JP2004176494A - タンブラー錠 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピッキング被害が多発していたタンブラー錠を従来のピッキング手口による不正開錠が不可能な構造にして、ピッキングの被害を確実に防止すると同時に、タンプラー錠の信頼性を高めさせる。
【解決手段】ロッキングバーLの端部に0.1〜0.3mm程度の窪み9を設けるなどして、ローターR内に配設された複数のタンブラーT1〜T9の中に、その外周部2に形成された開錠切欠3の開口端3aと開錠切欠3に嵌合するロッキングバーLとの間における施錠時のクリアランスが他のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9より大きいタンブラーT2、T4、T6及びT8を混在させることによって、ローターRにトルクを与えながらロッキングバーLの端部を順次各タンブラーT1〜T9の開錠切欠3に嵌合させるピッキングの手口が通用しないようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】ロッキングバーLの端部に0.1〜0.3mm程度の窪み9を設けるなどして、ローターR内に配設された複数のタンブラーT1〜T9の中に、その外周部2に形成された開錠切欠3の開口端3aと開錠切欠3に嵌合するロッキングバーLとの間における施錠時のクリアランスが他のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9より大きいタンブラーT2、T4、T6及びT8を混在させることによって、ローターRにトルクを与えながらロッキングバーLの端部を順次各タンブラーT1〜T9の開錠切欠3に嵌合させるピッキングの手口が通用しないようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローター内に配設された複数のタンブラーが揃って開錠位置に在る時にロッキングバーによる施錠状態を解除して開錠することが可能となるタンブラー錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のタンブラー錠は、図5に施錠状態の横断面(a)及び縦断面(b)を示し、図6に開錠状態の横断面(a)及び縦断面(b)を示すとおり、鍵穴1から差し込むキーKの側部で図5(a)実線図示の施錠位置から鎖線図示の開錠位置へ押し動かされる複数のタンブラーT1〜T9がキーKの差し込み方向に沿って所定間隔で配設されたローターRと、該ローターRを回転自在に取り付けるステーターSと、タンブラーT1〜T9の少なくとも一つが施錠位置に在る時はコイルバネ4、4の付勢力でステーターSに形成された施錠溝5に嵌合してローターRの回転を阻止し、各タンブラーT1〜T9が揃って開錠位置に在る時にその外周部2に形成された開錠切欠3に嵌合してステーターSの施錠溝5から抜け出すことが可能となるロッキングバーLとを備えている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−188333号公報(第4頁、第1−5図)
【0004】つまり、タンブラー錠は、鍵穴1からローターR内にキーKを差し込むと、そのキーKの側部でローターR内に配設されたタンブラーT1〜T9が揃って施錠位置から開錠位置へ押し動かされて、それら各タンブラーT1〜T9の外周部2に形成された開錠切欠3が、ステーターSの施錠溝5に嵌合してローターRの回転を阻止しているロッキングバーLの端部と対峙する。そして、その状態で、キーKを図6(a)に矢印で示す開錠方向に回すと、ロッキングバーLが、ローターRのトルクで押し上げられて、同図の如く各タンブラーT1〜T9の開錠切欠3に嵌合してステーターSの施錠溝5から抜け出し、ローターRが回転して開錠されるようになっている。
【0005】なお、ローターR内には、各タンブラーT1〜T9を揺動可能に支持する支軸6と、該支軸6で支持された各タンブラーT1〜T9を開錠位置から施錠位置へ戻す方向に付勢するタンブラーバネ7と、該バネ7で付勢された各タンブラーT1〜T9を施錠位置の始端に揃えて衝止させるバックアップピン8とが設けられ、該バックアップピン8に、ロッキングバーLをステーターSの施錠溝5に嵌合させるよう付勢するコイルバネ4、4が取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近は、この種のタンブラー錠がピッキングによって不正開錠される被害が激増して大きな社会問題ともなっている。そのピッキングの主な手口は、鍵穴1からローターR内に二つの工具を同時に差し込み、一方の工具でローターRにトルクを与えながら、他方の工具でローターR内に所定間隔で配設された各タンブラーT1〜T9を鍵穴1に近いものから順次一つずつ図5(a)鎖線図示の開錠位置の方向へ押し動かして、その外周部2に形成された開錠切欠3の位置を探り当て、これにロッキングバーLを嵌合させて行くというものである。
