JP2004209853A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コピー動作を実行する場合は(S1:Y)、先ず第1トレイを選択し(S2)、その第1トレイに記録紙がない場合は(S3:N)、第2トレイを選択する(S5)。第2トレイには記録紙があるものの(S6:Y)、そこに保持された記録紙が第1トレイに保持された記録紙と同じサイズでない場合は(S8:N)、サイズが変更される旨の表示を行い(S11)、パネル操作を介して使用者が許可したときにのみ(S13:Y)、記録を実行する(S14)。このため、第1トレイの記録紙の代わりとなる記録紙を適切に選択して画像を形成することができる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙等の被記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関し、詳しくは、被記録媒体を保持する複数のトレイを有し、その複数のトレイの内の1つを選択して、その選択したトレイに保持された被記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、上記被記録媒体を保持する複数のトレイと、該複数のトレイの内の1つを選択する選択手段と、該選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記画像形成手段まで搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置が考えられている。この種の画像形成装置では、選択手段で1つのトレイを選択すると、そのトレイに保持された被記録媒体を搬送手段によって画像形成手段まで搬送し、その被記録媒体に画像形成手段によって画像を形成することができる。
【0003】
ここで、選択手段としては、適切なサイズの被記録媒体が保持されたトレイを自動的に選択し、上記のような画像形成に供するものが考えられる。例えば、レーザプリンタでは、ホストコンピュータから受信した画像データに対応するサイズの用紙が保持されたトレイを自動的に選択するものが提案されており(例えば、特許文献1参照)、複写機では、センサによって読み取った原稿サイズに対応するトレイを選択するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また、これらの画像形成装置では、選択手段が選択したトレイに用紙がない事態も起こり得る。そこで、例えば上記特許文献1では、最初に選択したトレイに用紙がないときはトレイを選択し直し、新たに選択されたトレイにも同一サイズの用紙が保持されていた場合、そのトレイから用紙を搬送している。また、特許文献1では、新たに選択されたトレイに同一サイズの用紙が保持されていない場合には、同一サイズの用紙をトレイにセットするように表示して、印刷を中断する。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−157681号公報
【特許文献2】
特開平11−174908号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1では、各トレイに同一サイズの用紙を保持しておくことが要請される。一方、特許文献2には、トレイ毎にメトリック系,インチ系等の各種サイズの用紙を保持できることが開示されているが、自動で選択したトレイに用紙がない場合の処理については何等開示されていない。
【0007】
しかしながら、特許文献1のように各トレイに同一サイズの用紙を保持しておくことは、種々のサイズの原稿や画像データを取り扱う画像形成装置においては不合理である。また、画像形成装置の使われる状況(FAX受信,コピー,PCプリント等の機能的な状況や、清書,試し刷り等の目的的な状況)に応じて、最初に選択した以外のサイズの用紙でも代用できる場合がある。このようなことは、用紙のサイズに関してばかりでなく、用紙の種類(例えば、上質紙,専用紙,OHP用フィルム等の種類や、用紙厚さの異なる種類)に関しても同様のことが言える。
【0008】
このため、複数のトレイを有する画像形成装置では、少なくとも一部のトレイには他のトレイと違うサイズまたは種類の被記録媒体を保持しておき、上記他のトレイに保持された被記録媒体が上記一部のトレイに保持された被記録媒体の代わりに使用できるときは、上記一部のトレイに用紙がない場合に上記他のトレイの用紙で代用して画像形成が行えることが望ましい。また、FAX受信,コピー,PCプリント等の複数の機能を1台の画像形成装置で実現し得るいわゆる複合機では、選択したトレイに被記録媒体がない場合の動作を、画像形成装置の機能に応じて切り替えることが望ましい。
【0009】
そこで、本発明は、被記録媒体を保持する複数のトレイを有し、その複数のトレイの内の1つを選択して、その選択したトレイに保持された被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、選択したトレイに被記録媒体がない場合にも適切に画像形成を行うことを目的としてなされた。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、上記被記録媒体を保持する複数のトレイと、該複数のトレイの内の1つを選択する選択手段と、該選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記画像形成手段まで搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置において、上記選択手段が選択したトレイに上記被記録媒体がない場合、上記選択手段に上記トレイの選択のやり直しを指令する再選択指令手段と、上記やり直しによって上記選択手段がトレイを選択し、その選択したトレイに保持されている被記録媒体のサイズまたは種類がやり直し前のトレイに保持されていた被記録媒体のサイズまたは種類と異なる場合、そのトレイに関する情報を報知する情報報知手段と、該情報報知手段が情報を報知したトレイの使用を許可するための指示を入力するための許可手段と、を備え、該許可手段に許可がなされた場合、上記やり直しによって上記選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記搬送手段が上記画像形成手段まで搬送することを特徴としている。
