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JP2004189635A - 頭髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】寝癖等の毛髪に形成される好ましくない癖を効果的に直すことができるとともに、ヘアカラーで染毛した毛髪に適用すると、染毛した色の退色をも防止することのできる頭髪化粧料を提供することにある。
【解決手段】下記(A)〜(C)成分を含有し、pHが6〜8であることを特徴とする頭髪化粧料とする。
(A)被膜性高分子化合物
(B)陽イオン性界面活性剤
(C)アミノ酸系化合物
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭髪化粧料に関し、詳しくは、寝癖等の毛髪に形成される好ましくない癖を効果的に直すことができるとともに、ヘアカラーで染毛した毛髪に適用すると、染毛した色の退色をも防止することのできる頭髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
寝癖などの毛髪に形成される好ましくない癖は、毛髪中の水分量が多い状態で物理的な力を受けて形成される。この原因は、毛髪内部に形成される水素結合、即ち、毛髪の主要構成成分であるケラチン分子中のCO基と、隣接するケラチン分子中のNH基との結合である。このような寝癖を直して整髪するには、毛髪内部に水を十分浸透させて水素結合を切断すればよく、具体的には毛髪に水を大量に塗布してドライヤーにより乾燥することにより行われている。しかしながら、この方法は毛髪に相当量の水を塗布する必要があり、簡単に寝ぐせを直して整髪することはできなかった。そこで、界面活性剤等を配合することにより簡単に寝ぐせを直して整髪することができる寝ぐせ直し用化粧料が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。また、被膜性高分子化合物を配合して、寝癖直し効果と共にヘアスタイルの保持することができる毛髪用化粧料も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
一方、近年、白髪染めに加え、おしゃれ染めをする人が増えてきており、染毛剤が多用されるようになってきている。この染毛剤は染毛効果の持続性により、一時染毛剤、半永久染毛剤、永久染毛剤に分類される。永久染毛剤は酸化染料を毛髪内に浸透させ、酸化剤で酸化重合して色素を形成し沈着させて染毛するために、また、半永久染毛剤は、酸性染料を毛髪内部に浸透させて沈着させて染毛するために、持続的な染毛効果が得られる利点がある。しかしながら、これら染毛された色は、日々のシャンプー等による洗髪や日光の影響等により、経日的に退色したり変色したりするといった問題があった。そこで、ポリフェノール類、界面活性剤及び高級アルコールを配合して染毛した毛髪の退色防止効果を有する頭髪用化粧料が提案されている(特許文献4参照)。
【0004】
【特許文献1】
特公昭62−8409号公報
【特許文献2】
特開昭61−282308号公報
【特許文献3】
特開2002−20239号公報
【特許文献4】
特開平8−291027号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の頭髪用の化粧料では、毛髪に形成された寝癖などの好ましくない形状を直して整髪する寝癖直し効果と、染毛した毛髪の退色防止効果とを併せ持った化粧料はなく、ヘアカラー等の染毛をする人が増加している現在においては、染毛をした毛髪用の化粧料が望まれている。
【0006】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、寝癖等の毛髪に形成される好ましくない癖を効果的に直すことができるとともに、ヘアカラーで染毛した毛髪に適用すると、染毛した色の退色をも防止することのできる頭髪化粧料を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に係る発明は、(A)被膜性高分子化合物、(B)陽イオン性界面活性剤及び(C)アミノ酸系化合物を含有し、pHが6〜8であることを特徴とする頭髪化粧料に関する。
請求項2に係る発明は、被膜性高分子化合物が、N,N−ジメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アミン−N−オキシド・メタクリル酸アルキルエステル共重合体及び/又はN−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の頭髪化粧料に関する。請求項3に係る発明は、陽イオン性界面活性剤が、塩化アルキルトリメチルアンモウニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモウニウム及び塩化ベンザルコニウムの群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の頭髪化粧料に関する。
請求項4に係る発明は、陽イオン性界面活性剤が、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム及び塩化ステアリルトリメチルアンモニウムの群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の頭髪化粧料に関する。
