JP2004146126A - プラグキャップ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラグキャップ本体1のコード側空孔13の奥所に、内径を開口端14寄り部位の内径より小径とした小径孔部16をプラグ側空孔3に連通するように設けておく。コード接続用ネジ端子21はそのネジ23の先端を外方にしてその頭部22を、成形されて固化する前のプラグキャップ本体1の小径孔部16に圧入して取付ける。そして頭部22の先端をプラグ側空孔3に突出させた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラグキャップに関し、詳しくはガソリンエンジンの点火プラグの端子(ターミナル)をキャップするためのプラグキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプラグキャップとしては、図10に示したものが知られている。このプラグキャップ201は、その本体202が合成樹脂(例えばフェノール樹脂)からなり、点火プラグの端子(図示せず)を覆うプラグ側空孔形成筒部205の上方に、分岐する形のコード側空孔形成筒部215を備えている。このものは、コード側空孔形成筒部215内の空孔213の奥所(本体樹脂内)に、頭部付きのネジ部材からなるコード接続用ネジ端子(単にネジ端子ともいう)221がその頭部(拡径部)222をインサートすることによって取付けられている。そして、ネジ端子221の頭部222の先端には中継リード251の一端部が接続されており、その他端部をプラグ側空孔形成筒部205の空孔奥所に露出させた形でインサートにより取付けられている。このようなプラグキャップ201においては、そのプラグ側空孔203内に、下端部の開口からコイルスプリング41及び抵抗体42を順次挿入し、外周面にネジの設けられたプラグコネクタ45を同空孔内にネジ込み、コイルスプリング41を圧縮し、中継リード線251の他端部に圧接させることで導通を保持するようになっている。このような構造のプラグキャップ201においては、コード接続用ネジ端子221の頭部222が、インサートされて本体202内に固定されているため、プラグコードのネジ込み接続時や引き抜きに対する固定力が高いといったメリットがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プラグキャップ本体202を製造するに当っては、次のような問題があった。すなわち、上記構造のものは、コード接続用ネジ端子221と中継リード251との2部品からなるインサートによるものであることから、本体202の成形に先立って、ネジ端子221の頭部222にカシメなどによって中継リード線251の一端部を固定したインサート部品を組立てておかないといけない。このように、上記の構造のプラグキャップ201では、コード接続用ネジ端子と中継リード線との組立を要するといった問題があった。
【0004】
しかも、上記構造のような本体202を成形をするためには、その成形の都度、インサート部品(ネジ端子)を、インサート用保持型(孔付きのコアピン)内にセットする工程と、このセット状態のものを成形金型内に配置する工程とがそれぞれ必要となり、その成形工程が複雑化していたといった問題があった。
【0005】
さらに、このようなインサート成形をするためには、そのインサート部品の金型内での安定的な保持、位置決めのため、型の開閉が上下になされる縦型射出成形機によらざるを得ない。一方、このような縦型射出成形機では、横型射出成形機に使用される金型の場合のように成形取り数を多数に設定することができない。このため、製造効率ないし生産性が悪く、コストの低減が図られないといった問題もあった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、インサートによることなく、しかも中継リード線を要することなく、取付け強度の高いコード接続用ネジ端子付きのプラグキャップを効率的に製造できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、点火プラグの端子接続用のプラグコネクタが取付けられるプラグ側空孔と、プラグコードの雌ネジ端子をネジ込み方式によって接続するコード接続用ネジ端子が取付けられるコード側空孔とを備えた樹脂成形品からなるプラグキャップ本体と、前記コード側空孔に取付けられた前記コード接続用ネジ端子とを含んでなるプラグキャップであって、
前記プラグキャップ本体は、前記コード側空孔の開口端から見た奥所に、内径を該開口端寄り部位の内径より小径とした小径孔部を前記プラグ側空孔に連通するように備えており、
