JP2004240858A - 電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末 - Google Patents
電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004240858A JP2004240858A JP2003031173A JP2003031173A JP2004240858A JP 2004240858 A JP2004240858 A JP 2004240858A JP 2003031173 A JP2003031173 A JP 2003031173A JP 2003031173 A JP2003031173 A JP 2003031173A JP 2004240858 A JP2004240858 A JP 2004240858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electronic money
- exchange
- money
- server
- mobile terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 23
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 35
- 230000004044 response Effects 0.000 description 23
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000003466 anti-cipated effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/02—Payment architectures, schemes or protocols involving a neutral party, e.g. certification authority, notary or trusted third party [TTP]
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/04—Payment circuits
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/08—Payment architectures
- G06Q20/10—Payment architectures specially adapted for electronic funds transfer [EFT] systems; specially adapted for home banking systems
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/30—Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks
- G06Q20/32—Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks using wireless devices
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/38—Payment protocols; Details thereof
- G06Q20/381—Currency conversion
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/30—Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks
- G06Q20/32—Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks using wireless devices
- G06Q20/326—Payment applications installed on the mobile devices
Landscapes
- Business, Economics & Management (AREA)
- Accounting & Taxation (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Business, Economics & Management (AREA)
- Strategic Management (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Finance (AREA)
- Development Economics (AREA)
- Economics (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
Abstract
【課題】決済端末の受け付ける電子マネーの種類がそれぞれ異なる状況において、任意の電子マネーによる決済処理を可能化する。
【解決手段】決済端末において決済に利用できる電子マネー「ドル」と、電子マネー格納領域に記憶保持されている電子マネー「円」とが異なるため、決済を行うことができない場合において、携帯端末(携帯電話)のユーザは、ネットワークを介して、各種電子マネーの交換処理を行う電子マネー交換サーバにアクセスし、電子マネー格納領域の「円」の電子マネーを、「ドル」の電子マネーに交換するよう要求する。電子マネー交換サーバは、前記要求を受け付けて、予め定められた交換レートに従って「ドル」の電子マネーへの交換処理を行い、携帯端末(携帯端末)の電子マネー格納領域が更新される。交換完了後、携帯端末(携帯電話)のユーザは、交換した電子マネー「ドル」をもって、決済端末での決済処理を行う。
【選択図】図1
【解決手段】決済端末において決済に利用できる電子マネー「ドル」と、電子マネー格納領域に記憶保持されている電子マネー「円」とが異なるため、決済を行うことができない場合において、携帯端末(携帯電話)のユーザは、ネットワークを介して、各種電子マネーの交換処理を行う電子マネー交換サーバにアクセスし、電子マネー格納領域の「円」の電子マネーを、「ドル」の電子マネーに交換するよう要求する。電子マネー交換サーバは、前記要求を受け付けて、予め定められた交換レートに従って「ドル」の電子マネーへの交換処理を行い、携帯端末(携帯端末)の電子マネー格納領域が更新される。交換完了後、携帯端末(携帯電話)のユーザは、交換した電子マネー「ドル」をもって、決済端末での決済処理を行う。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末に関し、特に、ネットワーク上の電子マネー交換サーバで、電子マネー同士の交換を行うことで、任意の決済端末における決済を行うことができる電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク社会において料金決済の手段として、現金を使用するのではなく、電子マネー(電子通貨、エレクトロニックマネーともいう)を利用した電子決済が行われるようになってきている。例えば、非接触型ICカードを利用した電子マネーシステムも実用化されるに到っており、予め支払い口座の指定や先払い金の払込みをした上で、駅の自動改札機やショッピングモール内に設置された専用の決済端末に専用のICカードをかざすことで、キャッシュレスで、支払いを済ますことが可能となっている。
【0003】
また、携帯電話を利用した電子マネーシステムも提案されており、例えば、携帯電話の液晶画面に表示した認証用のバーコードを、バーコード読取機能を有する決済端末に認識させると、商品購入や各種サービスを受けることのできる方式の電子マネーシステムも実用化されるに到っている。
【0004】
今後、モバイルコマースの分野においては、携帯電話への電子マネーの実装が増えていくことが予想される。しかしながら、前記した従来の電子マネーシステムにおいて利用できる電子マネーは、特定の決済端末に限られているのが現状である。また、換価性のある電子マネーであっても、決済端末毎にその受け付ける電子マネーの種類が異なる状況では、ユーザは、銀行やマネーチェンジャーに出向き、必要な電子マネーを取得しなければならない状況も予想される。また、今後、特開2001−357332号公報に紹介されているような我が国国内で遍く通用しうる電子マネーの規格が決定され、また携帯電話が世界中で利用できるようになったとしても、世界レベルでは、各国がそれぞれ固有の貨幣単位を採用している現状にあり、電子マネーが他の国では使用できないという事態等も十分に予想される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−357322号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した各事情に鑑みてなされたものであって、携帯電話に代表される携帯端末を介して、種々の電子マネーでの支払いを済ませることのできる電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段を提供する本発明の第1の視点によれば、少なくとも一の電子マネーによる決済処理要求を受信して実行する決済端末と、各種電子マネーの利用可能額を記憶保持する電子マネー格納手段を備えて前記決済端末に応じた電子マネーによる決済処理要求を送信する携帯端末と、を含む電子マネーシステムにおいて、前記携帯端末から交換レートの照会処理を受け付けて、少なくとも前記一の電子マネーを含む2以上の電子マネー間の交換レートを前記携帯端末に対して送信する手段と、交換前又は交換後いずれかの種類の電子マネーによる交換額情報を含む交換実行要求を受け付けた場合に、前記交換レートと前記交換実行要求に基いて、前記携帯端末の電子マネー格納手段の各種電子マネーの利用可能額を更新する手段とを有する電子マネー交換サーバを含むこと、を特徴とする電子マネーシステムが提供される。
【0008】
また、本発明の第2の視点によれば、少なくとも一の電子マネーによる決済処理要求を受信して実行する決済端末と、各種電子マネーの利用可能額を記憶保持する電子マネー格納手段を備えて前記決済端末に応じた電子マネーによる決済処理要求を送信する携帯端末と、を含む電子マネーシステムにおける電子マネー同士の交換のための電子マネー交換サーバであって、前記携帯端末から交換レートの照会処理が行われた場合に、少なくとも前記一の電子マネーを含む2以上の電子マネー間の交換レートを前記携帯端末に対して送信する手段と、交換前又は交換後いずれかの種類の電子マネーによる交換額情報を含む交換実行要求を受け付けた場合に、前記交換レートと前記交換実行要求に基いて、前記携帯端末の電子マネー格納手段の各種電子マネーの利用可能額を更新する手段とを有すること、を特徴とする電子マネー交換サーバが提供される。
