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JP2004237166A - 廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法 - Google Patents

廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法 Download PDF

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JP2004237166A
JP2004237166A JP2003027181A JP2003027181A JP2004237166A JP 2004237166 A JP2004237166 A JP 2004237166A JP 2003027181 A JP2003027181 A JP 2003027181A JP 2003027181 A JP2003027181 A JP 2003027181A JP 2004237166 A JP2004237166 A JP 2004237166A
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landfill
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sheet
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JP2003027181A
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Toshiro Oshikata
押方利郎
Seiji Kaneko
金子誠二
Masaaki Ebihara
海老原正明
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Abstract

【課題】廃棄物処分場の埋立地内から発生する浸出水量を減少させることができる廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法を提供することを目的とする。
【解決手段】所定量の廃棄物2を埋立地内の所定範囲に埋立てた後、覆土32と発生ガスを透過可能な透気性シート31よりなる透気層3を廃棄物2の上面に設け、さらに遮水シート4を透気層3の上面に設け、かかる施工を繰り返すことにより廃棄物2と透気層3と遮水シート4からなる廃棄物の埋立構造が鉛直方向に連続した構造を形成することとなり、浸出水の発生量を格段に減少させることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物処分場における廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の廃棄物最終処分場においては、雨水の廃棄物層への浸透によって発生する浸出水が地下水等へ浸透するのを防止するために、法面や底面に設けた浸出水集排水管にて浸出水を集排水し、水処理施設にて浄化処理した後、浄化後の浸出水を河川等へ放流している。ところで、浸出水の発生水量は、埋立地に入る降雨量から蒸発等によって大気へ放出される水量を差し引いたものとなることから、埋立地の面積と建設地の降水量および日射量等によって一義的に定まることとなる。一方、処分場建設費の半分程度を占める水処理施設の規模は、一般に建設地の過去20年間の降雨データの中での最大降雨量を記録した年を選定し、出し入れ計算をおこないながら決定している。また、廃棄物最終処分場の維持管理費の中でも多くを占める水処理施設の維持管理費は、処理水量に応じて増加していく。よって、浸出水の発生量を減少させることは、水処理施設の建設費を低減させることのほかに、廃棄物の埋立開始から始まる埋立管理期間の維持管理費の低減を図ることにもつながる。
【0003】