請求項5に係る発明は、アミノ酸系化合物がモノアミノモノカルボン酸型アミノ酸であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の頭髪化粧料に関する。
請求項6に係る発明は、モノアミノモノカルボン酸型アミノ酸が、グリシン、ジメチルグリシン、トリメチルグリシン、アラニン、プロリン及びヒドロキシプロリンの群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項5に記載の頭髪化粧料に関する。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の頭髪化粧料からなるカラーヘア用の頭髪化粧料に関する。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の頭髪化粧料からなる寝癖直し用の頭髪化粧料に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の頭髪化粧料は、(A)被膜性高分子化合物、(B)陽イオン性界面活性剤及び(C)アミノ酸系化合物を含有し、系のpHが6〜8であることに特徴がある。
【0009】
(A)成分の被膜性高分子化合物とは、水やアルコール類などに溶解して頭髪に塗布した後に、これらの蒸発とともに頭髪に被膜を形成することができる高分子化合物のことである。用いられる被膜性高分子化合物としては、化粧品原料として用いられるものであれば特に限定されず、非イオン性高分子化合物、陰イオン性高分子化合物、陽イオン性高分子化合物、両性高分子化合物のいずれの被膜性高分子化合物をも用いることができる。
【0010】
具体的には、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸モノエステル、メトキシアルキレン無水マレイン酸共重合体、両性アクリル酸エステル共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル・マレイン酸ブチル・アクリル酸イソボニル共重合体、イソブチレン・マレイン酸ナトリウム共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸系架橋型ポリマー、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸・アクリル酸アルキル共重合体、オクチルアクリルアミド・アクリル酸エステル共重合体、ジメチルシロキサン・アクリル酸系共重合体、N,N−ジメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アミン−N−オキシド・メタクリル酸アルキルエステル共重合体等を例示することができる。これらの1種を単独で用いても良く、また2種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0011】
上記した被膜性高分子化合物のうち、両性高分子化合物を用いるのが好ましく、特に、N,N−ジメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アミン−N−オキシド・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体等を用いるのが好ましい。
【0012】
被膜性高分子化合物の含有量は、本発明の効果が発揮できれば特に限定されないが、化粧料中0.005〜2重量%とすると良く、0.01〜1重量%とするのが好ましい。この理由は、0.005重量%未満の含有量では、染毛された毛髪の退色防止効果に劣るために、また、2重量%を超えて含有すると、ごわつき感が生じるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0013】
尚、本発明で好適に用いられる被膜性高分子化合物の市販品は、N,N−ジメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アミン−N−オキシド・メタクリル酸アルキルエステル共重合体としては、商品名 ダイヤフォーマー Z−631、Z−632(いずれも三菱化学社製)等を例示することができ、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体としては、商品名 ユカフォーマー 301、205S、SM(いずれも三菱化学社製)等を例示することができる。
【0014】
(B)成分の陽イオン性界面活性剤は、化粧品原料として用いられるものであれば特に限定されず、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどの塩化アルキルトリメチルアンモニウム;塩化ジセチルジメチルアンモニム、塩化ジラウリルジメチルアンモニム、塩化ジステアリルジメチルアンモニムなどの塩化ジアルキルジメチルアンモニウム;塩化ベンザルコニウム等を例示することができる。これらの1種を単独で用いても良く、また2種以上を組み合わせて用いることもできる。上記した陽イオン性界面活性剤のうち、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等の塩化アルキルトリメチルアンモニウムを用いるのが好ましい。
【0015】