前記コード接続用ネジ端子は頭部付きのネジ部材からなり、そのネジの先端を前記開口端側にして該頭部を、成形されて固化(硬化)する前のプラグキャップ本体の前記小径孔部に圧入して取付けるとともに、該頭部の先端を前記プラグ側空孔に露出させてなることを特徴とする。本明細書において、コード接続用ネジ端子(ネジ部材)の頭部の先端とは、頭部のうち、ネジの先端から離間する方向の端をいう。
【0008】
上記の構成の本発明のプラグキャップは、従来のように、インサートによることなく、コード接続用ネジ端子の頭部を、成形されて固化(収縮)する前のプラグキャップ本体の前記小径孔部に圧入して取付けたものである。したがって、コード接続用ネジ端子は、頭部を介して、樹脂の固化に伴う収縮によって強固に取付けられる。しかも、固化、収縮する前の圧入のため、その圧入も容易であるため、コード接続用ネジ端子付きのプラグキャップを効率良く製造できる。すなわち、本発明のプラグキャップによれば、インサートによらないため、インサート部品の保持型が不要となるし、横型射出成形機によって製造できるため、成形型における成形取り数を増やせることから、プラグキャップの低コスト化が図られる。さらに、頭部の先端はプラグ側空孔に露出しており、したがって、コード接続用ネジ端子と、プラグコネクタ側との導通は従来と同様に、スプリングコイル等により容易に保持できる。
【0009】
請求項1のプラグキャップにおいては、請求項2に記載のように、前記頭部のうちの前記小径孔部内に位置すべき部位の外周面が、該頭部が前記小径孔部に圧入されて取付けられた状態において、前記コード接続用ネジ端子が前記開口端側に引張られた際及び前記コード接続用ネジ端子の軸線回りにねじられた際に、該頭部のうちの外周面を包囲する樹脂によって抜け止め及び回り止めをなす形状に形成されているとよい。これにより、プラグキャップにプラグコードを確実に取付け、導通することができる。
【0010】
具体的には、請求項1のプラグキャップにおいて、請求項3に記載のように、前記頭部のうちの前記小径孔部内に位置すべき部位の外径が、ネジの先端寄り部位を小径とし、該頭部の先端寄り部位を大径とし、その大径をなす該頭部の先端寄り部位の外周面に、軸線方向に沿って延びる多数の筋目状の凹凸部が形成されているものである。このものでは、該頭部のうちの外周面を包囲する樹脂が、該凹凸部の表面、及び小径をなす、ネジの先端寄り部位の外周面に密着することから、抜け止め及び回り止めをなすことになる。
【0011】
そして、請求項1〜3のいずれのプラグキャップにおいても、請求項4に記載のように、前記プラグ側空孔の軸と前記コード接続用ネジ端子の軸が交差しているプラグキャップにおいて、前記頭部が圧入される前記小径孔部の内周面が、前記プラグ側空孔を形成するプラグ側空孔形成筒部の筒壁を形成する部位に存在するものであるとよい。これにより、コード接続用ネジ端子を確実に固定することができる。
【0012】
そして、請求項1〜4のいずれのプラグキャップにおいても、請求項5に記載のように、前記頭部は、前記小径孔部に圧入された際、該頭部の先端が前記プラグ側空孔に突出されているとよい。これにより、コード接続用ネジ端子と、プラグコネクタ側との導通をより確実にできる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、点火プラグの端子接続用のプラグコネクタが取付けられるプラグ側空孔と、プラグコードの雌ネジ端子をネジ込み方式によって接続するコード接続用ネジ端子が取付けられるコード側空孔とを備えた樹脂成形品からなるプラグキャップ本体と、前記コード側空孔に取付けられた前記コード接続用ネジ端子とを含んでなるプラグキャップの製造方法であって、
前記プラグキャップ本体は、前記コード側空孔の開口端から見た奥所に、内径を該開口端寄り部位の内径より小径とした小径孔部を前記プラグ側空孔に連通するように備えたものとしておく一方、
前記コード接続用ネジ端子は頭部付きのネジ部材としておき、そのネジの先端を前記開口端側にして該頭部を、成形されて固化する前のプラグキャップ本体の前記小径孔部に圧入するとともに、該頭部の先端を前記プラグ側空孔に露出させ、その後の固化に伴う該プラグキャップ本体の樹脂の収縮によって前記頭部を締付けて取り付けることを特徴とするプラグキャップの製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】
