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JP2004175406A - 容器およびその減容化方法 - Google Patents

容器およびその減容化方法 Download PDF

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JP2004175406A
JP2004175406A JP2002343746A JP2002343746A JP2004175406A JP 2004175406 A JP2004175406 A JP 2004175406A JP 2002343746 A JP2002343746 A JP 2002343746A JP 2002343746 A JP2002343746 A JP 2002343746A JP 2004175406 A JP2004175406 A JP 2004175406A
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重人 西田
Masayuki Yamazaki
雅之 山崎
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Showa Marutsutsu Co Ltd
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Abstract

【課題】容器本体がブロー成形法等によって中空状に成形される容器を、廃棄時はもとより未充填時にも減容化できるようにする。
【解決手段】容器本体10をこれの所定部位に折り畳み案内部が形成されるような金型M1を用いて中空状に成形し、成形された容器本体10を折り畳み案内部に沿って偏平状に折り畳み、折り畳まれた容器本体10の気密を保つことによってその形態を維持する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の液体(粘性体を含む)、粉体等を充填するのに用いられる容器および該容器を充填前に減容化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の容器として、スタンディングパウチ、ガゼットパウチ等のパウチが広く用いられている。これらのパウチは、プラスチックフィルムを貼り合わせて袋状に形成したものであるので、容易に折り畳むことができる。したがって、内容物を充填する前の保管時や輸送時に嵩張らない上、内容物を使用した後の廃棄時にもゴミの減容化を図ることができる。
【0003】
その反面、パウチは、フィルムの貼合せに人体にとってあまり好ましくない接着剤が使用されることがある上、製造工程においてフィルムが外気に晒されるため、特に、内容物が食品や医薬品の場合には、材料選定および工場環境の制約があり、充填前に容器内の滅菌処理が必要であった。また、パウチの場合、材料のフィルム自体が高価であって、コンバーティング費用や製袋費用もかかるため、コスト高になってしまう。
【0004】
一方、この種の容器としては、ブロー成形容器も広く用いられている。特に、飲料用ボトルは、その大半をブロー成形容器が占めている。ブロー成形容器は、通常、金型内に配置したパリソンに空気を吹き込んでこれを膨らませることにより形成されるものであるため、パウチと比べて製造コストが安くつく上、デザイン形状の制約が少ないというメリットがある。
【0005】
しかしながら、ブロー成形容器の場合、接着剤は使用されていないものの、成形後から充填時までに、容器内にその口部を通じて埃や雑菌などが入り込む恐れがあり、食品や医薬品を充填する場合には、やはり容器内の滅菌処理が必要であった。
【0006】
さらに、この種の容器として、真空成形容器も一部採用されており、これは上述したブロー成形容器とほぼ同様の特性を持つものである。
【0007】
ところで、ブロー成形容器については、成形時に容器本体の表面に所要の折り線を形成しておき、廃棄時に、折り線に沿って折り畳むことにより、減容化を可能にしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−247112号公報(特許請求の範囲、図2等)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の折り線付きブロー成形容器の場合、保管時や輸送時は、成形時と同じく中空状のままであるため、非常に嵩張り、物流コストの増大を招くという問題があった。
【0010】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、容器本体がブロー成形法等によって中空状に成形される容器を、廃棄時はもとより未充填時にも減容化できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明による容器の減容化方法は、容器本体が中空状に成形される容器を、充填時まで減容化しておく方法であって、容器本体をこれの所定部位に折り畳み案内部が形成されるような金型を用いて成形することと、成形された容器本体を折り畳み案内部に沿って偏平状に折り畳むことと、折り畳まれた容器本体の気密を保つことによってその形態を維持することとを含んでいる。
