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JP2004209065A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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JP2004209065A
JP2004209065A JP2003000983A JP2003000983A JP2004209065A JP 2004209065 A JP2004209065 A JP 2004209065A JP 2003000983 A JP2003000983 A JP 2003000983A JP 2003000983 A JP2003000983 A JP 2003000983A JP 2004209065 A JP2004209065 A JP 2004209065A
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Japan
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humidity
cooling
air
drying
washing
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Pending
Application number
JP2003000983A
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English (en)
Inventor
Makoto Motoyoshi
誠 元吉
Tsunehiro Soma
倫弘 相馬
Takuya Watanabe
卓也 渡邉
Naoki Hattori
直幾 服部
Atsushi Hosokawa
敦志 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Global Life Solutions Inc
Original Assignee
Hitachi Home and Life Solutions Inc
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Publication date
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Abstract

【課題】乾燥工程における循環空気の加熱と冷却効率を高める。
【解決手段】冷却除湿後の循環空気の湿度を検出し、循環空気の湿度が設定値を下回らないように冷却手段の冷却出力を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平11−347282号公報
【0003】
除湿循環方式の洗濯乾燥機は、洗濯水を溜める外槽と、底部に撹拌翼(パルセータ)を設置した洗濯槽(兼脱水槽)と、前記撹拌翼および洗濯槽を回転駆動する駆動手段と、給排水手段と、洗濯槽内に空気を循環させる空気循環手段と、洗濯槽内の衣類の水分を奪って高湿状態となった循環空気を冷却手段で冷却して除湿する除湿手段と、この除湿手段を通過した後の空気の湿度を検出する湿度検出手段と、湿度検出手段を通過した後の空気を加熱する加熱手段と、前記駆動手段,給排水手段,空気循環手段,冷却手段および加熱手段を制御する制御装置を備える。
前記制御装置は、洗濯工程では、給水して外槽(洗濯槽)内に洗濯水を溜めた状態で撹拌翼を正逆回転させて洗濯水および洗濯物を撹拌して洗濯し、排水状態で洗濯槽を高速回転させて洗濯物を脱水するように前記給排水手段および駆動手段を制御する。
そして、乾燥工程では、外槽を排水状態にして洗濯槽内に空気を循環させ、洗濯槽内の衣類の水分を奪って高湿状態となった循環空気を冷却して結露させることにより除湿し、除湿した後の空気の湿度を検出し、その後、循環空気を加熱して洗濯槽内に還流させるように前記給排水手段,空気循環手段,冷却手段および加熱手段を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような除湿循環方式の洗濯乾燥機において、乾燥が進んで衣類から気化する水分が少なくなると、除湿手段に流入する循環空気に含まれる水分量(湿度)も少なくなって露点温度も下がることから、除湿手段における冷却手段で冷却しても露点温度まで低下せず、結果的に除湿されなくなってしまう。
このような状態では、冷却手段を運転(冷却出力を維持)しても循環空気の温度を下げるだけで衣類の乾燥には効果がなく、空気循環エネルギーや冷却に使用するエネルギー(冷却水等)や加熱に使用するエネルギー(電力)を無駄に消費するだけである。
本発明の1つの目的は、乾燥工程における循環空気の除湿を効率良く実現することができる洗濯乾燥機を提案することにある。
本発明の他の目的は、乾燥工程における乾燥時間の短縮と電力消費の抑制を実現することができる洗濯乾燥機を提案することにある。
本発明の更に他の目的は、前述した目的を達成するための安価な冷却手段および制御装置を提案することにある。
