JP2004186969A - 制御局装置、基地局装置、通信端末装置及び報告値補正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハンドオーバ制御部103は、受信電力信号に基づいて各通信端末装置についてハンドオーバを行うかどうかを判定し、判定結果を示す信号をCQI生成方法選択部104に出力する。CQI生成方法選択部104は、所定の情報を入力し、各通信端末装置、各基地局装置についてCQI生成方法(CQIを補正するか否か)を管理し、各通信端末装置、各基地局装置に対してCQI生成方法を示す信号を通知する。また、CQI生成方法選択部104は、ハンドオーバ状態である通信端末装置及び当該通信端末装置の次に通信相手となる基地局装置に対して、ハンドオーバ後におけるCQI生成方法信号を通知する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、下り高速パケット伝送を行う無線通信システムに用いられる制御局装置、基地局装置、通信端末装置及び報告値補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信の分野では、高速大容量な下りチャネルを複数の通信端末装置が共有し、基地局装置から通信端末装置にパケットを伝送する下り高速パケット伝送方式が開発されている。下り高速パケット伝送方式では、伝送効率を高めるために、スケジューリング技術及び適応変調技術が用いられている。
【0003】
スケジューリング技術とは、基地局装置がタイムスロット毎に下り高速パケットの送信先となる通信端末装置(以下、「送信先装置」という)を設定し、送信先装置に送信するパケットを割り当てる技術である。また、適応変調技術とは、パケット送信する通信端末装置の伝搬路の状態に応じて適応的にMCS(Modulation and Coding Scheme)選択すなわち変調方式、符号化率及びコード多重数の決定を行う技術である。
【0004】
また、高速パケット伝送を行う無線通信システムでは、データの受信性能の向上を図るためにARQ(Automatic Repeat Request)、特に、H−ARQ(Hybrid−Automatic Repeat Request)が用いられている。ARQとは、受信側装置で誤りが検出されたデータ単位(フレーム)を送信側装置が再送信する処理を自動的に行う技術であり、H−ARQは、送信側装置が再送時に特定のビットのみを選択して受信側装置に送信し、受信側装置において再送信号と既受信信号とを合成する技術である。
【0005】
以下、高速パケット伝送を行う無線通信システムの基地局装置及び通信端末装置の動作について概説する。
【0006】
基地局装置は、各通信端末装置から送信された下り回線の受信品質の報告値に基づいて、最も回線品質が良い通信端末装置を送信先装置として、各タイムスロットにその送信先装置へのパケットを割り当てる。そして、基地局装置は、スケジューリング結果を示す情報、スケジューリングおよびMCS選択により定めた方式で誤り訂正符号化及び変調されたパケットを送信先装置に送信する。なお、送信先端末の選択方法として、当該端末装置に対する送信データ量、平均スループットなどを考慮する方法もある。
【0007】
各通信端末装置は、受信したスケジューリング結果を示す情報に基づいて、自局宛のパケットが割り当てられたタイムスロットにおいて復調を行い、CRC検出等を行って、パケットデータを正しく復調できた場合にはこれを示すACK信号を、パケットデータを正しく復調できなかった場合にはこれを示すNACK信号を基地局装置に送信する。
【0008】
基地局装置は、ACK信号を受信すると新規データを送信し、NACK信号を受信するとARQ手順に従いデータを再送信する。
【0009】
このように、下り高速パケット伝送方式は、セクタ内に存在する全ての通信端末装置で1つのチャネルを共有して効率的にパケットを伝送するので、コードリソースおよびパワリソースを有効活用することができる。
【0010】
従来の下り高速パケット伝送を行う無線通信システムでは、通信端末装置が、共通制御チャネル等のCIR(Carrier to Interference Ratio)や受信電力に基づき、下り高速パケット伝送を行うチャネルについて所要品質(例えば、ブロックエラーレートが10−1以下)を達成可能な伝送レートを選択し、選択結果を示す報告値を基地局装置に送信している。
【0011】
ただし、CIRは、必ずしも変調方式の復調特性を反映しておらず、特に、16QAM等の符号間距離が小さい多値変調方式の場合、復調特性が遅延プロファイルの特性によっても大きく影響される。具体的には、CIRが等しい場合であっても遅延プロファイルに現れるパス数が多いほど、あるいは、遅延広がり(delay spread)が大きいほど一般的に復調特性が劣化し、受信性能(例えば、BLER(Block Error Rate))が劣化してしまう。また、伝搬遅延が大きくなるほどパス数が多くなり、遅延広がりが大きくなる傾向にあり、同様に受信性能が劣化してしまう。また、フェージング変動速度が速いほど同様に受信性能が劣化してしまう。
【0012】
そこで、下り回線の受信品質に基づいて生成した報告値を、伝搬環境を考慮して補正し、MCS選択を行うことが考えられる。伝搬環境を考慮した報告値の補正方法として、以下の2つが挙げられる。
【0013】
(1)通信端末装置が、下り回線のパス数や遅延広がり等を測定し、その伝搬環境下において所定の受信性能(例えば、BLER=0.1)を達成可能なように報告値を生成し、基地局装置に報告する。基地局装置は、通信端末装置から報告される報告値に基づいてMCS選択を行う。すなわち、通信端末装置が、伝搬環境を考慮して報告値を補正する。なお、通信端末装置は、下り回線のパス数や遅延広がり等を測定し、さらに自らの復調性能を考慮してもよい。
【0014】
(2)通信端末装置が、下り回線のパス数や遅延広がりを考慮せず静特性環境下において所定の受信性能を達成可能なように報告値を生成し、基地局装置に報告する。基地局装置は、上り回線のパス数や遅延広がり等を測定し、通信端末装置から報告される報告値を、測定結果に基づいて補正してMCS選択を行う。すなわち、基地局装置が、伝搬環境を考慮して報告値を補正する。