【0007】つまり、従来のタンブラー錠は、ローターRにトルクを与えることにより、ロッキングバーLを押し上げて、その端部をタンブラーの外周部2に押し当てた状態で、該タンブラーを施錠位置から開錠位置の方向へ押し動かせば、その外周部2に形成された開錠切欠3の開口端3aをロッキングバーLの端部が通過する際に生ずる手応えを感知して該ロッキングバーLを開錠切欠3に嵌合させることが可能であるという欠点を有していた。
【0008】この欠点に鑑み、上記特許文献1には、開錠切欠3を開口端3aに浅い段部を有した段付き形状とし、その段部で開口端3aを通過したロッキングバーLの端部を開錠切欠3に嵌合させないようにする発明が開示されている。
【0009】しかしながら、この発明が特許文献1に開示されると、開錠切欠3が、その開口端3aに浅い段部を有する段付き形状であることが公に知られてしまうので、ロッキングバーLの端部が開口切欠3の開口端3aを通過する時の手応えと、その開口端3aに形成された浅い段部の端を通過する時の手応えとを感知すれば不正開錠が可能であることを容易に見破られてしまう。また、手応えを二度感知する場合は、一度だけ感知する場合に比べて多少時間はかかるが、手馴れたピッキング犯であれば、数分以内に開錠することが可能であるものと予想される。
【0010】また、最近は、ピッキングを防止するために、鍵穴1をW形に折れ曲がった形状にして、その鍵穴1にピッキング用工具を差し込んで操作することを困難にする工夫もなされているが、ピッキング犯が鍵穴の形状に合わせてその鍵穴に差し込みやすく操作しやすいピッキング用工具を作り出すことも十分予想されるので、ピッキング被害を確実に防止し得るとは言い得ない。
【0011】そこで本発明は、タンブラー錠のピッキング被害を確実に防止するために、上述の如くローターにトルクを与えて順次各タンブラーの開錠切欠にロッキングバーを嵌合させるというピッキングの手口そのものが通用しないようにすることを技術的課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、鍵穴から差し込むキーの側部で施錠位置から開錠位置へ押し動かされる複数のタンブラーがキーの差し込み方向に沿って所定間隔で配設されたローターと、該ローターを回転自在に取り付けたステーターと、前記タンブラーの少なくとも一つが施錠位置に在る時は前記ステーターに形成された施錠溝に嵌合して前記ローターの回転を阻止し、前記タンブラーが揃って開錠位置に在る時に当該各タンブラーの外周部に形成された開錠切欠に嵌合して前記施錠溝から抜け出すことが可能となるロッキングバーとを備えたタンブラー錠において、前記タンブラーの中に、前記開錠切欠の開口端とその開錠切欠に嵌合するロッキングバーの端部との間における施錠時のクリアランスが他のタンブラーより大きいタンブラーが、一又は二以上混在していることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、鍵穴から差し込んだピッキング用工具で、ローターにトルクを与えてローター内に配設されたタンブラーの外周部にロッキングバーの端部を押し当てながら、該タンブラーを施錠位置から開錠位置へ押し動かしてその外周部に形成された開錠切欠にロッキングバーを嵌合させようとしても、施錠時のクリアランスが他のタンブラーより大きいタンブラーは、クリアランスの小さい他のタンブラーが未だ施錠位置に在る時は、外周部にロッキングバーの端部を押し当てながら開錠位置へ押し動かすことができず、もし、開錠位置へ押し動かしたとしても、他のタンブラーとのクリアランスの差によって開錠切欠にロッキングバーを嵌合させることができないため、押すのを止めれば自動的に施錠位置へ戻ってしまう。
【0014】一方、施錠時のクリアランスが小さい他のタンブラーは、ローターにトルクを与えてロッキングバーの端部を外周部に押し当てながら施錠位置から開錠位置へ押し動かし、その外周部に形成された開錠切欠にロッキングバーの端部を嵌合させることができなくはないが、該ロッキングバーは、施錠位置に在るクリアランスの大きいタンブラーに邪魔されて、クリアランスの小さいタンブラーの開錠切欠に嵌合する深さが浅くなるので、次にそのロッキングバーをクリアランスの大きいタンブラーの外周部に押し当てて該タンブラーを施錠位置から開錠位置へ押し動かそうとした時に、クリアランスの小さいタンブラーの開錠切欠に嵌合させたロッキングバーの端部がその開錠切欠から外れて、該タンブラーが施錠位置に戻るという現象が生じ得る。
【0015】このように、本発明のタンブラー錠は、ローターにトルクを与えて各タンブラーの開錠切欠にロッキングバーを嵌合させるというピッキングの手口が通用しない構造になっているので、本発明が特許文献等に開示されて、その構造を知り得たとしても、ピッキングによって不正開錠することができない。したがって、ピッキングの被害を確実に防止してタンブラー錠の信頼性を著しく高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面によって具体的に説明する。