本発明の更に他の目的は、乾燥工程における循環空気の加熱および冷却除湿を効率的に行うことにより、加熱エネルギー(電力)と冷却エネルギー(水)の消費量を軽減することができる洗濯乾燥機を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した空気を冷却手段によって冷却除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、
前記制御装置は、乾燥工程において、前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回らないように前記冷却手段の冷却出力を制御することを特徴とするものである。
【0006】
第2の発明は、空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した循環空気を冷却除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号および温度を検出する温度検出手段から出力される温度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、
前記制御装置は、乾燥工程において、前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回らないように前記洗濯槽内に循環させる空気の循環量を調整するように前記空気循環手段を制御することを特徴とするものである。
【0007】
第3の発明は、空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した循環空気を冷却手段で冷却して除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機機において、
前記制御装置は、乾燥工程において、前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回らないように、前記冷却手段の冷却出力を抑え、若しくは最大出力に維持する制御と、前記空気循環手段による空気の循環量を抑え、若しくは最小循環量に維持する制御とを組み合せた制御を実行することを特徴とするものである。
【0008】
第4の発明は、洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した空気を冷却手段によって冷却除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、
前記制御装置は、乾燥工程において、前記冷却手段の冷却出力を最大とした場合でも前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回る場合には、前記冷却手段の出力を下限とし、若しくは冷却出力を停止させる制御を実行することを特徴とするものである。
【0009】
第5の発明は、第1〜第4の発明において、前記冷却手段は、湿潤した空気を循環させる循環風路内に水をシャワー状若しくは霧状に散布するか、金属板を設置して該金属板の表面に水を流すことにより、循環空気を冷却して除湿するように構成したことを特徴とするものである。
【0010】
第6の発明は、空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した空気を冷却手段によって水冷除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号と温度検出手段から出力される温度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、
前記制御装置は、乾燥工程において、乾燥運転初期段階においては、湿度検出信号の値が第1の設定湿度に上昇するまでは冷却出力停止状態で冷却手段を待機させ、湿度検出信号の値が第1の設定湿度に上昇した後も所定の設定温度に上昇するまでは冷却出力を抑制した水冷除湿制御を実行し、所定の設定温度に上昇した後は冷却出力の抑制を解除した水冷除湿制御を実行し、その後は湿度検出信号の値が予め設定した第2の設定湿度を下回らないように前記冷却手段の冷却出力および/または空気循環手段の循環風量を制御し、湿度検出信号が予め設定した第3の設定湿度に低下したならば乾燥終了制御を実行することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態を示す洗濯乾燥機の縦断側面図、図2は、この洗濯乾燥機における循環風路系を示す縦断背面図である。
【0012】
外枠1の内部に複数のサスペンション2で支持した外槽3を設け、この外槽3その中に洗濯槽(兼脱水槽)4および該洗濯槽4の底部に位置させて撹拌用のパルセータ5を設ける。洗濯槽5とパルセータ5は、外槽3を貫通させた2重回転軸6によって回転自在に支持し、駆動部7によって選択的または一緒に回転駆動する。駆動部7は、可逆回転電動機と切換えクラッチ機構と減速機構を内蔵し、洗濯槽4を静止させた状態でパルセータ5の正逆回転を繰り返して洗濯物を撹拌する洗濯駆動と、洗濯槽4とパルセータ5を一体的に高速回転させて洗濯物を遠心脱水する脱水駆動と、洗濯槽4とパルセータ5を一体的に高速回転させて通風乾燥させた後に洗濯槽4を静止させてパルセータ5を正逆回転させて布解しする駆動を繰り返す乾燥駆動を行う。