【0015】
従来のシステムでは、(1)あるいは(2)のどちらか一方の方法を固定的に適用することが考えられていた。
【0016】
【非特許文献1】
”3GPP TS 25.214 V5.1.0(2002−06)”
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、(2)の方法の場合は、下りと上りの伝搬環境がマルチパス数やフェージング変動速度などにおいて同等であると仮定する(間接的に下りの伝搬環境を知る)ことになるため、通信端末装置が下りの伝搬環境を直接測定して報告値を補正する(1)の方法の方が、より正確に伝搬環境を反映したMCS選択を行うことができる。
【0018】
一方、(1)の方法では、通信端末装置に伝搬環境の考慮機能を持たせるので、通信端末装置の小型化、消費電力の低減という要求に反することになる。
【0019】
従って、(1)、(2)の方法は、それぞれ一長一短であり、報告値を補正する装置を固定とすると、通信端末装置の能力差や機能拡張に柔軟に対応できなくなってしまうという問題がある。
【0020】
また、伝搬環境を示す指標を測定する機能を持つ基地局装置とその機能を持たない基地局装置が混在するシステムでは、ハンドオーバ等で基地局装置および通信端末装置の機能分担を変更するなどの柔軟な対応が必要となる。
【0021】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、報告値を補正する装置を適応的に可変制御することができ、適切なMCS選択を行うことができる制御局装置、基地局装置、通信端末装置及び報告値補正方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の制御局装置は、通信端末装置が下り回線の受信品質を示す報告値を生成して基地局装置に報告し、前記基地局装置が前記報告値を参照してデータ送信先の通信端末装置を決定し、前記報告値を参照して変調方式、符号化率及びコード多重数を設定して前記データ送信先の通信端末装置に送信する無線通信システムに用いられる制御局装置であって、所定の判断基準に従って、前記報告値を補正する装置を選択する選択手段と、この選択手段にて選択された内容を示す信号を前記基地局装置及び前記通信端末装置に通知する送信手段を具備する構成を採る。
【0023】
本発明の制御局装置における判断基準は、(1)基地局装置、通信端末装置の能力、(2)通信端末装置、基地局装置の処理負荷、(3)サービスの種類、(4)ネットワーク制御方針のいずれか少なくとも1つである構成を採る。
【0024】
これらの構成により、制御局装置において、所定の判断基準に基づいて、基地局装置あるいは通信端末装置のどちらが報告値を補正するのか、あるいは、いずれの装置も補正しないのかを決定することができるので、報告値を補正する装置を適応的に可変制御することができ、適切なMCS選択を行うことができる。
【0025】
本発明の制御局装置における選択手段は、所定の判断基準に従って、再送回数に基づく補正値を算出する装置を決定し、前記送信手段は、前記選択手段にて決定された内容を示す信号を基地局装置及び通信端末装置に通知する構成を採る。
【0026】
この構成により、制御局装置において、所定の判断基準に基づいて、基地局装置あるいは通信端末装置のどちらがアウターループ制御を行うのか、あるいは、いずれの装置も制御しないのかを決定することができるので、アウターループ制御を行う装置を適応的に可変制御することができ、適切なMCS選択を行うことができる。
【0027】
本発明の基地局装置は、通信端末装置から送信された下り回線の受信品質を示す報告値を受信する受信手段と、上り回線の伝搬環境を示す指標を測定する測定手段と、上記制御局装置から報告値の補正を指示された場合、前記伝搬環境を示す指標に基づいて前記報告値を補正する報告値補正手段と、前記報告値補正手段から出力された報告値に基づいてデータ送信先の通信端末装置を決定する送信先決定手段と、前記報告値補正手段から出力された報告値に基づいて変調方式、符号化率及びコード多重数を設定するMCS選択手段と、設定された変調方式、符号化率及びコード多重数で前記データ送信先の通信端末装置にデータを送信する送信手段を具備する構成を採る。
【0028】
この構成により、制御局装置から報告値を補正することを指示された場合のみ、伝搬環境を示す指標を測定して報告値を補正することができるので、適切なMCS選択を行うことができる。
【0029】
本発明の基地局装置は、上記制御局装置からから再送回数に基づく補正値の算出を指示された場合、補正値を算出する補正値算出手段を具備し、前記報告値補正手段は、前記補正値に基づいて前記報告値をさらに補正する構成を採る。
【0030】
この構成により、制御局装置から伝搬環境を示す指標を測定することを指示された場合のみアウターループ制御を行い、さらに報告値を補正することができるので、適切なMCS選択を行うことができる。
【0031】
本発明の通信端末装置は、下り回線の伝搬環境を示す指標を測定する測定手段と、下り回線の受信品質を示す報告値を生成する報告値生成手段と、前記報告値を基地局装置に送信する送信手段を具備し、前記報告値生成手段は、上記制御局装置から報告値の補正を指示された場合、前記伝搬環境を示す指標に基づいて前記生成した報告値を補正する構成を採る。
【0032】
この構成により、制御局装置から報告値を補正することを指示された場合のみ、伝搬環境を示す指標を測定して報告値を補正することができ、基地局装置において適切なMCS選択を行うことができる。
【0033】
本発明の通信端末装置は、上記制御局装置から再送回数に基づく補正値の算出を指示された場合、補正値を算出する補正値算出手段を具備し、前記報告値生成手段は、前記報告値を前記補正値にて補正する構成を採る。
【0034】
この構成により、制御局装置からアウターループ制御を行うことを指示された場合のみ、アウターループ制御を行い、さらに報告値を補正することができるので、基地局装置において適切なMCS選択を行うことができる。
