JP2004193480A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェハコストを増大させずに、小さなチップ面積でしかもESDに対する能力を高めること。
【解決手段】ウェル領域5上に形成されたソース領域3およびドレイン領域4と、ソース領域3またはドレイン領域4の一方をリング状に囲む第1のゲート2aと、ドレイン領域4上に形成される第1のコンタクト1bと、ソース領域3上に形成される第2のコンタクト1aとを備える半導体装置において、ドレイン領域4内に、第2のゲート2bをさらに備える。
【選択図】 図1
【解決手段】ウェル領域5上に形成されたソース領域3およびドレイン領域4と、ソース領域3またはドレイン領域4の一方をリング状に囲む第1のゲート2aと、ドレイン領域4上に形成される第1のコンタクト1bと、ソース領域3上に形成される第2のコンタクト1aとを備える半導体装置において、ドレイン領域4内に、第2のゲート2bをさらに備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置に関し、特にMOSFETのESD耐圧を向上させるための構造を有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のMOSFET(Metal Oxide SemiconductorField Effect Transistor)では、特許文献1のように、リング状のゲートを用いて、電界集中を低減している。
【0003】
このようなMOSFETなどの半導体装置においては、その外部ピンから加えられる静電気による破壊(Electrostatic Discharge、以下ESDという)を防ぐための対策が施されていることが一般的である。このESDのエネルギの一部は、たとえばMOSFETの場合、ある導電型のドレインと、それとは逆の導電型のウェルが形成されるPN接合で消費されるので、このPN接合部分を広く取ることで、すなわちドレイン領域を大きくすることで、ESDから回路を保護している。そのため、特許文献1に開示されているMOSFETにおいてESD対策を行うとすれば、ドレインの面積を大きくする必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−131011号公報(第3頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年の半導体装置は微細化されており、ESDに対する能力が弱くなってきているという問題点があった。また、上述した特許文献1に開示されている技術においてESD対策を行う場合には、ドレインの面積、すなわち、五角形以上の多角形または円形のリング状のゲートの径をさらに大きくする必要があるため、特許文献1に開示されている技術では、ESDに対する能力を高めるとチップ面積が大きくなり、ウェハあたりのチップ数が減少するという問題点があった。
【0006】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、チップ面積を増大させずにESDに対する能力を高めることが可能な半導体装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、ウェル領域上に形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域または前記ドレイン領域の一方をリング状に囲む第1のゲートと、前記ドレイン領域上に形成される第1のコンタクトと、前記ソース領域上に形成される第2のコンタクトとを備える半導体装置において、前記ドレイン領域内に、第2のゲートをさらに備えることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、リング状の第1のゲートに加えてドレイン領域に、直線状のダミーの第2のゲートをさらに配置したので、ドレイン領域とウェル領域のPN接合面積が増大する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1,図2および図5に従ってこの発明の実施の形態1について説明する。図1はこの発明のMOSFETの構成を示す平面図であり、図2は図1の平面図においてA1−A2で切断した場合の断面図である。
【0011】
