JP2004186912A - 電気機械振動音響変換器及び携帯端末機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気回路部の十分な振幅を確保しつつ薄型化に対応できる電気機械振動音響変換器を提供すること。
【解決手段】ヨーク3とマグネット4とポールピース5を同心軸上に重ねて構成される磁気回路部2と、磁気回路部2を支持するサスペンション6と、ダイヤフラム7と、磁気回路部2の環状の空隙部に挿入されるボイスコイル8とを備える内磁型の電気機械振動音響変換器1において、磁気回路部2の同心軸を貫通し、磁気回路部2をかしめ固定する非磁性のリベット9と、ポールピース5又はヨーク3のいずれか一方の同心軸周りに設けられ、リベット9のかしめ部9aを収容する第1座ぐり孔3aとを備える内磁型の電気機械振動音響変換器1である。
【選択図】 図1
【解決手段】ヨーク3とマグネット4とポールピース5を同心軸上に重ねて構成される磁気回路部2と、磁気回路部2を支持するサスペンション6と、ダイヤフラム7と、磁気回路部2の環状の空隙部に挿入されるボイスコイル8とを備える内磁型の電気機械振動音響変換器1において、磁気回路部2の同心軸を貫通し、磁気回路部2をかしめ固定する非磁性のリベット9と、ポールピース5又はヨーク3のいずれか一方の同心軸周りに設けられ、リベット9のかしめ部9aを収容する第1座ぐり孔3aとを備える内磁型の電気機械振動音響変換器1である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話や小型情報通信端末等の携帯端末機器に搭載され、着信を音響或いは振動によって使用者に知らせる電気機械振動音響変換器に関し、特に、磁気回路部の固定構造に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から磁気回路部をボルトやピンで固定した多機能振動アクチュエータ(特許文献1参照)や、磁気回路の中心穴にボルトやピン等の形状をした中心軸を貫通させた振動アクチュエータ(特許文献2参照)や、第1振動部材とホルダーとヨークをはとめで固定した音響振動発生装置(特許文献3参照)や、磁気回路部と第1振動部材をはとめで固定した音響振動発生装置(特許文献4参照)や、磁気回路と振動体を非磁性の支持柱で固定した音声および低周波振動発生用振動アクチュエータ(特許文献5参照)や、磁気回路と振動体を非磁性の支持柱で固定したペイジャー用振動アクチュエータ(特許文献6参照)が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−307013号公報(第1図、第2図、第5図、第6図)
【特許文献2】
特開2002−239459号公報(第1図〜第3図)
【特許文献3】
US005956622A(FIG.2)
【特許文献4】
US005861686A(FIG.2)
【特許文献5】
特開2000−308849号公報(第1図〜第4図)
【特許文献6】
特開平11−27921号公報(第1図〜第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の多機能振動アクチュエータ(特許文献1)や振動アクチュエータ(特許文献2)や音響振動発生装置(特許文献3)や音響振動発生装置(特許文献4)や低周波振動発生用振動アクチュエータ(特許文献5)やペイジャー用振動アクチュエータ(特許文献6)は、リベットがヨークやポールピースの端面上でかしめられており、かしめ部分の厚み分だけ電気機械振動音響変換器の厚みが増してしまうという問題点がある。一方、電気機械振動音響変換器の厚みを薄くすると、磁気回路部とハウジング端面との隙間が小さくなるため、磁気回路部の十分な振幅を確保できないという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、磁気回路部の十分な振幅を確保しつつ薄型化に対応した電気機械振動音響変換器を提供することである。
【0006】
請求項1記載の発明は、ヨークと板状のマグネットと板状のポールピースを同心軸上に重ねて構成される磁気回路部と、前記磁気回路部を支持するサスペンションと、前記磁気回路部に対向配置されるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに設けられ、前記磁気回路部の環状の空隙部に挿入されるボイスコイルとを備える内磁型の電気機械振動音響変換器において、前記磁気回路部の同心軸を貫通し、前記磁気回路部をかしめ固定する非磁性のリベットと、前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットのかしめ部を収容する第1座ぐり孔と、を備える内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0007】