【0035】
本発明の報告値補正方法は、通信端末装置が下り回線の受信品質を示す報告値を生成して基地局装置に報告し、前記基地局装置が前記報告値を参照してデータ送信先の通信端末装置を決定し、前記報告値を参照して変調方式、符号化率及びコード多重数を設定して前記データ送信先の通信端末装置に送信する無線通信システムに用いられる報告値補正方法であって、制御局装置が所定の判断基準に従って前記報告値を補正する装置を選択し、基地局装置あるいは通信端末装置が、前記制御局装置の決定に従って伝搬環境を示す指標を測定し、下り回線の受信品質を示す報告値を測定結果に基づいて補正する方法をとる。
【0036】
本発明の報告値補正方法は、制御局装置が、基地局装置にて報告値を補正することを決定した場合、前記通信端末装置は、静特性環境下において所定の受信性能を達成可能なように報告値を生成して基地局装置に報告し、前記基地局装置は、伝搬環境を示す指標を測定し、その測定結果に基づく伝搬環境下において前記通信端末装置が所定品質を得られるように前記報告値を補正する方法をとる。
【0037】
本発明の報告値補正方法は、制御局装置が、通信端末装置にて報告値を補正することを決定した場合、前記通信端末装置は、静特性環境下において所定の受信性能を達成可能なように報告値を生成し、伝搬環境を示す指標を測定し、その測定結果に基づく伝搬環境下において前記通信端末装置が所定品質を得られるように前記報告値を補正する方法をとる。
【0038】
これらの方法により、制御局装置において、所定の判断基準に基づいて、基地局装置あるいは通信端末装置のどちらが報告値を補正するのか、あるいは、いずれの装置も補正しないのかを決定することができるので、報告値を補正する装置を適応的に可変制御することができ、適切なMCS選択を行うことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、制御局装置において、(1)基地局装置、通信端末装置の能力、(2)通信端末装置、基地局装置の処理負荷、(3)サービスの種類、(4)ネットワーク制御方針等、所定の判断基準に基づいて、基地局装置あるいは通信端末装置のどちらが報告値を補正するのか、あるいは、いずれの装置も補正しないのかを決定することである。
【0040】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、下り高速パケット伝送方式の例として、HSDPA(HighSpeed Downlink Packet Access)を用いることとする。HSDPAでは、HS−PDSCH(High Speed − Physical Downlink Shared Channel)、HS−SCCH(Shared Control Channel of HS−PDSCH)、A−DPCH(Associated Dedicated Physical Channel for HS−PDSCH)等の複数のチャネルが用いられる。
【0041】
HS−PDSCHは、パケットの伝送に使用される下り方向の共有チャネルでる。HS−SCCHは、下り方向の共有チャネルであり、リソース割り当てに関する情報(TFRI:Transport−format and Resource related Information)、H−ARQ制御に関する情報等が伝送される。
【0042】
A−DPCHは、上り方向及び下り方向の個別付随チャネルであり、そのチャネル構成やハンドオーバ制御等はDPCHと変わらない。A−DPCHでは、パイロット信号、TPCコマンド等が伝送される。上り方向では、ACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)信号を伝送するためのHS−DPCCHがA−DPCHに多重される。
【0043】
なお、CQI信号は、CIRに基づいて推定した下り回線状態において所要品質を達成可能なMCSの組み合わせを通信端末装置から基地局装置に報告する信号であり、通信端末装置と基地局装置は、図1に示すような、CQI信号(CQI value)と、トランスポートブロックサイズ(TB size)、パケットデータのマルチコード数(Number of HS−PDSCH)及び変調方式(Modulation)、送信電力のオフセット等の組み合わせとを対応づけたCQIテーブルを共有している。通信端末装置は、所要品質を達成可能なMCSをCQIテーブルから選択し報告する。基地局装置は、CQI信号に基づいてMCS選択を行う。この場合、符号化率の変更は、誤り訂正符号化後の冗長ビットのパンクチャ率を変更することによって実行される。
【0044】
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1のシステム構成図である。なお、本実施の形態では、伝搬環境を示す指標としてパス数を用いる。
【0045】
図2において、制御局(RNC)100は、複数の基地局装置(NodeB)200と有線接続し、各基地局装置200は、複数の通信端末装置(UE)300と無線通信を行う。なお、以下の説明では、制御局装置100が2つの基地局装置200と有線接続し、各基地局装置200が3つの通信端末装置300と無線通信を行う場合を想定する。
【0046】
次に、制御局装置100の構成について図3のブロック図を用いて説明する。
【0047】
受信信号処理部101は、接続する基地局装置の数だけ用意され、通信端末装置300から送信され、基地局装置200にて復号された信号を入力し、この信号をネットワーク網で伝送するに適した状態に処理し、分離部102に出力する。
【0048】
分離部102は、接続する基地局装置の数だけ用意され、受信信号処理部101の出力信号からデータと制御信号を分離する。データは、ネットワーク網に出力される。分離部102にてデータと分離された制御信号の中には、通信端末装置300が測定した周辺基地局装置の共通制御チャネルの受信電力を示す信号(以下、「受信電力信号」という)等が含まれる。
【0049】
ハンドオーバ制御部103は、受信電力信号に基づいて各通信端末装置についてハンドオーバを行うかどうかを判定し、判定結果を示す信号をCQI生成方法選択部104に出力する。
