JP2004210040A - 衝撃吸収部材の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数および取付工数を低減することができる衝撃吸収部材の取付構造の提供。
【解決手段】車体のバンパビーム11に樹脂製の衝撃吸収部材12を取り付ける衝撃吸収部材12の取付構造であって、バンパビーム11に、互いに反対方向に突出する突出部22,23を設け、衝撃吸収部材12に、弾性変形により各突出部22,23を載り越えて各突出部22,23の車体内方側にそれぞれ係止される取付部31,32を設けてなる。
【選択図】 図2
【解決手段】車体のバンパビーム11に樹脂製の衝撃吸収部材12を取り付ける衝撃吸収部材12の取付構造であって、バンパビーム11に、互いに反対方向に突出する突出部22,23を設け、衝撃吸収部材12に、弾性変形により各突出部22,23を載り越えて各突出部22,23の車体内方側にそれぞれ係止される取付部31,32を設けてなる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体のバンパビームに樹脂製の衝撃吸収部材を取り付ける衝撃吸収部材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体のバンパビームに樹脂製の衝撃吸収部材を取り付ける衝撃吸収部材の取付構造に関するものとして、バンパビームに衝撃吸収部材をクリップによって取り付けるものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−80918号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、バンパビームに衝撃吸収部材をクリップによって取り付ける構造であると、取り付けのためにクリップが必要であり、部品点数が増大するとともに取付工数も増大してしまうという問題があった。
【0005】
したがって、本発明は、部品点数および取付工数を低減することができる衝撃吸収部材の取付構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車体のバンパビーム(例えば実施の形態におけるバンパビーム11,51)に樹脂製の衝撃吸収部材(例えば実施の形態における衝撃吸収部材12,52)を取り付ける衝撃吸収部材の取付構造であって、前記バンパビームに、互いに反対方向に突出する突出部(例えば実施の形態における突出部22,23,79,80)を設け、前記衝撃吸収部材に、弾性変形により前記各突出部を載り越えて該各突出部の車体内方側にそれぞれ係止される取付部(例えば実施の形態における取付部31,32,90,91)を設けてなることを特徴としている。
【0007】
これにより、衝撃吸収部材は、その各取付部がそれぞれ弾性変形することによりバンパビームの対応する突出部を載り越え対応する突出部の車体内方側に係止されることで、バンパビームに取り付けられることになる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記各取付部の車体内方側かつ相互近接側に傾斜面取部または湾曲面取部(例えば実施の形態における湾曲面取部37,41,94,97)が形成されていることを特徴としている。
【0009】
これにより、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付けると、各取付部は、各取付部の車体内方側かつ相互近接側に形成された傾斜面取部または湾曲面取部においてバンパビームの各突出部に当接し傾斜面取部または湾曲面取部の形状で案内されて容易に弾性変形して各突出部に載り上げることになる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記各突出部の車体外方側かつ相互離間側に傾斜面取部または湾曲面取部(例えば実施の形態における湾曲面取部26,29,83,86)が形成されていることを特徴としている。
【0011】
これにより、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付けると、各取付部は、バンパビームの各突出部の車体外方側かつ相互離間側に形成された傾斜面取部または湾曲面取部に当接し傾斜面取部または湾曲面取部の形状で案内されて容易に弾性変形し各突出部に載り上げることになる。しかも、バンパビームの各突出部の車体外方側かつ相互離間側つまり衝撃吸収部材側に傾斜面取部または湾曲面取部が形成されているため、衝突時に衝撃吸収部材がバンパビームから受ける衝撃を和らげることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を図1〜図7を参照して以下に説明する。
【0013】
第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造は、図1に示すように、車体前部のバンパを構成するバンパビーム11の車体外方側つまり前側に樹脂製の衝撃吸収部材12を取り付けるものである。
【0014】
フロントのバンパビーム11は、車体前部において車体左右方向に延設される鋼材等からなるもので、図2および図3に示すように、水平配置される上から順に三段の上板部14、中板部15および下板部16と、鉛直配置されるとともにこれら上板部14、中板部15および下板部16の車体前部側に連結される前板部17と、鉛直配置されるとともに上板部14、中板部15および下板部16の車体後部側に連結される後板部18とを有する閉断面形状をなしている。なお、バンパビーム11は全体として車体左右方向における中央側が車体前方側に位置し、左右両側が車体後方に位置するように若干湾曲する形状をなしている。
【0015】
バンパビーム11の上板部14および前板部17の境界部分の内側と、上板部14および後板部18の境界部分の内側と、下板部16および前板部17の境界部分の内側と、下板部16および後板部18の境界部分の内側と、中板部15および前板部17の境界部分の上下両内側と、中板部15および後板部18の境界部分の上下両内側とには、それぞれ、内側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部20が形成されている。
【0016】
そして、第1実施形態においては、上記したバンパビーム11の車体外方側つまり車体前方側に、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに上方向に突出する突出部22と、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに下方向に突出する突出部23とが形成されている。
【0017】
上方向に突出する突出部22は、上板部14および前板部17の境界部分から前板部17に沿って上方に突出形成されており、突出部22と上板部14との境界部分の上側には上板部14の上側かつ突出部22の車体後側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部25が形成されている。また、突出部22の車体外方側つまり車体前方側の上側には、特に上板部14より上側の範囲に湾曲面取部26が形成されている。
【0018】
下方向に突出する突出部23は、下板部16および前板部17の境界部分から前板部17に沿って下方に突出形成されており、突出部23と下板部16との境界部分の下側には下板部16の下側かつ突出部23の車体後側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部28が形成されている。また、突出部23の車体外方側つまり車体前方側の下側には、特に下板部16より下側の範囲に湾曲面取部29が形成されている。