かしめ部は、ポールピース又はヨークに設けられた第1座ぐり孔に収容される。この第1座ぐり孔の深さは、かしめ部を完全に収容できる程度の深さでもよいし、また、かしめ部の高さより浅くてもよい。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記サスペンションは、前記ダイヤフラムと対向する位置で前記磁気回路部を支持する構造である内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、前記ヨークが、有底筒状に形成され、前記磁気回路部を収容するハウジングの内壁面に対して微小間隙を隔てて位置する張り出し部を備えるものである内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0010】
ヨークの張り出し部は、ハウジングの内壁面に対して微小間隙を隔てて位置しているため、空気制動が起こる。
【0011】
請求項4記載の発明は、ヨークと板状のマグネットと板状のポールピースを同心軸上に重ねて構成される磁気回路部と、前記磁気回路部を支持する上下2枚のサスペンションと、前記磁気回路部に対向配置されるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに設けられ、前記磁気回路部の環状の空隙部に挿入されるボイスコイルとを備える内磁型の電気機械振動音響変換器において、前記磁気回路部の同心軸を貫通し、前記磁気回路部をかしめ固定する非磁性のリベットと、前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットのかしめ部を収容する第1座ぐり孔と、を備える内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の前記ヨーク及び前記ポールピースが前記マグネットの位置決め用の座ぐり部を備えるものであるの内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットの頭部を収容する第2座ぐり孔を有する内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電気機械振動音響変換器を備えた携帯端末機器である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態に係る電気機械振動音響変換器1は、図1に示すように、磁気回路部2と、磁気回路部2を支持するサスペンション6と、磁気回路部2に対向配置されるダイヤフラム7と、磁気回路部2の環状の空隙部G1に挿入されるボイスコイル8とを備える。この電気機械振動音響変換器1は、ボイスコイル8に可聴周波数の信号電流が流れると、ダイヤフラム7が振動して着信音、メロディ、音声などの可聴音を発するようになっている。また、電気機械振動音響変換器1は、ボイスコイル8に周波数120〜160Hzの信号電流が流れると、磁気回路部2とサスペンション6とを含む機械振動系が振動するようになっている。
【0016】
磁気回路部2は、有底円筒状のヨーク3と、円盤状のマグネット4と、円盤状のポールピース5とを同心軸上に重ねて構成される。この磁気回路部2は、中心軸に貫通するリベット9で固定されている。
【0017】
リベット9は、洋白、銅、アルミ、真鍮、タングステン等の非磁性部材で形成されている。このリベット9は、ポールピース側から挿入され、マグネット4とヨーク3を貫通し、端部がヨーク3の外径方向に向かってかしめられている。また、かしめ部9aは、ヨーク3の第1座ぐり孔3aに収容されており、ヨーク3の下端面に対してカバー12方向に突出しないようにかしめられている。
【0018】
ヨーク3は、図1及び図2に示すように、有底円筒状に形成されており、ハウジング10の内壁面に対して微小間隙を隔てて位置するように張り出し部を備えるように形成されている。このヨーク3は、第1座ぐり孔3aと、段部面3bと、サスペンション逃げ部3cと、モールド部の逃げ部3dと、貫通孔3eと、マグネット位置決め用の座ぐり部3iとを有しており、磁性材で形成されている。貫通孔3eは、ヨーク3の中心軸上に形成されており、リベット9が貫通するようになっている。
【0019】
第1座ぐり孔3aは、円柱状の凹部であり、リベット9のかしめ部9aを収容できるようにヨーク3の下端面に設けられている。なお、第1座ぐり孔3aの凹形状は、円柱状に限られるものではない。また、図1ではかしめ部9aが第1座ぐり孔3aに完全に収容されているが、第1座ぐり孔3aの深さは、かしめ部9aを完全に収容するほど深くなくてもよい。従って、第1座ぐり孔3aの深さは、かしめ部9aの高さより浅くてもよい。
【0020】
マグネット4の位置決め用の座ぐり部3iは、ヨーク3に設けられている。この座ぐり部3iの直径は、マグネット4を位置決めできるように、マグネット4の直径とほぼ同径に形成されている。
