JP2004126381A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】家屋内において邪魔にならない状態に設置することを容易とし、かつ、良好な画像表示が行えるようにする。
【解決手段】外筐体1が一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材17,18の各先端部において支持され、これら支持部材17,18の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズ8により画像表示光束が投射される。
【選択図】 図5
【解決手段】外筐体1が一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材17,18の各先端部において支持され、これら支持部材17,18の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズ8により画像表示光束が投射される。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示素子を有し、この画像表示素子により変調された画像表示光束を投射して画像表示を行う画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像表示素子を有し、この画像表示素子により変調された画像表示光束を投射して画像表示を行う、いわゆるプロジェクタ型の画像表示装置が提案されている。
【0003】
この画像表示装置は、例えば高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる光源を有し、この光源から発せられた光束(照明光)を画像表示素子に照射するように構成されている。この画像表示素子は、例えば液晶表示素子であって、この画像表示素子に照射された光束を画像信号に応じて画素ごとに強度変調し、この画像表示素子により反射された光束、あるいは、この画像表示素子を透過した光束を、画像信号に応じて強度変調された画像表示光束とする。
【0004】
この画像表示光束は、投射レンズに入射され、この投射レンズによりスクリーンに投射され、画像表示を行う。表示画像の視聴者は、画像表示装置がスクリーンに対して画像表示光束を投射している側と同じ側から、該スクリーン上に投射された画像表示光束が表示する画像を視聴することとなる。
【0005】
なお、カラー画像の表示を行う画像表示装置としては、いわゆる3板式の画像表示装置と単板式の画像表示装置とが提案されている。いわゆる3板式の画像表示装置は、光源から発せられた光束を空間的に色分離し、各色成分の画像を表示する複数の画像表示素子に対応させて入射させ、これら各画像表示素子を経た複数の画像表示光束を色合成して、投射レンズによって投射するように構成されている。また、いわゆる単板式の画像表示装置は、光源から発せられた光束を時分割的に色選別して画像表示素子に入射させ、この色選別のタイミングに同期して画像表示素子における表示状態を切換えて、選別された色成分に対応する画像を画像表示素子によって表示し、この画像表示素子を経た画像表示光束を投射レンズによって投射するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来のプロジェクタ型の画像表示装置は、光源や画像表示素子及びこの画像表示素子を制御する電子回路部等が、箱型(矩形状)の外筐体に収納されて構成されている。そして、このような画像表示装置は、良好な画像表示を行うためには、画像表示がなされるスクリーンに対して、略々対向されて設置されることが望ましい。
【0007】
しかし、このようにして画像表示装置を設置すると、表示画像の視聴者は、画像表示装置の後ろ側から視聴することとなり、箱型の画像表示装置が邪魔になって、表示画像が見づらくなってしまう。また、画像表示装置をこのような位置に設置するために、家屋内の床面上や固定台上に画像表示装置を設置しておくと、家屋内における通行や家屋の使用にとって邪魔であり、特にこの画像表示装置を使用していないときにおいては、極めて邪魔である。
【0008】
このような事態の解決策としては、画像表示装置を家屋内の天井から吊して設置するいわゆる「天吊り型」の設置方法が提案されている。しかし、画像表示装置を天井から吊すには、天井を補強したうえで固定器具を設置しなければならず、一般のユーザにとっては、このような設置は困難であった。
【0009】
また、大型の棚を設置して、この棚上に画像表示装置を設置し、天井から吊した場合と略々同様の位置に画像表示装置を設置することが考えられる。しかし、耐震対策などを考えると、一般のユーザにとっては、このような設置も困難である。
【0010】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、家屋内において邪魔にならない状態に設置することが容易であり、かつ、良好な画像表示が行える画像表示装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係る画像表示装置は、光源と、この光源から発せられた光束が照射される画像表示素子と、この画像表示素子において変調された画像表示光束が入射されこの画像表示光束を投射する投射レンズと、画像表示素子制御する電子回路部と、光源、画像表示素子及び電子回路部を収納している外筐体とを備え、この外筐体は、一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材を有しており、これら各支持部材の各先端部において支持され、投射レンズは、各支持部材の軸に対して所定の角度をなす方向に上記画像表示光束を投射することを特徴とするものである。
【0012】
この画像表示装置においては、外筐体が一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材の各先端部において支持され、これら支持部材の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズにより画像表示光束が投射されるので、家屋内における任意の位置に外筐体を安定して容易に設置することができる。
【0013】
また、本発明に係る画像表示装置は、光源と、この光源から発せられた光束が照射される画像表示素子と、この画像表示素子において変調された画像表示光束が入射されこの画像表示光束を投射する投射レンズと、画像表示素子制御する電子回路部と、光源、画像表示素子及び電子回路部を収納している外筐体とを備え、この外筐体は、略々円筒状の形状を有しており、一端側に光源を収納し他端側に電子回路部を収納しこれら光源及び電子回路部の間となる位置に画像表示素子を収納しており、投射レンズは、外筐体の側面部に取付けられこの外筐体のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向に上記画像表示光束を投射することを特徴とするものである。
【0014】
この画像表示装置においては、外筐体が略々円筒状の形状を有し、一端側に光源を収納し他端側に電子回路部を収納しこれら光源及び電子回路部の間となる位置に画像表示素子を収納しており、この外筐体のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズにより画像表示光束が投射されるので、外筐体が小型化されるとともに、電子回路部が光源の発する熱によって加熱され難く、安定した画像表示を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0016】
本発明に係る画像表示装置は、図1に示すように、外筐体1を有し、この外筐体1内に、光源2、画像表示素子(ライトバルブ)3及び電子回路部4を収納して構成されている。光源2としては、高圧水銀ランプ、UHPランプやハロゲンランプ、あるいは、半導体レーザ等を用いる。
【0017】
この光源2から発せられた光束は、画像表示素子3に照射される。すなわち、光源2から発せられた光束は、直接、または、放物面鏡、あるいは、楕円鏡からなるリフレクタ2aにより反射されて、インテグレータ5aに入射される。このインテグレータ5aは、透明材料によりロッド状に形成された「ロッドインテグレータ」である。このインテグレータ5aに入射された光束は、このインテグレータ5aを経ることによって照度を均一化され、色選別手段となる色選別機構6を経て、さらに、照明系レンズ(照明光学系)5bを経て、ビームスプリッタ7に入射する。ビームスプリッタ7に入射した光束は、このビームスプリッタ7の反射面7aによって反射されて90°偏向されて、画像表示素子3に入射する。
【0018】
色選別機構6は、空間的に、あるいは、時分割的に、光源からの光束を所定の色成分(例えば、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)成分)に分割するものである。この実施の形態においては、色選別機構6として、いわゆる「カラーホイール」等、光源からの光束を時分割的に各色成分に分割する機構を用い、1枚の画像表示素子3によってカラー画像の表示を行うようにしている。
【0019】
画像表示素子3としては、液晶表示素子や、いわゆる「DLP」を用いることができる。この画像表示素子3は、時分割的な色選別を行う色選別機構6による色選別のタイミングに同期して表示状態を切換え、該色選別機構6によって選別された色成分に対応する画像を表示する。そして、この画像表示素子3は、入射された光束を、表示画像の画素ごとに応じて偏光変調して、画像表示光束として反射させる。
