JP2004243116A - 誘導加熱調理器機、その釜及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、誘導加熱される釜アセンブリーと、これを製造する方法に関するものである。
【解決手段】 本発明の一形態では、外面の一部に備わる多数の突起を含む内釜(inner pot)と、前記突起を収容するホールを有し、前記内釜の外面の少なくとも一部に圧搾される、磁化可能な金属材質のキャップを備えている誘導加熱調理器機の釜アセンブリーを提供し、(a)内部及び上部にそれぞれ調理空間と開口部を持つ内釜を形成する段階と、(b)前記内釜の少なくとも外面の一部に対応する形象を持ち、多数のホールを持ったキャップを形成する段階と、(c)前記内釜とキャップを所定の温度で予熱する段階と、(d)前記内釜とキャップを高温で圧搾する段階と、を備えている誘導加熱調理器機の釜の製造方法を提供する。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明の一形態では、外面の一部に備わる多数の突起を含む内釜(inner pot)と、前記突起を収容するホールを有し、前記内釜の外面の少なくとも一部に圧搾される、磁化可能な金属材質のキャップを備えている誘導加熱調理器機の釜アセンブリーを提供し、(a)内部及び上部にそれぞれ調理空間と開口部を持つ内釜を形成する段階と、(b)前記内釜の少なくとも外面の一部に対応する形象を持ち、多数のホールを持ったキャップを形成する段階と、(c)前記内釜とキャップを所定の温度で予熱する段階と、(d)前記内釜とキャップを高温で圧搾する段階と、を備えている誘導加熱調理器機の釜の製造方法を提供する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、誘導加熱調理機器に関するもので、更に詳しくは調理器機内で誘導加熱される釜と、これを製造する方法に関するものである。
最近は、電気を利用して食べ物を調理する誘導加熱式調理機器が多用されている。
このような誘導加熱式調理機器は、電流が印加されたコイル周辺に形成される磁場によって誘導された渦電流(eddy current)が、釜に流れる時に発生する抵抗熱を利用して前記釜(pot)内部に保存された食べ物を調理する。図1にはこのような誘導加熱式調理器機の一例が図示され、以下ではこれを参照して誘導加熱式調理機器について説明する。
図1を参照すれば、ケース1は内部に空間を持ち、上部は開放される。そしてカバー2が前記ケース1の上部を開閉できるように、前記ケース1にヒンジ結合される。前記ケース1の内部空間には釜3が備わり、前記釜3は前記ケース1の開放されている上部を通じて、前記ケース1の内部空間に装着されるか、外部に引き出される。
ここで、前記釜3は一般的に、図2に図示したように、ステンレススチール3aとアルミニウム3bを接合して作ったクラッド(clad)板をドローイング加工して製作する。このように製作した釜3において、前記ステンレススチール3aは釜3の外部を成し、前記アルミニウム3bは釜3の内部を成す。
前記ケース1の内部空間にはコイル4が備わるが、前記コイル4は前記釜3が前記ケース1内に装着される時に、前記釜3の底面と下部の側面と向い合う。そして、前記コイル4の上側には第1ヒーター5が備わるが、前記第1ヒーター5は、前記釜3が前記ケース1内に装着される時、前記釜3の上部外周面のほとんどを包むようになる。前記カバー2には、前記釜3の開放された上部と向い合うように配置された第2ヒーター6が備わる。
そして、前記カバー2には調理中や調理後に釜3内部の蒸気を外部に排出するためのバルブ8が備わる。そして前記カバー2及び前記ケース1の内部空間には前記釜3の内部温度を測定するためのセンサー7が備わる。
前記のような構造を持った誘導加熱調理器機のコイル4に電流が印加されれば、前記コイル4周辺には磁力線が発生する。この時、前記釜3は前記ケース1内に装着されており、前記磁力線は前記釜3を透過するようになる。前記磁力線が前記釜3を透過する時、前記磁力線の周辺には多数の渦電流が発生し、前記渦電流が釜3内部を流れる時に抵抗熱が発生して釜3自体が熱くなる。このように釜3自体から発生した抵抗熱により、前記釜3内部に収容された食べ物を加熱する。一方、前記第1及び第2ヒーター5、6は調理をするうちに食べ物を補助的に加熱するか、調理が完了した後に食べ物を保温する役目を果す。