【0009】
また、本発明の第3の視点によれば、上記した電子マネーシステムにおける携帯端末であって、前記各電子マネー交換サーバに対して、前記交換レートの照会処理をそれぞれ実行し、前記交換レートが最も高い電子マネー交換サーバを選択して、前記交換実行要求を送信すること、を特徴とする携帯端末が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の一実施の形態について、その概略を説明する。まず、品物やチケット等を購入して、携帯電話等の携帯端末(図1の10)を介して、携帯端末(図1の10)の電子マネー格納領域(図1の51)に記憶保持された電子マネーで決済を行う場合について説明する。このとき携帯端末(図1の10)の電子マネー格納領域(図1の51)に、電子マネーとして「円」が格納されていて、決済端末(図1の40)は、「ドル」しか扱えない場合が発生しうる。この場合、決済端末(図1の40)において決済に利用できる電子マネーと、電子マネー格納領域(図1の51)に記憶保持されている電子マネーとが異なるため、決済を行うことができない。携帯端末(図1の10)のユーザは、ネットワーク(図1の20)を介して、電子マネー交換サーバ(図1の30)にアクセスし、電子マネー格納領域(図1の51)の「円」の電子マネーを、「ドル」の電子マネーに交換するよう要求する。電子マネー交換サーバ(図1の30)は、前記要求を受け付けて、予め定められた交換レートに従って、電子マネー格納領域(図1の51)を「ドル」の電子マネーに書き換えるよう携帯端末(図1の10)に対して、交換処理結果を送信する。携帯端末(図1の10)側では、受信した交換処理結果に基いて、電子マネー格納領域(図1の51)の書き換え処理を完了する。このように電子マネーの交換を行った後、携帯端末(図1の10)のユーザは、携帯端末(図1の10)を決済端末(図1の40)に接続して、決済処理を行う。即ち、携帯端末(図1の10)のユーザは、予め多数の種類の電子マネーを用意しなくとも、必要な際に、必要な額のみを交換して、支払いを済ませることが可能となる。
【0011】
なお、電子マネー交換サーバ(図1の30)において、予め交換レート並びに電子マネー格納領域(図1の51)への記憶保持様式を定めておくことで、換金性のない決済端末(図1の40)ネットワーク固有の電子マネーや、「ドル」以外の所望の外貨単位の電子マネー等を取扱うことのできるものとなることは、もちろんである。
【0012】
【実施例】
続いて、本発明の第1の実施例について、図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本実施例のシステム構成を表した図である。図1を参照すると、本発明の電子マネーシステムは、携帯電話10と、電子マネー交換サーバ30と、これらを結ぶネットワーク20と、任意の仕様の決済端末40と、から構成される。
【0013】
携帯電話10は、各種の電子マネーの利用可能額を記憶保持する電子マネー格納領域51を搭載する携帯電話端末であって、決済端末40と接続して通信を行うことによって電子マネーによる決済処理手続を実行する機能と、ネットワーク20を介した電子マネー交換サーバ30との接続機能とを備えている。
【0014】
電子マネー格納領域51は、例えば、携帯電話10から取り外しできるようにしたものとして、携帯電話メーカから提供されるSIM(SubscriberIdentity Module)カード、UIM(User Identity Module)カード、或いは、フラッシュメモリを用いた各種規格のカード型記録媒体等のメモリ領域に構成することが可能である。
【0015】
もちろん、上記取り外し可能な媒体を用いない場合においては、携帯電話10本体内蔵のメモリ領域、又は、組み込みICカード等の別のハードウェアによるメモリ領域をソフトウェアによって電子マネー格納領域51として利用する方式を採用してもよい。
【0016】
このように構成された電子マネー格納領域51において、電子マネーの種類毎に、その利用可能額が記憶保持される。
【0017】
ネットワーク20は、携帯電話網、インターネット等の、携帯電話10が電子マネー交換サーバ30にアクセスするためのネットワークである。
【0018】
電子マネー交換サーバ30は、携帯電話10に対して取扱う電子マネー間の交換レートを求めるための交換レート情報(図示せず)と、電子マネー格納領域52を有し、携帯電話10に対して、後に詳述する電子マネー交換に係る各種サービスを提供するサーバである。また、携帯電話10との通信には、携帯電話メーカ独自のインターフェース、SMS(Short Messaging Service)/EMS(Enhanced Messaging Service)/MMS(Multimedia Messaging Service)等メールのメッセージシステムを利用したインターフェース、携帯電話に実装したJava(登録商標)アプリケーションを利用したインターフェース等から適宜選択したインターフェースが用いられる。なお、電子マネー交換サーバ30の電子マネー格納領域52も、各種の電子マネー毎の利用(交換)可能額を記憶保持できるように構成されたものであればよく、その詳細構成は、省略する。
【0019】
交換レート情報は、例えば、交換対象の各電子マネーの正味価値や需給バランスに応じて、基本となる交換レートを定める部分と、交換する額の多寡に応じて、定率乃至定額で、提示する交換レートを調整するための部分から構成され、電子マネーの交換内容に応じて変動するものとなっている。
【0020】
決済端末40は、店頭等に設置された情報処理機器であって、携帯電話10を含む任意の携帯端末機器からの、特定の電子マネーの電子決済処理要求を受付・実行することができる端末装置である。携帯電話10との接続には、非接触型IC、bluetoothや赤外線等の無線通信手段や、USB(Universal Serial Bus)やシリアルケーブル等の有線通信手段等から予め選択された方式によって行われる。
【0021】
なお、携帯電話の識別番号や電子マネー格納領域51に記憶保持した個人情報やセキュリティ情報等を利用して行う、携帯電話10と決済端末40間の決済処理そのものの手順やセキュリティ実現方式等については、所望の方式を採用すればよく、特に限定するものではないため、以下の説明においては省略する。
【0022】
続いて、本実施例の作用・効果をより明解に説明すべく、携帯電話10において利用可能な(利用可能額>0)電子マネーの種類と、決済端末40で扱うことができる電子マネーの種類が異なり、或いは、電子マネーの利用可能額が不足し、そのままでは決済処理を行うことができない場合の動作を例に挙げて、説明する。
【0023】
「ドル」なる外貨単位の電子マネーのみによる決済処理を受け付ける決済端末40に接続する携帯電話10のユーザが決済処理を行う場合において、携帯電話10が、その電子マネー格納領域51に「円」単位の電子マネーを有しているが、「ドル」なる外貨単位の電子マネーを有していないとすると、このままでは、決済端末40に「ドル」なる外貨単位の電子マネーの利用可能額が0である又は不足しているとされて、決済処理を行うことができない。
【0024】
そこで、携帯電話10のユーザは、携帯電話10の電子マネー格納領域51に記憶保持された「円」単位の電子マネーを「ドル」なる外貨単位の電子マネーに交換すべく、ネットワーク20を介して、電子マネー交換サーバ30に接続し、以下に示す電子マネー交換手続を開始する。
【0025】
図2は、携帯電話10と、電子マネー交換サーバ30との間の通信内容を表したシーケンス図である。図2を参照すると、まず、携帯電話10は、電子マネー交換サーバ30に対して、取扱い通貨確認要求S11を送信する。
【0026】
取扱い通貨確認要求S11を受信した電子マネー交換サーバ30は、取扱うことのできる電子マネー、即ち交換することのできる電子マネーの種類を取扱い通貨確認応答S12として応答する。例えば、電子マネー交換サーバ30において「円」、「ドル」、「ユーロ」なる電子マネーについての交換が可能である場合、取扱い通貨確認応答S12では、確認結果=OK、取扱い電子マネー=「円」、「ドル」、「ユーロ」なる旨の応答が返される。
【0027】
なお、携帯電話10が、予め交換可能な電子マネーの種類が既知である電子マネー交換サーバ30に接続する場合等は、上記取扱い通貨確認処理(S11、S12)の必要はないことはもちろんである。
【0028】
取扱い通貨確認応答S12が肯定的なものである場合、続いて、携帯電話10のユーザは、電子マネー交換サーバ30に対して、交換前/交換後の電子マネーの種類及び交換要求額を指定する交換レート確認要求S21を送信する。例えば、ここでは「円」なる単位の電子マネーを「ドル」なる外貨単位の電子マネーに交換するため、交換前の「円」なる電子マネーの種類、交換後の「ドル」なる電子マネーの種類、及び、交換前の「円」なる単位で交換要求額を指定する交換レート確認要求S21を送信する。交換要求額は、交換前/交換後の電子マネーの種類のいずれかをもって指定するものであればよく、例えば、決済端末40での決済に必要な「ドル」なる外貨単位で額を入力するものとしてもよい。
【0029】
交換レート確認要求S21を受信した電子マネー交換サーバ30は、交換レート確認要求S21で指定された両電子マネーの種類及びその交換要求額に応じた交換レートを交換レート情報から検索乃至算出し、確認結果=OK、交換前/交換後の電子マネーの種類、交換額、及び、交換レートを、交換レート確認応答S22として応答する。なお、電子マネー交換サーバ30は、交換レート確認要求S21が、電子マネー交換サーバ30が交換することのできない電子マネーの種類を指定する場合、又は、電子マネー格納領域52に記憶保持されている交換後の電子マネーの利用(交換)可能額が不足していて交換に応じることができない場合は交換レート確認応答S22として、エラー(ERROR)を返す。
【0030】
携帯電話10側において、交換レート確認応答S22に示された交換レートを承諾する場合は、電子マネー交換サーバ30に対して、改めて交換前、交換後の電子マネーの種類、交換前の電子マネーによる交換要求額、交換レートを指定し、或いは、交換レート確認応答S22に含まれる情報を適宜利用して生成した交換実行要求S31を送信する。