【0020】
画像表示素子3により変調されて反射された画像表示光束は、ビームスプリッタ7の反射面7aを透過して、投射レンズ8に入射される。この投射レンズ8は、入射された画像表示光束を、スクリーン10に向けて投射する。そして、このスクリーン10上において、画像表示が行われる。
【0021】
また、外筐体1内には、画像表示素子3及び色選別機構6等の動作を制御する電子回路部4が収納されている。この電子回路部4は、プリント基板上に配置され所定の接続をなされた複数の電子素子によって構成されている。
【0022】
そして、外筐体1内には、冷却ファン9が設けられている。この冷却ファン9は、光源2の発する熱を、図1中の矢印Aで示すように、電子回路部4が収納されている側とは反対の側に導いて、外筐体1の外方に放出させる。
【0023】
この画像表示装置においては、光源2と電子回路部4とが外筐体1内において互いに離れた位置に設けられており、しかも、冷却ファン9により、光源2の発する熱が電子回路部4が収納されている側とは反対の側に導かれるので、光源2の発する熱による電子回路部4の加熱が抑えられる。この画像表示装置においては、電子回路部4に対する加熱が抑えられ温度上昇が抑えられることにより、電子回路部4の動作が安定化される。
【0024】
なお、この画像表示装置は、光源2から発せられた光束が、インテグレータ5aを経て、ビームスプリッタ7を透過して画像表示素子3に照射され、この画像表示素子3により変調されて反射されて、画像表示光束としてビームスプリッタ7の反射面7aにおいて反射されて90°偏向されて、投射レンズ8に入射するように構成してもよい。後述する各実施の形態においても同様である。
【0025】
また、この画像表示装置において、光源2及び冷却ファン9が外筐体1の上方側となるように構成すれば、光源2の発する熱が冷却ファン9によって外筐体1の上方側に逃がされ、この熱による電子回路部4の加熱が一層抑えられる。
【0026】
なお、リフレクタ2aは、赤外線(熱線)については、反射率が低く透過率が高くなされており、光源2が発する熱線をなるべくインテグレータ5aに入射させず、冷却ファン9が設けられている側に逃がすように形成されている。
【0027】
そして、外筐体1は、矩形の箱形に形成してもよいが、図2に示すように、略々円筒状の形状を有するように形成してもよい。このように略々円筒状の形状を有して形成された外筐体1は、一端側に光源2を収納し、他端側に電子回路部4を収納し、これら光源2及び電子回路部4の間となる位置に画像表示素子3を収納している。投射レンズ8は、外筐体1の側面部に取付けられ、この外筐体1のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向、例えば、該軸に略々直交する方向に画像表示光束を投射する。
【0028】
この場合においても、光源2及び冷却ファン9が外筐体1の上方側となるように構成すれば、光源2の発する熱が冷却ファン9によって外筐体1の上方側に逃がされ、この熱による電子回路部4の加熱を抑えることができる。
【0029】
そして、インテグレータ5aとしては、上述のような「ロッドインテグレータ」の他に、図3に示すように、複数のレンズが二次元的に配列されて形成された「フライアイインテグレータ」などを用いることができる。
【0030】
また、図3に示すように、色選別機構として、光源からの光束を時分割的に各色成分に分割するとともに色に応じて偏光状態を変える光学素子を用いて、2枚の画像表示素子3a,3bによってカラー画像の表示を行うようにしてもよい。すなわち、この画像表示装置においては、光源2からの光束のうちの第1の色成分は、ビームスプリッタ7の反射面7aによって反射されて90°偏向され、第1の画像表示素子3aに入射し、この第1の画像表示素子3aにより偏光変調されて反射され、ビームスプリッタ7の反射面7aを透過して、投射レンズ8に入射される。一方、光源2からの光束のうちの第2及び第3の色成分は、ビームスプリッタ7の反射面7aを透過し、第2の画像表示素子3bに入射し、この第2の画像表示素子3bにより偏光変調されて反射され、ビームスプリッタ7の反射面7aにより反射されて90°偏向されて、投射レンズ8に入射される。この第2の画像表示素子3bにおける第2及び第3の色成分の切換えは、時分割的に行われる。
【0031】
さらに、この画像表示装置は、図4に示すように、色選別機構6として、光源2からの光束を空間的に各色成分に分離させる色分離光学素子であるダイクロイックミラー11,14を用い、複数の透過型の画像表示素子3r,3g,3bを用いてカラー画像の表示を行うように(いわゆる「3板式」等の画像表示装置として)構成することもできる。
【0032】
すなわち、この画像表示装置においては、光源2から発せられた光束のうちの第1の色成分は、第1のダイクロイックミラー11によって反射され、照明系レンズ5bを経て、ミラー12によって反射され、第1の画像表示素子3rに入射する。この第1の画像表示素子3rは、入射した第1の色成分の光を表示画像の第1の色成分に応じて強度変調して画像表示光束として透過させ、クロスプリズム13に入射させる。
【0033】
一方、光源2から発せられた光束のうちの第2及び第3の色成分は、第1のダイクロイックミラー11を透過し、第2のダイクロイックミラー14に入射する。第2のダイクロイックミラー14は、入射した光束のうちの第2の色成分のみを反射させ、照明系レンズ5bを経て、第2の画像表示素子3gに入射させる。この第2の画像表示素子3gは、入射した第2の色成分の光を表示画像の第2の色成分に応じて強度変調して画像表示光束として透過させ、クロスプリズム13に入射させる。
【0034】
そして、第2のダイクロイックミラー14を透過した第3の色成分の光は、照明系レンズ5bを経て、ミラー15,16に反射されて、第3の画像表示素子3bに入射する。この第3の画像表示素子3bは、入射した第3の色成分の光を表示画像の第3の色成分に応じて強度変調して画像表示光束として透過させ、クロスプリズム13に入射させる。
【0035】
クロスプリズム13においては、各画像表示素子3r,3g,3bを透過してきた各色成分の画像表示光束が色合成されて、投射レンズ8に入射される。投射レンズ8に入射された画像表示光束は、図示しないスクリーン上に投射され、画像表示を行う。
【0036】
この画像表示装置においては、これらのいずれの光学系を採用する場合においても、外筐体1は、矩形の箱形に形成してもよいが、略々円筒状の形状に形成してもよい。
【0037】
そして、この画像表示装置の外筐体1には、図5に示すように、一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材17,18が設けられている。外筐体1が略々円筒形状に形成されている場合には、一対の棒状の支持部材17,18は、外筐体1の一端側及び他端側にそれぞれこの外筐体1のなす略々円筒形状の軸に沿う方向に延長されて互いに略々同軸状となされている。そして、外筐体1は、各支持部材17,18の各先端部において支持されることとなる。投射レンズ8は、各支持部材17,18の軸に対して所定の角度をなす方向、例えば、該軸に略々直交する方向に画像表示光束を投射する。
【0038】
一対の棒状の支持部材17,18は、図5に示すように、外筐体1の上方側及び下方側にそれぞれ延長されており、それぞれの先端部が家屋内の天井101及び床面102によって支持される。
【0039】
また、一対の棒状の支持部材17,18は、図6に示すように、外筐体1の右方側及び左方側にそれぞれ延長されており、それぞれの先端部が家屋内の相対向する壁面103,104によって支持されるようにしてもよい。
【0040】
これら一対の棒状の支持部材17,18の少なくとも一方は、伸縮可能であって、この支持部材17,18内に内蔵した圧縮コイルバネの如き弾性部材によって、図5中の矢印B及び矢印C、図6中の矢印D及び矢印Eで示すように、伸長方向に付勢されている。
【0041】
すなわち、この画像表示装置は、一対の棒状の支持部材17,18の一方、または、双方を弾性部材の付勢力に抗して短縮させた状態で、家屋内の天井101及び床面102間、または、家屋内の相対向する壁面103,104間にこれら支持部材17,18が差し渡される状態としておいて、支持部材17,18の一方、または、双方が弾性部材の付勢力によって伸長するにまかせると、これら支持部材17,18の先端部が天井101及び床面102、または、相対向する壁面103,104を押圧することにより、該天井101及び床面102間、または、相対向する壁面103,104間において支持される。
【0042】
なお、支持部材17,18が弾性部材によって付勢力を受けた状態で伸縮できる長さの範囲には限界がある。すなわち、例えば弾性部材を圧縮コイルバネとした場合、この圧縮コイルバネが支持部材17,18に付勢力を与えられる範囲は、この圧縮コイルバネの自然状態(自然長)から、バネをなす線材同士が当接してそれ以上縮まない状態に至るまでの間である。このような長さを長くすることは困難であるので、天井101及び床面102間、または、相対向する壁面103,104間のいろいろな間隔(幅)に対応するためには、支持部材17,18が弾性部材による付勢力を受けた状態で伸縮できる範囲そのものを外筐体1に対して接離させる機構が必要となる。
【0043】