しかし、前記のように作動する一般的な誘導加熱調理機器は、次のような問題点を持っている。
第一、釜を製作するためには、まずステンレススチールとアルミニウムを利用してクラッド板を作った後、前記クラッド板をドローイング加工しなければならない。従って、釜を製作するための工程が多くなり製造原価が高くなる。
第二、釜の外面全体がステンレススチールで構成されるので、材料費が高くなり釜の重さが重くなる。
本発明は前記問題を解決するためのもので、その目的は簡単に製造することができる改善された構造を持った誘導加熱調理器機の釜と、これを製造する方法を提供するものである。
本発明の他の目的は、重さが軽い誘導加熱調理器機の釜と、これを製造する方法を提供するものである。
本発明のまた他の目的は、美麗な外観を持つ誘導加熱調理器機の釜と、これを製造する方法を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明の第一形態では、外面一部に備わる多数の突起を含む内釜と、前記突起を収容するホールを持ち、前記内釜の外面の少なくとも一部に圧搾された、磁化可能な金属材質のキャップを備えている誘導加熱調理器機の釜を提供する。
本発明の一特徴によれば、前記キャップは前記内釜の下面か、前記内釜の下部周囲面に備わる。
本発明の他の特徴によれば、前記キャップは、前記内釜の外周面の全体に備わる。
本発明の他の特徴によれば、前記内釜は、アルミニウムからなり前記キャップは、ステンレススチールからなる。
一方、前記目的を達成するための本発明の他の一形態では、内部に空間を持って上部が開放されたケースと、前記ケースの上部を開閉するように、前記ケースにヒンジ結合されるカバーと、外面の一部に備わる多数の突起を含む内釜と、前記突起を収容するホールを持ち、前記内釜の外面の少なくとも一部に圧搾された、磁化可能な金属材質のキャップを備え、前記ケース内に装着または分離される釜と、前記ケース内に備わり、前記釜が装着された時に、前記キャップと向い合うように配置されるコイルを備える誘導加熱調理機器を提供する。
本発明の一特徴によれば、前記誘導加熱調理機器は、前記ケースと前記カバーのうち、いずれか1ヶ所以上に備わるヒーターを更に備えている。
本発明の他の特徴によれば、前記誘導加熱調理機器は、前記カバーに備わり、前記内釜の内部の蒸気を外部に排出するバルブを更に備えている。
一方、前記目的を達成するための本発明の他の一形態では、(a)内部及び上部にそれぞれ調理空間と開口部を持つ内釜を形成する段階と、(b)前記内釜の少なくとも外面の一部に対応する形象を持ち、多数のホールを有するキャップを形成する段階と、(c)前記内釜とキャップを所定の温度で予熱する段階と、(d)前記内釜とキャップを高温で圧搾する段階とを備えている誘導加熱調理器機の釜の製造方法を提供する。
本発明の一特徴によれば、前記(a)段階は第1板をドローイング加工して行う。
本発明の他の特徴によれば、前記(b)段階は第2板を穿孔して前記ホールを形成する段階と、ホールが形成された前記第2板を塑性変形させる段階とからなる。
本発明の他の特徴によれば、前記(d)段階は、内釜の外周面の一部が圧し込まれて前記キャップのホールに嵌め込まれるまで行われる。
本発明は、上述した構成を備えることによって、次の効果が得られる。
本発明は、クラッド板材を作る複雑な工程、及び加工したクラッド板材をさらに加工する工程を含むことなく、内釜とキャップとをそれぞれ別途に圧搾して製作するので、従来に比べて簡単に釜を製造することができるという第1の効果を有する。
さらに、本発明は、誘導加熱のために必要な部分にだけキャップが備わるので、従来のものより釜の重量を減らすことができ、また高価なステンレス材質が少なく使われるので製造費用も減少させることができるという第2の効果を有する。
さらに、本発明は、前記キャップのホールを多様な形状で製作することができるので、美しい外観を得ることができるばかりでなく、釜の外部デザインを容易に変形させることができるという第3の効果を有する。
さらに、本発明は、前記内釜の外面一部が、高温高圧によって前記キャップのホールに押し込められた状態で結合するので、接着のために別途の補助材を使う必要がなく、突起とホールによって、前記内釜とキャップは非常に堅固に結合されるという第4の効果を有する。
以下前記目的を具体的に実現することができる本発明の実施例が添付された図面を参照して説明する。
本実施例の説明にあたり、同一構成については同一名称及び符号が使われているため、付加的な説明は下記で省略する。