【0013】
外枠1の上端に設置するトップカバー8は、その中央部分に衣類投入口8aを形成し、この衣類投入口8aの前側(図中左側)に位置させて前部空間8bを形成し、後側(図中右側)に位置させて後部空間8cを形成し、横側(図中奥側)に位置させて横部空間(図示省略)を形成し、前記衣類投入口8aを前記洗濯槽4の上部開口に対向させて前記外枠1に設置する。
【0014】
トップカバー8の衣類投入口8aは、外蓋9によって開閉自在に塞ぎ、前部空間8bには操作パネル用制御回路基板(操作パネル用制御装置)10と水位センサ(図示省略)を収納し、後部空間8cには洗濯給水電磁弁11と洗剤供給装置12と冷却給水電磁弁13を収納し、横部空間には主制御回路基板(主制御装置)14を収納する。操作パネル用制御回路基板10は、電源スイッチ,指示入力スイッチ群,表示素子群などを実装し、トップカバー8上から操作および目視可能状態に設置する。主制御回路基板14は、前記操作パネル用制御回路基板10における各種スイッチからの指示入力に従って、洗濯,脱水および乾燥運転制御を実行すると共にその設定状況と進行状況を表示するように操作パネル用制御回路基板10上の表示素子群を制御する。
【0015】
外槽3の底部には排水口3aを形成し、排水電磁弁15を介して排水ホース16を接続する。
【0016】
外槽3の上部開口は、内蓋17によって開閉自在に塞ぎ、後側の側面には、温風循環除湿装置18を設置する。
【0017】
温風循環除湿装置18は、図2に示すように、外槽3の下部に形成した吸出し口3bから上向きに伸びる水冷除湿風路部18aと、この水冷除湿風路部18a内に縦長状態に設置した水冷金属板18bと、この水冷金属板18bに沿って流下させる冷却水18cを前記冷却給水電磁弁13から供給する給水パイプ18dと、前記水冷除湿風路部18aの上端から折り返して下向きに形成した下降風路部18eと、この下降風路部18eの上端部に設置したフィルター18fと、この下降風路部18e内の下部に設けた湿度センサ18gおよび温度センサ18mと、下降風路部18eの下端部に吸気口を接続して設けた電動送風ファン18hと、この電動送風ファン18hの吐出口から上向きの伸びる上昇風路部18iと、この上昇風路部18iの先端に設けた吹出し口部18jと、この吹出し口部18jに内蔵したPTCヒータ18kを備える。
【0018】
この洗濯乾燥機の電気回路は、図3に示すように、電源スイッチ101を介して受電する主制御回路基板14に実装する主制御装置は、マイクロコンピュータ141を中心にして構成し、電源回路142と、前記駆動装置7と洗濯給水電磁弁11と洗剤供給装置12における洗剤給水電磁弁121および洗剤撹拌電動機122と排水電磁弁15と電動送風ファン18hとPTCヒータ18kと冷却給水電磁弁13への給電を制御するための半導体交流スイッチング素子(FLS)群を有する駆動回路143を備える。
【0019】
前記駆動装置7は、駆動電動機71とクラッチ機構72を備え、駆動電動機71は、固定子巻線711と回転センサ712を備え、クラッチ機構72は、操作手段721を備える。
【0020】
そして、前記駆動回路143は、駆動装置7における前記駆動電動機71の固定子巻線711への給電制御に関しては、正逆回転制御用に2つの半導体交流スイッチング素子(FLS)143a,143bを備える。FLS143aは、正回転給電制御用の半導体スイッチング素子、FLS143bは逆回転給電制御用の半導体交流スイッチング素子である。この実施の形態において、駆動電動機71の回転速度制御は、固定子巻線711aへの給電をFLS143a,143bによって位相制御することによって行うように構成しているが、インバータ駆動のブラシレス電動機を駆動電動機71として使用する構成においては、PWM制御やPAM制御によって行うように構成する。また、駆動装置7におけるクラッチ機構72の操作手段721への給電を制御するFLS143cを備える。
【0021】
また、駆動回路143は、洗濯給水電磁弁11,洗剤給水電磁弁121,洗剤撹拌電動機122,排水電磁弁15,電動送風ファン18h,PTCヒータ18k,冷却給水電磁弁13への給電を制御するFLS143d〜143jを備える。そして、この駆動回路143は、マイクロコンピュータ141からの指示に従ってFLS143a〜FLS143jの導通状態を制御して従属する負荷への給電制御を行う。
【0022】
電動送風ファン18hは、この実施の形態では速度制御が容易な直流モータを使用し、その回転速度制御は、巻線への給電をFLS143hによって位相制御することによって行うように構成しているが、インバータ駆動のブラシレス電動機を駆動電動機として使用する構成においては、PWM制御やPAM制御によって行うように構成する。
【0023】
