JP2004187465A - 振動型アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】振動型アクチュエータにおいて駆動効率の改善、長寿命化を目的とする。
【解決手段】各相の電極の空間的な配置を、電極の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置する。具体的にはλ/8、3λ/8、・・・の分割を180°ずらして二枚又は2n枚重ねた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】各相の電極の空間的な配置を、電極の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置する。具体的にはλ/8、3λ/8、・・・の分割を180°ずらして二枚又は2n枚重ねた構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置の駆動部等に用いられる振動型アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
振動型アクチュエータは振動体に接着又はねじ止めされた圧電素子を振動体の共振周波数付近で駆動し、振動体に圧接された移動体を駆動する。通常圧電素子を適当に分極し、複数の電極を配置し、何組かの電極を適当に組み合わせて(これを相と呼ぶ)時間的な位相をずらして駆動することによって振動体に進行波を起こし移動体を駆動している。従来、この分極及び電極配置として各種方法が提案されていて、例えば特開2001−45774号公報に開示されるような波長の1/2ごとに分極を施したもの(図14参照)や、同一方向に分極して1/4波長ごとに電極を配置したもの(図15参照)などがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−45774号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電極の配置の構成では、空間的な駆動モードに対する周波数成分に対して比較的大きな高次モードの空間周波数を含むが、これを小さくする構成がほとんど知られていなかった。特に複数枚の圧電素子を積層するタイプの振動型アクチュエータに関しては、従来例がない。電極の配置に高次の空間周波数成分が多く含まれると、アクチュエータの駆動に寄与しない高次モードの駆動力が発生して、効率の悪化や寄生振動の発生の原因となる恐れがある。したがってこれをできるだけ小さくする方法が本発明の解決しようとしている課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明における第1の構成は、互いに90°の位相差を持つ二相の電気的な振動を動力に変換する電気機械振動変換子を用いて弾性体よりなる振動子に進行波を発生させることによって駆動する振動型アクチュエータにおいて、各相の電極の空間的な配置を、電極の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする。
【0006】
本発明における第2の構成は、上記した第1の発明の振動型アクチュエータにおいて、前記電気機械振動変換子はm×n枚積層した構成としm枚の組の各相の電極の空間的な配置を、電極の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする。
【0007】
本発明における第3の構成は、上記した第2の発明において、前記電気機械変換子の組をm=2として第一の層を順に3/8、1/8、3/8、1/8…に電極で分割し、順に第一相の電圧、第二相の電圧、第一相の逆相電圧、第二相の逆相電圧を印加し、また第一の層と同じ空間位相にて第二の層を順に1/8、3/8、1/8、3/8…に電極で分割して、順に第一相の電圧、第二相の電圧、第一相の逆相電圧、第二相の逆相電圧を印加する、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする。
【0008】
本発明における第4の構成は、上記した第2又は第3の発明において、各層間をスルーホールで結線し、共通電極側はスルーホールを絶縁したことを特徴とする。
【0009】
本発明における第5の構成は、互いに90°の位相差を持つ二相の電気的な振動を動力に変換する圧電素子を用いて弾性体よりなる振動子に進行波を発生させることによって駆動する振動型アクチュエータにおいて、前記圧電素子の分極分布の空間的な配置を、分極分布の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする。