このような機構としては、例えば、図7に示すように、各支持部材17,18の一方、または、それぞれを、複数の延長ポール17a,17b,17c・・・、18a,18b,18c・・・から構成されるものとし、これら延長ポールの使用本数によって、各支持部材17,18の全体の長さを調整可能とすることが考えられる。各延長ポール17a,17b・・・、18a,18b・・・は、図8に示すように、一端側に雄ネジ23が設けられ、他端側に雌ネジ24が設けられており、一の延長ポールの一端側を他の延長ポールの他端側に順次ねじ込むことによって、1本の棒を構成するように連結されて固定される。なお、延長ポール同士の連結は、このようなネジ込み式に限らず、嵌め込み式としてもよい。
【0044】
各支持部材17,18をなす複数の延長ポール17a,17b・・・、18a,18b・・・のうちの少なくとも一には、弾性部材となる圧縮コイルバネ19が内蔵されている。圧縮コイルバネ19を内蔵した延長ポール17a,18aは、有底の外筒20及びこの外筒20内に挿入され軸方向に移動可能となされた有底の内筒21からなり、互いの底部間に圧縮コイルバネ19を内蔵している。各支持部材17,18は、図8中矢印Fで示すように、内筒21が圧縮コイルバネ19の付勢力に抗して外筒20に対して軸方向に移動することにより、この圧縮コイルバネ19により伸長方向に付勢された状態で、全長が短縮される。
【0045】
また、支持部材17,18が伸縮できる範囲そのものを外筐体1に対して接離させる機構としては、図9に示すように、ネジ式(ヘリコイド式)によって、支持部材17,18の先端側部分を弾性部材とともに繰り出す方式が考えられる。
【0046】
すなわち、この機構においては、支持部材17,18の一部をなす円柱状部分17bの先端側には、雄ヘリコイド25が形成されている。そして、この円柱状部分17bの先端側には、外筒20が、この外筒20の一端側に設けられた雌ヘリコイド26を雄ヘリコイド25に螺合させることにより、取付けられている。この外筒20は、円柱状部分17bに対し、軸回りに回転されることによって、雄ヘリコイド25に沿って外筐体1に対して接離され、図9中矢印Gで示すように、支持部材17,18の全体の長さを調整することとなる。
【0047】
そして、この外筒20の他端側には、上述したと同様に、弾性部材となる圧縮コイルバネ19を挟んで内筒21が挿入されている。この内筒21は、図9中矢印Hで示すように、圧縮コイルバネ19の付勢力に抗して外筒20に対して軸方向に移動することにより、この圧縮コイルバネ19により伸長方向に付勢された状態で、各支持部材17,18の全長を短縮させることとなる。
【0048】
そして、この画像表示装置は、外筐体1が略々円筒形状に形成されている場合において、この外筐体1には、上述のような一対の棒状の支持部材17,18を設けることなく、図10に示すように、一方の端部のみに棒状の支持部材17を設けてもよい。この支持部材17は、外筐体1のなす略々円筒形状の軸に沿う方向に延長させてもよいし、また、外筐体1との接続部に関節部27を設けてもよい。この関節部27は、外筐体1と支持部材17とを回動可能に接続させるものである。関節部27を設けた場合には、支持部材17は、この関節部27において、外筐体1の軸に対して屈曲できるようになる。
【0049】
この場合において、外筐体1は、図10に示すように、支持部材17の先端側において、投射レンズ8が画像表示光束を投射するスクリーン10の枠部28によって支持されることができる。
【0050】
支持部材17は、外筐体1との間、または、中途部に屈曲可能な関節部27を有している場合には、この関節部27の屈曲角度を適宜調整されることにより、投射レンズ8の光軸がスクリーン10に対して略々垂直となる位置に外筐体1を支持することができる。
【0051】
スクリーン10の枠部28は、図10に示すように、スクリーン10の画像投射面の上方側にあるものと、図11に示すように、スクリーン10の画像投射面の下方側にあるものとがある。これらいずれの枠部28に対しても、支持部材17の先端側を取付けることができる。
【0052】
また、図12に示すように、投射レンズ8の前端側に、この投射レンズ8の光軸に対して傾斜した平面鏡29を取り付け、画像表示光束を外筐体1の軸に対して傾斜した方向に偏向させるようにしてもよい。
【0053】
この場合には、図13及び図14に示すように、支持部材17の先端側においてスクリーン10の枠部28によって外筐体1を支持させた場合に、上述のような関節部27を用いることなく、平面鏡29の投射レンズ8の光軸に対する傾きを調整することにより、画像表示光束の光軸をスクリーン10に対して略々垂直とすることができる。
【0054】
なお、これら図10乃至図14に示すいずれの場合においても、この枠部28は、スクリーン10の巻取軸を収納した筐体にもなっており、図15に示すように、スクリーン10を巻取軸に巻取って収納することができる。この場合において、支持部材27及び外筐体1は、直線状に延ばされた状態で、スクリーン10の巻取軸内に収納されるか、あるいは、スクリーン10の巻取軸となることができる。すなわち、直線状に延ばされた状態の支持部材27及び外筐体1に、スクリーン10を巻き付けて、枠部28内に収納することができる。
【0055】
また、外筐体1は、図16に示すように、支持部材17の先端部において、設置台30によって支持されて、家屋内の床面上に設置され該床面に支持されるようにしてもよい。さらに、図17に示すように、支持部材17をコ字状に屈曲させ、この屈曲部分を設置台30として使用するようにしてもよい。
【0056】
さらに、外筐体1は、図18に示すように、支持部材17の先端部において、天井取付け板31によって支持され、家屋内の天井に支持されるようにしてもよい。天井取付け板31は、取付けネジ32によって、家屋内の天井に取付けられる。また、図19に示すように、支持部材17をコ字状に屈曲させ、この屈曲部分を天井取付け部31として使用するようにしてもよい。この天井取付け部32は、取付け金具32によって、家屋内の天井に取付けられる。なお、支持部材の形状は、図示した形状に限定されず、種々の形状とすることができる。
【0057】
そして、この画像表示装置においては、上述したように、外筐体1内において、光源2がこの外筐体1の上端側に位置し、電子回路部4がこの外筐体1の下端側に位置するようにした場合においては、図20に示すように、外筐体1の上方側に延長された支持部材17を中空の筒状に形成することにより、光源2が発する熱をこの筒内に伝達させ、さらに、この熱を筒外に放出させることができる。
【0058】
この場合において、外筐体1の上方側に延長された支持部材17には、筒内の熱を筒外に放出するための複数の透孔33を設けてもよい。また、この支持部材17の筒内には、熱交換を行うための複数のフィン34を設けてもよい。これら透孔33やフィン34を設けることにより、支持部材17の筒内の熱を効率よく筒外に放出させることができる。
【0059】
さらに、この画像表示装置においては、投射レンズ8により投射される画像表示光束を所定の偏光状態(直線偏光、または、円偏光)とし、所定の偏光状態、すなわち、画像表示光束の偏光方向に直交する直線偏光、または、画像表示光束の円偏光の方向の逆方向の円偏光の照明光束によってスクリーン10を照明することにより、外光の影響が抑えられた高コントラストの画像表示を、室内を暗くすることなく行うことができる。この場合には、照明光束は、この照明光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差が、画像表示光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差に対して180°異なっていることになる。
【0060】
この場合において、図5に示すように、所定の偏光状態の照明光束を発する照明装置35,35を、支持部材17に取付けてもよい。これら照明装置35,35は、通常、一般的に照明器具として使用されている白熱電球や蛍光灯と、偏向フィルタとを組み合わせて構成されている。白熱電球や蛍光灯から発せられた光束は、偏向フィルタを透過することによって、所定の偏光状態の照明光束となる。
【0061】
そして、図5に示すように、支持部材17,18が天井及び床面によって支持されている場合において、照明装置35,35は、基端側を支持部材17に取付けられたアーム部材36,36の先端側に取付けられることにより、該支持部材17に対し、該アーム部材36,36を介して取付けられている。
【0062】
また、図6に示すように、支持部材17,18が相対向する壁面によって支持されている場合においては、照明装置35,35は、支持部材17,18に対して直接取付けてもよい。
【0063】
これら図5及び図6に示すいずれの場合においても、照明装置35,35に電源を供給するための電源コードは、中空となした支持部材17,18の内部に収納することができる。
【0064】
さらに、図5及び図6に示すように、支持部材17,18、または、支持部材17に取付けられたアーム部材36,36には、一、または、複数のスピーカ装置37,37を取付けるようにしてもよい。これらスピーカ装置37,37は、主に、スクリーン10上に表示される画像に対応した音響を再生するためのものであり、当該画像の視聴者よりも後方に位置することとなるので、いわゆる「サラウンドスピーカ」と呼ばれるものに相当する。
【0065】
これら図5及び図6に示すいずれの場合においても、スピーカ装置37,37に音響信号を供給するためのコードは、中空となした支持部材17,18の内部に収納することができる。
