JP2004253335A - バックライト装置 - Google Patents
バックライト装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004253335A JP2004253335A JP2003044976A JP2003044976A JP2004253335A JP 2004253335 A JP2004253335 A JP 2004253335A JP 2003044976 A JP2003044976 A JP 2003044976A JP 2003044976 A JP2003044976 A JP 2003044976A JP 2004253335 A JP2004253335 A JP 2004253335A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- diffusion sheet
- guide plate
- light source
- light guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims abstract description 77
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 14
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 17
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 15
- 238000000149 argon plasma sintering Methods 0.000 description 3
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 210000002858 crystal cell Anatomy 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 1
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
【課題】導光板の厚みが薄くなっていくと、導光板に設けたドットパターンだけでは、発光輝度を均一化させるのが難しい。そこで、導光板がきわめて薄い場合でも光源から遠く離れた先端部での発光輝度を保つようにして導光板の面全体の輝度ムラを抑えるようにしたバックライト装置を提供することにある。
【解決手段】光源24と、この光源24で発した光を導く導光板25と、導光板25の少なくとも上面に配置された拡散シート26を備え、前記導光板25の一端に光源24からの光を受光する受光部28が形成されてなるバックライト装置21において、前記拡散シート26の光拡散率を受光部28に近い方から遠い方に向かって徐々に小さくなるように設定したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】光源24と、この光源24で発した光を導く導光板25と、導光板25の少なくとも上面に配置された拡散シート26を備え、前記導光板25の一端に光源24からの光を受光する受光部28が形成されてなるバックライト装置21において、前記拡散シート26の光拡散率を受光部28に近い方から遠い方に向かって徐々に小さくなるように設定したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型電話や電子手帳などの液晶表示装置に使用されるバックライト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のバックライト装置として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この例は、図6に示すように、枠体2の上部に保持された液晶表示パネル3の下部にバックライト装置1を設けた構造のもので、このバックライト装置1は、光源4と、この光源4で発した光を液晶表示パネル3の裏面側に導くための導光板5と、この導光板5の上面に配置された拡散シート6と、導光板5の下面に配置された反射シート7とを備えた構造である。前記導光板5は、透明なアクリル板によって形成されており、その一端には光源4の上方にまで延びる受光部8を有している。この受光部8は上面が斜めにカットされた反射面9を有すると共に、光源4と向かい合う受光部8の下面には平面状の受光面10を有する形状である。なお、前記光源4は各種のICや電子部品が実装される回路基板11の先端部に実装されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−355428号公報
【0004】
前記光源4から導光板5の受光部8に向かって放射された光は、受光面10から受光部8内に入射したのち、受光部8の反射面9で前方側に反射され、そのまま導光板5内を進んで上方の液晶表示パネル3を背面側から照射する。そして、導光板5内を光が進むときに前記導光板5の上面に配置された拡散シート6及び導光板5の下面に配置された反射シート7によって光の拡散や反射が繰り返され、導光板全体の輝度が高められると共に輝度ムラが抑えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近は導光板5の厚みを薄く形成することでバックライト装置1の薄型化を図る傾向にあるが、導光板5の厚みを薄くすると受光部8での反射面9の角度もそれに伴って小さくなってしまう。その結果、光源4から受光部8に入射した光は光源4の近くに反射されるため該付近を反射光が強く照らす一方、導光板5の先端部分には反射光が届きにくくなって、先端部分での輝度が著しく低下すると共に輝度ムラが現れるといった問題があった。