【0010】
本発明における第6の構成は、上記した第5の発明の振動型アクチュエータにおいて、前記圧電素子はm×n枚積層した構成としm枚の組の各相の分極分布の空間的な配置を、分極分布の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする。
【0011】
本発明における第7の構成は、上記した第6の発明において、前記圧電素子の組をm=2として第一の層を順に駆動波長の1/2おきに分極の方向を変えて、分極パターンに対して1/4と3/4に分割された電極をつけ、それぞれ互いに90の位相差の電圧を印加し、また第一の層と同じ分極分布を持つ第2層を空間的に駆動波長の1/8だけずらし配置し電極は第一層の1/8波長と同じ位相の場所に3/8波長の長さの電極を、第一層の3/8波長と同じ位相の場所に1/8波長の長さの電極を配置して、第一層と同じ空間位相にある第二相の電極に第一層と同じ電圧を印加し、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする。
【0012】
本発明における第8の構成は、上記した第6の発明において、前記圧電素子の組をm=2として第一の層を順に駆動波長の1/2おきに分極の方向を変えて、分極パターンに対して1/4と3/4に分割された電極をつけ、それぞれ互いに90の位相差の電圧を印加し、また第一の層と同じ分極分布を持つ第2層を空間的に駆動波長の1/8だけずらして、第一層と同じ空間位相にある第二相の電極に第一層と同じ電圧を印加する、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする。
【0013】
本発明における第9の構成は、上記した第6から第8のいずれかの発明において各層間をスルーホールで結線し、共通電極側はスルーホールを絶縁したことを特徴とする。
【0014】
本発明における第10の構成は、第1から第9のいずれかの発明におい、て圧電素子が円環状に形成されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態における例示が本発明を限定することはない。
【0016】
(第1の実施の形態)
図1に本発明に係る第1の実施の形態の振動型アクチュエータの一部の一断面を示す。実際のアクチュエータはこの横方向のパターンを繰り返して円環状、又は直線上の構成となる。
【0017】
1は金属等で構成される弾性体で一定間隔で櫛歯が設けられている。櫛歯による振動の拡大と強度の確保の役割を持つ。2は接着層であり圧電素子3〜8と振動子1を接着している。この構成の場合電極面3が圧電素子の表面に出ているため接着層で絶縁されている必要がある。なお分極されていない圧電素子の層13を図2のように振動体との間に増設すれば特に絶縁に気を使う必要はない。
【0018】
図1の4、6は圧電素子であり、図1で垂直方向の電圧を印加すると、伸張するように分極されている(図1ではコモン電極が真中にあるので分極方向は逆になる)。
【0019】
3、5、8は積層された圧電素子4、6の表面につけられた電極群である。
【0020】
電極群3、8は空間位相が振動体に発生させようとしている振動の波長λに対して、順に3/8λ、1/8λ、3/8λ、1/8λ・・・のように分割されていて、電極3と8では空間的な位相が180度ずれている。すなわち3/8λパターンの真下には1/8λパターン、1/8λパターンの真下には3/8λパターンが来るように配置されている。
【0021】
また電極5は圧電素子全面をおおう電極である。スルーホール7−1〜7−5は図中の上層の電極3と下層の電極8を垂直に接続していて、中層の電極5に対しては絶縁されている。
【0022】
下層の電極群は順に各々が90°の位相差を持った四相の駆動信号(以下相と呼ぶ)に接続されていて、圧電素子4、6及び弾性体1に進行波を励振する。
【0023】
スルーホール7、6は中層の電極を下層の電極面の表面に導く役割を果たし、電極群8の各電極に対して絶縁された端子を形成している。この端子は、接地又は、各駆動相のコモン端子側に接続される。
【0024】
以下に本第1の実施の形態の効果を説明する。
【0025】
図3は本第1の実施の形態の構成の電極の2波長分の空間分布である。ここで電極が存在する場所は1、ない場所は0としている。ただし同時刻に伸縮方向が逆になる部位があるため、これを±で示した。部分は進行波を用いたモータであるが進行波は90°位相のずれた二相の定在波成分(A相、B相と呼ぶ)に分解できるため、これらの相に寄与する成分に分けて示した。
