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JP2004207995A - 通信装置および無線通信システム - Google Patents

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JP2004207995A
JP2004207995A JP2002374392A JP2002374392A JP2004207995A JP 2004207995 A JP2004207995 A JP 2004207995A JP 2002374392 A JP2002374392 A JP 2002374392A JP 2002374392 A JP2002374392 A JP 2002374392A JP 2004207995 A JP2004207995 A JP 2004207995A
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JP2002374392A
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Takenori Sakamoto
剛憲 坂本
Katsuaki Abe
克明 安倍
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

【課題】ディジタル無線通信において、パイロットシンボルによるフェージング歪補償精度を向上させ、ビット誤り率特性を改善する。
【解決手段】通信品質に応じて、送信バースト内のデータの一部を別のデータに書き換えることで、パイロットシンボルと同様の効果を得ることができ、振幅・位相変動の補償精度が上り、また、データを置き換えた部分に関しては誤り訂正を施すことで補償し、その結果、ビット誤り率特性を改善することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システムに適用される通信装置および無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動通信においてもデータや動画像伝送といったマルチメディア通信の実現のため大容量通信の需要が高まっている。このような大容量通信を実現する技術の一つとして多値変調技術がある。しかし多値変調はフェージング環境に弱く、送信信号の振幅、位相が歪んでしまい、移動通信での実用が困難といった課題がある。そこで従来から送信側で情報シンボルの間に周期的に既知のパイロットシンボルを挿入し、受信側ではパイロットシンボルを基準として振幅、位相の歪補償を行う方式がある(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
以下、図11を参照して従来のパイロットシンボル挿入方式の一例について説明する。ここでは一例として伝搬路の周波数特性が一様なレイリーフェージング下における16値QAMの信号空間ダイヤグラムの変化の一例を示す。16値QAMの信号空間ダイヤグラムはフェージングによって振幅、位相に変動を受けるため、図11の(a)〜(c)に示すように大きさ及び傾きが時々刻々と変化する。ただし全体の形は保存されるため、信号空間ダイヤグラムの特定の信号点(これをパイロットシンボルという。この例ではA点。)がどこにあるかを常に推定できれば、各点の相対位置関係から送信シンボルを推定できる。図11の(a)〜(c)の場合、A点の位置は同図(d)のa〜cとなる。それゆえ、適当な曲線でA点の軌跡を内挿すると、パイロットシンボル以外の情報シンボルにおける振幅、位相の歪を推定することができる。この方式ではパイロットシンボルの数が多いほど受信側では振幅、位相の変動に追従しやすくなり受信性能が向上する。
【0004】
【非特許文献1】
笹岡秀一編著「移動通信」p98 オーム社
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、パイロットシンボルには既知のシンボルを挿入するため、そのシンボルには送信データを挿入することができず、データ伝送容量が犠牲になる。従ってパイロットシンボルはできるだけ少なくすることが望まれる。しかしながらパイロットシンボルの数を減らすと歪補償に用いるパイロットシンボル数が減り、補償精度が劣化してしまう。特に1つのパイロットシンボルが雑音の影響等で大きく歪んだ場合、そのパイロットシンボルを用いて歪補償を行うデータ区間全体に影響を与えるため、バーストエラー等を引き起こすことがある。バーストエラーを生じてしまうと、誤り訂正を行っても訂正できなくなってしまう。また、必要に応じてパイロットシンボルの挿入周期を可変にする方式もあるが、この場合、送信バーストの構成もその都度切換えなければならなくなるため、送受信局の回路構成が複雑になるといった問題がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成により振幅、位相の歪補償精度を上げることができる通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第一の通信装置と第二の通信装置とを具備し、前記第一の通信装置と前記第二の通信装置との間でディジタル変調により無線通信を行う無線通信システムであって、第一の通信装置には、送信データに誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化部と、前記誤り訂正符号化後のデータに対して所定の位置のデータを所定のデータに書換えるデータ書換え部と、前記データ書換え後のデータに対して所定の変調方式に準じた信号点配置を行う信号点配置部と、データシンボルおよび、所定の位置のデータを書き換えたデータにパイロットシンボルと同様な効果を与えた疑似パイロットシンボルを生成するシンボル生成部と、既知のシンボルを生成する既知シンボル生成部と、前記データシンボルと前記疑似パイロットシンボルと前記パイロットシンボルとを所定の位置に配置し、送信バーストを生成するバースト生成部とを具備することを特徴とする。
【0008】