【0019】
以上により、バンパビーム11には、互いに反対方向に突出する突出部22,23が設けられており、各突出部22,23のそれぞれの車体外方側かつ相互離間側にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部26,29が形成されている。
【0020】
衝撃吸収部材12は、発泡ポリプロピレン等からなる発泡性の樹脂からなる一体成形品で、バンパビーム11の車体外方側つまり車体前側に取り付けられることから、図4および図5にも示すように、バンパビーム11と同様、全体として車体左右方向における中央側が車体前方側に位置し、左右両側が車体後方に位置するように若干湾曲する形状をなしている。
【0021】
そして、第1実施形態においては、衝撃吸収部材12の車体内方側つまり車体後方側に、互いに車体左右方向の位置を合わせて上側および下側に取付部31,32が形成されており、このような取付部31,32の対が車体左右方向に位置をずらして複数カ所具体的には4カ所に形成されている。取付部31,32はすべて衝撃吸収部材12の成形時に一体成形される。取付部31,32の各対は、いずれも バンパビーム11の突出部22,23に係合する。
【0022】
上側の取付部31は、図2〜図5に示すように、衝撃吸収部材12の本体部34の上面から一段高くなって本体部34よりも車体内方側つまり車体後方側に延出する車体左右方向に離間した一対の延出部35と、これら延出部35の延出先端同士を本体部34から車体内方側に離間した位置で連結させるとともに延出部35より下方に突出する係止部36とを有している。これにより、取付部31は、車体側方から見た場合に本体部34側の延出部35に対し先端側の係止部36が下方に突出するアンダカット形状をなしている。ここで、係止部36には、車体内方側つまり車体後方側の下側に、特に延出部35より下側の範囲にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部37が形成されている。
【0023】
下側の取付部32は、衝撃吸収部材12の本体部34の下面から一段低くなって本体部34よりも車体内方側つまり車体後方側に延出する車体左右方向に離間した一対の延出部39と、これら延出部39の延出先端同士を本体部34から車体内方側に離間した位置で連結させるとともに延出部39より上方に突出する係止部40とを有している。これにより、取付部31は、車体側方から見た場合に本体部34側の延出部39に対し先端側の係止部40が上方に突出するアンダカット形状をなしている。ここで、係止部40には、車体内方側つまり車体後方側の上側に、特に延出部39より上側の範囲にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部41が形成されている。
【0024】
ここで、対をなす上下の取付部31,32の係止部36,40同士の上下間隔(最小距離)は、バンパビーム11の対をなす上下の突出部22,23の上下間隔(最大距離)よりも所定量小さく設定されている。
【0025】
そして、上記した衝撃吸収部材12を車体外方側つまり車体前側から取付部31,32の延出方向を先頭にして、上下方向および車体左右方向の位置を合わせつつバンパビーム11に押し当てると、衝撃吸収部材12の上側の取付部31の係止部36がその湾曲面取部37において、バンパビーム11の上側の突出部22の湾曲面取部26に当接し、衝撃吸収部材12の下側の取付部32の係止部40がその湾曲面取部41において、バンパビーム11の下側の突出部23の湾曲面取部29に当接する。
【0026】
この状態でさらに衝撃吸収部材12をバンパビーム11に押し付けると、上側の取付部31は、湾曲面取部37が自らの形状およびバンパビーム11の上側の突出部22の湾曲面取部26の形状で案内されながら徐々に上方向に弾性変形して係止部36が突出部22の上側に載り上げ、これとほぼ同時に下側の取付部32も、湾曲面取部41が自らの形状およびバンパビーム11の下側の突出部23の湾曲面取部29の形状で案内されながら徐々に下方向に弾性変形して係止部40が突出部23の下側に載り上げる。
【0027】
そして、さらに衝撃吸収部材12を押し付けると、上側の取付部31は係止部36が上側の突出部22を載り越えて突出部22の車体内方側つまり車体後側に至り、これとほぼ同時に下側の取付部32も係止部40が下側の突出部23を載り越えて突出部23の車体内方側つまり車体後側に至ることになる。これらの結果、上側の取付部31および下側の取付部32はともに弾性変形が解除されて復元し、上側の取付部31の係止部36が上側の突出部22の車体内方側に係止されるとともに、下側の取付部32の係止部40が下側の突出部23の車体内方側に係止される。このように、衝撃吸収部材12には、弾性変形により各突出部22,23を載り越えて各突出部22,23の車体内方側にそれぞれ同時に係止される取付部31,32が設けられている。
【0028】
なお、以上のような取り付けが、突出部22,23と取付部31,32の各対との間で行われる。また、図示は略すが、このようにしてバンパビーム11に取り付けられた衝撃吸収部材12の車体外方側つまり車体前側にバンパの最も表面側を構成するバンパフェースが取り付けられる。
【0029】
以上に述べた第1実施形態によれば、衝撃吸収部材12は、一体成形された各取付部31,32がそれぞれ弾性変形することによりバンパビーム11の対応する突出部22,23を載り越え対応する突出部22,23の車体内方側に係止されることで、バンパビーム11に取り付けられることになる。したがって、バンパビーム11に衝撃吸収部材12を取り付けるためにクリップ等が不要となることから、部品点数および取付工数を低減することができる。
【0030】
また、衝撃吸収部材12をバンパビーム11に押し付けると、各取付部31,32は、車体内方側かつ相互近接側に形成された湾曲面取部37,41においてバンパビーム11の各突出部22,23の車体外方側かつ相互離間側に形成された湾曲面取部26,29に当接し、これら湾曲面取部26,29,37,41の形状で案内されて容易に弾性変形し各突出部22,23に載り上げることになる。したがって、衝撃吸収部材12をバンパビーム11に押し付ければ衝撃吸収部材12をバンパビーム11に取り付けることができ、取り付けを容易に行うことができる。
【0031】
加えて、バンパビーム11の各突出部22,23の車体外方側かつ相互離間側つまり衝撃吸収部材12側に湾曲面取部26,29が形成されているため、衝突時に衝撃吸収部材12がバンパビーム11から受ける衝撃を和らげることができる。したがって、軽衝突時等に衝撃吸収部材12に生じる破損を防止でき、衝撃吸収部材12のその後の使用が可能となる。
【0032】
なお、湾曲面取部26,29,37,41に換えて平坦な傾斜面取部を形成しても上記と同様の効果が得られることになる。また、湾曲面取部または傾斜面取部を突出部22,23および係止部36,40のいずれか一方のみに形成してもほぼ同様の効果を得ることができる。
【0033】
加えて、バンパビーム11に車体左右方向に延びる突出部22,23が形成されていることで、衝突時におけるバンパビーム11の初期圧壊状態に突出部22,23がリブとして機能して突っ張るため、初期荷重を高くでき、図6に実線で示すように、同じく図6に破線で示す突出部22,23がない場合に比して耐荷重を高くすることができる。