【0050】
CQI生成方法選択部104は、所定の情報を入力し、各通信端末装置、各基地局装置についてCQI生成方法(CQIを補正するか否か)を管理し、各通信端末装置、各基地局装置に対してCQI生成方法を示す信号(以下、「CQI生成方法信号」という)を通知する。また、CQI生成方法選択部104は、ハンドオーバ状態である通信端末装置及び当該通信端末装置の次に通信相手となる基地局装置に対して、ハンドオーバ後におけるCQI生成方法信号を通知する。なお、CQI生成方法選択部104の管理方法の詳細については後述する。
【0051】
多重部(MUX)105は、接続する基地局装置の数だけ用意され、ネットワーク網からの入力信号にCQI生成方法信号を多重して、送信信号処理部106に出力する。送信信号処理部106は、接続する基地局装置の数だけ用意され、多重部105の出力信号を基地局装置で伝送するに適した状態に処理し、多重部107に出力する。
【0052】
多重部107は、接続する基地局装置の数だけ用意され、送信信号処理部106の出力信号にパケット伝送用制御信号及びHS−SCCHのA−DPCHに対する送信電力のオフセット値を示すオフセット信号等を多重して基地局装置200に出力する。
【0053】
次に、基地局装置200の構成について図4のブロック図を用いて説明する。基地局装置200は、各端末装置に送信するための個別データ、パケットデータ、パケット伝送用制御信号、オフセット信号及びCQI生成方法信号を制御局装置100から入力する。また、基地局装置200は、接続中の通信端末装置から無線送信された信号を受信する。
【0054】
共用器(DUP)202は、アンテナ201に受信された信号を受信RF部203に出力する。また、共用器202は、送信RF部266から出力された信号をアンテナ201から無線送信する。
【0055】
受信RF部203は、共用器202から出力された無線周波数の受信信号をベースバンドのディジタル信号に変換し、復調部204に出力する。
【0056】
復調部204は、無線通信を行う通信端末装置の数だけ用意され、受信ベースバンド信号に対して逆拡散、RAKE合成、誤り訂正復号等の復調処理を行い、分離部205に出力する。また、復調部204は、逆拡散の際に作成する遅延プロファイルに現れ、RAKE合成に用いるために選択された上り回線のパスの数を計数し、上り回線のパス数を示す信号(以下、「上りパス数情報信号」という)をスケジューラ251に出力する。なお、パスの選択方法として以下のものが一般に知られている。(1)遅延プロファイルにおいて最大レベルのものから順にレベルが所定の窓幅内に入るタイミングをパスとして選択する。(2)遅延プロファイルにおいて最大レベルのタイミングの前後の所定の窓幅内に入り、かつ所定のレベル以上のタイミングをパスとして選択する。(3)遅延プロファイルにおいて所定のレベル以上のものを除いた平均値を雑音レベルとし、雑音レベルと所定の値との加算値より大きいレベルのタイミングをパスとして選択する。
【0057】
分離部205は、復調部204の出力信号をデータと制御信号とに分離する。分離部205にて分離された制御信号には、DL(Down Link)用TPCコマンド、CQI信号、ACK/NACK信号、受信電力信号等が含まれる。CQI信号及びACK/NACK信号はスケジューラ251に出力され、DL用TPCコマンドは送信電力制御部258に出力され、データ及び受信電力信号は制御局装置100に出力される。
【0058】
SIR測定部206は、無線通信を行う通信端末装置の数だけ用意され、復調の過程で測定される希望波レベル及び干渉波レベルによって上り回線の受信SIRを測定し、SIRを示す信号をTPCコマンド生成部207に出力する。
【0059】
TPCコマンド生成部207は、無線通信を行う通信端末装置の数だけ用意され、上り回線の受信SIRと目標SIRとの大小関係により、上り回線の送信電力の増減を指示するUL(Up Link)用TPCコマンドを生成する。
【0060】
スケジューラ251は、各通信端末装置からのCQI信号及びパケット伝送用制御信号等に基づいてパケットを送信する通信端末装置(以下、「送信先装置」という)を決定し、送信先装置を示す情報をバッファ(Queue)252に出力する。その際、スケジューラ251は、ACK信号を入力した場合には新しいデータを送信するように、NACK信号を入力した場合には前回送信したデータを再送するようにバッファ252に指示する。また、スケジューラ251は、送信先装置のCQI信号等に基づいてMCS選択を行い、変調部253に変調方式、符号化率等を指示する。また、スケジューラ251は、パケットデータの送信電力を決定する際に参照となる信号を送信電力制御部254に出力する。なお、本発明においてはパケットデータの送信電力制御方法に制限はなく、パケットデータの送信電力制御を行わなくとも良い。また、スケジューラ251は、HS−SCCHによって送信先装置に送信する信号(以下、「HS−SCCH用信号」という)を増幅部261に出力する。HS−SCCH用信号には、パケットデータを送信するタイミング、パケットデータの符号化率及び変調方式等を示す情報(TFRI)が含まれる。なお、スケジューラ251の内部構成の詳細については後述する。
【0061】
バッファ252は、スケジューラ251に指示された送信先装置に対するパケットデータを変調部253に出力する。
【0062】
変調部253は、スケジューラ251の指示に従ってパケットデータに対して誤り訂正符号化、変調及び拡散を行って増幅部255に出力する。
【0063】
送信電力制御部254は、増幅部255の増幅量を制御することにより、変調部253の出力信号の送信電力を制御する。増幅部255の出力信号は、HS−PDSCHで送信される信号であって、多重部265に出力される。
【0064】
多重部256は、無線通信を行う通信端末装置の数だけ用意され、各通信端末装置に送信する個別データ(制御信号も含む)にパイロット信号及びUL用TPCコマンドを多重して変調部257に出力する。
【0065】