【0021】
段部面3bは、サスペンション6の円環部をあてがい固定する外端面3gから段下げされて形成されている。この段部面3bは、磁気回路部2の振動の際、ハウジング10の環状段部10aと当接するようになっている。また、この外端面3gからサスペンション6の円環部と嵌合する外径を有するリング状の止め枠3hが立ち上げて設けられている。この止め枠3hには、切欠部3fが120度毎に設けられており、サスペンション6の嵌合部6aと嵌合し、サスペンション6の円周方向のずれを規制するようになっている。
【0022】
サスペンション逃げ部3cは、図3に示すサスペンション6のアーム6bと対向する箇所に、ヨーク3の円周方向に沿って凹形状に形成されている。このサスペンション逃げ部3cは、アーム6bが撓むための空間として機能するようになっている。このため、磁気回路部2の振動の際、ヨーク3は、アーム6bが撓んでも磁気回路部2の振動を妨げないようになっている。
【0023】
モールド部の逃げ部3dは、図1及び図2に示すように、サスペンション逃げ部3cの更に外周側に設けられ、ヨーク3の円周方向に沿ってヨーク外周縁を切り欠いて形成されている。
【0024】
サスペンション6は、図1及び図3に示すように、その突片6dがハウジング10のモールド部10bで固定されており、ダイヤフラム7と対向する位置で磁気回路部2を支持するようになっている。このサスペンション6は、図3に示すように、磁気回路部2を弾性支持するリング状の板バネである。
【0025】
サスペンション6は、嵌合部6aをヨークの切欠部3fに嵌め込むように、円環部6cを止め枠3hの外側に嵌めると、アーム6bの位置がサスペンション逃げ部3cの位置と対応するようになっている。このため、ヨーク3は、その外端面3gと円環部6cを接合することによりサスペンション6に取り付けられている。
【0026】
マグネット4の位置決め用の座ぐり部5aは、ポールピース5に設けられている。この座ぐり部5aの直径は、マグネット4を位置決めできるように、マグネット4の直径とほぼ同径に形成されている。このように、ヨーク3とポールピース5にマグネット4の位置決め用の座ぐり部3a・5aを設けると、マグネット4を位置決めすることができ、マグネット4の径方向のずれを規制することができる。
【0027】
ダイヤフラム7とカバー12は、各々の外周縁でハウジング10に支持固着されている。ダイヤフラム7には、ボイスコイル8が設けられている。ボイスコイル8は、円環状に形成されており、磁気回路部2の環状の空隙部G1に挿入されている。
【0028】
ハウジング10は、磁気回路部2を収容する円環状の筐体である。ハウジングの内面には、環状段部10aが設けられており、この環状段部10aは、磁気回路部2の振動の際、ヨーク3の段部面3bと当接し、磁気回路部2の振動を制限するようになっている。
【0029】
端子金具11は、図4及び図5に示すように、ハウジング10の外側に設けられている。この端子金具11は、ボイスコイル8のリード線と電気的に接合されている。
【0030】
次に、本実施形態に係る電気機械振動音響変換器1のクリアランスG2について詳述する。クリアランスG2は、ヨーク3の外周面をハウジング10の内周面にできるだけ近接させることで形成されている。このため、磁気回路部2が上下に振動する際、ハウジング内の空気は、磁気回路部2の振動に起因した空気圧を微小なクリアランスG2に加えることになる。空気圧が加えられた空気は、微小なクリアランスG2を通りにくくなるため、ハウジング10内の空気の移動量が制限される。移動量が制限された空気は、磁気回路部2の振動の動きを受け止めるダンパとして機能する。
【0031】
これにより、体感振動に必要となる加速度が幅広い周波数帯域で得られる。このため、共振点がその帯域幅から外れ難くなるので、共振点を定め易くなる。
【0032】
電気機械振動音響変換器1は、ダイヤフラム7から音を発生するという音響発生機能も兼備しているため、ダイヤフラム7とハウジング10とカバー12で構成される外枠をすべて気密にしてしまうと、低域音発生の際のダイヤフラム7の振動特性に悪影響を及ぼし、音響特性が劣化してしまう。しかし一方では、電気機械振動音響変換器1内部の空気をダンパとして使うために、空気の流出を制限する必要がある。この二律背反する要素を1つの電気機械振動音響変換器1で実現するために、図4(b)に示すように、ハウジング10の側面に空気入出用の貫通孔13を設けている。これにより、空気の出入りがスムーズに行われて音響特性が良好に保たれる。なお、ハウジング10を気密構造にして、空気入出用の貫通孔をカバー12に設けてもよい。
【0033】
上記構成に基づいて、本実施形態に係る電気機械振動音響変換器1の動作を説明する。ボイスコイル8に印加されると、ボイスコイル8と磁気回路部2の間に電磁力が働いて互いに磁気的吸引と反発を繰り返して振動を始める。この時、電流の周波数がある程度高くて可聴周波数領域であれば、ボイスコイル8を接合してあるダイヤフラム7の振動が大きくなり、その振動で着信音、メロディ音、音声等の可聴音を発生する。