また、第二の通信装置には、前記第一の通信装置から受信したバースト信号を出力する受信処理部と、前記受信したバースト信号に対してバースト内の所定の位置に応じて分割する分割部と、第一の分割されたバースト信号に対して第一の信号点配置に準じたシンボル判定を行う疑似パイロットシンボル判定部と、第二の分割されたバースト信号(パイロットシンボル)と前記シンボル判定後の疑似パイロットシンボルとをそれぞれ所定の信号点配置に準じた信号点と比較することにより、前記受信したバースト信号の振幅、位相の歪量を推定する歪推定部と、前記歪推定結果を用いて第三の分割されたバースト信号の振幅、位相の歪を補償する歪補償部と、前記歪補償後のバースト信号に対して、第二の信号点配置に準じたシンボル判定を行うデータシンボル判定部と、前記疑似パイロットシンボル判定部およびデータシンボル判定部のシンボル判定結果を所定の順列に配置して受信データ列を生成する受信データ列生成部と、前記受信データ列に対して誤り訂正処理を行い、誤り訂正後の受信データを出力する誤り訂正部とを具備することを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、誤り訂正符号化を施した送信データに対して所定の位置のデータを所定の既知のデータに書換えることにより、前記所定の位置のデータを書換えたデータにパイロットシンボルと同様の効果を与え(本発明ではこのシンボルを擬似パイロットシンボルと呼ぶことにする)、パイロットシンボルと前記擬似パイロットシンボルによる振幅、位相歪補償を行うことでパイロットシンボルのみで振幅、位相の歪補償を行う場合に比べて歪補償の精度を向上し、バーストエラーの発生を抑えることができる。また前記書換えたデータに受信側で誤り訂正処理を施すことで元のデータに訂正するため、結果としてビット誤り率特性を向上させることができる作用を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、誤り訂正符号化を施したデータシンボルに対して所定の位置のデータを所定の既知のデータに書換え、前記データシンボルを擬似的にパイロットシンボルと見なすことで、振幅、位相の歪補償精度を向上し、また前記データを書換えたシンボルは、誤り訂正を行うことにより元のデータに訂正することにより、結果としてビット誤り率特性を改善することである。
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係わる無線通信システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1に係わる無線通信システムは、第一の通信装置(送信装置)100と第二の通信装置(受信装置)200とを具備する。
【0013】
前記無線通信システムは、前記第一の通信装置100と前記第二の通信装置200との間でディジタル変調により無線通信を行い、第一の通信装置100は、誤り訂正符号化部101とデータ書換え部102と信号点配置部103と既知シンボル生成部104とバースト生成部105と送信処理部106とを具備する。
【0014】
データ書換え部102の入力端子は、誤り訂正符号化部101の出力端子に接続されている。
【0015】
信号点配置部103の入力端子は、データ書換え部102の出力端子に接続されている。
【0016】
バースト生成部105の入力端子は、信号点配置部104と既知シンボル生成部104の出力端子に接続されている。
【0017】
送信処理部106の入力端子はバースト生成部105の出力端子に接続されている。
【0018】
前記第二の通信装置200は、受信処理部201と分割部202と擬似パイロットシンボル判定部203と歪推定部204と歪補償部205とデータシンボル判定部206と受信データ列生成部207と誤り訂正部208とを具備する。
【0019】
分割部202の入力端子は、受信処理部201の出力端子に接続されている。
【0020】
擬似パイロットシンボル判定部203の入力端子は、分割部202の出力端子に接続されている。
【0021】
歪推定部204の入力端子は、分割部202と擬似パイロットシンボル判定部203の出力端子に接続されている。
【0022】
歪補償部205の入力端子は、分割部202と歪推定部204の出力端子に接続されている。
【0023】
データシンボル判定部206の入力端子は、歪補償部205の出力端子に接続されている。
【0024】
受信データ列生成部207の入力端子は歪推定部202と歪補償部203の出力端子に接続されている。
【0025】
誤り訂正部208の入力端子は受信データ列生成部207の出力端子に接続されている。
【0026】
以上の構成により誤り訂正符号化後の送信データに対して所定の位置のデータを所定の既知のデータに書換えることにより、前記所定の位置のデータを書換えた送信データを擬似的にパイロットシンボルとして使用し、振幅、位相の歪補償精度を向上しバーストエラーの発生を抑え、また前記疑似パイロットシンボルは誤り訂正を行うことにより元のデータを復元されるため、結果としてビット誤り率特性を改善する。
【0027】
以下では、具体的な例として変調方式に16値QAMを用いる場合について説明する。
【0028】
誤り訂正符号化部101は、ビットデータ列s1を入力とし、前記ビットデータ列s1に誤り訂正符号化処理を施し、誤り訂正符号化後のビットデータ列s2を出力するものである。本発明の実施の形態1では、一例として誤り訂正符号に畳込み符号を用い、復号には最尤復号を用いるものとする。
【0029】
データ書換え部102は、前記誤り訂正後のビットデータ列s2に対して、所定の位置のデータを既知のデータに書換え、データ書換え後のビットデータ列s3を出力するものである。ここで所定の位置とは、例えば送信バーストを図2に示すように2個のパイロットシンボル(P)の中間の位置に疑似パイロットシンボル(P´)を配置するように構成するものとし、この場合の前記誤り訂正符号化後のビットデータ列s2において前記疑似パイロットシンボルの位置に相当する位置のことである。具体的には16値QAM変調では、1シンボルを4ビットで構成するので、前記誤り訂正後のビットデータ列s2において、疑似パイロットシンボル(P´)の位置に相当する4ビットのうち下位2ビットを既知データ(0,0)に書換えるものとする。なお本実施の形態ではデータを書換えることにより平均で1ビットの誤りを付加してしまうことになるが、これは第二の通信装置200の誤り訂正部205により訂正されるものとする。また本実施の形態では下位2ビットを既知データ(0,0)に書き換える構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば下位2ビットを書換えるのではなく4ビットすべてを既知データとして(0,0,0,0)に書換える構成としても良い。