図1および図2に示すようにMOSFETは活性領域6内で構成され、半導体チップ上にはこの活性領域6が複数設けられており、各活性領域6の間はフィールド酸化膜7によって素子分離されている。
【0012】
この発明のMOSFETは制御用の第1のゲート2aおよび実際にはMOSFETのゲートとしては機能しないダミーの第2のゲート2bの2種類を有する。制御用の第1のゲート2aは、図1に示すようにリング形状をして、活性領域6内に配置されている。また、ダミーの第2のゲート2bは、図1に示すように直線形状をしており、ゲート2aの内側に1または複数個が短冊状に配置されている。これらのゲート2aおよびゲート2bは金属等で作られるゲート電極とその下部に位置するゲート酸化膜により構成されており、制御用のゲート2aに電圧を付加することによってMOSFETが動作する。
【0013】
ソース領域3はキャリアの供給源であり、リング状のゲート2aの外側に配置され、ドレイン領域4はキャリアの吸収源であり、リング状のゲート2aの内側に配置されている。図2に示すようにソース領域3およびドレイン領域4の下層にはウェル領域5がある。例えばNチャネルMOSFETの場合、P型のイオンを注入してウェル領域5を形成し、その後ウェル領域5とは逆の導電型の比較的濃度の濃いN型のイオンを注入してソース領域3およびドレイン領域4が作成される。このようにウェル領域5とソース領域3およびウェル領域5とドレイン領域4はそれぞれ逆の導電型の拡散層で作られ、PN接合されている。
【0014】
ソース領域3内に配置されているコンタクト1aはソース電極を構成するもので、MOSFET上層部の図示しない配線層と上述の構成を有するMOSFETのソース領域3とを接続する穴である。ドレイン領域4内に配置されているコンタクト1bはドレイン電極を構成するもので、MOSFET上層部の図示しない配線層と上述の構成を有するMOSFETのドレイン領域4とを接続する穴である。
【0015】
図5はこの発明のMOSFETを使用した回路図の一例を示す図である。常時オフ状態になっているオフトランジスタ15はドレインまたはソースの一端が電源配線22と接続され、他方のソースまたはドレインとゲートは接地線23に接続されたものであり、電源配線22と接地線23間にMOSFETが挿入された構成となっている。
【0016】
PチャネルMOSFET12は、ゲートがゲート入力信号線24に接続されソースまたはドレイン領域の一端が電源配線22と接続され、他方のドレイン領域またはソースは後述するNチャネルMOSFET13のソースまたはドレイン領域の一端に接続された構成となっている。
【0017】
NチャネルMOSFET13は、ゲートがゲート入力信号線24に接続され、ソースまたはドレインの一端がPチャネルMOSFET12のソースまたはドレインの一端に接続され、他方のドレインまたはソースは接地線23に接続された構成となっている。
【0018】
オフトランジスタ14は、ソースまたはドレインの一端が出力端子21と接続され、他方のドレインまたはソースとゲートは接地線23に接続されたものであり、出力端子21と接地線23間にMOSFETが挿入された構成となっている。
【0019】
まず、この発明にかかる半導体装置を図5におけるNチャネルMOSFET13に用いる場合のMOSFETの動作について説明する。
【0020】
ここで、NチャネルMOSFET13は、図2に示したようにダミーのゲート2bを配置したことにより、ドレイン領域4とウェル領域5のPN接合面積は増大するので、ドレイン容量は大きくなるとともに、ドレイン領域4での熱分散がしやすくなり、ESDのエネルギをより吸収しやすくなる。
【0021】
このようにドレイン領域4とウェル領域5のPN接合面やドレイン領域4とゲート2aおよび2bの接合部分などが余分な電圧をカットするクランプダイオードの役割をする。この結果、図5において出力端子21からESDによるサージ電圧が入力され、サージ電圧が図1に示すコンタクト1bを介してドレイン領域4に進入した場合でも、ESDのエネルギをドレイン領域4で吸収することとなり、NチャネルMOSFET13はMOSFET出力の保護素子として機能する。
【0022】
なお、ここではNチャネルMOSFET13の場合について説明したが、この発明はこのような場合に限定されるものではなく、PチャネルMOSFET12の場合でも同様に適用可能である。ただし、この場合は上記実施の形態で説明した導電型を全て逆導電型に変える必要がある。