【0026】
なお、図4は従来の波長の1/2で電極を構成したパターンを二枚積層した場合、図5は従来の波長の1/4で電極を構成したパターンを二枚積層した場合の同様の図である。そのままでは見にくいのでたて軸、横軸をAB相で少しずらして表示している。
【0027】
円環状の振動子の場合、本第1の実施の形態のパターン、λ/2パターン、λ/4パターンはそれぞれ図8、図9、及び図10のようになる。ただし簡便のため一周一波長とし、各図中では共通電極、絶縁層、スルーホール等は省略してある。
【0028】
ここで、駆動モードの空間角周波数をw、位置xでの電極分布をp(x)とすると、圧電素子の発生する力のうち駆動モード成分F(w)は式1で表される式に比例する。
【0029】
【式1】
【0030】
また、n倍の高調波成分も同様にして式2で表される式に比例する。
【0031】
【式2】
【0032】
これは電極の空間分布のフーリエ変換すなわち空間周波数を求めることに他ならない。
【0033】
図6に図3から図5の各電極パターンの空間周波数をしめす。また、図7に各電極パターンに存在する高調波駆動成分の主駆動成分比を示す。電極分布は奇関数なので奇数次のみ示す。
【0034】
本第1の実施の形態のパターンによれば、従来の代表的なパターンと比較して駆動に寄与しない高調波成分が約1/1.8となるため、効率が大幅に改善される。また高調波成分は異常振動の原因となりやすいが、本第1の実施の形態のパターンによれば不要振動を抑制できるため、雑音の発生が少なく、寿命を延ばすことができる。
【0035】
なお、本第1の実施の形態は共通電極をもつ構成で示したが、圧電素子に所定の方向の電圧がかかるようになっていればよいので共通電極をなくしたフローティング構成とすることも可能である。
【0036】
(第2の実施の形態)
図11に本発明に係る第2の実施の形態の一構成を示す。
【0037】
一枚あたりでは簡便のため一周一波長の場合を示しているが、上記した第1の実施の形態と同様にして、λ/8、3λ/8のパターンを繰り返して一周が整数波長になるようであればよい。なお、絶縁層、スルーホール、共通電極等は図11中では省略している。また、図11では円環で示してあるが、直線上に配置された振動子に対しても同様のことが言える。
【0038】
このパターンは、上記した図8のパターンを基本の組としてn組積層したものである。上記した第1の実施の形態と比較してより大きな力を発生させることができる。
【0039】
なお、図11中パターン1とパターン2が交互に積層してある。ただし本第2の実施の形態はこれに限定されるものでなく、任意の順番で積層することも可能である。
【0040】
例えば、パターン1をn枚連続して積層し、その下にパターン2をn枚連続して積層することも可能である。また、枚数が多い場合、パターン1とパターン2の数が完全に一致している必要はなくほぼ同数であれば良い。さらに、積層間に駆動相に接続されない振動検出用の電極パターンを設けたり、絶縁層を設けたりすることも可能である。
【0041】
(第3の実施の形態)
図12に本発明に係る第3の実施の形態を示す。図3は一相分を示したものである。実際にはこれと空間的に1/4波長ずれた位置に別の駆動相を設けるが、図示の相と同等の構成のためここでは省略している。また、本第3の実施の形態の説明と関係ないので上記した図1で図示した振動子も省略している。
【0042】
図12で圧電素子16、18は図中、垂直方向に電圧が印加されたときに伸縮するように分極されており、駆動波長の1/8、3/8、1/8、3/8・・・の順に分極方向が変えられている。
【0043】
圧電素子16、18では空間的な位相が180度ずれている。すなわち、3/8λパターンの真下には1/8λパターン、1/8λパターンの真下には3/8λパターンが来るように配置されている。
【0044】
なお、コモン電極が中央にある構成なので上下で分極方向が逆になる。15、17、19は電極であり圧電素子16、18の表面に一様につけられている。電極15と19はスルーホールなどで接続されており同じ電圧がかかるようになっている。また、電極17はスルーホールなどを介して接地されている。
【0045】
このパターンでも駆動に寄与しない空間的な高調波成分の発生が少ないので上記した第1の実施の形態と同様にして効率が大幅に改善される。また、高調波成分は異常振動の原因となりやすいが、本第3の実施の形態のパターンによれば不要振動を抑制できるため、雑音の発生が少なく、寿命を延ばすことができる。
【0046】
また、この分極パターンの組を上記した第2の実施の形態と同様にして複数枚積層して使うことも可能である。