【0034】
なお、図7は、第1実施形態の変形例を示すものであって、衝撃吸収部材12の本体部34が車体前後に厚さが厚くなる等の相違点があるものの、特徴部分は共通であり、上記と同様の効果を奏することになる。
【0035】
次に、本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を図8〜図12を参照して以下に説明する。
【0036】
第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造は、図8に示すように、車体後部のバンパを構成するバンパビーム51の車体外方側つまり後側に樹脂製の衝撃吸収部材52を取り付けるものである。
【0037】
リヤのバンパビーム51は、図8〜図10に示すように、車体後部において車体左右方向に延設される鋼材等からなるバンパビーム本体54と、このバンパビーム本体54の車体左右方向の中央所定範囲の車体外方側つまり車体後方側に取り付けられる鋼材等からなるガセット55とを有している。
【0038】
バンパビーム本体54は、水平配置される上から順に三段の上板部57、中板部58および下板部59と、鉛直配置されるとともにこれら上板部57、中板部58および下板部59の車体前部側に連結される前板部60と、鉛直配置されるとともに上板部57、中板部58および下板部59の車体後部側に連結される後板部61とを有する閉断面形状をなしている。なお、バンパビーム本体54は全体として車体左右方向における中央側が車体後方側に位置し、左右両側が車体前方に位置するように若干湾曲する形状をなしている。
【0039】
バンパビーム本体54の上板部57および前板部60の境界部分の内側と、上板部57および後板部61の境界部分の内側と、下板部59および前板部60の境界部分の内側と、下板部59および後板部61の境界部分の内側と、中板部58および前板部60の境界部分の上下両内側と、中板部58および後板部61の境界部分の上下両内側とには、それぞれ、内側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部63が形成されている。
【0040】
バンパビーム本体54の車体外方側つまり車体後方側に、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに上方向に突出する突出部65と、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに下方向に突出する突出部66とが形成されている。
【0041】
上方向に突出する突出部65は、上板部57および後板部61の境界部分から後板部61に沿って上方に突出形成されており、突出部65と上板部57との境界部分の上側には上板部57の上側かつ突出部65の車体前側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部68が形成されている。
【0042】
下方向に突出する突出部66は、下板部59および後板部61の境界部分から後板部61に沿って下方に突出形成されており、突出部66と下板部59との境界部分の下側には下板部59の下側かつ突出部66の車体前側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部69が形成されている。
【0043】
ガセット55は、バンパビーム本体54の後板部61に取り付けられるもので、水平配置される上から順に三段の上板部71、中板部72および下板部73と、鉛直配置されるとともにこれら上板部71、中板部72および下板部73の車体前部側に連結される前板部74と、鉛直配置されるとともに上板部71、中板部72および下板部73の車体後部側に連結される後板部75とを有する閉断面形状をなしている。なお、ガセット55は全体として車体左右方向に直線状をなしており、その前板部74がバンパビーム本体54の後板部61に当接した状態でバンパビーム本体54に固定される。そして、この固定状態において、上板部71は、バンパビーム本体54の上板部57と高さを合わせ、中板部72も、バンパビーム本体54の中板部58と高さを合わせ、下板部73も、バンパビーム本体54の下板部59と高さを合わせている。
【0044】
ガセット55の上板部71および前板部74の境界部分の内側と、上板部71および後板部75の境界部分の内側と、下板部73および前板部74の境界部分の内側と、下板部73および後板部75の境界部分の内側と、中板部72および前板部74の境界部分の上下両内側と、中板部72および後板部75の境界部分の上下両内側とには、それぞれ、内側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部77が形成されている。
【0045】
そして、第2実施形態においては、ガセット55の車体外方側つまり車体後方側に、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに上方向に突出する突出部79と、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに下方向に突出する突出部80とが形成されている。その結果、バンパビーム51の車体左右方向の中央所定範囲に突出部79,80が一対形成されている。
【0046】
上方向に突出する突出部79は、上板部71および後板部75の境界部分から後板部75に沿って上方に突出形成されており、突出部79と上板部71との境界部分の上側には上板部71の上側かつ突出部79の車体前側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部82が形成されている。また、突出部79の車体外方側つまり車体後方側の上側には、特に上板部71より上側の範囲にいわゆるR面取りが施された湾曲面取部83が形成されている。
【0047】
下方向に突出する突出部80は、下板部73および後板部75の境界部分から後板部75に沿って下方に突出形成されており、突出部80と下板部73との境界部分の下側には下板部73の下側かつ突出部79の車体前側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部85が形成されている。また、突出部80の車体外方側つまり車体後方側の下側には、特に下板部73より下側の範囲にいわゆるR面取りが施された湾曲面取部86が形成されている。
【0048】
以上により、バンパビーム51には、互いに反対方向に突出する突出部79,80が設けられており、各突出部79,80のそれぞれの車体外方側かつ相互離間側に湾曲面取部83,86が形成されている。
【0049】
衝撃吸収部材52は、発泡ポリプロピレン等からなる発泡性の樹脂からなるもので、バンパビーム11の車体外方側つまり車体後側に取り付けられることから、バンパビーム11と同様、全体として車体左右方向における中央側が車体後方側に位置し、左右両側が車体前方に位置するように若干湾曲する形状をなしている。
【0050】
そして、第2実施形態においては、衝撃吸収部材52の車体左右方向における中央の車体内方側つまり車体前方側に、車体外方側つまり車体後方側に凹む嵌合凹部88が形成されている。この嵌合凹部88は、バンパビーム51のガセット55を嵌合させるもので、図9および図10に示すように、嵌合時にガセット55の車体左右方向における全範囲を上下に挟む平板状の取付部90および取付部91の間に形成されている。取付部90,91は衝撃吸収部材52の成形時に一体成形される。