【0023】
つぎに、この発明にかかる半導体装置を図4における電源配線22と接地線23間に挿入されたオフトランジスタ15に用いる場合の、MOSFETの動作について説明する。ここで電源配線22と接地線23間に挿入されたオフトランジスタ15は入力端子用保護素子として内部回路の保護をするために用いられている。
【0024】
図4において、電源配線22に加わる電圧がブレークダウン電圧より小さい場合は、ゲート2bが接地線されているため、ソース領域3とドレイン領域4の間は遮断状態である。このためオフトランジスタ15は電源配線22と接地線23との間のバイパス機能を果たすことはない。一方、例えばサージ電圧のように電源配線22に加わる電圧がブレークダウン電圧より大きい場合、ソース領域3とドレイン領域4の間でパンチスルー現象をおこすため、オフトランジスタ15のソース領域3とドレイン領域4は導通する。このように、オフトランジスタ15は電源配線22と接地線23との間のバイパス機能を果たし、電源配線の電圧はブレークダウン電圧以上に高くならず、このことにより素子を保護する。
【0025】
なお、ここではオフトランジスタ15がNチャネルMOSFETの場合について説明したが、この発明はこのような場合に限定されるものではなく、オフトランジスタ15がPチャネルMOSFETの場合でも同様に適用可能である。ただし、この場合は上記実施の形態で説明した導電型を全て逆導電型に変える必要がある。
【0026】
また、ここでは、電源配線22と接地線23間に挿入されたオフトランジスタ15の場合について説明したが、オフトランジスタであれば、出力端子21と接地線23間に挿入されたオフトランジスタ14の場合でも同様に適用可能である。この場合、ドレイン領域4には出力端子21からESDによるサージ電圧が進入することになる。
【0027】
このように実施の形態1によれば、リング状のゲート2aに加えてドレイン領域4に直線状のダミーゲート2bをさらに配置したので、ドレイン領域4とゲート2bの接合部分の長さが加わるとともに、ドレイン領域4とウェル領域5のPN接合面積が増大し、より効果的にESDのエネルギを吸収することが可能となる。
【0028】
実施の形態2.
図3および図5に従ってこの発明の実施の形態2について説明する。図3はこの発明のMOSFETの構成を示す平面図である。図3のMOSFETの各構成要素のうち、図1のものと同一の機能を達する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
【0029】
この実施の形態2のMOSFETでは、実施の形態1で説明した図1におけるダミーのゲート2bの代わりにつづら折状のダミーのゲート2cを用い、リング形状をした制御用のゲート2aの内側に配置した構成としている。コンタクト1bはつづら折状のダミーのゲート2cに沿ってその周辺を囲むように配置されている。
【0030】
例えば、図3に示すコンタクト1bの一つとしてコンタクト1cを電流が通過した場合、通過した電流はドレイン領域4を図3の矢印の方向へ向かって流れ、リング状のゲート2aに到達する。このとき、図3に示すようにダミーのゲート2cがつづら折状に配置され、コンタクト1cがゲート2cの折り返し部の内側に配置されることにより、コンタクト1cから入力された電流がリング状のゲート2aへ到達するまでのドレイン領域4でのキャリアの電流経路は長くなる。このため、ドレイン領域4を流れるキャリアは、より大きな拡散抵抗を受けることになり、ドレイン領域4に流れ込む電流のエネルギは拡散抵抗によって吸収されやすくなる。したがって、ドレイン領域4においてESDのエネルギを効率的に吸収することが可能となる。
【0031】
このMOSFETを、例えば図5のPチャネルMOSFET12、NチャネルMOSFET13、オフトランジスタ14,15のトランジスタに用いることによって実施の形態1の場合と同様に、ESDによるサージ電圧から保護することができる。
【0032】
このように実施の形態2によれば、リング状のゲート2aに加えてドレイン領域4につづら折状のダミーゲート2cをさらに配置し、コンタクト1bはつづら折状のダミーのゲート2cに沿ってその周辺を囲むように配置したので、ドレイン領域4中に進入したキャリアがより大きな拡散抵抗を受け、ドレイン領域4においてESDのエネルギを効率的に吸収することが可能となる。
【0033】
実施の形態3.