【0034】
一方、サスペンション6の方は固有振動数が低いためほとんど振動しない。電流の周波数が120〜160Hzの比較的低い周波数であると、ダイヤフラム7は振動しなくなるため音が出なくなり、代わりに磁気回路部2を固定したサスペンション6の振動が大きくなる。すると、磁気回路部2とサスペンション6とで構成される機械振動系が振動し、この機械振動系の全体質量により振動エネルギーが大きくなる。このため、発生した振動がハウジング10を介して電気機械振動音響変換器1を搭載した携帯電話器に伝わり、使用者に着信を知らせる。
【0035】
このように、電気機械振動音響変換器1は、発音と振動の2通りの動作を可能にする。
【0036】
本実施形態では、エアダンパタイプの電気機械振動音響変換器1を例に説明したが、本発明に係る電気機械振動音響変換器1は、エアダンパタイプの電気機械振動音響変換器1に限定されるものではなく、クリアランスG2が広い電気機械振動音響変換器であっても良い。
【0037】
また、本実施形態では、サスペンション6が一つのタイプの電気機械振動音響変換器1を例に説明したが、本発明に係る電気機械振動音響変換器1は、サスペンション6が一つのタイプの電気機械振動音響変換器1に限定されるものではなく、ダブルサスペンションタイプの電気機械振動音響変換器であっても良い。この電気機械振動音響変換器の場合、磁気回路部を支持する上下2枚のサスペンションを備える。
【0038】
さらに、本実施形態では、リベット9の頭部9bがポールピース5の上面からわずかに突出しているが、ポールピース5の上面に第2座ぐり孔を設けて、リベット9の頭部9bを収容する構造にしてもよい。ポールピース5に設けた第2座ぐり孔内にリベット9の頭部9bを収容することにより、磁気回路部2の振幅量を維持したまま、本発明に係る電気機械振動音響変換器1の厚みをより一層薄くすることができる。
【0039】
なお、本実施形態では、第1座ぐり孔3aがヨーク3に設けられている場合を例に説明したが、第1座ぐり孔は、ヨーク3に設けられる場合に限定されるものではなく、ポールピース5に設けてもよい。リベット9のかしめ部9aを収容する第1座ぐり孔は、ヨーク3又ポールピース5のいずれに設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、第1座ぐり孔にリベットのかしめ部を収容することができるため、磁気回路部の十分な振幅を確保しつつ薄型化に対応できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器のA−A断面図(図4(a)参照)である。
【図2】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器のヨークを説明する図である。
【図3】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器のサスペンションを説明する図である。
【図4】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器の概略を説明する図である。
【図5】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器のB−B断面図(図4(a)参照)である。
【符号の説明】
1 電気機械振動音響変換器
2 磁気回路部
3 ヨーク
3a 第1座ぐり孔
3b 段部面3b
3c サスペンション逃げ部
3d モールド部の逃げ部
3e 貫通孔
3f 切欠部
3g 外端面
3h 止め枠
3i マグネットの位置決め用の座ぐり部
4 マグネット
5 ポールピース
5a マグネットの位置決め用の座ぐり部
6 サスペンション
6a 嵌合部6a
6b アーム
6c 円環部
6d 突片
7 ダイヤフラム
8 ボイスコイル
9 リベット
9a かしめ部
9b 頭部
10 ハウジング
10a 環状段部
10b モールド部
11 端子金具
12 カバー
13 空気入出用の貫通孔
G1 空隙部
G2 クリアランス
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話や小型情報通信端末等の携帯端末機器に搭載され、着信を音響或いは振動によって使用者に知らせる電気機械振動音響変換器に関し、特に、磁気回路部の固定構造に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から磁気回路部をボルトやピンで固定した多機能振動アクチュエータ(特許文献1参照)や、磁気回路の中心穴にボルトやピン等の形状をした中心軸を貫通させた振動アクチュエータ(特許文献2参照)や、第1振動部材とホルダーとヨークをはとめで固定した音響振動発生装置(特許文献3参照)や、磁気回路部と第1振動部材をはとめで固定した音響振動発生装置(特許文献4参照)や、磁気回路と振動体を非磁性の支持柱で固定した音声および低周波振動発生用振動アクチュエータ(特許文献5参照)や、磁気回路と振動体を非磁性の支持柱で固定したペイジャー用振動アクチュエータ(特許文献6参照)が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−307013号公報(第1図、第2図、第5図、第6図)
