JP2004193680A - 車載用アンテナおよびダイバシティ受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両のフロントガラス4に貼付けるフィルムアンテナ2,3は、フィルム基板10,20上に複数のアンテナエレメント11,12;21,22が形成されている。ピラー部6,7には、アンプ16,26が設置され、アンテナエレメント11,12;21,22への給電点15,25近傍で、高周波接地部材17,27による高周波成分に対する接地が行われる。高周波接地部材17,27は、車体の外装部を覆う塗膜上などに貼付けるだけで装着することができ、塗膜の剥離作業などは不要となるので、車両へのアンテナ設置に伴う作業を容易に行うことができる。直流成分に対する接地は、給電点15,25から離れて、セレクタ8や受信機9の近傍のDCアース35を介して行われる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の車体外装部に装着される車載用アンテナ、およびそのような車載用アンテナを用いるダイバシティ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車などの車両が移動中でも放送電波や通信電波を受信することができるように、種々の車載用アンテナが用いられている。車両の窓ガラス等へ取付けるアンテナとしてフィルムアンテナが知られている(たとえば特許文献1参照)。このフィルムアンテナは、フィルム基板上に複数対のアンテナエレメントが形成され、フィルム基板の一端にコネクタを備えるアンプが接続される。フィルム基板とアンプとを車両の後部ガラス等に取付け、フィルム基板上にエレメントによるアース線を形成して、アンプ側ではアースをグランドに接続する必要がない旨が記載されている。フィルムアンテナおよびアンプを複数組設け、切換えてダイバシティ受信を行うことも開示されている。なお、アンテナを切換えを電気的に行うこともできる(たとえば特許文献2参照)。
【0003】
自動車の窓ガラス上にアンテナパターンを直接形成し、ガラス面上にブースタアンプを設ける構成も知られている(たとえば特許文献3参照)。また、車両の窓ガラス板上の少なくとも一部に、下から、放射素子用導体層、誘電体層、接地導体層とを順次形成し、GPS衛星から伝送される微弱信号を受信する車載用平面アンテナの構成も知られている(たとえば特許文献4参照)。さらに、車体の天井板に孔をあけ、GPS衛星からの微弱電波を受信するアンテナと増幅器とを装着する構成も知られている(たとえば特許文献5参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3294837号公報
【特許文献2】
特表2002−510925号公報
【特許文献3】
特許第3175779号公報
【特許文献4】
特開平5−63423号公報
【特許文献5】
特開平5−63419号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
車両に装着する電波受信用のアンテナとしては、窓ガラスに貼付けて使用するフィルムアンテナが好適である。ただし、特許文献1の発明が解決しようとする課題の欄でも説明されているように、アースを車体に接続する必要があるけれども、一般のユーザにとって困難な作業が必要となる。特許文献1では、フィルム基板上にアース線を形成して、コネクタでアンプと接続することができるので、アースの接続に伴う問題を解決することが可能な旨、記載されている。しかしながら、ガラス面上に貼付けるフィルム基板上にエレメントとともに形成するアース線にコネクタを介して接続するだけでアースへの接続が可能な理由については何も記載されていない。
【0006】
アンプをアンテナ近傍に設置する場合、アンプのアース接続は車体に対して、直流成分も含めるDCアースを行う必要がある。自動車の車体自体は金属等の導電体であるけれども、通常、電気絶縁体である塗料で塗装されている。このような車体にDCアースを行うためには、車体に対する加工として、車体に孔をあけ、ボルトなどでアースの接続を行う必要がある。
【0007】
加工作業性を考慮してアンプをアンテナの近傍には設置しないことも考えられる。ただし、この場合、アンテナからアンプまでの給電同軸ケーブルが長くなり、ケーブルロスによって高周波受信信号の信号対雑音比としてのS/N比の劣化が発生し、受信品質が劣化してしまう。また、同軸ケーブルの長さが長くなると、特に、同軸ケーブルのインピーダンスがアンテナの給電点でのインピーダンスに整合していないと、車両から発生されるノイズが給電用の同軸ケーブルに誘起され、車両からのノイズが給電用の同軸ケーブルに誘起され、受信品質の劣化を招いてしまう。