図4〜図6に従ってこの発明の実施の形態3について説明する。図4はこの発明のMOSFETの構成を示す平面図であり、図6はこの実施の形態3のMOSFETの機能を示す回路図である。図4のMOSFETの各構成要素のうち、図1のものと同一の機能を達する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
【0034】
この実施の形態3のMOSFETでは、実施の形態1で説明した図1におけるダミーの第2のゲート2bの代わりに、図4に示すようにリング形状の制御用の第2のゲート2dを、リング形状をした制御用のゲート2aの内側に配置した構成としている。
【0035】
この発明にかかる半導体装置を実施の形態1と同様に、図5におけるNチャネルMOSFET13に用いる場合のMOSFETの動作について説明する。
【0036】
例えば、図5に示すNチャネルMOSFET13では、ゲート2aおよびゲート2dがゲート入力信号線24に接続され、ドレインがPチャネルMOSFETのソースまたはドレインに接続され、ソースが接地線23に接続されている。
【0037】
ゲート2aとゲート2dによって囲まれている領域は、ゲート2dがゲートとして構成されるMOSFETから見ると、ソースとして機能し、ゲート2aがゲートとして構成されるMOSFETから見ると、ドレイン領域として機能することになる。なお、この領域はゲート2aおよびゲート2dがそれぞれゲートとして構成されるMOSFETを直列接続させるためのもので、コンタクトによってこのMOSFETの上層部に配置される配線と接続する必要はない。
【0038】
これらのMOSFETは、図6においてそれぞれMOSFET31およびMOSFET32として示されている。MOSFET31はゲート2dをゲートとして構成され、MOSFET32はゲート2aをゲートとして構成されるとすると、ゲート2dの内側のドレイン領域4がMOSFET31の入力側となり、出力端子21に接続される。また、ゲート2aの内側のソース領域3はMOSFET32の出力側となり、接地線23に接続される。
【0039】
このように、リング状の制御用のゲート2aに加えてその内側のドレイン領域4にリング状の制御用のゲート2dをさらに配置したので、MOSFET31およびMOSFET32は図6(b)において示すようなMOSFETの直列回路として機能することになり、MOSFET32のON抵抗(ソースとドレイン間の抵抗)がさらに付け加わることになる。
【0040】
このような構成の回路をディジタル的に用いる場合は図6(a)に示す単体のMOSFET33と同様にふるまうため、回路的には何ら問題がない。
【0041】
なお、ここでは付加したリング状の制御用のゲート2dが1つの場合を示したが、この発明はこのような場合に限定されるものではなく、リング状の制御用のゲートが2つ以上でもよい。この場合も上記と同様に、追加されたゲートのうち、最内周のゲートの内側をドレインとして出力端子21に接続し、ゲート2aの外側をソースとして接地線23に接続すればよい。そして、これら以外のリング状のゲートによって囲まれた領域をコンタクトによってMOSFETの上層部に配置される配線と接続させる必要はない。このような構成とすることで、複数のMOSFETが直列接続された構成となる。
【0042】
このように実施の形態3によれば、リング状のゲート2aに加えてその内側のドレイン領域4にリング状の制御用のゲート2dをさらに配置したので、MOSFET32のON抵抗が付け加わり、より効果的にESDのエネルギを吸収することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、リング状の第1のゲートに加えてドレイン領域に、直線状のダミーの第2のゲートをさらに配置したので、ドレイン領域と第2のゲートの接合部分の長さが加わるとともに、ドレイン領域とウェル領域のPN接合面積が増大し、より効果的にESDのエネルギを吸収することが可能となる。このように、ダミーの第2のゲートをさらに配置するだけで、ドレイン領域の面積を大きくする必要がないため、チップ面積を増大させずに、ESDに対する能力を高めることが可能な半導体装置を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるMOSFETの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1における図1の平面図においてA1−A2で切断した場合の断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2にかかるMOSFETの構成を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態3にかかるMOSFETの構成を示す図である。
【図5】この発明のMOSFETを使用した回路図の一例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態3のMOSFETの機能を示す回路図である。
【符号の説明】