【0066】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る画像表示装置においては、外筐体が一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材の各先端部において支持され、これら支持部材の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズにより画像表示光束が投射されるので、家屋内における任意の位置に外筐体を安定して容易に設置することができる。
【0067】
また、本発明に係る画像表示装置においては、外筐体が略々円筒状の形状を有し、一端側に光源を収納し他端側に電子回路部を収納しこれら光源及び電子回路部の間となる位置に画像表示素子を収納しており、この外筐体のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズにより画像表示光束が投射されるので、外筐体が小型化されるとともに、電子回路部が光源の発する熱によって加熱され難く、安定した画像表示を行うことができる。
【0068】
したがって、本発明に係る画像表示装置は、家屋内に新たに設置用の機材を設置したり、家屋に加工を加えたりせずに、スペース効率良く設置することができ、良好な画像表示を行うことができる。
【0069】
すなわち、本発明は、家屋内において邪魔にならない状態に設置することが容易であり、かつ、良好な画像表示が行える画像表示装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示装置の要部の構成を示す縦断面図である。
【図2】上記画像表示装置の要部の内部構成(単板反射型パネル)を示す斜視図である。
【図3】上記画像表示装置の要部の内部構成の他の例(2板反射型パネル)を示す斜視図である。
【図4】上記画像表示装置の要部の内部構成のさらに他の例(3板透過型パネル)を示す斜視図である。
【図5】上記画像表示装置の使用状態を示す斜視図である。
【図6】上記画像表示装置の使用状態の他の例を示す斜視図である。
【図7】上記画像表示装置の支持部材の構成の他の例を示す側面図である。
【図8】上記画像表示装置の支持部材の構成の他の例を示す斜視図である。
【図9】上記画像表示装置の支持部材の構成のさらに他の例を示す縦断面図である。
【図10】上記画像表示装置を支持部材及び関節部によりスクリーンの上側の枠部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図11】上記画像表示装置を支持部材及び関節部によりスクリーンの下側の枠部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図12】上記画像表示装置の要部であって投射レンズの前側側に平面鏡を有する構成を示す縦断面図である。
【図13】上記図12に示した画像表示装置を支持部材によりスクリーンの上側の枠部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図14】上記図12に示した画像表示装置を支持部材によりスクリーンの下側の枠部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図15】上記画像表示装置において、外筐体、支持部材及びスクリーンを枠部に収納した状態を示す斜視図である。
【図16】上記画像表示装置において、支持部材を設置台に支持させた状態を示す斜視図である。
【図17】上記画像表示装置において、支持部材を設置台とした状態を示す斜視図である。
【図18】上記画像表示装置において、支持部材を天井取付け板に支持させた状態を示す斜視図である。
【図19】上記画像表示装置において、支持部材を天井取付け部とした状態を示す斜視図である。
【図20】上記画像表示装置において、光源が発する熱を効率よく放熱させるための構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 外筐体、2 光源、3 画像表示素子、4 電子回路部、5a インテグレータ、6 色選別機構、7 偏向ビームスプリッタ、8 投射レンズ、9 冷却ファン、10 スクリーン
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示素子を有し、この画像表示素子により変調された画像表示光束を投射して画像表示を行う画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像表示素子を有し、この画像表示素子により変調された画像表示光束を投射して画像表示を行う、いわゆるプロジェクタ型の画像表示装置が提案されている。
【0003】
この画像表示装置は、例えば高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる光源を有し、この光源から発せられた光束(照明光)を画像表示素子に照射するように構成されている。この画像表示素子は、例えば液晶表示素子であって、この画像表示素子に照射された光束を画像信号に応じて画素ごとに強度変調し、この画像表示素子により反射された光束、あるいは、この画像表示素子を透過した光束を、画像信号に応じて強度変調された画像表示光束とする。
【0004】
この画像表示光束は、投射レンズに入射され、この投射レンズによりスクリーンに投射され、画像表示を行う。表示画像の視聴者は、画像表示装置がスクリーンに対して画像表示光束を投射している側と同じ側から、該スクリーン上に投射された画像表示光束が表示する画像を視聴することとなる。
【0005】
なお、カラー画像の表示を行う画像表示装置としては、いわゆる3板式の画像表示装置と単板式の画像表示装置とが提案されている。いわゆる3板式の画像表示装置は、光源から発せられた光束を空間的に色分離し、各色成分の画像を表示する複数の画像表示素子に対応させて入射させ、これら各画像表示素子を経た複数の画像表示光束を色合成して、投射レンズによって投射するように構成されている。また、いわゆる単板式の画像表示装置は、光源から発せられた光束を時分割的に色選別して画像表示素子に入射させ、この色選別のタイミングに同期して画像表示素子における表示状態を切換えて、選別された色成分に対応する画像を画像表示素子によって表示し、この画像表示素子を経た画像表示光束を投射レンズによって投射するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来のプロジェクタ型の画像表示装置は、光源や画像表示素子及びこの画像表示素子を制御する電子回路部等が、箱型(矩形状)の外筐体に収納されて構成されている。そして、このような画像表示装置は、良好な画像表示を行うためには、画像表示がなされるスクリーンに対して、略々対向されて設置されることが望ましい。
【0007】
しかし、このようにして画像表示装置を設置すると、表示画像の視聴者は、画像表示装置の後ろ側から視聴することとなり、箱型の画像表示装置が邪魔になって、表示画像が見づらくなってしまう。また、画像表示装置をこのような位置に設置するために、家屋内の床面上や固定台上に画像表示装置を設置しておくと、家屋内における通行や家屋の使用にとって邪魔であり、特にこの画像表示装置を使用していないときにおいては、極めて邪魔である。
【0008】
このような事態の解決策としては、画像表示装置を家屋内の天井から吊して設置するいわゆる「天吊り型」の設置方法が提案されている。しかし、画像表示装置を天井から吊すには、天井を補強したうえで固定器具を設置しなければならず、一般のユーザにとっては、このような設置は困難であった。
【0009】
また、大型の棚を設置して、この棚上に画像表示装置を設置し、天井から吊した場合と略々同様の位置に画像表示装置を設置することが考えられる。しかし、耐震対策などを考えると、一般のユーザにとっては、このような設置も困難である。
【0010】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、家屋内において邪魔にならない状態に設置することが容易であり、かつ、良好な画像表示が行える画像表示装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係る画像表示装置は、光源と、この光源から発せられた光束が照射される画像表示素子と、この画像表示素子において変調された画像表示光束が入射されこの画像表示光束を投射する投射レンズと、画像表示素子制御する電子回路部と、光源、画像表示素子及び電子回路部を収納している外筐体とを備え、この外筐体は、一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材を有しており、これら各支持部材の各先端部において支持され、投射レンズは、各支持部材の軸に対して所定の角度をなす方向に上記画像表示光束を投射することを特徴とするものである。
【0012】
この画像表示装置においては、外筐体が一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材の各先端部において支持され、これら支持部材の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズにより画像表示光束が投射されるので、家屋内における任意の位置に外筐体を安定して容易に設置することができる。
【0013】
また、本発明に係る画像表示装置は、光源と、この光源から発せられた光束が照射される画像表示素子と、この画像表示素子において変調された画像表示光束が入射されこの画像表示光束を投射する投射レンズと、画像表示素子制御する電子回路部と、光源、画像表示素子及び電子回路部を収納している外筐体とを備え、この外筐体は、略々円筒状の形状を有しており、一端側に光源を収納し他端側に電子回路部を収納しこれら光源及び電子回路部の間となる位置に画像表示素子を収納しており、投射レンズは、外筐体の側面部に取付けられこの外筐体のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向に上記画像表示光束を投射することを特徴とするものである。