変調部257は、無線通信を行う通信端末装置の数だけ用意され、多重部256の出力信号に対して誤り訂正符号化、変調及び拡散を行って増幅部259に出力する。
【0066】
送信電力制御部258は、無線通信を行う通信端末装置の数だけ用意され、DL用TPCコマンドに従って増幅部259の増幅量を制御することにより、変調部257の出力信号の送信電力を制御する。また、送信電力制御部258は、送信電力値を示す信号を送信電力制御部260に出力する。増幅部259にて増幅された信号は、DPCH(A−DPCHを含む)で送信される信号であって、多重部265に出力される。
【0067】
送信電力制御部260は、送信電力制御部258の送信電力値にオフセットをつけた値で増幅部261の増幅量を制御することにより、スケジューラ251から出力されたHS−SCCH用信号の送信電力を制御する。増幅部261にて増幅された信号は、HS−SCCHで送信される信号であって、多重部265に出力される。なお、送信電力制御部260は、再送状態等によりオフセット値を補正してもよい。
【0068】
変調部262は、共通制御データに対して誤り訂正符号化、変調及び拡散を行って増幅部264に出力する。送信電力制御部263は、増幅部264の増幅量を制御することにより、変調部262の出力信号の送信電力を制御する。増幅部264の出力信号は、CPICH等で送信される信号であって、多重部265に出力される。
【0069】
多重部265は、増幅部255、増幅部259、増幅部261及び増幅部264の各出力信号を多重し、送信RF部266に出力する。
【0070】
送信RF部266は、多重部265から出力されたベースバンドのディジタル信号を無線周波数の信号に変換して共用器202に出力する。
【0071】
次に、基地局装置200のスケジューラ251の内部構成について、図5のブロック図を用いて説明する。
【0072】
スケジューラ251は、CQI補正部271と、送信先決定部272と、MCS決定部273と、送信電力決定部274と、HS−SCCH用信号生成部275とから主に構成される。
【0073】
CQI補正部271は、CQI生成方法信号が基地局装置にてCQIの補正を行う旨を示すものであれば、上りパス数情報に基づいてCQI信号に対し補正を行う。
【0074】
具体的には、CQI補正部271は、予め設定された閾値とパス数との大小比較(閾値判定)を行い、パス数が閾値以上の場合、マルチパス伝搬路環境の影響が大きいと仮定して、補正対象の通信端末装置からのCQI信号が示す値にオフセットを付け、より低いCQI値とする。
【0075】
例えば、基地局装置100に保持されているCQIテーブルが図1であり、CQI信号が「7」、パス数が閾値以上であった場合、CQI信号「4」に対応するMCS選択を行う。
【0076】
一方、CQI生成方法信号が基地局装置ではCQIの補正を行わない旨を示すものである場合、あるいは、基地局装置にてCQIの補正を行う旨を示すものであって、パス数が閾値未満の場合、補正対象の通信端末装置のCQI信号が示す値のままとする。
【0077】
送信先決定部272は、パケット伝送用制御信号よりパケットを送信する候補となる各通信端末装置を選択し、選択した各通信端末装置からの補正後のCQI信号に基づいて送信先装置を決定する。例えば、CQI信号に基づいて受信品質が最も良い通信端末装置を送信先装置として決定する。そして、送信先決定部272は、送信先装置を示す情報をバッファ252、MCS決定部273、送信電力決定部274及びHS−SCCH用信号生成部275に出力する。また、送信先決定部272は、ACK信号を入力した場合には新しいデータを送信するように、NACK信号を入力した場合には前回送信したデータを再送するようにバッファ252に指示する。
【0078】
MCS決定部273は、送信先装置のMCS選択(変調方式及び符号化率の決定)を行い、変調部253に指示する。
【0079】
送信電力決定部274は、CQI信号、ACK/NACK信号、基地局装置の総送信電力等に基づいて送信先装置のHS−PDSCHの送信電力を決定し、決定した送信電力を示す信号を送信電力制御部254に出力する。
【0080】
HS−SCCH用信号生成部275は、送信先装置に送信するHS−SCCH用信号を生成し、増幅部261に出力する。
【0081】
次に、通信端末装置300の構成について図6のブロック図を用いて説明する。通信端末装置300基地局装置200から個別データ、共通制御データ、パケットデータ、HS−SCCH用信号を受信する。
【0082】
共用器302は、アンテナ301に受信された信号を受信RF部303に出力する。また、共用器302は、送信RF部358から出力された信号をアンテナ301から無線送信する。
【0083】
受信RF部303は、共用器302から出力された無線周波数の受信信号をベースバンドのディジタル信号に変換し、HS−PDSCHの信号をバッファ304に出力し、HS−SCCH用信号を復調部305に出力し、DPCHの信号を復調部308に出力し、共通制御チャネルの信号をCIR(Carrier to Interference Ratio)測定部313にする。
【0084】
バッファ304は、HS−PDSCHの信号を一時的に保存して復調部306に出力する。
【0085】
復調部305は、HS−SCCH用信号に対して逆拡散、RAKE合成、誤り訂正復号等の復調処理を行い、自局宛パケットデータの到来タイミング、当該パケットデータの符号化率及び変調方式等、パケットデータの復調に必要な情報を取得して復調部306に出力する。
【0086】
復調部306は、復調部305にて取得された情報に基づいてバッファに保存されているHS−PDSCHの信号に対して逆拡散、RAKE合成、誤り訂正復号等の復調処理を行い、復調処理によって得られたパケットデータを誤り検出部307に出力する。
【0087】
誤り検出部307は、復調部306から出力されたパケットデータに対して誤り検出を行い、誤りが検出されなかった場合にはACK信号を、誤りが検出されなかった場合にはNACK信号を多重部351に出力する。
【0088】