【特許文献2】
特開2002−239459号公報(第1図〜第3図)
【特許文献3】
US005956622A(FIG.2)
【特許文献4】
US005861686A(FIG.2)
【特許文献5】
特開2000−308849号公報(第1図〜第4図)
【特許文献6】
特開平11−27921号公報(第1図〜第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の多機能振動アクチュエータ(特許文献1)や振動アクチュエータ(特許文献2)や音響振動発生装置(特許文献3)や音響振動発生装置(特許文献4)や低周波振動発生用振動アクチュエータ(特許文献5)やペイジャー用振動アクチュエータ(特許文献6)は、リベットがヨークやポールピースの端面上でかしめられており、かしめ部分の厚み分だけ電気機械振動音響変換器の厚みが増してしまうという問題点がある。一方、電気機械振動音響変換器の厚みを薄くすると、磁気回路部とハウジング端面との隙間が小さくなるため、磁気回路部の十分な振幅を確保できないという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、磁気回路部の十分な振幅を確保しつつ薄型化に対応した電気機械振動音響変換器を提供することである。
【0006】
請求項1記載の発明は、ヨークと板状のマグネットと板状のポールピースを同心軸上に重ねて構成される磁気回路部と、前記磁気回路部を支持するサスペンションと、前記磁気回路部に対向配置されるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに設けられ、前記磁気回路部の環状の空隙部に挿入されるボイスコイルとを備える内磁型の電気機械振動音響変換器において、前記磁気回路部の同心軸を貫通し、前記磁気回路部をかしめ固定する非磁性のリベットと、前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットのかしめ部を収容する第1座ぐり孔と、を備える内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0007】
かしめ部は、ポールピース又はヨークに設けられた第1座ぐり孔に収容される。この第1座ぐり孔の深さは、かしめ部を完全に収容できる程度の深さでもよいし、また、かしめ部の高さより浅くてもよい。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記サスペンションは、前記ダイヤフラムと対向する位置で前記磁気回路部を支持する構造である内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、前記ヨークが、有底筒状に形成され、前記磁気回路部を収容するハウジングの内壁面に対して微小間隙を隔てて位置する張り出し部を備えるものである内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0010】
ヨークの張り出し部は、ハウジングの内壁面に対して微小間隙を隔てて位置しているため、空気制動が起こる。
【0011】
請求項4記載の発明は、ヨークと板状のマグネットと板状のポールピースを同心軸上に重ねて構成される磁気回路部と、前記磁気回路部を支持する上下2枚のサスペンションと、前記磁気回路部に対向配置されるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに設けられ、前記磁気回路部の環状の空隙部に挿入されるボイスコイルとを備える内磁型の電気機械振動音響変換器において、前記磁気回路部の同心軸を貫通し、前記磁気回路部をかしめ固定する非磁性のリベットと、前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットのかしめ部を収容する第1座ぐり孔と、を備える内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の前記ヨーク及び前記ポールピースが前記マグネットの位置決め用の座ぐり部を備えるものであるの内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットの頭部を収容する第2座ぐり孔を有する内磁型の電気機械振動音響変換器である。