【0047】
(第4の実施の形態)
上記した第3の実施の形態では2つの駆動相が空間的に偏ってしまうため、発生する進行波にムラが生じる場合がある。図13に示す第4の実施の形態では電極を分散させてそれを防いでいる。
【0048】
図13で22、24は圧電素子であり駆動波長の1/2おきに分極方向が変えられている。また、22と23では空間位相が1/8波長だけずれている。21、23、25は電極である。電極21は圧電素子22の分極パターンに対して1/4と3/4に分割するようにつけられている。また、電極25も同様に分極パターンに対して1/4、3/4に分割するようにつけられているが電極21の1/4の電極と同じ空間位相の部分には3/4の部分、電極21の1/4の部分には3/4の電極がくるように配置されている。これら空間位相が同じ位置にある電極はスルーホールなどを介して電気的に接続されている。また、電極23は圧電素子22、24の表面に一様につけられていてスルーホール等を介して設置されている。時間的に90°位相のずれた駆動信号は電極25に接続されていて、二相の信号が交互に電極に接続される。
【0049】
本第4の実施の形態においても、上記した第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。また、前述したように駆動相が均一に配置できるので、進行波むらの発生を抑えることができる。
【0050】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば、振動型アクチュエータの駆動効率を大幅に改善することができる。また、不要振動を抑制できるため、雑音の発生が少なく、寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態における振動型アクチュエータの一部断面図。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態における振動型アクチュエータの一部断面図。
【図3】本発明に係るアクチュエータの電極の空間分布を示す図。
【図4】従来の1/2波長パターンのアクチュエータの電極の空間分布を示す図。
【図5】従来の1/4波長パターンのアクチュエータの電極の空間分布を示す図。
【図6】本発明と従来のパターンのアクチュエータの電極の空間周波数を示す図。
【図7】本発明と従来のパターンのアクチュエータの高調波成分を示す図。
【図8】図3の空間分布をもつパターンの一例。
【図9】図4の空間分布をもつパターンの一例。
【図10】図5の空間分布をもつパターンの一例。
【図11】本発明に係る第2の実施の形態を示す図。
【図12】本発明に係る第3の実施の形態を示す図。
【図13】本発明に係る第4の実施の形態を示す図。
【図14】従来例の振動型アクチュエータを示す図。
【図15】従来例の振動型アクチュエータを示す図。
【符号の説明】
1・・・振動子
2・・・絶縁層
3、5、8、14、15、17、19、21、23、25・・・電極
4、6、13、16、18・・・圧電素子
7・・・スルーホール
9、10、11、12、20、26、27・・・駆動信号
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置の駆動部等に用いられる振動型アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
振動型アクチュエータは振動体に接着又はねじ止めされた圧電素子を振動体の共振周波数付近で駆動し、振動体に圧接された移動体を駆動する。通常圧電素子を適当に分極し、複数の電極を配置し、何組かの電極を適当に組み合わせて(これを相と呼ぶ)時間的な位相をずらして駆動することによって振動体に進行波を起こし移動体を駆動している。従来、この分極及び電極配置として各種方法が提案されていて、例えば特開2001−45774号公報に開示されるような波長の1/2ごとに分極を施したもの(図14参照)や、同一方向に分極して1/4波長ごとに電極を配置したもの(図15参照)などがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−45774号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電極の配置の構成では、空間的な駆動モードに対する周波数成分に対して比較的大きな高次モードの空間周波数を含むが、これを小さくする構成がほとんど知られていなかった。特に複数枚の圧電素子を積層するタイプの振動型アクチュエータに関しては、従来例がない。