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JP2004221350A - 半導体チップ、半導体ウエハ、半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器 - Google Patents

半導体チップ、半導体ウエハ、半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器 Download PDF

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JP2004221350A
JP2004221350A JP2003007282A JP2003007282A JP2004221350A JP 2004221350 A JP2004221350 A JP 2004221350A JP 2003007282 A JP2003007282 A JP 2003007282A JP 2003007282 A JP2003007282 A JP 2003007282A JP 2004221350 A JP2004221350 A JP 2004221350A
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semiconductor
face
insulating layer
semiconductor chip
electrode
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JP2003007282A
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Inventor
Shinji Mizuno
伸二 水野
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16135Disposition the bump connector connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、貫通電極を良好な電気的接続に適した形状に形成することにある。
【解決手段】半導体チップは、第1及び第2の面12,14を有する半導体基板10と、半導体基板10の第2の面14よりも第1の面12に近い位置に少なくとも一部が作り込まれてなる集積回路16と、貫通電極50と、を有する。貫通電極50は、半導体基板10の第1及び第2の面12,14に貫通し、第1の面12に露出する第1の端面52と、第2の面14に露出する第2の端面54と、を有する。第1の端面52よりも第2の端面54が大きく形成されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップ、半導体ウエハ、半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平9−312295号公報
【0003】
【発明の背景】
3次元実装形態の半導体装置が開発されている。また、3次元実装を可能にするため、半導体チップに貫通電極を形成することが知られている。貫通電極は、半導体チップから突出するように形成する。従来知られている貫通電極は、良好な電気的接続を図ることが難しい形状であった。
【0004】
本発明の目的は、貫通電極を良好な電気的接続に適した形状に形成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る半導体チップは、第1及び第2の面を有する半導体基板と、
前記半導体基板の前記第2の面よりも前記第1の面に近い位置に少なくとも一部が作り込まれてなる集積回路と、
前記半導体基板の前記第1及び第2の面に貫通し、前記第1の面に露出する第1の端面と、前記第2の面に露出する第2の端面と、を有し、前記第1の端面よりも前記第2の端面が大きく形成されてなる貫通電極と、
を有する。本発明によれば、貫通電極は、半導体基板において集積回路から遠い第2の面に露出する第2の端面が、その反対の第1の端面よりも大きく形成されている。したがって、従来無かった良好な電気的接続が可能になる。
(2)この半導体チップにおいて、
前記貫通電極は、前記第1の面から突出する第1の端部と、前記第2の面から突出する第2の端部と、前記第1及び第2の端部の間に位置する中間部と、を有し、