復調部308は、DPCHの信号に対して逆拡散、RAKE合成、誤り訂正復号等の復調処理を行い、分離部309に出力する。また、復調部308は、逆拡散の際に作成する遅延プロファイルに現れ、RAKE合成に用いるために選択された下り回線のパスの数を計数し、下り回線のパス数を示す信号(以下、「下りパス数情報信号」という)をCQI生成部314に出力する。
【0089】
分離部309は、復調部308の出力信号をデータと制御信号とに分離する。分離部309にて分離された制御信号には、UL用TPCコマンド、CQI生成方法信号等が含まれる。UL用TPCコマンドは送信電力制御部357に出力され、CQI生成方法信号はCQI生成部314に出力される。
【0090】
SIR測定部310は、復調の過程で測定される希望波レベル及び干渉波レベルによって下り回線の受信SIRを測定し、測定した受信SIRをTPCコマンド生成部311に出力する。
【0091】
TPCコマンド生成部311は、SIR測定部310から出力された受信SIRと目標SIRとの大小関係によりDL用TPCコマンドを生成し、多重部354に出力する。
【0092】
CIR測定部313は、基地局装置からの共通制御チャネルの信号を用いてCIRを測定し、測定結果をCQI生成部314に出力する。
【0093】
CQI生成部314は、CIR等に基づいて下り高速パケット伝送を行うチャネルについて所要品質を達成可能な伝送レートを選択し、選択結果を示すCQI信号を生成して多重部351に出力する。その際、CQI生成方法信号が、通信端末装置にてCQIの補正を行う旨を示すものであれば、CIRに基づいてCQI信号を生成し、下りパス数情報に基づいてCQI信号を補正する。
【0094】
具体的には、CQI生成部314は、予め設定された閾値とパス数との大小比較(閾値判定)を行い、パス数が閾値以上の場合、マルチパス伝搬路環境の影響が大きいと仮定して、CIRに基づくCQI値にオフセットを付け、より低いCQI値とする。
【0095】
例えば、基地局装置100に保持されているCQIテーブルが図1であり、CIRに基づくCQI値が「7」、パス数が閾値以上であった場合、CQI値を「4」にする。
【0096】
一方、CQI生成方法信号が通信端末装置ではCQIの補正を行わない旨を示すものである場合、あるいは、通信端末装置にてCQIの補正を行う旨を示すものであって、パス数が閾値未満の場合、CQI生成部314は、CIRに基づくCQI値のままとする。
【0097】
受信電力測定部315は、周辺基地局装置からの共通制御チャネルの受信電力を示す受信電力を測定して、受信電力信号を多重部351に出力する。
【0098】
多重部351は、CQI信号、受信電力信号及びACK/NACK信号を多重して変調部352に出力する。変調部352は、多重部351の出力信号に対して誤り訂正符号化、変調及び拡散を行って多重部356に出力する。
【0099】
変調部353は、基地局装置200に送信するデータに対して誤り訂正符号化、変調及び拡散を行って多重部356に出力する。
【0100】
多重部354は、DL用TPCコマンド、パイロット信号を多重して変調部355に出力する。変調部355は、多重部354の出力信号に対して誤り訂正符号化、変調及び拡散を行って多重部356に出力する。
【0101】
多重部356は、変調部352、変調部353及び変調部355の各出力信号を多重し、送信RF部358に出力する。
【0102】
送信電力制御部357は、UL用TPCコマンドに従って送信RF部358の増幅量を制御することにより、多重部356の出力信号の送信電力を制御する。なお、複数の基地局装置と接続している場合、送信電力制御部357は、全てのUL用TPCコマンドが送信電力の上昇を指示する場合のみ送信電力を上昇させる制御を行う。
【0103】
送信RF部358は、多重部356から出力されたベースバンドのディジタル信号を増幅し、無線周波数の信号に変換して共用器302に出力する。
【0104】
次に、制御局装置100のCQI生成方法選択部104の管理方法について、図7を用いて詳細に説明する。図7に示すように、CQI生成方法選択部104は、基地局情報として、接続する各基地局装置の番号と、パス数を測定する能力を有するか否かを管理し、端末情報として、各基地局装置と通信中の通信端末装置の番号と、パス数を測定する能力を有するか否か、送信データのサービスの種類(QoS:Quality of Service)、通信状態を管理する。なお、図7において、能力の欄の「○」はパス数を測定する能力を有することを示し、「×」はパス数を測定する能力を有しないことを示す。また、送信データのトラヒックの種類としてconversational(図7「C」)、streaming(図7「S」)、interactive(図7「I」)、background(図7「B」)等が挙げられる。これらのトラヒックに応じて送信ビットレート、許容遅延などのQoSパラメータが設定されている。通信状態の欄の「Normal」は通常の1対1の通信を示し、「HO」はハンドオーバ状態を示す。
【0105】
そして、CQI生成方法選択部104は、(1)基地局装置、通信端末装置の処理能力、(2)通信端末装置、基地局装置の処理負荷、(3)サービスの種類、(4)ネットワーク制御方針等、所定の判断基準に基づいて、基地局装置あるいは通信端末装置のどちらがCQIを補正するのか、あるいは、いずれの装置も補正しないのかを決定する。また、CQI生成方法選択部104は、ハンドオーバ状態である通信端末装置及び当該通信端末装置の次に通信相手となる基地局装置に対して、ハンドオーバ後にどちらがCQIを補正するのか、あるいは、いずれの装置も補正しないのかを決定する。
【0106】
図7において、CQI補正の欄、次のCQI補正の欄の「MS」は通信端末装置がCQIを補正することを示し、「BS」は基地局装置がCQIを補正することを示し、「×」はどちらの装置もCQIを補正しないことを示す。
【0107】