電極の配置に高次の空間周波数成分が多く含まれると、アクチュエータの駆動に寄与しない高次モードの駆動力が発生して、効率の悪化や寄生振動の発生の原因となる恐れがある。したがってこれをできるだけ小さくする方法が本発明の解決しようとしている課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明における第1の構成は、互いに90°の位相差を持つ二相の電気的な振動を動力に変換する電気機械振動変換子を用いて弾性体よりなる振動子に進行波を発生させることによって駆動する振動型アクチュエータにおいて、各相の電極の空間的な配置を、電極の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする。
【0006】
本発明における第2の構成は、上記した第1の発明の振動型アクチュエータにおいて、前記電気機械振動変換子はm×n枚積層した構成としm枚の組の各相の電極の空間的な配置を、電極の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする。
【0007】
本発明における第3の構成は、上記した第2の発明において、前記電気機械変換子の組をm=2として第一の層を順に3/8、1/8、3/8、1/8…に電極で分割し、順に第一相の電圧、第二相の電圧、第一相の逆相電圧、第二相の逆相電圧を印加し、また第一の層と同じ空間位相にて第二の層を順に1/8、3/8、1/8、3/8…に電極で分割して、順に第一相の電圧、第二相の電圧、第一相の逆相電圧、第二相の逆相電圧を印加する、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする。
【0008】
本発明における第4の構成は、上記した第2又は第3の発明において、各層間をスルーホールで結線し、共通電極側はスルーホールを絶縁したことを特徴とする。
【0009】
本発明における第5の構成は、互いに90°の位相差を持つ二相の電気的な振動を動力に変換する圧電素子を用いて弾性体よりなる振動子に進行波を発生させることによって駆動する振動型アクチュエータにおいて、前記圧電素子の分極分布の空間的な配置を、分極分布の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする。
【0010】
本発明における第6の構成は、上記した第5の発明の振動型アクチュエータにおいて、前記圧電素子はm×n枚積層した構成としm枚の組の各相の分極分布の空間的な配置を、分極分布の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする。
【0011】
本発明における第7の構成は、上記した第6の発明において、前記圧電素子の組をm=2として第一の層を順に駆動波長の1/2おきに分極の方向を変えて、分極パターンに対して1/4と3/4に分割された電極をつけ、それぞれ互いに90の位相差の電圧を印加し、また第一の層と同じ分極分布を持つ第2層を空間的に駆動波長の1/8だけずらし配置し電極は第一層の1/8波長と同じ位相の場所に3/8波長の長さの電極を、第一層の3/8波長と同じ位相の場所に1/8波長の長さの電極を配置して、第一層と同じ空間位相にある第二相の電極に第一層と同じ電圧を印加し、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする。
【0012】
本発明における第8の構成は、上記した第6の発明において、前記圧電素子の組をm=2として第一の層を順に駆動波長の1/2おきに分極の方向を変えて、分極パターンに対して1/4と3/4に分割された電極をつけ、それぞれ互いに90の位相差の電圧を印加し、また第一の層と同じ分極分布を持つ第2層を空間的に駆動波長の1/8だけずらして、第一層と同じ空間位相にある第二相の電極に第一層と同じ電圧を印加する、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする。
【0013】
本発明における第9の構成は、上記した第6から第8のいずれかの発明において各層間をスルーホールで結線し、共通電極側はスルーホールを絶縁したことを特徴とする。
【0014】
本発明における第10の構成は、第1から第9のいずれかの発明におい、て圧電素子が円環状に形成されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態における例示が本発明を限定することはない。
【0016】
(第1の実施の形態)
