JP2004188075A - モップ取付具 - Google Patents
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Abstract
【課題】モップ取付具へのモップの脱着が極めて簡単にでき、かつその製造も簡単であると共にモップ取付具の一部が破損した場合にも簡単に当該部品を交換可能なメンテナンス性の高いモップ装着具の提供を課題とする。
【解決手段】モップ取付具本体の長手方向の端部方向に、モップ取付具本体の長手方向に突出及び収納可能な支持体を有し、前記支持体をモップ取付具本体方向に収納してモップMの前記挿入部MPから支持体を抜脱してモップMを取り外すことができ、また前記支持体を突出することによりモップMの前記挿入部MPに支持体を挿入してモップMを装着でき、前記支持体を突出位置で位置規制可能であるモップ取付具本体によって解決できると共に、該支持体とモップ取付具本体と更には支持体を可動する摘み部、柄杆を有するジョイント部をそれぞれ分解できると共に組み立てが容易であって、破損した部分を簡単に交換できるモップ取付具によって解決できる。
【選択図】 図1
【解決手段】モップ取付具本体の長手方向の端部方向に、モップ取付具本体の長手方向に突出及び収納可能な支持体を有し、前記支持体をモップ取付具本体方向に収納してモップMの前記挿入部MPから支持体を抜脱してモップMを取り外すことができ、また前記支持体を突出することによりモップMの前記挿入部MPに支持体を挿入してモップMを装着でき、前記支持体を突出位置で位置規制可能であるモップ取付具本体によって解決できると共に、該支持体とモップ取付具本体と更には支持体を可動する摘み部、柄杆を有するジョイント部をそれぞれ分解できると共に組み立てが容易であって、破損した部分を簡単に交換できるモップ取付具によって解決できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモップ取付具に関し、より具体的には長手方向両端部にそれぞれ略袋状の挿入部を有するモップを極めて簡単に着脱することのできる支持体を有するモップ取付具に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、長手方向両端部にそれぞれ略袋状の挿入部を有するモップを用いるモップ取付具に関しては、該挿入部にモップ取付具又は支持体を挿入することによりモップをモップ取付具に取付けるものである。
この場合モップ取付具又は支持体の長さは、モップの略袋状の挿入部の端縁部間の距離よりも長いことから、挿入部にそれぞれのモップ取付具又は支持体を挿入するには、その長さをモップの略袋状の挿入部の端縁部間の距離よりも短くするか或いは少なくとも一方の支持体などを挿入すると他方の挿入部に挿入できる長さにすることが必要である。
更に、モップの略袋状の挿入部それぞれに支持体などを挿入した場合に、両袋状の挿入部内に挿入されているモップ取付具又は支持体が短いままだと挿入部内でこれらが不要にずれ又は動いてしまい、綺麗な清掃ができないばかりでなく不要にモップがモップ取付具から外れてしまう恐れがある。
【0003】
従って、この様なことを考慮し、従来のモップ取付具はこのモップの挿入部にモップ取付具を挿入した上、このずれを防ぐためにモップ取付具自体又はモップの挿入部に挿入する支持体を回動可能とし、これらの挿入部分を折り曲げ形状となして長手方向の長さを短くした上でモップの挿入部にモップ取付具又は支持体を挿入し、その上で折り曲げ形状を元に戻して装着するものである。
例えばモップ取付具自体をその中心部分で折り曲げ回動可能としたものとしては、特開平5-7543号・特開平7-51212 号・実開昭55-99464号・実開昭55-115658 号・実開昭59-160063 号・実開昭59-160067 号・実開昭63-147171 号・実開昭63-179954 号・実開平7-16755 号がそれぞれ存在する。
【0004】
これらは固定枠と回転可動する枠とを有し、ほぼこの固定枠と回転枠との部分にて柄杆と接続しており、この回転枠の部分がモップを取り付けた際床面方向である下方方向に回転することにより、回転枠が柄杆と水平状態に近付き、固定枠と回転枠のそれぞれの先端部分の距離が短くなり、モップの挿入部にそれぞれの固定枠と回転枠とを挿入した後、回転した回転枠を固定枠と水平状態に戻すことにより固定枠と回転枠のそれぞれの先端部分の距離を元の距離に戻し、モップの挿入部における配設を完了するものである。
或いは固定枠という構成をとらず、双方共下方方向に回転する回転枠という構成を有し、両者共に回転させて柄杆と水平状態にそれぞれの回転枠を回転させて回転枠同志の先端部分の距離を極めて短くなすと共にそれぞれをモップの挿入部に挿入しつつ、回転枠を柄杆と垂直方向に戻すことにより固定枠と回転枠のそれぞれの先端部分の距離を元の距離に戻し、モップの挿入部における配設を完了するものである。
【0005】
この他、モップ取付具本体に支持体を有し、この支持体を回動可能としてモップ取付具本体に対して折り曲げ可能としたものとしては特開平11-89777号・特開平2000-93376号・特開平2000-354579 号・実開平4-28862 号・実開平6-48562 号・実開平7-24257 号がある。
これらはモップ取付具本体の下方部分にモップ取付具本体の中心部分を支点としてそれぞれモップ取付具本体の長手方向端部方向に延在した支持体を有し、この支持体は前記支点を基点として延在した支持体の先端部分がモップ取付具本体の下方方向即ちモップ取付具本体に対して垂直方向に回転するものである。
従って、この支持体が柄杆と水平状態に近付くように回転し、支持体の先端部分同志が近付き両者の距離が短くなることによりモップの挿入部に挿入することを可能とし、このモップの挿入部に挿入すると共に該支持体を前記支点を基点としてモップ取付具本体と水平状態に戻すことにより支持体の先端部分同志の距離を離すことができ、これにより支持体がモップ取付具本体と水平になってモップの配設を完了するものである。
【0006】
従って、長手方向両端部にそれぞれ略袋状の挿入部を有するモップを用いるモップ取付具に関しては、該挿入部にモップ取付具又は支持体を挿入可能とし、更にモップ挿入部内に隙間なくきっちりと収まるようにするための構成として、挿入部に挿入すべき部位を柄杆と垂直状態から柄杆と水平状態に回転可動させ、挿入すべき部位をモップ挿入部内に挿入しやすくした後、その部位をモップ挿入部内に挿入し、更に徐々に柄杆と垂直状態に回転して戻すことにより、該挿入部内にきっちりと隙間なく収めることによりモップの装着を行なうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、モップ取付具自体をその中心部分で折り曲げ回動可能としたものに関しては、取付けや取り外しに際して当該折り曲げ部分に強い力が掛り、強度が要求されることからモップ取付具自体を強度を有する部材例えば金属等が多用されるものである。
この場合には、そのデザイン面での制約が多くなり希望の構成をとりづらい面があると共に、その製造に際しても手間が掛りやすい。
更に金属製であるか否かを問わずモップの取付けに際しても回転するモップ取付具の部分をモップ挿入部に位置させることが必要であって、ふらつくこの部分をきっちりとモップ挿入部に合せる事が必要であり、テクニックが必要である。
【0008】
更に、モップ取付具自体がこの様な構成であることから、一部の破損等に際しては強度の点等から部品の交換という手段が採りにくく、モップ取付具全体の交換等が必要になってしまう。
この他モップ取付具本体に支持体を有し、この支持体を回動可能としてモップ取付具本体に対して折り曲げ可能としたものにあっては、回動する支持体自体が破損しやすく、特にモップ取付具本体に対して垂直方向にしてモップの挿入部に挿入する際には他の箇所にぶつけやすくなってしまうものである。
更に挿入部に挿入する際には垂直状態から平行状態に回転させて装着するものであり、該装着に際しては厚みのあるモップをきっちりと挟み込む必要があることから一定以上の力が掛かるものであり、回転する軸心部分には極めて強い力が掛ってしまうものであり、壊れやすいという欠点を有してしまう。
【0009】
更にこの場合部材自体の強度を高め更に使い勝手を改良していくとどうしても複雑な構造になりやすく、メンテナンスの点で繁雑となり、更に製造単価等が高騰する虞れもある。
併せて、前述のものと同様にモップの取付けに際しても回転するモップ取付具の部分をモップ挿入部に位置させることが必要であって、ふらつくこの部分をきっちりとモップ挿入部に合わせる事が必要であり、テクニックが必要である。
更に、モップ取付具自体がこの様な構成であることから、一部の破損等に際しては、強度の点などから部品の交換という手段が取りにくく、モップ取付具全体の交換等が必要になってしまう。
以上のことよりこの様な構成をとらなくて、モップの脱着が極めて簡単にでき、かつその製造も簡単であると共に、強度の点を維持しつつ簡単に部品の交換が行えメンテナンス性の点でも優れた何らかのモップ装着具が要望されていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記欠点を解消し、モップの脱着を簡単にできると共にその製造も容易であり、かつメンテナンス性の点も優れたモップ取付具を提供するものであり、係るため請求項1の発明は、モップ取付具本体の長手方向の端部方向に支持体を有し、該支持体をモップMの長手方向の両端部方向に設けたそれぞれの挿入部MPに挿入することによりモップを着脱自在に装着するモップ取付具において、該支持体の内、少なくとも一の支持体はモップ取付具本体の長手方向に突出及び収納可能に可動する支持体であって、前記支持体をモップ取付具本体方向に収納することにより、モップMの前記挿入部MPから支持体を抜脱してモップMを取り外すことができ、前記支持体をモップ取付具本体の長手方向に突出することによりモップMの前記挿入部MPに支持体を挿入してモップMを装着可能であり、前記支持体を突出位置で位置規制可能であるモップ取付具であり、本発明によって前記課題を解決できる。