マイクロコンピュータ141は、更に、前記駆動電動機71の回転センサ712,湿度センサ6g,水位センサ19,操作パネル用制御回路基板10に接続し、予め組み込まれた制御処理プログラムを実行することにより、操作パネル用制御回路基板10の指示入力スイッチ群101と水位センサ19と回転センサ712と湿度センサ18gと温度センサ18mからの信号を読み込み、駆動回路143を制御することによって、洗濯物の布量検出,洗濯水位および洗剤量の設定,高濃度洗剤液生成・供給(浸沈),洗い,濯ぎ,脱水および温風乾燥の各工程を実行し、操作パネル10の表示素子群102を制御することによって工程設定内容および進行状況を表示する。
【0024】
この実施の形態において、温風循環除湿装置18における吸出し口3b,水冷除湿風路部18a,水冷金属板18b,冷却水18c,冷却給水電磁弁13,給水パイプ18d,下降風路部18e,フィルター18f,電動送風ファン18h,上昇風路部18i,吹出し口部18j,PTCヒータ18kは、乾燥装置を構成し、回転センサ712,操作パネル用制御回路基板10,主制御回路基板14,湿度センサ18gおよび温度センサ18m,水位センサ19は、制御装置を構成する。
【0025】
また、この実施の形態は、水冷除湿方式を採用しており、冷却給水電磁弁13と給水パイプ18dと水冷除湿風路部18aおよび水冷金属板18bが冷却手段を構成し、冷却出力は、冷却水流量(冷却給水電磁弁13の開度)が対応する。
【0026】
また、吸出し口3b,水冷除湿風路部18a,下降風路部18e,フィルター18f,電動送風ファン18h,上昇風路部18i,吹出し口部18jは、空気循環手段を構成する。
【0027】
この洗濯乾燥機は、電源スイッチ101を投入し、外蓋9と内蓋17を開いて洗濯槽4内に洗濯物を投入し、外蓋9と内蓋17を閉じて操作パネル用制御回路基板10の指示入力スイッチ群101における洗濯開始スイッチを投入すると、マイクロコンピュータ141は、駆動装置7を運転して洗濯槽4を静止させた状態でパルセータ5を回転させることによって布量を検出し、洗濯水量および相応する洗剤量を決定し、これを表示するように操作パネル用制御回路基板10における表示素子群102を制御する処理を実行する。
【0028】
そして、相当する量の粉末合成洗剤および仕上剤が洗剤供給装置12における洗剤溶解容器に投入されると、洗剤給水電磁弁121を開いて前記粉末合成洗剤を高濃度状態に溶解するのに好適な量の水道水(洗剤溶解水)を洗剤溶解容器に供給し、更に、洗剤撹拌電動機122を運転して粉末合成洗剤を撹拌しながら溶解して高濃度洗剤液を生成する。
【0029】
次に、洗剤給水電磁弁121を開いて洗剤溶解容器に追加の給水を行うことにより該洗剤溶解容器内の高濃度洗剤液を溢水させると共に洗濯給水電磁弁11を開いて高濃度洗剤液を所望の洗剤濃度(5〜30倍の範囲)に希釈して洗濯物に降りかけるように制御する。このとき、高濃度洗剤液が洗濯物に満遍なく降りかかって該洗濯物内に均一に浸沈するように、洗濯槽4とパルセータ5を一体的に緩速回転させ、または洗濯槽4を静止させた状態でパルセータ5を回転させることによって、洗濯物を回転または撹拌するように駆動装置143を制御する。
【0030】
このように粉末合成洗剤を水で溶解して生成し更に希釈した5〜30倍の濃度の高濃度洗剤液を洗濯物に浸沈させると、洗剤成分の化学的な洗浄力が洗濯物の汚れに効率良く作用して洗浄力を高める。
【0031】
高濃度洗剤液を洗濯物に浸沈させた後、所定の水位まで洗い水を給水するように洗濯給水電磁弁11と洗剤給水電磁弁121を開弁制御し、その後、洗濯槽4を静止させた状態または回転自由状態でパルセータ5を正,逆回転させて洗濯物に機械力を作用させる洗い工程を実行するように駆動装置143を制御する。
【0032】
洗い工程を終了した後に、洗い水を機外に排水するように排水電磁弁15を開弁制御し、洗濯槽4とパルセータ5を一体的に高速回転させて洗い水を遠心脱水する中間脱水を行うように駆動装置143を制御する。この中間脱水を終了した後に、排水電磁弁15を閉弁制御し、所定の濯ぎ水位まで給水するように洗濯給水電磁弁11を開弁制御し、更に、パルセータ5を正,逆回転させて洗濯物に機械力を作用させる濯ぎ工程を実行するように駆動装置143を制御する。この濯ぎ工程は、必要に応じて、複数回実行し、最後の濯ぎにおける給水時に仕上剤を供給する。
【0033】
濯ぎ工程を終了した後に、濯ぎ水を機外に排水するように排水電磁弁15を開弁制御し、排水後に、洗濯槽4とパルセータ5を一体的に高速回転させて濯ぎ水を遠心脱水する最終脱水を行うように駆動装置143を制御する。
【0034】
このように洗濯および遠心脱水した洗濯物を洗濯槽4内で乾燥させるように、洗濯槽4とパルセータ5を一体的または反対方向に回転させるように駆動装置143を制御し、外槽3および洗濯槽4内の湿潤空気を吸出し口3bから吸い出して吹出し口18jから洗濯槽4内に吹き込む循環空気を生成するように電動送風ファン18hを運転制御し、この循環空気を水冷除湿風路部18a内で水冷除湿するように冷却給水電磁弁13を開弁制御し、洗濯槽4に吹き込む空気を加熱するようにPTCヒータ18kを制御する温風乾燥工程を実行する。
【0035】
この温風乾燥工程の制御において、マイクロコンピュータ141は、高い除湿効果が得られる冷却水量および/または循環風量となるように冷却給水電磁弁13と電動送風ファン6iを制御する処理を実行する。この間、湿度センサ18gから出力される湿度検出信号を参照して除湿率や乾燥度を監視し、所望の乾燥度が得られた時点で乾燥終了制御処理を実行する。
