JP2004249469A - 画像形成装置及びプリンタドライバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリンタドライバ103キャリッジ(ヘッド)のスキャン単位(1走査単位)で4色分のビットマップイメージを作成し、当該スキャンのデータが単色か否かを判別して、単色の場合にはキャリッジの走査方向として双方向を決定し、非単色の場合には片方向を決定することで、スキャン単位で適切な走査方向を決定できて双方向印刷での色差の発生を低減しつつ印刷速度の向上を図れる。
【選択図】 図3
Description
【産業上の利用分野】
本発明は画像形成装置及びプリンタドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特公平3−77066号公報
【特許文献2】特開平7−40550号公報
プリンタ等の画像形成装置(或いは画像記録装置ともいう。)として、例えばインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置は、インク記録ヘッドから用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含むインク滴が付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙などとも称される。)にインク滴を吐出して記録(画像形成)を行うものであり、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニングコストが安く、騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
【0003】
ところで、インクジェット記録装置のように記録ヘッドを搭載したキャリッジ走査によって画像を形成する画像形成装置においては、キャリッジ走査の双方向走査で記録(双方向印刷)を行うことで、片方向走査だけで記録(片方向印刷)を行う場合よりも、キャリッジの移動距離を短くでき、また印刷速度(記録速度)の高速化を図れる。
【0004】
ところが、カラー印刷を行う場合、キャリッジの主走査方向に例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順にインク滴を吐出するヘッド(又はノズル)を搭載しているとすると、往路の印刷ではシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順のインクが重ね合わされるが、復路の印刷ではブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順にインクが重ね合わされることになる。このようにインクの重ね合わせ順序が異なると、同じ4色を混ぜても色味が変化して見える(色差が発生する。)
【0005】
そこで、例えば【特許文献1】に記載されているように往路用のヘッド(ノズル)と復路用のヘッド(ノズル)とを備えて、各色の打ち込み順序が同じになるように往路と復路で使用ノズル又は使用ヘッドを切り替えるようにしたり、【特許文献2】に記載されているように単純にカラー印刷では双方向印刷を中止したりするようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した【特許文献1】の画像形成装置ではヘッド構成が大型化するという課題があり、また【特許文献2】の画像形成装置ではカラー印刷のスループットが著しく低下するという課題がある。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、双方向印刷での色差を低減して印刷速度を向上することができるプリンタドライバ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係るプリンタドライバは、キャリッジの1走査単位のデータが単色か否かの判別結果に基づいてキャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定する構成とした。
【0009】
本発明に係るプリンタドライバは、キャリッジの1走査単位のデータが双方向印字のときに往路と復路とで色差が生じるデータであるか否かの判別結果に基づいてキャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定する構成とした。
【0010】
本発明に係る画像形成装置は、キャリッジの1走査単位のデータが単色か否かの判別結果に基づいてキャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定する構成とした。
【0011】
本発明に係る画像形成装置は、キャリッジの1走査単位のデータが双方向印字のときに往路と復路とで色差が生じるデータであるか否かの判別結果に基づいてキャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定する構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態の説明に供する印刷を行うためのデータの流れの説明図である。
ホスト101側のアプリケーションプログラム102から印刷データをプリンタドライバ103が受け取り、プリンタドライバ103はページレンダラ104を用いて印刷データのビットマップデータを作成し、IJレンダラ105はこのビットマップデータに基づいて画像形成装置(プリンタ)111のヘッドのノズル列数や解像度、インターレース、マルチパスを考慮し、キャリッジの1走査での印写単位のデータを成型し、走査(スキャン)方向を判定して最終的なスキャンデータを生成して、このスキャンデータをUSBやセントロなどのI/Fを通じてプリンタ111に転送する。
【0013】
プリンタ111側では、プリンタコントローラ112のパーサ部113で受け取ったデータが印刷データか否か、印刷ジョブの情報か否かなどを判別し、印刷するためにビットマップデータをビデオ転送部114を通じてプリンタエンジン115に転送し、ヘッドを駆動制御して印写を行わせる。