【0011】
このように構成された本発明では、選択手段が選択したトレイに被記録媒体がない場合、再選択指令手段は、選択手段にトレイの選択のやり直しを指令する。そして、このやり直しによって上記選択手段がトレイを選択し、その選択したトレイに保持されている被記録媒体のサイズまたは種類が、やり直し前のトレイに保持されていた被記録媒体のサイズまたは種類と異なる場合、情報報知手段は、そのトレイに関する情報を報知する。
【0012】
情報報知手段がこのように情報を報知すると、使用者は、その情報に応じた被記録媒体が最初に選択されたトレイの被記録媒体に代用できるか否かを判断することができる。そして、代用できる場合、その情報に対する許可を許可手段を介して行う。許可手段に許可がなされた場合、搬送手段は、上記やり直しによって上記選択手段が選択したトレイに保持された被記録媒体を画像形成手段まで搬送し、画像形成に供する。このため、本発明では、最初に選択したトレイに被記録媒体がない場合は、代用できるトレイを適切に選択して画像形成を行うことができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加え、原稿画像を読み取る読み取り手段と、画像データを受信する受信手段と、を更に備え、上記読み取り手段が読み取った原稿画像に基づいて上記画像形成手段が画像を形成するとき、上記許可手段に許可がなされた場合にのみ、上記やり直しによって上記選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記搬送手段が上記画像形成手段まで搬送し、上記受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成するとき、上記許可手段に許可がなされたか否かに関わらず、上記やり直しによって上記選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記搬送手段が上記画像形成手段まで搬送することを特徴としている。
【0014】
読み取り手段が読み取った原稿画像に基づいて画像形成手段が画像を形成するときは、使用者は画像形成装置の比較的近くにいるものと推定できる。この場合、使用者は上記許可を許可手段を介して適切に与えることができる。そこで、本発明では、上記原稿画像に基づいて画像を形成するときは、許可手段に許可がなされた場合にのみ、上記やり直しによって選択手段が選択したトレイに保持された被記録媒体を、画像形成に供する。
【0015】
一方、受信手段が受信した画像データに基づいて画像形成手段が画像を形成するときは、使用者が必ずしも画像形成装置の近くにいるとは限らず、許可手段を介して許可を与えることが不可能な場合もある。更に、受信した画像データは、使用者による許可がなされるまで保持できない可能性もある。そこで、本発明では、上記画像データに基づいて画像を形成するときは、許可手段に許可がなされたか否かに関わらず、上記やり直しによって選択手段が選択したトレイに保持された被記録媒体を、画像形成に供する。
【0016】
このように、本発明では、許可手段による許可を一層合理的に活用することができる。従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果に加えて、受信した画像データが画像形成に供されずに消失してしまうのを一層良好に防止することができるといった効果が生じる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成に加え、上記各トレイと、その各トレイが保持する上記被記録媒体のサイズとの対応関係を記憶する記憶手段を、更に備えたことを特徴としている。
本発明では、各トレイとその各トレイが保持する被記録媒体のサイズとの対応関係が、記憶手段に記憶されている。各トレイが保持する被記録媒体のサイズは、そのトレイの代用の可否に対して極めて大きな意味合いを有している。本発明では、上記対応関係を記憶手段に記憶しているので、やり直しによって選択されたトレイに保持されている被記録媒体のサイズを情報報知手段によって報知すれば、使用者は上記トレイの代用の可否を極めて正確に判断することができる。従って、本発明では、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、トレイの代用の可否を一層良好に判断可能にし、代用できるトレイを一層適切に選択して画像形成を行うことができるといった効果が生じる。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の構成に加え、上記トレイと上記サイズとの対応関係を入力するための入力手段を、更に備えたことを特徴としている。本発明では、入力手段からの入力によって上記トレイと上記サイズとの対応関係が規定されるので、トレイにサイズ検出用のセンサを設ける必要もなく、また、どのトレイにどのサイズの被記録媒体を保持させてもよい。例えば、使用頻度の高いサイズの被記録媒体を、被記録媒体の補充が容易なトレイに保持させることもできる。従って、本発明では、請求項3記載の発明の効果に加えて、センサを設けなくてもよいため構成が簡略化でき、被記録媒体の補充等の作業性を向上させることができるといった効果が生じる。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の構成に加え、上記受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成するとき、上記選択手段が選択したトレイに対応する被記録媒体のサイズが上記画像データに対応する被記録媒体のサイズよりも小さい場合、上記画像形成手段は、そのサイズの相違に応じて上記画像データに対応する画像を縮小して形成することを特徴としている。