【0036】
この温風乾燥工程において、電動送風ファン18hから送り出されてPTCヒータ18kを通過して加熱された循環空気は、高温低湿状態となって吹出し口部18jから洗濯槽4内に吹き出される。洗濯槽4内の衣類20は、この高温低湿状態の循環空気に触れて温度が上昇して内部の水分が気化することで時間の経過と共に乾燥していく。
【0037】
洗濯物20から気化した水分を含んで高湿状態となった空気は、洗濯槽4から外槽3に出て吸出し口3bから温風循環除湿装置18に入る。この温風循環除湿装置18は、水冷除湿風路部18a内において、冷却給水電磁弁13から給水パイプ18dを介して水冷金属板18bに供給されて流下する冷却水によって高湿状態の循環空気を冷却して水分を凝縮させて除湿する。冷却水と凝縮水は、吸出し口3bから外槽3内に流れ込み、排水口3aから排水電磁弁15と排水ホース16を通して機外に排水する。
【0038】
除湿された循環空気は、フィルター18fを通過させて空気中に含まれる糸屑や布屑が捕捉した後に電動送風ファン18hに戻し、再び送り出す。
【0039】
図4は、PTCヒータ18kの温度が安定した状態において該PTCヒータ18kを通過した後の空気の温度と風量の関係を示している。縦軸は、PTCヒータ18kを通過した後の空気の温度を示し、水平方向に延びた破線21は、構成部品や衣類20の耐熱を考慮して設定した上限温度を示している。横軸は、風量を示し、風量が多いほどPTCヒータ18kを通過した後の空気の温度が低くなることを示している。水平方向に延びた破線21と特性曲線の交点より右側の領域22が風量を調節することができる範囲となる。乾燥運転開始時にはPTCヒータ18k自体の温度が低く(特性曲線は図示より下に位置し)、PTCヒータ18kの温度上昇と共に図示位置に近づく。
【0040】
乾燥工程の運転開始初期段階では、循環風量を調節可能な範囲で少量に抑えてPTCヒータ18k自体の温度上昇を早くすると共に該PTCヒータ18kを通過した後の空気の温度を高くする。このようにすることで、循環空気(衣類20)の温度を短時間に所定の温度まで上昇させて内部の水分の気化を促す。この間は、冷却給水電磁弁13を閉じた状態として冷却給水を停止させるか、少量に抑えることにより、PTCヒータ18kおよび衣類20の温度上昇を阻害しないようにする。
【0041】
PTCヒータ18kまたは衣類20が所定の温度に到達するか、乾燥運転開始から所定の時間経過すると、冷却水量および循環風量を徐々に増加させる。
【0042】
図5は、冷却手段を構成する水冷除湿風路部18aを通過した後の空気の温度と冷却出力の関係を示している。縦軸は、水冷除湿風路部18aを通過した後の空気の温度を示し、水平方向に延びる2本の線23,24は、上側が水冷除湿風路部18aに流入する空気が高湿状態での露点温度を示し、下側は低湿状態での露点温度を示している。横軸は、冷却出力を示しており、出力を大きくするほど、水冷除湿風路部18aを通過した後の空気の温度が低下する。
【0043】
水冷除湿風路部18aに流入する高湿の空気は、冷却水18cによって冷却され、露点温度以下に下がると水分が凝縮して除湿される。水平方向の破線と特性曲線との交点より冷却出力を大きくすれば、それぞれの状態において除湿可能となる。因に、水平方向に延びた破線23と特性曲線の交点より右側の領域26が高湿状態の循環空気の水分を凝縮させて除湿することができる範囲、水平方向に延びた破線24と特性曲線の交点より右側の領域25が低湿状態の循環空気の水分を凝縮させて除湿することができる範囲となる。
【0044】
冷却出力を大きくするほど、水冷除湿風路部18aを通過する循環空気の温度が低下して除湿量が増えるが、冷却出力の増加分に対する除湿量は徐々に少なくなることから、冷却出力は、所定の値に調節(例えば、低湿状態で除湿可能な範囲では除湿冷却を停止)する。
【0045】
衣類20の乾燥が進んで水冷除湿風路部18aに流入する循環空気の湿度が下がると(例えば、図5において露点温度が上側の破線23から下側の破線24へ移動すると)、冷却しても露点温度まで下がらずに除湿することができなくなってしまう。このために、例えば乾燥運転開始から所定の時間を経過した後では冷却出力を適正な値に対して増加させることが必要となる。
【0046】
図6は、水冷除湿風路部18aを通過した後の循環空気の温度と循環風量の関係を示している。縦軸は、水冷除湿風路部18aを通過した後の循環空気の温度を示しており、2本の水平方向に延びる線27,28は、上側の線27が水冷除湿風路部18aに流入する循環空気が高湿状態での露点温度を示し、下側の線28は低湿状態での露点温度を示している。横軸は、循環風量を示している。
【0047】
循環風量が増加するほど水冷除湿風路部18aを通過した後の循環空気の温度は高いが、冷却水18cと循環空気との熱交換量は多くなることから、循環風量を調整して除湿量を最大とすることにより、乾燥効率を向上することができる。
【0048】