前記第2の端部は、前記第1の端部よりも大きな幅又は径を有するように形成されていてもよい。
(3)この半導体チップにおいて、
前記第2の端部は、前記中間部よりも大きな幅又は径を有するように形成されていてもよい。
(4)この半導体チップは、
前記第1の面上に形成された第1の絶縁層と、
前記第2の面上に形成された第2の絶縁層と、
をさらに有してもよい。
(5)この半導体チップにおいて、
前記第2の端部の周縁部は、前記第2の絶縁層上に形成されていてもよい。
(6)この半導体チップは、
前記第1の絶縁層上に、前記集積回路及び前記貫通電極の少なくとも一方に電気的に接続されてなるパッドをさらに有してもよい。
(7)この半導体チップにおいて、
前記貫通電極は、前記パッドを貫通していてもよい。
(8)本発明に係る半導体ウエハは、第1及び第2の面を有する半導体基板と、
前記半導体基板の前記第2の面よりも前記第1の面に近い位置に、それぞれ、少なくとも一部が作り込まれてなる複数の集積回路と、
前記半導体基板の前記第1及び第2の面に貫通し、前記第1の面に露出する第1の端面と、前記第2の面に露出する第2の端面と、を有し、前記第1の端面よりも前記第2の端面が大きく形成されてなる複数の貫通電極と、
を有する。本発明によれば、貫通電極は、半導体基板において集積回路から遠い第2の面に露出する第2の端面が、その反対の第1の端面よりも大きく形成されている。したがって、従来無かった良好な電気的接続が可能になる。
(9)この半導体ウエハにおいて、
それぞれの前記貫通電極は、前記第1の面から突出する第1の端部と、前記第2の面から突出する第2の端部と、前記第1及び第2の端部の間に位置する中間部と、を有し、
前記第2の端部は、前記第1の端部よりも大きな幅又は径を有するように形成されていてもよい。
(10)この半導体ウエハにおいて、
前記第2の端部は、前記中間部よりも大きな幅又は径を有するように形成されていてもよい。
(11)この半導体ウエハは、
前記第1の面上に形成された第1の絶縁層と、
前記第2の面上に形成された第2の絶縁層と、
をさらに有してもよい。
(12)この半導体ウエハにおいて、
前記第2の端部の周縁部は、前記第2の絶縁層上に形成されていてもよい。
(13)この半導体ウエハは、
前記第1の絶縁層上に、1つの前記集積回路及び1つの前記貫通電極の少なくとも一方に電気的に接続されてなるパッドをさらに有してもよい。
(14)この半導体ウエハにおいて、
いずれか1つの前記貫通電極は、前記パッドを貫通していてもよい。
(15)本発明に係る半導体装置は、スタックされてなる上記複数の半導体チップを有し、
前記複数の半導体チップのうち上下の半導体チップが、前記貫通電極によって電気的に接続されてなる。
(16)本発明に係る回路基板は、上記半導体チップが実装されてなる。
(17)本発明に係る回路基板は、上記半導体装置が実装されてなる。
(18)本発明に係る電子機器は、上記半導体チップを有する。
(19)本発明に係る電子機器は、上記半導体装置を有する。
(20)本発明に係る半導体装置の製造方法は、第1及び第2の面を有し前記第2の面よりも前記第1の面に近い位置に集積回路の少なくとも一部が作り込まれた半導体基板に、その第1及び第2の面に貫通しており前記第1の面に露出する第1の端面と前記第2の面に露出する第2の端面とを有しており前記第1の端面よりも前記第2の端面が大きく形成されてなる貫通電極を形成することを含む。本発明によれば、貫通電極を、半導体基板において集積回路から遠い第2の面に露出する第2の端面が、その反対の第1の端面よりも大きくなるように形成する。この貫通電極によって、従来無かった良好な電気的接続が可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0007】
図1(A)〜図3(D)は、本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。本実施の形態では、図1(A)に示すように、半導体基板10を使用する。半導体基板10は、第1及び第2の面12,14を有する。第2の面14は、第1の面12とは反対の面である。
【0008】
半導体基板10には、集積回路(例えばトランジスタやメモリを有する回路)16の少なくとも一部(一部又は全体)が作り込まれている。半導体基板10には、複数の集積回路16のそれぞれの少なくとも一部が作り込まれていてもよいし、1つの集積回路16の少なくとも一部が作り込まれていてもよい。集積回路16は、第2の面14よりも第1の面12に近い位置に形成されている。