本発明による誘導加熱機器は、全般的な構成は図1を参照して説明したものと等しい。
従って、本発明による誘導加熱器機の構造に対する説明は略し、以下では前記誘導加熱機器に装着される本発明による釜の構造について説明する。
図3を参照すれば、本発明による釜100は、内釜110と前記内釜110の外面に圧搾されたキャップ120を含めてなる。
前記内釜110は、熱伝達率が良い金属材質、例えばアルミニウム材質からなる。このような内釜110は、その内部に食べ物が収容され、熱によって食べ物が調理される調理空間101を有する。そして前記内釜110の上部は、使用者が前記調理空間101から食べ物を出し入れできるように開放される。
前記内釜110は、ほぼ円筒状からなり底面は平たい。そして、前記内釜110の側面、即ち、外周面と底面は、図3に図示したように丸みを帯びた曲面で連結する。
前記のような形象を持った内釜110の上部周囲面にはフランジ115が突出している。前記フランジ115は、前記内釜110が図1に図示されているような種類の誘導加熱調理器機のケース1内に装着された時、前記内釜110の挿入深さを制限する役目をするだけでなく、前記内釜110と前記カバー2との気密性を高める役目を果す。
前記内釜110の外面一部には、図4に図示したように多数の突起111が備わる。前記突起111は、前記キャップ120に備わり多数のホール121に挿入されることで、前記内釜110と前記キャップ120との結合力を高める役目を果す。
一方、前記キャップ120は、磁化可能な金属材質からなるが、望ましくは高い電気抵抗を持った金属からなる。前記キャップ120がこのような性質を持った材質からなると、釜100に磁場が透過されて渦電流が流れる時、多くの抵抗熱を得ることができるので、調理に必要な熱を更に容易に得ることができる。前記した性質を要するキャップ120の材料としては、例えばステンレススチールが使われることができる。
前記キャップ120は、誘導加熱できるようにするために必要な前記内釜110の外面の一部に圧搾して附着される。このために、前記キャップ120の内面は、前記内釜110の外面一部と等しい形象を持つ。この場合、前記キャップ120は前記内釜110の下面に備わることが望ましい。そして、更に前記図3に図示したように、前記内釜110の下面だけでなく、下部周囲面にも備わることが望ましい。前記のように備わるキャップ120は、釜100が前記図1に図示したような種類の誘導加熱調理機器に装着された場合、前記コイル4と向き合うようになる。
一方、前記キャップ120は、このような構造に限らず、必要な場合には前記内釜110の外面全体に備わることもできる。この場合、前記キャップ120の内面は前記内釜110の外面全体と等しい形象を持つ。
このようなキャップ120には多数のホール121が形成され、それぞれのホール121は例えば、図3に図示したように円形からなる。しかし、前記各ホール121の形象はここに限らず、三角形、四角形、星形などの多角形の形態、または楕円形など、非常に多様な形態で形成されることができる。このように、前記ホール121の模様を多様に形成すれば、釜100の外観を更に美しくできる。そして前記キャップ120を製作する時に前記ホール121の模様を変えることで、本発明による釜100の外部デザインを容易に変更することができる。
一方、前記のようにキャップ120に形成された前記ホール121には、前記内釜110の突起111が結合される。前記のように前記内釜110の突起111が前記キャップ120のホール121に収容された状態で固定された構造のため、前記内釜110とキャップ120は堅固に結合された状態を維持することができる。
本発明による釜100において、前記突起111は、前記内釜110を製作する段階で人為的に形成した後、前記キャップ120の突起111に挿入するものではない。更に詳しく説明すれば、本発明による釜100を製作するためには、前記内釜110とキャップ120をそれぞれ製作した後、互いに結合させることになるが、前記内釜110を製作する時に、前記突起111を別途に形成するものではない。
しかし、前記突起111は、それぞれ別途に製作された前記内釜110とキャップ120を、高温、高圧状態で結合させる時、前記内釜110の一部が高圧によって前記キャップ120のホール121に圧し込まれ、前記ホール121に完全に嵌まり込む過程で形成されるものである。このように前記突起111が前記ホール121に嵌まり込むことで、前記キャップ120と前記内釜110とが更に堅く結合される原理は、リベティング原理と非常に類似する。