【0030】
信号点配置部103は、前記データ書換え後のビットデータ列s3を入力とし、前記ビットデータ列s3に対して16値QAM変調方式に準じた信号点配置を行う。本実施の形態では、信号点配置の際に一例としてグレイ符号化を施すものとする。このとき16値QAM変調信号のIQ平面上での信号点配置は図3のようになる。図3のような信号点配置の16値QAM変調信号の場合、上位2ビットで象限が決まり、下位2ビットで象限内の位置が決定するので、前記データ書換え後のビットデータ列s3に対して信号点配置を行う場合、例えば前記データ書換え部102においてビットデータ(0,0,1,1)の下位2ビットを既知データ(0,0)に書換えた場合、前記ビットデータは(0,0,0,0)となり、本来図4の6の点に配置に配置されるはずであったが、下位2ビットのデータを書換えたことにより1の点の位置に配置される。同様に図4の第2象限内に配置されるビットデータの下位2ビットを既知データ(0,0)に書換えると、2の点の位置に配置されることになる。このようにデータ書換え部102においてビットデータの下位2ビットを(0,0)に書換えられたビットデータは、本来配置されるはずであった信号点の位置と同一象限内で最大振幅を持つ信号点位置に配置される。このことにより、データを書換えられたビットデータは図4の1、2、3、4のいずれかの位置に信号点配置され、これを擬似的にパイロットシンボルとして扱うことが可能となる。本実施の形態ではこれを擬似パイロットシンボルs5と呼んでいる。またその他のビットデータは本来の位置に信号点配置される。本実施の形態ではこれをデータシンボルs4と呼んでいる。このようにして信号点配置部104は前記2種類のシンボルs4とs5を出力する。
【0031】
既知シンボル生成部104は、既知のシンボルs6を生成しバースト生成部105に出力するものである。本実施の形態では一例として既知シンボルs6を(0,0,0,0)とし、図4に示すIQ平面上の1の信号点位置に配置するものとする。この既知シンボルをパイロットシンボルと呼んでいる。なお本実施の形態ではパイロットシンボルを(0,0,0,0)としたが本発明はこれに限るものではなく、パイロットシンボルは受信機で受信信号の振幅、位相の歪補償を行う際に基準となるシンボルとして使用できればどのようなデータにしても良い。
【0032】
バースト生成部105は、前記データシンボルs4と前記擬似パイロットシンボルs5と前記パイロットシンボルs6とを入力とし、前記データシンボルs4と前記擬似パイロットシンボルs5と前記パイロットシンボルs6とをあらかじめ決められた規則に従い配置することで送信バーストs7を構成し、送信処理部106に出力するものである。本実施の形態では、一例として図2に示すように前記送信バーストs7に32シンボル間隔で前記パイロットシンボル(P)s6を挿入し、更に前記擬似パイロットシンボル(P´)s5を前記パイロットシンボル(P)s6の中間の位置に挿入し、その他の部分には前記データシンボルs4を挿入する構成とする。なお本実施の形態では送信バーストs7に対して32シンボル間隔でパイロットシンボルs6を挿入し、更にその中間の位置に擬似パイロットシンボルs5を挿入する構成としたが、本発明はこの間隔や数に限定されるものではない。例えばパイロットシンボルs6は16シンボル間隔で挿入し、擬似パイロットシンボルs5はその中間の位置に挿入しても良いし、パイロットシンボルs6の間隔を3等分する位置に挿入する構成としても良い。
【0033】
送信処理部106は、送信バーストs7を入力とし、所定の送信処理を施すものであり、信号s8を出力するものである。なお本発明ではその詳細な構成は限定されるものではない。
【0034】
受信処理部201は、信号s8を入力とし、直交復調処理、同期処理等を施すことにより、受信したバースト信号s9を出力するものである。
【0035】
分割部202は、受信したバースト信号s9を入力とし、前記受信したバースト信号s9を例えば図2に示す3種類のシンボルの位置に応じて分割し、データシンボルs10、パイロットシンボルs11、擬似パイロットシンボルs12を出力するものである。
【0036】
擬似パイロットシンボル判定部203は、擬似パイロットシンボルs12を入力とし、前記擬似パイロットシンボルs12に対して、例えば図5に示すI軸、Q軸を用いて象限判定し、前記擬似パイロットシンボルs12がIQ平面上のどの象限内に位置しているかを判定し、象限判定後の擬似パイロットシンボルs13を出力するものである。
【0037】
歪推定部204は、前記パイロットシンボルs11と前記象限判定後の擬似パイロットシンボルs13とを入力とし、パイロットシンボルs11に対しては、送信側で図4の1の位置に配置されているはずなので、図4の1のベクトル位置の信号点と比較することにより、受信したパイロットシンボルの振幅、位相の歪量を推定し、擬似パイロットシンボルに対しては、前記象限と同一象限内にある最大振幅を持つ信号点と比較することにより(本実施の形態では前記受信した擬似パイロットシンボルは図4の1,2,3,4のいずれかの信号点と比較することになる)、受信した擬似パイロットシンボルの振幅、位相の歪量を推定し、歪量s14を出力する。
【0038】
歪補償部205は、前記歪量s14を用いて受信した区間のIQベクトルの振幅、位相の歪量を推定し、前記推定結果を用いて前記受信したデータシンボルs10に対して歪補償を行い、歪補償後のデータシンボルs15を出力するものである。ここで、歪量の推定には例えばベクトル補間処理が用いられる。
【0039】
データシンボル判定部206は、前記歪補償後のデータシンボルs15に対して、例えば図5に示すI軸、Q軸、thr_i及びthr_rを用いて閾値判定することによりシンボル判定結果s16を出力する。