図1に本発明に係る第1の実施の形態の振動型アクチュエータの一部の一断面を示す。実際のアクチュエータはこの横方向のパターンを繰り返して円環状、又は直線上の構成となる。
【0017】
1は金属等で構成される弾性体で一定間隔で櫛歯が設けられている。櫛歯による振動の拡大と強度の確保の役割を持つ。2は接着層であり圧電素子3〜8と振動子1を接着している。この構成の場合電極面3が圧電素子の表面に出ているため接着層で絶縁されている必要がある。なお分極されていない圧電素子の層13を図2のように振動体との間に増設すれば特に絶縁に気を使う必要はない。
【0018】
図1の4、6は圧電素子であり、図1で垂直方向の電圧を印加すると、伸張するように分極されている(図1ではコモン電極が真中にあるので分極方向は逆になる)。
【0019】
3、5、8は積層された圧電素子4、6の表面につけられた電極群である。
【0020】
電極群3、8は空間位相が振動体に発生させようとしている振動の波長λに対して、順に3/8λ、1/8λ、3/8λ、1/8λ・・・のように分割されていて、電極3と8では空間的な位相が180度ずれている。すなわち3/8λパターンの真下には1/8λパターン、1/8λパターンの真下には3/8λパターンが来るように配置されている。
【0021】
また電極5は圧電素子全面をおおう電極である。スルーホール7−1〜7−5は図中の上層の電極3と下層の電極8を垂直に接続していて、中層の電極5に対しては絶縁されている。
【0022】
下層の電極群は順に各々が90°の位相差を持った四相の駆動信号(以下相と呼ぶ)に接続されていて、圧電素子4、6及び弾性体1に進行波を励振する。
【0023】
スルーホール7、6は中層の電極を下層の電極面の表面に導く役割を果たし、電極群8の各電極に対して絶縁された端子を形成している。この端子は、接地又は、各駆動相のコモン端子側に接続される。
【0024】
以下に本第1の実施の形態の効果を説明する。
【0025】
図3は本第1の実施の形態の構成の電極の2波長分の空間分布である。ここで電極が存在する場所は1、ない場所は0としている。ただし同時刻に伸縮方向が逆になる部位があるため、これを±で示した。部分は進行波を用いたモータであるが進行波は90°位相のずれた二相の定在波成分(A相、B相と呼ぶ)に分解できるため、これらの相に寄与する成分に分けて示した。
【0026】
なお、図4は従来の波長の1/2で電極を構成したパターンを二枚積層した場合、図5は従来の波長の1/4で電極を構成したパターンを二枚積層した場合の同様の図である。そのままでは見にくいのでたて軸、横軸をAB相で少しずらして表示している。
【0027】
円環状の振動子の場合、本第1の実施の形態のパターン、λ/2パターン、λ/4パターンはそれぞれ図8、図9、及び図10のようになる。ただし簡便のため一周一波長とし、各図中では共通電極、絶縁層、スルーホール等は省略してある。
【0028】
ここで、駆動モードの空間角周波数をw、位置xでの電極分布をp(x)とすると、圧電素子の発生する力のうち駆動モード成分F(w)は式1で表される式に比例する。
【0029】
【式1】
【0030】
また、n倍の高調波成分も同様にして式2で表される式に比例する。
【0031】
【式2】
【0032】
これは電極の空間分布のフーリエ変換すなわち空間周波数を求めることに他ならない。
【0033】
図6に図3から図5の各電極パターンの空間周波数をしめす。また、図7に各電極パターンに存在する高調波駆動成分の主駆動成分比を示す。電極分布は奇関数なので奇数次のみ示す。
【0034】
本第1の実施の形態のパターンによれば、従来の代表的なパターンと比較して駆動に寄与しない高調波成分が約1/1.8となるため、効率が大幅に改善される。また高調波成分は異常振動の原因となりやすいが、本第1の実施の形態のパターンによれば不要振動を抑制できるため、雑音の発生が少なく、寿命を延ばすことができる。
【0035】
なお、本第1の実施の形態は共通電極をもつ構成で示したが、圧電素子に所定の方向の電圧がかかるようになっていればよいので共通電極をなくしたフローティング構成とすることも可能である。
【0036】
(第2の実施の形態)
図11に本発明に係る第2の実施の形態の一構成を示す。
【0037】
一枚あたりでは簡便のため一周一波長の場合を示しているが、上記した第1の実施の形態と同様にして、λ/8、3λ/8のパターンを繰り返して一周が整数波長になるようであればよい。なお、絶縁層、スルーホール、共通電極等は図11中では省略している。また、図11では円環で示してあるが、直線上に配置された振動子に対しても同様のことが言える。
【0038】