【0051】
取付部90には、車体左右方向における中央に他の部分より下方に突出する係止部93が形成されている。これにより、取付部90は、車体側方から見た場合に他の部分に対し係止部93が下方に突出するアンダカット形状をなしている。ここで、係止部93には、車体内方側つまり車体前方側の下側にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部94が形成されている。
【0052】
取付部91にも、車体左右方向における中央に他の部分より上方に突出する係止部96が形成されている。これにより、取付部91は、車体側方から見た場合に他の部分に対し係止部96が上方に突出するアンダカット形状をなしている。ここで、係止部96には、車体内方側つまり車体前方側の上側にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部97が形成されている。
【0053】
ここで、上下の係止部93,96同士の上下間隔(最小距離)は、バンパビーム51におけるガセット55の突出部79,80の上下間隔(最大距離)よりも所定量小さく設定されており、しかも、ガセット55の上板部71および下板部73の上下間隔(最大距離)よりも若干大きくされている。
また、衝撃吸収部材52の車体左右方向両端側には、それぞれ車体内方側に突出するボス部99が上下に複数具体的には二カ所ずつ形成されている。
【0054】
そして、上記した衝撃吸収部材52を車体外方側つまり車体後側から車体左右方向および上下方向の位置を合わせてその嵌合凹部88をバンパビーム51のガセット55に嵌合させるとともに、複数のボス部99をバンパビーム本体54の図示せぬ嵌合穴に嵌合させると、衝撃吸収部材52の取付部90の係止部93がその湾曲面取部94において、バンパビーム51のガセット55の上側の突出部79の湾曲面取部83に当接し、ほぼ同時に取付部91の係止部96がその湾曲面取部97において、ガセット55の下側の突出部80の湾曲面取部86に当接する。
【0055】
この状態でさらに衝撃吸収部材52をバンパビーム51に押し付けると、上側の取付部90は、湾曲面取部94が自らの形状およびバンパビーム51の上側の突出部79の湾曲面取部83の形状で案内されながら徐々に上方向に弾性変形して係止部93が突出部79の上側に載り上げ、これとほぼ同時に下側の取付部91も、湾曲面取部97が自らの形状およびバンパビーム51の下側の突出部80の湾曲面取部86の形状で案内されながら徐々に下方向に弾性変形して係止部96が突出部80の下側に載り上げる。
【0056】
そして、さらに衝撃吸収部材52を押し付けると、上側の取付部90の係止部93が上側の突出部79を載り越えて突出部79の車体内方側つまり車体前側に至り、これとほぼ同時に下側の取付部91の係止部96も下側の突出部80を載り越えて突出部80の車体内方側つまり車体後側に至ることになる。これらの結果、取付部90および取付部91はともに弾性変形が解除されて復元し、上側の取付部90の係止部93が上側の突出部79の車体内方側に係止されるとともに、下側の取付部91の係止部96が下側の突出部80の車体内方側に係止される。このように、衝撃吸収部材52には、弾性変形により各突出部79,80を載り越えて各突出部79,80の車体内方側にそれぞれ同時に係止される取付部90,91が設けられている。
【0057】
なお、図示は略すが、このようにしてバンパビーム51に取り付けられた衝撃吸収部材52の車体外方側つまり車体後側に、バンパの最も表面を形成するバンパフェースが取り付けられる。
【0058】
以上に述べた第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第2実施形態に対して第1実施形態と同様の変更を施すことができる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、衝撃吸収部材は、その各取付部がそれぞれ弾性変形することによりバンパビームの対応する突出部を載り越え対応する突出部の車体内方側に係止されることで、バンパビームに取り付けられることになる。したがって、バンパビームに衝撃吸収部材を取り付けるためにクリップ等が不要となることから、部品点数および取付工数を低減することができる。
【0060】
請求項2に係る発明によれば、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付けると、各取付部は、車体内方側かつ相互近接側に形成された傾斜面取部または湾曲面取部においてバンパビームの各突出部に当接し傾斜面取部または湾曲面取部の形状で案内されて容易に弾性変形し各突出部に載り上げることになる。したがって、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付ければ衝撃吸収部材をバンパビームに取り付けることができ、取り付けを容易に行うことができる。
【0061】
請求項3に係る発明によれば、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付けると、各取付部は、バンパビームの各突出部の車体外方側かつ相互離間側に形成された傾斜面取部または湾曲面取部に当接し傾斜面取部または湾曲面取部の形状で案内されて容易に弾性変形し各突出部に載り上げることになる。したがって、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付ければ衝撃吸収部材をバンパビームに取り付けることができ、取り付けを容易に行うことができる。しかも、バンパビームの各突出部の車体外方側かつ相互離間側つまり衝撃吸収部材側に傾斜面取部または湾曲面取部が形成されているため、衝突時に衝撃吸収部材がバンパビームから受ける衝撃を和らげることができる。したがって、軽衝突時等に衝撃吸収部材に生じる破損を防止でき、衝撃吸収部材のその後の使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、(a)は透過平面図、(b)は透過正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、図1におけるB−B線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図6】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用されるバンパビームおよび従来のバンパビームの耐荷重をそれぞれ示す特性線図である。
【図7】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材の変形例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、(a)は透過平面図、(b)は透過正面図である。
【図9】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、図8におけるC−C線に沿う断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、図8におけるD−D線に沿う断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図12】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,51 バンパビーム
12,52 衝撃吸収部材
22,23,79,80 突出部