【0040】
受信データ列生成部207は、前記2種類のシンボル判定結果s13とs16を入力とし前記2種類のシンボル判定結果を所定の順列に配置して受信データ列s17を出力するものである。所定の順列とは、例えば図2に示すように構成されているバーストに配置されているデータシンボル(D)と疑似パイロットシンボル(P´)の配置順と同じ順列である。
【0041】
誤り訂正部208は、前記受信データ列s17を入力とし誤り訂正処理を施し、通信路誤りや前記データ書換え部102によって既知データに書換えたデータを訂正し、誤り訂正後の受信データ列s18を出力するものである。なお本実施の形態では誤り訂正に畳込み符号を用いており、擬似パイロットシンボルの位置の既知データに書換えられたデータに対しては尤度を下げて復号することにより、誤り訂正能力を向上させる構成としても良い。また本実施の形態では誤り訂正符号化に畳込み符号を用いたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、ターボ符号等を用いても良い。
【0042】
以上のように、本実施の形態によれば、データ書換え部102において誤り訂正符号化された送信データの一部を既知のデータに書換えることにより、前記書換えたデータを疑似的にパイロットシンボルとして扱うことで受信信号の振幅、位相の歪補償精度を向上し、バースト誤りを低減し、また、書換えたデータは誤り訂正部205で訂正することにより、結果としてビット誤り率特性を改善することができる。
【0043】
なお本実施の形態では送信するデータ系列中の所定の2ビットを既知データに書換えて疑似パイロットシンボルして使用することとしているが、これにより最大で2ビット連続の誤りを付加してしまう。誤り集中による誤り訂正効果の低下を防ぐために、データ書換え部102の前にデータの順番を所定の方法で入れ替えるインターリーブ処理を設けても良い。この場合前記インターリーブ処理に対応するデインターリーブ処理を設けることになる。また、擬似パイロットシンボルの象限判定時にパイロットシンボルを使い歪補償しても良い。更に本発明の実施の形態1はプログラムによっても実現可能である。
【0044】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。
【0045】
図6は本発明の実施の形態2に係わる無線通信システムの構成の一例を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
【0046】
図6に示すように、前記無線通信システムは、第一の通信装置100において、データ書換え装置1020を具備し、第二の通信手段200において、受信処理部201の代わりに受信処理部209を具備し、書換え要求装置2100を具備する。
【0047】
データ書換え装置1020は、書換え要求信号受信部1022とデータ書換え部1021とを具備する。
【0048】
データ書換え部1021の入力端子は、誤り訂正符号化部101と書換え要求信号受信部1022の出力端子に接続されている。
【0049】
書換え要求装置2100は、通信品質推定部2101と書換え要求信号送信部2102とを具備する。
【0050】
通信品質推定部2101の入力端子は、受信処理部2010の出力端子に接続されている。
【0051】
書換え要求信号送信部2102の入力端子は、通信品質推定部2101の出力端子に接続されている。
【0052】
以上の構成により受信信号の通信品質を推定し、推定結果に応じて疑似パイロットシンボルを挿入するか否かを切換える。
【0053】
データ書換え装置1020は、前記誤り訂正符号化後のビットデータ列s2と前記第二の通信装置200から無線送信された書換え要求信号s21とを入力とし、前記書換え要求信号s21を受信した場合に、前記誤り訂正符号化後のビットデータ列s2に対して、所定の位置のデータを既知のデータに書換え、データ書換え後のビットデータ列s3を出力するものである。
【0054】
書換え要求信号受信部1022は、前記第二の通信装置200から無線送信された書換え要求信号s21を受信し、データ書換え部1021に与えるものである。
【0055】
データ書換え部1021は、誤り訂正符号化後のビットデータ列s2と前記書換え要求信号s21を入力とし、前記書換え要求信号s21が入力されたとき、前記誤り訂正符号化後のビットデータ列s2に対して、所定の位置のデータを既知のデータに書換え、データ書換え後のビットデータ列s3を出力するものである。ここで所定の位置とは、例えば送信バーストを図2に示すように2箇所のパイロットシンボル(P)のちょうど中間の位置に疑似パイロットシンボル(P´)を配置するように構成するものとし、この場合の前記誤り訂正符号化後のビットデータ列s2において前記疑似パイロットシンボルの位置に相当する位置のことである。
【0056】
受信処理部209は、信号s8を入力とし直交復調処理、同期処理等を施すことにより、受信したバースト信号s9と直交IQベクトル信号s19とを出力するものである。
【0057】
書換え要求装置2100は、前記直交IQベクトル信号s19を入力とし受信信号の通信品質を推定し、推定結果s20に応じて、前記第一の通信装置100におけるデータ書換え部1021においてデータ書換えを行うか否かを判断し、書換え要求信号s21を送信するものである。
【0058】
通信品質推定部2101は、前記直交IQベクトル信号s19を入力とし受信信号の通信品質を推定し、前記推定結果s20を出力するものである。通信品質を示す指標としては、受信ビット誤り率(BER(Bit Error Rate))、や受信電力や受信電力対雑音比(CNR(Carrier to Noise Ratio))等があるが、本実施の形態では一例としてブロック内におけるエラーの有無を通信品質として用いることする。具体的には送信データにBCH符号化が施されている場合には、BCH符号のブロック内におけるエラーの検出を行う。
【0059】
書換え要求信号送信部2102は、前記推定結果s20を入力とし前記推定結果s20に基づいて第一の通信装置100のデータ書換え部1021において送信データのデータの書換えを行うか否かを判断し、データ書換えを行うと判断した場合に書換え要求信号s21を出力するものである。例えば前記推定結果s20より受信信号のブロック内にエラーが発生している場合には書換え要求信号s21を送信し、逆にエラーが発生していない場合には、書換え要求信号s21を送信しない。