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電気機械振動音響変換器を備えた携帯端末機器である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態に係る電気機械振動音響変換器1は、図1に示すように、磁気回路部2と、磁気回路部2を支持するサスペンション6と、磁気回路部2に対向配置されるダイヤフラム7と、磁気回路部2の環状の空隙部G1に挿入されるボイスコイル8とを備える。この電気機械振動音響変換器1は、ボイスコイル8に可聴周波数の信号電流が流れると、ダイヤフラム7が振動して着信音、メロディ、音声などの可聴音を発するようになっている。また、電気機械振動音響変換器1は、ボイスコイル8に周波数120〜160Hzの信号電流が流れると、磁気回路部2とサスペンション6とを含む機械振動系が振動するようになっている。
【0016】
磁気回路部2は、有底円筒状のヨーク3と、円盤状のマグネット4と、円盤状のポールピース5とを同心軸上に重ねて構成される。この磁気回路部2は、中心軸に貫通するリベット9で固定されている。
【0017】
リベット9は、洋白、銅、アルミ、真鍮、タングステン等の非磁性部材で形成されている。このリベット9は、ポールピース側から挿入され、マグネット4とヨーク3を貫通し、端部がヨーク3の外径方向に向かってかしめられている。また、かしめ部9aは、ヨーク3の第1座ぐり孔3aに収容されており、ヨーク3の下端面に対してカバー12方向に突出しないようにかしめられている。
【0018】
ヨーク3は、図1及び図2に示すように、有底円筒状に形成されており、ハウジング10の内壁面に対して微小間隙を隔てて位置するように張り出し部を備えるように形成されている。このヨーク3は、第1座ぐり孔3aと、段部面3bと、サスペンション逃げ部3cと、モールド部の逃げ部3dと、貫通孔3eと、マグネット位置決め用の座ぐり部3iとを有しており、磁性材で形成されている。貫通孔3eは、ヨーク3の中心軸上に形成されており、リベット9が貫通するようになっている。
【0019】
第1座ぐり孔3aは、円柱状の凹部であり、リベット9のかしめ部9aを収容できるようにヨーク3の下端面に設けられている。なお、第1座ぐり孔3aの凹形状は、円柱状に限られるものではない。また、図1ではかしめ部9aが第1座ぐり孔3aに完全に収容されているが、第1座ぐり孔3aの深さは、かしめ部9aを完全に収容するほど深くなくてもよい。従って、第1座ぐり孔3aの深さは、かしめ部9aの高さより浅くてもよい。
【0020】
マグネット4の位置決め用の座ぐり部3iは、ヨーク3に設けられている。この座ぐり部3iの直径は、マグネット4を位置決めできるように、マグネット4の直径とほぼ同径に形成されている。
【0021】
段部面3bは、サスペンション6の円環部をあてがい固定する外端面3gから段下げされて形成されている。この段部面3bは、磁気回路部2の振動の際、ハウジング10の環状段部10aと当接するようになっている。また、この外端面3gからサスペンション6の円環部と嵌合する外径を有するリング状の止め枠3hが立ち上げて設けられている。この止め枠3hには、切欠部3fが120度毎に設けられており、サスペンション6の嵌合部6aと嵌合し、サスペンション6の円周方向のずれを規制するようになっている。
【0022】
サスペンション逃げ部3cは、図3に示すサスペンション6のアーム6bと対向する箇所に、ヨーク3の円周方向に沿って凹形状に形成されている。このサスペンション逃げ部3cは、アーム6bが撓むための空間として機能するようになっている。このため、磁気回路部2の振動の際、ヨーク3は、アーム6bが撓んでも磁気回路部2の振動を妨げないようになっている。
【0023】
モールド部の逃げ部3dは、図1及び図2に示すように、サスペンション逃げ部3cの更に外周側に設けられ、ヨーク3の円周方向に沿ってヨーク外周縁を切り欠いて形成されている。
【0024】
サスペンション6は、図1及び図3に示すように、その突片6dがハウジング10のモールド部10bで固定されており、ダイヤフラム7と対向する位置で磁気回路部2を支持するようになっている。このサスペンション6は、図3に示すように、磁気回路部2を弾性支持するリング状の板バネである。
【0025】
サスペンション6は、嵌合部6aをヨークの切欠部3fに嵌め込むように、円環部6cを止め枠3hの外側に嵌めると、アーム6bの位置がサスペンション逃げ部3cの位置と対応するようになっている。このため、ヨーク3は、その外端面3gと円環部6cを接合することによりサスペンション6に取り付けられている。
【0026】