【0009】
半導体基板10の第1の面12には、第1の絶縁層(例えばパッシベーション膜)18が形成されている。パッシベーション膜18は、例えば、SiO、SiN、ポリイミド樹脂などで形成することができる。第1の絶縁層18は、集積回路16を覆うように形成されている。
【0010】
半導体基板10には、複数のパッド20が形成されている。各パッド20は、集積回路16に電気的に接続されている。各パッド20は、アルミニウムで形成されていてもよい。パッド20の表面の形状は特に限定されないが矩形であることが多い。パッド20は、第2の面14よりも第1の面12に近い位置(例えば第1の面12の上方)に形成されている。パッド20は、第1の絶縁層18上に形成してもよい。第1の絶縁層18上に、パッド20と、集積回路16とパッド20を接続する配線(図示せず)とを形成してもよい。また、図示しない別のパッシベーション膜(絶縁膜)をパッド20の表面の少なくとも一部を避けて形成してもよい。
【0011】
図1(B)に示すように、半導体基板10に、その第1の面20から凹部22を形成する。第1の面20は、パッド20が形成された側(集積回路16が形成された側)の面である。凹部22は、集積回路16の素子及び配線を避けて形成する。パッド20に貫通穴24を形成してもよい。貫通穴24の形成には、エッチング(ドライエッチング又はウェットエッチング)を適用してもよい。エッチングは、リソグラフィ工程によってパターニングされたレジスト(図示せず)を形成した後に行ってもよい。パッド20の下に第1の絶縁層18が形成されている場合、これにも貫通穴26を形成する。パッド20のエッチングが第1の絶縁層18で止まる場合、貫通穴26の形成には、パッド20のエッチングに使用したエッチャントを別のエッチャントに換えてもよい。その場合、再び、リソグラフィ工程によってパターニングされたレジスト(図示せず)を形成してもよい。
【0012】
貫通穴24(及び貫通穴26)と連通するように、半導体基板10に凹部22を形成する。貫通穴24(及び貫通穴26)と凹部22を合わせて、凹部ということもできる。凹部22の形成にも、エッチング(ドライエッチング又はウェットエッチング)を適用することができる。エッチングは、リソグラフィ工程によってパターニングされたレジスト(図示せず)を形成した後に行ってもよい。あるいは、凹部22の形成に、レーザ(例えばCOレーザ、YAGレーザ等)を使用してもよい。レーザは、貫通穴24,26の形成に適用してもよい。一種類のエッチャント又はレーザによって、凹部22及び貫通穴24,26の形成を連続して行ってもよい。凹部22の形成には、サンドブラスト加工を適用してもよい。
【0013】
図1(C)に示すように、凹部22の内側に絶縁層28を形成してもよい。絶縁層28は、酸化膜であってもよい。例えば、半導体基板10がSiから形成されている場合、絶縁層28はSiOであってもよいしSiNであってもよい。絶縁層28は、凹部22の底面に形成する。絶縁層28は、凹部22の内壁面に形成する。ただし、絶縁層28は、凹部22を埋め込まないように形成する。すなわち、絶縁層28によって凹部を形成する。絶縁層28は、第1の絶縁層18の貫通穴26の内壁面に形成してもよい。
【0014】
本実施の形態では、絶縁層28は、パッド20の貫通穴24の内壁面を避けて形成する。すなわち、貫通穴24の内壁面を絶縁層28から露出させる。なお、パッド20を覆って絶縁層28を形成し、その一部をエッチング(ドライエッチング又はウェットエッチング)して、パッド20の一部を露出させてもよい。エッチングは、リソグラフィ工程によってパターニングされたレジスト(図示せず)を形成した後に行ってもよい。
【0015】
図1(D)に示すように、レジスト層30を形成してもよい。レジスト層30は、光、紫外線、赤外線又は電子線等のエネルギー感応性の樹脂で形成してもよい。レジスト層30は、第1の面12の上方(例えば第1の絶縁膜18上)に形成する。レジスト層30は、開口32を有するように形成する。開口32は、凹部22とオーバーラップするように形成する。レジスト層30は、パッド20の貫通穴24の内壁面を避けて形成する。レジスト層30は、パッド20の貫通穴24の開口端部を避けて形成してもよい。