26,29,83,86 湾曲面取部
31,32,90,91 取付部
37,41,94,97 湾曲面取部
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体のバンパビームに樹脂製の衝撃吸収部材を取り付ける衝撃吸収部材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体のバンパビームに樹脂製の衝撃吸収部材を取り付ける衝撃吸収部材の取付構造に関するものとして、バンパビームに衝撃吸収部材をクリップによって取り付けるものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−80918号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、バンパビームに衝撃吸収部材をクリップによって取り付ける構造であると、取り付けのためにクリップが必要であり、部品点数が増大するとともに取付工数も増大してしまうという問題があった。
【0005】
したがって、本発明は、部品点数および取付工数を低減することができる衝撃吸収部材の取付構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車体のバンパビーム(例えば実施の形態におけるバンパビーム11,51)に樹脂製の衝撃吸収部材(例えば実施の形態における衝撃吸収部材12,52)を取り付ける衝撃吸収部材の取付構造であって、前記バンパビームに、互いに反対方向に突出する突出部(例えば実施の形態における突出部22,23,79,80)を設け、前記衝撃吸収部材に、弾性変形により前記各突出部を載り越えて該各突出部の車体内方側にそれぞれ係止される取付部(例えば実施の形態における取付部31,32,90,91)を設けてなることを特徴としている。
【0007】
これにより、衝撃吸収部材は、その各取付部がそれぞれ弾性変形することによりバンパビームの対応する突出部を載り越え対応する突出部の車体内方側に係止されることで、バンパビームに取り付けられることになる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記各取付部の車体内方側かつ相互近接側に傾斜面取部または湾曲面取部(例えば実施の形態における湾曲面取部37,41,94,97)が形成されていることを特徴としている。
【0009】
これにより、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付けると、各取付部は、各取付部の車体内方側かつ相互近接側に形成された傾斜面取部または湾曲面取部においてバンパビームの各突出部に当接し傾斜面取部または湾曲面取部の形状で案内されて容易に弾性変形して各突出部に載り上げることになる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記各突出部の車体外方側かつ相互離間側に傾斜面取部または湾曲面取部(例えば実施の形態における湾曲面取部26,29,83,86)が形成されていることを特徴としている。
【0011】
これにより、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付けると、各取付部は、バンパビームの各突出部の車体外方側かつ相互離間側に形成された傾斜面取部または湾曲面取部に当接し傾斜面取部または湾曲面取部の形状で案内されて容易に弾性変形し各突出部に載り上げることになる。しかも、バンパビームの各突出部の車体外方側かつ相互離間側つまり衝撃吸収部材側に傾斜面取部または湾曲面取部が形成されているため、衝突時に衝撃吸収部材がバンパビームから受ける衝撃を和らげることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を図1〜図7を参照して以下に説明する。
【0013】
第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造は、図1に示すように、車体前部のバンパを構成するバンパビーム11の車体外方側つまり前側に樹脂製の衝撃吸収部材12を取り付けるものである。
【0014】
フロントのバンパビーム11は、車体前部において車体左右方向に延設される鋼材等からなるもので、図2および図3に示すように、水平配置される上から順に三段の上板部14、中板部15および下板部16と、鉛直配置されるとともにこれら上板部14、中板部15および下板部16の車体前部側に連結される前板部17と、鉛直配置されるとともに上板部14、中板部15および下板部16の車体後部側に連結される後板部18とを有する閉断面形状をなしている。なお、バンパビーム11は全体として車体左右方向における中央側が車体前方側に位置し、左右両側が車体後方に位置するように若干湾曲する形状をなしている。
【0015】
バンパビーム11の上板部14および前板部17の境界部分の内側と、上板部14および後板部18の境界部分の内側と、下板部16および前板部17の境界部分の内側と、下板部16および後板部18の境界部分の内側と、中板部15および前板部17の境界部分の上下両内側と、中板部15および後板部18の境界部分の上下両内側とには、それぞれ、内側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部20が形成されている。
【0016】
そして、第1実施形態においては、上記したバンパビーム11の車体外方側つまり車体前方側に、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに上方向に突出する突出部22と、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに下方向に突出する突出部23とが形成されている。
【0017】
上方向に突出する突出部22は、上板部14および前板部17の境界部分から前板部17に沿って上方に突出形成されており、突出部22と上板部14との境界部分の上側には上板部14の上側かつ突出部22の車体後側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部25が形成されている。また、突出部22の車体外方側つまり車体前方側の上側には、特に上板部14より上側の範囲に湾曲面取部26が形成されている。
【0018】
下方向に突出する突出部23は、下板部16および前板部17の境界部分から前板部17に沿って下方に突出形成されており、突出部23と下板部16との境界部分の下側には下板部16の下側かつ突出部23の車体後側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部28が形成されている。また、突出部23の車体外方側つまり車体前方側の下側には、特に下板部16より下側の範囲に湾曲面取部29が形成されている。
【0019】
以上により、バンパビーム11には、互いに反対方向に突出する突出部22,23が設けられており、各突出部22,23のそれぞれの車体外方側かつ相互離間側にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部26,29が形成されている。
【0020】
衝撃吸収部材12は、発泡ポリプロピレン等からなる発泡性の樹脂からなる一体成形品で、バンパビーム11の車体外方側つまり車体前側に取り付けられることから、図4および図5にも示すように、バンパビーム11と同様、全体として車体左右方向における中央側が車体前方側に位置し、左右両側が車体後方に位置するように若干湾曲する形状をなしている。