そのため、従来にあっては導光板5の表面に光散乱用のドットパターンを設け、このドットパターンを光源4に近い方から遠い方に向かって徐々に増加させることで光源から遠い方の光拡散を高め、発光輝度が導光板5の前面で均一となるようにしていた(例えば、特開平11−142843号公報参照)。しかしながら、導光板5の厚みが益々薄くなっていくと、上記導光板5に設けたドットパターンだけでは、発光輝度を均一化させるのが難しいといった問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、導光板の厚みがきわめて薄い場合でも光源から遠く離れた先端部での発光輝度を保つようにして導光板の面全体の輝度ムラを抑えるようにしたバックライト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るバックライト装置は、光源と、この光源で発した光を導く導光板と、導光板の少なくとも上面に配置された拡散シートを備え、前記導光板の一端に光源からの光を受光する受光部が形成されてなるバックライト装置において、前記拡散シートの光拡散率を受光部に近い方から遠い方に向かって徐々に小さくなるように設定したことを特徴とする。
【0008】
上記導光板から出射した光はその上面の拡散シートによって散乱され、さらにこの散乱光が液晶表示パネルの下側偏向板の透過軸を通過したのち液晶表示パネルを裏面側から照射するが、本願発明では導光板の上面に配置される拡散シートの光拡散率を光源に近い方から遠い方に向かって次第に小さくなるように設定してあるので、光源から遠く離れた部分では散乱の度合いが少なくなる。そして、このことは前記下側偏向板の透過軸を外れる光が少なくなり、透過軸を通過する光の量が多くなることを意味する一方、逆に光源に近い部分では光の散乱が多いために下側偏向板の透過軸を外れる光の量が多くなることを意味し、結果的には光源に近い方と遠い方との輝度のバランスがよくなって、輝度ムラが抑制されることになる。
【0009】
本発明の拡散シートは、光拡散率が段階的に異なるような一枚のシートで形成される他、光拡散率の異なる複数枚の拡散シート部材を一枚のシート状につなげて形成したものでもよい。拡散率の異なる複数枚の拡散シート部材をつなげて形成する場合、さらにその上に光拡散率の大きい一枚の別の拡散シートを重ねることで、拡散シート部材同士のつなぎ目を見せないようにすることができる。
【0010】
上記拡散シートは、プラスチックシート上にビーズを散布することで形成することができ、その場合に撒き散らすビーズの密度によって光の拡散率を調整することができる。ビーズの密度は、ビーズの大きさやビーズの量などによって調整することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明に係るバックライト装置を詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係るバックライト装置の全体図、図2は拡散シートの第1実施形態を示す斜視図、図3は拡散シートで散乱された光と下側偏向板の透過軸を通過した光量の関係を示す説明図である。
【0012】
図1に示された本発明のバックライト装置21は、基本的には従来のバックライト装置と同様、枠体22の上部に保持された液晶表示パネル23の下部に配設された構造である。即ち、LEDなどの光源24と、この光源24で発した光を液晶表示パネル23の裏面側に導くための導光板25と、この導光板25の上面に配置された拡散シート26と、導光板25の下面に配置された反射シート27とを備える。前記導光板25は、透明なアクリル板によって形成されており、その一端には光源24の上方にまで延びる受光部28を有し、この受光部28の上面に斜めにカットされた反射面29を有すると共に、光源24と向かい合う受光部28の下面には平面状の受光面30を有している。
【0013】
この実施形態において、前記拡散シート26は、図2に示したように、光拡散率の異なる4枚の拡散シート部材31a,31b,31c,31dをつなげることによって形成されている。それぞれの拡散シート部材31a〜31dは、透明なポリエステルフィルム等のシート表面に接着剤を塗布し、その上に微小なビーズ32を散布してシート表面に接着させたものである。各拡散シート部材31a〜31dの光拡散率は、散布するビーズ32の密度によって異なり、この実施形態ではビーズ32の直径や散布量を変えることによって密度を調整している。即ち、光源24に最も近い方の拡散シート部材31aから最も遠い方の拡散シート部材31dに向かって、ビーズ32の大きさを次第に小さく、またビーズ32の散布量も次第に少なくすることで、光拡散率を大から小に段階的かつ滑らかに変化させることができる。この実施形態では様々な光拡散率を有する拡散シート部材の中から最適の光拡散率を有する拡散シート部材を選択できるといったメリットがある。
【0014】
上記拡散シート26の上面に配設される液晶表示パネル23は、図3に示したように、液晶セル23aの上下面に上側偏光板23bと下側偏光板23cとが配置された構成である。これら上側偏向板23b及び下側偏向板23cは、液晶物質のねじれ角に適合した透過軸(図示せず)を有しており、この透過軸に沿って通過した光が液晶セル23aを照射することになる。上記光源24の付近では導光板25からの反射光が強いのに加えて拡散シート26の拡散率も大きいが、散乱する光の量が多いことは下側偏向板23cの透過軸を外れる光の量も多くなることを意味するため、光量が多い割には液晶表示パネル23を照射する輝度は抑えられたものとなる。
【0015】