1a〜1c コンタクト、2a〜2d ゲート、3a ソース領域、3b ソースまたはドレイン領域、4 ドレイン領域、5 ウェル領域、6 活性領域、7 フィールド酸化膜、12 PチャネルMOSFET、13 NチャネルMOSFET、14,15 オフトランジスタ、21 出力端子、22 電源配線、23 接地線、24 ゲート入力信号、31〜33 MOSFET。
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置に関し、特にMOSFETのESD耐圧を向上させるための構造を有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のMOSFET(Metal Oxide SemiconductorField Effect Transistor)では、特許文献1のように、リング状のゲートを用いて、電界集中を低減している。
【0003】
このようなMOSFETなどの半導体装置においては、その外部ピンから加えられる静電気による破壊(Electrostatic Discharge、以下ESDという)を防ぐための対策が施されていることが一般的である。このESDのエネルギの一部は、たとえばMOSFETの場合、ある導電型のドレインと、それとは逆の導電型のウェルが形成されるPN接合で消費されるので、このPN接合部分を広く取ることで、すなわちドレイン領域を大きくすることで、ESDから回路を保護している。そのため、特許文献1に開示されているMOSFETにおいてESD対策を行うとすれば、ドレインの面積を大きくする必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−131011号公報(第3頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年の半導体装置は微細化されており、ESDに対する能力が弱くなってきているという問題点があった。また、上述した特許文献1に開示されている技術においてESD対策を行う場合には、ドレインの面積、すなわち、五角形以上の多角形または円形のリング状のゲートの径をさらに大きくする必要があるため、特許文献1に開示されている技術では、ESDに対する能力を高めるとチップ面積が大きくなり、ウェハあたりのチップ数が減少するという問題点があった。
【0006】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、チップ面積を増大させずにESDに対する能力を高めることが可能な半導体装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、ウェル領域上に形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域または前記ドレイン領域の一方をリング状に囲む第1のゲートと、前記ドレイン領域上に形成される第1のコンタクトと、前記ソース領域上に形成される第2のコンタクトとを備える半導体装置において、前記ドレイン領域内に、第2のゲートをさらに備えることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、リング状の第1のゲートに加えてドレイン領域に、直線状のダミーの第2のゲートをさらに配置したので、ドレイン領域とウェル領域のPN接合面積が増大する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1,図2および図5に従ってこの発明の実施の形態1について説明する。図1はこの発明のMOSFETの構成を示す平面図であり、図2は図1の平面図においてA1−A2で切断した場合の断面図である。
【0011】
図1および図2に示すようにMOSFETは活性領域6内で構成され、半導体チップ上にはこの活性領域6が複数設けられており、各活性領域6の間はフィールド酸化膜7によって素子分離されている。
【0012】
この発明のMOSFETは制御用の第1のゲート2aおよび実際にはMOSFETのゲートとしては機能しないダミーの第2のゲート2bの2種類を有する。制御用の第1のゲート2aは、図1に示すようにリング形状をして、活性領域6内に配置されている。また、ダミーの第2のゲート2bは、図1に示すように直線形状をしており、ゲート2aの内側に1または複数個が短冊状に配置されている。これらのゲート2aおよびゲート2bは金属等で作られるゲート電極とその下部に位置するゲート酸化膜により構成されており、制御用のゲート2aに電圧を付加することによってMOSFETが動作する。
【0013】
ソース領域3はキャリアの供給源であり、リング状のゲート2aの外側に配置され、ドレイン領域4はキャリアの吸収源であり、リング状のゲート2aの内側に配置されている。図2に示すようにソース領域3およびドレイン領域4の下層にはウェル領域5がある。例えばNチャネルMOSFETの場合、P型のイオンを注入してウェル領域5を形成し、その後ウェル領域5とは逆の導電型の比較的濃度の濃いN型のイオンを注入してソース領域3およびドレイン領域4が作成される。このようにウェル領域5とソース領域3およびウェル領域5とドレイン領域4はそれぞれ逆の導電型の拡散層で作られ、PN接合されている。