【0031】
交換実行要求S31を受信した電子マネー交換サーバ30は、交換実行要求S31で指定された内容に問題がなければ、電子マネー格納領域52の交換前の種類の電子マネーの利用(交換)可能額を、交換実行要求S31において指定された交換要求額分増加させるとともに、交換後の種類の電子マネーの利用(交換)可能額から交換レートにより求めた交換要求額を減少させて、交換処理を実行し、交換実行応答S32を携帯電話10に対して応答する。なお、電子マネー交換サーバ30は、交換レート確認要求S31が、電子マネー交換サーバ30が交換することのできない電子マネーの種類を指定する場合、指定された交換レートが間違っている場合、又は、電子マネー格納領域52に記憶保持されている交換後の電子マネーの利用(交換)可能額が不足していて交換に応じることができない場合は交換実行応答S32として、エラー(ERROR)を応答する。
【0032】
交換実行応答S32を受信した携帯電話10は、電子マネー格納領域51の交換前の種類の電子マネーの利用可能額から交換実行応答S32に指定された交換要求額を減少させるとともに、交換後の種類の電子マネーの利用可能額について、交換実行応答S32で指定された交換要求額を増加させる。
【0033】
上記一連の交換処理が完了すると、携帯電話10は、電子マネー格納領域51に、「円」なる単位の電子マネー以外に、「ドル」なる外貨単位の電子マネーを有することとなり、決済端末40と接続して、決済手続が可能となる。即ち、携帯電話10は、外出先、特に外国等においても、その有する電子マネーを交換することによって、任意の決済端末40を利用することが可能となる。
【0034】
なお、上記した実施例においては、交換レート確認要求S21に交換要求額を含めて、電子マネー交換サーバ30で、交換要求額によって交換レートを変動させることを可能にしたり、電子マネー格納領域52に格納されている電子マネーの利用(交換)可能額の不足により、交換に応じることができない場合にエラー(ERROR)を返すことを可能とするようにしているが、交換レートを変動させる必要の無い場合や電子マネー交換サーバにおいて利用(交換)可能額に関係なく交換に応じる場合は、交換レート確認要求S21及び交換レート確認応答S22にそれぞれ交換要求額を含めないものとしてもよい。
【0035】
また、上記した実施例においては、交換実行要求S31に交換レートを含めて、交換レート確認応答S22の返信後に交換レートが変更された場合であっても、携帯電話10のユーザの承諾した交換レートでの交換を実行するようにしているが、交換実行要求S31に交換レート確認応答S22で返された交換レートを含めずに、交換実行要求S31を受信した際の交換レートで交換処理を行うものとしてもよい。この場合は、交換レート確認応答S22における交換レートは、参考扱いとなる。
【0036】
また、上記した実施例においては、「円」単位の電子マネーを、「ドル」単位の電子マネーに交換する例を挙げたが、電子マネー交換サーバ30が交換することのできる電子マネーの範囲において、これらを自由に交換することができることは、もちろんである。また、決済端末40ネットワーク固有の電子マネーが、汎用性が乏しい、換価性が低い等の特殊事情な存在する場合であっても、電子マネー交換サーバ30に、これら特殊事情に応じた交換レートを定めることで、これらの電子マネーを有用に流通させることが可能となる。
【0037】
続いて、本発明の第2の実施例について、上述した第1の実施例の説明において、既に説明した事項は省略し、図面を参照して、詳細に説明する。図3は、本実施例のシステム構成を表した図である。図3を参照すると、本実施例の電子マネーシステムのネットワーク20には、3つの電子マネー交換サーバ31、32、33が接続されている。
【0038】
電子マネー交換サーバ31は、その電子マネー格納領域(図示せず省略)に「円」、「ドル」、「ユーロ」なる単位の電子マネーについての利用(交換)可能額を記憶保持し、交換できるものとなっており、同様に電子マネー交換サーバ32は、「円」、「ドル」なる単位の電子マネーを交換できるものとなっており、電子マネー交換サーバ33は、「円」、「ユーロ」なる単位の電子マネーを交換できるものとなっている。
【0039】
また上述した第1の実施例と同じく、携帯電話10の電子マネー格納領域51には、「円」なる単位の電子マネーが格納されているところ、携帯電話10のユーザが、これを「ドル」なる単位の電子マネーに交換する場合についての動作を説明する。
【0040】
図4は、携帯電話10と、電子マネー交換サーバ31、32、33との間の通信内容を表したシーケンス図である。図4を参照すると、まず、携帯電話10は、電子マネー交換サーバ31、32、33に対して、それぞれ取扱い通貨確認要求S111/S121/S131を送信する。
【0041】
取扱い通貨確認要求S111/S121/S131を受信した電子マネー交換サーバ31、32、33は、それぞれ対応可能な電子マネーの種類を取扱い通貨確認応答S112/S122/S132として応答する。具体的には、上記したとおり、電子マネー交換サーバ31は、交換することのできる電子マネーの種類「円」、「ドル」、「ユーロ」を応答し、電子マネー交換サーバ32は、交換することのできる電子マネーの種類「円」、「ドル」を応答し、電子マネー交換サーバ33は、交換することのできる電子マネーの種類「円」、「ユーロ」を応答することになる。
【0042】
なお、本実施例においても、携帯電話10が、予め交換可能な電子マネーの種類が既知である電子マネー交換サーバ31、32、33を選択して接続する場合等は、上記取扱い通貨確認処理の必要はないことはもちろんである。
【0043】
そして更に説明を続けると、電子マネー交換サーバ33は、交換後の「ドル」なる電子マネーを取り扱っていないため、即ち、電子マネー交換サーバ33からの確認応答S132は、確認結果=エラー(ERROR)、交換することのできる電子マネーの種類「円」、「ユーロ」であるため、以降の交換レート確認処理、交換実行処理は、電子マネー交換サーバ31、32のみに対して、続行すればよい。
【0044】
携帯電話10は、電子マネー交換サーバ31、32に対して、交換前の「円」なる電子マネーの種類、交換後の「ドル」なる電子マネーの種類を指定する交換レート確認要求S211/S221を送信する。
【0045】
交換レート確認要求S211に対して、電子マネー交換サーバ31は、携帯電話10に対して、例えば、交換レートA(例えば、1ドル=120円)なる交換レート確認応答S212を応答し、同様に、電子マネー交換サーバ32は、交換レートB(1ドル=125円)なる交換レート確認応答S222を応答する。
【0046】
携帯電話10は、交換レート確認応答S221/S222を確認し、交換レートが高い(より少ない交換前の電子マネーの額で、交換後の電子マネーを得られる)電子マネー交換サーバを選択して、交換実行処理を実行する。例えば、上述の例であれば、交換レートAの方が、交換レートBより少ない「円」なる単位の電子マネーで、「ドル」なる単位の電子マネーを多く得られるため、携帯電話10は、電子マネー交換サーバ31に対して、交換実行要求S311を送信する。そして、交換実行要求S311を受信した電子マネー交換サーバ31のみが、上記した第1の実施例と同様の交換処理を実行する。
【0047】
なお、上記最適な交換レートを有する電子マネー交換サーバの選択は、携帯電話10のユーザが、携帯電話10の表示画面を参照して、自ら行うこととしてもよいが、その一変形として、携帯電話10に上記各処理を一連に実行するプログラムを実装することによって、上記各手続きを自動化することも可能であり、携帯電話10のユーザは、少ない操作で、最も高い(最適な)交換レートで所望の電子マネーを得ることが可能となる。
【0048】
なお、上記した実施例においては、取扱い通貨確認要求S111/S121/S131に対して、肯定的な応答ができる電子マネー交換サーバ31、32が存在する場合を説明したが、交換前/交換後の電子マネーの種類のいずれかが、広く普及していない場合に、肯定的な応答が得られない場合も想定しうる。この場合は、複数の電子マネー交換サーバによる交換処理を繰り返すことによって、目的とする電子マネーを得ることができることはもちろんである。
【0049】
続いて、本発明の第3の実施例について、上述した第1、第2の実施例の説明において、既に説明した事項は省略し、図3を適宜参照して、詳細に説明する。
【0050】
上記した第1、第2の実施例では、現金と換価性のある電子マネーを想定して、これらを交換するものとして説明したが、セキュリティ等の観点から、多くの電子マネーが特定のメーカ/販売店内での決済のみにしか利用できないのが現状であり、今後継続することも十分予想される。本実施例は、このような場合に、本発明を適用できる一例を示したものである。
【0051】
図3では、電子マネーの種類として「円」、「ドル」、「ユーロ」などの実在するものを説明のために使用していたが、「円」、「ドル」、「ユーロ」をそれぞれ特定のメーカ/販売店でのみ使用できる「通貨A」、「通貨B」、「通貨C」と置き換えて説明する。
【0052】
電子マネー交換サーバ31、32、33は、「通貨A」、「通貨B」、「通貨C」の取扱い(交換)可否や、交換レート情報について、携帯電話10からの照会に応じて応答するものとし、また「通貨A」「通貨B」「通貨C」間の交換要求処理を受け付け可能となっている。
【0053】
携帯電話10の電子マネー格納領域51に「通貨A」なる単位の電子マネーによる利用可能額が記憶保持されている場合、携帯電話10は、「通貨A」でのみ決済処理を受け付ける決済端末でしか決済を行うことができず、「通貨B」又は「通貨C」でのみ決済処理を受け付ける決済端末では、決済を行うことができない。このような場合であっても、携帯電話10は、その電子マネー格納領域51に有する「通貨A」を、上記した第1、第2の実施例と同様に「通貨B」乃至「通貨C」に交換することによって、「通貨B」乃至「通貨C」のいずれかのみで決済処理を受け付ける決済端末においても決済処理をその場で行うことができる。即ち、携帯電話10のユーザは、携帯電話10の電子マネー格納領域51に格納された任意の電子マネーを、死蔵化することなく、有効に利用することが可能となる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザの電子マネーによる決済処理を決済端末が受け付けることができない場合であっても、電子マネーの交換処理によって、その場で決済処理を行うことができる。即ち、世界中に設置された決済端末の受け付ける電子マネーの種類がそれぞれ異なる状況であっても、特定の電子マネーを有効に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステムの概略構成を表した図である。