【0060】
以上のように、本実施の形態によれば、受信信号の通信品質を推定し、推定結果に応じて疑似パイロットシンボルを挿入するか否かを切換えることにより、より効率の良い通信が可能となる。
【0061】
なお本実施の形態では、データ書換え部1021において疑似パイロットシンボルを挿入するか否かの判断を第二の通信装置200で行う構成としたが、例えば第二の通信装置200は通信品質情報を第一の通信装置100に通知し、第一の通信装置100で前記通信品情報を受信し、前記通信品質情報に基づいて切換え判断を行う構成としても良い。また本実施の形態では通信品質としてブロック内のエラーの有無を用いたが、本発明はこれに限るものではない。通信品質を表すパラメータであれば他のパラメータを用いても良く、例えば通信品質としてBERやCNRを推定する構成としても良い。また、本実施の形態はプログラムによっても実現可能である。
【0062】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について図面を参照して詳細に説明する。
【0063】
図7は本発明の実施の形態3に係わる無線通信システムの構成の一例を示すブロック図である。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態1及び実施の形態2と同じ構成要素には同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
【0064】
図7に示すように、前記無線通信システムは、第一の通信装置100において、データ書換え装置1020の代わりにデータ書換え装置1070を具備し、第二の通信装置200において、書換え要求装置2100の代わりに書換え要求装置2200を具備する。
【0065】
データ書換え装置1070は、データ書換え部1071と通信品質情報受信部1072とを具備する。
【0066】
データ書換え部1071の入力端子は誤り訂正符号化部101と通信品質情報受信部1072の出力端子に接続されている。
【0067】
書換え要求装置2200は、通信品質推定部2201と通信品質情報送信部2202とを具備する。
【0068】
通信品質推定部2201の入力端子は、受信処理部2010の出力端子に接続されている。
【0069】
通信品質情報送信部2202の入力端子は、通信品質推定部2201の出力端子に接続されている。
【0070】
以上の構成により、バースト内におけるシンボル位置毎に通信品質が動的に変動する通信環境において、受信信号のバースト内におけるシンボル毎の通信品質を推定し、その推定結果に基づいて通信品質が相対的に良いシンボルの位置に疑似パイロットシンボルを配置する。
【0071】
データ書換え装置1070は、前記誤り訂正符号化後のビットデータ列s2と前記第二の通信装置200から無線送信された通信品質情報s23とを入力とし、前記通信品質情報s23に応じて、前記誤り訂正符号化後のビットデータ列s2に対して、所定の位置のデータを既知のデータに書換え、データ書換え後のビットデータ列s3を出力するものである。
【0072】
通信品質情報受信部1072は、前記第二の通信装置200から無線送信された通信品質情報s23を入力とし、データ書換え部1071に与えるものである。
【0073】
データ書換え部1071は、誤り訂正符号化後のビットデータ列s2と前記通信品質情報s23とを入力とし、前記通信品質情報s23に基づき、前記誤り訂正後のビットデータ列s2に対して、所定の位置のデータを既知のデータに書換え、データ書換え後のビットデータ列s3を出力するものである。ここで本実施の形態における所定の位置とは、例えば図8(a)に示すようなバースト内で通信品質が相対的に良いシンボルの位置のことである。
【0074】
書換え要求装置2200は、前記直交IQベクトル信号s19を入力とし受信信号のシンボル毎の通信品質を推定し、前記推定結果s22に応じて、シンボル毎の通信品質の良悪を相対的に示す通信品質情報s23を送信するものである。
【0075】
通信品質推定部2201は、前記直交IQベクトル信号s19を入力とし前記受信したディジタル変調信号のシンボル毎の通信品質を推定し、前記推定結果s22を出力するものである。通信品質を示す指標としては、受信ビット誤り率(BER(Bit Error Rate))、や受信電力や受信電力対雑音比(CNR(Carrier to Noise Ratio))等があるが、本実施の形態では一例としてCNRを用いるものとする。なお本実施の形態では通信品質としてCNRを推定したが、本発明はこれに限るものではない通信品質を表すパラメータであれば他のパラメータを用いても良い。例えば通信品質としてBERや周波数誤差、同期誤差を推定しても良い。
【0076】
通信品質情報送信部は前記推定結果s22を入力とし、前記推定結果s22に基づき、バースト内におけるシンボル毎の通信品質の良悪を相対的に示す通信品質情報s23を出力するものである。
【0077】
以上のように、本実施の形態によれば、バースト内におけるシンボル位置毎に通信品質が動的に変動する通信環境において、受信信号のバースト内におけるシンボル毎の通信品質を推定し、その推定結果に基づいて通信品質が相対的に良いシンボルの位置に疑似パイロットシンボルを配置することにより、受信信号の振幅、位相の歪補償精度を更に向上することができる。
【0078】
なお、本実施の形態はプログラムによって実現することも可能である。
【0079】
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4について説明する。
【0080】
図9は本発明の実施の形態4に係わる無線通信システムの構成の一例を示すブロック図である。本発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
【0081】