【0014】
ソース領域3内に配置されているコンタクト1aはソース電極を構成するもので、MOSFET上層部の図示しない配線層と上述の構成を有するMOSFETのソース領域3とを接続する穴である。ドレイン領域4内に配置されているコンタクト1bはドレイン電極を構成するもので、MOSFET上層部の図示しない配線層と上述の構成を有するMOSFETのドレイン領域4とを接続する穴である。
【0015】
図5はこの発明のMOSFETを使用した回路図の一例を示す図である。常時オフ状態になっているオフトランジスタ15はドレインまたはソースの一端が電源配線22と接続され、他方のソースまたはドレインとゲートは接地線23に接続されたものであり、電源配線22と接地線23間にMOSFETが挿入された構成となっている。
【0016】
PチャネルMOSFET12は、ゲートがゲート入力信号線24に接続されソースまたはドレイン領域の一端が電源配線22と接続され、他方のドレイン領域またはソースは後述するNチャネルMOSFET13のソースまたはドレイン領域の一端に接続された構成となっている。
【0017】
NチャネルMOSFET13は、ゲートがゲート入力信号線24に接続され、ソースまたはドレインの一端がPチャネルMOSFET12のソースまたはドレインの一端に接続され、他方のドレインまたはソースは接地線23に接続された構成となっている。
【0018】
オフトランジスタ14は、ソースまたはドレインの一端が出力端子21と接続され、他方のドレインまたはソースとゲートは接地線23に接続されたものであり、出力端子21と接地線23間にMOSFETが挿入された構成となっている。
【0019】
まず、この発明にかかる半導体装置を図5におけるNチャネルMOSFET13に用いる場合のMOSFETの動作について説明する。
【0020】
ここで、NチャネルMOSFET13は、図2に示したようにダミーのゲート2bを配置したことにより、ドレイン領域4とウェル領域5のPN接合面積は増大するので、ドレイン容量は大きくなるとともに、ドレイン領域4での熱分散がしやすくなり、ESDのエネルギをより吸収しやすくなる。
【0021】
このようにドレイン領域4とウェル領域5のPN接合面やドレイン領域4とゲート2aおよび2bの接合部分などが余分な電圧をカットするクランプダイオードの役割をする。この結果、図5において出力端子21からESDによるサージ電圧が入力され、サージ電圧が図1に示すコンタクト1bを介してドレイン領域4に進入した場合でも、ESDのエネルギをドレイン領域4で吸収することとなり、NチャネルMOSFET13はMOSFET出力の保護素子として機能する。
【0022】
なお、ここではNチャネルMOSFET13の場合について説明したが、この発明はこのような場合に限定されるものではなく、PチャネルMOSFET12の場合でも同様に適用可能である。ただし、この場合は上記実施の形態で説明した導電型を全て逆導電型に変える必要がある。
【0023】
つぎに、この発明にかかる半導体装置を図4における電源配線22と接地線23間に挿入されたオフトランジスタ15に用いる場合の、MOSFETの動作について説明する。ここで電源配線22と接地線23間に挿入されたオフトランジスタ15は入力端子用保護素子として内部回路の保護をするために用いられている。
【0024】
図4において、電源配線22に加わる電圧がブレークダウン電圧より小さい場合は、ゲート2bが接地線されているため、ソース領域3とドレイン領域4の間は遮断状態である。このためオフトランジスタ15は電源配線22と接地線23との間のバイパス機能を果たすことはない。一方、例えばサージ電圧のように電源配線22に加わる電圧がブレークダウン電圧より大きい場合、ソース領域3とドレイン領域4の間でパンチスルー現象をおこすため、オフトランジスタ15のソース領域3とドレイン領域4は導通する。このように、オフトランジスタ15は電源配線22と接地線23との間のバイパス機能を果たし、電源配線の電圧はブレークダウン電圧以上に高くならず、このことにより素子を保護する。
【0025】
なお、ここではオフトランジスタ15がNチャネルMOSFETの場合について説明したが、この発明はこのような場合に限定されるものではなく、オフトランジスタ15がPチャネルMOSFETの場合でも同様に適用可能である。ただし、この場合は上記実施の形態で説明した導電型を全て逆導電型に変える必要がある。
【0026】
また、ここでは、電源配線22と接地線23間に挿入されたオフトランジスタ15の場合について説明したが、オフトランジスタであれば、出力端子21と接地線23間に挿入されたオフトランジスタ14の場合でも同様に適用可能である。この場合、ドレイン領域4には出力端子21からESDによるサージ電圧が進入することになる。
【0027】
このように実施の形態1によれば、リング状のゲート2aに加えてドレイン領域4に直線状のダミーゲート2bをさらに配置したので、ドレイン領域4とゲート2bの接合部分の長さが加わるとともに、ドレイン領域4とウェル領域5のPN接合面積が増大し、より効果的にESDのエネルギを吸収することが可能となる。
【0028】
実施の形態2.