マグネット4の位置決め用の座ぐり部5aは、ポールピース5に設けられている。この座ぐり部5aの直径は、マグネット4を位置決めできるように、マグネット4の直径とほぼ同径に形成されている。このように、ヨーク3とポールピース5にマグネット4の位置決め用の座ぐり部3a・5aを設けると、マグネット4を位置決めすることができ、マグネット4の径方向のずれを規制することができる。
【0027】
ダイヤフラム7とカバー12は、各々の外周縁でハウジング10に支持固着されている。ダイヤフラム7には、ボイスコイル8が設けられている。ボイスコイル8は、円環状に形成されており、磁気回路部2の環状の空隙部G1に挿入されている。
【0028】
ハウジング10は、磁気回路部2を収容する円環状の筐体である。ハウジングの内面には、環状段部10aが設けられており、この環状段部10aは、磁気回路部2の振動の際、ヨーク3の段部面3bと当接し、磁気回路部2の振動を制限するようになっている。
【0029】
端子金具11は、図4及び図5に示すように、ハウジング10の外側に設けられている。この端子金具11は、ボイスコイル8のリード線と電気的に接合されている。
【0030】
次に、本実施形態に係る電気機械振動音響変換器1のクリアランスG2について詳述する。クリアランスG2は、ヨーク3の外周面をハウジング10の内周面にできるだけ近接させることで形成されている。このため、磁気回路部2が上下に振動する際、ハウジング内の空気は、磁気回路部2の振動に起因した空気圧を微小なクリアランスG2に加えることになる。空気圧が加えられた空気は、微小なクリアランスG2を通りにくくなるため、ハウジング10内の空気の移動量が制限される。移動量が制限された空気は、磁気回路部2の振動の動きを受け止めるダンパとして機能する。
【0031】
これにより、体感振動に必要となる加速度が幅広い周波数帯域で得られる。このため、共振点がその帯域幅から外れ難くなるので、共振点を定め易くなる。
【0032】
電気機械振動音響変換器1は、ダイヤフラム7から音を発生するという音響発生機能も兼備しているため、ダイヤフラム7とハウジング10とカバー12で構成される外枠をすべて気密にしてしまうと、低域音発生の際のダイヤフラム7の振動特性に悪影響を及ぼし、音響特性が劣化してしまう。しかし一方では、電気機械振動音響変換器1内部の空気をダンパとして使うために、空気の流出を制限する必要がある。この二律背反する要素を1つの電気機械振動音響変換器1で実現するために、図4(b)に示すように、ハウジング10の側面に空気入出用の貫通孔13を設けている。これにより、空気の出入りがスムーズに行われて音響特性が良好に保たれる。なお、ハウジング10を気密構造にして、空気入出用の貫通孔をカバー12に設けてもよい。
【0033】
上記構成に基づいて、本実施形態に係る電気機械振動音響変換器1の動作を説明する。ボイスコイル8に印加されると、ボイスコイル8と磁気回路部2の間に電磁力が働いて互いに磁気的吸引と反発を繰り返して振動を始める。この時、電流の周波数がある程度高くて可聴周波数領域であれば、ボイスコイル8を接合してあるダイヤフラム7の振動が大きくなり、その振動で着信音、メロディ音、音声等の可聴音を発生する。
【0034】
一方、サスペンション6の方は固有振動数が低いためほとんど振動しない。電流の周波数が120〜160Hzの比較的低い周波数であると、ダイヤフラム7は振動しなくなるため音が出なくなり、代わりに磁気回路部2を固定したサスペンション6の振動が大きくなる。すると、磁気回路部2とサスペンション6とで構成される機械振動系が振動し、この機械振動系の全体質量により振動エネルギーが大きくなる。このため、発生した振動がハウジング10を介して電気機械振動音響変換器1を搭載した携帯電話器に伝わり、使用者に着信を知らせる。
【0035】
このように、電気機械振動音響変換器1は、発音と振動の2通りの動作を可能にする。
【0036】
本実施形態では、エアダンパタイプの電気機械振動音響変換器1を例に説明したが、本発明に係る電気機械振動音響変換器1は、エアダンパタイプの電気機械振動音響変換器1に限定されるものではなく、クリアランスG2が広い電気機械振動音響変換器であっても良い。
【0037】
また、本実施形態では、サスペンション6が一つのタイプの電気機械振動音響変換器1を例に説明したが、本発明に係る電気機械振動音響変換器1は、サスペンション6が一つのタイプの電気機械振動音響変換器1に限定されるものではなく、ダブルサスペンションタイプの電気機械振動音響変換器であっても良い。この電気機械振動音響変換器の場合、磁気回路部を支持する上下2枚のサスペンションを備える。
【0038】
さらに、本実施形態では、リベット9の頭部9bがポールピース5の上面からわずかに突出しているが、ポールピース5の上面に第2座ぐり孔を設けて、リベット9の頭部9bを収容する構造にしてもよい。ポールピース5に設けた第2座ぐり孔内にリベット9の頭部9bを収容することにより、磁気回路部2の振幅量を維持したまま、本発明に係る電気機械振動音響変換器1の厚みをより一層薄くすることができる。