一方、光源24から離れた先端部分では導光板25によって導かれる光の量も少ない反面、拡散シート26の拡散率も小さく設定されているため、下側偏向板23cの透過軸を外れる光の量の少なくなり、散乱した多くの光が透過軸を通過して液晶表示パネル23を照射する。このように、光源24に近い所では導光板25に導かれる光の量が多い反面、下側偏向板23cの透過軸を通過する光の量が抑えられる一方、光源24から遠い所では導光板25に導かれる光の量が少ない反面、下側偏向板23cの透過軸を通過する光の量が多いので、液晶表示パネル23の全体での照射バランスが良くなり、結果的に輝度ムラを効果的に抑えることができる。
【0016】
図4は、本発明の第2実施形態に係る拡散シートを示したものである。この拡散シート36は、主拡散シート37と補助拡散シート38とを重ね合わせ接着剤などで一体化したものである。補助拡散シート38には前述と同様の拡散シート部材38a,38b,38c,38dが用いられ、光源24に近い方から遠い方に向かって光拡散率が段階的に低下するように設定されている。主拡散シート37には拡散率の大きい一枚構成のシートが用いられており、例えば直径の大きいビーズを多数散布することで構成される。このように、補助拡散シート38の上面に一枚シートの主拡散シート37を被せて二重構造としたので、補助拡散シート38を構成する拡散シート部材38a〜38d同士のつなぎ目39を目立たなくする効果がある。
【0017】
図5は、本発明の第3実施形態に係る拡散シート46を示したものである。この拡散シート46は、一枚のシート材の上にビーズ32で濃淡を付けて光拡散率を段階的に変化させたものであり、簡易な構成であると共につなぎ目が見えるといったことがない。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るバックライト装置によれば、導光板の上面に配置される前記拡散シートの光拡散率を受光部に近い方から遠い方に向かって徐々に小さくなるように設定したので、光源から遠く離れた部分では光の散乱が少なく、液晶表示パネルの下側偏向板の透過軸を外れる光が少なくなる一方、逆に光源に近い部分では光の散乱が多いために前記下側偏向板の透過軸を外れる光が多くなり、全体として見たときには光源に近い方と遠い方との輝度のバランスがよくなって、輝度ムラが抑制されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックライト装置の断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態である拡散シートを示す斜視図である。
【図3】前記拡散シートで散乱された光と下側偏向板の透過軸を通過した光量の関係を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態である拡散シートを示す斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態である拡散シートを示す斜視図である。
【図6】従来のバックライト装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
21 バックライト装置
23 液晶表示パネル
24 光源
25 導光板
26,36,46 拡散シート
28 受光部
31a〜31d 拡散シート部材
32 ビーズ
37 主拡散シート
38 補助拡散シート
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型電話や電子手帳などの液晶表示装置に使用されるバックライト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のバックライト装置として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この例は、図6に示すように、枠体2の上部に保持された液晶表示パネル3の下部にバックライト装置1を設けた構造のもので、このバックライト装置1は、光源4と、この光源4で発した光を液晶表示パネル3の裏面側に導くための導光板5と、この導光板5の上面に配置された拡散シート6と、導光板5の下面に配置された反射シート7とを備えた構造である。前記導光板5は、透明なアクリル板によって形成されており、その一端には光源4の上方にまで延びる受光部8を有している。この受光部8は上面が斜めにカットされた反射面9を有すると共に、光源4と向かい合う受光部8の下面には平面状の受光面10を有する形状である。なお、前記光源4は各種のICや電子部品が実装される回路基板11の先端部に実装されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−355428号公報
【0004】
前記光源4から導光板5の受光部8に向かって放射された光は、受光面10から受光部8内に入射したのち、受光部8の反射面9で前方側に反射され、そのまま導光板5内を進んで上方の液晶表示パネル3を背面側から照射する。そして、導光板5内を光が進むときに前記導光板5の上面に配置された拡散シート6及び導光板5の下面に配置された反射シート7によって光の拡散や反射が繰り返され、導光板全体の輝度が高められると共に輝度ムラが抑えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近は導光板5の厚みを薄く形成することでバックライト装置1の薄型化を図る傾向にあるが、導光板5の厚みを薄くすると受光部8での反射面9の角度もそれに伴って小さくなってしまう。その結果、光源4から受光部8に入射した光は光源4の近くに反射されるため該付近を反射光が強く照らす一方、導光板5の先端部分には反射光が届きにくくなって、先端部分での輝度が著しく低下すると共に輝度ムラが現れるといった問題があった。