図3および図5に従ってこの発明の実施の形態2について説明する。図3はこの発明のMOSFETの構成を示す平面図である。図3のMOSFETの各構成要素のうち、図1のものと同一の機能を達する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
【0029】
この実施の形態2のMOSFETでは、実施の形態1で説明した図1におけるダミーのゲート2bの代わりにつづら折状のダミーのゲート2cを用い、リング形状をした制御用のゲート2aの内側に配置した構成としている。コンタクト1bはつづら折状のダミーのゲート2cに沿ってその周辺を囲むように配置されている。
【0030】
例えば、図3に示すコンタクト1bの一つとしてコンタクト1cを電流が通過した場合、通過した電流はドレイン領域4を図3の矢印の方向へ向かって流れ、リング状のゲート2aに到達する。このとき、図3に示すようにダミーのゲート2cがつづら折状に配置され、コンタクト1cがゲート2cの折り返し部の内側に配置されることにより、コンタクト1cから入力された電流がリング状のゲート2aへ到達するまでのドレイン領域4でのキャリアの電流経路は長くなる。このため、ドレイン領域4を流れるキャリアは、より大きな拡散抵抗を受けることになり、ドレイン領域4に流れ込む電流のエネルギは拡散抵抗によって吸収されやすくなる。したがって、ドレイン領域4においてESDのエネルギを効率的に吸収することが可能となる。
【0031】
このMOSFETを、例えば図5のPチャネルMOSFET12、NチャネルMOSFET13、オフトランジスタ14,15のトランジスタに用いることによって実施の形態1の場合と同様に、ESDによるサージ電圧から保護することができる。
【0032】
このように実施の形態2によれば、リング状のゲート2aに加えてドレイン領域4につづら折状のダミーゲート2cをさらに配置し、コンタクト1bはつづら折状のダミーのゲート2cに沿ってその周辺を囲むように配置したので、ドレイン領域4中に進入したキャリアがより大きな拡散抵抗を受け、ドレイン領域4においてESDのエネルギを効率的に吸収することが可能となる。
【0033】
実施の形態3.
図4〜図6に従ってこの発明の実施の形態3について説明する。図4はこの発明のMOSFETの構成を示す平面図であり、図6はこの実施の形態3のMOSFETの機能を示す回路図である。図4のMOSFETの各構成要素のうち、図1のものと同一の機能を達する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
【0034】
この実施の形態3のMOSFETでは、実施の形態1で説明した図1におけるダミーの第2のゲート2bの代わりに、図4に示すようにリング形状の制御用の第2のゲート2dを、リング形状をした制御用のゲート2aの内側に配置した構成としている。
【0035】
この発明にかかる半導体装置を実施の形態1と同様に、図5におけるNチャネルMOSFET13に用いる場合のMOSFETの動作について説明する。
【0036】
例えば、図5に示すNチャネルMOSFET13では、ゲート2aおよびゲート2dがゲート入力信号線24に接続され、ドレインがPチャネルMOSFETのソースまたはドレインに接続され、ソースが接地線23に接続されている。
【0037】
ゲート2aとゲート2dによって囲まれている領域は、ゲート2dがゲートとして構成されるMOSFETから見ると、ソースとして機能し、ゲート2aがゲートとして構成されるMOSFETから見ると、ドレイン領域として機能することになる。なお、この領域はゲート2aおよびゲート2dがそれぞれゲートとして構成されるMOSFETを直列接続させるためのもので、コンタクトによってこのMOSFETの上層部に配置される配線と接続する必要はない。
【0038】
これらのMOSFETは、図6においてそれぞれMOSFET31およびMOSFET32として示されている。MOSFET31はゲート2dをゲートとして構成され、MOSFET32はゲート2aをゲートとして構成されるとすると、ゲート2dの内側のドレイン領域4がMOSFET31の入力側となり、出力端子21に接続される。また、ゲート2aの内側のソース領域3はMOSFET32の出力側となり、接地線23に接続される。
【0039】
このように、リング状の制御用のゲート2aに加えてその内側のドレイン領域4にリング状の制御用のゲート2dをさらに配置したので、MOSFET31およびMOSFET32は図6(b)において示すようなMOSFETの直列回路として機能することになり、MOSFET32のON抵抗(ソースとドレイン間の抵抗)がさらに付け加わることになる。
【0040】
このような構成の回路をディジタル的に用いる場合は図6(a)に示す単体のMOSFET33と同様にふるまうため、回路的には何ら問題がない。
【0041】