【0016】
図2(A)に示すように、凹部22(例えば絶縁層28の内側)に導電部34を設ける。導電部34は、Cu又はWなどで形成してもよい。導電部34は、その外層部を形成した後に、その中心部を形成してもよい。中心部は、Cu,W,ドープドポリシリコン(例えば低温ポリシリコン)のいずれかで形成することができる。外層部は、少なくともバリア層を含んでもよい。バリア層は、中心部又は次に説明するシード層の材料が、半導体基板10(例えばSi)に拡散することを防止するものである。バリア層は、中心部とは異なる材料(例えばTiW、TiN)で形成してもよい。中心部を電解メッキで形成する場合、外層部は、シード層を含んでもよい。シード層は、バリア層を形成した後に形成する。シード層は、中心部と同じ材料(例えばCu)で形成する。なお、導電部34(少なくともその中心部)は、無電解メッキやインクジェット方式によって形成してもよい。
【0017】
導電部34は、パッド20に電気的に接続されるように形成してもよい。例えば、パッド20の貫通穴24の内壁面又は開口端部に接触するように導電部34を形成してもよい。導電部34は、第1の面12(さらにパッド20)から突出するように形成してもよい。なお、導電部34を必要な領域(例えば凹部22内のみ)に形成できるのであれば、レジスト層30の形成を省略してもよい。導電部34上には導電層36を形成してもよい。導電部34が酸化しやすい材料(例えば銅)から形成される場合に、導電層36を酸化しにくい材料から形成してもよい。導電層36は、金、錫、硬ろう又は軟ろう(例えばハンダ)で形成してもよい。そして、図2(B)に示すように、レジスト層30を形成した場合にはこれを除去する。また、半導体基板10の第1の面20の側に、例えば、ガラス板、樹脂層、樹脂テープ等の補強部材を設けて(例えば接着剤又は接着シートによって貼り付けて)もよい。
【0018】
図2(C)に示すように、半導体基板10を薄型化するときは、半導体基板10の第2の面(第1の面12とは反対の面)14を削る。そして、絶縁層28を露出させる。例えば、機械研磨・研削及び化学研磨・研削の少なくとも一つの方法によって、凹部22に形成された絶縁層28が露出する手前まで、半導体基板10を削ってもよい。その後、絶縁層28が露出するまで、半導体基板10をエッチングしてもよい。エッチングは、半導体基板(例えばSi)10に対するエッチング量が絶縁層(例えばSiO)28に対するエッチング量よりも多くなる性質のエッチャントによって行ってもよい。エッチャントは、SF又はCF又はClガスであってもよい。エッチングは、ドライエッチング装置を使用して行ってもよい。あるいは、エッチャントは、フッ酸及び硝酸の混合液あるいはフッ酸、硝酸及び酢酸の混合液であってもよい。
【0019】
図2(D)に示すように、半導体基板10の第2の面14に第2の絶縁層38を形成してもよい。第2の絶縁層38は、開口39を有するように形成する。開口39内に、第2の面14から露出する絶縁層28の少なくとも中央部が露出する。第2の絶縁層38は、絶縁層28の周縁部を覆うように形成してもよい。第2の絶縁層38は、酸化膜(例えばSiO)であってもよいし、樹脂(例えばポリイミド)で形成してもよい。
【0020】
図3(A)に示すように、レジスト層40を形成してもよい。レジスト層40は、光、紫外線又は電子線等のエネルギー感応性の樹脂で形成してもよい。レジスト層40は、第2の面14の上方(例えば第2の絶縁膜38上)に形成する。レジスト層40は、開口42を有するように形成する。レジスト層40は、開口42が導電部34の形成領域とオーバーラップするように形成する。例えば、レジスト層40は、開口42の内側に導電部34の形成領域が全て含まれるように(開口42が導電部34の形成領域よりも大きくなるように)形成する。開口42内に、第2の絶縁層38が露出していてもよい。開口42内に、絶縁層28が露出していてもよい。
【0021】
図3(B)に示すように、絶縁層28の、開口42内(及び開口39内)で露出する部分を除去する。除去には、エッチングを適用してもよい。これにより、開口42内(及び開口39内)で、導電部34を露出させる。
【0022】