【0011】
また請求項2の発明のように、モップ取付具本体の表面のモップ装着時のモップM非覆部部分に貫通路を有し、該貫通路から前記支持体と連設した摘み部の一端が突出状態で着脱可能に配設し、該貫通路は、支持体の収納及び突出に対する摘み部の可動方向に沿って、該可動範囲において設け、該摘み部を可動することにより支持体を収納及び突出位置へそれぞれ可動可能としたモップ取付具によって支持体の可動を容易にできる。
また請求項3の発明のように、前記摘み部は、連接部を介して一端に把持部を有すると共に他端に摘み係止部を有し、支持体の平面部には嵌合孔を有し、モップ取付具本体の貫通路から摘み部の把持部が突出し、貫通路内に摘み部の連接部が位置し、摘み部の摘み係止部を支持体の嵌合孔に嵌着することにより、摘み部を貫通路に沿って可動することにより支持体の収納及び突出を可能とするモップ取付具であってもよく、これにより支持体の可動を可能にすると共に該摘み部を嵌合孔から取り外すことにより、支持体の引き抜きを容易にできる。
【0012】
さらに請求項4の発明のように貫通路の一端に円形の孔を有すると共に貫通路の中間に斜め長方形乃至は楕円形状の孔を有し、支持体の嵌合孔は円形の孔であり、摘み部の連接部は断面略長方形乃至は楕円形状よりなると共に摘み部の摘み係止部も断面略長方形乃至は楕円形状よりなるものであって、摘み部の連接部の一の対向する面間の幅は貫通路の幅よりもやや狭く、他の対向する面間の幅は貫通路の幅よりも広いものであり、摘み部の摘み係止部の断面は貫通路の斜め長方形乃至は楕円形状の孔に挿入可能な程度小さいものであって、かつ対向する双方の面間の幅は貫通路の幅よりも広く、支持体の嵌合孔に回転可能に嵌着でき、貫通路の中間の斜め長方形乃至は楕円形状の孔に摘み部を挿入可能であって、挿入時に摘み部を捩じることにより摘み部の引き抜きを防止でき、貫通路に沿って摘み部を可動することによって、これに伴って支持体を収納及び突出でき、貫通路の円形の孔の位置で摘み部を捩じることにより、連接部の幅広の面により貫通路への移動を制御でき、円形の孔の位置で摘み部を位置決めして係止可能となり、摘み部に連接した支持体を定位置で位置規制可能としたモップ取付具によって、支持体の位置規制を極めて容易に成し得る。
【0013】
さらに請求項5の発明のようにモップ取付具本体に支持体と平行な舌片を有し、該支持体と該舌片の間にモップMの挿入部MPの端縁部MPSを差し入れ可能としたモップ取付具によってモップMのずれを防止できる。
また、請求項6の発明のように前記支持体をモップ取付具本体底部方向に配設し、該支持体にはこの収納及び突出方向に沿った鍔部又は導通部を有し、モップ取付具本体には該鍔部又は導通部が嵌合する該支持体の可動方向に沿った導通部又は鍔部を有し、該支持体の可動方向を規制可能とするモップ取付具であってもよい。
これらのように支持体の可動を可能にしたことにより特に請求項7の発明のように前記支持体がモップ取付具本体より引き抜き可能であり、該支持体或いはモップ取付具本体が破損した際に該支持体或いはモップ取付具本体を交換可能であるモップ取付具を用いることにより、部品の交換を極めて簡単に行え、経済的に活用できる。
【0014】
この他請求項8の発明のようにモップ取付具本体の略中央部分に柄杆を連設可能なジョイント部を有し、該ジョイント部は、モップ取付具本体の上面から裏面にまで連通したモップ取付具本体の貫通孔B内で軸支又は枢支しており、モップ取付具本体の上面部分においてジョイント部の一部をモップ取付具本体が覆うことにより、柄杆の傾動を維持しつつモップ取付具本体からジョイント部の抜けを防止し、該モップ取付具本体の裏面部分でジョイント部を可動する前記支持体が覆うことにより、モップ取付具本体からジョイント部の抜けを防止し、該支持体はモップ取付具本体から突出方向に引き抜き可能であって、該支持体を引き抜くことにより、モップ取付具本体の裏面部分におけるジョイント部の覆いがなくなり、モップ取付具本体の裏面部分からジョイント部を取り外し可能としたモップ取付具であってもよい。
【0015】
さらに請求項9の発明のようにモップ取付具本体の略中央部分に柄杆を連設可能なジョイント部を有し、該ジョイント部は略円筒形形状のジョイント部であって、ジョイント部の軸線がモップ取付具本体の短手方向に位置してモップ取付具本体に軸支しており、該ジョイント部に連設した柄杆はモップ取付具本体の長手方向に傾動可能であって、モップ取付具本体の短手方向には傾動しないモップ取付具であってもよい。
これらの場合、ジョイント部がモップ取付具本体から取り外し可能であり請求項10の発明のようにモップ取付具本体から該支持体を引き抜くことによりジョイント部を取り外すことにより、ジョイント部又は柄杆が破損した際にジョイント部又は柄杆を交換可能であるモップ取付具を用いることにより、簡単に部品の交換ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明するに、図1は本モップ取付具の一実施例の斜視図である。
本発明に係るモップ取付具は、モップMの長手方向の両端部近傍に設けた挿入部MPに支持体2、11を挿入することにより、モップMを着脱自在に装着するモップ取付具である。
従って、モップ取付具本体 1とモップMの挿入部MPに挿入する支持体 2とジョイント部 3を介して連設する柄杆 4からなっている。
このモップ取付具本体 1は略長尺形状よりなり、その両端部方向に支持体2、11を有し、この部分でモップMを装着する。
モップ取付具本体 1にはその中央部分にジョイント部 3を軸支又は枢支して配置しており、このジョイント部 3には柄杆 4が連設していて、モップ取付具の長手方向に傾動可能となっている。
【0017】
このジョイント部 3は略円筒形形状からなり、この軸線をモップ取付具本体 1の短手方向と平行に回動自在に配設しており、モップ取付具本体 1の中央部に長手方向に沿って弧状に構成したそれぞれの肩部12によって回動自在に軸支し、ジョイント部 3がここから引き抜かれることを防止している。
このジョイント部 3には柄杆 4が連設しており、本モップ取付具を使用する場合にこの柄杆 4を把持してモップ取付具を移動させることにより床等の掃除が可能である。
この場合、ジョイント部 3は略円筒形形状であり、それぞれの肩部12によって方向規制がなされ、柄杆 4がモップ取付具の長手方向に傾動可能となる。
この様に構成することにより、拭き掃除等の際にモップ取付具が不要にぶれることがなくなると共にモップ取付具の使用時の長手方向への押し出し及び引き下げ方向の力をそのまま直接付与でき、力の分散を防ぐことができる。
【0018】
また、モップ取付具をこの短手方向へ押した場合には、柄杆 4は傾動しないことからモップ取付具をそのままの状態で横方向に押し出すことができ、例えばモップ取付具を傾斜させた状態のまま床等の清掃もでき、ごみ等を拭き取りやすくできる。
尚、このジョイント部 3に関しては略円筒形形状のものを用いずに例えば略球形形状のジョイントを用いて肩部12により枢支し、柄杆 4の自由運動を可能とするものであってもよい。
或いは他のユニバーサルジョイントを用いたものであってもよい。
この様なモップ取付具本体 1にはその長手方向両端部に舌片 13、13をそれぞれ有しており、モップMを配設した際にモップMの長手方向の両端部近傍に設けた挿入部MPの端縁部MPSの上面を覆うこととなる。
更にモップ取付具本体 1の長手方向両端部であって、該舌片 13、13の下方方向にやや間隔を有して平行に支持体2、11を有している。
【0019】
この場合、一の支持体11はモップ取付具本体 1と一体に構成されており不動状態で突出して配設している。
他端に位置する支持体 2は可動する支持体であり、長手方向に突出した状態を示している。
この可動する支持体 2はモップ取付具本体 1方向にそのまま平行状態でモップ取付具本体 1内に収納可能であると共に収納後には更にモップ取付具本体 1から突出状態に平行に可動可能である。
従って、この支持体 2はモップ取付具にモップMを装着する場合には、例えばモップの長手方向の両端部近傍に設けた一の挿入部MPに不動の支持体11を挿入した後、他の可動する支持体 2を一旦収納状態として間隔を狭め、これにより可動する支持体 2をモップの長手方向の他端部近傍の挿入部MPにあてがい、その後可動する支持体 2を突出方向に可動させて該挿入部MPに挿入する。
【0020】
この状態即ち突出状態で該支持体 2を停止させて不動状態即ち位置規制することにより、モップMを本モップ取付具に取付けた状態を維持できる。
これによりモップMの挿入部MP内にきっちりと支持体2、11が内置され、モップMがずれたり外れたりすることがなくなる。
モップMを取り外す場合には、前記可動する支持体 2をモップ取付具本体 1方向に収納することにより、モップMの前記挿入部MPから支持体 2を抜脱することができ、簡単にモップ取付具からモップMを取り外すことができる。
尚、支持体2、11と舌片 13、13とにモップMの挿入部MPの端縁部MPSが挟まれるが、この部分の間隔を狭くとり、この端縁部MPSを若干押えるものであっても、或いはこの間隔をやや広くとり端縁部MPSの差し入れを容易にするものであってもよい。これらは任意に設定可能である。
また、やや広く取り滑り止め等を支持体2、11又は/及び舌片 13、13に設けるものであってもよい。これにより更にずれを防止できる。
【0021】
この他、特に舌片を設けないものであってもよい。
例えば支持体2、11を基部方向に向かって徐々に厚くする等のように任意の傾斜を付け、モップMの挿入部MPの短縁部MPS方向をきっちりと該基部方向部分で支持することにより、ずれ等を防止できる。
またモップMの挿入部MPと接触する支持体2、11の任意の部分に滑り止め等を配設してずれを防止するものであってもよい。