【0014】
この画像表示装置においては、外筐体が略々円筒状の形状を有し、一端側に光源を収納し他端側に電子回路部を収納しこれら光源及び電子回路部の間となる位置に画像表示素子を収納しており、この外筐体のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズにより画像表示光束が投射されるので、外筐体が小型化されるとともに、電子回路部が光源の発する熱によって加熱され難く、安定した画像表示を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0016】
本発明に係る画像表示装置は、図1に示すように、外筐体1を有し、この外筐体1内に、光源2、画像表示素子(ライトバルブ)3及び電子回路部4を収納して構成されている。光源2としては、高圧水銀ランプ、UHPランプやハロゲンランプ、あるいは、半導体レーザ等を用いる。
【0017】
この光源2から発せられた光束は、画像表示素子3に照射される。すなわち、光源2から発せられた光束は、直接、または、放物面鏡、あるいは、楕円鏡からなるリフレクタ2aにより反射されて、インテグレータ5aに入射される。このインテグレータ5aは、透明材料によりロッド状に形成された「ロッドインテグレータ」である。このインテグレータ5aに入射された光束は、このインテグレータ5aを経ることによって照度を均一化され、色選別手段となる色選別機構6を経て、さらに、照明系レンズ(照明光学系)5bを経て、ビームスプリッタ7に入射する。ビームスプリッタ7に入射した光束は、このビームスプリッタ7の反射面7aによって反射されて90°偏向されて、画像表示素子3に入射する。
【0018】
色選別機構6は、空間的に、あるいは、時分割的に、光源からの光束を所定の色成分(例えば、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)成分)に分割するものである。この実施の形態においては、色選別機構6として、いわゆる「カラーホイール」等、光源からの光束を時分割的に各色成分に分割する機構を用い、1枚の画像表示素子3によってカラー画像の表示を行うようにしている。
【0019】
画像表示素子3としては、液晶表示素子や、いわゆる「DLP」を用いることができる。この画像表示素子3は、時分割的な色選別を行う色選別機構6による色選別のタイミングに同期して表示状態を切換え、該色選別機構6によって選別された色成分に対応する画像を表示する。そして、この画像表示素子3は、入射された光束を、表示画像の画素ごとに応じて偏光変調して、画像表示光束として反射させる。
【0020】
画像表示素子3により変調されて反射された画像表示光束は、ビームスプリッタ7の反射面7aを透過して、投射レンズ8に入射される。この投射レンズ8は、入射された画像表示光束を、スクリーン10に向けて投射する。そして、このスクリーン10上において、画像表示が行われる。
【0021】
また、外筐体1内には、画像表示素子3及び色選別機構6等の動作を制御する電子回路部4が収納されている。この電子回路部4は、プリント基板上に配置され所定の接続をなされた複数の電子素子によって構成されている。
【0022】
そして、外筐体1内には、冷却ファン9が設けられている。この冷却ファン9は、光源2の発する熱を、図1中の矢印Aで示すように、電子回路部4が収納されている側とは反対の側に導いて、外筐体1の外方に放出させる。
【0023】
この画像表示装置においては、光源2と電子回路部4とが外筐体1内において互いに離れた位置に設けられており、しかも、冷却ファン9により、光源2の発する熱が電子回路部4が収納されている側とは反対の側に導かれるので、光源2の発する熱による電子回路部4の加熱が抑えられる。この画像表示装置においては、電子回路部4に対する加熱が抑えられ温度上昇が抑えられることにより、電子回路部4の動作が安定化される。
【0024】
なお、この画像表示装置は、光源2から発せられた光束が、インテグレータ5aを経て、ビームスプリッタ7を透過して画像表示素子3に照射され、この画像表示素子3により変調されて反射されて、画像表示光束としてビームスプリッタ7の反射面7aにおいて反射されて90°偏向されて、投射レンズ8に入射するように構成してもよい。後述する各実施の形態においても同様である。
【0025】
また、この画像表示装置において、光源2及び冷却ファン9が外筐体1の上方側となるように構成すれば、光源2の発する熱が冷却ファン9によって外筐体1の上方側に逃がされ、この熱による電子回路部4の加熱が一層抑えられる。
【0026】
なお、リフレクタ2aは、赤外線(熱線)については、反射率が低く透過率が高くなされており、光源2が発する熱線をなるべくインテグレータ5aに入射させず、冷却ファン9が設けられている側に逃がすように形成されている。
【0027】
そして、外筐体1は、矩形の箱形に形成してもよいが、図2に示すように、略々円筒状の形状を有するように形成してもよい。このように略々円筒状の形状を有して形成された外筐体1は、一端側に光源2を収納し、他端側に電子回路部4を収納し、これら光源2及び電子回路部4の間となる位置に画像表示素子3を収納している。投射レンズ8は、外筐体1の側面部に取付けられ、この外筐体1のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向、例えば、該軸に略々直交する方向に画像表示光束を投射する。
【0028】
この場合においても、光源2及び冷却ファン9が外筐体1の上方側となるように構成すれば、光源2の発する熱が冷却ファン9によって外筐体1の上方側に逃がされ、この熱による電子回路部4の加熱を抑えることができる。
【0029】
そして、インテグレータ5aとしては、上述のような「ロッドインテグレータ」の他に、図3に示すように、複数のレンズが二次元的に配列されて形成された「フライアイインテグレータ」などを用いることができる。
【0030】
また、図3に示すように、色選別機構として、光源からの光束を時分割的に各色成分に分割するとともに色に応じて偏光状態を変える光学素子を用いて、2枚の画像表示素子3a,3bによってカラー画像の表示を行うようにしてもよい。すなわち、この画像表示装置においては、光源2からの光束のうちの第1の色成分は、ビームスプリッタ7の反射面7aによって反射されて90°偏向され、第1の画像表示素子3aに入射し、この第1の画像表示素子3aにより偏光変調されて反射され、ビームスプリッタ7の反射面7aを透過して、投射レンズ8に入射される。一方、光源2からの光束のうちの第2及び第3の色成分は、ビームスプリッタ7の反射面7aを透過し、第2の画像表示素子3bに入射し、この第2の画像表示素子3bにより偏光変調されて反射され、ビームスプリッタ7の反射面7aにより反射されて90°偏向されて、投射レンズ8に入射される。この第2の画像表示素子3bにおける第2及び第3の色成分の切換えは、時分割的に行われる。
【0031】
さらに、この画像表示装置は、図4に示すように、色選別機構6として、光源2からの光束を空間的に各色成分に分離させる色分離光学素子であるダイクロイックミラー11,14を用い、複数の透過型の画像表示素子3r,3g,3bを用いてカラー画像の表示を行うように(いわゆる「3板式」等の画像表示装置として)構成することもできる。
【0032】
すなわち、この画像表示装置においては、光源2から発せられた光束のうちの第1の色成分は、第1のダイクロイックミラー11によって反射され、照明系レンズ5bを経て、ミラー12によって反射され、第1の画像表示素子3rに入射する。この第1の画像表示素子3rは、入射した第1の色成分の光を表示画像の第1の色成分に応じて強度変調して画像表示光束として透過させ、クロスプリズム13に入射させる。
【0033】
一方、光源2から発せられた光束のうちの第2及び第3の色成分は、第1のダイクロイックミラー11を透過し、第2のダイクロイックミラー14に入射する。第2のダイクロイックミラー14は、入射した光束のうちの第2の色成分のみを反射させ、照明系レンズ5bを経て、第2の画像表示素子3gに入射させる。この第2の画像表示素子3gは、入射した第2の色成分の光を表示画像の第2の色成分に応じて強度変調して画像表示光束として透過させ、クロスプリズム13に入射させる。
【0034】
そして、第2のダイクロイックミラー14を透過した第3の色成分の光は、照明系レンズ5bを経て、ミラー15,16に反射されて、第3の画像表示素子3bに入射する。この第3の画像表示素子3bは、入射した第3の色成分の光を表示画像の第3の色成分に応じて強度変調して画像表示光束として透過させ、クロスプリズム13に入射させる。
【0035】
クロスプリズム13においては、各画像表示素子3r,3g,3bを透過してきた各色成分の画像表示光束が色合成されて、投射レンズ8に入射される。投射レンズ8に入射された画像表示光束は、図示しないスクリーン上に投射され、画像表示を行う。
【0036】
この画像表示装置においては、これらのいずれの光学系を採用する場合においても、外筐体1は、矩形の箱形に形成してもよいが、略々円筒状の形状に形成してもよい。
【0037】