【図2】本発明の一実施例のシステムの動作を表したシーケンス図である。
【図3】本発明の別の実施例のシステムの概略構成を表した図である。
【図4】本発明の別の実施例のシステムの動作を表したシーケンス図である。
【符号の説明】
10 携帯電話
20 ネットワーク
30、31、32、33 電子マネー交換サーバ
40 決済端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末に関し、特に、ネットワーク上の電子マネー交換サーバで、電子マネー同士の交換を行うことで、任意の決済端末における決済を行うことができる電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク社会において料金決済の手段として、現金を使用するのではなく、電子マネー(電子通貨、エレクトロニックマネーともいう)を利用した電子決済が行われるようになってきている。例えば、非接触型ICカードを利用した電子マネーシステムも実用化されるに到っており、予め支払い口座の指定や先払い金の払込みをした上で、駅の自動改札機やショッピングモール内に設置された専用の決済端末に専用のICカードをかざすことで、キャッシュレスで、支払いを済ますことが可能となっている。
【0003】
また、携帯電話を利用した電子マネーシステムも提案されており、例えば、携帯電話の液晶画面に表示した認証用のバーコードを、バーコード読取機能を有する決済端末に認識させると、商品購入や各種サービスを受けることのできる方式の電子マネーシステムも実用化されるに到っている。
【0004】
今後、モバイルコマースの分野においては、携帯電話への電子マネーの実装が増えていくことが予想される。しかしながら、前記した従来の電子マネーシステムにおいて利用できる電子マネーは、特定の決済端末に限られているのが現状である。また、換価性のある電子マネーであっても、決済端末毎にその受け付ける電子マネーの種類が異なる状況では、ユーザは、銀行やマネーチェンジャーに出向き、必要な電子マネーを取得しなければならない状況も予想される。また、今後、特開2001−357332号公報に紹介されているような我が国国内で遍く通用しうる電子マネーの規格が決定され、また携帯電話が世界中で利用できるようになったとしても、世界レベルでは、各国がそれぞれ固有の貨幣単位を採用している現状にあり、電子マネーが他の国では使用できないという事態等も十分に予想される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−357322号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した各事情に鑑みてなされたものであって、携帯電話に代表される携帯端末を介して、種々の電子マネーでの支払いを済ませることのできる電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段を提供する本発明の第1の視点によれば、少なくとも一の電子マネーによる決済処理要求を受信して実行する決済端末と、各種電子マネーの利用可能額を記憶保持する電子マネー格納手段を備えて前記決済端末に応じた電子マネーによる決済処理要求を送信する携帯端末と、を含む電子マネーシステムにおいて、前記携帯端末から交換レートの照会処理を受け付けて、少なくとも前記一の電子マネーを含む2以上の電子マネー間の交換レートを前記携帯端末に対して送信する手段と、交換前又は交換後いずれかの種類の電子マネーによる交換額情報を含む交換実行要求を受け付けた場合に、前記交換レートと前記交換実行要求に基いて、前記携帯端末の電子マネー格納手段の各種電子マネーの利用可能額を更新する手段とを有する電子マネー交換サーバを含むこと、を特徴とする電子マネーシステムが提供される。
【0008】
また、本発明の第2の視点によれば、少なくとも一の電子マネーによる決済処理要求を受信して実行する決済端末と、各種電子マネーの利用可能額を記憶保持する電子マネー格納手段を備えて前記決済端末に応じた電子マネーによる決済処理要求を送信する携帯端末と、を含む電子マネーシステムにおける電子マネー同士の交換のための電子マネー交換サーバであって、前記携帯端末から交換レートの照会処理が行われた場合に、少なくとも前記一の電子マネーを含む2以上の電子マネー間の交換レートを前記携帯端末に対して送信する手段と、交換前又は交換後いずれかの種類の電子マネーによる交換額情報を含む交換実行要求を受け付けた場合に、前記交換レートと前記交換実行要求に基いて、前記携帯端末の電子マネー格納手段の各種電子マネーの利用可能額を更新する手段とを有すること、を特徴とする電子マネー交換サーバが提供される。
【0009】
また、本発明の第3の視点によれば、上記した電子マネーシステムにおける携帯端末であって、前記各電子マネー交換サーバに対して、前記交換レートの照会処理をそれぞれ実行し、前記交換レートが最も高い電子マネー交換サーバを選択して、前記交換実行要求を送信すること、を特徴とする携帯端末が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の一実施の形態について、その概略を説明する。まず、品物やチケット等を購入して、携帯電話等の携帯端末(図1の10)を介して、携帯端末(図1の10)の電子マネー格納領域(図1の51)に記憶保持された電子マネーで決済を行う場合について説明する。このとき携帯端末(図1の10)の電子マネー格納領域(図1の51)に、電子マネーとして「円」が格納されていて、決済端末(図1の40)は、「ドル」しか扱えない場合が発生しうる。この場合、決済端末(図1の40)において決済に利用できる電子マネーと、電子マネー格納領域(図1の51)に記憶保持されている電子マネーとが異なるため、決済を行うことができない。携帯端末(図1の10)のユーザは、ネットワーク(図1の20)を介して、電子マネー交換サーバ(図1の30)にアクセスし、電子マネー格納領域(図1の51)の「円」の電子マネーを、「ドル」の電子マネーに交換するよう要求する。電子マネー交換サーバ(図1の30)は、前記要求を受け付けて、予め定められた交換レートに従って、電子マネー格納領域(図1の51)を「ドル」の電子マネーに書き換えるよう携帯端末(図1の10)に対して、交換処理結果を送信する。携帯端末(図1の10)側では、受信した交換処理結果に基いて、電子マネー格納領域(図1の51)の書き換え処理を完了する。このように電子マネーの交換を行った後、携帯端末(図1の10)のユーザは、携帯端末(図1の10)を決済端末(図1の40)に接続して、決済処理を行う。即ち、携帯端末(図1の10)のユーザは、予め多数の種類の電子マネーを用意しなくとも、必要な際に、必要な額のみを交換して、支払いを済ませることが可能となる。
【0011】
なお、電子マネー交換サーバ(図1の30)において、予め交換レート並びに電子マネー格納領域(図1の51)への記憶保持様式を定めておくことで、換金性のない決済端末(図1の40)ネットワーク固有の電子マネーや、「ドル」以外の所望の外貨単位の電子マネー等を取扱うことのできるものとなることは、もちろんである。
【0012】
【実施例】
続いて、本発明の第1の実施例について、図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本実施例のシステム構成を表した図である。図1を参照すると、本発明の電子マネーシステムは、携帯電話10と、電子マネー交換サーバ30と、これらを結ぶネットワーク20と、任意の仕様の決済端末40と、から構成される。
【0013】
携帯電話10は、各種の電子マネーの利用可能額を記憶保持する電子マネー格納領域51を搭載する携帯電話端末であって、決済端末40と接続して通信を行うことによって電子マネーによる決済処理手続を実行する機能と、ネットワーク20を介した電子マネー交換サーバ30との接続機能とを備えている。
【0014】
電子マネー格納領域51は、例えば、携帯電話10から取り外しできるようにしたものとして、携帯電話メーカから提供されるSIM(SubscriberIdentity Module)カード、UIM(User Identity Module)カード、或いは、フラッシュメモリを用いた各種規格のカード型記録媒体等のメモリ領域に構成することが可能である。
【0015】
もちろん、上記取り外し可能な媒体を用いない場合においては、携帯電話10本体内蔵のメモリ領域、又は、組み込みICカード等の別のハードウェアによるメモリ領域をソフトウェアによって電子マネー格納領域51として利用する方式を採用してもよい。
【0016】
このように構成された電子マネー格納領域51において、電子マネーの種類毎に、その利用可能額が記憶保持される。
【0017】
ネットワーク20は、携帯電話網、インターネット等の、携帯電話10が電子マネー交換サーバ30にアクセスするためのネットワークである。
【0018】
電子マネー交換サーバ30は、携帯電話10に対して取扱う電子マネー間の交換レートを求めるための交換レート情報(図示せず)と、電子マネー格納領域52を有し、携帯電話10に対して、後に詳述する電子マネー交換に係る各種サービスを提供するサーバである。また、携帯電話10との通信には、携帯電話メーカ独自のインターフェース、SMS(Short Messaging Service)/EMS(Enhanced Messaging Service)/MMS(Multimedia Messaging Service)等メールのメッセージシステムを利用したインターフェース、携帯電話に実装したJava(登録商標)アプリケーションを利用したインターフェース等から適宜選択したインターフェースが用いられる。なお、電子マネー交換サーバ30の電子マネー格納領域52も、各種の電子マネー毎の利用(交換)可能額を記憶保持できるように構成されたものであればよく、その詳細構成は、省略する。
【0019】
交換レート情報は、例えば、交換対象の各電子マネーの正味価値や需給バランスに応じて、基本となる交換レートを定める部分と、交換する額の多寡に応じて、定率乃至定額で、提示する交換レートを調整するための部分から構成され、電子マネーの交換内容に応じて変動するものとなっている。