尚、本図においては可動する支持体 2及び不動の支持体11をそれぞれ有しているが、双方共に可動する支持体 2を有するものであってもよい。
次に、可動する支持体 2の上方部分のモップ取付具本体 1には貫通路14を有しており、この部分に摘み部 5が突出している。
この摘み部 5は該支持体 2と連設しており、この摘み部 5を摘んで貫通路14に沿って移動させることにより、この摘み部 5に連設している支持体 2も突出位置から収納位置へ或いはこの逆の方向への可動を可能とする。
【0022】
摘み部 5には指での摘みを確保するために、突出している一端に把持部51を有していると共に貫通路14に位置する連接部52を有し、これに続いて摘み部 5の他端には摘み係止部52を有している。
この摘み部 5の摘み係止部53が例えば支持体 2の嵌合孔25に嵌着し、摘み部 5の把持部51を摘んでモップ取付具本体 1の貫通路14に沿って可動することにより、支持体 2の収納及び突出を行なうことができる。
また、貫通路14は、支持体 2の可動範囲に沿って該可動範囲において設けられており、必要以上の支持体 2の突出を防止できる。
尚、この支持体 2はこれにより長手方向への引き抜きを防止できるが、必要に応じて該摘み部 5を支持体 2と着脱自在に連設することにより、摘み部 5を支持体 2から外すことができ、支持体 2を長手方向へ引き抜き出すこともできる。
本構成においては、摘み部 5はモップ装着時のモップ非覆部部分に配設されており、モップMを装着した状態での支持体 2の可動を可能としている。
【0023】
本図に示す他、摘み部 5をモップ取付具本体 1の側部15や肩部等12に設けると共に、該貫通路14をそれぞれの対応箇所に設けたものであってもよい。
或いは貫通路14を設けず、例えば紐状物等によって支持体 2と摘み部 5を連設し、モップ取付具本体 1内に該紐状物を通した上で摘み部 5をモップ取付具本体1の外表面部分に配設したものであってもよい。
図2は本発明に係るモップ取付具の可動する支持体 2の収納状態を示す斜視図である。
支持体 2はモップ取付具本体 1内に収納され、支持体2、11間の距離が短くなることから、モップMの略袋状の挿入部MPの端縁部MPS間の距離が短い場合であってもそれぞれの支持体2、11をモップの略袋状の挿入部MPに挿入できると共に反面該挿入部MPからの支持体2、11の抜脱を可能とする。
この場合、摘み部 5は可動する支持体 2の収納に応じて貫通路14のジョイント部 3方向に移動しているものである。
【0024】
尚、支持体 2とモップ取付具本体 1との連設状態について、例えば支持体 2には支持体舌片部24と支持体 2の側面に設けられた鍔部 211とを有し、他方モップ取付具本体 1の支持体 2が可動する部分に生ずる空間Aの側面を形作るモップ取付具本体 1の内側の側面16には導通部 161を有し、この導通部 161が支持体 2の進行方向に沿って設けられているものであってもよい。
これにより両者が嵌合して、支持体 2の外れを防止できると共に支持体 2をモップ取付具本体 1と平行方向に移動可能とできる。
尚、鍔部 211は一連の帯状鍔部である場合に限らず複数乃至多数の突起からなる鍔部であってもよく、或いは鍔部に変えて支持体 2に導通部を設け、他方モップ取付具本体 1に鍔部を設けたものであってもよい。
更に、この鍔部 211等の厚みは任意であり、これを厚くすることにより強度を増すことも可能である。
【0025】
図3は、本発明に係るモップ取付具の支持体 2の可動及び位置決めのための係止具として摘み部を用いる一実施の状態を示す図であり、このための構成を有するモップ取付具本体 1から支持体 2及び摘み部 5を取り外したモップ取付具本体1、支持体 2及び摘み部 5のそれぞれを示す図である。
まず、本図に示すモップ取付具本体 1の貫通路14の一端には貫通路14よりも径のやや大きい円形の孔 141を有していると共に貫通路14のモップ取付具本体 1方向の一部には貫通路14を斜めに越えた斜め長方形乃至楕円形状の孔 142を有している。
また、本図に示す摘み部 5は、その一端に略楕円形状の平板状の把持部51を有し、これに連接する断面略長方形乃至楕円形状の連接部52を有し、これに引き続いて他端には連接部52の断面の短手及び長手の両方向に対してやや長い断面略長方形乃至楕円形状の摘み係止部53を有している。
【0026】
また、本図に示す支持体 2には、前記摘み部 5の摘み係止部53が嵌入可能な円形の嵌合孔25を有している。
これらの場合、摘み部 5の摘み係止部53は貫通路14を斜めに越えた斜め長方形乃至楕円形状の孔 142よりもやや小さく、摘み部 5の摘み係止部53を貫通路14の斜め長方形乃至楕円形状の孔 142から出し入れ可能である。
また貫通路14の幅は、摘み部 5の断面略長方形乃至楕円形状の連接部52の短手方向の長さより広く、長手方向の幅よりも狭いものである。
貫通路14の円形の孔 141の直径は、摘み部 5の摘み係止部53の断面略長方形乃至楕円形状の長手方向の長さよりも小さく、摘み部 5の連接部52の断面略長方形乃至楕円形状の長手方向よりもやや大きいものである。
なお、支持体 2の円形の嵌合孔25の直径は摘み部 5の摘み係止部53の断面略長方形乃至楕円形状の長手方向の長さとほぼ同一か乃至はやや大きいものであり、前記支持体 2の円形の嵌合孔25に摘み部 5の摘み係止部53を嵌入可能であって更に嵌合孔25内で回転可能な程度の径を有するものである。
【0027】
この様に構成することにより、例えば、モップ取付具本体 1に支持体 2を挿入し、支持体 2の嵌合孔25とモップ取付具本体 1の貫通路14の斜め長方形乃至楕円形状の孔 142に合致させた上で、摘み部 5の摘み係止部53をこの斜め長方形乃至楕円形状の孔 142に合せて挿入した上で、この摘み部 5を捻ることにより、モップ取付具本体 1の貫通路14に摘み部 5を支持体 2を連設状態にして配設できる。この場合に摘み部 5の連接部52はその断面短手方向の幅は貫通路14の幅よりも狭く、また断面長手方向の幅は貫通路14の幅よりも広いことから、摘み部 5の捻りは断面短手方向に向くように捻ることができる。
これにより、摘み係止部53においては貫通路14の幅よりも広くなり摘み部 5の抜けを防止できる。
この状態で摘み部 5を貫通路14に沿って可動可能となる。
【0028】
次に、貫通路14の円形の孔 141の部分迄摘み部 5を移動させることにより、支持体 2は突出した状態となるが、この状態で摘み部 5を捻り、摘み部 5の連接部52をその断面長手方向を貫通路14と対向する方向に向けることにより、この連接部52をその断面長手方向の幅は貫通路14の幅よりも広いことから、この連接部52は貫通路14に入ることができず、この円形の孔 141内に止まることとなる。
従って、この位置で位置規制が可能である。
また、摘み部 5の摘み係止部53の幅は貫通路14の円形の孔 141より幅広であり、摘み部 5の抜けを防止できる
尚、本明細書中断面略長方形乃至楕円形状を明示するが、この内の断面略長方形は幅の異なる二つの面を有するものであってもよい。
即ち、一の対向する両面間の幅と他の対向する両面間の幅が異なり、一の幅は他の幅に比べて幅広であるものであればよい。
【0029】
図4は、摘み部 5を貫通路14の円形の孔 141の位置において捻り、支持体 2を突出状態で位置規制し、この位置に係止している状態を示す図である。
図5は、モップ取付具本体 1に支持体 2を挿入し、支持体 2の嵌合孔25とモップ取付具本体 1の貫通路14の斜め長方形乃至楕円形状の孔 142に合致させた上で、摘み部 5の摘み係止部53をこの斜め長方形乃至楕円形状の孔 142に合せて挿入した状態を示す図である。
図6は本発明に係るモップ取付具にモップMを配設した状態を示す図である。モップMの両端部方向に設けた略袋状の両挿入部MP、MP内にはそれぞれモップ取付具の支持体2、11を挿入し、該挿入部MP、MPの端縁部MPS、MPSは支持体2、11と舌片 13、13の間に位置している。
また摘み部 5は貫通路14の最前部に位置し、可動する支持体 2が突出方向で位置規制即ち位置決めされてその状態を維持している。
【0030】
これによりモップMをモップ取付具に装着でき、この状態で床等を拭く場合にはジョイント部 3を介して柄杆 4がモップ取付具の長手方向の前後に傾動し、他方横方向の傾動は制御され、ぶれ等を生ぜずに拭き掃除等ができる。
図7は図1に示す本モップ取付具を底部方向から視認した状態を示す図である。
モップ取付具本体 1の一端部には一体構成の支持体11を有しており、他端には可動する支持体 2を有している。
この可動する支持体 2が収納されるモップ取付具本体 1の部分は空間Aとなっており、この空間A部分内に収納時の支持体 2が位置すると共に突出状態の場合にはこの部分が空間Aを構成する。
この可動する支持体 2の側面21には鍔部 211を有しており、これに対応するモップ取付具本体 1の空間Aの側面を形作るモップ取付具本体 1の内側の側面16には導通部 161を有して、それぞれが支持体 2の進行方向に沿って設けられている。
【0031】
従って、両者 211、161が嵌合することにより支持体 2を平行に可動することができ、かつ該支持体 2がモップ取付具本体 1の垂線方向への外れを防止できる。尚、この鍔部 211は一連の帯状鍔部である場合に限らず、複数乃至多数の突起からなる鍔部 211であってもよい。
更に支持体 2に鍔部 211を設け、他方モップ取付具本体 1に導通部 161を設けた本図の構成に限らず、支持体 2に導通部を設け、モップ取付具本体 1に鍔部を設けたものであってもよい。
図8は図7に示す可動する支持体 2を収納した状態を示す図である。
この可動する支持体 2はモップ取付具本体 1の空間A部分にきっちりと収まると共に、可動する支持体 2と不動の支持体11のそれぞれの先端部分間の距離が短くなることによりモップMの挿入部MP、MPへの両支持体2、11の挿入を可能とし、モップMの着脱を行うことができる。