【0014】
ここで、プリンタドライバ103のIJレンダラ105は、図2に示すように、ページレンダラ104からのビットマップデータに基づいて、ライン検出131、インターレース132、オーバーラップ133、マルチパス134を考慮して、スキャン単位の4色分のビットマップイメージを作成した上で、双方向/片方向判断135を行って、この双方向/片方向判断135の判別結果に応じてスキャン反転136でそのビットマップイメージの反転(スキャン反転)を行う。
【0015】
このように、プリンタドライバ103内では画像データを最終的に1スキャン単位のデータ(走査データ、スキャンデータ)として生成し、このとき当該スキャンデータが双方向印字で且つ復路印字の場合にはビットマップイメージを左右に反転して最終的なスキャンデータとするが、この実施形態では、ビットマップイメージを左右反転するか否かを、作成したビットマップイメージが単色であるか否かの判別結果に基づいて、単色の場合のみ当該スキャン単位のビットマップイメージの反転を行うようにしている。
【0016】
つまり、図3に示すように、スキャン単位の4色分のビットマップイメージを作成し、双方向/片方向判断処理135において使用するビットマップイメージが1色(単色)か否かを判別し、使用するビットマップイメージが1色(単色)であるときには当該ビットマップイメージを反転する。したがって、使用するスキャン単位のビットマップイメージが1色(単色)であるときにはプリンタ11のキャリッジの走査方向として双方向走査が決定され、それ以外(非単色)のときには片方向走査が決定される。
【0017】
この点について図4を参照して具体的に説明すると、片方向印刷の場合には同図(a)に示すように各スキャンにかかわらず常にこの例では右方向走査で印刷を行い、双方向印刷の場合には同図(b)に示すように各スキャン毎に走査方向を右方向、左方向に交互に変換して印刷を行う。
【0018】
これに対して、本発明では、同図(c)に示すように、単色の場合のみ双方向走査で印刷を行い、非単色の場合には片方向走査で印刷を行う。例えば、1スキャン目は「KCMY」で非単色であるので右方向(→)、2スキャン目も「CMY」で非単色であるので右方向(→)、3スキャン目は「K」単色であるので2スキャン目が終了した状態から左方向(←)、4スキャン目も「K」単色であるので3スキャン目が終了した状態から右方向(→)、5スキャン目は「CMY」の非単色であるので再度右方向(→)で印刷を行う。
【0019】
このように、この実施形態では、スキャン方向の指定が「単色時双方向・非単色時双方向」であった場合、単色のみ双方向スキャンデータに変換する処理を行う。つまり、上記の例では、基本処理はヘッド(キャリッジ)の移動方向が右方向のみの印刷であるが、▲1▼「単色時双方向・非単色時片方向」の指定、▲2▼先頭のスキャンでない、▲3▼前回のスキャンが右方向スキャン、▲4▼今回のスキャンが1色のみのスキャンであるという条件が満足されたときには左方向のスキャンとなる。
【0020】
このように、ページ単位ではなくキャリッジ(ヘッド)のスキャン単位(1走査単位)で、当該スキャンのデータが単色か否かを判別して、この判別結果に基づいてキャリッジのスキャン方向として双方向/片方向を決定することにより、双方向での色差を生じることなく印刷速度を向上することができる。
【0021】
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照して説明する。
この実施形態では、スキャン単位の4色分のビットマップイメージを作成し、双方向/片方向判断処理135において使用するビットマップイメージがN色を混ぜたものであるが、双方向の場合に往路と復路とで色差が生じないデータであるか否かを判別する。
【0022】
そして、使用するビットマップイメージがN色を混ぜたものであるが、双方向の場合に往路と復路とで色差が生じないデータであるときには当該ビットマップイメージを反転し、色差を生じるデータであるときには当該ビットマップイメージを反転しない。なお、「色差が生じない」とは色差がないことではなく、色差が目立たないという意味である。
【0023】
したがって、使用するスキャン単位のビットマップイメージがN色を混ぜたものあるが、双方向の場合に往路と復路とで色差が生じないデータであるときにはプリンタ11のキャリッジの走査方向として双方向走査が決定され、N色を混ぜたものあり、双方向の場合に往路と復路とで色差が生じるデータであるときにはプリンタ11のキャリッジの走査方向として片方向走査が決定される。
【0024】
すなわち、双方向色差は単色でない場合(混合色である場合)であっても目立たない場合があるので、単色を含めて双方向色差が目立たない場合(これを「色差が生じない」という)には双方向印刷を行うことで、より印刷速度の向上を図るようにしている。
【0025】
次に、本発明の第3実施形態として画像形成装置としてのインクジェット記録装置に適用する場合について図6ないし図8をも参照して説明する。なお、図6はインクジェット記録装置の全体構成を説明する側面説明図、図7は同記録装置の要部平面説明図、図8は同記録装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。
【0026】
このインクジェット記録装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とステー2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ4でタイミングベルト5を介して図7で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
【0027】
このキャリッジ3には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個のインクジェットヘッドからなる記録ヘッド7を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