【0008】
本発明の目的は、車両へのアンテナ設置に伴う作業を容易に行い、適切なアース接続を行って受信品質低下を防ぐことができる車載用アンテナおよびダイバシティ受信装置に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体の外装部のうちの誘電体部分に装着されるアンテナエレメントと、
該アンテナエレメントの給電点近傍に設けられ、車体の導電体部分に装着されて容量結合し、高周波成分に関する電気的な接地を行う高周波接地部材と、
該給電点近傍に設けられ、給電点から入力する高周波受信信号を増幅するアンプとを含むことを特徴とする車載用アンテナである。
【0010】
本発明に従えば、車載用アンテナは、アンテナエレメントと、高周波接地部材と、アンプとを含む。アンテナエレメントは、車体の外装部のうちの誘電体部分に装着されるので、窓ガラスなどの電気絶縁性の部分に装着し、金属製車体などの電気的な影響を避けて高周波信号の電波を受信することができる。高周波接地部材は、アンテナエレメントの給電点近傍に設けられ、車体の導電体部分に装着されて容量結合し、高周波成分に関する電気的な接地を行うので、アンテナエレメントの近傍で車体の導電体部分に対して、高周波成分に対しては電気的な接地を行い、アンテナの受信性能を高めることができる。電気的な接地は容量結合によって行うので、直接電気的に接触させる必要はなく、車体の導電体部分が塗料で充分に塗装されていても、塗装を剥離するような工程は不要で、容易に接地することができる、車両へのアンテナ設置に伴う作業を容易に行い、適切なアース接続を行って受信品質低下を防ぐことができる。アンプは、給電点近傍に設けられ、給電点から入力する高周波受信信号を増幅するので、アンテナエレメントで受信する微弱な高周波受信信号であっても、車両内で発生するノイズの影響を受けにくい位置で増幅し、受信品質低下を防ぐことができる。
【0011】
また本発明で、前記アンプは、前記給電点および前記高周波接地部材に直接接続されることを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、アンプをアンテナエレメントへの給電点および高周波接地部材に近づけて設置し、ノイズなどがアンプの入力側に混入しにくくして、受信品質の向上を図ることができる。
【0013】
また本発明で、前記アンプは、前記給電点および前記高周波接地部材に、同軸ケーブルを介して接続されることを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、アンテナエレメントへの給電点と高周波接地部材とをアンプの入力側に同軸ケーブルを介して接続するので、アンプの設置位置を容易に選択することができる。
【0015】
また本発明で、前記アンプは増幅した高周波受信信号を同軸ケーブルを介して出力し、
該同軸ケーブルが高周波受信信号の処理を行う車載機器に接続される近傍で、前記車体へ該アンプの直流成分に関する電気的な接地が行われることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、アンプの直流成分に関する車体への電気的な接地は、アンプが増幅した高周波受信信号の処理を行う車載機器が車両に搭載されている付近で行われる。このような車載機器は車室内などに設置され、車体への電気的な接地も容易に行うことができる。
【0017】
また本発明で、前記車体の導電体部分は、表面が電気絶縁性被膜で覆われており、
前記高周波接地部材は、該電気絶縁性被膜上に貼付けられる金属の薄板部材であることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、通常、鋼材などの導電体が塗膜などの電気絶縁性被膜で覆われている状態となっている車体の外装部に、高周波接地部材を貼付けることによって、電気絶縁性被膜を介して導電体との間に容量結合を生じ、高周波成分に対して電気的な接地を行うことができる。電気絶縁性被膜は剥離する必要がなく、作業の手間がかからず、耐食性や美観を損うおそれもなく、接地を行うことができる。
【0019】
また本発明で、前記アンプには、複数のアンテナエレメントが接続され、
前記高周波接地部材には、該複数のアンテナエレメントに関して高周波成分の共通接地が行われることを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、複数のアンテナエレメントに対して高周波接地部材による車体の導体部への容量結合に基づく高周波成分に対する接地を、共通に行うことができるので、高周波接地部材の装着箇所を減らし、装着に要する作業を容易に行うことができる。