図3(C)に示すように、第2の面14の側で、導電部34上に第2の導電部44を設ける。第2の導電部44は、レジスト層40の開口42の内側に設ける。第2の導電部44の材料及びその形成方法は、上述した導電部(第1の導電部)34の内容が該当する。第2の導電部44は、導電部34よりも大きく(例えば幅又は径において大きく)なるように形成する。第2の導電部44は、その一部(例えば周縁部)が第2の絶縁層38上に載るように形成してもよい。第2の導電部44上には、第2の導電層46を形成してもよい。第2の導電層46には、上述した導電層(第1の導電層)36の内容が該当する。図3(D)に示すように、レジスト層40を除去する。
【0023】
例えば、以上の方法によって、図3(D)に示すように、半導体基板10に貫通電極50を形成することができる。貫通電極50は、導電部34、導電層36、第2の導電部44、第2の導電層46を含んでもよい。貫通電極50は、第1及び第2の面12,14に貫通する。貫通電極50は、第1の面12に露出する第1の端面54を有する。貫通電極50は、第2の面14に露出する第2の端面54を有する。第2の端面54は、第1の端面52よりも大きく形成されている。貫通電極50は、第1の面12から突出する第1の端部56を有する。貫通電極50は、第2の面14から突出する第2の端部58を有する。貫通電極50は、第1及び第2の端部56,58の間に位置する中間部60を有する。第2の端部58は、第1の端部56よりも大きな幅又は径を有するように形成されていてもよい。第2の端部58は、中間部60よりも大きな幅又は径を有するように形成されていてもよい。第2の端部58の周縁部は、第2の絶縁層38上に形成されていてもよい。
【0024】
例えば、以上の工程により、貫通電極50を有する半導体ウエハ70(図4参照)が得られる。この場合、半導体基板10には、複数の集積回路16が形成され、それぞれの集積回路16に対応して貫通電極50が形成されている。その詳しい構造は、上述した製造方法から導くことができる内容である。あるいは、貫通電極50を有する半導体チップ80(図6参照)が得られる。この場合、半導体基板10には、1つの集積回路16が形成されている。その詳しい構造は、上述した製造方法から導くことができる内容である。
【0025】
半導体ウエハ70は、切断(例えばダイシング)してもよい。例えば、図4に示すように、半導体ウエハ70を切断(例えばダイシング)する。切断には、カッタ(例えばダイサ)72又はレーザ(例えばCOレーザ、YAGレーザ等)を使用してもよい。これにより、貫通電極50を有する半導体チップ80(図6参照)が得られる。その構造は、上述した製造方法から導くことができる内容である。
【0026】
半導体装置の製造方法は、複数の半導体基板10をスタックすることを含んでもよい。例えば、図5に示すように、貫通電極50を有する複数の半導体ウエハ70をスタックしてもよい。あるいは、図6に示すように、貫通電極50を有する複数の半導体チップ80をスタックしてもよい。または、貫通電極50を有する半導体チップ80と、貫通電極50を有する複数の半導体ウエハ70をスタックしてもよい。
【0027】
スタックされた複数の半導体基板10のうち、上下の半導体基板10を、貫通電極50を通して電気的に接続する。詳しくは、上下の貫通電極50同士を電気的に接続してもよい。電気的接続には、ハンダ接合又は金属接合を適用してもよいし、異方性導電材料(異方性導電膜又は異方性導電ペースト等)を使用してもよいし、絶縁性接着剤の収縮力を利用した圧接を適用してもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
【0028】
図7は、本発明の実施の形態に係る半導体装置(スタック型半導体装置)を示す図である。スタック型半導体装置は、上述した貫通電極50を有する複数の半導体チップ80を含む。複数の半導体チップ80はスタックされている。上下の貫通電極50は、ろう接されていてもよい。上下の半導体チップ80間に、絶縁材料(例えば接着剤・樹脂・アンダーフィル材)84を設けてもよい。絶縁材料84によって、貫通電極50の接合状態が維持又は補強される。本実施の形態に係る半導体装置には、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法から導くことができる内容を適用することができる。
【0029】