【0028】
記録ヘッド7を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどをインクを吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
【0029】
また、キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8には図示しないインク供給チューブを介してメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
【0030】
一方、給紙カセット10などの用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚づつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)13及び給紙コロ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙コロ13側に付勢されている。
【0031】
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側で搬送するための搬送部として、用紙12を静電吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させて搬送ベルト21上に倣わせるための搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された先端加圧コロ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。
【0032】
ここで、搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、図2の矢示方向(ベルト搬送方向)に周回するように構成している。
【0033】
この搬送ベルト21は、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
【0034】
帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。また、搬送ローラ27はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト21の中抵抗層(裏層)と接触配置され接地している。
【0035】
また、搬送ベルト21の裏側には、記録ヘッド4による印写領域に対応してガイド部材36を配置している。このガイド部材36は、上面が搬送ベルト21を支持する2つのローラ(搬送ローラ27とテンションローラ28)の接線よりも記録ヘッド7側に突出している。これにより、搬送ベルト21は印写領域ではガイド部材36の上面にて押し上げられてガイドされる。
【0036】
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離部と、排紙ローラ42及び排紙コロ43と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ44とを備えている。
【0037】
また、背部には両面給紙ユニット51が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット51は搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
【0038】
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21とカウンタローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて先端加圧コロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
【0039】
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ26に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト21が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12内で帯電パターンと反対の電荷に分極するので、平行接続されたコンデンサが形成されたこととなり、用紙12が搬送ベルト21に吸着され、搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が副走査方向に搬送される。
【0040】
そこで、キャリッジ3を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ44に排紙する。
【0041】
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット51内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ44に排紙する。
【0042】
次に、制御部は、プリンタコントローラ70と、主走査モータ4及び副走査モータ31を駆動するためのモータドライバ81と、記録ヘッド7(インクジェットヘッド)を駆動するためのヘッドドライバ(ヘッド駆動回路、ドライバICで構成)82等を備えている。
【0043】
プリンタコントローラ70は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介して受信するインターフェース(以下「I/F」という)72と、CPU等からなる本発明に係る処理を行う手段を兼ねる主制御部73と、各種データの記憶等を行うRAM74と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM75と、発振回路76と、記録ヘッド7への駆動波形を発生させる駆動信号発生回路77と、ドットパターンデータ(ビットマップデータ)に展開された印字データ及び駆動波形等をヘッドドライバ82に送信するためのI/F78、モータ駆動データをモータドライバ81に送信するためのI/F79等とを備えている。