【0020】
決済端末40は、店頭等に設置された情報処理機器であって、携帯電話10を含む任意の携帯端末機器からの、特定の電子マネーの電子決済処理要求を受付・実行することができる端末装置である。携帯電話10との接続には、非接触型IC、bluetoothや赤外線等の無線通信手段や、USB(Universal Serial Bus)やシリアルケーブル等の有線通信手段等から予め選択された方式によって行われる。
【0021】
なお、携帯電話の識別番号や電子マネー格納領域51に記憶保持した個人情報やセキュリティ情報等を利用して行う、携帯電話10と決済端末40間の決済処理そのものの手順やセキュリティ実現方式等については、所望の方式を採用すればよく、特に限定するものではないため、以下の説明においては省略する。
【0022】
続いて、本実施例の作用・効果をより明解に説明すべく、携帯電話10において利用可能な(利用可能額>0)電子マネーの種類と、決済端末40で扱うことができる電子マネーの種類が異なり、或いは、電子マネーの利用可能額が不足し、そのままでは決済処理を行うことができない場合の動作を例に挙げて、説明する。
【0023】
「ドル」なる外貨単位の電子マネーのみによる決済処理を受け付ける決済端末40に接続する携帯電話10のユーザが決済処理を行う場合において、携帯電話10が、その電子マネー格納領域51に「円」単位の電子マネーを有しているが、「ドル」なる外貨単位の電子マネーを有していないとすると、このままでは、決済端末40に「ドル」なる外貨単位の電子マネーの利用可能額が0である又は不足しているとされて、決済処理を行うことができない。
【0024】
そこで、携帯電話10のユーザは、携帯電話10の電子マネー格納領域51に記憶保持された「円」単位の電子マネーを「ドル」なる外貨単位の電子マネーに交換すべく、ネットワーク20を介して、電子マネー交換サーバ30に接続し、以下に示す電子マネー交換手続を開始する。
【0025】
図2は、携帯電話10と、電子マネー交換サーバ30との間の通信内容を表したシーケンス図である。図2を参照すると、まず、携帯電話10は、電子マネー交換サーバ30に対して、取扱い通貨確認要求S11を送信する。
【0026】
取扱い通貨確認要求S11を受信した電子マネー交換サーバ30は、取扱うことのできる電子マネー、即ち交換することのできる電子マネーの種類を取扱い通貨確認応答S12として応答する。例えば、電子マネー交換サーバ30において「円」、「ドル」、「ユーロ」なる電子マネーについての交換が可能である場合、取扱い通貨確認応答S12では、確認結果=OK、取扱い電子マネー=「円」、「ドル」、「ユーロ」なる旨の応答が返される。
【0027】
なお、携帯電話10が、予め交換可能な電子マネーの種類が既知である電子マネー交換サーバ30に接続する場合等は、上記取扱い通貨確認処理(S11、S12)の必要はないことはもちろんである。
【0028】
取扱い通貨確認応答S12が肯定的なものである場合、続いて、携帯電話10のユーザは、電子マネー交換サーバ30に対して、交換前/交換後の電子マネーの種類及び交換要求額を指定する交換レート確認要求S21を送信する。例えば、ここでは「円」なる単位の電子マネーを「ドル」なる外貨単位の電子マネーに交換するため、交換前の「円」なる電子マネーの種類、交換後の「ドル」なる電子マネーの種類、及び、交換前の「円」なる単位で交換要求額を指定する交換レート確認要求S21を送信する。交換要求額は、交換前/交換後の電子マネーの種類のいずれかをもって指定するものであればよく、例えば、決済端末40での決済に必要な「ドル」なる外貨単位で額を入力するものとしてもよい。
【0029】
交換レート確認要求S21を受信した電子マネー交換サーバ30は、交換レート確認要求S21で指定された両電子マネーの種類及びその交換要求額に応じた交換レートを交換レート情報から検索乃至算出し、確認結果=OK、交換前/交換後の電子マネーの種類、交換額、及び、交換レートを、交換レート確認応答S22として応答する。なお、電子マネー交換サーバ30は、交換レート確認要求S21が、電子マネー交換サーバ30が交換することのできない電子マネーの種類を指定する場合、又は、電子マネー格納領域52に記憶保持されている交換後の電子マネーの利用(交換)可能額が不足していて交換に応じることができない場合は交換レート確認応答S22として、エラー(ERROR)を返す。
【0030】
携帯電話10側において、交換レート確認応答S22に示された交換レートを承諾する場合は、電子マネー交換サーバ30に対して、改めて交換前、交換後の電子マネーの種類、交換前の電子マネーによる交換要求額、交換レートを指定し、或いは、交換レート確認応答S22に含まれる情報を適宜利用して生成した交換実行要求S31を送信する。
【0031】
交換実行要求S31を受信した電子マネー交換サーバ30は、交換実行要求S31で指定された内容に問題がなければ、電子マネー格納領域52の交換前の種類の電子マネーの利用(交換)可能額を、交換実行要求S31において指定された交換要求額分増加させるとともに、交換後の種類の電子マネーの利用(交換)可能額から交換レートにより求めた交換要求額を減少させて、交換処理を実行し、交換実行応答S32を携帯電話10に対して応答する。なお、電子マネー交換サーバ30は、交換レート確認要求S31が、電子マネー交換サーバ30が交換することのできない電子マネーの種類を指定する場合、指定された交換レートが間違っている場合、又は、電子マネー格納領域52に記憶保持されている交換後の電子マネーの利用(交換)可能額が不足していて交換に応じることができない場合は交換実行応答S32として、エラー(ERROR)を応答する。
【0032】
交換実行応答S32を受信した携帯電話10は、電子マネー格納領域51の交換前の種類の電子マネーの利用可能額から交換実行応答S32に指定された交換要求額を減少させるとともに、交換後の種類の電子マネーの利用可能額について、交換実行応答S32で指定された交換要求額を増加させる。
【0033】
上記一連の交換処理が完了すると、携帯電話10は、電子マネー格納領域51に、「円」なる単位の電子マネー以外に、「ドル」なる外貨単位の電子マネーを有することとなり、決済端末40と接続して、決済手続が可能となる。即ち、携帯電話10は、外出先、特に外国等においても、その有する電子マネーを交換することによって、任意の決済端末40を利用することが可能となる。
【0034】
なお、上記した実施例においては、交換レート確認要求S21に交換要求額を含めて、電子マネー交換サーバ30で、交換要求額によって交換レートを変動させることを可能にしたり、電子マネー格納領域52に格納されている電子マネーの利用(交換)可能額の不足により、交換に応じることができない場合にエラー(ERROR)を返すことを可能とするようにしているが、交換レートを変動させる必要の無い場合や電子マネー交換サーバにおいて利用(交換)可能額に関係なく交換に応じる場合は、交換レート確認要求S21及び交換レート確認応答S22にそれぞれ交換要求額を含めないものとしてもよい。
【0035】
また、上記した実施例においては、交換実行要求S31に交換レートを含めて、交換レート確認応答S22の返信後に交換レートが変更された場合であっても、携帯電話10のユーザの承諾した交換レートでの交換を実行するようにしているが、交換実行要求S31に交換レート確認応答S22で返された交換レートを含めずに、交換実行要求S31を受信した際の交換レートで交換処理を行うものとしてもよい。この場合は、交換レート確認応答S22における交換レートは、参考扱いとなる。
【0036】
また、上記した実施例においては、「円」単位の電子マネーを、「ドル」単位の電子マネーに交換する例を挙げたが、電子マネー交換サーバ30が交換することのできる電子マネーの範囲において、これらを自由に交換することができることは、もちろんである。また、決済端末40ネットワーク固有の電子マネーが、汎用性が乏しい、換価性が低い等の特殊事情な存在する場合であっても、電子マネー交換サーバ30に、これら特殊事情に応じた交換レートを定めることで、これらの電子マネーを有用に流通させることが可能となる。
【0037】
続いて、本発明の第2の実施例について、上述した第1の実施例の説明において、既に説明した事項は省略し、図面を参照して、詳細に説明する。図3は、本実施例のシステム構成を表した図である。図3を参照すると、本実施例の電子マネーシステムのネットワーク20には、3つの電子マネー交換サーバ31、32、33が接続されている。
【0038】
電子マネー交換サーバ31は、その電子マネー格納領域(図示せず省略)に「円」、「ドル」、「ユーロ」なる単位の電子マネーについての利用(交換)可能額を記憶保持し、交換できるものとなっており、同様に電子マネー交換サーバ32は、「円」、「ドル」なる単位の電子マネーを交換できるものとなっており、電子マネー交換サーバ33は、「円」、「ユーロ」なる単位の電子マネーを交換できるものとなっている。
【0039】
また上述した第1の実施例と同じく、携帯電話10の電子マネー格納領域51には、「円」なる単位の電子マネーが格納されているところ、携帯電話10のユーザが、これを「ドル」なる単位の電子マネーに交換する場合についての動作を説明する。
【0040】
図4は、携帯電話10と、電子マネー交換サーバ31、32、33との間の通信内容を表したシーケンス図である。図4を参照すると、まず、携帯電話10は、電子マネー交換サーバ31、32、33に対して、それぞれ取扱い通貨確認要求S111/S121/S131を送信する。
【0041】
取扱い通貨確認要求S111/S121/S131を受信した電子マネー交換サーバ31、32、33は、それぞれ対応可能な電子マネーの種類を取扱い通貨確認応答S112/S122/S132として応答する。具体的には、上記したとおり、電子マネー交換サーバ31は、交換することのできる電子マネーの種類「円」、「ドル」、「ユーロ」を応答し、電子マネー交換サーバ32は、交換することのできる電子マネーの種類「円」、「ドル」を応答し、電子マネー交換サーバ33は、交換することのできる電子マネーの種類「円」、「ユーロ」を応答することになる。
【0042】
なお、本実施例においても、携帯電話10が、予め交換可能な電子マネーの種類が既知である電子マネー交換サーバ31、32、33を選択して接続する場合等は、上記取扱い通貨確認処理の必要はないことはもちろんである。
【0043】