【0020】
受信手段が受信した画像データに基づいて画像形成手段が画像を形成するとき、選択手段が選択したトレイに対応する被記録媒体のサイズが上記画像データに対応する被記録媒体のサイズよりも小さいと、画像データに対応する画像の一部が被記録媒体からはみ出す可能性がある。この場合、はみ出した部分の画像を後から確認するのが困難になる。そこで、本発明では、このような場合、画像形成手段は、上記サイズの相違に応じて画像データに対応する画像を縮小して形成する。すると、選択されたトレイの被記録媒体には、画像データに対応する画像が、縮小されながらもその全体が形成される。従って、本発明では、請求項3または4記載の発明の効果に加えて、受信した画像データに対応する画像の一部が確認できなくなるのを一層良好に防止することができるといった効果が生じる。
【0021】
請求項6記載の発明は、上記受信手段として、公衆通信回線を介して送信された画像データを受信する第1受信手段と、外部のコンピュータから公衆通信回線を介さずに送信された画像データを受信する第2受信手段と、を備え、上記トレイの内の少なくとも1つが、対応する被記録媒体のサイズを上記記憶手段に記憶されない特別なトレイである請求項3〜5のいずれかに記載の画像形成装置であって、上記第1受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成するとき、上記選択手段は上記特別なトレイ以外のトレイを選択することを特徴としている。
【0022】
公衆通信回線を介して送信された画像データは、一度失われると極めて再現が困難であるが、外部のコンピュータから公衆通信回線を介さずに送信された画像データは、そのコンピュータの使用者と画像形成装置の使用者とが一致する場合が多く、画像データの再現が比較的容易な場合がある。また、コンピュータの使用者と画像形成装置の使用者とが一致する場合は、上記特別なトレイにどのサイズの被記録媒体が保持されているかを使用者が知っている場合が多い。
【0023】
本発明では、上記公衆通信回線からの画像データを第1受信手段で受信し、上記コンピュータからの画像データを第2受信手段で受信している。ここで、前者の画像データに対応する画像を、対応する被記録媒体のサイズが記憶手段に記憶されていない特別なトレイに保持された被記録媒体に形成すると、その画像の全体が被記録媒体に形成されるという保障が全くなく、その画像の一部を後から確認することができなくなる可能性がある。そこで、本発明では、第1受信手段が受信した画像データに基づいて画像形成手段が画像を形成するとき、選択手段は上記特別なトレイ以外のトレイを選択する。
【0024】
このため、本発明では、請求項3〜5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、受信した画像データに対応する画像の一部が確認できなくなるのを一層良好に防止することができるといった効果が生じる。また、本発明では、対応する被記録媒体のサイズが記憶手段に記憶されない特別なトレイを備えているので、装置の利便性が一層向上するといった効果も生じる。
【0025】
請求項7記載の発明は、請求項3〜6のいずれかに記載の構成に加え、上記受信手段として、公衆通信回線を介して送信された画像データを受信する第1受信手段と、外部のコンピュータから公衆通信回線を介さずに送信された画像データを受信する第2受信手段と、を備え、上記第2受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成するときの、上記選択手段による上記トレイの選択順序を設定する順序設定手段を、更に備えたことを特徴としている。
【0026】
本発明も、請求項6と同様の第1受信手段及び第2受信手段を備えている。そして、本発明では、外部のコンピュータから公衆回線を介さずに送信された画像データを第2受信手段が受信してその画像データに基づいて画像を形成するときのトレイの選択順序を、順序設定手段によって設定することができる。
【0027】
前述のように、上記コンピュータの使用者と画像形成装置の使用者とは一致する場合が多い。この場合、使用者は、コンピュータから送信される画像データに対応する画像を形成する際に、どのトレイから順に選択するのが望ましいかを知っていることが多い。本発明では、このような場合に、順序設定手段によってトレイの選択順序を設定することができるので、請求項3〜6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、画像形成に適したトレイ、及び、代用できるトレイを一層適切に選択して画像形成を行うことができるといった効果が生じる。
【0028】
請求項8記載の発明は、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、上記被記録媒体を保持する複数のトレイと、該複数のトレイの内の1つを選択する選択手段と、該選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記画像形成手段まで搬送する搬送手段と、原稿画像を読み取る読み取り手段と、画像データを受信する受信手段と、を備えた画像形成装置において、上記選択手段が選択したトレイに上記被記録媒体がないとき、上記読み取り手段が読み取った原稿画像に基づいて上記画像形成手段が画像を形成する場合と、上記受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成する場合とで、上記画像形成手段または上記搬送手段に異なる動作を実行させる制御手段を、備えたことを特徴としている。