【0044】
RAM74は各種バッファ及びワークメモリ等として用いる。ROM75は主制御部73によって実行する各種制御ルーチンとフォントデータ及びグラフィック関数、各種手続き等を記憶している。
【0045】
主制御部73は、I/F72に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、この解析結果(中間コードデータ)をRAM74の所定のエリアで構成した格納手段(記憶手段)に記憶し、記憶した解析結果からROM75に格納したフォントデータを用いて画像出力するためのビットマップデータを生成し、RAM74の異なる所定のエリアに再び記憶する。
【0046】
そして、主制御部73は、1スキャン単位の4色分のビットマップイメージを作したときには、前述したプリンタドライバの実施形態で説明したと同様にして、使用するビットマップイメージが単色か否かの判別(N色で色差が生じないか否かの判別でもよい。)を行って、この判別結果に基づいてキャリッジ3の走査方向として双方向/片方向を決定する。
【0047】
次いで、この1スキャン分のデータを、発振回路76からのクロック信号CLKに同期して、I/F78を介してヘッドドライバ82にシリアルデータで送出し、また所定のタイミングでラッチ信号をヘッドドライバ82に送出する。
【0048】
駆動信号発生回路77は、駆動波形(駆動信号)のパターンデータを格納したROM(ROM75で構成することもできる。)と、このROMから読み出される駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器を含む波形生成回路及びアンプ等で構成している。
【0049】
ヘッドドライバ82は、主制御部73からのクロック信号及び印字信号であるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値を主制御部73からのラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)とからなり、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動波形を選択的にヘッド7に印加することにより、選択的にインク滴が吐出されて画像が形成される。
【0050】
このように本発明は画像形成装置にも適用することができる。画像形成装置に適用することで、デジタルカメラ、スキャナからの読取り画像をパソコンなどの情報処理装置を介するダイレクトに出力できるようにすることができるようになる。
【0051】
なお、上記実施形態の画像形成装置(インクジェット記録装置)は、前記プリンタドライバが転送する画像形成装置として使用することができ、この場合にはビットマップデータの作成はプリンタドライバ側で行われるので、インクジェット記録装置側では1スキャン分のデータに基づいて印刷動作を行う。また、本発明に係る画像形成装置はプリンタだけでなく、複写機、ファクシミリ装置、これらの複合機などにも適用することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るプリンタドライバによれば、キャリッジの1走査単位のデータに基づいてキャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定するので、双方向印刷での色差を低減しつつ印刷速度の向上を図れる。
【0053】
本発明に係る画像形成装置によれば、キャリッジの1走査単位のデータに基づいてキャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定するので、双方向印刷での色差を低減しつつ印刷速度の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の説明に供するデータの流れの説明図
【図2】プリンタドライバの処理の説明に供するブロック説明図
【図3】双方向/片方向判断処理の説明に供する説明図
【図4】双方向/片方向判別結果とキャリッジの走査方向の説明に供する説明図
【図5】本発明の第2実施形態における双方向/片方向判断処理の説明に供する説明図
【図6】本発明に係る画像形成装置の機構部の一例を説明する側面説明図
【図7】同じく要部平面説明図
【図8】同じく制御部の概要を示すブロック説明図
【符号の説明】
103…プリンタドライバ、105…IJレンダラ。
Claims (4)
- キャリッジを走査して画像を形成する画像形成装置に印刷用データを転送する制御をするためのプリンタドライバにおいて、前記キャリッジの1走査単位のデータが単色か否かの判別結果に基づいて前記キャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定することを特徴とするプリンタドライバ。
- キャリッジを走査して画像を形成する画像形成装置に印刷用データを転送する制御をするためのプリンタドライバにおいて、前記キャリッジの1走査単位のデータが双方向印字のときに往路と復路とで色差が生じるデータであるか否かの判別結果に基づいて前記キャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定することを特徴とするプリンタドライバ。
- キャリッジを走査して画像を形成する画像形成装置において、前記キャリッジの1走査単位のデータが単色か否かの判別結果に基づいて前記キャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定することを特徴とする画像形成装置。
- キャリッジを走査して画像を形成する画像形成装置において、前記キャリッジの1走査単位のデータが双方向印字のときに往路と復路とで色差が生じるデータであるか否かの判別結果に基づいて前記キャリッジの走査方向として片方向/双方向を決定することを特徴とする画像形成装置。
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