そして更に説明を続けると、電子マネー交換サーバ33は、交換後の「ドル」なる電子マネーを取り扱っていないため、即ち、電子マネー交換サーバ33からの確認応答S132は、確認結果=エラー(ERROR)、交換することのできる電子マネーの種類「円」、「ユーロ」であるため、以降の交換レート確認処理、交換実行処理は、電子マネー交換サーバ31、32のみに対して、続行すればよい。
【0044】
携帯電話10は、電子マネー交換サーバ31、32に対して、交換前の「円」なる電子マネーの種類、交換後の「ドル」なる電子マネーの種類を指定する交換レート確認要求S211/S221を送信する。
【0045】
交換レート確認要求S211に対して、電子マネー交換サーバ31は、携帯電話10に対して、例えば、交換レートA(例えば、1ドル=120円)なる交換レート確認応答S212を応答し、同様に、電子マネー交換サーバ32は、交換レートB(1ドル=125円)なる交換レート確認応答S222を応答する。
【0046】
携帯電話10は、交換レート確認応答S221/S222を確認し、交換レートが高い(より少ない交換前の電子マネーの額で、交換後の電子マネーを得られる)電子マネー交換サーバを選択して、交換実行処理を実行する。例えば、上述の例であれば、交換レートAの方が、交換レートBより少ない「円」なる単位の電子マネーで、「ドル」なる単位の電子マネーを多く得られるため、携帯電話10は、電子マネー交換サーバ31に対して、交換実行要求S311を送信する。そして、交換実行要求S311を受信した電子マネー交換サーバ31のみが、上記した第1の実施例と同様の交換処理を実行する。
【0047】
なお、上記最適な交換レートを有する電子マネー交換サーバの選択は、携帯電話10のユーザが、携帯電話10の表示画面を参照して、自ら行うこととしてもよいが、その一変形として、携帯電話10に上記各処理を一連に実行するプログラムを実装することによって、上記各手続きを自動化することも可能であり、携帯電話10のユーザは、少ない操作で、最も高い(最適な)交換レートで所望の電子マネーを得ることが可能となる。
【0048】
なお、上記した実施例においては、取扱い通貨確認要求S111/S121/S131に対して、肯定的な応答ができる電子マネー交換サーバ31、32が存在する場合を説明したが、交換前/交換後の電子マネーの種類のいずれかが、広く普及していない場合に、肯定的な応答が得られない場合も想定しうる。この場合は、複数の電子マネー交換サーバによる交換処理を繰り返すことによって、目的とする電子マネーを得ることができることはもちろんである。
【0049】
続いて、本発明の第3の実施例について、上述した第1、第2の実施例の説明において、既に説明した事項は省略し、図3を適宜参照して、詳細に説明する。
【0050】
上記した第1、第2の実施例では、現金と換価性のある電子マネーを想定して、これらを交換するものとして説明したが、セキュリティ等の観点から、多くの電子マネーが特定のメーカ/販売店内での決済のみにしか利用できないのが現状であり、今後継続することも十分予想される。本実施例は、このような場合に、本発明を適用できる一例を示したものである。
【0051】
図3では、電子マネーの種類として「円」、「ドル」、「ユーロ」などの実在するものを説明のために使用していたが、「円」、「ドル」、「ユーロ」をそれぞれ特定のメーカ/販売店でのみ使用できる「通貨A」、「通貨B」、「通貨C」と置き換えて説明する。
【0052】
電子マネー交換サーバ31、32、33は、「通貨A」、「通貨B」、「通貨C」の取扱い(交換)可否や、交換レート情報について、携帯電話10からの照会に応じて応答するものとし、また「通貨A」「通貨B」「通貨C」間の交換要求処理を受け付け可能となっている。
【0053】
携帯電話10の電子マネー格納領域51に「通貨A」なる単位の電子マネーによる利用可能額が記憶保持されている場合、携帯電話10は、「通貨A」でのみ決済処理を受け付ける決済端末でしか決済を行うことができず、「通貨B」又は「通貨C」でのみ決済処理を受け付ける決済端末では、決済を行うことができない。このような場合であっても、携帯電話10は、その電子マネー格納領域51に有する「通貨A」を、上記した第1、第2の実施例と同様に「通貨B」乃至「通貨C」に交換することによって、「通貨B」乃至「通貨C」のいずれかのみで決済処理を受け付ける決済端末においても決済処理をその場で行うことができる。即ち、携帯電話10のユーザは、携帯電話10の電子マネー格納領域51に格納された任意の電子マネーを、死蔵化することなく、有効に利用することが可能となる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザの電子マネーによる決済処理を決済端末が受け付けることができない場合であっても、電子マネーの交換処理によって、その場で決済処理を行うことができる。即ち、世界中に設置された決済端末の受け付ける電子マネーの種類がそれぞれ異なる状況であっても、特定の電子マネーを有効に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステムの概略構成を表した図である。
【図2】本発明の一実施例のシステムの動作を表したシーケンス図である。
【図3】本発明の別の実施例のシステムの概略構成を表した図である。
【図4】本発明の別の実施例のシステムの動作を表したシーケンス図である。
【符号の説明】
10 携帯電話
20 ネットワーク
30、31、32、33 電子マネー交換サーバ
40 決済端末
Claims (10)
- 少なくとも一の電子マネーによる決済処理要求を受信して実行する決済端末と、各種電子マネーの利用可能額を記憶保持する電子マネー格納手段を備えて前記決済端末に応じた電子マネーによる決済処理要求を送信する携帯端末と、を含む電子マネーシステムにおいて、
前記携帯端末から交換レートの照会処理を受け付けて、少なくとも前記一の電子マネーを含む2以上の電子マネー間の交換レートを前記携帯端末に対して送信する手段と、交換前又は交換後いずれかの種類の電子マネーによる交換額情報を含む交換実行要求を受け付けた場合に、前記交換レートと前記交換実行要求に基いて、前記携帯端末の電子マネー格納手段の各種電子マネーの利用可能額を更新する手段とを有する電子マネー交換サーバを含むこと、
を特徴とする電子マネーシステム。 - 請求項1に記載の電子マネーシステムにおいて、
複数の電子マネー交換サーバを有し、
前記携帯端末は、各電子マネー交換サーバに対して、前記電子マネー格納手段に記憶保持された電子マネーから選択する一の電子マネーと、交換する他の電子マネーとが、交換できる電子マネーであるか否かの照会処理を行い、
前記各電子マネー交換サーバは、前記照会処理に対して応答し、
前記携帯端末は、前記照会処理に対して肯定応答のあった前記電子マネー交換サーバに対して、前記交換レートの照会処理を実行すること、
を特徴とする電子マネーシステム。 - 請求項1又は2に記載の電子マネーシステムにおいて、
前記各種電子マネーは、少なくとも円単位の電子マネーと、外貨単位の電子マネーとを含み、
前記電子マネー交換サーバは、交換額に応じて、円単位の電子マネーと、外貨単位の電子マネーとの交換レートを変動させること、
を特徴とする電子マネーシステム。 - 請求項1乃至3いずれか一に記載の電子マネーシステムにおいて、
前記一の電子マネーは、前記決済端末ネットワーク固有の電子マネーであり、
前記電子マネー交換サーバは、交換する電子マネーの種類と交換額に応じて交換レートを変動させること、
を特徴とする電子マネーシステム。 - 請求項1乃至4いずれか一に記載の電子マネーシステムにおいて、
前記交換レートを異にする2以上の電子マネー交換サーバを含み、
前記携帯端末側において、前記交換レートに基いて、前記交換実行要求を送信する電子マネー交換サーバを選択可能としたこと、
を特徴とする電子マネーシステム。 - 少なくとも一の電子マネーによる決済処理要求を受信して実行する決済端末と、各種電子マネーの利用可能額を記憶保持する電子マネー格納手段を備えて前記決済端末に応じた電子マネーによる決済処理要求を送信する携帯端末と、を含む電子マネーシステムにおける電子マネー同士の交換のための電子マネー交換サーバであって、
前記携帯端末から交換レートの照会処理が行われた場合に、少なくとも前記一の電子マネーを含む2以上の電子マネー間の交換レートを前記携帯端末に対して送信する手段と、交換前又は交換後いずれかの種類の電子マネーによる交換額情報を含む交換実行要求を受け付けた場合に、前記交換レートと前記交換実行要求に基いて、前記携帯端末の電子マネー格納手段の各種電子マネーの利用可能額を更新する手段とを有すること、
を特徴とする電子マネー交換サーバ。 - 請求項6に記載の電子マネー交換サーバにおいて、
前記各種電子マネーは、少なくとも円単位の電子マネーと、外貨単位の電子マネーとを含み、
交換額に応じて円単位の電子マネーと、外貨単位の電子マネーとの交換レートを変動させること、
を特徴とする電子マネー交換サーバ。 - 請求項6又は7に記載の電子マネー交換サーバにおいて、
前記一の電子マネーは、前記決済端末ネットワーク固有の電子マネーであり、
交換する電子マネーの種類と交換額に応じて交換レートを変動させること、
を特徴とする電子マネー交換サーバ。 - 請求項5に記載の電子マネーシステムにおける携帯端末であって、
前記各電子マネー交換サーバに対して、前記交換レートの照会処理をそれぞれ実行し、
前記交換レートが最も高い電子マネー交換サーバを選択して、前記交換実行要求を送信すること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項5に記載の電子マネーシステムにおける携帯端末であって、
前記各電子マネー交換サーバに対して、前記携帯端末の電子マネー格納手段に記憶保持された電子マネーから選択する一の電子マネーと、交換する他の電子マネーが交換できる電子マネーであるか否かの照会処理をそれぞれ実行し、
前記照会処理に対して肯定応答のあった前記電子マネー交換サーバを選択して、前記交換レートの照会処理をそれぞれ実行し、
前記交換レートが最も高い電子マネー交換サーバを選択して、前記交換実行要求を送信すること、
を特徴とする携帯端末。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003031173A JP2004240858A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末 |