一方、前記突起111は、前記内釜110の下面と下部外周面からそれぞれ突出する。従って、前記突起111が突出する方向が違っているので、前記キャップ120は堅固に結合し、外力によって分離されない。
前記したように本発明による釜100は、前記のような独特の過程を通じて内釜110とキャップ120が結合される過程を通じて製作される。以下では図5−Aないし図5−Dを参照して、本発明による誘導加熱器機の釜の製造方法に対して更に詳細に説明する。
本発明による釜の製造方法は、内釜110とキャップ120をそれぞれ形成する段階、前記内釜110とキャップ120を予熱する段階、そして前記内釜110とキャップ120を結合する段階など、大きく4つの段階からなる。
ここで、前記内釜110は、図5−Aに図示したように、内部に調理空間101を持ち、上部には開口部を持つように形成する。このような内釜110は、第1板を、例えばアルミニウム版をドローイング加工して形成する。この時、必要ならば、図3に図示されたフランジ115も共に形成し、前記フランジ115の端部は切断して望みの形で加工する。
そして、前記キャップ120は、図5−Bに図示したように、内面が前記内釜110の少なくとも外面一部に対応する形象を持つように加工する。この時, 前記キャップ120は、磁化可能な金属、さらには高い電気抵抗を持っている材質、例えばステンレス材質で製作する。
このようなステンレスなどからなる平らな第2板を穿孔して前記ホール121を形成した後、穿孔されたステンレス版をプレス加工するなどの方法により塑性変形させて前記キャップ120を製作する。
前記内釜110とキャップ120がそれぞれ製作されれば、これらを図5−Cに図示したように、前記キャップ120を前記内釜110の下部に配置した後、所定の温度まで、例えばプレス加工が容易な温度まで予熱する。
そして、前記内釜110とキャップ120の予熱が完了したら、前記内釜110とキャップ120を高温状態で圧搾して結合させる。そうすると、前記内釜110の外面の一部は、高い圧力によって前記キャップ120のホール121に圧し込まれて突起111を形成し、前記突起111は図5−Dに図示したように、前記ホール121に完全に嵌め込まれることになる。前記のようにキャップ120のホール121に、前記内釜110の突起111が収容された状態で前記内釜110とキャップ120が冷却すれば、前記内釜110とキャップ120は図3に図示したような一体化した形象の完全に一つの釜100になる。
前記内釜110とキャップ120が、前記した方法により結合されれば、前記内釜110とキャップ120の境界部位が高温高圧によって互いにくっつき合うため、前記内釜110とキャップ120とは分離しない。更に、前記内釜110の突起111が前記キャップ120に収容された状態を維持するので、前記内釜110と前記キャップ120の結合力は向上する。また、前記突起111が突出する方向が違うので、前記キャップ120は堅固に結合して前記内釜110とキャップ120は外力によって分離されない。
前記のような方法により製造された本発明による釜100は、図1に図示したような種類の誘導加熱調理機器に装着されて使われる。前記誘導加熱調理機器が作動する時、前記コイル4に電流が印加されれば、コイル4の周辺に形成された磁場は、前記キャップ120が形成された部分を透過するようになる。そうすると、前記キャップ120に渦電流が流れることになり、前記キャップ120は高い電気抵抗を持った材質からなるため抵抗熱が発生する。このようにキャップ120から発生した抵抗熱は、熱伝導率が高い材質からなる内釜110に伝わり、内釜110に伝えられた熱は前記内釜110内に収容された食べ物を加熱して調理する。
一方、前記誘導加熱調理機器に第1ヒーター5、または第2ヒーター6が更に備わる場合、前記第1及び第2ヒーター5及び6は、補助的に食べ物を加熱して調理を助ける。そして調理が完了した後、前記第1及び第2ヒーター5及び6は、前記食べ物を保温する役目をする。
他の一つでは、前記カバー2にバルブ8が備わる場合、前記バルブ8は調理時に前記内釜110内の食べ物から発生する蒸気を外部に排出する。従って、前記バルブ8によって、前記誘導加熱調理器機の内部圧力の上昇を防止できるため安全事故も防止することができる。
前記した本発明は次のような長所がある。