そのため、従来にあっては導光板5の表面に光散乱用のドットパターンを設け、このドットパターンを光源4に近い方から遠い方に向かって徐々に増加させることで光源から遠い方の光拡散を高め、発光輝度が導光板5の前面で均一となるようにしていた(例えば、特開平11−142843号公報参照)。しかしながら、導光板5の厚みが益々薄くなっていくと、上記導光板5に設けたドットパターンだけでは、発光輝度を均一化させるのが難しいといった問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、導光板の厚みがきわめて薄い場合でも光源から遠く離れた先端部での発光輝度を保つようにして導光板の面全体の輝度ムラを抑えるようにしたバックライト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るバックライト装置は、光源と、この光源で発した光を導く導光板と、導光板の少なくとも上面に配置された拡散シートを備え、前記導光板の一端に光源からの光を受光する受光部が形成されてなるバックライト装置において、前記拡散シートの光拡散率を受光部に近い方から遠い方に向かって徐々に小さくなるように設定したことを特徴とする。
【0008】
上記導光板から出射した光はその上面の拡散シートによって散乱され、さらにこの散乱光が液晶表示パネルの下側偏向板の透過軸を通過したのち液晶表示パネルを裏面側から照射するが、本願発明では導光板の上面に配置される拡散シートの光拡散率を光源に近い方から遠い方に向かって次第に小さくなるように設定してあるので、光源から遠く離れた部分では散乱の度合いが少なくなる。そして、このことは前記下側偏向板の透過軸を外れる光が少なくなり、透過軸を通過する光の量が多くなることを意味する一方、逆に光源に近い部分では光の散乱が多いために下側偏向板の透過軸を外れる光の量が多くなることを意味し、結果的には光源に近い方と遠い方との輝度のバランスがよくなって、輝度ムラが抑制されることになる。
【0009】
本発明の拡散シートは、光拡散率が段階的に異なるような一枚のシートで形成される他、光拡散率の異なる複数枚の拡散シート部材を一枚のシート状につなげて形成したものでもよい。拡散率の異なる複数枚の拡散シート部材をつなげて形成する場合、さらにその上に光拡散率の大きい一枚の別の拡散シートを重ねることで、拡散シート部材同士のつなぎ目を見せないようにすることができる。
【0010】
上記拡散シートは、プラスチックシート上にビーズを散布することで形成することができ、その場合に撒き散らすビーズの密度によって光の拡散率を調整することができる。ビーズの密度は、ビーズの大きさやビーズの量などによって調整することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明に係るバックライト装置を詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係るバックライト装置の全体図、図2は拡散シートの第1実施形態を示す斜視図、図3は拡散シートで散乱された光と下側偏向板の透過軸を通過した光量の関係を示す説明図である。
【0012】
図1に示された本発明のバックライト装置21は、基本的には従来のバックライト装置と同様、枠体22の上部に保持された液晶表示パネル23の下部に配設された構造である。即ち、LEDなどの光源24と、この光源24で発した光を液晶表示パネル23の裏面側に導くための導光板25と、この導光板25の上面に配置された拡散シート26と、導光板25の下面に配置された反射シート27とを備える。前記導光板25は、透明なアクリル板によって形成されており、その一端には光源24の上方にまで延びる受光部28を有し、この受光部28の上面に斜めにカットされた反射面29を有すると共に、光源24と向かい合う受光部28の下面には平面状の受光面30を有している。
【0013】
この実施形態において、前記拡散シート26は、図2に示したように、光拡散率の異なる4枚の拡散シート部材31a,31b,31c,31dをつなげることによって形成されている。それぞれの拡散シート部材31a〜31dは、透明なポリエステルフィルム等のシート表面に接着剤を塗布し、その上に微小なビーズ32を散布してシート表面に接着させたものである。各拡散シート部材31a〜31dの光拡散率は、散布するビーズ32の密度によって異なり、この実施形態ではビーズ32の直径や散布量を変えることによって密度を調整している。即ち、光源24に最も近い方の拡散シート部材31aから最も遠い方の拡散シート部材31dに向かって、ビーズ32の大きさを次第に小さく、またビーズ32の散布量も次第に少なくすることで、光拡散率を大から小に段階的かつ滑らかに変化させることができる。この実施形態では様々な光拡散率を有する拡散シート部材の中から最適の光拡散率を有する拡散シート部材を選択できるといったメリットがある。
【0014】
上記拡散シート26の上面に配設される液晶表示パネル23は、図3に示したように、液晶セル23aの上下面に上側偏光板23bと下側偏光板23cとが配置された構成である。これら上側偏向板23b及び下側偏向板23cは、液晶物質のねじれ角に適合した透過軸(図示せず)を有しており、この透過軸に沿って通過した光が液晶セル23aを照射することになる。上記光源24の付近では導光板25からの反射光が強いのに加えて拡散シート26の拡散率も大きいが、散乱する光の量が多いことは下側偏向板23cの透過軸を外れる光の量も多くなることを意味するため、光量が多い割には液晶表示パネル23を照射する輝度は抑えられたものとなる。
【0015】