さて次に、このようなプラグキャップの実施の形態について、図1〜図5に基づいて詳細に説明する。図中1は、プラグキャップ101をなす熱硬化性樹脂(例えばフェノール樹脂)からなるプラグキャップ本体(以下、キャップ本体又は単に本体ともいう)である。この本体1は、点火プラグ(図示せず)の端子接続用のプラグコネクタが取付けられるプラグ側空孔3を有するプラグ側空孔形成筒部5と、プラグコード接続用のコード接続用ネジ端子21が取付けられるコード側空孔13を有するコード側空孔形成筒部15を主体として構成されている。
【0015】
このうち、プラグ側空孔形成筒部5は、その中央軸線Glに対し、断面円形で外径が大径をなす大径直管部6と、テーパ部7を介して連なる、縮径された小径直管部8を備えている。プラグ側空孔3は、プラグ側空孔形成筒部5の内側に軸線Glに同心状で断面円形に形成されている。ただし、プラグ側空孔3は、プラグ側空孔形成筒部5の開口端(下端)寄り部位の大径空孔3aから、それよりやや小径のネジ(雌ネジ)部4を介し、奥所はさらに小径の小径空孔3bとされている。
【0016】
一方、コード側空孔形成筒部15は、本形態では、断面円形で同一外径をなし、プラグ側空孔形成筒部5の上端寄り部位から、斜めに突出状に形成されている。ただし、コード側空孔形成筒部15の中央軸線G2と、プラグ側空孔形成筒部5の中央軸線Glとは正面視、その交差角θが、例えば120度となるように形成されている。そして、コード側空孔13は、コード側空孔形成筒部15の内側に軸線G2と同心状で断面円形の空孔13aをなしており、その開口端14から見た奥所には、内径をその開口端14寄り部位より小径とした断面円形の小径孔部16を備えている(図2参照)。この小径孔部16は、プラグ側空孔3を形成するプラグ側空孔形成筒部5の筒壁8aに対応する部位をも含めて存在し、プラグ側空孔3の奥所に連通している。これにより、本形態では、コード側空孔13とプラグ側空孔3の両空孔が、120度で屈曲状をなして連通している。なお、プラグ側空孔形成筒部5の下端部の外周面には円形のフランジ6aがプラグキャップ101の半径方向に突出状に形成され、上端部には、先端に拡径ボス部を有する軸状の把持部9が軸線方向に突出状に形成されている。
【0017】
一方、コード側空孔13内には、頭部22付きのネジ部材からなるコード接続用ネジ端子21が、その先端のネジ23を空孔13aに配置するように取付けられている。本形態においてこのコード接続用ネジ端子21の頭部22は、図2に示すように、そのネジ23の軸線G3に沿い断面円形の軸状をなして延びている。ただし、頭部22のうちの先端寄り部位は同心状で細めの円軸部25とされ、それよりネジ23寄り部位(先端寄り部位)26は全体が相対的に太めに形成され、小径孔部16内に位置すべき部位とされている。このようなコード接続用ネジ端子21付きのプラグキャップ101は、プラグキャップ本体1を射出成形した脱型直後に、その樹脂の固化前(保形性のある軟質状態)において、コード側形成筒部15の開口端14側から、ネジ端子21をその頭部22側から小径孔部16内に押込んで圧入(熱間圧入)して製造されたものである(図2参照)。なお、圧入は、本形態のフェノール樹脂製のものでは脱型後60秒以内に行うのが好ましく、その後は自然冷却すればよい。ただし、本形態では圧入後、頭部22の先端をなす円軸部25がプラグ側空孔3に突出しており、後述するように、その突出部に、圧入後の工程でプラグ側空孔3内に挿入されるスプリングが押し付けられるように構成されている。
【0018】
本形態において、このようなコード接続用ネジ端子21は、例えば黄銅からなり、頭部22のうちの小径孔部16内に圧入されて位置すべき部位(以下、圧入部位ともいう)26の外径は、略その全体が圧入前の小径孔部16の内径より大きめに設定されている。この圧入部位26は、ネジ23寄り部位が相対的に小径の小径軸部27とされ、それより頭部22の先端(円軸部25の先端)寄り部位が相対的に大径の大径軸部28とされている。ただし、小径軸部27のネジ23寄り端には軸線G3回りに突出する円形フランジ29が形成されており、これが圧入時におけるストッパーをなすようにされている。また、頭部22のうちの小径孔部16内に位置すべき圧入部位26の大径軸部28、つまり圧入部位26の先端寄り部位の外周面には、軸線G3方向に沿って延びる多数の筋目状の凹凸部(本例ではローレット切りによる筋目)が形成されている。なお、頭部22の小径軸部27の外径は筋目状の凹凸部の谷底(凹溝底)の径と同じとされている。また、頭部22の先端の円軸部25の外径は、圧入前の小径孔部16の内径より小さく設定されている。
【0019】