【0021】
また本発明で、前記アンプには、前記複数のアンテナエレメントから、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメントを選択するスイッチが内蔵されることを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、アンプに複数のアンテナエレメントを接続して、スイッチによって高周波受信信号を増幅するアンテナエレメントを選択することができるので、アンテナエレメントの形状を変えることによる異なる周波数帯の受信や、アンテナエレメントの配置を変えることによるダイバシティ受信などを容易に行い、アンプの出力を導出する信号ラインが1つでも、複数のアンテナエレメントからの受信信号を選択して転送することができる。
【0023】
さらに本発明は、車体の外装部のうちの誘電体部分に装着され、給電点が接近して設けられる複数のアンテナエレメントと、
該複数のアンテナエレメントの給電点近傍に設けられ、車体の導電体部分に装着されて容量結合し、高周波成分に関する電気的な接地を共通に行う高周波接地部材と、
該給電点近傍に設けられ、給電点から入力する高周波受信信号を増幅するアンプと、
アンプ内に設けられ、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメントを選択するスイッチと、
該アンプによって増幅される高周波受信信号の処理を行い、該スイッチを遠隔的に制御して、高周波受信信号に関する受信品質が良好なアンテナエレメントを選択する選択受信手段とを含むことを特徴とするダイバシティ受信装置である。
【0024】
本発明に従えば、ダイバシティ受信装置は、複数のアンテナエレメントと、高周波接地部材と、アンプと、スイッチと、選択受信手段とを含む。複数のアンテナエレメントは、車体の外装部のうちの誘電体部分、たとえば窓ガラス上に装着され、同軸ケーブルなどの給電線に接続するための給電点が接近して設けられる。高周波接地部材は、複数のアンテナエレメントの給電点近傍に設けられ、車体の導電体部分に装着されて容量結合する。車体の導電体部分を露出させなくても、高周波成分に関する電気的な接地を容易に行うことができる。アンプが給電点近傍に設けられ、給電点から入力する高周波受信信号を増幅するので、ノイズなどの混入が少なくなり、受信品質を高めることができる。スイッチは、アンプ内に設けられ、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメントを選択するので、複数のアンテナエレメントに対して、1つのアンプで高周波信号の増幅を行うことができる。選択受信手段は、アンプによって増幅される高周波受信信号の処理を行い、スイッチを遠隔的に制御して、高周波受信信号に関する受信品質が良好なアンテナエレメントを選択するので、車両の移動に伴って受信環境が変化しても、受信品質が良好なアンテナエレメントを選択して受信を続けることができる。
【0025】
また本発明で、前記複数のアンテナエレメントと前記アンプとの組合せは、前記車体の外装部の異なる場所にそれぞれ設けられ、
前記選択受信手段は、該複数のアンプの選択と、該アンプに接続されるアンテナエレメントの選択とを行うことを特徴とする。
【0026】
本発明に従えば、複数のアンテナエレメントとアンプとの組合せを、車体の外装部の異なる場所に配置し、アンプを選択してアンテナの場所を選択し、さらに選択された場所に設けられる複数のアンテナエレメントを選択して、良好な受信品質が得られるようにすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である車載用アンテナ1の概略的な電気的構成を示す。本実施形態では、2つのフィルムアンテナ2,3が自動車の車両のフロントガラス4の内面に貼付けられている。フィルムアンテナ2,3の貼付け位置は、フロントガラス4の上部で、バックミラー5と両側方のピラー部6,7との間となる。実際に受信に使用するアンテナエレメントは、セレクタ8によって選択される。セレクタ8による選択は、受信機9による制御で切換えられる。
【0028】
一方のフィルムアンテナ2では、合成樹脂製のフィルム基板10の表面上に、複数、たとえば2つのアンテナエレメント11,12が形成されている。3以上のアンテナエレメントを形成することも可能である。各アンテナエレメント11,12は、給電線13,14を介してフロントガラス4上からピラー部6側に引出され、ピラー部6に設けられる給電点15でアンプ16の入力端子に接続される。アンプ16の入力側には、高周波接地部材17を介する高周波成分に対する接地も行われる。高周波接地部材17は、金属箔18を有し、金属箔18に一端が接続される接続線19の他端が前述の給電点15でアンプ16の入力側に接続される。金属箔18は、容量結合によってピラー部6に対する電気的な接続が行われる。