一方、光源24から離れた先端部分では導光板25によって導かれる光の量も少ない反面、拡散シート26の拡散率も小さく設定されているため、下側偏向板23cの透過軸を外れる光の量の少なくなり、散乱した多くの光が透過軸を通過して液晶表示パネル23を照射する。このように、光源24に近い所では導光板25に導かれる光の量が多い反面、下側偏向板23cの透過軸を通過する光の量が抑えられる一方、光源24から遠い所では導光板25に導かれる光の量が少ない反面、下側偏向板23cの透過軸を通過する光の量が多いので、液晶表示パネル23の全体での照射バランスが良くなり、結果的に輝度ムラを効果的に抑えることができる。
【0016】
図4は、本発明の第2実施形態に係る拡散シートを示したものである。この拡散シート36は、主拡散シート37と補助拡散シート38とを重ね合わせ接着剤などで一体化したものである。補助拡散シート38には前述と同様の拡散シート部材38a,38b,38c,38dが用いられ、光源24に近い方から遠い方に向かって光拡散率が段階的に低下するように設定されている。主拡散シート37には拡散率の大きい一枚構成のシートが用いられており、例えば直径の大きいビーズを多数散布することで構成される。このように、補助拡散シート38の上面に一枚シートの主拡散シート37を被せて二重構造としたので、補助拡散シート38を構成する拡散シート部材38a〜38d同士のつなぎ目39を目立たなくする効果がある。
【0017】
図5は、本発明の第3実施形態に係る拡散シート46を示したものである。この拡散シート46は、一枚のシート材の上にビーズ32で濃淡を付けて光拡散率を段階的に変化させたものであり、簡易な構成であると共につなぎ目が見えるといったことがない。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るバックライト装置によれば、導光板の上面に配置される前記拡散シートの光拡散率を受光部に近い方から遠い方に向かって徐々に小さくなるように設定したので、光源から遠く離れた部分では光の散乱が少なく、液晶表示パネルの下側偏向板の透過軸を外れる光が少なくなる一方、逆に光源に近い部分では光の散乱が多いために前記下側偏向板の透過軸を外れる光が多くなり、全体として見たときには光源に近い方と遠い方との輝度のバランスがよくなって、輝度ムラが抑制されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックライト装置の断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態である拡散シートを示す斜視図である。
【図3】前記拡散シートで散乱された光と下側偏向板の透過軸を通過した光量の関係を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態である拡散シートを示す斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態である拡散シートを示す斜視図である。
【図6】従来のバックライト装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
21 バックライト装置
23 液晶表示パネル
24 光源
25 導光板
26,36,46 拡散シート
28 受光部
31a〜31d 拡散シート部材
32 ビーズ
37 主拡散シート
38 補助拡散シート
Claims (4)
- 光源と、この光源で発した光を導く導光板と、導光板の少なくとも上面に配置された拡散シートを備え、前記導光板の一端に光源からの光を受光する受光部が形成されてなるバックライト装置において、
前記拡散シートの光拡散率を受光部に近い方から遠い方に向かって徐々に小さくなるように設定したことを特徴とするバックライト装置。 - 前記拡散シートが光拡散率の異なる複数枚の拡散シート部材をつなげたもので形成されてなる請求項1記載のバックライト装置。
- 前記拡散シートの光拡散率は、シート上に散布されるビーズの密度によって調整されてなる請求項1記載のバックライト装置。
- 光源と、この光源で発した光を導く導光板と、導光板の少なくとも上面に配置された拡散シートを備え、前記導光板の一端に光源からの光を受光する受光部が形成されてなるバックライト装置において、
前記拡散シートが主拡散シートと、これと重なり合う補助拡散シートとで構成され、前記主拡散シートは光拡散率が大きい一枚のシートで形成される一方、補助拡散シートは光拡散率の異なる複数枚の拡散シート部材をつなげたもので形成され且つ光拡散率が受光部に近い方から遠い方に向かって徐々に小さくなるように設定されていることを特徴とするバックライト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044976A JP2004253335A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | バックライト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044976A JP2004253335A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | バックライト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004253335A true JP2004253335A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33027522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003044976A Pending JP2004253335A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | バックライト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004253335A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006051815A1 (ja) * | 2004-11-11 | 2006-05-18 | Nitto Denko Corporation | 組み合わせ型光学フィルム、積層組み合わせ型光学フィルム及び画像表示装置 |