図1及び図2は、本発明によるタンブラー錠の一例を示す図であって、図1の(a)及び(b)は、そのタンブラー錠の施錠状態を示す横断面図及び縦断面図であり、図2(a)及び(b)は、タンブラー錠の開錠状態を示す横断面図及び縦断面図である。
【0017】また、図3及び図4は、本発明によるタンブラー錠の他の例を示す図であって、図3の(a)及び(b)は、そのタンブラー錠の施錠状態を示す横断面図及び縦断面図であり、図4(a)及び(b)は、タンブラー錠の開錠状態を示す横断面図及び縦断面図である。なお、図5及び図6に示す従来のタンブラー錠と対応する部分には同一符号を付し、従来と共通する構成については詳細説明を省略する。
【0018】図1及び図2に示すタンブラー錠は、ローターR内に配設された複数のタンブラーT1〜T9の中に、外周部2に形成された開錠切欠3の開口端3aとその開錠切欠3に嵌合するロッキングバーLの端部との間における施錠時のクリアランスが他のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9より大きいタンブラーT2、T4、T6及びT8が、混在している。
【0019】なお、本例では、鍵穴1に近い方から数えて奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9は、施錠時のクリアランスが小さく、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8は、そのクリアランスが奇数番目に比べて0.1〜0.3mm程度大きくなっている。
【0020】また、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8についてその施錠時のクリアランスを大きくするために、これら各タンブラーT2、T4、T6及びT8と対峙するロッキングバーLの端部に、夫々深さ0.1〜0.3mm程度の窪み9が設けられている。
【0021】このように構成されたタンブラー錠は、鍵穴1から差し込んだ一方のピッキング用工具でローターRにトルクを与えながら、他方のピッキング用工具で図1の施錠位置にある計9個のタンブラーT1〜T9を鍵穴1に近いものから順次一つずつ開錠位置の方向へ押し動かして、各タンブラーの外周部2に形成された開錠切欠3にロッキングバーLを嵌合させて行くという従来のピッキングの手口で不正開錠することはできない。
【0022】すなわち、図1の施錠状態では、鍵穴1に差し込んだ一方のピッキング用工具で、ローターRにトルクを与えてそのローターR内に配設された各タンブラーT1〜T9の外周部2にロッキングバーLの端部を押し当て、他方のピッキング用工具で、各タンブラーT1〜T9を順次施錠位置から開錠位置へ押し動かしてその外周部2に形成された開錠切欠3にロッキングバーLを嵌合させようとしても、施錠時のクリアランスが小さい奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9が施錠位置に在る時は、それより施錠時のクリアランスが大きい偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8をその外周部2にロッキングバーLの端部を押し当てながら施錠位置から開錠位置へ押し動かすことができないし、もし、開錠位置へ押し動かしたとしてもタンブラーバネ7の付勢力によって自動的に図1の施錠位置に戻ってしまう。
【0023】一方、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8より施錠時のクリアランスが小さい奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9は、ローターRにトルクを与えてロッキングバーLの端部を外周部2に押し当てながら順次施錠位置から開錠位置へ押し動かして、各々の外周部2に形成された開錠切欠3にロッキングバーLの端部を嵌合させることが不可能ではないが、もし、ロッキングバーLの端部を各タンブラーT1、T3、T5、T7及びT9の開錠切欠3に嵌合させ得たとしても、該ロッキングバーLは、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8が施錠位置に在るために、奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9の開錠切欠3に嵌合する深さが0.1〜0.3mm程度と非常に浅くなり、次にそのロッキングバーLを偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8の外周部2に押し当てて、これら各タンブラーを施錠位置から開錠位置へ押し動かそうとした時に、ロッキングバーLの端部が奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9の開錠切欠3から外れて、これらタンブラーがタンブラーバネ7の付勢力によって施錠位置に戻るという現象が生ずることとなる。
