のAl配線19aを形成する。これにより、pnダイオード5a´を完成させる。
(3)第3実施形態
上述の第1、第2実施形態では、p型SiGe層13とn型Si層15とからなるpnダイオードでブリッジ整流回路50を構成する場合について説明した。しかしながら、本発明の半導体デバイス100では、ブリッジ整流回路50を構成するのはpnダイオードに限られることはない。
【0053】
図7(A)及び(B)は本発明の第3実施形態に係るpinダイオード105aの構成例を示す平面図と、X5−X6矢視断面図である。図7(A)及び(B)において、上述したpnダイオード5aと同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。
図7に示すように、このpinダイオード105aでは、p型SiGe層13とn型Si層15との間に高純度のi型(真性)Si層14が設けられている。この構造によって、p型SiGe層13とn型Si層15との間で空乏層への電界集中を回避することができるので、逆方向の降伏電圧を向上させることができる。
【0054】
また、このpinダイオード105aでブリッジ整流回路50を構成することによって、ブリッジ整流回路50の逆方向電圧に対する耐圧を高めることができる。これにより、急激な電磁誘導による破壊が起きにくいICカードを提供することができる。
図8(A)及び(B)は、pinダイオード105aの製造方法を示す断面図である。このpinダイオード105aの製造方法において、SOI基板11に素子分離層16を形成する工程までは、pnダイオード5と同様なので、その説明を省略する。
【0055】
図8(A)に示すように、素子分離層16を形成した後、フォトリソグラフィによって、n型層を形成する領域(以下で、n型形成領域という)のみを開口するようなレジストパターン31をSOI基板11上に形成する。ここで、p型形成領域と、i型Si層となる領域(以下で、i型領域という)は、このレジストパターン31によってその上面が覆われている。
【0056】
次に、このレジストパターン31をマスクにして、n型形成領域の単結晶シリコン層11cにリンをイオン注入する。このリンのイオン注入条件は、例えば、打ち込みエネルギーが約40keV、ドーズ量が1×1014〜1015cm−2程度である。
次に、図8(B)に示すように、フォトリソグラフィによって、p型形成領域のみを開口するようなレジストパターン33をSOI基板11上に形成する。ここで、n型形成領域と、i型領域は、このレジストパターン33によってその上面が覆われている。
【0057】
そして、このレジストパターン33をマスクにして、p型形成領域の単結晶シリコン層11cにボロンをイオン注入する。このボロンのイオン注入条件は、例えば、打ち込みエネルギーが約17keV、ドーズ量が1×1015〜5×1015cm−2程度である。
続いて、このレジストパターン33をマスクにして、ボロンをイオン注入した単結晶シリコン層11cにゲルマニウムをイオン注入する。このゲルマニウムのイオン注入条件は、例えば、打ち込みエネルギーが約20keV、ドーズ量が1×1014〜5×1015cm−2程度である。このゲルマニウムのイオン注入後に、レジストパターン33をアッシングして除去する。
【0058】
このように、図8(A)及び(B)に示すイオン注入工程において、p型領域にボロンとゲルマニウムをイオン注入し、n型領域にリンをイオン注入する。また、このi型領域には、リンやボロン等の不純物をイオン注入しない。
この後に続く工程は、上述したpnダイオード5の製造方法と同様である。即ち、i型領域の両側にイオン注入した不純物やゲルマニウム等を熱処理によって活性化させた後に、SOI基板11上に層間絶縁膜17(図7参照)を形成する。そして、この層間絶縁膜にコンタクトホールを形成して、Al配線19a及び19bを形成し、図7(B)に示したpinダイオード105を完成させる。
【0059】
この第3実施形態では、i型Si層14が本発明のi型シリコン層に対応し、pinダイオード105aが本発明のダイオードに対応している。
なお、このpinダイオード105aでは、i型Si層14の内部抵抗により順方向の電流値が、上述したpnダイオード90aと比べて、若干低下してしまう。この点を改善するには、このpinダイオード105aにおいても、第2実施形態と同様にn型Si層15の形状をリング状とし、さらに、i型Si層14の形状もリング状とし、このi型Si層14のリングの中央部にp型SiGe層13を設けると良い。
【0060】
これにより、p型SiGe層13とi型Si層14の接合面積、及び、i型Si層14とn型Si層15の接合面積を増やすことができるので、大きな電流値を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体デバイス100の構成例を示す回路図。
【図2】pnダイオード5aの構成例を示す平面図と断面図。
【図3】pnダイオード5aの製造方法(その1)を示す工程図。
【図4】pnダイオード5aの製造方法(その2)を示す工程図。
【図5】pnダイオード5a及び90a等の電圧―電流特性。
【図6】pnダイオード5a´の構成例を示す平面図と断面図。
【図7】pinダイオード105aの構成例を示す平面図と断面図。
【図8】pinダイオード105aの製造方法を示す工程図。
【図9】pnダイオード5aのバンドダイアグラム。
【図10】pnダイオード90aの適用例と構成例を示す図。
【図11】MOSトランジスタ90a´の適用例を示す回路図。
【図12】pnダイオード90aのバンドダイアグラム。
【図13】起電力の整流及び平滑の一例を示す概念図。
【符号の説明】
1 コイルアンテナ、3 平滑コンデンサ、5a、5b、5c、5d pnダイオード、11 SOI基板、13 p型Si層、14 i型Si層、15 n型Si層、16 素子分離層、17、27 層間絶縁膜、19a、19b Al配線、21a、21b コンタクトホール、23 シリコン窒化膜、25、31、33 レジストパターン、50 ブリッジ整流回路、70 給電装置、100 半導体デバイス、105a pinダイオード

Claims (6)

  1. p型シリコン層と、当該p型シリコン層に接合するn型シリコン層とからなるダイオードを備え、
    前記p型シリコン層には、ゲルマニウムが含まれていることを特徴とする半導体装置。
  2. p型シリコン層と、当該p型シリコン層に接合する高純度のi型シリコン層と、該i型シリコン層に接合するn型シリコン層とからなるダイオードを備え、
    前記p型シリコン層には、ゲルマニウムが含まれていることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記ダイオードは絶縁性の基板、または絶縁層上に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記ダイオードを複数個備え、
    当該ダイオードによって、所定の交流電圧を直流電圧に整流するブリッジ整流回路が構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記ブリッジ整流回路の一方の側に接続されるコイルアンテナと、
    当該ブリッジ整流回路の他方の側に接続される平滑コンデンサとを備え、
    電磁誘導によって前記コイルアンテナに交流電圧が発生し、当該交流電圧が前記ブリッジ整流回路に供給されて直流電圧に整流され、該直流電圧が前記平滑コンデンサに供給されて定電圧に平滑化されることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. p型シリコン層と、当該p型シリコン層に接合するn型シリコン層とからなるダイオードの製造方法であって、
    前記p型シリコン層にゲルマニウムを導入して、シリコンゲルマニウム混晶を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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