【0012】
上記方法によれば、容器本体が中空状に成形される容器を、内容物の充填前において、簡単にかつパウチの場合とほぼ同程度まで減容化することができる。したがって、従来のブロー成形容器や真空成形容器の場合と比べて物流コストを大幅に下げることができる。
【0013】
本発明による容器の減容化方法において、容器本体の折り畳みを、容器本体内の減圧脱気によって行う場合がある。この場合、例えば、容器本体の開口にバキュームノズルを挿入し、このノズルを通じて容器本体内を減圧脱気することによって、容器本体の折り畳みを確実にかつきれいに行うことができる。
【0014】
本発明による容器の減容化方法において、容器本体の折り畳みを、容器本体内の減圧脱気と、減圧脱気と同時またはその後の加熱成形とによって行う場合もある。
【0015】
この場合、前述した減圧脱気のみによる場合と比べて、偏平状に折り畳まれた容器本体の形態を、より安定化することができる。加熱成形は、例えば、60〜80℃程度の条件下で行われる。
【0016】
上記2つの場合において、容器本体の成形を、滅菌された空気を使用したブロー成形法によって行い、成形直後に容器本体内を減圧脱気することがある。
【0017】
この方法によれば、容器本体の内部が成形時から充填時まで全く外気に晒されず、埃や雑菌が侵入する恐れがない。よって、食品や医薬品を充填する場合でも、充填前の滅菌処理が不要となる。
【0018】
なお、容器本体の成形は、上述したブロー成形法の他、真空成形法や圧空成形法等によって行われても勿論よい。
【0019】
また、本発明による容器の減容化方法において、容器本体の折り畳みを、加熱成形によって行う場合もある。
【0020】
上記の場合、加熱成形によって、容器本体を確実に偏平状に折り畳むことができ、また、その形態を安定化させることができる。
【0021】
本発明による容器の減容化方法において、容器本体の気密保持を、流体通路を有しかつ容器本体の開口に固定した口部材に、流体通路を閉鎖し得る閉鎖部材を着脱自在に接続することによって行う場合がある。
【0022】
次に、本発明による容器は、中空状に成形されかつ折り畳み案内部を有する容器本体と、容器本体の開口に設けられる気密保持手段とを備え、容器本体は、折り畳み案内部に沿って偏平状に折り畳まれるとともに、その形態が気密保持手段によって充填時まで維持されるようになっている。
【0023】
本発明の容器によれば、容器本体が充填時まで偏平状に折り畳まれた形態に維持されるので、従来のブロー成形容器や真空成形容器と比べて大幅に減容化することができる。また、容器本体は充填時まで気密が保たれるので、保管時や輸送時に、内部に埃や雑菌が侵入する恐れがなく、衛生的である。折り畳まれた容器本体は、気密が解除されて、内容物が充填されることにより、成形時の中空状の形態にほぼ復元する。そして、容器本体の開口に所要の閉鎖手段が施された上で、市場に流通し、消費者の使用に供される。内容物の使用後に容器を廃棄する場合には、容器本体を折り畳み案内部に沿って折り畳むことにより、減容化することができる。このように、本発明による容器によれば、廃棄時はもとより充填前においても、パウチとほぼ同程度まで減容化することができ、それによって物流コストを抑えることができる。つまり、本発明によれば、パウチとほぼ同等の優れた減容性を兼ね備えた、中空成形容器が得られる。
【0024】
容器本体の厚みは、好ましくは50〜250μm、より好ましくは80〜180μmとなされる。容器本体の厚みが50μmを下回ると、内容物を充填した状態での自立性や形態保持性の確保が困難となる。また、容器本体の厚みが250μmを上回ると、折れ曲がるべき部位の剛性が大きくなりすぎて、折り畳みが困難となり、減容化に支障を来すおそれがある。
【0025】
容器本体は、要求されるバリヤー性や対内容物適正に応じて、適宜の熱可塑性樹脂材料から形成すればよいが、通常、ポリエチレン、ポリプロピレン、エバール(商標)等のエチレンビニルアルコール共重合体、ナイロン、およびアイオノマーよりなる群から選ばれた熱可塑性樹脂よりなる単層または多層構造のものとなされる。容器本体の成形は、通常、ブロー成形法によって行われるが、真空成形法や圧空成形法等によって行われてもよい。
【0026】
折り畳み案内部は、通常、容器本体に形成された複数のスコア線および/またはリブ線よりなる。スコアやリブは、容器本体の成形に用いられる金型の内面に予め所要の凸条、凹溝を形成しておくことにより、容器本体の成形と同時に形成することができる。また、折り畳み案内部は、容器本体の所要部分に形成された蛇腹部であってもよい。このような蛇腹部も、成形と同時に形成することができる。なお、折り畳み案内部は、上記以外のものであっても勿論よい。折り畳み案内部の形成箇所、形状および寸法は、容器本体の剛性や形状等に応じて適宜に決定される。