【0021】
そして、第1実施形態においては、衝撃吸収部材12の車体内方側つまり車体後方側に、互いに車体左右方向の位置を合わせて上側および下側に取付部31,32が形成されており、このような取付部31,32の対が車体左右方向に位置をずらして複数カ所具体的には4カ所に形成されている。取付部31,32はすべて衝撃吸収部材12の成形時に一体成形される。取付部31,32の各対は、いずれも バンパビーム11の突出部22,23に係合する。
【0022】
上側の取付部31は、図2〜図5に示すように、衝撃吸収部材12の本体部34の上面から一段高くなって本体部34よりも車体内方側つまり車体後方側に延出する車体左右方向に離間した一対の延出部35と、これら延出部35の延出先端同士を本体部34から車体内方側に離間した位置で連結させるとともに延出部35より下方に突出する係止部36とを有している。これにより、取付部31は、車体側方から見た場合に本体部34側の延出部35に対し先端側の係止部36が下方に突出するアンダカット形状をなしている。ここで、係止部36には、車体内方側つまり車体後方側の下側に、特に延出部35より下側の範囲にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部37が形成されている。
【0023】
下側の取付部32は、衝撃吸収部材12の本体部34の下面から一段低くなって本体部34よりも車体内方側つまり車体後方側に延出する車体左右方向に離間した一対の延出部39と、これら延出部39の延出先端同士を本体部34から車体内方側に離間した位置で連結させるとともに延出部39より上方に突出する係止部40とを有している。これにより、取付部31は、車体側方から見た場合に本体部34側の延出部39に対し先端側の係止部40が上方に突出するアンダカット形状をなしている。ここで、係止部40には、車体内方側つまり車体後方側の上側に、特に延出部39より上側の範囲にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部41が形成されている。
【0024】
ここで、対をなす上下の取付部31,32の係止部36,40同士の上下間隔(最小距離)は、バンパビーム11の対をなす上下の突出部22,23の上下間隔(最大距離)よりも所定量小さく設定されている。
【0025】
そして、上記した衝撃吸収部材12を車体外方側つまり車体前側から取付部31,32の延出方向を先頭にして、上下方向および車体左右方向の位置を合わせつつバンパビーム11に押し当てると、衝撃吸収部材12の上側の取付部31の係止部36がその湾曲面取部37において、バンパビーム11の上側の突出部22の湾曲面取部26に当接し、衝撃吸収部材12の下側の取付部32の係止部40がその湾曲面取部41において、バンパビーム11の下側の突出部23の湾曲面取部29に当接する。
【0026】
この状態でさらに衝撃吸収部材12をバンパビーム11に押し付けると、上側の取付部31は、湾曲面取部37が自らの形状およびバンパビーム11の上側の突出部22の湾曲面取部26の形状で案内されながら徐々に上方向に弾性変形して係止部36が突出部22の上側に載り上げ、これとほぼ同時に下側の取付部32も、湾曲面取部41が自らの形状およびバンパビーム11の下側の突出部23の湾曲面取部29の形状で案内されながら徐々に下方向に弾性変形して係止部40が突出部23の下側に載り上げる。
【0027】
そして、さらに衝撃吸収部材12を押し付けると、上側の取付部31は係止部36が上側の突出部22を載り越えて突出部22の車体内方側つまり車体後側に至り、これとほぼ同時に下側の取付部32も係止部40が下側の突出部23を載り越えて突出部23の車体内方側つまり車体後側に至ることになる。これらの結果、上側の取付部31および下側の取付部32はともに弾性変形が解除されて復元し、上側の取付部31の係止部36が上側の突出部22の車体内方側に係止されるとともに、下側の取付部32の係止部40が下側の突出部23の車体内方側に係止される。このように、衝撃吸収部材12には、弾性変形により各突出部22,23を載り越えて各突出部22,23の車体内方側にそれぞれ同時に係止される取付部31,32が設けられている。
【0028】
なお、以上のような取り付けが、突出部22,23と取付部31,32の各対との間で行われる。また、図示は略すが、このようにしてバンパビーム11に取り付けられた衝撃吸収部材12の車体外方側つまり車体前側にバンパの最も表面側を構成するバンパフェースが取り付けられる。
【0029】
以上に述べた第1実施形態によれば、衝撃吸収部材12は、一体成形された各取付部31,32がそれぞれ弾性変形することによりバンパビーム11の対応する突出部22,23を載り越え対応する突出部22,23の車体内方側に係止されることで、バンパビーム11に取り付けられることになる。したがって、バンパビーム11に衝撃吸収部材12を取り付けるためにクリップ等が不要となることから、部品点数および取付工数を低減することができる。
【0030】
また、衝撃吸収部材12をバンパビーム11に押し付けると、各取付部31,32は、車体内方側かつ相互近接側に形成された湾曲面取部37,41においてバンパビーム11の各突出部22,23の車体外方側かつ相互離間側に形成された湾曲面取部26,29に当接し、これら湾曲面取部26,29,37,41の形状で案内されて容易に弾性変形し各突出部22,23に載り上げることになる。したがって、衝撃吸収部材12をバンパビーム11に押し付ければ衝撃吸収部材12をバンパビーム11に取り付けることができ、取り付けを容易に行うことができる。
【0031】
加えて、バンパビーム11の各突出部22,23の車体外方側かつ相互離間側つまり衝撃吸収部材12側に湾曲面取部26,29が形成されているため、衝突時に衝撃吸収部材12がバンパビーム11から受ける衝撃を和らげることができる。したがって、軽衝突時等に衝撃吸収部材12に生じる破損を防止でき、衝撃吸収部材12のその後の使用が可能となる。
【0032】
なお、湾曲面取部26,29,37,41に換えて平坦な傾斜面取部を形成しても上記と同様の効果が得られることになる。また、湾曲面取部または傾斜面取部を突出部22,23および係止部36,40のいずれか一方のみに形成してもほぼ同様の効果を得ることができる。
【0033】
加えて、バンパビーム11に車体左右方向に延びる突出部22,23が形成されていることで、衝突時におけるバンパビーム11の初期圧壊状態に突出部22,23がリブとして機能して突っ張るため、初期荷重を高くでき、図6に実線で示すように、同じく図6に破線で示す突出部22,23がない場合に比して耐荷重を高くすることができる。
【0034】
なお、図7は、第1実施形態の変形例を示すものであって、衝撃吸収部材12の本体部34が車体前後に厚さが厚くなる等の相違点があるものの、特徴部分は共通であり、上記と同様の効果を奏することになる。
【0035】
次に、本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を図8〜図12を参照して以下に説明する。
【0036】
第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造は、図8に示すように、車体後部のバンパを構成するバンパビーム51の車体外方側つまり後側に樹脂製の衝撃吸収部材52を取り付けるものである。
【0037】