【0029】
他方のフィルムアンテナ3でも、合成樹脂製のフィルム基板20の表面上に、複数、2つのアンテナエレメント21,22が形成されている。各アンテナエレメント21,22は、給電線23,24を介してフロントガラス4上からピラー部7側に引出され、ピラー部7に設けられる給電点25でアンプ26の入力端子に接続される。アンプ26の入力側には、高周波接地部材27を介する高周波成分に対する接地も行われる。高周波接地部材27は、金属箔28を有し、金属箔28に一端が接続される接続線29の他端が前述の給電点25でアンプ26の入力側に接続される。金属箔28は、容量結合によってピラー部7に対する電気的な接続が行われる。
【0030】
2つのフィルムアンテナ2,3の給電点15,25は、ピラー部6,7の上部にそれぞれ設けられる。給電点15,25には、アンプ16,26がそれぞれ設置される。アンプ16,26および高周波接地部材17,27は、ピラー部6,7の表面を覆う内装材の裏側に設置し、車室内からは見えないようにする。アンプ16,26には、アンテナエレメント11,12;21,22からの給電線13,14;23,24にそれぞれ接続され、高周波接続部材17,27にそれぞれ共通接続される増幅回路が2つずつ含まれる。各増幅回路からの出力は、セレクタ8に、同軸ケーブル31,32,33,34を介して入力される。セレクタ8では、同軸ケーブル31,32,33,34の外側導体をDCアース35として車体に直接接続する。またセレクタ8では、同軸ケーブル31,32,33,34のうちの1つを選択して同軸ケーブル36に接続する。同軸ケーブル36は、セレクタ8での選択を制御する制御線37,38とともに、受信機9に接続される。セレクタ8や受信機9は、車室内の床やトランクルームなどに設置され、DCアース35は各種機器を固定するためのボルトなどを利用して容易に接続することができる。また、セレクタ8は受信機9に内蔵されることもある。
【0031】
図2は、図1の実施形態に対応する電気回路構成を示す。説明の便宜のために、一方のアンプ16側の構成を中心に示すけれども、他方のアンプ26側も同等である。アンプ16内には、給電線13を介してアンテナエレメント11に入力側が接続される増幅回路41が設けられる。増幅回路41は、入力側と出力側とにコンデンサ43,44とを有し、直流および低周波の信号に対しては分離されている。ただし、コイル45を介して、直流および低周波の信号に対するフィードバックが行われることもある。これらの内部構成は、あくまでも説明の便宜を図ることも目的とする一例であり、本発明がこれに限定されるものではない。
【0032】
アンテナエレメント12側にも増幅回路46が設けられる。増幅回路46の構成は増幅回路41と基本的に同等であり、増幅器47、コンデンサ48,49およびコイル50は、前述の増幅器42、コンデンサ43,44およびコイル45にそれぞれ対応する。増幅回路41,46の出力は、同軸ケーブル31,32の芯線31i,32iの一端にそれぞれ接続され、芯線31i,32iの他端はセレクタ30にそれぞれ接続される。同軸ケーブル31,32の外側導体31o,32oは、アンプ16の接地配線16gに共通接続される。接地配線16gは、接続線19を介して高周波接地部材17の金属箔18に接続される。金属箔18は、導電性の車体51との間に、電気絶縁性の塗膜52の層を介在させて、容量結合を行っている。セレクタ8にはスイッチ55が設けられ、同軸ケーブル31,32,33,34の芯線31i,32i,33i,34iのいずれかを同軸ケーブル36の芯線36iに接続するように切換える。各同軸ケーブル31、32,33,34,36の外側導体31o,32o,33o,34o,36oは、DCアース35に共通接続される。
【0033】
図3は、高周波接続部材17の断面構成を示す。図1に示す高周波接続部材27も同等の構成を有する。ピラー部6などの導電体の車体51には、防食および美観向上を目的として塗膜52が形成されている。塗膜52は電気絶縁性であり、金属箔18と車体51との間に介在する誘電体として機能する。すなわち、金属箔18と車体51とは、塗膜52を挟むコンデンサの電極となり、高周波信号に対しては低インピーダンスとなって、高周波アースを行うことができる。
【0034】
金属箔18は、粘着剤56によって塗膜52上に貼付けられる。金属箔18上には、端子57が形成され、接続線19に対する電気的接続が行われる。端子57では、端子導体部58が両面テープ59の切抜き孔にはめ込まれて装着され、さらに全体を樹脂60で固めて保護している。