PTCヒータ18kや衣類20の温度が安定した状態になる乾燥運転初期段階に比べて、乾燥が進んで水冷除湿風路部18aに流入する循環空気が低湿状態になると、露点温度も変わる(例えば、上側の破線27から下側の破線28へ)ことから、除湿効果を得るために、衣類20の乾燥状態に合せて循環風量を減少(例えば、範囲29から範囲30に変化)させることが望ましい。
【0049】
衣類20の乾燥速度は、衣類20の質量が大きくなるほど遅くなる。このことから、乾燥運転前に衣類20の質量を測定する機能を有する洗濯乾燥機では、循環風量や冷却出力を適正値に調節する時間や、冷却出力を増加させる時間や、乾燥運転の全体の時間を、前記測定値で補正するように構成すると良い。しかしながら、衣類20は布質によって乾燥速度が異なることから、衣類20の質量データだけで十分な補正を実現することは困難である。
【0050】
第1の発明は、洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した空気を冷却手段によって冷却除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、制御装置は、湿度検出手段による検出湿度が所定の値を下回らないように冷却手段の冷却出力を調節するものである。すなわち、マイクロコンピュータ141は、湿度センサ18gから出力される湿度検出信号を参照して冷却給水電磁弁13の開度(流量)を制御して冷却水18cの流量を調節する。
【0051】
水冷除湿風路部18a内で循環空気の除湿が行われている間は湿度センサ18gによる検出湿度は約100%であるが、乾燥が進んで水冷除湿風路部18g内で除湿することができなくなると、前記検出湿度は100%を下回るようになる。前述したように、冷却手段の冷却出力を所定の値に抑えた状態で乾燥運転中に検出湿度が予め設定した値を下回った場合は、冷却手段の冷却出力を調整する(抑制を弱めて増加させる)ことにより、水冷除湿風路部18a内での冷却機能を高めて除湿作用を維持(時間を長く)して乾燥効率を高める。このような制御は、湿度センサ18gを用いて循環空気の除湿状態を正確に把握することができことから、無闇に大きな冷却出力を続けることが不要となり、冷却に要する冷却水や循環空気を加熱する電力の浪費を防止することができる。
【0052】
予め設定する目標湿度は、100%とするか、または湿度センサ18gの検出誤差や、循環空気が水冷除湿風路部18aから湿度センサ18gに到達するまでに前記空気の湿度が変化することや、効果的に除湿させることを考慮して、100%よりも低い値に設定するものとする。
【0053】
第2の発明は、空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した循環空気を冷却除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号および温度を検出する温度検出手段から出力される温度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、前記制御装置は、湿度検出手段による検出湿度が所定の値を下回らないように循環風量を調節するものである。すなわち、マイクロコンピュータ141は、湿度センサ18gから出力される湿度検出信号を参照して電動送風ファン18hの回転速度を制御して循環風量を調節する。
【0054】
循環風量を所定の値として乾燥運転中に検出湿度が予め設定した値を下回った場合は、循環風量を調整する(減少させる)ように電動送風ファン18hを制御することにより、除湿可能状態を維持(時間を長く)して乾燥効率を高める。循環風量を減少させるPTCヒータ18kを通過した後の循環空気の温度が高くなるので、洗濯槽4内に高温の循環空気を吹き込んで水分の気化を促進することができるようになる。
【0055】
湿度の設定値の考え方は、第1の発明と同様である。循環風量の減少量は、図4に示した調節可能な範囲22を逸脱しないように設定するものとする。
【0056】
第3の発明は、第1の発明と第2の発明を組み合せて実施する構成とするものである。すなわち、空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した循環空気を冷却手段で冷却して除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機機において、前記制御装置は、乾燥工程において、前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回らないように、前記冷却手段の冷却出力を抑え、若しくは最大出力に維持する制御と、前記空気循環手段による空気の循環量を抑え、若しくは最小循環量に維持する制御とを組み合せた制御を実行するものである。
【0057】
マイクロコンピュータ141は、湿度センサ18gから出力される湿度検出信号を参照して、湿度検出信号の値が予め設定した値を下回らないように、冷却給水電磁弁13の開度を制御して冷却水18cの流量を抑え、若しくは最大出力に維持する制御と、前記電動送風ファン18hの回転速度を制御して空気の循環量を抑え、若しくは最小循環量に維持する制御とを組み合せた制御を実行する。
【0058】