【0024】したがって、図1及び図2に示すタンブラー錠は、ローターRにトルクを与えて各タンブラーT1〜T9の開錠切欠3に順次ロッキングバーLを嵌合させて行くという従来のピッキング手口によって不正開錠することができず、実験によれば、ピッキング犯罪に精通した鍵の専門家でも、ピッキングによって1時間以内に開錠することはできなかった。
【0025】特に、クリアランスの小さいタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9と、クリアランスの大きいタンブラーT2、T4、T6及びT8とが交互に設けられていると、ピッキングによる不正開錠が著しく困難であり、更に、例えばロッキングバーLの端部に設ける各窪み9の深さを0.1mmと0.2mm又は0.2mmと0.3mm、あるいは0.1mmと0.3mmの如く互いに異ならせて、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8のクリアランスにも大小の差を設ければ、ピッキングよる不正開錠がより一層困難になるので、ピッキングの被害を確実に防止してタンブラー錠の信頼性を著しく高めることができる。
【0026】また、上記の如く、ロッキングバーLの端部に窪み9を形成することによって、タンブラーT2、T4、T6及びT8の外周部2に形成された開錠切欠3の開口端3aとその開錠切欠3に嵌合するロッキングバーLの端部との間における施錠時のクリアランスを他のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9より大きくすれば、図5及び図6に示す従来のタンブラー錠についても、そのロッキングバーLに同様の窪みを形成する簡単な改造を施すだけで、本発明を適用することができるという利点がある。
【0027】次に、図3及び図4に示すタンブラー錠は、上記の如くロッキングバーLに窪み9を形成する代わりに、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8について、その外周部2に形成される開錠切欠3の開口端3aを奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9のそれよりも0.1〜0.3mm程度ロッキングバーLの端部から遠ざけて配置することによって、施錠時のクリアランスを大きくしたものである。なお、タンブラーT2、T4、T6及びT8のクリアランスは互いに均等する場合に限らず、そのクリアランスに0.1mmあるいは0.2mm程度の差を設けても良い。
【0028】また、実施態様では、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8の全てについてそのクリアランスを他のタンブラーより大きくしたが、これに限らず、そのうちの1個だけクリアランスを大きくする場合であっても良い。
【0029】
【発明の効果】
本発明のタンブラー錠は、従来のピッキング手口が全く通用しない構造になっているので、例えその構造を知り得たとしても、ピッキングによって不正開錠することができない。したがって、ピッキングの被害を確実に防止することができると同時に、これまでピッキング被害が多発していたタンブラー錠の信頼性を回復させるのみならず、その信頼性を著しく高めることができるという大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタンブラー錠の一例を示す開錠状態の断面図
【図2】図1に示すタンブラー錠の施錠状態の断面図
【図3】本発明によるタンブラー錠の他の例を示す開錠状態の断面図
【図4】図3に示すタンブラー錠の施錠状態の断面図
【図5】従来のタンブラー錠の開錠状態を示す断面図
【図6】従来のタンブラー錠の施錠状態を示す断面図
【符号の説明】
1………………鍵穴
R………………ローター
T1〜T9……タンブラー
2………………タンブラーの外周部
3………………タンブラーの開錠切欠
S………………ステーター
5………………施錠溝
L………………ロッキングバー
9………………窪み