【0035】
すなわち、車体51の導電体部分は、表面が塗膜52などの電気絶縁性被膜で覆われており、高周波接地部材17,27は、塗膜52上に貼付けられる。通常、鋼材などの導電体が塗膜52などの電気絶縁性被膜で覆われている状態となっている車体51の外装部に、高周波接地部材17,27を貼付けることによって、電気絶縁性被膜を介して導電体との間に容量結合を生じ、高周波成分に対して電気的な接地を行うことができる。電気絶縁性被膜は剥離する必要がなく、作業の手間がかからず、耐食性や美観を損うおそれもなく、接地を行うことができる。本実施形態では、アンテナ近傍でのアース確保が金属箔をボディ塗装面に貼り付けることによって行えるため、設置作業性が大幅に向上する。また、アンテナ近傍にアンプを設置するため、ケーブルロスによるS/N比劣化が少なく、また同軸ケーブルとアンプがインピーダンス整合しているため、ケーブルへのノイズ誘起も少なく、受信品質の劣化が少ない。
【0036】
以上で説明しているように、本実施形態の車載用アンテナ1は、車体の外装部のうちの誘電体部分であるフロントガラス4に装着されるアンテナエレメント11,12;21,22と、そのアンテナエレメント11,12;21,22の給電点15,25近傍に設けられ、車体の導電体部分であるピラー部6,7に装着されて容量結合し、高周波成分に関する電気的な接地を行う高周波接地部材17,27と、その給電点15,25近傍に設けられ、給電点15,25から入力する高周波受信信号を増幅するアンプ16,26とを含む。
【0037】
アンテナエレメント11,12;21,22は、車体の外装部のうちの誘電体部分に装着されるので、フロントガラス、リアガラス、サイドガラス、ルーフガラスなどの電気絶縁性の部分に装着し、金属製車体などの電気的な影響を避けて高周波信号の電波を受信することができる。高周波接地部材17,27は、アンテナエレメント11,12;21,22の給電点15,25近傍に設けられ、車体の導電体部分に装着されて容量結合し、高周波成分に関する電気的な接地を行うので、アンテナエレメント11,12;21,22の近傍で車体の導電体部分に対して、高周波成分に対しては電気的な接地を行い、アンテナの受信性能を高めることができる。電気的な接地は容量結合によって行うので、直接電気的に接触させる必要はなく、車体の導電体部分が塗料で充分に塗装されていても、塗装を剥離するような工程は不要で、容易に接地することができる、車両へのアンテナ設置に伴う作業を容易に行い、適切なアース接続を行って受信品質低下を防ぐことができる。アンプ16,26は、給電点15,25近傍に設けられ、給電点15,25から入力する高周波受信信号を増幅するので、アンテナエレメント11,12;21,22で受信する微弱な高周波受信信号であっても、車両内で発生するノイズの影響を受けにくい位置で増幅し、受信品質低下を防ぐことができる。
【0038】
また、アンプ16,26は、給電点15,25および高周波接地部材17,27に直接接続されている。これによって、アンプ16,26をアンテナエレメント11,12;21,22への給電点15,25および高周波接地部材17,27に近づけて設置し、ノイズなどがアンプの入力側に混入しにくくして、受信品質の向上を図ることができる。
【0039】
図4は、本発明の実施の他の形態である車載用アンテナ61の概略的な電気的構成を示す。本実施形態で、図1の実施形態に対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。また、一方のアンプ16側のみ示して、他方は省略するけれども、同様の構成を有することはもちろんである。
【0040】
本実施形態では、アンプ16を給電点15での給電線13,14および高周波接地部材17に、同軸ケーブル62,63を介してそれぞれ接続する。給電線13,14には、同軸ケーブル62,63の芯線をそれぞれ接続し、高周波接地部材17には同軸ケーブル62,63の外側導体を共通接続する。
【0041】
図5は、本実施形態の電気回路構成を示す。同軸ケーブル62,63の芯線62i,63iは、増幅回路41,46の入力側にそれぞれ接続される。同軸ケーブル62,63の外側導体62o,63oは、アンプ16の設置配線16gに共通接続される。本実施形態では、アンテナエレメント11,12への給電点15と高周波接地部材17とをアンプ17の入力側に同軸ケーブル62,63を介して接続するので、アンプ16の設置位置を容易に選択することができる。
【0042】