【0029】
このように構成された本発明では、選択手段が選択したトレイに被記録媒体がないとき、読み取り手段が読み取った原稿画像に基づいて画像形成手段が画像を形成する場合と、受信手段が受信した画像データに基づいて画像形成手段が画像を形成する場合とで、制御手段は、画像形成手段または搬送手段に異なる動作を実行させる。前述のように、読み取り手段が読み取った原稿画像に基づいて画像を形成する場合と、受信手段が受信した画像データに基づいて画像を形成する場合とでは、画像の少なくとも一部が被記録媒体に形成されなかったときの画像再現の容易性が異なる。そこで、本発明では、上記各場合に応じて、画像形成手段または搬送手段に異なる動作を実行させている。従って、本発明では、選択したトレイに被記録媒体がない場合にも適切に画像形成を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、プリンタエンジン4(画像形成手段に相当する)やイメージスキャナ装置5(読み取り手段に相当する)を有し、電話回線7を介して受信した画像データを記録紙P(被記録媒体に相当する)に記録したり、原稿から読み取った画像データを電話回線7を介して送信するなどの通常のファクシミリ機能に加えて、後述の接続ケーブルL1,L2を介してパーソナルコンピュータ8やネットワークを接続したいわゆる複合機1に本発明を適用した場合のものである。
【0031】
図1は、複合機1の構成を概略的に表すブロック図である。複合機1は、図1に示すように、基本的には、制御部10を有するコントロールユニット20と、このコントロールユニット20に接続された操作パネル3、プリンタエンジン4、イメージスキャナ装置5、音声等のサウンドを出力するスピーカ6、などとから構成されている。
【0032】
制御部10は、基本的に、CPU11と、このCPU11にデータバスなどを含むコモンバス16で接続されたROM12と、EEPROM(電気的に消去して書換え可能なROM)13と、RAM14と、DMAコントローラ15などで構成されている。また、コモンバス16には、画像データの短縮(圧縮)化のために符号化する符号化部及び符号化により短縮されている通信データを復号化する復号化部を有するCODEC21と、ハードロジック回路からなる入出力用ASIC(アプリケーション・スペシフィック・インテグレーテッド・サーキット)22とが接続されている。
【0033】
更に、コモンバス16には、スピーカ6を駆動する音声増幅器(AMP)23と、音声などのサウンド情報にも対応可能なファクシミリ通信用のモデム24と、バッファ26と、外部のパーソナルコンピュータ8に接続ケーブルL1を介して接続されたセントロニクス対応の通信用インタフェース(セントロニクス通信用I/F)27(第2受信手段に相当する)と、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)のホストコンピュータ(サーバ)31に接続ケーブルL2を介して接続された拡張通信用インタフェース(拡張通信用I/F)28とがそれぞれ接続されている。
【0034】
ここで、接続ケーブルL1は、通信用インタフェース27と、パーソナルコンピュータ8のセントロニクス対応の通信用インタフェースとにそれぞれ接続可能なセントロニクス用のケーブルで、パラレルのデータを送受信できるように、複数本のデータ線(例えば、8ビットに対応する8本のデータ線)と信号線とで構成され、複数本の信号線の内の1つは、パーソナルコンピュータ8の電源電圧の状態を示す電源状態信号用である。
【0035】
また、モデム24には、電話回線7(公衆通信回線に相当する)及びハンドセット9に接続されたNCU(ネットワーク・コントロール・ユニット)25(第1受信手段に相当し、通信用インタフェース27と合わせて受信手段に相当する)が接続されている。更に、入出力用ASIC22には、ディスプレイ3a(情報報知手段に相当する)及びキーボード3b(入力手段及び認可手段に相当する)を有する操作パネル3と、プリンタエンジン4とが接続され、DRAM(ダイナミックRAM)29を介してイメージスキャナ装置5が接続されている。すなわち、DRAM29には、イメージスキャナ装置5で読み込まれた画像データが一時的に記憶され、その画像データは入出力用ASIC22により読み出される。
【0036】
ここで、入出力用ASIC22は、コモンバス16を介して通信用インタフェース27,28から供給されるパラレルのデータをハードロジック処理によりプリンタエンジン4に出力するようになっている。また、入出力用ASIC22には、いくつかの入出力用ポートが設けられており、接続ケーブルL1の信号線を介して供給される電源状態信号が特定の入出力用ポートにセットされるようになっている。このため、CPU11は、その特定の入出力用ポートにセットされている電源状態信号に基づいて、パーソナルコンピュータ8の電源が遮断されたか否かを検出できるようになっている。
【0037】
ROM12には、電話回線7を介して外部のファクシミリ装置(図示省略)から受信した画像データ(FAXデータともいう)をプリンタエンジン4によって記録紙Pに記録するFAX受信動作や、イメージスキャナ装置5を作動させて画像データを電話回線7を介して外部のファクシミリ装置に送信するFAX送信動作を実現する制御プログラム、イメージスキャナ装置5で読み込んだ原稿の画像データを記録紙Pに記録するコピー動作を実現する制御プログラム、パーソナルコンピュータ8から受信した画像データを記録紙Pに記録するPCプリント動作を実現する制御プログラム、イメージスキャナ装置5で読み込んだ原稿の画像データをパーソナルコンピュータ8に送信するイメージリーダ動作を実現する制御プログラム、が格納されている。