スタックされた複数の半導体チップ80は、配線基板100に実装されてもよい。1つの半導体チップ(スタックされた複数の半導体チップ80のうち、最も外側の半導体チップ80)は、配線基板(例えばインターポーザ)100に実装してもよい。その実装にはフェースダウンボンディングを適用してもよい。その場合、第1の面12の方向に最も外側(例えば最も下側)の貫通電極50を有する半導体チップ80が、配線基板100に実装される。例えば、貫通電極50の第1の面12からの突出部(例えば第1の端部56)を配線パターン102に電気的に接続(例えば接合)してもよい。半導体チップ80と配線基板100の間には、絶縁材料(例えば接着剤・樹脂・アンダーフィル材)84を設けてもよい。
【0030】
本実施の形態によれば、貫通電極50の第2の端面54の面積が大きくなっているので、半導体チップ80をスタックするときの位置ズレに対応する余裕がある。また、図7に示すように、半導体チップ80をフェースダウンボンディングしたときに、第2の端面54が上を向く。そして、第2の端面54に、他の半導体チップ80の貫通電極50の第1の端面52を接合する。第2の端面54は、第1の端面52よりも大きくなっている。第2の端面54は、上向きになっているので凹部が形成されても、第1及び第2の端面52,54の接合時にボイドが形成されにくい。また、半導体チップ80に形成されている第2の絶縁層38によって、上下の半導体チップ80間のショートを防止することができる。さらに、貫通電極50の一部(例えば導電部34)が酸化されやすい金属(例えばCu)から形成されていても、第1及び第2の端面52,54の少なくとも一方が、金などの酸化しにくい金属で形成されていれば、良好な電気的接続を得ることができるので高い歩留まりを確保することができる。
【0031】
あるいは、図示しない例として、スタックされた複数の半導体チップ80を、配線基板100にフェースアップボンディングしてもよい。その場合、貫通電極50の第2の面14からの突出部(例えば第2の端部58)を配線パターン102に電気的に接続(例えば接合)してもよい。配線基板100には、配線パターン102に電気的に接続された外部端子(例えばハンダボール)104が設けられている。あるいは、半導体チップ80に応力緩和層を形成し、その上にパッド20から配線パターンを形成し、その上に外部端子を形成してもよい。その他の内容は、上述した製造方法から導くことができる。
【0032】
図8には、複数の半導体チップがスタックされてなる半導体装置1が実装された回路基板1000が示されている。複数の半導体チップは、上述した貫通電極50によって電気的に接続されている。上述した半導体装置を有する電子機器として、図9にはノート型パーソナルコンピュータ2000が示され、図10には携帯電話3000が示されている。
【0033】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜図1(D)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図2】図2(A)〜図2(D)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図3】図3(A)〜図3(D)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態に係る半導体装置を示す図である。
【図8】図8は、本発明の実施の形態に係る回路基板を示す図である。
【図9】図9は、本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図10】図10は、本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【符号の説明】
10 半導体基板、 12 第1の面、 14 第2の面、 16 集積回路、
18 第1の絶縁層、 20 パッド、 38 第2の絶縁層、
50 貫通電極、 52 第1の端面、 54 第2の端面、
56 第1の端部、 58 第2の端部、 60 中間部

Claims (20)

  1. 第1及び第2の面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の前記第2の面よりも前記第1の面に近い位置に少なくとも一部が作り込まれてなる集積回路と、
    前記半導体基板の前記第1及び第2の面に貫通し、前記第1の面に露出する第1の端面と、前記第2の面に露出する第2の端面と、を有し、前記第1の端面よりも前記第2の端面が大きく形成されてなる貫通電極と、