【0032】
図9はモップ取付具本体 1と支持体 2とジョイント部 3との関係を示す図であり、モップ取付具本体 1内の貫通孔Bに略円筒形状のジョイント部 3が回動可能に内在しており、柄杆 4を傾動可能に連設している。
即ち、このジョイント部 3はその軸線をモップ取付具本体 1の短手方向と平行に差し入れることにより、略円筒状のジョイント部 3の両端部分がモップ取付具本体 1の中央部に長手方向に沿って弧状に構成されたそれぞれの肩部12の張り出し部分 121に接し、それ以上の差し入れ及び貫通孔Bからの抜けを防止でき、一定位置に位置決めできる。
従って、このジョイント部 3はその中心部分は外部に露出し、このジョイント部 3の両端部分は前記張り出し部分 121の内周面により位置決めされている。
従ってモップ取付具本体 1の長手方向に向かってジョイント部 3は回転可能であり、更にこのジョイント部 3に連設した柄杆 4は同じくモップ取付具本体 1の長手方向に傾動可能となる。
【0033】
この様なモップ取付具本体 1の空間Aには支持体 2が突出状態で配設されている。
この場合、ジョイント部 3においては支持体 2が空間A部分のジョイント部 3の位置まで存在することからジョイント部 3の抜け落ちを防止できる。
この状態から図10に示すように支持体 2を抜き取るとモップ取付具本体 1の貫通孔Bから引き抜くことができると共に更に空間Aを通って簡単にジョイント部 3を抜き取ることができる。
この様に支持体 2やジョイント部 3を取り外し可能とすることにより、これらの部材が破損した場合にはその部分だけ簡単に交換できることからメンテナンス性が極めて高くなるものである。
尚、モップ取付具本体 1の底部の空間を底板部Pで覆って、支持体 2の挿入及び突出を可能とするものであってもよい。
【0034】
これによって底部の空間A部の存在を理由とする凹凸をなくすことができる。
尚、この底板部Pはモップ取付具本体 1と一体成形としたものであっても、或いは別部材を用いて取り外し可能としたものであってもよい。
取り外し可能とすることによりジョイント部 3の引き抜きを可能とする。
更に、この底板部は底面全面を覆うのではなく任意の範囲に於いて任意の形状でモップ取付具本体 1の底部の空間を覆い、必要な範囲で底部の凹凸をなくすものであってもよい。
例えば、細板や管状物乃至は紐状物を一又は複数乃至多数架設することにより底部の空間を減らすものであってもよく、これらの細板や管状物乃至は紐状物も底板部Pに該当する。
【0035】
【発明の効果】
1、モップ取付具本体に可動する支持体を有することにより、モップの長手方向の両端部近傍に設けた略袋状の挿入部に該支持体を挿入し、モップを着脱自在に装着可能なモップ取付具の提供ができ、可動する支持体を収納することにより挿入部に挿入する支持体間の距離を狭め、該挿入部への挿入を容易にする。
さらに可動する支持体を突出させることにより、挿入した支持体間の距離を広めることができ、モップの挿入部内にきっちりと挿入でき、モップのずれや外れを防止できるという第一の効果を有する。
2、支持体の突出及び収納が極めて簡単に行えモップの脱着を簡単にできるという第二の効果を有する。
3、可動する支持体が、突出位置で位置規制されることから、モップ装着状態でモップを支持でき、更に不用意に支持体が収納されることを防止でき、床等の掃除に際して支持体が外部より力を受けた場合でも支持体の収納を防止できるという第三の効果を有する。
【0036】
4、更に、支持体が収納位置で位置規制されるものにあっては、モップの脱着時における支持体の位置を収納状態とでき、モップの脱着を容易にするという第四の効果を有する。
5、更に可動する支持体にこれと連設する摘み部を有することにより、この摘み部を用いて簡単に支持体の可動を行うことができるという第五の効果を有する。
6、この場合、モップ取付具本体の貫通路を有し、摘み部に断面長方形乃至楕円形状の幅の異なる二面を有することにより、幅狭の部分で貫通路を移動可能とし、他方貫通路より幅の広い孔を有することによりこの部分で摘み部を係止でき、支持体を任意の箇所で係止できるという第六の効果を有する。
7、更に、支持体及びモップ取付具本体それぞれに鍔部及び導通部を設けることにより、支持体の進行方向を定めることができ、かつ支持体のモップ取付具本体からの脱落を防止できるという第七の効果を有する。
【0037】
8、これらの他、可動する支持体をモップ取付具本体の長手方向の両端部にそれぞれ設けることにより、可動する支持体を必要に応じて双方使用でき、使い勝手が高まると共に使用するモップのバリエーションも広く用いることができるという第八の効果を有する。
9、これらの様な支持体をモップ取付具本体より引き抜き可能とすることにより、モップ取付具本体と支持体を簡単に分離でき、いずれかが破損した場合においても、いずれかの部品を交換することにより簡単に修理でき、メンテナンス性が極めて高いという第九の効果を有する。
特に使用者にとっては日常使用するものであり、一部破損により新品を買い代えるなどの必要がなくなって、破損した箇所例えば破損の可能性の高い支持体等を交換することによって何時までも使用できるという大きな効果を有する。
更に支持体の交換も極めて容易であり、使用勝手のよいモップ取付具を提供できる。
【0038】
10、この他、柄杆を連設するジョイント部がモップ取付具本体の上面から裏面にまで連通したモップ取付具本体の貫通孔内にある場合には、この支持体を引き抜くことにより、底部の貫通孔及び空間を通ってモップ取付具本体の底部から、このジョイント部を簡単に取り出すことができ、この部分の破損や修理の場合にこの破損したジョイント部等を取り出すことにより簡単に交換や修理ができ、極めてメンテナンス性の高いモップ取付具を提供できるという第十の効果を有する。
11、以上のようにモップの脱着が極めて容易であるばかりでなく、モップ取付具本体、支持体、摘み部、ジョイント部、柄杆をそれぞれ簡単に分解できると共に更に組み立て易いものであって、一部の部材が破損した場合にはその部分のみを交換することによって破損箇所の修理ができ、コストをかけず何時までも使用することができるという経済性を併せ有するモップ取付具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモップ取付具の一実施例の斜視図
【図2】本発明に係るモップ取付具の可動支持体の収納状態を示す斜視図
【図3】本発明に係るモップ取付具のモップ取付具本体、支持体、摘み部の一例を示す図
【図4】図3に示す本モップ取付具のモップ取付具本体、支持体、摘み部をそれぞれ装着した状態を示す図
【図5】図3に示す本モップ取付具のモップ取付具本体、支持体、摘み部をそれぞれ装着した状態を示す図
【図6】本発明に係るモップ取付具にモップを配設した状態を示す図
【図7】図1に示す本モップ取付具を底部方向から視認した状態を示す図
【図8】図7に示す可動支持体を収納した状態を示す図
【図9】本発明に係るモップ取付具のモップ取付具本体と支持体とジョイント部との関係を示す図
【図10】図9の支持体を抜き取る状態を示す図
【符号の説明】
1 モップ取付具本体
11 支持体
12 肩部
121 張り出し部
13 舌片
14 貫通路
141 円形の孔
142 斜め長方形乃至楕円形状の孔
15 外側側部
16 内側側部
161 導通部
19 平面部
2 支持体
21 側面
211 鍔部
23 支持体の平面部
24 支持体舌片部
25 嵌合孔
3 ジョイント部
4 柄杆
5 摘み部
51 把持部
52 連接部
53 摘み係止部
A 空間
B 貫通孔
C 空洞
M モップ
MP 挿入部
MPS 端縁部
P 底板部
【発明の属する技術分野】
本発明はモップ取付具に関し、より具体的には長手方向両端部にそれぞれ略袋状の挿入部を有するモップを極めて簡単に着脱することのできる支持体を有するモップ取付具に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、長手方向両端部にそれぞれ略袋状の挿入部を有するモップを用いるモップ取付具に関しては、該挿入部にモップ取付具又は支持体を挿入することによりモップをモップ取付具に取付けるものである。
この場合モップ取付具又は支持体の長さは、モップの略袋状の挿入部の端縁部間の距離よりも長いことから、挿入部にそれぞれのモップ取付具又は支持体を挿入するには、その長さをモップの略袋状の挿入部の端縁部間の距離よりも短くするか或いは少なくとも一方の支持体などを挿入すると他方の挿入部に挿入できる長さにすることが必要である。
更に、モップの略袋状の挿入部それぞれに支持体などを挿入した場合に、両袋状の挿入部内に挿入されているモップ取付具又は支持体が短いままだと挿入部内でこれらが不要にずれ又は動いてしまい、綺麗な清掃ができないばかりでなく不要にモップがモップ取付具から外れてしまう恐れがある。
【0003】
従って、この様なことを考慮し、従来のモップ取付具はこのモップの挿入部にモップ取付具を挿入した上、このずれを防ぐためにモップ取付具自体又はモップの挿入部に挿入する支持体を回動可能とし、これらの挿入部分を折り曲げ形状となして長手方向の長さを短くした上でモップの挿入部にモップ取付具又は支持体を挿入し、その上で折り曲げ形状を元に戻して装着するものである。
例えばモップ取付具自体をその中心部分で折り曲げ回動可能としたものとしては、特開平5-7543号・特開平7-51212 号・実開昭55-99464号・実開昭55-115658 号・実開昭59-160063 号・実開昭59-160067 号・実開昭63-147171 号・実開昭63-179954 号・実開平7-16755 号がそれぞれ存在する。
【0004】