このように本体1の固化前にネジ端子21を熱間圧入によって取付けてなるプラグキャップ101においては、圧入後の樹脂の固化過程で、小径孔部16の内周面をなす樹脂が同孔の半径方向に収縮し、頭部22の圧入部位26の外周面に締付ける形となって密着する(図3、4参照)。すなわち、その樹脂が大径軸部28の外周面の凹凸部間の谷(凹部)に入り込むとともに、頭部22の小径軸部27の外周面にも密着する。なお、本形態においてネジ端子21の頭部22に設けられたフランジ29は、圧入時のストッパをなすため、圧入における位置決め精度を高めることができる。
【0020】
しかして、このようなプラグキャップ101は、その後、図5に示したように、プラグ側空孔3に、その下端部の開口から、コイルスプリング41、及び抵抗体42を順次挿入し、内周面のネジ部4に、外周面にネジ44の形成された有底円筒状のプラグコネクタ45をネジ込む。こうすることで、コイルスプリング41は圧縮され、その上端部が、プラグ側空孔3の奥所に突出しているコード接続用ネジ端子21の円軸部25に押し付けられて導通が保持される。
【0021】
さて次ぎに、このような本形態のプラグキャップ101の効果について説明する。本プラグキャップは、コード接続用ネジ端子21の取付けを、中継リード線を用いた組立体をインサート成形するものでないため、そのプラグキャップ本体1は横型射出成形機によって容易に製造できる。このため、同一型面でも、プラグキャップ本体1の成形取り数を増やすことができる。そして、コード接続用ネジ端子21の取付けは、上記したように本体1の成形直後の樹脂の固化前に熱間圧入によるものであることから、容易に行うことができる。したがって、コード接続用ネジ端子21付きのプラグキャップのコストの低減が図られる。
【0022】
また、本形態のプラグキャップ101においては、取付けられたネジ端子21はその頭部22の大径軸部28の外周面の筋目状の凹凸部間の谷(凹部)に樹脂が入り込んでいる(図3、4参照)。したがって、コード接続用ネジ端子21に、プラグコードの雌ネジ端子をネジ込み接続する場合などにおいて、大きな回転力(ねじりトルク)Tが働いても、大径軸部28の外周面の凹部に入り込んだ樹脂が回り止め作用をするから、ネジ端子21が弛緩したり外れたりすることが有効に防止される。そして、このような筋目状の凹凸部は、圧入時には、小径孔部16の内周面を切り込む形となるため、円滑な圧入も得られる。なお、圧入前(固化前)の小径孔部16の内径は、適切な圧入代となるように、頭部22をなす大径軸部28の凹凸部の凹部(谷底)の径と略同一に設定しておくとよい。
【0023】
そして、本形態では、ネジ端子21の軸線G3に沿って開口端側(外方)に大きな引張り力Pが作用する場合においても、頭部26を包囲する樹脂が先端のネジ23寄りの小径軸部27の表面に接しているため、これが抜け止め作用をする。このように、本形態ではコード接続用ネジ端子21の取付け強度に格別高い信頼性が得られる。なお、頭部22におけるこのような小径軸部27の外径は、小径孔部16の内径と略同一ないし若干大きめに設定しておくとよい。
【0024】
また、本形態のプラグキャップにおいては次のような効果もある。すなわち、頭部22の小径孔部16への圧入により、小径孔部16はその半径外方に外力を受ける。このため、仮に、小径孔部が、図2中の2点鎖線部位116に示したように、プラグ側空孔3を形成するプラグ側空孔形成筒部5の筒壁8aの外面より突出する部位のコード側空孔形成筒部15内に位置する場合には、頭部22の圧入、及び樹脂の収縮によって、コード側空孔形成筒部15の筒壁が半径方向に膨らむ形に変形する。このため圧入代によっては、圧入部位の亀裂、ワレ等の問題を発生させるおそれがある。しかし、本形態では、頭部22が圧入される小径孔部16の内周面が、プラグ側空孔3を形成するプラグ側空孔形成筒部5の筒壁8aに対応する部位にわたって存在しているため、そのような問題の発生を有効に防止できる。とくに、本形態では、頭部22のうちの大径軸部28の略全体が、プラグ側空孔形成筒部5の筒壁8aに対応する小径孔部16内に位置しているため、その効果が大きい。
【0025】
なお、本形態では、コード接続用ネジ端子21の頭部22の先端において突出する円軸部25をプラグ側空孔3内に突出させているため、圧入後の工程でセットされるコイルスプリング41は、真直ぐに圧縮されて押し付けられるから導通の信頼性を損なうこともない。円軸部25は、その先端寄り部位を図3中2点鎖線で示したように、先細りテーパ状に形成してもよい。
【0026】