【0038】
更に、ROM12には、電話回線7を介して受信した画像データをRAM14の受信データメモリ(図示省略)に格納しながらプリントするメモリ受信動作を実現する制御プログラム、電話回線7を介して相手側に対して音声信号を送受信する電話機能を実現する制御プログラム、電話回線7や通信用インタフェース27,28を介して受信したサウンド情報をスピーカ6に出力するサウンド機能を実現する制御プログラム、後述する総合的な画像形成処理の制御プログラム等が格納されている。
【0039】
ここで、この複合機1においてCPU11は、それに接続されているクロックからのクロック信号をハード的にカウントする内蔵タイマによるタイマ割り込みを受け付け可能になっている。そして、例えば、FAX送信動作の制御プログラムとPCプリント動作の制御プログラムとを並行処理するなど、複数組の制御プログラムを並行処理する場合には、CPU11が例えば、約1/60秒(約16msec)のタイマ割り込みを受け付ける毎に、これら複数組の制御プログラムをその割当てられた約1/60秒毎に時分割方式で順次切換えながら並行処理することにより、複数の動作を同時に実現できるようになっている。
【0040】
EEPROM13には、FAX送信動作やFAX受信動作を実現するときの各種の設定モード、PCプリント動作を実現するときの印字位置や印字濃度に関する各種の設定データが変更可能に記憶され、更に、複数の送信先の電話番号などが記憶されている。また、RAM14には、受信した画像データやサウンド情報などを一時的に格納するメモリや、第1トレイ61,第2トレイ62(図2参照)とそこに保持された記録紙Pのサイズとの対応関係を記憶するメモリ(記憶手段に相当する)や、FAX受信動作やコピー動作などの複数の動作を実現する制御プログラムの実行に必要な各種のメモリやバッファなどが設けられている。
【0041】
次に、プリンタエンジン4の構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2に示すように、プリンタエンジン4は、図示しない感光ドラムやその他後述の各種ローラを駆動するモータ40を備えており、出力用ASIC22はモータ駆動回路41を介してこのモータ40に駆動信号を出力している。また、出力用ASIC22は、モータ駆動回路41の他、第1ソレノイド42,第2ソレノイド43,第3ソレノイド44,第4ソレノイド45,定着用のヒータ46を駆動するヒータ駆動回路47,感光ドラム露光用のスキャナ48を駆動するスキャナモータ駆動回路49,及びバイアス回路54に接続されている。
【0042】
このバイアス回路54は、感光ドラムを一様に帯電させる帯電器51,感光ドラムの静電潜像にトナーを付着させる現像ローラ52,及びそのトナー像を記録紙Pに転写する転写ローラ53に、それぞれに応じたバイアス電圧を印加するものである。また、第1ソレノイド42は、第1トレイ61の給紙ローラ61a(搬送手段に相当する)に対するモータ40の駆動力の伝達を断続するものである。同様に、第2ソレノイド43は第2トレイ62の給紙ローラ62a(搬送手段に相当する)に対するモータ40の駆動力の伝達を、第3ソレノイド44は後述のMPトレイ63の給紙ローラ63a(搬送手段に相当する)に対するモータ40の駆動力の伝達を、第4ソレノイド45はレジストローラ45aに対するモータ40の駆動力の伝達を、それぞれ断続するものである。
【0043】
ここで、本実施の形態の複合機1は、図3に外観を示すように、開閉自在なMPトレイ(マルチパーパストレイ)63が設けられており、このMPトレイ63を開けば任意のサイズの記録紙Pを最大100枚程度まで積層状に保持して画像形成に供することができる。なお、このMPトレイ63には任意のサイズの記録紙Pが適宜保持されるため、RAM14の上記メモリは、MPトレイ63とそこに保持される記録紙Pのサイズとを対応付けて記憶する領域を有していない。
【0044】
また、複合機1の天板にはFAX送信動作やコピー動作を実行させる際に原稿を載置するための原稿載置台64が設けられ、その手前(MPトレイ63側)には前述の操作パネル3が設けられている。第1トレイ61,第2トレイ62と記録紙Pのサイズとの対応関係は、この操作パネル3の操作によって入力され、RAM14の上記メモリに記憶される。また、第1トレイ61,第2トレイ62,MPトレイ63には、それぞれ被記録媒体検出手段として、記録紙Pの有無を検出するための記録紙検出センサ71,72,73が設けられている。
【0045】
次に、複合機1がこの対応関係に基づいてトレイ61〜63を自動選択して実行する画像形成処理について、図4,5のフローチャートを用いて説明する。なお、CPU11は、トレイの自動選択が設定されている場合、操作パネル3,電話回線7,パーソナルコンピュータ8,またはホストコンピュータ31から何らかの画像形成を実行すべき指令を受信するとこの処理を開始する。
【0046】
図4に示すように、処理を開始するとCPU11は、先ずS1(Sはステップを表す:以下同様)にて、指令された画像形成処理がコピー動作であるか否かを判断する。コピー動作である場合は(S1:Y)、先ず第1トレイ61を選択して(S2)、その第1トレイ61に記録紙Pがあるか否かを記録紙検出センサ71の出力信号に基づいて判断する(S3)。そして、記録紙Pがある場合は(S3:Y)、別ルーチンの図示しない記録実行処理へ移行して(S4)、原稿画像を第1トレイ61の記録紙Pに複写して処理を終了する。
【0047】