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローター内に配設された複数のタンブラーが揃って開錠位置に在る時にロッキングバーによる施錠状態を解除して開錠することが可能となるタンブラー錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のタンブラー錠は、図5に施錠状態の横断面(a)及び縦断面(b)を示し、図6に開錠状態の横断面(a)及び縦断面(b)を示すとおり、鍵穴1から差し込むキーKの側部で図5(a)実線図示の施錠位置から鎖線図示の開錠位置へ押し動かされる複数のタンブラーT1〜T9がキーKの差し込み方向に沿って所定間隔で配設されたローターRと、該ローターRを回転自在に取り付けるステーターSと、タンブラーT1〜T9の少なくとも一つが施錠位置に在る時はコイルバネ4、4の付勢力でステーターSに形成された施錠溝5に嵌合してローターRの回転を阻止し、各タンブラーT1〜T9が揃って開錠位置に在る時にその外周部2に形成された開錠切欠3に嵌合してステーターSの施錠溝5から抜け出すことが可能となるロッキングバーLとを備えている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−188333号公報(第4頁、第1−5図)
【0004】つまり、タンブラー錠は、鍵穴1からローターR内にキーKを差し込むと、そのキーKの側部でローターR内に配設されたタンブラーT1〜T9が揃って施錠位置から開錠位置へ押し動かされて、それら各タンブラーT1〜T9の外周部2に形成された開錠切欠3が、ステーターSの施錠溝5に嵌合してローターRの回転を阻止しているロッキングバーLの端部と対峙する。そして、その状態で、キーKを図6(a)に矢印で示す開錠方向に回すと、ロッキングバーLが、ローターRのトルクで押し上げられて、同図の如く各タンブラーT1〜T9の開錠切欠3に嵌合してステーターSの施錠溝5から抜け出し、ローターRが回転して開錠されるようになっている。
【0005】なお、ローターR内には、各タンブラーT1〜T9を揺動可能に支持する支軸6と、該支軸6で支持された各タンブラーT1〜T9を開錠位置から施錠位置へ戻す方向に付勢するタンブラーバネ7と、該バネ7で付勢された各タンブラーT1〜T9を施錠位置の始端に揃えて衝止させるバックアップピン8とが設けられ、該バックアップピン8に、ロッキングバーLをステーターSの施錠溝5に嵌合させるよう付勢するコイルバネ4、4が取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近は、この種のタンブラー錠がピッキングによって不正開錠される被害が激増して大きな社会問題ともなっている。そのピッキングの主な手口は、鍵穴1からローターR内に二つの工具を同時に差し込み、一方の工具でローターRにトルクを与えながら、他方の工具でローターR内に所定間隔で配設された各タンブラーT1〜T9を鍵穴1に近いものから順次一つずつ図5(a)鎖線図示の開錠位置の方向へ押し動かして、その外周部2に形成された開錠切欠3の位置を探り当て、これにロッキングバーLを嵌合させて行くというものである。
【0007】つまり、従来のタンブラー錠は、ローターRにトルクを与えることにより、ロッキングバーLを押し上げて、その端部をタンブラーの外周部2に押し当てた状態で、該タンブラーを施錠位置から開錠位置の方向へ押し動かせば、その外周部2に形成された開錠切欠3の開口端3aをロッキングバーLの端部が通過する際に生ずる手応えを感知して該ロッキングバーLを開錠切欠3に嵌合させることが可能であるという欠点を有していた。
【0008】この欠点に鑑み、上記特許文献1には、開錠切欠3を開口端3aに浅い段部を有した段付き形状とし、その段部で開口端3aを通過したロッキングバーLの端部を開錠切欠3に嵌合させないようにする発明が開示されている。
【0009】しかしながら、この発明が特許文献1に開示されると、開錠切欠3が、その開口端3aに浅い段部を有する段付き形状であることが公に知られてしまうので、ロッキングバーLの端部が開口切欠3の開口端3aを通過する時の手応えと、その開口端3aに形成された浅い段部の端を通過する時の手応えとを感知すれば不正開錠が可能であることを容易に見破られてしまう。また、手応えを二度感知する場合は、一度だけ感知する場合に比べて多少時間はかかるが、手馴れたピッキング犯であれば、数分以内に開錠することが可能であるものと予想される。
【0010】また、最近は、ピッキングを防止するために、鍵穴1をW形に折れ曲がった形状にして、その鍵穴1にピッキング用工具を差し込んで操作することを困難にする工夫もなされているが、ピッキング犯が鍵穴の形状に合わせてその鍵穴に差し込みやすく操作しやすいピッキング用工具を作り出すことも十分予想されるので、ピッキング被害を確実に防止し得るとは言い得ない。