EP04090036A EP1445743A1 (en) | 2003-02-07 | 2004-02-05 | Electronic money system, electronic money exchange server and mobile phone |
US10/772,923 US20040172359A1 (en) | 2003-02-07 | 2004-02-05 | Electronic money system, electronic money exchange server and mobile phone |
CNB2004100048581A CN1324492C (zh) | 2003-02-07 | 2004-02-06 | 电子货币系统、电子货币交换服务器以及便携终端 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003031173A JP2004240858A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004240858A true JP2004240858A (ja) | 2004-08-26 |
Family
ID=32653018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003031173A Pending JP2004240858A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040172359A1 (ja) |
EP (1) | EP1445743A1 (ja) |
JP (1) | JP2004240858A (ja) |
CN (1) | CN1324492C (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006146587A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Mobile Business Solution:Kk | 両替システム |
JP2006163570A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Sanden Corp | 電子マネー変換装置 |
WO2006092918A1 (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | 電子マネーシステム、情報記憶媒体、及び携帯端末装置 |
JP2007310782A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Sankyo Kk | ポイントシステム |
JP2020086804A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 株式会社メルカリ | プログラム、及び情報処理方法 |
JP2021043999A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-18 | 金子 賢一 | 電子貨幣交換装置、電子貨幣交換方法及び電子貨幣交換システム |
JP2021072065A (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | 電子マネー管理システムおよび電子マネー管理方法 |
WO2022044796A1 (ja) * | 2020-08-25 | 2022-03-03 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | 管理システム及び管理方法 |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050209960A1 (en) * | 2004-03-22 | 2005-09-22 | Kyocera Mita Corporation | Electronic transaction system, wide area network printing system, and communications terminal |
US8002175B2 (en) * | 2004-12-31 | 2011-08-23 | Veritec, Inc. | System and method for utilizing a highly secure two-dimensional matrix code on a mobile communications display |
US20080272187A1 (en) * | 2005-03-03 | 2008-11-06 | Masao Fujimoto | Electronic Money System, Information Storage Medium, and Mobile Terminal Device |
JP2007041673A (ja) | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Nec Corp | 変換端末、変換システム、変換サーバ、変換方法およびプログラム |
AU2013201182C1 (en) * | 2008-03-10 | 2017-03-09 | Global Blue Sa | Dynamic currency conversion system and method |
SG189807A1 (en) * | 2008-03-10 | 2013-05-31 | Global Blue Currency Choice Holdings B V | Dynamic currency conversion system and method |
US8280786B1 (en) * | 2008-10-17 | 2012-10-02 | Intuit Inc. | Method and system for virtual representation of currency |
KR101263889B1 (ko) * | 2010-10-04 | 2013-05-14 | 주식회사 케이티 | 카드를 충전시킬 수 있는 근거리 무선 통신 단말,및 근거리 무선 통신 단말의 동작 방법 |
JP5553821B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2014-07-16 | 楽天株式会社 | 情報処理サーバ、情報処理方法、情報処理プログラム、情報処理プログラムが記録された記録媒体、携帯端末、携帯端末用プログラム、及び携帯端末用プログラムが記録された記録媒体 |
CN102609878A (zh) * | 2012-02-08 | 2012-07-25 | 郁晓东 | 基于云服务的电子货币兑换服务系统以及方法 |
JP5971874B2 (ja) * | 2012-03-09 | 2016-08-17 | Quadrac株式会社 | 決済システム、決済支援装置、及びユーザ装置 |
US20140358756A1 (en) * | 2013-05-31 | 2014-12-04 | The Royal Bank Of Scotland Group Plc | Currency pricing and settlement |
CN105989474A (zh) * | 2015-03-02 | 2016-10-05 | 上海路路由信息技术有限公司 | 一种用于处理电子货币的方法与设备 |
CN105659267B (zh) * | 2015-03-02 | 2021-04-02 | 上海路路由信息技术有限公司 | 一种用于处理电子货币的方法与设备 |
US10636087B1 (en) | 2017-03-07 | 2020-04-28 | Wells Fargo Bank, N.A. | Customized graphical user interface for managing multiple user accounts |
CN107103471B (zh) * | 2017-03-28 | 2020-06-30 | 上海瑞麒维网络科技有限公司 | 基于区块链确定交易合法性的方法及装置 |
US11704754B2 (en) | 2020-12-04 | 2023-07-18 | The Toronto-Dominion Bank | Systems and methods for prompting a foreign currency transaction |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5453601A (en) * | 1991-11-15 | 1995-09-26 | Citibank, N.A. | Electronic-monetary system |
US7028187B1 (en) * | 1991-11-15 | 2006-04-11 | Citibank, N.A. | Electronic transaction apparatus for electronic commerce |
US5557516A (en) * | 1994-02-04 | 1996-09-17 | Mastercard International | System and method for conducting cashless transactions |
US5799087A (en) * | 1994-04-28 | 1998-08-25 | Citibank, N.A. | Electronic-monetary system |
US5659165A (en) * | 1995-07-24 | 1997-08-19 | Citibank. N.A. | Customer-directed, automated process for transferring funds between accounts via a communications network |
US5787402A (en) * | 1996-05-15 | 1998-07-28 | Crossmar, Inc. | Method and system for performing automated financial transactions involving foreign currencies |
JPH09311891A (ja) * | 1996-05-23 | 1997-12-02 | Mitsubishi Electric Corp | 通貨の自動交換支払装置 |