第4の発明は、第1の発明において、制御装置は、更に、冷却出力を最大とした場合でも湿度検出手段による検出湿度が目標値を下回った場合には、冷却出力を下限としたり停止させるものである。すなわち、マイクロコンピュータ141は、湿度センサ18gから出力される湿度検出信号を参照し、冷却給水電磁弁13を全開とした場合でも湿度センサ18gによる検出湿度が目標値を下回った場合には、冷却給水電磁弁13の開度を最小としたり全閉とするものである。
【0059】
例えば、冷却給水電磁弁13を全開して冷却出力を最大とした乾燥運転状態において、検出湿度を検出誤差を考慮して所定時間監視し、検出湿度が継続して設定値を下回るようであれば、水冷除湿風路部18a内での除湿作用が実質的に消失しているものと判断して冷却出力を下限とし、または停止するように冷却給水電磁弁13を制御するものである。
【0060】
この第4の発明も第1,第2,第3の発明と同様に、湿度センサ18gによる検出湿度情報を用いることから、除湿状態を正確に把握することができ、冷却水18cの浪費や循環空気からの放熱を抑制することができる。
【0061】
冷却出力は、PTCヒータ18kを通過した後の温風の温度が上昇し過ぎないように、PTCヒータ18kの加熱出力と冷却給水電磁弁13の給水流量(冷却出力)とのバランスを考慮し、構成部品や衣類20に支障を来さない範囲で低く設定し、特に支障がなければ停止させれば良い。冷却出力を抑えた分に相応してPTCヒータ18kの加熱出力も低く抑えれば、PTCヒータ18kの消費電力を低減することができる。
【0062】
第5の発明は、請求項1〜4の発明において、前記冷却手段は、湿潤した空気を循環させる循環風路内に水をシャワー状若しくは霧状に散布するか、金属板を設置して該金属板の表面に水を流すことにより、循環空気を冷却して除湿するように構成するものである。すなわち、冷却媒体として水を使用するものである。水は、安価で比熱が大きいことから冷却効果が高く、洗濯乾燥機においては、洗濯,濯ぎ運転に使用するために水道に接続されていることから、冷却媒体として好適である。そして、冷却出力を調節する手段として、水の場合には、流量を調節する手段の選択肢が広く、設計,製作が容易である。
【0063】
第6の発明は、空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した空気を冷却手段によって水冷除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号と温度検出手段から出力される温度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、前記制御装置は、乾燥工程において、乾燥工程の運転初期段階においては、湿度検出信号の値が第1の設定湿度に上昇するまでは冷却出力停止状態で冷却手段を待機させ、湿度検出信号の値が第1の設定湿度に上昇した後も所定の設定温度に上昇するまでは冷却出力を抑制した水冷除湿制御を実行し、所定の設定温度に上昇した後は冷却出力の抑制を解除した水冷除湿制御を実行し、その後は湿度検出信号の値が予め設定した第2の設定湿度を下回らないように前記冷却手段の冷却出力および/または空気循環手段の循環風量を制御し、湿度検出信号が予め設定した第3の設定湿度に低下したならば乾燥終了制御を実行するように構成する。
【0064】
すなわちマイクロコンピュータ141は、湿度センサ18gから出力される湿度検出信号と温度センサ18mから出力される温度検出信号を参照して制御を実行する乾燥工程において、乾燥工程の運転初期段階においては、湿度検出信号の値が第1の設定湿度に上昇するまでは冷却給水電磁弁13を全閉状態で冷却手段を待機させ、湿度検出信号の値が第1の設定湿度に上昇した後も所定の設定温度に上昇するまでは冷却出力を抑制するように冷却給水電磁弁13を開く水冷除湿制御を実行し、所定の設定温度に上昇した後は冷却出力の抑制を解除した水冷除湿制御を実行し、その後は湿度検出信号の値が予め設定した第2の設定湿度を下回らないように冷却給水電磁弁13の開度の制御および/または電動送風ファン18hの回転速度制御を実行し、湿度検出信号が予め設定した第3の設定湿度に低下したならば、PTCヒータ18kへの給電を遮断した状態で電動送風ファン18hを運転して冷却する乾燥終了制御を実行する。
【0065】
前述した各発明では、最高加熱温度が構成部品や衣類20に支障を来さない範囲21以下のPTCヒータ18kを使用すれば、循環風量調節における制御範囲の規制は不要となる。
【0066】
また、前述した各発明では、循環空気を加熱する手段としてPTCヒータ18kを使用したが、その他の形態のヒータを使用しても同様に実施することができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、乾燥工程における循環空気の加熱や冷却除湿を効率的に行うことができ、乾燥時間の短縮や加熱および冷却エネルギーの消費量を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す洗濯乾燥機の縦断側面図である。
【図2】図1に示した洗濯乾燥機における循環風路系を示す縦断背面図である。
【図3】図1に示した洗濯乾燥機における電気回路図である。