一方、第1トレイ61に記録紙Pがない場合は(S3:N)、第2トレイ62を選択して(S5)、その第2トレイ62に記録紙Pがあるか否かを記録紙検出センサ72の出力信号に基づいて判断する(S6)。第2トレイ62に記録紙Pがない場合は(S6:N)、後述のS7へ移行し、記録紙Pがある場合は(S6:Y)、S8へ移行する。S8では、第2トレイ62に保持された記録紙Pが第1トレイ61に保持された記録紙Pと同じサイズであるか否かを、前述のメモリに記憶されたデータに基づいて判断する。そして、同じサイズである場合は(S8:Y)、前述のS4と同様の記録実行処理へ移行して(S9)、原稿画像を第2トレイ62の記録紙Pに複写して処理を終了する。
【0048】
第2トレイ62に保持された記録紙Pが第1トレイ61に保持された記録紙Pと同じサイズでない場合は(S8:N)、サイズが変更される旨の表示をディスプレイ3aに行い(S11)、許可または不許可の指示がキーボード3bになされるまで操作パネル3の操作状態を読み込む(S12)。すなわち、S11では、RAM14の上記メモリに記憶されたデータに基づいて、第2トレイ62に保持された記録紙Pのサイズを操作パネル3のディスプレイ3aに表示し、第1トレイ61に保持された記録紙Pの代わりに第2トレイ62に保持された記録紙Pを使用してコピーを行ってもよいか否かを使用者に問う。そして、続くS12では、操作パネル3のキーボード3bの操作状態を読み込み、許可または不許可を指示する操作がなされるまで待機して、そのような操作がなされると続くS13へ移行する。
【0049】
S13では、上記読み込んだ操作が「許可」を指示するものであるか否かを判断し、許可を指示するものであれば(S13:Y)、前述のS4と同様の記録実行処理へ移行して(S14)、原稿画像を第2トレイ62の記録紙Pに複写して処理を終了する。逆に、不許可を指示するものであれば(S13:N)、エラーメッセージを表示して複合機1を初期状態に戻すなどの周知の記録中断処理を、図示しない別ルーチンにより実行して処理を終了する(S15)。
【0050】
一方、第2トレイ62に記録紙Pがない場合は(S6:N)、MPトレイ63を選択して(S7)、そのMPトレイ63が使用可能なトレイであるか否かを判断する(S16)。前述のように、MPトレイ63は、そこに保持される記録紙Pのサイズが記憶される領域を上記メモリに有していない。このため、複合機1の動作によってはMPトレイ63の使用が許可されない場合がある。コピー動作の場合は一般的に「使用可」であるので、ここでは肯定判断してS17へ移行する。
【0051】
S17では、MPトレイ63に記録紙Pがあるか否かを記録紙検出センサ73の出力信号に基づいて判断する。そして、記録紙Pがない場合(S17:N)、及び、前述のS16にて「使用不可」と判断した場合は(S16:N)、前述のS15へ移行して記録を中断する。MPトレイ63に記録紙Pがある場合は(S17:Y)、MPトレイ63に保持された記録紙Pが記録紙Pが第1トレイ61に保持された記録紙Pと同じサイズであるか否か判断し(S18)、同じサイズである場合は(S18:Y)、前述のS4と同様に記録実行処理へ移行して(S19)、原稿画像をMPトレイ63の記録紙Pに複写して処理を終了する。
【0052】
但し、MPトレイ63は、前述のように、そこに保持される記録紙Pのサイズが記憶される領域を上記メモリに有していないので、この実施の形態の場合、S18では否定判断してS21へ移行する。S21では、サイズが不明の記録紙Pを用いてコピー動作を行う旨の表示をディスプレイ3aに行い、続いて、前述のS12〜15と同様に、許可または不許可の指示がキーボード3bになされるまで操作パネル3の操作状態を読み込み(S22)、許可が指示されれば(S23:Y)、記録実行処理へ移行して処理を終了し(S24)、不許可が指示されれば(S23:N)、記録中断処理を実行して処理を終了する(S25)。なお、S1〜25の処理中にFAXデータを受信した場合は、S1〜25の処理を続け、FAXデータはRAM14に記憶される。
【0053】
このように以上の処理では、選択した第1トレイ61または第2トレイ62に記録紙Pがない場合(S3:N、または、S6:N)、第2トレイ62またはMPトレイ63を選択している。そして、この選択のやり直しによって選択された第2トレイ62またはMPトレイ63に保持されている記録紙Pのサイズが、第1トレイ61に保持されていた記録紙Pのサイズと異なる場合、その旨報知して、使用者が許可した場合にのみ、その第2トレイ62またはMPトレイ63に保持された記録紙Pをコピー動作に供している。このため、最初に選択した第1トレイ61に記録紙Pがない場合は、代用できるトレイを適切に選択してコピー動作を行うことができる。
【0054】
続いて、複合機1に指令された画像形成処理がコピー動作以外の動作(例えば、FAX受信動作やPCプリント動作)の場合は、S1で否定判断してS31へ移行する。ここでは、第1トレイ61を選択し(S31)、続いて、その第1トレイ61に記録紙Pがあるか否かを判断する(S32)。記録紙Pがある場合は(S32:Y)、自動縮小が設定されているか否かを判断し(S33)、設定されていない場合は(S33:N)、100%の倍率を設定する(S34)。そして、別ルーチンの図示しない記録実行処理へ移行し(S35)、電話回線7,パーソナルコンピュータ8などから受信した画像データを記録紙Pに記録して処理を終了する。また、自動縮小が設定されている場合は(S33:Y)、電話回線7,パーソナルコンピュータ8などから受信した画像データのライン数を取得し(S36)、そのライン数に基づいて記録紙Pのサイズに応じた倍率を計算した後(S37)、上記記録実行処理へ移行してその倍率で画像を記録する(S35)。
【0055】
一方、第1トレイ61に記録紙Pがない場合は(S32:N)、第2トレイ62を選択して(S41)、その第2トレイ62に記録紙Pがあるか否かを判断する(S42)。そして、第2トレイ62に記録紙Pがある場合は(S42:Y)、前述のS33へ移行し、その第2トレイ62に保持された記録紙Pに対してS33〜37の処理による記録を行う。