従来の廃棄物処分場aにおける廃棄物dの埋立方法は、例えば底面から5mごとに設けた小段c付近まで廃棄物dを埋立た後、覆土bにて廃棄物dを被覆し、さらにその上に廃棄物dの埋立て及び覆土bの設置を繰り返していく方法によりおこなわれている(図6参照)。したがって、遮水シートeは処分場の法面及び底面に難透水層などとともに設置されるのみであり、発生する浸出水量は上記のごとく埋立地面積に応じて増加することとなる。発明者等においても考案した遮水構造物(遮水シートeを含む)は埋立地の底面及び法面にのみ設けておいて廃棄物dの埋立てをおこなうこととしている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−181740号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法にあっては、次のような問題点がある。
<イ>埋立地内に降った雨水の殆どが浸出水として発生するため、水処理施設の規模が大きくなり建設コストが高くなる。
<ロ>埋立管理期間における維持管理費も埋立地面積に応じて高くなる。
<ハ>降雨量が設計降雨量を超えた場合、埋立地内に浸出水が内部貯留するため、埋立地内が嫌気性となり、浸出水の水質を悪化させることにより水処理施設に対する負担が増大する。ここで、内部貯留とは、水処理施設にて処理できない浸出水を埋立地内に貯えておくことをいう。
<ニ>埋立地内に浸出水が内部貯留した場合、遮水工(遮水シートなど)に負荷される水圧が大きくなるため、遮水工の破損などによる環境リスクの可能性が増大する。
【0006】
【発明の目的】
本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、浸出水の発生量を格段に低減できる廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法を提供することを目的とする。また、降雨量が設計降雨量を超えた場合でも、埋立地内に浸出水が内部貯留する可能性が極めて少ない廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法を提供することを目的とする。
本発明は、これらの目的の少なくとも一つを達成するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の廃棄物の埋立構造は、廃棄物処分場における廃棄物の埋立構造であって、前記廃棄物と、前記廃棄物の上面に敷設して前記廃棄物の分解によって生じる発生ガスを透気可能とした透気層と、前記透気層の上面に設けた遮水シートとからなり、前記廃棄物乃至前記遮水シートを鉛直方向に繰り返すことを特徴とする埋立構造である。
また、前記する廃棄物の埋立構造は、前記遮水シートの上面に勾配を設け、前記廃棄物処分場に設けた排水溝へ前記遮水シートの上面に降った雨水を集積可能としたことを特徴とする埋立構造とすることもできる。
さらに、前記する廃棄物の埋立構造は、前記透気層に連結させたガス抜き筒から前記発生ガスを大気に排出させることを特徴とする埋立構造とすることもできる。
【0008】
また、本発明の廃棄物の埋立方法は、前記する廃棄物の埋立構造を構築する廃棄物の埋立方法であって、前記廃棄物処分場の埋立地内の所定範囲に、所定量の前記廃棄物の埋立をおこなう所定量埋立工程と、前記所定量埋立工程において一時的に埋立が完了した暫定埋立完了範囲を前記透気層にて被覆する透気層設置工程と、前記透気層を前記遮水シートにて被覆する遮水シート敷設工程とからなり、前記所定量埋立工程乃至前記遮水シート敷設工程を繰り返すことを特徴とする埋立方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
<イ>廃棄物処分場
廃棄物処分場1は、処理する廃棄物2の有害性、汚染性などの指標から一般に3つのカテゴリーに分類することができる。最も環境リスクの大きな特別管理廃棄物を処分する遮断型廃棄物処分場、最も環境リスクの小さな安定型廃棄物を処分する安定型廃棄物処分場、および両者のいずれにも属さない産業廃棄物を処分する管理型最終処分場と一般廃棄物を処分する一般廃棄物最終処分場などである。このうち、管理型最終処分場と一般廃棄物最終処分場は、遮水工および浸出水処理施設を設けることが法的に義務付けられている。ここで、遮水工とは、不透水層や難透水層などの地盤を利用したものや、表面遮水や鉛直遮水などの人工材料を利用して、廃棄物2の保有水や埋立地内に降った雨水(浸出水)による公共水域、地下水への汚染を防止するために設けるものである。埋立地内の底面に底面遮水工52として、埋立地内の法面に法面遮水工51として設けることができる(図2参照)。また、底面遮水工52の上に埋立地内を縦断するように設けた浸出水排水本管7やかかる本管から枝分かれした複数の浸出水排水枝管などを設けておき、浸出水排水本管7は水処理施設に連絡するように設置することができる。本発明の廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法は上記の廃棄物処分場に使用することができるが、とくに管理型最終処分場と一般廃棄物最終処分場に使用するのが好ましい。