JP2007328328A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-12-20 | Nitto Denko Corp | 組み合わせ型光学フィルムの製造方法、その装置、組み合わせ型光学フィルムおよび画像表示装置 |
WO2008093557A1 (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Nitto Denko Corporation | 連結組み合わせ型光学フィルム、液晶パネル、画像表示装置および液晶表示装置 |
JP2008209895A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-09-11 | Nitto Denko Corp | 連結組み合わせ型光学フィルム、液晶パネル、画像表示装置および液晶表示装置 |
US7972462B2 (en) | 2006-05-09 | 2011-07-05 | Nitto Denko Corporation | Method for manufacturing combination-type optical film, apparatus for the method, combination-type optical film and image display device |
US7990605B2 (en) | 2008-12-26 | 2011-08-02 | Sony Corporation | Illumination device, display device, and method of manufacturing light modulator |
US8259384B2 (en) | 2009-12-11 | 2012-09-04 | Sony Corporation | Illumination device and display device |
JP2013101858A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Toshiba Corp | 面光源装置 |
EP2730970A2 (en) | 2011-04-28 | 2014-05-14 | Sony Corporation | Display and illumination unit |
US9069208B2 (en) | 2010-10-20 | 2015-06-30 | Sony Corporation | Edge source illumination device for liquid crystal display with patterned electrodes for light guide modulation layer |
JP2018518699A (ja) * | 2015-04-24 | 2018-07-12 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 光学フィルム |
JP2018521335A (ja) * | 2015-04-24 | 2018-08-02 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | グレーデッド拡散体 |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003044976A patent/JP2004253335A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006051815A1 (ja) * | 2004-11-11 | 2006-05-18 | Nitto Denko Corporation | 組み合わせ型光学フィルム、積層組み合わせ型光学フィルム及び画像表示装置 |
KR100899971B1 (ko) * | 2004-11-11 | 2009-05-28 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 조합형 광학 필름, 적층 조합형 광학 필름 및 화상 표시장치 |
US8432515B2 (en) | 2004-11-11 | 2013-04-30 | Nitto Denko Corporation | Combination optical film, laminated combination optical film and image display |
JP2007328328A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-12-20 | Nitto Denko Corp | 組み合わせ型光学フィルムの製造方法、その装置、組み合わせ型光学フィルムおよび画像表示装置 |
US7972462B2 (en) | 2006-05-09 | 2011-07-05 | Nitto Denko Corporation | Method for manufacturing combination-type optical film, apparatus for the method, combination-type optical film and image display device |