これらは固定枠と回転可動する枠とを有し、ほぼこの固定枠と回転枠との部分にて柄杆と接続しており、この回転枠の部分がモップを取り付けた際床面方向である下方方向に回転することにより、回転枠が柄杆と水平状態に近付き、固定枠と回転枠のそれぞれの先端部分の距離が短くなり、モップの挿入部にそれぞれの固定枠と回転枠とを挿入した後、回転した回転枠を固定枠と水平状態に戻すことにより固定枠と回転枠のそれぞれの先端部分の距離を元の距離に戻し、モップの挿入部における配設を完了するものである。
或いは固定枠という構成をとらず、双方共下方方向に回転する回転枠という構成を有し、両者共に回転させて柄杆と水平状態にそれぞれの回転枠を回転させて回転枠同志の先端部分の距離を極めて短くなすと共にそれぞれをモップの挿入部に挿入しつつ、回転枠を柄杆と垂直方向に戻すことにより固定枠と回転枠のそれぞれの先端部分の距離を元の距離に戻し、モップの挿入部における配設を完了するものである。
【0005】
この他、モップ取付具本体に支持体を有し、この支持体を回動可能としてモップ取付具本体に対して折り曲げ可能としたものとしては特開平11-89777号・特開平2000-93376号・特開平2000-354579 号・実開平4-28862 号・実開平6-48562 号・実開平7-24257 号がある。
これらはモップ取付具本体の下方部分にモップ取付具本体の中心部分を支点としてそれぞれモップ取付具本体の長手方向端部方向に延在した支持体を有し、この支持体は前記支点を基点として延在した支持体の先端部分がモップ取付具本体の下方方向即ちモップ取付具本体に対して垂直方向に回転するものである。
従って、この支持体が柄杆と水平状態に近付くように回転し、支持体の先端部分同志が近付き両者の距離が短くなることによりモップの挿入部に挿入することを可能とし、このモップの挿入部に挿入すると共に該支持体を前記支点を基点としてモップ取付具本体と水平状態に戻すことにより支持体の先端部分同志の距離を離すことができ、これにより支持体がモップ取付具本体と水平になってモップの配設を完了するものである。
【0006】
従って、長手方向両端部にそれぞれ略袋状の挿入部を有するモップを用いるモップ取付具に関しては、該挿入部にモップ取付具又は支持体を挿入可能とし、更にモップ挿入部内に隙間なくきっちりと収まるようにするための構成として、挿入部に挿入すべき部位を柄杆と垂直状態から柄杆と水平状態に回転可動させ、挿入すべき部位をモップ挿入部内に挿入しやすくした後、その部位をモップ挿入部内に挿入し、更に徐々に柄杆と垂直状態に回転して戻すことにより、該挿入部内にきっちりと隙間なく収めることによりモップの装着を行なうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、モップ取付具自体をその中心部分で折り曲げ回動可能としたものに関しては、取付けや取り外しに際して当該折り曲げ部分に強い力が掛り、強度が要求されることからモップ取付具自体を強度を有する部材例えば金属等が多用されるものである。
この場合には、そのデザイン面での制約が多くなり希望の構成をとりづらい面があると共に、その製造に際しても手間が掛りやすい。
更に金属製であるか否かを問わずモップの取付けに際しても回転するモップ取付具の部分をモップ挿入部に位置させることが必要であって、ふらつくこの部分をきっちりとモップ挿入部に合せる事が必要であり、テクニックが必要である。
【0008】
更に、モップ取付具自体がこの様な構成であることから、一部の破損等に際しては強度の点等から部品の交換という手段が採りにくく、モップ取付具全体の交換等が必要になってしまう。
この他モップ取付具本体に支持体を有し、この支持体を回動可能としてモップ取付具本体に対して折り曲げ可能としたものにあっては、回動する支持体自体が破損しやすく、特にモップ取付具本体に対して垂直方向にしてモップの挿入部に挿入する際には他の箇所にぶつけやすくなってしまうものである。
更に挿入部に挿入する際には垂直状態から平行状態に回転させて装着するものであり、該装着に際しては厚みのあるモップをきっちりと挟み込む必要があることから一定以上の力が掛かるものであり、回転する軸心部分には極めて強い力が掛ってしまうものであり、壊れやすいという欠点を有してしまう。
【0009】
更にこの場合部材自体の強度を高め更に使い勝手を改良していくとどうしても複雑な構造になりやすく、メンテナンスの点で繁雑となり、更に製造単価等が高騰する虞れもある。
併せて、前述のものと同様にモップの取付けに際しても回転するモップ取付具の部分をモップ挿入部に位置させることが必要であって、ふらつくこの部分をきっちりとモップ挿入部に合わせる事が必要であり、テクニックが必要である。
更に、モップ取付具自体がこの様な構成であることから、一部の破損等に際しては、強度の点などから部品の交換という手段が取りにくく、モップ取付具全体の交換等が必要になってしまう。
以上のことよりこの様な構成をとらなくて、モップの脱着が極めて簡単にでき、かつその製造も簡単であると共に、強度の点を維持しつつ簡単に部品の交換が行えメンテナンス性の点でも優れた何らかのモップ装着具が要望されていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記欠点を解消し、モップの脱着を簡単にできると共にその製造も容易であり、かつメンテナンス性の点も優れたモップ取付具を提供するものであり、係るため請求項1の発明は、モップ取付具本体の長手方向の端部方向に支持体を有し、該支持体をモップMの長手方向の両端部方向に設けたそれぞれの挿入部MPに挿入することによりモップを着脱自在に装着するモップ取付具において、該支持体の内、少なくとも一の支持体はモップ取付具本体の長手方向に突出及び収納可能に可動する支持体であって、前記支持体をモップ取付具本体方向に収納することにより、モップMの前記挿入部MPから支持体を抜脱してモップMを取り外すことができ、前記支持体をモップ取付具本体の長手方向に突出することによりモップMの前記挿入部MPに支持体を挿入してモップMを装着可能であり、前記支持体を突出位置で位置規制可能であるモップ取付具であり、本発明によって前記課題を解決できる。
【0011】
また請求項2の発明のように、モップ取付具本体の表面のモップ装着時のモップM非覆部部分に貫通路を有し、該貫通路から前記支持体と連設した摘み部の一端が突出状態で着脱可能に配設し、該貫通路は、支持体の収納及び突出に対する摘み部の可動方向に沿って、該可動範囲において設け、該摘み部を可動することにより支持体を収納及び突出位置へそれぞれ可動可能としたモップ取付具によって支持体の可動を容易にできる。
また請求項3の発明のように、前記摘み部は、連接部を介して一端に把持部を有すると共に他端に摘み係止部を有し、支持体の平面部には嵌合孔を有し、モップ取付具本体の貫通路から摘み部の把持部が突出し、貫通路内に摘み部の連接部が位置し、摘み部の摘み係止部を支持体の嵌合孔に嵌着することにより、摘み部を貫通路に沿って可動することにより支持体の収納及び突出を可能とするモップ取付具であってもよく、これにより支持体の可動を可能にすると共に該摘み部を嵌合孔から取り外すことにより、支持体の引き抜きを容易にできる。
【0012】
さらに請求項4の発明のように貫通路の一端に円形の孔を有すると共に貫通路の中間に斜め長方形乃至は楕円形状の孔を有し、支持体の嵌合孔は円形の孔であり、摘み部の連接部は断面略長方形乃至は楕円形状よりなると共に摘み部の摘み係止部も断面略長方形乃至は楕円形状よりなるものであって、摘み部の連接部の一の対向する面間の幅は貫通路の幅よりもやや狭く、他の対向する面間の幅は貫通路の幅よりも広いものであり、摘み部の摘み係止部の断面は貫通路の斜め長方形乃至は楕円形状の孔に挿入可能な程度小さいものであって、かつ対向する双方の面間の幅は貫通路の幅よりも広く、支持体の嵌合孔に回転可能に嵌着でき、貫通路の中間の斜め長方形乃至は楕円形状の孔に摘み部を挿入可能であって、挿入時に摘み部を捩じることにより摘み部の引き抜きを防止でき、貫通路に沿って摘み部を可動することによって、これに伴って支持体を収納及び突出でき、貫通路の円形の孔の位置で摘み部を捩じることにより、連接部の幅広の面により貫通路への移動を制御でき、円形の孔の位置で摘み部を位置決めして係止可能となり、摘み部に連接した支持体を定位置で位置規制可能としたモップ取付具によって、支持体の位置規制を極めて容易に成し得る。
【0013】
さらに請求項5の発明のようにモップ取付具本体に支持体と平行な舌片を有し、該支持体と該舌片の間にモップMの挿入部MPの端縁部MPSを差し入れ可能としたモップ取付具によってモップMのずれを防止できる。
また、請求項6の発明のように前記支持体をモップ取付具本体底部方向に配設し、該支持体にはこの収納及び突出方向に沿った鍔部又は導通部を有し、モップ取付具本体には該鍔部又は導通部が嵌合する該支持体の可動方向に沿った導通部又は鍔部を有し、該支持体の可動方向を規制可能とするモップ取付具であってもよい。
これらのように支持体の可動を可能にしたことにより特に請求項7の発明のように前記支持体がモップ取付具本体より引き抜き可能であり、該支持体或いはモップ取付具本体が破損した際に該支持体或いはモップ取付具本体を交換可能であるモップ取付具を用いることにより、部品の交換を極めて簡単に行え、経済的に活用できる。
【0014】
この他請求項8の発明のようにモップ取付具本体の略中央部分に柄杆を連設可能なジョイント部を有し、該ジョイント部は、モップ取付具本体の上面から裏面にまで連通したモップ取付具本体の貫通孔B内で軸支又は枢支しており、モップ取付具本体の上面部分においてジョイント部の一部をモップ取付具本体が覆うことにより、柄杆の傾動を維持しつつモップ取付具本体からジョイント部の抜けを防止し、該モップ取付具本体の裏面部分でジョイント部を可動する前記支持体が覆うことにより、モップ取付具本体からジョイント部の抜けを防止し、該支持体はモップ取付具本体から突出方向に引き抜き可能であって、該支持体を引き抜くことにより、モップ取付具本体の裏面部分におけるジョイント部の覆いがなくなり、モップ取付具本体の裏面部分からジョイント部を取り外し可能としたモップ取付具であってもよい。