第一、クラッド板材を作る複雑な工程、及びこれをさらに加工する過程なしに、それぞれ別途に製作した内釜とキャップとを圧搾して製作するので、従来に比べて簡単に釜を製造することができる。
第二、誘導加熱のために必要な部分にだけキャップが備わるので、従来のものより釜の重量を減らすことができる。また高価なステンレス材質が少なく使われるので製造費用も減少させることができる。
第三、前記キャップのホールを多様な形状で製作することができるので、美しい外観を得ることができるばかりでなく、釜の外部デザインを容易に変形させることができる。
第四、前記内釜の外面一部が、高温高圧によって前記キャップのホールに押し込められた状態で結合するので、接着のために別途の補助材を使う必要がない。のみならず突起とホールによって、前記内釜とキャップは非常に堅固に結合される。
以上本発明の好適な一実施態様について説明したが、前記実施態様に限定されず、本発明の技術思想に基づいて種々の変形が可能である。
100…釜
101…調理空間
110…内釜
111…突起
115…フランジ
120…キャップ
121…ホール
101…調理空間
110…内釜
111…突起
115…フランジ
120…キャップ
121…ホール
Claims (15)
- 外面の一部に備わる多数の突起を含む内釜と、
前記突起を収容するホールを有し、前記内釜外面の少なくとも一部に圧搾された磁化可能な金属材質のキャップを備えていることを特徴とする誘導加熱調理器機の釜。 - 前記キャップは前記内釜の下面に備わることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器機の釜。
- 前記キャップは、前記内釜の下部周囲面に備わることを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器機の釜。
- 前記キャップは、前記内釜の外周面の全体に備わることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器機の釜。
- 前記内釜は、アルミニウムからなることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器機の釜。
- 前記キャップは、ステンレススチールからなることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器機の釜。
- 内部に空間を有し、上部が開放されたケースと、
前記ケースの上部を開閉するように前記ケースにヒンジ結合するカバーと;
外面一部に備わり多数の突起を含む内釜と、
前記突起を収容するホールを有し、前記内釜の外面の少なくとも一部に圧搾された磁化可能な金属材質のキャップを備え、前記ケース内に装着または分離する釜と、
前記ケース内に備わり、前記釜が装着された時に前記キャップと向い合うように配置されるコイルを備えている誘導加熱調理器機。 - 前記ケースと前記カバーのうち、いずれか1ヶ所以上に備わるヒーターを更に備えていることを特徴とする請求項7に記載の誘導加熱調理器機。
- 前記カバーに備わり前記内釜の内部蒸気を外部に排出するバルブを更に備えていることを特徴とする請求項7に記載の誘導加熱調理器機。
- 前記内釜は、アルミニウムからなることを特徴とする請求項7に記載の誘導加熱調理器機。
- 前記キャップは、ステンレススチールからなることを特徴とする請求項7に記載の誘導加熱調理器機。
- (a)内部及び上部にそれぞれ調理空間と開口部を持つ内釜を形成する段階と、
(b)前記内釜の少なくとも外面一部に対応する形象を持ち、多数のホールを持ったキャップを形成する段階と、
(c)前記内釜とキャップを所定の温度で予熱する段階と、
(d)前記内釜とキャップを高温で圧搾する段階とを備えている誘導加熱調理器機の釜の製造方法。 - 前記(a)段階は、第1板をドローイング加工して行うことを特徴とする請求項12に記載の誘導加熱調理器機の釜の製造方法。
- 前記(b)段階は、
第2板を穿孔して前記ホールを形成する段階と、
ホールが形成された前記第2板を塑性変形させる段階と
を備えていることを特徴とする請求項12に記載の誘導加熱調理器機の釜の製造方法。 - 前記(d)段階は、内釜の外周面の一部が圧し込まれて前記キャップのホールに嵌め込まれるまで行われることを特徴とする請求項12に記載の誘導加熱調理器機の釜の製造方法。
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