【0011】
<ロ>廃棄物の埋立構造(図1、図2、図3)
従来の廃棄物の埋立ては、1回に埋立てる層厚を2.5〜3m程度として、厚さ0.5m程度の即日覆土を実施する方法によりおこなわれていた。すなわち、埋立地の底面から埋立てを開始し、第1層の埋立てがある程度完了した後に第1層の上に第2層の埋立てをおこなうものである。
本発明における廃棄物の埋立構造は1層目と2層目(2層目と3層目以降も同様)の間に遮水シート4と後述する透気性マット31と覆土32からなる透気層3を備えた構造である(図2、図3参照)。すなわち、所定量の廃棄物2の埋立てが一時的に完了した暫定埋立完了範囲に遮水性を有した遮水シート4を敷設することにより、その範囲に降った雨水を浸出水とすることなく、表層水として埋立地外の例えば防災調整池に排出することができる。したがって暫定埋立完了範囲ごとに遮水シート4を設けることにより、浸出水量を格段に減少させることができる。なお、遮水シート4上に降った雨水を速やかにシート端に集積するために、遮水シート4の上面に勾配を設けるように遮水シート4を設置するのが好ましい。
また埋立地内の法面に設けた小段に排水溝9を備え、排水溝9に排水管91を併設させることもできる(図2参照)。排水溝9または排水管91に集積させた雨水を自然流下させることにより雨水を場外に排出させることができる。また、仮設ポンプピット82を埋立地内ないし排水溝9近傍に設けておき、ポンプピット内に備えた水中ポンプなどにより雨水を強制排水させることもできる。
【0012】
<ハ>透気層
廃棄物2の埋立て後、廃棄物2が分解することによりメタンガスや二酸化炭素ガスなどが発生する。従来の埋立構造においては、廃棄物上をガスが透気可能な覆土にて被覆するにとどまっていたため、上記の発生ガスは覆土を透過して自然に大気中へ放出されていた。一方、本発明の埋立構造によると、暫定埋立完了範囲の上部を遮水シート4にても被覆するため、発生ガスが遮水シート4にて閉塞され、埋立後の廃棄物2の内部に蓄積されて廃棄物2の分解促進が阻害されるとともに埋立地内の嫌気性の問題が生ずることとなる。そこで、本発明においては、暫定埋立完了範囲の上部を透気性マット31を備えた透気層3にて被覆する構造を提案している。すなわち、発生したガスは、覆土32を透過した後、覆土32の上部に備えた透気性マット31の内部を透過して透気層3の端部に備えた後述のガス抜き筒6より大気中に放出させることができる。
なお、透気性マット31と遮水シート4は別途現地にて敷設することもできるし、両者を一体として工場製作したものを敷設することもできる。
遮水シート4は、透水係数1×10−5cm/s以下の遮水性を有するほか、所定期間の耐久性などの機能維持を確保できる性能が必要とされる。
遮水シート4としては、合成ゴム系、合成樹脂系、アスファルト系、ベントナイト系、積層タイプ複合系などのシートを使用することができる。合成ゴム系シートとしては、例えば、エチレンプロピレンジエンモノマーシートやEPDM繊維複合シート、ポリオレフィン系エラストマ−シートなどが使用できる。合成樹脂系シートとしては、例えば、ポリ塩化ビニルシートや高密度ポリエチレンシート、ポリウレタンシートなどが使用できる。アスファルト系シートとしては、例えば、全層含浸タイプアスファルトシートや積層タイプアスファルトシートなどが使用できる。
一方、透気性マット31は、発生するガス量に応じて使用材料の選定をおこなうことが好ましい。ただし、透気係数1×10−5cm/s以上の透気性を備えていることのほか、所定期間の耐久性などの機能維持を確保できる性能が必要とされる。
また、透気性マット31を使用せずに、覆土32の構成材料に粒径の比較的大きな礫質土を添加するなどして上記の透気性能を満足できる場合は、かかる覆土32のみで透気層3を構成させることもできる。
【0013】
<ニ>ガス抜き筒