【0027】
本発明による容器において、気密保持手段が、流体通路を有しかつ容器本体の開口に固定される口部材と、口部材に着脱自在に接続されて流体通路を閉鎖する閉鎖部材とよりなる場合がある。
【0028】
上記の場合、口部材への閉鎖部材の着脱によって流体通路を開閉することができるので、その操作が簡単である。
【0029】
上記において、口部材は、容器本体の折り畳み手段に減圧脱気が含まれている場合には、その前に容器本体の開口に固定されるが、それ以外の場合には、容器本体の折り畳みの前後いずれでも構わない。口部材は、例えば、余熱が残った成形直後の容器本体の開口に挿入することによって、容器本体の開口に固定することができるが、より完全な気密性が要求される場合には、容器本体の開口にヒートシールによって固定するようにしてもよい。
【0030】
閉鎖部材としては、各種のプラグやキャップを挙げることができる。
【0031】
この閉鎖部材は、口部材の流体通路の外端開口を閉鎖するものであってもよいし、口部材に結合されかつ流体通路の内端開口を閉鎖するものであってもよい。
【0032】
前者の場合、容器において一般に採用されているキャップやプラグを閉鎖部材とすればよい。
【0033】
後者の場合、例えば次のような構成を採用することができる。即ち、口部材が、軸方向に貫通した流体通路を有しかつ容器本体に固定される雌部材よりなり、閉鎖部材が、雌部材の内端部に着脱自在に係合して流体通路の内端開口を閉鎖し得るものとなされる。雌部材の流体通路には、閉鎖部材に係合する頭部および頭部に連なる棒状部を有する雄部材を外方から挿抜自在に挿入し得るようになっており、雄部材の棒状部に、その基端から先端部に至る流体通路が形成されるとともに、棒状部の先端部における流体通路の周囲の部分に、流体通路を外部に通じさせる貫通孔が形成されている。そして、雄部材を雌部材の流体通路に挿入することにより、その頭部が閉鎖部材に係合して閉鎖部材が雌部材の内端部から外れ、かつ貫通孔が容器本体内に臨ませられ、一方、雄部材を雌部材の流体通路から引き抜くことにより、雄部材の頭部とともに内方に移動した閉鎖部材が雌部材の内端部に係合して流体通路の内端開口を閉鎖し、かつ雄部材の頭部が閉鎖部材から外れるようになっている。
【0034】
上記の場合、閉鎖部材による口部材(雌部材)の流体通路の開閉が、流体通路への雄部材の挿入または引抜きによって行われるため、容器本体の気密およびその解除を簡単に行い得る。また、例えば、減圧脱気用バキュームノズル、充填用ノズル、および充填後に口部材に接続するスパウトとして、前記雄部材の構成を備えたものを用いれば、容器本体の折り畳み時から充填時、さらには充填後まで口部材(雌部材)を一貫して使用することができ、それによって、各工程の省力化、製造コストの削減、衛生管理の負担軽減等を図ることができる。
【0035】
なお、容器本体の気密保持手段は、上述したものに限定されず、その他の手段を適宜用いることも勿論可能である。例えば、容器本体内からの流体の流出のみを許容する逆止弁を備えた口部材や、雄型コネクタが挿入されている時のみ流体通路を開く自閉弁を備えた口部材を、気密保持手段としてもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1および2には、本発明による容器の減容化方法の1つの実施形態が示されている。この実施形態において、容器本体は、ブロー成形法によって成形される。図1には、容器本体の成形までの工程が示されている。図1(a)は、インジェクションブロー成形の例を示すものであって、パリソン(P1)は、射出成形により成形された有底筒状のものである。図1(b)は、ダイレクトブロー成形の例を示すものであって、パリソン(P2)は、押出機から押し出された筒状のものである。図1(c)は、フィルムインフレーション法によって製造された筒状のフィルムをパリソン(P3)として使用した成形例を示すものである。図1(d)は、複合フィルムの両縁部をヒートシールして筒状にしながらこれをパリソン(P4)として金型に供給する成形例を示すものである。
【0037】
そして、図1(e)に示すように、パリソンを金型(M1)に入れる。なお、図1(e)では、図1(c)または(d)のパリソン(P3)(P4)を使用した場合が示されており、この場合、金型(M1)が閉じられると、パリソン(P3)(P4)の開口部が金型に挟まれてヒートシールされ、袋状に形成される。なお、詳しい図示は省略したが、金型(M1)の内面には、成形すべき容器本体の所定部分にスコア線、リブ線等の折り畳み案内部が形成されるように、所要の凸条、凹溝等が予め形成されている。
【0038】