【0039】
なお、本実施形態では、第1座ぐり孔3aがヨーク3に設けられている場合を例に説明したが、第1座ぐり孔は、ヨーク3に設けられる場合に限定されるものではなく、ポールピース5に設けてもよい。リベット9のかしめ部9aを収容する第1座ぐり孔は、ヨーク3又ポールピース5のいずれに設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、第1座ぐり孔にリベットのかしめ部を収容することができるため、磁気回路部の十分な振幅を確保しつつ薄型化に対応できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器のA−A断面図(図4(a)参照)である。
【図2】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器のヨークを説明する図である。
【図3】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器のサスペンションを説明する図である。
【図4】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器の概略を説明する図である。
【図5】本実施形態に係る電気機械振動音響変換器のB−B断面図(図4(a)参照)である。
【符号の説明】
1 電気機械振動音響変換器
2 磁気回路部
3 ヨーク
3a 第1座ぐり孔
3b 段部面3b
3c サスペンション逃げ部
3d モールド部の逃げ部
3e 貫通孔
3f 切欠部
3g 外端面
3h 止め枠
3i マグネットの位置決め用の座ぐり部
4 マグネット
5 ポールピース
5a マグネットの位置決め用の座ぐり部
6 サスペンション
6a 嵌合部6a
6b アーム
6c 円環部
6d 突片
7 ダイヤフラム
8 ボイスコイル
9 リベット
9a かしめ部
9b 頭部
10 ハウジング
10a 環状段部
10b モールド部
11 端子金具
12 カバー
13 空気入出用の貫通孔
G1 空隙部
G2 クリアランス
Claims (7)
- ヨークと板状のマグネットと板状のポールピースを同心軸上に重ねて構成される磁気回路部と、前記磁気回路部を支持するサスペンションと、前記磁気回路部に対向配置されるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに設けられ、前記磁気回路部の環状の空隙部に挿入されるボイスコイルとを備える内磁型の電気機械振動音響変換器において、
前記磁気回路部の同心軸を貫通し、前記磁気回路部をかしめ固定する非磁性のリベットと、
前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットのかしめ部を収容する第1座ぐり孔と、
を備える内磁型の電気機械振動音響変換器。 - 前記サスペンションは、前記ダイヤフラムと対向する位置で前記磁気回路部を支持する構造である請求項1記載の内磁型の電気機械振動音響変換器。
- 前記ヨークは、有底筒状に形成され、前記磁気回路部を収容するハウジングの内壁面に対して微小間隙を隔てて位置する張り出し部を備えるものである請求項2記載の内磁型の電気機械振動音響変換器。
- ヨークと板状のマグネットと板状のポールピースを同心軸上に重ねて構成される磁気回路部と、前記磁気回路部を支持する上下2枚のサスペンションと、前記磁気回路部に対向配置されるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに設けられ、前記磁気回路部の環状の空隙部に挿入されるボイスコイルとを備える内磁型の電気機械振動音響変換器において、
前記磁気回路部の同心軸を貫通し、前記磁気回路部をかしめ固定する非磁性のリベットと、
前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットのかしめ部を収容する第1座ぐり孔と、
を備える内磁型の電気機械振動音響変換器。 - 前記ヨーク及び前記ポールピースは前記マグネットの位置決め用の座ぐり部を備えるものである請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の内磁型の電気機械振動音響変換器。
- 前記ポールピース又は前記ヨークのいずれか一方の前記同心軸周りに設けられ、前記リベットの頭部を収容する第2座ぐり孔を有する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の内磁型の電気機械振動音響変換器。
- 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電気機械振動音響変換器を備えた携帯端末機器。
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