ガス抜き筒6は、透気層3(透気性マット31)の端部に設け、透気層3と連結させることにより、透気層3を透過してきた発生ガスを大気中へ排出させることを目的として設置するものである。ここで、発生ガスとは、廃棄物2の分解作用によって生ずるメタンガスや二酸化炭素ガスなどをいう。ところで、廃棄物処分場においては埋立地内に複数のガス抜き筒6を設けるのが一般的である。その理由は、発生ガスが埋立地内に蓄積されると、埋立地内およびその周辺が嫌気性となることやメタンガスが廃棄物2内に充満することで火災の誘発原因となるからである。本発明においては、暫定埋立完了範囲ごとにその上部を遮水シート4にて被覆するため、発生ガスの逃げ場を閉塞させてしまうことから図1又は図2に示すように、廃棄物2の埋立て状況に応じてかかるガス抜き筒6を設けることが好ましい。ガス抜き筒6の断面視形状は矩形や円形などに成形できる。また、ガス抜き筒6は、廃棄物2の埋立高さに応じて所定長さのガス抜き筒6を継ぎ足しながら、ガス抜き筒6の頭部が廃棄物2(透気層3)より突出するように設けることができる。さらに、所定長さの複数の断面外形寸法が異なるガス抜き筒6をスライド可能に重ねた状態で設置することにより、将来の廃棄物2の沈下に対して追随できる構造とすることもできる。ガス抜き筒6は、例えば鋼製材料、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂系材料などにより製作することができる。
【0014】
【実施例1】
以下、図1、図2、図3を参照しながら本発明の廃棄物の埋立方法の実施例1について説明する。
【0015】
<イ>所定量埋立工程
廃棄物2の埋立計画に応じて、所定位置にガス抜き筒6を設置する。次に埋立地内の所定範囲に廃棄物2を埋立てることにより、暫定埋立範囲内の廃棄物2の埋立てを完了させる。
【0016】
<ロ>透気層設置工程
所定量の廃棄物2の埋立てが完了した暫定埋立完了範囲において、廃棄物2の上面に覆土32を設け、覆土32の上面に透気性マット31を敷設して透気層3を形成させる。この際、透気性マット31を設置済みのガス抜き筒6に連結させながら透気性マット31の敷設をおこなう。また、遮水シート4の上面に降った雨水を埋立地内の例えば法面小段部に設けた排水溝9および排水溝9に併設した排水管91に集積可能とするために、透気層3の上面が排水溝9に向かって勾配を有するように施工することができる。
【0017】
<ハ>遮水シート敷設工程
透気層設置工程終了後、遮水シート4を透気性マット31の上面に敷設する。なお、透気性マット31と遮水シート4は予め一体化した状態に製作しておき、かかる製品を覆土32の上面に敷設することもできる。
暫定埋立完了範囲に遮水シート4を敷設した際の遮水シート4の端部は、例えば折り曲げておいたり、埋立土の法面部に垂らしておくなどしておく。隣接する埋立範囲の廃棄物2の埋立てが開始される前に遮水シート4の端部を引き上げてから廃棄物2の埋立てを開始させ、埋立て完了後に遮水シート4を透気層3上面に延ばしながら設置していくことができる(図3参照)。
なお、遮水シート4及び透気性マット31は次にその上部の埋立てが開始される前に剥ぎ取り、再利用することも可能である。
以上の所定量埋立工程乃至遮水シート敷設工程を繰り返して施工することにより、埋立地内に降った雨水の大半を浸出水とすることなく場外へ排出することができる。
【0018】
【実施例2】
以下、図4、図5を参照しながら本発明の廃棄物の埋立方法の実施例2について説明する。
【0019】
所定量の廃棄物2の埋立てが完了した暫定埋立完了範囲において、廃棄物2の上面に覆土32を設け、覆土32の上面に透気性マット31を敷設して透気層3を形成させる。この際、実施例1と同様に予めガス抜き筒6を設けておき、透気性マット31をガス抜き筒6に連結させることもできるし、ガス抜き筒6を設けることなく透気性マット31の端部をガスが排出可能に施工することもできる。すなわち、後述の遮水シート4の端部が埋立地内の法面部から所定の間隔をもつように遮水シート4を敷設する。次に遮水シート4の上記端部を巻きつけるように遮水シート4下の透気性マット31の端部を遮水シート4の上面に折り返し、別途の遮水シート4にて上記の遮水シート4の端部と法面部との間に設けた間隔を被覆させる。この際、別途設けた遮水シート4は法面遮水工51と溶着乃至接着させることが好ましい。上記の施工を施すことにより発生ガスを透気性マット31に透過させて大気中へ排出させることができる。
【0020】