なお、ここでは付加したリング状の制御用のゲート2dが1つの場合を示したが、この発明はこのような場合に限定されるものではなく、リング状の制御用のゲートが2つ以上でもよい。この場合も上記と同様に、追加されたゲートのうち、最内周のゲートの内側をドレインとして出力端子21に接続し、ゲート2aの外側をソースとして接地線23に接続すればよい。そして、これら以外のリング状のゲートによって囲まれた領域をコンタクトによってMOSFETの上層部に配置される配線と接続させる必要はない。このような構成とすることで、複数のMOSFETが直列接続された構成となる。
【0042】
このように実施の形態3によれば、リング状のゲート2aに加えてその内側のドレイン領域4にリング状の制御用のゲート2dをさらに配置したので、MOSFET32のON抵抗が付け加わり、より効果的にESDのエネルギを吸収することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、リング状の第1のゲートに加えてドレイン領域に、直線状のダミーの第2のゲートをさらに配置したので、ドレイン領域と第2のゲートの接合部分の長さが加わるとともに、ドレイン領域とウェル領域のPN接合面積が増大し、より効果的にESDのエネルギを吸収することが可能となる。このように、ダミーの第2のゲートをさらに配置するだけで、ドレイン領域の面積を大きくする必要がないため、チップ面積を増大させずに、ESDに対する能力を高めることが可能な半導体装置を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるMOSFETの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1における図1の平面図においてA1−A2で切断した場合の断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2にかかるMOSFETの構成を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態3にかかるMOSFETの構成を示す図である。
【図5】この発明のMOSFETを使用した回路図の一例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態3のMOSFETの機能を示す回路図である。
【符号の説明】
1a〜1c コンタクト、2a〜2d ゲート、3a ソース領域、3b ソースまたはドレイン領域、4 ドレイン領域、5 ウェル領域、6 活性領域、7 フィールド酸化膜、12 PチャネルMOSFET、13 NチャネルMOSFET、14,15 オフトランジスタ、21 出力端子、22 電源配線、23 接地線、24 ゲート入力信号、31〜33 MOSFET。
Claims (5)
- 基板上に形成されたソース領域およびドレイン領域と、前記ソース領域または前記ドレイン領域の一方をリング状に囲む第1のゲートと、前記ドレイン領域上に形成される第1のコンタクトと、前記ソース領域上に形成される第2のコンタクトとを備える半導体装置において、
前記ドレイン領域内に、第2のゲートをさらに備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記第2のゲートは、1以上の直線状のゲートであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第2のゲートは、つづら折状を有し、前記第1のコンタクトは前記つづら折状のゲートの内側および前記つづら折状のゲートに沿ってその周辺を囲むように配置されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第2のゲートは、前記第1のゲートよりもその大きさが小さく、前記第1のゲートと接触しないよう、その内側にリング状を有して配置され、
前記ソース領域は第1のゲートの外側に配置され、
前記ドレイン領域は前記第2のゲートの内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 前記第1のゲートの内側で、前記第2のゲートの外側に、前記第1および前記第2のゲートと接触しない1以上の前記第2のゲートを囲むリング状の第3のゲートをさらに配置したことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP (1) | JP2004193480A (ja) |
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2002
- 2002-12-13 JP JP2002362203A patent/JP2004193480A/ja active Pending
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