【0015】
さらに請求項9の発明のようにモップ取付具本体の略中央部分に柄杆を連設可能なジョイント部を有し、該ジョイント部は略円筒形形状のジョイント部であって、ジョイント部の軸線がモップ取付具本体の短手方向に位置してモップ取付具本体に軸支しており、該ジョイント部に連設した柄杆はモップ取付具本体の長手方向に傾動可能であって、モップ取付具本体の短手方向には傾動しないモップ取付具であってもよい。
これらの場合、ジョイント部がモップ取付具本体から取り外し可能であり請求項10の発明のようにモップ取付具本体から該支持体を引き抜くことによりジョイント部を取り外すことにより、ジョイント部又は柄杆が破損した際にジョイント部又は柄杆を交換可能であるモップ取付具を用いることにより、簡単に部品の交換ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明するに、図1は本モップ取付具の一実施例の斜視図である。
本発明に係るモップ取付具は、モップMの長手方向の両端部近傍に設けた挿入部MPに支持体2、11を挿入することにより、モップMを着脱自在に装着するモップ取付具である。
従って、モップ取付具本体 1とモップMの挿入部MPに挿入する支持体 2とジョイント部 3を介して連設する柄杆 4からなっている。
このモップ取付具本体 1は略長尺形状よりなり、その両端部方向に支持体2、11を有し、この部分でモップMを装着する。
モップ取付具本体 1にはその中央部分にジョイント部 3を軸支又は枢支して配置しており、このジョイント部 3には柄杆 4が連設していて、モップ取付具の長手方向に傾動可能となっている。
【0017】
このジョイント部 3は略円筒形形状からなり、この軸線をモップ取付具本体 1の短手方向と平行に回動自在に配設しており、モップ取付具本体 1の中央部に長手方向に沿って弧状に構成したそれぞれの肩部12によって回動自在に軸支し、ジョイント部 3がここから引き抜かれることを防止している。
このジョイント部 3には柄杆 4が連設しており、本モップ取付具を使用する場合にこの柄杆 4を把持してモップ取付具を移動させることにより床等の掃除が可能である。
この場合、ジョイント部 3は略円筒形形状であり、それぞれの肩部12によって方向規制がなされ、柄杆 4がモップ取付具の長手方向に傾動可能となる。
この様に構成することにより、拭き掃除等の際にモップ取付具が不要にぶれることがなくなると共にモップ取付具の使用時の長手方向への押し出し及び引き下げ方向の力をそのまま直接付与でき、力の分散を防ぐことができる。
【0018】
また、モップ取付具をこの短手方向へ押した場合には、柄杆 4は傾動しないことからモップ取付具をそのままの状態で横方向に押し出すことができ、例えばモップ取付具を傾斜させた状態のまま床等の清掃もでき、ごみ等を拭き取りやすくできる。
尚、このジョイント部 3に関しては略円筒形形状のものを用いずに例えば略球形形状のジョイントを用いて肩部12により枢支し、柄杆 4の自由運動を可能とするものであってもよい。
或いは他のユニバーサルジョイントを用いたものであってもよい。
この様なモップ取付具本体 1にはその長手方向両端部に舌片 13、13をそれぞれ有しており、モップMを配設した際にモップMの長手方向の両端部近傍に設けた挿入部MPの端縁部MPSの上面を覆うこととなる。
更にモップ取付具本体 1の長手方向両端部であって、該舌片 13、13の下方方向にやや間隔を有して平行に支持体2、11を有している。
【0019】
この場合、一の支持体11はモップ取付具本体 1と一体に構成されており不動状態で突出して配設している。
他端に位置する支持体 2は可動する支持体であり、長手方向に突出した状態を示している。
この可動する支持体 2はモップ取付具本体 1方向にそのまま平行状態でモップ取付具本体 1内に収納可能であると共に収納後には更にモップ取付具本体 1から突出状態に平行に可動可能である。
従って、この支持体 2はモップ取付具にモップMを装着する場合には、例えばモップの長手方向の両端部近傍に設けた一の挿入部MPに不動の支持体11を挿入した後、他の可動する支持体 2を一旦収納状態として間隔を狭め、これにより可動する支持体 2をモップの長手方向の他端部近傍の挿入部MPにあてがい、その後可動する支持体 2を突出方向に可動させて該挿入部MPに挿入する。
【0020】
この状態即ち突出状態で該支持体 2を停止させて不動状態即ち位置規制することにより、モップMを本モップ取付具に取付けた状態を維持できる。
これによりモップMの挿入部MP内にきっちりと支持体2、11が内置され、モップMがずれたり外れたりすることがなくなる。
モップMを取り外す場合には、前記可動する支持体 2をモップ取付具本体 1方向に収納することにより、モップMの前記挿入部MPから支持体 2を抜脱することができ、簡単にモップ取付具からモップMを取り外すことができる。
尚、支持体2、11と舌片 13、13とにモップMの挿入部MPの端縁部MPSが挟まれるが、この部分の間隔を狭くとり、この端縁部MPSを若干押えるものであっても、或いはこの間隔をやや広くとり端縁部MPSの差し入れを容易にするものであってもよい。これらは任意に設定可能である。
また、やや広く取り滑り止め等を支持体2、11又は/及び舌片 13、13に設けるものであってもよい。これにより更にずれを防止できる。
【0021】
この他、特に舌片を設けないものであってもよい。
例えば支持体2、11を基部方向に向かって徐々に厚くする等のように任意の傾斜を付け、モップMの挿入部MPの短縁部MPS方向をきっちりと該基部方向部分で支持することにより、ずれ等を防止できる。
またモップMの挿入部MPと接触する支持体2、11の任意の部分に滑り止め等を配設してずれを防止するものであってもよい。
尚、本図においては可動する支持体 2及び不動の支持体11をそれぞれ有しているが、双方共に可動する支持体 2を有するものであってもよい。
次に、可動する支持体 2の上方部分のモップ取付具本体 1には貫通路14を有しており、この部分に摘み部 5が突出している。
この摘み部 5は該支持体 2と連設しており、この摘み部 5を摘んで貫通路14に沿って移動させることにより、この摘み部 5に連設している支持体 2も突出位置から収納位置へ或いはこの逆の方向への可動を可能とする。
【0022】
摘み部 5には指での摘みを確保するために、突出している一端に把持部51を有していると共に貫通路14に位置する連接部52を有し、これに続いて摘み部 5の他端には摘み係止部52を有している。
この摘み部 5の摘み係止部53が例えば支持体 2の嵌合孔25に嵌着し、摘み部 5の把持部51を摘んでモップ取付具本体 1の貫通路14に沿って可動することにより、支持体 2の収納及び突出を行なうことができる。
また、貫通路14は、支持体 2の可動範囲に沿って該可動範囲において設けられており、必要以上の支持体 2の突出を防止できる。
尚、この支持体 2はこれにより長手方向への引き抜きを防止できるが、必要に応じて該摘み部 5を支持体 2と着脱自在に連設することにより、摘み部 5を支持体 2から外すことができ、支持体 2を長手方向へ引き抜き出すこともできる。
本構成においては、摘み部 5はモップ装着時のモップ非覆部部分に配設されており、モップMを装着した状態での支持体 2の可動を可能としている。
【0023】
本図に示す他、摘み部 5をモップ取付具本体 1の側部15や肩部等12に設けると共に、該貫通路14をそれぞれの対応箇所に設けたものであってもよい。
或いは貫通路14を設けず、例えば紐状物等によって支持体 2と摘み部 5を連設し、モップ取付具本体 1内に該紐状物を通した上で摘み部 5をモップ取付具本体1の外表面部分に配設したものであってもよい。
図2は本発明に係るモップ取付具の可動する支持体 2の収納状態を示す斜視図である。
支持体 2はモップ取付具本体 1内に収納され、支持体2、11間の距離が短くなることから、モップMの略袋状の挿入部MPの端縁部MPS間の距離が短い場合であってもそれぞれの支持体2、11をモップの略袋状の挿入部MPに挿入できると共に反面該挿入部MPからの支持体2、11の抜脱を可能とする。
この場合、摘み部 5は可動する支持体 2の収納に応じて貫通路14のジョイント部 3方向に移動しているものである。
【0024】
尚、支持体 2とモップ取付具本体 1との連設状態について、例えば支持体 2には支持体舌片部24と支持体 2の側面に設けられた鍔部 211とを有し、他方モップ取付具本体 1の支持体 2が可動する部分に生ずる空間Aの側面を形作るモップ取付具本体 1の内側の側面16には導通部 161を有し、この導通部 161が支持体 2の進行方向に沿って設けられているものであってもよい。
これにより両者が嵌合して、支持体 2の外れを防止できると共に支持体 2をモップ取付具本体 1と平行方向に移動可能とできる。
尚、鍔部 211は一連の帯状鍔部である場合に限らず複数乃至多数の突起からなる鍔部であってもよく、或いは鍔部に変えて支持体 2に導通部を設け、他方モップ取付具本体 1に鍔部を設けたものであってもよい。
更に、この鍔部 211等の厚みは任意であり、これを厚くすることにより強度を増すことも可能である。
【0025】
図3は、本発明に係るモップ取付具の支持体 2の可動及び位置決めのための係止具として摘み部を用いる一実施の状態を示す図であり、このための構成を有するモップ取付具本体 1から支持体 2及び摘み部 5を取り外したモップ取付具本体1、支持体 2及び摘み部 5のそれぞれを示す図である。
まず、本図に示すモップ取付具本体 1の貫通路14の一端には貫通路14よりも径のやや大きい円形の孔 141を有していると共に貫通路14のモップ取付具本体 1方向の一部には貫通路14を斜めに越えた斜め長方形乃至楕円形状の孔 142を有している。