こうしておいて、図1(f)に示すように、パリソン(P3)(P4)内に、その上端開口から、滅菌された空気を吹き込む。すると、パリソン(P3)(P4)が膨らんで金型(M1)の内面に密着させられる。これにより、折り畳み案内部を有する中空状の容器本体(10)が成形される。
【0039】
図2は、容器本体(10)の成形以降の工程を示すものである。図2(a)に示すように、成形直後の容器本体(10)の開口に、口部材(3)を挿入して、これをヒートシールにより固定する。口部材(3)は、上下方向に貫通した流体通路(図示略)を有している。なお、図2では図示を省略したが、口部材(3)には、その下端開部に着脱自在に係合して流体通路の下端開口を閉鎖し得る閉鎖部材が連結されている。雌部材(3)を容器本体(10)の開口へ挿入する際には、閉鎖部材によって口部材(3)の流体通路を閉鎖しておく。閉鎖部材による口部材(3)の流体通路の開閉は、流体通路への雄部材の挿入または引抜きによって行うことができるようになっている。
【0040】
次に、図2(b)に示すように、容器本体(10)を金型(M1)から取り出して、口部材(3)の流体通路に、前記雄部材の構造を備えたバキュームノズル(B)を挿入する。すると、閉鎖部材が口部材(3)の下端部から外れて流体通路が開き、この流体通路を通じて、容器本体(10)内が減圧脱気される。
【0041】
内部の減圧脱気によって、容器本体(10)は、図2(c)に示すように、折り畳み案内部に沿って偏平状に折り畳まれる。その後、口部材(3)の流体通路からバキュームノズル(B)を引き抜くと、閉鎖部材によって流体通路が閉じられ、容器本体(10)の気密が保持される。
【0042】
さらに、図2(d)に示すように、折り畳まれた容器本体(10)を、60〜80℃の加熱下で、プレス金型(M2)により加熱成形する。
【0043】
こうして、図2(e)に示すように、容器本体(10)が偏平状に折り畳まれた減容形態に維持されている容器が得られる。
【0044】
図3は、本発明による容器の減容化方法のもう1つの実施形態を示すものである。この実施形態において、容器本体の成形までの工程は、図1に示す上記の実施形態と同じであるので、説明を省略する。
【0045】
この実施形態では、ブロー成形後に金型から取り出した容器本体(10)を、図3(a)に示すように、60〜80℃の加熱下で、プレス金型(M2)により加熱成形する。すると、容器本体(10)が折り畳み案内部に沿って偏平状に折り畳まれる。また、これに伴って、容器本体内が脱気される。
【0046】
次に、図3(b)に示すように、折り畳まれた容器本体(10)の開口に、閉鎖部材付き口部材(3)を挿入して、ヒートシールにより固定する。
【0047】
こうして、図3(c)に示すように、容器本体(10)が偏平状に折り畳まれた減容形態に維持されている容器(C)が得られる。
【0048】
図4〜6は、本発明による容器の第1の実施形態を示すものである。この容器(C1)は、ブロー成形法によって中空状に成形されかつ折り畳み案内部(11A)を有する熱可塑性樹脂製容器本体(11)と、容器本体(11)の開口に設けられた気密保持手段(21)とを備えている。気密保持手段(21)は、流体通路(3A)を有しかつ容器本体(21)の開口に固定される口部材(3)と、口部材(3)に着脱自在に接続されて流体通路(3A)を閉鎖する閉鎖部材(4)とよりなる。
【0049】
図4(a)に示すように、容器本体(11)は、横断面略方形の底部(111)と、底部(111)の周縁から立ち上がった筒状胴部(112)と、胴部(112)の上端に連なる略角錐状の肩部(113)と、肩部(113)の上端に連なりかつ上端が開口した横断面円形の首部(114)とよりなる。胴部(112)の4つの側壁の幅中央部には、垂直方向にのびるスコア線(11A)が形成されている。肩部には、その内周縁部から放射状にのびる複数のスコア線(11A)が形成されている。また、図示は省略したが、底部(111)にも、その中心部から放射状にのびる複数のスコア線が形成されている。この容器本体(11)は、インジェクションブロー成形法(図1(a)参照)またはダイレクトブロー成形法(図1(b)参照)によるものであって、ヒートシール部は存在せず、手切れ等の危険性がない。
【0050】
図4(b)は、図2に示す方法によって減容化された状態の容器(C1)を示すものである。容器本体(11)は、折り畳み案内部(11A)に沿って偏平状に折り畳まれ、かつその形態が気密保持手段(21)により維持されている。
【0051】
口部材(3)は、図5に詳しく示すように、軸方向に貫通した流体通路(3A)を有しかつ容器本体(11)の開口に固定される雌部材(3)よりなる。雌部材(3)の上部は、容器本体(11)の首部(114)に嵌め込まれて、ヒートシールにより固定されている。雌部材(3)の外周面の高さ中間部には、環状溝(31)が形成されている。雌部材(3)の下端部には、下方に向かって漸次縮径されたテーパ部(32)を介して、小径部(33)が設けられている。小径部(33)の内周面には、環状内方突出部(34)が形成されている。