次に、暫定埋立完了範囲の端部に仮設排水溝81および仮設排水溝81に連結させた仮設ポンプピット82を設ける。透気層3上部に降った雨水はかかる仮設排水溝81に集積可能となるように仮設排水溝81に向かって勾配を設けて施工するのが好ましい。仮設排水溝81に集積した雨水は仮設ポンプピット82内に備えた水中ポンプなどを利用して場外に排出することができる。
仮設排水溝81および仮設ポンプピット82設置後、遮水シート4を透気層3の上面に敷設する。
上記の施工を繰り返すことにより、実施例1と同様に埋立地内に降った雨水の大半を浸出水とすることなく放出することが可能となる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の廃棄物の埋立構造及び廃棄物の埋立方法は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>浸出水の発生量を格段に減少させることができ、それに応じて水処理施設の規模を小さくさせることができるため、処分場建設コストの低減を図ることができる。
<ロ>浸出水発生量の低減により、処分場維持コストの多くを占める水処理施設管理コストの低減を図ることができる。
<ハ>浸出水発生量の低減により、水処理施設の処理能力の余力を確保することができるため、設計降雨量以上の降雨時に生じ得る内部貯留の可能性をより低減させることができる。したがって、遮水工に対して過度の負担を掛ける可能性を抑えることができるため、遮水工の破損といった環境リスクの可能性の低減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物の埋立方法の実施例1を説明した平面図。
【図2】本発明の廃棄物の埋立構造を説明した図であって、図1のA−A矢視図。
【図3】本発明の廃棄物の埋立構造を説明した図であって、図1のB−B矢視図。
【図4】本発明の廃棄物の埋立方法の実施例2を説明した平面図。
【図5】図4のC−C矢視図。
【図6】従来の廃棄物の埋立構造を説明した断面図。
【符号の説明】
1・・・廃棄物処分場
2・・・廃棄物
3・・・透気層
4・・・遮水シート
6・・・ガス抜き筒
9・・・排水溝

Claims (4)

  1. 廃棄物処分場における廃棄物の埋立構造であって、
    前記廃棄物と、
    前記廃棄物の上面に敷設して前記廃棄物の分解によって生じる発生ガスを透気可能とした透気層と、
    前記透気層の上面に設けた遮水シートと、からなり、
    前記廃棄物乃至前記遮水シートを鉛直方向に繰り返すことを特徴とする、
    廃棄物の埋立構造。
  2. 前記遮水シートの上面に勾配を設け、前記廃棄物処分場に設けた排水溝へ前記遮水シートの上面に降った雨水を集積可能としたことを特徴とする、
    請求項1記載の廃棄物の埋立構造。
  3. 前記透気層に連結させたガス抜き筒から前記発生ガスを大気に排出させることを特徴とする、
    請求項1又は2記載の廃棄物の埋立構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の廃棄物の埋立構造を構築する廃棄物の埋立方法において、
    前記廃棄物処分場の埋立地内の所定範囲に、所定量の前記廃棄物の埋立をおこなう所定量埋立工程と、
    前記所定量埋立工程において一時的に埋立が完了した暫定埋立完了範囲を前記透気層にて被覆する透気層設置工程と、
    前記透気層を前記遮水シートにて被覆する遮水シート敷設工程と、からなり、
    前記所定量埋立工程乃至前記遮水シート敷設工程を繰り返すことを特徴とする、
    廃棄物の埋立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006116512A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Asahi Kasei Chemicals Corp キャッピング構造、及びキャッピング工法
JP2007044594A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Seibu Construction Co Ltd 廃棄物の処理方法
JP2017136525A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 株式会社神鋼環境ソリューション 廃棄物埋立処理方法

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