    を有する半導体チップ。
  2. 請求項1記載の半導体チップにおいて、
    前記貫通電極は、前記第1の面から突出する第1の端部と、前記第2の面から突出する第2の端部と、前記第1及び第2の端部の間に位置する中間部と、を有し、
    前記第2の端部は、前記第1の端部よりも大きな幅又は径を有するように形成されてなる半導体チップ。
  3. 請求項2記載の半導体チップにおいて、
    前記第2の端部は、前記中間部よりも大きな幅又は径を有するように形成されてなる半導体チップ。
  4. 請求項2又は請求項3記載の半導体チップにおいて、
    前記第1の面上に形成された第1の絶縁層と、
    前記第2の面上に形成された第2の絶縁層と、
    をさらに有する半導体チップ。
  5. 請求項4記載の半導体チップにおいて、
    前記第2の端部の周縁部は、前記第2の絶縁層上に形成されてなる半導体チップ。
  6. 請求項4又は請求項5記載の半導体チップにおいて、
    前記第1の絶縁層上に、前記集積回路及び前記貫通電極の少なくとも一方に電気的に接続されてなるパッドをさらに有する半導体チップ。
  7. 請求項6記載の半導体チップにおいて、
    前記貫通電極は、前記パッドを貫通してなる半導体チップ。
  8. 第1及び第2の面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の前記第2の面よりも前記第1の面に近い位置に、それぞれ、少なくとも一部が作り込まれてなる複数の集積回路と、
    前記半導体基板の前記第1及び第2の面に貫通し、前記第1の面に露出する第1の端面と、前記第2の面に露出する第2の端面と、を有し、前記第1の端面よりも前記第2の端面が大きく形成されてなる複数の貫通電極と、
    を有する半導体ウエハ。
  9. 請求項8記載の半導体ウエハにおいて、
    それぞれの前記貫通電極は、前記第1の面から突出する第1の端部と、前記第2の面から突出する第2の端部と、前記第1及び第2の端部の間に位置する中間部と、を有し、
    前記第2の端部は、前記第1の端部よりも大きな幅又は径を有するように形成されてなる半導体ウエハ。
  10. 請求項9記載の半導体ウエハにおいて、
    前記第2の端部は、前記中間部よりも大きな幅又は径を有するように形成されてなる半導体ウエハ。
  11. 請求項9又は請求項10記載の半導体ウエハにおいて、
    前記第1の面上に形成された第1の絶縁層と、
    前記第2の面上に形成された第2の絶縁層と、
    をさらに有する半導体ウエハ。
  12. 請求項11記載の半導体ウエハにおいて、
    前記第2の端部の周縁部は、前記第2の絶縁層上に形成されてなる半導体ウエハ。
  13. 請求項11又は請求項12記載の半導体ウエハにおいて、前記第1の絶縁層上に、1つの前記集積回路及び1つの前記貫通電極の少なくとも一方に電気的に接続されてなるパッドをさらに有する半導体ウエハ。
  14. 請求項13記載の半導体ウエハにおいて、
    いずれか1つの前記貫通電極は、前記パッドを貫通してなる半導体ウエハ。
  15. スタックされてなる、請求項1から請求項7のいずれかに記載の複数の半導体チップを有し、
    前記複数の半導体チップのうち上下の半導体チップが、前記貫通電極によって電気的に接続されてなる半導体装置。
  16. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体チップが実装されてなる回路基板。
  17. 請求項15記載の半導体装置が実装されてなる回路基板。
  18. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体チップを有する電子機器。
  19. 請求項15記載の半導体装置を有する電子機器。
  20. 第1及び第2の面を有し前記第2の面よりも前記第1の面に近い位置に集積回路の少なくとも一部が作り込まれた半導体基板に、その第1及び第2の面に貫通しており前記第1の面に露出する第1の端面と前記第2の面に露出する第2の端面とを有しており前記第1の端面よりも前記第2の端面が大きく形成されてなる貫通電極を形成することを含む半導体装置の製造方法。
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