因みに、本形態のプラグキャップ101をなすその本体1の射出成形においては、インサートもないことから横型射出成形(機)によって成形できるが、このときは、図6に示したような割り面(P L)をもつ左右の成形型(固定盤91、可動盤92)としておくとよい。なお、このように成形する場合には、プラグ側空孔形成筒部5の内部に対応するコア(プラグコネクタのネジ込み部をなすネジ部を含む空孔に対応するコア)95が必要になる。このため、金型から取り出されたキャップ本体1には、そのネジ付きコア95が嵌った状態にあることから、コード接続用ネジ端子21の圧入に際しては、成形直後にこれを螺退し、少なくとも、プラグ側空孔3をなす奥所に、ネジ端子の頭部先端が入り込めるように空所を存在させておく。
【0027】
本発明のプラグキャップは、上記の実施形態のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜に設計変更して具体化できる。例えば、コード接続用ネジ端子については、図7、8に示したような形状に変更してもよい。ただし、本形態のコード接続用ネジ端子51は前記形態とその頭部22のうち、小径孔部16内に位置すべき部位の形状のみが異なるだけであるから、その相違点のみ説明し、同一又は対応する部位には同一の符号を付すに止める。
【0028】
すなわち、本形態におけるコード接続用ネジ端子51は、頭部22のうちの小径孔部内に位置すべき部位26を、頭部先端の円軸部25より大径の円柱状軸部57とした一方、その円柱状軸部57のうちの、ネジ23寄り部位に、軸線G3を挟んで平行な2つの平面55による凹部(二面取り)を設けたものである。なお、前記形態におけるコード接続用ネジ端子21では、その頭部22のネジ23寄り端にフランジ29を設けたものとしたが、本形態では、このようなフランジはない。しかして、その頭部22に筋目状の凹凸部を設けていないが、頭部22の二面取り部をなす平面55の部位が凹部をなしている。このため、コード接続用ネジ端子51を、その頭部22の円柱状軸部57を小径孔部16内に、その樹脂の固化前に圧入して位置させたときには、その二面取り部をなす平面55に、本体1の小径孔部16の内周面をなす樹脂がその固化に伴う収縮により密着する。これにより、コード接続用ネジ端子51の回り止め及び抜け止めが図られる。
【0029】
前記したコード接続用ネジ端子51より理解されるが、回り止め及び抜け止めをさせるための手段としては、前記形態のネジ端子51の様に、頭部22に筋目状の凹凸部を設けることに限られるものではない。コード接続用ネジ端子の頭部の断面(軸線に垂直断面)を四角形などの多角形としてもよい。また、筋目状の凹凸部に代えて、網目状の凹凸を付けてもよい。
【0030】
図9は、コード接続用ネジ端子61の他の実施例を示したものである。このものは、頭部62が略同一径の円軸状をなし、その先端が先細りテーパ状に形成されている。そして、テーパー形状を除く頭部62の一部の部位が所定の幅で他の部位より若干大径の大径軸部68とされ、その他の部位が小径軸部67とされている。そして、この大径軸部68の外周面に、軸線方向に沿って延びる多数の筋目状の凹凸部が形成されている。このようなコード接続用ネジ端子は、図9に示したように、頭部62のうち、中間の大径軸部68を含むネジ23寄り部位が小径孔部16に圧入して取付けられるものであり、したがって、図1の実施形態のものと同様の効果が得られる。
【0031】
上記した各実施の形態において、コード接続用ネジ端子はその頭部が、小径孔部に圧入された状態において、その外周面を包囲する樹脂によって抜け止め及び回り止めをなす形状に形成されている。しかし、本発明では、頭部付きのネジ部材であり、その頭部の外周面に密着する樹脂によって、ネジ端子の外方への引張りや回転トルクに耐え得、プラグコードの雌ネジ端子をネジ込み方式によって接続できるものであればよく、必ずしもこのように形成されている必要はない。また、ネジ端子の頭部は、プラグ側空孔に内挿されるコイルスプリングとの導通保持ができればよく、したがって、頭部の先端がプラグ側空孔側に突出していなくとも、単に露出しているだけでもよい。
【0032】
そして、プラグキャップは、前記形態ではプラグ側空孔と、コード側空孔との各軸線が120度で交差するものにおいて具体化したが、その角度は任意のものにおいて具体化できることはいうまでもない。また、本体の材質は、熱硬化性樹脂に限定されるものでないし、ネジ端子についても適宜の金属材から形成すればよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明においては、インサートによることなく、しかも中継リード線を要することなく、取付け強度の高いコード接続用ネジ端子付きのプラグキャップを効率的に製造できる。すなわち、コード接続用ネジ端子をその頭部を圧入して取り付ける構造としたため、部品点数の減少、構造、工程の簡素化が図られ、製造コストの大幅な低減が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラグキャップの実施形態例を示す破断正面図。