そして、この画像表示装置の外筐体1には、図5に示すように、一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材17,18が設けられている。外筐体1が略々円筒形状に形成されている場合には、一対の棒状の支持部材17,18は、外筐体1の一端側及び他端側にそれぞれこの外筐体1のなす略々円筒形状の軸に沿う方向に延長されて互いに略々同軸状となされている。そして、外筐体1は、各支持部材17,18の各先端部において支持されることとなる。投射レンズ8は、各支持部材17,18の軸に対して所定の角度をなす方向、例えば、該軸に略々直交する方向に画像表示光束を投射する。
【0038】
一対の棒状の支持部材17,18は、図5に示すように、外筐体1の上方側及び下方側にそれぞれ延長されており、それぞれの先端部が家屋内の天井101及び床面102によって支持される。
【0039】
また、一対の棒状の支持部材17,18は、図6に示すように、外筐体1の右方側及び左方側にそれぞれ延長されており、それぞれの先端部が家屋内の相対向する壁面103,104によって支持されるようにしてもよい。
【0040】
これら一対の棒状の支持部材17,18の少なくとも一方は、伸縮可能であって、この支持部材17,18内に内蔵した圧縮コイルバネの如き弾性部材によって、図5中の矢印B及び矢印C、図6中の矢印D及び矢印Eで示すように、伸長方向に付勢されている。
【0041】
すなわち、この画像表示装置は、一対の棒状の支持部材17,18の一方、または、双方を弾性部材の付勢力に抗して短縮させた状態で、家屋内の天井101及び床面102間、または、家屋内の相対向する壁面103,104間にこれら支持部材17,18が差し渡される状態としておいて、支持部材17,18の一方、または、双方が弾性部材の付勢力によって伸長するにまかせると、これら支持部材17,18の先端部が天井101及び床面102、または、相対向する壁面103,104を押圧することにより、該天井101及び床面102間、または、相対向する壁面103,104間において支持される。
【0042】
なお、支持部材17,18が弾性部材によって付勢力を受けた状態で伸縮できる長さの範囲には限界がある。すなわち、例えば弾性部材を圧縮コイルバネとした場合、この圧縮コイルバネが支持部材17,18に付勢力を与えられる範囲は、この圧縮コイルバネの自然状態(自然長)から、バネをなす線材同士が当接してそれ以上縮まない状態に至るまでの間である。このような長さを長くすることは困難であるので、天井101及び床面102間、または、相対向する壁面103,104間のいろいろな間隔(幅)に対応するためには、支持部材17,18が弾性部材による付勢力を受けた状態で伸縮できる範囲そのものを外筐体1に対して接離させる機構が必要となる。
【0043】
このような機構としては、例えば、図7に示すように、各支持部材17,18の一方、または、それぞれを、複数の延長ポール17a,17b,17c・・・、18a,18b,18c・・・から構成されるものとし、これら延長ポールの使用本数によって、各支持部材17,18の全体の長さを調整可能とすることが考えられる。各延長ポール17a,17b・・・、18a,18b・・・は、図8に示すように、一端側に雄ネジ23が設けられ、他端側に雌ネジ24が設けられており、一の延長ポールの一端側を他の延長ポールの他端側に順次ねじ込むことによって、1本の棒を構成するように連結されて固定される。なお、延長ポール同士の連結は、このようなネジ込み式に限らず、嵌め込み式としてもよい。
【0044】
各支持部材17,18をなす複数の延長ポール17a,17b・・・、18a,18b・・・のうちの少なくとも一には、弾性部材となる圧縮コイルバネ19が内蔵されている。圧縮コイルバネ19を内蔵した延長ポール17a,18aは、有底の外筒20及びこの外筒20内に挿入され軸方向に移動可能となされた有底の内筒21からなり、互いの底部間に圧縮コイルバネ19を内蔵している。各支持部材17,18は、図8中矢印Fで示すように、内筒21が圧縮コイルバネ19の付勢力に抗して外筒20に対して軸方向に移動することにより、この圧縮コイルバネ19により伸長方向に付勢された状態で、全長が短縮される。
【0045】
また、支持部材17,18が伸縮できる範囲そのものを外筐体1に対して接離させる機構としては、図9に示すように、ネジ式(ヘリコイド式)によって、支持部材17,18の先端側部分を弾性部材とともに繰り出す方式が考えられる。
【0046】
すなわち、この機構においては、支持部材17,18の一部をなす円柱状部分17bの先端側には、雄ヘリコイド25が形成されている。そして、この円柱状部分17bの先端側には、外筒20が、この外筒20の一端側に設けられた雌ヘリコイド26を雄ヘリコイド25に螺合させることにより、取付けられている。この外筒20は、円柱状部分17bに対し、軸回りに回転されることによって、雄ヘリコイド25に沿って外筐体1に対して接離され、図9中矢印Gで示すように、支持部材17,18の全体の長さを調整することとなる。
【0047】
そして、この外筒20の他端側には、上述したと同様に、弾性部材となる圧縮コイルバネ19を挟んで内筒21が挿入されている。この内筒21は、図9中矢印Hで示すように、圧縮コイルバネ19の付勢力に抗して外筒20に対して軸方向に移動することにより、この圧縮コイルバネ19により伸長方向に付勢された状態で、各支持部材17,18の全長を短縮させることとなる。
【0048】
そして、この画像表示装置は、外筐体1が略々円筒形状に形成されている場合において、この外筐体1には、上述のような一対の棒状の支持部材17,18を設けることなく、図10に示すように、一方の端部のみに棒状の支持部材17を設けてもよい。この支持部材17は、外筐体1のなす略々円筒形状の軸に沿う方向に延長させてもよいし、また、外筐体1との接続部に関節部27を設けてもよい。この関節部27は、外筐体1と支持部材17とを回動可能に接続させるものである。関節部27を設けた場合には、支持部材17は、この関節部27において、外筐体1の軸に対して屈曲できるようになる。
【0049】
この場合において、外筐体1は、図10に示すように、支持部材17の先端側において、投射レンズ8が画像表示光束を投射するスクリーン10の枠部28によって支持されることができる。
【0050】
支持部材17は、外筐体1との間、または、中途部に屈曲可能な関節部27を有している場合には、この関節部27の屈曲角度を適宜調整されることにより、投射レンズ8の光軸がスクリーン10に対して略々垂直となる位置に外筐体1を支持することができる。
【0051】
スクリーン10の枠部28は、図10に示すように、スクリーン10の画像投射面の上方側にあるものと、図11に示すように、スクリーン10の画像投射面の下方側にあるものとがある。これらいずれの枠部28に対しても、支持部材17の先端側を取付けることができる。
【0052】
また、図12に示すように、投射レンズ8の前端側に、この投射レンズ8の光軸に対して傾斜した平面鏡29を取り付け、画像表示光束を外筐体1の軸に対して傾斜した方向に偏向させるようにしてもよい。
【0053】
この場合には、図13及び図14に示すように、支持部材17の先端側においてスクリーン10の枠部28によって外筐体1を支持させた場合に、上述のような関節部27を用いることなく、平面鏡29の投射レンズ8の光軸に対する傾きを調整することにより、画像表示光束の光軸をスクリーン10に対して略々垂直とすることができる。
【0054】
なお、これら図10乃至図14に示すいずれの場合においても、この枠部28は、スクリーン10の巻取軸を収納した筐体にもなっており、図15に示すように、スクリーン10を巻取軸に巻取って収納することができる。この場合において、支持部材27及び外筐体1は、直線状に延ばされた状態で、スクリーン10の巻取軸内に収納されるか、あるいは、スクリーン10の巻取軸となることができる。すなわち、直線状に延ばされた状態の支持部材27及び外筐体1に、スクリーン10を巻き付けて、枠部28内に収納することができる。
【0055】
また、外筐体1は、図16に示すように、支持部材17の先端部において、設置台30によって支持されて、家屋内の床面上に設置され該床面に支持されるようにしてもよい。さらに、図17に示すように、支持部材17をコ字状に屈曲させ、この屈曲部分を設置台30として使用するようにしてもよい。
【0056】
さらに、外筐体1は、図18に示すように、支持部材17の先端部において、天井取付け板31によって支持され、家屋内の天井に支持されるようにしてもよい。天井取付け板31は、取付けネジ32によって、家屋内の天井に取付けられる。また、図19に示すように、支持部材17をコ字状に屈曲させ、この屈曲部分を天井取付け部31として使用するようにしてもよい。この天井取付け部32は、取付け金具32によって、家屋内の天井に取付けられる。なお、支持部材の形状は、図示した形状に限定されず、種々の形状とすることができる。
【0057】
そして、この画像表示装置においては、上述したように、外筐体1内において、光源2がこの外筐体1の上端側に位置し、電子回路部4がこの外筐体1の下端側に位置するようにした場合においては、図20に示すように、外筐体1の上方側に延長された支持部材17を中空の筒状に形成することにより、光源2が発する熱をこの筒内に伝達させ、さらに、この熱を筒外に放出させることができる。
【0058】
この場合において、外筐体1の上方側に延長された支持部材17には、筒内の熱を筒外に放出するための複数の透孔33を設けてもよい。また、この支持部材17の筒内には、熱交換を行うための複数のフィン34を設けてもよい。これら透孔33やフィン34を設けることにより、支持部材17の筒内の熱を効率よく筒外に放出させることができる。