【0052】
閉鎖部材(4)は、雌部材(3)の下端部に着脱自在に係合して流体通路(3A)の下端開口を閉鎖し得るプラグ(4)よりなる。プラグ(4)は、雌部材(3)の下端寄り部分に、連結部材(5)を介して一体に形成されている。プラグ(4)は、略有底筒状のものであって、その内周面は下方に向かって漸次縮径されている。連結部材(5)は、プラグ(4)外周面の高さ中央部に連なっている。プラグ(4)の上半部は、雌部材(3)の小径部(33)に嵌め込まれている。プラグ(4)外周面の上端部には、小径部(33)の環状内方突出部(34)と係合する環状外方突出部(41)が形成されている。また、プラグ(4)内周面の上端部には、環状内方突出部(42)が形成されている。
【0053】
上記の雌部材(3)、プラグ(4)および連結部材(5)は、例えば、熱可塑性樹脂を用いた射出成形法により一体に形成される。
【0054】
図4(c)は、容器本体(11)に内容物が充填されて製品形態となされた容器(C1)を示すものである。容器本体(11)は、内容物が充填されることにより、図4(a)に示す成形時の形態にほぼ復元している。雌部材(3)の流体通路(3A)に、スパウト(6)が挿入固定されている。スパウト(6)の上部には、キャップ(7)が着脱自在に装着されている。
【0055】
スパウト(6)は、前述した雄部材の構成を備えたものである。即ち、スパウト(6)は、図6に詳しく示すように、プラグ(4)に係合する頭部(61)と、頭部(61)の上方に連なる棒状部(62)とを備え、雌部材(3)の流体通路(3A)に上方から挿抜自在に挿入されている。雄部材(6)の棒状部(62)に、その上端から下端部に至る流体通路(図示略)が形成されるとともに、棒状部(62)の下端部における流体通路の周囲の部分に、流体通路を外部に通じさせる貫通孔(621)が形成されている。頭部(61)の外周面は、下方に向かって漸次縮径されていて、プラグ(4)の内部に嵌め込まれている。棒状部(62)外周面の長さ中央部に水平環状溝(622)が形成され、該溝(622)に、棒状部(62)と雌部材(3)の流体通路(3A)との間をシールするOリング(63)の一部が嵌め込まれている。棒状部(62)の外周面におけるOリング(63)よりも下方部分には、テーパ部(623)を介して小径部(624)が設けられている。前記貫通孔(621)は、この小径部(624)に周方向に間隔をおいて複数形成されている。小径部(624)における貫通孔(621)よりも下方部分に、プラグ(4)の環状内方突出部(42)と係合する環状凹溝(625)が形成されている。スパウト(6)は、さらに、棒状部(62)の上端に連なりかつ雌部材(3)上面に受けられている大径部(64)と、大径部(64)の上端に連なりかつ雄ネジ(651)を有するキャップ取付部(65)とを備えている。図示は省略したが、スパウト(6)の流体通路は、棒状部(62)の上端から、さらに大径部(64)およびキャップ取付部(65)を上下方向に貫通してスパウト(6)上端に開口しており、ここから内容物が注出されるようになっている。
【0056】
キャップ(7)は、スパウト(6)の雄ネジ(651)付きキャップ取付部(65)にねじ嵌められる縦断面逆U形のスクリューキャップよりなる。
【0057】
ここで、図5および6を参照して、プラグ(4)による雌部材(3)の流体通路(3A)の開閉操作を説明しておく。
【0058】
例えば、図5に示す減容形態から容器本体(11)内に内容物を充填する場合、図6に示すスパウト(6)の頭部(61)および棒状部(62)と同一の構造を先端部に備えた充填ノズルを、雌部材(3)の流体通路(3A)に上方から挿入する。すると、雌部材(3)の下端部に係合していたプラグ(4)にノズルの頭部(61)が嵌り込み、次いで、プラグ(4)が下方に押されて雌部材(3)の下端部から外れる。ノズルを更に挿入すると、棒状部(62)の貫通孔(621)が容器本体(11)内に臨む位置まで下降する。これにより、容器本体(11)内に内容物を充填することができる。
【0059】
充填が完了すると、充填ノズルを引き上げる。すると、プラグ(4)がノズルの頭部(61)とともに上方に移動させられ、それによって雌部材(3)の下端部に係合し、雌部材(3)の流体通路(3A)の下端開口が閉鎖される。さらに、ノズルを引き上げると、その頭部(61)がプラグ(4)から外れる。実際の工程としては、その後、スパウト(6)が雌部材(3)の流体通路(3A)に挿入されて、図6に示す状態となる。
【0060】
また、成形された容器本体(11)内を減圧脱気する場合(図2(b)参照)には、図6に示すスパウト(6)の頭部(61)および棒状部(62)と同一の構造を先端部に備えた減圧脱気用バキュームノズルを雌部材(3)の流体通路(3A)に上方から挿入して、雌部材(3)の流体通路(3A)を開くことができる。そして、減圧脱気後にbキュームノズルを引く抜くことによって、容器(C1)は図5に示す状態となる。