例えば、図7において、MS#1のサービスの種類はデータの遅延を許容するものであり、再送が許されるので、CQI生成方法選択部104は、MCS選択の精度をそれほど上げる必要がないとしてCQIを補正しない(CQI補正の欄「×」)ように決定する。また、MS#2はCQIを補正する能力が無く、これと通信中のBS#1はCQIを補正する能力があるので、CQI生成方法選択部104は、基地局装置がCQIを補正する(CQI補正の欄「BS」)ように決定する。また、MS#3はCQIを補正する能力があり、これと通信中のBS#1にもCQIを補正する能力があり、BS#1の処理負荷が大きい(CQI補正の数が閾値以上である)ので、CQI生成方法選択部104は、通信端末装置がCQIを補正する(CQI補正の欄「MS」)ように決定する。
【0108】
また、MS#4はハンドオーバ状態であり、MS#4はCQIを補正する能力があり、次に通信を行うBS#2にはCQIを補正する能力がないので、CQI生成方法選択部104は、ハンドオーバ後には通信端末装置がCQIを補正する(次のCQI補正の欄「MS」)ように決定する。
【0109】
そして、CQI生成方法選択部104は、CQI補正の欄の情報をCQI生成方法信号として出力する。CQI生成方法信号は、多重部105、信号処理部107を介して各基地局装置に通知され、更に、各基地局装置を介して各通信端末装置に通知される。
【0110】
なお、CQI生成方法選択部104に入力される情報として、(1)基地局装置、通信端末装置の能力を示す情報、(2)基地局装置、通信端末装置の処理負荷を示す情報、(3)送信データのサービスの種類、(4)ネットワーク制御方針等が挙げられる。また、管理テーブルを更新するタイミングとしては、(1)通信端末装置の起動時、(2)ハンドオーバ時、(3)サービスの種類の変更時、(4)ネットワーク制御方針の変更時等が挙げられる。
【0111】
このように、本実施の形態では、制御局装置において、所定の判断基準に基づいて、基地局装置あるいは通信端末装置のどちらがCQIを補正するのか、あるいは、いずれの装置も補正しないのかを決定することにより、CQIを補正する装置を適応的に可変制御することができ、適切なMCS選択を行うことができる。
【0112】
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1で説明した伝搬環境を考慮してのCQI値の補正に加えて、ACK/NACKに基づくアウターループ制御によりCQI値を補正するものである。
【0113】
本実施の形態では、図3に示した制御局装置100のCQI生成方法選択部104が、上記図7の管理テーブルの内容に加えて、図8に示すように、基地局情報として、接続する各基地局装置の番号と、アウターループ制御を行う能力を有するか否かを管理し、端末情報として、各基地局装置と通信中の通信端末装置の番号と、アウターループ制御を行う能力を有するか否か、送信データのサービスの種類(QoS)、通信状態を管理する。
【0114】
そして、実施の形態1と同様に、所定の判断基準に基づいて、基地局装置あるいは通信端末装置のどちらがアウターループ制御を行うのか、あるいは、いずれの装置も制御しないのかを決定する。また、CQI生成方法選択部104は、ハンドオーバ状態である通信端末装置及び当該通信端末装置の次に通信相手となる基地局装置に対して、ハンドオーバ後にどちらがアウターループ制御を行うのか、あるいは、いずれの装置も制御しないのかを決定する。
【0115】
そして、CQI生成方法選択部104は、図7に示したパス数測定の欄の情報に加えてアウターループの欄の情報をCQI生成方法信号として出力する。
【0116】
図9は、本実施の形態に係る基地局装置のスケジューラの内部構成を示すブロック図である。なお、図9に示すスケジューラにおいて、図5と共通する構成部分には、図5と同一符号を付して説明を省略する。
【0117】
図9に示すスケジューラは、図5に補正値算出部401を追加した構成を採る。補正値算出部401は、CQI生成方法信号が、アウターループ制御を基地局装置にて行う旨を示すものであれば、ACK/NACK信号に基づいて補正値を算出する。具体的には、補正値算出部401は、NACK信号を連続して受信した回数が大きいほど補正値を大きくする。
【0118】
CQI補正部271は、CQI信号が示す値にパス数情報に基づくオフセットを付け、更に補正値によって、より低いCQI値とする。
【0119】
図10は、本実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すブロック図である。なお、図10に示す通信端末装置において、図6と共通する構成部分には、図6と同一符号を付して説明を省略する。
【0120】
図10に示す通信端末装置は、図6に補正値算出部501を追加した構成を採る。補正値算出部501は、CQI生成方法信号が、アウターループ制御を通信端末装置にて行う旨を示すものであれば、ACK/NACK信号に基づいて補正値を算出する。具体的には、補正値算出部501は、NACK信号を連続して受信した回数が大きいほど補正値を大きくする。
【0121】
CQI生成部314は、CIRに基づくCQI値にオフセットを付け、更に補正値によって、より低いCQI値とする。
【0122】
このように、本実施の形態では、制御局装置において、所定の判断基準に基づいて、基地局装置あるいは通信端末装置のどちらがアウターループ制御を行うのか、あるいは、いずれの装置も制御しないのかを決定することにより、アウターループ制御を行う装置を適応的に可変制御することができ、適切なMCS選択を行うことができる。
【0123】
なお、上記各実施の形態では、伝搬環境を示す指標としてパス数を用いて説明したが、本発明はこれに限られず、パス数の代わりに遅延プロファイルの特性の1つである遅延広がり、伝搬遅延時間を用いても良い。遅延広がりについては、”笹岡秀一編著、移動通信(オーム社)”等に詳細に説明されている。また、本発明では、フェージング変動速度等の他の伝搬路状態に基づいて変調方式等を制御することもできる。
【0124】
また、FDD方式においては上り/下りのリンクのキャリア周波数が異なるため、フェージング変動は独立であるが、平均的な電力遅延プロファイルの相関は高いと予想されるので、FDD方式においても、上り回線のパス数/遅延広がりなどの遅延プロファイルの特性を考慮してMCS選択を行うことができる。
【0125】