【0056】
また、第2トレイ62にも記録紙Pがない場合は(S42:N)、MPトレイ63を選択して(S43)、そのMPトレイ63が使用可能なトレイであるか否かを判断する(S44)。前述のように、MPトレイ63は、そこに保持される記録紙Pのサイズが記憶される領域を上記メモリに有していない。このため、本実施の形態では、FAX受信動作ではMPトレイ63の使用が許可されない。これに対し、PCプリント動作では、パーソナルコンピュータ8からの設定によりMPトレイ63の使用が可能となる。
【0057】
MPトレイ63の使用が可能な場合は(S44:Y)、そのMPトレイ63に記録紙Pがあるか否かを判断する(S45)。そして、MPトレイ63に記録紙Pがある場合は(S45:Y)、前述のS33へ移行し、そのMPトレイ63に保持された記録紙Pに対してS33〜37の処理による記録を行う。
【0058】
一方、MPトレイ63が「使用不可」の場合(S44:N)、または、MPトレイ63にも記録紙Pがない場合は(S45:N)、別ルーチンの記録中断処理を実行して処理を終了する(S46)。この記録中断処理がなされると、画像データの送信元であるファクシミリ装置(図示省略)やパーソナルコンピュータ8にも、その画像データが正常に記録されなかった旨報知される。なお、S4,S9,S14,S15,S19,S24,S25,S46,S35を実行した後、複合機1は、画像形成の指示を待つ状態に戻る。
【0059】
このように、FAX受信動作やPCプリント動作では、複合機1は、第1トレイ61に記録紙Pがなかった場合、使用者に許可を求めることなく第2トレイ62またはMPトレイ63を利用して記録実行処理(S35)を行っている。このため、複合機1では、受信した画像データが記録されずに消失してしまうのを良好に防止することができる。しかも、自動縮小を設定しておけば(S33:Y)、受信した画像データに対応する記録紙Pのサイズよりも記録に供される記録紙Pのサイズの方が小さい場合でも、その画像データに対応する画像を縮小しつつも画像全体を記録紙Pに形成することができるので、上記画像データの一部が確認できなくなるのを一層良好に防止することができる。また、FAX受信動作ではMPトレイ63以外のトレイを選択しているので(S44)、電話回線7を介して受信した画像データの一部が確認できなくなるのを更に一層良好に防止することができる。
【0060】
なお、上記実施の形態において、S2,5,7,31,41,43の処理が選択手段に、S3,6,32,42における否定判断の処理が再選択指令手段に、それぞれ相当する処理である。また、本発明は上記実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、本発明は複合機以外にも適用することができ、例えばコピー動作のみを実行する画像形成装置にも適用することができる。
【0061】
また、上記実施の形態では、第1トレイ61,第2トレイ62と記録紙Pのサイズとの対応関係を操作パネル3から入力し、RAM14の上記メモリに記憶しているが、この対応関係はプリセット値に固定であってもよく、第1トレイ61,第2トレイ62にセンサを設けることによって自動的に入力するようにしてもよい。但し、本実施の形態では、上記対応関係が固定されていないので、使用頻度の高い記録紙Pを補充が容易なトレイに保持させることが可能であり、また、センサを設ける必要がないので構成を簡略化してコストダウンを図ることができる。更に、この対応関係としては、記録紙Pのサイズ以外にも、上質紙,専用紙,OHP用フィルムなどといった記録紙Pの種類や、厚さの違いによる記録紙Pの種類を記憶してもよい。但し、記録紙Pのサイズは他の記録紙Pが代用できるか否かに対して極めて大きな意味合いを有しているので、上記のような代用の可否の判断を一層正確に行うことができる。
【0062】
また更に、上記実施の形態では、第1トレイ61→第2トレイ62→MPトレイ63の順でトレイを選択しているが、PCプリント動作時には、パーソナルコンピュータ8からの設定により、MPトレイ63→第1トレイ61→第2トレイ62の順で選択できるようにしてもよい。この場合、画像形成に適したトレイ、及び、代用できるトレイを一層適切に選択することができる。また、この場合、パーソナルコンピュータ8からの設定に応じた複合機1側の処理が順序設定手段に相当する。
【0063】
更に、PCプリント動作時には、S11,12,21,22と同様の報知手段,許可手段に対応する動作を、パーソナルコンピュータ8側で実行できるようにしてもよい。この場合、サイズ変更があった旨のデータをパーソナルコンピュータ8に送信する手段が報知手段に、そのサイズ変更が許可された旨のデータをパーソナルコンピュータ8から受信する手段が許可手段に、それぞれ相当する。
【0064】
また、コピー動作時には、原稿のサイズをセンサで自動的に読み取り、その原稿サイズに近いサイズの記録紙Pから順に選択するようにしてもよい。更に、本発明は、1枚だけ記録紙Pを保持できる手差しトレイをMPトレイ63の代わりに設けた画像形成装置や、インクジェット式,インクリボン式の画像形成装置に対しても適用することができる。また、各トレイに記録紙検出センサを設けずに、給紙ローラを駆動させて所定時間内に、記録紙搬送経路上に設けられた記録紙検出センサの出力信号が、記録紙有りとなるか否かによって各トレイの記録紙の有無を検出してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複合機の構成を概略的に表すブロック図である。
【図2】その複合機のプリンタエンジンの構成を表すブロック図である。
【図3】その複合機の外観を表す斜視図である。
【図4】その複合機で行われる画像形成処理を表すフローチャートである。