【0061】
図7は、本発明による容器の第2の実施形態を示すものである。図7(a)に示すように、この実施形態では、容器本体(12)が、略楕円形の底部(121)と、底部(121)の周縁から立ち上がりかつ左右両側部分が内方にくびれた胴部(122)と、胴部(122)の上端にほぼ水平な肩部(123)を介して連なる横断面円形の首部(124)とを備えたものとなっている。胴部(122)の前後壁の幅中央部に上下方向にのびるスコア線(12A)が形成されている。胴部(122)の左右各側壁に、これらの両縁に沿ってカーブした2本のスコア線(12A)が形成されている。また、胴部(122)の高さ中央部に環状のスコア線(12A)が形成されている。底部(121)の左右幅中央部にも、前後方向にのびるスコア線(12A)が形成されている。この容器本体(12)は、フィルムインフレーション法による筒状フィルムをパリソンとして使用したブロー成形法(図1(c)参照)によるものである。よって、容器本体(12)には、パリソンの開口部に相当する箇所に、ヒートシール部(125)ができる。しかし、ヒートシール部(125)は、図7に示すように、底部(121)および肩部(123)に形成されているので、手切れ等の危険性はほとんどない。また、この容器本体(12)の場合、フィルムに印刷を施すことができるというメリットがある。
【0062】
図7(b)は、容器本体(12)が偏平状に折り畳まれかつその形態が気密保持手段(21)により維持されている状態の容器(C2)を示すものである。容器本体(12)は、その胴部(122)が、左右側壁のスコア線(12A)に案内されて、前後方向に潰れるように折り畳まれているとともに、胴部(122)における前後壁の垂直スコア線(12A)および水平環状スコア線(12A)ならびに底部(121)のスコア線(12A)に案内されて、前壁側または後壁側に向かって中央部が窪むように折り畳まれている。底部(121)は、胴部(122)の前壁側または後壁側に折り畳まれている。
【0063】
容器本体(12)の開口に固定されるプラグ(4)付き口部材(3)は、図4〜6に示す第1の実施形態のそれらと同じである。
【0064】
図7(c)は、容器本体(12)に内容物が充填されて製品形態となされた容器を示すものである。容器本体(12)は、内容物が充填されることにより、図7(a)に示す成形時の形態にほぼ復元している。スパウト(6)およびキャップ(7)も、図4〜6に示す第1の実施形態のそれらと実質的に同じである。
【0065】
図8は、本発明による容器の第3の実施形態を示すものである。図8(a)に示すように、この実施形態では、容器本体(13)が、横長方形略楕円形の底部(131)と、底部(131)の周縁から立ち上がりかつその上端が閉鎖された胴部(132)とを備えたものとなされている。底部(131)の中央に開口(133)が形成されている。胴部(132)の左右側壁の幅中央部に、上下方向にのびるスコア線(13A)が形成されている。また、図示は省略したが、底部(131)の前後幅中央部にも、左右方向にのびるスコア線が形成されている。この容器本体(13)は、複合フィルムの両縁部をヒートシールして筒状にしたものをパリソンとして使用するブロー成形法(図1(d)参照)によるものである。よって、容器本体(13)の底部(131)と、胴部(132)の前後壁幅中央部および上端部とに、ヒートシール部(134)が形成されているが、これらの部分は容器(C1)の使用時にあまり触れられることがないので、手切れ等の危険性は少ない。また、この容器本体(13)の場合、フィルムに印刷を施すことができ、また、蒸着フィルムを使用できるというメリットがある。
【0066】
図8(b)は、容器本体(13)が偏平状に折り畳まれかつその形態が気密保持手段(21)により維持されている状態の容器(C3)を示すものである。容器本体(13)は、その胴部(132)が、左右側壁のスコア線(13A)に案内されて、前後方向に潰れるように折り畳まれているとともに、底部(131)がその幅中央のスコア線に案内されて前後2つに折り畳まれている。
【0067】
プラグ(4)付き口部材(雌部材)(3)は、図4〜6に示す第1の実施形態のそれらと同じであって、容器本体(13)の開口(133)に固定されている。
【0068】
図8(c)は、内容物が充填された容器本体(13)と、これの雌部材(3)に接続されるスパウト(6A)とを示すものである。容器本体(13)は、内容物が充填されることにより、図8(a)に示す成形時の形態にほぼ復元している。スパウト(6A)は、その下端部において、上方に開口した箱形のホルダ(8)の底壁に結合されている。図示は省略したが、スパウト(6A)の流体通路の下端は、ホルダ(8)の底壁を貫通して下面に開口している。ホルダ(8)には、スパウト(6A)の流体通路の下端開口を塞ぎ得る板状の蓋(9)が、ヒンジにより開閉可能に取り付けられている。スパウト(6A)のその他の形態は、図4〜6に示す第1の実施形態のスパウト(6)と実質的に同じである。