また、本発明において、制御局装置が、報告値を補正する装置を示す信号を出力しない場合には、常に、通信端末装置が報告値を補正するような構成としてもよい。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、制御局装置において、所定の判断基準に基づいて、CQIを補正する装置、アウターループ制御を行う装置を適応的に可変制御することができるので、適切なMCS選択を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CQIテーブルの一例を示す図
【図2】本発明の実施の形態1のシステム構成図
【図3】上記実施の形態に係る制御局装置の構成を示すブロック図
【図4】上記実施の形態に係る基地局装置の構成を示すブロック図
【図5】上記実施の形態に係る基地局装置のスケジューラの内部構成を示すブロック図
【図6】上記実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すブロック図
【図7】上記実施の形態に係る制御局装置のCQI生成方法選択部が有する管理テーブルを示す図
【図8】本発明の実施の形態2に係る制御局装置のCQI生成方法選択部が有する管理テーブルを示す図
【図9】上記実施の形態に係る基地局装置のスケジューラの内部構成を示すブロック図
【図10】上記実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
103 ハンドオーバ制御部
104 CQI生成方法選択部
251 スケジューラ
272 送信先決定部
273 MCS決定部
314 CQI生成部
401、501 補正値算出部
Claims (10)
- 通信端末装置が下り回線の受信品質を示す報告値を生成して基地局装置に報告し、前記基地局装置が前記報告値を参照してデータ送信先の通信端末装置を決定し、前記報告値を参照して変調方式、符号化率及びコード多重数を設定して前記データ送信先の通信端末装置に送信する無線通信システムに用いられる制御局装置であって、
所定の判断基準に従って、前記報告値を補正する装置を選択する選択手段と、この選択手段にて選択された内容を示す信号を前記基地局装置及び前記通信端末装置に通知する送信手段を具備することを特徴とする制御局装置。 - 判断基準は、(1)基地局装置、通信端末装置の能力、(2)通信端末装置、基地局装置の処理負荷、(3)サービスの種類、(4)ネットワーク制御方針のいずれか少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の制御局装置。
- 選択手段は、所定の判断基準に従って、再送回数に基づく補正値を算出する装置を決定し、前記送信手段は、前記選択手段にて決定された内容を示す信号を基地局装置及び通信端末装置に通知することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の制御局装置。
- 通信端末装置から送信された下り回線の受信品質を示す報告値を受信する受信手段と、上り回線の伝搬環境を示す指標を測定する測定手段と、請求項1又は請求項2記載の制御局装置から報告値の補正を指示された場合、前記伝搬環境を示す指標に基づいて前記報告値を補正する報告値補正手段と、前記報告値補正手段から出力された報告値に基づいてデータ送信先の通信端末装置を決定する送信先決定手段と、前記報告値補正手段から出力された報告値に基づいて変調方式、符号化率及びコード多重数を設定するMCS選択手段と、設定された変調方式、符号化率及びコード多重数で前記データ送信先の通信端末装置にデータを送信する送信手段を具備することを特徴とする基地局装置。
- 請求項3記載の制御局装置から再送回数に基づく補正値の算出を指示された場合に補正値を算出する補正値算出手段を具備し、前記報告値補正手段は、前記補正値に基づいて前記報告値をさらに補正することを特徴とする請求項4記載の基地局装置。
- 下り回線の伝搬環境を示す指標を測定する測定手段と、下り回線の受信品質を示す報告値を生成する報告値生成手段と、前記報告値を基地局装置に送信する送信手段を具備し、
前記報告値生成手段は、請求項1又は請求項2記載の制御局装置から報告値の補正を指示された場合、前記伝搬環境を示す指標に基づいて前記生成した報告値を補正することを特徴とする通信端末装置。 - 請求項3記載の制御局装置から再送回数に基づく補正値の算出を指示された場合、補正値を算出する補正値算出手段を具備し、前記報告値生成手段は、前記報告値を前記補正値にて補正することを特徴とする請求項6記載の通信端末装置。
- 通信端末装置が下り回線の受信品質を示す報告値を生成して基地局装置に報告し、前記基地局装置が前記報告値を参照してデータ送信先の通信端末装置を決定し、前記報告値を参照して変調方式、符号化率及びコード多重数を設定して前記データ送信先の通信端末装置に送信する無線通信システムに用いられる報告値補正方法であって、
制御局装置が所定の判断基準に従って前記報告値を補正する装置を選択し、基地局装置あるいは通信端末装置が、前記制御局装置の決定に従って伝搬環境を示す指標を測定し、下り回線の受信品質を示す報告値を測定結果に基づいて補正することを特徴とする報告値補正方法。 - 制御局装置が、基地局装置にて報告値を補正することを決定した場合、
前記通信端末装置は、静特性環境下において所定の受信性能を達成可能なように報告値を生成して基地局装置に報告し、
前記基地局装置は、伝搬環境を示す指標を測定し、その測定結果に基づく伝搬環境下において前記通信端末装置が所定品質を得られるように前記報告値を補正することを特徴とする請求項8記載の報告値補正方法。 - 制御局装置が、通信端末装置にて報告値を補正することを決定した場合、
前記通信端末装置は、静特性環境下において所定の受信性能を達成可能なように報告値を生成し、伝搬環境を示す指標を測定し、その測定結果に基づく伝搬環境下において前記通信端末装置が所定品質を得られるように前記報告値を補正することを特徴とする請求項8記載の報告値補正方法。
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