このパターンは、上記した図8のパターンを基本の組としてn組積層したものである。上記した第1の実施の形態と比較してより大きな力を発生させることができる。
【0039】
なお、図11中パターン1とパターン2が交互に積層してある。ただし本第2の実施の形態はこれに限定されるものでなく、任意の順番で積層することも可能である。
【0040】
例えば、パターン1をn枚連続して積層し、その下にパターン2をn枚連続して積層することも可能である。また、枚数が多い場合、パターン1とパターン2の数が完全に一致している必要はなくほぼ同数であれば良い。さらに、積層間に駆動相に接続されない振動検出用の電極パターンを設けたり、絶縁層を設けたりすることも可能である。
【0041】
(第3の実施の形態)
図12に本発明に係る第3の実施の形態を示す。図3は一相分を示したものである。実際にはこれと空間的に1/4波長ずれた位置に別の駆動相を設けるが、図示の相と同等の構成のためここでは省略している。また、本第3の実施の形態の説明と関係ないので上記した図1で図示した振動子も省略している。
【0042】
図12で圧電素子16、18は図中、垂直方向に電圧が印加されたときに伸縮するように分極されており、駆動波長の1/8、3/8、1/8、3/8・・・の順に分極方向が変えられている。
【0043】
圧電素子16、18では空間的な位相が180度ずれている。すなわち、3/8λパターンの真下には1/8λパターン、1/8λパターンの真下には3/8λパターンが来るように配置されている。
【0044】
なお、コモン電極が中央にある構成なので上下で分極方向が逆になる。15、17、19は電極であり圧電素子16、18の表面に一様につけられている。電極15と19はスルーホールなどで接続されており同じ電圧がかかるようになっている。また、電極17はスルーホールなどを介して接地されている。
【0045】
このパターンでも駆動に寄与しない空間的な高調波成分の発生が少ないので上記した第1の実施の形態と同様にして効率が大幅に改善される。また、高調波成分は異常振動の原因となりやすいが、本第3の実施の形態のパターンによれば不要振動を抑制できるため、雑音の発生が少なく、寿命を延ばすことができる。
【0046】
また、この分極パターンの組を上記した第2の実施の形態と同様にして複数枚積層して使うことも可能である。
【0047】
(第4の実施の形態)
上記した第3の実施の形態では2つの駆動相が空間的に偏ってしまうため、発生する進行波にムラが生じる場合がある。図13に示す第4の実施の形態では電極を分散させてそれを防いでいる。
【0048】
図13で22、24は圧電素子であり駆動波長の1/2おきに分極方向が変えられている。また、22と23では空間位相が1/8波長だけずれている。21、23、25は電極である。電極21は圧電素子22の分極パターンに対して1/4と3/4に分割するようにつけられている。また、電極25も同様に分極パターンに対して1/4、3/4に分割するようにつけられているが電極21の1/4の電極と同じ空間位相の部分には3/4の部分、電極21の1/4の部分には3/4の電極がくるように配置されている。これら空間位相が同じ位置にある電極はスルーホールなどを介して電気的に接続されている。また、電極23は圧電素子22、24の表面に一様につけられていてスルーホール等を介して設置されている。時間的に90°位相のずれた駆動信号は電極25に接続されていて、二相の信号が交互に電極に接続される。
【0049】
本第4の実施の形態においても、上記した第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。また、前述したように駆動相が均一に配置できるので、進行波むらの発生を抑えることができる。
【0050】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば、振動型アクチュエータの駆動効率を大幅に改善することができる。また、不要振動を抑制できるため、雑音の発生が少なく、寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態における振動型アクチュエータの一部断面図。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態における振動型アクチュエータの一部断面図。
【図3】本発明に係るアクチュエータの電極の空間分布を示す図。
【図4】従来の1/2波長パターンのアクチュエータの電極の空間分布を示す図。
【図5】従来の1/4波長パターンのアクチュエータの電極の空間分布を示す図。
【図6】本発明と従来のパターンのアクチュエータの電極の空間周波数を示す図。