リヤのバンパビーム51は、図8〜図10に示すように、車体後部において車体左右方向に延設される鋼材等からなるバンパビーム本体54と、このバンパビーム本体54の車体左右方向の中央所定範囲の車体外方側つまり車体後方側に取り付けられる鋼材等からなるガセット55とを有している。
【0038】
バンパビーム本体54は、水平配置される上から順に三段の上板部57、中板部58および下板部59と、鉛直配置されるとともにこれら上板部57、中板部58および下板部59の車体前部側に連結される前板部60と、鉛直配置されるとともに上板部57、中板部58および下板部59の車体後部側に連結される後板部61とを有する閉断面形状をなしている。なお、バンパビーム本体54は全体として車体左右方向における中央側が車体後方側に位置し、左右両側が車体前方に位置するように若干湾曲する形状をなしている。
【0039】
バンパビーム本体54の上板部57および前板部60の境界部分の内側と、上板部57および後板部61の境界部分の内側と、下板部59および前板部60の境界部分の内側と、下板部59および後板部61の境界部分の内側と、中板部58および前板部60の境界部分の上下両内側と、中板部58および後板部61の境界部分の上下両内側とには、それぞれ、内側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部63が形成されている。
【0040】
バンパビーム本体54の車体外方側つまり車体後方側に、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに上方向に突出する突出部65と、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに下方向に突出する突出部66とが形成されている。
【0041】
上方向に突出する突出部65は、上板部57および後板部61の境界部分から後板部61に沿って上方に突出形成されており、突出部65と上板部57との境界部分の上側には上板部57の上側かつ突出部65の車体前側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部68が形成されている。
【0042】
下方向に突出する突出部66は、下板部59および後板部61の境界部分から後板部61に沿って下方に突出形成されており、突出部66と下板部59との境界部分の下側には下板部59の下側かつ突出部66の車体前側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部69が形成されている。
【0043】
ガセット55は、バンパビーム本体54の後板部61に取り付けられるもので、水平配置される上から順に三段の上板部71、中板部72および下板部73と、鉛直配置されるとともにこれら上板部71、中板部72および下板部73の車体前部側に連結される前板部74と、鉛直配置されるとともに上板部71、中板部72および下板部73の車体後部側に連結される後板部75とを有する閉断面形状をなしている。なお、ガセット55は全体として車体左右方向に直線状をなしており、その前板部74がバンパビーム本体54の後板部61に当接した状態でバンパビーム本体54に固定される。そして、この固定状態において、上板部71は、バンパビーム本体54の上板部57と高さを合わせ、中板部72も、バンパビーム本体54の中板部58と高さを合わせ、下板部73も、バンパビーム本体54の下板部59と高さを合わせている。
【0044】
ガセット55の上板部71および前板部74の境界部分の内側と、上板部71および後板部75の境界部分の内側と、下板部73および前板部74の境界部分の内側と、下板部73および後板部75の境界部分の内側と、中板部72および前板部74の境界部分の上下両内側と、中板部72および後板部75の境界部分の上下両内側とには、それぞれ、内側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部77が形成されている。
【0045】
そして、第2実施形態においては、ガセット55の車体外方側つまり車体後方側に、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに上方向に突出する突出部79と、車体左右方向の全長にわたって延在するとともに下方向に突出する突出部80とが形成されている。その結果、バンパビーム51の車体左右方向の中央所定範囲に突出部79,80が一対形成されている。
【0046】
上方向に突出する突出部79は、上板部71および後板部75の境界部分から後板部75に沿って上方に突出形成されており、突出部79と上板部71との境界部分の上側には上板部71の上側かつ突出部79の車体前側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部82が形成されている。また、突出部79の車体外方側つまり車体後方側の上側には、特に上板部71より上側の範囲にいわゆるR面取りが施された湾曲面取部83が形成されている。
【0047】
下方向に突出する突出部80は、下板部73および後板部75の境界部分から後板部75に沿って下方に突出形成されており、突出部80と下板部73との境界部分の下側には下板部73の下側かつ突出部79の車体前側に中心が配置された円弧状をなす湾曲隅部85が形成されている。また、突出部80の車体外方側つまり車体後方側の下側には、特に下板部73より下側の範囲にいわゆるR面取りが施された湾曲面取部86が形成されている。
【0048】
以上により、バンパビーム51には、互いに反対方向に突出する突出部79,80が設けられており、各突出部79,80のそれぞれの車体外方側かつ相互離間側に湾曲面取部83,86が形成されている。
【0049】
衝撃吸収部材52は、発泡ポリプロピレン等からなる発泡性の樹脂からなるもので、バンパビーム11の車体外方側つまり車体後側に取り付けられることから、バンパビーム11と同様、全体として車体左右方向における中央側が車体後方側に位置し、左右両側が車体前方に位置するように若干湾曲する形状をなしている。
【0050】
そして、第2実施形態においては、衝撃吸収部材52の車体左右方向における中央の車体内方側つまり車体前方側に、車体外方側つまり車体後方側に凹む嵌合凹部88が形成されている。この嵌合凹部88は、バンパビーム51のガセット55を嵌合させるもので、図9および図10に示すように、嵌合時にガセット55の車体左右方向における全範囲を上下に挟む平板状の取付部90および取付部91の間に形成されている。取付部90,91は衝撃吸収部材52の成形時に一体成形される。
【0051】
取付部90には、車体左右方向における中央に他の部分より下方に突出する係止部93が形成されている。これにより、取付部90は、車体側方から見た場合に他の部分に対し係止部93が下方に突出するアンダカット形状をなしている。ここで、係止部93には、車体内方側つまり車体前方側の下側にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部94が形成されている。
【0052】
取付部91にも、車体左右方向における中央に他の部分より上方に突出する係止部96が形成されている。これにより、取付部91は、車体側方から見た場合に他の部分に対し係止部96が上方に突出するアンダカット形状をなしている。ここで、係止部96には、車体内方側つまり車体前方側の上側にいわゆるR面取りがなされた湾曲面取部97が形成されている。
【0053】