【0059】
さらに、この画像表示装置においては、投射レンズ8により投射される画像表示光束を所定の偏光状態(直線偏光、または、円偏光)とし、所定の偏光状態、すなわち、画像表示光束の偏光方向に直交する直線偏光、または、画像表示光束の円偏光の方向の逆方向の円偏光の照明光束によってスクリーン10を照明することにより、外光の影響が抑えられた高コントラストの画像表示を、室内を暗くすることなく行うことができる。この場合には、照明光束は、この照明光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差が、画像表示光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差に対して180°異なっていることになる。
【0060】
この場合において、図5に示すように、所定の偏光状態の照明光束を発する照明装置35,35を、支持部材17に取付けてもよい。これら照明装置35,35は、通常、一般的に照明器具として使用されている白熱電球や蛍光灯と、偏向フィルタとを組み合わせて構成されている。白熱電球や蛍光灯から発せられた光束は、偏向フィルタを透過することによって、所定の偏光状態の照明光束となる。
【0061】
そして、図5に示すように、支持部材17,18が天井及び床面によって支持されている場合において、照明装置35,35は、基端側を支持部材17に取付けられたアーム部材36,36の先端側に取付けられることにより、該支持部材17に対し、該アーム部材36,36を介して取付けられている。
【0062】
また、図6に示すように、支持部材17,18が相対向する壁面によって支持されている場合においては、照明装置35,35は、支持部材17,18に対して直接取付けてもよい。
【0063】
これら図5及び図6に示すいずれの場合においても、照明装置35,35に電源を供給するための電源コードは、中空となした支持部材17,18の内部に収納することができる。
【0064】
さらに、図5及び図6に示すように、支持部材17,18、または、支持部材17に取付けられたアーム部材36,36には、一、または、複数のスピーカ装置37,37を取付けるようにしてもよい。これらスピーカ装置37,37は、主に、スクリーン10上に表示される画像に対応した音響を再生するためのものであり、当該画像の視聴者よりも後方に位置することとなるので、いわゆる「サラウンドスピーカ」と呼ばれるものに相当する。
【0065】
これら図5及び図6に示すいずれの場合においても、スピーカ装置37,37に音響信号を供給するためのコードは、中空となした支持部材17,18の内部に収納することができる。
【0066】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る画像表示装置においては、外筐体が一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材の各先端部において支持され、これら支持部材の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズにより画像表示光束が投射されるので、家屋内における任意の位置に外筐体を安定して容易に設置することができる。
【0067】
また、本発明に係る画像表示装置においては、外筐体が略々円筒状の形状を有し、一端側に光源を収納し他端側に電子回路部を収納しこれら光源及び電子回路部の間となる位置に画像表示素子を収納しており、この外筐体のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向に投射レンズにより画像表示光束が投射されるので、外筐体が小型化されるとともに、電子回路部が光源の発する熱によって加熱され難く、安定した画像表示を行うことができる。
【0068】
したがって、本発明に係る画像表示装置は、家屋内に新たに設置用の機材を設置したり、家屋に加工を加えたりせずに、スペース効率良く設置することができ、良好な画像表示を行うことができる。
【0069】
すなわち、本発明は、家屋内において邪魔にならない状態に設置することが容易であり、かつ、良好な画像表示が行える画像表示装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示装置の要部の構成を示す縦断面図である。
【図2】上記画像表示装置の要部の内部構成(単板反射型パネル)を示す斜視図である。
【図3】上記画像表示装置の要部の内部構成の他の例(2板反射型パネル)を示す斜視図である。
【図4】上記画像表示装置の要部の内部構成のさらに他の例(3板透過型パネル)を示す斜視図である。
【図5】上記画像表示装置の使用状態を示す斜視図である。
【図6】上記画像表示装置の使用状態の他の例を示す斜視図である。
【図7】上記画像表示装置の支持部材の構成の他の例を示す側面図である。
【図8】上記画像表示装置の支持部材の構成の他の例を示す斜視図である。
【図9】上記画像表示装置の支持部材の構成のさらに他の例を示す縦断面図である。
【図10】上記画像表示装置を支持部材及び関節部によりスクリーンの上側の枠部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図11】上記画像表示装置を支持部材及び関節部によりスクリーンの下側の枠部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図12】上記画像表示装置の要部であって投射レンズの前側側に平面鏡を有する構成を示す縦断面図である。
【図13】上記図12に示した画像表示装置を支持部材によりスクリーンの上側の枠部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図14】上記図12に示した画像表示装置を支持部材によりスクリーンの下側の枠部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図15】上記画像表示装置において、外筐体、支持部材及びスクリーンを枠部に収納した状態を示す斜視図である。
【図16】上記画像表示装置において、支持部材を設置台に支持させた状態を示す斜視図である。
【図17】上記画像表示装置において、支持部材を設置台とした状態を示す斜視図である。
【図18】上記画像表示装置において、支持部材を天井取付け板に支持させた状態を示す斜視図である。
【図19】上記画像表示装置において、支持部材を天井取付け部とした状態を示す斜視図である。
【図20】上記画像表示装置において、光源が発する熱を効率よく放熱させるための構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 外筐体、2 光源、3 画像表示素子、4 電子回路部、5a インテグレータ、6 色選別機構、7 偏向ビームスプリッタ、8 投射レンズ、9 冷却ファン、10 スクリーン
Claims (44)
- 光源と、
上記光源から発せられた光束が照射される画像表示素子と、
上記画像表示素子において変調された画像表示光束が入射され、この画像表示光束を投射する投射レンズと、
上記画像表示素子制御する電子回路部と、
上記光源、上記画像表示素子及び上記電子回路部を収納している外筐体と
を備え、
上記外筐体は、一方側及び他方側にそれぞれ延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材を有しており、これら各支持部材の各先端部において支持され、
上記投射レンズは、上記各支持部材の軸に対して所定の角度をなす方向に上記画像表示光束を投射する
ことを特徴とする画像表示装置。 - 上記一対の棒状の支持部材は、上記外筐体の上方側及び下方側にそれぞれ延長されており、それぞれの先端部が家屋内の天井及び床面によって支持されることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 上記一対の棒状の支持部材は、上記外筐体の右方側及び左方側にそれぞれ延長されており、それぞれの先端部が家屋内の相対向する壁面によって支持されることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 上記一対の棒状の支持部材の少なくとも一方は、伸縮可能であって、この支持部材内に内蔵した弾性部材によって、伸長方向に付勢されていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 上記投射レンズにより投射される画像表示光束が所定の偏光状態となされた光束であって、照明光束を発する照明装置が上記支持部材に取付けられており、
上記照明光束は、この照明光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差が、画像表示光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差に対して180°異なる
ことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。 - 上記照明装置は、基端側を上記支持部材に取付けられたアーム部材の先端側に取付けられることにより、該支持部材に対し、該アーム部材を介して取付けられていることを特徴とする請求項5記載の画像表示装置。
- 上記照明装置に電源を供給するための電源コードが、中空となされた上記支持部材の内部に収納されていることを特徴とする請求項5記載の画像表示装置。