陽イオン性界面活性剤の含有量は特に限定されないが、化粧料中0.01〜2重量%とすると良く、0.05〜1重量%とするのが好ましい。この理由は、0.01重量%未満の含有量では、寝癖直し効果に劣るために、また、2重量%を超えて含有すると、べたつきが生じ使用感に劣るために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0016】
(C)成分のアミノ酸系化合物は、化粧品原料として用いられるものであれば特に限定されず、例えば、モノアミノモノカルボン酸型アミノ酸、モノアミノジカルボン酸型アミノ酸、ジアミノモノカルボン酸型アミノ酸のいずれをも好適に用いることができる。具体的には、グリシン、ジメチルグリシン、トリメチルグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、アルギニン、ヒスチギン、リジン等を例示することができる。これらの1種を単独で用いても良く、また2種以上を組み合わせて用いることもできる。上記したアミノ酸系化合物のうち、グリシン、ジメチルグリシン、トリメチルグリシン、アラニン、プロリン、ヒドロキシプロリン等のモノアミノモノカルボン酸型アミノ酸を用いるのが好ましく、グリシン、ジメチルグリシン、トリメチルグリシン、プロリンを用いるのがより好ましい。
【0017】
アミノ酸系化合物の含有量は特に限定されないが、化粧料中0.01〜2重量%とすると良く、0.1〜1重量%とするのが好ましい。この理由は、0.01重量%未満の含有量では、染毛された毛髪の退色防止効果に劣るために、また、2重量%を超えて含有すると、アミノ酸による湿潤性が高くなりすぎ、べたつき感が生じるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0018】
本発明の頭髪化粧料は、染毛された毛髪のキューティクルの状態を整えて毛髪内部の色素の流出を抑制するために、化粧料のpHを6〜8にするのが好ましい。この理由は、pH6未満の場合又はpH8を超える場合には、染毛された毛髪の退色防止効果に劣るため好ましくない。
【0019】
化粧料のpHを所望の値に調整するためには、酸又はアルカリを用いて調整すれば良い。酸としては無機酸及び有機酸のいずれをも用いることができ、例えば、塩酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、リンゴ酸、リン酸、乳酸又はこれらの緩衝液等を例示することができる。アルカリとしては無機アルカリ及び有機アルキルのいずれをも用いることができ、例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素ニナトリウム、乳酸ナトリウム、水酸化カリウム、又はこれらの緩衝液等を例示することができる。
【0020】
本発明の頭髪化粧料には、更に、毛髪に塗布後の乾燥速度を調整のためにエタノールを含有することもできる。エタノールの含有量は特に限定されないが、化粧料中1〜20重量%とすると良く、3〜16重量%とするのが好ましい。この理由は、1重量%未満の含有量では、乾燥速度が遅くなりすぎるために、また、20重量%を超えて含有すると、本発明の寝癖直し効果を抑制してしまうために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0021】
また、十分な寝癖直し効果を発揮させるために、水を含有することもできる。本発明に用いられる水は特に限定されず、イオン交換水、蒸留水等の精製水や水道水等を用いることができる。
【0022】
水の含有量は特に限定されないが、化粧料中70〜98重量%とすると良く、80〜96重量%とするのが好ましい。この理由は、70重量%未満の含有量では、十分な寝癖直し効果が得られないために、また、98重量%を超えて含有しても、それ以上の効果が望めないばかりか、その他の必須成分の有効量を含有させることができなくなるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0023】
本発明に係る頭髪化粧料には、本発明の目的の効果を損なわない範囲であれば、上記した成分のほか、高級アルコール、高級脂肪酸、ロウ類、炭化水素油等の油性成分、保湿剤、増粘剤、動植物エキス、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、噴射剤、キレート剤、防腐剤、紫外線吸収剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0024】
本発明の頭髪化粧料は、上記した各成分を混合し、公知の方法で製造することができる。例えば、ディスパー付きタンクに各成分を順次投入し、均一に攪拌溶解して製造することができる。
【0025】
本発明の頭髪化粧料は所望により、ヘアミスト、ヘアスプレー、ヘアジェル、ヘアクリーム等の種々の剤型に適用することができる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。尚、配合量は重量%である。
【0027】
実施例1〜8及び比較例1〜9