【0011】そこで本発明は、タンブラー錠のピッキング被害を確実に防止するために、上述の如くローターにトルクを与えて順次各タンブラーの開錠切欠にロッキングバーを嵌合させるというピッキングの手口そのものが通用しないようにすることを技術的課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、鍵穴から差し込むキーの側部で施錠位置から開錠位置へ押し動かされる複数のタンブラーがキーの差し込み方向に沿って所定間隔で配設されたローターと、該ローターを回転自在に取り付けたステーターと、前記タンブラーの少なくとも一つが施錠位置に在る時は前記ステーターに形成された施錠溝に嵌合して前記ローターの回転を阻止し、前記タンブラーが揃って開錠位置に在る時に当該各タンブラーの外周部に形成された開錠切欠に嵌合して前記施錠溝から抜け出すことが可能となるロッキングバーとを備えたタンブラー錠において、前記タンブラーの中に、前記開錠切欠の開口端とその開錠切欠に嵌合するロッキングバーの端部との間における施錠時のクリアランスが他のタンブラーより大きいタンブラーが、一又は二以上混在していることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、鍵穴から差し込んだピッキング用工具で、ローターにトルクを与えてローター内に配設されたタンブラーの外周部にロッキングバーの端部を押し当てながら、該タンブラーを施錠位置から開錠位置へ押し動かしてその外周部に形成された開錠切欠にロッキングバーを嵌合させようとしても、施錠時のクリアランスが他のタンブラーより大きいタンブラーは、クリアランスの小さい他のタンブラーが未だ施錠位置に在る時は、外周部にロッキングバーの端部を押し当てながら開錠位置へ押し動かすことができず、もし、開錠位置へ押し動かしたとしても、他のタンブラーとのクリアランスの差によって開錠切欠にロッキングバーを嵌合させることができないため、押すのを止めれば自動的に施錠位置へ戻ってしまう。
【0014】一方、施錠時のクリアランスが小さい他のタンブラーは、ローターにトルクを与えてロッキングバーの端部を外周部に押し当てながら施錠位置から開錠位置へ押し動かし、その外周部に形成された開錠切欠にロッキングバーの端部を嵌合させることができなくはないが、該ロッキングバーは、施錠位置に在るクリアランスの大きいタンブラーに邪魔されて、クリアランスの小さいタンブラーの開錠切欠に嵌合する深さが浅くなるので、次にそのロッキングバーをクリアランスの大きいタンブラーの外周部に押し当てて該タンブラーを施錠位置から開錠位置へ押し動かそうとした時に、クリアランスの小さいタンブラーの開錠切欠に嵌合させたロッキングバーの端部がその開錠切欠から外れて、該タンブラーが施錠位置に戻るという現象が生じ得る。
【0015】このように、本発明のタンブラー錠は、ローターにトルクを与えて各タンブラーの開錠切欠にロッキングバーを嵌合させるというピッキングの手口が通用しない構造になっているので、本発明が特許文献等に開示されて、その構造を知り得たとしても、ピッキングによって不正開錠することができない。したがって、ピッキングの被害を確実に防止してタンブラー錠の信頼性を著しく高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面によって具体的に説明する。
図1及び図2は、本発明によるタンブラー錠の一例を示す図であって、図1の(a)及び(b)は、そのタンブラー錠の施錠状態を示す横断面図及び縦断面図であり、図2(a)及び(b)は、タンブラー錠の開錠状態を示す横断面図及び縦断面図である。
【0017】また、図3及び図4は、本発明によるタンブラー錠の他の例を示す図であって、図3の(a)及び(b)は、そのタンブラー錠の施錠状態を示す横断面図及び縦断面図であり、図4(a)及び(b)は、タンブラー錠の開錠状態を示す横断面図及び縦断面図である。なお、図5及び図6に示す従来のタンブラー錠と対応する部分には同一符号を付し、従来と共通する構成については詳細説明を省略する。
【0018】図1及び図2に示すタンブラー錠は、ローターR内に配設された複数のタンブラーT1〜T9の中に、外周部2に形成された開錠切欠3の開口端3aとその開錠切欠3に嵌合するロッキングバーLの端部との間における施錠時のクリアランスが他のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9より大きいタンブラーT2、T4、T6及びT8が、混在している。
【0019】なお、本例では、鍵穴1に近い方から数えて奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9は、施錠時のクリアランスが小さく、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8は、そのクリアランスが奇数番目に比べて0.1〜0.3mm程度大きくなっている。
【0020】また、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8についてその施錠時のクリアランスを大きくするために、これら各タンブラーT2、T4、T6及びT8と対峙するロッキングバーLの端部に、夫々深さ0.1〜0.3mm程度の窪み9が設けられている。