本発明の実施の形態4に係わる無線通信システムは、前記第一の通信装置100と前記第二の通信装置200との間でマルチキャリア変調により無線通信を行い、図9に示すように、前記無線通信システムは、第一の通信システム100において、バースト生成部105の代わりに、マルチキャリア信号生成部108を具備し、送信処理部106の代わりに、送信処理部109を具備し、第二の通信装置200において受信処理部201の代わりに受信処理部210を具備し、分割部202の代わりに分割部211を具備する。
【0082】
マルチキャリア信号生成部108の入力端子は、信号点配置部104と既知シンボル生成部104の出力端子に接続されている。
【0083】
送信処理部109の入力端子は、マルチキャリア信号生成部108の出力端子に接続されている。
【0084】
分割部211の入力端子は、受信処理部210の出力端子に接続されている。
【0085】
以上の構成により所定のサブキャリア位置のデータをあえて所定の既知のデータに書換えることにより、前記サブキャリアを擬似的にパイロットキャリアとして使用し、振幅、位相の歪補償精度を向上し、また前記書換えたデータは、誤り訂正を行うことにより元のデータに復元することにより、結果としてビット誤り率特性を改善する。
【0086】
以下では、具体的な例としてマルチキャリア変調方式にOFDMを用い、各サブキャリアでは16値QAM変調方式を用いる場合について説明する。
【0087】
マルチキャリア信号生成部108は、前記データシンボルs4と前記擬似パイロットシンボルs5と前記パイロットシンボルs6とを入力とし、前記データシンボルs4と前記擬似パイロットシンボルs5と前記パイロットシンボルs6とをあらかじめ決められた規則に従い所定のサブキャリアに配置することで送信マルチキャリア信号s24を構成し、送信処理部109に出力するものである。本実施の形態では、一例として図10に示すように32キャリア間隔で前記パイロットシンボルを配置したパイロットキャリアを配置し、前記擬似パイロットシンボルs5は二つのパイロットキャリアの中間の位置にあるサブキャリアに配置する構成とする。本実施の形態では、このサブキャリアを擬似パイロットキャリアと呼ぶことにする。なお本実施の形態では前記送信マルチキャリア信号s24を32キャリア間隔でパイロットキャリアを挿入し、更に二つのパイロットキャリアの中間の位置に擬似パイロットキャリアを挿入する構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えばパイロットキャリアは16シンボル間隔で挿入し、擬似パイロットキャリアはその中間の位置に挿入しても良いし、パイロットキャリアの間隔を3等分する位置に挿入する構成としても良い。
【0088】
送信処理部109は、前記送信マルチキャリア信号s24を入力とし、シンボル同期処理や逆フーリエ変換等を施すことにより、マルチキャリ変調信号s25を出力するものである。
【0089】
受信処理部210は、前記マルチキャリア変調信号s25を入力としフーリエ変換、同期処理等を施すことにより、受信したマルチキャリア信号s26を出力するものである。
【0090】
分割部211は、前記受信したマルチキャリア信号s26を例えば図10に示す3種類のサブキャリア位置に応じて分割し、データシンボルs10、パイロットシンボルs11、擬似パイロットシンボルs12を出力するものである。
【0091】
以上のように、本実施の形態によれば、データ書換え部102において所定のサブキャリア位置のデータを既知のデータに書換えることにより、前記サブキャリアを擬似的にパイロットキャリアとして使用し、受信信号の振幅、位相の歪補償精度を向上し、また前記書換えたデータは誤り訂正を行うことにより元のデータに訂正することにより、結果としてビット誤り率特性を改善する。ことができる。
【0092】
なお、本実施の形態ではサブキャリアに対して固定的に疑似パイロットキャリアを挿入する構成としたが、これに限るものではない。例えば本発明の実施の形態2及び本発明の実施の形態3に示したように、受信したマルチキャリア信号の通信品質に応じて疑似パイロットキャリアを挿入するか否かを切換える構成としても良いし、サブキャリア毎の通信品質が動的に変動する場合には、サブキャリア毎の通信品質に基づいて通信品質が相対的に良いサブキャリア位置に疑似パイロットキャリアを配置する構成としても良い。
【0093】
また、本実施の形態はプログラムによって実現可能である。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、送信バースト内のデータの一部を所定の既知のデータに書換えることにより、そのデータシンボルに擬似的にパイロットシンボルと同様の効果を与え、パイロットシンボルと擬似パイロットシンボルとを用いて、受信信号の振幅、位相の歪補償を行うことにより、簡単な構成で歪補償精度を上げ、更にデータを書換えたシンボルは誤り訂正処理を施すことで補償し、結果としてビット誤り率を低減することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る送信バーストの構成の一例を示す図
【図3】グレイ符号化を施した16値QAM信号のIQ平面上における信号点配置の一例を示す図
【図4】上記実施の形態に係る擬似パイロットシンボルの信号点配置の一例を示す図
【図5】本発明におけるシンボル判定に用いる閾値の一例を示す図
【図6】本発明の実施の形態2に係る通信装置の構成の一例を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3に係る通信装置の構成の一例を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態3に係るバースト内における相対的に通信品質の悪いシンボル位置の一例を示す図
【図9】本発明の実施の形態4に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態4に係るサブキャリアの構成の一例を示す図
【図11】16値QAM信号空間ダイヤグラムの変化の一例を示した図
【符号の説明】
1 既知シンボル、疑似パイロットシンボル及びデータシンボルの信号点
2、3、4 疑似パイロットシンボル及びデータシンボルの信号点