ここで、上下の係止部93,96同士の上下間隔(最小距離)は、バンパビーム51におけるガセット55の突出部79,80の上下間隔(最大距離)よりも所定量小さく設定されており、しかも、ガセット55の上板部71および下板部73の上下間隔(最大距離)よりも若干大きくされている。
また、衝撃吸収部材52の車体左右方向両端側には、それぞれ車体内方側に突出するボス部99が上下に複数具体的には二カ所ずつ形成されている。
【0054】
そして、上記した衝撃吸収部材52を車体外方側つまり車体後側から車体左右方向および上下方向の位置を合わせてその嵌合凹部88をバンパビーム51のガセット55に嵌合させるとともに、複数のボス部99をバンパビーム本体54の図示せぬ嵌合穴に嵌合させると、衝撃吸収部材52の取付部90の係止部93がその湾曲面取部94において、バンパビーム51のガセット55の上側の突出部79の湾曲面取部83に当接し、ほぼ同時に取付部91の係止部96がその湾曲面取部97において、ガセット55の下側の突出部80の湾曲面取部86に当接する。
【0055】
この状態でさらに衝撃吸収部材52をバンパビーム51に押し付けると、上側の取付部90は、湾曲面取部94が自らの形状およびバンパビーム51の上側の突出部79の湾曲面取部83の形状で案内されながら徐々に上方向に弾性変形して係止部93が突出部79の上側に載り上げ、これとほぼ同時に下側の取付部91も、湾曲面取部97が自らの形状およびバンパビーム51の下側の突出部80の湾曲面取部86の形状で案内されながら徐々に下方向に弾性変形して係止部96が突出部80の下側に載り上げる。
【0056】
そして、さらに衝撃吸収部材52を押し付けると、上側の取付部90の係止部93が上側の突出部79を載り越えて突出部79の車体内方側つまり車体前側に至り、これとほぼ同時に下側の取付部91の係止部96も下側の突出部80を載り越えて突出部80の車体内方側つまり車体後側に至ることになる。これらの結果、取付部90および取付部91はともに弾性変形が解除されて復元し、上側の取付部90の係止部93が上側の突出部79の車体内方側に係止されるとともに、下側の取付部91の係止部96が下側の突出部80の車体内方側に係止される。このように、衝撃吸収部材52には、弾性変形により各突出部79,80を載り越えて各突出部79,80の車体内方側にそれぞれ同時に係止される取付部90,91が設けられている。
【0057】
なお、図示は略すが、このようにしてバンパビーム51に取り付けられた衝撃吸収部材52の車体外方側つまり車体後側に、バンパの最も表面を形成するバンパフェースが取り付けられる。
【0058】
以上に述べた第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第2実施形態に対して第1実施形態と同様の変更を施すことができる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、衝撃吸収部材は、その各取付部がそれぞれ弾性変形することによりバンパビームの対応する突出部を載り越え対応する突出部の車体内方側に係止されることで、バンパビームに取り付けられることになる。したがって、バンパビームに衝撃吸収部材を取り付けるためにクリップ等が不要となることから、部品点数および取付工数を低減することができる。
【0060】
請求項2に係る発明によれば、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付けると、各取付部は、車体内方側かつ相互近接側に形成された傾斜面取部または湾曲面取部においてバンパビームの各突出部に当接し傾斜面取部または湾曲面取部の形状で案内されて容易に弾性変形し各突出部に載り上げることになる。したがって、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付ければ衝撃吸収部材をバンパビームに取り付けることができ、取り付けを容易に行うことができる。
【0061】
請求項3に係る発明によれば、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付けると、各取付部は、バンパビームの各突出部の車体外方側かつ相互離間側に形成された傾斜面取部または湾曲面取部に当接し傾斜面取部または湾曲面取部の形状で案内されて容易に弾性変形し各突出部に載り上げることになる。したがって、衝撃吸収部材をバンパビームに押し付ければ衝撃吸収部材をバンパビームに取り付けることができ、取り付けを容易に行うことができる。しかも、バンパビームの各突出部の車体外方側かつ相互離間側つまり衝撃吸収部材側に傾斜面取部または湾曲面取部が形成されているため、衝突時に衝撃吸収部材がバンパビームから受ける衝撃を和らげることができる。したがって、軽衝突時等に衝撃吸収部材に生じる破損を防止でき、衝撃吸収部材のその後の使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、(a)は透過平面図、(b)は透過正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、図1におけるB−B線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図6】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用されるバンパビームおよび従来のバンパビームの耐荷重をそれぞれ示す特性線図である。
【図7】本発明の第1実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材の変形例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、(a)は透過平面図、(b)は透過正面図である。
【図9】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、図8におけるC−C線に沿う断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造を示すもので、図8におけるD−D線に沿う断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図12】本発明の第2実施形態の衝撃吸収部材の取付構造に適用される衝撃吸収部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,51 バンパビーム
12,52 衝撃吸収部材
22,23,79,80 突出部
26,29,83,86 湾曲面取部
31,32,90,91 取付部
37,41,94,97 湾曲面取部
Claims (3)
- 車体のバンパビームに樹脂製の衝撃吸収部材を取り付ける衝撃吸収部材の取付構造であって、
前記バンパビームに、互いに反対方向に突出する突出部を設け、
前記衝撃吸収部材に、弾性変形により前記各突出部を載り越えて該各突出部の車体内方側にそれぞれ係止される取付部を設けてなることを特徴とする衝撃吸収部材の取付構造。 - 前記各取付部の車体内方側かつ相互近接側に傾斜面取部または湾曲面取部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の衝撃吸収部材の取付構造。
- 前記各突出部の車体外方側かつ相互離間側に傾斜面取部または湾曲面取部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の衝撃吸収部材の取付構造。
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