US5897621A (en) * | 1996-06-14 | 1999-04-27 | Cybercash, Inc. | System and method for multi-currency transactions |
US6247000B1 (en) * | 1996-08-21 | 2001-06-12 | Crossmar, Inc. | Method and system for confirmation and settlement for financial transactions matching |
FR2782564B1 (fr) * | 1998-08-20 | 2001-01-12 | Bull Cp8 | Objet portatif du type porte-monnaie electronique permettant le paiement dans differentes devises et protocole de paiement associe |
WO2000077709A1 (en) * | 1999-06-14 | 2000-12-21 | Integral Development Corporation | System and method for conducting web-based financial transactions in capital markets |
JP2001357332A (ja) | 2000-06-14 | 2001-12-26 | Shigekichi Nagasaka | 電子通貨流通システム |
JP2002024723A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-25 | Kyocera Communication Systems Co Ltd | プリペイド型電子マネー変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイド型電子マネー変換方法 |
AU2001286606A1 (en) * | 2000-08-22 | 2002-03-04 | Goldman Sachs And Co. | Foreign exchange trading system |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003031173A patent/JP2004240858A/ja active Pending
-
2004
- 2004-02-05 US US10/772,923 patent/US20040172359A1/en not_active Abandoned
- 2004-02-05 EP EP04090036A patent/EP1445743A1/en not_active Withdrawn
- 2004-02-06 CN CNB2004100048581A patent/CN1324492C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006146587A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Mobile Business Solution:Kk | 両替システム |
JP2006163570A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Sanden Corp | 電子マネー変換装置 |
WO2006092918A1 (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | 電子マネーシステム、情報記憶媒体、及び携帯端末装置 |
JP2007310782A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Sankyo Kk | ポイントシステム |
JP2020086804A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 株式会社メルカリ | プログラム、及び情報処理方法 |
JP2021043999A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-18 | 金子 賢一 | 電子貨幣交換装置、電子貨幣交換方法及び電子貨幣交換システム |
JP7419215B2 (ja) | 2019-08-26 | 2024-01-22 | 金子 賢一 | 電子貨幣交換装置、電子貨幣交換方法及び電子貨幣交換システム |
JP2021072065A (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | 電子マネー管理システムおよび電子マネー管理方法 |
TWI729889B (zh) * | 2019-11-01 | 2021-06-01 | 日商Ntt通信股份有限公司 | 電子貨幣管理系統及電子貨幣管理方法 |
US11354654B2 (en) | 2019-11-01 | 2022-06-07 | Ntt Communications Corporation | Electronic money management system and electronic money management method |
WO2022044796A1 (ja) * | 2020-08-25 | 2022-03-03 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | 管理システム及び管理方法 |
JP2022037817A (ja) * | 2020-08-25 | 2022-03-09 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | 管理システム及び管理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1445743A1 (en) | 2004-08-11 |
US20040172359A1 (en) | 2004-09-02 |
CN1519766A (zh) | 2004-08-11 |
CN1324492C (zh) | 2007-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004240858A (ja) | 電子マネーシステム、電子マネー交換サーバ及び携帯端末 | |
US10275760B2 (en) | Method and apparatus for authorizing a payment via a remote device | |
US8688570B2 (en) | System and method for performing person-to-person funds transfers via wireless communications | |
RU2530696C2 (ru) | Мобильное устройство, способ и система для выполнения платежных операций | |
CN106056374B (zh) | 用于在移动设备之间进行支付和非支付虚拟卡传送的系统、方法和计算机可读介质 | |
US20120036067A1 (en) | Electronic money charging service system, electronic money charging server and charging method thereof | |
CN1647088A (zh) | 用于通过销售点网络上的数据网络接入点购买商品和服务的系统和方法 | |
CA2522558A1 (en) | Payment apparatus and method | |
JP2005539327A (ja) | オンライン・オフラインシステムにおける電子商品券流通方法 | |
TW200834475A (en) | Electronic money system, amount-of-money change information transmitter, server, and amount-of-money change information transmitting method | |
US20170046682A1 (en) | Real-time mobile payment processing system | |
CN106104609A (zh) | 实时便携式设备更新 | |
WO2009058009A1 (en) | Electronic payments using mobile communication devices | |
US20020165831A1 (en) | Electronic payment method and system for carrying out the same | |
KR20020063346A (ko) | 인터넷 기반의 이동통신 단말기를 이용한 전자화폐 충전방법 | |
KR20030082090A (ko) | 전자 지불 결제 방법 및 시스템 | |
US20120271763A1 (en) | Method and system for mobile remittance | |
KR100837059B1 (ko) | 이동 통신망에서의 스마트 카드를 이용한 지불결제시스템과 그 방법 | |
US7832634B1 (en) | Customer care intelligent routing | |
JP2003150879A (ja) | 電子マネー処理方法、プログラム及び記録媒体 | |
CN115358741A (zh) | 车辆支付通信系统和方法 | |
KR20030028126A (ko) | 이동통신 단말기를 이용한 제 3 자 결제 시스템 | |
JP2002297902A (ja) | 携帯電話対応代金支払システム | |
KR20010086896A (ko) | 전자 상거래 결재 시스템 및 그 방법 | |
KR20020017415A (ko) | 개인 휴대용 단말기를 이용한 결제 시스템 및 그의 처리방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081014 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090224 |