【0069】
図8(d)は、製品形態となされた容器(C3)を示すものである。なお、図示は省略したが、雌部材(3)の流体通路(3A)に、スパウト(6A)が挿入固定されている。容器本体(13)の下端部は、ホルダ(8)内に収容されている。
【0070】
図9は、本発明による容器の第4の実施形態を示すものである。図9(a)に示すように、容器本体(14)は、横長方形の輪郭を有しかつ前後幅中央部において山形に折れ曲がっている底部(141)と、底部(141)の周縁から立ち上がりかつ上方に行くにつれて前後の厚みが次第に小さくなるように左右側壁が三角形をなす胴部(142)と、胴部(142)の上端部中央から上方にのびる横断面円形の首部(143)とを備えたものとなっている。胴部(142)の左右側壁の幅中央部に上下方向にのびる縦スコア線(14A)が形成されている。また、胴部(142)の左右側壁の下部に、前後両側下隅部から縦スコア線(14A)に向かって斜め上方にのびる斜めスコア線(14A)が形成されている。この容器本体(14)は、インジェクションブロー成形法(図1(a)参照)またはダイレクトブロー成形法(図1(b)参照)によるものであって、ヒートシール部は存在しない。
【0071】
図9(b)は、容器本体(14)が偏平状に折り畳まれかつその形態が気密保持手段(21)により維持された状態の容器(C4)を示すものである。容器本体(14)は、その胴部(142)が、左右側壁の縦スコア線(14A)および斜めスコア線(14A)に案内されて、前後方向に潰れるように折り畳まれている。底部(141)は、その前後半部が重なるように折り畳まれている。
【0072】
容器本体(14)の開口に固定されるプラグ(4)付き口部材(3)は、図4〜6に示す第1の実施形態のそれらと同じである。
【0073】
図9(c)は、製品形態となされた容器(C4)を示すものである。容器本体(14)は、内容物が充填されることにより、図9(a)に示す成形時の形態にほぼ復元している。スパウト(6)およびキャップ(7)は、図4〜6に示す第1の実施形態のそれらと実質的に同じである。
【0074】
図10は、本発明による容器の第5の実施形態を示すものである。図10(a)に示すように、容器本体(15)は、前後幅中央部が外方に凸弧状に膨らんだ略横長方形の底部(151)と、底部(151)の周縁から立ち上がった筒状の胴部(152)と、胴部(152)の上端に連なりかつ底部(151)とほぼ同じ形態を有する水平な肩部(153)と、肩部(153)の後部中央から上方にのびる横断面円形の首部(154)とを備えたものとなっている。底部(151)、胴部(152)の左右側壁および肩部(153)には、前後方向に凹凸が交互に連なる蛇腹部(15A)が形成されている。この容器本体(15)は、インジェクションブロー成形法(図1(a)参照)によるものであって、ヒートシール部は存在しない。
【0075】
図10(b)は、容器本体(15)が偏平状に折り畳まれかつその形態が気密保持手段(21)により維持された状態の容器(C5)を示すものである。容器本体(15)は、その蛇腹部(15A)が折り畳まれることにより、前後方向に偏平化されている。容器本体(15)の首部(154)に固定されるプラグ(4)付き口部材(3)は、図4〜6に示す第1の実施形態のそれらと同じである。
【0076】
図10(c)は、製品形態となされた容器(C5)を示すものである。容器本体(15)は、内容物が充填されることにより、図10(a)に示す成形時の形態にほぼ復元している。スパウト(6)およびキャップ(7)は、図4〜6に示す第1の実施形態のそれらと実質的に同じである。
【0077】
図11は、本発明による容器の第6の実施形態を示すものである。図11(a)に示す容器(C61)は、前後方向の厚みが小さい方形箱形の容器本体(161)を備えている。容器本体(161)の頂部の右端部に開口(図示略)が形成されている。容器本体(161)には、その上端部および左端部を除いて、上下方向に凹凸が交互に連なる蛇腹部(161A)が形成されている。詳しい図示は省略したが、プラグ付き口部材、スパウトおよびキャップ(7)は、図4〜6に示す第1の実施形態のそれらと実質的に同じである。この容器(C61)は、容器本体(161)の蛇腹部(161A)が折り畳まれることにより、上下方向に偏平化することができる。
【0078】
図11(b)に示す容器(C62)は、図11(a)に示す容器(C61)を前後方向に複数結合した形態を有するものである。この容器(C62)も、容器本体(162)の蛇腹部(162A)が折り畳まれることにより、上下方向に偏平化することができる。
【0079】
図11(c)に示す容器(C63)は、容器本体(631)に形成される蛇腹部(631A)が前後方向に凹凸が交互に連なるようなものとなされている。それ以外は、図11(b)に示す容器(C62)と同じである。この容器(C63)の場合、容器本体(631)の蛇腹部(631A)が折り畳まれることにより、前後方向に偏平化することができる。