【図7】本発明と従来のパターンのアクチュエータの高調波成分を示す図。
【図8】図3の空間分布をもつパターンの一例。
【図9】図4の空間分布をもつパターンの一例。
【図10】図5の空間分布をもつパターンの一例。
【図11】本発明に係る第2の実施の形態を示す図。
【図12】本発明に係る第3の実施の形態を示す図。
【図13】本発明に係る第4の実施の形態を示す図。
【図14】従来例の振動型アクチュエータを示す図。
【図15】従来例の振動型アクチュエータを示す図。
【符号の説明】
1・・・振動子
2・・・絶縁層
3、5、8、14、15、17、19、21、23、25・・・電極
4、6、13、16、18・・・圧電素子
7・・・スルーホール
9、10、11、12、20、26、27・・・駆動信号
Claims (10)
- 互いに90°の位相差を持つ二相又は四相の電気的な振動を動力に変換する電気機械振動変換子を用いて弾性体よりなる振動子に進行波を発生させることによって駆動する振動型アクチュエータにおいて、各相の電極の空間的な配置を、電極の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする振動型アクチュエータ。
- 前記電気機械振動変換子はm×n枚積層した構成とし、m枚の組の各相の電極の空間的な配置を、電極の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
- 前記電気機械変換子の組をm=2として第一の層を順に駆動波長の3/8、1/8、3/8、1/8…に電極で分割し、順に第一相の電圧、第二相の電圧、第一相の逆相電圧、第二相の逆相電圧を印加し、また第一の層と同じ空間位相にて第二の層を順に駆動波長の1/8、3/8、1/8、3/8…に電極で分割して、順に第一相の電圧、第二相の電圧、第一相の逆相電圧、第二相の逆相電圧を印加し、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする請求項2に記載の振動型アクチュエータ。
- 各層間をスルーホールで結線し、共通電極側はスルーホールを絶縁したことを特徴とする請求項2又は3に記載の振動型アクチュエータ。
- 互いに90°の位相差を持つ二相の電気的な振動を動力に変換する圧電素子を用いて弾性体よりなる振動子に進行波を発生させることによって駆動する振動型アクチュエータにおいて、前記圧電素子の分極分布の空間的な配置を、分極分布の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする振動型アクチュエータ。
- 前記圧電素子はm×n枚積層した構成とし、m枚の組の各相の分極分布の空間的な配置を、分極分布の空間周波数の駆動モード成分とその高調波成分との比がほぼ最大となるように配置したことを特徴とする請求項5に記載の振動型アクチュエータ。
- 請求項6において、前記圧電素子の組をm=2として第一の層を順に駆動波長の3/8、1/8、3/8、1/8…に分極の方向を変えて、駆動相の電圧を印加し、また第一の層と同じ空間位相にて第二の層を順に駆動波長の1/8、3/8、1/8、3/8…に分極方向を変えて、第一層と同じ電圧を印加する、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする振動型アクチュエータ。
- 圧電素子の組をm=2として第一の層を順に駆動波長の1/2おきに分極の方向を変えて、分極パターンに対して1/4と3/4に分割された電極をつけ、それぞれ互いに90の位相差の電圧を印加し、また第一の層と同じ分極分布を持つ第2層を空間的に駆動波長の1/8だけずらし配置し電極は第一層の1/8波長と同じ位相の場所に3/8波長の長さの電極を、第一層の3/8波長と同じ位相の場所に1/8波長の長さの電極を配置して、第一層と同じ空間位相にある第二相の電極に第一層と同じ電圧を印加し、この二枚の組を一つ、又は複数組積層したことを特徴とする請求項6に記載の振動型アクチュエータ。
- 各層間をスルーホールで結線し、共通電極側はスルーホールを絶縁したことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の振動型アクチュエータ。
- 前記圧電素子が円環状に形成されていることを特徴とする請求項1から9に記載の振動型アクチュエータ。
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2002
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