5、6 既知シンボル及び疑似パイロットシンボルを除くデータシンボルの信号点
7 I軸
8 Q軸
100、200 通信装置
101 誤り訂正符号化部
102、1021、1071 データ書換え部
103 信号点配置部
104 既知シンボル生成部
105 バースト生成部
106、109 送信処理部
1020、1070 データ書換え装置
1022 書換え要求信号受信部
1072 通信品質情報受信部
108 マルチキャリア信号生成部
201、209、210 受信処理部
202、211 分割部
203 擬似パイロットシンボル判定部
204 歪推定部
205 歪補償部
206 データシンボル判定部
207 受信データ列生成部
208 誤り訂正部
2100、2200 書換え要求装置
2101、2201 通信品質推定部
2101 書換え要求信号送信部
2202 通信品質情報送信部

Claims (18)

  1. 第一の通信装置と第二の通信装置とを具備し、前記第一の通信装置と前記第二の通信装置との間でディジタル変調により無線通信を行う無線通信システムにおける第一の通信装置であって、
    送信データに誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化部と、前記誤り訂正符号化後のデータに対して所定の位置のデータを所定のデータに書換えるデータ書換え部と、前記データ書換え後のデータに対して所定の変調方式に準じた信号点配置を行う信号点配置部と、データシンボルおよび、所定の位置のデータを書き換えたデータにパイロットシンボルと同様な効果を与えた疑似パイロットシンボルを生成するシンボル生成部と、前記データシンボルと前記疑似パイロットシンボルとを所定の位置に配置し送信バーストを生成するバースト生成部とを具備することを特徴とする第一の通信装置。
  2. 既知のシンボルを生成する既知シンボル生成部と、請求項1記載のバースト生成部に代えて、前記データシンボルと前記疑似パイロットシンボルと前記パイロットシンボルとを所定の位置に配置し、送信バーストを生成するバースト生成部とを具備することを特徴とする請求項1記載の第一の通信装置。
  3. 前記第一の通信装置から受信したバースト信号を出力する受信処理部と、前記受信したバースト信号に対してバースト内の所定の位置に応じて分割する分割部と、第一の分割されたバースト信号に対して第一の信号点配置に準じたシンボル判定を行う疑似パイロットシンボル判定部と、第二の分割されたバースト信号と前記シンボル判定後の疑似パイロットシンボルとをそれぞれ所定の信号点配置に準じた信号点と比較することにより、前記受信したバースト信号の振幅、位相の歪量を推定する歪推定部と、前記歪推定結果を用いて第三の分割されたバースト信号の振幅、位相の歪を補償する歪補償部と、前記歪補償後のバースト信号に対して、第二の信号点配置に準じたシンボル判定を行うデータシンボル判定部と、前記疑似パイロットシンボル判定部およびデータシンボル判定部のシンボル判定結果を所定の順列に配置して受信データ列を生成する受信データ列生成部と、前記受信データ列に対して誤り訂正処理を行い、誤り訂正後の受信データを出力する誤り訂正部とを具備することを特徴とする第二の通信装置。
  4. 第一の通信装置と第二の通信装置とを具備し、前記第一の通信装置と前記第二の通信装置との間でディジタル変調により無線通信を行う無線通信システムにおける第一の通信装置であって、
    送信データに誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化部と、前記誤り訂正符号化後のデータに対して前記第二の通信装置から無線送信された書換え要求信号に応じて所定の位置のデータを所定のデータに書換えるデータ書換え部と、前記データ書換え後のデータに対して所定の変調方式に準じた信号点配置を行う信号点配置部と、データシンボルおよび、所定の位置のデータを書き換えたデータにパイロットシンボルと同様な効果を与えた疑似パイロットシンボルを生成するシンボル生成部と、前記データシンボルと前記疑似パイロットシンボルとを所定の位置に配置し送信バーストを生成するバースト生成部とを具備することを特徴とする第一の通信装置。
  5. 既知のシンボルを生成する既知シンボル生成部と、請求項4記載のバースト生成部に代えて、前記データシンボルと前記疑似パイロットシンボルと前記パイロットシンボルとを所定の位置に配置し、送信バーストを生成するバースト生成部とを具備することを特徴とする請求項4記載の第一の通信装置。
  6. 前記受信したディジタル変調信号の通信品質を推定する通信品質推定部と、前記通信品質に応じて前記第一の通信装置においてデータ書換えを行うか否かを判断した結果に基づいて書換え要求信号を送信する書換え要求信号送信部とを具備することを特徴とする請求項3記載の第二の通信装置。
  7. 前記第二の通信装置に、バースト内におけるシンボル位置毎に通信品質が動的に変動する通信環境において、受信したバースト内におけるシンボル位置毎の通信品質を推定する通信品質推定部と、前記推定結果からシンボル位置毎の通信品質の良悪を相対的に示す通信品質情報を前記第一の通信装置へ通知する通信品質情報送信部とを具備し、
    前記第一の通信装置には、前記通知された通信品質情報を受信する通信品質情報受信部と、前記通信品質情報に基づいてバースト内における通信品質が相対的に良いシンボル位置に前記擬似パイロットシンボルを配置するデータ書換部とを具備したことを特徴とする無線通信システム。
  8. 第一の通信装置と第二の通信装置とを具備し、前記第一の通信装置と前記第二の通信装置との間でディジタル変調により無線通信を行う無線通信システムにおける第一の通信装置であって、
    送信データに誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化部と、前記誤り訂正符号化後のデータに対して所定の位置のデータを所定のデータに書換えるデータ書換え部と、前記データ書換え後のデータに対して所定の変調方式に準じた信号点配置を行う信号点配置部と、データシンボルおよび、所定の位置のデータを書き換えたデータにパイロットシンボルと同様な効果を与えた疑似パイロットシンボルを生成するシンボル生成部と、前記データシンボルと前記擬似パイロットシンボルとをそれぞれ所定のサブキャリアに配置し送信マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成部とを具備することを特徴とする第一の通信装置。