【0080】
なお、本発明は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による容器の減容化方法の1つの実施形態を示すものであって、容器本体の成形までの工程を示す断面図である。
【図2】上記実施形態における容器本体の成形以降の工程を示す断面図である。
【図3】本発明による容器の減容化方法のもう1つの実施形態を示すものであって、容器本体の成形以降の工程を順次示す断面図である。
【図4】本発明による容器の第1の実施形態を示すものであって、成形時、減容時および充填後の容器の斜視図である。
【図5】図4(b)に示す状態の容器の要部拡大縦断面図である。
【図6】図4(c)に示す状態の容器の要部拡大縦断面図である。
【図7】本発明による容器の第2の実施形態を示すものであって、成形時、減容時および充填後の容器の斜視図である。
【図8】本発明による容器の第3の実施形態を示すものであって、成形時、減容時および充填後の容器の斜視図である。
【図9】本発明による容器の第4の実施形態を示すものであって、成形時、減容時および充填後の容器の斜視図である。
【図10】本発明による容器の第5の実施形態を示すものであって、成形時、減容時および充填後の容器の斜視図である。
【図11】本発明による容器の第6の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
(M1):ブロー成形用金型
(M2):加熱成形用金型
(B):バキュームノズル
(C)(C1)(C2)(C3)(C4)(C5)(C61)(C62)(C63):容器
(10)(11)(12)(13)(14)(15)(161)(162)(163):容器本体
(11A)(12A)(13A)(14A):スコア線(折り畳み案内部)
(15A)(161A)(162A)(163A):蛇腹部(折り畳み案内部)
(21):気密保持手段
(3):口部材(雌部材)
(3A):流体通路
(4):プラグ(閉鎖部材)
(6):スパウト(雄部材)
(61):頭部
(62):棒状部
(621):貫通孔

Claims (9)

  1. 容器本体が中空状に成形される容器を充填時まで減容化しておく方法であって、容器本体をこれの所定部位に折り畳み案内部が形成されるような金型を用いて成形することと、成形された容器本体を折り畳み案内部に沿って偏平状に折り畳むことと、折り畳まれた容器本体の気密を保つことによってその形態を維持することとを含んでいる、容器の減容化方法。
  2. 容器本体の折り畳みを、容器本体内の減圧脱気によって行う、請求項1記載の容器の減容化方法。
  3. 容器本体の折り畳みを、容器本体内の減圧脱気と、減圧脱気と同時またはその後の加熱成形とによって行う、請求項1記載の容器の減容化方法。
  4. 容器本体の成形を、滅菌された空気を使用したブロー成形法によって行い、成形直後に容器本体内を減圧脱気する、請求項2または3記載の容器の減容化方法。
  5. 容器本体の折り畳みを、加熱成形によって行う、請求項1記載の容器の減容化方法。
  6. 容器本体の気密保持を、流体通路を有しかつ容器本体の開口に固定される口部材に、流体通路を閉鎖し得る閉鎖部材を着脱自在に接続することによって行う、請求項1〜5のいずれか1つに記載の容器の減容化方法。
  7. 中空状に成形されかつ折り畳み案内部を有する容器本体と、容器本体の開口に設けられる気密保持手段とを備え、容器本体は、折り畳み案内部に沿って偏平状に折り畳まれるとともに、その形態が気密保持手段によって充填時まで維持されるようになっている、容器。
  8. 気密保持手段が、流体通路を有しかつ容器本体の開口に固定される口部材と、口部材に着脱自在に接続されて流体通路を閉鎖する閉鎖部材とよりなる、請求項7記載の容器。
  9. 口部材が、軸方向に貫通した流体通路を有しかつ容器本体に固定される雌部材よりなり、閉鎖部材が、雌部材の内端部に着脱自在に係合して流体通路の内端開口を閉鎖し得るものとなされ、雌部材の流体通路には、閉鎖部材に係合する頭部および頭部に連なる棒状部を有する雄部材を外方から挿抜自在に挿入し得るようになっており、雄部材の棒状部に、その基端から先端部に至る流体通路が形成されるとともに、棒状部の先端部における流体通路の周囲の部分に、流体通路を外部に通じさせる貫通孔が形成されており、雄部材を雌部材の流体通路に挿入することにより、その頭部が閉鎖部材に係合して閉鎖部材が雌部材の内端部から外れ、かつ貫通孔が容器本体内に臨ませられ、一方、雄部材を雌部材の流体通路から引き抜くことにより、雄部材の頭部とともに内方に移動した閉鎖部材が雌部材の内端部に係合して流体通路の内端開口を閉鎖し、かつ雄部材の頭部が閉鎖部材から外れるようになっている、請求項8記載の容器。
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