また図1および図4の実施形態で、アンプ16,26は増幅した高周波受信信号を同軸ケーブル31,32,33,34を介して出力し、その同軸ケーブル31,32,33,34が高周波受信信号の処理を行う車載機器としてのセレクタ30や受信機40に接続される近傍で、DCアース35によって、車体へアンプ16,26の直流成分に関する電気的な接地が行われる。同軸ケーブル31,32,33,34の外側導体31o,32o,33o,34oはDCアース35に共通接続されているからである。アンプ16,26の直流成分に関する車体への電気的な接地は、アンプ16,26が増幅した高周波受信信号の処理を行うセレクタ8や受信機9などの車載機器が車両に搭載されている付近で行われ、このような車載機器は車室内などに設置され、車体への電気的な接地も容易に行うことができる。
【0043】
また、アンプ16,26には、複数のアンテナエレメント11,12;21,22がそれぞれ接続され、高周波接地部材17,27には、複数のアンテナエレメント11,12;21,22に関して高周波成分の共通接地が行われる。複数のアンテナエレメント11,12;21,22に対して高周波接地部材17,27による車体51の導体部への容量結合に基づく高周波成分に対する接地を、共通に行うことができるので、高周波接地部材17,27の装着箇所を減らし、装着に要する作業を容易に行うことができる。
【0044】
なお、図1および図4の実施形態では、各フィルムアンテナ2,3に複数のアンテナエレメント11,12;21,22を設けているけれども、アンテナエレメントは1つであっても、前述の効果が得られることはもちろんである。また、フィルムアンテナ2,3は1つでもよいことはもちろんである。一方、複数のフィルムアンテナ2,3を用いたり、各フィルムアンテナ2,3に複数のアンテナエレメント11,12,;21,22を設けると、選択的に切換えてダイバシティ方式の受信を行うことができる。
【0045】
図6は、本発明の実施のさらに他の形態として、ダイバティ方式の受信を好適に行うことができる車載アンテナ71の概略的な電気的構成を示す。本実施形態で、図1または図4の実施形態に対応する部分は、同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。本実施形態でも、一方のアンテナエレメント11,12側の構成を示し、他方のアンテナエレメント21,22側は省略するけれども、実質的に同等の構成を有することはもちろんである。本実施形態では、スイッチ75をアンプ76の入力側に内蔵し、アンテナエレメント11,12からの給電線13,14を切換えて増幅回路77で増幅し、同軸ケーブル78に増幅出力を導出することができる。同軸ケーブル78は、スイッチ75の切換えを制御する制御線79とともに、セレクタ80に接続される。セレクタ80は、スイッチ81を備え、同軸ケーブル78と、他のアンプからの同軸ケーブル82とを切換えて、図1や図4の受信機9に入力させ、ダイバシティ受信装置を構成している。
【0046】
すなわち、本実施形態では、車体51の外装部のうちの誘電体部分であるフロントガラス4等に装着され、給電点15が接近して設けられる複数のアンテナエレメント11,12と、その複数のアンテナエレメント11,12の給電点15近傍に設けられ、車体51の導電体部分に装着されて容量結合し、高周波成分に関する電気的な接地を共通に行う高周波接地部材17と、給電点15近傍に設けられ、給電点15から入力する高周波受信信号を増幅するアンプ76と、アンプ16内に設けられ、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメント11,12を選択するスイッチ75と、アンプ76によって増幅される高周波受信信号の処理を行い、スイッチ75を遠隔的に制御して、高周波受信信号に関する受信品質が良好なアンテナエレメント11,12を選択する選択受信手段としてのセレクタ80および受信機9とを含むダイバシティ受信装置となる。
【0047】
このようなダイバシティ受信装置は、前述の車載用アンテナ1,61と同様な特徴を有し、スイッチ75は、アンプ76内に設けられ、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメント11,12を選択するので、複数のアンテナエレメント11,12に対して、1つのアンプ76で高周波信号の増幅を行うことができる。選択受信手段としてのセレクタ80および受信機9では、アンプ76によって増幅される高周波受信信号の処理を行い、スイッチ75を遠隔的に制御して、高周波受信信号に関する受信品質が良好なアンテナエレメント11,12を選択するので、車両の移動に伴って受信環境が変化しても、受信品質が良好なアンテナエレメント11,12を選択して受信を続けることができる。