また、本図に示す摘み部 5は、その一端に略楕円形状の平板状の把持部51を有し、これに連接する断面略長方形乃至楕円形状の連接部52を有し、これに引き続いて他端には連接部52の断面の短手及び長手の両方向に対してやや長い断面略長方形乃至楕円形状の摘み係止部53を有している。
【0026】
また、本図に示す支持体 2には、前記摘み部 5の摘み係止部53が嵌入可能な円形の嵌合孔25を有している。
これらの場合、摘み部 5の摘み係止部53は貫通路14を斜めに越えた斜め長方形乃至楕円形状の孔 142よりもやや小さく、摘み部 5の摘み係止部53を貫通路14の斜め長方形乃至楕円形状の孔 142から出し入れ可能である。
また貫通路14の幅は、摘み部 5の断面略長方形乃至楕円形状の連接部52の短手方向の長さより広く、長手方向の幅よりも狭いものである。
貫通路14の円形の孔 141の直径は、摘み部 5の摘み係止部53の断面略長方形乃至楕円形状の長手方向の長さよりも小さく、摘み部 5の連接部52の断面略長方形乃至楕円形状の長手方向よりもやや大きいものである。
なお、支持体 2の円形の嵌合孔25の直径は摘み部 5の摘み係止部53の断面略長方形乃至楕円形状の長手方向の長さとほぼ同一か乃至はやや大きいものであり、前記支持体 2の円形の嵌合孔25に摘み部 5の摘み係止部53を嵌入可能であって更に嵌合孔25内で回転可能な程度の径を有するものである。
【0027】
この様に構成することにより、例えば、モップ取付具本体 1に支持体 2を挿入し、支持体 2の嵌合孔25とモップ取付具本体 1の貫通路14の斜め長方形乃至楕円形状の孔 142に合致させた上で、摘み部 5の摘み係止部53をこの斜め長方形乃至楕円形状の孔 142に合せて挿入した上で、この摘み部 5を捻ることにより、モップ取付具本体 1の貫通路14に摘み部 5を支持体 2を連設状態にして配設できる。この場合に摘み部 5の連接部52はその断面短手方向の幅は貫通路14の幅よりも狭く、また断面長手方向の幅は貫通路14の幅よりも広いことから、摘み部 5の捻りは断面短手方向に向くように捻ることができる。
これにより、摘み係止部53においては貫通路14の幅よりも広くなり摘み部 5の抜けを防止できる。
この状態で摘み部 5を貫通路14に沿って可動可能となる。
【0028】
次に、貫通路14の円形の孔 141の部分迄摘み部 5を移動させることにより、支持体 2は突出した状態となるが、この状態で摘み部 5を捻り、摘み部 5の連接部52をその断面長手方向を貫通路14と対向する方向に向けることにより、この連接部52をその断面長手方向の幅は貫通路14の幅よりも広いことから、この連接部52は貫通路14に入ることができず、この円形の孔 141内に止まることとなる。
従って、この位置で位置規制が可能である。
また、摘み部 5の摘み係止部53の幅は貫通路14の円形の孔 141より幅広であり、摘み部 5の抜けを防止できる
尚、本明細書中断面略長方形乃至楕円形状を明示するが、この内の断面略長方形は幅の異なる二つの面を有するものであってもよい。
即ち、一の対向する両面間の幅と他の対向する両面間の幅が異なり、一の幅は他の幅に比べて幅広であるものであればよい。
【0029】
図4は、摘み部 5を貫通路14の円形の孔 141の位置において捻り、支持体 2を突出状態で位置規制し、この位置に係止している状態を示す図である。
図5は、モップ取付具本体 1に支持体 2を挿入し、支持体 2の嵌合孔25とモップ取付具本体 1の貫通路14の斜め長方形乃至楕円形状の孔 142に合致させた上で、摘み部 5の摘み係止部53をこの斜め長方形乃至楕円形状の孔 142に合せて挿入した状態を示す図である。
図6は本発明に係るモップ取付具にモップMを配設した状態を示す図である。モップMの両端部方向に設けた略袋状の両挿入部MP、MP内にはそれぞれモップ取付具の支持体2、11を挿入し、該挿入部MP、MPの端縁部MPS、MPSは支持体2、11と舌片 13、13の間に位置している。
また摘み部 5は貫通路14の最前部に位置し、可動する支持体 2が突出方向で位置規制即ち位置決めされてその状態を維持している。
【0030】
これによりモップMをモップ取付具に装着でき、この状態で床等を拭く場合にはジョイント部 3を介して柄杆 4がモップ取付具の長手方向の前後に傾動し、他方横方向の傾動は制御され、ぶれ等を生ぜずに拭き掃除等ができる。
図7は図1に示す本モップ取付具を底部方向から視認した状態を示す図である。
モップ取付具本体 1の一端部には一体構成の支持体11を有しており、他端には可動する支持体 2を有している。
この可動する支持体 2が収納されるモップ取付具本体 1の部分は空間Aとなっており、この空間A部分内に収納時の支持体 2が位置すると共に突出状態の場合にはこの部分が空間Aを構成する。
この可動する支持体 2の側面21には鍔部 211を有しており、これに対応するモップ取付具本体 1の空間Aの側面を形作るモップ取付具本体 1の内側の側面16には導通部 161を有して、それぞれが支持体 2の進行方向に沿って設けられている。
【0031】
従って、両者 211、161が嵌合することにより支持体 2を平行に可動することができ、かつ該支持体 2がモップ取付具本体 1の垂線方向への外れを防止できる。尚、この鍔部 211は一連の帯状鍔部である場合に限らず、複数乃至多数の突起からなる鍔部 211であってもよい。
更に支持体 2に鍔部 211を設け、他方モップ取付具本体 1に導通部 161を設けた本図の構成に限らず、支持体 2に導通部を設け、モップ取付具本体 1に鍔部を設けたものであってもよい。
図8は図7に示す可動する支持体 2を収納した状態を示す図である。
この可動する支持体 2はモップ取付具本体 1の空間A部分にきっちりと収まると共に、可動する支持体 2と不動の支持体11のそれぞれの先端部分間の距離が短くなることによりモップMの挿入部MP、MPへの両支持体2、11の挿入を可能とし、モップMの着脱を行うことができる。
【0032】
図9はモップ取付具本体 1と支持体 2とジョイント部 3との関係を示す図であり、モップ取付具本体 1内の貫通孔Bに略円筒形状のジョイント部 3が回動可能に内在しており、柄杆 4を傾動可能に連設している。
即ち、このジョイント部 3はその軸線をモップ取付具本体 1の短手方向と平行に差し入れることにより、略円筒状のジョイント部 3の両端部分がモップ取付具本体 1の中央部に長手方向に沿って弧状に構成されたそれぞれの肩部12の張り出し部分 121に接し、それ以上の差し入れ及び貫通孔Bからの抜けを防止でき、一定位置に位置決めできる。
従って、このジョイント部 3はその中心部分は外部に露出し、このジョイント部 3の両端部分は前記張り出し部分 121の内周面により位置決めされている。
従ってモップ取付具本体 1の長手方向に向かってジョイント部 3は回転可能であり、更にこのジョイント部 3に連設した柄杆 4は同じくモップ取付具本体 1の長手方向に傾動可能となる。
【0033】
この様なモップ取付具本体 1の空間Aには支持体 2が突出状態で配設されている。
この場合、ジョイント部 3においては支持体 2が空間A部分のジョイント部 3の位置まで存在することからジョイント部 3の抜け落ちを防止できる。
この状態から図10に示すように支持体 2を抜き取るとモップ取付具本体 1の貫通孔Bから引き抜くことができると共に更に空間Aを通って簡単にジョイント部 3を抜き取ることができる。
この様に支持体 2やジョイント部 3を取り外し可能とすることにより、これらの部材が破損した場合にはその部分だけ簡単に交換できることからメンテナンス性が極めて高くなるものである。
尚、モップ取付具本体 1の底部の空間を底板部Pで覆って、支持体 2の挿入及び突出を可能とするものであってもよい。
【0034】
これによって底部の空間A部の存在を理由とする凹凸をなくすことができる。
尚、この底板部Pはモップ取付具本体 1と一体成形としたものであっても、或いは別部材を用いて取り外し可能としたものであってもよい。
取り外し可能とすることによりジョイント部 3の引き抜きを可能とする。
更に、この底板部は底面全面を覆うのではなく任意の範囲に於いて任意の形状でモップ取付具本体 1の底部の空間を覆い、必要な範囲で底部の凹凸をなくすものであってもよい。
例えば、細板や管状物乃至は紐状物を一又は複数乃至多数架設することにより底部の空間を減らすものであってもよく、これらの細板や管状物乃至は紐状物も底板部Pに該当する。
【0035】
【発明の効果】
1、モップ取付具本体に可動する支持体を有することにより、モップの長手方向の両端部近傍に設けた略袋状の挿入部に該支持体を挿入し、モップを着脱自在に装着可能なモップ取付具の提供ができ、可動する支持体を収納することにより挿入部に挿入する支持体間の距離を狭め、該挿入部への挿入を容易にする。
さらに可動する支持体を突出させることにより、挿入した支持体間の距離を広めることができ、モップの挿入部内にきっちりと挿入でき、モップのずれや外れを防止できるという第一の効果を有する。
2、支持体の突出及び収納が極めて簡単に行えモップの脱着を簡単にできるという第二の効果を有する。
3、可動する支持体が、突出位置で位置規制されることから、モップ装着状態でモップを支持でき、更に不用意に支持体が収納されることを防止でき、床等の掃除に際して支持体が外部より力を受けた場合でも支持体の収納を防止できるという第三の効果を有する。
【0036】
4、更に、支持体が収納位置で位置規制されるものにあっては、モップの脱着時における支持体の位置を収納状態とでき、モップの脱着を容易にするという第四の効果を有する。
5、更に可動する支持体にこれと連設する摘み部を有することにより、この摘み部を用いて簡単に支持体の可動を行うことができるという第五の効果を有する。
6、この場合、モップ取付具本体の貫通路を有し、摘み部に断面長方形乃至楕円形状の幅の異なる二面を有することにより、幅狭の部分で貫通路を移動可能とし、他方貫通路より幅の広い孔を有することによりこの部分で摘み部を係止でき、支持体を任意の箇所で係止できるという第六の効果を有する。