【図2】図1のプラグキャップをなす圧入前の本体及びコード接続用ネジ端子を示す図。
【図3】図1のプラグキャップにおけるコード接続用ネジ端子部分の説明用拡大図。
【図4】図3のA−A線拡大断面図。
【図5】図1のプラグキャップに抵抗体等を組み込んだ破断正面図。
【図6】図1のプラグキャップ本体を成形する成形型の説明用断面図。
【図7】コード接続用ネジ端子の別形態を説明する図。
【図8】図8におけるB−B線断面。
【図9】コード接続用ネジ端子の別形態を説明する図。
【図10】従来のプラグキャップの正面断面図。
【符号の説明】
1 プラグキャップ本体
2、62 記コード接続用ネジ端子の頭部
3 プラグ側空孔
13 コード側空孔
14 コード側空孔の開口端
16 小径孔部
21、51、61 コード接続用ネジ端子(ネジ部材)
23 ネジの先端
45 プラグコネクタ
101 プラグキャップ
Claims (6)
- 点火プラグの端子接続用のプラグコネクタが取付けられるプラグ側空孔と、プラグコードの雌ネジ端子をネジ込み方式によって接続するコード接続用ネジ端子が取付けられるコード側空孔とを備えた樹脂成形品からなるプラグキャップ本体と、前記コード側空孔に取付けられた前記コード接続用ネジ端子とを含んでなるプラグキャップであって、
前記プラグキャップ本体は、前記コード側空孔の開口端から見た奥所に、内径を該開口端寄り部位の内径より小径とした小径孔部を前記プラグ側空孔に連通するように備えており、
前記コード接続用ネジ端子は頭部付きのネジ部材からなり、そのネジの先端を前記開口端側にして該頭部を、成形されて固化する前のプラグキャップ本体の前記小径孔部に圧入して取付けるとともに、該頭部の先端を前記プラグ側空孔に露出させてなることを特徴とするプラグキャップ。 - 前記頭部のうちの前記小径孔部内に位置すべき部位の外周面が、該頭部が前記小径孔部に圧入されて取付けられた状態において、前記コード接続用ネジ端子が前記開口端側に引張られた際及び前記コード接続用ネジ端子の軸線回りにねじられた際に、該頭部のうちの外周面を包囲する樹脂によって抜け止め及び回り止めをなす形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラグキャップ。
- 前記頭部のうちの前記小径孔部内に位置すべき部位の外径が、ネジの先端寄り部位を小径とし、該頭部の先端寄り部位を大径とし、その大径をなす該頭部の先端寄り部位の外周面に、軸線方向に沿って延びる多数の筋目状の凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラグキャップ。
- 前記プラグ側空孔の軸と前記コード接続用ネジ端子の軸が交差しているプラグキャップにおいて、前記頭部が圧入される前記小径孔部の内周面が、前記プラグ側空孔を形成するプラグ側空孔形成筒部の筒壁を形成する部位に存在することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラグキャップ。
- 前記頭部は、前記小径孔部に圧入された際、該頭部の先端が前記プラグ側空孔に突出されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプラグキャップ。
- 点火プラグの端子接続用のプラグコネクタが取付けられるプラグ側空孔と、プラグコードの雌ネジ端子をネジ込み方式によって接続するコード接続用ネジ端子が取付けられるコード側空孔とを備えた樹脂成形品からなるプラグキャップ本体と、前記コード側空孔に取付けられた前記コード接続用ネジ端子とを含んでなるプラグキャップの製造方法であって、
前記プラグキャップ本体は、前記コード側空孔の開口端から見た奥所に、内径を該開口端寄り部位の内径より小径とした小径孔部を前記プラグ側空孔に連通するように備えたものとしておく一方、
前記コード接続用ネジ端子は頭部付きのネジ部材としておき、そのネジの先端を前記開口端側にして該頭部を、成形されて固化する前のプラグキャップ本体の前記小径孔部に圧入するとともに、該頭部の先端を前記プラグ側空孔に露出させ、その後の固化に伴う該プラグキャップ本体の樹脂の収縮によって前記頭部を締付けて取り付けることを特徴とするプラグキャップの製造方法。
Priority Applications (3)
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