【0048】
また本実施形態では、複数のアンテナエレメント11,12とアンプ76との組合せと同様な組合せを、車体51の外装部の異なる場所に設けて、セレクタ80のスイッチ81で同軸ケーブル78,82を切換て、複数のアンプの選択と、アンプに接続されるアンテナエレメントの選択とを行うことができる。そのようにすれば、複数のアンテナエレメントとアンプとの組合せを、車体51の外装部の異なる場所に配置し、アンプを選択してアンテナの場所を選択し、さらに選択された場所に設けられる複数のアンテナエレメントを選択して、良好な受信品質が得られるようにすることができる。
【0049】
また図6に示すように、アンプ76に、複数のアンテナエレメント11,12のうちから、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメント11,12を選択するスイッチ75を内蔵させておくと、前述のようなダイバシティ受信装置として利用することができるばかりではなく、アンテナエレメント11,12の形状を変えることによる異なる周波数帯の受信などを容易に行い、アンプ76の出力を導出する信号ラインが1つでも、複数のアンテナエレメント11,12からの受信信号を選択して転送することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、アンテナエレメントを、車体の外装部のうちの誘電体部分に装着し、アンテナエレメントの給電点近傍から高周波接地部材を介して車体の導電体部分に対する高周波成分に関する電気的な接地を行うことができる。電気的な接地は容量結合によって行うので、直接的に接触させる必要はなく、車体の導電体部分が塗料で充分に塗装されていても電気的に接地することができるので、車両へのアンテナ設置に伴う作業を容易に行い、適切なアース接続を行って受信品質低下を防ぐことができる。アンプは、給電点近傍に設けられ、ンテナエレメントで受信する微弱な高周波受信信号であっても、車両内で発生するノイズの影響を受けにくい位置で増幅し、受信品質低下を防ぐことができる。
【0051】
また本発明によれば、アンプをアンテナエレメントへの給電点および高周波接地部材に近づけて設置し、ノイズなどの混入を防いで、受信品質の向上を図ることができる。
【0052】
また本発明によれば、アンテナエレメントへの給電点と高周波接地部材とをアンプの入力側に同軸ケーブルを介して接続するので、アンプと給電点との間隔をある程度あけることもでき、アンプの設置位置を容易に選択することができる。
【0053】
また本発明によれば、アンプの直流成分に関する車体への電気的な接地は、アンプが増幅した高周波受信信号の処理を行う車載機器の搭載位置付近で行われる。車載機器は車体内部に設置されることが多く、車体への電気的な接地も容易に行うことができる。
【0054】
また本発明によれば、導電体が塗膜などの電気絶縁性被膜で覆われている状態となっている車体の外装部に、高周波接地部材を貼付けることによって、高周波成分に対して電気的な接地を行うことができるので、電気絶縁性被膜は剥離する必要がなく、作業の手間がかからず、耐食性や美観を損うおそれもなく、接地を行うことができる。
【0055】
また本発明によれば、複数のアンテナエレメントに対して、車体の導体部への高周波成分に対する接地を、共通に行うことができるので、高周波接地部材の装着箇所を減らし、装着に要する作業を容易に行うことができる。
【0056】
また本発明によれば、アンテナエレメントの形状を変えることによる異なる周波数帯の受信や、アンテナエレメントの配置を変えることによるダイバシティ受信などを容易に行い、アンプの出力を導出する信号ラインが1つでも、複数のアンテナエレメントからの受信信号を選択して転送することができる。
【0057】
さらに本発明によれば、複数のアンテナエレメントを車体の外装部のうちの誘電体部分に装着し、複数のアンテナエレメントの給電点近傍での高周波接地部材アンプ内に設けられるスイッチは、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメントを選択するので、複数のアンテナエレメントに対して、1つのアンプで高周波信号の増幅を行うことができる。スイッチは、選択受信手段によって遠隔的に制御され、高周波受信信号に関する受信品質が良好なアンテナエレメントを選択するので、車両の移動に伴って受信環境が変化しても、良好な受信品質で受信を続けることができる。
【0058】