【0021】このように構成されたタンブラー錠は、鍵穴1から差し込んだ一方のピッキング用工具でローターRにトルクを与えながら、他方のピッキング用工具で図1の施錠位置にある計9個のタンブラーT1〜T9を鍵穴1に近いものから順次一つずつ開錠位置の方向へ押し動かして、各タンブラーの外周部2に形成された開錠切欠3にロッキングバーLを嵌合させて行くという従来のピッキングの手口で不正開錠することはできない。
【0022】すなわち、図1の施錠状態では、鍵穴1に差し込んだ一方のピッキング用工具で、ローターRにトルクを与えてそのローターR内に配設された各タンブラーT1〜T9の外周部2にロッキングバーLの端部を押し当て、他方のピッキング用工具で、各タンブラーT1〜T9を順次施錠位置から開錠位置へ押し動かしてその外周部2に形成された開錠切欠3にロッキングバーLを嵌合させようとしても、施錠時のクリアランスが小さい奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9が施錠位置に在る時は、それより施錠時のクリアランスが大きい偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8をその外周部2にロッキングバーLの端部を押し当てながら施錠位置から開錠位置へ押し動かすことができないし、もし、開錠位置へ押し動かしたとしてもタンブラーバネ7の付勢力によって自動的に図1の施錠位置に戻ってしまう。
【0023】一方、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8より施錠時のクリアランスが小さい奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9は、ローターRにトルクを与えてロッキングバーLの端部を外周部2に押し当てながら順次施錠位置から開錠位置へ押し動かして、各々の外周部2に形成された開錠切欠3にロッキングバーLの端部を嵌合させることが不可能ではないが、もし、ロッキングバーLの端部を各タンブラーT1、T3、T5、T7及びT9の開錠切欠3に嵌合させ得たとしても、該ロッキングバーLは、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8が施錠位置に在るために、奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9の開錠切欠3に嵌合する深さが0.1〜0.3mm程度と非常に浅くなり、次にそのロッキングバーLを偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8の外周部2に押し当てて、これら各タンブラーを施錠位置から開錠位置へ押し動かそうとした時に、ロッキングバーLの端部が奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9の開錠切欠3から外れて、これらタンブラーがタンブラーバネ7の付勢力によって施錠位置に戻るという現象が生ずることとなる。
【0024】したがって、図1及び図2に示すタンブラー錠は、ローターRにトルクを与えて各タンブラーT1〜T9の開錠切欠3に順次ロッキングバーLを嵌合させて行くという従来のピッキング手口によって不正開錠することができず、実験によれば、ピッキング犯罪に精通した鍵の専門家でも、ピッキングによって1時間以内に開錠することはできなかった。
【0025】特に、クリアランスの小さいタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9と、クリアランスの大きいタンブラーT2、T4、T6及びT8とが交互に設けられていると、ピッキングによる不正開錠が著しく困難であり、更に、例えばロッキングバーLの端部に設ける各窪み9の深さを0.1mmと0.2mm又は0.2mmと0.3mm、あるいは0.1mmと0.3mmの如く互いに異ならせて、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8のクリアランスにも大小の差を設ければ、ピッキングよる不正開錠がより一層困難になるので、ピッキングの被害を確実に防止してタンブラー錠の信頼性を著しく高めることができる。
【0026】また、上記の如く、ロッキングバーLの端部に窪み9を形成することによって、タンブラーT2、T4、T6及びT8の外周部2に形成された開錠切欠3の開口端3aとその開錠切欠3に嵌合するロッキングバーLの端部との間における施錠時のクリアランスを他のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9より大きくすれば、図5及び図6に示す従来のタンブラー錠についても、そのロッキングバーLに同様の窪みを形成する簡単な改造を施すだけで、本発明を適用することができるという利点がある。