WO2008093557A1 (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Nitto Denko Corporation | 連結組み合わせ型光学フィルム、液晶パネル、画像表示装置および液晶表示装置 |
JP2008209895A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-09-11 | Nitto Denko Corp | 連結組み合わせ型光学フィルム、液晶パネル、画像表示装置および液晶表示装置 |
US8427736B2 (en) | 2008-12-26 | 2013-04-23 | Sony Corporation | Illumination device, display device, and method of manufacturing light modulator |
US7990605B2 (en) | 2008-12-26 | 2011-08-02 | Sony Corporation | Illumination device, display device, and method of manufacturing light modulator |
US8259384B2 (en) | 2009-12-11 | 2012-09-04 | Sony Corporation | Illumination device and display device |
US9069208B2 (en) | 2010-10-20 | 2015-06-30 | Sony Corporation | Edge source illumination device for liquid crystal display with patterned electrodes for light guide modulation layer |
EP2730970A2 (en) | 2011-04-28 | 2014-05-14 | Sony Corporation | Display and illumination unit |
JP2013101858A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Toshiba Corp | 面光源装置 |
JP2018518699A (ja) * | 2015-04-24 | 2018-07-12 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 光学フィルム |
JP2018521335A (ja) * | 2015-04-24 | 2018-08-02 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | グレーデッド拡散体 |
US10698138B2 (en) | 2015-04-24 | 2020-06-30 | 3M Innovative Properties Company | Graded diffuser |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4170084B2 (ja) | 面状光源装置及び表示装置 | |
JP4544531B2 (ja) | 面光源装置 | |
KR20160022224A (ko) | 도광판 및 이를 포함하는 백라이트 유닛 | |
JP2001228338A (ja) | 導光板、面光源装置及び表示装置 | |
KR20110134439A (ko) | 조명 장치, 표시 장치 및 텔레비전 수신 장치 | |
CN101101351A (zh) | 光导部件和包含光导部件的背光单元 | |
CN101299113A (zh) | 背光模组及其光学板 | |
JP4311366B2 (ja) | 光源装置、表示装置、端末装置及び光学部材 | |
JP2004253335A (ja) | バックライト装置 | |
TW200804931A (en) | Optical diffusing sheet and backlight module | |
JP2004259688A (ja) | 導光板およびバックライト装置および表示装置 | |
JP2003279979A (ja) | 液晶表示装置 | |
KR102137968B1 (ko) | 도광판, 백라이트 유닛, 표시 장치 및 도광판의 제조 방법 | |
JP2005038643A (ja) | バックライトユニット | |
KR101327852B1 (ko) | 백라이트 유닛 | |
WO2008053614A1 (fr) | Élément optique, dispositif de source lumineuse et dispositif d'affichage | |
CN103389539A (zh) | 导光板以及使用该导光板的液晶显示装置 | |
KR20030043257A (ko) | 렌티큘러 렌즈를 구비한 도광판 및 이를 이용한 백라이트장치 | |
KR100938118B1 (ko) | 나노 와이어 그리드가 포함된 광학시트유닛 및 이를 사용한백라이트 어셈블리 | |
CN111694084A (zh) | 背光模块及显示装置 | |
US8147112B2 (en) | Backlight assembly and liquid crystal display having the same | |
KR20220157576A (ko) | 백라이트 유닛, 디스플레이 장치 및 그 제조 방법 | |
JP2009158468A (ja) | バックライト | |
JP2004233764A (ja) | 液晶表示装置のバックライト装置 | |
JPH08110413A (ja) | 面発光装置 |