- スピーカ装置が、上記支持部材に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 上記光源から発せられた光束は、インテグレータを経て、ビームスプリッタによって反射されて90°偏向されて画像表示素子に照射され、この画像表示素子により変調されて反射された画像表示光束が上記ビームスプリッタを透過して、上記投射レンズに入射することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 上記インテグレータと上記ビームスプリッタとの間に時分割色選別手段を備え、上記画像表示素子は、上記時分割色選別手段による色選別のタイミングに同期して表示状態を切換えて、該時分割色選別手段によって選別された色成分に対応する画像を表示することを特徴とする請求項9記載の画像表示装置。
- 上記光源から発せられた光束は、インテグレータを経て、ビームスプリッタを透過して画像表示素子に照射され、この画像表示素子により変調されて反射され画像表示光束として上記ビームスプリッタにおいて反射されて90°偏向されて、上記投射レンズに入射することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 上記インテグレータと上記ビームスプリッタとの間に時分割色選別手段を備え、上記画像表示素子は、上記時分割色選別手段による色選別のタイミングに同期して表示状態を切換えて、該時分割色選別手段によって選別された色成分に対応する画像を表示することを特徴とする請求項11記載の画像表示装置。
- 上記光源から発せられた光束は、インテグレータを経て、色分離光学素子によって一、または、複数の色成分に分離され、一、または、複数の色に対応された複数の画像表示素子に照射され、この画像表示素子により変調されて反射され各色画像表示光束として合成されて、上記投射レンズに入射することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 光源と、
上記光源から発せられた光束が照射される画像表示素子と、
上記画像表示素子において変調された画像表示光束が入射され、この画像表示光束を投射する投射レンズと、
上記画像表示素子制御する電子回路部と、
上記光源、上記画像表示素子及び上記電子回路部を収納している外筐体と
を備え、
上記外筐体は、略々円筒状の形状を有しており、一端側に上記光源を収納し、他端側に上記電子回路部を収納し、これら光源及び電子回路部の間となる位置に上記画像表示素子を収納しており、
上記投射レンズは、上記外筐体の側面部に取付けられ、この外筐体のなす略々円筒形状の軸に対して所定の角度をなす方向に上記画像表示光束を投射する
ことを特徴とする画像表示装置。 - 上記外筐体は、少なくともいずれかの端部よりこの外筐体のなす略々円筒形状の軸に沿う方向に延長された棒状の支持部材を有することを特徴とする請求項14記載の画像表示装置。
- 上記外筐体は、上記支持部材の先端側において、上記投射レンズが画像表示光束を投射するスクリーンの枠部によって支持されていることを特徴とする請求項15記載の画像表示装置。
- 上記支持部材は、中途部に屈曲可能な関節部を有し、この関節部の屈曲角度を適宜調整されることにより、上記投射レンズの光軸が上記スクリーンに対して略々垂直となる位置に上記外筐体を支持することを特徴とする請求項16記載の画像表示装置。
- 上記外筐体は、上記支持部材の先端部において、家屋内の床面に支持されることを特徴とする請求項15記載の画像表示装置。
- 上記外筐体は、上記支持部材の先端部において、家屋内の天井に支持されることを特徴とする請求項15記載の画像表示装置。
- 上記外筐体内においては、上記光源がこの外筐体の上端側に位置し、上記電子回路部がこの外筐体の下端側に位置することを特徴とする請求項19記載の画像表示装置。
- 上記支持部材は、中空の筒状に形成され、この筒内に伝達された上記光源が発する熱を筒外に放出することを特徴とする請求項20記載の画像表示装置。
- 上記支持部材は、筒内の熱を筒外に放出するための透孔を有していることを特徴とする請求項21記載の画像表示装置。
- 上記支持部材は、筒内に熱交換を行うためのフィンが設けられていることを特徴とする請求項21記載の画像表示装置。
- 上記投射レンズにより投射される画像表示光束が所定の偏光状態となされた光束であって、照明光束を発する照明装置が上記支持部材に取付けられており、
上記照明光束は、この照明光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差が、画像表示光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差に対して180°異なる
ことを特徴とする請求項15記載の画像表示装置。 - 上記照明装置は、基端側を上記支持部材に取付けられたアーム部材の先端側に取付けられることにより、該支持部材に対し、該アーム部材を介して取付けられていることを特徴とする請求項24記載の画像表示装置。
- 上記照明装置に電源を供給するための電源コードが、中空となされた上記支持部材の内部に収納されていることを特徴とする請求項24記載の画像表示装置。
- スピーカ装置が、上記支持部材に取付けられていることを特徴とする請求項15記載の画像表示装置。
- 上記外筐体は、一端側及び他端側にそれぞれこの外筐体のなす略々円筒形状の軸に沿う方向に延長されて互いに略々同軸状となされた一対の棒状の支持部材を有しており、これら各支持部材の各先端部において支持される
ことを特徴とする請求項14記載の画像表示装置。 - 上記一対の棒状の支持部材の少なくとも一方は、伸縮可能であって、この支持部材内に内蔵した弾性部材によって、伸長方向に付勢されていることを特徴とする請求項28記載の画像表示装置。
- 上記一対の棒状の支持部材は、上記外筐体の上方側及び下方側にそれぞれ延長されており、それぞれの先端部が家屋内の天井及び床面によって支持されることを特徴とする請求項28記載の画像表示装置。
- 上記外筐体内においては、上記光源がこの外筐体の上端側に位置し、上記電子回路部がこの外筐体の下端側に位置することを特徴とする請求項30記載の画像表示装置。
- 上記外筐体の上方側に延長された支持部材は、中空の筒状に形成され、この筒内に伝達された上記光源が発する熱を筒外に放出することを特徴とする請求項31記載の画像表示装置。
- 上記外筐体の上方側に延長された支持部材は、筒内の熱を筒外に放出するための透孔を有していることを特徴とする請求項32記載の画像表示装置。
- 上記外筐体の上方側に延長された支持部材は、筒内に熱交換を行うためのフィンが設けられていることを特徴とする請求項32記載の画像表示装置。
- 上記一対の棒状の支持部材は、上記外筐体の右方側及び左方側にそれぞれ延長されており、それぞれの先端部が家屋内の相対向する壁面によって支持されることを特徴とする請求項28記載の画像表示装置。
- 上記投射レンズにより投射される画像表示光束が所定の偏光状態となされた光束であって、照明光束を発する照明装置が上記支持部材に取付けられており、
上記照明光束は、この照明光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差が、画像表示光束を互いに直交する2つの直線偏光成分に分解した場合のこれら直線偏光成分間の位相差に対して180°異なる
ことを特徴とする請求項28記載の画像表示装置。 - 上記照明装置は、基端側を上記支持部材に取付けられたアーム部材の先端側に取付けられることにより、該支持部材に対し、該アーム部材を介して取付けられていることを特徴とする請求項36記載の画像表示装置。
- 上記照明装置に電源を供給するための電源コードが、中空となされた上記支持部材の内部に収納されていることを特徴とする請求項36記載の画像表示装置。
- スピーカ装置が、上記支持部材に取付けられていることを特徴とする請求項28記載の画像表示装置。
- 上記光源から発せられた光束は、インテグレータを経て、ビームスプリッタによって反射されて90°偏向されて画像表示素子に照射され、この画像表示素子により変調されて反射された画像表示光束が上記ビームスプリッタを透過して、上記投射レンズに入射することを特徴とする請求項14記載の画像表示装置。
- 上記インテグレータと上記ビームスプリッタとの間に時分割色選別手段を備え、上記画像表示素子は、上記時分割色選別手段による色選別のタイミングに同期して表示状態を切換えて、該時分割色選別手段によって選別された色成分に対応する画像を表示することを特徴とする請求項40記載の画像表示装置。
- 上記光源から発せられた光束は、インテグレータを経て、ビームスプリッタを透過して画像表示素子に照射され、この画像表示素子により変調されて反射され画像表示光束として上記ビームスプリッタにおいて反射されて90°偏向されて、上記投射レンズに入射することを特徴とする請求項14記載の画像表示装置。
- 上記インテグレータと上記ビームスプリッタとの間に時分割色選別手段を備え、上記画像表示素子は、上記時分割色選別手段による色選別のタイミングに同期して表示状態を切換えて、該時分割色選別手段によって選別された色成分に対応する画像を表示することを特徴とする請求項42記載の画像表示装置。
- 上記光源から発せられた光束は、インテグレータを経て、色分離光学素子によって一、または、複数の色成分に分離され、一、または、複数の色に対応された複数の画像表示素子に照射され、この画像表示素子により変調されて反射され各色画像表示光束として合成されて、上記投射レンズに入射することを特徴とする請求項14記載の画像表示装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |