JP2004122774A - 溶融熱転写記録用紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも一方向に延伸された樹脂延伸フィルムからなる溶融熱転写記録用紙であって、該樹脂延伸フィルムは、無機微細粉末や有機フィラーを30〜75重量%、ビカット軟化点が140℃以下の熱可塑性樹脂とビカット軟化点が140℃を超えるポリオレフィン系樹脂を合計で70〜25重量%含み(ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、該熱可塑性樹脂75重量部より多く900重量部以下含有)、溶融熱転写記録装置を用いて温度110℃、印字速度3インチ/秒で該樹脂延伸フィルムの表面に溶融型ワックスインクリボンを用いてバーコード印字し、印字したバーコード表面をエタノールを含浸した白綿布を用いて50回摩擦した後のバーコードの状態が、ANSI GRADEでAまたはBレベルであることを特徴とする、溶融熱転写記録用紙。
【選択図】 なし
Description
さらに上記塗布層が水溶性のエポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、ホルマリン系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物の架橋剤、およびポリマー型帯電防止剤を含有することが好ましい。
(1)層構成
本発明の溶融熱転写記録用紙は単層であっても多層であっても良く、ベース層と表面層の2層構造であっても、ベース層の表裏面に表面層が存在する3層構造であっても、ベース層と表面層間に他の樹脂フィルム層が存在する多層構造であっても良い。また、延伸軸数は、3層構造では1軸/1軸/1軸、1軸/1軸/2軸、1軸/2軸/1軸、2軸/1軸/1軸、1軸/2軸/2軸、2軸/2軸/1軸、2軸/2軸/2軸等が挙げられ、それ以上の層構造の場合、延伸軸数は任意に組み合わせることが可能である。
本発明に用いるJIS−K−7206−1999で測定したビカット軟化点が140℃以下である熱可塑性樹脂は、ビカット軟化点が好ましくは50〜130℃、更に好ましくは60〜125℃である。本発明の溶融熱転写記録用紙を構成する樹脂延伸フィルムは、該熱可塑性樹脂をポリオレフィン系樹脂100重量部に対して75重量部を超えて900重量部以下含有し、好ましくは100重量部〜700重量部含有し、更に好ましくは100重量部を超えて400重量部以下含有する。
本発明に用いるポリオレフィン系樹脂としては、JIS−K−7206−1999で測定したビカット軟化点が140℃を超えるプロピレン系樹脂を用いることが好ましい。 ビカット軟化点が140℃を超えるプロピレン系樹脂を用いることによって、延伸後のフィルム表面に凸凹や空隙が形成されやすくなり、表面粗さが適度に大きくなって、サーマルヘッドの加熱により溶融した熱転写インクが入り込む部分が多くなるという利点がある。
本発明に用いる無機微細粉末としては、平均粒径が通常0.05〜10μm、好ましくは0.1〜7μm、より好ましくは0.3μm〜5μm、特に好ましくは0.4μm〜2.5μm、最も好ましくは0.5μm〜1.5μmのものが使用できる。平均粒径が0.05μm未満ではビカット軟化点が140℃以下である熱可塑性樹脂およびポリオレフィン系樹脂との溶融混練時に均一に無機微細粉末が分散しなかったり、無機微細粉末が二次凝集したり、吸着水分の影響により水分発泡を起こす場合がある。また平均粒径が10μmを超えるとフィルムの強度が低下し易い傾向があり、さらに印刷インキや熱溶融性インクの転移濃度が低くなる傾向もある。無機微細粉末としては、具体的には、炭酸カルシウム、アルミノシリケート、アルミナ、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウムなどを使用することができる。これらの中でも、コストの面から炭酸カルシウムを使用することが好ましい。炭酸カルシウムの中でも、平均粒径が小さく、かつ粒度分布が小さく、さらに粗大粒子が除去されたもの(例えば、丸尾カルシウム(株)製の「カルテックス7」を例示できる)は印刷インキの転移濃度が向上する点で好ましい。
本発明に用いる有機フィラーとしては、分散後の平均粒径が通常0.05〜10μm、好ましくは0.1〜7μm、より好ましくは0.3〜5μmのものが使用できる。
本発明で用いることができる分散剤としては、例えば酸変性ポリオレフィン、シラノール変性ポリオレフィンなどが挙げられる。この中でも酸変性ポリオレフィンが好ましい。酸変性ポリオレフィンとしては、無水マレイン酸をランダム共重合もしくはグラフト共重合した無水酸基含有ポリオレフィン、あるいはメタクリル酸、アクリル酸などの不飽和カルボン酸をランダム共重合もしくはグラフト共重合したカルボン酸基含有ポリオレフィン、グリシジルメタクリレートをランダム共重合もしくはグラフト共重合したエポキシ基含有ポリオレフィンなどが挙げられる。具体例としては、無水マレイン酸変性ポリプロピレン、無水マレイン酸変性ポリエチレン、アクリル酸変性ポリプロピレン、エチレン・メタクリル酸ランダム共重合体、エチレン・グリシジルメタクリレートランダム共重合体、エチレン・グリシジルメタクリレートグラフト共重合体、グリシジルメタクリレート変性ポリプロピレンなどが挙げられ、なかでも好ましくは無水マレイン酸変性ポリプロピレンおよび無水マレイン酸変性ポリエチレンである。
滑剤は、本発明の樹脂延伸フィルムの成形性を高める目的で使用する。押出機内で溶融樹脂の分子間摩擦力あるいは押出機の内壁と溶融樹脂間の摩擦力を減少させて流動性を高める効果を有する。使用量は通常0.01〜4重量%の範囲内である。具体的には、オレイン酸やステアリン酸等の高級脂肪酸、およびそれらの金属塩、高級アルコール、多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール等のアルコール類、脂肪酸と脂肪族アルコール、芳香族アルコール、ポリグリコール等とのエステル類、天然ワックス、脂肪酸アミド等を使用することができる。
本発明の溶融熱転写記録用紙を構成する樹脂延伸フィルムには、必要に応じて安定剤、光安定剤などを添加することができる。
本発明の溶融熱転写記録用紙の成形方法は特に限定されないため、公知の方法の中から適宜選択して成形することができる。例えば、スクリュー型押出機に接続された単層または積層のTダイやIダイを使用して溶融樹脂をシート状に押し出すキャスト成形、カレンダー成形、圧延成形、インフレーション成形、熱可塑性樹脂と有機溶媒やオイルとの混合物をキャスト成形またはカレンダー成形した後に溶媒やオイルを除去する方法などを用いて成形することができる。
本発明の溶融熱転写記録用紙の肉厚は、0.5μm〜1000μm、好ましくは1μm〜500μmである。
(1)構成素材
(i)成分
本発明の溶融熱転写記録用紙に(i)成分であるポリイミン系重合体またはポリアミンポリアミドのエチレンイミン付加物からなる塗布剤層を設けると印刷インクの密着性、特に紫外線硬化型インクの密着性を改良することができる。このような化合物としては、ポリエチレンイミン、ポリ(エチレンイミン−尿素)およびポリアミンポリアミドのエチレンイミン付加物、又はこれらのアルキル変性体、シクロアルキル変性体、アリール変性体、アリル変性体、アラルキル変性体、アルキラル変性体、ベンジル変性体、シクロペンチル変性体、もしくは脂肪族環状炭化水素変性体、ないしはこれらの水酸化物であり、これらを単独または数種類複合させたものを挙げることができる。
上記(i)成分に、(ii)成分である架橋剤としてエポキシ系、イソシアネート系、ホルマリン系、オキサゾリン系の水溶性の樹脂を加えると印刷インクとの耐水密着性を更に改良することができる。架橋剤としては、特にビスフェノールA−エピクロルヒドリン樹脂、ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン樹脂、脂肪族エポキシ樹脂、エポキシノボラック樹脂、脂環式エポキシ樹脂、臭素化エポキシ樹脂が好ましく、最も好ましくは、ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物、あるいは単官能乃至多官能のグリシジルエーテル、グリシジルエステル類が挙げられる。
上記(i)、(ii)成分に、(iii)成分であるポリマー型帯電防止剤を加えることにより、埃の付着や印字および印刷時の帯電によるトラブルを軽減することができる。ポリマー型帯電防止剤としては、カチオン型、アニオン型、両性型、ノニオン型などが使用可能である。カチオン型としては、アンモニウム塩構造やホスホニウム塩構造を有するものが挙げられる。アニオン型としては、スルホン酸、リン酸、カルボン酸等のアルカリ金属塩、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、(無水)マレイン酸などのアルカリ金属塩(例としてはリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等)構造を分子構造中に有するものが挙げられる。
本発明に使用する塗布剤は(i)成分100重量部に対し、(ii)、(iii)成分は下記の割合である。
(ii)成分 通常0〜400重量部、好ましくは50〜300重量部
(iii)成分 通常0〜800重量部、好ましくは25〜500重量部
上記塗布剤の各成分は、水或いはメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン、キシレン等の溶媒に溶解させてから用いるものであるが、中でも水溶液の形態で用いるのが一般的である。溶液濃度は通常0.5〜40重量%、好ましくは1〜20重量%である。
(a)塗布量
塗布剤の溶融熱転写記録用紙への塗布量は、固形分量で通常0.01〜3g/m2、好ましくは0.01〜1g/m2、より好ましくは0.02〜0.3g/m2である。0.01g/m2未満では充分な帯電防止性能が得られず印刷時のフィードトラブルが懸念されるだけでなく、印刷インキの密着性も得られなくなる傾向がある。また3g/m2超では乾燥性が劣るばかりでなく、3g/m2で既に十分な性能が得られるためコストアップになる傾向がある。
塗布装置としては、ロールコーター、ブレードコーター、バーコーター、エアーナイフコーター、サイズプレスコーター、グラビアコーター、ダイコーター、リップコーター、スプレーコーター等を利用した塗布装置を使用することができる。
(1)溶融型ワックスインクリボン
溶融型ワックスインクリボンは、ベースフィルムとしてサーマルヘッドが接する側の面に耐熱樹脂コート(1〜3μm)を施したポリエステルフィルム(3〜10μm)を使い、反対面に常温では固体、加熱すると急激に粘度が低下する熱溶融インクを3〜8μmの厚さに均一にグラビアまたはロールコーティング法でコートしたものである。
本発明の溶融熱転写記録用紙に対する印字方法は特に制限されず、一般に溶融熱転写記録装置を使用して行うことができる。具体的な印字条件については、後述する試験例1を参考にすることができる。
(1)空印字後の表面被覆面積比率
本明細書における表面被覆面積比率は、以下の手順により測定した値である。すなわち、溶融熱転写記録装置を用い熱転写記録用紙の表面を直接サーマルヘッドで全面空印字した後のフィルムの任意の一部を切り取り、観察試料台に貼り付け、その観察面に金蒸着して日立製作所(株)製の走査型顕微鏡「S−2400」(商品名)を使用して倍率2000倍にて表面を写真撮影し、サーマルヘッドの熱により表面が被覆された部分をトレーシングフィルムにトレースして塗りつぶした図を画像解析装置「型式ルーゼックスIID」(ニレコ(株)製 商品名)で画像処理を行い、樹脂延伸フィルムの表面被覆面積比率を測定する。
本明細書における中心線平均粗さ(Ra)は、JIS−B−0601−2001に準拠し、小坂研究所製の三次元粗さ測定機SE−3AK(商品名)と解析装置Model SPA−11(商品名)により測定される。
本発明の積層方法は特に限定されず、公知の種々の方法が使用できる。具体例としては、フィードブロック、マルチマニホールドを使用した多層ダイス方式と、複数のダイスを使用する押出しラミネーション方式等がある。また多層ダイスと押出しラミネーションを組み合わせて使用してもよい。その他に接着剤を用いたドライラミネートやウェットラミネート、ホットメルト接着剤の塗布等、公知のいかなる積層法も用いることができる。
粘着剤としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤が代表的であり、ゴム系粘着剤の具体例には、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴムとこれらの混合物、或いは、これらゴム系粘着剤にアビエチン酸ロジンエステル、テルペン・フェノール共重合体、テルペン・インデン共重合体などの粘着付与剤を配合したものが挙げられる。アクリル系粘着剤の具体例としては、2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸n−ブチル共重合体、2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸エチル・メタクリル酸メチル共重合体などのガラス転移点が−20℃以下のものが挙げられる。
更に必要により粘着剤層の外側に離型紙を設けることも可能である。
溶融熱転写記録用紙に粘着剤層を介し設けられる離型紙は、粘着剤層との剥離性を良好にするため、粘着剤層に接触する面にシリコン処理が施されるのが一般的である。
離型紙は、通常一般的なものが使用でき、上質紙やクラフト紙をそのまま、あるいはカレンダー処理したり樹脂を塗工したりフィルムラミネートしたもの、グラシン紙、コート紙、プラスチックフィルムなどにシリコン処理を施したものが使用できる。
本発明の溶融熱転写記録用紙または積層体に上記の粘着剤を介し剥離紙を設けることによりラベル用原紙として使用できる。
本発明の溶融熱転写記録用紙は、昇華熱転写方式、溶融熱転写方式、電子写真方式、静電記録方式等種々の熱転写方式の記録に使用可能である。それらの中で本発明の効果、すなわち転写された印字や画像部の耐溶剤擦過性が良好となる効果を顕著に得るという観点から、溶融熱転写方式での使用が好ましい。
使用するインクリボンの種類としてはワックス型、樹脂型および両者の混合型等が挙げられるが、特にワックス型インクリボンを使用することが好ましい。
(1)プロピレン単独重合体「ノバテックPP EA−8」(日本ポリケム(株)製、商品名、融点164℃)85重量%に、平均粒径3.0μmの重質炭酸カルシウム「ソフトン1800」(備北粉化工業(株)製、商品名)15重量%を混合した組成物(C)を、270℃に設定した押出機にて混練した後、シート状に押し出し、更に冷却装置により冷却して、無延伸シートを得た。次いで、このシートを150℃の温度にまで再度加熱させた後、縦方向に5倍の延伸を行って縦延伸樹脂フィルムを得た。
(1)ビカット軟化点122℃の高密度ポリエチレン「ノバテックHD、HJ360」(日本ポリケム(株)製、商品名)23重量%、ビカット軟化点145℃のプロピレン単独重合体「ノバテックPP MA−3」(日本ポリケム(株)製、商品名、融点165℃)16.2重量%、平均粒径1.1μmの重質炭酸カルシウム「カルテックス7」(丸尾カルシウム(株)製、商品名)60重量%、滑剤としてステアリン酸アルミニウム0.2重量%、オレイン酸0.6重量%を混合した組成物(A)と、プロピレン単独重合体「ノバテックPP EA−8」(日本ポリケム(株)製、商品名、融点165℃)85重量%に、平均粒径3.0μmの重質炭酸カルシウム「ソフトン1800」(備北粉化工業(株)製、商品名)15重量%を混合した組成物(B)と、プロピレン単独重合体「ノバテックPP MA−3」(日本ポリケム(株)製、商品名、融点165℃)55重量%に、平均粒径3.0μmの重質炭酸カルシウム「ソフトン1800」(備北粉化工業(株)製、商品名)45重量%を混合した組成物(C)を調製した。これらの組成物(A)、(B)および(C)を270℃に設定した別個の押出機でそれぞれ溶融混練し、ダイ内部で積層した後シート状に共押出し、更に冷却装置により冷却して三層構造の無延伸積層シートを得た。次いで、150℃の温度まで再加熱した後、縦方向に7倍延伸し、155℃でアニーリング処理して肉厚80μm(A/B/C=5μm/70μm/5μm)の樹脂延伸フィルムを得た。
(1)ビカット軟化点122℃の高密度ポリエチレン「ノバテックHD、HJ360」(日本ポリケム(株)製、商品名)35重量%、ビカット軟化点145℃のプロピレン単独重合体「ノバテックPP MA−3」(日本ポリケム(株)製、商品名、融点165℃)24.2重量%、平均粒径1.1μmの重質炭酸カルシウム「カルテックス7」(丸尾カルシウム(株)製、商品名)40重量%、滑剤としてステアリン酸アルミニウム0.2重量%、オレイン酸0.6重量%を混合した組成物(A)と、プロピレン単独重合体「ノバテックPP EA−8」(日本ポリケム(株)製、商品名、融点165℃)85重量%に、平均粒径3.0μmの重質炭酸カルシウム「ソフトン1800」(備北粉化工業(株)製、商品名)15重量%を混合した組成物(B)と、日本ポリケム(株)製、プロピレン単独重合体「ノバテックPP MA−3」(商品名、融点165℃)55重量%に、平均粒径3.0μmの重質炭酸カルシウム「ソフトン1800」(備北粉化工業(株)製、商品名)45重量%を混合した組成物(C)を調製した。これらの組成物(A)、(B)および(C)を270℃に設定した別個の押出機でそれぞれ溶融混練し、ダイ内部で積層した後シート状に共押出し、更に冷却装置により冷却して三層構造の無延伸積層シートを得た。
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素ガス導入口を備えた四つ口フラスコに、ポリエチレンイミン「エポミン P−1000(重合度1600)」(日本触媒(株)製、商品名)の25重量%水溶液100部、n−ブチルクロライド10部およびプロピレングリコールモノメチルエーテル10部を入れて窒素気流下で攪拌し、80℃の温度で20時間変性反応を行って20重量%のブチル変性ポリエチレンイミン水溶液を得た。
ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物「WS−570(固形分12.5重量%)」(日本PMC(株)製、商品名)を塗布剤(ii)成分として準備した。
環流冷却器、温度計、窒素置換用ガラス管、および攪拌装置を取り付けた四つ口フラスコに、ジメチルアミノエチルメタクリレート35部、エチルメタアクリレート20部、シクロヘキシルメタアクリレート20部、ステアリルメタアクリレート25部、エチルアルコール150部と、アゾビスイソブチロニトリル1部を添加し、窒素気流下に80℃の温度で6時間重合反応を行った。
製造例1で得た積層樹脂延伸フィルムを溶融熱転写記録用紙とした。
実施例1でA層のプロピレン単独重合体、高密度ポリエチレンまたは無機微細粉末の配合量を表1のように変更する他は実施例1と同様にして溶融熱転写記録用紙を得た。
実施例1でA層の無機微細粉末を備北粉化工業(株)製平均粒径3.0μmの重質炭酸カルシウム「ソフトン1800」(商品名)に変更する他は実施例1と同様にして溶融熱転写記録用紙を得た。
実施例1でA層の高密度ポリエチレンを、ビカット軟化点84℃の低密度ポリエチレン「ノバテックLD、LC604」(日本ポリケム(株)製、商品名)に変更する他は実施例1と同様にして溶融熱転写記録用紙を得た。
実施例1でA層の高密度ポリエチレンを、ビカット軟化点60℃のエチレン−メチルアクリレート「レクスパールRB5120」(日本ポリオレフィン(株)製、商品名)に変更する他は実施例1と同様にして溶融熱転写記録用紙を得た。
製造例2で得た積層樹脂延伸フィルムを溶融熱転写記録用紙とした。
製造例3で得た積層樹脂延伸フィルムを溶融熱転写記録用紙とした。
製造例1で得た積層樹脂延伸フィルムの両面に、製造例4で得た塗布剤(i)成分100重量部、製造例5で得た塗布剤(ii)成分150重量部、製造例6で得た塗布剤(iii)成分150重量部からなる塗布剤を、ロールコーターを用いて塗膜の肉厚が0.06g/m2となるように塗布・乾燥させ、フィルム状の溶融熱転写記録用紙を得た。
実施例1でA層において、プロピレン単独重合体、高密度ポリエチレンの配合を表1に記載の量に変更し、更に分散剤としてマレイン酸変性率5%のマレイン酸変性ポリプロピレン(三洋化成(株)製、商品名:「Yumex1001」)を0.5重量%添加する以外は実施例1と同様にして溶融熱転写記録用紙を得た。
実施例12でA層のプロピレン単独重合体、高密度ポリエチレン、無機微細粉末、及び分散剤の配合量を表1のように変更する他は実施例12と同様にして溶融熱転写記録用紙を得た。
特開平8−80684号公報の実施例1に記載の延伸樹脂フィルムを用意した。なお、以下に記載される試験例の評価は、このフィルムの表面層(一軸延伸)について行った。
特開2001−219661号公報の実施例1に記載の延伸樹脂フィルムを用意した。なお、以下に記載される試験例の評価は、このフィルムの表面層(一軸延伸)について行った。
実施例1のA層におけるプロピレン単独重合体、高密度ポリエチレン、無機微細粉末の配合量を表2に記載のとおりに変更した以外は実施例1と同様にして溶融熱転写記録用紙を得た。
実施例5でA層のポリプロピレン単独重合体を、ビカット軟化点131℃の「チッソポリプロ F8090」(チッソ(株)製、商品名、融点148℃)に変更する他は実施例5と同様にしてフィルムを得て評価した。結果を表2に示す。
実施例および比較例で製造した各溶融熱転写記録用紙に印字して、溶融熱転写適性を評価した。印字にはバーコードプリンター「Zebra140 Xi II」(Zebra(株)製、商品名)と溶融型ワックスインクリボン「FTR」((株)フジコピアン製、商品名)を用いた。サーマルヘッドの温度は110℃(サーマルヘッドに熱電対を取り付けて実測した)になるように条件を設定した。
ーダーを用いて1回のバーコード読みとりで正確に読みとれるレベル)
B :良好(基本的に1回のバーコード読みとりで読みとりが可能であるが、
再度バーコード読みとりが必要な場合もあるレベル)
C :可(バーコードに若干のかすれが見られ、複数回のバーコード読みとり
が必要であるが実用できるレベル)
D、F :不可(バーコードに線切れが生じ、Cレベルより多くのバーコード読み
とり回数が必要であり実用的でないレベル)
No Decord:不可(CODE39のバーコードと認識できないレベル)
実施例1で得られた印字物を、JIS−L−0849−1996に準拠した方法にて評価した。具体的には染色堅ろう度試験用摩擦試験機「FR−II型」(スガ試験機(株)製、商品名)を用い、摩擦用白綿布を常に湿潤状態を保つようにエタノールを適宜供給しながら200g荷重にて50回擦過した。耐溶剤擦過性をバーコード検証機にてANSI GRADEを測定することにより行った。ANSI GRADEがA〜C以上のものを実用レベルと判断した。結果は表1および表2に示すとおりであった。
評価には印刷機「RI- III型印刷適性試験機」((株)明製作所社製、商品名)と印刷インキ「ベストキュアー161(墨)」((株)T&K TOKA社製、商品名)を用いた。
A :マクベス濃度1.8以上、転移濃度が極めて良好
B :マクベス濃度1.6以上1.8未満、転移濃度が良好
C :マクベス濃度1.4以上1.6未満、転移濃度がややうすいが実用レベル
D :マクベス濃度1.4未満、転移濃度が低く、絵柄によっては問題となる
実施例1〜17及び比較例1〜8に使用した樹脂フィルムの成形において、成形開始1時間後のダイス先端におけるメヤニの発生状況を目視により判断した。
A :優 (ダイス先端にほとんどメヤニの発生が見られず成形上全く問題な
いレベル)
B :良 (ダイス先端にメヤニの発生が見られるが成形上問題ないレベル)
C :可 (ダイス先端にメヤニの発生が見られ、樹脂フィルムにメヤニが脱
落するが、定期的なダイス先端の清掃により成形が可能なレベル)
D :不可 (ダイス先端にメヤニの発生が非常に多く、樹脂フィルムにメヤニ
が頻繁に脱落し、成形に耐えないレベル)
Claims (15)
- 少なくとも一方向に延伸された樹脂延伸フィルムからなる溶融熱転写記録用紙であって、 該樹脂延伸フィルムは、無機微細粉末および/または有機フィラーを30〜75重量%、JIS−K−7206−1999で測定したビカット軟化点が140℃以下である熱可塑性樹脂とJIS−K−7206−1999で測定したビカット軟化点が140℃を超えるポリオレフィン系樹脂を合計で70〜25重量%含み、該樹脂延伸フィルムは、該ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、該熱可塑性樹脂を75重量部より多く900重量部以下の量で含み、溶融熱転写記録装置を用いて温度110℃、印字速度3インチ/秒で該樹脂延伸フィルムの表面に溶融型ワックスインクリボンを用いてバーコード印字し、印字したバーコード表面をJIS−L−0849―1996に準拠してエタノールを含浸した白綿布を用いて50回摩擦した後のバーコードの状態が、ANSI GRADEでA〜Cレベルであることを特徴とする、溶融熱転写記録用紙。
- ポリオレフィン系樹脂がビカット軟化点が140℃を超えるプロピレン系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の溶融熱転写記録用紙。
- JIS−B−0601−2001による樹脂延伸フィルムの表面の中心線平均粗さ(Ra)が0.4〜2.5μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の溶融熱転写記録用紙。
- 溶融熱転写記録装置を用いて温度110℃、印字速度3インチ/秒の条件で上記樹脂延伸フィルムの表面を加熱したときの該樹脂延伸フィルムの表面被覆面積比率が35%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙。
- 分散剤を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙。
- 分散剤を0重量%を超えて20重量%以下含有することを特徴とする請求項5に記載の溶融熱転写記録用紙。
- 樹脂延伸フィルムが一方向に延伸されている場合の延伸倍率が2〜12倍、二軸延伸される場合の面積延伸倍率が4〜80倍であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙。
- 下記(i)成分を含有する塗布層を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙。
(i)下記一般式(a)で表されるポリイミン系重合体またはポリアミンポリアミドのエチレンイミン付加物。
- 塗布層が下記(ii)成分を含有することを特徴とする請求項8に記載の溶融熱転写記録用紙。
(ii)水溶性のエポキシ系、イソシアネート系架橋剤、ホルマリン系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物の架橋剤。 - 塗布層が下記(iii)成分を含有することを特徴とする請求項8または9に記載の溶融熱転写記録用紙。
(iii)ポリマー型帯電防止剤。 - 樹脂延伸フィルムの表面の少なくとも片面に印刷を施したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙を最外層に設け、他の樹脂フィルムと積層された構造を有する積層体。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙を樹脂フィルム以外の材料上に積層した構造を有する積層体。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙または請求項12もしくは13に記載の積層体が粘着剤を介し剥離紙に積層されたことを特徴とするラベル用原紙。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の溶融熱転写記録用紙または請求項12もしくは13に記載の積層体または請求項14に記載のラベル用原紙を用いた記録物。
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