  9. 既知のシンボルを生成する既知シンボル生成部と、請求項8記載のマルチキャリア信号生成部に代えて、前記データシンボルと前記擬似パイロットシンボルと前記パイロットシンボルとを所定のサブキャリアに配置し、送信マルチキャリア信号を生成するマルチキャリ信号生成部とを具備することを特徴とする請求項8記載の第一の通信装置。
  10. 前記第一の通信装置から受信したマルチキャリア信号を出力する受信処理部と、前記受信したマルチキャリア信号に対して所定のサブキャリア位置に応じて分割する分割部と、第一の分割されたサブキャリア信号に対して第一の信号点配置に準じたシンボル判定を行う疑似パイロットシンボル判定部と、第二の分割されたサブキャリア信号と前記疑似パイロットシンボルとをそれぞれ所定の信号点配置に準じた信号点と比較することにより前記受信したマルチキャリア信号の振幅、位相の歪量を推定する歪推定部と、前記歪推定結果を用いて第三の分割されたサブキャリア信号の振幅、位相の歪を補償する歪補償部と、前記歪補償後のサブキャリア信号に対して第二の信号点配置に準じたシンボル判定を行うデータシンボル判定部と、前記疑似パイロットシンボル判定部およびデータシンボル判定部のシンボル判定結果を所定の順列に配置して受信データ列を生成する受信データ列生成部と、前記受信データ列に対して誤り訂正処理を行い、誤り訂正後の受信データを出力する誤り訂正部とを具備することを特徴とする第二の通信装置。
  11. 第一の通信装置と第二の通信装置とを具備し、前記第一の通信装置と前記第二の通信装置との間でディジタル変調により無線通信を行う無線通信システムにおける第一の通信装置であって、
    送信データに誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化部と、前記誤り訂正符号化後のデータに対して前記第二の通信装置から無線送信された書換え要求信号に応じて所定の位置のデータを所定のデータに書換えるデータ書換え部と、前記データ書換え後のデータに対して所定の変調方式に準じた信号点配置を行う信号点配置部と、データシンボルおよび、所定の位置のデータを書き換えたデータにパイロットシンボルと同様な効果を与えた疑似パイロットシンボルを生成するシンボル生成部と、前記データシンボルと擬似パイロットシンボルとを所定のサブキャリアに配置し、マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成部とを具備することを特徴とする第一の通信装置。
  12. 既知のシンボルを生成する既知シンボル生成部と、請求項11記載のマルチキャリア信号生成部に代えて、前記データシンボルと前記擬似パイロットシンボルと前記パイロットシンボルとを所定のサブキャリアに配置し、マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成部を具備することを特徴とする請求項11記載の第一の通信装置。
  13. 前記第一の通信装置から受信したマルチキャリア変調信号に対して所定の受信処理を行い、受信したマルチキャリア信号を出力する受信処理部と、前記受信したマルチキャリア変調信号の通信品質を推定し、前記通信品質に応じて前記第一の通信手段においてデータ書換えを行うか否かを判断し、前記判断結果に基づいて書換え要求信号を送信する書換え要求信号送信部と、前記受信したマルチキャリア信号に対して前記書換え要求信号に応じて所定の位置で分割する分割部と、第一の分割されたサブキャリア信号に対して、第一の信号点配置に準じたシンボル判定を行う疑似パイロットシンボル判定部と、第二の分割されたサブキャリア信号と前記シンボル判定後の疑似パイロットシンボルとをそれぞれ所定の信号点配置に準じた信号点と比較することにより、前記受信したマルチキャリア信号の振幅、位相の歪量を推定する歪推定部と、前記歪推定結果を用いて第三の分割されたサブキャリア信号の振幅、位相の歪を補償する歪補償部と、前記歪補償後のサブキャリア信号に対して、第二の信号点配置に準じたシンボル判定を行うデータシンボル判定部と、前記疑似パイロットシンボル判定部およびデータシンボル判定部のシンボル判定結果を所定の順列に配置して受信データ列を生成する受信データ列生成部と、前記受信データ列に対して誤り訂正処理を行い、誤り訂正後の受信データを出力する誤り訂正部とを具備することを特徴とする第二の通信装置。
  14. 前記第二の通信装置に、マルチキャリア信号におけるサブキャリア毎に通信品質が動的に変動する通信環境において受信したマルチキャリア信号におけるサブキャリア毎の通信品質を推定する通信品質推定部と、前記推定結果からサブキャリア毎の通信品質の良悪を相対的に示す通信品質情報を前記第一の通信装置へ通知する通信品質情報送信部とを具備し、
    前記第一の通信装置には、前記通知された通信品質情報を受信し、前記通信品質情報に基づいてマルチキャリア信号における通信品質が相対的に良いサブキャリア位置に前記擬似パイロットシンボルを配置するデータ書換部とを具備したことを特徴とする無線通信システム。
  15. 前記マルチキャリア変調信号は、直交周波数分割多重(OFDM)であることを特徴とする請求項8、9、11、12のいずれかに記載の第一の通信装置。
  16. 前記マルチキャリア変調信号は、直交周波数分割多重(OFDM)であることを特徴とする請求項10、13のいずれかに記載の第二の通信装置。
  17. 前記マルチキャリア変調信号は、直交周波数分割多重(OFDM)であることを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  18. 前記誤り訂正部は、最尤復号を用いて前記第二の信号点配置に準じたシンボル判定結果に対しては誤り訂正処理時に入力するビットデータの尤度を下げて誤り訂正処理を行うことを特徴とする請求項3、10、13のいずれかに記載の第二の通信装置。
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