7、更に、支持体及びモップ取付具本体それぞれに鍔部及び導通部を設けることにより、支持体の進行方向を定めることができ、かつ支持体のモップ取付具本体からの脱落を防止できるという第七の効果を有する。
【0037】
8、これらの他、可動する支持体をモップ取付具本体の長手方向の両端部にそれぞれ設けることにより、可動する支持体を必要に応じて双方使用でき、使い勝手が高まると共に使用するモップのバリエーションも広く用いることができるという第八の効果を有する。
9、これらの様な支持体をモップ取付具本体より引き抜き可能とすることにより、モップ取付具本体と支持体を簡単に分離でき、いずれかが破損した場合においても、いずれかの部品を交換することにより簡単に修理でき、メンテナンス性が極めて高いという第九の効果を有する。
特に使用者にとっては日常使用するものであり、一部破損により新品を買い代えるなどの必要がなくなって、破損した箇所例えば破損の可能性の高い支持体等を交換することによって何時までも使用できるという大きな効果を有する。
更に支持体の交換も極めて容易であり、使用勝手のよいモップ取付具を提供できる。
【0038】
10、この他、柄杆を連設するジョイント部がモップ取付具本体の上面から裏面にまで連通したモップ取付具本体の貫通孔内にある場合には、この支持体を引き抜くことにより、底部の貫通孔及び空間を通ってモップ取付具本体の底部から、このジョイント部を簡単に取り出すことができ、この部分の破損や修理の場合にこの破損したジョイント部等を取り出すことにより簡単に交換や修理ができ、極めてメンテナンス性の高いモップ取付具を提供できるという第十の効果を有する。
11、以上のようにモップの脱着が極めて容易であるばかりでなく、モップ取付具本体、支持体、摘み部、ジョイント部、柄杆をそれぞれ簡単に分解できると共に更に組み立て易いものであって、一部の部材が破損した場合にはその部分のみを交換することによって破損箇所の修理ができ、コストをかけず何時までも使用することができるという経済性を併せ有するモップ取付具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモップ取付具の一実施例の斜視図
【図2】本発明に係るモップ取付具の可動支持体の収納状態を示す斜視図
【図3】本発明に係るモップ取付具のモップ取付具本体、支持体、摘み部の一例を示す図
【図4】図3に示す本モップ取付具のモップ取付具本体、支持体、摘み部をそれぞれ装着した状態を示す図
【図5】図3に示す本モップ取付具のモップ取付具本体、支持体、摘み部をそれぞれ装着した状態を示す図
【図6】本発明に係るモップ取付具にモップを配設した状態を示す図
【図7】図1に示す本モップ取付具を底部方向から視認した状態を示す図
【図8】図7に示す可動支持体を収納した状態を示す図
【図9】本発明に係るモップ取付具のモップ取付具本体と支持体とジョイント部との関係を示す図
【図10】図9の支持体を抜き取る状態を示す図
【符号の説明】
1 モップ取付具本体
11 支持体
12 肩部
121 張り出し部
13 舌片
14 貫通路
141 円形の孔
142 斜め長方形乃至楕円形状の孔
15 外側側部
16 内側側部
161 導通部
19 平面部
2 支持体
21 側面
211 鍔部
23 支持体の平面部
24 支持体舌片部
25 嵌合孔
3 ジョイント部
4 柄杆
5 摘み部
51 把持部
52 連接部
53 摘み係止部
A 空間
B 貫通孔
C 空洞
M モップ
MP 挿入部
MPS 端縁部
P 底板部
Claims (10)
- モップ取付具本体 1の長手方向の端部方向に支持体2,11を有し、該支持体2,11をモップMの長手方向の両端部方向に設けたそれぞれの挿入部MPに挿入することによりモップを着脱自在に装着するモップ取付具において、
該支持体の内、少なくとも一の支持体 2はモップ取付具本体 1の長手方向に突出及び収納可能に可動する支持体 2であって、
前記支持体 2をモップ取付具本体 1方向に収納することにより、モップMの前記挿入部MPから支持体 2を抜脱してモップMを取り外すことができ、
前記支持体 2をモップ取付具本体 1の長手方向に突出することによりモップMの前記挿入部MPに支持体 2を挿入してモップMを装着可能であり、
前記支持体 2を突出位置で位置規制可能であることを特徴とするモップ取付具。 - モップ取付具本体 1の表面のモップ装着時のモップM非覆部部分に貫通路14を有し、
該貫通路14から前記支持体 2と連設した摘み部 5の一端が突出状態で着脱可能に配設し、
該貫通路14は、支持体 2の収納及び突出に対する摘み部 5の可動方向に沿って、該可動範囲において設け、
該摘み部 5を可動することにより支持体 2を収納及び突出位置へそれぞれ可動可能としたことを特徴とする請求項1に記載のモップ取付具。 - 前記摘み部 5は、連接部52を介して一端に把持部51を有すると共に他端に摘み係止部53を有し、
支持体 2の平面部には嵌合孔25を有し、
モップ取付具本体 1の貫通路14から摘み部 5の把持部51が突出し、貫通路14内に摘み部 5の連接部52が位置し、摘み部 5の摘み係止部53を支持体 2の嵌合孔25に嵌着することにより、摘み部 5を貫通路14に沿って可動することにより支持体2の収納及び突出を可能とすることを特徴とする請求項2に記載のモップ取付具。 - 貫通路14の一端に円形の孔 141を有すると共に貫通路14の中間に斜め長方形乃至は楕円形状の孔 142を有し、
支持体 2の嵌合孔25は円形の孔であり、
摘み部 5の連接部52は断面略長方形乃至は楕円形状よりなると共に摘み部 5の摘み係止部53も断面略長方形乃至は楕円形状よりなるものであって、
摘み部 5の連接部52の一の対向する面間の幅は貫通路14の幅よりもやや狭く、他の対向する面間の幅は貫通路14の幅よりも広いものであり、
摘み部 5の摘み係止部53の断面は貫通路14の斜め長方形乃至は楕円形状の孔 142に挿入可能な程度小さいものであって、かつ対向する双方の面間の幅は貫通路14の幅よりも広く、支持体 2の嵌合孔25に回転可能に嵌着でき、
貫通路14の中間の斜め長方形乃至は楕円形状の孔 142に摘み部 5を挿入可能であって、
挿入時に摘み部 5を捩じることにより摘み部 5の引き抜きを防止でき、
貫通路14に沿って摘み部 5を可動することによって、これに伴って支持体 2を収納及び突出でき、
貫通路14の円形の孔 141の位置で摘み部 5を捩じることにより、連接部52の幅広の面により貫通路14への移動を制御でき、
円形の孔 141の位置で摘み部 5を位置決めして係止可能となり、摘み部 5に連接した支持体 2を定位置で位置規制可能としたことを特徴とする請求項3に記載のモップ取付具。 - モップ取付具本体 1に支持体 2と平行な舌片13を有し、該支持体2と該舌片13の間にモップMの挿入部MPの端縁部MPSを差し入れ可能としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のモップ取付具。
- 前記支持体 2をモップ取付具本体 1底部方向に配設し、
該支持体 2にはこの収納及び突出方向に沿った鍔部 211又は導通部を有し、
モップ取付具本体 1には該鍔部 211又は導通部が嵌合する該支持体 2の可動方向に沿った導通部 161又は鍔部を有し、
該支持体 2の可動方向を規制可能とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のモップ取付具。 - 前記支持体 2がモップ取付具本体 1より引き抜き可能であり、該支持体 2或いはモップ取付具本体 1が破損した際に該支持体 2或いはモップ取付具本体 1を交換可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のモップ取付具。
- モップ取付具本体 1の略中央部分に柄杆 4を連設可能なジョイント部 3を有し、
該ジョイント部 3は、モップ取付具本体 1の上面から裏面にまで連通したモップ取付具本体 1の貫通孔B内で軸支又は枢支しており、
モップ取付具本体 1の上面部分においてジョイント部 3の一部をモップ取付具本体 1が覆うことにより、柄杆 4の傾動を維持しつつモップ取付具本体 1からジョイント部 3の抜けを防止し、
該モップ取付具本体 1の裏面部分でジョイント部 3を可動する前記支持体 2が覆うことにより、モップ取付具本体 1からジョイント部 3の抜けを防止し、
該支持体 2はモップ取付具本体 1から突出方向に引き抜き可能であって、
該支持体 2を引き抜くことにより、モップ取付具本体 1の裏面部分におけるジョイント部 3の覆いがなくなり、モップ取付具本体 1の裏面部分からジョイント部 3を取り外し可能としたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のモップ取付具。 - モップ取付具本体 1の略中央部分に柄杆 4を連設可能なジョイント部 3を有し、
該ジョイント部 3は略円筒形形状のジョイント部 3であって、ジョイント部 3の軸線がモップ取付具本体 1の短手方向に位置してモップ取付具本体 1に軸支しており、
該ジョイント部 3に連設した柄杆 4はモップ取付具本体 1の長手方向に傾動可能であって、モップ取付具本体 1の短手方向には傾動しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のモップ取付具。 - モップ取付具本体 1から該支持体 2を引き抜くことによりジョイント部 3を取り外すことにより、ジョイント部 3又は柄杆 4が破損した際にジョイント部 3又は柄杆 4を交換可能であることを特徴とする請求項8又は9のいずれかに記載のモップ取付具。
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