また本発明によれば、複数のアンテナエレメントとアンプとの組合せを複数組用い、車体の外装部の異なる場所に配置するので、アンプを選択してアンテナの場所を選択し、さら選択されたアンプに接続される複数のアンテナエレメントを選択して、良好な受信品質が得られるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である車載アンテナ1の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のアンプ16に関連する部分の電気回路図である。
【図3】図1の高周波設置部材17の装着部分についての構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の他の形態である車載アンテナ61の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図5】図4のアンプ16に関連する部分の電気回路図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態である車載用アンテナ71の部分的な電気回路図である。
【符号の説明】
1,61,71 車載用アンテナ
2,3 フィルムアンテナ
4 フロントガラス
6,7 ピラー部
8,80 セレクタ
9 受信機
10,20 フィルム基板
11,12;21,22 アンテナエレメント
15,25 給電点
16,26,76 アンプ
17,27 高周波接地部材
18,28 金属箔
19,29 接続線
31,32,33,34,36,63,64、78,82 同軸ケーブル
35 DCアース
37,79 制御線
41,46,77 増幅回路
55,75,81 スイッチ
56 粘着剤
Claims (9)
- 車体の外装部のうちの誘電体部分に装着されるアンテナエレメントと、
該アンテナエレメントの給電点近傍に設けられ、車体の導電体部分に装着されて容量結合し、高周波成分に関する電気的な接地を行う高周波接地部材と、
該給電点近傍に設けられ、給電点から入力する高周波受信信号を増幅するアンプとを含むことを特徴とする車載用アンテナ。 - 前記アンプは、前記給電点および前記高周波接地部材に直接接続されることを特徴とする請求項1記載の車載用アンテナ。
- 前記アンプは、前記給電点および前記高周波接地部材に、同軸ケーブルを介して接続されることを特徴とする請求項1記載の車載用アンテナ。
- 前記アンプは増幅した高周波受信信号を同軸ケーブルを介して出力し、
該同軸ケーブルが高周波受信信号の処理を行う車載機器に接続される近傍で、前記車体へ該アンプの直流成分に関する電気的な接地が行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車載用アンテナ。 - 前記車体の導電体部分は、表面が電気絶縁性被膜で覆われており、
前記高周波接地部材は、該電気絶縁性被膜上に貼付けられる金属の薄板部材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車載用アンテナ。 - 前記アンプには、複数のアンテナエレメントが接続され、
前記高周波接地部材には、該複数のアンテナエレメントに関して高周波成分の共通接地が行われることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車載用アンテナ。 - 前記アンプには、前記複数のアンテナエレメントから、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメントを選択するスイッチが内蔵されることを特徴とする請求項6記載の車載用アンテナ。
- 車体の外装部のうちの誘電体部分に装着され、給電点が接近して設けられる複数のアンテナエレメントと、
該複数のアンテナエレメントの給電点近傍に設けられ、車体の導電体部分に装着されて容量結合し、高周波成分に関する電気的な接地を共通に行う高周波接地部材と、
該給電点近傍に設けられ、給電点から入力する高周波受信信号を増幅するアンプと、
アンプ内に設けられ、高周波受信信号を増幅するアンテナエレメントを選択するスイッチと、
該アンプによって増幅される高周波受信信号の処理を行い、該スイッチを遠隔的に制御して、高周波受信信号に関する受信品質が良好なアンテナエレメントを選択する選択受信手段とを含むことを特徴とするダイバシティ受信装置。 - 前記複数のアンテナエレメントと前記アンプとの組合せは、前記車体の外装部の異なる場所にそれぞれ設けられ、
前記選択受信手段は、該複数のアンプの選択と、該アンプに接続されるアンテナエレメントの選択とを行うことを特徴とする請求項8記載のダイバシティ受信装置。
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