【0027】次に、図3及び図4に示すタンブラー錠は、上記の如くロッキングバーLに窪み9を形成する代わりに、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8について、その外周部2に形成される開錠切欠3の開口端3aを奇数番目のタンブラーT1、T3、T5、T7及びT9のそれよりも0.1〜0.3mm程度ロッキングバーLの端部から遠ざけて配置することによって、施錠時のクリアランスを大きくしたものである。なお、タンブラーT2、T4、T6及びT8のクリアランスは互いに均等する場合に限らず、そのクリアランスに0.1mmあるいは0.2mm程度の差を設けても良い。
【0028】また、実施態様では、偶数番目のタンブラーT2、T4、T6及びT8の全てについてそのクリアランスを他のタンブラーより大きくしたが、これに限らず、そのうちの1個だけクリアランスを大きくする場合であっても良い。
【0029】
【発明の効果】
本発明のタンブラー錠は、従来のピッキング手口が全く通用しない構造になっているので、例えその構造を知り得たとしても、ピッキングによって不正開錠することができない。したがって、ピッキングの被害を確実に防止することができると同時に、これまでピッキング被害が多発していたタンブラー錠の信頼性を回復させるのみならず、その信頼性を著しく高めることができるという大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタンブラー錠の一例を示す開錠状態の断面図
【図2】図1に示すタンブラー錠の施錠状態の断面図
【図3】本発明によるタンブラー錠の他の例を示す開錠状態の断面図
【図4】図3に示すタンブラー錠の施錠状態の断面図
【図5】従来のタンブラー錠の開錠状態を示す断面図
【図6】従来のタンブラー錠の施錠状態を示す断面図
【符号の説明】
1………………鍵穴
R………………ローター
T1〜T9……タンブラー
2………………タンブラーの外周部
3………………タンブラーの開錠切欠
S………………ステーター
5………………施錠溝
L………………ロッキングバー
9………………窪み
Claims (4)
- 鍵穴から差し込むキーの側部で施錠位置から開錠位置へ押し動かされる複数のタンブラーがキーの差し込み方向に沿って所定間隔で配設されたローターと、該ローターを回転自在に取り付けたステーターと、前記タンブラーの少なくとも一つが施錠位置に在る時は前記ステーターに形成された施錠溝に嵌合して前記ローターの回転を阻止し、前記タンブラーが揃って開錠位置に在る時に当該各タンブラーの外周部に形成された開錠切欠に嵌合して前記施錠溝から抜け出すことが可能となるロッキングバーとを備えたタンブラー錠において、前記タンブラー(T1〜T9)の中に、前記開錠切欠(3)の開口端(3a)とその開錠切欠(3)に嵌合するロッキングバー(L)の端部との間における施錠時のクリアランスが他のタンブラー(T1、T3、T5、T7、T9)より大きいタンブラー(T2、T4、T6、T8)が、一又は二以上混在していることを特徴とするタンブラー錠。
- 前記ロッキングバー(L)の端部に、一又は二以上のタンブラー(T2、T4、T6、T8)について前記クリアランスを他のタンブラー(T1、T3、T5、T7、T9)より大きくするための窪み(9)が設けられている請求項1記載のタンブラー錠。
- 一又は二以上のタンブラー(T2、T4、T6、T8)について、その外周部(2)に形成される開錠切欠(3)の開口端(3a)を他のタンブラー(T1、T3、T5、T7、T9)より前記ロッキングバー(L)の端部から遠ざけて配置することによって前記クリアランスを大きくした請求項1記載のタンブラー錠。
- 前記クリアランスが他のタンブラー(T1、T3、T5、T7、T9)より大きいタンブラー(T2、T4、T6、T8)が二以上混在すると共に、該二以上のタンブラー(T2、T4、T6、T8)のクリアランスに大小の差が設けられている請求項1、2又は3記載のタンブラー錠。
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JP2002346813A JP2004176494A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | タンブラー錠 |
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Cited By (1)
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CN102767310A (zh) * | 2012-08-06 | 2012-11-07 | 上海杰竹金属制品有限公司 | 锁芯 |
-
2002
- 2002-11-29 JP JP2002346813A patent/JP2004176494A/ja active Pending
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