【図5】その画像形成処理の続きを表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…複合機 3…操作パネル 3a…ディスプレイ 3b…キーボード
4…プリンタエンジン 5…イメージスキャナ装置 10…制御部
11…CPU 12…ROM 14…RAM 24…モデム
25…NCU 27,28…通信用インタフェース 31…ホストコンピュータ
40…モータ 42…第1ソレノイド 43…第2ソレノイド
44…第3ソレノイド 61…第1トレイ 62…第2トレイ
63…MPトレイ 61a,62a,63a…給紙ローラ P…記録紙
Claims (8)
- 被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
上記被記録媒体を保持する複数のトレイと、
該複数のトレイの内の1つを選択する選択手段と、
該選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記画像形成手段まで搬送する搬送手段と、
を備えた画像形成装置において、
上記選択手段が選択したトレイに上記被記録媒体がない場合、上記選択手段に上記トレイの選択のやり直しを指令する再選択指令手段と、
上記やり直しによって上記選択手段がトレイを選択し、その選択したトレイに保持されている被記録媒体のサイズまたは種類がやり直し前のトレイに保持されていた被記録媒体のサイズまたは種類と異なる場合、そのトレイに関する情報を報知する情報報知手段と、
該情報報知手段が情報を報知したトレイの使用を許可するための指示を入力するための許可手段と、
を備え、
該許可手段に許可がなされた場合、上記やり直しによって上記選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記搬送手段が上記画像形成手段まで搬送することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿画像を読み取る読み取り手段と、
画像データを受信する受信手段と、
を更に備え、
上記読み取り手段が読み取った原稿画像に基づいて上記画像形成手段が画像を形成するとき、上記許可手段に許可がなされた場合にのみ、上記やり直しによって上記選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記搬送手段が上記画像形成手段まで搬送し、上記受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成するとき、上記許可手段に許可がなされたか否かに関わらず、上記やり直しによって上記選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記搬送手段が上記画像形成手段まで搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 上記各トレイと、その各トレイが保持する上記被記録媒体のサイズとの対応関係を記憶する記憶手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 上記トレイと上記サイズとの対応関係を入力するための入力手段を、更に備えたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 上記受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成するとき、上記選択手段が選択したトレイに対応する被記録媒体のサイズが上記画像データに対応する被記録媒体のサイズよりも小さい場合、上記画像形成手段は、そのサイズの相違に応じて上記画像データに対応する画像を縮小して形成することを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
- 上記受信手段として、
公衆通信回線を介して送信された画像データを受信する第1受信手段と、
外部のコンピュータから公衆通信回線を介さずに送信された画像データを受信する第2受信手段と、
を備え、
上記トレイの内の少なくとも1つが、対応する被記録媒体のサイズを上記記憶手段に記憶されない特別なトレイである請求項3〜5のいずれかに記載の画像形成装置であって、
上記第1受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成するとき、上記選択手段は上記特別なトレイ以外のトレイを選択することを特徴とする画像形成装置。 - 上記受信手段として、
公衆通信回線を介して送信された画像データを受信する第1受信手段と、
外部のコンピュータから公衆通信回線を介さずに送信された画像データを受信する第2受信手段と、
を備え、
上記第2受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成するときの、上記選択手段による上記トレイの選択順序を設定する順序設定手段を、
更に備えたことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
上記被記録媒体を保持する複数のトレイと、
該複数のトレイの内の1つを選択する選択手段と、
該選択手段が選択したトレイに保持された上記被記録媒体を、上記画像形成手段まで搬送する搬送手段と、
原稿画像を読み取る読み取り手段と、
画像データを受信する受信手段と、
を備えた画像形成装置において、
上記選択手段が選択したトレイに上記被記録媒体がないとき、上記読み取り手段が読み取った原稿画像に基づいて上記画像形成手段が画像を形成する場合と、上記受信手段が受信した画像データに基づいて上記画像形成手段が画像を形成する場合とで、上記画像形成手段または上記搬送手段に異なる動作を実行させる制御手段を、
備えたことを特徴とする画像形成装置。
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