表1〜2に記した組成に従って各成分を混合し、実施例1〜8及び比較例1〜9の各試料を常法によりそれぞれ調製し、各試料をディスペンサー容器に入れ以下の試験に供した。また、得られた試料のpHは、pH METER F−22(堀場製作所社製)を用いて測定した。尚、表中、N,N−ジメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アミン−N−オキシド・メタクリル酸アルキルエステル共重合体としては、商品名 ダイヤフォーマー Z−631及びZ−632(いずれも三菱化学社製)を、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体としては、商品名 ユカフォーマー 301(三菱化学社製)をそれぞれ用いた。
【0028】
(試験例1;染毛毛髪試料の作成)
長さ30cm、重さ2gの人毛白髪の毛束を市販の酸化染毛剤で染毛し、十分に洗浄した後、タオルで水分を拭き取り、ドライヤーで乾燥して染毛毛髪試料を作成した。
【0029】
(試験例2;寝癖直し効果の評価)
以下の方法により、寝癖直し効果試験を行った。まず、試験例1で得た染毛毛髪試料を精製水に浸した後、直径1cmのカーラーに巻きつけ、70℃の恒温槽で約1.5時間乾燥させた。次に、この毛束をカーラーから外し、毛束をつり下げて、その時の毛束の長さを測定した。カール状の毛束に実施例1〜8及び比較例1〜9の各試料約1.2gを均一に噴霧し、1分後の頭髪の長さを測定し、寝ぐせ直し効果(カールの直し度合)を次式1(数1)により算出した。
【数1】
Figure 2004189635
【0030】
式1により算出した値を下記の基準に従って評価した。結果を表1及び表2に記す。
【0031】
<評価基準>
○:寝ぐせ直し効果が50%以上
△:寝ぐせ直し効果が30%以上50%未満
×:寝ぐせ直し効果が30%未満
【0032】
(試験例3;退色防止効果の評価)
試験例1で得た染毛毛髪試料に実施例1〜8及び比較例1〜9の各試料約2gを均一に噴霧し、風乾後、市販のシャンプーで洗浄した。この操作を5回繰り返した後、毛束の色の変化を目視により下記評価基準に従って評価した。結果を表1及び表2に記す。
【0033】
<評価基準>
○:色の変化がない
△:やや色の変化がある
×:色の変化がある
【0034】
【表1】
Figure 2004189635
【0035】
【表2】
Figure 2004189635
【0036】
表1及び表2の結果から、本発明の頭髪化粧料は、寝癖等の毛髪に形成される好ましくない癖を効果的に直すことができるとともに、染毛した毛髪の色の退色をも防止することできることが分かる。
【0037】
以下、本発明に係る頭髪化粧料の処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
【0038】
Figure 2004189635
【0039】
Figure 2004189635
【0040】
Figure 2004189635
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、寝癖等の毛髪に形成される好ましくない癖を効果的に直すことができるとともに、ヘアカラーで染毛した毛髪に適用すると、染毛した色の退色をも防止することのできる頭髪化粧料を提供することができる。

Claims (8)

  1. 下記(A)〜(C)成分を含有し、pHが6〜8であることを特徴とする頭髪化粧料。
    (A)被膜性高分子化合物
    (B)陽イオン性界面活性剤
    (C)アミノ酸系化合物
  2. 被膜性高分子化合物が、N,N−ジメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アミン−N−オキシド・メタクリル酸アルキルエステル共重合体及び/又はN−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の頭髪化粧料。
  3. 陽イオン性界面活性剤が、塩化アルキルトリメチルアンモウニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモウニウム及び塩化ベンザルコニウムの群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の頭髪化粧料。
  4. 陽イオン性界面活性剤が、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム及び塩化ステアリルトリメチルアンモニウムの群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の頭髪化粧料。
  5. アミノ酸系化合物がモノアミノモノカルボン酸型アミノ酸であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の頭髪化粧料。
  6. モノアミノモノカルボン酸型アミノ酸が、グリシン、ジメチルグリシン、トリメチルグリシン、アラニン、プロリン及びヒドロキシプロリンの群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項5に記載の頭髪化粧料。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の頭髪化粧料からなるカラーヘア用の頭髪化粧料。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の頭髪化粧料からなる寝癖直し用の頭髪化粧料。
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