【図4】循環風路におけるPTCヒータを通過した後の循環空気の温度と風量との関係を示すグラフである。
【図5】循環風路における水冷除湿風路部を通過した後の空気の温度と冷却手段の出力との関係を示すグラフである。
【図6】循環風路における水冷除湿風路部を通過した後の空気の温度と風量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…外枠、2…サスペンション、3…外槽、4…洗濯槽(兼脱水槽)、5…パルセータ、6…2重回転軸、7…駆動部、71…駆動電動機、711…固定子巻線、712…回転センサ、72…クラッチ機構、721…操作手段、8…トップカバー、9…外蓋、10…操作パネル用制御回路基板(操作パネル用制御装置)、11…洗濯給水電磁弁、12…洗剤供給装置、13…冷却給水電磁弁、14…主制御回路基板(主制御装置)、141…マイクロコンピュータ、143…駆動回路、143a〜143j…半導体交流スイッチング素子、19…水位センサ。

Claims (6)

  1. 洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した空気を冷却手段によって冷却除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、
    前記制御装置は、乾燥工程において、前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回らないように前記冷却手段の冷却出力を制御することを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した循環空気を冷却除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号および温度を検出する温度検出手段から出力される温度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、
    前記制御装置は、乾燥工程において、前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回らないように前記洗濯槽内に循環させる空気の循環量を調整するように前記空気循環手段を制御することを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した循環空気を冷却手段で冷却して除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機機において、
    前記制御装置は、乾燥工程において、前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回らないように、前記冷却手段の冷却出力を抑え、若しくは最大出力に維持する制御と、前記空気循環手段による空気の循環量を抑え、若しくは最小循環量に維持する制御とを組み合せた制御を実行することを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した空気を冷却手段によって冷却除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、
    前記制御装置は、乾燥工程において、前記冷却手段の冷却出力を最大とした場合でも前記湿度検出手段から出力される湿度検出信号の値が予め設定した値を下回る場合には、前記冷却手段の出力を下限とし、若しくは冷却出力を停止させる制御を実行することを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 請求項1〜4の1項において、前記冷却手段は、湿潤した空気を循環させる循環風路内に水をシャワー状若しくは霧状に散布するか、金属板を設置して該金属板の表面に水を流すことにより、循環空気を冷却して除湿するように構成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 空気循環手段によって洗濯槽内に空気を循環させることにより湿潤した空気を冷却手段によって水冷除湿して乾燥する乾燥装置と、除湿された空気の湿度を検出する湿度検出手段から出力される湿度検出信号と温度検出手段から出力される温度検出信号を参照して前記乾燥装置を制御する制御装置を備えた洗濯乾燥機において、
    前記制御装置は、乾燥工程において、乾燥運転初期段階においては、湿度検出信号の値が第1の設定湿度に上昇するまでは冷却出力停止状態で冷却手段を待機させ、湿度検出信号の値が第1の設定湿度に上昇した後も所定の設定温度に上昇するまでは冷却出力を抑制した水冷除湿制御を実行し、所定の設定温度に上昇した後は冷却出力の抑制を解除した水冷除湿制御を実行し、その後は湿度検出信号の値が予め設定した第2の設定湿度を下回らないように前記冷却手段の冷却出力および/または空気循環手段の循環風量を制御し、湿度検出信号が予め設定した第3の設定湿度に低下したならば乾燥終了制御を実行することを特徴とする洗濯乾燥機。
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